JPH0142449Y2 - - Google Patents
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- JPH0142449Y2 JPH0142449Y2 JP11419885U JP11419885U JPH0142449Y2 JP H0142449 Y2 JPH0142449 Y2 JP H0142449Y2 JP 11419885 U JP11419885 U JP 11419885U JP 11419885 U JP11419885 U JP 11419885U JP H0142449 Y2 JPH0142449 Y2 JP H0142449Y2
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、例えば、貝割れ菜、三ツ葉等の促
成栽培用育苗箱に関する。
成栽培用育苗箱に関する。
従来の技術
この種の育苗箱は、成育苗を単位商品群に分け
易いように内部が枡目状に多数区画に仕切られて
いること、耐水保形性があること、成育苗を収容
した状態のまゝ、輸送のために多段に安定良くか
つ成育苗を傷めないように積重ね可能なものであ
ること、等が要請される。
易いように内部が枡目状に多数区画に仕切られて
いること、耐水保形性があること、成育苗を収容
した状態のまゝ、輸送のために多段に安定良くか
つ成育苗を傷めないように積重ね可能なものであ
ること、等が要請される。
従来、このような要請に対して、一般的には全
体を発泡ポリスチロールで一体成形した育苗箱
A′が使用されている。即ち、第8図に示すよう
に、全体を発泡スチロールにより底の浅い箱状に
形成し、四周の側壁イの隅部に立上り部ロを設
け、内部を縦横の仕切桟ハ,ニで格子状に仕切る
と共に、底面四隅部に前記立上り部ロに適合する
段部ホを形成して複数段に安定良く積重ね得るよ
うになされたものが一般に用いられている。
体を発泡ポリスチロールで一体成形した育苗箱
A′が使用されている。即ち、第8図に示すよう
に、全体を発泡スチロールにより底の浅い箱状に
形成し、四周の側壁イの隅部に立上り部ロを設
け、内部を縦横の仕切桟ハ,ニで格子状に仕切る
と共に、底面四隅部に前記立上り部ロに適合する
段部ホを形成して複数段に安定良く積重ね得るよ
うになされたものが一般に用いられている。
考案が解決しようとする問題点
ところで、この種の育苗箱A′は、成育苗Pを
収容したまゝ量販店等の小売店に輸送されるが、
商品とする成育苗を取出したのちは全くの不用品
となる。ところが、発泡スチロール製の上記のよ
うな従来品においては、その廃棄処分が困難であ
り、一日当り数十個にも達する大量の育苗箱が運
ばれてくるような量販店等にあつては殊更その処
分に苦慮されていたのが実情である。また上記従
来品は、所要強度を保つために、周壁イにおいて
15〜20mm、内部の仕切壁において10〜15mm程度の
厚さに形成されているが、これらが占める厚さが
大きいため、その分だけは育苗箱全体の見掛け体
積に対して有効栽培面積が狭められ、ひいては必
ずしも温室等の床面積を最大限に効率良く利用し
得ないというような問題点があつた。
収容したまゝ量販店等の小売店に輸送されるが、
商品とする成育苗を取出したのちは全くの不用品
となる。ところが、発泡スチロール製の上記のよ
うな従来品においては、その廃棄処分が困難であ
り、一日当り数十個にも達する大量の育苗箱が運
ばれてくるような量販店等にあつては殊更その処
分に苦慮されていたのが実情である。また上記従
来品は、所要強度を保つために、周壁イにおいて
15〜20mm、内部の仕切壁において10〜15mm程度の
厚さに形成されているが、これらが占める厚さが
大きいため、その分だけは育苗箱全体の見掛け体
積に対して有効栽培面積が狭められ、ひいては必
ずしも温室等の床面積を最大限に効率良く利用し
得ないというような問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解決した促成
栽培用育苗箱を提供することを目的とする。
栽培用育苗箱を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
この考案は、上記の問題点を解決する手段とし
て、基本的には全体をダンボール、厚紙等の紙製
のものとする。そして、この紙製のものとした場
合になおその複数個の安定的な積重ねを可能とす
るために、四周の側壁をすべて外方に傾斜させ、
かつ周壁四隅部分に立上り部を設けるとともに、
この立上り部によつて囲まれる内側に嵌合される
上段のトレイの底部を底面支承部材により支承せ
しめるようにしたものである。
て、基本的には全体をダンボール、厚紙等の紙製
のものとする。そして、この紙製のものとした場
合になおその複数個の安定的な積重ねを可能とす
るために、四周の側壁をすべて外方に傾斜させ、
かつ周壁四隅部分に立上り部を設けるとともに、
この立上り部によつて囲まれる内側に嵌合される
上段のトレイの底部を底面支承部材により支承せ
しめるようにしたものである。
即ち、この考案は、ダンボール等の腰の強い紙
でつくられた上面開放の底の浅い箱状トレイと、
該トレイ内に嵌め込まれた上記同様の紙製の格子
状中仕切体とよりなり、前記トレイは四周側壁が
上端に至るに従つて外方に僅かに傾斜状に形成さ
れ、かつ四隅部において前記側壁を上方に延長し
た形に平面L字状の立上り部が設けられ、該立上
り部の内側に上段に積重ねるべき他のトレイの底
部を緩く嵌め込みうるものとなされると共に、こ
の積重ね時に上段のトレイの底面を前記立上り部
の上端よりやゝ低い位置に支承する支承部が具備
せられてなる促成栽培用育苗箱を要旨とする。
でつくられた上面開放の底の浅い箱状トレイと、
該トレイ内に嵌め込まれた上記同様の紙製の格子
状中仕切体とよりなり、前記トレイは四周側壁が
上端に至るに従つて外方に僅かに傾斜状に形成さ
れ、かつ四隅部において前記側壁を上方に延長し
た形に平面L字状の立上り部が設けられ、該立上
り部の内側に上段に積重ねるべき他のトレイの底
部を緩く嵌め込みうるものとなされると共に、こ
の積重ね時に上段のトレイの底面を前記立上り部
の上端よりやゝ低い位置に支承する支承部が具備
せられてなる促成栽培用育苗箱を要旨とする。
実施例
第1ないし第5図にこの考案の好適な一実施例
を示す。
を示す。
この図示実施例の育苗箱Aは、全体がすべて腰
の強い耐水ダンボール製のものであり、箱状のト
レイ1と、その内部に嵌め込まれた格子状の中仕
切体2とよりなる。
の強い耐水ダンボール製のものであり、箱状のト
レイ1と、その内部に嵌め込まれた格子状の中仕
切体2とよりなる。
トレイ1は、多数の排水孔3を穿設した長方形
の底板4の四辺から前後及び左右の側壁5,6,
7,8が折曲形成された底の浅い箱状のものであ
る。左右の側壁7,8は、第4図に示されるよう
に、底板4から折目9,9を介して折り上げられ
た1枚の側壁片7a,8aからなるもので、その
両端には前後側壁5,6に向けて折込まれる折込
み舌片17,17,18,18が折目10,10
を介して連設されている。かつ上記側壁片7a,
8aの両端部と折込み舌片17,18の基端部の
外辺、即ち上側辺には、組立状態において平面略
L字状をなす立上り部27,28が連設されてお
り、これがトレイの四隅部において側壁を延長し
た形に存在されるものとなされている。
の底板4の四辺から前後及び左右の側壁5,6,
7,8が折曲形成された底の浅い箱状のものであ
る。左右の側壁7,8は、第4図に示されるよう
に、底板4から折目9,9を介して折り上げられ
た1枚の側壁片7a,8aからなるもので、その
両端には前後側壁5,6に向けて折込まれる折込
み舌片17,17,18,18が折目10,10
を介して連設されている。かつ上記側壁片7a,
8aの両端部と折込み舌片17,18の基端部の
外辺、即ち上側辺には、組立状態において平面略
L字状をなす立上り部27,28が連設されてお
り、これがトレイの四隅部において側壁を延長し
た形に存在されるものとなされている。
前後の側壁5,6は、底板4から折目11を介
して立ち上がつた側壁片5a,6aと、その外辺
から折返し折目12,12を介して連設された内
方折込み片5a,6aとよりなるものである。そ
して両片5a,5b,6a,6b間の両端部に形
成された切目12,12を利用して前記折込み舌
片17,18を側壁片5a,6aと内方折込み片
5b,6bとの間に挟み込むようにして上記内方
折込み片5b,6bを内方に折込むことにより、
前後両端壁5,6が立上がり状にかつ二重に組立
てられている。
して立ち上がつた側壁片5a,6aと、その外辺
から折返し折目12,12を介して連設された内
方折込み片5a,6aとよりなるものである。そ
して両片5a,5b,6a,6b間の両端部に形
成された切目12,12を利用して前記折込み舌
片17,18を側壁片5a,6aと内方折込み片
5b,6bとの間に挟み込むようにして上記内方
折込み片5b,6bを内方に折込むことにより、
前後両端壁5,6が立上がり状にかつ二重に組立
てられている。
ここに、上記の左右側壁7,8は、その折目1
0,10が折目11,11から屈折したものとな
されることによつて、立上り状態において僅かに
外方に傾斜したものとなされる一方、前後側壁
5,6は、折込み舌片17,18の上側辺17
a,18aが傾斜状のものとなされることによ
り、これらも組立状態において僅かに外方に傾斜
したものとなされている。従つて、トレイ1は、
底面積に対して上面の開口面積の方がやゝ大きい
ものとなされ、その上部に同じ他のトレイ1の底
部を緩く嵌合しうるようになつている。
0,10が折目11,11から屈折したものとな
されることによつて、立上り状態において僅かに
外方に傾斜したものとなされる一方、前後側壁
5,6は、折込み舌片17,18の上側辺17
a,18aが傾斜状のものとなされることによ
り、これらも組立状態において僅かに外方に傾斜
したものとなされている。従つて、トレイ1は、
底面積に対して上面の開口面積の方がやゝ大きい
ものとなされ、その上部に同じ他のトレイ1の底
部を緩く嵌合しうるようになつている。
中仕切体2は、トレイ1の各側壁5,6,7,
8の中央部の高さに略等しい高さの複数枚の帯状
縦桟部材21と、これらに直交状に組合わされた
両端の1対の端部横桟部材22及びそれらの間に
位置する複数枚の中間部横桟部材23とで構成さ
れている。縦桟部材21と横桟部材22,23
は、第5図に示すように互いの対応部位に反対向
きに形成された切込み24に相手方部材を嵌め込
むことで格子状に組立てられている。而して両端
の端部横桟部材22,22は、トレイ1の底壁4
から立上り部27,28の上端までの高さより
やゝ低い高さを有しており、育苗箱Aを第2図に
示すように多数段に積重ねたさい、上段に積重ね
られる育苗箱Aのトレイの底面を支承する支承部
22aを構成するものとなつている。このためま
た、該横残部材22,22は強度増大の目的で、
1枚の帯状のダンボールを幅方向の中央部より下
向きに2つ折りにして2重に構成されたものとな
されている。一方、中間部の横桟部材23,23
も、両端部が上方に延長されて補助的な上記同様
の支承部23a,23aを構成したものとなされ
ている。
8の中央部の高さに略等しい高さの複数枚の帯状
縦桟部材21と、これらに直交状に組合わされた
両端の1対の端部横桟部材22及びそれらの間に
位置する複数枚の中間部横桟部材23とで構成さ
れている。縦桟部材21と横桟部材22,23
は、第5図に示すように互いの対応部位に反対向
きに形成された切込み24に相手方部材を嵌め込
むことで格子状に組立てられている。而して両端
の端部横桟部材22,22は、トレイ1の底壁4
から立上り部27,28の上端までの高さより
やゝ低い高さを有しており、育苗箱Aを第2図に
示すように多数段に積重ねたさい、上段に積重ね
られる育苗箱Aのトレイの底面を支承する支承部
22aを構成するものとなつている。このためま
た、該横残部材22,22は強度増大の目的で、
1枚の帯状のダンボールを幅方向の中央部より下
向きに2つ折りにして2重に構成されたものとな
されている。一方、中間部の横桟部材23,23
も、両端部が上方に延長されて補助的な上記同様
の支承部23a,23aを構成したものとなされ
ている。
なお、第4図に示される前後側壁片5a,6a
の両端の三角形の部分5a′,6a′は、組立状態に
おいて内方に折込まれるものである。
の両端の三角形の部分5a′,6a′は、組立状態に
おいて内方に折込まれるものである。
ところで、上記トレイ1および中仕切体2を形
成するダンボールは、耐水性の接着剤を用いたそ
れ自体可及的耐水保形性に優れたものが用いられ
るべきことは勿論であり、好適には少なくともそ
の一部、即ち例えば支承部22a,23aとかト
レイ1の底板4等の常時水にさらされあるいは荷
重のかかる部分については撥水加工、遮水加工、
防水加工、耐水加工等を施したものとすることが
好ましい。
成するダンボールは、耐水性の接着剤を用いたそ
れ自体可及的耐水保形性に優れたものが用いられ
るべきことは勿論であり、好適には少なくともそ
の一部、即ち例えば支承部22a,23aとかト
レイ1の底板4等の常時水にさらされあるいは荷
重のかかる部分については撥水加工、遮水加工、
防水加工、耐水加工等を施したものとすることが
好ましい。
上記実施例に示したような育苗箱Aは、中仕切
体2によつて仕切られたトレイ1内の各区画部分
の内底部に、含水スポンジ板等を敷いて通水孔3
を塞いだ状態において、その上に貝割れ菜等の種
子を播き、温室等の良好な発芽成育環境下に置い
てそれを短期間のうちに食用に適する状態にまで
成育させる。そして、成育後、その成育苗Pを収
容したまゝ、第2図に示すように所要数個上下に
積重ね、要すれば最上段の育苗箱の上面にダンボ
ール製その他紙製の蓋板を置き、全体をバンドで
梱包してそのまゝ輸送に供されるものである。
体2によつて仕切られたトレイ1内の各区画部分
の内底部に、含水スポンジ板等を敷いて通水孔3
を塞いだ状態において、その上に貝割れ菜等の種
子を播き、温室等の良好な発芽成育環境下に置い
てそれを短期間のうちに食用に適する状態にまで
成育させる。そして、成育後、その成育苗Pを収
容したまゝ、第2図に示すように所要数個上下に
積重ね、要すれば最上段の育苗箱の上面にダンボ
ール製その他紙製の蓋板を置き、全体をバンドで
梱包してそのまゝ輸送に供されるものである。
第6図及び第7図は、積重ね時に上段の育苗箱
を支える支承部の形成の仕方についての変形例を
示すものである。支承部は前記施例の場合、中仕
切体2の横桟部材22,23を上方に延長した形
にして形成するものとしているが、この第6図及
び第7図に示す実施例は、前後側壁5,6におけ
る内方折込片5b,6bの両端舌部15,16を
上方に延長し、この延長部15a,16aをもつ
て側壁の立上り部27,28よりやゝ低い支承部
を形成したものとなされている。しかも上記舌部
15,16及び延長部15a,16aは、その幅
を内方折込片5b,6bとの境界から左右側壁
7,8内面までの距離より大に設定することによ
り、組立時において立上り部27,28との間に
三角形の空間Sを形成して上段に積重ねられる育
苗箱Aの底面四隅部分を確実に担持支承するもの
となされている。
を支える支承部の形成の仕方についての変形例を
示すものである。支承部は前記施例の場合、中仕
切体2の横桟部材22,23を上方に延長した形
にして形成するものとしているが、この第6図及
び第7図に示す実施例は、前後側壁5,6におけ
る内方折込片5b,6bの両端舌部15,16を
上方に延長し、この延長部15a,16aをもつ
て側壁の立上り部27,28よりやゝ低い支承部
を形成したものとなされている。しかも上記舌部
15,16及び延長部15a,16aは、その幅
を内方折込片5b,6bとの境界から左右側壁
7,8内面までの距離より大に設定することによ
り、組立時において立上り部27,28との間に
三角形の空間Sを形成して上段に積重ねられる育
苗箱Aの底面四隅部分を確実に担持支承するもの
となされている。
考案の効果
この考案は上述のように、全体がダンボール等
の紙でつくられた育苗箱である。従つて、それ自
体用済後において簡単に潰して小体積に縮小で
き、その保管に便利であるのはもとより、焼却等
につて廃棄処分も簡単にでき、あるいは回収し再
資源化して有効利用をはかることも可能となり、
従来の発泡スチロール製育苗箱のように用済後に
おける処分に苦慮することがない。かつ、印刷も
自由にできるから、美匠性の高い育苗箱を提供し
うる。また、紙製であつても、促成栽培用のもの
で高水分環境下に置かれる期間が数日乃至十日程
度と比較的短いので、実験の結果においても当該
期間中充分に実用に耐え得る強度と保形性を保持
しうるものであり、成育苗の運搬用梱包材兼用の
ものとしても充分な実用機能性を保有する。更
に、この考案に係る育苗箱は周壁、即ち四周の側
壁が外方に傾斜されたものとなされ、四隅部に立
上り部が設けられて順次上段の育苗箱を下段の育
苗箱のトレイの上部に緩く嵌め込み得るものとな
されると共に、この嵌め込み状態において上段の
育苗箱を支承する支承部を具備したものとなされ
ているから、成育苗の輸送等に際して従来品同様
任意に多段にしかも安定良く積重ねることができ
るのはもちろん、トレイの四隅部のみに立上り部
を設けて、その内側に上段の育苗箱の底部を拘束
し位置ずれを防ぐものとなされていることにより
り、全周に高い側壁を形成した場合のようにそれ
によつて育苗箱中の換気や採光性が阻害されると
いうような欠点を派生しない。更には、トレイ及
び中仕切体をいずれも紙製のものとしたことによ
り、それらの各部の厚さをせいぜい3〜5mm程度
の薄いものとすることができる。従つて、従来の
発泡スチロール製のものに較べると、同じ大きさ
の育苗箱にあつては概ね20%以上もの有効栽培面
積の増大をはかることができる。このことは、温
室等の栽培棚の有効利用度の増大、輸送効率の増
大にもつながり、ひいては栽培苗の生産性の向
上、コストの低減化にも貢献しうる。
の紙でつくられた育苗箱である。従つて、それ自
体用済後において簡単に潰して小体積に縮小で
き、その保管に便利であるのはもとより、焼却等
につて廃棄処分も簡単にでき、あるいは回収し再
資源化して有効利用をはかることも可能となり、
従来の発泡スチロール製育苗箱のように用済後に
おける処分に苦慮することがない。かつ、印刷も
自由にできるから、美匠性の高い育苗箱を提供し
うる。また、紙製であつても、促成栽培用のもの
で高水分環境下に置かれる期間が数日乃至十日程
度と比較的短いので、実験の結果においても当該
期間中充分に実用に耐え得る強度と保形性を保持
しうるものであり、成育苗の運搬用梱包材兼用の
ものとしても充分な実用機能性を保有する。更
に、この考案に係る育苗箱は周壁、即ち四周の側
壁が外方に傾斜されたものとなされ、四隅部に立
上り部が設けられて順次上段の育苗箱を下段の育
苗箱のトレイの上部に緩く嵌め込み得るものとな
されると共に、この嵌め込み状態において上段の
育苗箱を支承する支承部を具備したものとなされ
ているから、成育苗の輸送等に際して従来品同様
任意に多段にしかも安定良く積重ねることができ
るのはもちろん、トレイの四隅部のみに立上り部
を設けて、その内側に上段の育苗箱の底部を拘束
し位置ずれを防ぐものとなされていることにより
り、全周に高い側壁を形成した場合のようにそれ
によつて育苗箱中の換気や採光性が阻害されると
いうような欠点を派生しない。更には、トレイ及
び中仕切体をいずれも紙製のものとしたことによ
り、それらの各部の厚さをせいぜい3〜5mm程度
の薄いものとすることができる。従つて、従来の
発泡スチロール製のものに較べると、同じ大きさ
の育苗箱にあつては概ね20%以上もの有効栽培面
積の増大をはかることができる。このことは、温
室等の栽培棚の有効利用度の増大、輸送効率の増
大にもつながり、ひいては栽培苗の生産性の向
上、コストの低減化にも貢献しうる。
第1図はトレイと中仕切体とを分離した状態で
示した斜視図、第2図は積重ね状態を示す斜視
図、第3図は縦断面図、第4図はトレイの展開
図、第5図は中仕切体の分解状態斜視図、第6図
は支承部の形成の変形例の要部斜視図、第7図は
第6図に示す部分の展開図、第8図は従来品の斜
視図である。 A……育苗箱、1……トレイ、2……中仕切
体、4……底板、5,6,7,8……前後左右の
側壁、5b,6b……内方折込み片、15,16
……両端舌部、17,18……折込み舌片、21
……縦桟部材、22,23……横残部材、22
a,23a,15a,16a……支承部、27,
28……立上り部。
示した斜視図、第2図は積重ね状態を示す斜視
図、第3図は縦断面図、第4図はトレイの展開
図、第5図は中仕切体の分解状態斜視図、第6図
は支承部の形成の変形例の要部斜視図、第7図は
第6図に示す部分の展開図、第8図は従来品の斜
視図である。 A……育苗箱、1……トレイ、2……中仕切
体、4……底板、5,6,7,8……前後左右の
側壁、5b,6b……内方折込み片、15,16
……両端舌部、17,18……折込み舌片、21
……縦桟部材、22,23……横残部材、22
a,23a,15a,16a……支承部、27,
28……立上り部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ダンボール等の腰の強い紙でつくられた上面
開放の底の浅い箱状トレイと、該トレイ内に嵌
め込まれた上記同様の紙製の格子状中仕切体と
よりなり、前記トレイは四周側壁が上端に至る
に従つて外方に僅かに傾斜状に形成され、かつ
四隅部において前記側壁を上方に延長した形に
平面L字状の立上がり部が設けられ、該立上り
部の内側に上段に積重ねるべき他のトレイの底
部を緩く嵌め込みうるものとなされると共に、
この積重ね時に上段のトレイの底面を前記立上
り部の上端よりやゝ低い位置に支承する支承部
が具備せられてなる促成栽培用育苗箱。 (2) 箱状トレイおよび/または仕切体が、少なく
とも所要の一部において撥水加工、遮水加工、
防水加工、または耐水加工の施された紙からな
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の促成栽
培用育苗箱。 (3) 仕切体における横桟部材に、その少なくとも
一部を上方に高く延長することによつて支承部
が構成されてなる実用新案登録請求の範囲第1
項または第2項記載の促成栽培用育苗箱。 (4) 本体の前後両側壁における内方折込片の両端
舌部が前記立上り部の内側において上方に延長
されることにより支承部が形成されてなる実用
新案請求の範囲第1項または第2項に記載の促
成栽培用育苗箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11419885U JPH0142449Y2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11419885U JPH0142449Y2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6221838U JPS6221838U (ja) | 1987-02-09 |
| JPH0142449Y2 true JPH0142449Y2 (ja) | 1989-12-12 |
Family
ID=30996712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11419885U Expired JPH0142449Y2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0142449Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2719619A1 (en) | 2008-03-26 | 2009-10-01 | Hisakazu Uchiyama | Culture apparatus |
| JP6638910B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2020-01-29 | 埼玉県 | 仕切り及びケース並びに植木植栽容器 |
-
1985
- 1985-07-24 JP JP11419885U patent/JPH0142449Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6221838U (ja) | 1987-02-09 |
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