JPH01252512A - 改質黒鉛材 - Google Patents

改質黒鉛材

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JPH01252512A
JPH01252512A JP63079732A JP7973288A JPH01252512A JP H01252512 A JPH01252512 A JP H01252512A JP 63079732 A JP63079732 A JP 63079732A JP 7973288 A JP7973288 A JP 7973288A JP H01252512 A JPH01252512 A JP H01252512A
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本間 順一
Masahiro Yoneda
昌弘 米田
Kotaro Mino
三野 光太郎
Hiroaki Ide
井手 博明
Hiroyuki Kunihiro
国広 宏之
Takuya Okamoto
卓也 岡本
Hisashi Nagami
永見 久之
Katsuji Miyashita
宮下 勝次
Masaki Hattori
服部 雅毅
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な改質黒鉛材、より詳しくは、内燃機関の
シリンダーブロックとシリンダーヘッド間のへラドガス
ケット、或は排気マニホールドと排気管との管継手に用
いられるシール用ガスケットとして用いるに適当な改質
黒鉛材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、このようなヘッドガスケット或いはシール用ガス
ケットとしては、積層構造を有する黒鉛粒子を酸処理等
の方法で処理してから、加熱膨張してえられる膨張黒鉛
を圧延してつくられるシート状の黒鉛材が用いられてい
た。しかしこのようにしてつくられたシート状黒鉛材は
ガスケット材として必要な耐不凍液性、耐油性、耐酸化
性が充分でなく、又引張り強度等の物性においても不足
しており、そのため各種の改質法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
たとえば、膨張黒鉛にバインダーとしてフェノール樹脂
、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の合成樹脂を混合し
、圧縮成形する方法が知られておリ、これによりえられ
た成形物においては耐不凍液性、耐油性等は改善されて
いるが、ガスケット材として特に要求される圧縮率、復
元率等の特性が損なわれるのみならず、流体シール特性
に関して必要とされる柔軟性も低下する傾向がみられる
一方、膨張黒鉛材を有機ケイ素化合物で処理してその耐
酸化性や引張り強度の改善をはかる方法も知られている
が、この場合まず含浸し、長時間かけて乾燥してから非
酸化性雰囲気中で5.00〜2000℃もの高温に加熱
処理することが必要とされており、作業性に難があると
ともに製造コスト、設備コスト面においても不利を免か
れなかった。
かくて本発明はこのような従来の黒鉛材の問題点を解決
して圧縮率、復元率のような特性を損なうことなく、又
製造コスト、設備コストの上昇を来すことなく製造する
ことができて、耐不凍液性、耐油性、耐酸化性を大きく
改善することができる改質黒鉛材を提供することを目的
とするものであり、本発明者らによれば、かかる目的は
膨張黒鉛を有機チタネート系改質剤により処理すること
によって達成することが見出された。
〔課題を解決するための手段〕
よって本発明は、黒鉛材を有機チタネート系改質剤によ
り処理してなる改質黒鉛材を提供するものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は上記のように黒鉛材を有機チタネート系改質剤
により処理してえられた改質黒鉛材に係るものであるが
、゛出発物質として用いられる黒鉛材としては膨張黒鉛
、そのマット状成形物及びシート状成形物をあげること
ができる。ここに膨張黒鉛とは積層構造を有する黒鉛粒
子を濃硫酸と濃硝酸との混酸、濃硫酸と過マンガン酸カ
リウムとの混合物、或は濃硫酸と過酸化水素との混合物
など強酸化性の処理液で処理してフレーク状の層間化合
物を生成させ、水洗してから急速加熱し、黒゛鉛結晶の
C軸方向に膨張させてえられたものであり、その比容積
は約200〜300cc/gである。
膨張黒鉛のマット状成形物は、上記のようにしてえられ
た膨張黒鉛をロール又はプレスにより圧縮してかさ密度
0.05〜0. 5g/cril、厚さ2〜20w1;
:成形されたウェハース状のものであり、又シート状成
形物は上記膨張黒鉛をロール又はプレスにより更につよ
く圧縮圧延してかさ密度0.5〜1.5sr/d、厚さ
0.05〜2.0mmに成形されたものである。
ガスケット材として用いるときは上記の如きシート状成
形物を用いるのが好ましいが、初め膨張黒鉛又はそのマ
ット状成形物を用いて改質剤で処理し、その後圧縮して
シート状成形物とし、それをガスケット材として用いる
こともできる。その方が後の改質剤の含浸処理が容易で
ある。
本発明で用いる改質剤は基本構造にTi−0−C結合を
冑する有機チタネート化合物であり、リンを含有する含
リン有機チタネート化合物も有利に用いることができる
。本発明で用いるに好適な有機チタネート化合物又は含
リン有機チタネート化合物としては、チタニウム・アシ
レート、チタニウムψアルコラード、チタニウムψヒド
ロキシφカルボキシレート、チタニウム・フォスフェー
ト、リン酸塩配位のチタニウム・アシレートなどをあげ
ることができる。これらの改質剤はそのまま無溶剤で用
いることができるが、水、トルエン、イソプロパノニル
、メチル−エチル・ケトン等の溶剤で稀釈して用いるの
が好ましい。
このような有機チタネート化合物の一般式を第1表に示
す。
一般式中でa+b−4 R,RR−HあるいはC■〜、C2oのア1 2゛ 3 ルキル基 R5 R4,R5−C5〜C22のアルキル基を示す。
R1−R5は同じであっても異なっていてもよい。
このような改質剤で黒鉛材たとえば膨張黒鉛、マット又
は膨張黒鉛成形シートを処理する。その処理は改質剤を
溶剤で稀釈してなる溶液を黒鉛材に塗布したり、噴霧し
たりして行なうことができるが通常はかかる溶液の含浸
処理によって行なわれる。その含浸方法は黒鉛材を溶液
中に含浸する自然含浸法の外に真空注入法、加圧注入法
等によることができる。
真空注入法とは、減圧に耐え得る容器中で膨張黒鉛、マ
ット、あるいは膨張黒鉛成形シートを溶剤に稀釈した改
質剤溶液中に浸漬し、系内を減圧にした後、大気圧にも
どす操作である。温度は常温でよく、系内圧力は200
m+sHg程度の減圧にする。
加圧注入法とは、加圧に耐え得る容器中で、膨張黒鉛、
マット、あるいは膨張黒鉛成形シートを溶剤に稀釈した
改質剤、溶液中に浸漬し、系内を乾燥空気により加圧し
た後、大気圧に圧力をもどす操作である。温度は常温で
よく圧力は5kg/c−Gで充分である。
自然含浸法の他にこれらの方法でも改質剤を含浸するこ
とが出来るが、一般的に真空注入法あるいは加圧注入法
の如き方法は短時間に多量の含浸を目的とする場合、あ
るいは自然含浸法では含浸に長時間を要する場合に行な
われるが、本発明の場合、自然含浸法でも充分含浸は行
なわれる。
含浸時間及び溶液濃度は目標とする含浸量に応じて適宜
選択するが、膨張黒鉛又はマットへの含浸は膨張黒鉛成
形シートの場合より、急速に含浸が進行し、この急速含
浸中に溶液より引き上げると含浸量のバラツキが大きく
なる。従って、膨張黒鉛又はマットへの含浸は、溶液濃
度を低くし、含浸時間を長くして、含浸量が安定するの
待って、引き上げるのが好ましい。一方、膨張黒鉛成形
シートへの含浸の場合、含浸時間を10秒以上にすると
、シートが膨潤し、本来の厚み、あるいは外見等がそこ
なわれるため、含浸時間は10秒以下にすることが好ま
しい。
含浸あるいは噴霧等された改質剤は水分により硬化する
が、通常は加熱して硬化させる。加熱温度は加水分解後
発生するアルコールの沸点、あるいは溶剤を使用すると
きは溶剤の沸点を考慮して定められるが通常は100〜
150℃の比較的低い温度範囲であり、120〜130
℃の範囲が好ましく、この温度で1〜2時間加熱される
加熱硬化して黒鉛材に付着される改質剤の付着量は含浸
等処理前の黒鉛材100重量部に対して、硬化後の改質
剤量が0.01〜20重量部の範囲であり特に0.1〜
10重量部の範囲が好ましい。
付HHkがそれより少ないと耐不凍液性、耐油性、耐酸
化性向上の効果がでないし、又これより多すぎると、黒
鉛材の柔軟性、自己潤滑性が損なわれ、ガスケットのシ
ール性が低下する。
このようにして改質された黒鉛材かえられるが、これは
下記実施例に示したデータからも明らかなように、圧縮
率、復元率を低下させることなく、耐不凍液性、耐油性
、耐酸化性等がすぐれており、内燃機関のガスケット材
としてきわめて有効に用いることができる。
〔実施例〕
(実施例1) 厚さ0.38+lIm、嵩密度1.05g/iの膨張黒
鉛成形シート(ユニオン・カーバイト製、商品名GRA
FOIL)を幅25+am、長さ50mmの試験片に切
り、チタニウム・アシレート系改質剤(日本盲違製、商
品名チタコートS−582)10重量部と、トルエン9
0重量部の溶液に5秒間浸漬し、引き上げ後120℃、
2時間加熱した。
この時の改質剤の付着量は処理前の膨張黒鉛成形シート
100重量部に対して1.4重量部であった。
(実施例2) 実施例1と同じ膨張黒鉛シートを使用し、チタニウム・
アルコラード系改質剤(三菱瓦斯化学製、商品名TST
)を使用した以外は実施例1と同じ処理をした。この時
の改質剤の付着量は処理前の膨張黒鉛成形シート100
重量部に対して、1.6重量部であった。
(実施例3) 実施例1と同じ膨張黒鉛成形シートを使用し、チタニウ
ム・ヒドロキシカルボキシレート系改質剤(三菱瓦斯化
学製、商品名TLA)10重量部と水90重量部の溶液
に5秒間浸漬し、引き上げ後、120℃、2時間加熱し
た。この時の改質剤の付着量は処理前の膨張黒鉛成形シ
ート100重量部に対して0.45重量部であった。
(実施例4) 実施例1と同じ膨張黒鉛成形シートを使用し、リンを含
むチタニウム・フォスフェート系改質剤(日本費達製、
商品名チタコートP−151P)を使用した以外は、実
施例1と同じ処理をした。
この時の改質剤の付着量は、処理前の膨張黒鉛シート1
00重量部に対して183重量部であった。
(実施例5) 積層構造を有する黒鉛粒子を酸処理し、水洗して得られ
た膨張性黒鉛フレーク(ユニオン・カーバイド製GTC
フレーク)を1000℃で5〜10秒加熱し膨張黒鉛を
得た。
該膨張黒鉛をチタニウム・アシレート系改質剤(日本曹
達製、商品名チタコートS−582)0.3重量部とト
ルエン99.7重量部の溶液に60秒間浸漬した。引き
上げ後120℃、2時間加熱し、その後圧延ロールによ
り厚さ0.38mm。
嵩密度1.05r/cdの膨張黒鉛成形シートを得た。
この時の改質剤の付着量は、処理前の膨張黒鉛100f
[置部に対して1.4重量部であった。
(実施例6) 実施例5のように黒鉛フレークを加熱してえられた膨張
黒鉛を、ロールにより圧延し、厚さ4.5鰭、1密度0
゜Ig/rainウ−エハース状のマットを得た。該マ
ットをチタニウムeフォズフェート系改質剤(日本曹達
製、商品名チタコートP−151P)0.4重量部とト
ルエン99.6fflffi部の溶液に60秒間浸漬し
、引き上げ後120℃、2時間加熱した。その後ロール
により厚さ0.38關、嵩密度1.05g/calの膨
張黒鉛成形シートを得た。この時の改質剤の付着量は処
理前のマット100重量部に対して1. 3ffi量部
であった・ (比較例) 実施例1により供したものと同じ膨張黒鉛成形シートに
より何ら処理を加えず比較試料とした。
実施例1〜6、及び比較例で製造した膨張黒鉛成形シー
トをJIS  R−3453に準じて測定した圧縮率、
復元率の結果を第2表に示す。
黒鉛シートの特性結果を第3表に示す。
(第3表の項目の説明) *1 耐不凍液性: 耐不凍液性を調べるためASTM
  F−146に準じ、水20重量部と不凍液(いすず
自動車装 商品名ロングライフクーラントスーパー)8
0重量部の混合液に22時間浸漬煮沸後の質量増加率、
厚さ増加率の測定結果。
*2 耐油性: 耐油性を調べるためJISR−345
3に基づき、潤滑油Pk1.3オイルに150℃、5時
間浸漬加熱後の質量増加率、厚さ増加率の測定結果。
*3 耐酸化性: 耐酸化性を調べるためマツフル炉7
70℃雰囲気中での加熱重量減少率の測定結果。
本発明にかかる改質黒鉛材の場合、ガスケット材、バッ
キング材として重要である圧縮率、復元率が損なわれて
いないことが第2表から明らかであり、又耐不凍液性、
耐油性、耐酸化性がすぐれており、改質剤の効果が顕著
にあられれているこ〔発明の効果〕 上述のところから明らかなように、本発明に従って黒鉛
材を有機チタネート系改質剤で処理して得られた改質黒
鉛材は、ガスケット材として必要な圧縮率や復元率、従
って可撓性、柔軟性を損なうことなく、耐不凍液性、耐
油性や耐酸化性等各種特性を向上させることができる。
しかも工業的に製造するに当って特殊な処理雰囲気や高
い温度を用いることなく短時間、低温度での加熱硬化に
より連続的に容易に製造しうるため製造コスト、設備コ
ストを節減しつるなど作業性、経済性も良好である。
従って本発明による改質材は特に内燃機関のシリンダー
ブロックとシリンダーヘッド間、或いは高温部のシール
用ガスケットとして用いるに有効である。
出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、黒鉛材を有機チタネート系改質剤で処理してなる改
    質黒鉛材。 2、黒鉛材が膨張黒鉛である請求項1の改質黒鉛材。 3、黒鉛材が膨張黒鉛を圧縮してなるマット状成形物で
    ある請求項1の改質黒鉛材。 4、黒鉛材が膨張黒鉛を圧延してなるシート状成形物で
    ある請求項1の改質黒鉛材。 5、有機チタネート系改質剤が含リン有機チタネート系
    改質剤である請求項1の改質黒鉛材。
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