JPH0147135B2 - - Google Patents
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- JPH0147135B2 JPH0147135B2 JP56054799A JP5479981A JPH0147135B2 JP H0147135 B2 JPH0147135 B2 JP H0147135B2 JP 56054799 A JP56054799 A JP 56054799A JP 5479981 A JP5479981 A JP 5479981A JP H0147135 B2 JPH0147135 B2 JP H0147135B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edible
- frozen dessert
- coating agent
- frozen
- ice cream
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Confectionery (AREA)
Description
本発明は耐湿性の良好な可食性容器入冷菓及び
その製造法に関する。 従来、可食性容器入冷菓はモナカアイスクリー
ムにみられるごとく、モナカ皮のごとき可食性容
器内にアイスクリームのような冷菓を充填したも
のであつてアルミ蒸着ラミネートのごときフイル
ムの袋に封入して冷凍保存されている。また、そ
の製造法はアイスクリームをその温度が−2〜−
10℃である半固液状の流動性の状態で可食性容器
に充填するのが一般的である。 而して、上記可食性容器としてのモナカ皮及び
その類似物(例えばカツプコーン)は小麦粉又は
とうもろこし粉を主原料とし、これにでんぷん、
食用油脂、膨脹剤、着色料を配合した原料に適量
の水を混合したものを一定の金型に入れて焼成し
たものであつて、そのパリパリした食感が特長で
ある。 しかし、このような可食性容器は多孔質組織で
あるため吸湿し易くその結果食感が失われ、その
保型性も劣化するようになる。 したがつて、モナカアイスクリームのごとき可
食性容器入冷菓の製造過程及び冷凍保存中にモナ
カ皮がアイクリームからの水分又は外気の湿分を
吸収してモナカ皮本来の特性を失うに至る。そし
て、このようなモナカ皮の吸湿による品質劣化は
モナカアイスクリームを水蒸気透過性のないフイ
ルムの袋内に密封して保存した場合にも起る。 上述したごとき現状に鑑み、従来モナカアイス
クリームのごとき可食性容器入冷菓の吸湿防止に
種々の方法が提案されており、例えばロウと油脂
の混合物を可食性容器(コーンカツプ)の内面に
塗布する方法(特開昭50−148555号)及び水分散
性蛋白と湿潤剤とを含む水溶液を可食性容器の内
面に塗布、乾燥する方法(特開昭52−136959)が
みられる。また、可食性容器の内面にチヨコレー
トを塗布することも一般に行なわれている。 しかしながら、これらの公知方法では可食性容
器例えばモナカ皮の内面に耐吸水吸湿性が付与さ
れているのでそれに充填したアイスクリームのご
とき冷菓中の未凍結水の吸水防止の効果はみられ
るが、保存中における吸湿は防止し得ない。 本発明者は保存中における上記モナカ皮の吸水
吸湿機構について検討した結果、例えばアイスク
リームではその表面から微量の水分蒸発又は昇華
と凝縮が繰り返し行われていて、モナカ皮は水蒸
気圧の雰囲気中に置かれることになり、雰囲気水
蒸気圧とモナカ皮の水蒸気圧とが平衡に達するま
でモナカ皮の吸湿が徐々に進行することを確認し
た。また、本発明者の知見によると、上記モナカ
皮の吸湿はそれを水蒸気を透過しないフイルム中
に密封した場合でも起り、その速度は保存温度に
影響される。すなわち、保存温度が高い程吸湿速
度が早く、低い程速度も低下する。例えば、−28
℃の保存でもモナカ皮の平衡水分は15〜17%とな
り、モナカ皮のパリパリした食感を失わない限界
水分である12%を越えることになる。 上述した見地から、保存中におけるモナカ皮の
吸湿を防止するにはその中に充填するアイスクリ
ームの全面を被覆剤で被覆することが必要である
との結論に至つた。 この被覆剤としては水を含まない食用油脂コー
テイング剤が考慮される。ここで言う“食用油脂
コーテイング剤”とは食用油脂を基質とし、これ
に砂糖と脱脂粉乳、全脂粉乳、煉乳粉のごとき粉
成分を混合し、更に風味、香味成分として果実や
ナツツ類の粉末又は人工のこれら香味成分を添加
して煉合したものであつて、実質上水分を含まな
いものであつて、その代表的なものとしてチヨコ
レートを例示し得る。また、このようなコーテイ
ング剤を被覆したものとしてチヨコレートを全面
被覆したステイツクアイス及びチヨコボール等が
市販されている。 しかし、このような食用油脂コーテイング剤に
よる被覆冷菓では凍結アイスクリームを加温して
得られるチヨコレート溶液に浸漬することにより
調製されるものであつて、この被覆に際し凍結ア
イスクリームの表面が融解してチヨコレートの被
覆が不均一となり、それがためアイスクリームを
再凍結するときアイスクリームの体積膨脹とチヨ
コレートの収縮硬化に因りチヨコレートの被覆面
に亀裂や割れ目の発生が避けられない。したがつ
て、従来の手法により食用油脂コーテイング剤で
被覆したアイスクリームをモナカアイスクリーム
に応用したとしても、凍結保存中上記被覆面の亀
裂や割れ目からアイスクリーム中の未凍結水及び
氷からの水分蒸発が起るためモナカ皮の吸湿は防
止し得ない。 そして、モナカ皮の吸湿の進行と共に皮のソリ
やゆるみが生じて亀裂や割れ目を更に惹起するこ
とになる。 また、凍結アイスクリームを食用油脂コーテイ
ング剤の溶液に浸漬する際、ステイツクもしくは
ピン付天板を用いると、食用油脂コーテイング剤
被覆後ステイツクやピンを抜き取る際、その部分
に割れ目が残ることが避けられないので、この手
法により食用油脂コーテイング剤を被覆したアイ
スクリームは上述の欠陥を併わせて考慮すると到
底モナカアイスクリームには応用できない。 本発明は上述したごとき現状に鑑みてなされた
ものであつて、外気と遮断した凍結保存中にモナ
カ皮のごとき可食性容器の吸湿が起らない可食性
容器入冷菓及びその製造法を提供することを目的
とする。 以下に本発明を詳しく説明する。 本発明では冷菓、例えば凍結成型アイスクリー
ムへの食用油脂コーテイング剤の被覆を、アセチ
ル化モノグリセライド4〜15重量%を含有し、融
点10〜20℃の食用油脂コーテイング剤を用いるこ
とにより行うことを主要な特徴とするものであ
る。 すなわち、融点10〜20℃の食用油脂コーテイン
グ剤を用いることにより、加温したチヨコレート
溶液を用いる場合にみられる凍結アイスクリーム
の表面の融解に起因する被覆の不均一による亀裂
や割れ目の発生が抑制できる。このさい食用油脂
は融点が高いと結晶成長がおきやすく、また低す
ぎるととけやすく、だれ易いので融点10〜20℃の
範囲のものを使用する。 更に、アセチル化モノグリセライドを添加する
ことにより、食用油脂コーテイング剤の物性に影
響を与えることなく油脂の結晶成長を防止し、長
期間の凍結保存中における油脂結晶成長による油
脂の硬化、それに基づく被覆面の亀裂、ひび割れ
の発生、割れ目の増大を防止し得るようになる。
なお、アセチル化モノグリセライドの添加量が4
重量%より低いと上記防止効果がみられず、15重
量%を越えるとアセチル化モノグリセライド自体
の酢酸臭が強くなるので好ましくない。 食用油脂コーテイング剤膜におけるアセチル化
モノグリセライド(MMGと略記)添加の影響を
試験した結果を下記表1に示す。
その製造法に関する。 従来、可食性容器入冷菓はモナカアイスクリー
ムにみられるごとく、モナカ皮のごとき可食性容
器内にアイスクリームのような冷菓を充填したも
のであつてアルミ蒸着ラミネートのごときフイル
ムの袋に封入して冷凍保存されている。また、そ
の製造法はアイスクリームをその温度が−2〜−
10℃である半固液状の流動性の状態で可食性容器
に充填するのが一般的である。 而して、上記可食性容器としてのモナカ皮及び
その類似物(例えばカツプコーン)は小麦粉又は
とうもろこし粉を主原料とし、これにでんぷん、
食用油脂、膨脹剤、着色料を配合した原料に適量
の水を混合したものを一定の金型に入れて焼成し
たものであつて、そのパリパリした食感が特長で
ある。 しかし、このような可食性容器は多孔質組織で
あるため吸湿し易くその結果食感が失われ、その
保型性も劣化するようになる。 したがつて、モナカアイスクリームのごとき可
食性容器入冷菓の製造過程及び冷凍保存中にモナ
カ皮がアイクリームからの水分又は外気の湿分を
吸収してモナカ皮本来の特性を失うに至る。そし
て、このようなモナカ皮の吸湿による品質劣化は
モナカアイスクリームを水蒸気透過性のないフイ
ルムの袋内に密封して保存した場合にも起る。 上述したごとき現状に鑑み、従来モナカアイス
クリームのごとき可食性容器入冷菓の吸湿防止に
種々の方法が提案されており、例えばロウと油脂
の混合物を可食性容器(コーンカツプ)の内面に
塗布する方法(特開昭50−148555号)及び水分散
性蛋白と湿潤剤とを含む水溶液を可食性容器の内
面に塗布、乾燥する方法(特開昭52−136959)が
みられる。また、可食性容器の内面にチヨコレー
トを塗布することも一般に行なわれている。 しかしながら、これらの公知方法では可食性容
器例えばモナカ皮の内面に耐吸水吸湿性が付与さ
れているのでそれに充填したアイスクリームのご
とき冷菓中の未凍結水の吸水防止の効果はみられ
るが、保存中における吸湿は防止し得ない。 本発明者は保存中における上記モナカ皮の吸水
吸湿機構について検討した結果、例えばアイスク
リームではその表面から微量の水分蒸発又は昇華
と凝縮が繰り返し行われていて、モナカ皮は水蒸
気圧の雰囲気中に置かれることになり、雰囲気水
蒸気圧とモナカ皮の水蒸気圧とが平衡に達するま
でモナカ皮の吸湿が徐々に進行することを確認し
た。また、本発明者の知見によると、上記モナカ
皮の吸湿はそれを水蒸気を透過しないフイルム中
に密封した場合でも起り、その速度は保存温度に
影響される。すなわち、保存温度が高い程吸湿速
度が早く、低い程速度も低下する。例えば、−28
℃の保存でもモナカ皮の平衡水分は15〜17%とな
り、モナカ皮のパリパリした食感を失わない限界
水分である12%を越えることになる。 上述した見地から、保存中におけるモナカ皮の
吸湿を防止するにはその中に充填するアイスクリ
ームの全面を被覆剤で被覆することが必要である
との結論に至つた。 この被覆剤としては水を含まない食用油脂コー
テイング剤が考慮される。ここで言う“食用油脂
コーテイング剤”とは食用油脂を基質とし、これ
に砂糖と脱脂粉乳、全脂粉乳、煉乳粉のごとき粉
成分を混合し、更に風味、香味成分として果実や
ナツツ類の粉末又は人工のこれら香味成分を添加
して煉合したものであつて、実質上水分を含まな
いものであつて、その代表的なものとしてチヨコ
レートを例示し得る。また、このようなコーテイ
ング剤を被覆したものとしてチヨコレートを全面
被覆したステイツクアイス及びチヨコボール等が
市販されている。 しかし、このような食用油脂コーテイング剤に
よる被覆冷菓では凍結アイスクリームを加温して
得られるチヨコレート溶液に浸漬することにより
調製されるものであつて、この被覆に際し凍結ア
イスクリームの表面が融解してチヨコレートの被
覆が不均一となり、それがためアイスクリームを
再凍結するときアイスクリームの体積膨脹とチヨ
コレートの収縮硬化に因りチヨコレートの被覆面
に亀裂や割れ目の発生が避けられない。したがつ
て、従来の手法により食用油脂コーテイング剤で
被覆したアイスクリームをモナカアイスクリーム
に応用したとしても、凍結保存中上記被覆面の亀
裂や割れ目からアイスクリーム中の未凍結水及び
氷からの水分蒸発が起るためモナカ皮の吸湿は防
止し得ない。 そして、モナカ皮の吸湿の進行と共に皮のソリ
やゆるみが生じて亀裂や割れ目を更に惹起するこ
とになる。 また、凍結アイスクリームを食用油脂コーテイ
ング剤の溶液に浸漬する際、ステイツクもしくは
ピン付天板を用いると、食用油脂コーテイング剤
被覆後ステイツクやピンを抜き取る際、その部分
に割れ目が残ることが避けられないので、この手
法により食用油脂コーテイング剤を被覆したアイ
スクリームは上述の欠陥を併わせて考慮すると到
底モナカアイスクリームには応用できない。 本発明は上述したごとき現状に鑑みてなされた
ものであつて、外気と遮断した凍結保存中にモナ
カ皮のごとき可食性容器の吸湿が起らない可食性
容器入冷菓及びその製造法を提供することを目的
とする。 以下に本発明を詳しく説明する。 本発明では冷菓、例えば凍結成型アイスクリー
ムへの食用油脂コーテイング剤の被覆を、アセチ
ル化モノグリセライド4〜15重量%を含有し、融
点10〜20℃の食用油脂コーテイング剤を用いるこ
とにより行うことを主要な特徴とするものであ
る。 すなわち、融点10〜20℃の食用油脂コーテイン
グ剤を用いることにより、加温したチヨコレート
溶液を用いる場合にみられる凍結アイスクリーム
の表面の融解に起因する被覆の不均一による亀裂
や割れ目の発生が抑制できる。このさい食用油脂
は融点が高いと結晶成長がおきやすく、また低す
ぎるととけやすく、だれ易いので融点10〜20℃の
範囲のものを使用する。 更に、アセチル化モノグリセライドを添加する
ことにより、食用油脂コーテイング剤の物性に影
響を与えることなく油脂の結晶成長を防止し、長
期間の凍結保存中における油脂結晶成長による油
脂の硬化、それに基づく被覆面の亀裂、ひび割れ
の発生、割れ目の増大を防止し得るようになる。
なお、アセチル化モノグリセライドの添加量が4
重量%より低いと上記防止効果がみられず、15重
量%を越えるとアセチル化モノグリセライド自体
の酢酸臭が強くなるので好ましくない。 食用油脂コーテイング剤膜におけるアセチル化
モノグリセライド(MMGと略記)添加の影響を
試験した結果を下記表1に示す。
【表】
この結果から、MMGを4%以上添加した場合
に割れ目発生を防止することができる。 また、本発明では凍結アイスクリームを上記食
用油脂コーテイング剤の溶液に浸漬のような手法
で接触させて食用油脂コーテイング剤被覆する
際、凍結アイスクリームに予めマイクロヒーター
棒を差し込んでおくことにより、被覆後このヒー
ター棒に通電して抜き取るとその抜き孔が極めて
小さいので、ステイツクやピン付天板を使用した
場合にみられる被覆面上の割れ目は生じない。 上述した凍結アイスクリームの食用油脂コーテ
イング剤被覆は従来のステイツクアイス或はチヨ
コボールの製造に用いられている連続製造装置、
すなわちアイスクリームの金型への充填−凍結−
デフロスト−金型からの抜き取り−チヨコレート
コーテイングの製造工程を適用して行ない得る。 本発明では上述のごとくしてアセチル化モノグ
リセライドを含有し、融点10〜20℃の食用油脂コ
ーテイング剤を均一に全面被覆した凍結成型アイ
スクリームを、可食性容器であるモナカ皮の内面
に食用油脂コーテイング剤層を形成したものに充
填する。 このモナカ皮の内面層の形成に用いる食用油脂
コーテイング剤には融解した流動性形態或はこの
流動性のものにホイツピングを施してバタークリ
ーム状の形態にしたものを適用する。ここでコー
テイング剤は融点10〜20℃を有するものを用いて
もよい。モナカ皮の内面にこのような食用油脂コ
ーテイング剤を塗布して層を形成させたものに上
記食用油脂コーテイング剤被覆した凍結成型アイ
スクリームを充填すると、上記流動性又はバター
クリーム状のコーテイング剤はモナカ皮の側面に
沿つて押し広げられモナカ皮とアイスクリームと
の間の空間はコーテイング剤で満たされた状態と
なり、且つこのコーテイング剤はアイスクリーム
の冷気により硬化してモナカ皮とアイスクリーム
の附着剤としての役目をするようになる。 したがつて、モナカ皮の内面における食用油脂
コーテイング剤の塗布量が少なすぎると上記附着
剤としての役目が十分でなくなるので留意する必
要がある。なお、上記ホイツプイングを施したバ
タークリーム状のコーテイング剤を用いると比較
的少量の塗布量でも附着剤としての役目が十分と
なり有利である。 上述のようにして得られるモナカ皮のごとき可
食性容器入アイスクリームは外気の湿気を遮断す
ると可成りの長期凍結保存下でもモナカ皮が吸湿
することが殆んどない。 したがつて、本発明に係るモナカアイスクリー
ムのごとき可食性容器入冷菓は実用上には水蒸気
透過性のない延伸させたポリプロピレンを主体と
するアルミ蒸着又はアルミ箔をラミネートしたフ
イルム等に密封して冷凍保存され、市場や提供さ
れる。 以下に実施例を示して本発明及びその効果をさ
らに具体的に説明する。 実施例 1 金型(モールド)に充填したアイスクリームに
マイクロヒーター棒を差し込み、常法により凍結
−デフロスト−モールド抜きした凍結成型アイス
クリームを、融点10〜20℃の範囲にあるチヨコレ
ートにアセチル化モノグリセライド6重量%を添
加したものの中に浸漬して、乾燥後マイクロヒー
ター棒に通電して該ヒーター棒を抜き取り、チヨ
コレートが均一に全面被覆された凍結成型アイス
クリームを得た。チヨコレートの被覆厚さは0.7
〜1.0m/mであつた。 一方2枚のモナカ皮のそれぞれ内面に融点10〜
20℃のチヨコレートの溶液を噴霧方式で塗布して
チヨコレート層を形成した。 上記チヨコレート被覆した凍結成型アイスクリ
ーム(温度−20℃)を上記チヨコレート層を内面
に形成した2枚のモナカ皮に充填して合体させて
モナカアイスクリームを得た。このモナカアイス
クリームをアルミ蒸着ラミネート製の袋に収容し
密封して−20℃の冷凍庫内に保存した。 保存中モナカの皮を採取しその水分の変化を測
定したが2ケ月経過後も5%以下であり、その食
感もパリパリしていた。なお、上記水分変化の結
果は添付図に示した。 実施例 2 モナカ皮の内面塗布に、融点10〜20℃の範囲の
チヨコレートにアセチル化モノグリセライドを6
重量%添加したものにホイツピングを施してバタ
ークリーム状にしたものを分注式で用いる以外は
実施例1に記載と同様の手順でモナカアイスクリ
ームを得た。なお、ホイツピングは、上記アセチ
ル化モノグリセライドを添加したチヨコレートを
融解後冷却して半固液状態となしたものをホイツ
パーで撹拌しオーバラン70〜80%としたバターク
リーム状にした。 上述のようにして得られたモナカアイスクリー
ムを実施例1と同様にして保存し、保存中のモナ
カ皮の水分の変化を測定した。結果は添付図に示
すとおりで2ケ月経過後も水分は4%以下であつ
た。 実施例 3 実施例1においてチヨコレートの代りに下記組
成の食用油脂コーテイング剤を用いるほかは実施
例1に記載と同様の手順によりモナカアイスクリ
ームを製造した。得られた製品の耐湿性は実施例
1のものと同様であつた。 コーテイング剤の組成: (Kg) ヤシ油 4.25 シア脂 2.15 全脂粉乳 0.5 粉糖 2.5 レシチン 0.05 粉末レモン 0.5 アセチル化モノグリセライド 0.6 上記組成の混合物を常法により磨砕、精練する
と融点18℃を有するコーテイング剤が得られる。 比較例 1 アイスクリームを被覆するため、アセチル化モ
ノグリセライドを添加していないチヨコレート
(融点10〜20℃)を用いる以外は実施例1に記載
と同様の手順でモナカアイスクリームを得た。 このモナカアイスクリームを実施例1と同様に
して冷凍保存し、保存中モナカ皮の水分変化を測
定した。結果は添付図に示すとおりであつて、40
日経過すると、すでにモナカ皮の食感を損わない
限界の水分12%に達し、この時点でパリパリした
食感を保持できなくなる。 したがつて、アセチル化モノグリセライドを添
加したチヨコレートを用いた実施例1〜2に比し
保存期間が著しく短くなる。 比較例 2 −5〜−6℃の温度のアイスクリームを2枚モ
ナカ皮に充填して合体したものを速やかに−37℃
の凍結庫で凍結し、凍結後のモナカアイスクリー
ムを実施例1に記載と同様にして冷凍保存し、保
存中モナカ皮の水分変化を測定した。結果は添付
図に示すとおりであつて、保存1日目で吸湿を生
じその食感が損われた。 比較例 3 モナカ皮の内面に40℃で融解させたチヨコレー
ト溶液を噴霧塗布して硬化したチヨコレート層を
形成した2枚のモナカ皮を用いる以外は比較例1
に記載と同様の手順でモナカアイスクリームを
得、これを実施例1に記載と同様にして、冷凍保
存し、保存中モナカ皮の水分変化を測定した。結
果は添付図に示すとおりであつて、2〜3日経過
後あたりから吸湿が進行し、10日前に食感が損わ
れた。
に割れ目発生を防止することができる。 また、本発明では凍結アイスクリームを上記食
用油脂コーテイング剤の溶液に浸漬のような手法
で接触させて食用油脂コーテイング剤被覆する
際、凍結アイスクリームに予めマイクロヒーター
棒を差し込んでおくことにより、被覆後このヒー
ター棒に通電して抜き取るとその抜き孔が極めて
小さいので、ステイツクやピン付天板を使用した
場合にみられる被覆面上の割れ目は生じない。 上述した凍結アイスクリームの食用油脂コーテ
イング剤被覆は従来のステイツクアイス或はチヨ
コボールの製造に用いられている連続製造装置、
すなわちアイスクリームの金型への充填−凍結−
デフロスト−金型からの抜き取り−チヨコレート
コーテイングの製造工程を適用して行ない得る。 本発明では上述のごとくしてアセチル化モノグ
リセライドを含有し、融点10〜20℃の食用油脂コ
ーテイング剤を均一に全面被覆した凍結成型アイ
スクリームを、可食性容器であるモナカ皮の内面
に食用油脂コーテイング剤層を形成したものに充
填する。 このモナカ皮の内面層の形成に用いる食用油脂
コーテイング剤には融解した流動性形態或はこの
流動性のものにホイツピングを施してバタークリ
ーム状の形態にしたものを適用する。ここでコー
テイング剤は融点10〜20℃を有するものを用いて
もよい。モナカ皮の内面にこのような食用油脂コ
ーテイング剤を塗布して層を形成させたものに上
記食用油脂コーテイング剤被覆した凍結成型アイ
スクリームを充填すると、上記流動性又はバター
クリーム状のコーテイング剤はモナカ皮の側面に
沿つて押し広げられモナカ皮とアイスクリームと
の間の空間はコーテイング剤で満たされた状態と
なり、且つこのコーテイング剤はアイスクリーム
の冷気により硬化してモナカ皮とアイスクリーム
の附着剤としての役目をするようになる。 したがつて、モナカ皮の内面における食用油脂
コーテイング剤の塗布量が少なすぎると上記附着
剤としての役目が十分でなくなるので留意する必
要がある。なお、上記ホイツプイングを施したバ
タークリーム状のコーテイング剤を用いると比較
的少量の塗布量でも附着剤としての役目が十分と
なり有利である。 上述のようにして得られるモナカ皮のごとき可
食性容器入アイスクリームは外気の湿気を遮断す
ると可成りの長期凍結保存下でもモナカ皮が吸湿
することが殆んどない。 したがつて、本発明に係るモナカアイスクリー
ムのごとき可食性容器入冷菓は実用上には水蒸気
透過性のない延伸させたポリプロピレンを主体と
するアルミ蒸着又はアルミ箔をラミネートしたフ
イルム等に密封して冷凍保存され、市場や提供さ
れる。 以下に実施例を示して本発明及びその効果をさ
らに具体的に説明する。 実施例 1 金型(モールド)に充填したアイスクリームに
マイクロヒーター棒を差し込み、常法により凍結
−デフロスト−モールド抜きした凍結成型アイス
クリームを、融点10〜20℃の範囲にあるチヨコレ
ートにアセチル化モノグリセライド6重量%を添
加したものの中に浸漬して、乾燥後マイクロヒー
ター棒に通電して該ヒーター棒を抜き取り、チヨ
コレートが均一に全面被覆された凍結成型アイス
クリームを得た。チヨコレートの被覆厚さは0.7
〜1.0m/mであつた。 一方2枚のモナカ皮のそれぞれ内面に融点10〜
20℃のチヨコレートの溶液を噴霧方式で塗布して
チヨコレート層を形成した。 上記チヨコレート被覆した凍結成型アイスクリ
ーム(温度−20℃)を上記チヨコレート層を内面
に形成した2枚のモナカ皮に充填して合体させて
モナカアイスクリームを得た。このモナカアイス
クリームをアルミ蒸着ラミネート製の袋に収容し
密封して−20℃の冷凍庫内に保存した。 保存中モナカの皮を採取しその水分の変化を測
定したが2ケ月経過後も5%以下であり、その食
感もパリパリしていた。なお、上記水分変化の結
果は添付図に示した。 実施例 2 モナカ皮の内面塗布に、融点10〜20℃の範囲の
チヨコレートにアセチル化モノグリセライドを6
重量%添加したものにホイツピングを施してバタ
ークリーム状にしたものを分注式で用いる以外は
実施例1に記載と同様の手順でモナカアイスクリ
ームを得た。なお、ホイツピングは、上記アセチ
ル化モノグリセライドを添加したチヨコレートを
融解後冷却して半固液状態となしたものをホイツ
パーで撹拌しオーバラン70〜80%としたバターク
リーム状にした。 上述のようにして得られたモナカアイスクリー
ムを実施例1と同様にして保存し、保存中のモナ
カ皮の水分の変化を測定した。結果は添付図に示
すとおりで2ケ月経過後も水分は4%以下であつ
た。 実施例 3 実施例1においてチヨコレートの代りに下記組
成の食用油脂コーテイング剤を用いるほかは実施
例1に記載と同様の手順によりモナカアイスクリ
ームを製造した。得られた製品の耐湿性は実施例
1のものと同様であつた。 コーテイング剤の組成: (Kg) ヤシ油 4.25 シア脂 2.15 全脂粉乳 0.5 粉糖 2.5 レシチン 0.05 粉末レモン 0.5 アセチル化モノグリセライド 0.6 上記組成の混合物を常法により磨砕、精練する
と融点18℃を有するコーテイング剤が得られる。 比較例 1 アイスクリームを被覆するため、アセチル化モ
ノグリセライドを添加していないチヨコレート
(融点10〜20℃)を用いる以外は実施例1に記載
と同様の手順でモナカアイスクリームを得た。 このモナカアイスクリームを実施例1と同様に
して冷凍保存し、保存中モナカ皮の水分変化を測
定した。結果は添付図に示すとおりであつて、40
日経過すると、すでにモナカ皮の食感を損わない
限界の水分12%に達し、この時点でパリパリした
食感を保持できなくなる。 したがつて、アセチル化モノグリセライドを添
加したチヨコレートを用いた実施例1〜2に比し
保存期間が著しく短くなる。 比較例 2 −5〜−6℃の温度のアイスクリームを2枚モ
ナカ皮に充填して合体したものを速やかに−37℃
の凍結庫で凍結し、凍結後のモナカアイスクリー
ムを実施例1に記載と同様にして冷凍保存し、保
存中モナカ皮の水分変化を測定した。結果は添付
図に示すとおりであつて、保存1日目で吸湿を生
じその食感が損われた。 比較例 3 モナカ皮の内面に40℃で融解させたチヨコレー
ト溶液を噴霧塗布して硬化したチヨコレート層を
形成した2枚のモナカ皮を用いる以外は比較例1
に記載と同様の手順でモナカアイスクリームを
得、これを実施例1に記載と同様にして、冷凍保
存し、保存中モナカ皮の水分変化を測定した。結
果は添付図に示すとおりであつて、2〜3日経過
後あたりから吸湿が進行し、10日前に食感が損わ
れた。
添付図は、実施例1〜2並びに比較例1〜3に
従つてモナカアイスクリームの保存中におけるモ
ナカ皮の水分の経時変化を示したものである。 図において、A…実施例1におけるモナカ皮の
水分変化曲線、B…実施例2におけるモナカ皮の
水分変化曲線、C…比較例1におけるモナカ皮の
水分変化曲線、D…比較例2におけるモナカ皮の
水分変化曲線、E…比較例3におけるモナカ皮の
水分変化曲線。
従つてモナカアイスクリームの保存中におけるモ
ナカ皮の水分の経時変化を示したものである。 図において、A…実施例1におけるモナカ皮の
水分変化曲線、B…実施例2におけるモナカ皮の
水分変化曲線、C…比較例1におけるモナカ皮の
水分変化曲線、D…比較例2におけるモナカ皮の
水分変化曲線、E…比較例3におけるモナカ皮の
水分変化曲線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アセチル化モノグリセライド4〜15重量%を
含有し、融点10〜20℃の食用油脂コーテイング剤
で均一に全面被覆した凍結成型冷菓を、内面に食
用油脂コーテイング剤層を形成した可食性容器内
に充填してなる耐湿性の良好な可食性容器入冷
菓。 2 可食性容器の内面の食用油脂コーテイング剤
層が、流動性形態又はそれをホイツプ処理したバ
タークリーム状形態である特許請求の範囲第1項
記載の冷菓。 3 冷菓はアイスクリーム類である特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の冷菓。 4 可食性容器はモナカ皮からなつている特許請
求の範囲第1項又は第2項記載の冷菓。 5 成型用型に収容した冷菓にマイクロヒーター
棒を差し込んで凍結し、得られる凍結成型冷菓を
アセチル化モノグリセライド4〜15重量%を含有
し、融点10〜20℃の食用油脂コーテイング剤と接
触させてその表面の全面を該食用油脂コーテイン
グ剤で均一に被覆し、ついでマイクロヒーター棒
に通電して該棒を抜き取り、得られる該食用油脂
コーテイング剤被覆凍結成型冷菓を、内面に食用
油脂コーテイング剤層を形成した可食性容器内に
充填することを特徴とする、耐湿性の良好な可食
性容器入冷菓の製造法。 6 可食性容器の内面の食用油脂コーテイング剤
層は流動性チヨコレート又はそれをホイツプ処理
したバタークリーム状チヨコレートである特許請
求の範囲第5項記載の冷菓の製造法。 7 冷菓はアイスクリーム類である特許請求の範
囲第5項記載の冷菓の製造法。 8 可食性容器はモナカ皮からなつている特許請
求の範囲第5項又は第6項記載の冷菓の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56054799A JPS57170147A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Frozen food contained in edible container having improved moisture resistance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56054799A JPS57170147A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Frozen food contained in edible container having improved moisture resistance |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57170147A JPS57170147A (en) | 1982-10-20 |
| JPH0147135B2 true JPH0147135B2 (ja) | 1989-10-12 |
Family
ID=12980794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56054799A Granted JPS57170147A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Frozen food contained in edible container having improved moisture resistance |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57170147A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6274590U (ja) * | 1985-10-28 | 1987-05-13 | ||
| CA2311918A1 (en) * | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Nippon Suisan Kaisha, Ltd. | Coating layer agent for microwave-heated frozen food comprising food substrate and coating and/or sheet, and food using the same |
| JP5885609B2 (ja) * | 2012-07-25 | 2016-03-15 | 日清オイリオグループ株式会社 | 油性食品及び該油性食品を使用した複合食品 |
| CN106689606A (zh) * | 2015-11-16 | 2017-05-24 | 莱茵阳有限责任公司 | 石锅刨冰容器及利用该石锅制备奥美奇刨冰的制造方法 |
| JP6876859B1 (ja) * | 2020-11-09 | 2021-05-26 | 森永製菓株式会社 | 複合冷菓及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4819683U (ja) * | 1971-07-16 | 1973-03-06 | ||
| JPS4844981U (ja) * | 1971-09-30 | 1973-06-12 | ||
| JPS5039135B2 (ja) * | 1972-11-11 | 1975-12-15 | ||
| JPS5817570B2 (ja) * | 1975-07-25 | 1983-04-08 | ニホンノウサンコウギヨウウ カブシキガイシヤ | アイスクリ−ムルイノセイゾウホウホウ |
-
1981
- 1981-04-10 JP JP56054799A patent/JPS57170147A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57170147A (en) | 1982-10-20 |
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