JPH0126203B2 - - Google Patents
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- JPH0126203B2 JPH0126203B2 JP2713582A JP2713582A JPH0126203B2 JP H0126203 B2 JPH0126203 B2 JP H0126203B2 JP 2713582 A JP2713582 A JP 2713582A JP 2713582 A JP2713582 A JP 2713582A JP H0126203 B2 JPH0126203 B2 JP H0126203B2
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- delay line
- inductance element
- bobbin
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/30—Time-delay networks
- H03H7/32—Time-delay networks with lumped inductance and capacitance
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はインダクタンス素子と容量を組合せて
なる集中定数型の遅延線に係り、特に立上り時間
が極めて速くデイジタル回路等に好適な超高速遅
延線に関する。
なる集中定数型の遅延線に係り、特に立上り時間
が極めて速くデイジタル回路等に好適な超高速遅
延線に関する。
従来、立上り時間の速い、例えば立上り時間が
1ns以下の遅延線としては、同軸ケーブルを目的
の遅延時間となる長さに切つた構成のものや、メ
アンダーライン等の分布定数回路の一種と考えら
れる構成のものが提案されている。しかし前者は
形状が大きく端末処理が面倒であるし、後者は形
状も大きく高価であるうえ特性が良好でない等の
理由から、いずれの遅延線も実用化されていな
い。
1ns以下の遅延線としては、同軸ケーブルを目的
の遅延時間となる長さに切つた構成のものや、メ
アンダーライン等の分布定数回路の一種と考えら
れる構成のものが提案されている。しかし前者は
形状が大きく端末処理が面倒であるし、後者は形
状も大きく高価であるうえ特性が良好でない等の
理由から、いずれの遅延線も実用化されていな
い。
また一方、インダクタンス素子と容量を組合せ
た集中定数型遅延線もある。ところが、この構成
の遅延線は、高い使用周波数帯域(例えば1GHz
以上)ではインダクタンス素子が周波数特性を持
つうえインダクタンス素子のQも低下し、遅延特
性と振幅特性が共に劣化するので、立上がり時間
が1ns以下の高速遅延線を得ることが困難となつ
ていた。
た集中定数型遅延線もある。ところが、この構成
の遅延線は、高い使用周波数帯域(例えば1GHz
以上)ではインダクタンス素子が周波数特性を持
つうえインダクタンス素子のQも低下し、遅延特
性と振幅特性が共に劣化するので、立上がり時間
が1ns以下の高速遅延線を得ることが困難となつ
ていた。
本発明は以上の欠点を解消するためになされた
もので、超小型、超高速かつ安価な遅延線の提供
を目的とする。
もので、超小型、超高速かつ安価な遅延線の提供
を目的とする。
この目的を達成するために本発明は、導体にて
スペースを有するピツチPの単層ソレノイド状イ
ンダクタンス素子を形成し、このインダクタンス
素子の各ターン毎に前記導体とアース間に容量を
挿入接続するとともに、前記インダクタンス素子
のピツチPと短径方向の巻径Tとが、 0.2<P/T<1.9なる関係に設定されてなること
を特徴とするものである。
スペースを有するピツチPの単層ソレノイド状イ
ンダクタンス素子を形成し、このインダクタンス
素子の各ターン毎に前記導体とアース間に容量を
挿入接続するとともに、前記インダクタンス素子
のピツチPと短径方向の巻径Tとが、 0.2<P/T<1.9なる関係に設定されてなること
を特徴とするものである。
以下本発明の詳細を説明する。
第1図は本発明の遅延線を説明するための概略
図であり、第2図は第1図に示す遅延線の等価回
路図である。第1図において、厚さTおよび幅W
の断面方形の棒状非磁性ボビン1上に、導線2が
長手方向にピツチPで単層ソレノイド状にスペー
ス巻きされインダクタンス素子3が形成されてい
る。なお、厚みおよび幅寸法T,Wは、正確には
ボビン1における厚み、幅方向の対向面上の導線
2の中心間の距離をいう。
図であり、第2図は第1図に示す遅延線の等価回
路図である。第1図において、厚さTおよび幅W
の断面方形の棒状非磁性ボビン1上に、導線2が
長手方向にピツチPで単層ソレノイド状にスペー
ス巻きされインダクタンス素子3が形成されてい
る。なお、厚みおよび幅寸法T,Wは、正確には
ボビン1における厚み、幅方向の対向面上の導線
2の中心間の距離をいう。
インダクタンス素子3の1ターンをインダクタ
ンスLとし、各ターン毎に導線2とアースの間に
容量Cが挿入接続され、1ターン分のインダクタ
ンスLが遅延線の1区間となつており、各インダ
クタンスLは第2図に示すように他のインダクタ
ンスLと相互誘導結合している。なお、第2図で
は最左端のインダクタンスLだけに関して、その
右側にあるインダクタンスLとの結合を示してい
るが、当然その左側にもインダクタンスLがあり
かつそれらとも同様に結合しており、他のインダ
クタンスLも同様に左右のインダクタンスLと結
合している。
ンスLとし、各ターン毎に導線2とアースの間に
容量Cが挿入接続され、1ターン分のインダクタ
ンスLが遅延線の1区間となつており、各インダ
クタンスLは第2図に示すように他のインダクタ
ンスLと相互誘導結合している。なお、第2図で
は最左端のインダクタンスLだけに関して、その
右側にあるインダクタンスLとの結合を示してい
るが、当然その左側にもインダクタンスLがあり
かつそれらとも同様に結合しており、他のインダ
クタンスLも同様に左右のインダクタンスLと結
合している。
そして各インダクタンスLは、隣りのインダク
タンスLと結合係数a1で、2番目のインダクタン
スとはa2で、……n番目のインダクタンスとは結
合係数aoで結合している。
タンスLと結合係数a1で、2番目のインダクタン
スとはa2で、……n番目のインダクタンスとは結
合係数aoで結合している。
次に本発明の遅延線を検討する。まず結合係数
a1,a2,……,aoを求める。
a1,a2,……,aoを求める。
第1図のボビン1上面の幅Wの任意の1本の導
線を基準とし、ボビン上面における導線間の結合
係数を、第3図に示すように、順次k2,k4,…
…,k2o、ボビン下面における導線間の結合係数
を順次k1,k3,……,k2o-1,k2o+1とする。
線を基準とし、ボビン上面における導線間の結合
係数を、第3図に示すように、順次k2,k4,…
…,k2o、ボビン下面における導線間の結合係数
を順次k1,k3,……,k2o-1,k2o+1とする。
ここで基準となる導線を流れる電流を考える
と、上面の導線においては同方向であるので正の
結合となり、下面の導線に対しては逆方向となる
ので結合が各々負となる。その結合係数の絶対値
は、導線間の距離が長くなる程、小さくなる。
と、上面の導線においては同方向であるので正の
結合となり、下面の導線に対しては逆方向となる
ので結合が各々負となる。その結合係数の絶対値
は、導線間の距離が長くなる程、小さくなる。
説明を簡単にするため、第1図Bに示す幅Wお
よび厚みTの寸法を等しくすると、遅延線の各区
間の間の結合係数a1,a2,……,aoは、 a1=2k2−k1−k3/2(1−k1) (1) a2=2k4−k3−k5/2(1−k1) (2) ao=2k2o−k2o-1−k2o+1/2(1−k1) (3) で示すことができる。
よび厚みTの寸法を等しくすると、遅延線の各区
間の間の結合係数a1,a2,……,aoは、 a1=2k2−k1−k3/2(1−k1) (1) a2=2k4−k3−k5/2(1−k1) (2) ao=2k2o−k2o-1−k2o+1/2(1−k1) (3) で示すことができる。
遅延線の遅延特性は、主にこれら結合係数a1,
a2,……,aoにより決定される。特にa1の影響が
大きく、以下a2,a3,……,aoの順で影響が低下
するので、まず結合係数a1について検討する。
a2,……,aoにより決定される。特にa1の影響が
大きく、以下a2,a3,……,aoの順で影響が低下
するので、まず結合係数a1について検討する。
a1の符号が正で、a2以下が存在しないと仮定し
た場合、従来からの理論計算ではa1=0.142(誘導
m型のm=1.34に相当)が最適とされている。し
かし実用上は、a2以下の結合の存在や浮遊容量の
影響を考慮しなければならず、結局a1=0.1〜0.2
程度の範囲で検討されていた。
た場合、従来からの理論計算ではa1=0.142(誘導
m型のm=1.34に相当)が最適とされている。し
かし実用上は、a2以下の結合の存在や浮遊容量の
影響を考慮しなければならず、結局a1=0.1〜0.2
程度の範囲で検討されていた。
一方、第3図における結合係数k1とk2を構成す
る3本の導体が互いに等間隔(正3角形の各頂
点)に位置する場合には、|k1|=k2となる。従
つてこのような条件の下において上述の1式は、 a1=k2−k3/2(1−k1) (4) となる。そして結合係数k2とk3の関係は、第3図
から明らかなようにk2>|k3|であるから、この
条件では必ず結合係数a1はa1>0となる。すなわ
ち、同図におけるピツチPと厚み方向の寸法Tの
関係が、T=(√3/2)PすなわちP/T=
1.155ではa1>0であることが容易に分る。そし
てこの条件よりもP/Tが増加するとa1=0の点
を経てa1<0すなわちa1は負となる。逆に、P/
Tが1.155より減少するとa1は単調に増加する。
このようにP/Tを変化させるとa1が増減する。
る3本の導体が互いに等間隔(正3角形の各頂
点)に位置する場合には、|k1|=k2となる。従
つてこのような条件の下において上述の1式は、 a1=k2−k3/2(1−k1) (4) となる。そして結合係数k2とk3の関係は、第3図
から明らかなようにk2>|k3|であるから、この
条件では必ず結合係数a1はa1>0となる。すなわ
ち、同図におけるピツチPと厚み方向の寸法Tの
関係が、T=(√3/2)PすなわちP/T=
1.155ではa1>0であることが容易に分る。そし
てこの条件よりもP/Tが増加するとa1=0の点
を経てa1<0すなわちa1は負となる。逆に、P/
Tが1.155より減少するとa1は単調に増加する。
このようにP/Tを変化させるとa1が増減する。
次に結合係数a2について検討する。
a2は理論的には符号が負で、その絶対値が
0.02〜0.03程度が良いとされている。これに対し
第3図における各導体間の間隔から、結合係数
k3,k4,k5は、|k3|>k4>|k5|の関係となり、
これらの絶対値がかなり接近していることが判
る。その結果、上述の(2)式の分子の値が、かなり
小さくなり、結合係数a2も非常に小さくなる。ま
た同図に示すピツチPが減少するとa2が正に増加
する。
第3図における各導体間の間隔から、結合係数
k3,k4,k5は、|k3|>k4>|k5|の関係となり、
これらの絶対値がかなり接近していることが判
る。その結果、上述の(2)式の分子の値が、かなり
小さくなり、結合係数a2も非常に小さくなる。ま
た同図に示すピツチPが減少するとa2が正に増加
する。
また結合係数a3,……,aoは、上述の(3)式およ
び第3図から、 k2o-1≒k2o≒k2o+1 となると考えられ、ほとんど無視できる程度の値
となる。
び第3図から、 k2o-1≒k2o≒k2o+1 となると考えられ、ほとんど無視できる程度の値
となる。
第4図は、幅Wと厚みTの寸法比W/Tをパラ
メータとし、a1ではW/Tが1,10,100の場合
について、またa2およびa3にあつてはW/Tが1
の場合についてP/Tとの関係を理論式から求め
た特性図であり、更に導線の線径をdとすると、
第4図Aは線径dと厚みTの関係がd/T=0.02
(実用上の範囲で比較的小さい比)の場合で、第
4図Bは同じくd/T=0.9(実用上の範囲で最も
大きくできる比)の場合で示してある。
メータとし、a1ではW/Tが1,10,100の場合
について、またa2およびa3にあつてはW/Tが1
の場合についてP/Tとの関係を理論式から求め
た特性図であり、更に導線の線径をdとすると、
第4図Aは線径dと厚みTの関係がd/T=0.02
(実用上の範囲で比較的小さい比)の場合で、第
4図Bは同じくd/T=0.9(実用上の範囲で最も
大きくできる比)の場合で示してある。
同図からW/Tが1、すなわちボビン1の断面
が正方形の場合から、W/Tが100、すなわちボ
ビン1が非常に薄い板状のものにおいて、更に、
d/Tが0.02、すなわち導線の線径dを比較的細
く選んだ場合から、d/Tが0.9、すなわち導線
の線径が非常に太く選んだ場合の実用上の広い範
囲において、遅延線のピツチPと厚みTの関係を
適当に選定することにより、結合係数a1の最適値
を容易に決定できる。その場合、結合係数a2は遅
延特性に殆んど影響しない程度の小さい正の値に
抑え、結合係数a3以下を無視できる程度にするこ
とが可能となり、結合係数a1だけが存在する。誘
導m型遅延線に極めて近い特性を得ることができ
る。
が正方形の場合から、W/Tが100、すなわちボ
ビン1が非常に薄い板状のものにおいて、更に、
d/Tが0.02、すなわち導線の線径dを比較的細
く選んだ場合から、d/Tが0.9、すなわち導線
の線径が非常に太く選んだ場合の実用上の広い範
囲において、遅延線のピツチPと厚みTの関係を
適当に選定することにより、結合係数a1の最適値
を容易に決定できる。その場合、結合係数a2は遅
延特性に殆んど影響しない程度の小さい正の値に
抑え、結合係数a3以下を無視できる程度にするこ
とが可能となり、結合係数a1だけが存在する。誘
導m型遅延線に極めて近い特性を得ることができ
る。
もつとも、実際の遅延線を構成する場合には、
遅延特性がインダクタンス間の分布容量やインダ
クタンスに接続する容量のリードが有するインダ
クタンス等によつて影響を受けるので、平担な遅
延特性を有する遅延線を得るためには、結合係数
a1=0.1〜0.2に選定する。さらに遅延線は、平担
な遅延特性に限らず、外部回路の位相補償を行な
う目的から遅延特性に傾斜を持たせる場合もある
ので、結局、結合係数a1=0.05〜0.25程度に選定
することが実用的である。
遅延特性がインダクタンス間の分布容量やインダ
クタンスに接続する容量のリードが有するインダ
クタンス等によつて影響を受けるので、平担な遅
延特性を有する遅延線を得るためには、結合係数
a1=0.1〜0.2に選定する。さらに遅延線は、平担
な遅延特性に限らず、外部回路の位相補償を行な
う目的から遅延特性に傾斜を持たせる場合もある
ので、結局、結合係数a1=0.05〜0.25程度に選定
することが実用的である。
そして第4図からも判るように、W/Tとd/
Tの値の大きな範囲においても結合係数a1=0.05
〜0.25の範囲にするためにP/Tを0.2(第8図
A,Q点)〜1.9(第8図B,R点)の範囲に選定
することにより、目的の結合係数a1を有するイン
ダクタンス素子が容易に構成可能となる。
Tの値の大きな範囲においても結合係数a1=0.05
〜0.25の範囲にするためにP/Tを0.2(第8図
A,Q点)〜1.9(第8図B,R点)の範囲に選定
することにより、目的の結合係数a1を有するイン
ダクタンス素子が容易に構成可能となる。
これらの関係をまとめると、インダクタンス素
子のピツチPと厚み方向の寸法Tとを 0.2<P/T<1.9 (5) の関係の範囲内に選定することにより、各種の用
途に適する遅延線が得られることが判つた。
子のピツチPと厚み方向の寸法Tとを 0.2<P/T<1.9 (5) の関係の範囲内に選定することにより、各種の用
途に適する遅延線が得られることが判つた。
以上の遅延線に係る理論的検討をふまえて以下
に本発明の遅延線の具体的実施例を示す。
に本発明の遅延線の具体的実施例を示す。
第5図において、インダクタンス素子3は、幅
がWより僅かに短くかつ厚みもTより僅かに短い
長方形の棒状非磁性ボビン1の外周に、(5)式に基
づいて、銀メツキ裸導線2をピツチP、幅W、厚
みTで単層ソレノイド状に巻回されて構成されて
いる。インダクタンス素子3の各ターン毎に導線
2とアース間には容量素子7が挿入接続されてい
る。この容量素子7は、ボビン1の下部に長手方
向に延びる誘電体板5と、この誘電体板5の下面
に形成されたアース電極6と、上面にインダクタ
ンス素子3のピツチPと同ピツチで形成された複
数の容量電極4からなつている。そして、インダ
クタンス素子3の下部短辺側の導線2と、容量電
極4とを半田リフロー法等によつて接続して遅延
線8が構成されている。
がWより僅かに短くかつ厚みもTより僅かに短い
長方形の棒状非磁性ボビン1の外周に、(5)式に基
づいて、銀メツキ裸導線2をピツチP、幅W、厚
みTで単層ソレノイド状に巻回されて構成されて
いる。インダクタンス素子3の各ターン毎に導線
2とアース間には容量素子7が挿入接続されてい
る。この容量素子7は、ボビン1の下部に長手方
向に延びる誘電体板5と、この誘電体板5の下面
に形成されたアース電極6と、上面にインダクタ
ンス素子3のピツチPと同ピツチで形成された複
数の容量電極4からなつている。そして、インダ
クタンス素子3の下部短辺側の導線2と、容量電
極4とを半田リフロー法等によつて接続して遅延
線8が構成されている。
このような構成の遅延線8は、インダクタンス
素子3の導線2の大部分がアース電極6から離れ
ているため、過電流によるインダクタンス素子3
の損失が少なく、複数個並列配置が容易であつて
高密度実装に適している。
素子3の導線2の大部分がアース電極6から離れ
ているため、過電流によるインダクタンス素子3
の損失が少なく、複数個並列配置が容易であつて
高密度実装に適している。
発明者は、第5図に示す構成の遅延線において
直径0.06mmの銀メツキ裸銅線をピツチP0.4mm、厚
さT0.6mm、幅W2mmで40回巻回し長さ16mmに形成
したインダクタンス素子3と、0.5PFの容量40個
を有する容量素子7を組合せて実施したところ特
性インピーダンス100Ω、遅延時間2ns、立上り時
間150ps,−3dB通過帯域2.3GHzの特性を得た。
直径0.06mmの銀メツキ裸銅線をピツチP0.4mm、厚
さT0.6mm、幅W2mmで40回巻回し長さ16mmに形成
したインダクタンス素子3と、0.5PFの容量40個
を有する容量素子7を組合せて実施したところ特
性インピーダンス100Ω、遅延時間2ns、立上り時
間150ps,−3dB通過帯域2.3GHzの特性を得た。
このように本発明の遅延線は、超小型で簡単な
構造にもかかわらず、超高速で、大きい値の遅延
時間と立上り時間の比(13.3程度)が得られ、従
来の集中定数型遅延線においては得られなかつた
良好な特性を実現できる。
構造にもかかわらず、超高速で、大きい値の遅延
時間と立上り時間の比(13.3程度)が得られ、従
来の集中定数型遅延線においては得られなかつた
良好な特性を実現できる。
なお本発明は、第5図のように、インダクタン
ス素子3の各ターン毎に半田付け固定されて自立
可能となつているので、遅延線8から非磁性ボビ
ン1を引抜いて空心自立構造で用いるならば、超
高周波におけるボビン1の誘電体損失を更に低減
することができる。
ス素子3の各ターン毎に半田付け固定されて自立
可能となつているので、遅延線8から非磁性ボビ
ン1を引抜いて空心自立構造で用いるならば、超
高周波におけるボビン1の誘電体損失を更に低減
することができる。
第6図は本発明の他の実施例を示すものであ
る。
る。
この遅延線8は、断面長方形の非磁性ボビン1
に導体条2′をピツチPで形成してインダクタン
ス素子3を構成し、このインダクタンス素子3の
厚みT側の導体条2′を容量電極4′に兼用すると
ともに、誘電体板5を挾んでアース電極6に対向
させて容量素子7と組合せて成るものである。
に導体条2′をピツチPで形成してインダクタン
ス素子3を構成し、このインダクタンス素子3の
厚みT側の導体条2′を容量電極4′に兼用すると
ともに、誘電体板5を挾んでアース電極6に対向
させて容量素子7と組合せて成るものである。
この構成においてもピツチPおよび厚みTの関
係を0.2<P/T<1.9の範囲で選定すれば良好な
遅延特性が得られるし、また容量素子7の構成の
簡素化を図ることができる。
係を0.2<P/T<1.9の範囲で選定すれば良好な
遅延特性が得られるし、また容量素子7の構成の
簡素化を図ることができる。
さらに本発明は、断面長方形のボビン1を用い
る例に限らず、例えば、第7図に示すような断面
円形や断面楕円形のボビンを用いることが可能で
ある。これらのボビンにおいても円形の直径およ
び楕円形の短径をTとして、0.2<P/T<1.9の
関係でインダクタンス素子3を構成すればよい。
なお円形の直径は短径Tのみからなると考えれば
よい。
る例に限らず、例えば、第7図に示すような断面
円形や断面楕円形のボビンを用いることが可能で
ある。これらのボビンにおいても円形の直径およ
び楕円形の短径をTとして、0.2<P/T<1.9の
関係でインダクタンス素子3を構成すればよい。
なお円形の直径は短径Tのみからなると考えれば
よい。
第8図は本発明の更に他の実施例を示すもので
ある。図における遅延線は、非磁性ボビン1′と
して第5図に示す如き棒状ボビン1に代えてトロ
イダル状ボビン(図中2点鎖線で示す)を用い、
このトロイダル状の非磁性ボビン1′に導線2を
単層ソレノイド状にスペース巻きした(図中3タ
ーンを示す)インダクタンス素子3を備えてなる
ものである。この遅延線は、ボビン1′の内周側
ピツチP1と外周側ピツチP2が異なり、当然P1<
P2となるが、上述の(5)式におけるピツチPは、
平均ピツチすなわち、P=(P1+P2)/2として
上述の(5)式を適用すればよい。
ある。図における遅延線は、非磁性ボビン1′と
して第5図に示す如き棒状ボビン1に代えてトロ
イダル状ボビン(図中2点鎖線で示す)を用い、
このトロイダル状の非磁性ボビン1′に導線2を
単層ソレノイド状にスペース巻きした(図中3タ
ーンを示す)インダクタンス素子3を備えてなる
ものである。この遅延線は、ボビン1′の内周側
ピツチP1と外周側ピツチP2が異なり、当然P1<
P2となるが、上述の(5)式におけるピツチPは、
平均ピツチすなわち、P=(P1+P2)/2として
上述の(5)式を適用すればよい。
このような構成の遅延線は、インダクタンス素
子3の形状は、枠形等の環状にも実施できるが、
特にトロイダル状のボビンを用いるならば、円弧
状の固定接点列の形成が可能となり、ボビンの中
心を支点として可動接点がその固定接点列上を極
めて容易に摺動できるので、小型で操作の簡単な
可変遅延線を実現することができる。
子3の形状は、枠形等の環状にも実施できるが、
特にトロイダル状のボビンを用いるならば、円弧
状の固定接点列の形成が可能となり、ボビンの中
心を支点として可動接点がその固定接点列上を極
めて容易に摺動できるので、小型で操作の簡単な
可変遅延線を実現することができる。
以上説明したように本発明の遅延線は、構造簡
単で、形状や導体線径等の設計上の自由度が大き
く、かつ超高速でしかも任意の遅延特性が得られ
るが、本発明はこれにとどまらず、次の大きい特
徴を有する。
単で、形状や導体線径等の設計上の自由度が大き
く、かつ超高速でしかも任意の遅延特性が得られ
るが、本発明はこれにとどまらず、次の大きい特
徴を有する。
遅延線の遅延特性を決定する結合係数がすべて
遅延線を構成する寸法の絶対値ではなく、寸法の
比で決定されるとともに、遅延線を構成する寸法
と諸特性の関係が明快に得られる。すなわち、遅
延線を構成する諸寸法をすべて1/Sに比例して
小さくする(但、容量Cも1/Sの値にする)
と、特性インピーダンスは変らず、遅延時間と立
上り時間は1/S(−3dB通過帯域はS倍)に、
取付面積は1/S2に、体積は1/S3になる。
遅延線を構成する寸法の絶対値ではなく、寸法の
比で決定されるとともに、遅延線を構成する寸法
と諸特性の関係が明快に得られる。すなわち、遅
延線を構成する諸寸法をすべて1/Sに比例して
小さくする(但、容量Cも1/Sの値にする)
と、特性インピーダンスは変らず、遅延時間と立
上り時間は1/S(−3dB通過帯域はS倍)に、
取付面積は1/S2に、体積は1/S3になる。
このことは、本発明の遅延線は微細化すること
により、飛躍的に高速化と高密度化が実現できる
ことを意味する。そして、本発明の遅延線に用い
るインダクタンス素子3は、非常に単純な構造を
有し微細加工に適するものである。例えば導線の
巻回のほか、アルミナ磁器等の非磁性ボビンの表
面にメツキ加工等によつて導体層を形成した後、
ボビン表面を機械的精密研削、フオトエツチング
もしくはレーザービーム加工等、従来知られた手
段によつて単層ソレノイド状のインダクタンス素
子を形成することも可能であり、導線等の導体の
断面形状も任意である。さらに容量素子7もイン
ダクタンス素子3の上に誘電体および電極を高速
スパツタリング等で容易に形成することが可能で
ある。
により、飛躍的に高速化と高密度化が実現できる
ことを意味する。そして、本発明の遅延線に用い
るインダクタンス素子3は、非常に単純な構造を
有し微細加工に適するものである。例えば導線の
巻回のほか、アルミナ磁器等の非磁性ボビンの表
面にメツキ加工等によつて導体層を形成した後、
ボビン表面を機械的精密研削、フオトエツチング
もしくはレーザービーム加工等、従来知られた手
段によつて単層ソレノイド状のインダクタンス素
子を形成することも可能であり、導線等の導体の
断面形状も任意である。さらに容量素子7もイン
ダクタンス素子3の上に誘電体および電極を高速
スパツタリング等で容易に形成することが可能で
ある。
また、本発明の遅延線は、非磁性ボビン上の導
体条に固定接点列を形成し、この上を可動接点を
摺動させるならば、超高速の可変遅延線が得られ
る。
体条に固定接点列を形成し、この上を可動接点を
摺動させるならば、超高速の可変遅延線が得られ
る。
以上説明したように本発明の遅延線は、立上り
時間1ns付近で限界に達していた遅延特性を飛躍
的に向上させ、遅延特性の高速化および構造の小
型化・高密度化を実現した。
時間1ns付近で限界に達していた遅延特性を飛躍
的に向上させ、遅延特性の高速化および構造の小
型化・高密度化を実現した。
第1図および第2図は本発明の遅延線を説明す
る概略図およびその等価回路図、第3図は第1図
に示すインダクタンス素子における導体間の結合
関係を説明する図、第4図はインダクタンス素子
におけるピツチPに対する巻径Tの比と結合係数
の関係を示す特性図、第5図は本発明の遅延線の
一実施例を示す部分正面図および側面図、第6図
および第8図は本発明の遅延線の他の実施例を示
す部分正面図および側面図、第7図は本発明のイ
ンダクタンス素子に用いるボビンの実施例を示す
図である。 1……ボビン、2,2′……導体(導線、導体
条)、3……インダクタンス素子、7……容量素
子、P……ピツチ、T……ボビンの短径方向の巻
径、a1,……,ao……結合係数。
る概略図およびその等価回路図、第3図は第1図
に示すインダクタンス素子における導体間の結合
関係を説明する図、第4図はインダクタンス素子
におけるピツチPに対する巻径Tの比と結合係数
の関係を示す特性図、第5図は本発明の遅延線の
一実施例を示す部分正面図および側面図、第6図
および第8図は本発明の遅延線の他の実施例を示
す部分正面図および側面図、第7図は本発明のイ
ンダクタンス素子に用いるボビンの実施例を示す
図である。 1……ボビン、2,2′……導体(導線、導体
条)、3……インダクタンス素子、7……容量素
子、P……ピツチ、T……ボビンの短径方向の巻
径、a1,……,ao……結合係数。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導体にてスペースを有するピツチPの単層ソ
レノイド状インダクタンス素子を形成し、このイ
ンダクタンス素子の各ターン毎に前記導体とアー
ス間に容量を挿入接続するとともに、前記インダ
クタンス素子のピツチPと短径方向の巻径Tと
が、 0.2<P/T<1.9 なる関係に設定されてなる遅延線。 2 インダクタンス素子の導体が、非磁性ボビン
に形成されてなることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の遅延線。 3 インダクタンス素子が、空心自立構成されて
なることを特徴とする特許請求の範囲第1項の遅
延線。 4 インダクタンス素子が、環状に形成されてな
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしく
は第2項記載の遅延線。 5 インダクタンス素子の導体が、トロイダル状
のボビンに形成されてなることを特徴とする特許
請求の範囲第4項記載の遅延線。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2713582A JPS58145209A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 遅延線 |
| US06/467,635 US4570135A (en) | 1982-02-22 | 1983-02-18 | Delay line |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2713582A JPS58145209A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 遅延線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58145209A JPS58145209A (ja) | 1983-08-30 |
| JPH0126203B2 true JPH0126203B2 (ja) | 1989-05-23 |
Family
ID=12212604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2713582A Granted JPS58145209A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 遅延線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58145209A (ja) |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP2713582A patent/JPS58145209A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58145209A (ja) | 1983-08-30 |
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