JPH0144332B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0144332B2 JPH0144332B2 JP55053229A JP5322980A JPH0144332B2 JP H0144332 B2 JPH0144332 B2 JP H0144332B2 JP 55053229 A JP55053229 A JP 55053229A JP 5322980 A JP5322980 A JP 5322980A JP H0144332 B2 JPH0144332 B2 JP H0144332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- artificial skin
- oxygen
- amount
- methionine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Materials For Medical Uses (AREA)
- Prostheses (AREA)
Description
本発明は人工皮膚、さらに詳しくは、ポリメチ
オニンフイルム又はメチオニンを含むアミノ酸共
重合体フイルムの片面及び両面を過酸化水素水を
用いて、表面処理してなる人工皮膚に関するもの
である。 現在、人工皮膚として用いられている高分子フ
イルムは、皮膚損傷部を単に被覆するためのもの
であつて、生体皮膚に本来的に必要な機能を備え
るものではない。即ち、人工皮膚は体温調節との
関連で、水蒸気の透過性が必要になり、また皮下
組織に対する酸素の供給との関連で酸素の透過性
が必要になるが、従来の人工皮膚ではこれらの点
を満足するものは知られていない。例えば、現在
市販のものでは、水分透過量は1.3×10-6cm3−
cm/cm2−sec−cmHgであり、酸素透過量は5.8×
10-10cm3−cm/cm2−sec−cmHg程度であり、未だ
満足すべきものではない。一般に人工皮膚の場
合、その水分透過量は少なくとも10-5cm3−cm/cm2
−sec−cmHg及び酸素透過量は10-9cm3−cm/cm2−
sec−cmHgのオーダー程度のものが要求される。 本発明者は、このような特性をもつ人工皮膚の
開発について種々研究を重ねたところ、ポリメチ
オニンフイルム又はメチオニンを含むアミノ酸共
重合体フイルムを過酸化水素水を用いて表面処理
したものは、水分透過量はもちろん、殊に酸素透
過性においても著しく改良され、人工皮膚として
好適であることを見出し、本発明を完成するに至
つた。 本発明の人工皮膚はポリメチオニンフイルム又
はメチオニンを含むアミノ酸共重合体フイルムを
基材フイルムとして用い、その片面及び両面を過
酸化水素水で処理したものである。この場合、基
材フイルムにおけるメチオニンのモル%は10〜
100%、好ましくは30〜100%である。また、共重
合体における他のアミノ酸成分としては、ロイシ
ン、アラニン、グルタミン酸ベンジル、グルタミ
ン酸メチル等が適している。この基材フイルムを
処理する条件は、温度10〜40℃、処理時間5〜
120分、及び過酸化水素水濃度1〜30%である。
この表面処理されたフイルムは処理後水で洗浄す
ることにより製品とされる。 本発明における人工皮膚は、従来の人工皮膚に
比して酸素透過性及び水分透過性において改良さ
れたもので、熱傷等により表皮の脱落した人体表
皮面にこれを密着させ、周辺を縫合するか、医用
接着剤で固定化することによつて使用に供され
る。 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 アラニンとメチオニンの共重合体フイルム(ア
ラニンとメチオニンのモル比2:1、95μm)を
25℃の3%過酸化水素水に浸漬した後、蒸留水で
洗浄した。次にこのようにして得たフイルムの酸
素透過量を測定した。この場合、酸素透過量はフ
イルムを酸素電極に装着し、この電極を酸素の吹
きこまれている蒸留水中に固定し、このフイルム
を透過する酸素量を電流値として測定した。ま
た、得られたフイルムの含水率についても測定し
た。これらの測定結果を次表に示す。
オニンフイルム又はメチオニンを含むアミノ酸共
重合体フイルムの片面及び両面を過酸化水素水を
用いて、表面処理してなる人工皮膚に関するもの
である。 現在、人工皮膚として用いられている高分子フ
イルムは、皮膚損傷部を単に被覆するためのもの
であつて、生体皮膚に本来的に必要な機能を備え
るものではない。即ち、人工皮膚は体温調節との
関連で、水蒸気の透過性が必要になり、また皮下
組織に対する酸素の供給との関連で酸素の透過性
が必要になるが、従来の人工皮膚ではこれらの点
を満足するものは知られていない。例えば、現在
市販のものでは、水分透過量は1.3×10-6cm3−
cm/cm2−sec−cmHgであり、酸素透過量は5.8×
10-10cm3−cm/cm2−sec−cmHg程度であり、未だ
満足すべきものではない。一般に人工皮膚の場
合、その水分透過量は少なくとも10-5cm3−cm/cm2
−sec−cmHg及び酸素透過量は10-9cm3−cm/cm2−
sec−cmHgのオーダー程度のものが要求される。 本発明者は、このような特性をもつ人工皮膚の
開発について種々研究を重ねたところ、ポリメチ
オニンフイルム又はメチオニンを含むアミノ酸共
重合体フイルムを過酸化水素水を用いて表面処理
したものは、水分透過量はもちろん、殊に酸素透
過性においても著しく改良され、人工皮膚として
好適であることを見出し、本発明を完成するに至
つた。 本発明の人工皮膚はポリメチオニンフイルム又
はメチオニンを含むアミノ酸共重合体フイルムを
基材フイルムとして用い、その片面及び両面を過
酸化水素水で処理したものである。この場合、基
材フイルムにおけるメチオニンのモル%は10〜
100%、好ましくは30〜100%である。また、共重
合体における他のアミノ酸成分としては、ロイシ
ン、アラニン、グルタミン酸ベンジル、グルタミ
ン酸メチル等が適している。この基材フイルムを
処理する条件は、温度10〜40℃、処理時間5〜
120分、及び過酸化水素水濃度1〜30%である。
この表面処理されたフイルムは処理後水で洗浄す
ることにより製品とされる。 本発明における人工皮膚は、従来の人工皮膚に
比して酸素透過性及び水分透過性において改良さ
れたもので、熱傷等により表皮の脱落した人体表
皮面にこれを密着させ、周辺を縫合するか、医用
接着剤で固定化することによつて使用に供され
る。 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 アラニンとメチオニンの共重合体フイルム(ア
ラニンとメチオニンのモル比2:1、95μm)を
25℃の3%過酸化水素水に浸漬した後、蒸留水で
洗浄した。次にこのようにして得たフイルムの酸
素透過量を測定した。この場合、酸素透過量はフ
イルムを酸素電極に装着し、この電極を酸素の吹
きこまれている蒸留水中に固定し、このフイルム
を透過する酸素量を電流値として測定した。ま
た、得られたフイルムの含水率についても測定し
た。これらの測定結果を次表に示す。
【表】
実施例 2
アミノ酸がメチオニンだけからなる重合体フイ
ルム(50μm)を25℃の15%過酸化水素水に浸漬
した後、蒸留水で洗浄した。次にこのようにして
得たフイルムの酸素透過量と水分透過量を測定し
た。なおこの場合、酸素透過量は実施例1と同じ
方法を用いて測定した。水分透過量は、フイルム
を水の入つたバイアルビンに装着し、フイルム面
に水を接触させ、全体の重量減少量から測定し
た。また、得られたフイルムの含水率についても
測定した。これらの結果を次表に示す。
ルム(50μm)を25℃の15%過酸化水素水に浸漬
した後、蒸留水で洗浄した。次にこのようにして
得たフイルムの酸素透過量と水分透過量を測定し
た。なおこの場合、酸素透過量は実施例1と同じ
方法を用いて測定した。水分透過量は、フイルム
を水の入つたバイアルビンに装着し、フイルム面
に水を接触させ、全体の重量減少量から測定し
た。また、得られたフイルムの含水率についても
測定した。これらの結果を次表に示す。
Claims (1)
- 1 ポリメチオニンフイルム又はメチオニンを含
むアミノ酸共重合体フイルムを過酸化水素を用い
て表面処理してなる人工皮膚。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5322980A JPS56148346A (en) | 1980-04-22 | 1980-04-22 | Artificial skin |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5322980A JPS56148346A (en) | 1980-04-22 | 1980-04-22 | Artificial skin |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56148346A JPS56148346A (en) | 1981-11-17 |
| JPH0144332B2 true JPH0144332B2 (ja) | 1989-09-27 |
Family
ID=12936984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5322980A Granted JPS56148346A (en) | 1980-04-22 | 1980-04-22 | Artificial skin |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56148346A (ja) |
-
1980
- 1980-04-22 JP JP5322980A patent/JPS56148346A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56148346A (en) | 1981-11-17 |
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