JPH01319232A - 防眩処理形陰極線管 - Google Patents
防眩処理形陰極線管Info
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- JPH01319232A JPH01319232A JP63150508A JP15050888A JPH01319232A JP H01319232 A JPH01319232 A JP H01319232A JP 63150508 A JP63150508 A JP 63150508A JP 15050888 A JP15050888 A JP 15050888A JP H01319232 A JPH01319232 A JP H01319232A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C21/002—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions to perform ion-exchange between alkali ions
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- C03C2204/08—Glass having a rough surface
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この発明は外光によるフェース・パネル・ガラスの外表
面への映り込みを防止した防眩処理形陰極線管に係り、
とくにフェース・パネル・ガラス表面の構造に関するも
のである。 〔従来の技術〕 第7図は従来の防眩処理を行なっていない陰極線管の例
を示すものである。同図において(11は陰極線管(2
)は陰極線・管11)におけるフェース・パネル・ガラ
スである。 上記フェース・パネル・ガラス(2)の外表面は第8図
に示すように非常に平滑な面を有している。そのため、
陰極線管(1)に映し出された映像を目視している際に
、周囲に、たとえば部屋の照明用のランプ(41等が配
置しであると、この外光としてのランプ(4)と陰極線
管(1)のフェース・パネル・ガラス(2) と視聴者
の目(3)の位置関係により、外光としてのランプ(4
)のフェース・プレート・ガラス(2)による正反射像
が視聴者の目(3)に入る。ガラス表面での正反射は垂
直入射に近い場合で4%にもなる。この外光の正反射成
分により、本来必要とする陰極線管(1)のフェース・
プレート・ガラス(2)の内面に設けた蛍光面(図示せ
ず)の発光による映像の読み取りに大きな悪影響を受け
、る、このような状悪で長時間、陰極線管(1)の映像
を目視することは目の疲労の原因にもなり、医学的にも
好ましくない。 このため、すでに第9図で示すような防眩処理形陰極線
管が開発されている。この陰極線管(りでは、フェース
・パネル・ガラス(2)の外表面に第1O図に示すよう
にlum以下の無数の微細な凹凸+l l)を形成しで
ある。この非常に微細な凹凸(II)により、たとえば
部屋の照明用のランプ(4)等からの外光は散乱されて
反射光は周囲に拡散するため、正反射像が視聴者の目(
3)に入らず、本来の陰極線管TI)の蛍光面の発光に
よる映像のみを見ることができ、正確な映像の読み取り
が可能となるうえ、長時間の映像目視のもとでも目の疲
労感が軽減される。なお、上記凹凸(11)の細かさは
、本来の陰極線管の蛍光面の発光による映像の解像度に
影響を及ぼさない程度に選定される。 このような防眩処理形陰極線管では、防眩処理は通常、
フェース・パネル・ガラス(2)の成形後、その内面に
蛍光面を形成する簡の段階で行なわれる。現在、広く行
なわれている防眩処理方法としてはダイレクト・エツチ
ング法という処理方法がある。 第11a図〜第11c図はこのダイレクト・エツチング
法によるフェース・パネル・ガラス外表面の防眩処理の
原理を示すものである。 フェース・パネル・ガラス(2)は、−・般に行なわれ
ているガラス・プレス工程および外表面研摩工程を経た
後、防眩処理が施こされる。まず第11a図で示すよう
に噴霧ノズル(5)によってカーボランダム等の研摩粉
(6)を含んだ空気もしくは水をフェース・パネル・ガ
ラス(2)の外表面に−・定条件で吹きつけ、研摩粉に
よる!細な傷痕(8)を外表面上に形成する。この後フ
ェース・パネル・ガラス(2)の外表面のみを第11b
図に示すエツチング槽(9)のエツチング液(10)の
中に ・定時間浸漬する。このエツチング液(lO)と
しては、通常、ガラスを溶解する弗酸(弗化水素Ni:
HF )が使用される。このエツチング液(10)によ
り研摩粉による傷痕(8)が滑らかに広げられ、第11
c図に示すようにフェース・パネル・ガラス(2)の外
表面に、lum以下の無数の微細な凹凸(11)が形成
され、防眩処理が終−rする。 (晶シα1 〔発明が解決しようとする ところで、ヒ述したような従来の防眩処理形陰極線管に
おいては、フェース・パネル・ガラス(2)の外表面に
無数の微細な凹凸が有るため、陰極線管の製造工程中で
の取り扱い中に、従来の平滑な外表面を有する陰極線管
に比べて非常に傷が入り易い欠点を有していた。これは
平滑な面に比べて凹凸の有る面の摩擦係数が大きく、種
々の物体と擦れた時に傷が入り易いものと考えられる。 とくに、この場合の傷は後で再研摩等の手法による毛直
しができにくいといった不具合がある。 この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、フェース・パネル・ガラスの外表面に無数の
1a細な凹凸を有していても、陰掘線管のy4造工程中
等でのフェース・パネル・ガラスの外表面に、傷が発生
するのを極力防止し得る防眩処理形陰極線管を提供する
ことを目的としてこの発明に係る防眩処理形陰極線管は
、フェース・プレート・ガラスの外表面に形成された微
細な凹凸と、上記フェース・プレート・ガラスの外表面
およびその近傍に形成された圧縮応力層とを備えたもの
である。 [作用] この発明における防眩処理形陰極線管はフェース・プレ
ート・ガラスの微細な凹凸を有する外表面およびその近
傍部分の深さ方向に圧縮応力層が設けられているので、
見かけ上ガラスの表面の硬さが増した状態となり、他の
物体の擦過による傷の発生に対する抵抗力が著しく向丘
し、傷の発生確率が大幅に低下する。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。 第1図はこの発明に係る防眩処理形陰極線管を示す概略
構成図である。 同図において、フェース・プレート・ガラス(2)の外
表面には、第2図に示すように無数の微細な凹凸(1り
が形成されている。さらに上記フェース・プレート・ガ
ラス(2)の外表面には、上記凹凸(11)の部分の深
さ方向にO〜50umの深さにわたって圧縮応力層(1
2)が設けられている。 この圧縮応力層(12)はイオン交換処理法により形成
されたものである。 第3a図〜第3c図はイオン交換処理のプロセスを示す
ものである。フェース・パネル・ガラス(2)の外表面
に上記従来例で説明したものと同様にダイレクト・エツ
チング法により、第3a図に示すような無数の微細な凹
凸(I l)を形成した後、このフェース・パネル・ガ
ラス(2)の外表面部を第3b図に示すように硝酸カリ
ウム(KNOs)の溶融塩(15)が満たされたイオン
交換処理槽(13)に浸漬する。このイオン交換処理槽
(13)は加熱ヒーター(14)により加熱されており
、硝酸カリウム(KNOiの溶融塩(15)は約400
℃に加熱されている。このような硝酸カリウム(KNO
3)の溶融塩(15)中にフェース・パネル・ガラス(
2)の外表面を数時間から約10時間程度浸漬しておく
と、イオン交換処理が行なわれ、第3c図に示すように
フェース・パネル・ガラス(2)の外表面の微細な凹凸
(11)から深さ方向に約50 umの厚さを有する圧
縮応力層(12)が形成される。この圧縮応力層(12
)の応力分布と深さはイオン交換の処理時間および処理
温度に依存する。 第4図はこのイオン交換法の原理を示す図である。フェ
ース・パネル・ガラス(2)は、通常二酸化硅素(Si
Os)、酸化ナトリウム(NaiO)、酸化カリウム(
xi O)等を主とし、その他多くの酸化物元素を含ん
だ原料を溶融して形成した非晶質の構造を有している。 これらのうち、ナトリウムイオン(Na”)とカリウム
イオン(Ko)にのみ着目して考える。いま、このフェ
ース・パネル・ガラス(2)の外表面を約400℃の高
温の硝酸カリウム(KNO,)の溶融塩に浸漬すると、
高温のためにイオンの動きが非常に活発となり、フェー
ス・パネル・ガラス(2)の外表面からナトリウムイオ
ン(Na”)が硝酸カリウム(KNOs)の溶融塩中に
飛び出し、そのナトリウムイオン(Na”)が抜けた空
孔に硝酸カリウム(KNOs)の溶融塩中のカリウムイ
オン(Ko)が入り込みイオンの交換が行なわれる。こ
の時、ナトリウムイオン(Na”)のイオン半径が0.
97人であるのに対してカリウムイオン(K″″)のイ
オン半径は1.33人と、かなり大きく、このため元素
ナトリウムイオン(Na”)が人っていた空孔にイオン
半径の大きなカリウムイオン(K+)が無理に納まるこ
とになる。この結果、イオン交換が活発に行なわれるフ
ェース・パネル・ガラス(2)の外表面に近い部分に強
い圧縮応力層(12)形成されるのである。 第5図はこのイオン交換法によりフェース・パネル・ガ
ラス(2)外表面部に形成された圧縮応力層(12)の
深さ方向の残留圧縮応力分布を示すものである。フェー
ス・パネル・ガラス(2)の外表面部では、実に200
00PS1の圧縮応力になっており、深さ方向にも約4
07um近くに達していることがわかる。この残留圧縮
応力の大きさおよび深さ方向の分布は、前述したように
イオン交換の処理条件(湿度と時間)で大きく変る。 このようにフェース・プレート・ガラス(2)の外表面
に設けられた微細な凹凸(11)の深さ方向に0〜50
p mの範囲で圧縮応力層(12)が形成されると、
その表面の圧縮力により、見かけ上、ガラスの表面硬さ
が増した状態となり、これが保護層として作用する。し
たがって、ダイレクト・エツチング法を用いて陰極線管
の防眩処理法を行なっても、製造工程中での取り扱い中
に、上記フェース・パネル・ガラス(2)に擦過傷がつ
くのを防止できる効果がある。 第6図はフェース・パネル・ガラス(2)の外表面の引
っ掻き試験の結果を示すものである。測定方法としては
、90°角錐のダイアモンド針をフェース・パネル・ガ
ラス(2)の外表面に垂直に当て、一定荷重のもとて1
00mm/分のスピードでサンプルを動かして引っ掻き
試験を行なった後、ioo倍の顕微鏡により、傷の有無
をチエツクしたものである。この結果によると、サンプ
ル(a)の防眩処理無しのフェース・パネル・ガラスで
は、80gの荷重まで傷が認められなかったのに対して
、サンプル(blに示す従来技術で説明したダイレクト
・エツチング法により防眩処理を行なったフェース・パ
ネル・ガラスでは、傷の発生が認められない限界荷重が
50gにまで低下してしまう。しかしながら、ダイレク
ト・エツチング法による防眩処理にイオン交換法による
強化処理を付加したこの発明によるフェース・パネル・
ガラス(2)、すなわちサンプル(c)に示すものは傷
の発生が認められない限界荷重が、サンプルta)のも
ののレベルにまで改善されることがわかる。 なお、上記実施例では、フェース・パネル・ガラス(2
)の外表面にダイレクト・エツチング法による防眩処理
を実施した後に、イオン交換処理法による圧縮応力層(
12)を形成したもので説明したが、この手順に限るも
のではなく、先にイオン交換処理法により圧縮応力層(
12)をフェース・パネル・ガラス(2)の外表面に形
成した後に、ダイレクト・エツチング法による防眩処理
を施しても差しつかえない。 〔発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば、フェース・プレート・
ガラスの外表面に、微細な凹凸を形成し、さらにフェー
ス・プレート・ガラスの外表面およびその近傍に圧縮応
力層を形成したものとしたので、見かけ上のガラスの表
面硬さが増して、製造工程中等でのフェース・プレート
・ガラスの外表面の傷の発生率が大幅に低下し、品位の
高い防眩処理形能極線管を得ることができる。
面への映り込みを防止した防眩処理形陰極線管に係り、
とくにフェース・パネル・ガラス表面の構造に関するも
のである。 〔従来の技術〕 第7図は従来の防眩処理を行なっていない陰極線管の例
を示すものである。同図において(11は陰極線管(2
)は陰極線・管11)におけるフェース・パネル・ガラ
スである。 上記フェース・パネル・ガラス(2)の外表面は第8図
に示すように非常に平滑な面を有している。そのため、
陰極線管(1)に映し出された映像を目視している際に
、周囲に、たとえば部屋の照明用のランプ(41等が配
置しであると、この外光としてのランプ(4)と陰極線
管(1)のフェース・パネル・ガラス(2) と視聴者
の目(3)の位置関係により、外光としてのランプ(4
)のフェース・プレート・ガラス(2)による正反射像
が視聴者の目(3)に入る。ガラス表面での正反射は垂
直入射に近い場合で4%にもなる。この外光の正反射成
分により、本来必要とする陰極線管(1)のフェース・
プレート・ガラス(2)の内面に設けた蛍光面(図示せ
ず)の発光による映像の読み取りに大きな悪影響を受け
、る、このような状悪で長時間、陰極線管(1)の映像
を目視することは目の疲労の原因にもなり、医学的にも
好ましくない。 このため、すでに第9図で示すような防眩処理形陰極線
管が開発されている。この陰極線管(りでは、フェース
・パネル・ガラス(2)の外表面に第1O図に示すよう
にlum以下の無数の微細な凹凸+l l)を形成しで
ある。この非常に微細な凹凸(II)により、たとえば
部屋の照明用のランプ(4)等からの外光は散乱されて
反射光は周囲に拡散するため、正反射像が視聴者の目(
3)に入らず、本来の陰極線管TI)の蛍光面の発光に
よる映像のみを見ることができ、正確な映像の読み取り
が可能となるうえ、長時間の映像目視のもとでも目の疲
労感が軽減される。なお、上記凹凸(11)の細かさは
、本来の陰極線管の蛍光面の発光による映像の解像度に
影響を及ぼさない程度に選定される。 このような防眩処理形陰極線管では、防眩処理は通常、
フェース・パネル・ガラス(2)の成形後、その内面に
蛍光面を形成する簡の段階で行なわれる。現在、広く行
なわれている防眩処理方法としてはダイレクト・エツチ
ング法という処理方法がある。 第11a図〜第11c図はこのダイレクト・エツチング
法によるフェース・パネル・ガラス外表面の防眩処理の
原理を示すものである。 フェース・パネル・ガラス(2)は、−・般に行なわれ
ているガラス・プレス工程および外表面研摩工程を経た
後、防眩処理が施こされる。まず第11a図で示すよう
に噴霧ノズル(5)によってカーボランダム等の研摩粉
(6)を含んだ空気もしくは水をフェース・パネル・ガ
ラス(2)の外表面に−・定条件で吹きつけ、研摩粉に
よる!細な傷痕(8)を外表面上に形成する。この後フ
ェース・パネル・ガラス(2)の外表面のみを第11b
図に示すエツチング槽(9)のエツチング液(10)の
中に ・定時間浸漬する。このエツチング液(lO)と
しては、通常、ガラスを溶解する弗酸(弗化水素Ni:
HF )が使用される。このエツチング液(10)によ
り研摩粉による傷痕(8)が滑らかに広げられ、第11
c図に示すようにフェース・パネル・ガラス(2)の外
表面に、lum以下の無数の微細な凹凸(11)が形成
され、防眩処理が終−rする。 (晶シα1 〔発明が解決しようとする ところで、ヒ述したような従来の防眩処理形陰極線管に
おいては、フェース・パネル・ガラス(2)の外表面に
無数の微細な凹凸が有るため、陰極線管の製造工程中で
の取り扱い中に、従来の平滑な外表面を有する陰極線管
に比べて非常に傷が入り易い欠点を有していた。これは
平滑な面に比べて凹凸の有る面の摩擦係数が大きく、種
々の物体と擦れた時に傷が入り易いものと考えられる。 とくに、この場合の傷は後で再研摩等の手法による毛直
しができにくいといった不具合がある。 この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、フェース・パネル・ガラスの外表面に無数の
1a細な凹凸を有していても、陰掘線管のy4造工程中
等でのフェース・パネル・ガラスの外表面に、傷が発生
するのを極力防止し得る防眩処理形陰極線管を提供する
ことを目的としてこの発明に係る防眩処理形陰極線管は
、フェース・プレート・ガラスの外表面に形成された微
細な凹凸と、上記フェース・プレート・ガラスの外表面
およびその近傍に形成された圧縮応力層とを備えたもの
である。 [作用] この発明における防眩処理形陰極線管はフェース・プレ
ート・ガラスの微細な凹凸を有する外表面およびその近
傍部分の深さ方向に圧縮応力層が設けられているので、
見かけ上ガラスの表面の硬さが増した状態となり、他の
物体の擦過による傷の発生に対する抵抗力が著しく向丘
し、傷の発生確率が大幅に低下する。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。 第1図はこの発明に係る防眩処理形陰極線管を示す概略
構成図である。 同図において、フェース・プレート・ガラス(2)の外
表面には、第2図に示すように無数の微細な凹凸(1り
が形成されている。さらに上記フェース・プレート・ガ
ラス(2)の外表面には、上記凹凸(11)の部分の深
さ方向にO〜50umの深さにわたって圧縮応力層(1
2)が設けられている。 この圧縮応力層(12)はイオン交換処理法により形成
されたものである。 第3a図〜第3c図はイオン交換処理のプロセスを示す
ものである。フェース・パネル・ガラス(2)の外表面
に上記従来例で説明したものと同様にダイレクト・エツ
チング法により、第3a図に示すような無数の微細な凹
凸(I l)を形成した後、このフェース・パネル・ガ
ラス(2)の外表面部を第3b図に示すように硝酸カリ
ウム(KNOs)の溶融塩(15)が満たされたイオン
交換処理槽(13)に浸漬する。このイオン交換処理槽
(13)は加熱ヒーター(14)により加熱されており
、硝酸カリウム(KNOiの溶融塩(15)は約400
℃に加熱されている。このような硝酸カリウム(KNO
3)の溶融塩(15)中にフェース・パネル・ガラス(
2)の外表面を数時間から約10時間程度浸漬しておく
と、イオン交換処理が行なわれ、第3c図に示すように
フェース・パネル・ガラス(2)の外表面の微細な凹凸
(11)から深さ方向に約50 umの厚さを有する圧
縮応力層(12)が形成される。この圧縮応力層(12
)の応力分布と深さはイオン交換の処理時間および処理
温度に依存する。 第4図はこのイオン交換法の原理を示す図である。フェ
ース・パネル・ガラス(2)は、通常二酸化硅素(Si
Os)、酸化ナトリウム(NaiO)、酸化カリウム(
xi O)等を主とし、その他多くの酸化物元素を含ん
だ原料を溶融して形成した非晶質の構造を有している。 これらのうち、ナトリウムイオン(Na”)とカリウム
イオン(Ko)にのみ着目して考える。いま、このフェ
ース・パネル・ガラス(2)の外表面を約400℃の高
温の硝酸カリウム(KNO,)の溶融塩に浸漬すると、
高温のためにイオンの動きが非常に活発となり、フェー
ス・パネル・ガラス(2)の外表面からナトリウムイオ
ン(Na”)が硝酸カリウム(KNOs)の溶融塩中に
飛び出し、そのナトリウムイオン(Na”)が抜けた空
孔に硝酸カリウム(KNOs)の溶融塩中のカリウムイ
オン(Ko)が入り込みイオンの交換が行なわれる。こ
の時、ナトリウムイオン(Na”)のイオン半径が0.
97人であるのに対してカリウムイオン(K″″)のイ
オン半径は1.33人と、かなり大きく、このため元素
ナトリウムイオン(Na”)が人っていた空孔にイオン
半径の大きなカリウムイオン(K+)が無理に納まるこ
とになる。この結果、イオン交換が活発に行なわれるフ
ェース・パネル・ガラス(2)の外表面に近い部分に強
い圧縮応力層(12)形成されるのである。 第5図はこのイオン交換法によりフェース・パネル・ガ
ラス(2)外表面部に形成された圧縮応力層(12)の
深さ方向の残留圧縮応力分布を示すものである。フェー
ス・パネル・ガラス(2)の外表面部では、実に200
00PS1の圧縮応力になっており、深さ方向にも約4
07um近くに達していることがわかる。この残留圧縮
応力の大きさおよび深さ方向の分布は、前述したように
イオン交換の処理条件(湿度と時間)で大きく変る。 このようにフェース・プレート・ガラス(2)の外表面
に設けられた微細な凹凸(11)の深さ方向に0〜50
p mの範囲で圧縮応力層(12)が形成されると、
その表面の圧縮力により、見かけ上、ガラスの表面硬さ
が増した状態となり、これが保護層として作用する。し
たがって、ダイレクト・エツチング法を用いて陰極線管
の防眩処理法を行なっても、製造工程中での取り扱い中
に、上記フェース・パネル・ガラス(2)に擦過傷がつ
くのを防止できる効果がある。 第6図はフェース・パネル・ガラス(2)の外表面の引
っ掻き試験の結果を示すものである。測定方法としては
、90°角錐のダイアモンド針をフェース・パネル・ガ
ラス(2)の外表面に垂直に当て、一定荷重のもとて1
00mm/分のスピードでサンプルを動かして引っ掻き
試験を行なった後、ioo倍の顕微鏡により、傷の有無
をチエツクしたものである。この結果によると、サンプ
ル(a)の防眩処理無しのフェース・パネル・ガラスで
は、80gの荷重まで傷が認められなかったのに対して
、サンプル(blに示す従来技術で説明したダイレクト
・エツチング法により防眩処理を行なったフェース・パ
ネル・ガラスでは、傷の発生が認められない限界荷重が
50gにまで低下してしまう。しかしながら、ダイレク
ト・エツチング法による防眩処理にイオン交換法による
強化処理を付加したこの発明によるフェース・パネル・
ガラス(2)、すなわちサンプル(c)に示すものは傷
の発生が認められない限界荷重が、サンプルta)のも
ののレベルにまで改善されることがわかる。 なお、上記実施例では、フェース・パネル・ガラス(2
)の外表面にダイレクト・エツチング法による防眩処理
を実施した後に、イオン交換処理法による圧縮応力層(
12)を形成したもので説明したが、この手順に限るも
のではなく、先にイオン交換処理法により圧縮応力層(
12)をフェース・パネル・ガラス(2)の外表面に形
成した後に、ダイレクト・エツチング法による防眩処理
を施しても差しつかえない。 〔発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば、フェース・プレート・
ガラスの外表面に、微細な凹凸を形成し、さらにフェー
ス・プレート・ガラスの外表面およびその近傍に圧縮応
力層を形成したものとしたので、見かけ上のガラスの表
面硬さが増して、製造工程中等でのフェース・プレート
・ガラスの外表面の傷の発生率が大幅に低下し、品位の
高い防眩処理形能極線管を得ることができる。
第1図はこの発明に係る防眩処理形能極線管を示す概略
構成図、第2図は第1図のもののIIの部分の拡大断面
図、第3a図ないし第3c図はイオン交換処理のプロセ
スを示す図、第4図はイオン交換法の原理を示す図、第
5図はイオン交換処理によるフェース・パネル・ガラス
の深さ方向の残留圧縮応力分布を示す特性図、第6図は
フェース・パネル・ガラスの引っ掻き試験結果を表にし
て示す図、第7図は従来の防眩処理を行なっていない陰
極線管を示す概略構成図、第8図は第7図のものの■の
部分の拡大断面図、第9図は従来の防眩処理形能極線管
を示す概略構成図、第10図第9図のもののXの部分の
拡大断面図、第11a図、第11b図および第11c図
はダイレクト・エツチング法によるフェース・パネル・
ガラスの外表面の防眩処理の原理を示す図である。 (2)・・・フェース・パネル・ガラス、F! 11・
・・凹凸、(12)・・・圧縮応力層。 なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。
構成図、第2図は第1図のもののIIの部分の拡大断面
図、第3a図ないし第3c図はイオン交換処理のプロセ
スを示す図、第4図はイオン交換法の原理を示す図、第
5図はイオン交換処理によるフェース・パネル・ガラス
の深さ方向の残留圧縮応力分布を示す特性図、第6図は
フェース・パネル・ガラスの引っ掻き試験結果を表にし
て示す図、第7図は従来の防眩処理を行なっていない陰
極線管を示す概略構成図、第8図は第7図のものの■の
部分の拡大断面図、第9図は従来の防眩処理形能極線管
を示す概略構成図、第10図第9図のもののXの部分の
拡大断面図、第11a図、第11b図および第11c図
はダイレクト・エツチング法によるフェース・パネル・
ガラスの外表面の防眩処理の原理を示す図である。 (2)・・・フェース・パネル・ガラス、F! 11・
・・凹凸、(12)・・・圧縮応力層。 なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。
Claims (1)
- (1)フェース・パネル・ガラスの外表面に形成された
無数の微細な凹凸と、上記フェース・パネル・ガラスの
外表面およびその近傍に形成された圧縮応力層とを具備
したことを特徴とする防眩処理形陰極線管。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63150508A JPH01319232A (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 防眩処理形陰極線管 |
| GB8912140A GB2221083B (en) | 1988-06-17 | 1989-05-26 | Low-glare cathode-ray tube and method for producing the same |
| KR1019890007785A KR910009663B1 (ko) | 1988-06-17 | 1989-06-07 | 눈부심차폐처리형 음극선관 |
| DE3918744A DE3918744A1 (de) | 1988-06-17 | 1989-06-08 | Blendarme kathodenstrahlroehre und verfahren zu deren herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63150508A JPH01319232A (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 防眩処理形陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01319232A true JPH01319232A (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=15498399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63150508A Pending JPH01319232A (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 防眩処理形陰極線管 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01319232A (ja) |
| KR (1) | KR910009663B1 (ja) |
| DE (1) | DE3918744A1 (ja) |
| GB (1) | GB2221083B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1125900A1 (en) | 2000-02-10 | 2001-08-22 | Sony Corporation | Glass panel for cathode ray tube, cathode ray tube employing this glass panel and method for producing cathode ray tube |
| US6607999B2 (en) | 2000-02-17 | 2003-08-19 | Hoya Corporation | Glass for cathode-ray tube, strengthened glass, method for the production thereof and use thereof |
| JP2020073456A (ja) * | 2014-05-20 | 2020-05-14 | コーニング インコーポレイテッド | 耐キズガラス及び作製方法 |
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| KR940001242A (ko) * | 1992-06-09 | 1994-01-11 | 박경팔 | 음극선관용 코팅조성물 및 이를 사용한 음극선관 |
| KR100453742B1 (ko) * | 1997-06-25 | 2004-12-30 | 삼성코닝 주식회사 | 경량음극선관 |
| KR20010063386A (ko) * | 1999-12-22 | 2001-07-09 | 박영구 | 음극선관용 전면유리 |
| KR20020080254A (ko) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 음극선관용 유리벌브 및 음극선관 |
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| CN104321289B (zh) | 2011-11-10 | 2017-04-19 | 康宁股份有限公司 | 玻璃的酸强化 |
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|---|---|---|---|---|
| GB1035035A (en) * | 1962-03-21 | 1966-07-06 | Telefunken Patent | Implosion protective device for cathode-ray tubes |
| DE1439594A1 (de) * | 1962-04-16 | 1968-11-14 | Telefunken Patent | Verfahren zur Aufrauhung der Oberflaeche eines glasartigen Materials |
| BE648331A (ja) * | 1963-05-24 | |||
| GB1055126A (en) * | 1964-02-24 | 1967-01-18 | Ici Ltd | Treatment of glass |
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| JPS4837854B1 (ja) * | 1969-07-28 | 1973-11-14 | ||
| US3898509A (en) * | 1970-09-28 | 1975-08-05 | Rca Corp | Cathode-ray tube having lithium silicate glare-reducing coating with reduced light transmission and method of fabrication |
| NL7705731A (nl) * | 1977-05-25 | 1978-11-28 | Philips Nv | Kathodestraalbuis. |
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| US4563612A (en) * | 1984-06-25 | 1986-01-07 | Rca Corporation | Cathode-ray tube having antistatic silicate glare-reducing coating |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP63150508A patent/JPH01319232A/ja active Pending
-
1989
- 1989-05-26 GB GB8912140A patent/GB2221083B/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-07 KR KR1019890007785A patent/KR910009663B1/ko not_active Expired
- 1989-06-08 DE DE3918744A patent/DE3918744A1/de not_active Ceased
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| US11034611B2 (en) | 2014-05-20 | 2021-06-15 | Corning Incorporated | Scratch resistant glass and method of making |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3918744A1 (de) | 1989-12-28 |
| KR900000958A (ko) | 1990-01-31 |
| KR910009663B1 (ko) | 1991-11-25 |
| GB2221083B (en) | 1992-09-02 |
| GB2221083A (en) | 1990-01-24 |
| GB8912140D0 (en) | 1989-07-12 |
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