JPH0128442Y2 - - Google Patents

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JPH0128442Y2
JPH0128442Y2 JP13682381U JP13682381U JPH0128442Y2 JP H0128442 Y2 JPH0128442 Y2 JP H0128442Y2 JP 13682381 U JP13682381 U JP 13682381U JP 13682381 U JP13682381 U JP 13682381U JP H0128442 Y2 JPH0128442 Y2 JP H0128442Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車等の振動特性を調べるのに用
いられる多軸加振装置の改良に関する。
多軸加振装置は供試品、たとえば自動車をその
前後、上下、および左右の各方向に任意の振動態
様で振動させることにより自動車が路面を走行し
ている状態を台上で再現し、車体の振動特性や、
振動による騒音の発生源あるいは振動による耐久
性を調査することに利用される。このような多軸
加振装置の多くは第1図に示すように車体1のば
ね下を直接多軸加振装置2の供試品取付治具3に
固定し、車体1に任意の振動を加える。たとえ
ば、第2図に示すような多軸加振装置2ではブレ
ーキドラム4やタイヤ取付用のハブ(図示せず)
に直接加振装置側の供試品取付治具(以後単に取
付治具と記す)3側を重ね合せその取付穴5を用
いて、ハブナツトあるいはハブボルト(共に図示
せず)で両者を螺着する。この取付治具3には前
後入力を加える前後負荷バー6の一端と、左右入
力を加える左右負荷バー7の一端と、上下入力を
加える上下負荷バー8の一端とがそれぞれ枢着さ
れ、取付治具3を前後方向X、左右方向Y、上下
方向Zにそれぞれ振動させる。このような多軸加
振装置2では車体側の荷重Wが取付治具3に固定
した車軸の中心線l上の1点(以後単に負荷点と
記す)Oに加わるものとし、この負荷点Oに入力
を加えるよう構成される。通常、1点(ここでは
負荷点)の動きを全て規制するには、この負荷点
Oに加わる前後、左右、上下方向X,Y,Zの入
力と、このX,Y,Zの3軸まわりのモーメント
Mx,My,Mzとを規制する必要がある。しかし
第2図に示した多軸加振装置2の場合、負荷点O
に対しX,Y,Zの3軸方向の振動を入力するこ
とができればよく、3軸まわりのモーメントの内
My,Mzが不要の場合がある。Mxについては、
入力Y,Zの着力点(面)を実車におけるタイヤ
の接地点相当位置に設定することにより、実車走
行時のモーメント状態を再現させることができ
る。そこで、第2図に示した多軸加振装置2では
Mzに対しては供試品の剛性により、またMyに
対しては上下方向負荷バー8と取付治具3との剛
性の強化によりこれらモーメントによる回転変位
の発生を阻止している。特に取付治具3にはその
負荷点Oに対し、前後負荷バー6が下方にオフセ
ツト(このオフセツトは前後負荷バー6と車体の
フエンダとの接触を防止する)して取付けられて
いるため、左右方向、即ち、Y軸まわりモーメン
トMyが大きく加わる。これを押えるのに取付治
具3や上下負荷バー8はその強度確保のため重量
増となる傾向があり、これによる加振性能低下と
いう不都合を生じている。更に、第3図に示すよ
うに、取付治具3に前後、左右、上下方向X,
Y,Zの入力を加えるためにそれぞれ入力装置9
01,101,111,121に制御される4つ
の負荷バー9,10,11,12を装着した多軸
加振装置13がある。この多軸加振装置13は第
2図に示したものより負荷バーを一軸多く備えて
おり、即ち、前後兼、左右負荷バーを2本11,
12備え、これらにより前後方向Xと、左右方向
Yとの入力を与えると共に、Y軸まわりモーメン
トMyが零になるよう制御し、取付治具3の回転
変位を阻止している。この場合、入力装置を4つ
有しており、その制御が複雑となり、しかも、可
動部が多く、これにより加振能力が低下し、スペ
ースも増加するという欠点がある。更にまた、第
4図に示すように取付治具3にそれぞれ入力装置
141,151,161に制御される3つの負荷
バー14,15,16を取付けた多軸加振装置1
7がある。この多軸加振装置17は入力装置や負
荷バーの数が第3図に示したものより少なく制御
も比較的容易となり、スペースも少なくてすむと
いう利点がある。しかし、第5図に示すようにこ
の多軸加振装置17では取付治具3上の負荷点O
に対し一対の前後兼、上下負荷バー(以後単に負
荷バーと記す)14,15が前後方向Xと上下方
向Zの入力を与える構成であるが、実際には両負
荷バー14,15を作動させる前後兼上下方向レ
バー(以後単にレバーと記す)18,19、およ
びその入力装置20,21により与えられる入力
は両負荷バー14,15の中心線l3,l4の交
点(以後単に入力点と記す)Pに加わる。このよ
うな第4図に示した多軸加振装置17は負荷点O
と入力点Pとが一致するのは第5図に示すような
特定の場合のみであり、第6図に示すような上下
方向Zへ振幅Lの振動時、第7図に示すような前
後方向Xへの振動時、あるいは第8図に示すよう
な前後、上下方向X,Zへの振動時には負荷点O
と入力点Pとはずれを生じる。そして、上下方向
Zへのみの振動時には負荷点Oへの荷重Wと、入
力点Pへの入力Fとの作用線は一致するため不都
合は生じない。しかし、前後方向Xの振動が加わ
つた場合、負荷点Oへ荷重Wz,Wxが加わり、
入力点Pに入力Fz,Fxが加わると、各力の作用
線は一致せず、これにより偶力が生じる。この偶
力を負荷点O、即ち、取付治具3側を基準として
みるとY軸まわりのモーメントMyを取付治具3
が受けることとなり、このモーメントMyは負荷
点Oに対する入力点Pのオフセツト量a,bが多
いほど大きくなる。第4図に示した多軸加振装置
17ではこのようにして生じるY軸まわりモーメ
ントMyによる回転変位を押え込むため、従来は
供試品側のブレーキを振動試験時に連続作動させ
ている。このため、ブレーキ側にY軸まわりモー
メントMy、即ちブレーキモーメントが大きく作
用した場合にブレーキ側の供試品が破損に到る危
険性がある。
この考案は試供品側を保護できる多軸加振装置
を提供することを目的とする。
この考案による多軸加振装置は車軸に着脱可能
に固定される取付治具と、この取付治具にそれぞ
れ上端を枢着され、下端を相対的に拡げて配置さ
れる一対の負荷バーと、取付治具に一端が枢着さ
れ、他端が入力装置により基台中心に梃子作動す
る左右方向レバーに枢着される左右方向負荷バー
と、一対の負荷バーの下端にそれぞれ枢着し、か
つ、それぞれの入力装置により基台中心に梃子作
動する一対のレバーとを備え、入力装置により任
意の振動を供試品に加え、しかも取付治具の車軸
中心位置と基台との間を両端に自在継手を取り付
け、かつ軸方向に伸縮可能な連結棒により連結す
るよう構成される。このため、取付治具に一対の
負荷バーが入力した際、その入力点と車軸中心位
置である負荷点との間のオフセツトにより車軸中
心位置を含む左右方向軸まわりのモーメントが生
じても、連結棒の剛性によりこれを押え込むこと
ができ、供試品側はブレーキを作動させる必要が
なくモーメントを受けて破損するというような不
都合を防止できる。
以下、この考案を添付図面と共に説明する。
第9図にはこの考案の一実施例としての多軸加
振装置22を示した。この多軸加振装置22は第
4図に示した多軸加振装置17に用いられたと同
一の部材をも使用しており、以後同一部材には同
一符号を付し、その説明を略す。供試品としての
車体1の加振試験をする場合、その試験目的によ
り、多軸加振装置22を全輪あるいは、その内の
一部の車輪の取付部に取り付ける。各取付部にそ
れぞれ取付けられる多軸加振装置22はその構成
を同一としており、以後、左前車軸側に取付けら
れる多軸加振装置22について説明する。車体1
の前車輪取付部は車軸まわりに回転自在なブレー
キドラム23よりなりこのブレーキドラム23は
4本のハブボルト24を突設する(第10図参
照)。このため取付治具3には4つのハブボルト
嵌着用の穴25が形成され、この穴25に嵌着し
たハブボルト24とこれに螺着するナツト26と
により取付治具3にブレーキドラム23が固定さ
れる。しかも、取付治具3にはこの取付治具3と
基台27側の固定台28とを連結する連結棒29
が取り付けられる。
第10図に示すように、連結棒29は剛性の大
きな本体30と、その両端にそれぞれ連結される
自在継手31,32とで形成される。各自在継手
31,32は軸直角方向Aおよび軸方向Bに共に
自由度を持つた等速ジヨイントであり、各自在継
手31,32の端部には連結用のフランジ31
1,321が装着される。固定台28と対向する
自在継手32はそのフランジ321を介し固定台
28にボルト止めされ、他方の自在継手31は取
付治具3に連結される。即ち、自在継手31のフ
ランジ311には取付治具3側の4つの穴25と
同様の穴312が軸中心線l1を中心に形成され
ており、この4つの穴312を取付治具3より突
出するハブボルト24に嵌合させ、ナツト26で
締め付けることにより、ブレーキドラム23、取
付治具3および自在継手のフランジ311を一体
的に固定できる。この場合、車軸側の中心線、即
ち、ブレーキドラム23の中心線l2と取付治具
3に固定されたフランジ311側の中心線l1と
は取付治具3の表面上で交わり、重なり合う。こ
のためブレーキドラム23の中心線l2上にある
車体1側の荷重Wの加わる負荷点Oはフランジの
中心線l1上に配置されることになる。このよう
な連結棒29は2つの自在継手31,32の働き
により、固定台28に対し、取付治具3が前後方
向Xおよび上下方向Zに変位してもこの取付治具
3の動きに追従してフランジ311が作動でき、
しかも取付治具3側のブレーキドラム中心線l2
まわりのモーメント(これは負荷点Oを基準とす
るとY軸まわりのモーメントMyとなる)による
変位を阻止することができる。
取付治具3にはこの他にその下部両端に一対の
前後兼上下方向X,Zに入力を与える負荷バー1
4,15がそれぞれピン33(一方は図示せず)
を介し枢着される。更に、取付治具3の下部中央
にはほぼ水平に支持される左右方向負荷バー16
が水平方向のピン35を介し枢着される(第10
図参照)。一対の負荷バー14,15の下端には
基台27側の基枠36に枢着され、かつ、それぞ
れの入力装置20,21により梃子作動する一対
のレバー18,19が枢着される。更に左右方向
負荷バー16の一端には基台27側の突台37に
枢着され、かつ入力装置38により梃子作動する
左右方向レバー39が枢着される。各入力装置2
0,21,38は電気油圧サーボ機構を備えてお
り、図示しない制御回路に制御されるサーボ弁に
より各油圧シリンダ201,211,381に供
給する圧油の方向と流量とを制御し、これにより
取付治具3側をX,Y,Zの3軸方向に任意の態
様で加振することができる。
第9図に示した多軸加振装置22は車体1を所
望の振動数、振幅、振動方向に加振するよう入力
装置20,21,38を作動させることができ、
これにより目的の振動試験を行なう。この場合、
第7図および第8図に示したように取付治具3、
即ち車体1側が多軸加振装置22により加振され
ると、取付治具3上に設定されるブレーキドラム
中心線l2上の負荷点Oと、一対の負荷バー1
4,15の両中心線l3,l4の交点である入力
点Pとがずれ、両者はオフセツト量a,bを変動
させる。このため取付治具3には負荷点Oに上下
方向に変動する車体1の荷重Wz,Wxが、入力
点Pに荷重Wz,Wxと逆の方向に加わる入力Fz,
Fxがそれぞれ加わり、負荷点Oを含むY軸まわ
りモーメントMy(My=aFz+bFy)が生じる。
ところが、取付治具3には連結棒29が取付けら
れており、しかも、この連結棒側のフランジ31
1はその中心線l1を取付治具3側の負荷点Oと
交差するよう取付けられるため、Y軸まわりモー
メントMyは連結棒29の剛性により確実に押え
込まれ、取付治具3やブレーキドラム23側がモ
ーメントMyによる回転変位を生じることはな
い。このため、多軸試験機22での車体1の振動
試験を行なつている間、車体1側のブレーキ系を
作動させる必要がなく、従来のようにブレーキ側
の供試品が破損するという不都合は防止される。
第9図に示した多軸加振機22の連結棒29は
一対の自在継手31,32として軸直角方向Bお
よび軸方向Aに共に自由度を持つた等速ジヨイン
トを使用している。このねじり剛性の強い連結棒
29は固定台28に対し変動する取付治具3を連
結でき、かつ、取付治具3のY軸まわりモーメン
トMyによる回転変位を阻止するものであればよ
く、軸方向Aの変位が少ない場合には一方の等速
ジヨイントは軸方向固定式のものであつてもよ
い。更に、両等速ジヨイントを軸方向固定式のも
のとし、連結棒29の本体30に軸方向の自由度
を持たせるよう、本体30の一部に第11図に示
すようなスプライン結合部40を形成してもよ
い。
上述の処において供試品として自動車の車体1
を説明したが、取付治具3を修正することによ
り、各種機械装置の振動試験をすることも可能で
ある。
上述のごとくこの考案の適用された多軸加振装
置を使用すれば、供試品側に不要なノイズとして
のモーメントを生じさせることなく、振動試験を
行なうことができ、供試品が振動試験時に破損す
るという不都合も生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は車体の振動試験の概略説明図、第2
図、第3図および第4図は各々異なる従来の多軸
加振装置の要部斜視図、第5図、第6図、第7図
および第8図は第4図に示した多軸加振装置の作
動説明図、第9図はこの考案の一実施例としての
多軸加振装置の斜視図、第10図は第9図に示し
た多軸加振装置に用いられる連結棒の側面図、第
11図は同上連結棒の本体の他の実施例を示す概
略側面図である。 1……車体、3……取付治具、14,15……
負荷バー、16……左右方向負荷バー、18,1
9……レバー、20,21,38……入力装置、
29……連結棒、31,32……自在継手、39
……左右方向レバー、O……負荷点、P……入力
点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供試品に着脱可能に固定される供試品取付治具
    と、この供試品取付治具にそれぞれ上端を枢着さ
    れ、下端を相対的に拡げて配置される一対の負荷
    バーと、上記供試品取付治具に一端が枢着され、
    他端が入力装置により基台中心に梃子作動する左
    右方向レバーに枢着される左右方向負荷バーと、
    上記一対の負荷バーの下端にそれぞれ枢着し、か
    つ、それぞれの入力装置により基台中心に梃子作
    動する一対の前後兼上下方向レバーとを備え、上
    記入力装置により任意の振動を供試品に加える構
    成の多軸加振装置において、上記供試品取付治具
    上の供試品による負荷の加わる位置と基台との間
    を、両端に自在継手を取り付け、かつ、軸方向に
    伸縮可能な連結棒により連結することを特徴とし
    た多軸加振装置。
JP13682381U 1981-09-14 1981-09-14 多軸加振装置 Granted JPS5842645U (ja)

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JPS5842645U JPS5842645U (ja) 1983-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4548250B2 (ja) * 2005-07-01 2010-09-22 トヨタ自動車株式会社 車両台上試験装置及び車両台上試験装置用回転制御パッド

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JPS5842645U (ja) 1983-03-22

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