JPH0147205B2 - - Google Patents
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- JPH0147205B2 JPH0147205B2 JP56009845A JP984581A JPH0147205B2 JP H0147205 B2 JPH0147205 B2 JP H0147205B2 JP 56009845 A JP56009845 A JP 56009845A JP 984581 A JP984581 A JP 984581A JP H0147205 B2 JPH0147205 B2 JP H0147205B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- treatment
- bod
- raw water
- slow filtration
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
本発明は、自然の浄化形態を盛り込んだ接触酸
化装置を緩速濾過の前段に配置するシステムから
なる浄水処理方法に関するものである。 従来、飲料水を得るための浄水処理方法として
は、(1)塩素消毒による方法、(2)緩速濾過による方
法、(3)急速濾過による方法、(4)薬品等を用いる特
殊な処理を含む方法等があり、主として取水源の
原水の水質の状態に合せて採用されている。通常
は、良好な飲料水としては、原水の水質が特に良
好で塩素消毒のみによる処理で飲料水とする場合
を除いて、その濾過膜のスクリーン、吸着及び生
物化学的作用により微量のBOD、アンモニア、
マンガン及び発臭物質等をも浄化し得る緩速濾過
によるものが、水の味が水本来の自然の味を有し
かつ美味であることから、急速濾過等の他の方法
によるものよりも、好まれている。しかも、緩速
濾過による場合は、処理設備の維持管理も容易
で、特に薬品等も使用せずランニングコストも低
廉である。 しかしながら、近年、取水源である河川、湖
沼、地下水等の水質は、外界から流入する各種有
機物質や無機塩類(アンモニア、リン等)の汚濁
物質とそれに起因する富栄養化(動物プランクト
ン、植物プランクトンの発生)現象により悪化し
かつその変動が大きくなつている。かかる現状の
もとでは、緩速濾過による処理方法は、原水中の
BOD、COD、SS、藻類等により短期間に砂層表
面の濾過膜が把厚し濾過障害が生じるので適用が
難しく、従つて緩速濾過方法に代つて急速濾過方
法を採用せざるを得ない状況にある。一方、急速
濾過による浄水処理は、原水中のBOD、COD、
SS、藻類等の汚濁成分を殺菌剤や凝集剤等を大
量に使用して処理する関係から、緩速濾過による
浄水処理と比較して、薬品臭の残存、またアンモ
ニアや臭気等の除去ができない等のため得られる
飲料水の水質を低下させ味をまずくすること、薬
品代に過大な費用を要すること、及び原水の水質
変動に対し適正な運転条件を設定するのに手間が
かかり、維持管理が難しいことなど、その他最近
の省資源、省エネルギーへの動きからみても、多
くの問題点を有し好ましくない。 本発明は、かかる実情に鑑み、上記の緩速濾過
による処理方法の適用を難しくしている問題を解
決して、原水の水質の悪化及び変動にかかわらず
浄水処理方法として最も好ましい緩速濾過方法を
用い、しかも自然の浄化形態を最大限に盛り込
み、運転経費もほとんど不要で維持管理の容易
な、味が良く臭気等のない良質の飲料水が安定し
て得られる浄水処理方法を提供せんとするもの
で、その要旨とするところは、BOD、COD、
SS、藻類等を含む原水を接触酸化と緩速濾過と
消毒の組合せシステムにより浄水処理するにあた
り、接触酸化処理を前段に、緩速濾過処理を後段
に、消毒処理を最後にして組合せ、充填材を組込
んだ接触酸化装置にて充填材上の生物膜により原
水中のBOD、COD、SS、藻類等を接触酸化処理
し、次いで緩速濾過槽にて緩速濾過処理して後、
消毒処理することを特徴とする浄水処理方法に存
する。 本発明の浄水処理方法は、通常、その一例の第
1図の工程図に示すように、以下の3工程により
実施する。 (1) 第1工程 まず、原水を第1沈澱池に導き、ここで自然
沈降により原水中の無機性SS及びその他大型
固形物を沈降除去する。通常、沈殿池滞留時間
は8時間程度が標準である。この段階を経た第
1工程処理水の水質は、通常、緩速濾過槽にて
直接処理することが難しいBOD3ppm以上、年
平均濁度10度以上のものである。 (2) 第2工程 次いで、第1次沈殿池を経た第1工程処理水
は、充填材を水路に組込んだ接触酸化装置と第
2沈殿池とからなる第2工程に移し、第1工程
処理水中のBOD、COD、SS、藻類等の汚濁成
分を充填材上の生物膜により接触酸化処理し効
率よく安定して除去する。この段階を経た第2
工程処理水の水質は、通常、緩速濾過槽にて安
定して処理可能なBOD2ppm以下、年最高濁度
10度以下のものである。 (3) 第3工程 接触酸化装置により処理された安定して良好
な第2工程処理水を緩速濾過槽にて緩速濾過
し、該濾過槽に機能障害を何ら発生することな
く、濁度は2度以下で過マンガン酸カリ消費量
10ppm以下の良好な水質とし、最後に塩素消毒
を行い、良質な飲料水が得られる。 上記の本発明の方法は、先ず直接緩速濾過にて
処理することが困難なBOD、COD、SS、藻類等
を含み、水質が悪く、かつその変動が大きい原水
(第1工程処理水)を、前段の第2工程の自然の
浄化形態を盛り込んだ水路に充填材を組込んだ接
触酸化装置にて、流入水の負荷変動に対し安定し
てかつ高度に浄化できるという接触酸化が有する
優れた機能を動力を用いることなく自然の河川の
浄化作用で最大限に発揮させることにより、効率
よく安定して浄化し、次いでこの処理水を後段の
第3工程の緩速濾過槽に供給して緩速濾過処理を
行うことによつて、薬品等を用いることなく低コ
ストで維持管理に手間をかけずに良質な飲料水が
得られる浄水処理を行うことを特徴とするもので
ある。更に詳しくは、第1図の第2工程の接触酸
化処理は、河川の流れの浄化原理を功みにとり入
れ、バクテリア、原生動物及び高等動物(輪虫、
昆虫類、貧毛類等)からなる生物膜を表面に形成
して保持させる能力が高くかつ水の流れを妨げな
い構造の化学的に不活性な材質からなる充填材を
水路中に組込み、充填材表面に形成保持された生
物膜に原水を接触させ原水中のBOD、COD、
SS、藻類等を接触酸化して浄化するものである。 本発明において接触酸化処理に使用する充填材
としては、上記の基本要件を満足する形態と材質
のものであれば構わないが、特にプラスチツク製
の表面に波形の凹凸模様を有する板を一定間隔で
平行に複数枚重ね合せ、比表面積50〜350m2/m3、
空間率95〜99%になるように構成したものが好ま
しく、効率よく安定した接触酸化処理を行うのに
適している。すなわち、比表面積については、50
m2/m3以下では接触酸化に関与する生物膜面積が
不十分で処理効率が悪くなり、特に本発明におい
て接触酸化処理を適用する比較的低BODで微細
な濁度成分(有機性SSや藻類等)を含む原水の
場合に処理効率が悪くなり、350m2/m3以上では
生物膜面積は十分であるが、充填材が構造上生物
膜の付着形成等によつて水の流れを妨げる恐れが
あり、いずれも安定した接触酸化処理を行うには
問題があつて好ましくない。また、接触酸化処理
する際に充填材上の生物膜と接触する原水の水流
速は0.1m/分〜30m/分の範囲に設定する。す
なわち、水流速は0.1m/分以下では水の流れが
悪くなり原水と生物膜の接触効率が低下して
BOD、COD、SS、藻類等の十分な除去性能が得
られないし、30m/分以上では生物膜への剪断力
が大きく十分な生物膜の付着形成が行われ難くな
つてBOD、COD、SS、藻類等の除去性能が低下
する。また、接触酸化処理に使用する充填材量に
ついては、接触酸化装置に流入するBOD量と
BOD充填材表面積負荷(充填材の表面積1m2に
対して1日当り流入する原水中のBOD量)との
関係を基本にして設定する。一方、BOD充填材
表面積負荷については、通常、本発明の処理方法
にて処理する対象原水の水質レベルからみて0.05
〜10g/m2・日の範囲に設定する。すなわち、
BOD充填材表面積負荷については、0.05g/
m2・日以下ではBOD、COD、SS、藻類等の除去
性能は十分に得られるが設備が過大となるので本
発明の目的から外れるし、10g/m2・日以上では
BOD、COD、SS、藻類等の除去性能が悪くな
り、いずれも問題があつて好ましくない。 更に本発明における接触酸化装置では、上記し
たように原水中の藻類を除去するのも目的の一つ
であるから、接触酸化装置内で藻類等の発生する
ことがないように直射日光を防ぐ覆いをすること
により、本発明の効果を一段と発揮させることが
できる。なお、接触酸化処理で強制的にエアレー
シヨンを行う場合は、或程度の動力費を必要とす
るが、接触酸化装置の設置面積を小さくすること
ができる。 次に、本発明の処理方法の第1図に示す工程図
による第1工程の第1沈殿池と第2工程の第2沈
殿池は上水道施設基準の普通沈殿池の設計基準に
準拠して設置すればよく、また第3工程の緩速濾
過槽及び消毒設備に要求される条件も同じく上水
道施設基準を満足するものであればよく、いずれ
もその指針に従つて設計する。ただし、第2工程
の第2沈殿池は、原水の条件が比較的良好な場合
は削除しても構わないのであつて、その場合本発
明の効果を特に低減するものではない。 次に本発明を実施例及び比較例により更に具体
的に説明する。 実施例 1 原水として、飲料水の水質基準に規定されてい
る項目の中のシアン、水銀、有機リン等の有害物
質を含まず、又銅、鉄、フツ素、フエノール類、
その他の物質が水質基準値以下であるが、外界か
ら有機物や無機塩類、リン及びアンモニア等の流
入によりBOD、COD、SS、藻類等の有機性汚濁
成分を含む湖の水を用いて、第1図の工程図に示
す本発明にもとづく浄水処理方法により原水中の
BOD、COD、SS、藻類等の処理を下記のように
して行い、後記表−1の結果を得た。 すなわち、上記の本発明にもとづく処理方法に
おいて、第1工程の第1沈殿池は、上水道施設基
準に準拠して原水流入量に対して8時間の滞留時
間分の容量と該沈殿池内の水流速が平均流速30
cm/分となるように設定し、原水中の無機性SS
を主として除去した。また、第1沈殿池は自然沈
降方式であり、薬品処理は行わなかつた。第2工
程の接触酸化装置は水流速1〜2m/分程度に設
定し、滞留時間は4時間に設定した。接触酸化水
路には充填材として比表面積232m2/m3、空間率
96.4%のポリ塩化ビニル製パツキンを組込み、し
かも接触酸化水路の途中には酸素補給の点から段
差を設けて、原水の落下により気液接触が十分に
行われるようにした。また、第2沈殿池は第1沈
殿池と同様の仕様に設定した。第3工程の緩速濾
過槽は上水道施設基準を満足する濾過槽の構造に
設定し、濾過速度は4〜5m/日に設定して緩速
濾過処理を行つた。緩速濾過槽処理水は塩素滅菌
を行つた。
化装置を緩速濾過の前段に配置するシステムから
なる浄水処理方法に関するものである。 従来、飲料水を得るための浄水処理方法として
は、(1)塩素消毒による方法、(2)緩速濾過による方
法、(3)急速濾過による方法、(4)薬品等を用いる特
殊な処理を含む方法等があり、主として取水源の
原水の水質の状態に合せて採用されている。通常
は、良好な飲料水としては、原水の水質が特に良
好で塩素消毒のみによる処理で飲料水とする場合
を除いて、その濾過膜のスクリーン、吸着及び生
物化学的作用により微量のBOD、アンモニア、
マンガン及び発臭物質等をも浄化し得る緩速濾過
によるものが、水の味が水本来の自然の味を有し
かつ美味であることから、急速濾過等の他の方法
によるものよりも、好まれている。しかも、緩速
濾過による場合は、処理設備の維持管理も容易
で、特に薬品等も使用せずランニングコストも低
廉である。 しかしながら、近年、取水源である河川、湖
沼、地下水等の水質は、外界から流入する各種有
機物質や無機塩類(アンモニア、リン等)の汚濁
物質とそれに起因する富栄養化(動物プランクト
ン、植物プランクトンの発生)現象により悪化し
かつその変動が大きくなつている。かかる現状の
もとでは、緩速濾過による処理方法は、原水中の
BOD、COD、SS、藻類等により短期間に砂層表
面の濾過膜が把厚し濾過障害が生じるので適用が
難しく、従つて緩速濾過方法に代つて急速濾過方
法を採用せざるを得ない状況にある。一方、急速
濾過による浄水処理は、原水中のBOD、COD、
SS、藻類等の汚濁成分を殺菌剤や凝集剤等を大
量に使用して処理する関係から、緩速濾過による
浄水処理と比較して、薬品臭の残存、またアンモ
ニアや臭気等の除去ができない等のため得られる
飲料水の水質を低下させ味をまずくすること、薬
品代に過大な費用を要すること、及び原水の水質
変動に対し適正な運転条件を設定するのに手間が
かかり、維持管理が難しいことなど、その他最近
の省資源、省エネルギーへの動きからみても、多
くの問題点を有し好ましくない。 本発明は、かかる実情に鑑み、上記の緩速濾過
による処理方法の適用を難しくしている問題を解
決して、原水の水質の悪化及び変動にかかわらず
浄水処理方法として最も好ましい緩速濾過方法を
用い、しかも自然の浄化形態を最大限に盛り込
み、運転経費もほとんど不要で維持管理の容易
な、味が良く臭気等のない良質の飲料水が安定し
て得られる浄水処理方法を提供せんとするもの
で、その要旨とするところは、BOD、COD、
SS、藻類等を含む原水を接触酸化と緩速濾過と
消毒の組合せシステムにより浄水処理するにあた
り、接触酸化処理を前段に、緩速濾過処理を後段
に、消毒処理を最後にして組合せ、充填材を組込
んだ接触酸化装置にて充填材上の生物膜により原
水中のBOD、COD、SS、藻類等を接触酸化処理
し、次いで緩速濾過槽にて緩速濾過処理して後、
消毒処理することを特徴とする浄水処理方法に存
する。 本発明の浄水処理方法は、通常、その一例の第
1図の工程図に示すように、以下の3工程により
実施する。 (1) 第1工程 まず、原水を第1沈澱池に導き、ここで自然
沈降により原水中の無機性SS及びその他大型
固形物を沈降除去する。通常、沈殿池滞留時間
は8時間程度が標準である。この段階を経た第
1工程処理水の水質は、通常、緩速濾過槽にて
直接処理することが難しいBOD3ppm以上、年
平均濁度10度以上のものである。 (2) 第2工程 次いで、第1次沈殿池を経た第1工程処理水
は、充填材を水路に組込んだ接触酸化装置と第
2沈殿池とからなる第2工程に移し、第1工程
処理水中のBOD、COD、SS、藻類等の汚濁成
分を充填材上の生物膜により接触酸化処理し効
率よく安定して除去する。この段階を経た第2
工程処理水の水質は、通常、緩速濾過槽にて安
定して処理可能なBOD2ppm以下、年最高濁度
10度以下のものである。 (3) 第3工程 接触酸化装置により処理された安定して良好
な第2工程処理水を緩速濾過槽にて緩速濾過
し、該濾過槽に機能障害を何ら発生することな
く、濁度は2度以下で過マンガン酸カリ消費量
10ppm以下の良好な水質とし、最後に塩素消毒
を行い、良質な飲料水が得られる。 上記の本発明の方法は、先ず直接緩速濾過にて
処理することが困難なBOD、COD、SS、藻類等
を含み、水質が悪く、かつその変動が大きい原水
(第1工程処理水)を、前段の第2工程の自然の
浄化形態を盛り込んだ水路に充填材を組込んだ接
触酸化装置にて、流入水の負荷変動に対し安定し
てかつ高度に浄化できるという接触酸化が有する
優れた機能を動力を用いることなく自然の河川の
浄化作用で最大限に発揮させることにより、効率
よく安定して浄化し、次いでこの処理水を後段の
第3工程の緩速濾過槽に供給して緩速濾過処理を
行うことによつて、薬品等を用いることなく低コ
ストで維持管理に手間をかけずに良質な飲料水が
得られる浄水処理を行うことを特徴とするもので
ある。更に詳しくは、第1図の第2工程の接触酸
化処理は、河川の流れの浄化原理を功みにとり入
れ、バクテリア、原生動物及び高等動物(輪虫、
昆虫類、貧毛類等)からなる生物膜を表面に形成
して保持させる能力が高くかつ水の流れを妨げな
い構造の化学的に不活性な材質からなる充填材を
水路中に組込み、充填材表面に形成保持された生
物膜に原水を接触させ原水中のBOD、COD、
SS、藻類等を接触酸化して浄化するものである。 本発明において接触酸化処理に使用する充填材
としては、上記の基本要件を満足する形態と材質
のものであれば構わないが、特にプラスチツク製
の表面に波形の凹凸模様を有する板を一定間隔で
平行に複数枚重ね合せ、比表面積50〜350m2/m3、
空間率95〜99%になるように構成したものが好ま
しく、効率よく安定した接触酸化処理を行うのに
適している。すなわち、比表面積については、50
m2/m3以下では接触酸化に関与する生物膜面積が
不十分で処理効率が悪くなり、特に本発明におい
て接触酸化処理を適用する比較的低BODで微細
な濁度成分(有機性SSや藻類等)を含む原水の
場合に処理効率が悪くなり、350m2/m3以上では
生物膜面積は十分であるが、充填材が構造上生物
膜の付着形成等によつて水の流れを妨げる恐れが
あり、いずれも安定した接触酸化処理を行うには
問題があつて好ましくない。また、接触酸化処理
する際に充填材上の生物膜と接触する原水の水流
速は0.1m/分〜30m/分の範囲に設定する。す
なわち、水流速は0.1m/分以下では水の流れが
悪くなり原水と生物膜の接触効率が低下して
BOD、COD、SS、藻類等の十分な除去性能が得
られないし、30m/分以上では生物膜への剪断力
が大きく十分な生物膜の付着形成が行われ難くな
つてBOD、COD、SS、藻類等の除去性能が低下
する。また、接触酸化処理に使用する充填材量に
ついては、接触酸化装置に流入するBOD量と
BOD充填材表面積負荷(充填材の表面積1m2に
対して1日当り流入する原水中のBOD量)との
関係を基本にして設定する。一方、BOD充填材
表面積負荷については、通常、本発明の処理方法
にて処理する対象原水の水質レベルからみて0.05
〜10g/m2・日の範囲に設定する。すなわち、
BOD充填材表面積負荷については、0.05g/
m2・日以下ではBOD、COD、SS、藻類等の除去
性能は十分に得られるが設備が過大となるので本
発明の目的から外れるし、10g/m2・日以上では
BOD、COD、SS、藻類等の除去性能が悪くな
り、いずれも問題があつて好ましくない。 更に本発明における接触酸化装置では、上記し
たように原水中の藻類を除去するのも目的の一つ
であるから、接触酸化装置内で藻類等の発生する
ことがないように直射日光を防ぐ覆いをすること
により、本発明の効果を一段と発揮させることが
できる。なお、接触酸化処理で強制的にエアレー
シヨンを行う場合は、或程度の動力費を必要とす
るが、接触酸化装置の設置面積を小さくすること
ができる。 次に、本発明の処理方法の第1図に示す工程図
による第1工程の第1沈殿池と第2工程の第2沈
殿池は上水道施設基準の普通沈殿池の設計基準に
準拠して設置すればよく、また第3工程の緩速濾
過槽及び消毒設備に要求される条件も同じく上水
道施設基準を満足するものであればよく、いずれ
もその指針に従つて設計する。ただし、第2工程
の第2沈殿池は、原水の条件が比較的良好な場合
は削除しても構わないのであつて、その場合本発
明の効果を特に低減するものではない。 次に本発明を実施例及び比較例により更に具体
的に説明する。 実施例 1 原水として、飲料水の水質基準に規定されてい
る項目の中のシアン、水銀、有機リン等の有害物
質を含まず、又銅、鉄、フツ素、フエノール類、
その他の物質が水質基準値以下であるが、外界か
ら有機物や無機塩類、リン及びアンモニア等の流
入によりBOD、COD、SS、藻類等の有機性汚濁
成分を含む湖の水を用いて、第1図の工程図に示
す本発明にもとづく浄水処理方法により原水中の
BOD、COD、SS、藻類等の処理を下記のように
して行い、後記表−1の結果を得た。 すなわち、上記の本発明にもとづく処理方法に
おいて、第1工程の第1沈殿池は、上水道施設基
準に準拠して原水流入量に対して8時間の滞留時
間分の容量と該沈殿池内の水流速が平均流速30
cm/分となるように設定し、原水中の無機性SS
を主として除去した。また、第1沈殿池は自然沈
降方式であり、薬品処理は行わなかつた。第2工
程の接触酸化装置は水流速1〜2m/分程度に設
定し、滞留時間は4時間に設定した。接触酸化水
路には充填材として比表面積232m2/m3、空間率
96.4%のポリ塩化ビニル製パツキンを組込み、し
かも接触酸化水路の途中には酸素補給の点から段
差を設けて、原水の落下により気液接触が十分に
行われるようにした。また、第2沈殿池は第1沈
殿池と同様の仕様に設定した。第3工程の緩速濾
過槽は上水道施設基準を満足する濾過槽の構造に
設定し、濾過速度は4〜5m/日に設定して緩速
濾過処理を行つた。緩速濾過槽処理水は塩素滅菌
を行つた。
【表】
【表】
その結果、本発明の処理方法により、原水の水
質状態及びその変動にかかわらず、緩速濾過槽の
機能は1ケ月以上にわたり表−1に示す処理効果
を維持し、良質な飲料水として水質を確保するこ
とができた。 比較例 1 第1図に示す工程図から第2工程を削除した方
法により実施例1における原水と同一の原水を用
いて処理を行つた。 その結果、3〜4日にて緩速濾過槽の砂層表面
の濾過膜が2cm以上となつて濾過機能が著しく低
下し、実際上飲料水供給のための処理設備として
は非常に大きな問題が発生した。そこで原水に凝
集剤としてポリ塩化アルミニウムを用いて前処理
を行つたが、緩速濾過槽の機能は20日程度で低下
した。 以上の実施例1及び比較例1の結果から、本発
明の処理方法は、比較例1の方法に比べて、薬品
等を用いることなく緩速濾過槽を用いて安定して
良好な飲料水を長期間にわたり得ることができ、
しかも維持管理の手間もかからないので、予想さ
れる今後の原水の水質悪化及び変動に対しても格
段に低コストの効率よく安定した浄水処理方法で
あることが分かる。また、本発明方法における接
触酸化処理工程は、表−1に示す通りBOD、
COD、SS、藻類等の除去に加えて、原水中のア
ンモニアを酸化して硝酸態に変化させること及び
原水中の大腸菌群等の細菌類を減少させる効果も
有していることから、緩速濾過の機能を一段と安
定化させていると考えられる。すなわち、本発明
は、最終的には、緩速濾過槽処理水の塩素滅菌費
用を低廉とし、かつ多量の塩素注入により発生す
る有害物質であるトリハロメタンを防止できる特
徴をも有している。
質状態及びその変動にかかわらず、緩速濾過槽の
機能は1ケ月以上にわたり表−1に示す処理効果
を維持し、良質な飲料水として水質を確保するこ
とができた。 比較例 1 第1図に示す工程図から第2工程を削除した方
法により実施例1における原水と同一の原水を用
いて処理を行つた。 その結果、3〜4日にて緩速濾過槽の砂層表面
の濾過膜が2cm以上となつて濾過機能が著しく低
下し、実際上飲料水供給のための処理設備として
は非常に大きな問題が発生した。そこで原水に凝
集剤としてポリ塩化アルミニウムを用いて前処理
を行つたが、緩速濾過槽の機能は20日程度で低下
した。 以上の実施例1及び比較例1の結果から、本発
明の処理方法は、比較例1の方法に比べて、薬品
等を用いることなく緩速濾過槽を用いて安定して
良好な飲料水を長期間にわたり得ることができ、
しかも維持管理の手間もかからないので、予想さ
れる今後の原水の水質悪化及び変動に対しても格
段に低コストの効率よく安定した浄水処理方法で
あることが分かる。また、本発明方法における接
触酸化処理工程は、表−1に示す通りBOD、
COD、SS、藻類等の除去に加えて、原水中のア
ンモニアを酸化して硝酸態に変化させること及び
原水中の大腸菌群等の細菌類を減少させる効果も
有していることから、緩速濾過の機能を一段と安
定化させていると考えられる。すなわち、本発明
は、最終的には、緩速濾過槽処理水の塩素滅菌費
用を低廉とし、かつ多量の塩素注入により発生す
る有害物質であるトリハロメタンを防止できる特
徴をも有している。
第1図は本発明の浄水処理方法の一例の工程図
である。
である。
Claims (1)
- 1 BOD、COD、SS、藻類等を含む原水を接触
酸化と緩速濾過と消毒の組合せシステムにより浄
水処理するにあたり、接触酸化処理を前段に、緩
速濾過処理を後段に、消毒処理を最後にして組合
せ、充填材を組込んだ接触酸化装置にて充填材上
の生物膜により原水中のBOD、COD、SS、藻類
等を接触酸化処理し、次いで緩速濾過槽にて緩速
濾過処理して後、消毒処理することを特徴とする
浄水処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56009845A JPS57122996A (en) | 1981-01-24 | 1981-01-24 | Water cleaning treatment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56009845A JPS57122996A (en) | 1981-01-24 | 1981-01-24 | Water cleaning treatment |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57122996A JPS57122996A (en) | 1982-07-31 |
| JPH0147205B2 true JPH0147205B2 (ja) | 1989-10-12 |
Family
ID=11731458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56009845A Granted JPS57122996A (en) | 1981-01-24 | 1981-01-24 | Water cleaning treatment |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57122996A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0645038B2 (ja) * | 1987-12-08 | 1994-06-15 | 新日本製鐵株式会社 | セラミックスによる水の浄化方法 |
| JP2004136149A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Yamaha Motor Co Ltd | 可搬型小規模浄水供給システム |
| KR100938463B1 (ko) | 2008-04-01 | 2010-01-25 | 주식회사 일승 | 선박용 생물화학식 오수처리장치 |
| CN103641280B (zh) * | 2013-12-19 | 2014-12-24 | 诸暨泓泰环境科技有限公司 | 一种废水处理系统 |
-
1981
- 1981-01-24 JP JP56009845A patent/JPS57122996A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57122996A (en) | 1982-07-31 |
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