JPH0139786B2 - - Google Patents
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- JPH0139786B2 JPH0139786B2 JP61068202A JP6820286A JPH0139786B2 JP H0139786 B2 JPH0139786 B2 JP H0139786B2 JP 61068202 A JP61068202 A JP 61068202A JP 6820286 A JP6820286 A JP 6820286A JP H0139786 B2 JPH0139786 B2 JP H0139786B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic hydroxyapatite
- bone
- repair material
- hydroxyapatite
- synthetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Materials For Medical Uses (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、たとえば歯科治療において歯槽
骨、顎骨などの生体硬組織の欠損部や抜歯窩を補
修するのに用いられる生体硬組織補修材料および
その製造法に関するものである。
骨、顎骨などの生体硬組織の欠損部や抜歯窩を補
修するのに用いられる生体硬組織補修材料および
その製造法に関するものである。
発明の背景
歯科治療においては、骨腫瘍や骨嚢胞の除去さ
らには歯槽膿漏などによつて歯槽骨や顎骨に欠損
をきたしたり、歯牙そのものを抜歯することによ
つて抜歯窩を形成せしめたりすることがよくあ
る。従来、このような場合は、骨欠損部や抜歯窩
を放置して自然治癒に委ねたり、患者自身の自家
骨の海綿組織を採取してこれで骨欠損部や抜歯窩
を補修するか、または自家骨以外の同種骨ないし
異種骨を移植したり、さらには人工の生体材料を
使用したりする種々の方法が検討されて来たが、
これらはいずれも克服しがたい多くの問題を有し
ており、また適応症が限られていて、現在まだ実
用段階に至つていない。
らには歯槽膿漏などによつて歯槽骨や顎骨に欠損
をきたしたり、歯牙そのものを抜歯することによ
つて抜歯窩を形成せしめたりすることがよくあ
る。従来、このような場合は、骨欠損部や抜歯窩
を放置して自然治癒に委ねたり、患者自身の自家
骨の海綿組織を採取してこれで骨欠損部や抜歯窩
を補修するか、または自家骨以外の同種骨ないし
異種骨を移植したり、さらには人工の生体材料を
使用したりする種々の方法が検討されて来たが、
これらはいずれも克服しがたい多くの問題を有し
ており、また適応症が限られていて、現在まだ実
用段階に至つていない。
近年、示性式Cam(PO4)n(OH)
(ただし、1.4<m/n<1.7)で示される合成カ
ルシウムハイドロキシアパタイト(この明細書全
体を通してこれを「合成水酸アパタイト」と称す
る)が生体との親和性に富む点に注目して、これ
を人工骨ないし人工歯根の材料として臨床的に応
用する研究がなされ、多くの論文が発表されてい
る(たとえば株式会社産業技術センター発行「セ
ラミツクス材料技術集成」1030〜1035頁)。
ルシウムハイドロキシアパタイト(この明細書全
体を通してこれを「合成水酸アパタイト」と称す
る)が生体との親和性に富む点に注目して、これ
を人工骨ないし人工歯根の材料として臨床的に応
用する研究がなされ、多くの論文が発表されてい
る(たとえば株式会社産業技術センター発行「セ
ラミツクス材料技術集成」1030〜1035頁)。
人工の生体材料として合成水酸アパタイトを用
いる場合、一般的な生体材料としての条件のほか
に、インプラント後その周囲に骨組織の速やかな
再生を可能ならしめる性質を有することが必要で
ある。骨の速やかな再生のためには、インプラン
トした合成水酸アパタイト製の生体材料の周囲に
骨芽細胞を積極的に分化させて生体材料に誘導し
てやればよく、骨芽細胞の分化促進因子の1つに
単球などの骨髄系細胞から分泌される液性因子が
あり、これらが共同して骨形成に関与しているこ
とが知られている。
いる場合、一般的な生体材料としての条件のほか
に、インプラント後その周囲に骨組織の速やかな
再生を可能ならしめる性質を有することが必要で
ある。骨の速やかな再生のためには、インプラン
トした合成水酸アパタイト製の生体材料の周囲に
骨芽細胞を積極的に分化させて生体材料に誘導し
てやればよく、骨芽細胞の分化促進因子の1つに
単球などの骨髄系細胞から分泌される液性因子が
あり、これらが共同して骨形成に関与しているこ
とが知られている。
従来技術およびその問題点
これまでの文献によれば、生体材料として合成
水酸アパタイトを用いる従来の研究においては、
生体の異物排除作用を克服するために、合成水酸
アパタイト粒子を高温で焼結して粒子の表面積を
増大させることにより骨芽細胞を豊富に分化させ
て単位時間当りの骨形成率を高めることに主眼が
置かれていた。そして生体硬組織補修材料の多く
は、上記のようにして得られた合成水酸アパタイ
ト粒子の焼結体を主成分とし、ついでこれを成形
後1000〜1300℃の温度範囲で焼成して得られたも
のであつた。
水酸アパタイトを用いる従来の研究においては、
生体の異物排除作用を克服するために、合成水酸
アパタイト粒子を高温で焼結して粒子の表面積を
増大させることにより骨芽細胞を豊富に分化させ
て単位時間当りの骨形成率を高めることに主眼が
置かれていた。そして生体硬組織補修材料の多く
は、上記のようにして得られた合成水酸アパタイ
ト粒子の焼結体を主成分とし、ついでこれを成形
後1000〜1300℃の温度範囲で焼成して得られたも
のであつた。
しかしながら、このようにして得られた補修材
料は、合成水酸アパタイト粒子の表面が焼結によ
つてセラミツク化されたものであり、そのため体
液に対する補修材料の溶解性が全くないうえに、
表面積が縮小されていた。したがつてこのように
セラミツク化された合成水酸アパタイト焼結体を
生体硬組織の補修材料として用いると、その周囲
にマクロフアージを誘導することができず、骨芽
細胞の分化も低調であつた。そのため施術後その
周囲に骨組織が再生するまでに数カ月以上もの長
い期間が必要であり、この期間内に同焼結体より
なる補修材料が細菌による疾患の感染や生体側か
らの異物排除作用を受け、新生骨の生成が速やか
に進行しにくい状況があつた。
料は、合成水酸アパタイト粒子の表面が焼結によ
つてセラミツク化されたものであり、そのため体
液に対する補修材料の溶解性が全くないうえに、
表面積が縮小されていた。したがつてこのように
セラミツク化された合成水酸アパタイト焼結体を
生体硬組織の補修材料として用いると、その周囲
にマクロフアージを誘導することができず、骨芽
細胞の分化も低調であつた。そのため施術後その
周囲に骨組織が再生するまでに数カ月以上もの長
い期間が必要であり、この期間内に同焼結体より
なる補修材料が細菌による疾患の感染や生体側か
らの異物排除作用を受け、新生骨の生成が速やか
に進行しにくい状況があつた。
この発明は、上記のような骨芽細胞の分化機構
と合成水酸アパタイトの体液への溶解性の相互作
用を考慮してなされたものであり、生体側の異物
除去作用を惹起することなく周囲に速やかに新生
骨を形成せしめて、生体硬組織と融合一体化する
ことができ、また生体硬組織の如何なる形状の欠
損部や抜歯窩に対しても適用できてこれらを完全
に補修でき、しかも工業的にも容易に生産できて
コスト的にも申し分のない生体硬組織補修材料お
よびその製造法を提供することを目的とする。
と合成水酸アパタイトの体液への溶解性の相互作
用を考慮してなされたものであり、生体側の異物
除去作用を惹起することなく周囲に速やかに新生
骨を形成せしめて、生体硬組織と融合一体化する
ことができ、また生体硬組織の如何なる形状の欠
損部や抜歯窩に対しても適用できてこれらを完全
に補修でき、しかも工業的にも容易に生産できて
コスト的にも申し分のない生体硬組織補修材料お
よびその製造法を提供することを目的とする。
問題点の解決手段
この発明による生体硬組織補修材料は、一般式
Cam(PO4)n(OH)(ただし、1.4<m/n<
1.7)なる組成を有する合成水酸アパタイトより
なる粉状物ないしこれから成形した成形物の焼成
体の表面に、Cap(PO4)q(OH)(ただし、1.4
<p/q<1.7)なる組成を有する非焼成の合成
水酸アパタイトよりなる被覆層が形成されている
ことを特徴とする。
Cam(PO4)n(OH)(ただし、1.4<m/n<
1.7)なる組成を有する合成水酸アパタイトより
なる粉状物ないしこれから成形した成形物の焼成
体の表面に、Cap(PO4)q(OH)(ただし、1.4
<p/q<1.7)なる組成を有する非焼成の合成
水酸アパタイトよりなる被覆層が形成されている
ことを特徴とする。
またこの発明による補修材料の製造法は、一般
式Cam(PO4)n(OH)(ただし、1.4<m/n<
1.7)なる組成を有する合成水酸アパタイトより
なる粉状物ないしこれから成形した成形物の焼成
体に、リン酸基を結合させ、ついでリン酸基にカ
ルシウムイオンを反応させて、上記焼成体の表面
に一般式Cap(PO4)q(OH)(ただし、1.4<
p/q<1.7)なる組成を有する非焼成の合成水
酸アパタイトよりなる被覆層を形成することを特
徴とする。
式Cam(PO4)n(OH)(ただし、1.4<m/n<
1.7)なる組成を有する合成水酸アパタイトより
なる粉状物ないしこれから成形した成形物の焼成
体に、リン酸基を結合させ、ついでリン酸基にカ
ルシウムイオンを反応させて、上記焼成体の表面
に一般式Cap(PO4)q(OH)(ただし、1.4<
p/q<1.7)なる組成を有する非焼成の合成水
酸アパタイトよりなる被覆層を形成することを特
徴とする。
この発明において、焼成体を構成するための合
成水酸アパタイトは、湿式合成法、乾式合成法お
よび水熱合成法のいずれかの方法によつて製造さ
れたものでもよい。
成水酸アパタイトは、湿式合成法、乾式合成法お
よび水熱合成法のいずれかの方法によつて製造さ
れたものでもよい。
合成水酸アパタイトよりなる成形物の焼成体
は、圧縮成形機その他の通常の成形装置を用い
て、合成水酸アパタイトの粉状物を常法によつて
顆粒状、円柱ないし角柱状、板状、円錐ないし角
錐状などに成形し、ついで1000〜1300℃の温度範
囲で焼成を行なうことにより得たものである。
は、圧縮成形機その他の通常の成形装置を用い
て、合成水酸アパタイトの粉状物を常法によつて
顆粒状、円柱ないし角柱状、板状、円錐ないし角
錐状などに成形し、ついで1000〜1300℃の温度範
囲で焼成を行なうことにより得たものである。
合成水酸アパタイトの被覆層は、合成水酸アパ
タイト焼成体をリン酸ないしその塩の溶液で処理
し、ついでカルシウムないしその塩の溶液で処理
し、処理品を100〜400℃、好ましくは約200℃の
温度で乾燥することにより形成したものである。
こうして形成された被覆層は、一般式Cap(PO4)
q(OH)なる組成を有する非焼成の合成水酸ア
パタイトである。そしてこの合成水酸アパタイト
はX線回折解析から見て、生体硬組織を構成する
生体水酸アパタイトと同じく、結晶構造的に非品
質のものである。
タイト焼成体をリン酸ないしその塩の溶液で処理
し、ついでカルシウムないしその塩の溶液で処理
し、処理品を100〜400℃、好ましくは約200℃の
温度で乾燥することにより形成したものである。
こうして形成された被覆層は、一般式Cap(PO4)
q(OH)なる組成を有する非焼成の合成水酸ア
パタイトである。そしてこの合成水酸アパタイト
はX線回折解析から見て、生体硬組織を構成する
生体水酸アパタイトと同じく、結晶構造的に非品
質のものである。
作用および効果
この発明による生体硬組織の補修材料は、合成
水酸アパタイトの粉状物ないし成形物の焼成体で
構成された内部体と、これの表面に形成された非
焼成の合成水酸アパタイトの被覆層とよりなる二
重構造をなすものである。
水酸アパタイトの粉状物ないし成形物の焼成体で
構成された内部体と、これの表面に形成された非
焼成の合成水酸アパタイトの被覆層とよりなる二
重構造をなすものである。
そして内部の焼成体は、焼成によりセラミツク
化されているためX線造影性を発揮する。したが
つて施術後の状況をX線で確認することができ
る。また焼成セラミツク化によつて充填後の補修
材料の機械的強度を増大することができる。
化されているためX線造影性を発揮する。したが
つて施術後の状況をX線で確認することができ
る。また焼成セラミツク化によつて充填後の補修
材料の機械的強度を増大することができる。
他方、被覆層を構成する合成水酸アパタイト
は、生体硬組織を構成する生体水酸アパタイトと
同じく、X線回折解析から見て非晶質であるの
で、骨欠損部や抜歯窩に充填された補修材料は、
体液にやや溶解性を有し、その結果その周囲にマ
クロフアージを誘導し、骨芽細胞の分化を促進さ
せて速やかに新生骨を形成せしめることができ
る。そのためこの発明による補修材料は、生体硬
組織を構成する生体水酸アパタイトと徐々に融合
一体化し、生体側の異物排除作用は全く認められ
ない。
は、生体硬組織を構成する生体水酸アパタイトと
同じく、X線回折解析から見て非晶質であるの
で、骨欠損部や抜歯窩に充填された補修材料は、
体液にやや溶解性を有し、その結果その周囲にマ
クロフアージを誘導し、骨芽細胞の分化を促進さ
せて速やかに新生骨を形成せしめることができ
る。そのためこの発明による補修材料は、生体硬
組織を構成する生体水酸アパタイトと徐々に融合
一体化し、生体側の異物排除作用は全く認められ
ない。
またこの発明による補修材料は粉状物ないしこ
れから成形された顆粒状、柱状、板状、錐状など
様々の形状をなすので、生体硬組織の如何なる形
状の欠損部や抜歯窩に対しても、これを適用する
ことができる。
れから成形された顆粒状、柱状、板状、錐状など
様々の形状をなすので、生体硬組織の如何なる形
状の欠損部や抜歯窩に対しても、これを適用する
ことができる。
さらにこの発明による製造法は、特殊な装置や
特殊な操作を必要としないので、多大な費用およ
び労力を費やす必要がなく、コスト的に有利な製
品を得ることができる。
特殊な操作を必要としないので、多大な費用およ
び労力を費やす必要がなく、コスト的に有利な製
品を得ることができる。
実施例
上記効果を実証するためにこの発明の実施例お
よび使用例を示す。
よび使用例を示す。
実施例 1
(粉状物)
(a) 水酸化カルシウム1174gと蒸留水12とより
なる懸濁液を40の撹拌機付きステンレス鋼製
反応タンクに入れ、水を約15追加した。つい
で温度を55℃に保ち、撹拌下に30%リン酸液
3920gを滴下し、撹拌をさらに2時間続けた。
なる懸濁液を40の撹拌機付きステンレス鋼製
反応タンクに入れ、水を約15追加した。つい
で温度を55℃に保ち、撹拌下に30%リン酸液
3920gを滴下し、撹拌をさらに2時間続けた。
得られた反応生成物を加圧濾過機で脱水処理
し、脱水ケーキをオーブンで温度190℃で2時
間乾燥した後、粉砕機で砕いた。こうして粒径
100μm以下の粉状の合成水酸アパタイト2021
gを得た。
し、脱水ケーキをオーブンで温度190℃で2時
間乾燥した後、粉砕機で砕いた。こうして粒径
100μm以下の粉状の合成水酸アパタイト2021
gを得た。
(b) この粉状合成水酸アパタイトを250g取つて
温度1250℃で2時間焼成し、粒径100μ以下の
粉状の焼成体243gを得た。
温度1250℃で2時間焼成し、粒径100μ以下の
粉状の焼成体243gを得た。
(c) この粉状焼成体を1のガラス製容器に入
れ、2%リン酸液を500gずつ添加して全体を
1時間静置し、粉状焼成体の表面にリン酸基を
結合せしめた。ついで水酸化カルシウムの1%
水懸濁液を加えて、結合リン酸基にカルシウム
イオンを反応させた。ついで脱水処理後、脱水
品を200℃で1時間乾燥した。
れ、2%リン酸液を500gずつ添加して全体を
1時間静置し、粉状焼成体の表面にリン酸基を
結合せしめた。ついで水酸化カルシウムの1%
水懸濁液を加えて、結合リン酸基にカルシウム
イオンを反応させた。ついで脱水処理後、脱水
品を200℃で1時間乾燥した。
こうして粉末焼成体の表面に非焼成の合成水
酸アパタイトの被覆層を形成し、粒径100μm
以下の粉状補修材料を得た。
酸アパタイトの被覆層を形成し、粒径100μm
以下の粉状補修材料を得た。
実施例 2
(成形物)
実施例1の工程(a)で得られた未焼成の粉状水酸
アパタイトを1500g取つて、これに粘結剤として
ポリビニルアルコールの3%水溶液を50g添加し
て混合し、得られた混合物から通常の圧縮成形機
を用いて粒径0.5〜1.0mmの顆粒状成形物250g、
直径2mm長さ12mmの円柱状成形物250g、短辺5
mm長辺15mm厚さ2mmの矩形板状成形物250gおよ
び底面直径5mm高さ10mmの円錐状成形物をそれぞ
れ得た。
アパタイトを1500g取つて、これに粘結剤として
ポリビニルアルコールの3%水溶液を50g添加し
て混合し、得られた混合物から通常の圧縮成形機
を用いて粒径0.5〜1.0mmの顆粒状成形物250g、
直径2mm長さ12mmの円柱状成形物250g、短辺5
mm長辺15mm厚さ2mmの矩形板状成形物250gおよ
び底面直径5mm高さ10mmの円錐状成形物をそれぞ
れ得た。
これら4種類の成形物を温度190℃で2時間乾
燥後温度1250℃で2時間焼成し、セラミツク化さ
れた成形焼成体をそれぞれ240g、237g、242g
および240g得た。
燥後温度1250℃で2時間焼成し、セラミツク化さ
れた成形焼成体をそれぞれ240g、237g、242g
および240g得た。
こうして得られた成形焼成体についてそれぞれ
実施例1の工程(c)と同じ操作を行ない、各焼成体
の表面に非焼成の合成水酸アパタイトの被覆層を
形成し、顆粒状、円柱状、板状および円錐状の成
形補修材料を得た。
実施例1の工程(c)と同じ操作を行ない、各焼成体
の表面に非焼成の合成水酸アパタイトの被覆層を
形成し、顆粒状、円柱状、板状および円錐状の成
形補修材料を得た。
分 析
実施例1および2で得られたこの発明による補
修材料について、内部の焼成体と被覆層をなす非
焼成体とをそれぞれ取り、化学分析およびX線回
折解析を行なつた。
修材料について、内部の焼成体と被覆層をなす非
焼成体とをそれぞれ取り、化学分析およびX線回
折解析を行なつた。
化学分析では両者とも化学式Co10(PO4)6
(OH)2で示される化学量論的構造を有する合成
アパタイトであることが確認された。
(OH)2で示される化学量論的構造を有する合成
アパタイトであることが確認された。
またX線回折解析では内部の焼成体は典型的な
アパタイトの回折図形を示し、被覆層はX線回折
解析的に非晶質の回折図形を示した。
アパタイトの回折図形を示し、被覆層はX線回折
解析的に非晶質の回折図形を示した。
使用例 1
実施例1で得られた粒径100μm以下の粉状補
修材料5gと、実施例2で得られた粒径0.5〜1.0
mmの顆粒状補修材料20gとを混合した。混合物を
オーブン内で400℃で6時間加熱し、滅菌処理し
た。
修材料5gと、実施例2で得られた粒径0.5〜1.0
mmの顆粒状補修材料20gとを混合した。混合物を
オーブン内で400℃で6時間加熱し、滅菌処理し
た。
処理物を体重200gのウイスター系ラツトの顎
骨内に充填し、経時的に観察を行なつた。
骨内に充填し、経時的に観察を行なつた。
施術後3日〜1週間経過後、充填された材料の
周囲に新生骨が速やかに生成したことが認めら
れ、4週間経過後には同材料が顎骨と完全に融合
一体化していることが認められた。
周囲に新生骨が速やかに生成したことが認めら
れ、4週間経過後には同材料が顎骨と完全に融合
一体化していることが認められた。
使用例 2
実施例2で得られた円柱状成形補修材料10gと
板状成形補修材料10gとを混合し、使用例1と同
様に滅菌処理し、処理物を生後2年の成犬の顎骨
内に充填し、経時的に観察を行なつた。
板状成形補修材料10gとを混合し、使用例1と同
様に滅菌処理し、処理物を生後2年の成犬の顎骨
内に充填し、経時的に観察を行なつた。
施術後3日〜1週間経過後、充填された材料の
周囲に新生骨が速やかに生成したことが認めら
れ、4週間経過後には同材料が顎骨と完全に融合
一体化していることが認められた。
周囲に新生骨が速やかに生成したことが認めら
れ、4週間経過後には同材料が顎骨と完全に融合
一体化していることが認められた。
使用例 3
実施例2で得られた円錐状成形補修材料20gを
使用例1と同様に滅菌処理し、処理品を生後2年
の成犬の犬歯の抜歯窩に充填し、経時的に観察を
行なつた。
使用例1と同様に滅菌処理し、処理品を生後2年
の成犬の犬歯の抜歯窩に充填し、経時的に観察を
行なつた。
施術後1〜2週間経過後、充填された材料の周
囲に新生骨が速やかに生成したことが認められ、
15週間経過後には、施術した抜歯窩の周囲の歯槽
骨に何ら変化が起つていないことが認められた。
なお、通常、抜歯後の抜歯窩をそのまま放置して
おくと、抜歯窩の周囲の歯槽骨が体液中に溶出し
て徐々に消滅し、これに伴つて周囲の健全であつ
た骨が萎縮し咬合回復に悪影響が出る。
囲に新生骨が速やかに生成したことが認められ、
15週間経過後には、施術した抜歯窩の周囲の歯槽
骨に何ら変化が起つていないことが認められた。
なお、通常、抜歯後の抜歯窩をそのまま放置して
おくと、抜歯窩の周囲の歯槽骨が体液中に溶出し
て徐々に消滅し、これに伴つて周囲の健全であつ
た骨が萎縮し咬合回復に悪影響が出る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式Cam(PO4)n(OH) (ただし、1.4<m/n<1.7) なる組成を有する合成水酸アパタイトよりなる粉
状物ないしこれから成形した成形物の焼成体の表
面に、 Cap(PO4)q(OH) (ただし、1.4<p/q<1.7) なる組成を有する非焼成の合成水酸アパタイトよ
りなる被覆層が形成されていることを特徴とする
生体硬組織補修材料。 2 一般式Cam(PO4)n(OH) (ただし、1.4<m/n<1.7) なる組成を有する合成水酸アパタイトよりなる粉
状物ないしこれから成形した成形物の焼成体に、
リン酸基を結合させ、ついでリン酸基にカルシウ
ムイオンを反応させて、上記焼成体の表面に一般
式Cap(PO4)q(OH) (ただし、1.4<p/q<1.7) なる組成を有する非焼成の合成水酸アパタイトよ
りなる被覆層を形成することを特徴とする生体硬
組織補修材料の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61068202A JPS62224356A (ja) | 1986-03-26 | 1986-03-26 | 生体硬組織補修材料およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61068202A JPS62224356A (ja) | 1986-03-26 | 1986-03-26 | 生体硬組織補修材料およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62224356A JPS62224356A (ja) | 1987-10-02 |
| JPH0139786B2 true JPH0139786B2 (ja) | 1989-08-23 |
Family
ID=13366971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61068202A Granted JPS62224356A (ja) | 1986-03-26 | 1986-03-26 | 生体硬組織補修材料およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62224356A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01158965A (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-22 | Tokuyama Soda Co Ltd | 硬化性組成物 |
| JP2507953B2 (ja) * | 1990-03-23 | 1996-06-19 | 三菱マテリアル株式会社 | 骨空隙部及び骨吸収部充填用造粒物 |
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Family Cites Families (2)
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-
1986
- 1986-03-26 JP JP61068202A patent/JPS62224356A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPS62224356A (ja) | 1987-10-02 |
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