JPH0140148B2 - - Google Patents

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JPH0140148B2
JPH0140148B2 JP61089234A JP8923486A JPH0140148B2 JP H0140148 B2 JPH0140148 B2 JP H0140148B2 JP 61089234 A JP61089234 A JP 61089234A JP 8923486 A JP8923486 A JP 8923486A JP H0140148 B2 JPH0140148 B2 JP H0140148B2
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warp
glue
ester
lubricant
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JP61089234A
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Jei Hasurii Mikaeru
Tei Torazasuko Piitaa
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NASHONARU SUTAACHI ANDO CHEM CORP
Original Assignee
NASHONARU SUTAACHI ANDO CHEM CORP
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Publication of JPH0140148B2 publication Critical patent/JPH0140148B2/ja
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、織物糸のタテ糸ノリ付け方法および
そうして得られる糸の改善された製織特性を目指
している。更に、本発明は織物ノリ付け用平滑剤
との適合性が優れており、更に糊抜きの間の潤滑
剤の除去性が改善されている経糸用ノリ付け剤組
成物を利用する経糸ノリ付け方法に関する。 ここで用いる“経糸”とは、ウオーブン・フア
ブリツクにおいて縦に走る糸に当てはまる包括的
な言葉である。経糸用ノリ付け物質は、一般に粘
着作用、フイルム形成作用の結果として、強化お
よび摩耗からの糸の保護という基本的目的の為に
経糸に塗布されるあらゆる物質である。経糸のノ
リ付けは、製織操作の間のもつれおよび破損とい
う付随的問題を容易に減少させる為に堅さおよび
滑らかさをもたらすのと同時に取扱時の破損およ
び損傷を回避する為に繊維に耐摩耗性をももたら
す。 織物経糸のノリ付け−しばしばスラツシング
(slashing)とも言われる−は、ノリ付け用溶液
または分散物をかゝる糸に含浸させることより成
る。これに続いて、濡れた糸を絞りロールのセツ
トに通し、続いて乾燥することによつて過剰のノ
リ付け剤を除く処理を行う。 経糸ノリ付けは、一般に一以上の区分のビーム
を保持するクリールより成るスラツシング機械で
実施する。これらの区分ビームには一般に200〜
500本の糸の末端が係留されている。これらの数
個の区分ビームからの糸末端は、約1500〜8000の
末端を持つ、糸のシート状物を形成する為に一緒
にされている。次いでこのシート状物をノリ付け
用容器に入れ、その中において該シート状物はノ
リ付け用溶液に案内されそして、過剰のノリ付け
用溶液を除く為に一以上の絞りロールのセツトに
通す。その際該過剰のノリ付け用溶液はノリ付け
用容器中に落下し戻される。乾燥は糸を加熱室に
通すかまたは内部が加熱されている乾燥用シリン
ダーの表面上を通すことによつて成し遂げられ
る。 次いで乾燥した糸を、水平のスプリツト・ロツ
ドによつて元の区分ビームの各区分に相応する区
分に分ける。次にこの糸を直立したコマに通しそ
して織機ビーム(loom beam)と呼ばれるテー
クアツプ・ビームで殆ど直接的にコーミングす
る。織機ビームに、織製工程において使用される
時になるまで糸を保持させる。 上記のノリ付け工程の本来の機能の一つは、織
機での摩耗を減らすのを助けることである。この
目的の為に、ノリ付けはフイルム形成機能を発揮
するべきであり、結果としてそのフイルムは糸が
接触する種々の機械部品の摩擦作用並びに個々の
糸自体が互いに摩擦しあうのに耐える能力を有す
る。 経糸用ノリ付け剤として用いられる代表的なフ
イルム形成性物質には、澱粉、デキストリン、
膠、小麦粉、ゴム、ゼラチン、セルロース(例え
ば、カルボキシメチルセルロース)、ポリビニル
アルコールおよびポリアクリル酸がある。ノリ付
けするべき糸の種類および構成、構造および打ち
込み数(単位長さ当たりの重量)は、いかなるノ
リ付け物質またはその組み合わせを用いるべきか
によつて決められる。 澱粉および澱粉誘導体の水性分散物が多くの天
然−、合成−または混紡繊維の経糸ノリ付けにお
いて用いられてきている。例えば米国特許第
2946705号明細書〔1960年7月26日にH.オルセン
(Olsen)に対して発行されている〕では経糸ノ
リ付けに澱粉アミン誘導体が用いられ、米国特許
第3650787号および同第3673171号明細書〔1972年
3月21日および同年6月27日にそれぞれL.エリツ
ア(Elizer)に対して発行されている〕では両性
のおよびオキシアルキル化された両性の澱粉が用
いられており、そして米国特許第4421566号明細
書〔1983年12月20日にM.ハスリー(Hasuly)等
に対して発行されている〕には高アミロース含有
量のカチオン系流動性澱粉誘導体が用いられてい
る。 潤滑剤もまた織製作業の改善の為に経糸ノリ付
け用組成物において一般に用いられている。潤滑
剤は糸と糸との摩擦および織機と糸との摩擦を減
らすことを目的としている。更に、これらは織製
工程の比較的後の段階での織機の部材に対して滑
らかにする。潤滑剤が均一に分散するノリ付け用
組成物は、最適な織製作業をもたらすことを助よ
うとする均一な潤滑剤分布物として特に有利であ
る。1%〜2%程の少ない量での織機の能率を改
善する能力(100%=織機が停止しない)は業界
において重要な改善として認められている。 種々の動物、植物、鉱物からまたは合成で得ら
れる非常に色々の脂肪、油およびワツクスは、フ
イルム形成性物質の重量を基準として一般には
0.5〜10%の範囲の量でかゝる潤滑剤を用いるの
が有利であつた。一般に獣脂および水素化獣脂よ
り成る粉末ワツクスが一般にノリ付け用潤滑剤と
して用いられる。 ノリ付け剤の存在は糸を満足に織製するのに必
要であるけれども、ノリ付け剤を完全に除くこと
もうまく仕上げる為には不可欠なことである。そ
れ故に多くの場合後続の織製においては、得られ
る織物を、例えば漂白、染色、プリントおよび溌
水処理の如き仕上げ工程でノリ付け剤の悪影響を
避ける為にノリ抜きを行わなければならない。 用いるノリ付け用組成物に依存してノリ抜き処
理は、以下を含む一以上の段階によつて行う:酵
素または酸化によるデグラデイシヨン、高温洗
浄、スチーミング、腐食精練および溶剤−および
界面活性剤処理。 ノリ付け用組成物のフイルム形成成分は一般に
上記の方法によつて完全に除かれるにも拘らず、
潤滑剤は満足に除去できず、しばしば費用と時間
の掛かる除去技術が必要である。繊維上の通例の
ノリ付け用ワツクスのほぼ25〜30%だけを後で除
くことのできる水溶性物質にケン化または転化す
ることが評価されている。残留物の残部は溶解せ
ず、それ故に最後には、染料の不均一な浸透によ
つて現れる如き染色後に特に目立つ非染色斑点を
形成することになる。それ故に、潤滑剤の均一な
分布を最良の織製において得ようとするのに、そ
れの除去も、たとえ全部を除去できない場合でも
染色後に充分な調和および均一な外観を可能にす
る織物の仕上者にとつて重要なことなのである。 高速のエアー・ジエツト式織機(通例の織機の
170〜240/分に比らべて、400〜650/分の糸挿入
速度)を現在用いる為には、多量の潤滑剤を、織
製の間に生じる糸への増加する応力に耐える為に
しばしば用いられる。このように多量に用いるこ
とで、潤滑剤の除去は常に大きな問題であり、現
在では一層深刻になつている。 それ故に、通例の織製および高速織製の間に経
糸を充分に強くし且つ保護する為に該経糸上に均
一なフイルムを形成することができ、経糸上に一
般に用いられる量と同じかまたはより多く織物用
潤滑剤を均一に分散することができそして織製の
後に費用があまり掛からず且つ時間もあまり消費
しない方法によつて潤滑剤を完全に除くことので
きる経糸用ノリ付け組成物が必要とされている。 本発明者は、100部の水、2〜40部の疎水性澱
粉エーテルまたは−エステル−そのエーテル−ま
たはエステル置換基が少なくとも5で且つ好まし
くは22より少ない炭素原子数の飽和または不飽和
炭化水素鎖である−および、疎水性澱粉誘導体の
重量を基準として約3〜50%、殊に5〜20%の潤
滑剤より成る経糸ノリ付け組成物を見出した。 有利な実施形態においては、ベースの流動性の
コーン・スターチと1〜10%のオクテニル無水コ
ハク酸との反応により製造されるコハク酸澱粉が
優れた織性(weavability)並びに織物繊維上へ
の潤滑剤の均一な分散をもたらす。ノリ抜きの間
に、この澱粉誘導体および用いた平滑剤は容易に
除くことができる。 この澱粉誘導体の他に別のフイルム成形物質を
経糸ノリ付け用組成物に添加してもよい。ある実
施形態においては、経糸ノリ付け用組成物は澱粉
誘導体と等量の合成樹脂のポリビニルアルコール
を追加的に含有している。 経糸ノリ付け用組成物で織物繊維をノリ付けす
る工程を以下に示す。 経糸ノリ付け用組成物において用いることので
きる適切なベース澱粉には、未処理の澱粉の如き
あらゆる澱粉性物質並びに、未だ澱粉性物質が残
留しているデキストリン化した、加水分解した、
酸化した、エステル化したまたはエーテル化した
澱粉を含めた澱粉誘導体が含まれる。これらの澱
粉は、例えばコーン、アミロース高含有コーン、
小麦、ポテト、タピオカ、ワツクス状とうもろこ
し、サゴまたは米を含むあらゆる原料から誘導で
きる。小麦粉澱粉も澱粉源として用いることがで
きる。 “疎水性澱粉”という用語は、エーテルまたは
エステルの置換基が、少なくとも5個の炭素原子
を有する飽和または不飽和の炭化水素鎖を含んで
いる澱粉エーテル誘導体または澱粉エステル誘導
体を意味している。炭化水素鎖は数個の分岐を有
していてもよいことも理解するべきである。しか
しながら炭化水素鎖が分岐を有していないかゝる
澱粉誘導体が特に有利である。またエーテル−ま
たはエステル置換基は、炭化水素鎖の他に別の基
を含有していてもよく、該基は該置換基の疎水性
特性を妨害しない程の長さであるべきである。 ここで有用な半酸澱粉エステルを製造するのに
適した薬剤の種類には、例えば米国特許第
2661349号明細書〔1953年12月日にカルドウエル
(Caldwell)等に対して発行された〕に記載され
ている式 〔式中、Rはジメチレン基またはトリメチレン基
でありそしてA′は少なくとも5の炭素原子数、
殊に5〜14の炭素原子数の炭化水素鎖より成る。〕 で表される如き置換された環式ジカルボン酸無水
物が含まれる。上記の式で表される置換環式ジカ
ルボン酸無水物には置換されたコハク酸無水物お
よびグルタル酸無水物がある。炭化水素鎖に加え
て、ノリ付けの実施に影響を及ぼさない他の置換
基、例えばスルホン酸基または低級アルキル基が
存在していてもよい。 本発明で有用な澱粉エステル経糸ノリ付け用誘
導体を製造するのに適する他の薬剤の種類には、
イミダゾリドまたは、カルボン酸またはスルマン
酸のN,N′−二置換イミダゾリウム塩、例えば
米国特許再発行明細書第28809号(1976年5月11
日にM.テセラー(Tessler)に対して発行され
た)−このものはM.テセラーに対して1973年3月
13日に米国特許第3720663号および1977年4月26
日に米国特許第4020272号として再発行されてい
る−に記載されている如きもので一般式
【式】または
【式】 〔式中、zは
【式】または−SO2−であり、A は少なくとも5、殊に5〜14の炭素原子数の炭化
水素鎖であり、R1はHまたは炭素原子数1〜4
のアルキル基であり、R2は炭素原子数1〜4の
アルキル基でありそしてX-はアニオンである。〕 で表されるものが含まれる。 本発明で有用な薬剤の第三の種類には、1959年
3月3日にE.パーシヤル(Paschall)に対して出
された米国特許第2876217号明細書に記載されて
いるエーテル化剤、即ちエピハロヒドリンと構造
〔式中、R3およびR4は互いに無関係にHまたは
炭素原子数1〜4のアルキル基でありそしてA2
は少なくとも5、殊に5〜14の炭素原子数の炭化
水素鎖である。〕 で表される第三アミンとの反応生成物が含まれ
る。 澱粉のエーテル化反応またはエステル化反応
は、業界でよく知られており且つ文献に開示され
ている沢山の技術、例えば水性反応媒体、有機溶
剤媒体または乾燥加熱反応技術によつて行うこと
ができる。かゝる技術の説明は、R.L.ウイステラ
ー(Whistler)の“メソード・イン・カルボヒド
ラート・ケミストリー(Methods in
Carbohydrate Chemistry)”:第巻、1964、第
273〜311頁;R.L.ウイステラ−(Whistler)等の
“スターチ:ケミストリー・アンド・テクノロジ
ー(Starch:Chemistry and Technology)”、第
二版、1984年、第331〜366頁;およびR.ダビド
ソン(Davidson)およびN.スイチング
(Sitting)の“ウオータ−ソルブル・レジン
(Water−Soluble Resins)”、第二版、1968年、
第2章を参照されたい。本発明における経糸ノリ
付け用澱粉誘導体は20〜45℃の間の温度で水性反
応媒体を用いて製造するのが有利である。 経糸ノリ付け法で用いる為に、澱粉誘導体はゲ
ル化した状態でもゲル化してない状態でも製造で
きる。ゲル化してない状態の誘導体が有利である
のは、濾過でき、乾燥できそして乾燥粉末の状態
で粉砕機に運搬できることにある。 環状ジカルボン酸無水物薬剤を用いる場合に
は、澱粉は7より低くなく且つ11より高くないPH
−値のアルカリ性水性媒体中で該薬品にて顆粒状
態で処理するのが有利である。これは、−反応中
に混合物をアルカリ性状態に維持する為に−充分
な塩基、例えばアルカリ金属水酸化物、アルカリ
土類金属水酸化物、四級アンモニウム水酸化物ま
たはこれらの類似物の(澱粉の添加前または後
に)添加される水の中に澱粉を懸濁させることに
よつて達成できる。次いで、必要量の薬品を添加
し、所望の反応が完了するまで撹拌を続ける。所
望ならば反応を早める為に加熱してもよい。しか
しながら加熱する場合には、約40℃より高くない
温度を維持するべきである。有利な方法において
は、アルカリおよび酸無水物薬品を同時にスラリ
ー状澱粉に添加し、これらの物質の流速をスラリ
ーのPHが好ましくは8〜11に維持されるように調
節する。 本発明において有用な置換された環状ジカルボ
ン酸無水物薬品(即ち炭素原子数10またはそれ以
上の置換基を持つもの)の一定の高い疎水性の為
に、この薬品は澱粉と、標準的な水性反応におい
ては僅かな量でしか反応しない。澱粉の反応効率
を改善する為には、澱粉を疎水性化剤と標準的な
条件下に少なくとも5%、殊に7〜15%(該反応
成分の重量を基準とする)の、相転移剤として用
いられる水溶性有機系第四塩の存在下に反応させ
る。この有機系塩−その内でもトリオクチル−ア
ンモニウム−クロライドおよびトリカプリルメチ
ル−アンモニウム−クロライドを用いるのが有利
である−は米国特許第3992432号明細書(D.ナピ
アー(Napier)等に対して1976年11月16日に発
行された)に記載されている。 用いるエーテル化剤またはエステル化剤の割合
は個々の反応成分の選択によつて変わるし(なに
故ならば、それは勿論、反応成分および反応効率
において相違するからである)、また所望の置換
度で変わる。従つて経糸ノリ付け効率における本
質的改善は、澱粉の重量を基準として1%の薬品
を用いて製造された澱粉誘導体を用いることによ
つて達成される。特に有利な範囲は1〜5%のオ
ーダーである。 経糸ノリ付け用組成物は水性分散物中において
耐凝固性である必要がある。このことがスラツシ
ング装置中においてほぼ改善されたノリ付け作業
性をもたらす。即ち、より均一に塗布しそしてゲ
ル化および固塊化がなく、その結果ノリ付け工程
における妨害を減らし且つ機械の故障を減らす。 12またはそれ以上の炭素原子数の線状炭化水素
鎖置換基を持つ本発明に従つて用いられる幾つか
のエーテル化−およびエステル化反応成分が澱粉
と水性分散物中において70℃以上の温度のもとで
アミロースとの高い粘度の錯塩を形成しかねない
ことが判つている。ノリ付け組成物は一般には75
〜98℃の範囲の温度で適用される。適用における
問題を回避する為に、従つて経糸ノリ付け用組成
物を澱粉誘導体が錯塩を形成することが知られて
いる温度より高い温度に維持する必要がある。 ワツクス状澱粉誘導体(主としてアミロペクチ
ンより成る)を用いる場合には、高温において錯
塩の形成の微候を示さない。また錯塩形成による
粘度増加が通例の酸転化反応、酵素による加水分
解または酸化処理によつて製造される−ベース澱
粉および用いられる疎水性化手段に依存して充分
に転化された−転化されたベース澱粉誘導体を用
いることによつて排除できることも判つている。
例えばコーン・スターチのテトラデセニル−スク
シナートは高温において錯塩を形成するが、同じ
無水コハク酸薬剤で処理した少なくとも40の水流
動性(WF)を有する酸加水分解したコーン・ス
ターチは錯塩形成によるいかなる有害な影響の徴
候を示さず、それ故にあらゆる一般的な適用温度
において有効である。 実際には、水100部当たり2〜40部の範囲の量
の疎水性澱粉誘導体を水に分散させた場合に、そ
の澱粉誘導体が経糸ノリ付け剤として最も効果的
でありうることが判つている。用いる澱粉の正確
な量は織製装置、織物の構造(即ち、スタイル)
および処理される繊維の種類に依存して異なる。 経糸ノリ付け用組成物において用いる潤滑剤
は、製織の間の摩擦を減少させる為に一般に用い
られる広範囲の公知の合成−および天然脂肪、油
およびワツクスから選択できる。特に有利な潤滑
剤には植物性のおよび鉱物性の油および獣脂が含
まれる。澱粉誘導体を用いた場合、用いる潤滑剤
の量は主として織機および平滑化するべき織物に
依存して相違する。典型的な量範囲は澱粉濃度を
基準として0.5〜15%である。更に多量には、ノ
リ付けの際に均一な潤滑剤分布をもたらしそして
ノリ抜きの際に潤滑剤の除去を容易にする試みを
行つた時に困難を経験していることから、一般に
は使用できない。しかしながら本発明に記した澱
粉誘導体を用いた場合には、多量(即ち、20〜50
%)の潤滑剤を、誘導体による改善された潤滑剤
分散性および潤滑剤除去性に起因して、使用でき
る。 本発明で用いられる疎水性澱粉誘導体および潤
滑剤に加えて、他の通例の経糸ノリ付け用添加
物、例えば柔軟剤、アクリル系−およびポリエス
テル系結合剤、帯電防止剤および防黴剤を一般に
用いられる量で用いることができる。添加物とし
て用いられる多くの物質は平滑化および柔軟化の
両方を提供するので、潤滑剤は柔軟剤およびそれ
と別のものとしてしばしば誤解されて引用され
る。しかしながら柔軟剤(即ち、グリセリンおよ
び石鹸)は経糸およびノリ付け剤フイルムに柔軟
な手触りを与える為におよび可塑化効果によるフ
イルムの脆弱性を減らす為に用いられる。本発明
で用いる適する物質には例えばポリビニルアルコ
ール、カルボキシルメチル−セルロースおよびポ
リアクリル酸が含まれる。かゝるフイルム形成性
物質を用いる場合には、かゝる物質は疎水性澱粉
の量より少ない量かまたはそれと等量存在させる
のが有利である。 本発明で製造される経糸ノリ付け剤は、天然
の、合成のまたは混紡の織物、例えばコツトン、
ポリエステル、ウール、ナイロン、レイヨンおよ
びガラス繊維の織物の一般的なノリ付け処理にお
いて有用である。 以下の実施例において全ての部および%は重量
に関するものであり、そして全ての温度はカ氏
(セ氏)である。 本発明の経糸ノリ付け剤のワツクス除去性は次
の試験手順を用いて定性的に評価される: 試験するべき8.8%の澱粉誘導体と1.8%の粉砕
ワツクス(澱粉を基準としてワツクス20%であ
る)より成る水性スラリーを、沸騰するウオータ
ーバス中で30分間、均一な分散物を形成する為
に、調製する。用いるワツクスは、マリエツタ
(Marietta)、ジヨージア州のノース・ケミカ
ル・コーポレーシヨン(North Chemical Co.)
が製造元のノース・ワツクス(North Wax)686
(水素化獣脂)である。織物、即ち12X12インチ
(0.305X0.305m)片の65/35ポリエステル/コツ
トン−混紡の織物に10重量%のノリ付け剤を付す
る為に、分散物中に浸し、次いで20の圧力設定で
絞り取る為に実験室用パツダ〔ロツクヒル
(Rock Hill)、サウス・カロライナ州のL&Wマ
シン・ワークス(Machine Works)によつて製
造〕に通す。その後にその織物を強力なドラフ
ト・オープンにおいて270〓(132℃)にて3時間
乾燥する。 この織物を、2部の酵素〔ペオリア
(Peoria)、イリノイ州のプレミア・マルト
(Premier Malt)が製造元のスーパー・エクシ
ーズ(Super Ex−size)TX−2H〕、0.75部の界
面活性剤〔フイラデルフイア、ペンシルバニアの
ローム・アンド・ヘース(Rohm and Haas)が
製造元のトリトン(Triton)X−100および97.25
部の水より成る酵素溶液中で160〓(71℃)にて
15分間ソーキングすることによつてノリ抜きす
る。次いでこの織物をパツドで絞り取り、水で
185〜190〓(85〜88℃)で10分間濯ぎそして冷た
い水道水で3分間洗浄し、次いでパツドで再び絞
る。その後に織物をピン状の炎の上で300〓(149
℃)にて3分間乾燥する。残留ワツクスの存在に
起因する織物の染料吸収効率を誇張する為に、織
物をATCC−スコーチ試験機(製造元:シカゴ、
イリノイのアトラス・エレクトリツク・デバイ
ス・コープ(Atlas Electric Devices Co.)〕に
て425〓(218℃)のもとで1分間焦がす。 用いる染料溶液は、0.3%の酢酸および0.1%の
セブロン・ブリル・レツド(Sevron Brill Red)
4G〔製造元:クインズ・ビレツヂ、ニーヨーク州
のプリアム・ケミカル(Plyam Chemical)〕よ
り成る水溶液である。ノリ抜きした織物を、70〜
75〓(21〜24℃)に5秒間維持されている染料溶
液に浸し、次いで約15秒間冷たい水道水で濯ぐ。 織物の染料受容性の均一性がワツクス除去の定
性的目安である。染料の侵入がより深く且つ均一
であることがノリ抜き処理の間のワツクス除去が
より完全であることを意味している。 実施例 1 この実施例は、有効な転化された半酸エステル
コハク酸澱粉誘導体を製造する実験室的方法を実
証している。 約100部のコーン・スターチを、150部の水中で
スラリー状にし、次いで0.55部の試薬品質の濃厚
な塩化水素酸を加える。このスラリーの温度を
125〓(52℃)に高め、そしてこの混合物を16時
間の一定撹拌下に反応させる。その後にスラリー
状の加水分解澱粉のPH−値を炭素ナトリウムにて
4.5に調整する。このスラリーを室温に冷却した
後に、PH−値を薄い水酸化ナトリウム(3%)の
添加によつて7.5に調整する。全部で1部のオク
テニル−無水コハク酸(OSA)薬品を、PH−値
が薄い水酸化ナトリウムの配量供給によつて7.5
に維持されている撹拌下の澱粉スラリーに徐々に
添加する。反応が完結した後に、PH−値を希薄な
塩化水素酸にて約5.5に調整する(3:1)。その
後に澱粉を濾過によつて回収し、水で3回洗浄し
そして空気乾燥する。生成物は約40の水流動度
(WF)および約0.8%のカルボキシル基含有量を
有する。 実施例 2 この実施例は、1缶の通例の圧縮スラツシン
グ機においてポリエステル/コツトン混紡に本発
明の生成物を用いることを実証している。実施例
1において製造したコハク酸澱粉とを65/35ポリ
エステル/コツトンより成る96X60の構成のポプ
リンの26/1の糸をノリ付けするのに用いる。 40のWFを有し、且つ実施例1に従い1%のオ
クテニル−無水コハク酸(澱粉固形分含有量を基
準とする)を用いて製造されたコハク酸澱粉
45.36Kg(100lb)、粉砕ワツクス6.35Kg(14lb)、
ポリビニルアルコール45.36Kg(100lb)、25%濃
度のポリエステル水溶液結合剤および水568
(150gal)からなるノリ付け剤Aを製造した。1.1
Kg/m2(15psi)のゲージ圧においてスラツシン
グ機を用いての適用では15.0%のノリ付け剤含有
量が得られる。比較の目的の為のこの種の通例の
ノリ付け剤Bは、45.36Kg(100lb)の流動性コー
ンターチ(WF20)、6.35Kg(14lb)の粉砕ワツク
ス、45.36Kg(100lb)のポリビニルアルコール、
36.29Kg(80lb)の25%濃度水性ポリエステル結
合剤および644(170gal)の水で組成されてい
る。試験の結果、14.1%のノリ付け剤含有量が得
られる。 経糸を、一般に用いられるドラパー(Draper)
X−3織機で1分当たり178糸の速度で織る。ノ
リ付け剤Aでの製織効率は織機効率によつて測定
した時、比較用のノリ付け剤Bより優れている
(95〜96%に対して97〜98%である)。経糸ノリ付
け剤Aを用いると、ノリ付け剤Bに比較してブー
スト・ロツド(即ち、リース・ロツドおよび、織
機上)でのシエーデイング量(Shedding)が少
ない。シエーデイング量の減少は織機の清潔さを
改善しそしてより高度の品質の織物をもたらす。
更に、ノリ付け剤Aを用いて製織した織物のノリ
抜きおよびワツクス除去は、ノリ付け剤Bを用い
て製織した織物が満足にワツクスを除く為に溶剤
でのノリ抜きを必要とするのに、標準的な酵素技
術だけで満足であつた。 実施例 3 ノリ付け剤調製物C〜Eを製造しそして実施例
2における如く65/35ポリエステル/コツトンよ
り成る96X60の構成の織物の26/1の糸について
評価する。これらのノリ付け剤調製物を、ノリ付
け剤含有量および製織効率データに加えて第1表
に示す。
【表】 上記の結果から三つの調製物全部が優れた製織
効率を示すことが判る。 同様にして、澱粉を以下に挙げた如き他の適当
な置換ジカルボン酸無水物と反応させて、経糸ノ
リ付け用組成物において用いても同様な結果が期
待できる: ペンチル−無水コハク酸 ペンテニル−無水コハク酸 ヘキシル−無水コハク酸 オクチル−無水コハク酸 ノネニル−無水コハク酸 デシル−無水コハク酸 デセニル−無水コハク酸 ドデシル−無水コハク酸 ドデセニル−無水コハク酸 テトラデシル−無水コハク酸 テトラデセニル−無水コハク酸 ヘキサデシル−無水コハク酸 ヘキサデセニル−無水コハク酸 オクタデシル−無水コハク酸 3−メチル−ヘキセニル−無水コハク酸 実施例 4 この実施例は、高速織機で本発明を適用するこ
とを実証している。実施例1における如く製造し
た澱粉コハク酸塩を、50/50ポリエステル/コツ
トンより成る74X54の構造の織物の35/1の糸を
ノリ付けするのに用いる。 ノリ付け剤Fは、40のWFを有し且つ実施例1
に従つて1%のオクテニル−無水コハク酸(澱粉
固形分含有量を基準とする)を用いて製造された
澱粉コハク酸塩、13.61Kg/(30lb)の粉砕ワツ
クス、90.72Kg(200lb)のポリビニルアルコール
および890(235gal)の水の組成で製造されて
いる。この種の他の通例のノリ付け剤である比較
用ノリ付け剤Gは、79.38Kg(175lb)の、4%の
無水酢酸含有のアセチル化された流動性コーン・
スターチ(WF50)−このものは1948年2月8日
にC.コールドウエル(Caldwell)に対して発行
された米国特許第2461139号明細書に記載されて
いる−、11.34Kg(25lb)の粉砕ワツクス、79.38
Kg(175lb)のポリビニルアルコール、31.75Kg
(70lb)の50%濃度水性ポリエステル結合剤およ
び890(235gal)の水で製造されている。 ノリ付け剤を、ルチ(Ruti)式高速エアージ
エツト織機にて1分当たり450糸の挿入速度で製
織される経糸に適用する。糸のノリ付け剤含有量
および織製効率データを第表に示す。 第表 ノリ付け剤F ノリ付け剤G ノリ付け剤含有量 10.4% 10.3% 製織効率 97〜98 94〜96% 実施例 5 この実施例は、20%のワツクス含有(澱粉含有
量を基準とする)のノリ付け剤組成物を含侵した
酵素ノリ抜き織物の染料受容性を観察することに
よつて本発明のノリ付け剤組成物のワツクス除去
性の実験室的検査を示している。 コハク酸澱粉誘導体を、流動性コーン・スター
チ(40WF)を1、3、5または10%のオクテニ
ル−無水コハク酸(澱粉固形分含有量を基準とす
る)で処理することによつて実施例1に記載の如
く製造する。反応効率の表示度として、澱粉半酸
エステルをカルボキシル基の滴定によつて評価
し、それぞれ0.85、2.96、3.74および6.42%のカ
ルボキシル基を含有することが判る。 粉砕ワツクス含有ノリ付け剤分散物を、製造し
そして、コハク酸澱粉誘導体および比較用の流動
性コーン・スターチ(WF40)を用いて(上記
の)染料受容性試験法に従つて評価する。コハク
酸澱粉分散物で処理したノリ抜き織物は染色後の
外観において全て同様である。これらのノリ付け
剤で処理した織物は非常に均一に染色され、比較
用澱粉ノリ付け剤で処理した織物に比べて著しく
深い染料侵入度を示す。このことはコハク酸澱粉
誘導体を含有するノリ付け剤調製物のワツクスが
ノリ抜きの間に効果的に除かれていることを示し
ている。 実施例 6 この実施例は、50%(澱粉含有量を基準とす
る)のワツクスを含有する二種のノリ付け剤組成
物を比較することによつて多量のワツクスを除く
ことに助成する本発明の澱粉誘導体の能力を実証
している。 40WFのコーン・スターチと1または3%のオ
クテニル−無水コハク酸(澱粉固形分含有量を基
準とする)とから製造される実施例5のコハク酸
澱粉誘導体を、それぞれ8.8%の澱粉および4.4%
の粉砕ワツクス(1.8%のワツクスに対するもの)
を含有するノリ付け剤分散物であることを除い
て、上記の如く染料受容性試験によつて評価す
る。 3%のオクテニル−無水コハク酸澱粉誘導体を
含有するノリ付け剤で処理したノリ付け織物の染
料侵入度は、より少ない置換度の澱粉誘導体を含
有するノリ付け剤で処理した織物よりも非常に深
い。この結果は、ノリ付け剤調製物において多量
のワツクスを用いた場合に、より高度の置換度の
コハク酸澱粉誘導体がノリ抜きの際により多量の
ワツクスを除くことに助成することを示してい
る。 実施例 7 この実施例は、本発明の澱粉誘導体がパラフイ
ン、経糸ノリ付け用調製物における代表的な他の
潤滑剤の除去を助成することを実証している。 ノリ付け剤分散物を製造しそして、パラフイン
を粉砕ワツクスの替わりに澱粉固形分含有量を基
準として10および20%のレベルで使用することを
除いて、上記の如く染料受容試験を行い評価す
る。分散物を実施例1のオクテニル無水コハク酸
および比較用流動性コーン・スターチ(WF40)
を用いて製造する。パラフインを完全に分散させ
る為に、ノリ付け剤を調製の間連続的に撹拌す
る。 オクテニル無水コハク酸澱粉および10または20
%のパラフインを用いて処理したノリ抜き織物
は、全く同様な外観であり、両者ともそれぞれ完
全にまたは殆ど完全にパラフインが除去されてい
ることを示す優れた染料侵入度を示す。10%のパ
ラフインを用いた場合には、比較用澱粉ノリ付け
剤が20%のパラフイン含有量のそれより僅かに劣
つたパラフイン除去度を示す。しかしながら20%
のパラフイン含有の比較用澱粉ノリ付け剤は沢山
の非染色斑点を有するノリ抜き織物において著し
く劣つている。 実施例 8 澱粉コハク酸誘導体を、3%のペンテニル無水
コハク酸または3%のヘキセニル無水コハク酸
(それぞれ澱粉固形分含有量を基準とする)にて
流動性コーン・スターチ(41WF)を処理するこ
とによつて実施例1に記載の如く製造する。澱粉
誘導体および20%のワツクス(澱粉含有量を基準
とする)を含有するノリ付け剤分散物で処理した
織物を染料受容性試験によつて評価する。比較用
流動性コーン・スターチ(WF40)で処理した織
物も評価する。 コハク酸澱粉誘導体含有分散物にて処理したノ
リ抜き織物は、染色後に外観において類似してい
る。均一性および染料侵入深さは、比較用流動性
澱粉分散物で処理したノリ抜き織物によつて示さ
れるそれらよりも有効に良好である。 実施例 9 この実施例は、ノリ抜きの際に改善されてたワ
ツス除去性をもたす経糸ノリ付け用組成物に他の
澱粉誘導体を適切に用いることの可能性を実証し
ている。 未加水分解のワツクス状とうもろこし澱粉を、
0.7部(澱粉固形分含有量を基準とする)のトリ
カプリルメチル−アンモニウムクロライド相転移
剤の存在下にPH−値7.5の替わりに8のもとで実
施例1に記載の如く5〜10%のテトラデシル−無
水コハク酸と反応させる。 粉砕ワツクス含有ノリ付け剤分散物を製造しそ
してTDSA誘導体および二種の、20および40の
WFを有する比較用流動性コーン・スターチを用
いる染料侵入度試験によつて評価する。 TDSA誘導体で処理されたノリ付け織物は非
常に深い染料侵入度を示す(より高度に置換され
たTDSA誘導体で処理した織物では最も暗い色
を示す)。この試験結果は、TDSA澱粉含有ノリ
付け剤で優れたワツクス除去効果が達成されるこ
とを示している。 実施例 10 この実施例は、長い炭化水素鎖で置換された無
水コハク酸で通例のノリ付け用澱粉を追加的に処
理することによつて製造される、経糸ノリ付け用
組成物において用いるのに適する澱粉誘導体によ
つて改善されたワツクス除去効果がもたらされる
ことを実証している。 A 実施例4に記載されたアセチレート化した流
動性コーン・スターチを製造する。この澱粉の
一部を追加的に3%のオクテニル無水コハク酸
で処理する。これら二種の澱粉誘導体を含有す
るノリ付け剤組成物を染料受容性試験によつて
ワツクス除去性について比較する。オクテニル
無水コハク酸から誘導される澱粉で処理した織
物の、より均一な染料侵入度は、疎水性に誘導
することがワツクス除去性の改善を助成するこ
とを示している。 B 経糸ノリ付け剤として用いられる他の通例の
澱粉を、アミロース高含有量のコーン・スター
チ(約50%のアミロースを含有する)と米国特
許第2876217号明細書(前出)に記載されてい
る如き6%のジエチルアミノエチルクロライド
−ヒドロクロライドとの反応によつて製造す
る。この澱粉の一部を追加的に3%のオクテニ
ル無水コハク酸で処理する。これら二種の澱粉
誘導体を含有するノリ付け剤組成物を上記の如
くワツクス除去性について比較する。オクテニ
ル無水コハク酸から誘導される澱粉で処理した
織物では、ノリ抜きの際のワツクス除去性の改
善を助成することを示す深い染料侵入度が認め
られる。 実施例 11 長い炭化水素鎖のカルボン酸のN,N′−二置
換イミダゾリウム塩を用いて製造される澱粉エス
テル誘導体も、経糸ノリ付け用組成物において用
いるのに適している。この実施例は、この誘導体
がノリ抜きの際のワツクス除去性の改善を助成す
る能力を実証している。 コーン・スターチを41のWFに酸加水分解し、
次に米国特許第4020272号明細書に記載の手順を
用いて5または10%のN−デカノイル−N′−メ
チルイミダゾリウム−クロライド(澱粉の固形分
含有量を基準とする)と反応させる。この手順
は、PH8において150部の水中に100部のコーン・
スターチをスラリー化し、次いでこのスラリーに
上記薬品をゆつくり添加することより成る。反応
は、実施例1に記載の如くPH8に維持する間に、
室温において2〜3時間行う。反応が終了した時
に、スラリーのPH−値を3:1塩化水素酸にて4
に調整する。この澱粉エステル誘導体は濾過、約
4のPHの水での三度の洗浄および空気乾燥によつ
て回収される。 エステル誘導体および粉砕ワツクスを含有する
ノリ付け分散物を、染料受容性試験によつて評価
しそして誘導されたものでない流動性コーン・ス
ターチ(WF)含有の同様な分散物と比較する。 澱粉エステル誘導体で処理した織物の染料侵入
度は、誘導されたものでないコーン・スターチの
ノリ付け剤で処理した織物に比べて深い。更に高
度に置換された澱粉で処理した織物の染料均一性
も一連の物のうちでずば抜けて優れていることを
意味している。この結果は、疎水性澱粉エステル
がノリ抜きの際のワツクス除去を助成するのに有
効であることを示している。 同様な効果が期待される経糸ノリ付け用組成物
において有効な澱粉誘導体の製造に用いられる他
の適当なエステル化剤には、例えば以下の酸の
N,N′−二置換イミダゾリウム塩である: カプロン酸 2−エチルカプロン酸 カプリル酸 ラウリン酸 ミリスチン酸 パルミチン酸 実施例 12 長い炭化水素鎖の第四アミン−エポキシド薬剤
によつて製造される澱粉エーテル誘導体は、経糸
ノリ付け用組成物において用いるのに適してい
る。この実施例は、ノリ抜きの際にワツクス除去
性の改善をもたらすこの誘導体の能力を実証して
いる。 コーン・スターチを酸加水分解して41のWFと
し、次いで米国特許第2876271号明細書に記載さ
れている手順(前に引用している)を用いて5%
または10%ジメチルグリシジル−N−ドデシル−
アンモニウムクロライド(澱粉誘導体固形分含有
量を基準とする)と反応させる。この手順は、40
部の硫酸ナトリウムおよび3部の水酸化ナトリウ
ムを含有する15部の水に100部の澱粉(そのまま)
をスラリー化させることよりなる。この薬品を添
加し、この混合物を16時間104〓(40℃)のもと
で撹拌する。その後に、PHを3:1塩化水素酸に
て3に調整する。澱粉誘導体エーテルは濾過(濾
過の助けの為にメタノールを添加する)し、次い
で約3のPHの水で三回洗浄しそして空気乾燥す
る。 粉砕ワツクスを含有するノリ付け剤分散物を製
造し、澱粉エーテル誘導体および比較用の誘導さ
れていない流動性コーン・スターチ(WF40)を
用いる染料受容試験によつて評価する。 あまり置換されていない澱粉エーテル誘導体に
て処理したノリ付け織物の染料侵入度は、誘導さ
れていないコーン・スターチのノリ付け剤で処理
した織物のそれよりも少ない。しかしながら、更
に高度に置換された澱粉エーテルで処理された織
物の染料侵入度および均一性は比較用の試料によ
り得られるのより優れている。この結果は、両方
の澱粉エーテル誘導体が、充分にワツクスを除く
のを助成する為には(澱粉を基準として約20%の
高い濃度を用いる場合には)、経糸ノリ付け用組
成物において有用であるけれども、更に高度に置
換された澱粉エーテルを用いるのが有利であるこ
とを示している。 同様にまた、澱粉を他の置換第四アミンエポキ
シド薬品と反応させそして同様な効果が期待され
る経糸ノリ付け用組成物において用いることがで
きる。適する薬品には、例えば以下に挙げた長鎖
の第三アミンの一種とエピハロヒドリンとの反応
生成物が含まれる。 ペンチルジメチルアミン、 ヘキシルジメチルアミン、 オクチルジメチルアミン、 2−エチルヘキシルジメチルアミン、 ノニルジメチルアミン、 デシルジメチルアミン、 デセニルジメチルアミン、 テトラデシルジメチルアミン、 テトラデセニルジメチルアミン、 ヘキサデシルジメチルアミン、 ヘキサデセニルジメチルアミン、 オクタデシルジメチルアミン、 オクタデセニルジメチルアミン、 ジデシルメチルアミン 要約すれば、本発明は経糸ノリ付け用組成物お
よびそれを用いる方法を提供するものであり、そ
してその組成物は織機の摩擦に耐えるように経糸
を強くしそして保護し並びに経糸上への均一な潤
滑剤分散性を助成しそしてノリ付けの間の効果的
な潤滑剤除去性をもたらすことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水、澱粉誘導体および潤滑剤より成る改善さ
    れた経糸用ノリ付け剤組成物において、前記澱粉
    誘導体として疎水性澱粉エーテルまたはエステル
    が存在し、そのエーテルまたはエステルの置換基
    が少なくとも5個の炭素原子を有する飽和または
    不飽和炭化水素鎖を含み、そして疎水性澱粉誘導
    体の重量を基にして約3〜50%の潤滑剤が存在し
    ていることを特徴とする、前記経糸用ノリ付け剤
    組成物。 2 100重量部の水および2〜40重量部の澱粉誘
    導体が存在している特許請求の範囲第1項記載の
    経糸用ノリ付け剤組成物。 3 獣脂、水素化獣脂およびパラフインの群から
    選択される潤滑剤が5〜20%の量で存在する特許
    請求の範囲第2項記載の経糸用ノリ付け剤組成
    物。 4 潤滑剤が11〜50%の量で存在する特許請求の
    範囲第2項記載の経糸用ノリ付け剤組成物。 5 疎水性澱粉エステルが、澱粉と、イミダゾリ
    ドまたは、炭化水素鎖を有するカルボン酸または
    スルホン酸のNN′−二置換イミダゾリウム塩と
    のエステル反応生成物あるいは澱粉と、炭化水素
    鎖を含む、置換された環状ジカルボン酸無水物と
    の反応生成物の半酸エステルである、特許請求の
    範囲第3項または4項記載の経糸用ノリ付け剤組
    成物。 6 疎水性澱粉エーテルが、澱粉とエーテル化剤
    との反応生成物であり、そしてそのエーテル化剤
    がエピハロヒドリンと炭化水素鎖含有第三アミン
    との反応生成物である特許請求の範囲第3項また
    は第4項記載の経糸用ノリ付け剤組成物。 7 炭化水素鎖が5〜14個の炭素原子を含有する
    特許請求の範囲第5項または第6項記載の経糸用
    ノリ付け剤組成物。 8 澱粉が、ワツクス状とうもろこし、コーンス
    ターチ、アミロース高含有コーンスターチ、これ
    らの転化生成物、および少なくとも5個の炭素原
    子を有する炭化水素鎖を含む反応剤以外のイオン
    系または非イオン系のエーテル化剤またはエステ
    ル化剤を用いる誘導反応によつて前記材料から誘
    導された生成物より成る群から選択される特許請
    求の範囲第5項または第6項記載の経糸用ノリ付
    け剤組成物。 9 水、澱粉誘導体および潤滑剤より成るノリ付
    け剤組成物に糸を通して織物糸の経糸をノリ付け
    する改善方法において、前記澱粉誘導体として疎
    水性澱粉エーテルまたはエステルが存在し、その
    エーテルまたはエステルの置換基が少なくとも5
    個の炭素原子数を有する飽和または不飽和炭化水
    素鎖からなり、そして疎水性澱粉誘導体の重量を
    基にして約3〜50%の潤滑剤が存在していること
    を特徴とする、前記方法。 10 ノリ付け剤組成物中に100部の水および2
    〜40部の澱粉誘導体が存在しており、潤滑剤が獣
    脂、水素化獣脂およびパラフインの群から選択さ
    れて5〜20%の量で存在し、疎水性澱粉エステル
    が、澱粉と、炭化水素鎖を含む、置換された環状
    ジカルボン酸無水物との半酸エステル反応生成
    物、あるいは澱粉と、イミダゾリドまたは炭化水
    素鎖を有するカルボン酸またはスルホン酸のN,
    N′−二置換イミダゾリウム塩とのエステル反応
    生成物であり、そして疎水性澱粉エーテルが、澱
    粉と、エピハロヒドリンと炭化水素鎖含有第三ア
    ミンとの反応生成物であるエーテル化剤との反応
    生成物である特許請求の範囲第9項記載の方法。
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