JPH01253397A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JPH01253397A
JPH01253397A JP8103388A JP8103388A JPH01253397A JP H01253397 A JPH01253397 A JP H01253397A JP 8103388 A JP8103388 A JP 8103388A JP 8103388 A JP8103388 A JP 8103388A JP H01253397 A JPH01253397 A JP H01253397A
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JP
Japan
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resonator
vibrator
diaphragm
resonance
driving
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JP8103388A
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Kenji Yokoyama
健司 横山
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、共鳴器を音響放射体として用いた音響装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
音響装置では、共鳴現象が種々の形で利用されている。
第1の従来例として、共鳴器が仕切壁によってA室とB
室の2室に区切られ、仕切壁の穴には振動器として、動
電形電気音響変換器(ダイナミックスピーカ)が取り付
けられたものが知られている。ここで、A室とB室には
それぞれ開口ダクトが設けられ、ここから共鳴音響が外
部へ放射されるようになっている。A室およびB室は、
それぞれ空胴の容積や開口ダクトの寸法などで定まる共
鳴周波数f  (Hz)およびf。b (Hz )を持
っa ている。従って、スピーカが増幅器などで駆動されると
、振動板の振動によってA室およびB室で共鳴現象が生
じ、そのときの出力エネルギーは上記の共鳴周波数近傍
で最大になる。その結果、上記のf およびf。、のそ
れぞれにピークを有するa 音圧の周波数特性を持った共鳴音響を得ることができる
第2の従来例として、箱体によって構成される共鳴室に
振動器としての第1の動電形電気音響変換器(スピーカ
)が取り付けられると共に、共鳴室からの共鳴音響を外
部へ放射するための開口が形成されたものがある。ここ
で、上記箱体には第2の動電形電気音響変換器(スピー
カ)が別個に設けられ、ここから音響が外部へ直接放射
されるようになっている。このような音響装置において
も、第1のスピーカが増幅器で駆動されると振動板の振
動により共鳴室で共鳴現象が生じる。従って、第2のス
ピーカによる直接放射とは別個に、開口からは共鳴室に
固有の共鳴周波数f 近傍の音圧をピークとして共鳴音
響の再生がなされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の音響装置によると、振動器により
音響放射体としての共鳴器の共振のQ値が低下するとい
う問題があった。これは、振動器としてのスピーカには
固有の内部インピーダンスZ があるためであり、これ
が共鳴器の共鳴を制■ 動する要素となっているからである。このように共振の
Q値が低いと、共鳴音響の放射能力は必然的に低くなり
、音響装置としての意義は小さくなる。
また、共鳴器を小形化しながら共鳴周波数を低くしよう
とすると、開口ダクトは細くかつ長くなければならない
。すると、開口ダクトの音響抵抗(機械抵抗)が必然的
に大きくなり、共振のQ値はますます低下してしまう。
このため、共振のQ値の低下によって音響放射能力が更
に低下し、音響装置としての現実的な用途には適しない
ものとなる。
その結果、上記のような従来装置では、いずれも十分な
共鳴音響の放射能力を有しておらず、またこの能力をあ
る程度確保しようとすると、キャビネットが極めて大形
化することは避けられなかった。
そこで、この発明は、十分な音響放射能力を実現するこ
とができ、しかも小形化が可能な音響装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る音響装置は、共鳴による音響を放射する
ための共鳴放射部をなす受動振動体を有する共鳴器と、
この共鳴器に配設される振動器と、この振動器を駆動す
る振動器駆動手段とを備える。
そして、この振動器は共鳴器を駆動するための共鳴器駆
動部を含んで構成される能動振動体を有し、振動器駆動
手段は振動器による共鳴器の駆動時に、この共鳴器から
の大気反作用を打ち消すように駆動状態を制御する駆動
制御手段を有することを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によれば、共鳴器は振動器が有する能動振動
体の共鳴器駆動部によって駆動され、従って共鳴器の共
鳴放射部をなす受動振動体からは共鳴による音響が外部
へ放射される。
ここで、振動器は固有の内部インピーダンスを有してい
るが、この振動器は共鳴器駆動時の当該共鳴器からの大
気反作用を打ち消すように駆動されるため、能動振動板
は等価的に共鳴器の壁となり、共鳴器から見たときの振
動器の存在が無効化され、従って振動器に固有の内部イ
ンピーダンスが共鳴器の共振のQ値を低下させる要因と
はならなくなる。このため、駆動制御手段が負性インピ
ーダンス発生手段を具備する場合も、またモーショナル
フィードバック手段を具備する場合も、いずれも共鳴器
の共振のQ値は極めて高い。従って、共鳴器を小形化し
、かつ共鳴周波数を低くすることにより、共鳴器として
の音響抵抗が大きくなって通常の駆動方式では共振のQ
値が非常に小さくなるような場合でも、この発明では振
動器により共振のQ値の低下は生じない。また、共鳴器
の共振周波数は受動振動体の等価質量を大きくすること
で容易に低くすることができ、これらは空気等価質量を
大きくするものに比べ、共振周波数の低下に伴なう音圧
レベルでの音響放射能力の低下を少なくでき、これに加
え、振動器の有する固有の内部インピーダンスが見掛は
上で小さくされているため、共鳴器への振動器(能動振
動体)配設に伴なう共鳴Q値の低下がなく、上述した受
動振動体の等価質量を大きくして共振周波数を低下させ
ると音圧レベルでの音響放射能力の減少が少ないという
効果が顕著に現われ、結果として十分な音圧の重低音再
生を実現できる。
さらに、キャビネットを小形化するにあたっても、受動
振動体は何ら駆動用の専用磁気回路を必要としないし、
また、振動のストローク幅にしても、口径を大きくすれ
ば、いくらでも小さくなるため、特に、奥行方向の小形
化に適しており、いわゆる薄形キャビネットを容易に実
現できる。
〔実施例〕
以下、添付の第1図ないし第12図を参照して、この発
明の詳細な説明する。なお、図面の説明において同一の
要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第1図は、この発明の第1の実施例の基本的構成を示し
ている。同図(a)のように、この実施例では、共鳴放
射部としての受動振動板11を有する共鳴器10を用い
ている。この共鳴器10においては、閉じられた空胴と
、エツジ部12によって取り付けられた受動振動板11
とによって共鳴現象が生じる。そして、この共鳴周波数
f はop 1/2 f  =(S  /m  )   /2π  ・・・(
1)op    c   I として求められる。ここで、 So:空洞の等価スチフネスS ′とエツジ部12の等
価スチフネスS ′の和 (s  ’+s  ’) c          c mp:受動振動板11の等価質量 である。
この第1の実施例の音響装置では、これに能動振動板2
1および変換器22からなる振動器20を取り付けてい
る。そして、この変換器22は振動器駆動装置30に接
続され、これは出力インビーダンス中に等価的に負性イ
ンピーダンス成分(−Zo)を発生させる負性インピー
ダンス発生部31を具備している。
この音響装置の電気的等価回路の構成は、第1図(b)
のようになっている。ここで、並列共振回路z1は振動
器20の等価モーショナルインピーダンスによるもので
あり、r は振動系の等価抵抗を示し、S は振動系の
等価スチフネスを示し、m は振動系の等価質量を示し
ている。また、直列共振回路Z は回路Z ′としてあ
られされる共鳴器10の空胴と回路Z ″としてあられ
される受動振動板11およびエツジ部12の直列接続か
らなる共鳴器10の等価モーショナルインピーダンスに
よるものであり、r ′は共鳴器10の空胴の等価抵抗
を示し、r ′はエツジ部12の等価抵抗を示している
。また、図中のAは力係数であり、例えば振動器が動電
形直接放射スピーカであるときには、Bを磁気ギャップ
中の磁束密度、gをボイスコイル導体の長さとすると、
A−Blとなる。さらに、図中のZ は変換器22の■ 内部インピーダンスである。
次に、第1図に示す構成の音響装置の作用を簡単に説明
する。
負性インピーダンス駆動機能を有する振動器駆動装置3
0から、振動器20の変換器22に駆動信号が与えられ
ると、変換器22はこれを電気機械変換し、能動振動板
21を前後(図中の左右)に往復駆動する。ここで、振
動器駆動装置30は負性インピーダンス駆動機能を有し
ているが故に、変換器22に固有の内部インピーダンス
は実効的に減少化(理想的には無効化)されている。従
って、変換器22は振動器駆動装置30からの駆動信号
に忠実に応答して能動振動板21を駆動し、共鳴器10
に対して独立的に駆動エネルギーを与える。
このとき、能動振動板21の前面側(図中の右面側)に
は、共鳴器10の空胴内の空気からの大気反作用が加わ
るが、振動器駆動装置30はこの反作用を打ち消すよう
に振動器20を駆動する。
これは、振動器20の変換器22に固有の内部インピー
ダンスZ が等価的に無効化されているた■ めであり、従って、能動振動板21は共鳴器10の等価
的な壁となり、共振のQ値は理想的には無限大となる。
このため、共鳴器10中の空気および受動振動板11と
エツジ部12が共鳴させられて、共鳴放射部としての受
動振動板11から十分な音圧の音響が共鳴放射される。
そして、共鳴器10における受動振動板11の等価質量
およびエツジ部12の等価スチフネスの調整、特に上記
の等価質量の調整により、この共鳴周波数f を所望の
周波数帯域に設定し、かつ、p Q値を適正レベルに設定することにより、例えば第2図
のような音圧の周波数特性を得ることかできる。なお、
図中の点線は振動器自体の周波数特性を示している。
第1図(b)において、■は回路を流れる電流とし、■
 および12はそれぞれ並列共振回路■ Z および直列共振回路Z2を流れる電流であるとする
と、2 −2 −28としたときに、次の3■ (2)〜(4)式が成り立つ。
E、−Eo’ (Zl−22/ (Z、 +22) 1
/ [: (21・Z2/(Z1+22))+Z3] 
 ・・・(2)I t ” E oφ(Z2/(Zl+
22))/ [(Zl−Z2/ (Z1+Z2) l 
+Z3]  −(3)■2−Eo・(Z1/(Z1+2
2))/ [(Zl・Z2/(Z1+22))+Z3]
 ・・・(4)ここで、(3)、(4)式を簡単にする
ために、Z  −Z  −Z  /(Z  +22)と
すると、上4 1 2   l 記の(3)式は 1l−Eo/ (21(1+23/Z4) l    
 ・(5)となり、(4)式は 12−Eo/ (Z2(1+23/Z4) l    
 −(6)となる。
この(5)、(6)式より、次の2点が理解できる。第
1は、Z3の値がゼロに近づけば、それだけ振動器側の
並列共振回路z1および共鳴器側の直列共振回路Z2は
、共に交流的には短絡された状態に近づくことである。
第2は、並列共振回路Z と直列共振回路Z2が、z3
−2v−2゜を介して互いに影響を及ぼし合う関係にあ
り、このZ3の値がゼロに近づけば、それだけ並列共振
回路Z と直列共振回路Z2は独立性を強めることであ
る。そして、理想的には、 z   −z  −zo−。
v と仮定すると、式(5)、(6)はそれぞれI    
−E  o /z  1              
     ・  (7)1  −  Eo/z2   
     −(8)となり、並列共振回路Z1および直
列共振回路z2はそれぞれ共に交流的にゼロインピーダ
ンスで短絡され、かつ全く独立した共振系とみなすこと
ができる。
そこで、まず共鳴器10、受動振動板11およびエツジ
部12による受動共振系を検討する前提として、振動器
20による共振系について考察してみると、等価モーシ
ョナルインピーダンスによる並列共振回路Z1は、両端
が交流的にゼロインピーダンスで短絡されている。従っ
て、この並列共振回路Z1は、実質的には、もはや共振
回路ではなくなっている。すなわち、振動器20は駆動
信号入力に対してリアルタイムで線形応答し、全く過渡
応答することなく、電気信号(駆動信号)を忠実に電気
機械変換し、能動振動板21を変位させることになる。
また、この振動器20にありでは、単に共鳴器10に振
動器20を取付けた状態で有していた最低共振周波数f
 という概念がもはやなくなっている。(以後、振動器
20の最低共振周波数f 相当値と言う場合には、実質
的には無効化されてしまった上記概念を仮に呼ぶにすぎ
ない。)さらに、振動器20と共鳴器10は互いに無関
係であり、しかも、振動器20と受動振動板11も無関
係であり、このため共鳴器10の容積の大小や受動振動
板11およびエツジ部12の設計仕様などとは全く無関
係に(受動共振系の等価モーショナルインピーダンスと
は全く無関係に)機能する。
また、並列共振回路Z と直列共振回路Z2は、共振系
として互いに無関係に独立して並存している。従って、
システムを小形化するために共鳴器10を小容積に設計
したときにも、また受動共振系の共振周波数を下げるた
めに受動振動板11を大きく設計したときにも、ユニッ
ト振動系の設計は何ら影響されず、その最低共振周波数
f 相当値なども全く影響されない。このため、相互依
存条件にとられれない容易な設計が可能になる。
別の見方をすれば、このユニット振動系は実効的には共
振系でなくなっているので、駆動信号入力がゼロボルト
ならば、能動振動板21は実質的には共鳴器10の壁の
一部になってしまう。その結果、受動共振系を考える際
には、能動振動板21の存在を無視することができる。
さらに別の見方をすれば、この発明の音響装置では、共
振系は受動共振系のみとなり、従来の密閉形と同様の単
峰特性を呈することになるといえる。
−なお、並列共振系において、 (負荷抵抗)/(共振インピーダンス)として表される
Q値は、並列共振回路Z1についてはゼロになる。従っ
て、能動振動板21は完全な制動状態になる。すなわち
、能動振動板21を駆動したことによる反作用に対して
は、駆動電流が増減することにより、この反作用に対抗
すべく制御がなされる。
次に、共鳴器10、受動振動板11およびエツジ部12
による受動共振系について詳しく検討する。
第1図(b)に示すように、この直列共振回路Z2につ
いても、両端は交流的にゼロΩで短絡されている。しか
し、この場合は前述した並列共振回路Z1の場合と異な
り、共振系としての意味は何ら失なわれない。逆に、共
振系としてのQ値が極めて大きく(理想状態に近ければ
Q’too)なるという効果が生じる。また、この共鳴
器10.受動振動板11およびエツジ部12による仮想
音響源(スピーカ)の駆動は、実際には能動振動板21
の変位(振動)によってなされるものではあるが、等価
回路としては振動器2oとは全く並列的に、駆動源Ev
から駆動エネルギーが供給されているものと考えられる
。このため、共鳴周波数と共振Q値を共鳴器側で独自に
設定することにより、小形でありながら十分な音圧の重
低音再生が可能になる。
この仮想スピーカ(共鳴器10.受動振動板11および
エツジ部12による音響源)については、まず前述の(
7)、(8)式より、変換器22に流れる電流Iは、 ■綱! ■+ I 2 −(1/Zl+1/Z2)Eo  −(9)となる。ま
た、(8)式より、受動振動板11の共鳴周波数f 付
近(受動共振系が共鳴をしていp る状態)においては、Z2→0になり(但し、実際には
抵抗骨によりダンプされている)、一方、能動振動板2
1の最低共振周波数f 相当値は受動共振系の共鳴周波
数f より高いから、共鳴器p 波数f 付近においてはzlの値は十分に大きくp なっている。このため、(9)式は l−11+12→■2 となり、変換器22に流れる電流の大部分は、受動共振
系(仮想スピーカ)の駆動のために寄与していることに
なる。また、受動共振系は小振幅電圧(大電流)で駆動
されているため、これと並列な変換器22も小振幅電圧
で駆動されることになり、従って能動振動板21は小振
幅動作となっていることがわかる。ここにおいて、能動
振動板21が小振幅動作であることから、ダイナミック
・コーン・スピーカなどの大振幅動作にありがちな非線
形な歪を減少するできる効果がある。そして、この効果
は特に重低音で著しい。
次に、共鳴器10の共鳴周波数について説明する。この
共鳴周波数数とは、すなわち直列共振回路Z2の共振周
波数のことであるが、これは、前述の(1)式から明ら
かなように、受動振動板11の等硬質量と空胴およびエ
ツジ部12の等価スチフネスの調整、特に上記の等硬質
量を調整することにより共鳴器10の空胴の体積に無関
係に任意設定できる。(もちろん体積を含んで調整する
ことも可能である。) 次に、共鳴器10が形成する直列共振回路z2の共振の
Q値について説明する。この直列共振回路Z2の両端は
交流的にゼロインピーダンスで短絡されているため、 (負荷抵抗)/(共振インピーダンス)として表わされ
る共振のQ値を正確に算出すると1/2 Q −(m I S c ) /(1/r  ’+1/r  ’) C ・・・(10) となるが、通常r  ’ +  r c ’は極めて小
さく、に れをゼロとみなせば無限大となる。
すなわち、この発明によれば、共鳴器10の共振のQ値
が従来に比べて格段に大きくなるということであり、こ
れは共鳴器10の音響放射能力の余裕度を極めて大きく
しているとも見れる。
一般に、共鳴器10等の共鳴Q値を必要に応じて低下さ
せる制御は容易にできる。例えば、共鳴器10による受
動共振系の共鳴周波数f。、を低くすることは、前述の
(1)式 %式% において、受動振動板11の等価質量m!!を太きくす
ることにより実現される。これは、例えば、受動振動板
110体の重量を増大するだけで容易に実現できる。こ
の場合、等価抵抗r0′。
ro′の増大がないとすれば、前述の(10)式により
受動共鳴系の共鳴Q値は見掛は上増大する。
しかし、音圧レベルで見た音響放射能力は共鳴周波数f
 の低下に伴ない6dB10ct程度の割合p で低下していくことになるので、この点だけでは総合的
に判断した場合、それほど顕著な効果とも言いがたい。
なお、受動振動体を用いずにこれに相当する等価質量を
空気で構成するものも考えられる。例えば、バスレフ形
スピーカボックス等のような、開口管ボートを有するヘ
ルムホルツ共鳴器を利用するものである。これにおいて
共振周波数を低下させるために、その開口管ボートの寸
法形状を変更して等価質量を増大させることが考えられ
る。しかし、この場合には、どうしてもボートを細くし
たり長くしたりしなければならないため必ず空気抵抗が
増大し、前記等価抵抗の大幅な増大を伴なってしまい、
Q値、音響放射能力ともに、前述の受動振動体を用いる
場合より更に大きい割合で低下していく。
ところで、受動振動体を含む含まずに拘らず、共鳴器に
、該共鳴器を駆動するための振動器を配設すると、この
振動器の駆動構成が一般のもの(単なる電圧駆動)であ
る限り、この振動器に固有の内部インピーダンスが必ず
共振回路の制動抵抗となってしまい、通常この値は、前
述した等価抵抗の大きさに比較すればはるかに大きいた
め、結果的には共鳴器のQ値が極端に低下してしまう。
したがって従来装置では、受動振動板の重量を増大させ
て等価質量の増大を図っても、空気等価質量を増大させ
ても、いずれも音響放射能力が激減しほとんど無いに等
しいものとなってしまうので、これらの間に顕著な差異
は生じ得なかった。
この発明の音響装置では、振動器を共鳴器側からの大気
反作用を打ち消すように駆動するために、前述の負性イ
ンピーダンス駆動あるいは後述のモーショナルフィード
バック駆動を行なうようにしている。この場合、当該振
動器に固有の内部インピーダンスは見掛は上小さくなっ
ており、共鳴器に当該振動器を配設しても何ら共鳴の制
動要素とはならない。すなわち、振動器の能動振動板は
共鳴器の壁と化しているものである。従って、空気等価
質量ではなく受動振動板の重量を増加させて等価質量を
大きくしたことの上述した効果は、はとんどそのまま音
響装置としての効果となって現われる。もって、極めて
重低音域まで十分な放射能力ををする共鳴音響の再生が
可能となる。
また、この発明によれば、装置(キャビネット)を小形
にしながら十分な共鳴音響の放射能力を実現することが
、この発明の先願に係る特願昭62−334263号(
未公開)に比べてはるかに容易になる。すなわち、上記
の先願によれば、共鳴放射部は第3図のようにヘルムホ
ルツ共鳴器101に形成された開口ボート102により
実現されている。そして、振動器103は負性インピー
ダンスを発生させる振動器駆動手段により負性インピー
ダンス駆動されるようになっている。このため、上記の
先願において共鳴周波数を低くしようとすると、開口ボ
ート102の断面積を一定の大きさに保ちながら、ダク
ト104を長(しなければならず、結果として第3図(
a)のようにダクト104がへルムホルツ共鳴器101
から大きく突出したり、同図(b)のようにダクト 9
.104がへルムホルツ共鳴器101の内部に大きく伸
びることは避けられなかった。これは、キャビネットの
大形化(特に奥行寸法の大形化)をもたらし、従って小
形でありながら十分な音響放射能力を可能にするという
要請と矛盾する。また、開口ボート102が小面積とな
ることは避けられないため、音源集中という点では優れ
ているものの、低音スピーカは大口径であるというユー
ザーの一般的認識には反したものとなり、十分な満足を
得られないこともある。
この発明によれば、共振周波数を低(することは受動振
動板を大きくする(等価質量を大きくする)ことで達成
され、従って、キャビネットの奥行寸法を著しく低減さ
せることができ、しかも所望の口径とすることができる
ので、上記先願の有していた問題点を克服することがで
きる。
なお、以上の基本構成の説明では、理想的状態として z  −z  −zo麿0 v と仮定して説明したが、本質的には 0≦z8くzv とすることでこの発明の効果が充分に得られる。
すなわち、振動器が共鳴器駆動時に共鳴器から受ける大
気反作用を少しでも打ち消すように駆動してやれば、そ
れなりに効果を生じるのである。
なぜなら、振動器の能動振動板が共鳴器の壁面と化す程
度は、共鳴器からの大気反作用によって該能動振動板が
勝手に駆動される度合に関係し、反作用打ち消しの効果
は、z3の値が減少するに従って増加するからである。
また、負性インピーダンスを大きくし過ぎることにより
、z3mzv−zoの値を負にするようなことは好まし
くない。なぜなら、z3が負になると回路は負荷を含め
全体として負性回路となり、発振を生じるからである。
従って、内部インピーダンスZ の値が動作中の発熱な
どで変化すると■ きには、これに応じて負性インピーダンスの値をあらか
じめ余裕をもって設定しておくか、温度変化に応じて負
性インピーダンスの値を変える(温度補償する)必要が
ある。
次に、これまで第1図で説明した第1の実施例の基本構
成において、適用可能な各種の態様を説明する。
まず、共鳴器については、第1図(a)のものに限られ
ない。例えば、空胴部の形状は球形に限らず直方体、立
方体等としてもよく、また、その容積についても特に限
定されることがない。
振動器(電気音響変換器)については、動電形、電磁形
、圧電形および静電形など各種の形のものを適用するこ
とができる。
負性インピーダンス発生手段についても、各種のちのが
ある。
第4図は、その基本構成を示している。図示のように、
利得Aの増幅回路131の出力をスピーカ132による
負荷ZLに与える。そして、この負荷zLに流れる電流
iを検出し、伝達利得βの帰還回路133を介して増幅
回路131に正帰還する。このようにすれば、回路の出
力インピーダンスZoは Zo−Zs (1−Aβ)      −(11)とし
て求められる。この(11)式でAβ〉1とすれば、Z
oは開放安定形の負性インピーダンスとなる。ここで、
Zsは電流を検出するセンサのインピーダンスである。
このような回路に相当する具体例は、例えば特公昭59
−51771号、特公昭54−33704号などに示さ
れている。
次に、この第1の実施例の具体的態様について、順次に
説明する。
第5図は、直方体のキャビネットに適用した具体的態様
の構成図である。図示のように、直方体形状のキャビネ
ット41の後面には穴があけられ、ここに動電形直接放
、射スピーカ42が取り付けられている。スピーカ42
はコーン状の能動振動板43と、その円錐頂部近傍に設
けられた動電形変換器44により構成される。また、キ
ャビネット41の前面にはコーン状の受動振動板45が
設けられ、これがこの発明に特有の仮想スピーカをなし
ている。駆動回路46は負性抵抗駆動用のサーボ回路4
7を有し、この出力で動電形変換器44が駆動される。
ここで、動電形変換器44は固有の内部インピーダンス
としてボイスコイル直流抵抗Rを有し、これに対し駆動
回路46は出力インピーダンス中に等価負性抵抗成分(
−R)を有し、従って、これにより抵抗Rが実質的に無
効化できるようになっている。また、R、L  、Cは
それぞ8MM れスピーカ42を電気的に等価表現したときのモーショ
ナルインピーダンスであり、R,L  はCC それぞれキャビネット41を電気的に等価表現したとき
のインピーダンスであり、R、L  。
p Cは受動振動板45を電気的に等価表現したときのモー
ショナルインピーダンスである。
第5図に示す具体的態様の等価的動作構成は、第6図の
ようになる。すなわち、受動振動板45によって等価的
に形成される仮想のスピーカ45′は、容積が無限大の
密閉形キャビネット41′に取り付けられたのと等価と
なる。そして、仮想のスピーカ45′は等画形成された
低域通過フィルタ(LPF)48を介して、通常の(ア
クティブサーボ駆動をしない)アンプ49に接続される
。なお、共鳴器に設けられた受動振動板45からの音圧
周波数特性は、その等価質量によって調整できるだけで
なく、アンプ側の入力信号のレベルを増減設定すること
で任意とすることができ、例えば第7図のような周波数
依存性をもった音響放射を実現できる。
第7図は、この発明の第1の実施例の他の具体的態様を
示している。図示の通り、共鳴器は第1および第2の共
鳴器51a、51bがらなり、これらはそれぞれ左右に
振動自在の受動振動板52a、52bを有している。そ
して、共鳴器51a、51bの間の仕切壁53には穴が
あけられ、ここに動電形スピーカ54が取り付けられて
いる。そして、スピーカ54は負の出力インビーダンス
(−R)を等価的に有する駆動制御装置30によって動
作させられ、第1および第2の共鳴器51a、51bか
らのそれぞれの大気反作用に影響されず、その能動振動
板は等価的にこれら共鳴器の壁面の一部となる。この例
では、各共鳴系A、Bはそれぞれ別個の共鳴周波数f。
、a。
f  を持っている。
pb 次に、この発明の第2の実施例の基本構成を説明する。
第9図はその基本構成を示している。そして、この実施
例では、振動器駆動装置30は能動振動板21の動きに
対応するモーショナル信号を何らかの手法で検出し、入
力側に負帰還するモーショナルフィードバック(MFB
)部を具備している。
この音響装置の電気的等価回路の構成は、第9図(b)
のようになっており、これは第1の実施例と同様である
この振動器20の本来のインピーダンス等価回路は電気
等価的に見ると、第10図に示すように、前述の等価モ
ーショナルインピーダンスZMと、変換器22固有の内
部インピーダンスZ との直列回路から構成されている
。等価モーショナルインピーダンスzMから検出すべき
モーショナル信号SMとしては、等価モーショナルイン
ピーダンスZHの両端電圧、あるいはその微分出力、ま
たは積分出力であり、これらはそれぞれ能動振動板21
の振動速度、振動加速度、振動変位(振幅)に対応する
ものである。振動器駆動装置30に設けられるモーショ
ナルフィードバック構成は、上記のうちいずれかに対応
する量をモーショナル信号として検出するモーショナル
信号検出部24を有するものであり、これによるモーシ
ョナル信号SMはフィードバック部25によって振動器
駆動装置30の入力側に負帰還される。
次に、第9図に示す第2の実施例の音響装置の作用を簡
単に説明する。
モーショナルフィードバック機能を有する振動器駆動装
置30から振動器20の変換器22に駆動信号が与えら
れると、変換器22はこれを電気機械変換し、能動振動
板21を前後(図中の左右)に往復駆動する。ここで、
振動器駆動装置30はモーショナルフィードバック部を
有しているが故に、負帰還量が極めて大きいとすれば、
この振動器駆動装置30の駆動状態は、駆動入力に対応
する量の信号が常に上記の等価モーショナルインピーダ
ンスの両端電圧、あるいはその微分電圧、または積分電
圧として正確に伝達されるように追従制御される。言い
換えれば、等価モーショナルインピーダンスに印加され
るモーショナル電圧が、駆動入力と1対1の関係で対応
するように制御されている。従って、振動器駆動装置3
0は見掛は上で振動器20の等価モーショナルインピー
ダンス自体を直接的に線形駆動、あるいは積分駆動また
は微分駆動しているのと等価になり、変換器22に固有
の内部インピーダンスは実効的に無効化されることにな
る。このため、変換器22は振動器駆動装置30からの
駆動信号に忠実に応答して能動振動板21を駆動し、共
鳴器10に対して独立的に駆動エネルギーを与える。
このとき、能動振動板21の前面側(図中の右面側)は
共鳴器10を駆動するための共鳴器駆動部をなしており
、ここには、共鳴器10の空胴内の空気から大気反作用
が加わるが、振動器駆動装置はモーショナルフィードバ
ックによりこの大気反作用を打ち消すように振動器20
を駆動する。
これは、振動器20の変換器22固有の内部インピーダ
ンスZ が実効的に無効化されているため■ であり、従って、能動振動板21は共鳴器10の等価的
な壁となり、共振のQ値は理想的には無限大となる。従
って、第1の実施例と同様にして受動振動板11の等価
質量を調整することにより、例えば第2図のような音圧
の周波数特性を得ることができる。
この第2の実施例において特徴的なことは、いわゆる過
剰補償が全く生じないことである。モーショナルフィー
ドバックは駆動入力に対応する量の信号が等価モーシジ
ナルインピーダンス側に正確に伝達されるよう追従制御
するものであって、これによって内部インピーダンスは
見掛は上で無効化されるものである。そして、この内部
インピーダンスの低減もしくは無効化は、振動板の動き
に対応するモーショナル信号を検出し、これと駆動入力
とが常に対応するように駆動状態を負帰還制御すること
で実現されるものであり、負帰還量をβとしたとき内部
インピーダンスの大きさを1/βに減少させるものであ
る。すなわち、上記βが無限大という理想状態で内部イ
ンピーダンスは完全に打消されるものであり、打消しが
過剰に行なわれすぎて全体として負インピーダンスを呈
してしまうというような過剰補償は原理的に生じ得ない
。また、内部インピーダンスがボイスコイルの発熱等で
変動したような場合でも、βがある程度大きければ、上
記内部インピーダンスの低減もしくは無効化の程度は大
きく異なったりすることはなく、このため、第1の実施
例と異なり温度変化に応じてモーショナルフィードバッ
クの程度を変える(温度補償する)必要は全くない。
なお、以上の説明では、内部インピーダンス2 はモー
ショナルフィードバック駆動により完全に無効化(Z 
 −0)されると仮定して説明したが、本質的にはZ 
を実効的に減少化させるこ■ とでこの第2の実施例の効果が充分に得られることは、
前述の第1の実施例と同様である。
モーショナルフィードバックのかけ方およびモーショナ
ル信号の検出方式には、各種のものがある。
モーショナルフィードバック部の基本的構成については
、第10図において既に説明した通りであるが、このモ
ーショナルフィードバック駆動を行なうためには、能動
振動体の動きに対応したモーショナル信号を検出するこ
とが必要となる。そして、このモーショナル信号の検出
方式については、前述したように変位検出形4、速度検
出形および加速度検出形の三方式があり、検出部の構成
については振動器駆動装置の出力からモーショナル信号
を電気回路的に検出するようにしたものと、振動器の能
動振動体から検出するようにしたものもある。
変位検出方式は能動振動板の振幅に対応した量、すなわ
ち等価モーショナルインピーダンスの両端電圧の積分出
力に対応する量のモーショナル信号を得るもので、例え
ば容量変化形MFBスピーカとして知られている。速度
検出方式は能動振動板の速度、すなわち等価モーショナ
ルインピーダンスの両端電圧の微分出力に対応する量の
モーショナル信号を得るもので、例えば検出コイル形M
FBスピーカとして知られている。
加速度検出方式は能動振動板の加速度、すなわち等価モ
ーショナルインピーダンスの両端電圧そのものに対応し
た量のモーショナル信号を得るもので、例えば圧電形M
FBスピーカが知られている。
上記のようにして検知される振幅対応、速度対応および
加速度対応のそれぞれのモーショナル信号は、微分回路
あるいは積分回路を用いて相互に変換することが可能で
ある。従って、検出方式として上記三方式のいずれを採
用したかということに制約されることなく、振幅、速度
および加速度のいずれに対応するモーショナル信号でも
フィードバックすることができ、またこれらを適切な割
合で混合させてフィードバックすることもできる。
次に、第11図を参照して、電気的に構成された検出手
段によりモーショナル信号を検出して負帰還する方式と
して、ブリッジ型モーショナルフィードバックの例を説
明する。
第11図はその回路図である。図中において、バンドパ
スフィルタ(B P F)回路220は入力端子209
から信号v1を入力して信号(v1+V M)を出力す
る。この回路によれば、入力信号v1の電圧波形を正確
にスピーカ223のモーショナルインピーダンスの両端
へ伝達することができる。
裸利得の大きい電圧増幅器221aとパワー段をなすト
ランジスタ221bおよび221cとから構成される。
増幅部221の出力端はスピーカ223の一端に接続さ
れているが、このスピーカ223の能動振動板は共鳴器
駆動部をなし、ここに受動振動板を有する共鳴器(図示
せず)が配設される。
スピーカ223、抵抗224〜226,231およびコ
ンデンサ227は、モーショナル電圧■Mを検出するた
めのブリッジ回路232を構成する。このブリッジ回路
232の抵抗224〜226の合成抵抗値 (α 争 R+ α−R/2  + α−R/2)v 
         S               
Sは、抵抗228,231の合成抵抗値(R+R)に対
して十分大きく、かつ抵抗231の抵抗値Rは抵抗22
8の抵抗値Rに対して十分S            
                  vに小さい値と
なるように設定されている。また、抵抗224,225
,226および231はスピーカ223に対して、 α ・ R/ α 争 R−R/R・・・  (5)S
VS なる条件に設定されている。このように各抵抗の値を決
定することで、抵抗225と抵抗226との接続点P4
と、スピーカ223の他端と抵抗231の接続点P3と
の間にモーショナル電圧■Mが正確に検出される。
ブリッジ回路232、増幅器234,237、抵抗23
5,236,238.239およびコンデンサ240は
ブリッジ増幅部241を構成する。
そして、このブリッジ増幅部241は、等価モーショナ
ルインピーダンスに印加されるモーショナル電圧を検出
してモーショナル信号を出力する検出手段に該当する。
このようにすれば、ブリッジ増幅器234の出力電圧v
4からスピーカ223のモーショナル電圧VMを、V4
−VMとして正確に得られることになる。
次に、以上の構成における第11図の回路の動作を説明
する。
まず、BPF回路220によって人力信号■1のうちの
所定の周波数成分の信号レベルが増強される。すなわち
、モーショナルフィードバック駆動を行なったためにス
ピーカ223に固有の内部インピーダンスが見掛は上無
効化された結果として、スピーカ223はQL=IOの
動作となり、したかって最低共振周波数f 相当値近傍
での音圧時性が低下するので、これを補償すべく該当周
波数帯の信号レベルを増強する。そして、信号(v1+
VM)は増幅部221の増幅器221aで増幅された後
、スピーカ223へ供給され、スピーカ223が略々平
坦な振動特性で駆動される。
スピーカ223が駆動されると、スピーカ223の等価
回路230の両端にモーショナル電圧VMが発生する。
そして、モーショナル電圧vMはブリッジ増幅部241
によって検出され、コンデンサ242を介して増幅器2
21aの反転入力端へ供給される。ここにおいて、検出
ブリッジにはスピーカ223の内部インピーダンス22
9に対応するコンデンサ227が設けられているので、
モーショナル電圧は従来の検出ブリッジに比べてはるか
に正確に検知される。従って、増幅部221に対しては
、モーショナル電圧vMが正確にかつ極めて大きい帰還
量で帰還されることになる。
このようにモーショナル電圧VMを増幅部221へ極め
て大量に負帰還させるようにしたので、スピーカ223
の内部インピーダンスR。
L は共に略々完全に無効化され、従ってスビー■ 力223は振動系の過渡応答による歪を全く含むことな
しに、駆動入力に対して忠実に応答して変位する。さら
に、そのうえで駆動入力のレベルを制御しているため、
最終的には従来と同様の振動特性を実現することができ
、さらにはこの駆動入力レベル制御の内容如何では振動
特性を元より低域まで伸ばすことも可能となる。
これに加えて、スピーカ223の共振系は実質的に共振
系ではなくなり、スピーカ223の振動板は図示しない
共鳴器の壁面と等価になるので、この共鳴系にはスピー
カ223の振動系とは全(独立にエネルギーが供給され
ることになる。また、共鳴器の受動振動板の等価質量を
大きくすることで、共鳴周波数を低くしながら同時に共
鳴のQ値を大きくできることになる。そして、内部イン
ピーダンスが見掛は上無効化されるため、このスピーカ
223を共鳴器に配設しても当該共鳴器のQ値は、それ
により何ら低下することはなく、結果として当該共鳴器
の音響放射能力は充分強大となる。
モーショナル信号の検出手法については、上記の例に限
られず、種々の態様が可能である。
まず、光学的な検出としては、実公昭42−5561号
公報あるいは同42−15110号公報に示されたもの
があり、その他にも、スリットによる変調を利用した実
公昭43−12619号公報や、光ファイバを用いた特
公昭54−111327号公報が知られている。
半導体を用いた検出としては、例えばスピーカの磁気ギ
ャップに感磁性の半導体素子を挿入するもの(実公昭4
4−28472号公報)や、スピーカのポールピースの
前方にホール素子を配設するもの(特開昭49−102
324号公報)などがある。
圧電効果を用いた検出としては、例えばコーンスピーカ
のコーン紙の前面に圧電素子を配設するもの(実公昭4
1−20247号公報)などがある。
また、静電的に能動振動板の振幅を検出するものとして
は、例えば内側固定電極と外側固定電極との間にボビン
の可動電極を配設することでモーショナル信号を検出し
たものがある(特公昭54−36486号公報)。
一方、電気的構成によってモーショナル信号を検出する
ものでは、ブリッジ検出を差動増幅回路で行なうもの(
実公昭44−9634号公報)、ブリッジ回路の構成要
素にセンタータップ付きの出カドランスを用いたもの(
実公昭43−2502号公報)などがある。
次に、この第2の実施例の具体的態様について、説明す
る。
第12図は、直方体のキャビネットに適用した実施例の
構成図である。図示のように、直方体形状のキャビネッ
ト41の後面に取り付けられたスピーカ42の反対側(
前面側)にはコーン状の受動振動板45が前後に移動自
在に配設され、これがこの発明に特有の仮想スピーカを
なしている。
駆動回路46は裸利得の大きい駆動部47aと、動電形
変換器44の等価モーショナルインピーダンスに印加さ
れるモーショナル電圧を検出する検出部47bと、この
検出部47bの出力に所定の変換を施してモーショナル
信号を出力する帰還部47cと、この帰還部47cから
出力されるモーショナル信号を入力側に負帰還する減算
器47cを有し、この出力で動電形変換器44が駆動さ
れる。。
ここで、動電形変換器44は固有の内部インピーダンス
としてボイスコイル直流抵抗Rを有し、これは駆動回路
46のモーショナルフィードバック駆動により見掛は上
無効化できるようになっている。
この例によっても、受動振動板45によって等価的に形
成される仮想のスピーカは、容積が無限大の密閉形キャ
ビネットに取り付けられたのと等価となる。そして、仮
想のスピーカは等価的に形成された低域通過フィルタ(
L P F)を介して、通常の(アクティブサーボ駆動
をしない)アンプに接続されたのと等価になる。
なお、この例においても、共鳴器の音圧周波数特性はア
ンプ側の入力信号のレベルを増減設定することで任意と
することができる。このような調整は、第10図の回路
において例えばBPF回路220によって実現されてい
る。
〔発明の効果〕
上記の構成によれば、共鳴器を駆動するための能動振動
体を有する振動器は固有の内部インピーダンスを有して
いるが、この振動器は共鳴器駆動時の当該共鳴器からの
大気反作用を打ち消すように駆動されるため、能動振動
板は等価的に共鳴器の壁となり、共鳴器から見たときの
振動器の存在が無効化され、従って振動器に固有の内部
インピーダンスが共鳴器の共振のQ値を低下させる要因
とはならなくなる。このため、共鳴器の共振のQ値は極
めて高くなり、これは負性インピーダンス駆動を行なう
ときにも、モーショナルフィードバック駆動を行なうと
きにも、同様である。従って、共鳴器を小形化し、かつ
共鳴周波数を低くすることにより、共鳴器としての音響
抵抗が大きくなって通常の駆動方式では共振のQ値が非
常に小さくなるような場合でも、この発明では振動器に
より共振のQ値の低下はない。
また、共鳴器の共振周波数は受動振動体の等価質量を大
きくすることで容易に低くすることができ、さらに、受
動振動板の等価質量を大きくして共振周波数を低くした
場合、空気質量を大きくすることと比べて音響放射能力
の低下が少ない。また、キャビネットの小形化(特に薄
形化)を実現でき、その口径も原理的には任意に設計で
きることになる。結果として、小形でありながら十分な
音響放射能力を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例の基本構成を説明す
る図、 第2図は、音圧の周波数特性図、 第3図は、本出願人による先願の問題点を説明する図、 第4図は、負性インピーダンス生成の基本構成を説明す
る図、 第5図は、第1の実施例の具体的態様を説明する図、 第6図は、第5図の等価的動作構成を説明する図、 第7図は、第5図および第6図に示す具体的態様の音圧
の周波数依存性を説明する図、第8図は、第1の実施例
の他の具体的態様を説明する図、 第9図は、この発明の第2の実施例の基本構成を説明す
る図、 第10図は、モーショナルフィードバックの概念を説明
する図、 第11は、ブリッジ検出を用いたモーショナルフィード
バックの例の回路図、 第12図は、第2の実施例の具体的態様を説明する図、 である。 10・・・共鳴器、11・・・受動振動板、12・・・
エツジ部、20・・・振動器、21・・・能動振動板、
22・・・変換器、24・・・モーショナル信号検出部
、25・・・フィードバック部、Zo・・・出力インピ
ーダンス、Z ・・・内部インピーダンス。 第2図 先願の問題点の説明図 第3図 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.共鳴による音響を放射するための共鳴放射部として
    受動振動体を有する共鳴器と、 前記共鳴器を駆動するための共鳴器駆動部を含んで構成
    される能動振動体を有しかつ前記共鳴器に配設される振
    動器と、 この振動器による前記共鳴器の駆動時に当該共鳴器から
    の大気反作用を打ち消すように駆動状態を制御する駆動
    制御手段を有し、前記振動器を駆動する振動器駆動手段
    と、 を備えることを特徴とする音響装置。
  2. 2.前記駆動制御手段が、前記振動器駆動手段の出力イ
    ンピーダンス中に等価的に負性インピーダンス成分を発
    生する負性インピーダンス発生手段であることを特徴と
    する請求項1記載の音響装置。
  3. 3.前記振動器駆動手段が前記能動振動体の動きに対応
    するモーショナル信号を検出して入力側へ負帰還するモ
    ーショナルフィードバック手段を有し前記振動器をモー
    ショナルフィードバック駆動することを特徴とする請求
    項1記載の音響装置。
JP8103388A 1988-04-01 1988-04-01 音響装置 Pending JPH01253397A (ja)

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EP19890104934 EP0340435A3 (en) 1988-04-01 1989-03-20 Acoustic apparatus
US07/328,473 US5009280A (en) 1988-04-01 1989-03-24 Acoustic apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019115039A (ja) * 2017-12-20 2019-07-11 ブジョン カンパニー,リミテッド 複数の振動板を備えた音響器機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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