JPH0143839B2 - - Google Patents

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JPH0143839B2
JPH0143839B2 JP59265100A JP26510084A JPH0143839B2 JP H0143839 B2 JPH0143839 B2 JP H0143839B2 JP 59265100 A JP59265100 A JP 59265100A JP 26510084 A JP26510084 A JP 26510084A JP H0143839 B2 JPH0143839 B2 JP H0143839B2
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JP
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plating
cathode
current
anode
metal strip
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JP59265100A
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JPS61143589A (ja
Inventor
Jiro Isomura
Yoshiaki Hayashi
Ryuichi Fujisawa
Takao Yamanashi
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP26510084A priority Critical patent/JPS61143589A/ja
Publication of JPS61143589A publication Critical patent/JPS61143589A/ja
Publication of JPH0143839B2 publication Critical patent/JPH0143839B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なメツキ方法及びメツキ装置に関
する。詳しくは、折り曲げに対する強度が優れて
おり、折り曲げ応力が頻繁に加わる部分に使用さ
れるのに適したメツキ膜を得ることのできる新規
なメツキ方法及びメツキ装置を提供しようとする
ものである。
背景技術とその問題点 導電性金属箔、例えば、銅箔はフレキシブルプ
リント回路板(以下、「FPC」と云う。)用の導
体としてきわめて優れた性質を有している。そし
て、FPCは近時種々の分野で広く使用されて来
ており、その中に、折り曲げ負荷が繰り返しかか
る部位に使用される場合がある。例えば、各種プ
リンターの印字ヘツドとその制御部とを連結する
FPCにあつては、印字ヘツドが可動部であり制
御部が固定部であることから、両者の間を連結し
ているFPCは折り曲げが繰り返されたり、折り
曲げ箇所が順次に移動して行く、というように、
きわめて厳しい折り曲げ負荷がかかる状況で使用
される。
そこで、このような箇所に使用されるFPCの
導体としては、屈曲による切断の生じないものが
必要である。
そこで、このようなFPC用導体として適当な
銅箔を考えてみたが、適当なものがないのが現状
である。
例えば、メツキ銅箔であるが、これは安価であ
るという利点はあるが、屈曲運動に対しては弱い
という欠点を有する。これは、メツキ法による場
合には、第10図に示すように、銅粒子a,a,
…が柱状に堆積して銅箔が生成され、かつ、その
堆積密度も粗いため、屈曲の繰り返しに対してき
わめて弱いからである。また、銅粒子の堆積密度
が粗いことは、電気抵抗が高くなり、FPCの導
体として余り好ましいものではない。
このため、メツキ銅箔は、屈曲されたままの状
態で配置される箇所に使用するFPCの導体とし
ては何とか使用することができるが、屈曲が繰り
返されたり、屈曲位置が移動して行くような箇所
に使用されるFPCの導体としては使用すること
ができなかつた。
圧延アニール銅箔は屈曲に対して強靭であり、
電気抵抗も小さく、その点では繰り返し屈曲され
る箇所に使用されるFPCの導体として好適であ
る。
しかしながら、圧延アニール銅箔にあつては、
薄さに限界があり、18ミクロン(μ)程度しか薄
くすることができず、また、このことが銅箔部
(導体)幅を小さくすることの障害となるという
問題がある。
即ち、圧延アニール銅箔を導体としてFPCを
製造するには、まず、ベースフイルムb上に一面
に銅箔cを貼り付け、その後に不要部分をエツチ
ングにより除去するという工程を採る。そして、
エツチングをする場合、第11図に示すように、
銅箔cのベースフイルムb側の部分d,d,…が
抉り取られるという問題がある。しかも、この抉
り取られる部分d,d,…は銅箔cの厚さが厚く
なる程大きくなるので、銅箔cの厚さを薄くする
のに限界がある圧延アニール銅箔では、かなりの
部分がエツチングにより抉り取られることにな
り、従つて、導体幅eは、抉り取られる部分d,
d,…を見込んだ幅にしなければならず、このこ
とが回路の高密度化を阻害することになる。
また、板状の銅箔をベースフイルムに接着する
必要があるため、接着強度を高める必要から、銅
箔形成後の後処理、例えば、銅箔の接着側面を表
面処理により凹凸状にする処理が必要となり、圧
延工程そのものがコスト高であるのに加えて、
益々コスト高となつてしまうという問題がある。
発明の目的 そこで、本発明は、折り曲げに対する強度が優
れており、折り曲げ応力が頻繁に加わる部分に使
用されるのに適したメツキ膜を得ることのできる
新規なメツキ方法及びメツキ装置を提供すること
を目的とする。
発明の概要 上記目的を達成するために、本発明メツキ方法
は、カソードと接触してカソード化される導電性
金属帯と複数のアノードとの間にメツキ液を流
し、前記カソードと前記各アノードとの間に一つ
の電源からパルス状のメツキ電流を順次切換えて
供給すると共に、前記カソードとアノードとの間
に前記メツキ電流の供給の休止期間において適時
にメツキ電流より大きい逆電流を供給し、これに
よつて前記導電性金属帯にメツキ膜を堆積させる
ことを特徴とし、また、本発明メツキ装置は、メ
ツキ液が入れられているメツキ液槽と、該メツキ
液槽の上方に配置され水平方向に延びる平面を有
するカソードと、前記カソードの上記平面と接触
してカソード化される導電性金属帯と、前記カソ
ードの平面と適当な間隔を置いて対向された複数
のアノードと、カソードに接触した導電性金属帯
とアノードとの間にメツキ液を供給する手段と、
前記カソードと前記各アノードとの間に一つの電
源からパルス状のメツキ電流を順次切換えて供給
するパルス電流供給手段と前記カソードとアノー
ドとの間に前記メツキ電流の供給の休止期間にお
いて適時にメツキ電流より大きい逆電流を供給す
る手段とから成ることを特徴とする。
そして、このような本発明に係るメツキ方法及
びメツキ装置によれば、折り曲げに対する強度が
優れており、折り曲げ応力が頻繁に加わる部分に
使用されるのに適していると共に電気抵抗が小さ
いメツキ膜を効率的に得ることができる。
実施例 以下に、本発明の詳細を実施例に従つて説明す
る。
先ず、メツキ装置について説明する。
先ず、第1図及び第2図によつて本発明メツキ
装置の概要を説明する。図に示されたメツキ装置
は銅箔の如き金属箔の製造に適用されたものであ
る。
10はメツキ液槽であり、このメツキ液槽10
の上方において、ステンレスあるいはニツケル等
から成る金属帯12が水平方向に配置されてい
る。14はメツキ液槽10の上方に略固定的に配
置されたカソードで、例えば、グラフアイトから
成り、前記金属帯12はこのカソード14の下面
と摺接状態で第1図及び第2図の矢印方向へ移動
されるようになつている。
供給リール16に巻回されている金属帯12は
そこから巻き戻されてガイドロール18を経てメ
ツキ液槽10の上方に供給される。メツキ液槽1
0の上方において、金属帯12がカソード14と
摺接状態で、従つて、カソード化された状態で、
移動される間に、以下に述べるような方法で、該
金属帯12の下面に所望の金属が電解折出され
る。メツキ液槽10の部分を通過してメツキ膜が
堆積された金属帯12は一対のニツプロール2
0,20間を通され、金属帯12からこの上に形
成された連続された金属箔22が引き剥がされ
る。
金属箔の帯22と分離された金属帯12はテン
シヨンロールを兼ねたガイドロール24を経て巻
取リール26によつて巻き取られ、そして、金属
箔帯22の方は、同じく、テンシヨンロールを兼
ねたガイドロール28を経て別の巻取リール30
によつて巻き取られる。各巻取リール26及び3
0はそれぞれ各別のモータ駆動機構32,36に
よつてそれぞれチエーン伝動機構34,38を介
して第1図に矢印で示すように時計回り方向に回
転され、かつ、各リール26及び30の回転スピ
ードは同調せしめられている。
40はメツキ液槽10内においてメツキ液を循
環させるためのポンプであり、このポンプ40は
モータ42によつて駆動され、そして送出導管4
4及び戻入導管46を有しており、これら2つの
導管44及び46はメツキ液槽内10によつて連
通されている。
第2図乃至第4図から良く解るように、カソー
ド14は、この下側を移動される金属帯12と摺
接し得るように水平方向に位置された平らな底面
48を有している。カソード14の底面には円形
の凹部50,50,50及び溝52,52,52
が適当に配置形成されており、そして、各溝5
2,52,52は少なくとも一つの凹部50と連
通されている。図示された3個の円形凹部50,
50,50はカソード14に垂直方向に貫通形成
された各別の通路54,54,54と直結されて
いる。これらの通路54,54,54は、導管5
6,56,56を介して真空ポンプ58と連結さ
れており、真空ポンプ58はモータ60によつて
駆動される。
しかして、金属帯12がカソード14の下側に
供給されている間真空ポンプ58を駆動すると、
カソード14の底面48に設けられた円形凹部5
0,50,50及び溝52,52,52に部分的
な真空状態が生じ、これによる吸引力によつて金
属帯12はカソード14底面と摺接されて互いの
間の完全な電気的導通が得られる。
複数の不溶性アノード62,64,66及び6
8がメツキ液槽10内にカソード14と平行にな
るように保持されており、カソード14の底面4
8と摺接しながら移動する金属帯12と各アノー
ド62,64,66,68との間には比較的小さ
な間隔Sが設けられるようにされている。これら
アノード62,64と66,68とは金属帯12
の移動方向に所定の間隔を空けて配置されてい
る。そして、後述する回路によりカソード14及
びアノード62,64,66,68はそれぞれ電
源に接続されている。
不溶性アノード64と66との間にはポリ塩化
ビニリデンの如き電気絶縁性物質から成るブロツ
ク70が介挿されており、この絶縁ブロツク70
の上面72はアノード62,64,66,68の
上面と一致せしめられている。絶縁ブロツク70
の上面72には金属帯12の送行方向を横切るよ
うに溝74が形成されており、この溝74はアノ
ード62,64,66あるいは68とカソード1
4の底面に沿つて走行する金属帯12との間隔
(この間隔は絶縁ブロツク70の上面72と金属
帯12との間の間隔とも等しい。)より充分に大
きな幅Wを有している。
孔76が溝74の中央部から下方に向つて垂直
に形成されており、そして、この孔76はL字状
の導管78を介してポンプ40の送出導管44と
連結されている。ポンプ40の戻入導管46は部
分80でメツキ液槽10の内部に開口している。
アノード62及び68の下流側(絶縁ブロツク
70から遠い側)には互いに及びアノード62又
は68から略等間隔を空けて電気絶縁性物質、例
えば、ポリ塩化ビニリデンから成るいくつかのブ
ロツク82,82,…がメツキ液槽10を横切る
ように配置されており、各ブロツク82相互の間
及びこれらとアノード62又は68との間にはメ
ツキ液戻し用の通路84,84,…が形成され
る。
更に、絶縁ブロツク70の溝74内には上向き
の段部86が形成されており、この段部86に合
成樹脂製の板材88が溝74の中間部を遮断する
ように部分90にて固定されており、そして、こ
の板材88にはメツキ液の通過を許容する多数の
小孔92,92,…が配列形成されている。尚、
遮板88はこのように形成する他、網目状の板を
もつて替えても良い。
94,94は絶縁板であり、アノード62と6
4との間及び66と68との間に介在せしめら
れ、これによつて、各不溶性アノード62,6
4,66,68は互いに電気的に絶縁されてい
る。
96は、例えば、テフロン(商品名)のような
ものから成形されたシール帯であり、メツキ液槽
10の両側部上端面から突出され、その上端面は
金属帯12の両側縁下面と摺接する。このシール
帯96はメツキ液槽10の両側部上端面に形成さ
れた溝98内にその下方部が摺動可能に受け入れ
られており、溝98内においてシール帯96下端
面と溝98の底部との間に例えばポリ塩化ビニリ
デンや合成ゴムのような弾性のある材料から成る
チユーブ100が介挿されている。そして、この
チユーブ100内には空気やその他適当な流体を
出し入れすることができるようにしてあり、これ
によつてこのチユーブ100の上に横たわるシー
ル帯96を弾性的に上下させシール帯96上端面
と金属帯12との間で完全な水密性が保たれるよ
うにしてある。
尚、図示した実施例では、アノード62,6
4,66,68及び絶縁ブロツク70の両側面が
メツキ液槽10の両側内面と密着されているため
シール帯96はメツキ液槽10の両側部上端に配
置されたが、アノード62,64,66,68及
び絶縁ブロツク70の両側縁上面にシール帯96
を受け入れる溝を形成して上記と同様に構成して
も良い。この場合でしかも絶縁ブロツク70の両
側と槽10内面とが密着していないときは、絶縁
ブロツク70の溝74はシール帯96を受ける溝
を形成した部分の内側に形成される必要がある。
102及び104はフオワード用電源であり、
電源102はアノード62及び64に、また、電
源104はアノード66及び68に、それぞれメ
ツキ用電流を供給するためのものである。一方の
電源102のプラス端子は切換スイツチ106を
介してアノード62に接続され、また、切換スイ
ツチ108を介してアノード64に接続されてい
る。また、電源102の接地レベル端子はカソー
ド14に接続されている。そして、他方の電源1
04も、そのプラス端子は、切換スイツチ110
を介してアノード66に接続され、また、切換ス
イツチ112を介してアノード68に接続されて
いる。また、電源104の接地レベル端子はカソ
ード14に接続されている。
114はリバース用電源であり、各別の切換ス
イツチ116,118,120,122を介して
アノード62,64,66,68と接続されてい
る。
しかして、メツキ液層10内にはアノード6
2,64,66,68やそして絶縁ブロツク70
や82よりも低いレベルまで、例えば、レベルラ
イン124で示されるレベルまでメツキ液で満た
される。
ポンプ40によつて圧送されたメツキ液はL形
の導管78や絶縁ブロツク70によつて限定せし
められた通路を通つて上昇され、そして、カソー
ド14の底面に沿つて移動する金属帯12に突き
当つて直角に向きを変えられる。メツキ液は比較
的幅の広い溝74から出て絶縁ブロツク70と金
属帯12間の狭い空間内に入り込み、そして、そ
れによつてアノード62,64,66,68とカ
ソード14の下の金属帯12との間の空間を乱流
状態で流れて行く。
本発明メツキ装置においては、アノード62,
64,66,68上に流れるメツキ液の乱流の程
度はメツキ液の流れ方向を横断する方向に平均化
されていることが好ましい。この目的のために、
メツキ液の流れ方向に測つて、溝74の端からア
ノード64,66との接合端までの距離Dが各ア
ノード64,66とカソード14の下を送行され
る金属帯12との間の間隔Sの少なくとも5倍の
長さになるようにされている。好ましくは、間隔
Sは0.2〜30ミリメートルの範囲内が良く、又、
アノード62,64,66,68に沿つて流れる
メツキ液の乱流の程度は2300以上のレイノルズ数
であることが好ましい。
次に本発明メツキ装置の動作について説明す
る。
上述したメツキ装置により、例えば、銅箔を連
続的に製造する場合、モータ駆動機構32を駆動
してステンレスその他の金属から成る金属帯12
を供給リール16から巻取リール26へ一定のス
ピードで移動させメツキ液槽10の上を水平に送
行させる。金属帯12は、真空ポンプ58を駆動
して金属帯12に対して吸引力を働かせることに
よつてカソード14の下をその平らな底面48と
摺接しながら送行される。
又、ポンプ40が駆動されると、硫酸銅を含ん
だメツキ液が送出されて絶縁ブロツク70の溝7
4内に上昇され、それから絶縁ブロツク70とカ
ソード14の下を送行される金属帯12との間を
通過して、乱流となつてアノード62,64,6
6,68とカソード14の下の金属帯12との間
へ流入しそしてここを通過して行く。上述したよ
うに、各アノード62,64,66,68上を流
れるメツキ液の乱流の程度は流れ方向を横切る方
向において略均一である。又、各アノード62,
64,66,68上を流れる乱流の流速は少なく
とも約2メーター/毎秒であることが好ましい。
カソード14と摺接して送行される金属帯12
の下面に銅を堆積させるのに適当な電流密度でア
ノード62,64,66,68を通してパルス状
のメツキ電流が供給される。尚、このメツキ電流
の供給の詳細については後述する。各アノード6
2,64,66,68とカソード化された金属帯
12との間の約0.2〜30ミリメートルの間隔部を
メツキ液が約2メートル/毎秒以上の速度で且つ
乱流状態で流れることは、金属帯12の近傍で銅
イオンの濃度分極が生長するのを防止し、その結
果銅の堆積速度を効果的に早めることができる。
以上のようにして、カソード14の下を金属帯
12が送行されると同時にその表面に銅箔の帯2
2が連続的に形成される。連続した銅箔帯22は
一対のニツプロール20,20を通過するとき金
属帯12から引き剥がされ、そして、モータ駆動
機構36によつて回転される巻取リール30によ
つて巻き取られる。そして、金属帯12がそこに
銅が堆積される間正しく水平に保たれているの
で、銅箔がニツプロール20,20の所まで到達
する間に金属帯から分離してしまう惧れは全くな
い。
以上に記載したように、上記装置によれば、極
めて効果的に連続的にメツキを行なうことができ
るが、より上質なメツキ膜を得るためには、前記
カソードとアノードとの間に適時に逆電流を供給
することが必要である。これについて、第7図に
従つて詳述する。
第7図Aはアノード62に、第7図Bはアノー
ド64に、第7図Cはアノード66に、第7図D
はアノード68に、それぞれ加えられるパルス状
のメツキ電流とリバース電流の状態を示すもの
で、これら各図は時間軸を対比できるように配置
してある。そして、これら電流の制御は前述した
各切換スイツチ106,108,110,11
2,116,118,120及び122を適時に
オン・オフすることによつて為される。
更に詳細に述べれば、アノード62及び64へ
のメツキ電流の供給は一つのフオワード用電源1
02によつて為され、切換スイツチ106及び1
08を交互に、即ち、切換スイツチ106がオン
のとき108はオフ、106がオフのとき108
はオンとなるように、オン・オフすることにより
パルス状のメツキ電流が供給される。アノード6
6及び68に関しても、同様に、一つのフオワー
ド用電源104から交互にオン・オフされる切換
スイツチ110及び112を介してパルス状のメ
ツキ電流が供給される。
このような方式によつてメツキ電流をパルス状
に供給すると、電流の立上がり時間が短くて済
み、メツキ効率及びメツキ品位が高くなるという
利点がある。即ち、切換スイツチ106オン、1
08オフのときを考えると、アノード64−カソ
ード14間の回路に関してアノード62−カソー
ド14間が等価抵抗負荷となり、ここに電流が流
れているので、切換スイツチ106オフ、108
オンに切換えたときにアノード64−カソード1
4間に流れる電流の立上がり時間が短くて済む。
逆に、切換スイツチ106オフ、108オンのと
きには、アノード62−カソード14間の回路に
関してアノード64−カソード14間が等価抵抗
負荷となり、ここに電流が流れているので、アノ
ード62オン、108オフに切換えたときに、ア
ノード62−カソード14間に流れる電流の立上
り時間が短くて済むことになる。これによつて、
立上がり、立下がり共に急竣な矩形波電流を得る
ことができる。
尚、第8図に示すように、各アノードAに対し
て各1個のフオワード用電源Bを用意しスイツチ
S,S′を交互にオン・オフさせてパルス電流を供
給しスイツチSオフ時には等価抵抗負荷Rを通し
て電流を流しておき、スイツチSオン時にアノー
ドに供給される電流の立上がり時間を短くする方
式も考えられるが、この方式によると前記実施例
で示した方式に比して、以下の欠点がある。
まず第1に、等価抵抗負荷Rに電流を流す間は
電力が無駄に消費されているという問題があり、
第2に、アノード−カソード間の抵抗値はメツキ
液の金属イオン濃度等の要素によつて変化するた
め、等価抵抗負荷Rの抵抗値を固定にしておくこ
とには問題があり、かといつて、これを可変にし
て、常にアノード−カソード間の抵抗値と同じ値
にしておくようにすることは不可能である。
これに対して、上記実施例で示した方式によれ
ば、一組のアノードの何れかには常に電流が供給
されているため、電力の無駄がなく、更に、一組
を為すそれぞれのアノードとカソードと間は常に
同一条件であるため、その電気抵抗も等しく、こ
れを等価抵抗負荷として利用することによつてき
わめて適切な制御を行なうことができる。
尚、上記実施例においては、2個のアノードを
一組として、これらに1個のフオワード用電源に
よつてパルス状のメツキ電流を供給するようにし
たが、3個あるいはそれ以上のアノードを一組と
しても良い。
尚、上記パルス電流のピーク値は約10×103
ンペア以上、パルス幅は0.5〜9.9ミリ秒位が適当
であるが、勿論これに限定されるものではない。
しかして、各アノード62,64,66及び6
8へのパルス状のメツキ電流の供給の合間に適時
にリバース用電源114から切換スイツチ11
6,118,120,122を介してリバース電
流を供給する。このリバース電流のピーク値は約
27×103アンペア位が適当であるが、勿論これに
限定されるものではない。
以上のようなメツキ方法及びメツキ装置によれ
ば、折り曲げに対する強度が優れており、折り曲
げ応力が頻繁に加わる部分に使用されるのに適し
たメツキ膜を得ることができる。
即ち、メツキ電流をパルス状に供給するため、
導電性金属帯12に堆積される金属の粒子が小さ
く、従つて、堆積密度が高くなり、折り曲げに対
して強靭で、かつ、電気抵抗が小さく、FPC用
導体として好適な金属箔を得ることができる。ま
た、パルス電流であるため、メツキ電流オフ時に
金属帯12側や堆積金属粒子間に発生するH2
O2等のガスが除去され、各金属粒子間の結合強
度が強くなる。これらガスの除去は、メツキ液が
アノードとカソードとの間を乱流状態で流れるこ
とによつても為され、堆積金属粒子間の結合をよ
り強固なものとする。更に、メツキ液が流れてい
ることとパルス状のメツキ電流の供給とによつ
て、分極層の発生を抑え、金属帯に接して常に好
適濃度のメツキ液が供給されることになり、メツ
キ速度を高めることができ、かつ、品位の高いメ
ツキ膜を得ることができる。更にまた、アノード
−カソード間にメツキ電流の供給の休止期間にお
いて適時にメツキ電流より大きい逆電界をかける
ため、金属帯12上に生成される金属箔22表面
がそれに付着する金属酸化物(例えば、CuO)が
除去されて活性化し、かつ、金属帯12近くに金
属イオンを発生させるため、分極層の発生を抑え
ることに寄与し、このこともメツキ速度とメツキ
品位を高めるのに寄与する。また、メツキ液をア
ノード−カソード間に流し、かつ、パルス電流を
供給するものであるため、金属帯12上に堆積さ
れる金属の粒子126,126,…が、第9図に
示すように、横長又は横方向に傾斜した堆積とな
り、この点で屈曲に対して強い金属箔を得ること
ができる。
尚、上記装置によれば極めて効果的に連続的な
メツキを得ることができるが、このようなメツキ
装置において、アノード62,64,66,68
と金属帯12との間をメツキ液が乱流状態で流れ
しかもその乱流の程度が金属帯12の送行方向を
横切る方向において均一であることが必要であ
る。さもないと、金属帯の幅方向において金属が
良く堆積される部分とそうでない部分とが生じて
しまい堆積される金属箔の品質が低下することに
なる。そこで、上記実施例においては、絶縁ブロ
ツク70に形成された溝74の垂直方向における
略中間位置に板状部材88を配置しこれに小孔9
2,92,…を多数配列形成したので、このよう
なすることによつて、溝74にまでポンプアツプ
されたメツキ液は一旦溝74の遮板88より下方
の部分に満たされ、それから全小孔92,92,
…から強制的に送出される。従つて、各アノード
62,64,66,68と金属帯12との間を流
れるメツキ液の乱流の程度が金属帯12の送行方
向を横切る方向においてより均一なものとなる効
果がある。
応用例 第12図は本発明メツキ装置をフレキシブルプ
リント回路板の連続製造装置として適用した応用
例を示すものである。
128が前記したメツキ装置と同様のメツキ装
置であり、図面ではメツキ液槽10とカソード1
4とが示されている。
また、供給リール16に巻回された金属帯12
がカソード14の底面に接触し、カソード化され
て送行され、巻取リール26に巻き取られてい
く。
そこで、金属帯12のアノードに対向される側
の面に予め図示しないメツキレジスト材を付与
し、導体パターンとする箇所のみそのメツキレジ
スト材を除去しておく。すると、金属帯12はメ
ツキ装置128を通過する間に、そのアノードに
対向した面に導体パターン状のメツキが施され
る。
130はベースフイルム供給リールであり、こ
れに巻回されているベースフイルム132は案内
ロール134の箇所で金属帯12のパターン状導
体が形成された側の面と密着せしめられる。そし
て、このベースフイルム132は加圧ロール13
6、案内ロール138,138、ヒートロール1
40、案内ロール138を通つて、巻取リール1
42に巻き取られていく。
ベースフイルム132の金属帯12と接触せし
められる側の面には加熱活性型の接着剤(図示し
ない。)が塗布されており、ベースフイルム13
2と金属帯12とが重ね合わされた状態でヒート
ロール144に加圧ロール136によつて圧着さ
れることによつて、ベースフイルム132に付与
された前記接着剤が活性化し、金属帯12上に形
成されたパターン状導体がベースフイルム132
に接着せしめられる。従つて、ヒートロール14
4と加圧ロール136とが圧接された箇所を通り
抜けたところで、金属帯12とベースフイルム1
32とが互いに離れて行くようにされているの
で、パターン状導体は金属帯12から引き剥がさ
れる。
146はオーバーレイフイルムであり、供給リ
ール148から送出され、巻取リール142に巻
き取られて行く。そして、この過程において、ヒ
ートロール140,140間を通過するときに、
前記ベースフイルム132のパターン状導体が形
成された側の面と密着せしめられる。
そして、オーバーレイフイルム146のベース
フイルム132に密着される側の面には加熱活性
型の接着剤が塗布されており、従つて、このオー
バーレイフイルム146とベースフイルム132
とがヒートロール140,140の間で加熱加圧
されることにより、オーバーレイフイルム146
上の接着剤が活性化し、これによつてオーバーレ
イフイルム146がベースフイルム132のパタ
ーン状導体が接着された側の面に接着され、ここ
にフレキシブルプリント回路板150の連続した
ものが形成され、これが巻取リール142に巻き
取られて行く。
以上のようにして、フレキシブルプリント回路
板150が連続的に形成されることになる。
発明の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
発明メツキ方法は、カソードと接触してカソード
化される導電性金属帯と複数のアノードとの間に
メツキ液を流し、前記カソードと前記各アノード
との間に一つの電源からパルス状のメツキ電流を
順次切換えて供給すると共に、前記カソードとア
ノードとの間に前記メツキ電流の供給の休止期間
において適時にメツキ電流より大きい逆電流を供
給し、これによつて前記導電性金属帯にメツキ膜
を堆積させることを特徴とする。また、本発明メ
ツキ装置は、メツキ液が入れられているメツキ液
槽と、該メツキ液槽の上方に配置され水平方向に
延びる平面を有するカソードと、前記カソードの
上記平面と接触してカソード化される導電性金属
帯と、前記カソードの平面と適当な間隔を置いて
対向された複数のアノードと、カソードに接触し
た導電性金属帯とアノードとの間にメツキ液を供
給する手段と、前記カソードと前記各アノードと
の間に一つの電源からパルス状のメツキ電流を順
次切換えて供給するパルス電流供給手段と前記カ
ソードとアノードとの間に前記メツキ電流の供給
の休止期間において適時にメツキ電流より大きい
逆電流を供給する手段とから成ることを特徴とす
る。
そして、このような本発明に係るメツキ方法及
びメツキ装置によれば、カソードと複数のアノー
ドとを備え、カソードと各アノードとの間に一つ
の電源からパルス状のメツキ電流を順次切換えて
供給するから、一のアノードとカソードとの間の
回路がつながつているときには、他のアノードと
カソード間の回路に関して前記一のアノードとカ
ソードとの間が等価抵抗負荷となり電流が流れて
いるので、他のアノードとカソード間の回路がつ
ながれたときにその間に流れる電流の立ち上がり
時間が短くて済むことになる。そのため、メツキ
効率が高くなるという利点がある。また、アノー
ドとカソード間にメツキ電流の供給の休止期間に
おいて適時にメツキ電流より大きい逆電流を供給
するから、金属帯上に生成される金属箔の表面に
付着する金属酸化物(例えば、CuO)が除去さ
れ、電気抵抗が小さい好適な金属箔を得られる
が、メツキ電流の休止期間中に逆電流を供給する
ものであるからメツキ効率には何ら悪影響を及ぼ
さないという利点もある。要するに、折り曲げに
対する強度が優れており、折り曲げ応力が頻繁に
かわる部分に使用されるのに適していると共に電
気抵抗が小さいメツキ膜を効率的に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明メツキ装置の実施の
一例を示すもので、第1図は一部を省略して示す
全体の側面図、第2図はメツキ液槽を拡大して示
す縦断面図、第3図は第2図の3−3線に沿う断
面図、第4図はカソードの底面図、第5図は第3
図と同じ部位で切断しシール手段の詳細を示す拡
大断面図、第6図は絶縁ブロツクを詳細に示す拡
大斜視図、第7図は本発明メツキ方法においてア
ノードに供給される電流の状態を示すタイムチヤ
ート図、第8図は電流供給手段の別の例を示す概
念図、第9図は導電性金属帯に堆積される金属粒
子の状態を示す模型図、第10図は通常のメツキ
法による金属の堆積状態を示す模型図、第11図
はエツチング法による問題点を示すための要部拡
大断面図、第12図は本発明メツキ装置をフレキ
シブルプリント回路板を連続的に製造する装置に
適用した応用例を示す一部切欠側面図である。 符号の説明、10……メツキ液槽、12……導
電性金属帯、14……カソード、42,44,7
6,78……メツキ液を供給する手段、62,6
4,66,68……アノード、102,104,
106,108,110,112……パルス電流
供給手段、114,116,118,120,1
22……逆電流供給手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カソードと接触してカソード化される導電性
    金属帯と複数のアノードとの間にメツキ液を流
    し、前記カソードと前記各アノードとの間に一つ
    の電源からパルス状のメツキ電流を順次切換えて
    供給すると共に、前記カソードとアノードとの間
    に前記メツキ電流の供給の休止期間において適時
    にメツキ電流より大きい逆電流を供給し、これに
    よつて前記導電性金属帯にメツキ膜を堆積させる
    ことを特徴とするメツキ方法。 2 メツキ液が入れられているメツキ液槽と、該
    メツキ液槽の上方に配置され水平方向に延びる平
    面を有するカソードと、前記カソードの上記平面
    と接触してカソード化される導電性金属帯と、前
    記カソードの平面と適当な間隔を置いて対向され
    た複数のアノードと、カソードに接触した導電性
    金属帯とアノードとの間にメツキ液を供給する手
    段と、前記カソードと前記各アノードとの間に一
    つの電源からパルス状のメツキ電流を順次切換え
    て供給するパルス電流供給手段と前記カソードと
    アノードとの間に前記メツキ電流の供給の休止期
    間において適時にメツキ電流より大きい逆電流を
    供給する手段とから成ることを特徴とするメツキ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547393A (en) * 1978-09-27 1980-04-03 Koito Mfg Co Ltd Continuous plating unit
JPS5547394A (en) * 1978-09-29 1980-04-03 Koito Mfg Co Ltd Continuous plating unit

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