JPH0133218B2 - - Google Patents
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- JPH0133218B2 JPH0133218B2 JP56100030A JP10003081A JPH0133218B2 JP H0133218 B2 JPH0133218 B2 JP H0133218B2 JP 56100030 A JP56100030 A JP 56100030A JP 10003081 A JP10003081 A JP 10003081A JP H0133218 B2 JPH0133218 B2 JP H0133218B2
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Description
この発明は、荷電部と、粒状誘電体を充填した
流動集塵層とよりなる新規な電気集塵器に関す
る。 従来から用いられているガス平行形電気集塵器
(コツトレル型集塵器)は荷電部と集塵部とが分
離されていなかつた。つまり、集塵機構の中に、
荷電部と集塵部とが合体共存していた。 従来の集塵器は、広い集塵極板を平行に並べ、
この間に細い放電線を多数平行に垂下した構造に
なつている。 そして、集塵極を接地し、放電線に負の高電圧
を印加する。放電線の近傍では、電場が大きいの
で、コロナ放電が起る。粉塵はコロナ放電により
イオン化され、負に帯電し、クーロン力により集
塵極板に引寄せられ、これに附着する。 加える電場が大きすぎると、放電線の近傍でア
ーク放電が起る。こうなると空間短絡現象が起き
粉塵がイオン化されなくなる。 このように、電圧をある程度以上にする事がで
きない。 ところが、イオン化される確率、イオン化され
た場合の電荷量は、電場Eに比例する。また、イ
オン化された粉塵が集塵極へと引寄せられる速度
も電場Eに比例する。結局、集塵作用は電場Eの
2乗に比例するわけである。 しかし、電圧にはある上限があるから、電場を
あまり上げることは好ましくない。 この為、従来の集塵器は、長い集塵距離を設け
なければならなかつた。集塵極板間の間隔を狭く
すれば、集塵作用は強化されるが、面積の広い極
板を平行に保ち、さらにこの間に放電線があるか
ら、極板距離の最小は0.1m程度である。 具体例をあげる。 工業用ガス平行形電気集塵器では一般に、 ガス速度 1m/sec以下 ガス滞留時間 4〜10sec (集塵器の長さの函数となる) 両極極板距離 0.1〜0.125m である。処理ガス量、集塵効率に応じて頗る大規
模な装置となる。多くの場合、十分な集塵効率を
実現するため、集塵器長さは7m以上必要であつ
た。 荷電部と集塵部とが別々になつた二段式の電気
集塵器も使用されている。荷電部では両極ともに
細い金属線で作られ、コロナ放電を起させ、粉塵
をイオン化させる。集塵部では、流れに平行な広
い正負極板が交互に設けられ、イオン化された粉
塵を流れと直角方向へ引き寄せて集塵する。 しかし、面積の広い平行極板を多数並べ、この
間に高電圧をかけるのであるから、極板距離をあ
まり狭くできない。極板距離は最小で0.08mであ
る。処理ガス量が多く、集塵効率も高く保持しよ
うとすれば、やはり集塵室が長くなつてしまう。
また、集塵室にも給電しなければならず、コツト
レル型に比して構造が複雑でより高価である。 本発明者は、集塵効率をおとすことなく、しか
も、小型で、電力費も節減できる電気集塵器を作
るべく鋭意研究を進めた。 従来の集塵器は極板間の距離が広すぎるので、
集塵極板へ粉塵が到達し難いのである。極板間距
離を狭くすれば、粉塵は容易に集塵極へ到達し、
これに附着する筈である。しかし、高電圧を印加
するものであれば、間隙をある程度以下にはでき
ない。 そこで、本発明者は、荷電室と集塵室とが別に
なつており、荷電室では高電圧を印加するが、集
塵室には電圧を加えず、導電性材料を多孔板の中
に充填したものを用いた電気集塵器を発明した。
(特願昭55−21898号、特願昭55−71675号) この電気集塵器は、後段に流動集塵層を有して
おり、これは導電性材料をアースした多孔金属板
の中に充填したものである。荷電室では、アース
線と、放電極線(負の高電圧)とが交互に垂下し
てあり、粉塵を含んだガスがここを通過すると、
粉塵は負に帯電する。 帯電した粉塵は、流動集塵層を通り抜けること
ができず、導電性材料の表面に附着する。粉塵が
附着すると、排ガスの圧損が増大してゆくから、
適当な時間間隔で導電性材料を取り出して、粉塵
を分離清掃する。清掃した導電性材料は、再び流
動集塵層へ戻し、循環使用する。 導電性材料によつて、粉塵がガス流より除かれ
るのは、3つの作用があるからである、と考えら
れた。それは、 (1) 衝突、反転分離作用 (2) クーロン力による吸引作用 (3) 充填層による過作用 である。(1)、(3)は単に力学的な集塵作用である。 しかし、クーロン力による吸引作用は静電的な
作用である。 帯電した物体は、アースされた導体に引きつけ
られる。これはよく知られた原理である。たとえ
ば、無限に広い導体平面の上にある帯電体は、導
体面を鏡面として、虚像の位置に、反対極性の電
荷があるとした場合と同じ引力を受ける。電気的
鏡像の原理と呼ばれる。 無限導体である必要はなく、たとえばアースさ
れた導体球があるとする。帯電した物体は、球殻
内に仮想の点電荷(異種)を置いた場合と同じク
ーロン力を受ける。 この理由は、導体の中では電場が0であり、従
つて導体表面は電位が等しいので、ラプラス方程
式の境界条件を導体表面にそつて一定値である
(アースされていれば0電位)と、与える事がで
き、点電荷はラプラス方程式の解である事に由来
する。 より分り易くいうと、帯電した物体が導体に近
づくと、導体の近い方には異種の電荷が現われ、
遠い方には同種の電荷が現われる。導体がアース
されていると、同種の電荷はアースへ逃げるか
ら、異種の電荷のみが導体に残り、物体はこの電
荷によつて引寄せられるわけである。 このように、静電力により粉塵が流動集塵層に
吸着されるためには、導電性物体をアースして集
塵層へ充填しなければならない。 このため、前記発明では、小鉄球(パチンコの
球)を使つた。しかし、鉄球はさび易く、永く使
用する事ができない。また、大量に使用するとコ
スト高にもなる。 次いで、本発明者は導電性材料であるコークス
を用いた。コークスを粉砕し、6mm〜12mmφの粒
状とし、流動集塵層に充填したものを使つた。集
塵効率を95%程度まで高める事が容易であつた。 しかし、コークスは循環使用の過程で、細く砕
かれ、あるいは磨耗し、減量が著しい、という難
点があつた。例えば1年間で約180%の減量があ
る。従つて、たびたび新しいコークスを補充しな
ければならず、コスト高になつてしまう。 本発明者は、流動集塵層の材料として、より安
価で寿命の長いものを求めなければならなかつ
た。 導電性のある物質といえば、金属がカーボンが
思い浮べられる。しかし、金属はいずれも高価で
ある。鉄(パチンコ玉)は安価であるが、さび
る。さびない金属は鉄よりもはるかに高価であ
る。カーボンはいずれも機械的強度に難点があ
る。 そこで、本発明者は、静電力の作用はひとまず
断念し、流動集塵層の材料として、河川の砂利を
用いる事に思い至つたのである。 川砂利は、河川敷から簡単に採取でき、安価で
ある。また、機械的衝撃に強く、流動集塵層の集
塵材料として循環使用しても、殆んど減量しない
筈である。補給なしに繰返し使用できるであろ
う。 本発明者は、このように考え、川砂利を流動集
塵層に充填して、二段式の電気集塵器を作つた。
前段の荷電部の構造は、前記の発明の構造と同一
である。 驚くべき実験結果を得た。 砂利は絶縁体であるから、粉塵がイオン化され
ていても、クーロン力は生じない筈である。従つ
て、前段の荷電室に於て高電圧を印加した場合
と、印加しない場合とで、後段の流動集塵層での
集塵能力には差がない筈である。後段の流動集塵
層は過作用、衝突反転分離作用だけを担うだけ
と考えられるからである。たかだか、前段の荷電
部での集塵能力に差が現われるだけだろう、と予
想された。 予想は覆えされた。荷電部に電圧をかけない場
合に比して、荷電部の両極間に高電圧を掛けた場
合は、飛躍的に集塵効率が高揚したのである。電
圧を掛けない場合、集塵効率は約80%であつた。
電圧を掛けると約95%にまで上昇したのである。 本発明は、砂利等誘導体を流動集塵層材料とし
て用いるところに特徴がある。 以下、実施例を示す図面によつて、詳細に本発
明の構成、作用及び効果を説明する。 第1図は本発明の実施例に係る流動集塵層を備
えた電気集塵器の縦断面図である。第2図は同じ
ものの横断平面図を示す。 この電気集塵器は集塵器外被1の中に、粉塵の
荷電部2を前方に、流動集塵層3を後方に設けて
いる。 荷電部2で、高電圧の作用を受け粉塵はイオン
化される。 流動集塵層3はガス中の粉塵を捕集する作用が
あり、この実施例ではガス流れに対し平行に複数
個3a,3b,………3f設けられている。 流動集塵層3a……は、仕切板4により仕切ら
れている。 流動集塵層3a,……は、多孔板5,5を平行
に立設し、壁面と多孔板5,5とで作る空間に粒
状誘電体を充填したものである。この例では直径
が5mm〜15mmの川砂利を充填している。 荷電部2は、懸架装置6によつて、上方のボツ
クス7から、その下方のガス流路中へ懸架されて
いる。 流動集塵層3a……の後端にはガスダンパD
が、上端を枢支されて設けられる。ダンパ駆動装
置8は、各ガスダンパを開閉する。 流動集塵層3a……の砂利は、時々粉塵を分離
し清掃した後、循環使用する。 流動集塵層3a……の下底面はじようご状に狭
くなり、ダンパ兼流量調整装置9が設けられてい
る。 ダンパ兼流量調整装置9の下には、砂利から粉
塵を分離除去する為の振動ふるい10が設けられ
る。 振動ふるい10の直下には、落下してきた粉塵
を運搬する粉塵コンベヤ11が設けられる。 振動ふるい10の前方には、上下方向に運動す
るバケツトコンベヤ12が立設される。 流動集塵層3a,……の砂利が一定の粉塵を捕
集した時、ダンパ兼流量調整装置9を開く。粉塵
の付着した砂利は振動ふるい10の上に落下し、
粉塵が分離除去される。 粉塵は粉塵コンベヤ11で運び去られる。砂利
はバケツトコンベヤ12により持ち上げられて、
流動集塵層3a,……上方の集塵材料フイーダー
13により、空いている流動集塵層3a……に充
填されてゆく。 ガス中の粉塵の一部は荷電部2のアース線に附
着して捕集される。これは、粉塵ホツパー14に
よつて集められ、粉塵スクリユーコンベア15、
粉塵排出ロータリバルブ16を経て排出される。
荷電部2で捕集される粉塵は僅かである。 さて、集塵材料フイーダー13の中には、各流
動集塵層3a,3b,……3fの多孔板5で仕切
られた空間の上部開口に集塵材料を運搬するため
の搬送コンベア20が設けられている(第3図、
第4図)。コンベヤ20の表面に一定間隔を置い
て取付けられた掻き寄せ板21は、集塵材料を空
になつていた流動集塵層3a,……へと落し込
む。 第5図〜第8図によりダンパDの構造を説明す
る。 この例では、ダンパDは半円形断面の金属板で
作られている。ダンパDの上端は水平軸により壁
に枢着される。ダンパ駆動装置8は、ダンパDの
下方の適当な箇所にロツド端が枢着してあり、ダ
ンパDを開閉する。 ダンパDが閉じている時、半円面が、集塵室の
壁23の開口窓22の機械仕上面に当接し、流動
集塵層3とガス出口とを遮断する。 荷電部2の構造を説明する。 第9図は荷電部2の電極配置の横断平面図、第
10図は荷電部2の電極枠構造の斜視図、第11
図は放電線、アース線の拡大側面図である。第1
2図は放電線の拡大一部正面図である。第13図
は放電線の拡大一部側面図である。 放電極枠24、アース極枠25には、上下方向
に多数の放電線27、アース線が張架してある。
この例ではいずれも線材であるが、より幅の広い
板材を用いても差支えない。 放電線27は、丸線を複数箇所プレスしてあ
り、プレス箇所29には側方へ突起部30が形成
される。突起部30の近傍で電場が局所的に強く
なり、確実なコロナ放電が行われる。 第14図は多孔板5の拡大一部正面図である。
この例で、多孔板5は、上下方向に長い長孔31
を穿設した金属板となつている。長孔31はガス
の出入口として必要であるが、ここには粉塵が附
着しやすい。上下に長い長孔であれば、粒状の集
塵材料を下方へ落すときに、長孔に附着した粉塵
をこすり取つてしまう、という長所がある。 次に作用を述べる。 粉塵を含んだガスは、電気集塵器の入口から荷
電部2に導入される。 アース線28と放電線27との間には負の高電
圧が印加されているから、コロナ放電により、粉
塵はイオン化され負に帯電する。 粉塵の極く一部はアース線28に附着する。 残りの粉塵はガスとともに流動集塵層3a,…
3fに入る。ガスは充填された砂利の間隙を通過
して進むので、粉塵は砂利に吸引、衝突、附着す
る。 粉塵が除かれたガスは、ガスダンパDの開いた
開口窓22からガス出口へと抜けてゆく。 粉塵が附着してゆくと、圧損が増大するので、
このような流動集塵層3a,…について、ガスダ
ンパDを閉じ、ダンパ兼流量調整装置9を開い
て、砂利を下方の振動ふるい10の上へ落す。こ
の際、粉塵は再飛散するが、その流動集塵層のガ
スダンパは閉じているので、ガス出口に粉塵が漏
れ出ることがない。 粉塵を分離し清掃された砂利は、バケツトエレ
ベータ12、集塵材料フイーダー13、搬送コン
ベア20により、元の流動集塵層に戻される。 このような集塵、脱塵の過程が各流動集塵層に
関し、別々に繰返される。従つて、電気集塵器全
体として、運転を中止する必要がない。 流動集塵層の構造は、この他に、例えば、第1
5図に示すようなものも可能である。 多孔板5は、横長の傾斜板32を平行に上下方
向へ連続して並べ、側板33に両端を固定してな
る。相互の間隙は、集塵層の内部から外部に向つ
て斜め上方に開くように並べてある。 このような流動集塵層3,3は、ガス流れ方向
に対し、斜め対称の位置に、2基設けてある。ガ
スダンパDは、いずれかの流動集塵層の砂利を清
掃する際、その集塵層とガス出口の連絡を断ち、
粉塵の再飛散を防ぐ。 また、流動集塵層3の構造は、第16図に示す
ように、前後2段に設けるようにしてもよい。 前置流動集塵層3eと、後置流動集塵層3rと
は、別個に砂利の清掃をする事ができる。多孔板
5′は前例と同じで、横長の傾斜板32を多数平
行に上下方向並設したものである。 このような電気集塵器は、ガス中の塩化水素の
除去にも用いる事ができる。 この為には、第17図に示すように、荷電部2
の前方に、反応剤吹込部34を設ける。ここから
NaOH、Ca(OH)2、またはMg(OH)2の水溶液を
ガス中へ散布する。又は、Ca(OH)2、CaCO3の
粉体を散布するのも良い。 このように、Ca系、Na系、Mg系のアルカリ
性液体又は粉体をガス中に散布すると、これら反
応剤は、浮遊中に塩化水素ガスと接触反応する。
そして、CaCl2、NaCl、MgCl2の粉体となる。 乾式の塩化水素除去法であるが、本発明の場
合、ガスと反応剤とは、砂利等の流動集塵層の狭
い間隙を抜けてゆくので、反応剤とガスとの反応
の確率が著しく大きい。 さらに、予め流動集塵層にも反応剤を充填させ
ておくとなお効果的である。 反応後の粉体は、砂利の表面に附着して除かれ
る。 このような反応剤を用いると、塩化水素と同時
に、酸化イオウSOxの除去にも有効である。 本発明の効果を述べる。 (1) 集塵効率が高く、約95%の集塵効率を実現で
きる。放電機構によつて粉塵を帯電させ、さら
に流動集塵層を通すからである。 (2) 従来の電気集塵器に比して長さが短かくな
る。従来の集塵器は、ガス速度を0.7〜1.4m/
secとした場合、集塵室の長さが7m程度必要
であつた。本発明の場合、荷電室の長さは1〜
2mで良い。 (3) 粒状誘電体を集塵材料に使用するが、これは
砂利、岩石、鉱物、ガラス等で、極めて安価に
入手できる。たとえば砂利は、川河で容易に採
取でき安価である。 (4) 粒状誘電体は金属と異りさびない。コークス
のように減量しない。従つて、繰返し使用に耐
え、永い間交換の必要がない。この実施例で、
砂利は3時間〜5時間に1回の割で循環させる
が、数ケ月間の試験で減量を認めなかつた。 (5) 従来の電気集塵器に比して、電力量を大幅に
節減する事ができる。 従来の電気集塵器は極板の面積が広く、長
い。しかも、アース極板により直接粉塵を捕集
するようになつていたから、電流値は大きく、
電力費がかさんだ。 本発明の放電機構は、粉塵を帯電させるだけ
でよく、極板へ吸引捕集する必要はない。また
荷電部の長さが短いから、電流は少なくてす
む。 実際処理ガス量が41500Nm3/hの規模の電
気集塵器として、従来のものは53.9KWHの放
電電力を消費したが、本願の集塵器は
24.6KWHの放電電力で足る。電力費は半分以
下である。 (6) ガス流の圧損が少い。従つて、送風機(図示
せず)に加わる負荷が小さく、この点で有利で
ある。 5mm径以下の砂粒を材に使用した過型の
集塵器は公知である。これらは、荷電部を持た
ず、粉塵をイオン化せずに、細い砂粒を通すこ
とにより過集塵するものである。このような
過型集塵器は、圧損が200mmH20程度に達す
る。 本願の電気集塵器は、帯電した粉塵を砂利な
どで捕集するので効率が良い。圧損は20〜30mm
H2O程度ですむ。 処理ガス量が多いと、ガスを加速する送風機
は大型になり、消費電力量も増大する。集塵器
を通過する為に必要な圧損が約10分の1程度で
あれば、送風機の負荷は著しく軽減される。 以上のように優れた効果を齊す。 また本願の第2の発明は、塩化水素反応剤を
荷電部の前方で、ガス中へ吹込む事としてい
る。さらに、流動集塵層の中にも、反応剤を充
填しておくと良い。この発明の塩化水素
(HCl)、酸化イオウ(SOx)処理効果について
述べる。 (7) HCl処理効果 (イ) 消石灰を荷電部の前方に浮遊させ、かつ流
動集塵層に消石灰を充填させた場合。(ガス
中浮遊反応+集塵層接触反応) 第1表にHClの入口濃度I(ppm)、出口濃
度O(ppm)、効率E(%)、荷電室前方への石
灰投入量A(g/m3)、流動集塵層への石灰充
填量B(Kg)の実験例を示す。風速は0.7m/
sec。
流動集塵層とよりなる新規な電気集塵器に関す
る。 従来から用いられているガス平行形電気集塵器
(コツトレル型集塵器)は荷電部と集塵部とが分
離されていなかつた。つまり、集塵機構の中に、
荷電部と集塵部とが合体共存していた。 従来の集塵器は、広い集塵極板を平行に並べ、
この間に細い放電線を多数平行に垂下した構造に
なつている。 そして、集塵極を接地し、放電線に負の高電圧
を印加する。放電線の近傍では、電場が大きいの
で、コロナ放電が起る。粉塵はコロナ放電により
イオン化され、負に帯電し、クーロン力により集
塵極板に引寄せられ、これに附着する。 加える電場が大きすぎると、放電線の近傍でア
ーク放電が起る。こうなると空間短絡現象が起き
粉塵がイオン化されなくなる。 このように、電圧をある程度以上にする事がで
きない。 ところが、イオン化される確率、イオン化され
た場合の電荷量は、電場Eに比例する。また、イ
オン化された粉塵が集塵極へと引寄せられる速度
も電場Eに比例する。結局、集塵作用は電場Eの
2乗に比例するわけである。 しかし、電圧にはある上限があるから、電場を
あまり上げることは好ましくない。 この為、従来の集塵器は、長い集塵距離を設け
なければならなかつた。集塵極板間の間隔を狭く
すれば、集塵作用は強化されるが、面積の広い極
板を平行に保ち、さらにこの間に放電線があるか
ら、極板距離の最小は0.1m程度である。 具体例をあげる。 工業用ガス平行形電気集塵器では一般に、 ガス速度 1m/sec以下 ガス滞留時間 4〜10sec (集塵器の長さの函数となる) 両極極板距離 0.1〜0.125m である。処理ガス量、集塵効率に応じて頗る大規
模な装置となる。多くの場合、十分な集塵効率を
実現するため、集塵器長さは7m以上必要であつ
た。 荷電部と集塵部とが別々になつた二段式の電気
集塵器も使用されている。荷電部では両極ともに
細い金属線で作られ、コロナ放電を起させ、粉塵
をイオン化させる。集塵部では、流れに平行な広
い正負極板が交互に設けられ、イオン化された粉
塵を流れと直角方向へ引き寄せて集塵する。 しかし、面積の広い平行極板を多数並べ、この
間に高電圧をかけるのであるから、極板距離をあ
まり狭くできない。極板距離は最小で0.08mであ
る。処理ガス量が多く、集塵効率も高く保持しよ
うとすれば、やはり集塵室が長くなつてしまう。
また、集塵室にも給電しなければならず、コツト
レル型に比して構造が複雑でより高価である。 本発明者は、集塵効率をおとすことなく、しか
も、小型で、電力費も節減できる電気集塵器を作
るべく鋭意研究を進めた。 従来の集塵器は極板間の距離が広すぎるので、
集塵極板へ粉塵が到達し難いのである。極板間距
離を狭くすれば、粉塵は容易に集塵極へ到達し、
これに附着する筈である。しかし、高電圧を印加
するものであれば、間隙をある程度以下にはでき
ない。 そこで、本発明者は、荷電室と集塵室とが別に
なつており、荷電室では高電圧を印加するが、集
塵室には電圧を加えず、導電性材料を多孔板の中
に充填したものを用いた電気集塵器を発明した。
(特願昭55−21898号、特願昭55−71675号) この電気集塵器は、後段に流動集塵層を有して
おり、これは導電性材料をアースした多孔金属板
の中に充填したものである。荷電室では、アース
線と、放電極線(負の高電圧)とが交互に垂下し
てあり、粉塵を含んだガスがここを通過すると、
粉塵は負に帯電する。 帯電した粉塵は、流動集塵層を通り抜けること
ができず、導電性材料の表面に附着する。粉塵が
附着すると、排ガスの圧損が増大してゆくから、
適当な時間間隔で導電性材料を取り出して、粉塵
を分離清掃する。清掃した導電性材料は、再び流
動集塵層へ戻し、循環使用する。 導電性材料によつて、粉塵がガス流より除かれ
るのは、3つの作用があるからである、と考えら
れた。それは、 (1) 衝突、反転分離作用 (2) クーロン力による吸引作用 (3) 充填層による過作用 である。(1)、(3)は単に力学的な集塵作用である。 しかし、クーロン力による吸引作用は静電的な
作用である。 帯電した物体は、アースされた導体に引きつけ
られる。これはよく知られた原理である。たとえ
ば、無限に広い導体平面の上にある帯電体は、導
体面を鏡面として、虚像の位置に、反対極性の電
荷があるとした場合と同じ引力を受ける。電気的
鏡像の原理と呼ばれる。 無限導体である必要はなく、たとえばアースさ
れた導体球があるとする。帯電した物体は、球殻
内に仮想の点電荷(異種)を置いた場合と同じク
ーロン力を受ける。 この理由は、導体の中では電場が0であり、従
つて導体表面は電位が等しいので、ラプラス方程
式の境界条件を導体表面にそつて一定値である
(アースされていれば0電位)と、与える事がで
き、点電荷はラプラス方程式の解である事に由来
する。 より分り易くいうと、帯電した物体が導体に近
づくと、導体の近い方には異種の電荷が現われ、
遠い方には同種の電荷が現われる。導体がアース
されていると、同種の電荷はアースへ逃げるか
ら、異種の電荷のみが導体に残り、物体はこの電
荷によつて引寄せられるわけである。 このように、静電力により粉塵が流動集塵層に
吸着されるためには、導電性物体をアースして集
塵層へ充填しなければならない。 このため、前記発明では、小鉄球(パチンコの
球)を使つた。しかし、鉄球はさび易く、永く使
用する事ができない。また、大量に使用するとコ
スト高にもなる。 次いで、本発明者は導電性材料であるコークス
を用いた。コークスを粉砕し、6mm〜12mmφの粒
状とし、流動集塵層に充填したものを使つた。集
塵効率を95%程度まで高める事が容易であつた。 しかし、コークスは循環使用の過程で、細く砕
かれ、あるいは磨耗し、減量が著しい、という難
点があつた。例えば1年間で約180%の減量があ
る。従つて、たびたび新しいコークスを補充しな
ければならず、コスト高になつてしまう。 本発明者は、流動集塵層の材料として、より安
価で寿命の長いものを求めなければならなかつ
た。 導電性のある物質といえば、金属がカーボンが
思い浮べられる。しかし、金属はいずれも高価で
ある。鉄(パチンコ玉)は安価であるが、さび
る。さびない金属は鉄よりもはるかに高価であ
る。カーボンはいずれも機械的強度に難点があ
る。 そこで、本発明者は、静電力の作用はひとまず
断念し、流動集塵層の材料として、河川の砂利を
用いる事に思い至つたのである。 川砂利は、河川敷から簡単に採取でき、安価で
ある。また、機械的衝撃に強く、流動集塵層の集
塵材料として循環使用しても、殆んど減量しない
筈である。補給なしに繰返し使用できるであろ
う。 本発明者は、このように考え、川砂利を流動集
塵層に充填して、二段式の電気集塵器を作つた。
前段の荷電部の構造は、前記の発明の構造と同一
である。 驚くべき実験結果を得た。 砂利は絶縁体であるから、粉塵がイオン化され
ていても、クーロン力は生じない筈である。従つ
て、前段の荷電室に於て高電圧を印加した場合
と、印加しない場合とで、後段の流動集塵層での
集塵能力には差がない筈である。後段の流動集塵
層は過作用、衝突反転分離作用だけを担うだけ
と考えられるからである。たかだか、前段の荷電
部での集塵能力に差が現われるだけだろう、と予
想された。 予想は覆えされた。荷電部に電圧をかけない場
合に比して、荷電部の両極間に高電圧を掛けた場
合は、飛躍的に集塵効率が高揚したのである。電
圧を掛けない場合、集塵効率は約80%であつた。
電圧を掛けると約95%にまで上昇したのである。 本発明は、砂利等誘導体を流動集塵層材料とし
て用いるところに特徴がある。 以下、実施例を示す図面によつて、詳細に本発
明の構成、作用及び効果を説明する。 第1図は本発明の実施例に係る流動集塵層を備
えた電気集塵器の縦断面図である。第2図は同じ
ものの横断平面図を示す。 この電気集塵器は集塵器外被1の中に、粉塵の
荷電部2を前方に、流動集塵層3を後方に設けて
いる。 荷電部2で、高電圧の作用を受け粉塵はイオン
化される。 流動集塵層3はガス中の粉塵を捕集する作用が
あり、この実施例ではガス流れに対し平行に複数
個3a,3b,………3f設けられている。 流動集塵層3a……は、仕切板4により仕切ら
れている。 流動集塵層3a,……は、多孔板5,5を平行
に立設し、壁面と多孔板5,5とで作る空間に粒
状誘電体を充填したものである。この例では直径
が5mm〜15mmの川砂利を充填している。 荷電部2は、懸架装置6によつて、上方のボツ
クス7から、その下方のガス流路中へ懸架されて
いる。 流動集塵層3a……の後端にはガスダンパD
が、上端を枢支されて設けられる。ダンパ駆動装
置8は、各ガスダンパを開閉する。 流動集塵層3a……の砂利は、時々粉塵を分離
し清掃した後、循環使用する。 流動集塵層3a……の下底面はじようご状に狭
くなり、ダンパ兼流量調整装置9が設けられてい
る。 ダンパ兼流量調整装置9の下には、砂利から粉
塵を分離除去する為の振動ふるい10が設けられ
る。 振動ふるい10の直下には、落下してきた粉塵
を運搬する粉塵コンベヤ11が設けられる。 振動ふるい10の前方には、上下方向に運動す
るバケツトコンベヤ12が立設される。 流動集塵層3a,……の砂利が一定の粉塵を捕
集した時、ダンパ兼流量調整装置9を開く。粉塵
の付着した砂利は振動ふるい10の上に落下し、
粉塵が分離除去される。 粉塵は粉塵コンベヤ11で運び去られる。砂利
はバケツトコンベヤ12により持ち上げられて、
流動集塵層3a,……上方の集塵材料フイーダー
13により、空いている流動集塵層3a……に充
填されてゆく。 ガス中の粉塵の一部は荷電部2のアース線に附
着して捕集される。これは、粉塵ホツパー14に
よつて集められ、粉塵スクリユーコンベア15、
粉塵排出ロータリバルブ16を経て排出される。
荷電部2で捕集される粉塵は僅かである。 さて、集塵材料フイーダー13の中には、各流
動集塵層3a,3b,……3fの多孔板5で仕切
られた空間の上部開口に集塵材料を運搬するため
の搬送コンベア20が設けられている(第3図、
第4図)。コンベヤ20の表面に一定間隔を置い
て取付けられた掻き寄せ板21は、集塵材料を空
になつていた流動集塵層3a,……へと落し込
む。 第5図〜第8図によりダンパDの構造を説明す
る。 この例では、ダンパDは半円形断面の金属板で
作られている。ダンパDの上端は水平軸により壁
に枢着される。ダンパ駆動装置8は、ダンパDの
下方の適当な箇所にロツド端が枢着してあり、ダ
ンパDを開閉する。 ダンパDが閉じている時、半円面が、集塵室の
壁23の開口窓22の機械仕上面に当接し、流動
集塵層3とガス出口とを遮断する。 荷電部2の構造を説明する。 第9図は荷電部2の電極配置の横断平面図、第
10図は荷電部2の電極枠構造の斜視図、第11
図は放電線、アース線の拡大側面図である。第1
2図は放電線の拡大一部正面図である。第13図
は放電線の拡大一部側面図である。 放電極枠24、アース極枠25には、上下方向
に多数の放電線27、アース線が張架してある。
この例ではいずれも線材であるが、より幅の広い
板材を用いても差支えない。 放電線27は、丸線を複数箇所プレスしてあ
り、プレス箇所29には側方へ突起部30が形成
される。突起部30の近傍で電場が局所的に強く
なり、確実なコロナ放電が行われる。 第14図は多孔板5の拡大一部正面図である。
この例で、多孔板5は、上下方向に長い長孔31
を穿設した金属板となつている。長孔31はガス
の出入口として必要であるが、ここには粉塵が附
着しやすい。上下に長い長孔であれば、粒状の集
塵材料を下方へ落すときに、長孔に附着した粉塵
をこすり取つてしまう、という長所がある。 次に作用を述べる。 粉塵を含んだガスは、電気集塵器の入口から荷
電部2に導入される。 アース線28と放電線27との間には負の高電
圧が印加されているから、コロナ放電により、粉
塵はイオン化され負に帯電する。 粉塵の極く一部はアース線28に附着する。 残りの粉塵はガスとともに流動集塵層3a,…
3fに入る。ガスは充填された砂利の間隙を通過
して進むので、粉塵は砂利に吸引、衝突、附着す
る。 粉塵が除かれたガスは、ガスダンパDの開いた
開口窓22からガス出口へと抜けてゆく。 粉塵が附着してゆくと、圧損が増大するので、
このような流動集塵層3a,…について、ガスダ
ンパDを閉じ、ダンパ兼流量調整装置9を開い
て、砂利を下方の振動ふるい10の上へ落す。こ
の際、粉塵は再飛散するが、その流動集塵層のガ
スダンパは閉じているので、ガス出口に粉塵が漏
れ出ることがない。 粉塵を分離し清掃された砂利は、バケツトエレ
ベータ12、集塵材料フイーダー13、搬送コン
ベア20により、元の流動集塵層に戻される。 このような集塵、脱塵の過程が各流動集塵層に
関し、別々に繰返される。従つて、電気集塵器全
体として、運転を中止する必要がない。 流動集塵層の構造は、この他に、例えば、第1
5図に示すようなものも可能である。 多孔板5は、横長の傾斜板32を平行に上下方
向へ連続して並べ、側板33に両端を固定してな
る。相互の間隙は、集塵層の内部から外部に向つ
て斜め上方に開くように並べてある。 このような流動集塵層3,3は、ガス流れ方向
に対し、斜め対称の位置に、2基設けてある。ガ
スダンパDは、いずれかの流動集塵層の砂利を清
掃する際、その集塵層とガス出口の連絡を断ち、
粉塵の再飛散を防ぐ。 また、流動集塵層3の構造は、第16図に示す
ように、前後2段に設けるようにしてもよい。 前置流動集塵層3eと、後置流動集塵層3rと
は、別個に砂利の清掃をする事ができる。多孔板
5′は前例と同じで、横長の傾斜板32を多数平
行に上下方向並設したものである。 このような電気集塵器は、ガス中の塩化水素の
除去にも用いる事ができる。 この為には、第17図に示すように、荷電部2
の前方に、反応剤吹込部34を設ける。ここから
NaOH、Ca(OH)2、またはMg(OH)2の水溶液を
ガス中へ散布する。又は、Ca(OH)2、CaCO3の
粉体を散布するのも良い。 このように、Ca系、Na系、Mg系のアルカリ
性液体又は粉体をガス中に散布すると、これら反
応剤は、浮遊中に塩化水素ガスと接触反応する。
そして、CaCl2、NaCl、MgCl2の粉体となる。 乾式の塩化水素除去法であるが、本発明の場
合、ガスと反応剤とは、砂利等の流動集塵層の狭
い間隙を抜けてゆくので、反応剤とガスとの反応
の確率が著しく大きい。 さらに、予め流動集塵層にも反応剤を充填させ
ておくとなお効果的である。 反応後の粉体は、砂利の表面に附着して除かれ
る。 このような反応剤を用いると、塩化水素と同時
に、酸化イオウSOxの除去にも有効である。 本発明の効果を述べる。 (1) 集塵効率が高く、約95%の集塵効率を実現で
きる。放電機構によつて粉塵を帯電させ、さら
に流動集塵層を通すからである。 (2) 従来の電気集塵器に比して長さが短かくな
る。従来の集塵器は、ガス速度を0.7〜1.4m/
secとした場合、集塵室の長さが7m程度必要
であつた。本発明の場合、荷電室の長さは1〜
2mで良い。 (3) 粒状誘電体を集塵材料に使用するが、これは
砂利、岩石、鉱物、ガラス等で、極めて安価に
入手できる。たとえば砂利は、川河で容易に採
取でき安価である。 (4) 粒状誘電体は金属と異りさびない。コークス
のように減量しない。従つて、繰返し使用に耐
え、永い間交換の必要がない。この実施例で、
砂利は3時間〜5時間に1回の割で循環させる
が、数ケ月間の試験で減量を認めなかつた。 (5) 従来の電気集塵器に比して、電力量を大幅に
節減する事ができる。 従来の電気集塵器は極板の面積が広く、長
い。しかも、アース極板により直接粉塵を捕集
するようになつていたから、電流値は大きく、
電力費がかさんだ。 本発明の放電機構は、粉塵を帯電させるだけ
でよく、極板へ吸引捕集する必要はない。また
荷電部の長さが短いから、電流は少なくてす
む。 実際処理ガス量が41500Nm3/hの規模の電
気集塵器として、従来のものは53.9KWHの放
電電力を消費したが、本願の集塵器は
24.6KWHの放電電力で足る。電力費は半分以
下である。 (6) ガス流の圧損が少い。従つて、送風機(図示
せず)に加わる負荷が小さく、この点で有利で
ある。 5mm径以下の砂粒を材に使用した過型の
集塵器は公知である。これらは、荷電部を持た
ず、粉塵をイオン化せずに、細い砂粒を通すこ
とにより過集塵するものである。このような
過型集塵器は、圧損が200mmH20程度に達す
る。 本願の電気集塵器は、帯電した粉塵を砂利な
どで捕集するので効率が良い。圧損は20〜30mm
H2O程度ですむ。 処理ガス量が多いと、ガスを加速する送風機
は大型になり、消費電力量も増大する。集塵器
を通過する為に必要な圧損が約10分の1程度で
あれば、送風機の負荷は著しく軽減される。 以上のように優れた効果を齊す。 また本願の第2の発明は、塩化水素反応剤を
荷電部の前方で、ガス中へ吹込む事としてい
る。さらに、流動集塵層の中にも、反応剤を充
填しておくと良い。この発明の塩化水素
(HCl)、酸化イオウ(SOx)処理効果について
述べる。 (7) HCl処理効果 (イ) 消石灰を荷電部の前方に浮遊させ、かつ流
動集塵層に消石灰を充填させた場合。(ガス
中浮遊反応+集塵層接触反応) 第1表にHClの入口濃度I(ppm)、出口濃
度O(ppm)、効率E(%)、荷電室前方への石
灰投入量A(g/m3)、流動集塵層への石灰充
填量B(Kg)の実験例を示す。風速は0.7m/
sec。
【表】
水素の除去効率は約90%に達する。
(ロ) 消石灰を荷電部の前方に浮遊させ、かつ流
動集塵層へ消石灰を不充分に充填させた場
合。(ガス中浮遊反応+集塵層不十分接触反
応) 第2表に示す。 風速は0.7m/sec。
動集塵層へ消石灰を不充分に充填させた場
合。(ガス中浮遊反応+集塵層不十分接触反
応) 第2表に示す。 風速は0.7m/sec。
【表】
塩化水素の除去効率は70〜80%程度であ
る。 (ハ) 消石灰を荷電部の前方に浮遊させたのみの
場合。(ガス中浮遊反応のみ) 第3表に実験例を示す。風速は0.7m/
sec。
る。 (ハ) 消石灰を荷電部の前方に浮遊させたのみの
場合。(ガス中浮遊反応のみ) 第3表に実験例を示す。風速は0.7m/
sec。
【表】
この場合、塩化水素の除去効率は約60〜70
%程度である。 このように、本願第2発明は、排ガス等中
に含まれる塩化水素を高効率で除去できる。
従来の乾式法と比して(効率約50%)、著し
く高効率であるのは、狭い砂利等の集塵材料
の間をガスが通過するのでHCl分子が消石灰
粒子等と高い確率で衝突反応するからであ
る。 (8) SOx処理効果 消石灰を荷電部の前方に浮遊させ、かつ流動
集塵層に消石灰を充填させた時の、SOxの入口
濃度I、出口濃度O、除去効率E、荷電室前方
への石灰投入量A、流動集塵層への石灰充填量
Bに関する実験データを第4表に示す。
%程度である。 このように、本願第2発明は、排ガス等中
に含まれる塩化水素を高効率で除去できる。
従来の乾式法と比して(効率約50%)、著し
く高効率であるのは、狭い砂利等の集塵材料
の間をガスが通過するのでHCl分子が消石灰
粒子等と高い確率で衝突反応するからであ
る。 (8) SOx処理効果 消石灰を荷電部の前方に浮遊させ、かつ流動
集塵層に消石灰を充填させた時の、SOxの入口
濃度I、出口濃度O、除去効率E、荷電室前方
への石灰投入量A、流動集塵層への石灰充填量
Bに関する実験データを第4表に示す。
【表】
このように、ガス中のSOxをも60〜80%の効
率で除去する事ができる。 以上のように、頗る有用な発明である。 最後に前記の(1)について、さらに詳しく説明す
る。 本発明者が既になした特願昭55−21898号、特
願昭55−71675号は、本願発明と近似した構成を
持つ。前段に荷電部、後段に集塵層を備えてい
た。これら先願発明では、小鉄球、コークス等電
気の良導体を集塵層に充填し、集塵層は接地され
ていた。従つて、負に帯電した粉塵が静電力によ
り、鉄球等に吸引される現象は、理解しやすい。 本願では、絶縁体を使つている。粉塵と砂利と
の間に静電力が働くのであろうか?それとも本願
発明の場合、流動集塵層は、過作用しか持つて
いないのであろうか? そこで、本願発明に於て、荷電室に電気をかけ
た場合(約30KV)と、電気をかけなかつた場合
との集塵試験を行い、比較してみた。 第5表は電気をかけた場合で、Iは入口ダスト
量(g/Nm3)、Oは出口ダスト量(g/Nm3)、
ΔPは圧損(mmH2O)、Eは効率(%)である。Q
は負荷率(%)で、ガス流速が基準値(この電気
集塵器では荷電部を通る時の流速が0.7m/secと
している)の何倍であるかを示す。
率で除去する事ができる。 以上のように、頗る有用な発明である。 最後に前記の(1)について、さらに詳しく説明す
る。 本発明者が既になした特願昭55−21898号、特
願昭55−71675号は、本願発明と近似した構成を
持つ。前段に荷電部、後段に集塵層を備えてい
た。これら先願発明では、小鉄球、コークス等電
気の良導体を集塵層に充填し、集塵層は接地され
ていた。従つて、負に帯電した粉塵が静電力によ
り、鉄球等に吸引される現象は、理解しやすい。 本願では、絶縁体を使つている。粉塵と砂利と
の間に静電力が働くのであろうか?それとも本願
発明の場合、流動集塵層は、過作用しか持つて
いないのであろうか? そこで、本願発明に於て、荷電室に電気をかけ
た場合(約30KV)と、電気をかけなかつた場合
との集塵試験を行い、比較してみた。 第5表は電気をかけた場合で、Iは入口ダスト
量(g/Nm3)、Oは出口ダスト量(g/Nm3)、
ΔPは圧損(mmH2O)、Eは効率(%)である。Q
は負荷率(%)で、ガス流速が基準値(この電気
集塵器では荷電部を通る時の流速が0.7m/secと
している)の何倍であるかを示す。
【表】
第5表で分るように、ガス流速が速くても、ま
た、入口粉塵量が多くても、出口粉塵量はほぼ同
程度で、0.06g/Nm3以下に低下する。そして、
集塵効率はほぼ95%程度である。負荷率、すなわ
ちガス流速が増大すると、圧損は増加するが、集
塵効率は低下しない。
た、入口粉塵量が多くても、出口粉塵量はほぼ同
程度で、0.06g/Nm3以下に低下する。そして、
集塵効率はほぼ95%程度である。負荷率、すなわ
ちガス流速が増大すると、圧損は増加するが、集
塵効率は低下しない。
【表】
第6表は過作用のみの集塵効果を示している
事になる。効率は80%程度で、電気をかけた場合
に比して、約15%低い。 この差は、何に由来するのであろうか? もちろん、荷電部のアース線にも粉塵が附着す
るが、極めて僅かで、このような顕著な差の原因
にはならない。 さらに、集塵材料をコークスとした場合と、砂
利の場合の効率を比較してみる。 第7表は、流動集塵層の材料をコークス(層の
厚さ300mm)、砂利(層の厚さ400mm)とした場合
の、荷電時の効率E1、非荷電時の効率E2と、そ
の差△Eを示す。 は、流動集塵層でのガス速度が0.3m/sec、
は0.45m/sec、は0.6m/secの場合である。 第7表の結果で分る事は、電気をかけた時の効
果が、コークスの場合より、砂利の方がより一層
顕著である、という事である。
事になる。効率は80%程度で、電気をかけた場合
に比して、約15%低い。 この差は、何に由来するのであろうか? もちろん、荷電部のアース線にも粉塵が附着す
るが、極めて僅かで、このような顕著な差の原因
にはならない。 さらに、集塵材料をコークスとした場合と、砂
利の場合の効率を比較してみる。 第7表は、流動集塵層の材料をコークス(層の
厚さ300mm)、砂利(層の厚さ400mm)とした場合
の、荷電時の効率E1、非荷電時の効率E2と、そ
の差△Eを示す。 は、流動集塵層でのガス速度が0.3m/sec、
は0.45m/sec、は0.6m/secの場合である。 第7表の結果で分る事は、電気をかけた時の効
果が、コークスの場合より、砂利の方がより一層
顕著である、という事である。
【表】
これは不思議な現象である。
乾燥した砂利は、電気抵抗率が10の13〜14乗で
ある。絶縁体である。 ガス温度は、入口で250〜300℃、出口で200℃
であつたから、砂利に水分が含まれて、導電性を
持つた、という可能性もない。 本発明者は、以下のように考えた。 荷電部は短いので、帯電した粉塵は、殆んどそ
のまま流動集塵層へ入る。また、正にイオン化し
た気体分子も、そのまま、流動集塵層に入るはず
である。 荷電部に於て、電極との作用で、あるいは、分
子一粉塵衝突で、電荷の中和が殆んど起らない。
これが、従来の電気集塵器と大いに異なるところ
である。 流動集塵層の内部では、3様の衝突がありう
る。 (A) 気体分子(正)と集塵材料 (B) 粉塵(負)と集塵材料 (C) 気体分子(正)と粉塵(負) の3様式がありうる。 ところで、衝突の確率は、対象物の断面積と空
間中の存在濃度の積に比例する。 流動集塵層での砂利の実積率は約56%である。 断面積も、粉塵や、気体分子に比較して、集塵
材料は、けた違いに大きい。 すると、A、Bの衝突は起るが、Cの衝突は殆
んど起らない。Cの衝突は正負電荷の再結合であ
り、無効分である。 また、気体分子は、粉塵に対して、甚しく高速
で熱運動しているから、Aの衝突の方がBの衝突
より、はるかに高い確立で起るはずである。 結局、衝突は A≫B≫C の順で起る。 イオン化していない分子が、砂利に衝突して
も、単にはね返されるだけである。 しかし、イオン化した気体分子が砂利に接近す
ると、砂利は誘電率が9〜11あるので、気体の近
い方に負、遠い方に正の電荷が誘起される。誘電
率が高いほど、誘起量は多い。そして気体分子
が、砂利に衝突すると、負電荷は気体分子の正電
荷と中和し消滅する。 すると、砂利には、はじめ気体分子の持つてい
た電荷とほぼ等しい正電荷が残る。 気体分子の衝突がくり返されると、砂利には正
電荷が蓄積される。絶縁体であるので、正電荷が
アースへ逃げない。これが有利な点である。 こうして、砂利は正に帯電するから、負に帯電
した粉塵を強力に引きつけるのである。 このように、本発明においては、流動集塵層の
中で、集塵材料が帯電する事により、粉塵を集め
る。 鉄、コークスのような良導体だと、正電荷はア
ースへ逃げてしまい、残らない。粉塵は静電鏡像
力だけで引きつけられるから、引力が弱いのであ
る。無効電力が多いわけである。 本発明は、誘電率の高い絶縁体を使うので、無
効電流が少く、集塵効率が高い。 以上のように本発明者は考える。
ある。絶縁体である。 ガス温度は、入口で250〜300℃、出口で200℃
であつたから、砂利に水分が含まれて、導電性を
持つた、という可能性もない。 本発明者は、以下のように考えた。 荷電部は短いので、帯電した粉塵は、殆んどそ
のまま流動集塵層へ入る。また、正にイオン化し
た気体分子も、そのまま、流動集塵層に入るはず
である。 荷電部に於て、電極との作用で、あるいは、分
子一粉塵衝突で、電荷の中和が殆んど起らない。
これが、従来の電気集塵器と大いに異なるところ
である。 流動集塵層の内部では、3様の衝突がありう
る。 (A) 気体分子(正)と集塵材料 (B) 粉塵(負)と集塵材料 (C) 気体分子(正)と粉塵(負) の3様式がありうる。 ところで、衝突の確率は、対象物の断面積と空
間中の存在濃度の積に比例する。 流動集塵層での砂利の実積率は約56%である。 断面積も、粉塵や、気体分子に比較して、集塵
材料は、けた違いに大きい。 すると、A、Bの衝突は起るが、Cの衝突は殆
んど起らない。Cの衝突は正負電荷の再結合であ
り、無効分である。 また、気体分子は、粉塵に対して、甚しく高速
で熱運動しているから、Aの衝突の方がBの衝突
より、はるかに高い確立で起るはずである。 結局、衝突は A≫B≫C の順で起る。 イオン化していない分子が、砂利に衝突して
も、単にはね返されるだけである。 しかし、イオン化した気体分子が砂利に接近す
ると、砂利は誘電率が9〜11あるので、気体の近
い方に負、遠い方に正の電荷が誘起される。誘電
率が高いほど、誘起量は多い。そして気体分子
が、砂利に衝突すると、負電荷は気体分子の正電
荷と中和し消滅する。 すると、砂利には、はじめ気体分子の持つてい
た電荷とほぼ等しい正電荷が残る。 気体分子の衝突がくり返されると、砂利には正
電荷が蓄積される。絶縁体であるので、正電荷が
アースへ逃げない。これが有利な点である。 こうして、砂利は正に帯電するから、負に帯電
した粉塵を強力に引きつけるのである。 このように、本発明においては、流動集塵層の
中で、集塵材料が帯電する事により、粉塵を集め
る。 鉄、コークスのような良導体だと、正電荷はア
ースへ逃げてしまい、残らない。粉塵は静電鏡像
力だけで引きつけられるから、引力が弱いのであ
る。無効電力が多いわけである。 本発明は、誘電率の高い絶縁体を使うので、無
効電流が少く、集塵効率が高い。 以上のように本発明者は考える。
第1図は、本発明の実施例に係る流動集塵層を
備えた電気集塵器の縦断面図。第2図は同じもの
の横断平面図。第3図は集塵材料フイーダーの横
断平面図。第4図は集塵材料フイーダーの縦断面
図。第5図は流動集塵層とダンパ近傍の横断平面
図。第6図はダンパの正面図。第7図はダンパの
閉状態側面図。第8図はダンパの開状態側面図。
第9図は荷電部の横断平面図。第10図は荷電部
の斜視図。第11図は放電線、アース線の拡大側
面図。第12図は放電線のみの拡大一部正面図。
第13図は放電線のみの拡大一部側面図。第14
図は多孔板の一部正面図。第15図は実施例にか
かる流動集塵層を備えた電気集塵器の斜視図。第
16図は前後2段式の流動集塵層の配置例を示す
縦断面図。第17図は第2の発明の実施例に係る
流動集塵層を備えた電気集塵器の縦断面図。 2……荷電部、3,3a,3b……流動集塵
層、4……仕切板、5……多孔板、8……ダンパ
駆動装置、9……ダンパ兼流量調節装置、10…
…振動ふるい装置、11……粉塵コンベヤ、12
……バケツトコンベヤ、13……集塵材料フイー
ダー、20……搬送コンベア、22……開口窓、
24,25……極枠、27……放電線、28……
アース線、31……長孔、32……傾斜板、34
……反応剤吹込部、D……ダンパ。
備えた電気集塵器の縦断面図。第2図は同じもの
の横断平面図。第3図は集塵材料フイーダーの横
断平面図。第4図は集塵材料フイーダーの縦断面
図。第5図は流動集塵層とダンパ近傍の横断平面
図。第6図はダンパの正面図。第7図はダンパの
閉状態側面図。第8図はダンパの開状態側面図。
第9図は荷電部の横断平面図。第10図は荷電部
の斜視図。第11図は放電線、アース線の拡大側
面図。第12図は放電線のみの拡大一部正面図。
第13図は放電線のみの拡大一部側面図。第14
図は多孔板の一部正面図。第15図は実施例にか
かる流動集塵層を備えた電気集塵器の斜視図。第
16図は前後2段式の流動集塵層の配置例を示す
縦断面図。第17図は第2の発明の実施例に係る
流動集塵層を備えた電気集塵器の縦断面図。 2……荷電部、3,3a,3b……流動集塵
層、4……仕切板、5……多孔板、8……ダンパ
駆動装置、9……ダンパ兼流量調節装置、10…
…振動ふるい装置、11……粉塵コンベヤ、12
……バケツトコンベヤ、13……集塵材料フイー
ダー、20……搬送コンベア、22……開口窓、
24,25……極枠、27……放電線、28……
アース線、31……長孔、32……傾斜板、34
……反応剤吹込部、D……ダンパ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多数の放電線と多数のアース線とを近接して
平行に設け放電線とアース線との間に高電圧を印
加して放電を起こさせる放電機構を有する荷電部
と、荷電部に続いて設けられ多孔板の中に粒状誘
電体を充填してあり出口側にダンパを有する複数
の流動集塵層と、流動集塵層より排出された粒状
誘電体から粉塵を分離清掃する粉塵分離機構と、
清掃された粒状誘働体を流動集塵層へ戻す循環機
構とよりなり、濾材である粒状誘電体を清掃する
場合はその流動集塵層のダンパを閉じてから粒状
誘電体を粉塵分離機構へと下降させて清掃する事
とし、他の流動集塵層はその間集塵作用を続行で
きるようにした事を特徴とする流動集塵層を備え
た電気集塵器。 2 粒状誘電体は直径が2mm〜30mmである特許請
求の範囲第1項記載の流動集塵層を備えた電気集
塵器。 3 粒状誘電体は直径5mm〜15mmの砂利である特
許請求の範囲第2項記載の流動集塵層を備えた電
気集塵器。 4 流動集塵層はガス流れと平行に、互いに仕切
つて複数個設けられ、ガス流出口にはそれぞれガ
スダンパを付設した特許請求の範囲第1項記載の
流動集塵層を備えた電気集塵器。 5 流動集塵層はガス流れ方向と直角に前後2段
になつて設けられている特許請求の範囲第1項記
載の流動集塵層を備えた電気集塵器。 6 流動集塵層はガス流れ方向に対して斜め対称
位置へ2基設けた特許請求の範囲第1項記載の流
動集塵層を備えた電気集塵器。 7 多孔板が上下方向に長い長孔を多数穿設した
金属板である特許請求の範囲第1項記載の流動集
塵層を備えた電気集塵器。 8 多孔板は、相互の間隙が内から外へ向かつて
斜め上方に開くよう、多数の傾斜板を互いに平行
に、上下方向に連続して並設したものである特許
請求の範囲第1項記載の流動集塵層を備えた電気
集塵器。 9 放電機構は、丸線のアース極を多数垂直に並
べたアース極枠と、多くの突起を有する放電線を
多数垂直に並べた放電極枠とを交互に並設したも
のである特許請求の範囲第1項記載の流動集塵層
を備えた電気集塵器。 10 塩化水素と反応しうる反応剤を吹き込む反
応剤吹込部と、反応剤吹込部に続いて設けられ多
数の放電線と多数のアース線とを近接して平行に
設け放電線とアース線との間に高電圧を印加して
放電を起こさせる放電機構を有する荷電部と、荷
電部に続いて設けられ多孔板の中に粒状誘電体を
充填してあり反応剤を添加した出口側にダンパを
有する複数の流動集塵層と、流動集塵層より排出
された粒状誘電体から粉塵を分離清掃する粉塵分
離機構と、清掃された粒状誘電体を流動集塵層へ
戻す循環機構とよりなり、濾材である粒状誘電体
を清掃する場合はその流動集塵層のダンパを閉じ
てから粒状誘電体を粉塵分離機構へと下降させて
清掃する事とし、他の流動集塵層はその間集塵作
用を続行できるようにした事を特徴とする流動集
塵層を備えた電気集塵器。 11 反応剤がNaOH、Ca(OH)2、又はMg
(OH)2の水溶液である特許請求の範囲第10項
記載の流動集塵層を備えた電気集塵器。 12 反応剤がCa(OH)2又CaCO3の粉体である
特許請求の範囲第10項記載の流動集塵層を備え
た電気集塵器。 13 粒状誘電体は直径5mm〜15mmの砂利である
特許請求の範囲第10項記載の流動集塵層を備え
た電気集塵器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56100030A JPS583655A (ja) | 1981-06-27 | 1981-06-27 | 流動集塵層を備えた電気集塵器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56100030A JPS583655A (ja) | 1981-06-27 | 1981-06-27 | 流動集塵層を備えた電気集塵器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS583655A JPS583655A (ja) | 1983-01-10 |
| JPH0133218B2 true JPH0133218B2 (ja) | 1989-07-12 |
Family
ID=14263130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56100030A Granted JPS583655A (ja) | 1981-06-27 | 1981-06-27 | 流動集塵層を備えた電気集塵器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583655A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5616124B2 (ja) * | 2010-05-20 | 2014-10-29 | 古河産機システムズ株式会社 | 電気集じん器 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5331268A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-24 | Nippon Steel Corp | Dust collector |
| JPS5331267A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-24 | Nippon Steel Corp | Moving bed type electrostatic dust collector |
| JPS5832737Y2 (ja) * | 1977-04-14 | 1983-07-21 | 川崎重工業株式会社 | 有害ガス洗浄塔を備えたごみ焼却設備 |
| JPS5822253B2 (ja) * | 1977-10-04 | 1983-05-07 | 千代田化工建設株式会社 | 静電フィルタ− |
| JPS5477279A (en) * | 1978-11-06 | 1979-06-20 | Ebara Corp | Electric dust collector pretreatment of exhaust gas containing hydrochloric acid, etc. |
-
1981
- 1981-06-27 JP JP56100030A patent/JPS583655A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS583655A (ja) | 1983-01-10 |
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