JPH0127636B2 - - Google Patents
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- JPH0127636B2 JPH0127636B2 JP52017030A JP1703077A JPH0127636B2 JP H0127636 B2 JPH0127636 B2 JP H0127636B2 JP 52017030 A JP52017030 A JP 52017030A JP 1703077 A JP1703077 A JP 1703077A JP H0127636 B2 JPH0127636 B2 JP H0127636B2
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/06—Systems for the simultaneous transmission of one television signal, i.e. both picture and sound, by more than one carrier
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
- Television Systems (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、一般に音声伝送(sound
transmlssion)装置、特に今日の米国伝送基準と
コンパチブルな立体音伝送装置およびこの立体音
伝送装置の中で使用するための装置に関するもの
である。 (従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 慣用のテレビジヨン画像を伝送するのと一緒に
立体音の音声を伝送することは、送信中の番組の
リアルさおよび楽しさを大巾に高める。左側の音
声源と右側の音声源の和の情報(L+R)が複合
テレビジヨン放送信号の正規の周波数変調された
音声チヤンネルで伝送され、かつ左側の音声源と
右側の音声源の差の情報(L−R)が副搬送波で
伝送される種々のコンパチブルな副搬送波形装置
を含む装置がそのような伝送のために提案され
た。 NHK(日本放送協会)実験ノート第132号
(1970年2月号)に掲載されたヌマグチ・ヤスタ
カ、イケダ・ヤシタカおよびアキヤマ・オサム共
著の“2つのテレビジヨン音声チヤンネルの同時
伝送”中に述べられた1つのそのような装置は、
標準のNTSC音声搬送波を周波数変調した単側波
帯の振幅複変調副搬送波でL−R情報を伝えた。
この装置中で副搬送波を復調するのに必要な同期
検波を簡略化するために、副搬送波は23.625KHz
もしくは米国の白黒テレビジヨン放送の15.75K
Hzの水平走査周波数の1.5倍の周波数で発生され、
水平偏向信号をサンプリングすることにより除去
された搬送波を受像機のL−R復調器中で発生さ
せることができる。この装置は主としてサブチヤ
ンネルの帯域幅が不十分なこと、チヤンネルの分
離度が貧弱なこと、および受像機での左側(L)
と右側(R)の音声信号の発生があいまいである
ことのために、不満足なものであることが分つ
た。 立体音テレビジヨンの音声伝送にために提案さ
れ他の装置は、31.5KHzまたは水平走査周波数の
2倍の中心周波数を有する周波数変調された副搬
送波を利用した。この副搬送波は、NTSC標準の
音声搬送波を周波数変調する時、12KHzのL−R
帯域幅を提供した。しかしながら、L−R成分を
再生するために標準のインターキヤリア形テレビ
ジヨン受像機の4.5MHz音声チヤンネルへ立体音
復調機能を付加しようとした時、受像機を大巾に
変更しないと満足なL−R音声信号が得られない
範囲にまで映像信号成分は音声信号成分に交り合
つた。映像成分と音声成分のために別々の中間周
波(IF)チヤンネルが設けられる慣用の音声分
離式受像機へそのような副搬送波信号を印加する
ことは実用的でない。その理由は、慣用のそして
現在のテレビジヨン・チユーナの41.25MHzの音
声IF出力は、現在用いられる音声チヤンネルの
IFフイルタが所要の有効度を達成できる範囲よ
りも上にあるからである。 米国特許第3099707号で提案された別な装置は、
音声搬送波を周波数変調する水平走査信号の高周
波との干渉を避けるために、中心周波数が
23.625KHzで、振幅変調され、搬送波が抑圧され
た副搬送波成分を利用した。受像機において復調
用の副搬送波を再生することを容易にするため
に、39.375KHzのパイロツト信号が送信された。
このパイロツト信号は、受像機中に存在する
15.75KHzの水平走査信号と組み合わされる時、
23.625KHzの抑圧された搬送波を発生させること
になつた。この装置は、L−Rチヤンネルの帯域
幅が対称的な側波帯で8KHzに制限される点で、
満足な性能を提供しなかつた。非対称な側波帯を
使用することによつて利用可能な帯域幅を増そう
とする試みは実用的でなかつた。その理由は、こ
れが水平走査信号の主高調波をL−R成分の上側
波帯へ導入したからである。 31.5KHzまたは水平走査周波数の2倍の中心周
波数を有する副搬送波を用いた点で、前述した諸
装置と異なる2つの別な装置は米国特許第
3046329号および第3219759号明細書に開示されて
いる。第1の装置は、もし不当に狭いL−Rチヤ
ンネル帯域幅を避けようとするならば、受像機中
に複雑な波・復調回路装置を設ける必要があつ
た単側波帯装置であつた。第2の装置は、他のイ
ンターキヤリア装置と同様に、音声チヤンネルを
汚す映像信号成分に感じ易かつた。更に、これら
の装置は、受像機内部での接続または水平偏向信
号の少なくとも非破壊的サンプリングを要した
し、アド−オン(add−on)式アダプタの場合に
は受像機を変更しかつコンバータに付加的なケー
ブルを設ける必要があり、これにより設置費を増
しかつコンバータの融通性を低減する。 対照的に、この発明の装置は、帯域幅15KHzの
L+R成分および19KHzのパイロツト成分と一緒
に、38KHzの副搬送波が振幅変調され且つ副搬送
波が抑圧された両側波帯のL−R成分を利用す
る。これは、米国における立体音のFM放送に利
用されるのと同様な複合信号を形成し、主音声搬
送波を周波数変調する。この装置を使用すると、
受像機での復調プロセスが簡略化され、そして慣
用の非立体音テレビジヨン受像機とコンパチブル
な信号を供給する。また、提案された装置は、現
存の白黒およびカラー・テレビジヨン受像機と協
働して容易に利用され得る設計と構造の自蔵式コ
ンバータと共に使用されることになる。 従つて、この発明の総括的な目的は、標準のテ
レビジヨン伝送と協働して立体音の音声情報を送
受信するための新しく改良したシステム及びその
受信機を提供することである。 他の目的は、改善された性能を呈しかつ付随す
る映像伝送と干渉しい立体音テレビジヨンの音声
を送受信するためのシステム及びその受信機を提
供することである。 別な目的は副搬送波形のコンパチブルな立体音
伝送を受信するために、現存のテレビジヨン受像
機を少し変更するだけで受像機に簡便に設置され
ることのできる受信装置を提供することである。 更に他の目的は、副搬送波形のコンパチブルな
立体音テレビジヨンの音声伝送を受信するために
慣用の立体音FM受信機と一緒に使用されること
のできるコンバータを提供することである。 更に別な目的は、副搬送波形の立体音テレビジ
ヨンの音声伝送を受信するために市販の標準部品
を使用して経済的に構成できる装置を提供するこ
とである。 その他の目的は、標準のテレビジヨン伝送と協
働して2ケ国語の音声を伝送するためのシステム
及びその受信機を提供することである。 (課題を解決するための手段) この発明は、映像源信号と一緒に左側と右側の
音声源信号を送受信するための立体音声テレビジ
ヨン通信システムに向けられる。 本システムは規定の周波数限界のテレビジヨン
放送チヤンネル内で、所定の上限周波数限界を有
し、前記テレビジヨン放送チヤンネルの第1の部
分を占有する振幅変調信号を形成するように映像
搬送波を振幅変調する映像源信号と、所定の上限
周波数限界を有し、前記テレビジヨン放送チヤン
ネルの第2の部分を占有する周波数変調信号を形
成するように音声搬送波を周波数変調する左側と
右側の音声源信号と、を送受信する。 本システムは又、前記左側と右側との音声源信
号の和を表す音声和信号と、前記左側と右側との
音声源信号の差を表す音声差信号とをつくる発生
器手段であつて、前記音声和信号を表す第1の成
分と、前記音声差信号を表し、抑圧された副搬送
波を中心とする上側波帯と下側波帯とを有する振
幅変調された副搬送波の第2の成分と、前記抑圧
された副搬送波の周波数の半分の周波数を有する
パイロツト成分とを含む複合信号を発生する発生
器手段を備える。 本システムは更に、前記テレビジヨン放送チヤ
ンネルの第2の部分内に音声搬送波を発生するた
めの手段と、前記音声搬送波を前記複合信号で周
波数変調して前記第2の部分内に周波数変調信号
を形成するための手段とを含む送信機手段を備え
る。該送信機手段は、前記第1の成分により周波
数変調された前記音声搬送波の周波数偏移がその
最大周波数偏移レベルを有すると共に、前記第2
の成分により周波数変調された前記音声搬送波の
周波数偏移がその最大周波数偏移レベルを有し、
前記第2の成分により周波数変調された前記音声
搬送波の最大周波数偏移レベルを、前記第1の成
分により周波数変調された前記音声搬送波の最大
周波数偏移レベルより所定のエンハンスメント・
フアクタだけ大きいレベルまでエンハンスメント
させる手段を備える。 更に、本システムは、前記複合信号を導出する
ための手段を含み、前記テレビジヨン放送チヤン
ネルを受信するための受信機手段と、前記複合信
号から前記左側と右側との音声源信号をそれぞれ
含む第1及び第2の信号を導出する復調器手段で
あつて、前記第1の信号の左側と右側との音声源
信号は前記第2の信号の左側と右側との音声源信
号とそれぞれ異なつた割合である復調器手段と、
前記第1及び第2の信号を演算して前記左側と右
側との音声源信号をつくる演算手段と、を備え
る。 この発明は、また、規定の周波数限界のテレビ
ジヨン放送チヤンネルに含まれる立体音の音声伝
送を受信するための受信機に向けられる。 ただし、該音声伝送は、規定の周波数限界を有
するテレビジヨン放送チヤンネルに含まれ、左側
と右側との音声源信号の和を有する音声和信号を
表す第1の成分と、前記左側と右側との音声源信
号の差を有する音声差信号を表し、抑圧された副
搬送波を中心とする上側波帯と下側波帯とをする
振幅変調された副搬送波の第2の成分と、前記抑
圧された副搬送波の周波数の半分の周波数を有す
るパイロツト成分と、を含む複合信号により周波
数変調された音声搬送波を有する。 更に、前記第2の成分により周波数変調された
前記音声搬送波の最大周波数偏移は、前記第1の
成分により周波数変調された前記音声搬送波の最
大周波数偏移を所定のエンハンスメント・フアク
タだけエンハンスメントされている。 本受信機は、前記テレビジヨン放送チヤンネル
を、中間周波音声信号を含む中間周波数チヤンネ
ルに変換するチユーナ手段と、前記中間周波音声
信号を前記中間周波数チヤンネルから分離する信
号処理手段と、前記複合信号を前記中間周波音声
信号から導出する音声検波手段と、前記複合信号
から前記左側と右側との音声源信号をそれぞれ含
む第1及び第2の信号を導出する復調手段であつ
て、前記第1の信号の左側と右側との音声源信号
は前記第2の信号の左側と右側との音声源信号と
それぞれ異なつた割合である復調手段と、前記第
1及び第2の信号を演算して前記左側と右側との
音声源信号をつくる演算手段と、を備える。 本発明に係るエンハンスメントは、次のとおり
のことを意味する。 上記立体音声テレビジヨン放送は、左側と右側
との音声源信号の和を表す音声和信号と前記左側
と右側との音声源信号の差を表す音声差信号とを
つくり、次に前記音声和信号を表す第1の成分
と、前記音声差信号を表し、抑圧された副搬送波
を中心とする上側波帯と下側波帯とをする振幅変
調された副搬送波の第2の成分と、前記抑圧され
た副搬送波の周波数の半分の周波数を有するパイ
ロツト成分とを含む複合信号をつくり、該複合信
号によりテレビジヨン放送チヤンネル内の音声搬
送波を周波数変調して前記左側と右側との音声源
信号を送信する。このとき、前記複合信号のうち
の一定の周波数帯域を有する第1の成分により周
波数変調された前記音声搬送波の最大周波数偏移
レベルは一定に保たれ、一方前記複合信号の第2
の成分により周波数変調された前記音声搬送波の
最大周波数偏移レベルは前記第1の成分による最
大周波数偏移レベルに対して階段状に増大され
る。これをエンハンスメントという。 これに対し、慣用技術であり、例えばテレビジ
ヨン学会編「テレビジヨン・画像工学ハンドブツ
ク」(オーム社、昭和55年12月30日発行)の第247
頁左欄第5〜18行に記載されているようなブリエ
ンフアシスは、前記複合信号に含まれる周波数成
分のレベルを周波数と共に増大させるものである
(後述の第16A図及び第16B図の説明参照)。 従つて、エンハンスメントは、前記複合信号の
第2の成分による最大周波数偏移レベルを前記複
合信号の第1の成分による最大周波数偏移レベル
に対して階段状に増大する点で、前記複合信号の
周波数成分のレベルを周波数と共に増大させるプ
リエンフアシスと相違する。 新規であると信じるこの発明の特色は特許請求
の範囲中に詳しく説明される。この発明は、その
別な目的および利点と一緒に、添付図面について
の以下の説明を参照することにより、一番良く理
解できる。なお、図面中、同一符号は同一機器な
いし同等物を示す。 (実施例) 図面、特に第1〜6図について説明すれば、こ
の発明の立体音音声伝送装置は、普通に設計され
かつ構成されてよい音声用送信機20および映像
用送信機21と協働して用いられ得る。2台の送
信機からの高周波(RF)出力信号は、慣用の高
周波信号ダイプレクサ22中で組み合わされかつ
普通の送信アンテナ23によつて放射される。 カメラ、フイルム・チエーン、ビデオ・テー
プ・レコーダなどから得られるような映像源信号
は、第2図に示す帯域特性を有する振幅変調され
た(AM)高周波出力信号24を生じるために、
映像用送信機21へ印加される。これと同時に、
マイクロホン、テープ・デツキ、ターンテーブル
などから得られるように左側(L)と右側(R)
の立体音の音声源信号(これはその典形的な例で
は撮像中の光景の2つの異なる位置での音レベル
を表わす)は音声用送信機20へ印加される。こ
の音声用送信機の内部において両音声源信号はス
テレオ多重発生器25へ印加される。このステレ
オ多重発生器は、慣用のステレオFM放送用送信
機中で利用されているものと、その構成および動
作が同じであつてよい。この発明によれば、ステ
レオ多重発生器の出力は、第3図に示すようにL
+R音声成分27、中心周波数が38KHzであり、
上側波帯28aと下側波帯28bから成る両側波
帯L−R成分28、および19KHzのパイロツト成
分29を含む複合信号から成る。この複合信号は
音声用送信機20内の慣用の高周波変調かつ増幅
回路30へ印加され、第2図に示すように映像信
号の中心から4.5MHz離れた、周波数変調された
(FM)出力信号26を生じる。 第4図について説明すれば、ステレオ多重発生
器25は、それぞれLチヤンネル用、Rチヤンネ
ル用の一対のプリエンフアシス回路31a,31
bおよび一対の17KHz低域フイルタ33a,33
bを含み得る。当業者には周知のように、プリエ
ンフアシス回路はL信号およびR信号に或る周波
数応答特性を課する。これは送信される番組の信
号対雑音比を改善するために高い方の周波数を強
調する。低域フイルタ33aおよび33bは、
17KHzを超える入力信号が19KHzのパイロツト成
分およびL−R成分に影響しないようにするのに
役立つ。低域フイルタ33a,33bからそれぞ
れ左側、右側の音声信号は同期スイツチング段3
5へ印加され、こゝで各音声信号は交互にサンプ
リングされ当業者には周知の態様でL+R成分と
L−R成分を生じる。スイツチング段35の動作
は、76KHzの水晶制御式発振段36および2:1
の周波数分周段37によつて発生される。38KHz
の矩形波信号で制御される。 複合信号中に存在し得る53KHzよりも高い高周
波を除去するために60KHz低域フイルタ38で更
に波した後、スイツチング段35の出力は加算
段39中で19KHzのパイロツト信号と組み合わさ
れる。このパイロツト信号は他の2:1分周段4
0および19KHz低域フイルタ兼位相調節段41に
よつて導出され、スイツチング段35の38KHzサ
ンプリング動作との正確な時間一致を確保する。 第3図について説明すれば、この発明で目論ま
れる基本的な装置では、ステレオ多重発生器25
によつて発生されるL+R信号成分27は、50Hz
〜15KHzの周波数帯を有し、かつ22.5KHzの最大
音声搬送周波数偏移を生じるのに充分な振幅を有
することが望ましい。L−R信号成分28は、
38KHzの抑圧された搬送波を中心にしてそれぞれ
23KHz〜37.95KHz、38.05KHz〜53KHzの周波数帯
を有することが望ましい下側波帯28b、上側波
帯28aから成る。各側波帯は、音声搬送中に
11.25KHzの最大周波数偏移を生るのに充分な振
幅を有する。下側波帯28bとL+R成分27の
中間に在ることが望ましい19KHzのパイロツト成
分29は、音声搬送波中2.5KHzの周波数偏移で
伝送される。第3図に示すように、図示の実施例
のためには、複合信号に要する全帯域幅は53KHz
であり、そしてL+R成分、L−R成分およびパ
イロツト成分に課せられる振幅に制限があるので
音声搬送波の最大偏移は25KHzである。 この発明の一面によれば、パイロツト搬送波の
周波数は映像伝送の水平走査周波数(Fh)、すな
わち米国での白黒伝送の場合には19.6875KHzで
ありそして米国でのカラー伝送の場合には
19.66783KHzである水平走査周波数の5/4まで高
められ得る。これによつて、水平走査周波数の第
2高調波と第3高調波の中心に抑圧された搬送波
がくる。これらの高調波は、映像成分を適切に除
去しなかつた従来形の立体音音声伝送装置中での
干渉の主原因であることが分つた。これは、19K
Hzのパイロツト搬送波での場合と同様に、6.5K
Hz、9.25KHzおよび2.75KHz(聴者によつて知覚
される6.5KHz成分と9.25KHz成分のビート)の3
つの成分の代りに、7.8KHz前後の信号成分への
L−R成分の干渉をまた低減する。 この発明に係る、立体音の音声伝送を受信する
ための立体音コンバータ50は第6図に示されて
いる。このコンバータは、テレビジヨン受像機と
は別個に作動し、慣用のテレビジヨン・アンテナ
51へ直接々続するための入力端子並びに外部の
ステレオ増幅器およびスピーカ装置へ接続するた
めのLおよびR音声出力端子を有する。アンテナ
51で捕えられた高周波信号はコンバータ内のユ
ーザーが調節できるチユーナ52へ印加される。
こゝで、所望のテレビジヨン・チヤンネルが選択
され、増幅され、そして適当な中間周波数この場
合には10.7MHzに変換される。中間周波(IF)信
号はIF増幅段53へ印加されて更に増幅される
と共に振幅制限される。増幅されたIF信号は慣
用のFM検波段54へ印加され、第3図に示した
ようなL+R成分、L−R成分およびパイロツト
成分を含む複合音声信号がこの分野で周知の態様
で発生される。更に、FM検波段54はチユーナ
52へ印加するための自動周波数制御(AFC)
電圧を発生してチユーナを所望の放送局に同調さ
れた状態に維持することができ、そしてIF増幅
段53はチユーナ52へ印加されるAGC信号を
発生して一定の信号レベルを維持することができ
る。 ステレオ増幅器およびスピーカ装置を駆動する
のに必要なLおよびR音声信号を得るために、
FM検波段54からの複合信号はステレオ復調器
55へ印加される。この復調器は送信機中のステ
レオ多重発生器25に対応するものとして働く。
その最も基本的な形態では、ステレオ復調器55
は、回路のLおよびR音声出力用の必要なデイエ
ンフアシス回路と共に、ステレオFM放送受信機
中で普通に用いられる復調回路と同様な市販の集
積回路(IC)形ステレオ復調回路を含み得る。
第7図について説明すれば、このような復調器内
では、複合信号は、バツフア増幅器60で増幅さ
れ、そして位相ロツク・ループの一部である位相
検波器61へ印加される。位相ロツク・ループは
低域フイルタ62、直流増幅器63、76KHzの電圧
制御式発振器64、2個の2:1分周段65およ
び66並びに位相補正回路67を含む。この位相
補正回路67の出力は、複合入力信号と比較する
ために、位相検波器61へ第2入力として提供さ
れる。位相ロツク・ループは、19KHzのパイロツ
ト搬送波へロツクするように設計され、かつ同期
スイツチング段68を制御するために正しい位相
で38KHzの第2高周波を生じる。 同期スイツチング段68は、38KHzの周波数で
複合ステレオ入力信号を交互にサンプリングす
る。この複合ステレオ入力信号は、送信機中で複
合信号を形成する際対応するサンプルがステレオ
多重発生器25中の同期スイツチング手段35に
よつて組み立てられるのと同じシーケンスでかつ
時間的に正確に同期をとられる。当業者には周知
のように、これは同期スイツチング手段の出力側
にLおよびRの音声信号を発生させることにな
り、そしてこれらの導出された音声信号は2個の
デイエンフアシス回路69aおよび69bのそれ
ぞれへ印加される。これらのデイエンフアシス回
路中では、送信機で導入されたプリエンフアシス
特性を補償するために、所定の周波数応答特性が
導入される。同期スイツチング段からのLおよび
R音声出力は、外部のステレオ増幅器およびスピ
ーカ装置へ印加され得るか、或はコンバータ内に
設けられた適当な音声増幅段とスピーカのどちら
か一方もしくは両方へ印加され得る。 立体音テレビジヨンのコンバータの二重変換形
のものは第8図に示されている。この実施例で
は、チユーナ52は選局したテレビジヨン放送信
号はLF信号に変換する。このIF信号は中心周波
数45.75MHzの映像分および中心周波数41.25MHz
の音声分を含む。このIF信号は41.25MHz帯域フ
イル70へ印加され、こゝで音声分だけが分離さ
れてミクサ段71へ印加される。このミクサ段7
1の内部では、IF音声分は発振段72からの
51.95MHzもしくは30.55MHzの連続波信号と組み
合わされて10.7MHzの第2IF信号を発生する。こ
の第2IF信号は、FM検波器54へ印加されるの
に先立つて、慣用の10.7MHzIF増幅段53中で増
幅されかつ振幅制限される。FM検波器54中で
は、上記信号は、第3図に示したようなL+R成
分、L−R成分およびパイロツト信号成分を有す
る複合ステレオ信号に変換される。その上、第6
図の単変換コンバータについて前述したように、
IF増幅段53はチユーナ52へ印加するための
AGC電圧を発生でき、そしてFM検波器54は中
間周波数を中心周波数とするAFC電圧を発生で
きる。このAFC電圧は発振段72またはチユー
ナ52へ印加される。 二重変換コンバータのイメージ除去機能は、
41.25MHzの第1中間周波数が受像機の受ける受
信々号の周波数とイメージ周波数とを大きく分離
する点で、中間周波数10.7MHzの単変換コンバー
タよりも優れている。41.25MHzのIFチヤンネル
は、受像機は、受信した放送波から除かれる1次
イメージ帯82.5MHzおよびミクサ中で2倍にされ
ることができそしてこれによりIF増幅器を通過
する放送波から除かれる2次干渉帯20.625MHzを
うける。幸いなことには、ある程度除かれる周波
数は、二重変換コンバータ中の通常のチユーナの
選択度によつて効果的に除かれる。しかしなが
ら、単変換コンバータ中では、これらの1次、2
次周波数帯はそれぞれ21.4MHz、5.35MHzのみが
所望の信号から除かれる。後者の近くは、選局さ
れたチヤンネルおよび隣接するチヤンネルの映像
スペクトルの一部がIF増幅器を通過して音声チ
ヤンネルを劣悪化することになる。従つて、単変
換コンバータ用のチユーナは、二重変換コンバー
タ中で利用されるチユーナよりもはるかに高い選
択性を呈さなければならない。単変換受信機中で
2次干渉を弁別する問題は、10.7MHzよりも少し
高いIFを採用することによつて改善できる。 便宜上、放送の音声部分と映像部分の両方に対
しコンバータでチヤンネルの選局を行なうことが
望ましい。このために、コンバータは第9図およ
び第10図に示すようなアダプタ90の形態をと
れる。このアダプタは、信号の音声成分と映像部
分の両方を受けるための、かつこれと同時に、変
換された映像IF信号を慣用のテレビジヨン受像
機94へ供給して光景の映像を再生するための適
当な高周波回路を含む。アダプタ90(これは、
テレビジヨン受像機に至る付加的な高周波出力回
路を除外すれば、第8図に示したコンバータと設
計および構成が同じものであつてよい)は、テレ
ビジヨン受信アンテナ51によつて捕えられた信
号を中間周波数に変換するためのチユーナ91を
含む。IF信号(これはテレビジヨン受像機中で
普通に用いられるIF信号に相当する。すなわち
音声搬送波では41.25MHzでありかつ映像搬送波
では45.75MHzである)は、高周波増幅器92で
増幅され、そして同軸ケーブル93を通じてテレ
ビジヨン受像機94へ結合される。このテレビジ
ヨン受像機の内部では、同軸ケーブル93は、テ
レビジヨン受像機のVHFチユーナ96aのUHF
入力端子へ信号を結合するのに役立つ分離回路9
5に終る。VHFチユーナはテレビジヨン受像機
の主シヤーシ99へ慣用の仕方で結合される。な
お、このテレビジヨン受像機は総ての点で慣用の
ものである。主シヤーシはブラウン管97を駆動
するための映像出力信号を発生する。 アダプタ90の残りの構造および動作は第8図
に示したコンバータと同じである。第8図のコン
バータにおけるように、高周波増幅器92の
41.25MHz出力は41.25MHz帯域フイルタ70を通
してミクサ手段71の入力端子へ印加される。
こゝで、IF信号は発振器72が発生した51.95M
Hzの連続波でヘテロダインされる。その結果、
10.7MHzのIF信号が発生されて10.7MHzのIF増幅
器53へ印加される。このIF増幅器から増幅さ
れたIF出力信号はFM検波器54へ印加され、L
+R成分、L−R成分およびパイロツト成分を有
する複合信号が導出される。この複合信号はステ
レオ復調器55へ印加され、こゝで外部の立体音
増幅装置(図示せず)へ印加するためのLおよび
Rの音声源信号が発生される。 動作時、家庭用テレビジヨン受像機中に普通に
組め込まれる形式の慣用のターレツト式またはバ
ンドスイツチ式の切替チヤンネル・チユーナから
成り得るチユーナ91は所望のチヤンネルへセツ
トされ、そしてこのチユーナからのIF出力は高
周波増幅器92、同軸ケーブル93および分離回
路95を通してテレビジヨン受像機のVHFチユ
ーナ96aの入力端子へ印加される。この相互接
続は通常簡単に行なうことができる。その理由
は、VHFチユーナ96aがUHFチユーナ96b
へ、少なくとも一端にプラグを有する同軸ケーブ
ル93aで普通に接続されるからである。従つ
て、接続を完成するためには、この同軸ケーブル
のプラグをはずして分離回路にプラグインするこ
とだけが必要である。分離回路は、インピーダン
スを整合することに加えてシヤーシのアースを分
離ないしデカツプルするのに役立つ。VHFチユ
ーナは、UHF位置へ切換えられる時、アダプタ
90からの信号をテレビジヨン受像機の主シヤー
シ99へ通過させることだけに役立つ。 アダプタ90がLおよびRの音声信号を発生す
る間、テレビジヨン受像機94はブラウン管97
に画像を再生する通常の態様で作動する。テレビ
ジヨン受像機の動作が立体音の音声信号の受信に
何等影響しないので、受像機内の非安定性すなわ
ち貧弱な信号品質は再生された音声の品質を低下
させることができない。テレビジヨン受像機の自
動利得制御(AGC)回路はこの構成での映像レ
ベルの有効制御を保ち、そしてチユーナ91がテ
レビジヨン受像機94中で画像の品質を最適にす
るように調節される間再生された音声の品質はア
ダプタのAFC回路およびAGC回路によつて自動
的にかつ個別に最適化される。 マルチチヤンネル・チユーナの代りに、特定の
チヤンネルだけを受けるための単一チヤンネル・
チユーナを利用できることがまた認められよう。
明らかに、このように構成すれば、簡単になりそ
してアダプタの製造費が安くなる。これは宣伝用
や特定の用途に対しパツケージを魅力的にする。 チヤンネルの選局が受像機の内部で行なわれ
る、慣用のテレビジヨン受像機と協働して使用す
るための立体音用音声アダプタは第11図および
第12図に示される。この構成では、第11図に
示すように、テレビジヨン受像機のキヤビネツト
の内部にアダプタ100を隠せる。テレビジヨン
受像機は、第12図に示すように、慣用の設計と
構造のものでよく、受信アンテナ51、チユーナ
101、テレビジヨン受信回路103、ブラウン
管104およびスピーカ105を備える。アダプ
タを動作させ易くするために、チユーナ101か
らのIF出力信号はピツクアツプ102で非破壊
的にサンプリングされ、そして同軸ケーブル10
6を通じて可変利得高周波増幅器107へ伝送さ
れる。ピツクアツプ102は、信号路へ結合され
た高イピーダンス電圧ピツクアツプでもよいし、
或はチユーナと主シヤーシの間に存在するケーブ
ルのプラグを外しかつピツクアツプにプラグを入
れることによつて信号路と直列に挿入され得る低
インピーダンス電流ピツクアツプでもよい。 高周波増幅器107の出力は、41.25MHzの音
声用帯域フイルタ108を通して第1ミクサ段す
なわち第1ヘテロダイン段109へ印加される。
この第1ヘテロダイン段において、この信号は発
振器112が供給する51.95MHzの連続波信号と
ヘテロダインされて10.7MHzのIF信号を発生す
る。前述したコンバータにおけるように、この
IF信号は10.7MHzのIF増幅器113へ印加され、
そこで増幅かつ振幅制限された後、慣用のFM検
波器114へ印加される。このFM検波器114
からの複合出力信号は差動増幅器118の非反転
入力端子へ印加される。差動増幅器の出力は次い
でステレオ復調器119へ印加されてLおよびR
の音声出力信号を発生する。この音声出力信号は
外部の立体音用音声増幅装置へ印加される。 性能を改善するために、任意の45.75MHz映像
用帯域フイルタ110を高周波増幅器107の出
力端子へ接続できる。この帯域フイルタを通過し
た映像信号は、第2のミクサ段すなわちヘテロダ
イン段111中で発振器112からの51.95MHz
の連続波信号と混合されて6.2MHzのIF信号を形
成する。この6.2MHzの信号は、6.2MHzIF増幅器
115中で増幅かつ振幅制限された後、慣用の
FM検波器116へ印加される。こゝで、映像チ
ヤンネルの周波数偏移を示す出力信号が発生され
る。この出力信号は500Hzの低域フイルタ117
を通して差動増幅器118の反転入力端子へ印加
され、この差動増幅器の出力をしてFM検波器1
14からの複合信号とFM検波器116からの低
周波信号との差に対応させる。 6.2MHzのIF信号から任意に導出された低周波
の音声成分を減算することの効果は、マイクロホ
ニツク雑音または交流電源高調波の結果としてテ
レビジヨン受像機のチユーナ101の出力側にお
いて音声チヤンネル中に存在するどんな外来FM
変調の影響も幾らか或は全部相殺することであ
る。6.2MHz回路は、映像搬送波中に500Hzよりも
低いFM変調成分が比較的存在しないので、この
目的のために有効である。従つて、FM検波器1
16への途中で見い出されるどんなFM成分も必
然的に両信号路に共通の不所望な影響が原因であ
り、よつて差動増幅器118により主音声チヤン
ネルから相殺されるべきである。 この発明に従つて送信された立体音テレビジヨ
ンの音声放送を受信するのに必要な回路装置は、
第13図に示されるように、テレビジヨン受像機
の一体部分としてまた提供され得る。図示の受像
機では、その音声チヤンネルの構造および動作が
普通のものである以外、テレビジヨン放送はアン
テナ51で捕えられ、そして慣用のチユーナ12
0で増幅後に中間周波数に変換される。IF信号
の45.75MHz映像分は、45.75MHz映像用IF増幅器
121によつて増幅され、その後映像用検波器1
22へ印加される。この映像検波器は捕えた信号
の中から映像情報を導出する。映像検波器122
からの映像信号は、慣用の映像増幅器123で増
幅された後、ブラウン管へ印加されてその電子ビ
ームの輝度を制御する。電子ビームの水平走査と
垂直走査は、映像検波器122から同期パルスを
受ける慣用の偏向回路125によつて制御され
る。 音声信号は41.25MHzのIF信号としてチユーナ
120の出力側に現われる。この信号は41.25M
Hzの音声用帯域フイルタ126によつて45.75M
Hzの映像信号から分離されかつミクサ段すなわち
ヘテロダイン段127へ印加される。このヘテロ
ダイン段127中では、41.25MHzの音声IF信号
は発振器128からの30.55MHzまたは51.95MHz
の連続波信号と組み合わされて10.7MHzのIF信号
を発生する。このFI信号は、10.7MHzIF増幅器1
29で増幅かつ振幅制限された後、FM検波器1
30へ印加される。このFM検波器中では、第3
図に示したようなL+R成分、L−R成分および
パイロツト成分を含む複合信号が発生される。こ
の複合信号はステレオ復調器131へ印加されて
LおよびRの音声源信号を発生させる。FM検波
器130は発生器128中の適切な周波数制御回
路へ印加されるAFC電圧をまた発生した、チユ
ーナ120の微同調とは無関係にIFチヤンネル
中に10.7MHzのIF信号を維持する。 前述した立体音用音声コンバータおよびアダプ
タについて説明したようなステレオ復調回路およ
びデイエンフアシス回路の両者を含むステレオ復
調器131は、複合信号から、放送源で発生され
たRおよびLの音声源信号を再生する。これらの
音声源信号はそれぞれ音声増幅器132,133
へ印加され対応するスピーカ134,135を駆
動するのに適したレベルまで増幅される。これら
のスピーカは図示のようにブラウン管124の右
側と左側に置かれてテレビ視聴中リアルなステレ
オ効果を呈することが望ましい。 テレビジヨン受像機の音声チヤンネルは二重変
換に設計され、第1変換段はチユーナ120中に
含まれる。この適用のために、現在の技術では、
単変換音声チヤンネルは下記の理由によりかなり
劣る。すなわち、入手できるテレビジヨン・チユ
ーナのIF出力周波数(41.25MHz)が高いこと、
並びにフイルタ、振幅制限器およびFM検波器
(このFM検波器は、ハイフアイ立体音用IF増幅
器のきびしい要件を満しながら、上述した周波数
で作動できる)を作ることが難しいことである。
組み合わされた帯域幅、通過帯位相直線性および
スカート減衰設計要件は、現在のRLCフイルタ、
セラミツク・フイルタおよび水晶フイルタを使え
ば、実用の技術と消費市場の経済性の両方または
一方の範囲外にある。たゞし、新しいフイルタ技
術は究極的にはこれらのフイルタ要件を満すこと
になろう。現在のテレビジヨン・チユーナの
41.25MHz出力周波数を下げることは魅力的な別
法ではない。その理由は、優れたイメージ除去と
適切な映像チヤンネルの帯域幅とがより高いIF
の重要な利点だからである。 二重変換音声チヤンネルは、標準の41.25MHz
のチユーナ出力周波数の優れたイメージ除去利点
を保持し、これと同時に改良された制限および
FM検波を達成するために低い第2変換IF出力周
波数の利点を利用する。更に、二重変換音声チヤ
ンネルは、映像チヤンネルと音声チヤンネルを効
果的に分離し、かつそれぞれのチヤンネル中で導
出されるAFC信号とAGC信号で両チヤンネルを
個別に最適化する。性能を最適にするために
10.7MHz以外の周波数を第2IFチヤンネルに利用
できることが認められよう。10.7MHzの周波数の
主な利点は今日では10.7MHzのIF増幅器を容易に
利用できることである。 この発明の他面によれば、この発明に従つて送
信される立体音テレビジヨンの音声信号は、第1
4図に示したアダプタ80により、慣用のFMス
テレオ放送受信機で受信できる。アダプタすなわ
ちコンバータは、受信アンテナ51で捕えた高周
波信号が印加される高周波増幅器81およびミク
サ82を含む。このミクサ82では、増幅された
信号が発振器83からの連続波出力信号とヘテロ
ダインされる。高周波増幅器81、ミクサ82お
よび発振器83はチユーナ84として働く。高周
波増幅器81の動作周波数は所望のテレビジヨン
放送チヤンネルに調節され、そして発振器83の
周波数は3倍にされた時の音声差周波数が88〜
108MHzのFM放送帯内に在るようにテレビジヨ
ン・チヤンネルの音声搬送波から除去された周波
数で作動するように調節される。図示の実施例で
はこの中間周波数は30MHzである。 ミクサ82からのIF出力信号は30MHzIF増幅
器85へ印加され、こゝで増幅されかつ振幅制限
された後、周波数3逓倍器兼90MHzフイルタ86
へ印加される。コンバータを所望のチヤンネルに
同調させるために、IF増幅器85からの30MHz
出力信号はFM検波器84へ印加され得る。この
FM検波器84は発振器83へ印加するための
AFC信号を発生する。標準の立体音FM放送信号
と様な変調特性を有する立体音信号を構成する3
逓倍器兼フイルタ86の出力は、慣用のFMステ
レオ・チユーナ(図示しない)のアンテナ入力端
子へ印加される。FMステレオ・チユーナの出力
(LおよびRの音声出力信号から成る)は、慣用
のステレオ増幅器へ、その後左側と右側のスピー
カへ印加され得る。これらのスピーカは、受信し
た放送の映像部分が映写されるテレビジヨン・ス
クリーンの両側に配置されることが望ましい。セ
レクタ・スイツチ(図示しない)はアダプタ80
の出力回路装置中に含まれ得る。これは、アダプ
タを使用しない時、FMチユーナをFM受信アン
テナ(図示しない)へ接続し易くするためであ
る。 30MHzのIF信号の第3高調波の周波数偏移が
テレビジヨンの音声搬送波の最大偏移25KHzの3
倍であるので、得られた90MHz信号では標準の
FM放送用の最大偏移75KHzが得られる。例えば、
テレビチヤンネル11を受信するとすれば、受
信々号の音声搬送波は203.75MHzであり、そして
映像搬送波は199.25MHzである。これは233.75M
Hzの発振周波数を指令し、IF映像搬送波34.5MHz
にそして音声搬送波を30MHzにすることになる。
34.5MHzの映像搬送波はIF増幅器中で除去され、
3逓倍器86中で90MHzにされるための30MHz音
声搬送波だけを残す。そして90MHzのFM放送チ
ヤンネル211で受信される。この発明によれ
ば、パイロツト周波数が19KHzで得られるので、
標準のFM放送を復調するためにチユーナ中で利
用されたのと同一の復調回路は立体音テレビジヨ
ン音声信号を復調するのに役立つ。 30MHzIF増幅器85中で使用するためのフイ
ルタは、最近の表面波技術の実用設計能力の範囲
内にあり、そしてsinX/X形のフイルタのための特 に良い用途を提供する。30MHzの周波数でのFM
検波はこの用途では問題でない。それは、この機
能がステレオ・チユーナの内部で外部的に果され
るからである。 所望の信号の高調波を利用することにより周波
数偏移を増す技術は、FM受信機のリミツタおよ
び弁別器の性能を改善するための基礎を提供す
る。これは、変調された中間搬送波の周波数偏移
の増加が発生した出力信号のレベルを効果的に増
すためである。この技術の応用面を例示するため
に、第8図について前述したテレビジヨン音声コ
ンバータ中での41.25MHzから10.7MHzへの第2
変換は発振器72の周波数として46.60MHzを選
択することで達成でき、これによりミクサ71の
出力端子に5.35MHzの差周波数を得る。10.7MHz
のIF増幅器(これは今では5.35MHzの第2高調波
に同調されている)は、FM検波器54への伝送
信号の2倍の周波数偏移を提供する。このように
して抽出された10.7MHzという第2高調波の振幅
は、信号対雑音比を最大に改善するために増加さ
れた偏移の利益を全面的に受けるために、必須の
5.35MHzの基本波の振幅と等しくする必要がな
い。要求される総ての事柄は、それがIF増幅器
53の最小閾値レベルを超え良好な制限作用が得
られるようにすることである。当業者に明らかに
すべきことは、ミクサ71からの他の適当に低い
差周波数出力を設計することにより、もつと高次
の高調波を10.7MHzのIF増幅器で抽出できること
であり、これは比例的に増加した周波数偏移を生
じる。 この発明の他面によれば、この発明の立体音テ
レビジヨンの音声装置は2ケ国語番組に利用でき
る。第15A図に示すように、テレビジヨン放送
の音声部分が2つの異なる言語AおよびBで同時
放送されるべきであるとすれば、A音源は第1、
第2の差動増幅器152,153の反転入力端子
へそれぞれ抵抗150,151を介して接続され
る。B音源は差動増幅器152の反転入力端子へ
抵抗154を介して接続されかつ差動増幅器15
3の非反転入力端子へ抵抗155を介して接続さ
れる。差動増幅器152,153の非反転入力端
子はそれぞれ抵抗156,157によつてアース
へ接続され、そして反転入力端子はそれぞれ抵抗
158,159によつて各差動増幅器の出力端子
へ接続される。差動増幅器152,153の出力
端子は、第4図に示したステレオ多重発生器25
と構造および動作が同じであり得るステレオ多重
発生器147のLおよびR音声入力端子へ接続さ
れる。 このマトリクス構成の結果として、言語Bは以
前には38KHzのL−R副搬送波チヤンネルであつ
たものを変調し、そして言語Aは以前にはL+R
主チヤンネルであつたものを変調する。19KHzの
パイロツト成分はそれがステレオ音声番組材の伝
送中だつたので送信される。 第15B図に示されたような受信機では、ステ
レオ復調器148のLおよびR音声出力はそれぞ
れ抵抗160,161を通して差動増幅器162
の非反転入力端子、反転入力端子へ印加される。
差動増幅器162の出力端子は抵抗164によつ
て反転入力端子へ結合され、そして非反転入力端
子は抵抗163によつてアースへ接続される。抵
抗160,161,163および164は差動増
幅器162と組み合つてマトリクスを形成し、差
動増幅器の出力端子に、言語Bに対応した信号を
発生する。復調器をモノラル動作に調節すること
により、ステレオ復調器148の両出力端子に言
語Aを得ることができる。3極、3位置モードの
セレクタスイツチ165を設け、外部の2チヤン
ネル音声増幅器166で増幅しかつスピーカ16
7および168へ印加すべき信号を選択し、そし
て言語Aの受信中復調器をモノラル動作に調節で
きる。 この構成で目論まれることは、言語Aが通常多
数派語すなわち母国語であることである。言語A
が伝えられるL+Rチヤンネルは、現存のモノラ
ル・テレビジヨン受像機で両立して受信される。
受信端では、マトリクス回路はアダプタ149
(第15B図)として構成できる。このアダプタ
は、言語AまたはBを選択的に再生できるように
するために、第6図および第8図に示したのと同
様な現存の受像機へ簡単に付加ないし組み込み得
る。2ケ国語装置は、これもまた標準のFMステ
レオ放送と協働して使用できることに注目された
い。この場合には、アダプタ149はステレオ
FM受信機のLおよびR音声出力端子とステレオ
増幅装置との間に接続される。 以上の説明から分ることは、この発明は目論ま
れる基本的な立体音テレビジヨンの音声伝送装置
が現存のテレビジヨン音声伝送装置にステレオ
FM多重発生器を付加することおよび現存のテレ
ビジヨン受像機にコンバータまたはアダプタを付
加することだけを必要とすることである。しかし
ながら、以下に説明しようとするこの発明の別な
面に従つて今まで述べてきた装置の若干のパラメ
ータを変更することにより、そのような現存の装
置と協働して改良した音声伝送が可能である。そ
のような変更は今では実行可能である。その理由
は、商業的な立体音テレビジヨン放送が現在存在
せず、そしてそのような放送に関する標準工学も
確立されていないからである。従つて、そのよう
な標準を確立するための基礎として、音声伝送装
置の発生する変調された音声搬送波の特性を詳し
く調べ、どんな標準が画質を損うことなく立体音
の最適伝送を行なうかを決定することが適切であ
る。 第3図を参照すれば、どちらのL−R成分の最
大周波数偏移もL+R主チヤンネル成分の最大周
波数偏移の50%である。最大周波数偏移のこの減
少は、主チヤンネルの帯域幅の2倍に及び2つの
側波帯に亘りL−Rエネルギーが広がる結果であ
る。これは、L+R主チヤンネルに対してL−R
チヤンネルの変調指数を小さくする効果をもつて
いる。その上、L−Rチヤンネルの変調指数は、
変調周波数が高くなるにつれて変調指数の1/f
減少により更に小さくされる。 第16A図は、音声搬送波を種々の複合信号で
FM変調した場合の変調周波数(音声搬送波から
測定された)に対する相対位相変調角(変調指数
と対応する)の関係を対数目盛りで表したもので
ある。また、第16B図は、第16A図に示され
たものを複合信号の変調周波数に対する周波数偏
移の関係で書き直したものである。尚、図面の繁
雑さを避けるため、第16A図でパイロツト成分
の相対位相変調角のプロツトを省略し、それに合
わせて第16B図においても第3図に示されるパ
イロツト成分の2.5KHzの周波数偏移のプロツト
を省略してある。 第16A図及び第16B図の曲線Aは、複合信
号の変調周波数の全域において最大周波数偏移が
一定(22.5KHz)である場合を表したものであ
る。 第16A図及び第16B図の曲線Bは、一様な
音声スペクトル・エネルギー分布に基づくここに
提案された音声伝送装置のための100%レベルで
の変調を表す。第16B図の曲線Bは、第3図の
上述した最大周波数偏移限界に従つた場合で、第
3図のものと同じである。即ち、L+R成分の最
大周波数偏移は、2.5KHz一定であり、L−R成
分の下側波帯及び上側波帯の最大周波数偏移は、
共に11.25KHz一定である。第16A図の曲線B
は、L−Rチヤンネルの変調指数が50%(6dB)
抑圧される以外L−Rチヤンネルでは曲線Aと似
ているが、一方L+R領域では曲線Aと同じに保
たれる。 実際には、音声番組素材中のエネルギー・ピー
クの分布は周波数が高くなるにつれて下がる。こ
の実際の音声番組素材中のエネルギー・ピークの
分布は、第16B図において曲線Cのようにな
る。即ち、L+R成分の高域の周波数偏移が下が
り、またL−R成分においては、上側波帯及び下
側波帯の成分は38KHzの副搬送波から離れるにつ
れ周波数偏移が下がる。これは、第16A図にお
いては、より低い周波数ピークだけが曲線Bの
100%変調レベルに達する曲線Cで示される。第
16A図及び第16B図の曲線Cの形状は25マイ
クロ秒の時定数を有するデイエンフアシス回路の
形状と実際には同じである。この曲線は、“ジヤ
ーナル・オブ・シ・オーデイオ・エンジニヤリン
グ・ソサイアテイ(Jounal of the Audio
Engeneering Society)”、第21巻、第5号(1973
年6月号)に掲載されたレイ・エム・ドルビイ
(Ray M. Dolby)氏著の論文「FM放送におけ
る雑音低域の最適使用」及びデイ・ビー・ロビン
ソン氏著の論文「FM放送のためのドルビイB形
雑音低減」に明示されているように、最近の音声
番組におけるエネルギー分布を一番よく近似する
ことが分かつた。これらの論文に示されているよ
うに、米国FMラジオ標準によつて現在規定され
ている慣用の75マイクロ秒の時定数は、番組素材
の周波数分布に基づけば、流行遅れである。それ
は、今では時代遅れである装置及び方法をもう少
し前には使つていたからである。 再び第16A図を説明するために、まず曲線
X,Yについて説明しておくと、曲線X,YはL
+R領域中でそれぞれ75マイクロ秒、25マイクロ
秒の時定数を有するプリエンフアシス回路の周波
数レスポンスへの影源を示す。尚、L−R領域は
簡便にするために省略した。第16A図及び第1
6B図の曲線Dは、最近の番組素材(曲線Cで表
したような)への75マイクロ秒プリエンフアシス
回路の影響を例示する。即ち、第16B図の曲線
Dにおいて、L+R成分の高域の周波数偏移が低
域のそれに対して、またL−R成分の上側波帯及
び下側波帯のうちの38KHz副搬送波から離れた部
分の周波数偏移が38KHz搬送波付近に対して大き
く持ち上げられている。第16A図においては、
曲線Dは、基準線としての曲線Bをもつて、曲線
Xから曲線Cを差し引くことにより得られる。過
変調は、第16A図及び第16B図の曲線Dの、
100%変調線(第16A図及び第16B図の曲線
B)を超える部分である。これはL+R帯とL−
R帯の両方の高い音声変調周波数において優勢で
ある。 曲線Dから得られる結論は次のとおりである。
即ち、今日のFM放送における米国標準で要求さ
れた75マイクロ秒のプリエンフアシスを適用する
ことの結果は高い周波数の過補償であつた。これ
は、送信機の過変調を避けるために、中位の周波
数及び低い周波数のかなりの不足変調か或は高い
周波数の振幅制限かを要求する。前者の場合の欠
点は放送範囲が狭くなることである。後者の場合
の欠点は番組素材が受信機で再生される前にデイ
エンフアシスされるとき、高い周波数レスポンス
が消滅することである。 第16A図の曲線Dを解釈する際に考慮すべき
ことは、図の縦軸が音声搬送波の位相変調角であ
ることである。これは、総受信機間の放射路に沿
う送信された信号対雑音の干渉による許容値を示
すものとして取り出せる。第16A図の曲線D
は、75マイクロ秒のプリエンフアシスが適用され
るとき、L−R側波帯の全雑音許容値がL+R主
チヤンネルよりも事実上劣ることを明らかにす
る。尚、L−R成分の両側波帯中の38KHz近傍の
領域中での変調周波数成分は、相対位置変調角即
ち変調指数が他の領域より小さいので特に欠陥が
ある。この後者の欠点は、高い音声周波数の過変
調と共に、FMステレオ放送の今日の問題であ
る。 立体音テレビジヨンの音声標準としても75マイ
クロ秒のプリエンフアシスが採用されるべきなら
ば、L−R雑音感度の問題は現在のFMステレオ
放送の場合よりも更に重大である。それは、FM
放送標準が最大周波数偏移として75KHzを規定す
るが、テレビジヨンの音声伝送のために規定され
た対応する最大周波数偏移が僅か25KHzだからで
ある。比較のために、最近の番組素材の左側及び
右側の音声源(第16B図の複合信号においては
曲線Cとして表される)に75マイクロ秒のプリエ
ンフアシスの代わりに25マイクロ秒のプリエンフ
アシスを適用することの効果を第16A図及び第
16B図の曲線Eにより示す。尚、第16A図に
おいては基準線としての曲線Bを有し曲線Yから
曲線Cを差し引くことによつて得られる。第16
A図及び第16B図において曲線Eは曲線Bと全
部の周波数で一致することに注目されたい。曲線
Bは、25マイクロ秒のプリエンフアシスをかける
と、全部の周波数において事実上100%の変調が
かかつた番組を送信できることを示すものとして
解釈できる。25マイクロ秒のブリエンフアシスを
採用することは、38KHzを中心とした雑音許容値
の欠陥及び75マイクロ秒のプリエンフアシスの高
い周波数での過変調特性を消去することがまた明
らかである。しかしながら、L+Rチヤンネルに
対する全L−R雑音感度は、第16A図に示すご
とくL+R主チヤンネルの低い点(15KHz)とL
−Rチヤンネルの高い点(23KHz)との間で
9.6dBだけ低下することから明らかなように、低
く保持される。(尚、9.6dBは、前述のようにL
+R主チヤンネルに対するL−Rチヤンネルの上
側波帯及び下側波帯の6dB低下(1/2)分と、変
調指数の1/f減少による低下分20log(23KHz/
15KHz)=約3.6dBとの和よりなる。) L−R雑音許容値を増すための1つの方法は第
16A図び第16B図における曲線Fで示され
る。この曲線Fでは、L−R成分のレベルのみが
曲線Eに対して3のフアクタ(9.6dB)だけエン
ハンスメントされているが、L+R成分のレベル
は変わらない。L−R雑音感度を改善するための
別の方法は、曲線EのL+R成分のレベルは変え
ずに、まずL−R成分のレベルを2のフアクタ
(6dB)だけエンハンスメントして第16A図及
び第16B図の曲線Aにし、次いで7.5マイクロ
秒のプリエンフアシスを曲線Aで表される全ステ
レオ複合信号へかけることに由来する第16A図
及び第16B図の曲線Gで例示される。これは、
L−Rステレオ・チヤンネルの相対変調レベルを
上げ、且つL−Rスペクトルの高い周波数端で相
対信号強度を増すように傾斜を調節する。7.5マ
イクロ秒の時定数を有するプリエンフアシスは約
20KHzよりも高い周波数に最大の影響を及ぼすの
で、L+R主チヤンネルへの影響は最小である。 このように、この発明によれば、この発明の基
本的な音声伝送装置は、音声の忠実度、放送範囲
及びL−Rチヤンネルの信号対雑音比に関して相
当な改善が行われ得る。これは、(1)現在のFM及
びテレビジヨン放送基準で要求される75マイクロ
秒の時定数よりもむしろ25マイクロ秒の音声プリ
エンフアシス時定数を用いること、(2)ステレオ複
合信号のL−R成分のみをエンハンスメントしな
がらL−R主チヤンネルを変えないこと、及び(3)
L−Rスペクトルの負の傾斜を所望通り調節ない
し消去するためにL−R領域を選択してエンハン
スメントすること(上記の(2))と組み合わせて複
合信号へ付加的なプリエンフアシスをかけるこ
と、とによりなされる。 第17A図は、L+R主チヤンネルに影響せ
ず、これにより第16A図及び第16B図の曲線
Fの改善された信号対雑音性能特性を達成するL
−Rチヤンネルの振幅をエンハンスメントするた
めの回路装置である。この発明のこの一つの面で
は、付加的な回路装置140はLおよびRの番組
音源とスタジオのステレオ多重発生器LおよびR
の音声入力端子との間に置かれる。或は、この付
加的な回路装置はステレオ多重発生器自体の内部
装置として組み込まれることができ、その内部プ
リエンフアシス回路は25マイクロ秒の時定数に変
換される。受信機では、送信機における付加的な
回路装置140の影響を補償する付加的な回路装
置141は第17B図に示すように付加される。
受信機の補償回路141は、受信機のLおよびR
の音声出力端子と外部のステレオ増幅器/スピー
カ・装置の対応する入力端子との間に接続された
簡単なアダプタであり得るか、或は受信機のステ
レオ復調器55内に組み込まれ得る。補償回路1
41は、L及びRの音声源信号を再生するためス
テレオ復調器55の出力端子L′及びR′に出力され
た信号の演算を行う。従つて、補償回路141は
演算回路でもある。 第17A図に示したエンハンスメント回路は2
個の差動増幅器142および143を利用する。
差動増幅器142,143は、その非反転入力端
子がそれぞれL音声源、R音声源へ接続される。
差動増幅器142の出力端子(以後L′と呼ぶ)
は、ステレス多重発生器25のL音声入力端子へ
接続され、かつインピーダンスZaによつて反転
入力端子へ接続される。差動増幅器143の出力
端子(以後R′と呼ぶ)は、同様に、ステレオ多
重発生器25のR音声入力端号へ接続され、かつ
インピーダンスZbによつて反転入力端子へ接続
される。差動増幅器142と143の反転入力端
子同士はインピーダンスZcで接続される。 もし3個のインピーダンスが抵抗性でありかつ
同じ抵抗値(Za=Zb=Zc)を有するならば、L
−R音声信号の振幅は3倍に増大するが、L+R
音声信号の振幅は変らない。これは、 L′=2L−R R′=2R−L そしてL′+R′/L+R=1そしてL′−R′/L−R
=3 だからである。各ユニツトが11.25KHzの偏移に
対応する種々の入力の組み合わせのための関係は
下表に示される。
transmlssion)装置、特に今日の米国伝送基準と
コンパチブルな立体音伝送装置およびこの立体音
伝送装置の中で使用するための装置に関するもの
である。 (従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 慣用のテレビジヨン画像を伝送するのと一緒に
立体音の音声を伝送することは、送信中の番組の
リアルさおよび楽しさを大巾に高める。左側の音
声源と右側の音声源の和の情報(L+R)が複合
テレビジヨン放送信号の正規の周波数変調された
音声チヤンネルで伝送され、かつ左側の音声源と
右側の音声源の差の情報(L−R)が副搬送波で
伝送される種々のコンパチブルな副搬送波形装置
を含む装置がそのような伝送のために提案され
た。 NHK(日本放送協会)実験ノート第132号
(1970年2月号)に掲載されたヌマグチ・ヤスタ
カ、イケダ・ヤシタカおよびアキヤマ・オサム共
著の“2つのテレビジヨン音声チヤンネルの同時
伝送”中に述べられた1つのそのような装置は、
標準のNTSC音声搬送波を周波数変調した単側波
帯の振幅複変調副搬送波でL−R情報を伝えた。
この装置中で副搬送波を復調するのに必要な同期
検波を簡略化するために、副搬送波は23.625KHz
もしくは米国の白黒テレビジヨン放送の15.75K
Hzの水平走査周波数の1.5倍の周波数で発生され、
水平偏向信号をサンプリングすることにより除去
された搬送波を受像機のL−R復調器中で発生さ
せることができる。この装置は主としてサブチヤ
ンネルの帯域幅が不十分なこと、チヤンネルの分
離度が貧弱なこと、および受像機での左側(L)
と右側(R)の音声信号の発生があいまいである
ことのために、不満足なものであることが分つ
た。 立体音テレビジヨンの音声伝送にために提案さ
れ他の装置は、31.5KHzまたは水平走査周波数の
2倍の中心周波数を有する周波数変調された副搬
送波を利用した。この副搬送波は、NTSC標準の
音声搬送波を周波数変調する時、12KHzのL−R
帯域幅を提供した。しかしながら、L−R成分を
再生するために標準のインターキヤリア形テレビ
ジヨン受像機の4.5MHz音声チヤンネルへ立体音
復調機能を付加しようとした時、受像機を大巾に
変更しないと満足なL−R音声信号が得られない
範囲にまで映像信号成分は音声信号成分に交り合
つた。映像成分と音声成分のために別々の中間周
波(IF)チヤンネルが設けられる慣用の音声分
離式受像機へそのような副搬送波信号を印加する
ことは実用的でない。その理由は、慣用のそして
現在のテレビジヨン・チユーナの41.25MHzの音
声IF出力は、現在用いられる音声チヤンネルの
IFフイルタが所要の有効度を達成できる範囲よ
りも上にあるからである。 米国特許第3099707号で提案された別な装置は、
音声搬送波を周波数変調する水平走査信号の高周
波との干渉を避けるために、中心周波数が
23.625KHzで、振幅変調され、搬送波が抑圧され
た副搬送波成分を利用した。受像機において復調
用の副搬送波を再生することを容易にするため
に、39.375KHzのパイロツト信号が送信された。
このパイロツト信号は、受像機中に存在する
15.75KHzの水平走査信号と組み合わされる時、
23.625KHzの抑圧された搬送波を発生させること
になつた。この装置は、L−Rチヤンネルの帯域
幅が対称的な側波帯で8KHzに制限される点で、
満足な性能を提供しなかつた。非対称な側波帯を
使用することによつて利用可能な帯域幅を増そう
とする試みは実用的でなかつた。その理由は、こ
れが水平走査信号の主高調波をL−R成分の上側
波帯へ導入したからである。 31.5KHzまたは水平走査周波数の2倍の中心周
波数を有する副搬送波を用いた点で、前述した諸
装置と異なる2つの別な装置は米国特許第
3046329号および第3219759号明細書に開示されて
いる。第1の装置は、もし不当に狭いL−Rチヤ
ンネル帯域幅を避けようとするならば、受像機中
に複雑な波・復調回路装置を設ける必要があつ
た単側波帯装置であつた。第2の装置は、他のイ
ンターキヤリア装置と同様に、音声チヤンネルを
汚す映像信号成分に感じ易かつた。更に、これら
の装置は、受像機内部での接続または水平偏向信
号の少なくとも非破壊的サンプリングを要した
し、アド−オン(add−on)式アダプタの場合に
は受像機を変更しかつコンバータに付加的なケー
ブルを設ける必要があり、これにより設置費を増
しかつコンバータの融通性を低減する。 対照的に、この発明の装置は、帯域幅15KHzの
L+R成分および19KHzのパイロツト成分と一緒
に、38KHzの副搬送波が振幅変調され且つ副搬送
波が抑圧された両側波帯のL−R成分を利用す
る。これは、米国における立体音のFM放送に利
用されるのと同様な複合信号を形成し、主音声搬
送波を周波数変調する。この装置を使用すると、
受像機での復調プロセスが簡略化され、そして慣
用の非立体音テレビジヨン受像機とコンパチブル
な信号を供給する。また、提案された装置は、現
存の白黒およびカラー・テレビジヨン受像機と協
働して容易に利用され得る設計と構造の自蔵式コ
ンバータと共に使用されることになる。 従つて、この発明の総括的な目的は、標準のテ
レビジヨン伝送と協働して立体音の音声情報を送
受信するための新しく改良したシステム及びその
受信機を提供することである。 他の目的は、改善された性能を呈しかつ付随す
る映像伝送と干渉しい立体音テレビジヨンの音声
を送受信するためのシステム及びその受信機を提
供することである。 別な目的は副搬送波形のコンパチブルな立体音
伝送を受信するために、現存のテレビジヨン受像
機を少し変更するだけで受像機に簡便に設置され
ることのできる受信装置を提供することである。 更に他の目的は、副搬送波形のコンパチブルな
立体音テレビジヨンの音声伝送を受信するために
慣用の立体音FM受信機と一緒に使用されること
のできるコンバータを提供することである。 更に別な目的は、副搬送波形の立体音テレビジ
ヨンの音声伝送を受信するために市販の標準部品
を使用して経済的に構成できる装置を提供するこ
とである。 その他の目的は、標準のテレビジヨン伝送と協
働して2ケ国語の音声を伝送するためのシステム
及びその受信機を提供することである。 (課題を解決するための手段) この発明は、映像源信号と一緒に左側と右側の
音声源信号を送受信するための立体音声テレビジ
ヨン通信システムに向けられる。 本システムは規定の周波数限界のテレビジヨン
放送チヤンネル内で、所定の上限周波数限界を有
し、前記テレビジヨン放送チヤンネルの第1の部
分を占有する振幅変調信号を形成するように映像
搬送波を振幅変調する映像源信号と、所定の上限
周波数限界を有し、前記テレビジヨン放送チヤン
ネルの第2の部分を占有する周波数変調信号を形
成するように音声搬送波を周波数変調する左側と
右側の音声源信号と、を送受信する。 本システムは又、前記左側と右側との音声源信
号の和を表す音声和信号と、前記左側と右側との
音声源信号の差を表す音声差信号とをつくる発生
器手段であつて、前記音声和信号を表す第1の成
分と、前記音声差信号を表し、抑圧された副搬送
波を中心とする上側波帯と下側波帯とを有する振
幅変調された副搬送波の第2の成分と、前記抑圧
された副搬送波の周波数の半分の周波数を有する
パイロツト成分とを含む複合信号を発生する発生
器手段を備える。 本システムは更に、前記テレビジヨン放送チヤ
ンネルの第2の部分内に音声搬送波を発生するた
めの手段と、前記音声搬送波を前記複合信号で周
波数変調して前記第2の部分内に周波数変調信号
を形成するための手段とを含む送信機手段を備え
る。該送信機手段は、前記第1の成分により周波
数変調された前記音声搬送波の周波数偏移がその
最大周波数偏移レベルを有すると共に、前記第2
の成分により周波数変調された前記音声搬送波の
周波数偏移がその最大周波数偏移レベルを有し、
前記第2の成分により周波数変調された前記音声
搬送波の最大周波数偏移レベルを、前記第1の成
分により周波数変調された前記音声搬送波の最大
周波数偏移レベルより所定のエンハンスメント・
フアクタだけ大きいレベルまでエンハンスメント
させる手段を備える。 更に、本システムは、前記複合信号を導出する
ための手段を含み、前記テレビジヨン放送チヤン
ネルを受信するための受信機手段と、前記複合信
号から前記左側と右側との音声源信号をそれぞれ
含む第1及び第2の信号を導出する復調器手段で
あつて、前記第1の信号の左側と右側との音声源
信号は前記第2の信号の左側と右側との音声源信
号とそれぞれ異なつた割合である復調器手段と、
前記第1及び第2の信号を演算して前記左側と右
側との音声源信号をつくる演算手段と、を備え
る。 この発明は、また、規定の周波数限界のテレビ
ジヨン放送チヤンネルに含まれる立体音の音声伝
送を受信するための受信機に向けられる。 ただし、該音声伝送は、規定の周波数限界を有
するテレビジヨン放送チヤンネルに含まれ、左側
と右側との音声源信号の和を有する音声和信号を
表す第1の成分と、前記左側と右側との音声源信
号の差を有する音声差信号を表し、抑圧された副
搬送波を中心とする上側波帯と下側波帯とをする
振幅変調された副搬送波の第2の成分と、前記抑
圧された副搬送波の周波数の半分の周波数を有す
るパイロツト成分と、を含む複合信号により周波
数変調された音声搬送波を有する。 更に、前記第2の成分により周波数変調された
前記音声搬送波の最大周波数偏移は、前記第1の
成分により周波数変調された前記音声搬送波の最
大周波数偏移を所定のエンハンスメント・フアク
タだけエンハンスメントされている。 本受信機は、前記テレビジヨン放送チヤンネル
を、中間周波音声信号を含む中間周波数チヤンネ
ルに変換するチユーナ手段と、前記中間周波音声
信号を前記中間周波数チヤンネルから分離する信
号処理手段と、前記複合信号を前記中間周波音声
信号から導出する音声検波手段と、前記複合信号
から前記左側と右側との音声源信号をそれぞれ含
む第1及び第2の信号を導出する復調手段であつ
て、前記第1の信号の左側と右側との音声源信号
は前記第2の信号の左側と右側との音声源信号と
それぞれ異なつた割合である復調手段と、前記第
1及び第2の信号を演算して前記左側と右側との
音声源信号をつくる演算手段と、を備える。 本発明に係るエンハンスメントは、次のとおり
のことを意味する。 上記立体音声テレビジヨン放送は、左側と右側
との音声源信号の和を表す音声和信号と前記左側
と右側との音声源信号の差を表す音声差信号とを
つくり、次に前記音声和信号を表す第1の成分
と、前記音声差信号を表し、抑圧された副搬送波
を中心とする上側波帯と下側波帯とをする振幅変
調された副搬送波の第2の成分と、前記抑圧され
た副搬送波の周波数の半分の周波数を有するパイ
ロツト成分とを含む複合信号をつくり、該複合信
号によりテレビジヨン放送チヤンネル内の音声搬
送波を周波数変調して前記左側と右側との音声源
信号を送信する。このとき、前記複合信号のうち
の一定の周波数帯域を有する第1の成分により周
波数変調された前記音声搬送波の最大周波数偏移
レベルは一定に保たれ、一方前記複合信号の第2
の成分により周波数変調された前記音声搬送波の
最大周波数偏移レベルは前記第1の成分による最
大周波数偏移レベルに対して階段状に増大され
る。これをエンハンスメントという。 これに対し、慣用技術であり、例えばテレビジ
ヨン学会編「テレビジヨン・画像工学ハンドブツ
ク」(オーム社、昭和55年12月30日発行)の第247
頁左欄第5〜18行に記載されているようなブリエ
ンフアシスは、前記複合信号に含まれる周波数成
分のレベルを周波数と共に増大させるものである
(後述の第16A図及び第16B図の説明参照)。 従つて、エンハンスメントは、前記複合信号の
第2の成分による最大周波数偏移レベルを前記複
合信号の第1の成分による最大周波数偏移レベル
に対して階段状に増大する点で、前記複合信号の
周波数成分のレベルを周波数と共に増大させるプ
リエンフアシスと相違する。 新規であると信じるこの発明の特色は特許請求
の範囲中に詳しく説明される。この発明は、その
別な目的および利点と一緒に、添付図面について
の以下の説明を参照することにより、一番良く理
解できる。なお、図面中、同一符号は同一機器な
いし同等物を示す。 (実施例) 図面、特に第1〜6図について説明すれば、こ
の発明の立体音音声伝送装置は、普通に設計され
かつ構成されてよい音声用送信機20および映像
用送信機21と協働して用いられ得る。2台の送
信機からの高周波(RF)出力信号は、慣用の高
周波信号ダイプレクサ22中で組み合わされかつ
普通の送信アンテナ23によつて放射される。 カメラ、フイルム・チエーン、ビデオ・テー
プ・レコーダなどから得られるような映像源信号
は、第2図に示す帯域特性を有する振幅変調され
た(AM)高周波出力信号24を生じるために、
映像用送信機21へ印加される。これと同時に、
マイクロホン、テープ・デツキ、ターンテーブル
などから得られるように左側(L)と右側(R)
の立体音の音声源信号(これはその典形的な例で
は撮像中の光景の2つの異なる位置での音レベル
を表わす)は音声用送信機20へ印加される。こ
の音声用送信機の内部において両音声源信号はス
テレオ多重発生器25へ印加される。このステレ
オ多重発生器は、慣用のステレオFM放送用送信
機中で利用されているものと、その構成および動
作が同じであつてよい。この発明によれば、ステ
レオ多重発生器の出力は、第3図に示すようにL
+R音声成分27、中心周波数が38KHzであり、
上側波帯28aと下側波帯28bから成る両側波
帯L−R成分28、および19KHzのパイロツト成
分29を含む複合信号から成る。この複合信号は
音声用送信機20内の慣用の高周波変調かつ増幅
回路30へ印加され、第2図に示すように映像信
号の中心から4.5MHz離れた、周波数変調された
(FM)出力信号26を生じる。 第4図について説明すれば、ステレオ多重発生
器25は、それぞれLチヤンネル用、Rチヤンネ
ル用の一対のプリエンフアシス回路31a,31
bおよび一対の17KHz低域フイルタ33a,33
bを含み得る。当業者には周知のように、プリエ
ンフアシス回路はL信号およびR信号に或る周波
数応答特性を課する。これは送信される番組の信
号対雑音比を改善するために高い方の周波数を強
調する。低域フイルタ33aおよび33bは、
17KHzを超える入力信号が19KHzのパイロツト成
分およびL−R成分に影響しないようにするのに
役立つ。低域フイルタ33a,33bからそれぞ
れ左側、右側の音声信号は同期スイツチング段3
5へ印加され、こゝで各音声信号は交互にサンプ
リングされ当業者には周知の態様でL+R成分と
L−R成分を生じる。スイツチング段35の動作
は、76KHzの水晶制御式発振段36および2:1
の周波数分周段37によつて発生される。38KHz
の矩形波信号で制御される。 複合信号中に存在し得る53KHzよりも高い高周
波を除去するために60KHz低域フイルタ38で更
に波した後、スイツチング段35の出力は加算
段39中で19KHzのパイロツト信号と組み合わさ
れる。このパイロツト信号は他の2:1分周段4
0および19KHz低域フイルタ兼位相調節段41に
よつて導出され、スイツチング段35の38KHzサ
ンプリング動作との正確な時間一致を確保する。 第3図について説明すれば、この発明で目論ま
れる基本的な装置では、ステレオ多重発生器25
によつて発生されるL+R信号成分27は、50Hz
〜15KHzの周波数帯を有し、かつ22.5KHzの最大
音声搬送周波数偏移を生じるのに充分な振幅を有
することが望ましい。L−R信号成分28は、
38KHzの抑圧された搬送波を中心にしてそれぞれ
23KHz〜37.95KHz、38.05KHz〜53KHzの周波数帯
を有することが望ましい下側波帯28b、上側波
帯28aから成る。各側波帯は、音声搬送中に
11.25KHzの最大周波数偏移を生るのに充分な振
幅を有する。下側波帯28bとL+R成分27の
中間に在ることが望ましい19KHzのパイロツト成
分29は、音声搬送波中2.5KHzの周波数偏移で
伝送される。第3図に示すように、図示の実施例
のためには、複合信号に要する全帯域幅は53KHz
であり、そしてL+R成分、L−R成分およびパ
イロツト成分に課せられる振幅に制限があるので
音声搬送波の最大偏移は25KHzである。 この発明の一面によれば、パイロツト搬送波の
周波数は映像伝送の水平走査周波数(Fh)、すな
わち米国での白黒伝送の場合には19.6875KHzで
ありそして米国でのカラー伝送の場合には
19.66783KHzである水平走査周波数の5/4まで高
められ得る。これによつて、水平走査周波数の第
2高調波と第3高調波の中心に抑圧された搬送波
がくる。これらの高調波は、映像成分を適切に除
去しなかつた従来形の立体音音声伝送装置中での
干渉の主原因であることが分つた。これは、19K
Hzのパイロツト搬送波での場合と同様に、6.5K
Hz、9.25KHzおよび2.75KHz(聴者によつて知覚
される6.5KHz成分と9.25KHz成分のビート)の3
つの成分の代りに、7.8KHz前後の信号成分への
L−R成分の干渉をまた低減する。 この発明に係る、立体音の音声伝送を受信する
ための立体音コンバータ50は第6図に示されて
いる。このコンバータは、テレビジヨン受像機と
は別個に作動し、慣用のテレビジヨン・アンテナ
51へ直接々続するための入力端子並びに外部の
ステレオ増幅器およびスピーカ装置へ接続するた
めのLおよびR音声出力端子を有する。アンテナ
51で捕えられた高周波信号はコンバータ内のユ
ーザーが調節できるチユーナ52へ印加される。
こゝで、所望のテレビジヨン・チヤンネルが選択
され、増幅され、そして適当な中間周波数この場
合には10.7MHzに変換される。中間周波(IF)信
号はIF増幅段53へ印加されて更に増幅される
と共に振幅制限される。増幅されたIF信号は慣
用のFM検波段54へ印加され、第3図に示した
ようなL+R成分、L−R成分およびパイロツト
成分を含む複合音声信号がこの分野で周知の態様
で発生される。更に、FM検波段54はチユーナ
52へ印加するための自動周波数制御(AFC)
電圧を発生してチユーナを所望の放送局に同調さ
れた状態に維持することができ、そしてIF増幅
段53はチユーナ52へ印加されるAGC信号を
発生して一定の信号レベルを維持することができ
る。 ステレオ増幅器およびスピーカ装置を駆動する
のに必要なLおよびR音声信号を得るために、
FM検波段54からの複合信号はステレオ復調器
55へ印加される。この復調器は送信機中のステ
レオ多重発生器25に対応するものとして働く。
その最も基本的な形態では、ステレオ復調器55
は、回路のLおよびR音声出力用の必要なデイエ
ンフアシス回路と共に、ステレオFM放送受信機
中で普通に用いられる復調回路と同様な市販の集
積回路(IC)形ステレオ復調回路を含み得る。
第7図について説明すれば、このような復調器内
では、複合信号は、バツフア増幅器60で増幅さ
れ、そして位相ロツク・ループの一部である位相
検波器61へ印加される。位相ロツク・ループは
低域フイルタ62、直流増幅器63、76KHzの電圧
制御式発振器64、2個の2:1分周段65およ
び66並びに位相補正回路67を含む。この位相
補正回路67の出力は、複合入力信号と比較する
ために、位相検波器61へ第2入力として提供さ
れる。位相ロツク・ループは、19KHzのパイロツ
ト搬送波へロツクするように設計され、かつ同期
スイツチング段68を制御するために正しい位相
で38KHzの第2高周波を生じる。 同期スイツチング段68は、38KHzの周波数で
複合ステレオ入力信号を交互にサンプリングす
る。この複合ステレオ入力信号は、送信機中で複
合信号を形成する際対応するサンプルがステレオ
多重発生器25中の同期スイツチング手段35に
よつて組み立てられるのと同じシーケンスでかつ
時間的に正確に同期をとられる。当業者には周知
のように、これは同期スイツチング手段の出力側
にLおよびRの音声信号を発生させることにな
り、そしてこれらの導出された音声信号は2個の
デイエンフアシス回路69aおよび69bのそれ
ぞれへ印加される。これらのデイエンフアシス回
路中では、送信機で導入されたプリエンフアシス
特性を補償するために、所定の周波数応答特性が
導入される。同期スイツチング段からのLおよび
R音声出力は、外部のステレオ増幅器およびスピ
ーカ装置へ印加され得るか、或はコンバータ内に
設けられた適当な音声増幅段とスピーカのどちら
か一方もしくは両方へ印加され得る。 立体音テレビジヨンのコンバータの二重変換形
のものは第8図に示されている。この実施例で
は、チユーナ52は選局したテレビジヨン放送信
号はLF信号に変換する。このIF信号は中心周波
数45.75MHzの映像分および中心周波数41.25MHz
の音声分を含む。このIF信号は41.25MHz帯域フ
イル70へ印加され、こゝで音声分だけが分離さ
れてミクサ段71へ印加される。このミクサ段7
1の内部では、IF音声分は発振段72からの
51.95MHzもしくは30.55MHzの連続波信号と組み
合わされて10.7MHzの第2IF信号を発生する。こ
の第2IF信号は、FM検波器54へ印加されるの
に先立つて、慣用の10.7MHzIF増幅段53中で増
幅されかつ振幅制限される。FM検波器54中で
は、上記信号は、第3図に示したようなL+R成
分、L−R成分およびパイロツト信号成分を有す
る複合ステレオ信号に変換される。その上、第6
図の単変換コンバータについて前述したように、
IF増幅段53はチユーナ52へ印加するための
AGC電圧を発生でき、そしてFM検波器54は中
間周波数を中心周波数とするAFC電圧を発生で
きる。このAFC電圧は発振段72またはチユー
ナ52へ印加される。 二重変換コンバータのイメージ除去機能は、
41.25MHzの第1中間周波数が受像機の受ける受
信々号の周波数とイメージ周波数とを大きく分離
する点で、中間周波数10.7MHzの単変換コンバー
タよりも優れている。41.25MHzのIFチヤンネル
は、受像機は、受信した放送波から除かれる1次
イメージ帯82.5MHzおよびミクサ中で2倍にされ
ることができそしてこれによりIF増幅器を通過
する放送波から除かれる2次干渉帯20.625MHzを
うける。幸いなことには、ある程度除かれる周波
数は、二重変換コンバータ中の通常のチユーナの
選択度によつて効果的に除かれる。しかしなが
ら、単変換コンバータ中では、これらの1次、2
次周波数帯はそれぞれ21.4MHz、5.35MHzのみが
所望の信号から除かれる。後者の近くは、選局さ
れたチヤンネルおよび隣接するチヤンネルの映像
スペクトルの一部がIF増幅器を通過して音声チ
ヤンネルを劣悪化することになる。従つて、単変
換コンバータ用のチユーナは、二重変換コンバー
タ中で利用されるチユーナよりもはるかに高い選
択性を呈さなければならない。単変換受信機中で
2次干渉を弁別する問題は、10.7MHzよりも少し
高いIFを採用することによつて改善できる。 便宜上、放送の音声部分と映像部分の両方に対
しコンバータでチヤンネルの選局を行なうことが
望ましい。このために、コンバータは第9図およ
び第10図に示すようなアダプタ90の形態をと
れる。このアダプタは、信号の音声成分と映像部
分の両方を受けるための、かつこれと同時に、変
換された映像IF信号を慣用のテレビジヨン受像
機94へ供給して光景の映像を再生するための適
当な高周波回路を含む。アダプタ90(これは、
テレビジヨン受像機に至る付加的な高周波出力回
路を除外すれば、第8図に示したコンバータと設
計および構成が同じものであつてよい)は、テレ
ビジヨン受信アンテナ51によつて捕えられた信
号を中間周波数に変換するためのチユーナ91を
含む。IF信号(これはテレビジヨン受像機中で
普通に用いられるIF信号に相当する。すなわち
音声搬送波では41.25MHzでありかつ映像搬送波
では45.75MHzである)は、高周波増幅器92で
増幅され、そして同軸ケーブル93を通じてテレ
ビジヨン受像機94へ結合される。このテレビジ
ヨン受像機の内部では、同軸ケーブル93は、テ
レビジヨン受像機のVHFチユーナ96aのUHF
入力端子へ信号を結合するのに役立つ分離回路9
5に終る。VHFチユーナはテレビジヨン受像機
の主シヤーシ99へ慣用の仕方で結合される。な
お、このテレビジヨン受像機は総ての点で慣用の
ものである。主シヤーシはブラウン管97を駆動
するための映像出力信号を発生する。 アダプタ90の残りの構造および動作は第8図
に示したコンバータと同じである。第8図のコン
バータにおけるように、高周波増幅器92の
41.25MHz出力は41.25MHz帯域フイルタ70を通
してミクサ手段71の入力端子へ印加される。
こゝで、IF信号は発振器72が発生した51.95M
Hzの連続波でヘテロダインされる。その結果、
10.7MHzのIF信号が発生されて10.7MHzのIF増幅
器53へ印加される。このIF増幅器から増幅さ
れたIF出力信号はFM検波器54へ印加され、L
+R成分、L−R成分およびパイロツト成分を有
する複合信号が導出される。この複合信号はステ
レオ復調器55へ印加され、こゝで外部の立体音
増幅装置(図示せず)へ印加するためのLおよび
Rの音声源信号が発生される。 動作時、家庭用テレビジヨン受像機中に普通に
組め込まれる形式の慣用のターレツト式またはバ
ンドスイツチ式の切替チヤンネル・チユーナから
成り得るチユーナ91は所望のチヤンネルへセツ
トされ、そしてこのチユーナからのIF出力は高
周波増幅器92、同軸ケーブル93および分離回
路95を通してテレビジヨン受像機のVHFチユ
ーナ96aの入力端子へ印加される。この相互接
続は通常簡単に行なうことができる。その理由
は、VHFチユーナ96aがUHFチユーナ96b
へ、少なくとも一端にプラグを有する同軸ケーブ
ル93aで普通に接続されるからである。従つ
て、接続を完成するためには、この同軸ケーブル
のプラグをはずして分離回路にプラグインするこ
とだけが必要である。分離回路は、インピーダン
スを整合することに加えてシヤーシのアースを分
離ないしデカツプルするのに役立つ。VHFチユ
ーナは、UHF位置へ切換えられる時、アダプタ
90からの信号をテレビジヨン受像機の主シヤー
シ99へ通過させることだけに役立つ。 アダプタ90がLおよびRの音声信号を発生す
る間、テレビジヨン受像機94はブラウン管97
に画像を再生する通常の態様で作動する。テレビ
ジヨン受像機の動作が立体音の音声信号の受信に
何等影響しないので、受像機内の非安定性すなわ
ち貧弱な信号品質は再生された音声の品質を低下
させることができない。テレビジヨン受像機の自
動利得制御(AGC)回路はこの構成での映像レ
ベルの有効制御を保ち、そしてチユーナ91がテ
レビジヨン受像機94中で画像の品質を最適にす
るように調節される間再生された音声の品質はア
ダプタのAFC回路およびAGC回路によつて自動
的にかつ個別に最適化される。 マルチチヤンネル・チユーナの代りに、特定の
チヤンネルだけを受けるための単一チヤンネル・
チユーナを利用できることがまた認められよう。
明らかに、このように構成すれば、簡単になりそ
してアダプタの製造費が安くなる。これは宣伝用
や特定の用途に対しパツケージを魅力的にする。 チヤンネルの選局が受像機の内部で行なわれ
る、慣用のテレビジヨン受像機と協働して使用す
るための立体音用音声アダプタは第11図および
第12図に示される。この構成では、第11図に
示すように、テレビジヨン受像機のキヤビネツト
の内部にアダプタ100を隠せる。テレビジヨン
受像機は、第12図に示すように、慣用の設計と
構造のものでよく、受信アンテナ51、チユーナ
101、テレビジヨン受信回路103、ブラウン
管104およびスピーカ105を備える。アダプ
タを動作させ易くするために、チユーナ101か
らのIF出力信号はピツクアツプ102で非破壊
的にサンプリングされ、そして同軸ケーブル10
6を通じて可変利得高周波増幅器107へ伝送さ
れる。ピツクアツプ102は、信号路へ結合され
た高イピーダンス電圧ピツクアツプでもよいし、
或はチユーナと主シヤーシの間に存在するケーブ
ルのプラグを外しかつピツクアツプにプラグを入
れることによつて信号路と直列に挿入され得る低
インピーダンス電流ピツクアツプでもよい。 高周波増幅器107の出力は、41.25MHzの音
声用帯域フイルタ108を通して第1ミクサ段す
なわち第1ヘテロダイン段109へ印加される。
この第1ヘテロダイン段において、この信号は発
振器112が供給する51.95MHzの連続波信号と
ヘテロダインされて10.7MHzのIF信号を発生す
る。前述したコンバータにおけるように、この
IF信号は10.7MHzのIF増幅器113へ印加され、
そこで増幅かつ振幅制限された後、慣用のFM検
波器114へ印加される。このFM検波器114
からの複合出力信号は差動増幅器118の非反転
入力端子へ印加される。差動増幅器の出力は次い
でステレオ復調器119へ印加されてLおよびR
の音声出力信号を発生する。この音声出力信号は
外部の立体音用音声増幅装置へ印加される。 性能を改善するために、任意の45.75MHz映像
用帯域フイルタ110を高周波増幅器107の出
力端子へ接続できる。この帯域フイルタを通過し
た映像信号は、第2のミクサ段すなわちヘテロダ
イン段111中で発振器112からの51.95MHz
の連続波信号と混合されて6.2MHzのIF信号を形
成する。この6.2MHzの信号は、6.2MHzIF増幅器
115中で増幅かつ振幅制限された後、慣用の
FM検波器116へ印加される。こゝで、映像チ
ヤンネルの周波数偏移を示す出力信号が発生され
る。この出力信号は500Hzの低域フイルタ117
を通して差動増幅器118の反転入力端子へ印加
され、この差動増幅器の出力をしてFM検波器1
14からの複合信号とFM検波器116からの低
周波信号との差に対応させる。 6.2MHzのIF信号から任意に導出された低周波
の音声成分を減算することの効果は、マイクロホ
ニツク雑音または交流電源高調波の結果としてテ
レビジヨン受像機のチユーナ101の出力側にお
いて音声チヤンネル中に存在するどんな外来FM
変調の影響も幾らか或は全部相殺することであ
る。6.2MHz回路は、映像搬送波中に500Hzよりも
低いFM変調成分が比較的存在しないので、この
目的のために有効である。従つて、FM検波器1
16への途中で見い出されるどんなFM成分も必
然的に両信号路に共通の不所望な影響が原因であ
り、よつて差動増幅器118により主音声チヤン
ネルから相殺されるべきである。 この発明に従つて送信された立体音テレビジヨ
ンの音声放送を受信するのに必要な回路装置は、
第13図に示されるように、テレビジヨン受像機
の一体部分としてまた提供され得る。図示の受像
機では、その音声チヤンネルの構造および動作が
普通のものである以外、テレビジヨン放送はアン
テナ51で捕えられ、そして慣用のチユーナ12
0で増幅後に中間周波数に変換される。IF信号
の45.75MHz映像分は、45.75MHz映像用IF増幅器
121によつて増幅され、その後映像用検波器1
22へ印加される。この映像検波器は捕えた信号
の中から映像情報を導出する。映像検波器122
からの映像信号は、慣用の映像増幅器123で増
幅された後、ブラウン管へ印加されてその電子ビ
ームの輝度を制御する。電子ビームの水平走査と
垂直走査は、映像検波器122から同期パルスを
受ける慣用の偏向回路125によつて制御され
る。 音声信号は41.25MHzのIF信号としてチユーナ
120の出力側に現われる。この信号は41.25M
Hzの音声用帯域フイルタ126によつて45.75M
Hzの映像信号から分離されかつミクサ段すなわち
ヘテロダイン段127へ印加される。このヘテロ
ダイン段127中では、41.25MHzの音声IF信号
は発振器128からの30.55MHzまたは51.95MHz
の連続波信号と組み合わされて10.7MHzのIF信号
を発生する。このFI信号は、10.7MHzIF増幅器1
29で増幅かつ振幅制限された後、FM検波器1
30へ印加される。このFM検波器中では、第3
図に示したようなL+R成分、L−R成分および
パイロツト成分を含む複合信号が発生される。こ
の複合信号はステレオ復調器131へ印加されて
LおよびRの音声源信号を発生させる。FM検波
器130は発生器128中の適切な周波数制御回
路へ印加されるAFC電圧をまた発生した、チユ
ーナ120の微同調とは無関係にIFチヤンネル
中に10.7MHzのIF信号を維持する。 前述した立体音用音声コンバータおよびアダプ
タについて説明したようなステレオ復調回路およ
びデイエンフアシス回路の両者を含むステレオ復
調器131は、複合信号から、放送源で発生され
たRおよびLの音声源信号を再生する。これらの
音声源信号はそれぞれ音声増幅器132,133
へ印加され対応するスピーカ134,135を駆
動するのに適したレベルまで増幅される。これら
のスピーカは図示のようにブラウン管124の右
側と左側に置かれてテレビ視聴中リアルなステレ
オ効果を呈することが望ましい。 テレビジヨン受像機の音声チヤンネルは二重変
換に設計され、第1変換段はチユーナ120中に
含まれる。この適用のために、現在の技術では、
単変換音声チヤンネルは下記の理由によりかなり
劣る。すなわち、入手できるテレビジヨン・チユ
ーナのIF出力周波数(41.25MHz)が高いこと、
並びにフイルタ、振幅制限器およびFM検波器
(このFM検波器は、ハイフアイ立体音用IF増幅
器のきびしい要件を満しながら、上述した周波数
で作動できる)を作ることが難しいことである。
組み合わされた帯域幅、通過帯位相直線性および
スカート減衰設計要件は、現在のRLCフイルタ、
セラミツク・フイルタおよび水晶フイルタを使え
ば、実用の技術と消費市場の経済性の両方または
一方の範囲外にある。たゞし、新しいフイルタ技
術は究極的にはこれらのフイルタ要件を満すこと
になろう。現在のテレビジヨン・チユーナの
41.25MHz出力周波数を下げることは魅力的な別
法ではない。その理由は、優れたイメージ除去と
適切な映像チヤンネルの帯域幅とがより高いIF
の重要な利点だからである。 二重変換音声チヤンネルは、標準の41.25MHz
のチユーナ出力周波数の優れたイメージ除去利点
を保持し、これと同時に改良された制限および
FM検波を達成するために低い第2変換IF出力周
波数の利点を利用する。更に、二重変換音声チヤ
ンネルは、映像チヤンネルと音声チヤンネルを効
果的に分離し、かつそれぞれのチヤンネル中で導
出されるAFC信号とAGC信号で両チヤンネルを
個別に最適化する。性能を最適にするために
10.7MHz以外の周波数を第2IFチヤンネルに利用
できることが認められよう。10.7MHzの周波数の
主な利点は今日では10.7MHzのIF増幅器を容易に
利用できることである。 この発明の他面によれば、この発明に従つて送
信される立体音テレビジヨンの音声信号は、第1
4図に示したアダプタ80により、慣用のFMス
テレオ放送受信機で受信できる。アダプタすなわ
ちコンバータは、受信アンテナ51で捕えた高周
波信号が印加される高周波増幅器81およびミク
サ82を含む。このミクサ82では、増幅された
信号が発振器83からの連続波出力信号とヘテロ
ダインされる。高周波増幅器81、ミクサ82お
よび発振器83はチユーナ84として働く。高周
波増幅器81の動作周波数は所望のテレビジヨン
放送チヤンネルに調節され、そして発振器83の
周波数は3倍にされた時の音声差周波数が88〜
108MHzのFM放送帯内に在るようにテレビジヨ
ン・チヤンネルの音声搬送波から除去された周波
数で作動するように調節される。図示の実施例で
はこの中間周波数は30MHzである。 ミクサ82からのIF出力信号は30MHzIF増幅
器85へ印加され、こゝで増幅されかつ振幅制限
された後、周波数3逓倍器兼90MHzフイルタ86
へ印加される。コンバータを所望のチヤンネルに
同調させるために、IF増幅器85からの30MHz
出力信号はFM検波器84へ印加され得る。この
FM検波器84は発振器83へ印加するための
AFC信号を発生する。標準の立体音FM放送信号
と様な変調特性を有する立体音信号を構成する3
逓倍器兼フイルタ86の出力は、慣用のFMステ
レオ・チユーナ(図示しない)のアンテナ入力端
子へ印加される。FMステレオ・チユーナの出力
(LおよびRの音声出力信号から成る)は、慣用
のステレオ増幅器へ、その後左側と右側のスピー
カへ印加され得る。これらのスピーカは、受信し
た放送の映像部分が映写されるテレビジヨン・ス
クリーンの両側に配置されることが望ましい。セ
レクタ・スイツチ(図示しない)はアダプタ80
の出力回路装置中に含まれ得る。これは、アダプ
タを使用しない時、FMチユーナをFM受信アン
テナ(図示しない)へ接続し易くするためであ
る。 30MHzのIF信号の第3高調波の周波数偏移が
テレビジヨンの音声搬送波の最大偏移25KHzの3
倍であるので、得られた90MHz信号では標準の
FM放送用の最大偏移75KHzが得られる。例えば、
テレビチヤンネル11を受信するとすれば、受
信々号の音声搬送波は203.75MHzであり、そして
映像搬送波は199.25MHzである。これは233.75M
Hzの発振周波数を指令し、IF映像搬送波34.5MHz
にそして音声搬送波を30MHzにすることになる。
34.5MHzの映像搬送波はIF増幅器中で除去され、
3逓倍器86中で90MHzにされるための30MHz音
声搬送波だけを残す。そして90MHzのFM放送チ
ヤンネル211で受信される。この発明によれ
ば、パイロツト周波数が19KHzで得られるので、
標準のFM放送を復調するためにチユーナ中で利
用されたのと同一の復調回路は立体音テレビジヨ
ン音声信号を復調するのに役立つ。 30MHzIF増幅器85中で使用するためのフイ
ルタは、最近の表面波技術の実用設計能力の範囲
内にあり、そしてsinX/X形のフイルタのための特 に良い用途を提供する。30MHzの周波数でのFM
検波はこの用途では問題でない。それは、この機
能がステレオ・チユーナの内部で外部的に果され
るからである。 所望の信号の高調波を利用することにより周波
数偏移を増す技術は、FM受信機のリミツタおよ
び弁別器の性能を改善するための基礎を提供す
る。これは、変調された中間搬送波の周波数偏移
の増加が発生した出力信号のレベルを効果的に増
すためである。この技術の応用面を例示するため
に、第8図について前述したテレビジヨン音声コ
ンバータ中での41.25MHzから10.7MHzへの第2
変換は発振器72の周波数として46.60MHzを選
択することで達成でき、これによりミクサ71の
出力端子に5.35MHzの差周波数を得る。10.7MHz
のIF増幅器(これは今では5.35MHzの第2高調波
に同調されている)は、FM検波器54への伝送
信号の2倍の周波数偏移を提供する。このように
して抽出された10.7MHzという第2高調波の振幅
は、信号対雑音比を最大に改善するために増加さ
れた偏移の利益を全面的に受けるために、必須の
5.35MHzの基本波の振幅と等しくする必要がな
い。要求される総ての事柄は、それがIF増幅器
53の最小閾値レベルを超え良好な制限作用が得
られるようにすることである。当業者に明らかに
すべきことは、ミクサ71からの他の適当に低い
差周波数出力を設計することにより、もつと高次
の高調波を10.7MHzのIF増幅器で抽出できること
であり、これは比例的に増加した周波数偏移を生
じる。 この発明の他面によれば、この発明の立体音テ
レビジヨンの音声装置は2ケ国語番組に利用でき
る。第15A図に示すように、テレビジヨン放送
の音声部分が2つの異なる言語AおよびBで同時
放送されるべきであるとすれば、A音源は第1、
第2の差動増幅器152,153の反転入力端子
へそれぞれ抵抗150,151を介して接続され
る。B音源は差動増幅器152の反転入力端子へ
抵抗154を介して接続されかつ差動増幅器15
3の非反転入力端子へ抵抗155を介して接続さ
れる。差動増幅器152,153の非反転入力端
子はそれぞれ抵抗156,157によつてアース
へ接続され、そして反転入力端子はそれぞれ抵抗
158,159によつて各差動増幅器の出力端子
へ接続される。差動増幅器152,153の出力
端子は、第4図に示したステレオ多重発生器25
と構造および動作が同じであり得るステレオ多重
発生器147のLおよびR音声入力端子へ接続さ
れる。 このマトリクス構成の結果として、言語Bは以
前には38KHzのL−R副搬送波チヤンネルであつ
たものを変調し、そして言語Aは以前にはL+R
主チヤンネルであつたものを変調する。19KHzの
パイロツト成分はそれがステレオ音声番組材の伝
送中だつたので送信される。 第15B図に示されたような受信機では、ステ
レオ復調器148のLおよびR音声出力はそれぞ
れ抵抗160,161を通して差動増幅器162
の非反転入力端子、反転入力端子へ印加される。
差動増幅器162の出力端子は抵抗164によつ
て反転入力端子へ結合され、そして非反転入力端
子は抵抗163によつてアースへ接続される。抵
抗160,161,163および164は差動増
幅器162と組み合つてマトリクスを形成し、差
動増幅器の出力端子に、言語Bに対応した信号を
発生する。復調器をモノラル動作に調節すること
により、ステレオ復調器148の両出力端子に言
語Aを得ることができる。3極、3位置モードの
セレクタスイツチ165を設け、外部の2チヤン
ネル音声増幅器166で増幅しかつスピーカ16
7および168へ印加すべき信号を選択し、そし
て言語Aの受信中復調器をモノラル動作に調節で
きる。 この構成で目論まれることは、言語Aが通常多
数派語すなわち母国語であることである。言語A
が伝えられるL+Rチヤンネルは、現存のモノラ
ル・テレビジヨン受像機で両立して受信される。
受信端では、マトリクス回路はアダプタ149
(第15B図)として構成できる。このアダプタ
は、言語AまたはBを選択的に再生できるように
するために、第6図および第8図に示したのと同
様な現存の受像機へ簡単に付加ないし組み込み得
る。2ケ国語装置は、これもまた標準のFMステ
レオ放送と協働して使用できることに注目された
い。この場合には、アダプタ149はステレオ
FM受信機のLおよびR音声出力端子とステレオ
増幅装置との間に接続される。 以上の説明から分ることは、この発明は目論ま
れる基本的な立体音テレビジヨンの音声伝送装置
が現存のテレビジヨン音声伝送装置にステレオ
FM多重発生器を付加することおよび現存のテレ
ビジヨン受像機にコンバータまたはアダプタを付
加することだけを必要とすることである。しかし
ながら、以下に説明しようとするこの発明の別な
面に従つて今まで述べてきた装置の若干のパラメ
ータを変更することにより、そのような現存の装
置と協働して改良した音声伝送が可能である。そ
のような変更は今では実行可能である。その理由
は、商業的な立体音テレビジヨン放送が現在存在
せず、そしてそのような放送に関する標準工学も
確立されていないからである。従つて、そのよう
な標準を確立するための基礎として、音声伝送装
置の発生する変調された音声搬送波の特性を詳し
く調べ、どんな標準が画質を損うことなく立体音
の最適伝送を行なうかを決定することが適切であ
る。 第3図を参照すれば、どちらのL−R成分の最
大周波数偏移もL+R主チヤンネル成分の最大周
波数偏移の50%である。最大周波数偏移のこの減
少は、主チヤンネルの帯域幅の2倍に及び2つの
側波帯に亘りL−Rエネルギーが広がる結果であ
る。これは、L+R主チヤンネルに対してL−R
チヤンネルの変調指数を小さくする効果をもつて
いる。その上、L−Rチヤンネルの変調指数は、
変調周波数が高くなるにつれて変調指数の1/f
減少により更に小さくされる。 第16A図は、音声搬送波を種々の複合信号で
FM変調した場合の変調周波数(音声搬送波から
測定された)に対する相対位相変調角(変調指数
と対応する)の関係を対数目盛りで表したもので
ある。また、第16B図は、第16A図に示され
たものを複合信号の変調周波数に対する周波数偏
移の関係で書き直したものである。尚、図面の繁
雑さを避けるため、第16A図でパイロツト成分
の相対位相変調角のプロツトを省略し、それに合
わせて第16B図においても第3図に示されるパ
イロツト成分の2.5KHzの周波数偏移のプロツト
を省略してある。 第16A図及び第16B図の曲線Aは、複合信
号の変調周波数の全域において最大周波数偏移が
一定(22.5KHz)である場合を表したものであ
る。 第16A図及び第16B図の曲線Bは、一様な
音声スペクトル・エネルギー分布に基づくここに
提案された音声伝送装置のための100%レベルで
の変調を表す。第16B図の曲線Bは、第3図の
上述した最大周波数偏移限界に従つた場合で、第
3図のものと同じである。即ち、L+R成分の最
大周波数偏移は、2.5KHz一定であり、L−R成
分の下側波帯及び上側波帯の最大周波数偏移は、
共に11.25KHz一定である。第16A図の曲線B
は、L−Rチヤンネルの変調指数が50%(6dB)
抑圧される以外L−Rチヤンネルでは曲線Aと似
ているが、一方L+R領域では曲線Aと同じに保
たれる。 実際には、音声番組素材中のエネルギー・ピー
クの分布は周波数が高くなるにつれて下がる。こ
の実際の音声番組素材中のエネルギー・ピークの
分布は、第16B図において曲線Cのようにな
る。即ち、L+R成分の高域の周波数偏移が下が
り、またL−R成分においては、上側波帯及び下
側波帯の成分は38KHzの副搬送波から離れるにつ
れ周波数偏移が下がる。これは、第16A図にお
いては、より低い周波数ピークだけが曲線Bの
100%変調レベルに達する曲線Cで示される。第
16A図及び第16B図の曲線Cの形状は25マイ
クロ秒の時定数を有するデイエンフアシス回路の
形状と実際には同じである。この曲線は、“ジヤ
ーナル・オブ・シ・オーデイオ・エンジニヤリン
グ・ソサイアテイ(Jounal of the Audio
Engeneering Society)”、第21巻、第5号(1973
年6月号)に掲載されたレイ・エム・ドルビイ
(Ray M. Dolby)氏著の論文「FM放送におけ
る雑音低域の最適使用」及びデイ・ビー・ロビン
ソン氏著の論文「FM放送のためのドルビイB形
雑音低減」に明示されているように、最近の音声
番組におけるエネルギー分布を一番よく近似する
ことが分かつた。これらの論文に示されているよ
うに、米国FMラジオ標準によつて現在規定され
ている慣用の75マイクロ秒の時定数は、番組素材
の周波数分布に基づけば、流行遅れである。それ
は、今では時代遅れである装置及び方法をもう少
し前には使つていたからである。 再び第16A図を説明するために、まず曲線
X,Yについて説明しておくと、曲線X,YはL
+R領域中でそれぞれ75マイクロ秒、25マイクロ
秒の時定数を有するプリエンフアシス回路の周波
数レスポンスへの影源を示す。尚、L−R領域は
簡便にするために省略した。第16A図及び第1
6B図の曲線Dは、最近の番組素材(曲線Cで表
したような)への75マイクロ秒プリエンフアシス
回路の影響を例示する。即ち、第16B図の曲線
Dにおいて、L+R成分の高域の周波数偏移が低
域のそれに対して、またL−R成分の上側波帯及
び下側波帯のうちの38KHz副搬送波から離れた部
分の周波数偏移が38KHz搬送波付近に対して大き
く持ち上げられている。第16A図においては、
曲線Dは、基準線としての曲線Bをもつて、曲線
Xから曲線Cを差し引くことにより得られる。過
変調は、第16A図及び第16B図の曲線Dの、
100%変調線(第16A図及び第16B図の曲線
B)を超える部分である。これはL+R帯とL−
R帯の両方の高い音声変調周波数において優勢で
ある。 曲線Dから得られる結論は次のとおりである。
即ち、今日のFM放送における米国標準で要求さ
れた75マイクロ秒のプリエンフアシスを適用する
ことの結果は高い周波数の過補償であつた。これ
は、送信機の過変調を避けるために、中位の周波
数及び低い周波数のかなりの不足変調か或は高い
周波数の振幅制限かを要求する。前者の場合の欠
点は放送範囲が狭くなることである。後者の場合
の欠点は番組素材が受信機で再生される前にデイ
エンフアシスされるとき、高い周波数レスポンス
が消滅することである。 第16A図の曲線Dを解釈する際に考慮すべき
ことは、図の縦軸が音声搬送波の位相変調角であ
ることである。これは、総受信機間の放射路に沿
う送信された信号対雑音の干渉による許容値を示
すものとして取り出せる。第16A図の曲線D
は、75マイクロ秒のプリエンフアシスが適用され
るとき、L−R側波帯の全雑音許容値がL+R主
チヤンネルよりも事実上劣ることを明らかにす
る。尚、L−R成分の両側波帯中の38KHz近傍の
領域中での変調周波数成分は、相対位置変調角即
ち変調指数が他の領域より小さいので特に欠陥が
ある。この後者の欠点は、高い音声周波数の過変
調と共に、FMステレオ放送の今日の問題であ
る。 立体音テレビジヨンの音声標準としても75マイ
クロ秒のプリエンフアシスが採用されるべきなら
ば、L−R雑音感度の問題は現在のFMステレオ
放送の場合よりも更に重大である。それは、FM
放送標準が最大周波数偏移として75KHzを規定す
るが、テレビジヨンの音声伝送のために規定され
た対応する最大周波数偏移が僅か25KHzだからで
ある。比較のために、最近の番組素材の左側及び
右側の音声源(第16B図の複合信号においては
曲線Cとして表される)に75マイクロ秒のプリエ
ンフアシスの代わりに25マイクロ秒のプリエンフ
アシスを適用することの効果を第16A図及び第
16B図の曲線Eにより示す。尚、第16A図に
おいては基準線としての曲線Bを有し曲線Yから
曲線Cを差し引くことによつて得られる。第16
A図及び第16B図において曲線Eは曲線Bと全
部の周波数で一致することに注目されたい。曲線
Bは、25マイクロ秒のプリエンフアシスをかける
と、全部の周波数において事実上100%の変調が
かかつた番組を送信できることを示すものとして
解釈できる。25マイクロ秒のブリエンフアシスを
採用することは、38KHzを中心とした雑音許容値
の欠陥及び75マイクロ秒のプリエンフアシスの高
い周波数での過変調特性を消去することがまた明
らかである。しかしながら、L+Rチヤンネルに
対する全L−R雑音感度は、第16A図に示すご
とくL+R主チヤンネルの低い点(15KHz)とL
−Rチヤンネルの高い点(23KHz)との間で
9.6dBだけ低下することから明らかなように、低
く保持される。(尚、9.6dBは、前述のようにL
+R主チヤンネルに対するL−Rチヤンネルの上
側波帯及び下側波帯の6dB低下(1/2)分と、変
調指数の1/f減少による低下分20log(23KHz/
15KHz)=約3.6dBとの和よりなる。) L−R雑音許容値を増すための1つの方法は第
16A図び第16B図における曲線Fで示され
る。この曲線Fでは、L−R成分のレベルのみが
曲線Eに対して3のフアクタ(9.6dB)だけエン
ハンスメントされているが、L+R成分のレベル
は変わらない。L−R雑音感度を改善するための
別の方法は、曲線EのL+R成分のレベルは変え
ずに、まずL−R成分のレベルを2のフアクタ
(6dB)だけエンハンスメントして第16A図及
び第16B図の曲線Aにし、次いで7.5マイクロ
秒のプリエンフアシスを曲線Aで表される全ステ
レオ複合信号へかけることに由来する第16A図
及び第16B図の曲線Gで例示される。これは、
L−Rステレオ・チヤンネルの相対変調レベルを
上げ、且つL−Rスペクトルの高い周波数端で相
対信号強度を増すように傾斜を調節する。7.5マ
イクロ秒の時定数を有するプリエンフアシスは約
20KHzよりも高い周波数に最大の影響を及ぼすの
で、L+R主チヤンネルへの影響は最小である。 このように、この発明によれば、この発明の基
本的な音声伝送装置は、音声の忠実度、放送範囲
及びL−Rチヤンネルの信号対雑音比に関して相
当な改善が行われ得る。これは、(1)現在のFM及
びテレビジヨン放送基準で要求される75マイクロ
秒の時定数よりもむしろ25マイクロ秒の音声プリ
エンフアシス時定数を用いること、(2)ステレオ複
合信号のL−R成分のみをエンハンスメントしな
がらL−R主チヤンネルを変えないこと、及び(3)
L−Rスペクトルの負の傾斜を所望通り調節ない
し消去するためにL−R領域を選択してエンハン
スメントすること(上記の(2))と組み合わせて複
合信号へ付加的なプリエンフアシスをかけるこ
と、とによりなされる。 第17A図は、L+R主チヤンネルに影響せ
ず、これにより第16A図及び第16B図の曲線
Fの改善された信号対雑音性能特性を達成するL
−Rチヤンネルの振幅をエンハンスメントするた
めの回路装置である。この発明のこの一つの面で
は、付加的な回路装置140はLおよびRの番組
音源とスタジオのステレオ多重発生器LおよびR
の音声入力端子との間に置かれる。或は、この付
加的な回路装置はステレオ多重発生器自体の内部
装置として組み込まれることができ、その内部プ
リエンフアシス回路は25マイクロ秒の時定数に変
換される。受信機では、送信機における付加的な
回路装置140の影響を補償する付加的な回路装
置141は第17B図に示すように付加される。
受信機の補償回路141は、受信機のLおよびR
の音声出力端子と外部のステレオ増幅器/スピー
カ・装置の対応する入力端子との間に接続された
簡単なアダプタであり得るか、或は受信機のステ
レオ復調器55内に組み込まれ得る。補償回路1
41は、L及びRの音声源信号を再生するためス
テレオ復調器55の出力端子L′及びR′に出力され
た信号の演算を行う。従つて、補償回路141は
演算回路でもある。 第17A図に示したエンハンスメント回路は2
個の差動増幅器142および143を利用する。
差動増幅器142,143は、その非反転入力端
子がそれぞれL音声源、R音声源へ接続される。
差動増幅器142の出力端子(以後L′と呼ぶ)
は、ステレス多重発生器25のL音声入力端子へ
接続され、かつインピーダンスZaによつて反転
入力端子へ接続される。差動増幅器143の出力
端子(以後R′と呼ぶ)は、同様に、ステレオ多
重発生器25のR音声入力端号へ接続され、かつ
インピーダンスZbによつて反転入力端子へ接続
される。差動増幅器142と143の反転入力端
子同士はインピーダンスZcで接続される。 もし3個のインピーダンスが抵抗性でありかつ
同じ抵抗値(Za=Zb=Zc)を有するならば、L
−R音声信号の振幅は3倍に増大するが、L+R
音声信号の振幅は変らない。これは、 L′=2L−R R′=2R−L そしてL′+R′/L+R=1そしてL′−R′/L−R
=3 だからである。各ユニツトが11.25KHzの偏移に
対応する種々の入力の組み合わせのための関係は
下表に示される。
【表】
第17B図に示したように、3個のインピーダ
ンスZa′,Zb′およびZc′並びに一対の音声増幅器
144および145から成る補償回路141は、
送信機において導入されるL−Rのエンハンスメ
ントに先立つて持つていた振幅関係にLおよびR
音声信号を再生するために、受信機に設けられ得
る。ステレオ復調器55のL′音声出力信号端子は
インピーダンスZa′によつて音声増幅器144の
入力端子へ結合され、そして復調器のR′音声出
力信号端子はインピーダンスZb′によつて音声増
幅器145の入力端子へ結合される。増幅器14
4と145の入力端子同士はインピーダンス
Zc′で一緒に接続される。前述した諸実施例にお
けるように、コンバータまたはアダプタの内部で
発生される複合信号はステレオ復調器55へ印加
される。 前述したように、もしZa,ZbおよびZcがエン
ハンスメント回路中で等しい抵抗値を有しかつ抵
抗性であるように作られるならば、Za′,Zb′およ
びZc′は必然的に抵抗値が等しくそして抵抗性で
あるが、Za,ZbおよびZcと同じ抵抗値にする必
要性はない、この構成では、LおよびRの音声出
力信号は、送信機でのL−Rのエンハンスメント
前に、それらが持つていたのと同じ振幅関係に再
生される。 L−Rチヤンネルの9.6db(3のフアクター)の
エンハンスメント例を図示して説明したが、スタ
ジオでのZa,ZbおよびZcに他の値を選ぶことに
より、L−R成分のより大きな或はより小さいエ
ンハンスメントを行なえる。例えば、第16図の
曲線Gで例示されたフアクター2(6db)のエン
ハンスメントのためには、 L′=3L−R/2 R′=3R−L/2 そしてL′+R′/L+R=1そしてL′−R′/L−R
=2 である結果、Zc=2Zb=2Zaであることが必要で
ある。 前述したように、曲線Gはフアクター2即ち
6dbのエンハンスメントの組み合わせに由来し、
そして25マイクロ秒の音声プリエンフアシスは多
重化前にかけられ、これに続く付加的なプリエン
フアシスは多重化後複合ステレオ信号にかけられ
ら。第18Aに示すように、エンハンスメントお
よび音声プリエンフアシスはステレオ多重発生器
25(たゞし発振器の内部でプリエンフアシスを
かけないとする)の前段の回路170でなされ得
るが、複合信号用のプリエンフアシス回路171
はステレオ重発生器25と送信機の変調/増幅・
回路20との間に置かれ得る。曲線Gのため、複
合信号のプリエンフアシス時定数は7.5マイクロ
秒である。 第18B図を参照すれば、送信機で導入された
複合信号のプリエンフアシスを受信機で補償する
ために、7.5マイクロ秒のデイエンフアシス回路
172はステレオ復調器55の前に組み込まれ得
る。音声デイエンフアシスおよび受信機の前述し
た補償回路は、ステレオ復調器55の出力側にあ
る回路173の中に組み込まれ得る。 第16A図及び第16Bの曲線FおよびGで表
わされた複合信号状態は、種々の技術を例示する
手段として提示された。これらの技術は種々の度
合で組み合わされて、立体音の性能を最適にする
ように複合信号スペクトルを整形できる。このよ
な技術は、依然として採用されるべき立体音テレ
ビジヨンの音声基準中のパラメータとして究極的
に規定されるる。 第16A図及び第16B図の諸曲線は、一度に
1つの周波数で描かれた所定振幅の正弦波信号の
ための例を表わす点で、理想的なものであること
を理解されたい。対照的に、音声番組は、振幅と
周波数を常に変える複雑な信号として作られる。
複雑な信号の変調包絡線は、連続体として交り合
おうとし、これにより第16A図においてL+R
成分L−R成分を分離する8KHzギヤツプのよう
な基礎信号の詳細を不明確にする。この理由のた
めに、立体音テレビジヨンの音声伝送装置のため
の観察された複合信号被変調スペクトルは第5図
に描いた拡張テレビジヨン音声チヤンネル中に示
されるように幾分現われる。第5図を参照すれ
ば、この発明の基本的な音声伝送装置においてエ
ンハンスメントを無しにした場合、該音声伝送装
置中で発生されるよう複合信号の音声搬送波を変
調すると、テレビジヨン・チヤンネル(第2図)
の上端でモノラル伝送(L+Rのみ)の期間に
50KHzの最大全帯域幅を有する高周波信号180
を発生させることになり、かつステレス伝送の期
間に106KHzの最大全帯域幅を有する高周波信号
181を発生させることになる。L−R成分のフ
アクター3即ち9.6dbのエンハンスメントを行な
うように基本的な音声伝送装置が第17A図の回
路を含む如く変更された時発生する複合信号で音
声搬送波26を変調すると、高周波信号181の
包絡線の肩部よりも上に肩部を有する高周波信号
182を発生させることになる。 第3図、第16A図及び第16B図に示した状
態はL+R成分およびL−R成分のための最大の
変調限界を表わし、これらの限界は一度に1つの
チヤンネルのみにおいて、且つ普通でない環境
(すなわち他方のチヤンネルがその瞬間には0に
等しい)下のみにおいて達成できるという意味で
互に排他的である。この理由のために、番組のた
いていの音声内容はこれらの限界よりも下のレベ
ルで発生され、従つて環境的な電気雑音により大
きく影響され易い。低レベル信府用の雑音除去を
更に改善するための1つの方法は、複合信号の平
均変調を100%近くまでに上げる態様で伝送前に
番組内容を処理し、その後原状態を再生するため
に相互整合された回路装置を有する受信機で補償
することである。そのような1つの装置すなわち
ドルビイB形雑音除去装置は、高周波過変調を低
減するためのかつ送信された番組の平均変調レベ
ルを上げるためのFM立体ラジオ放送に増加する
市販用途を見い出している。 基本的には、ドルビイB装置の伝達特性は、低
レベルの高周波信号を増強するものであり、周波
数の関数として低レベルの増強度が増大する。ド
ルビイB装置は文献に詳しく述べられているの
で、こゝでは適切かつ質的な特色だけを述べよ
う。これらは表2に要約されている。表2におい
て、種々の送信プリエンフアシスおよび受信デイ
エンフアシス時定数から成る種々の構成は、ハイ
フアイ(高忠実度)伝送(0db=100%変調)の
ための最大変調レベル、ハイフアイ能力および相
対的な信号対雑音性能についてドルビイB形送受
信ユニツト有りのものと無しのものとで比較され
る。
ンスZa′,Zb′およびZc′並びに一対の音声増幅器
144および145から成る補償回路141は、
送信機において導入されるL−Rのエンハンスメ
ントに先立つて持つていた振幅関係にLおよびR
音声信号を再生するために、受信機に設けられ得
る。ステレオ復調器55のL′音声出力信号端子は
インピーダンスZa′によつて音声増幅器144の
入力端子へ結合され、そして復調器のR′音声出
力信号端子はインピーダンスZb′によつて音声増
幅器145の入力端子へ結合される。増幅器14
4と145の入力端子同士はインピーダンス
Zc′で一緒に接続される。前述した諸実施例にお
けるように、コンバータまたはアダプタの内部で
発生される複合信号はステレオ復調器55へ印加
される。 前述したように、もしZa,ZbおよびZcがエン
ハンスメント回路中で等しい抵抗値を有しかつ抵
抗性であるように作られるならば、Za′,Zb′およ
びZc′は必然的に抵抗値が等しくそして抵抗性で
あるが、Za,ZbおよびZcと同じ抵抗値にする必
要性はない、この構成では、LおよびRの音声出
力信号は、送信機でのL−Rのエンハンスメント
前に、それらが持つていたのと同じ振幅関係に再
生される。 L−Rチヤンネルの9.6db(3のフアクター)の
エンハンスメント例を図示して説明したが、スタ
ジオでのZa,ZbおよびZcに他の値を選ぶことに
より、L−R成分のより大きな或はより小さいエ
ンハンスメントを行なえる。例えば、第16図の
曲線Gで例示されたフアクター2(6db)のエン
ハンスメントのためには、 L′=3L−R/2 R′=3R−L/2 そしてL′+R′/L+R=1そしてL′−R′/L−R
=2 である結果、Zc=2Zb=2Zaであることが必要で
ある。 前述したように、曲線Gはフアクター2即ち
6dbのエンハンスメントの組み合わせに由来し、
そして25マイクロ秒の音声プリエンフアシスは多
重化前にかけられ、これに続く付加的なプリエン
フアシスは多重化後複合ステレオ信号にかけられ
ら。第18Aに示すように、エンハンスメントお
よび音声プリエンフアシスはステレオ多重発生器
25(たゞし発振器の内部でプリエンフアシスを
かけないとする)の前段の回路170でなされ得
るが、複合信号用のプリエンフアシス回路171
はステレオ重発生器25と送信機の変調/増幅・
回路20との間に置かれ得る。曲線Gのため、複
合信号のプリエンフアシス時定数は7.5マイクロ
秒である。 第18B図を参照すれば、送信機で導入された
複合信号のプリエンフアシスを受信機で補償する
ために、7.5マイクロ秒のデイエンフアシス回路
172はステレオ復調器55の前に組み込まれ得
る。音声デイエンフアシスおよび受信機の前述し
た補償回路は、ステレオ復調器55の出力側にあ
る回路173の中に組み込まれ得る。 第16A図及び第16Bの曲線FおよびGで表
わされた複合信号状態は、種々の技術を例示する
手段として提示された。これらの技術は種々の度
合で組み合わされて、立体音の性能を最適にする
ように複合信号スペクトルを整形できる。このよ
な技術は、依然として採用されるべき立体音テレ
ビジヨンの音声基準中のパラメータとして究極的
に規定されるる。 第16A図及び第16B図の諸曲線は、一度に
1つの周波数で描かれた所定振幅の正弦波信号の
ための例を表わす点で、理想的なものであること
を理解されたい。対照的に、音声番組は、振幅と
周波数を常に変える複雑な信号として作られる。
複雑な信号の変調包絡線は、連続体として交り合
おうとし、これにより第16A図においてL+R
成分L−R成分を分離する8KHzギヤツプのよう
な基礎信号の詳細を不明確にする。この理由のた
めに、立体音テレビジヨンの音声伝送装置のため
の観察された複合信号被変調スペクトルは第5図
に描いた拡張テレビジヨン音声チヤンネル中に示
されるように幾分現われる。第5図を参照すれ
ば、この発明の基本的な音声伝送装置においてエ
ンハンスメントを無しにした場合、該音声伝送装
置中で発生されるよう複合信号の音声搬送波を変
調すると、テレビジヨン・チヤンネル(第2図)
の上端でモノラル伝送(L+Rのみ)の期間に
50KHzの最大全帯域幅を有する高周波信号180
を発生させることになり、かつステレス伝送の期
間に106KHzの最大全帯域幅を有する高周波信号
181を発生させることになる。L−R成分のフ
アクター3即ち9.6dbのエンハンスメントを行な
うように基本的な音声伝送装置が第17A図の回
路を含む如く変更された時発生する複合信号で音
声搬送波26を変調すると、高周波信号181の
包絡線の肩部よりも上に肩部を有する高周波信号
182を発生させることになる。 第3図、第16A図及び第16B図に示した状
態はL+R成分およびL−R成分のための最大の
変調限界を表わし、これらの限界は一度に1つの
チヤンネルのみにおいて、且つ普通でない環境
(すなわち他方のチヤンネルがその瞬間には0に
等しい)下のみにおいて達成できるという意味で
互に排他的である。この理由のために、番組のた
いていの音声内容はこれらの限界よりも下のレベ
ルで発生され、従つて環境的な電気雑音により大
きく影響され易い。低レベル信府用の雑音除去を
更に改善するための1つの方法は、複合信号の平
均変調を100%近くまでに上げる態様で伝送前に
番組内容を処理し、その後原状態を再生するため
に相互整合された回路装置を有する受信機で補償
することである。そのような1つの装置すなわち
ドルビイB形雑音除去装置は、高周波過変調を低
減するためのかつ送信された番組の平均変調レベ
ルを上げるためのFM立体ラジオ放送に増加する
市販用途を見い出している。 基本的には、ドルビイB装置の伝達特性は、低
レベルの高周波信号を増強するものであり、周波
数の関数として低レベルの増強度が増大する。ド
ルビイB装置は文献に詳しく述べられているの
で、こゝでは適切かつ質的な特色だけを述べよ
う。これらは表2に要約されている。表2におい
て、種々の送信プリエンフアシスおよび受信デイ
エンフアシス時定数から成る種々の構成は、ハイ
フアイ(高忠実度)伝送(0db=100%変調)の
ための最大変調レベル、ハイフアイ能力および相
対的な信号対雑音性能についてドルビイB形送受
信ユニツト有りのものと無しのものとで比較され
る。
【表】
表2から理解できるように、構成は信号対雑音
(S/N)比が増加する順序で示される。しかし、
構成4,5および6の場合、改良による利点は不
明であり、その結果が生じたのは高い周波数の過
エンフアシスによる音声信号の歪に起因する。構
成1,3および7(これらに対しデイエンフアシ
スが真に相補である)だけではハイフアイ再生が
でき、そして構成3および7だけは事実上100%
変調で番組素材の全部を送信できる。構成3は、
この発明の基本的な送受信装置用の望ましい25マ
イクロ秒プリエンフアシス/デイエンフアシス装
置として始めに説明した。相補ドルビイ雑音低減
が組み込まれる構成7は、変更無しに構成3の装
置中に実施されることができ、FM放送用の相補
75マイクロ秒プリエンフアシス基準と比較される
ような12.3dbのS/N改善をもたらすことにな
る。更に、装置に変更をつけ加えることなく、ド
ルビイB形雑音低減は前述したL−Rのエンハン
スメントかつ複合信号のプリエンフアシス技術と
組み合わされて、周波数偏移限界が立体音テレビ
ジヨンの音声伝送基準として最終的に採用される
ものによつて許容される範囲まで更に雑音も低減
できる。 第19A図はこの発明の基本的な音声伝送装置
へ適用されるドルビイB形雑音低減の仕方を示
し、送信機における2個のドルビイB形プロセツ
サ185および186は、装置のステレオ多重発
生器25へ印加前にプリエンフアシスされたLお
よびRの音声信号をエンコードする。受信機で
は、第19B図に示すように、ステレオ復調器5
5のLおよびRの音声出力はそれぞれデイエンフ
アシス回路187,188(先の説明よれば25マ
イクロ秒の時定数を有する)を通してそれぞれド
ルビイB形プロセツサ189,190(Lおよび
Rの音声信号をデコードする)へ印加される。デ
イエンフアシスとプロセツサは一緒になつて、復
調器55からのデイエンフアシスされたLおよび
Rの音声信号をその原関係まで再生するための補
償を行なう。 エンコーデイング用とデコーデイング用のプロ
セツサは基本的には同一構造でよいが、第19C
図に示すように入力信号がたどる態様だけが異な
る。入力信号は2つの路をたどる。すなわち、主
路は組み合わせ回路191およびインバータ19
2を通り、そして2次路は電圧応答可変周波フイ
ルタ193、信号増幅器194およびオーバーシ
ユート抑制器195を通る。主路は入力信号を事
実上変えることなく通す。2次路は入力信号の低
レベル、高周波成分だけを通すフイルタである。
エンコーデイング中、2次路の出力は主路から加
えられて入力信号のうちの低レベル、高周波成分
を昇圧する。デコーデイング中、2次路の出力は
主路出力から差し引かれ、2次路入力の結果はプ
ロセツサの反転出力として検知される。デコーデ
イングは、従つてエンコーデイング中に挿入され
たのと同一程度まで同一情報を除去する。 2次路中の可変フイルタ193の特性は、制御
増幅器196と整流器/積分器197から成る帰
還ループによつて決定される。一定の閾値を超さ
ない信号振幅に対し、帰還信号は発生されず、そ
してフイルタの伝達関数は固定された500Hz高域
フイルタのそれにすぎない。閾値レベルは、ドル
ビイ・レベルすなわちFM放送用の±37.5KHzの
周波数偏移に相当する国際的に標準化された基準
よりも低い約40dbに固定される。同様な基準は、
テレビジヨンの音声搬送波に許された最大周波数
偏移の50%でテレビジヨン音声のために確立され
よう。制御増幅器196の利得は周波数の非直線
関数であるので、信号振幅が閾値レベルよりも高
くなると、負帰還は可変フイルタのしヤ断周波数
を非直線関係で上げ、ドルビイ・レベル近くの入
力信号のための一定で、最大に抑制された帯域幅
に達する。全効果は低い周波数と100%変調に近
いレベルとで無視できるが、周波数を高めそして
振幅を小さくするにつれて増加する。 この発明の他の実施例では、低レベル信号の増
強は、増強度が周波数の関数としてまた増加する
点で、ドルビイB形装置の増強と同様な態様で行
なわれる。しかしながら、ドルビイB形と違つ
て、低レベル信号の増強は20KHz以上でのみ生じ
かつ複合信号へ印加される。これは、ステレオ多
重発生器25のすぐ後に設けられ、第18A図に
おいて複合信号のためのプリエンフアシス回路1
71が設けられるのと同じである。相補回路装置
は、第18B図における複合信号デイエンフアシ
ス回路172と同様、受信機中のステレオ復調器
55の直前に設置される。このやり方が適用され
ると、L−Rチヤンネルだけが影響をうけ、その
効果は、高レベル信号の変調レベルを上げること
なく、低レベルL−R信号の変調レベル(および
雑音許容値)を上げることである。 市販の立体音テレビジヨン放送それにそのよう
な放送を受信するための適当な市販の受信機のど
ちらも存在しないので、提案されたコンパチブル
音声伝送装置を採用する際現在の装置を廃止する
問題は起らない。この発明の送受信装置に係るテ
レビジヨン立体音を再生するための受信機やアダ
プタは、望ましくは25マイクロ秒の時定数を有す
るものが製造されてよく、かつ事実ドルビイB形
受信回路を含み得る。その理由は、そのような回
路装置が経済的なICパツケージ既に市販されて
いるからである。75マイクロ秒の音声デイエンフ
アシスを有する現存のモノラル・テレビジヨン受
像機のコンパチビリテイについて云えば、ごく少
数のテレビジヨン受像機がハイフアイ受信を行な
えるので、再生された音声信号のどんな不都合な
変化も検知できるかどうか疑しい。とにかく、前
述した構成5の装置を使用するFM放送は、多数
のモノラル・テレビジヨンの聴者が多い高周波分
のために音質を改善されたものとして実際に検知
していることを示す。 ドルビイB形プロセツサが装備された受像機を
して非ドルビイ伝送を一番よく受信できるように
するために、遠隔スイツチング信号は複合信号へ
加算された受像機内のデコーデイング・プロセツ
サを制御できる。このスイツチング信号は、伝送
路にドルビイB形プロセツサが含まれる時にはい
つでも、ステレオ多重発生器25(第1図)から
の複合信号出力またはステレオ多重発生器の内部
で発生された複合信号のどちらかに選択的に加算
され得る10〜25Hzの範囲のサブソニツク
(subsonic)固定周波数信号の形態をとれる。サ
ブソニツク・トーンは、受像機中の制御トーン検
知回路198(第19C図)によつて検知され、
そしてその中のドルビイB形プロセツサ段を制御
するために利用される。 例えば、サブソニツク20Hz信号は、音声搬送波
の25Hz周波数偏移に対応する固定振幅で発生され
ることができる。この非可聴成分の対応する変調
指数(1.25)は100%変調レベル(25KHz)より
も60db低く、従つて他の情報や機能にとつて無
害である。受像機では、狭帯域の周波数検出器
は、ドルビイB形デコーデイング用受像機をスイ
ツチングするのに或は調節するのに適した直流制
御信号を発生させることにより、この20Hz成分に
応答しよう。 上述したサブソニツク・スイツチング信号は、
付加的な帯域幅を必要とせず、そして19KHzのパ
イロツト成分の制御可能性と組み合わされて伝送
状態を伝えるための融通性に富んだ段を構成す
る。これは、パイロツト信号およびサブソニツク
信号で可能な4つの伝送フオーマツト状態を例示
する表3に示される。
(S/N)比が増加する順序で示される。しかし、
構成4,5および6の場合、改良による利点は不
明であり、その結果が生じたのは高い周波数の過
エンフアシスによる音声信号の歪に起因する。構
成1,3および7(これらに対しデイエンフアシ
スが真に相補である)だけではハイフアイ再生が
でき、そして構成3および7だけは事実上100%
変調で番組素材の全部を送信できる。構成3は、
この発明の基本的な送受信装置用の望ましい25マ
イクロ秒プリエンフアシス/デイエンフアシス装
置として始めに説明した。相補ドルビイ雑音低減
が組み込まれる構成7は、変更無しに構成3の装
置中に実施されることができ、FM放送用の相補
75マイクロ秒プリエンフアシス基準と比較される
ような12.3dbのS/N改善をもたらすことにな
る。更に、装置に変更をつけ加えることなく、ド
ルビイB形雑音低減は前述したL−Rのエンハン
スメントかつ複合信号のプリエンフアシス技術と
組み合わされて、周波数偏移限界が立体音テレビ
ジヨンの音声伝送基準として最終的に採用される
ものによつて許容される範囲まで更に雑音も低減
できる。 第19A図はこの発明の基本的な音声伝送装置
へ適用されるドルビイB形雑音低減の仕方を示
し、送信機における2個のドルビイB形プロセツ
サ185および186は、装置のステレオ多重発
生器25へ印加前にプリエンフアシスされたLお
よびRの音声信号をエンコードする。受信機で
は、第19B図に示すように、ステレオ復調器5
5のLおよびRの音声出力はそれぞれデイエンフ
アシス回路187,188(先の説明よれば25マ
イクロ秒の時定数を有する)を通してそれぞれド
ルビイB形プロセツサ189,190(Lおよび
Rの音声信号をデコードする)へ印加される。デ
イエンフアシスとプロセツサは一緒になつて、復
調器55からのデイエンフアシスされたLおよび
Rの音声信号をその原関係まで再生するための補
償を行なう。 エンコーデイング用とデコーデイング用のプロ
セツサは基本的には同一構造でよいが、第19C
図に示すように入力信号がたどる態様だけが異な
る。入力信号は2つの路をたどる。すなわち、主
路は組み合わせ回路191およびインバータ19
2を通り、そして2次路は電圧応答可変周波フイ
ルタ193、信号増幅器194およびオーバーシ
ユート抑制器195を通る。主路は入力信号を事
実上変えることなく通す。2次路は入力信号の低
レベル、高周波成分だけを通すフイルタである。
エンコーデイング中、2次路の出力は主路から加
えられて入力信号のうちの低レベル、高周波成分
を昇圧する。デコーデイング中、2次路の出力は
主路出力から差し引かれ、2次路入力の結果はプ
ロセツサの反転出力として検知される。デコーデ
イングは、従つてエンコーデイング中に挿入され
たのと同一程度まで同一情報を除去する。 2次路中の可変フイルタ193の特性は、制御
増幅器196と整流器/積分器197から成る帰
還ループによつて決定される。一定の閾値を超さ
ない信号振幅に対し、帰還信号は発生されず、そ
してフイルタの伝達関数は固定された500Hz高域
フイルタのそれにすぎない。閾値レベルは、ドル
ビイ・レベルすなわちFM放送用の±37.5KHzの
周波数偏移に相当する国際的に標準化された基準
よりも低い約40dbに固定される。同様な基準は、
テレビジヨンの音声搬送波に許された最大周波数
偏移の50%でテレビジヨン音声のために確立され
よう。制御増幅器196の利得は周波数の非直線
関数であるので、信号振幅が閾値レベルよりも高
くなると、負帰還は可変フイルタのしヤ断周波数
を非直線関係で上げ、ドルビイ・レベル近くの入
力信号のための一定で、最大に抑制された帯域幅
に達する。全効果は低い周波数と100%変調に近
いレベルとで無視できるが、周波数を高めそして
振幅を小さくするにつれて増加する。 この発明の他の実施例では、低レベル信号の増
強は、増強度が周波数の関数としてまた増加する
点で、ドルビイB形装置の増強と同様な態様で行
なわれる。しかしながら、ドルビイB形と違つ
て、低レベル信号の増強は20KHz以上でのみ生じ
かつ複合信号へ印加される。これは、ステレオ多
重発生器25のすぐ後に設けられ、第18A図に
おいて複合信号のためのプリエンフアシス回路1
71が設けられるのと同じである。相補回路装置
は、第18B図における複合信号デイエンフアシ
ス回路172と同様、受信機中のステレオ復調器
55の直前に設置される。このやり方が適用され
ると、L−Rチヤンネルだけが影響をうけ、その
効果は、高レベル信号の変調レベルを上げること
なく、低レベルL−R信号の変調レベル(および
雑音許容値)を上げることである。 市販の立体音テレビジヨン放送それにそのよう
な放送を受信するための適当な市販の受信機のど
ちらも存在しないので、提案されたコンパチブル
音声伝送装置を採用する際現在の装置を廃止する
問題は起らない。この発明の送受信装置に係るテ
レビジヨン立体音を再生するための受信機やアダ
プタは、望ましくは25マイクロ秒の時定数を有す
るものが製造されてよく、かつ事実ドルビイB形
受信回路を含み得る。その理由は、そのような回
路装置が経済的なICパツケージ既に市販されて
いるからである。75マイクロ秒の音声デイエンフ
アシスを有する現存のモノラル・テレビジヨン受
像機のコンパチビリテイについて云えば、ごく少
数のテレビジヨン受像機がハイフアイ受信を行な
えるので、再生された音声信号のどんな不都合な
変化も検知できるかどうか疑しい。とにかく、前
述した構成5の装置を使用するFM放送は、多数
のモノラル・テレビジヨンの聴者が多い高周波分
のために音質を改善されたものとして実際に検知
していることを示す。 ドルビイB形プロセツサが装備された受像機を
して非ドルビイ伝送を一番よく受信できるように
するために、遠隔スイツチング信号は複合信号へ
加算された受像機内のデコーデイング・プロセツ
サを制御できる。このスイツチング信号は、伝送
路にドルビイB形プロセツサが含まれる時にはい
つでも、ステレオ多重発生器25(第1図)から
の複合信号出力またはステレオ多重発生器の内部
で発生された複合信号のどちらかに選択的に加算
され得る10〜25Hzの範囲のサブソニツク
(subsonic)固定周波数信号の形態をとれる。サ
ブソニツク・トーンは、受像機中の制御トーン検
知回路198(第19C図)によつて検知され、
そしてその中のドルビイB形プロセツサ段を制御
するために利用される。 例えば、サブソニツク20Hz信号は、音声搬送波
の25Hz周波数偏移に対応する固定振幅で発生され
ることができる。この非可聴成分の対応する変調
指数(1.25)は100%変調レベル(25KHz)より
も60db低く、従つて他の情報や機能にとつて無
害である。受像機では、狭帯域の周波数検出器
は、ドルビイB形デコーデイング用受像機をスイ
ツチングするのに或は調節するのに適した直流制
御信号を発生させることにより、この20Hz成分に
応答しよう。 上述したサブソニツク・スイツチング信号は、
付加的な帯域幅を必要とせず、そして19KHzのパ
イロツト成分の制御可能性と組み合わされて伝送
状態を伝えるための融通性に富んだ段を構成す
る。これは、パイロツト信号およびサブソニツク
信号で可能な4つの伝送フオーマツト状態を例示
する表3に示される。
【表】
フアシス
無 無 モノラル、75マイクロ秒、プリエ
ンフアシス
無 無 モノラル、75マイクロ秒、プリエ
ンフアシス
【表】
ツト信 ニツク
号 信号 伝送フオーマツト
号 信号 伝送フオーマツト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 規定の周波数限界のテレビジヨン放送チヤン
ネル内で、 所定の上限周波数限界を有し、前記テレビジヨ
ン放送チヤンネルの第1の部分を占有する振幅変
調信号を形成するように映像搬送波を振幅変調す
る映像源信号と、 所定の上限周波数限界を有し、前記テレビジヨ
ン放送チヤンネルの第2の部分を占有する周波数
変調信号を形成するように音声搬送波を周波数変
調する左側と右側との音声源信号と、 を送受信するための立体音声テレビジヨン通信シ
ステムにおいて、 前記左側と右側との音声源信号の和を表す音声
和信号と、前記左側と右側との音声源信号の差を
表す音声差信号とをつくる発生器手段であつて、
前記音声和信号を表す第1の成分と、前記音声差
信号を表し、抑圧された副搬送波を中心とする上
側波帯と下側波帯とを有する振幅変調された副搬
送波の第2の成分と、前記抑圧された副搬送波の
周波数の半分の周波数を有するパイロツト成分と
を含む複合信号を発生する発生器手段と、 前記テレビジヨン放送チヤンネルの第2の部分
内に音声搬送波を発生するための手段と、前記音
声搬送波を前記複合信号で周波数変調して前記第
2の部分内に周波数変調信号を形成するための手
段とを含む送信機手段であつて、前記第1の成分
により周波数変調された前記音声搬送波の周波数
偏移がその最大周波数偏移レベルを有すると共
に、前記第2の成分により周波数変調された前記
音声搬送波の周波数偏移がその最大周波数偏移レ
ベルを有し、前記第2の成分により周波数変調さ
れた前記音声搬送波の最大周波数偏移レベルを、
前記第1の成分により周波数変調された前記音声
搬送波の最大周波数偏移レベルより所定のエンハ
ンスメント・フアクタだけ大きいレベルまでエン
ハンスメントさせる手段を有する送信機手段と、 前記複合信号を導出するための手段を含み、前
記テレビジヨン放送チヤンネルを受信するための
受信機手段と、 前記複合信号から前記左側と右側の音声源信号
をそれぞれ含む第1及び第2の信号を導出する復
調器手段であつて、前記第1の信号の左側と右側
との音声源信号は前記第2の信号の左側と右側と
の音声源信号とそれぞれ異なつた割合である復調
器手段と、 前記第1及び第2の信号を演算して前記左側と
右側との音声源信号をつくる演算手段と、 を備えた立体音声テレビジヨン通信システム。 2 前記発生器手段が、前記の発生された複合信
号の前記第1の成分の低い周波数信号成分に比較
して前記の発生された複合信号の前記第1の成分
の高い周波数信号成分の振幅を増大させるプリエ
ンフアシス手段を含み、前記復調器手段が、前記
の導出された複合信号の前記第1の成分の低い周
波数成分に比較して前記の導出された複合信号の
前記第1の成分の高い周波数成分を相補的に減少
させるデイエンフアシス手段を含むことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の立体音声テレビ
ジヨン通信システム。 3 前記映像搬送波が繰り返し水平同期パルスを
含むように変調され、前記副搬送波の周波数が前
記水平同期パルスの繰り返し周波数の2分の1の
整数倍であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の立体音声テレビジヨン通信システム。 4 前記所定のエンハンスメント・フアクタが約
2であることを特徴とする特許請求の範囲第1〜
3項のいずれか1項に記載の立体音声テレビジヨ
ン通信システム。 5 前記第1の成分により周波数変調された前記
音声搬送波の前記最大周波数偏移レベルが25KHz
より大きくなく、前記第2の成分により周波数変
調された前記音声搬送波の前記エンハンスメント
された最大周波数偏移レベルが25KHzより大きく
50KHzより大きくないことを特徴とする特許請求
の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の立体音
声テレビジヨン通信システム。 6 前記テレビジヨン放送チヤンネルがアメリカ
合衆国標準のNTSC方式のテレビジヨン放送チヤ
ンネルであることを特徴とする特許請求の範囲第
1〜5項のいずれか1項に記載の立体音声テレビ
ジヨン通信システム。 7 規定の周波数限界を有するテレビジヨン放送
チヤンネルに含まれる立体音音声伝送において、 左側と右側との音声源信号の和を有する音声和
信号を表す第1の成分と、 前記左側と右側との音声源信号の差を有する音
声差信号を表し、抑圧された副搬送波を中心とす
る上側波帯と下側波帯とを有する振幅変調された
副搬送波の第2の成分と、 前記抑圧された副搬送波の周波数の半分の周波
数を有するパイロツト成分と、 を含む複合信号により周波数変調された音声搬送
波を有し、 前記第2の成分により周波数変調された前記音
声搬送波の最大周波数偏移が、前記第1の成分に
より周波数変調された前記音声搬送波の最大周波
数偏移を所定のエンハンスメント・フアクタだけ
エンハンスメントされた立体音音声伝送を受信す
る受信機であつて、 前記テレビジヨン放送チヤンネルを、中間周波
音声信号を含む中間周波数チヤンネルに変換する
チユーナ手段と、 前記中間周波音声信号を前記中間周波数チヤン
ネルから分離する信号処理手段と、 前記複合信号を前記中間周波音声信号から導出
する音声検波手段と、 前記複合信号から前記左側と右側の音声源信号
をそれぞれ含む第1及び第2の信号を導出する復
調手段であつて、前記第1の信号の左側と右側と
の音声源信号は前記第2の信号の左側と右側との
音声源信号とそれぞれ異なつた割合である復調手
段と、 前記第1及び第2の信号を演算して前記左側と
右側との音声源信号をつくる演算手段と、 を備えた受信機。 8 前記の発生された複合信号の前記第1の成分
の高い周波数信号成分の振幅を、前記第1の成分
の低い周波数信号成分に対してプリエンフアシ
ス・フアクタだけ増大させ、前記受信機の復調手
段が、前記の導出された複合信号の前記第1の成
分の高い周波数信号成分を前記第1の成分の低い
周波数信号成分に対して相補的なデイエンフアシ
ス・フアクタだけ減少させるデイエンフアシス手
段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第7項
記載の受信機。 9 前記テレビジヨン放送チヤンネルは、映像源
信号により振幅変調された映像搬送波を有し、該
映像搬送波が繰り返し水平同期パルスを含み、前
記復調手段が前記パイロツト成分に応答して前記
副搬送波を、前記繰り返し水平同期パルスの繰り
返し速度の2分の1の整数倍で再生する手段を含
むことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の
受信機。 10 前記所定のエンハンスメント・フアクタが
約2であることを特徴とする特許請求の範囲第7
〜9項のいずれか1項に記載の受信機。 11 前記第1の成分により周波数変調された前
記音声搬送波の前記最大周波数偏移が25KHzより
大きくなく、前記第2の成分により周波数変調さ
れた前記音声搬送波の前記エンハンスメントされ
た最大周波数偏移が25KHzより大きく50KHzより
大きくないことを特徴とする特許請求の範囲第1
0項記載の受信機。 12 前記テレビジヨン放送チヤンネルがアメリ
カ合衆国標準のNTSC方式のテレビジヨン放送チ
ヤンネルであることを特徴とする特許請求の範囲
第7〜11項のいずれか1項に記載の受信機。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US05/659,101 US4048654A (en) | 1976-02-18 | 1976-02-18 | Stereophonic television sound transmission system |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52122035A JPS52122035A (en) | 1977-10-13 |
| JPH0127636B2 true JPH0127636B2 (ja) | 1989-05-30 |
Family
ID=24644028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1703077A Granted JPS52122035A (en) | 1976-02-18 | 1977-02-18 | Stereophonic sound transmitter |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4048654A (ja) |
| JP (1) | JPS52122035A (ja) |
| CA (1) | CA1120582A (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5822355Y2 (ja) * | 1978-11-29 | 1983-05-13 | ソニー株式会社 | 音声多重信号再生装置 |
| JPS5596773A (en) * | 1979-01-19 | 1980-07-23 | Hitachi Ltd | Discrimination unit |
| DE2902933C3 (de) * | 1979-01-26 | 1983-02-10 | Interessengemeinschaft für Rundfunkschutzrechte GmbH, 4000 Düsseldorf | Einrichtung zum Empfangen von auf zwei gleichwertigen Einzelkanälen übertragenen stereophonen Signalen |
| US4339772A (en) * | 1980-10-14 | 1982-07-13 | Zenith Radio Corporation | TV Sound Transmission system |
| CA1182204A (en) * | 1980-10-14 | 1985-02-05 | Carl G. Eilers | Tv sound transmission system |
| JPS57190478A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-24 | Hitachi Ltd | Sound noise suppressing circuit |
| JPS57190477A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-24 | Hitachi Ltd | Noise suppressing circuit |
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| US4704726A (en) * | 1984-03-30 | 1987-11-03 | Rca Corporation | Filter arrangement for an audio companding system |
| US4646150A (en) * | 1986-01-03 | 1987-02-24 | General Instrument Corporation | Apparatus and method for stereo television sound |
| JPS6427003A (en) * | 1988-07-08 | 1989-01-30 | Hitachi Ltd | Reproducing device for found signal |
| US5428404A (en) * | 1993-01-29 | 1995-06-27 | Scientific-Atlanta, Inc. | Apparatus for method for selectively demodulating and remodulating alternate channels of a television broadcast |
| US5796842A (en) * | 1996-06-07 | 1998-08-18 | That Corporation | BTSC encoder |
| US8908872B2 (en) * | 1996-06-07 | 2014-12-09 | That Corporation | BTSC encoder |
| US5953067A (en) * | 1997-02-10 | 1999-09-14 | Cable Electronics, Inc. | Multichannel television sound stereo and surround sound encoder |
| US6037993A (en) * | 1997-03-17 | 2000-03-14 | Antec Corporation | Digital BTSC compander system |
| US6272226B1 (en) | 1997-04-02 | 2001-08-07 | Scientific-Atlanta, Inc. | Apparatus and method for masking audio signals in a signal distribution system |
| US6288747B1 (en) | 1997-08-25 | 2001-09-11 | Cable Electronics, Inc. | Multichannel television sound stereo and surround sound encoder suitable for use with video signals encoded in plural formats |
| US6259482B1 (en) | 1998-03-11 | 2001-07-10 | Matthew F. Easley | Digital BTSC compander system |
| DE60233106D1 (de) * | 2001-12-19 | 2009-09-10 | Alps Electric Co Ltd | Fernsehtunereinheit |
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- 1977-02-18 JP JP1703077A patent/JPS52122035A/ja active Granted
Also Published As
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