JPH0133105B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0133105B2 JPH0133105B2 JP57157921A JP15792182A JPH0133105B2 JP H0133105 B2 JPH0133105 B2 JP H0133105B2 JP 57157921 A JP57157921 A JP 57157921A JP 15792182 A JP15792182 A JP 15792182A JP H0133105 B2 JPH0133105 B2 JP H0133105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibiotic
- akmycin
- culture
- reaction
- akmimycin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/20—Carbocyclic rings
- C07H15/22—Cyclohexane rings, substituted by nitrogen atoms
- C07H15/222—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms
- C07H15/224—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with only one saccharide radical directly attached to the cyclohexyl radical, e.g. destomycin, fortimicin, neamine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oncology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
本発明は新規抗生物質アクミマイシン
(Acmimycin)またはその酸付加塩およびその製
造法に関する。 本発明者らは新規なアミノ糖抗生物質の探索を
目的として種々の放線菌を純粋に分離し、その生
産する代謝産物について研究を続けた結果、山口
県美称郡秋芳町の畑土壌から分離した放線菌
AC4559株の培養物中にグラム陽性菌およびグラ
ム陰性菌に対して抗菌活性を有する物質が産生さ
れることを見い出した。ついで、該培養物から該
有効物質を分離、精製し、その理化学的性質を調
べた結果、後記の如き諸性質を有することが判つ
た。このような理化学的性質を有する物質は他に
見当らないことから、この物質を抗生物質アクミ
マイシンと命名することにした。本発明はかゝる
知見に基いて完成されたものである。 本発明は後記の理化学的性質を有する抗生物質
アクミマイシンまたはその酸付加塩およびストレ
プトミセス属に属する抗生物質アクミマイシン生
産菌を培地に培養して培養物中に抗生物質アクミ
マイシンを蓄積せしめ、該培養物から抗生物質ア
クミマイシンを採取することを特徴とする抗生物
質アクミマイシンまたはその酸付加塩の製造法で
ある。 本抗生物質アクミマイシン生産菌は、ストレプ
トミセス属に属するが、例えば本発明者らが分離
したストレプトミセス属に属する菌株AC4559は
本発明に最も有効に使用される菌株の一例であつ
て、本菌株の菌学的性質を示すと次の通りであ
る。 a 形態的特徴 AC4559株はスターチ・無機塩寒天培地
(ISP培地4)〔Inter.J.System.Bacteriol.、16、
313〜340(1966)〕上で27℃、10〜14日間培養
し、観察した所見は次の通りである。尚、オー
トミール寒天培地(ISP培地3)およびベネツ
ト氏寒天培地上においてもほゞ同様な形態が観
察された。 基生菌糸は曲線状で、分枝を伴つて伸長し、
直径0.4〜0.5μで、菌糸の分裂や胞子の着生は
ない。基生菌糸より生じた気菌糸は曲線状で単
純分岐をなして伸長し、直径0.4〜0.6μであり、
多数の連鎖した胞子を形成する。胞子の連鎖は
螺旋を呈し、ゆるく2〜4回巻いたものが多
い。胞子の形は短桿形ないし卵形で、大きさは
0.4〜0.6×0.6〜1.0μであり、その表面は平滑で
ある。鞭毛胞子や胞子のうは形成しない。 b 次の各培地における生育状態 各培地上で27℃、14日間培養し、観察した所
見は第1表の通りである。色の表示はColor
Harmony Manual第4版1958年(Container
Corporation of America)による色の分類に
従つた。
(Acmimycin)またはその酸付加塩およびその製
造法に関する。 本発明者らは新規なアミノ糖抗生物質の探索を
目的として種々の放線菌を純粋に分離し、その生
産する代謝産物について研究を続けた結果、山口
県美称郡秋芳町の畑土壌から分離した放線菌
AC4559株の培養物中にグラム陽性菌およびグラ
ム陰性菌に対して抗菌活性を有する物質が産生さ
れることを見い出した。ついで、該培養物から該
有効物質を分離、精製し、その理化学的性質を調
べた結果、後記の如き諸性質を有することが判つ
た。このような理化学的性質を有する物質は他に
見当らないことから、この物質を抗生物質アクミ
マイシンと命名することにした。本発明はかゝる
知見に基いて完成されたものである。 本発明は後記の理化学的性質を有する抗生物質
アクミマイシンまたはその酸付加塩およびストレ
プトミセス属に属する抗生物質アクミマイシン生
産菌を培地に培養して培養物中に抗生物質アクミ
マイシンを蓄積せしめ、該培養物から抗生物質ア
クミマイシンを採取することを特徴とする抗生物
質アクミマイシンまたはその酸付加塩の製造法で
ある。 本抗生物質アクミマイシン生産菌は、ストレプ
トミセス属に属するが、例えば本発明者らが分離
したストレプトミセス属に属する菌株AC4559は
本発明に最も有効に使用される菌株の一例であつ
て、本菌株の菌学的性質を示すと次の通りであ
る。 a 形態的特徴 AC4559株はスターチ・無機塩寒天培地
(ISP培地4)〔Inter.J.System.Bacteriol.、16、
313〜340(1966)〕上で27℃、10〜14日間培養
し、観察した所見は次の通りである。尚、オー
トミール寒天培地(ISP培地3)およびベネツ
ト氏寒天培地上においてもほゞ同様な形態が観
察された。 基生菌糸は曲線状で、分枝を伴つて伸長し、
直径0.4〜0.5μで、菌糸の分裂や胞子の着生は
ない。基生菌糸より生じた気菌糸は曲線状で単
純分岐をなして伸長し、直径0.4〜0.6μであり、
多数の連鎖した胞子を形成する。胞子の連鎖は
螺旋を呈し、ゆるく2〜4回巻いたものが多
い。胞子の形は短桿形ないし卵形で、大きさは
0.4〜0.6×0.6〜1.0μであり、その表面は平滑で
ある。鞭毛胞子や胞子のうは形成しない。 b 次の各培地における生育状態 各培地上で27℃、14日間培養し、観察した所
見は第1表の通りである。色の表示はColor
Harmony Manual第4版1958年(Container
Corporation of America)による色の分類に
従つた。
【表】
c 次の各生理的性質
(1) 生育温度範囲 ;16〜33℃
(2) ゼラチンの液化 ;陽性
(3) スターチの加水分解;陽性
(4) 脱脂牛乳の凝固;陰性
脱脂牛乳のペプトン化 ;陽性
(5) メラニン様色素の生成;チロシン寒天培地
およびペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地上
で陰性 d 次の炭素源の同化性(+;陽性、−;陰性) L−アラビノース;− D−マンニトール;− D−フラクトース;− ラフイノース ;− D−グルコース ;+ L−ラムロース ;− シユクロース ;− D−キシロース ;+ イノシトール;− e 菌体組成 B.Beckerらの方法〔Appl.Microbiol.、12、
421〜423(1964)〕により分析したジアミノピメ
リン酸はLL−型が検出された。 以上の菌学的性質から、本AC4559株は真性の
基性菌糸より多数の胞子の連鎖を有する気菌糸を
形成し、ジアミノピメリン酸がLL−型であり、
鞭毛胞子や胞子のうを形成しないなどの特徴的性
質を有することより判断すると、ストレプトミセ
ス属に属する菌株であることは明らかである。よ
つて、本菌株をストレプトミセス・エス・ピー
(Streptomyces sp.)AC4559と称することにし
た。尚、本菌株は工業技術院微生物工業技術研究
所に受託番号微工研菌寄第6645号(FERM P−
6645)として寄託されている。 以上、抗生物質アクミマイシン生産菌について
説明したが、放線菌の一般的性状として菌学上の
性質は極めて変異し易く、一定したものではな
く、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射、
放射線照射または変異誘導剤例えば、N−メチル
−N−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチル
メタンスルホネートなどを用いる人工的変異手段
により変異することは周知の事実であり、このよ
うな人工的変異株は勿論、自然変異株も含め、ス
トレプトミセス属に属し、抗生物質アクミマイシ
ンを生産する能力を有する菌株は、すべて本発明
に使用することができる。 本発明においては、先ずストレプトミセス属に
属する抗生物質アクミマイシン生産菌が適当な培
地に培養される。本菌の培養においては通常放線
菌の培養法が一般に用いられる。培地としては微
生物が同化し得る炭素源、消化し得る窒素源、さ
らには、必要に応じ、無機塩などを含有させた栄
養倍地が使用される。同化し得る炭素源として
は、グルコース、フラクトース、ガラクトース、
マンノース、グリセリン、糖蜜、澱粉、デキスト
リン、コーンスチーブ・リカー、有機酸などが単
独または組合せて用いられる。消化し得る窒素源
としては、フアーマ・メデイア、ペプトン、肉エ
キス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・
スチーブ・リカー、綿実粕、カゼイン、大豆蛋白
分解物、アミノ酸、尿素などの有機窒素源、硝酸
塩、アンモニウム塩などの無機窒素化合物が単独
または組合せて用いられる。その他、必要に応
じ、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩、リン酸塩などの無機塩類が添加
される。さらに、必要に応じて、微量栄養素、発
育促進物質などを適当に添加してもよい。 培養は通常振とうまたは通気撹拌培養などの好
気的条件下で行うのがよい。工業的には深部通気
撹拌培養が好ましい。培地のPHはやゝ酸性ないし
中性附近で培養を行うのが好ましい。培養温度は
通常22〜32℃付近に保つのがよい。培養時間は液
体培養の場合、通常2〜5日培養を行うと本抗生
物質が生成、蓄積される。好ましくは培養物中の
本抗生物質の蓄積量が最大に達したときに培養を
終了すればよい。これらの培地組成、培地の液
性、培養温度、撹拌速度、通気量などの培養条件
は使用する菌株の種類や外部の条件などに応じて
好ましい結果が得られるように適宜調節、選択さ
れることは言うまでもない。液体培養において発
泡があるときは、シリコン油、植物油、界面活性
剤などの消泡剤を適宜使用される。 このようにして得られた培養物中に蓄積された
本抗生物質は主として培養液中に含有されるの
で、培養物を過補助剤、例えばセライト、パー
ライト、ハイフロースーパーセルなどを加えて
過するか、または遠心分離して培養液と菌体と
に分離し、その培養液から本抗生物質を採取す
るのが有利である。 培養液から本抗生物質を分離、精製するため
には、アミノ糖抗生物質を分離する技術の分野で
知られた種々の方法で行い得る。例えば陽イオン
交換樹脂または他の固体吸着剤を用いるクロマト
グラフイーのような方法によつて培養液から分離
できる。好ましくは、培養液をPH7に調節し、
アンバーライトIRC−50、CG−50などの弱酸性
陽イオン交換樹脂、最も好ましくはアンモニウム
型を用いるクロマトグラフイーによる方法あるい
はCM−セルロースなどのイオン交換セルロー
ス、CM−セフアデツクスなどのイオン交換セフ
アデツクスなどを用いるクロマトグラフイーによ
る方法である。次いで吸着された本抗生物質を弱
塩基の溶出剤、例えば希薄な水酸化アンモニウム
溶液で、必要に応じその濃度を順序変えて、溶出
すればよい。このようにして得られた溶出液を同
一成分を含むフラクシヨンを合せ、濃縮または凍
結乾燥して抗生物質アクミマイシンを得ることが
できる。 さらに、精製を必要とする場合には、上記のク
ロマトグラフイーを繰り返し行うことにより分
離、精製できる。 このようにして得られた抗生物質アクミマイシ
ンは塩基性物質であるから、公知の方法により酸
付加塩を形成し得る。このような塩としては、医
薬的に許容し得る非毒性塩が挙げられる。例えば
塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸との酸付加塩、
酢酸、プロピオン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石
酸、クエン酸、L−グルタミン酸、L−アスパラ
ギン酸などの有機酸との酸付加塩である。 次に、本抗生物質アクミマイシンの理化学的性
質および生物学的性質について述べる。 理化学的性質 元素分析値;C15H26N2O7・1 1/2H2Oと
して C% H% N% 実測値 48.36 7.32 7.86 理論値 48.26 7.77 7.51 分子量;346(フアースト・アトム・ボンバ
ードメント・マススペクトルより)、 融点;123℃(分解) 比旋光度;〔α〕24 D+44.2゜(C=1、水) 紫外部吸収スペクトル;水溶液で220〜
360nmに特徴的な極大吸収を示さず、末端
吸収を示すのみである。 赤外部吸収スペクトル(KBr法);第1図
の通りであつて、3400、2900、1675、1455、
1350、1235、1060cm-1付近の各波長に吸収帯
を有する。 核磁気共鳴スペクトル(炭素核、D2O中
25MHzにてジオキサンを内部基準として測
定);150.5、103.3、95.3、89.4、71.6、70.2、
66.8、66.2、62.0、60.7、59.4、56.1、31.5、
31.5および21.7ppmにシグナルを有する。 核磁気共鳴スペクトル(水素核、D2O中
100MHz、内部基準DSS);第2図の通り、 溶剤に対する溶解性;水に可溶、メタノー
ルなどの低級アルコールに微溶、アセトン、
ベンゼン、酢酸エチルに不溶、 呈色反応;ニンヒドリン反応、過マンガン
酸カリウム脱色反応は陽性、エルソンモルガ
ン反応、坂口反応は陰性、 塩基性、酸性、中性の区別;塩基性、 物質の色;淡黄色 シリカゲル薄層クロマトグラフイー(メル
ク社製Art5735); Rf=0.73〔クロロホルム−メタノール−14
%アンモニア水(1:2:1)〕 Rf=0.77〔クロロホルム−メタノール−28
%アンモニア水(2:3:2)〕 本抗生物質アクミマイシンと類似する抗生物
質としてはアクチノスペクタシン(スペクチノ
マイシン)〔Antbiotics and
Chemotherapy.11、118〜122(1961)、特公昭39
−2993号、特開昭48−18489号〕が挙げられる
が、上記の理化学的性質より本抗生物質アクミ
マイシンは新規な抗生物質であることから明ら
かであり、その平面構造としては次の化学構造
式が推定される。 生物学的性質 抗菌スペクトル 抗生物質アクミマイシンの寒天稀釈法によ
る微生物生育最少阻子濃度(MIC)(μg/
ml)は第2表の通りである。 第2表 試験菌 MIC Staph.aureus ATCC6538P 100 〃 〃 MS27 100 〃 〃 0199 >100 〃 epidermidis sp−al−1 50 Stret.pyogenes N.Y.5 3.1 Bacillus subtilis ATCC6633 25 E.coli NIHJ−JC2 50 E.coli W3630 25 E.coli W3630RGH14 >100 Cit.freundii GN346 >100 Kleb.pneumoniae ATCC10031 12.5 Salm.enteritidis Gaerner 25 Shigella sonnei E33 25 Proteus morganii 0239 >100 〃 rettgeri ACR 100 Enterobac.aerogenes 0655 >100 〃 cloacae GN336 50 Serratia marcescens 25 Pseudo.aeruginosa IAM1095 >100 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、これにより本発明を限定するもので
はない。 実施例 500ml容三角フラスコにグルコース1%、デキ
ストリン1%、カゼイン分解物0.5%、酵母エキ
ス0.5%、炭酸カルシウム0.1%を含む液体培養
(PH7.0)100mlを分注し、120℃で20分間滅菌した
後、各培地10本にストレプトミセス・エス・ピー
AC4559の斜面寒天培地に培養した1白金耳を接
種し、30℃で72時間回転振とう培養機上で振とう
培養して種母を得た。 30容ジヤー・フアーメンターにデキストリン
5%、グルコース0.5%、大豆粉3%、炭酸カル
シウム0.7%、塩化コバルト1.3ppmを含む液体培
地(PH7.0)20を仕込み、加熱滅菌した後、上
記の種母約1を移植し、30℃で96時間、撹拌速
度200r.p.m.、通気量15/分の条件下で通気撹
拌培養して培養物19を得た。 この培養物を過し、得られた培養液をアン
バーライトIRC−50(ローム・アンド・ハース社
製)(アンモニウム型)1のカラムにチヤージ
し、水洗した後、2Nアンモニア水3で溶出し
た。全溶出液を10mlまで減圧濃縮し、濃縮液をPH
7.0に調節した後、CM−セフアデツクスC−25
(フアルマシア・フアイン・ケミカル社製)(アン
モニウム型)200mlのカラムにチヤージした。水
洗した後、0から0.1Nの直線型濃度勾配による
アンモニア水2で溶出した。溶出液は20mlづつ
分画し、各分画はクロロホルム−メタノール−14
%アンモニア水(1:2:1)を展開溶媒とする
シリカゲル(メルク社製Art5735)薄層クロマト
グラフイーにより追跡し、ニンヒドリン発色によ
り抗生物質アクミマイシンを確認した。35〜45画
分がアクミマイシンのみを含有したので、この画
分を集めて減圧濃縮し、次いで凍結乾燥して抗生
物質アクミマイシン100mgを得た。
およびペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地上
で陰性 d 次の炭素源の同化性(+;陽性、−;陰性) L−アラビノース;− D−マンニトール;− D−フラクトース;− ラフイノース ;− D−グルコース ;+ L−ラムロース ;− シユクロース ;− D−キシロース ;+ イノシトール;− e 菌体組成 B.Beckerらの方法〔Appl.Microbiol.、12、
421〜423(1964)〕により分析したジアミノピメ
リン酸はLL−型が検出された。 以上の菌学的性質から、本AC4559株は真性の
基性菌糸より多数の胞子の連鎖を有する気菌糸を
形成し、ジアミノピメリン酸がLL−型であり、
鞭毛胞子や胞子のうを形成しないなどの特徴的性
質を有することより判断すると、ストレプトミセ
ス属に属する菌株であることは明らかである。よ
つて、本菌株をストレプトミセス・エス・ピー
(Streptomyces sp.)AC4559と称することにし
た。尚、本菌株は工業技術院微生物工業技術研究
所に受託番号微工研菌寄第6645号(FERM P−
6645)として寄託されている。 以上、抗生物質アクミマイシン生産菌について
説明したが、放線菌の一般的性状として菌学上の
性質は極めて変異し易く、一定したものではな
く、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射、
放射線照射または変異誘導剤例えば、N−メチル
−N−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチル
メタンスルホネートなどを用いる人工的変異手段
により変異することは周知の事実であり、このよ
うな人工的変異株は勿論、自然変異株も含め、ス
トレプトミセス属に属し、抗生物質アクミマイシ
ンを生産する能力を有する菌株は、すべて本発明
に使用することができる。 本発明においては、先ずストレプトミセス属に
属する抗生物質アクミマイシン生産菌が適当な培
地に培養される。本菌の培養においては通常放線
菌の培養法が一般に用いられる。培地としては微
生物が同化し得る炭素源、消化し得る窒素源、さ
らには、必要に応じ、無機塩などを含有させた栄
養倍地が使用される。同化し得る炭素源として
は、グルコース、フラクトース、ガラクトース、
マンノース、グリセリン、糖蜜、澱粉、デキスト
リン、コーンスチーブ・リカー、有機酸などが単
独または組合せて用いられる。消化し得る窒素源
としては、フアーマ・メデイア、ペプトン、肉エ
キス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・
スチーブ・リカー、綿実粕、カゼイン、大豆蛋白
分解物、アミノ酸、尿素などの有機窒素源、硝酸
塩、アンモニウム塩などの無機窒素化合物が単独
または組合せて用いられる。その他、必要に応
じ、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩、リン酸塩などの無機塩類が添加
される。さらに、必要に応じて、微量栄養素、発
育促進物質などを適当に添加してもよい。 培養は通常振とうまたは通気撹拌培養などの好
気的条件下で行うのがよい。工業的には深部通気
撹拌培養が好ましい。培地のPHはやゝ酸性ないし
中性附近で培養を行うのが好ましい。培養温度は
通常22〜32℃付近に保つのがよい。培養時間は液
体培養の場合、通常2〜5日培養を行うと本抗生
物質が生成、蓄積される。好ましくは培養物中の
本抗生物質の蓄積量が最大に達したときに培養を
終了すればよい。これらの培地組成、培地の液
性、培養温度、撹拌速度、通気量などの培養条件
は使用する菌株の種類や外部の条件などに応じて
好ましい結果が得られるように適宜調節、選択さ
れることは言うまでもない。液体培養において発
泡があるときは、シリコン油、植物油、界面活性
剤などの消泡剤を適宜使用される。 このようにして得られた培養物中に蓄積された
本抗生物質は主として培養液中に含有されるの
で、培養物を過補助剤、例えばセライト、パー
ライト、ハイフロースーパーセルなどを加えて
過するか、または遠心分離して培養液と菌体と
に分離し、その培養液から本抗生物質を採取す
るのが有利である。 培養液から本抗生物質を分離、精製するため
には、アミノ糖抗生物質を分離する技術の分野で
知られた種々の方法で行い得る。例えば陽イオン
交換樹脂または他の固体吸着剤を用いるクロマト
グラフイーのような方法によつて培養液から分離
できる。好ましくは、培養液をPH7に調節し、
アンバーライトIRC−50、CG−50などの弱酸性
陽イオン交換樹脂、最も好ましくはアンモニウム
型を用いるクロマトグラフイーによる方法あるい
はCM−セルロースなどのイオン交換セルロー
ス、CM−セフアデツクスなどのイオン交換セフ
アデツクスなどを用いるクロマトグラフイーによ
る方法である。次いで吸着された本抗生物質を弱
塩基の溶出剤、例えば希薄な水酸化アンモニウム
溶液で、必要に応じその濃度を順序変えて、溶出
すればよい。このようにして得られた溶出液を同
一成分を含むフラクシヨンを合せ、濃縮または凍
結乾燥して抗生物質アクミマイシンを得ることが
できる。 さらに、精製を必要とする場合には、上記のク
ロマトグラフイーを繰り返し行うことにより分
離、精製できる。 このようにして得られた抗生物質アクミマイシ
ンは塩基性物質であるから、公知の方法により酸
付加塩を形成し得る。このような塩としては、医
薬的に許容し得る非毒性塩が挙げられる。例えば
塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸との酸付加塩、
酢酸、プロピオン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石
酸、クエン酸、L−グルタミン酸、L−アスパラ
ギン酸などの有機酸との酸付加塩である。 次に、本抗生物質アクミマイシンの理化学的性
質および生物学的性質について述べる。 理化学的性質 元素分析値;C15H26N2O7・1 1/2H2Oと
して C% H% N% 実測値 48.36 7.32 7.86 理論値 48.26 7.77 7.51 分子量;346(フアースト・アトム・ボンバ
ードメント・マススペクトルより)、 融点;123℃(分解) 比旋光度;〔α〕24 D+44.2゜(C=1、水) 紫外部吸収スペクトル;水溶液で220〜
360nmに特徴的な極大吸収を示さず、末端
吸収を示すのみである。 赤外部吸収スペクトル(KBr法);第1図
の通りであつて、3400、2900、1675、1455、
1350、1235、1060cm-1付近の各波長に吸収帯
を有する。 核磁気共鳴スペクトル(炭素核、D2O中
25MHzにてジオキサンを内部基準として測
定);150.5、103.3、95.3、89.4、71.6、70.2、
66.8、66.2、62.0、60.7、59.4、56.1、31.5、
31.5および21.7ppmにシグナルを有する。 核磁気共鳴スペクトル(水素核、D2O中
100MHz、内部基準DSS);第2図の通り、 溶剤に対する溶解性;水に可溶、メタノー
ルなどの低級アルコールに微溶、アセトン、
ベンゼン、酢酸エチルに不溶、 呈色反応;ニンヒドリン反応、過マンガン
酸カリウム脱色反応は陽性、エルソンモルガ
ン反応、坂口反応は陰性、 塩基性、酸性、中性の区別;塩基性、 物質の色;淡黄色 シリカゲル薄層クロマトグラフイー(メル
ク社製Art5735); Rf=0.73〔クロロホルム−メタノール−14
%アンモニア水(1:2:1)〕 Rf=0.77〔クロロホルム−メタノール−28
%アンモニア水(2:3:2)〕 本抗生物質アクミマイシンと類似する抗生物
質としてはアクチノスペクタシン(スペクチノ
マイシン)〔Antbiotics and
Chemotherapy.11、118〜122(1961)、特公昭39
−2993号、特開昭48−18489号〕が挙げられる
が、上記の理化学的性質より本抗生物質アクミ
マイシンは新規な抗生物質であることから明ら
かであり、その平面構造としては次の化学構造
式が推定される。 生物学的性質 抗菌スペクトル 抗生物質アクミマイシンの寒天稀釈法によ
る微生物生育最少阻子濃度(MIC)(μg/
ml)は第2表の通りである。 第2表 試験菌 MIC Staph.aureus ATCC6538P 100 〃 〃 MS27 100 〃 〃 0199 >100 〃 epidermidis sp−al−1 50 Stret.pyogenes N.Y.5 3.1 Bacillus subtilis ATCC6633 25 E.coli NIHJ−JC2 50 E.coli W3630 25 E.coli W3630RGH14 >100 Cit.freundii GN346 >100 Kleb.pneumoniae ATCC10031 12.5 Salm.enteritidis Gaerner 25 Shigella sonnei E33 25 Proteus morganii 0239 >100 〃 rettgeri ACR 100 Enterobac.aerogenes 0655 >100 〃 cloacae GN336 50 Serratia marcescens 25 Pseudo.aeruginosa IAM1095 >100 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、これにより本発明を限定するもので
はない。 実施例 500ml容三角フラスコにグルコース1%、デキ
ストリン1%、カゼイン分解物0.5%、酵母エキ
ス0.5%、炭酸カルシウム0.1%を含む液体培養
(PH7.0)100mlを分注し、120℃で20分間滅菌した
後、各培地10本にストレプトミセス・エス・ピー
AC4559の斜面寒天培地に培養した1白金耳を接
種し、30℃で72時間回転振とう培養機上で振とう
培養して種母を得た。 30容ジヤー・フアーメンターにデキストリン
5%、グルコース0.5%、大豆粉3%、炭酸カル
シウム0.7%、塩化コバルト1.3ppmを含む液体培
地(PH7.0)20を仕込み、加熱滅菌した後、上
記の種母約1を移植し、30℃で96時間、撹拌速
度200r.p.m.、通気量15/分の条件下で通気撹
拌培養して培養物19を得た。 この培養物を過し、得られた培養液をアン
バーライトIRC−50(ローム・アンド・ハース社
製)(アンモニウム型)1のカラムにチヤージ
し、水洗した後、2Nアンモニア水3で溶出し
た。全溶出液を10mlまで減圧濃縮し、濃縮液をPH
7.0に調節した後、CM−セフアデツクスC−25
(フアルマシア・フアイン・ケミカル社製)(アン
モニウム型)200mlのカラムにチヤージした。水
洗した後、0から0.1Nの直線型濃度勾配による
アンモニア水2で溶出した。溶出液は20mlづつ
分画し、各分画はクロロホルム−メタノール−14
%アンモニア水(1:2:1)を展開溶媒とする
シリカゲル(メルク社製Art5735)薄層クロマト
グラフイーにより追跡し、ニンヒドリン発色によ
り抗生物質アクミマイシンを確認した。35〜45画
分がアクミマイシンのみを含有したので、この画
分を集めて減圧濃縮し、次いで凍結乾燥して抗生
物質アクミマイシン100mgを得た。
第1図は抗生物質アクミマイシンの赤外部吸収
スペクトル、第2図は抗生物質アクミマイシンの
核磁気共鳴スペクトル(水素核)を示す。
スペクトル、第2図は抗生物質アクミマイシンの
核磁気共鳴スペクトル(水素核)を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の理化学的性質を有する抗生物質アクミマ
イシンまたはその酸付加塩。 元素分析〔C15H26N2O7・1 1/2H2Oとして〕 C% H% N% 実測値 48.36 7.32 7.86 理論値 48.26 7.77 7.51 分子量;346(マススペクトルより)、 融点;123℃(分解)、 比旋光度;〔α〕24 D+44.2゜(C=1、水) 紫外線吸収スペクトル;水溶液で220〜360nmに
特徴的な極大吸収を示さず、末端吸収を示すの
みである。 赤外線吸収スペクトル;第1図の通り、 溶剤に対する溶解性;水に可溶、メタノールなど
の低級アルコールに微溶、アセトン、ベンゼ
ン、酢酸エチルに不溶、 呈色反応;ニンヒドリン反応、過マンガン酸カリ
ウム脱色反応は陽性、エルソンモルガン反応、
坂口反応は陰性、 塩基性、酸性、中性の区別;塩基性、 物質の色;淡黄色。 2 ストレプトミセス属に属する抗生物書アクミ
マイシン生産菌を培地に培養して培養物中に抗生
物質アクミマイシンを蓄積せしめ、該培養物から
抗生物質アクミマイシンを採取することを特徴と
する抗生物質アクミマイシンまたはその酸付加塩
の製造法。 3 抗生物質アクミマイシン生産菌がストレプト
ミセス・エス・ピーAC4559(FERMP−6645)で
ある特許請求の範囲第2項記載の製造法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57157921A JPS5945890A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 新規抗生物質アクミマイシンおよびその製造法 |
| CH4911/83A CH658861A5 (de) | 1982-09-09 | 1983-09-08 | Antibiotikum acmimycin und verfahren zu seiner herstellung. |
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| FR8314318A FR2532950B1 (fr) | 1982-09-09 | 1983-09-08 | Nouvel antibiotique acmimycine et sa production |
| US06/530,668 US4517296A (en) | 1982-09-09 | 1983-09-09 | Antibiotic acmimycin and its production |
| GB08324134A GB2127019B (en) | 1982-09-09 | 1983-09-09 | The novel antibiotic acmimycin and a process for the preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP57157921A JPS5945890A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 新規抗生物質アクミマイシンおよびその製造法 |
Publications (2)
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| JPS5945890A JPS5945890A (ja) | 1984-03-14 |
| JPH0133105B2 true JPH0133105B2 (ja) | 1989-07-11 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1983-09-09 GB GB08324134A patent/GB2127019B/en not_active Expired
- 1983-09-09 US US06/530,668 patent/US4517296A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
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| KR102190829B1 (ko) * | 2019-07-12 | 2020-12-15 | 이규상 | 유희용 볼링 기구 |
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