JPH0149897B2 - - Google Patents
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- JPH0149897B2 JPH0149897B2 JP55051661A JP5166180A JPH0149897B2 JP H0149897 B2 JPH0149897 B2 JP H0149897B2 JP 55051661 A JP55051661 A JP 55051661A JP 5166180 A JP5166180 A JP 5166180A JP H0149897 B2 JPH0149897 B2 JP H0149897B2
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- Japan
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- wire rope
- magnetic
- magnetic flux
- magnetic pole
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/12—Checking, lubricating, or cleaning means for ropes, cables or guides
- B66B7/1207—Checking means
- B66B7/1215—Checking means specially adapted for ropes or cables
- B66B7/123—Checking means specially adapted for ropes or cables by analysing magnetic variables
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/72—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
- G01N27/82—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/50—Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
- G01R31/58—Testing of lines, cables or conductors
- G01R31/59—Testing of lines, cables or conductors while the cable continuously passes the testing apparatus, e.g. during manufacture
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- Analytical Chemistry (AREA)
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- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ワイヤーロープの磁気探傷装置に係
り、簡素な構成で高感度に損傷部を検出できる装
置に関するものである。
り、簡素な構成で高感度に損傷部を検出できる装
置に関するものである。
一般にケーブルカーやエレベータに用いられる
ワイヤーロープは、ロープを構成する素線が長期
使用しているうちに断線したり、局部的に摩耗し
たりしてロープの残存強度が次第に低下していく
ので、定期的にロープの点検を行ない、ロープ切
断等の事故が発生する以前にその状態から判断し
てロープ交換することを原則としている。そし
て、ロープの点検は、それらの保全技術者による
目視で行なわれていたが、最近では磁気を利用し
て損傷の有無を検査する方法が実施されるように
なつてきている。その例としては、例えば特開昭
53−7290号及び特公昭43−9799号公報に開示され
た装置がある。
ワイヤーロープは、ロープを構成する素線が長期
使用しているうちに断線したり、局部的に摩耗し
たりしてロープの残存強度が次第に低下していく
ので、定期的にロープの点検を行ない、ロープ切
断等の事故が発生する以前にその状態から判断し
てロープ交換することを原則としている。そし
て、ロープの点検は、それらの保全技術者による
目視で行なわれていたが、最近では磁気を利用し
て損傷の有無を検査する方法が実施されるように
なつてきている。その例としては、例えば特開昭
53−7290号及び特公昭43−9799号公報に開示され
た装置がある。
しかしながら、上記した従来技術における装置
は、感磁素子により直接に漏洩磁束を検出するよ
うにしてあるので、微弱な漏洩磁束を検出するた
めには高感度の感磁素子が必要になると共に、こ
の感磁素子を複数個設けるため構成も複雑化し、
高価となるばかりか、また、一方、特開昭53−
7290号の装置では、操作性が悪く、また、エレベ
ータはワイヤーロープを複数本使用され、そし
て、隣接のワイヤーロープの間隙が5〜6mm程度
であることから、この装置をエレベータのワイヤ
ーロープに装着し、ワイヤーロープ若くはこの装
置を走行させることは、現状、極めて困難であ
り、また、不可能に近い。即ち、この装置は、エ
レベータのように複数本のワイヤーロープや隣接
して掛けられているものには、現実、使用できな
いというのが実情である。
は、感磁素子により直接に漏洩磁束を検出するよ
うにしてあるので、微弱な漏洩磁束を検出するた
めには高感度の感磁素子が必要になると共に、こ
の感磁素子を複数個設けるため構成も複雑化し、
高価となるばかりか、また、一方、特開昭53−
7290号の装置では、操作性が悪く、また、エレベ
ータはワイヤーロープを複数本使用され、そし
て、隣接のワイヤーロープの間隙が5〜6mm程度
であることから、この装置をエレベータのワイヤ
ーロープに装着し、ワイヤーロープ若くはこの装
置を走行させることは、現状、極めて困難であ
り、また、不可能に近い。即ち、この装置は、エ
レベータのように複数本のワイヤーロープや隣接
して掛けられているものには、現実、使用できな
いというのが実情である。
更に、特公昭43−9799号の装置では、対向面が
複数のストランドを撚り合せた撚りピツチのある
ワイヤーロープに使用すると、この撚りピツチに
よる凹凸で磁束変化が起り、それに基づいた揺動
ノイズと称する電圧波形が出力され、この揺動ノ
イズと損傷部による出力波形とが識別できないと
いう不都合がある。
複数のストランドを撚り合せた撚りピツチのある
ワイヤーロープに使用すると、この撚りピツチに
よる凹凸で磁束変化が起り、それに基づいた揺動
ノイズと称する電圧波形が出力され、この揺動ノ
イズと損傷部による出力波形とが識別できないと
いう不都合がある。
そこで、本発明は、上記した実情に鑑みてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、簡
素な構成で、使用条件の制限を受けることなく、
安定した測定結果を得ることができるワイヤーロ
ープの磁気探傷装置を提供することにある。
れたものであつて、その目的とするところは、簡
素な構成で、使用条件の制限を受けることなく、
安定した測定結果を得ることができるワイヤーロ
ープの磁気探傷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、
長手方向に走行するワイヤーロープに対して磁極
面が対向するようにし、かつ、それぞれ前記磁極
面の極性が互いに異極となるように第1の磁極と
第2の磁極を所定間隔で配置し、この第1の磁極
と第2の磁極の前記ワイヤーロープとの非対向側
を継鉄で接続すると共に、前記継鉄の中央基部に
前記ワイヤーロープと対向するように検出鉄心を
接続し、この検出鉄心の周囲に検出コイルを巻装
してなるワイヤーロープの磁気探傷装置におい
て、前記第1の磁極と前記第2の磁極及び前記検
出鉄心の前記ワイヤーロープに対向する側には
夫々前記ワイヤーロープを収容する溝を有し、こ
の溝の深さは、前記ワイヤーロープの前記長手方
向に直角な断面上で、当該ワイヤーロープが前記
溝から突出しない深さ以上に形成されていると共
に、前記第1の磁極と前記第2の磁極との間隔を
当該ワイヤーロープの撚りピツチの整数倍にして
配置した構成としている。
長手方向に走行するワイヤーロープに対して磁極
面が対向するようにし、かつ、それぞれ前記磁極
面の極性が互いに異極となるように第1の磁極と
第2の磁極を所定間隔で配置し、この第1の磁極
と第2の磁極の前記ワイヤーロープとの非対向側
を継鉄で接続すると共に、前記継鉄の中央基部に
前記ワイヤーロープと対向するように検出鉄心を
接続し、この検出鉄心の周囲に検出コイルを巻装
してなるワイヤーロープの磁気探傷装置におい
て、前記第1の磁極と前記第2の磁極及び前記検
出鉄心の前記ワイヤーロープに対向する側には
夫々前記ワイヤーロープを収容する溝を有し、こ
の溝の深さは、前記ワイヤーロープの前記長手方
向に直角な断面上で、当該ワイヤーロープが前記
溝から突出しない深さ以上に形成されていると共
に、前記第1の磁極と前記第2の磁極との間隔を
当該ワイヤーロープの撚りピツチの整数倍にして
配置した構成としている。
本発明では、上記構成されているため、ワイヤ
ーロープに対して励磁体の移動に伴なう相対位置
に拘らず、被測定個所を形成する磁束条件を常に
同一条件にすることができると共に、損傷部の位
置に関係なくその損傷部よりの漏洩磁束を捕える
ことができるので、使用条件の制限を受けること
なく、かつ、安定した測定結果を得ることができ
るワイヤーロープの磁気探傷装置が実現可能にす
ることができる。
ーロープに対して励磁体の移動に伴なう相対位置
に拘らず、被測定個所を形成する磁束条件を常に
同一条件にすることができると共に、損傷部の位
置に関係なくその損傷部よりの漏洩磁束を捕える
ことができるので、使用条件の制限を受けること
なく、かつ、安定した測定結果を得ることができ
るワイヤーロープの磁気探傷装置が実現可能にす
ることができる。
以下本発明の一実施例を第1図乃至第4図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
この実施例にあつては、第1図において、5は
一端がエレベータの乗かごに接続され、他端が駆
動網車4A及び従動網車4Bを介して釣合い重り
3に接続されたワイヤーロープ2に対向して設置
され、かつ、容易に着脱することができるワイヤ
ーロープ2の損傷を検出するエレベータのワイヤ
ーロープの磁気探傷装置である。
一端がエレベータの乗かごに接続され、他端が駆
動網車4A及び従動網車4Bを介して釣合い重り
3に接続されたワイヤーロープ2に対向して設置
され、かつ、容易に着脱することができるワイヤ
ーロープ2の損傷を検出するエレベータのワイヤ
ーロープの磁気探傷装置である。
この磁気探傷装置5は、第2図及び第3図に示
すように、長尺磁性体であるワイヤーロープ2に
対向して磁極6A及び6Bをワイヤーロープ2の
長手方向に配置し、また、この2つの磁極6A及
び6Bの配置位置をワイヤーロープ2の撚りピツ
チSPの整数倍となる位置関係にし、そして、磁
極6A及び6Bは磁極の極性が互に異なるように
夫々の鉄心7A及び7Bに巻装される励磁コイル
8A及び8Bを有し、鉄心7A及び7Bのワイヤ
ーロープ2の非対向側を継鉄11と磁気的に接続
された鉄心9が設けられ、鉄心9には検出コイル
10が巻装された構成となつている。そして、検
出コイル10の端には図示しない記録計あるいは
表示器または警報器等が接続される。更に、励磁
コイル8A及び8Bは、共に図示しない電源にス
イツチを介して接続されている。
すように、長尺磁性体であるワイヤーロープ2に
対向して磁極6A及び6Bをワイヤーロープ2の
長手方向に配置し、また、この2つの磁極6A及
び6Bの配置位置をワイヤーロープ2の撚りピツ
チSPの整数倍となる位置関係にし、そして、磁
極6A及び6Bは磁極の極性が互に異なるように
夫々の鉄心7A及び7Bに巻装される励磁コイル
8A及び8Bを有し、鉄心7A及び7Bのワイヤ
ーロープ2の非対向側を継鉄11と磁気的に接続
された鉄心9が設けられ、鉄心9には検出コイル
10が巻装された構成となつている。そして、検
出コイル10の端には図示しない記録計あるいは
表示器または警報器等が接続される。更に、励磁
コイル8A及び8Bは、共に図示しない電源にス
イツチを介して接続されている。
さて、長尺磁性体のワイヤーロープ2のように
断面が円形状の場合には、磁極6A,6B及び鉄
心9のワイヤーロープ2の対向面が平端である
と、それぞれ磁極6A及び6B及び鉄心9のワイ
ヤーロープ2の長手方向に対して直角方向の両端
の間隙が中央部に比べて極めて大きくなつて磁気
抵抗が増えてしまい測定結果に影響を及ぼすこと
になる。そこで、これに対応して、実用上は、ワ
イヤーロープ2に対向する磁極6A及び6B及び
鉄心9の面を当該ワイヤーロープ2の形状に対応
するように当該ワイヤーロープ2を案内するため
にそれぞれU字状溝12A,12B及び9Aを形
成し、かつ、このU字状溝12A,12B及び9
Aは当該ワイヤーロープ2が溝から突出しない深
さ以上の溝に形成されると共に、溝内面に滑り材
として例えば四フツ化エチレンのような絶縁材1
3A,13B及び13Cをそれぞれ付着してあ
る。
断面が円形状の場合には、磁極6A,6B及び鉄
心9のワイヤーロープ2の対向面が平端である
と、それぞれ磁極6A及び6B及び鉄心9のワイ
ヤーロープ2の長手方向に対して直角方向の両端
の間隙が中央部に比べて極めて大きくなつて磁気
抵抗が増えてしまい測定結果に影響を及ぼすこと
になる。そこで、これに対応して、実用上は、ワ
イヤーロープ2に対向する磁極6A及び6B及び
鉄心9の面を当該ワイヤーロープ2の形状に対応
するように当該ワイヤーロープ2を案内するため
にそれぞれU字状溝12A,12B及び9Aを形
成し、かつ、このU字状溝12A,12B及び9
Aは当該ワイヤーロープ2が溝から突出しない深
さ以上の溝に形成されると共に、溝内面に滑り材
として例えば四フツ化エチレンのような絶縁材1
3A,13B及び13Cをそれぞれ付着してあ
る。
このように構成された磁気探傷装置5の励磁コ
イル8A及び8Bを励磁し、そして、今、説明の
都合上、励磁コイル8A及び8Bにはそれぞれ磁
極6A及び6Bのワイヤーロープ2と対向する面
の磁極がN極及びS極となるように励磁し、ワイ
ヤーロープ2を磁極6A及び6B及び鉄心9に沿
つてその長手方向に磁極6Aから磁極6Bに向か
つて(紙面左から右に矢印方向)移動させると、
第4図で示したように磁路的に磁極6Aとワイヤ
ーロープ2と磁極6Bと継鉄11により磁極6B
から磁極6Aに向かつて流れる磁束Φ0と、磁極
6Aとワイヤーロープ2と鉄心9と継鉄11によ
り磁極6Aから鉄心9に向かつて流れる磁束ΦlN
と、磁極6Bと継鉄11と鉄心9とワイヤーロー
プ2により磁極6Bから継鉄11に向かつて流れ
る磁束Φlsとが存在する。そして、磁束ΦlNと磁
束Φlsの極性は互いに相反する方向となつてい
て、ワイヤーロープ2に損傷部2Pがない場合に
は、互いに磁束ΦlNと磁束Φlsとが打消し合い、
鉄心9内には磁束が存在しないと同等となり、検
出コイル10には誘起電圧が発生しない。ところ
が、第4図Aに示したように損傷部2Pが磁極6
Aに対向すると、このときに損傷部2Pからの漏
洩磁束により鉄心9内の磁束ΦlNは減少し、一
方、鉄心9内の磁束Φlsは損傷部2Pの漏洩磁束
の影響を受けることなくその磁束は減少されない
ので、鉄心9内には磁束ΦlNと磁束Φlsの差分の
磁束が流れているようになり、しかも損傷部2P
が磁極6Aに対向したときに、前述の差分磁束の
変化が起こるので、検出コイル10はこの磁束変
化により磁束Φlsと磁束ΦlNとの差分に対応した
誘起電圧を発生させる。そして、損傷部2Pが鉄
心9に向かつて移動し、第4図Bに示すように損
傷部2Pが鉄心9と対向するまでは鉄心9内には
磁束Φlsと磁束ΦlNの差分磁束が流れているよう
になつているが、磁束の変化はないので、検出コ
イル10には誘起電圧が発生しない。更に、ワイ
ヤーロープ2が矢印方向に移動し、損傷部2Pが
第4図Bに示した位置から第4図Cに示したよう
に鉄心9を通過したとき、鉄心9内の磁束ΦlNは
損傷部2Pからの漏洩磁束の影響を受けなくなる
ので、損傷部2Pからの漏洩磁束による損失分が
なくなりワイヤーロープ2が無傷状態のときの磁
束状態に戻り、一方、鉄心9内の磁束Φlsは損傷
部2Pからの漏洩磁束の影響を受けて減少される
ために、鉄心9内では磁束ΦlNと磁束Φlsの差分
の磁束が存在するようになり、しかも損傷部2P
が鉄心9を通過するときに前述の差分磁束の変化
が起こるので、検出コイル10はこの磁束変化に
より磁束ΦlNと磁束Φlsとの差分に対応した誘起
電圧が発生させる。そして、損傷部2Pが鉄心9
を通過し、更に、磁極6Bに対向してから、この
磁極6Bを通過するまでは、鉄心9内において
は、磁束ΦlNと磁束Φlsの差分の磁束が流れてい
るようになつているが、磁束の変化はないので、
検出コイル10には誘起電圧が発生しない。ま
た、損傷部2Pが磁極6Bを通過するとき、鉄心
9内の磁束Φlsは損傷部2Pからの漏洩磁束の影
響を受けなくなるので、損傷部2Pからの漏洩磁
束による損失分がなくなり、ワイヤーロープ2が
無傷状態のときの磁束状態に戻り、鉄心9内にお
ける磁束Φlsは変化されるが、一方の磁束ΦlNと
同じ値になることから互いの磁束ΦlNと磁束Φls
とが打消し合つて、鉄心9内には磁束が流れない
状態となり、従つて、検出コイル10には誘起電
圧が発生しない。
イル8A及び8Bを励磁し、そして、今、説明の
都合上、励磁コイル8A及び8Bにはそれぞれ磁
極6A及び6Bのワイヤーロープ2と対向する面
の磁極がN極及びS極となるように励磁し、ワイ
ヤーロープ2を磁極6A及び6B及び鉄心9に沿
つてその長手方向に磁極6Aから磁極6Bに向か
つて(紙面左から右に矢印方向)移動させると、
第4図で示したように磁路的に磁極6Aとワイヤ
ーロープ2と磁極6Bと継鉄11により磁極6B
から磁極6Aに向かつて流れる磁束Φ0と、磁極
6Aとワイヤーロープ2と鉄心9と継鉄11によ
り磁極6Aから鉄心9に向かつて流れる磁束ΦlN
と、磁極6Bと継鉄11と鉄心9とワイヤーロー
プ2により磁極6Bから継鉄11に向かつて流れ
る磁束Φlsとが存在する。そして、磁束ΦlNと磁
束Φlsの極性は互いに相反する方向となつてい
て、ワイヤーロープ2に損傷部2Pがない場合に
は、互いに磁束ΦlNと磁束Φlsとが打消し合い、
鉄心9内には磁束が存在しないと同等となり、検
出コイル10には誘起電圧が発生しない。ところ
が、第4図Aに示したように損傷部2Pが磁極6
Aに対向すると、このときに損傷部2Pからの漏
洩磁束により鉄心9内の磁束ΦlNは減少し、一
方、鉄心9内の磁束Φlsは損傷部2Pの漏洩磁束
の影響を受けることなくその磁束は減少されない
ので、鉄心9内には磁束ΦlNと磁束Φlsの差分の
磁束が流れているようになり、しかも損傷部2P
が磁極6Aに対向したときに、前述の差分磁束の
変化が起こるので、検出コイル10はこの磁束変
化により磁束Φlsと磁束ΦlNとの差分に対応した
誘起電圧を発生させる。そして、損傷部2Pが鉄
心9に向かつて移動し、第4図Bに示すように損
傷部2Pが鉄心9と対向するまでは鉄心9内には
磁束Φlsと磁束ΦlNの差分磁束が流れているよう
になつているが、磁束の変化はないので、検出コ
イル10には誘起電圧が発生しない。更に、ワイ
ヤーロープ2が矢印方向に移動し、損傷部2Pが
第4図Bに示した位置から第4図Cに示したよう
に鉄心9を通過したとき、鉄心9内の磁束ΦlNは
損傷部2Pからの漏洩磁束の影響を受けなくなる
ので、損傷部2Pからの漏洩磁束による損失分が
なくなりワイヤーロープ2が無傷状態のときの磁
束状態に戻り、一方、鉄心9内の磁束Φlsは損傷
部2Pからの漏洩磁束の影響を受けて減少される
ために、鉄心9内では磁束ΦlNと磁束Φlsの差分
の磁束が存在するようになり、しかも損傷部2P
が鉄心9を通過するときに前述の差分磁束の変化
が起こるので、検出コイル10はこの磁束変化に
より磁束ΦlNと磁束Φlsとの差分に対応した誘起
電圧が発生させる。そして、損傷部2Pが鉄心9
を通過し、更に、磁極6Bに対向してから、この
磁極6Bを通過するまでは、鉄心9内において
は、磁束ΦlNと磁束Φlsの差分の磁束が流れてい
るようになつているが、磁束の変化はないので、
検出コイル10には誘起電圧が発生しない。ま
た、損傷部2Pが磁極6Bを通過するとき、鉄心
9内の磁束Φlsは損傷部2Pからの漏洩磁束の影
響を受けなくなるので、損傷部2Pからの漏洩磁
束による損失分がなくなり、ワイヤーロープ2が
無傷状態のときの磁束状態に戻り、鉄心9内にお
ける磁束Φlsは変化されるが、一方の磁束ΦlNと
同じ値になることから互いの磁束ΦlNと磁束Φls
とが打消し合つて、鉄心9内には磁束が流れない
状態となり、従つて、検出コイル10には誘起電
圧が発生しない。
このように磁束変化によるそれぞれの磁束ΦlN
と磁束Φlsの差分に基づいた鉄心9内の磁束変化
の状態を表わすと、第5図Aのようになり、そし
て、この磁束変化に対応して検出コイル10に
は、この変化率及び変化方向に相応した電圧が誘
起し、このときの電圧波形は、第5図Bに示した
ように、先づ、磁束変化の起きたa点で、磁束変
化は負方向となり、それに対応した負方向の電圧
が発生し、次いで、b点においては、磁束変化が
正方向となり、それに対応した正方向の電圧が発
生し、このときの電圧値は、a点での変化率の2
倍となつていることから、a点の2倍の電圧が得
られ、そして、c点では磁束変化は負方向で、そ
の変化率がa点と同一であり、誘起される電圧は
a点と同一の電圧が得られる。
と磁束Φlsの差分に基づいた鉄心9内の磁束変化
の状態を表わすと、第5図Aのようになり、そし
て、この磁束変化に対応して検出コイル10に
は、この変化率及び変化方向に相応した電圧が誘
起し、このときの電圧波形は、第5図Bに示した
ように、先づ、磁束変化の起きたa点で、磁束変
化は負方向となり、それに対応した負方向の電圧
が発生し、次いで、b点においては、磁束変化が
正方向となり、それに対応した正方向の電圧が発
生し、このときの電圧値は、a点での変化率の2
倍となつていることから、a点の2倍の電圧が得
られ、そして、c点では磁束変化は負方向で、そ
の変化率がa点と同一であり、誘起される電圧は
a点と同一の電圧が得られる。
このように、損傷部2Pが被測定範囲内に存在
すると顕著なインパルス電圧として出力されるの
で、損傷部2Pの存在を簡素な構成で容易に発見
することができる。
すると顕著なインパルス電圧として出力されるの
で、損傷部2Pの存在を簡素な構成で容易に発見
することができる。
第6図は無信号波形aと損傷部波形bを記録計
で記録した状態を示すものであり、この無信号波
形aは拡大したa′に示すようにワイヤーロープ2
の撚りピツチSPに対応して現われる揺動ノイズ
で、この揺動ノイズは、前述したように磁極6A
と磁極6Bの間隔をワイヤーロープ2の撚りピツ
チSPの整数倍に設定すれば、撚りピツチSPに合
せ被測定部に対して一定周期の磁路が形成される
ので、揺動ノイズは正弦波近似の波形となり、損
傷部波形bと揺動ノイズである無信号波形aとの
区別を容易にすることができ、安定した測定結果
が得られるのを実験的に確認している。
で記録した状態を示すものであり、この無信号波
形aは拡大したa′に示すようにワイヤーロープ2
の撚りピツチSPに対応して現われる揺動ノイズ
で、この揺動ノイズは、前述したように磁極6A
と磁極6Bの間隔をワイヤーロープ2の撚りピツ
チSPの整数倍に設定すれば、撚りピツチSPに合
せ被測定部に対して一定周期の磁路が形成される
ので、揺動ノイズは正弦波近似の波形となり、損
傷部波形bと揺動ノイズである無信号波形aとの
区別を容易にすることができ、安定した測定結果
が得られるのを実験的に確認している。
一方、損傷部波形bは鉄心9のワイヤーロープ
2の長手方向の長さlがワイヤーロープ2の直径
より大きい程に検出電圧は低くなり、小さくする
とインパルス波形の検出電圧が得られることが実
験的に確認されている。
2の長手方向の長さlがワイヤーロープ2の直径
より大きい程に検出電圧は低くなり、小さくする
とインパルス波形の検出電圧が得られることが実
験的に確認されている。
また、各磁極の鉄心7A及び7Bのワイヤーロ
ープ2の長手方向の長さLはワイヤーロープ2を
一様に磁化して必要な密度の磁束を与えるために
ワイヤーロープ2の径をdとすると、 π/4・d2<L2の関係式が満足する寸法にすれば
良いことも実験的に確認されている。そして、更
に、前述したようにU字状溝12A,12B及び
9Aの深さHは、ワイヤーロープ2の径以上とし
ており、被測定部におけるワイヤーロープ2を包
囲するような磁路が形成されるので、ワイヤーロ
ープ2の全周に亘つて損傷部を検出することがで
きると共に、測定時の被測定のワイヤーロープ2
に磁気探傷装置5の着脱が容易となり、操作性に
優れている。また、U字状溝12A,12B及び
9Aの溝面に前述したように絶縁材13A,13
B及び13Cを付着してあるので、各鉄心7A,
7B及び9とワイヤーロープ2との接触に起因す
る各鉄心7A,7B及び9の損傷を防止できると
共に、ワイヤーロープ2の移動を円滑にすること
ができる。
ープ2の長手方向の長さLはワイヤーロープ2を
一様に磁化して必要な密度の磁束を与えるために
ワイヤーロープ2の径をdとすると、 π/4・d2<L2の関係式が満足する寸法にすれば
良いことも実験的に確認されている。そして、更
に、前述したようにU字状溝12A,12B及び
9Aの深さHは、ワイヤーロープ2の径以上とし
ており、被測定部におけるワイヤーロープ2を包
囲するような磁路が形成されるので、ワイヤーロ
ープ2の全周に亘つて損傷部を検出することがで
きると共に、測定時の被測定のワイヤーロープ2
に磁気探傷装置5の着脱が容易となり、操作性に
優れている。また、U字状溝12A,12B及び
9Aの溝面に前述したように絶縁材13A,13
B及び13Cを付着してあるので、各鉄心7A,
7B及び9とワイヤーロープ2との接触に起因す
る各鉄心7A,7B及び9の損傷を防止できると
共に、ワイヤーロープ2の移動を円滑にすること
ができる。
第7図は第2図及び第3図に示す磁気探傷装置
5を取扱いが容易なように枠体14内に収納した
もので、取手15を設けて持運びできるように形
成されている。また、ここに示すものは3本の並
設されたロープ2A〜2Cに対するもので、該3
本のロープ2A〜2Cを夫々に独立して収納する
3つのU字状溝を備えた各磁極鉄心及び検出鉄心
が枠体14内にあり、切替スイツチ16により3
本のロープ2A〜2Cの損傷検出を同時に行つた
り、夫々別個に行うようにしている。17A,1
7Bは検出コイル10(第2図)の出力端子で、
この端子に記録計、表示器、警報器などが必要に
応じて接続される。
5を取扱いが容易なように枠体14内に収納した
もので、取手15を設けて持運びできるように形
成されている。また、ここに示すものは3本の並
設されたロープ2A〜2Cに対するもので、該3
本のロープ2A〜2Cを夫々に独立して収納する
3つのU字状溝を備えた各磁極鉄心及び検出鉄心
が枠体14内にあり、切替スイツチ16により3
本のロープ2A〜2Cの損傷検出を同時に行つた
り、夫々別個に行うようにしている。17A,1
7Bは検出コイル10(第2図)の出力端子で、
この端子に記録計、表示器、警報器などが必要に
応じて接続される。
ところで前述の実施例は測定するロープの径が
各エレベータについて共通なものであれば差支え
ないが、ロープ径が異なる場合にはそのロープ径
に合つたU字状溝を有する磁気探傷装置を用意し
ておかなければならない。
各エレベータについて共通なものであれば差支え
ないが、ロープ径が異なる場合にはそのロープ径
に合つたU字状溝を有する磁気探傷装置を用意し
ておかなければならない。
また複数本のロープを同時に測定する場合でも
ロープ本数の異なる分だけ磁気探傷装置を用意し
なければならない。
ロープ本数の異なる分だけ磁気探傷装置を用意し
なければならない。
このような不都合をなくすために、第8図及び
第9図に示すように、測定ロープ2の条件(径、
本数、ロープ間隔等)に合つた検出部18,19
を設け、これを共通の検出本体20に着脱自在に
取付けるようにするのである。ここで検出本体2
0は第2図における磁極鉄心7A,7Bの高さの
約半分、励磁コイル8A,8B、検出鉄心9の高
さの約半分、検出コイル10、継鉄11を備えた
ものであり、これに対し検出部18,19は前記
各鉄心の残りの半分を備えており、その配置は検
出本体20と検出部18あるいは19を接合した
際に各鉄心同志が合致するようにする必要があ
る。
第9図に示すように、測定ロープ2の条件(径、
本数、ロープ間隔等)に合つた検出部18,19
を設け、これを共通の検出本体20に着脱自在に
取付けるようにするのである。ここで検出本体2
0は第2図における磁極鉄心7A,7Bの高さの
約半分、励磁コイル8A,8B、検出鉄心9の高
さの約半分、検出コイル10、継鉄11を備えた
ものであり、これに対し検出部18,19は前記
各鉄心の残りの半分を備えており、その配置は検
出本体20と検出部18あるいは19を接合した
際に各鉄心同志が合致するようにする必要があ
る。
前記説明において各鉄心と継鉄とは夫々別体で
あるが、これらを一体のE字状鉄心で形成しても
よく、この場合製作工数が低減でき継目がないの
で鉄心内の磁気抵抗を低減できる。一方、両磁極
6A,6Bは鉄心と励磁コイルとよりなるが、こ
れを永久磁石と置換して用いることも可能であ
る。
あるが、これらを一体のE字状鉄心で形成しても
よく、この場合製作工数が低減でき継目がないの
で鉄心内の磁気抵抗を低減できる。一方、両磁極
6A,6Bは鉄心と励磁コイルとよりなるが、こ
れを永久磁石と置換して用いることも可能であ
る。
また前記実施例はワイヤーロープの損傷検出に
ついて説明したが、磁性材よりなる線状体、棒状
体、板状体の損傷検出にも適用できるのは勿論で
ある。
ついて説明したが、磁性材よりなる線状体、棒状
体、板状体の損傷検出にも適用できるのは勿論で
ある。
以上説明したように、本発明によれば、簡素な
構成で、使用条件の制限を受けることなく、か
つ、被測定個所を常に同一条件に保持させること
が可能となり、使用時の安全が確保されると共
に、安定した測定結果を得ることのできるワイヤ
ーロープの磁気探傷装置を実現させることができ
る。
構成で、使用条件の制限を受けることなく、か
つ、被測定個所を常に同一条件に保持させること
が可能となり、使用時の安全が確保されると共
に、安定した測定結果を得ることのできるワイヤ
ーロープの磁気探傷装置を実現させることができ
る。
第1図は本発明の磁気探傷装置の適用状態を示
す概略縦断側面図、第2図は本発明による磁気探
傷装置の基本構成を示す一部破断側面図、第3図
は第2図―線に沿う断面図、第4図は本発明
による磁気探傷装置での損傷検出状態を示す概略
図、第5図は第4図による漏洩磁束と発生電圧と
の関係を示す特性図、第6図は第4図により検出
された記録波形図、第7図は磁気探傷装置の外観
を示す斜視図、第8図及び第9図は夫々磁気探傷
装置の検出部と検出本体との着脱位置を示す正面
図である。 2…ワイヤーロープ、6A,6B…磁極、9…
鉄心、10…検出コイル、11…継鉄。
す概略縦断側面図、第2図は本発明による磁気探
傷装置の基本構成を示す一部破断側面図、第3図
は第2図―線に沿う断面図、第4図は本発明
による磁気探傷装置での損傷検出状態を示す概略
図、第5図は第4図による漏洩磁束と発生電圧と
の関係を示す特性図、第6図は第4図により検出
された記録波形図、第7図は磁気探傷装置の外観
を示す斜視図、第8図及び第9図は夫々磁気探傷
装置の検出部と検出本体との着脱位置を示す正面
図である。 2…ワイヤーロープ、6A,6B…磁極、9…
鉄心、10…検出コイル、11…継鉄。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 長手方向に走行するワイヤーロープに対して
磁極面が対向するようにし、かつ、それぞれ前記
磁極面の極性が互いに異極となるように第1の磁
極と第2の磁極を所定間隔で配置し、この第1の
磁極と第2の磁極の前記ワイヤーロープとの非対
向側を継鉄で接続すると共に、前記継鉄の中央基
部に前記ワイヤーロープと対向するように検出鉄
心を接続して、この検出鉄心の周囲に検出コイル
を巻装してなるワイヤーロープの磁気探傷装置に
おいて、前記第1の磁極と前記第2の磁極及び前
記検出鉄心の前記ワイヤーロープに対向する側に
は夫々前記ワイヤーロープを収容する溝を有し、
この溝の深さは、前記ワイヤーロープの前記長手
方向に直角な断面上で、当該ワイヤーロープが前
記溝から突出しない深さ以上に形成されていると
共に、前記第1の磁極と前記第2の磁極を、その
間隔が当該ワイヤーロープの撚りピツチの整数倍
になるようにして配置したことを特徴とするワイ
ヤーロープの磁気探傷装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記溝に低
摩擦の絶縁材を配設したことを特徴とするワイヤ
ーロープの磁気探傷装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5166180A JPS56148052A (en) | 1980-04-21 | 1980-04-21 | Electromagnetic flaw detector for continuous magnetic material |
| US06/256,107 US4427940A (en) | 1980-04-21 | 1981-04-21 | Electromagnetic inspecting apparatus for magnetizable wire rope |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5166180A JPS56148052A (en) | 1980-04-21 | 1980-04-21 | Electromagnetic flaw detector for continuous magnetic material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56148052A JPS56148052A (en) | 1981-11-17 |
| JPH0149897B2 true JPH0149897B2 (ja) | 1989-10-26 |
Family
ID=12893051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5166180A Granted JPS56148052A (en) | 1980-04-21 | 1980-04-21 | Electromagnetic flaw detector for continuous magnetic material |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4427940A (ja) |
| JP (1) | JPS56148052A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006071603A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Toshiba Elevator Co Ltd | ロープ探傷装置 |
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