JPH0131464B2 - - Google Patents

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JPH0131464B2
JPH0131464B2 JP55178641A JP17864180A JPH0131464B2 JP H0131464 B2 JPH0131464 B2 JP H0131464B2 JP 55178641 A JP55178641 A JP 55178641A JP 17864180 A JP17864180 A JP 17864180A JP H0131464 B2 JPH0131464 B2 JP H0131464B2
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JP
Japan
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composition
lubricant
weight
sizing composition
silane
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JP55178641A
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English (en)
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JPS57100945A (en
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Sutanrei Tenpuru Chesutaa
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PPG Industries Inc
Original Assignee
PPG Industries Inc
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Publication date
Application filed by PPG Industries Inc filed Critical PPG Industries Inc
Priority to JP55178641A priority Critical patent/JPS57100945A/ja
Publication of JPS57100945A publication Critical patent/JPS57100945A/ja
Publication of JPH0131464B2 publication Critical patent/JPH0131464B2/ja
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は改良された紫外線照射に対する安定性
を有するサイズされたグラスフアイバーの製造に
有用な水性サイジング組成物に関する。 光は赤外、可視、紫外およびX線領域の波長を
有する電磁波である。太陽から発せられた紫外線
はわずか5%が地表に届き、その5%の紫外線は
通常290nmよりも長い波長を有している。螢光
灯などのような人工の光源からは、一般的に
290nmよりも短い波長の紫外線を発することが
できる。ポリマーやプラスチツクを含む多くの有
機物は、紫外線を含む太陽光や人工光に長時間さ
らされると変化してしまう。ポリマーを紫外線含
有光にさらに長期間曝すときには、ポリマーの光
酸化や劣化が生ずる。この劣化は、通常ポリマー
が変色することによつて明白となる。 光に曝されたポリマーが光酸化および劣化する
のを防ぐために、ポリマーにある程度の紫外線安
定性を与える添加剤を用いることはよく知られて
いる。ポリマーの紫外線安定剤として用いられる
物質は、少なくとも10種類はあると考えられる。
紫外線安定剤の基本的なものとしては、ベンゾフ
エノン、ベンゾトリアゾール、サリチレート、金
属錯体、置換アクリロニトリルおよびある種の着
色剤があげられる。特別なタイプのポリマーに用
いる紫外線安定剤は、要求されるポリマーの融和
性、耐久性および特別なポリマーに要求される吸
収のレベルなどによつて異なる。なぜなら、いく
つかのポリマーは紫外線照射に対してその他のポ
リマーよりもより敏感であるからである。たとえ
ば、活性ハロゲンを含むポリオールとイソシアネ
ートを反応させることによりえられるポリウレタ
ンは、光酸化に対する安定化が要求される。その
ばあい、ビス(2,2,6,7−テトラメチルピ
ペリジニル)−4−セバケートおよびオキザリツ
クアニリド誘導体のようなヒンダードアミン
(hindered amine)光安定剤をベンゾトリアゾー
ルとともに用いることによつて、ポリウレタンに
すぐれた紫外線安定性を付与しうることがよく知
られている。紫外線安定剤の使用に加えて、紫外
線照射によつて惹起される光酸化を防ぐために基
本骨格に官能基を付加することも知られている。 ポリマーの強化材として用いられるグラスフア
イバーは、ブツシングとよばれる白金製の器具の
小さなオリフイスの先端からガラスの溶融物を高
速度で引き出して形成される。かかる形成中や加
工段階での内部単繊維の剥離からグラスフアイバ
ーを保護するために、また強化されるポリマーと
の融和性を付与するために、グラスフアイバー形
成中にグラスフアイバーにサイジング組成物が適
用される。サイジング組成物は、通常滑剤、フイ
ルム形成剤、カツプリング剤、湿潤剤、乳化剤な
どを含んでいる。これらの成分の多くは光を照射
されたばあい光酸化によつて劣化しうる重合体材
料である。強化ポリマー用のグラスフアイバーに
関するサイジング組成物中のポリマーの劣化は、
強化された重合体材料の変色をもたらす。かかる
変色は強化された重合体材料の外観を汚なくし、
強化された重合体材料に経時的な変化を惹起して
色調の均一性の欠如をもたらす。 本発明の目的のひとつは、改良された光安定性
を有する水性サイジング組成物を提供することに
ある。 本発明の他の目的は、改良された紫外線安定性
を有し、かつ変色性が改善されているサイズされ
たグラスフアイバーを製造するためのグラスフア
イバー用水性サイジング組成物を提供することに
ある。 本発明のさらに他の目的は、長期間紫外線に曝
されても変色を阻止しうる水性サイジング組成物
でサイズされたグラスフアイバーを用いて強化さ
れた強化ポリマーを提供することにある。 さらに本発明の他の目的は、前記サイジング組
成物でサイズされかつ重合体材料を補強するため
の改良された光安定性を有するグラスフアイバー
を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、水性サイジング組
成物およびサイズされたグラスフアイバーの他の
物性に有害な影響を与えず、しかも改良された紫
外線安定性を有しかつ変色を阻止しうるサイジン
グ組成物および該サイジング組成物でサイズされ
たグラスフアイバーを提供することにある。 本発明者は鋭意研究を重ねた結果、 (A) 1種または2種以上の熱可塑性、脂肪族系、
エラストメリツクでキユア可能なポリウレタン
ポリマー、 (B) 1種または2種以上のウレイド官能基を有す
るシラン、 (C) 1種または2種以上のアミノ官能基を有する
シラン、 (D) 1種または2種以上の滑剤変性シラン、 (E) 1種または2種以上のポリエステル樹脂フイ
ルム形成剤、および (F) 多量の水 からなる水性サイジング組成物を用いてグラスフ
アイバーのサイズをするとき、サイズされたグラ
スフアイバーが改良された紫外線安定性を有し、
該グラスフアイバーで強化された強化ポリマーも
改良された紫外線安定性を有していることを見出
し、本発明を完成した。 本発明のサイジング組成物で処理されるグラス
フアイバーは、たとえばチヨツプストランド、ス
トランド、織物、連続したストランド、ニードリ
ングされたマツト、ニードリングされたストラン
ドなど種々の形に加工されうる。 目的とするグラスフアイバーの形に応じて、ポ
リウレタン分散物、ウレイド官能基を有するシラ
ンおよびアミノ官能基を有するシランとともに、
融和性のよい滑剤を、サイジング組成物の1成分
として用いてもよい。用いるポリウレタン分散
物、ウレイド官能基を有するシランおよびアミノ
官能基を有するシランの量は、通常グラスフアイ
バー用のサイジング組成物におけるフイルム形成
剤やカツプリング剤に対して用いる量と同じ程度
である。 本発明のサイズされたグラスフアイバーは、キ
ユア可能で熱可塑性の、脂肪族が優勢な環状脂肪
族ポリマー、ウレイド官能基を有するシラン、ア
ミノ官能基を有するシラン、滑剤変性シラン、ポ
リエステル樹脂フイルム形成剤および通常1種ま
たは2種以上の融和性のすぐれた滑剤からなる水
性のサイジング組成物から水を除去することによ
つて生成される残留物と少なくともその表面の一
部が接触しているグラスフアイバーであり、改良
された紫外線安定性、取り扱い性、熱安定性、加
工性を有している。 ポリウレタンポリマー、ウレイド官能基を有す
るシラン、アミノ官能基を有するシラン、滑剤変
性シラン、ポリエステル樹脂フイルム形成剤およ
び通常用いる滑剤に加えて、グラスフアイバーに
対するサイジング組成物に通常用いられる添加剤
を配合してもよい。 本発明のサイジング組成物、該サイジング組成
物でサイズされたグラスフアイバーおよび該グラ
スフアイバーで強化された重合体材料は、グラス
フアイバーの良好な取扱い性、熱的熟成、環境に
よる熟成および加工性などの性質を保持したまま
すぐれた紫外線安定性を有している。そのことは
つぎに示す理論によつて説明されうるが、本発明
はその理論のみに限定されるものではない。 約290〜400mmの波長領域における紫外線のエネ
ルギーは約95〜71.5キロカロリー/アインシユタ
インに相当する。 このエネルギーレベルはポリマー構造中のほと
んどの化学結合を開裂させることができ、またよ
り低い量のエネルギーはポリマー中の若干の化学
結合を開裂させることができる。紫外線照射によ
つてすべてのポリマーが等しく影響されるとはか
ぎらず、若干のポリマーは他のポリマーよりも紫
外線に対して強いことが知られている。たとえ
ば、ポリメチルメタクリレートおよびフルオロカ
ーボンはポリエチレンよりも紫外線に対して強
い。純枠な状態では紫外線に対して強いいくつか
のポリマーも、汚染物質が紫外線エネルギー吸収
を集中せしめる働きをするので現実には劣化され
る。脂肪族成分を基本としたポリウレタン樹脂は
紫外光による黄変に対して強いが、他のサイジン
グ成分とともにサイジング組成物として用いられ
るばあい、汚染物質として働らかずかつ紫外線エ
ネルギー吸収の拠点として作用しないように特別
のカツプリング剤を用いなければならない。 本発明における優勢な脂肪族成分を基本にした
有用な熱可塑性でキユア可能なポリウレタン樹脂
は、直鎖状、分岐鎖状または環状脂肪族イソシア
ネートを直鎖状、分岐鎖状または環状のポリヒド
ロキシル化合物、末端基が水酸基であるエーテル
またはポリエステルポリマーと反応せしめること
によつてえられるポリウレタンポリマーの水性エ
マルジヨンまたは水溶液である。「優勢な脂肪族」
とは、光によつて惹起される許容しえない程度の
汚ない変色によつてポリウレタンを劣化させるほ
どには芳香族化合物が存在していないことを意味
する。ポリウレタンの水性エマルジヨンまたは水
溶液中には、アニオン性またはノニオン性界面活
性剤が存在している。本発明においてとくに好適
で有用な水性ポリウレタンポリマーのエマルジヨ
ンとしては、たとえばニユーヨークにあるルコ・
デイビジヨン・オブ・フーカー・ケミカル・コー
ポレーシヨン(Ruco Division of Hooker
Chemical Corporation)社製の「ルコタンラテ
ツクス(Rucothane Latex)2010L」、「2030L」、
「2040L」、「2050L」などがあげられる。これらの
物質は、アニオン性またはノニオン性界面活性剤
が添加されている水に分散された種々の粒径の高
分子量のイソシアネートを基本にした熱可塑性の
エラストマーを有する熱可塑性のポリウレタンラ
テツクスである。ルコタンラテツクスは脂肪族イ
ソシアネートを基本にするものであり、安定なエ
マルジヨンのポリマー固形分含有量は55〜65重量
%であり、ウレタンポリマーはエステル骨格を有
している。ルコタンラテツクスのブルツクフイー
ルド(Brookfield)RVF4粘度は、2RPMにおい
て「ルコタンラテツクス2060L」の7000cPから
「2020L」の25000cPの範囲にある。 本発明のサイジング組成物に用いるルコタンラ
テツクスとしては、「ルコタンラテツクス
2010L」が好ましい。というのは、「2010L」を含
むサイジング組成物で処理するときにはグラスフ
アイバーの加工性を改善することができるからで
ある。またデユポン社製の「ハイレン(Hylene)
W」とよばれるポリウレタンも用いることができ
る。サイジング組成物中の熱可塑性ポリウレタン
ラテツクスは、通常サイジング組成物の固形分の
大きな部分を占める。ポリウレタンラテツクスの
使用量は、サイジング組成物の水を含まない固形
分を基準としたばあいではサイジング組成物に対
し約40〜95重量%が好ましく、水性サイジング組
成物を基準としたばあいでは約2〜50重量%が好
ましい。 本発明のサイジング組成物の1成分であるウレ
イド官能基を有するシランとしてはいかなるもの
でもよいが、たとえば一般式(): (式中、RおよびR′は水素原子またはメチル基、
R″はメチル基またはエチル基を表わす)で示さ
れる化合物が好ましい。ウレイド官能基を有する
シランは、通常多くのマトリツクス樹脂と低温で
反応性が低下する性質を有する中性で水溶性の物
質である。本発明のサイジング組成物に用いるの
にとくに有用なウレイド官能基を有するシランと
しては、たとえばニユーヨークにあるユニオン・
カーバイド・コーポレーシヨン社製の「A−
1160」とよばれる50%メタノール溶液があげられ
る。「A−1160」の分子量は264.1、引火点は43
(タツグ・クローズド・カツプを用いてASTMの
D−56の方法にしたがつて測定した)、25℃/25
℃における比重は0.988、25℃における屈折率は
1.386である。本発明のサイジング組成物に用い
るウレイド官能基の量は、通常水性サイジング組
成物を基準としたばあいには約0.05〜2.0重量%
の範囲であり、サイジング組成物中の水を含有し
ない固形分を基準としたばあいでは約1〜4重量
%である。 本発明のサイジング組成物の1成分であるアミ
ノ官能基を有するシランとしてはいかなるもので
もよい。アミノ官能基を有するシランとしては、
たとえばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
の第1アミノ基からN−β−(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシランの第1〜第
2ジアミノ官能基を有するシランおよびポリアミ
ノ官能基を有するシランが含まれる。アミノ官能
基を有するシランとしては、たとえばユニオン・
カーバイド・コーポレーシヨン社製の「A−
1100」として市販されているγ−アミノプロピル
トリメトキシシランである。 本発明のサイジング組成物に用いるアミノ官能
基を有するシランの量は、全水性サイジング組成
物の約0.05〜2重量%であり、サイジング組成物
中の水を含有しない固形分を基準としたばあいで
は約1〜5重量%である。 本発明のサイジング組成物にさらに滑剤を配合
してもよい。好ましい滑剤としては、あらゆるカ
チオン性、アニオン性、ノニオン性滑剤またはそ
れらの混合物があげられる。用いる滑剤は、サイ
ズされるグラスフアイバー、たとえばチヨツプス
トランド、ストランド、織物やマツトなどの形に
応じて決定される。とくに適した滑剤は、エメリ
ー・インダストリーズ(Emery Industries)社
製の「エメリー6717」および「エメリー67−U」
とよばれるともにアミド置換ポリエチレンアミン
である。ポリテトラフルオロエチレンフルオロカ
ーボン樹脂分散物に加えて、たとえば「テフロ
ン」樹脂分散物を本発明の分散物中に滑剤として
用いてもよい。また滑剤は、たとえばエメリー・
インダストリーズ社製の「エメリールーブス
(Emery Lubs)6717」および「エムソーブ
(Emsorb)6901」とを組合せて用いてもよい。
サイジング組成物を用いてグラスフアイバーをサ
イズし、サイズされたグラスフアイバーを截断し
て適当なグラスフアイバーストランドを製造する
ばあいには、滑剤を組合せて使用するのが好まし
い。かかる滑剤の好ましい組合せとしては、たと
えば1種または2種以上のポリオキシアルキレン
ポリオール滑剤および(または)ポリアルキレン
ポリオール滑剤の組合せがあげられる。ポリオキ
シアルキレンポリオール滑剤としては、たとえば
ミシガン州のバズーフ・ワイアンドツト・コーポ
レーシヨン(BASF Wyandotte Corporation」
社製のTプルラコール(Pluracol) V−10ポリ
オール」があげられる。「プルラコール V−10
ポリオール」は粘稠で高分子量の液体であり、
BWCテストによる60〓/60〓における比重が
1.089で、ASTM D92−52による引火点が510〓
のものである。ポリアルキレンポリオール滑剤と
しては、たとえば「プルラコール V−7ポリオ
ール」(バズーフ・ワイアンドツト・コーポレー
シヨン社製)は水溶性で高分子量の粘稠な液体ポ
リアルキレンポリオールであり、25℃/25℃にお
ける比重が1.090で、引火点が510〓のものであ
る。本発明においては、さらに滑剤で変性された
アミノシラン(lubricant modified
aminosilane)、たとえばユニオン・カーバイ
ド・コーポレーシヨン社製の「Y−9072滑剤A−
1100シラン」を含んでいる。このものはペンスキ
イ(Pensky)クローズドカツプを用いてASTM
のD−93の方法にしたがつて測定した引火点は
145〓であり、25℃/25℃における比重は0.998、
屈折率は1.438である。この滑剤の好ましい組合
せは、グラスフアイバーをチヨツプストランドに
する際の加工性や作業性を容易にする。 本発明のサイジング組成物に用いる滑剤の量
は、水性サイジング組成物の約0.2〜2重量%の
範囲である。もし滑剤を2種以上用いるばあい
は、サイジング組成物中の全滑剤量を水性サイジ
ング組成物の約0.2〜5重量%とすればよい。 直鎖状または分岐鎖状、好ましくは環状の脂肪
族ポリウレタン、ウレイド官能基を有するシラン
およびアミノ官能基を有するシラン、滑剤変性シ
ランおよび後述するポリエステル樹脂フイルム形
成剤、さらには好ましくは滑剤を含むサイジング
組成物に、さらに他の添加剤を加えてもよい。か
かる添加剤としては、たとえばカツプリング剤、
他の滑剤やフーカー・ケミカル・コーポレーシヨ
ン社製の「ルコキヤタリスト(Ruco Catalyst)」
のような結合剤、アメリカン・サイアナミド・コ
ーポレーシヨン社製の「シメル(Cymel)370」
のような架橋剤、その他の添加剤があげられる。
サイジング組成物にこれらの添加剤を加えること
は、加工性を向上するのに好ましい。加工性の向
上のためには、ポリウレタン硬化フイルムに対し
て可塑剤として作用するジブチルフタレート
(DBP)を用いるのが好ましい。本発明のサイジ
ング組成物に加えることにより加工性を向上させ
るポリエステル樹脂フイルム形成剤としては、た
とえばピー・ピー・ジー・インダストリーズ・イ
ンコーポレーテツド社製の「RD−1135B」のよ
うな、結合剤が離れるのを防ぎかつ酸化防止剤と
して作用するポリエステルフイルム形成剤があげ
られる。 本発明のサイジング組成物に用いる添加剤の量
は、従来のサイジング組成物に目的とする性質を
付与しうる量でよい。サイジング組成物に添加す
るDBPの量は、サイジング組成物の水を含有し
ない固形分を基準としたばあいでは約0.05〜5重
量%である。サイジング組成物に添加する「RD
−1135B」の量はサイジング組成物の水を含有し
ない固形分を基準としたばあいでは約2〜15重量
%である。 本発明のサイジング組成物は、ミキシングタン
ク中で撹拌下にポリウレタン分散物を水と混合す
ることによつて調製される。ついでえられたポリ
ウレタン分散物と水との混合液にジブチルフタレ
ートを添加し、穏やかに撹拌してポリウレタン中
によく分散させる。別個の容器でウレノイド官能
基を有するシラン、アミノ官能基を有するシラ
ン、滑剤変性シラン、「A−1100」シラン、「A−
1160」シランおよび「Y−9072」シランをそれぞ
れ水であらかじめ混合し、短い時間加水分解す
る。これらのシラン混合液を前記DBP、ポリウ
レタンおよび水からなる混合液と組合せる。滑剤
は水、好ましくは湯で希釈してから冷却し、つい
で該希釈液をカツプリング剤と前記ポリウレタン
混合物を組合せたものに添加する。えられた混合
液に加工性助剤を添加してもよい。ついで混合物
を水で希釈して最終的な量に希釈し、混合物の水
素イオン濃度(PH)、固形分含有量および粘度を
チエツクする。一般的には、サイジング組成物の
全固形分含有量は約4〜20重量%である。ただし
固形分含有量は、用いられる特定の形成状態に対
する望まれる固形分含有量にしたがつて調整する
こともできる。したがつて、固形分含有量は、好
ましくは約5〜10重量%、とくに6.5〜8.5重量%
の範囲が好ましい。固形分含有量とは、サイジン
グ組成物を105℃で乾燥したのち残る残留固形分
の重量を意味する。いずれにせよサイジング組成
物の固形分含有量は、前記サイジング組成物の20
℃における粘度が100cPを超えないように調整さ
れる。この粘度の制限は、サイジング組成物を用
いる間に単繊維が壊れないようにするために必要
である。 本発明のサイジング組成物を用いてサイズする
グラスフアイバーストランドは、多数の細いフア
イバーグラス単繊維によつて形成されており、該
単繊維は、たとえば米国特許第2133238号明細書
に示されているようにブツシング内の小さなオリ
フイスの先端にあるガラス溶融物から高速で引き
出すことによつてつくられる。このグラスフアイ
バーストランドの形成中、すなわち単繊維が5000
〜20000fpmのオーダーの速度で移動している間
に本発明のサイジング組成物でサイズされる。グ
ラスフアイバーが引つぱられている間にサイジン
グ組成物をスプレーしてもよいし、サイジング組
成物がその上に存在しているローラーアプリケー
タの表面上をフアイバーを引つぱるようにしても
よい。サイズ後のグラスフアイバーはストランド
に束ねられ、ついで通常の方法で、糸巻の表面に
置かれた紙、プラスチツクまたは他のタイプのチ
ユーブに巻きとられてパツケージに包装される。 本発明のサイジング組成物によつてサイズされ
たグラスフアイバーストランドを含むパツケージ
をクリール上に置き、パツケージから多数のスト
ランドを解いて粗紡糸を製造し、粗紡糸を平行な
形に組合せて通常の方法で管状の支持体上に巻き
とつてもよいし、通常の方法でチヨツパーによつ
てサイズされたグラスフアイバーをチヨツプスト
ランドにしてもよいし、さらにマツトや織物にし
てもよい。本発明のサイジング組成物でサイズす
るグラスフアイバーとしてはチヨツプグラスフア
イバーストランドが好ましく、チヨツプグラスフ
アイバーストランドはグラスフアイバー形成中に
サイズされたグラスフアイバーの截断したものよ
りむしろ、クリール上に置かれたパツケージ中の
サイズされたグラスフアイバーストランドを截断
したものの方が好ましい。 本発明のサイジング組成物でサイズされたグラ
スフアイバーストランドはいかなる形のものでも
よいが、とくにチヨツプグラスフアイバーストラ
ンドはあらゆる重合体材料を強化するのに用いる
ことができ、満足する物性を保持したままでより
すぐれた紫外線安定性を有する製品を製造するこ
とができる。本発明は、サイズされたグラスフア
イバーで強化された重合体材料に関する。対象と
なる重合体材料としては、たとえばポリアミド
(サイロン)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
ポリスチレン(PS)、熱硬化性ポリエステルおよ
びハーキユルス・ケミカル・コーポレーシヨン
(Hercules Chemical Corporation)社製の
「PCO−72」とよばれるポリプロピレンホモポリ
マーと無水マレイン酸をグラフトしたポリプロピ
レンとのブレンド物のような化学的に結合したポ
リプロピレンなどがあげられる。サイズされたグ
ラスフアイバーをポリアミドの強化にチヨツプス
トランドの形で用いるばあいがもつとも好まし
い。 つぎに実施例をあげて本発明のサイジング組成
物、サイズされたグラスフアイバーおよび強化ポ
リマーを詳細に説明するが、本発明はそれらの実
施例のみに限定されるものではない。 実施例1および参考例1〜4 第1表に示す各成分をつぎに示す手順にしたが
つて混合して本発明のサイジング組成物を調製し
た。 第1表において、サイジングの量はKgで表示
し、その他の成分はgで表示している。 プレミツクスタンク中に約7.6の水を入れ、
ポリウレタン樹脂分散物を第1表に示す量入れて
低速度で撹拌混合して調製した。ついで必要に応
じて、中速度の撹拌下にポリウレタンポリマー分
散液に第1表に示す量のジブチルフタレートを充
分に分散させた。分散後、カツプリング剤、ウレ
イド官能基を有するシラン、アミノ官能基を有す
るシラン、および実施例においては滑剤変性シラ
ンをプレミツクスし、約75.7の水で加水分解し
た。ついでポリウレタン分散混合液を加水分解さ
れたシラン混合物に添加した。添加後、別に滑剤
を約3.786の湯に溶解し、ついで約11.4の水
で冷却した溶液を調製し、これをカツプリング剤
とポリウレタンポリマーの混合液に加えた。実施
例ではえられた混合液に、ポリエステルフイルム
形成剤「RD−1135B」などの加工性助剤を等量
の水で希釈した混合液を加えた。つぎに第1表に
示す量のサイジング組成物となるよう必要量の水
で希釈し、第1表に示すPHおよび固形分含有量を
有するサイジング組成物をえた。
【表】 本発明のサイジング組成物はあらゆるタイプの
グラスフアイバーストランドを作成するためのグ
ラスフアイバーの処理に用いることができる。た
とえば、K−37タイプまたはG−67.5タイプのグ
ラスフアイバーストランドに適用されうる。第1
表に示すサイジング組成物を用いてK−37ストラ
ンドをサイズしたときの燃焼損失(loss of
ignition)率(重量%)を第1表に示す。 サイジング組成物で処理されたグラスフアイバ
ーは、パツケージの形にグラスフアイバーストラ
ンドが束ねられたのち、ストランドは約240〓
(116℃)で約12時間焼かれた。えられた乾燥した
グラスフアイバーストランドを通常の方法によ
り、約0.32cm(1/8インチ)の長さに截断した。 実施例2、参考例5〜6および比較例1 実施例1および参考例1でえられたサイジング
組成物でサイズされたチヨツプグラスフアイバー
ストランドを用いてポリアミドを強化し、えられ
た強化ポリアミドの紫外線安定性および他の物性
を調べた。それらの結果を第2表に示す。 第2表中、太陽灯照射は24時間行ない、評価の
基準は最良を1とし最悪を10とした10段階評価を
採用した。 なお比較のため、オーエンス・コーニング・フ
アイバーグラス・コーポレーシヨン(Owens
Corning Fiberglas Corp.)社製の「419AA、
TSL」を用いて同様の試験を行なつた結果も第
2表に示されている。 「419AA、TSL」で用いられているガラス繊
維は実施例および参考例で使用したガラス繊維と
同じく強化用に通常用いられているガラス繊維で
あり、実質的にガラス繊維の切断長とサイジング
組成物以外は同じである。用いられているサイジ
ング組成物は本発明者らの分析により、ポリウレ
タンを含有せず、かつウレイド官能基またはアミ
ノ官能基を有するシランも含有せず、主として3
種類のエポキシ樹脂、すなわちエポキシ樹脂、エ
ポキシエステル樹脂および高エトキシ化エポキシ
樹脂からなるものと判明している。
【表】 第2表の結果から本発明のサイジング組成物で
サイズされたチヨツプグラスフアイバーストラン
ドにより強化されたポリアミド材料は、そのすぐ
れた物性を保持したまますぐれた紫外線安定性を
示すことがわかる。 比較例 2 サイジング組成物としてγ−アミノプロピルト
リエトキシシラン13.5g、ポリウレタンフイルム
形成剤800g、滑剤450g、ポリ酢酸ビニル24g、
および表面処理剤5gからなるものを用いたほか
は参考例1と同様にして同じガラス繊維をサイジ
ングし、乾燥し、長さ約0.32cmに切断し、えられ
たガラス繊維で参考例1と同様にしてポリアミド
樹脂を強化した。 えられた比較用強化ポリマーの曲げ強度および
引張強度はそれぞれ約1.50×103Kg/cm2
(21316psi)および約1.06×103Kg/cm2(15131psi)
と低いものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 1種または2種以上の熱可塑性、脂肪族
    系、エラストメリツクでキユア可能なポリウレ
    タンポリマー、 (B) 1種または2種以上のウレイド官能基を有す
    るシラン、 (C) 1種または2種以上のアミノ官能基を有する
    シラン、 (D) 1種または2種以上の滑剤変性シラン、 (E) 1種または2種以上のポリエステル樹脂フイ
    ルム形成剤、および (F) 多量の水 からなる、改良された紫外線安定性を有するサイ
    ズされたグラスフアイバーを製造するためのグラ
    スフアイバー用の水性サイジング組成物。 2 1種または2種以上のグラスフアイバー滑剤
    が配合されてなる特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 3 前記ポリウレタンポリマーが乳化された分散
    物の形である特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の組成物。 4 前記アミノ官能基を有するシランがγ−アミ
    ノプロピルトリエトキシシランである特許請求の
    範囲第1項記載の組成物。 5 前記グラスフアイバー滑剤がアミド置換ポリ
    エチレンイミンである特許請求の範囲第2項記載
    の組成物。 6 前記グラスフアイバー滑剤が1種または2種
    以上のポリオキシアルキレンおよび(または)ポ
    リアルキレンポリオールである特許請求の範囲第
    2項記載の組成物。 7 前記グラスフアイバー滑剤が1種または2種
    以上のポリテトラフルオロエチレンフルオロカー
    ボン樹脂分散物である特許請求の範囲第2項記載
    の組成物。 8 前記ウレイド官能基を有するシランが、γ−
    ウレアプロピル−トリエトキシシラン、γ−メチ
    ルウレアプロピルトリエトキシシランおよびγ−
    ジメチルウレア−プロピルトリエトキシシランよ
    りなる群から選ばれたシランである特許請求の範
    囲第1項記載の組成物。 9 ジブチルフタレートが配合されてなる特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。 10 滑剤変性シランが滑剤で変性されたγ−ア
    ミノプロピルトリエトキシシランである特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 11 ポリウレタンポリマー分散物がサイジング
    水溶液を基準にして75〜95重量%、ウレイド官能
    基を有するシランが全水性サイジング組成物の
    0.05〜2.0重量%およびアミノシランが全水性サ
    イジング組成物の0.05〜2.0重量%存在しており、
    かつ該組成物がグラスフアイバー滑剤を全水性サ
    イジング組成物の0.05〜5重量%、滑剤変性γ−
    アミノプロピルトリエトキシシラン滑剤を全水性
    サイジング組成物の0.05〜2重量%、ポリエステ
    ルフイルム形成剤を全水性サイジング組成物の
    0.05〜15重量%含有している特許請求の範囲第3
    項記載の組成物。 12 ジブチルフタレートが全水性サイジング組
    成物の0.01〜2重量%である特許請求の範囲第9
    項記載の組成物。
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