JPH0131861B2 - - Google Patents

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JPH0131861B2
JPH0131861B2 JP2834986A JP2834986A JPH0131861B2 JP H0131861 B2 JPH0131861 B2 JP H0131861B2 JP 2834986 A JP2834986 A JP 2834986A JP 2834986 A JP2834986 A JP 2834986A JP H0131861 B2 JPH0131861 B2 JP H0131861B2
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JP
Japan
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milk
lactose
dairy products
adsorption resin
synthetic adsorption
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JP2834986A
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JPS62186742A (ja
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Yojiro Gen
Shigeo Nakamura
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KURITA TECH SERVICE
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KURITA TECH SERVICE
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乳又は乳製品の乳糖を減少させる方
法に関するものである。牛乳、脱脂粉乳等の乳又
は粉乳あるいは濃縮乳の還元乳等の液状の乳製品
(以下「乳又は乳製品」という)中の乳糖含有量
を減少させることは、乳糖不耐症、或いはこの不
耐傾向のため乳製品の摂取を制限されている人に
対して有益な事である。このような乳糖不耐症
は、有色人種の成人の大半といわれている(丸ノ
内出版発行「食の科学」昭和54年8月号6〜16
頁)。
この発明は、乳又は乳製品が安価に且つ簡単
に、しかも衛生的に乳糖を減少させることを目的
とするものである。これにより牛乳の消費拡大が
期待できるばかりか、バランスのよい栄養食品で
ある乳製品の摂取が可能となり、国民の健康増進
に寄与することができる。
〔従来の技術〕
乳又は乳製品の乳糖を除去ないし減少させる方
法の幾つかは提案されており、その一部は既に実
施されている。たとえば、(1)ガラクトシターゼを
用いて乳糖をグルコース及びガラクトースに分解
する方法(特開昭54―18349号公報)、(2)限外濾過
法または透析濾過法で物理的に濾過する方法等で
ある。しかしながら、(1)の方法は操作が複雑でコ
スト高になりがちになるといつた欠点があり、(2)
の方法は乳糖だけを効率よく分離することが実際
上は困難である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、原料である乳又は乳製品に特別の手
を加えることなく、これにゲル濾過的手法により
通液するだけで有用な成分である乳脂肪、乳蛋白
質、ミネラル等をほとんど減少させることなく、
乳糖のみを分離ないし減少させることによつて乳
又は乳製品の乳糖を調製する方法を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の乳又は乳製品の乳糖調整方法は、原料
すなわち乳又は液状の乳製品を合成吸着樹脂の充
填層に通液して該乳液中の乳糖を減少させること
を特徴とする。
ちなみに、本発明者らは、乳又は乳製品中の乳
糖のみを簡単な方法で減少させる方法について多
くの研究、検討を行なつてきたが、その作用機構
は必ずしも明らかでないが、乳液を合成吸着樹脂
層に通液させると乳液中の各成分(特に乳脂肪、
乳蛋白、乳糖)の分子移動速度の違いと思われる
現象により乳糖分が選択的に合成吸着樹脂に吸収
されることを確めた。本発明はかかる知見に基づ
いてなされたものである。
本発明で使用される「合成吸着樹脂」は乳製品
中の乳糖を有効に吸着しうるとともに合成吸着樹
脂層が乳糖で飽和された場合には、水を通すだけ
で再生しうるものである。
このような合成吸着樹脂はイオン交換基をもた
ない吸着性のある合成樹脂であり、具体的にはス
チレン―ジビニルベンゼン共重合体、メタアクリ
ル酸エステル系等が例示でき、粒径0.1〜1.0mmの
範囲のものが用いられる。こうした合成吸着樹脂
は三菱化成工業社製セパビーズSP207(スチレン
―ジビニルベンゼン共重合体)などの市販品とし
て容易に入手しうる。
〔作 用〕
乳又は乳製品の乳糖を上記合成吸着樹脂により
減少させるには、粒子状の合成吸着樹脂の適当量
をカラムに充填し、この充填層に原料すなわち乳
又は液状の乳製品を通過させればよい。通液方向
は上向流、下向流のいづれであつてもよく、ま
た、合成吸着樹脂を充填したカラムは1塔でも複
数塔でもよく、複数塔の場合はこれらを並列にま
たは直列に接続してもよい。充填層に通す乳液の
最適通液速度(SV)および処理量は、乳液の温
度、合成吸着樹脂の粒径等により相違するので一
概にいえないが、SV=0.05〜1.0で合成吸着樹脂
量の約1.0〜1.5容量倍位である。
このようにして乳糖の減少して乳又は乳製品が
得られる一方で、合成吸着樹脂充填層には乳糖が
蓄積される。次いで、この乳糖で飽和された合成
吸着樹脂充填層に前記と同じ、又はほぼ同程度の
流速で水、好ましくは純水を通し、乳糖を溶離
(脱着)させることにより、簡単に合成吸着樹脂
は再生され操返し使用に供される。
溶離液は乳糖分を多く含有しているので、この
液を廃棄することなく、例えば蒸発濃縮法などに
より乳糖の高濃度液をつくり、これを乳に加えれ
ば(この際他成分と調整してもよい)、乳糖に富
んだ例えば乳児向け牛乳を得る事ができる。
〔発明の実施例〕
粒度を有効径0.25〜0.35mmに調製した合成吸着
樹脂粒子(三菱化成工業社製セバビーズSP207)
1200mlを50mmφ×1200mmHのカラムに充填し、一
方、加熱殺菌しかつ均質化した牛乳(温度3℃)
を原料とした。この原料を前記吸着樹脂粒子を充
填したカラムに下向流にしてSV=0.2/hourで前
記吸着樹脂の約1.0〜1.5容量倍となるように通液
し、乳糖含有量の減少した乳を得た。次いで、乳
糖で飽和された吸着樹脂粒子のカラムに純水
(5MΩ・cm、7℃)をSV=0.2/hourで通水し、
乳糖が高濃度に含まれている排出水(溶離液)を
得た。
これらの測定結果は第1図(吸着曲線)、第2
図(溶離曲線)のとおりであつた。なお、原料の
牛乳は乳糖4.68重量%、乳脂肪3.76重量%、乳蛋
白3.2重量%のものを使用した。
(i) 第1図にみられるように、牛乳中の乳糖を除
去する段階では、乳脂肪及び乳蛋白はほとんど
吸着除去されないのに対し、乳糖のみが選択的
に合成吸着樹脂粒子に吸着される。しかし、こ
の吸着の程度は通液当初最大となるが、徐々に
吸着力が降下しはじめ、本試験では1200ml通液
量で処理前の原料の牛乳に近い値に戻つてい
た。
1600ml牛乳を通液して得られたものを撹拌混
合して分析したところ、乳脂肪3.75重量%、乳
蛋白3.02重量%、乳糖2.85重量%であつた。こ
のことから、処理後のものの乳脂肪及び乳蛋白
の含有量は原料の牛乳のそれとほとんど変わら
なかつたが、乳糖の含有量は1/1.64に減少して
いることが認められた。
以上のことから、通液量を加減したり、合成
吸着樹脂量を変えることにより所望の乳糖含有
量をもつた乳又は乳製品が得られることが判
る。
(ii) 前記(i)の終つた後になされた通水による乳糖
の溶離(脱着)は、第2図に表れたように、カ
ラムからは乳糖を高濃度に含む排出水(溶離
液)が得られた。排出水中の乳糖含有量は第1
図において得られる処理された牛乳中の乳糖含
有量とほぼ反比例の関係となつており、この試
験では純水1200ml通水後に吸着樹脂からは乳糖
がほぼ完全に溶離されていることが示されてい
る。よつて、このところが再生完了点となる。
再生された合成吸着樹脂は再び乳糖の吸着処理
に用いることができる。
溶離液中には有効成分としての乳糖が多量に
含まれており、これから例えば水を蒸発させれ
ば乳糖を回収する事ができる。
(iii) なお、この例では原料として使用した牛乳、
合成吸着樹脂をいずれも比較的低い温度に保ち
処理した。これは、衛生的処理に留意したため
である。サニタリー性が十分であれば、処理温
度を高くすることが可能であり、温度が高くな
るに従つて吸着、溶離(脱着)の時間が短くな
り、より処理時間を短縮することができる。
〔効 果〕
本発明方法によれば酵素処理や酸やアルカリ等
の薬品添加を行うことなく、乳又は乳製品中の乳
糖を効率的に吸着、除去することができ、乳糖不
耐症といわれる人にも安心してのめる牛乳や乳製
品を生産することができる。しかも、通液量を変
化させたり、合成吸着樹脂量を加減することによ
り、所望の乳糖含有量の乳又は乳製品を得ことが
できる。
また、合成吸着樹脂は、水ないし純水による再
生液により極めて簡単に再成できる。そして、再
生の排出水(溶離液)からは乳糖を回収すること
ができる。この乳糖を使用した有用な乳又は乳糖
品の製造が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、合成吸着樹脂に原料の牛乳を通液し
た際、牛乳中の成分が合成吸着樹脂粒子層に吸着
される状態を表したグラフである。第2図は、乳
糖を飽和吸着した合成吸着樹脂粒子層に通水して
乳糖を溶離させる状態を表したグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 牛乳、脱脂粉乳等の乳又は粉乳あるいは濃縮
    乳の還元乳等の乳製品を合成吸着樹脂の充填層に
    通液して、該乳又は乳製品中の乳糖を減少させる
    ことを特徴とする、乳又は乳製品の乳糖調製方
    法。 2 前記合成吸着樹脂は、これに吸着した乳糖を
    通水により溶離し再生されうるものである特許請
    求の範囲第1項記載の乳又は乳製品の乳糖調製方
    法。
JP2834986A 1986-02-10 1986-02-10 乳又は乳製品の乳糖調整方法 Granted JPS62186742A (ja)

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JPS62186742A JPS62186742A (ja) 1987-08-15
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JPS62186742A (ja) 1987-08-15

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