JPH0135068B2 - - Google Patents
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- JPH0135068B2 JPH0135068B2 JP7180885A JP7180885A JPH0135068B2 JP H0135068 B2 JPH0135068 B2 JP H0135068B2 JP 7180885 A JP7180885 A JP 7180885A JP 7180885 A JP7180885 A JP 7180885A JP H0135068 B2 JPH0135068 B2 JP H0135068B2
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Landscapes
- Metal Extraction Processes (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は表面品質並びに寸法精度の優れたα+
β型Ti合金線材を製造する方法に関するもので
ある。 [従来の技術] α+β型Ti合金は比強度が高く耐食性に優れ
ているところから航空機や宇宙機器等の広い分野
に適用されている。しかるにα+β型Ti合金は
Ti合金全般に当てはまることではあるが加工性
が極めて悪いという欠点があり所望形状に仕上げ
ることが難しく、特にTi合金線材の製造には多
くの困難を伴ない表面品質並びに寸法精度の優れ
た線材を得ることができなかつた。尚α+β型
Ti合金の例としてはTi−6Al−4V合金をはじめ
としてTi−3Al−2.5V合金、Ti−8Mn合金、Ti
−8Al−1Mo−1V合金、Ti−6Al−6V−2Sn合
金、Ti−6Al−2Sn−4Zr−2Mo合金等が挙げら
れる。 即ちα+β型Ti合金線材を製造するに当たつ
ては、該Ti合金を真空溶解して得た鋳塊を分塊
圧延してビレツトとし、これを更に圧延して粗線
材とする。次いで粗線材を焼鈍処理(通常700〜
750℃に加熱後、空冷)に付して焼鈍線材を得、
これを成形加工して所望径のTi合金線材とする。
ところで上記成形加工手段として伸線加工を適用
することができれば問題は少ないが、上述の焼鈍
線材を伸線しようとする途中で断線してしまい伸
線することができない。そこで止むを得ず皮削加
工によつて所望線径に仕上げている。この原因の
1つはTi合金材を圧延および熱処理する際に表
面に強靭なスケールが発生するだけでなくTi合
金中に酸素が侵入してαケースと呼ばれる硬化層
が生成するからであると言われている。従つて伸
線加工する前に上記スケールや硬化層を除去する
必要があるが、現状では有効な除去手段が見出さ
れていない。また伸線加工を困難にしている原因
は上記スケールや硬化層の存在だけではなく、焼
鈍線材自身の塑性加工性が悪いことが大きなウエ
ートを占めていると考えなければならないと思わ
れる。そこで焼鈍処理後、皮削加工に付して得た
Ti合金線材を引張試験に供し、その諸特性を調
べてみると第2図に示す通りであつて、降伏比が
90%を超えており塑性加工性が非常に悪いのも当
然であることが判明した。 [発明が解決しようとする問題点] 上記の如く、従来法では伸線加工という手段を
採用することができない為焼鈍線材を皮削加工し
ているが、皮削加工自体の精度の悪さに加えてス
ケールや硬化層の存在する焼鈍線材を皮削りする
ことや圧延表面の残つている焼鈍線材を直接皮削
りすること等の為に皮削位置が不安定となり、そ
れらの結果表面品質並びに寸法精度の優れたTi
合金線材を得ることができなかつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明はこうした事情に着目し鋭意検討を重ね
た結果完成されたものであつて、その要旨は、α
+β型Ti合金鋳塊を圧延して得た線材を800〜
900℃に加熱し、直ちに浸水冷却処理を行なつた
後伸線加工に付し、次いで皮削加工を行なう点に
存在する。 [作用] 本発明者等は、表面品質並びに寸法精度の優れ
たTi合金線材を得るために、(1)材料自体の塑性
加工性を向上させると共に、(2)スケールや硬化層
の生成をできる限り抑える必要があると考え、熱
処理条件の見直しを行なつた。 即ち伸線加工に際し塑性加工性を向上させる手
段としては従来焼鈍処理を行なうことが望ましい
とされていたが、α+β型Ti合金の場合には前
述の如く焼鈍処理では塑性加工性を上げる(降伏
比を下げる)ことができず、しかもこのときに材
料表層にスケールや硬化層が生成しており、熱処
理条件に問題があつた。こうした状況から本発明
者等はスケールや硬化層の発生を最小限に抑えつ
つ降伏比を下げることができる様な熱処理条件に
ついて種々検討を重ねた結果前記構成に到達し
た。 即ち本発明においてはα+β型Ti合金を溶解
して得た鋳塊を圧延して素線材を製造し、これを
800〜900℃に加熱した後直ちに浸水冷却処理を行
なう。これによりスケールや硬化層の生成が僅か
で且つ降伏比の低い熱処理線材を得ることができ
る。即ち上記熱処理温度が800℃より低い場合に
は降伏比の低下度が少なく満足し得る塑性加工性
を得ることができない。一方熱処理温度が900℃
を超えると降伏比の低下度が少ないだけでなく引
張強さ並びに耐力が上昇して塑性加工性が悪化す
る。従つて熱処理温度は800〜900℃とする必要が
ある。尚熱処理時間は線径の中心部が所定の温度
に達するに要する時間であれば十分である。即ち
空中加熱の場合あまり長時間加熱すれば酸化スケ
ールが厚くなる等の不都合なことが生じる。した
がつて加熱時間の目安としては直径8mmのとき10
〜30分とすることが望ましい。また熱処理は従来
と同様空気中で行なえばよいが、スケール等の生
成をより確実に抑える為にはArやCO2等の不活
性ガス雰囲気中で行なうことが望ましい。次いで
加熱した素線材を冷却するに当たつては熱処理完
了後直ちに素線材を冷却水中に浸漬する。これに
より加熱素線材が急冷されて機械的性質の改善が
進むと共に空気との接触を防止してスケールおよ
び硬化層の生成を抑制する。 尚上記熱処理・急冷によつて降伏比が低下する
理由は明確にし得た訳ではないが、焼入れ処理に
よつて不安定β相が残留したことによるものと考
えられる。この不安定β相は別の温度で焼入れた
ときに得られるβ相より小さい応力で変態をとも
なつて変形をはじめるため降伏応力が最も低くな
るものと考えられる。そしてこの最適不安定β相
が得られる焼入れ温度が合金組成に依存すること
は言う迄もない。 こうして得た熱処理素線材は塑性加工性に優れ
ており、これを伸線加工に付すことによつて表面
状態を平滑で寸法精度の優れたα+β型Ti合金
線材を得ることができる。次いで該伸線材を皮削
りすると表層に僅かに残つているスケールや硬化
層が比較的簡単に除去され、表面品質並びに寸法
精度の優れたα+β型Ti合金線材を得ることが
できる。尚上記皮削加工においては被皮削材の表
面が平滑化されているので皮削位置が安定し、表
面精度の低下をまねくことがない。 本発明の基本構成は上記の通りである。ところ
で本発明課題とは別の問題であるが、従来は厚い
スケールや硬化層を有する材料を皮削りしていた
為に皮削工具(鋼の場合に切削性がよいという経
験からJIS−S種Ti含有超硬工具がそのまま使用
されていた)が激しく損耗するという問題があつ
た。即ち工具の損傷による線材寸法精度の低下お
よび工具交換による生産性の低下を解消すること
が別の要請として存在していた。しかるに本発明
の完成により、被皮削材料はスケールや硬化層を
僅かに有するだけでしかも表面性状の平滑な材料
となつたので皮削用切削工具の損耗も小さくなり
寸法精度の低下および生産性の低下を防止するこ
とができる様になつた。 尚本発明者等は皮削工具の種類についても検討
を加えた結果、α+β型Ti合金線材の皮削に当
たつてはTiを含まない切削工具[JIS−G種や
JIS−D種の超硬工具(第1表参照)、セラミツク
製工具等]の方が耐摩耗性に優れ、損傷し難いこ
とを見出し、またこれらの切削工具を用いること
によつて長期に亘り工具交換を行なうことなし
に、寸法精度の優れたα+β型Ti合金線材を得
ることに成功した。
β型Ti合金線材を製造する方法に関するもので
ある。 [従来の技術] α+β型Ti合金は比強度が高く耐食性に優れ
ているところから航空機や宇宙機器等の広い分野
に適用されている。しかるにα+β型Ti合金は
Ti合金全般に当てはまることではあるが加工性
が極めて悪いという欠点があり所望形状に仕上げ
ることが難しく、特にTi合金線材の製造には多
くの困難を伴ない表面品質並びに寸法精度の優れ
た線材を得ることができなかつた。尚α+β型
Ti合金の例としてはTi−6Al−4V合金をはじめ
としてTi−3Al−2.5V合金、Ti−8Mn合金、Ti
−8Al−1Mo−1V合金、Ti−6Al−6V−2Sn合
金、Ti−6Al−2Sn−4Zr−2Mo合金等が挙げら
れる。 即ちα+β型Ti合金線材を製造するに当たつ
ては、該Ti合金を真空溶解して得た鋳塊を分塊
圧延してビレツトとし、これを更に圧延して粗線
材とする。次いで粗線材を焼鈍処理(通常700〜
750℃に加熱後、空冷)に付して焼鈍線材を得、
これを成形加工して所望径のTi合金線材とする。
ところで上記成形加工手段として伸線加工を適用
することができれば問題は少ないが、上述の焼鈍
線材を伸線しようとする途中で断線してしまい伸
線することができない。そこで止むを得ず皮削加
工によつて所望線径に仕上げている。この原因の
1つはTi合金材を圧延および熱処理する際に表
面に強靭なスケールが発生するだけでなくTi合
金中に酸素が侵入してαケースと呼ばれる硬化層
が生成するからであると言われている。従つて伸
線加工する前に上記スケールや硬化層を除去する
必要があるが、現状では有効な除去手段が見出さ
れていない。また伸線加工を困難にしている原因
は上記スケールや硬化層の存在だけではなく、焼
鈍線材自身の塑性加工性が悪いことが大きなウエ
ートを占めていると考えなければならないと思わ
れる。そこで焼鈍処理後、皮削加工に付して得た
Ti合金線材を引張試験に供し、その諸特性を調
べてみると第2図に示す通りであつて、降伏比が
90%を超えており塑性加工性が非常に悪いのも当
然であることが判明した。 [発明が解決しようとする問題点] 上記の如く、従来法では伸線加工という手段を
採用することができない為焼鈍線材を皮削加工し
ているが、皮削加工自体の精度の悪さに加えてス
ケールや硬化層の存在する焼鈍線材を皮削りする
ことや圧延表面の残つている焼鈍線材を直接皮削
りすること等の為に皮削位置が不安定となり、そ
れらの結果表面品質並びに寸法精度の優れたTi
合金線材を得ることができなかつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明はこうした事情に着目し鋭意検討を重ね
た結果完成されたものであつて、その要旨は、α
+β型Ti合金鋳塊を圧延して得た線材を800〜
900℃に加熱し、直ちに浸水冷却処理を行なつた
後伸線加工に付し、次いで皮削加工を行なう点に
存在する。 [作用] 本発明者等は、表面品質並びに寸法精度の優れ
たTi合金線材を得るために、(1)材料自体の塑性
加工性を向上させると共に、(2)スケールや硬化層
の生成をできる限り抑える必要があると考え、熱
処理条件の見直しを行なつた。 即ち伸線加工に際し塑性加工性を向上させる手
段としては従来焼鈍処理を行なうことが望ましい
とされていたが、α+β型Ti合金の場合には前
述の如く焼鈍処理では塑性加工性を上げる(降伏
比を下げる)ことができず、しかもこのときに材
料表層にスケールや硬化層が生成しており、熱処
理条件に問題があつた。こうした状況から本発明
者等はスケールや硬化層の発生を最小限に抑えつ
つ降伏比を下げることができる様な熱処理条件に
ついて種々検討を重ねた結果前記構成に到達し
た。 即ち本発明においてはα+β型Ti合金を溶解
して得た鋳塊を圧延して素線材を製造し、これを
800〜900℃に加熱した後直ちに浸水冷却処理を行
なう。これによりスケールや硬化層の生成が僅か
で且つ降伏比の低い熱処理線材を得ることができ
る。即ち上記熱処理温度が800℃より低い場合に
は降伏比の低下度が少なく満足し得る塑性加工性
を得ることができない。一方熱処理温度が900℃
を超えると降伏比の低下度が少ないだけでなく引
張強さ並びに耐力が上昇して塑性加工性が悪化す
る。従つて熱処理温度は800〜900℃とする必要が
ある。尚熱処理時間は線径の中心部が所定の温度
に達するに要する時間であれば十分である。即ち
空中加熱の場合あまり長時間加熱すれば酸化スケ
ールが厚くなる等の不都合なことが生じる。した
がつて加熱時間の目安としては直径8mmのとき10
〜30分とすることが望ましい。また熱処理は従来
と同様空気中で行なえばよいが、スケール等の生
成をより確実に抑える為にはArやCO2等の不活
性ガス雰囲気中で行なうことが望ましい。次いで
加熱した素線材を冷却するに当たつては熱処理完
了後直ちに素線材を冷却水中に浸漬する。これに
より加熱素線材が急冷されて機械的性質の改善が
進むと共に空気との接触を防止してスケールおよ
び硬化層の生成を抑制する。 尚上記熱処理・急冷によつて降伏比が低下する
理由は明確にし得た訳ではないが、焼入れ処理に
よつて不安定β相が残留したことによるものと考
えられる。この不安定β相は別の温度で焼入れた
ときに得られるβ相より小さい応力で変態をとも
なつて変形をはじめるため降伏応力が最も低くな
るものと考えられる。そしてこの最適不安定β相
が得られる焼入れ温度が合金組成に依存すること
は言う迄もない。 こうして得た熱処理素線材は塑性加工性に優れ
ており、これを伸線加工に付すことによつて表面
状態を平滑で寸法精度の優れたα+β型Ti合金
線材を得ることができる。次いで該伸線材を皮削
りすると表層に僅かに残つているスケールや硬化
層が比較的簡単に除去され、表面品質並びに寸法
精度の優れたα+β型Ti合金線材を得ることが
できる。尚上記皮削加工においては被皮削材の表
面が平滑化されているので皮削位置が安定し、表
面精度の低下をまねくことがない。 本発明の基本構成は上記の通りである。ところ
で本発明課題とは別の問題であるが、従来は厚い
スケールや硬化層を有する材料を皮削りしていた
為に皮削工具(鋼の場合に切削性がよいという経
験からJIS−S種Ti含有超硬工具がそのまま使用
されていた)が激しく損耗するという問題があつ
た。即ち工具の損傷による線材寸法精度の低下お
よび工具交換による生産性の低下を解消すること
が別の要請として存在していた。しかるに本発明
の完成により、被皮削材料はスケールや硬化層を
僅かに有するだけでしかも表面性状の平滑な材料
となつたので皮削用切削工具の損耗も小さくなり
寸法精度の低下および生産性の低下を防止するこ
とができる様になつた。 尚本発明者等は皮削工具の種類についても検討
を加えた結果、α+β型Ti合金線材の皮削に当
たつてはTiを含まない切削工具[JIS−G種や
JIS−D種の超硬工具(第1表参照)、セラミツク
製工具等]の方が耐摩耗性に優れ、損傷し難いこ
とを見出し、またこれらの切削工具を用いること
によつて長期に亘り工具交換を行なうことなし
に、寸法精度の優れたα+β型Ti合金線材を得
ることに成功した。
【表】
[実施例]
Ti−6Al−4V合金鋳塊を圧延して得た線材を、
700〜950℃の範囲で30分間熱処理した後、直ちに
水槽へ投入して冷却した。得られた線材の機械的
性質を夫々調べたところ第1図に示す結果が得ら
れた。 第1図に示す様に、800〜900℃殊に850℃で熱
処理したとき、降伏比も低下は顕著であり優れた
塑性加工性を得ることができることが確認され
た。 実施例 Ti−6Al−4V合金を真空アーク溶解して鋳解
(5t)を溶製し、続いて分塊圧延により120mm角の
ビレツトとし、表面疵を除去した後8mm〓の線材
に圧延した。該圧延線材を大気中にて850℃で30
分加熱後、水中で冷却して得た線材の機械的性質
を調べたところ第2表に示す結果が得られた。比
較例として上記圧延線材を700℃で2時間加熱後、
空冷して得た線材の機械的性質を調べ第2表に併
記した。
700〜950℃の範囲で30分間熱処理した後、直ちに
水槽へ投入して冷却した。得られた線材の機械的
性質を夫々調べたところ第1図に示す結果が得ら
れた。 第1図に示す様に、800〜900℃殊に850℃で熱
処理したとき、降伏比も低下は顕著であり優れた
塑性加工性を得ることができることが確認され
た。 実施例 Ti−6Al−4V合金を真空アーク溶解して鋳解
(5t)を溶製し、続いて分塊圧延により120mm角の
ビレツトとし、表面疵を除去した後8mm〓の線材
に圧延した。該圧延線材を大気中にて850℃で30
分加熱後、水中で冷却して得た線材の機械的性質
を調べたところ第2表に示す結果が得られた。比
較例として上記圧延線材を700℃で2時間加熱後、
空冷して得た線材の機械的性質を調べ第2表に併
記した。
【表】
第2表に示す様に、比較例線材の降伏比は93%
と高く伸線加工が困難であるのに対し、本発明線
材の降伏比は74%と低く塑性加工性が良好であ
り、以後の工程で伸線加工によるサイジングを行
なうことができる。 次に上述の本発明線材および比較例線材を下記
スケジユールに従つて加工し、工具の摩耗状況を
調べたところ第3表に示す結果が得られた。尚本
発明例においては皮削工具としてJIS−G種2号
およびJIS−S種2号を使用し、比較例ではJIS−
S種2号を使用した。 (加工スケジユール) 本発明 8mm〓伸線 ――→ 7.75mm〓皮削 ――→ 7.45mm〓再皮削 ――――→ 7.15mm〓 比較例 8mm〓皮削 ――→ 7.70mm〓
と高く伸線加工が困難であるのに対し、本発明線
材の降伏比は74%と低く塑性加工性が良好であ
り、以後の工程で伸線加工によるサイジングを行
なうことができる。 次に上述の本発明線材および比較例線材を下記
スケジユールに従つて加工し、工具の摩耗状況を
調べたところ第3表に示す結果が得られた。尚本
発明例においては皮削工具としてJIS−G種2号
およびJIS−S種2号を使用し、比較例ではJIS−
S種2号を使用した。 (加工スケジユール) 本発明 8mm〓伸線 ――→ 7.75mm〓皮削 ――→ 7.45mm〓再皮削 ――――→ 7.15mm〓 比較例 8mm〓皮削 ――→ 7.70mm〓
【表】
第3表に示す様に本発明では不都合なしに伸線
加工を行なうことができたが、比較例では伸線し
ようとすると断線が起こる為止むを得ず皮削加工
のみを行なつた。また本発明においてJIS−G種
2号の切削工具を用いた場合(No.1〜3)には皮
削加工中の線径の増大は殆んど見られなかつた
が、JIS−S種2号の切削工具を用いたNo.4では
若干の線径増大並びに焼付きが見られた。これら
に対しNo.5、6(比較例)では切削工具の摩耗が
激しく皮削加工中の線径増大は加工量が18.0〜
22.5Kgと少量であるにもかかわらず0.08〜0.09mm
と激しく焼付きや工具の欠損が発生した。即ち本
発明では寸法精度並びに表面品質の優れた線材を
得ることができたが、比較例では寸法精度の悪化
と共に線材表面品質も劣悪であつた。 [発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、表面品質
並びに寸法精度の優れたα+β型Ti合金線材を
得ることができる。
加工を行なうことができたが、比較例では伸線し
ようとすると断線が起こる為止むを得ず皮削加工
のみを行なつた。また本発明においてJIS−G種
2号の切削工具を用いた場合(No.1〜3)には皮
削加工中の線径の増大は殆んど見られなかつた
が、JIS−S種2号の切削工具を用いたNo.4では
若干の線径増大並びに焼付きが見られた。これら
に対しNo.5、6(比較例)では切削工具の摩耗が
激しく皮削加工中の線径増大は加工量が18.0〜
22.5Kgと少量であるにもかかわらず0.08〜0.09mm
と激しく焼付きや工具の欠損が発生した。即ち本
発明では寸法精度並びに表面品質の優れた線材を
得ることができたが、比較例では寸法精度の悪化
と共に線材表面品質も劣悪であつた。 [発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、表面品質
並びに寸法精度の優れたα+β型Ti合金線材を
得ることができる。
第1図は熱処理条件を求めるために行なつた実
験の結果を示すグラフ、第2図は700℃および850
℃焼鈍材の機械的性質を示すグラフである。
験の結果を示すグラフ、第2図は700℃および850
℃焼鈍材の機械的性質を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 α+β型Ti合金鋳塊を圧延して得た線材を
800〜900℃に加熱し、直ちに浸水冷却処理を行な
つた後伸線加工に付し、次いで皮削加工を行なう
ことを特徴とする表面品質並びに寸法精度の優れ
たTi合金線材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7180885A JPS61231150A (ja) | 1985-04-04 | 1985-04-04 | Ti合金線材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7180885A JPS61231150A (ja) | 1985-04-04 | 1985-04-04 | Ti合金線材の製造方法 |
Publications (2)
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| JPS61231150A JPS61231150A (ja) | 1986-10-15 |
| JPH0135068B2 true JPH0135068B2 (ja) | 1989-07-24 |
Family
ID=13471235
Family Applications (1)
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| JP7180885A Granted JPS61231150A (ja) | 1985-04-04 | 1985-04-04 | Ti合金線材の製造方法 |
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| JP (1) | JPS61231150A (ja) |
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| RU2691815C1 (ru) * | 2018-03-05 | 2019-06-18 | Хермит Эдванст Технолоджиз ГмбХ | СПОСОБ ИЗГОТОВЛЕНИЯ ПРОВОЛОКИ ИЗ (α+β)-ТИТАНОВОГО СПЛАВА ДЛЯ АДДИТИВНОЙ ТЕХНОЛОГИИ С КОНТРОЛЕМ ПОЛЯ ДОПУСКА ТЕМПЕРАТУРЫ ДЕФОРМАЦИИ |
-
1985
- 1985-04-04 JP JP7180885A patent/JPS61231150A/ja active Granted
Also Published As
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| JPS61231150A (ja) | 1986-10-15 |
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