JPH0128956B2 - - Google Patents
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- JPH0128956B2 JPH0128956B2 JP57086885A JP8688582A JPH0128956B2 JP H0128956 B2 JPH0128956 B2 JP H0128956B2 JP 57086885 A JP57086885 A JP 57086885A JP 8688582 A JP8688582 A JP 8688582A JP H0128956 B2 JPH0128956 B2 JP H0128956B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- engagement recess
- keyboard frame
- insertion hole
- spring
- Prior art date
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は押鍵操作時における鍵の傾き、ガタ
付き等を防止すると共に、鍵盤フレームに打抜き
形成された挿通孔のバリ取り加工もしくはバリを
隠すためのテープ貼着作業を不要ならしめるよう
にした電子楽器の鍵盤装置に関する。
付き等を防止すると共に、鍵盤フレームに打抜き
形成された挿通孔のバリ取り加工もしくはバリを
隠すためのテープ貼着作業を不要ならしめるよう
にした電子楽器の鍵盤装置に関する。
従来から電子オルガン等の電子楽器における鍵
盤装置は、合成樹脂によつて一体に形成された複
数個の鍵と、プレス加工によつて製作され、上面
に前記複数個の鍵が上下方向に回動自在に配設さ
れる鍵盤フレームと、各鍵と鍵盤フレームとの間
に介在され鍵に常時復帰習性を付与する復帰用ば
ね等を備えている。この場合、各鍵はその後端部
に設けられた係合凹部を鍵盤フレームに打抜き形
成された挿通孔の一側縁もしくは支点板に係合さ
せ、この係合凹部を回動支点として回動するよう
に構成されている。すなわち、第1図は鍵盤フレ
ーム1の後端面に固定された支点板2によつて鍵
3を支持するように構成した従来例を示すもの
で、鍵3の後端部下面には支点板2の上端が係入
する略台形状の係合凹部4が設けられ、引張コイ
ルばねからなる復帰用ばね5により鍵3の前端部
が上昇するように該鍵3を常時付勢している。一
方、第2図は鍵盤フレーム1の後端部に折曲げ形
成によつて支点板2を一体に設け、この支点板2
に打抜き形成された挿通孔6に、鍵3の後端面に
一体に突設された突起7を挿入すると共に該突起
7の上面に設けられた係合凹部4を圧縮コイルば
ねからなる復帰用ばね5の力で前記挿通孔6上端
縁6aに係合させたものである。
盤装置は、合成樹脂によつて一体に形成された複
数個の鍵と、プレス加工によつて製作され、上面
に前記複数個の鍵が上下方向に回動自在に配設さ
れる鍵盤フレームと、各鍵と鍵盤フレームとの間
に介在され鍵に常時復帰習性を付与する復帰用ば
ね等を備えている。この場合、各鍵はその後端部
に設けられた係合凹部を鍵盤フレームに打抜き形
成された挿通孔の一側縁もしくは支点板に係合さ
せ、この係合凹部を回動支点として回動するよう
に構成されている。すなわち、第1図は鍵盤フレ
ーム1の後端面に固定された支点板2によつて鍵
3を支持するように構成した従来例を示すもの
で、鍵3の後端部下面には支点板2の上端が係入
する略台形状の係合凹部4が設けられ、引張コイ
ルばねからなる復帰用ばね5により鍵3の前端部
が上昇するように該鍵3を常時付勢している。一
方、第2図は鍵盤フレーム1の後端部に折曲げ形
成によつて支点板2を一体に設け、この支点板2
に打抜き形成された挿通孔6に、鍵3の後端面に
一体に突設された突起7を挿入すると共に該突起
7の上面に設けられた係合凹部4を圧縮コイルば
ねからなる復帰用ばね5の力で前記挿通孔6上端
縁6aに係合させたものである。
しかるに、かかる従来の鍵盤装置においては、
いずれも鍵3の凹部4が支点板2の上端もしくは
挿通孔6の上端縁6aに復帰用ばね5の力だけで
支持されているので、押鍵時の力が鍵3の中心か
らずれた位置に作用すると、下方に回動させる力
の他に鍵3を左右方向に傾けようとする力が働
き、この力がばね力よりも強い場合には鍵3を簡
単に傾け、タツチ感を悪くすると同時に雑音を発
生させるという欠点があつた。
いずれも鍵3の凹部4が支点板2の上端もしくは
挿通孔6の上端縁6aに復帰用ばね5の力だけで
支持されているので、押鍵時の力が鍵3の中心か
らずれた位置に作用すると、下方に回動させる力
の他に鍵3を左右方向に傾けようとする力が働
き、この力がばね力よりも強い場合には鍵3を簡
単に傾け、タツチ感を悪くすると同時に雑音を発
生させるという欠点があつた。
そこで、このような欠点を防ぐ方法として第3
図に示すような鍵盤装置が知られている。この鍵
盤装置は鍵盤フレーム1の表面に挿通孔6を設
け、鍵3の後端部下面に一体に設けられた取付足
8を前記挿通孔6に挿入すると共に係合凹部4を
挿通孔6の後端縁6bに復帰用ばね5の力で係合
させたものである。このような鍵盤装置によれ
ば、鍵3は復帰用ばね5によつて時計方向の回動
習性が付与されると同時に後方にも付勢されるた
め、鍵3の傾きが凹部4を構成する上下の両側壁
部4a,4bと、挿通孔6の後端縁6b部分とで
ほぼ完全に規制される。したがつて、鍵3のガタ
付きおよび雑音が少なく、良好な鍵操作を行うこ
とができるという点で、第1図および第2図に示
した従来例よりも優れていると云えるが、反面回
動支点部の耐久性が悪いという別の問題を有して
いる。
図に示すような鍵盤装置が知られている。この鍵
盤装置は鍵盤フレーム1の表面に挿通孔6を設
け、鍵3の後端部下面に一体に設けられた取付足
8を前記挿通孔6に挿入すると共に係合凹部4を
挿通孔6の後端縁6bに復帰用ばね5の力で係合
させたものである。このような鍵盤装置によれ
ば、鍵3は復帰用ばね5によつて時計方向の回動
習性が付与されると同時に後方にも付勢されるた
め、鍵3の傾きが凹部4を構成する上下の両側壁
部4a,4bと、挿通孔6の後端縁6b部分とで
ほぼ完全に規制される。したがつて、鍵3のガタ
付きおよび雑音が少なく、良好な鍵操作を行うこ
とができるという点で、第1図および第2図に示
した従来例よりも優れていると云えるが、反面回
動支点部の耐久性が悪いという別の問題を有して
いる。
すなわち、鍵盤フレーム1は通常金属板によつ
て形成され、挿通孔6をプレス機械により打抜き
形成しているので、第4図a,bに示す如く挿通
孔6の端縁全周に亘つてダレ9とバリ10が必然
的に発生する。なお、a図は鍵盤フレーム1の表
面側から挿通孔6を打抜き、b図は裏面側から打
抜いた場合を示す。このようなダレ9とバリ10
のうち、特にバリ10は鍵盤フレーム1の表面も
しくは裏面側に突出するものであるため、係合凹
部4が挿通孔6の後端縁6bに当接すると、前記
バリ10は側壁部4aもしくは4bの根元部11
aまたは11bに当接する。したがつて、根元部
11aまたは11bは押鍵操作時に鍵3が回動す
ると、バリ10が食い込み、長期間使用している
間に徐々に削り取られていく。この削り取り現象
は、強く押鍵操作すればするほど、支点部、すな
わち係合凹部4のおどり現象が発生しやすくなる
ため著しくなり、凹部4の幅Wを増大させる。こ
の幅Wの増大化は、鍵3の上下方向のガタ付きを
招来し、さらにこのガタ付きがバリ10による削
り取りを促進させる。それ故、良好な鍵操作が得
られなくなり、雑音が発生するほか、削り取られ
た屑が鍵盤フレーム1の下方に配置されているキ
ースイツチ等に付着すると、接点不良を起し、発
音しなくなるなど楽器自体の性能、信頼性等に悪
影響を及ぼす。
て形成され、挿通孔6をプレス機械により打抜き
形成しているので、第4図a,bに示す如く挿通
孔6の端縁全周に亘つてダレ9とバリ10が必然
的に発生する。なお、a図は鍵盤フレーム1の表
面側から挿通孔6を打抜き、b図は裏面側から打
抜いた場合を示す。このようなダレ9とバリ10
のうち、特にバリ10は鍵盤フレーム1の表面も
しくは裏面側に突出するものであるため、係合凹
部4が挿通孔6の後端縁6bに当接すると、前記
バリ10は側壁部4aもしくは4bの根元部11
aまたは11bに当接する。したがつて、根元部
11aまたは11bは押鍵操作時に鍵3が回動す
ると、バリ10が食い込み、長期間使用している
間に徐々に削り取られていく。この削り取り現象
は、強く押鍵操作すればするほど、支点部、すな
わち係合凹部4のおどり現象が発生しやすくなる
ため著しくなり、凹部4の幅Wを増大させる。こ
の幅Wの増大化は、鍵3の上下方向のガタ付きを
招来し、さらにこのガタ付きがバリ10による削
り取りを促進させる。それ故、良好な鍵操作が得
られなくなり、雑音が発生するほか、削り取られ
た屑が鍵盤フレーム1の下方に配置されているキ
ースイツチ等に付着すると、接点不良を起し、発
音しなくなるなど楽器自体の性能、信頼性等に悪
影響を及ぼす。
そこで、バリ10を後加工によつて取り除いた
り、接着テープでバリ10を覆うようにすること
も考えられるが、その場合には余分な加工をした
りテープの貼着作業を必要とするため、製造コス
トが高くつくという不都合が生じる。また、第3
図に示した支点部構造においては、係合凹部4が
アンダーカツト部を構成するため、スライドコア
を必要とし、成形金型が複雑で高価になると同時
にそのメインテナンスも非常に面倒であるなど多
くの欠点があつた。
り、接着テープでバリ10を覆うようにすること
も考えられるが、その場合には余分な加工をした
りテープの貼着作業を必要とするため、製造コス
トが高くつくという不都合が生じる。また、第3
図に示した支点部構造においては、係合凹部4が
アンダーカツト部を構成するため、スライドコア
を必要とし、成形金型が複雑で高価になると同時
にそのメインテナンスも非常に面倒であるなど多
くの欠点があつた。
この発明は上述したような点に鑑みてなされた
もので、鍵の傾き、バリによる削り取り並びに雑
音の発生を防止し、安定かつ良好な押鍵操作を得
ると共にスライドコア、バリ取り作業等を必要と
せず安価に製造し得るようにした電子楽器の鍵盤
装置を提供するものであり、その特徴とするとこ
ろは、鍵盤フレーム上に上下方向に回動自在に配
設された鍵と、この鍵に復帰習性を付与する復帰
用ばねとを備え、前記鍵の後端部に互いに協働し
て鍵の回動支点部を構成する係合凹部と山形受部
とを設けてなり、前記係合凹部は前記鍵盤フレー
ムに打抜き形成された挿通孔の一端縁に当接する
底面部と、前記鍵盤フレームのダレ発生側表面で
前記挿通孔の周縁部に対向する傾斜した側壁部と
からなり、前記山形受部は前記係合凹部に対して
鍵の幅方向にずれて設けられ、その2つの斜面の
うち前記側壁部側に位置する斜面が前記鍵盤フレ
ームのバリ発生側表面で前記挿通孔の周縁部に対
向して前記係合凹部の他方の側壁部を実質的に構
成し、かつ山形受部の稜線部を前記鍵盤フレーム
のバリ発生側表面で前記挿通孔の周縁部に当接さ
せるようにしたものである。
もので、鍵の傾き、バリによる削り取り並びに雑
音の発生を防止し、安定かつ良好な押鍵操作を得
ると共にスライドコア、バリ取り作業等を必要と
せず安価に製造し得るようにした電子楽器の鍵盤
装置を提供するものであり、その特徴とするとこ
ろは、鍵盤フレーム上に上下方向に回動自在に配
設された鍵と、この鍵に復帰習性を付与する復帰
用ばねとを備え、前記鍵の後端部に互いに協働し
て鍵の回動支点部を構成する係合凹部と山形受部
とを設けてなり、前記係合凹部は前記鍵盤フレー
ムに打抜き形成された挿通孔の一端縁に当接する
底面部と、前記鍵盤フレームのダレ発生側表面で
前記挿通孔の周縁部に対向する傾斜した側壁部と
からなり、前記山形受部は前記係合凹部に対して
鍵の幅方向にずれて設けられ、その2つの斜面の
うち前記側壁部側に位置する斜面が前記鍵盤フレ
ームのバリ発生側表面で前記挿通孔の周縁部に対
向して前記係合凹部の他方の側壁部を実質的に構
成し、かつ山形受部の稜線部を前記鍵盤フレーム
のバリ発生側表面で前記挿通孔の周縁部に当接さ
せるようにしたものである。
以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第5図はこの発明に係る鍵盤装置の第1実施例
を示す断面図、第6図は鍵の底面図である。これ
らの図において、21は合成樹脂で一体に形成さ
れた鍵で、この鍵21は裏面部をくり抜くような
状態で形成されることにより断面形状が略コ字状
を呈し、後端部下面には該鍵21の両側板21
a,21bよりも下方に延在する突起22が設け
られ、かつこの突起22の前面には回動支点部を
構成する係合凹部23が設けられている。さらに
前記突起22および係合凹部23の詳細な構成を
第7図および第8図に基づいて説明すると、突起
22は前記両側板21a,21bの内側面に沿つ
て略角筒状に突設されることにより、前記内側面
間の間隔と同一の幅を有する。そして、係合凹部
23は突起22の幅方向全長に亘つて形成され、
1つの側壁部25と、突起22の前面22aと同
一平面をなす垂直な底面27を有している。側壁
部25は前記突起22の前面下端部に前方に向つ
て突設された突条部26の上面によつて構成され
るもので、第7図に示す如く左下りに傾斜し、鍵
盤フレーム1の後述する挿通孔31のバリ発生側
表面とは反対側の表面、すなわちダレ発生側表面
で挿通孔31の周縁部に対向している。前記底面
27の高さhは鍵盤フレーム1の板厚tとほぼ等
ししく(h=t)設定されている。この場合、前
記高さhは鍵21の両側板21a,21bの後端
部下端側にそれぞれ設けられた略∨字形の山形受
部28と、前記側壁部25とによつて設定され
る。前記山形受部28はその稜線部28Aが係合
凹部23の底面27と一致する如く形成され、こ
の稜線部28Aより前方側の斜面29が前記係合
凹部23の上側の側壁部を実質的に構成してい
る。なお、鍵21の後端部には第5図に示すよう
に該鍵2の上下面に開口する金型抜孔30が形成
されており、この抜孔30によつて前記係合凹部
23の形成を可能にしている。したがつて、係合
凹部23はスライドコアを用いることなく、上下
一対の金型のみによつて簡単に形成される。
を示す断面図、第6図は鍵の底面図である。これ
らの図において、21は合成樹脂で一体に形成さ
れた鍵で、この鍵21は裏面部をくり抜くような
状態で形成されることにより断面形状が略コ字状
を呈し、後端部下面には該鍵21の両側板21
a,21bよりも下方に延在する突起22が設け
られ、かつこの突起22の前面には回動支点部を
構成する係合凹部23が設けられている。さらに
前記突起22および係合凹部23の詳細な構成を
第7図および第8図に基づいて説明すると、突起
22は前記両側板21a,21bの内側面に沿つ
て略角筒状に突設されることにより、前記内側面
間の間隔と同一の幅を有する。そして、係合凹部
23は突起22の幅方向全長に亘つて形成され、
1つの側壁部25と、突起22の前面22aと同
一平面をなす垂直な底面27を有している。側壁
部25は前記突起22の前面下端部に前方に向つ
て突設された突条部26の上面によつて構成され
るもので、第7図に示す如く左下りに傾斜し、鍵
盤フレーム1の後述する挿通孔31のバリ発生側
表面とは反対側の表面、すなわちダレ発生側表面
で挿通孔31の周縁部に対向している。前記底面
27の高さhは鍵盤フレーム1の板厚tとほぼ等
ししく(h=t)設定されている。この場合、前
記高さhは鍵21の両側板21a,21bの後端
部下端側にそれぞれ設けられた略∨字形の山形受
部28と、前記側壁部25とによつて設定され
る。前記山形受部28はその稜線部28Aが係合
凹部23の底面27と一致する如く形成され、こ
の稜線部28Aより前方側の斜面29が前記係合
凹部23の上側の側壁部を実質的に構成してい
る。なお、鍵21の後端部には第5図に示すよう
に該鍵2の上下面に開口する金型抜孔30が形成
されており、この抜孔30によつて前記係合凹部
23の形成を可能にしている。したがつて、係合
凹部23はスライドコアを用いることなく、上下
一対の金型のみによつて簡単に形成される。
前記鍵盤フレーム1の後端部表面には前記突起
22に対応して矩形の挿通孔31が打抜き形成さ
れており、この挿通孔31によつて鍵21を上下
方向に回動自在に支持している。すなわち、鍵2
1は突起22を上方から挿通孔31に挿入して前
方に移動させ、係合凹部23の底面27を挿通孔
31の前端縁33に密接させることにより、前記
係合凹部23を回動支点0として回動自在に配設
され、側壁部25換言すれば突条部26が挿通孔
31の周縁部裏面側に位置することにより上方へ
の抜けを防止される。そして、山形受部28の各
稜線部28Aは挿通孔31の周縁部表面に当接
し、これと前記突条部26とで鍵21の上下方向
のガタ付きを防止する。なお、鍵21の左右方向
のガタ付きは前記挿通孔31の幅を突起22とほ
ぼ同一もしくは若干大きく形成することにより規
制防止される。再び第5図および第6図に戻つて
鍵21の構成を説明すると、この鍵21はさらに
前記両側板21a,21bの前端部下面に垂設さ
れた略鉤形のストツパ35を有し、このストツパ
35の下端部は鍵盤フレーム1の前面部に穿設さ
れた透孔60に上下移動自在に係入されている。
したがつて、鍵21は透孔60の高さ寸法の範因
で小角度上下方向の回動が許容され、後述する復
帰用ばね36の力により常時第5図時計方向の復
帰習性が付与されている。そして、鍵21の前端
部を復帰用ばね36に抗して押圧操作すると、該
鍵21は係合凹部23を回動支点0として反時計
方向に回動降下し、これに伴つて一方の側板21
bに垂設されたアクチユエータ37が鍵盤フレー
ム1に固定されている鍵スイツチ38を動作させ
ることにより、鍵21に対応した楽音を電気的に
発生させるように構成されている。
22に対応して矩形の挿通孔31が打抜き形成さ
れており、この挿通孔31によつて鍵21を上下
方向に回動自在に支持している。すなわち、鍵2
1は突起22を上方から挿通孔31に挿入して前
方に移動させ、係合凹部23の底面27を挿通孔
31の前端縁33に密接させることにより、前記
係合凹部23を回動支点0として回動自在に配設
され、側壁部25換言すれば突条部26が挿通孔
31の周縁部裏面側に位置することにより上方へ
の抜けを防止される。そして、山形受部28の各
稜線部28Aは挿通孔31の周縁部表面に当接
し、これと前記突条部26とで鍵21の上下方向
のガタ付きを防止する。なお、鍵21の左右方向
のガタ付きは前記挿通孔31の幅を突起22とほ
ぼ同一もしくは若干大きく形成することにより規
制防止される。再び第5図および第6図に戻つて
鍵21の構成を説明すると、この鍵21はさらに
前記両側板21a,21bの前端部下面に垂設さ
れた略鉤形のストツパ35を有し、このストツパ
35の下端部は鍵盤フレーム1の前面部に穿設さ
れた透孔60に上下移動自在に係入されている。
したがつて、鍵21は透孔60の高さ寸法の範因
で小角度上下方向の回動が許容され、後述する復
帰用ばね36の力により常時第5図時計方向の復
帰習性が付与されている。そして、鍵21の前端
部を復帰用ばね36に抗して押圧操作すると、該
鍵21は係合凹部23を回動支点0として反時計
方向に回動降下し、これに伴つて一方の側板21
bに垂設されたアクチユエータ37が鍵盤フレー
ム1に固定されている鍵スイツチ38を動作させ
ることにより、鍵21に対応した楽音を電気的に
発生させるように構成されている。
前記鍵21の内底面40の中央部には前後方向
に長い一対のばね受け壁41,42が垂設されて
おり、その下端は図に示す如く円弧状に彎曲して
いる。また、これら一対のばね受け壁41,42
の先端部下端にはそれぞれ突起43,44が垂設
されており、これら一対の突起43,44と前記
ばね受壁41,42の先端部下端とで鍵21のば
ね係止部45を構成している。
に長い一対のばね受け壁41,42が垂設されて
おり、その下端は図に示す如く円弧状に彎曲して
いる。また、これら一対のばね受け壁41,42
の先端部下端にはそれぞれ突起43,44が垂設
されており、これら一対の突起43,44と前記
ばね受壁41,42の先端部下端とで鍵21のば
ね係止部45を構成している。
前記復帰用ばね36は適宜な板厚の金属板を打
抜くことにより第9図に示す如き形状の平板ばね
からなり、その一端36Aが鍵21のばね係止部
45によつて回動可能に係止され、他端36Bが
鍵盤フレーム1に設けられた後述するばね係止部
46に挿入されかつ回動可能に係止されている。
前記復帰用ばね36の一端36Aおよび他端36
Bの幅W2はばね本体36Cの幅よりも小さく、
かつ前記一対の突起43,44の間隔Dより幾分
小さく設定されている。そして、復帰用ばね36
の一端36Aは前記一対の突起43,44間に後
方から挿入された形でばね係止部45に回動可能
に係止される。この時、ばね本体36Cと一端3
6Aの境部に設けられた段部49,50が前記一
対の突起43,44の背面に当接する。
抜くことにより第9図に示す如き形状の平板ばね
からなり、その一端36Aが鍵21のばね係止部
45によつて回動可能に係止され、他端36Bが
鍵盤フレーム1に設けられた後述するばね係止部
46に挿入されかつ回動可能に係止されている。
前記復帰用ばね36の一端36Aおよび他端36
Bの幅W2はばね本体36Cの幅よりも小さく、
かつ前記一対の突起43,44の間隔Dより幾分
小さく設定されている。そして、復帰用ばね36
の一端36Aは前記一対の突起43,44間に後
方から挿入された形でばね係止部45に回動可能
に係止される。この時、ばね本体36Cと一端3
6Aの境部に設けられた段部49,50が前記一
対の突起43,44の背面に当接する。
前記鍵盤フレーム1のばね係止部46は鍵21
の回動支点0と鍵21のばね係止部45との間に
位置して設けられ、復帰用ばね36の他端36B
を第10図に示すように回動可能に係止してい
る。すなわち、このばね係止部45は鍵盤フレー
ム1に設けられた略T字形のばね用孔51と、こ
のばね用孔51の巾が狭い方の両側縁の一部を図
に示す如く上方に折り曲げることにより設けられ
た左右一対のばね受段部52A,52Bとで構成
され、これら一対のばね受段部52A,52Bに
より復帰用ばね36の他端36Bとばね本体36
Cとの境部に設けられた段部53,54を回動可
能に受け止め、かつ該ばねの下方への抜けを防止
している。
の回動支点0と鍵21のばね係止部45との間に
位置して設けられ、復帰用ばね36の他端36B
を第10図に示すように回動可能に係止してい
る。すなわち、このばね係止部45は鍵盤フレー
ム1に設けられた略T字形のばね用孔51と、こ
のばね用孔51の巾が狭い方の両側縁の一部を図
に示す如く上方に折り曲げることにより設けられ
た左右一対のばね受段部52A,52Bとで構成
され、これら一対のばね受段部52A,52Bに
より復帰用ばね36の他端36Bとばね本体36
Cとの境部に設けられた段部53,54を回動可
能に受け止め、かつ該ばねの下方への抜けを防止
している。
前記復帰用ばね36は組込前の自然状態におい
て平板状態を保ち、鍵21と鍵盤フレーム1との
間に座屈変形した状態で装着される。これは鍵2
1のばね係止部45と鍵盤フレーム1のばね係止
部46間の距離が復帰用ばね36のばね本体36
Cの長さLより幾分短かく設定されているため
で、鍵21の装着時にばね係止部45で長手方向
に圧縮させることにより、復帰用ばね36が第5
図に示す如く円弧状に座屈変形し、この変形によ
り生じるばね36の反力Pによつて鍵21に復帰
力を与えている。この場合、反力Pは鍵21の回
動支点0とばね係止部45を結んだ方向およびそ
れとは直角な方向の分力P1,P2を持ち、P1が鍵
21を上方に付勢する力となり、この時の回転モ
ーメントP1×L(但しLは回動支点0からばね係
止部45までの距離)がP×lと等しくなる。一
方、P2は鍵21の係合凹部23を挿通孔31の
前縁に圧接する。但し、P2の垂直分力は係合凹
部23の下部に設けた突条部26を上下に付勢
し、挿通孔31の前縁裏面側に圧接する。
て平板状態を保ち、鍵21と鍵盤フレーム1との
間に座屈変形した状態で装着される。これは鍵2
1のばね係止部45と鍵盤フレーム1のばね係止
部46間の距離が復帰用ばね36のばね本体36
Cの長さLより幾分短かく設定されているため
で、鍵21の装着時にばね係止部45で長手方向
に圧縮させることにより、復帰用ばね36が第5
図に示す如く円弧状に座屈変形し、この変形によ
り生じるばね36の反力Pによつて鍵21に復帰
力を与えている。この場合、反力Pは鍵21の回
動支点0とばね係止部45を結んだ方向およびそ
れとは直角な方向の分力P1,P2を持ち、P1が鍵
21を上方に付勢する力となり、この時の回転モ
ーメントP1×L(但しLは回動支点0からばね係
止部45までの距離)がP×lと等しくなる。一
方、P2は鍵21の係合凹部23を挿通孔31の
前縁に圧接する。但し、P2の垂直分力は係合凹
部23の下部に設けた突条部26を上下に付勢
し、挿通孔31の前縁裏面側に圧接する。
この場合、復帰用ばね36を座屈直後の状態で
組込むと、鍵タツチ感が従来の圧縮コイルばね、
引張コイルばね等を用いた場合に比べて相対的に
軽くなり、一般のピアノにより近似したタツチ感
を得ることができる。すなわち、板ばねを長手方
向に圧縮し続けてある荷重に達すると、板ばねが
突然座屈を起して曲り始め、この座屈を起す時の
荷重を座屈限界荷重と呼び、座屈開始後は荷重を
増さなくとも次第に曲がりが大きくなり、板ばね
の反力が減少する傾向を示す。したがつて、鍵2
1を押し切つた時第11図に示すように鍵21の
回動支点0と復帰用ばね36の回動支点(ばね係
止部46)とのずれに伴いΔdだけ長手方向にた
わんでも、このΔdは極めて小さく、圧縮コイル
ばね、引張コイルばねのように変位量に比例して
反力P′が著しく増大せず、またばね係止部45の
降下によりP′がPより水平に近くなり、鍵21を
持ちあげようとするモーメントがより小さくなる
ので、結果として鍵21を押し込むにしたがつて
鍵タツチ感が軽くなる。
組込むと、鍵タツチ感が従来の圧縮コイルばね、
引張コイルばね等を用いた場合に比べて相対的に
軽くなり、一般のピアノにより近似したタツチ感
を得ることができる。すなわち、板ばねを長手方
向に圧縮し続けてある荷重に達すると、板ばねが
突然座屈を起して曲り始め、この座屈を起す時の
荷重を座屈限界荷重と呼び、座屈開始後は荷重を
増さなくとも次第に曲がりが大きくなり、板ばね
の反力が減少する傾向を示す。したがつて、鍵2
1を押し切つた時第11図に示すように鍵21の
回動支点0と復帰用ばね36の回動支点(ばね係
止部46)とのずれに伴いΔdだけ長手方向にた
わんでも、このΔdは極めて小さく、圧縮コイル
ばね、引張コイルばねのように変位量に比例して
反力P′が著しく増大せず、またばね係止部45の
降下によりP′がPより水平に近くなり、鍵21を
持ちあげようとするモーメントがより小さくなる
ので、結果として鍵21を押し込むにしたがつて
鍵タツチ感が軽くなる。
前記鍵盤フレーム1にはさらにばね係止片61
が設けられている。このばね係止片61は鍵21
の設置前において復帰用ばね36の一端36Aを
仮係止するためのもので、例えば鍵盤フレーム1
の一部を切起することにより該フレームに一体に
設けられて上方に延在し、ゴム、軟質合成樹脂等
からなる被覆体62が被冠されている。また、ば
ね係止片61は復帰用ばね36の僅か前方に位置
し、押鍵操作時に該ばね36の一端36Aが被覆
体62と接触しないようになつている。そして、
前記ばね係止片61は鍵21の下面開口部より内
部に挿入されることにより、キーガイドとしての
機能を果し鍵21の左右方向への回動を規制防止
する。なお、被覆体62を用いず、直接ばね係止
片61で復帰用ばね36の一端36Aを仮係止す
る場合には一定の位置で係止し得るように凹部を
設けるとよい。
が設けられている。このばね係止片61は鍵21
の設置前において復帰用ばね36の一端36Aを
仮係止するためのもので、例えば鍵盤フレーム1
の一部を切起することにより該フレームに一体に
設けられて上方に延在し、ゴム、軟質合成樹脂等
からなる被覆体62が被冠されている。また、ば
ね係止片61は復帰用ばね36の僅か前方に位置
し、押鍵操作時に該ばね36の一端36Aが被覆
体62と接触しないようになつている。そして、
前記ばね係止片61は鍵21の下面開口部より内
部に挿入されることにより、キーガイドとしての
機能を果し鍵21の左右方向への回動を規制防止
する。なお、被覆体62を用いず、直接ばね係止
片61で復帰用ばね36の一端36Aを仮係止す
る場合には一定の位置で係止し得るように凹部を
設けるとよい。
前記復帰用ばね36は鍵21の設置前において
鍵盤フレーム1の下方よりばね用孔51に挿入さ
れ、その一端36Aが被覆体62の背面に第5図
一点鎖線63で示す如く当接し、他端36Bが鍵
盤フレーム1のばね係止部46によつて係止され
ることにより、鍵盤フレーム1上に座屈変形した
状態で仮固定される。次に、鍵21を前下りに傾
斜させた状態でストツパ35を透孔60に差し込
んで、鍵21の後端部を下げていくと、その途中
で一対の突起43,44が復帰用ばね36の一端
36Aの両側に下つてきて該突起43,44の背
面で段部49,50(第9図参照)を押圧する。
このため、復帰用ばね36は第5図一点鎖線63
で示す状態よりさらに圧縮されて変形し、その一
端の36Aが被覆体62から離れ、これを鍵21
のばね係止部45が係止する。そして、鍵21の
後端部をさらに下げていくと、突起22が挿通孔
31に差し込まれ、復帰用ばね36の反力により
鍵21が僅かに前方に移動し係合凹部23が挿通
孔31の前縁に係合することにより、鍵21の取
付け作業を完了する。
鍵盤フレーム1の下方よりばね用孔51に挿入さ
れ、その一端36Aが被覆体62の背面に第5図
一点鎖線63で示す如く当接し、他端36Bが鍵
盤フレーム1のばね係止部46によつて係止され
ることにより、鍵盤フレーム1上に座屈変形した
状態で仮固定される。次に、鍵21を前下りに傾
斜させた状態でストツパ35を透孔60に差し込
んで、鍵21の後端部を下げていくと、その途中
で一対の突起43,44が復帰用ばね36の一端
36Aの両側に下つてきて該突起43,44の背
面で段部49,50(第9図参照)を押圧する。
このため、復帰用ばね36は第5図一点鎖線63
で示す状態よりさらに圧縮されて変形し、その一
端の36Aが被覆体62から離れ、これを鍵21
のばね係止部45が係止する。そして、鍵21の
後端部をさらに下げていくと、突起22が挿通孔
31に差し込まれ、復帰用ばね36の反力により
鍵21が僅かに前方に移動し係合凹部23が挿通
孔31の前縁に係合することにより、鍵21の取
付け作業を完了する。
かくして、このような構成からなる鍵盤装置に
よれば、鍵21を安定かつ確実に支持することが
でき、良好な押鍵操作を可能にする。すなわち、
第12図に示すように挿通孔31を鍵盤フレーム
1の裏面側から打抜いてバリ10を表面側に突出
させた場合、このバリ10によつて削り取られる
部分は係合凹部23の底面27の一部だけで、鍵
21の下方への移動を規制している山形受部28
の稜線部28Aは係合凹部23の側方に位置して
挿通孔31の周縁部表面に当接しているため、バ
リ10によつて削り取られることがなく(実際に
は挿通孔31の開口端縁に当接する内側端が若干
削り取られるが、側板21a,21bの板厚と等
しい長さを有しているため無視し得る)、係合凹
部23の底面27の高さhを一定に保持する。こ
れは、係合凹部23と、この係合凹部23の両側
に設けられた山形受部28によつて回動支点部を
構成した結果、バリ10の存在を実事上無視し得
るためで、鍵21のガタ付き、雑音等の発生を防
止する。なお、バリ10によつて底面27と稜線
部28Aの一部が削り取られるが、これは一定量
削り取られると、それ以上には削り取られること
がなく、また削り取られた部分が鍵21の回動支
点を構成しないため、鍵21の押鍵操作に何ら悪
影響を及ぼすことがない。この結果、鍵21の回
動支点部の耐久性が飛躍的に向上し、バリ取り加
工、テープ貼着作業等を不要にする。また、係合
凹部23をスライドコアを用いずに成形すること
ができるので、金型の製造、メインテナンス等が
容易で、安価に製作し得る。加えて、突起22の
突条部26と山形受部28により、鍵21の左右
方向の傾きを防止できる。
よれば、鍵21を安定かつ確実に支持することが
でき、良好な押鍵操作を可能にする。すなわち、
第12図に示すように挿通孔31を鍵盤フレーム
1の裏面側から打抜いてバリ10を表面側に突出
させた場合、このバリ10によつて削り取られる
部分は係合凹部23の底面27の一部だけで、鍵
21の下方への移動を規制している山形受部28
の稜線部28Aは係合凹部23の側方に位置して
挿通孔31の周縁部表面に当接しているため、バ
リ10によつて削り取られることがなく(実際に
は挿通孔31の開口端縁に当接する内側端が若干
削り取られるが、側板21a,21bの板厚と等
しい長さを有しているため無視し得る)、係合凹
部23の底面27の高さhを一定に保持する。こ
れは、係合凹部23と、この係合凹部23の両側
に設けられた山形受部28によつて回動支点部を
構成した結果、バリ10の存在を実事上無視し得
るためで、鍵21のガタ付き、雑音等の発生を防
止する。なお、バリ10によつて底面27と稜線
部28Aの一部が削り取られるが、これは一定量
削り取られると、それ以上には削り取られること
がなく、また削り取られた部分が鍵21の回動支
点を構成しないため、鍵21の押鍵操作に何ら悪
影響を及ぼすことがない。この結果、鍵21の回
動支点部の耐久性が飛躍的に向上し、バリ取り加
工、テープ貼着作業等を不要にする。また、係合
凹部23をスライドコアを用いずに成形すること
ができるので、金型の製造、メインテナンス等が
容易で、安価に製作し得る。加えて、突起22の
突条部26と山形受部28により、鍵21の左右
方向の傾きを防止できる。
この鍵21の左右方向の傾きをより確実に防止
する方法としては、第13図に示すように底面2
7の高さH(斜面25の根元部から稜線部28A
までの寸法で、これら両部が回動支点をなす)を
鍵盤フレーム1の板厚tよりも若干小さく(H<
t)設定すると共に稜線部28Aを底面27より
d1だけ前方にずらすとよい。この場合、係合凹部
23が挿通孔31の前端縁33に食い込む格好に
なり、鍵盤フレーム1との間で生じる滑り効果に
よるフリクシヨンが僅かながら発生することにな
るが、鍵21の上下方向および左右方向のガタ付
きを完全に防止することができる。
する方法としては、第13図に示すように底面2
7の高さH(斜面25の根元部から稜線部28A
までの寸法で、これら両部が回動支点をなす)を
鍵盤フレーム1の板厚tよりも若干小さく(H<
t)設定すると共に稜線部28Aを底面27より
d1だけ前方にずらすとよい。この場合、係合凹部
23が挿通孔31の前端縁33に食い込む格好に
なり、鍵盤フレーム1との間で生じる滑り効果に
よるフリクシヨンが僅かながら発生することにな
るが、鍵21の上下方向および左右方向のガタ付
きを完全に防止することができる。
一方、前記高さHを板厚tよりも若干大きく
(H>t)設定した場合には、係合凹部23の挿
通孔31に食い込む力が非常に小さいため、鍵盤
フレーム1との間の滑り効果によるフリクシヨン
は発生しにくく、クリアな支点構造を得ることが
可能である。但し、この場合には、鍵21の左右
方向の傾きが多少犠性になる。
(H>t)設定した場合には、係合凹部23の挿
通孔31に食い込む力が非常に小さいため、鍵盤
フレーム1との間の滑り効果によるフリクシヨン
は発生しにくく、クリアな支点構造を得ることが
可能である。但し、この場合には、鍵21の左右
方向の傾きが多少犠性になる。
なお、高さHを変えてもバリ10により削られ
る部分は、前述した通り、鍵21の回動支点にと
つて何ら支障をきたす部分ではないので、回動支
点部の耐久性を損うことはない。
る部分は、前述した通り、鍵21の回動支点にと
つて何ら支障をきたす部分ではないので、回動支
点部の耐久性を損うことはない。
第14図はこの発明の第2実施例を示す要部斜
視図である。この実施例は突起22の背面下端部
側に係合凹部23を設け、この係合凹部23を挿
通孔31の後端縁70に図示しない復帰用ばねの
力で係合させた点が前述した第1実施例と異なる
だけで、他は全く同一に構成されている。この場
合、復帰用ばねとしては鍵21を後方に付勢する
必要があるので、第3図に示したようなばねの取
付け構造が採用される。
視図である。この実施例は突起22の背面下端部
側に係合凹部23を設け、この係合凹部23を挿
通孔31の後端縁70に図示しない復帰用ばねの
力で係合させた点が前述した第1実施例と異なる
だけで、他は全く同一に構成されている。この場
合、復帰用ばねとしては鍵21を後方に付勢する
必要があるので、第3図に示したようなばねの取
付け構造が採用される。
このような構成においても、挿通孔31の周縁
部表面側に太線に示す如くバリ10を発生させて
おけば、鍵21の回動支点、すなわち側壁部25
の根元部25aと稜線部28Aを何ら削り取るこ
とがなく、第1実施例と同様の効果が得られるこ
とは明らかであろう。
部表面側に太線に示す如くバリ10を発生させて
おけば、鍵21の回動支点、すなわち側壁部25
の根元部25aと稜線部28Aを何ら削り取るこ
とがなく、第1実施例と同様の効果が得られるこ
とは明らかであろう。
第15図はこの発明の第3実施例を示す要部斜
視図である。この実施例は一対の突起75A,7
5Bを各側板21a,21bの後端部下面に連設
すると共にこれら一対の突起75A,75B間に
略∨字状の山形受部76を設けたものである。こ
の場合、一対の突起75A,75Bは略L字形に
形成されることにより突条部78を一体に有し、
この突条部78の上面78aと前記山形受部76
の後方側斜面76aとで係合凹部80の側壁部を
構成している。
視図である。この実施例は一対の突起75A,7
5Bを各側板21a,21bの後端部下面に連設
すると共にこれら一対の突起75A,75B間に
略∨字状の山形受部76を設けたものである。こ
の場合、一対の突起75A,75Bは略L字形に
形成されることにより突条部78を一体に有し、
この突条部78の上面78aと前記山形受部76
の後方側斜面76aとで係合凹部80の側壁部を
構成している。
一方、鍵盤フレーム1の表面には前記一対の突
起75A,75Bに対応して左右一対の長孔8
1,82が打抜き形成されており、これら長孔8
1,82の後端縁83に前記係合凹部80がそれ
ぞれ係合される。そして、この係合に伴つて山形
受部76の稜線部84は、鍵盤フレーム1の表面
でかつ長孔81,82の後端縁83を結ぶ直線上
に当接する。なお、各長孔81,82のバリ10
は鍵盤フレーム1の表面側に設けられる。
起75A,75Bに対応して左右一対の長孔8
1,82が打抜き形成されており、これら長孔8
1,82の後端縁83に前記係合凹部80がそれ
ぞれ係合される。そして、この係合に伴つて山形
受部76の稜線部84は、鍵盤フレーム1の表面
でかつ長孔81,82の後端縁83を結ぶ直線上
に当接する。なお、各長孔81,82のバリ10
は鍵盤フレーム1の表面側に設けられる。
このような構成においては、上記第1および第
2実施例に比べて十分長い稜線部84を有してい
るため、バリ10による影響を一層少なくし得、
回動支点部の耐久性を向上させることができると
いう利点を有している。
2実施例に比べて十分長い稜線部84を有してい
るため、バリ10による影響を一層少なくし得、
回動支点部の耐久性を向上させることができると
いう利点を有している。
第16図および第17図はこの発明の第4実施
例を示す要部斜視図およびA−A線断面図であ
る。この実施例は第15図に示した第3実施例の
変形例を示すもので、各突起75A,75Bの突
条部78を前方に向けて突設したものである。こ
の場合、各側板21a,21bには係合凹部80
を形成するための溝90が高さ方向に設けられ、
離型時における金型との干渉を防止している。
例を示す要部斜視図およびA−A線断面図であ
る。この実施例は第15図に示した第3実施例の
変形例を示すもので、各突起75A,75Bの突
条部78を前方に向けて突設したものである。こ
の場合、各側板21a,21bには係合凹部80
を形成するための溝90が高さ方向に設けられ、
離型時における金型との干渉を防止している。
第18図および第19図はこの発明の第5実施
例を示す要部斜視図および断面図である。この実
施例は鍵21の後端面に突設された突起100の
上面に突条部101を一体に突設して係合凹部1
02を設けたものである。この場合、突起100
は両側板21a,21bの内側面間の間隔で形成
され、各側板21a,21bの後端面が略>の字
状に形成されることにより山形受部103を構成
している。そして、突起100は鍵盤フレーム1
の後端に一体に設けられた支点板2の挿通孔10
5に挿入されて、復帰用ばね106の力により係
合凹部102を前記挿通孔105の上端縁105
aに係合させる。この結果、係合凹部102の側
壁部、すなわち突条部101の傾斜した前面10
7が支点板2の背面側に位置して鍵21の抜けを
防止し、山形受部103の稜線部108が支点板
2の表面側に当接する。
例を示す要部斜視図および断面図である。この実
施例は鍵21の後端面に突設された突起100の
上面に突条部101を一体に突設して係合凹部1
02を設けたものである。この場合、突起100
は両側板21a,21bの内側面間の間隔で形成
され、各側板21a,21bの後端面が略>の字
状に形成されることにより山形受部103を構成
している。そして、突起100は鍵盤フレーム1
の後端に一体に設けられた支点板2の挿通孔10
5に挿入されて、復帰用ばね106の力により係
合凹部102を前記挿通孔105の上端縁105
aに係合させる。この結果、係合凹部102の側
壁部、すなわち突条部101の傾斜した前面10
7が支点板2の背面側に位置して鍵21の抜けを
防止し、山形受部103の稜線部108が支点板
2の表面側に当接する。
このような構成においても鍵21の回動支点部
が上面側に移つただけで、前述した第1〜第4実
施例と同様の効果が得られることは明らかであろ
う。
が上面側に移つただけで、前述した第1〜第4実
施例と同様の効果が得られることは明らかであろ
う。
第20図はこの発明の第6実施例を示す要部斜
視図である。この実施例は第5実施例とは逆に突
起100の下面に係合凹部102を設け、この係
合凹部102を挿通孔の下端縁105bに復帰用
ばね110の力により係合させたものである。な
お、他の構成については第18図および19図と
同一符号を付し、その説明を省略する。
視図である。この実施例は第5実施例とは逆に突
起100の下面に係合凹部102を設け、この係
合凹部102を挿通孔の下端縁105bに復帰用
ばね110の力により係合させたものである。な
お、他の構成については第18図および19図と
同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、第5および第6実施例においては係合凹
部102を突起100の上下面に設けているた
め、鍵21の左右方向の傾きが発生しやすいとい
う欠点はあるが、バリ10により回動支点が削り
取られることは他の実施例と同様全くないので、
回動支点の耐久性を確保し得る。
部102を突起100の上下面に設けているた
め、鍵21の左右方向の傾きが発生しやすいとい
う欠点はあるが、バリ10により回動支点が削り
取られることは他の実施例と同様全くないので、
回動支点の耐久性を確保し得る。
以上述べたようにこの発明に係る電子楽器の鍵
盤装置は、鍵の回動支点部を鍵の幅方向にずらし
て設けた係合凹部と山形受部とで構成したので、
打抜き加工時に挿通孔の周縁に発生したバリによ
り回動支点が削り取られることがなく、鍵の安定
かつ確実な押鍵操作を可能にすると共に回動支点
部の耐久性を向上させることができる。また、バ
リによる影響がないためバリ取り加工、テープ貼
着作業等を必要とせず、製造、組立作業が容易で
ある。さらに、係合凹部はアンダーカツト部を構
成せず、そのためスライドコアを使用しない簡単
な金型による成形を可能にし製造コストの低減が
計れるなど、その効果は非常に大である。
盤装置は、鍵の回動支点部を鍵の幅方向にずらし
て設けた係合凹部と山形受部とで構成したので、
打抜き加工時に挿通孔の周縁に発生したバリによ
り回動支点が削り取られることがなく、鍵の安定
かつ確実な押鍵操作を可能にすると共に回動支点
部の耐久性を向上させることができる。また、バ
リによる影響がないためバリ取り加工、テープ貼
着作業等を必要とせず、製造、組立作業が容易で
ある。さらに、係合凹部はアンダーカツト部を構
成せず、そのためスライドコアを使用しない簡単
な金型による成形を可能にし製造コストの低減が
計れるなど、その効果は非常に大である。
第1図〜第3図は従来の鍵盤装置の支持構造を
示す要部側面図、断面図および側断面図、第4図
a,bはバリによる影響を説明するための図、第
5図はこの発明に係る鍵盤装置の第1実施例を示
す断面図、第6図は鍵の底面図、第7図および第
8図は鍵の要部斜視図および背面図、第9図は復
帰用ばねの伸長状態における平面図、第10図は
鍵盤フレームのばね係止部を示す斜視図、第11
図は復帰用ばねの作用を説明するための図、第1
2図はこの発明の効果を説明するための図、第1
3図は係合凹部の底面高さを変えた変形例を示す
図、第14図はこの発明の第2実施例を示す要部
斜視図、第15図はこの発明の第3実施例を示す
要部斜視図、第16図および第17図はこの発明
の第4実施例を示す要部斜視図およびA−A線断
面図、第18図および第19図はこの発明の第5
実施例を示す要部斜視図および側断面図、第20
図はこの発明の第6実施例を示す要部斜視図であ
る。 1……鍵盤フレーム、21……鍵、22……突
起、23……係合凹部、25……側壁部、26…
…突条部、27……底面、28……山形受部、2
8A……稜線部、29……斜面、36……復帰用
ばね、80,102……係合凹部、76,103
……山形受部、84,108……稜線部。
示す要部側面図、断面図および側断面図、第4図
a,bはバリによる影響を説明するための図、第
5図はこの発明に係る鍵盤装置の第1実施例を示
す断面図、第6図は鍵の底面図、第7図および第
8図は鍵の要部斜視図および背面図、第9図は復
帰用ばねの伸長状態における平面図、第10図は
鍵盤フレームのばね係止部を示す斜視図、第11
図は復帰用ばねの作用を説明するための図、第1
2図はこの発明の効果を説明するための図、第1
3図は係合凹部の底面高さを変えた変形例を示す
図、第14図はこの発明の第2実施例を示す要部
斜視図、第15図はこの発明の第3実施例を示す
要部斜視図、第16図および第17図はこの発明
の第4実施例を示す要部斜視図およびA−A線断
面図、第18図および第19図はこの発明の第5
実施例を示す要部斜視図および側断面図、第20
図はこの発明の第6実施例を示す要部斜視図であ
る。 1……鍵盤フレーム、21……鍵、22……突
起、23……係合凹部、25……側壁部、26…
…突条部、27……底面、28……山形受部、2
8A……稜線部、29……斜面、36……復帰用
ばね、80,102……係合凹部、76,103
……山形受部、84,108……稜線部。
Claims (1)
- 1 鍵盤フレーム上に上下方向に回動自在に配設
された鍵と、この鍵に復帰習性を付与する復帰用
ばねとを有する電子楽器の鍵盤装置において、前
記鍵の後端部に互いに協働して鍵の回動支点部を
構成する係合凹部と山形受部とを受けてなり、前
記係合凹部は前記鍵盤フレームに打抜き形成され
た挿通孔の一端縁に当接する底面部と、前記鍵盤
フレームのダレ発生側表面で前記挿通孔の周縁部
に対向する傾斜した側壁部とからなり、前記山形
受部は前記係合凹部に対して鍵の幅方向にずれて
設けられ、その2つの斜面のうち前記側壁部側に
位置する斜面が前記鍵盤フレームのバリ発生側表
面で前記挿通孔の周縁部に対向して前記係合凹部
の他方の側壁部を実質的に構成し、かつ山形受部
の稜線部が前記鍵盤フレームのバリ発生側表面で
前記挿通孔の周縁部に当接することを特徴とする
電子楽器の鍵盤装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/446,491 US4476769A (en) | 1981-12-09 | 1982-12-03 | Keyboard apparatus in electronic musical instrument |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56196945A JPS5898784A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58100185A JPS58100185A (ja) | 1983-06-14 |
| JPH0128956B2 true JPH0128956B2 (ja) | 1989-06-06 |
Family
ID=16366265
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56196945A Granted JPS5898784A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 電子楽器の鍵盤装置 |
| JP57086885A Granted JPS58100185A (ja) | 1981-12-09 | 1982-05-22 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56196945A Granted JPS5898784A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPS5898784A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59119496U (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-11 | カシオ計算機株式会社 | 鍵 |
| JPH0713035Y2 (ja) * | 1986-11-17 | 1995-03-29 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器の鍵盤装置 |
| US5380076A (en) * | 1990-02-14 | 1995-01-10 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Rubber crawler belt of a tracked vehicle |
| JPH0654086U (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-22 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5429780U (ja) * | 1977-07-29 | 1979-02-27 | ||
| JPS5930941Y2 (ja) * | 1978-07-06 | 1984-09-03 | 松下電器産業株式会社 | 電子楽器用鍵盤スイッチ |
| JPS55175184U (ja) * | 1979-06-01 | 1980-12-16 |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP56196945A patent/JPS5898784A/ja active Granted
-
1982
- 1982-05-22 JP JP57086885A patent/JPS58100185A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58100185A (ja) | 1983-06-14 |
| JPS6410077B2 (ja) | 1989-02-21 |
| JPS5898784A (ja) | 1983-06-11 |
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