JPH01500188A - ヘパトーム由来成長因子 - Google Patents

ヘパトーム由来成長因子

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JPH01500188A JP62502601A JP50260187A JPH01500188A JP H01500188 A JPH01500188 A JP H01500188A JP 62502601 A JP62502601 A JP 62502601A JP 50260187 A JP50260187 A JP 50260187A JP H01500188 A JPH01500188 A JP H01500188A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘパドーム由来成長因子 技術分野 本発明は、ヘパドーム細胞からの腫瘍由来内皮細胞成長因子(ヘパドーム由来成 長因子)の均一な精製法に関する。本発明は、脈管形成の制御及び癌性肝腫瘍の 検出におけるヘパドーム由来成長因子の用途にも関する。
背景技術 内皮細胞成長因子とは、脈管形成、即ち新しい血管の成長を誘導する拡散性タン パク質分裂促進物質(ミトゲン)である。マシアグら、サイエンス、第225巻 、第932−935頁、1984年(Maciag et al、、5cien −ce 225:932−935(1984)) 、正常な組織にあっては、内 皮細胞分裂促進因子は創傷治癒をはじめとする様々な生理学的機能にとって重要 である。腫瘍の脈管形成は、成長因子が腫瘍細胞によって放出される場合に生じ る。成長因子は、周囲組織から固体腫瘍中への新しい血管の成長を誘導する。腫 瘍中への新血管の増殖によって、その継続的な生育のために必要な栄養を供給す る。
脈管形成現象を解明することができれば、腫瘍の無制限的な増殖の制御及び脈管 系疾患の治療に際して有効に適用することができるようになる。しかも成長因子 は、損傷組織又は移植組織の血管新生のための有効な用途を有している。
脈管形成を解明するために、正常組織から内皮細胞成長因子が単離されている。
1つの単離された内皮細胞成長因子は線維芽細胞成長因子(FGF)であって、 これは下垂体及び脳双方の細胞中にみられる正常内皮細胞分裂促進物質である。
FGFは最近になり均一に精製された。ウシ脳由来FGFのアミノ末端配列は、 デー・ゴスポダロウィクツら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ −・オブ・サイエンスUSA、第81巻、第6963頁、1984年(D、Go spodarovicz et at、。
Proceeding of National Academy of 5c ience USA 81:8963(1984))で報告されている。ヒト脳 由来FGFの完全アミノ酸配列は、ギメネツーガレゴ(Glmenez−Cal  Ie−go)ら、サイエンス、第230巻、第1385−1389頁、198 5年に記載されている。ウシ下垂体FGFアミノ末端配列は、ボーレン(Boh len)ら、プロシーディング・オブ・ナショナル番アカデミーΦオブ・サイエ ンスUSA、第81巻、第5364頁、1984年に記載されている。ウシ下垂 体細胞由来FGFの完全アミノ酸配列は、エシュ(Esch)ら、プロシーディ ング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンスUSA、第82巻、第 6507頁、1985年で報告されている。ヒト脳FGFのアミノ末端配列は、 ボーレンら、ジャーナル・オブ参セルラー豐バイオケミストリー、第9a増刊号 、第133頁、1985年(Boh I enら、Journal or Ce 1lular Biochemlstry、Supplement 9a:13 3(1985))に記載されている。ヒト脳FGFの2種の型のアミノ末端配列 は、ボーレンら、フエデレーション・オブφヨーロピアン・バイオケミカル・ソ サエティーズΦレターズ、第185巻、第177頁、1985年(Boh−Ie n et al、、Federation of European Bioc hemical 5oc−1eties Letters 185:177(1 985))で報告されている。
シンク(Shlng)ら、サイエンス、第223巻、第1296−1299頁、 1984年は、悪性軟骨腫瘍からの軟骨肉腫由来の成長因子の分離及び仮積製に ついて報告している。シンクの研究では、この因子を単離した後、それはバイオ レックス70 (BioRex 70)陽イオン交換カラムに付された。次いで バイオレックス70クロマトグラフイーにより得られる成長因子活性ピークはヘ パリン・セファロースカラムに付された。
発明の説明 ヘパドーム細胞からヘパドーム由来成長因子(HDGF)がシンクらの前記の文 献で記載されているように分離され、かつ二工程のバイオレックス70アフイニ テイークロマトグラフイー及びヘパリン−セファロースカラムに付された。その 場合に本発明者は、二〇二工程プロセスで得られるHDGF物質が残念ながら不 完全な純粋であるにすぎないことを発見した。この二工程プロセスにおけるこの 問題を発見した後、本発明者は次いでHDGF活性を有しかつ実質上タンパク質 性不純物を含有しない物質を提供するという新たな問題を解決した。
したがって本発明は、ヘパドーム細胞からの腫瘍由来内皮細胞成長因子の均一な 精製法に関し、かかるヘパドーム由来成長因子は分子量約18,000ドルトン 未満のいかなるタンパク質性不純物も実質上含有していない。
更に本発明は、ヘパドーム由来成長因子の同定及びその特性づけにも関する。し かも本発明はへパトーム由来成長因子の用途にも関する。
本発明者はへバトーム細胞からの腫瘍由来内皮細胞成長因子を均一に精製した。
均一なヘパドーム由来成長因子(HDGF)は、逆相HPLCクロマトグラフィ ーにより得られる生物学的活性ピークによって特徴付けられる。本発明者は、ヘ パドーム由来成長因子(HDGF)が構造上線維芽細胞成長因子(F G F) と類似していることを発見した。HDGF及びFGF間の相同性は、脈管形成及 びある種の脈管系疾患を解明かつ制御する上で密接な関連性を有している。
図面の簡単な説明 第1図は、BALB c/3T3細胞におけるDNA合成(白丸)及び毛細血管 内皮細胞の増殖性(黒丸)の促進能力に関するヘパリン−セファロース精’JJ  HD F Gの様々な溶出画分についての評価結果のグラフ図である。
インセットは生物学的活性画分の5DS−PAGE及び銀染色分析の結果を表わ し、活性画分の分子量が約18.5キロドルトンであることを示している。
第2図は、BALB c/3T3細胞におけるDNA合成(白丸、左縦軸)及び 毛細血管内皮細胞の増殖性(黒丸、左縦軸)の促進能力に関する、0.1%トリ フルオロ酢酢酸中上セトニトリル/イソプロパツール50/ 50 v/v)の 0〜6096直線勾配(右縦軸)による逆相HPLCヘパリンーセファロースカ ラムからのHDGFの1ml溶出画分(横軸)についての評価グラフ図である。
インセットは生物学的活性画分のSDS −PAGE及び銀染色分析の結果を表 わし、活性画分の分子量が約18,500ドルトンであることを示している。
第2図では溶出画分の214nmにおけるUV吸光度も示している。
第3A図は、BALB c/3T3細胞におけるDNA合成(黒丸、左縦軸)及 び免疫ドツトアッセイにおける免疫反応性(白丸、左縦軸)の促進能力に関する 、0.1%トリフルオロ酢酢酸中上セトニトリル/イソプロパツール50150  v/v)の0〜60%直線勾配による逆相HPLCヘパリンーセファロースカ ラムからのHDGFの1ml溶出画分(横軸)についての評価結果のグラフ図で ある。免疫ドツトアッセイにおいて、“ドツト”の強度は反射濃度測定法により 調べられ、0(免疫反応なし、反射率100%)〜1(最大免疫反応、反射率0 %)の任意スケールでプロットされた。
第3B図は、バイオレックス及びヘパリン−セファロースクロマトグラフィーで 精製された(第1及び3列)及びバイオレックス70クロマトグラフイー単独で 精製された(第2及び4列)HDGFのウェスターンプロット分析図である。第 1及び2列はタンパク質染色されたものであり;第3及び4列は抗FGF抗血清 と共にインキュベートされたものであって、第3A図で記載されているような反 射濃度測定法によって視覚化された。
第4図は、ヘパドーム由来成長因子ペプチド断片の配列とウシ線維芽細胞成長因 子及びヒト線維芽細胞成長因子のアミノ末端配列とを比較したものである。
本発明に従い、ヘパドーム細胞由来内皮細胞成長因子が均一に精製された。因子 を含有するものであればいかなる試料も、本発明に記載の方法に従い出発物質と して使用可能である。典型的には、ヘパドーム由来成長因子はヒトもしくは物質 のへパトーム又はヘパドーム細胞系から単離される。
一つの態様において、インビトロにおけるヒト腫瘍細胞(Human Tumo r Ce1ls in Vitro) 、ジエイ拳フォグ(J 、 Fogh) 編集にニーヨーク、1975年)、第115頁でジェイ・フォグ及びジー・トレ ンプ(G、Tre−mpe)により記載されたヒトへバトーム細胞系5K−HE PIが、因子を単離するための出発物質として使用された。他の出発物質源もヘ パドーム由来成長因子を得るために使用可能であることは、当業者であれば理解 しうるであろう。このヒトへバトーム細胞系5K−HEP1は浮遊培養により増 殖せしめられた。大半の増殖因子活性は、条件培地よりもむしろ細胞と関連があ ることが見出された。したがって、ヘパドーム細胞はHDGFを回収するために 凍結、解凍及びホモゲナイズの連続によって溶解された。
単離された粗製HDGFは、バイオレックス70陽イオン交換及びヘパリン−セ ファロースアフィニティークロマトグラフィーを用いる組合せクロマトグラフィ 一工程にまず付された。これらの精製工程は、シンクらによりサイエンス、第2 23巻、第1296−1299頁、1984年に記載された操作法に従った。粗 製へパトーム溶解物はバイオレックス70に付され、HDGFは0.6M Na C1で溶出せしめられた。活性画分はプールされ、ヘパリン−セファロースカラ ムに直接材された(第1図)。3T3細胞DNA合成〔トーマス・ケー・ニーら 、ジャーナル・オブ・バイオロジカルφケミストリー、第255巻、第5517 頁、1980年(Tho−mas、に、A、、et al、、Journal  of Biological ChelIistry255:5517(198 0)) )及び毛細血管内皮細胞増殖性〔クラゲスプラン・エム(KIagsb run、M)ら、プロシーディング會オブΦナショナル・アカデミ−・オブ・サ イエンスUSA、第82巻、第805頁、1985年〕を促進させる両分の能力 に関して測定した場合に、成長因子活性の1つのピークは約1.8M NaC1 で溶出した。
5DS−PAGE及び銀染色による活性画分の分析では、分子量約18.500 ドルトンのバンドの存在を示した(第1図、インセット)。HDGFは約5単位 /ngの特異的活性を有し、約1ng/mlで細胞増殖を促進した。成長因子活 性の単位は、3T3細胞におけるDNA合成の最大刺激の半分まで促進させるた めに必要な成長因子濃度として規定された。約2〜4X104個のへバトーム細 胞はHDGFI単位を含有することが見出された。HDGF回収率は約30%で あった。
前記二工程クロマトグラフィーの適用により腫瘍成長因子を精製しうろことが既 に報告されていた(シンクら、前出)。しかしながら、本発明者は、この組合せ 法により得られるHDGF物質が均一ではなく、HDGF及びタンパク質性不純 物の混合物であることを発見した。
HDGF 5DS−PAGEゲルに二工程クロマトグラフィーによる物質が充填 された場合に、ゲルブロフィールでは分子量3.000〜10,000ドルトン 間で多量のタンパク質不純物の存在を示した。HDGF物質が二工程クロマトグ ラフィープロセスによって均一に精製されていないことを発見した後、本発明者 はHDGF活性を有しかつタンパク質性不純物を真に実質上含有しない物質を提 供しようとする新たな問題に注力した。
ヘパリン−セファロース精製物質は、C3バツキング装備逆相高圧液体クロマト グラフィー(HP L C)カラムに注入され、アセトニトリル勾配下0.1% トリフルオロ酢酸(T F A)で溶出させた。逆相クロマトグラフィーの結果 、有機物含有率32〜37%(アセトニトリル:イソプロパノール50 : 5 0 v/v)で溶出する生物学的活性HDGFは2つのピークに部分解離した。
第2図で示されているように、両分34〜37の生物学的に活性な右側のピーク は均一なHDGFを表わす。このように、ヘパリン−セファロース精製後、HD GFを逆相HPLCカラムに付すことによって、HDGFは均一に精製される。
当業界で公知のように、上記条件下での逆相HPLCの結果、少なくともタンパ ク質が部分的に変性される。
生物学的活性を回復させるために、変性HDGFは、中和緩衝液を添加すること によりHDGF含有溶出液を中和させる等の、当業界で公知の手段に従い復元さ せることができる。あるいは、逆相クロマトグラフィ一工程中においでHDGF の生物学的活性を保護するために、Na HPO/NaH2PO4又は酢酸ナト リウム/酢酸のような二成分緩衝液が使用されてもよい。他の適切な緩衝液も当 業界で公知であり、本発明において使用可能である。HDGFの工業的もしくは 大規模な精製又は分離技術の場合にも、同様の条件が有機溶媒濃度の段階的増加 に関して適用しうる。同様の条件下、有機及び水性の組成は、組成を変化させて 勾配をかけることとは対照的に、一定に保たれる。
画分34〜37の、第2図における生物学的活性の右側のピークで表わされるH DCFは次いで濃縮され、アミノ酸配列情報を得るために用いられる。
本明細書で用いられる“実質上純粋な”又は“実質上精製された°とは、天然状 態では通常因子と結合している化合物をいずれも実質上含有していない、即ち他 のタンパク質及び炭水加物もしくは脂質成分を含有していないHDGFを表現す るために用いられる。この用語は更に、当業者で用いられる1以上の純粋又は均 一特性でもって均一な因子を表現するためにも用いられる。例えば、実質上純粋 なHDGFとは、以下のようなバラメーター二押ち分子量、クロマトグラフィー 技術、アミノ酸組成、アミノ酸配列、封鎖もしくは未封鎖N−末端、HPLC溶 出プロフィール、生物学的活性及び他のパラメーターに関して標準的実験偏差内 の一定かつ再現性のある特性を示している。しかしながら、この用語は因子と他 の化合物との人工又は合成的混合物を除外する意味ではない。
特に本明細書で用いられる“実質上純粋な”、“実質上精製された°又は“実質 上含有しない°という語は、HDGFと結合するタンパク質性不純物を実質上含 有せず、しかもHDGFが分子量約18,000ドルトン未満のタンパク質性物 質を実質上含有しないように均一に精製されたHDGFを表現するために用いら れる。
構造相関関係は、腫瘍由来内皮細胞成長因子たる本発明のへパトーム由来成長因 子、及びギメネツーガレゴら、サイエンス、第230巻、第1385−1389 頁、1985年;ビー・ボーレンら、ジャーナル・オブ・セルラー・バイオケミ ストリー、第98増刊号、第133頁、1985年;デー・ゴスボダロウィクツ ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンスUS A、第81巻、第6963頁、1984年;ピー拳ボーレンら、プロシーディン グψオブ・ナショナル・アカデミ−争オブ・サイエンスUSA、第81巻、第5 364頁、1984年;エシュ(Esch)ら、プロシーディング・オブφナシ ョナル・アカデミ−・オブ拳すイエンスUSA、第82巻、第6507頁、19 85年に記載された正常組織内皮細胞成長因子たる線維芽細胞成長因子(F G  F)の間で比較された。
第4図に示されたウシFGFのアミノ酸15個のアミノ末端配列に相当する合成 ペプチドが免疫原性担体キーホールカサガイ(Keyhole 11+1pet ) ヘモシアニン(K L H)と複合化せしめられ、ウサギに注射された。
産生せしめられたポリクローナル抗体は、逆相C3カラムでのHPLC精製後に 、HDGFとの交差反応性について試験された(第3A図及び第3B図)。カラ ムから溶出せしめられた画分は、成長因子活性、及び免疫ドツトプロット試験に よる抗FGF抗血清との交差反応性に関して試験された(第3A図)。生物学的 活性HDGFを含有する画分のみが抗FGF抗血清と交差反応することが判明し た。
HDGFに関する抗FGF抗血清の交差反応性は、“ウェスターンプロット”ア ッセイの適用によって更に分析された(第3B図)。HDGFの粗製及び均一な 双方の製品が5DS−PAGEによって電気泳動に付され、タンパク質は電気泳 動による移動によってニトロセルロース上にプロットされた。移動したタンパク 質はタンパク質染色され(第1列及び第2列)、抗FGF抗血清と共にインキュ ベートされた(第3列及び第4列)。精製された分子量18,500のHDGF  (第1列)は合成FGFに対して産生された抗血清との免疫反応性を明らかに 有していた(第3列)。抗血清は、粗タンパク質混合物中のHDGFを検出しう る効力に関して高度に特異的であることが示された。HDGFの粗製品(第2列 )中に存在する多数のタンパク質の中で、分子量約18.000〜19,000 のポリペプチドニ量体のみが抗FGF抗血清との免疫反応性を明らかに有してい た(第4列)。二量体の性質は明確ではないが、粗製品中に様々な形のHDGF が存在していることを示唆している。
HDGFはFGFのアミノ末端配列と相同的な配列を有していることは、抗体実 験から結論付けることができる。しかしながら、FGFのアミノ末端配列がHD GFのアミノ末端と同一であるか否かについては、これらの実験からは定かでは ない。したがって、HDGFは大量に精製されて、アプライドφバイオシステム ス470A0セクエネータ−(AppHed Biosystems 470A  5equena−tor)によってそのアミノ酸配列を決定する試みがなされ た。HDGF5nsoles (約100μg)が配列分析に用いられた場合に 配列データは得られなかったが、HDGFがN末端アミノ酸で封鎖されているこ とを示唆した。本ケースにおいて得られた結果は、HDGF及びFGFのN末端 領域が異なることを示唆した。
即ち、HDGFはトリプシンで切断され、断片はHPLCフェニル逆相カラム〔 セバレーションズ・グループ(Separatlons Group)、ヘスペ リア(Hesperla)、カリフォルニア〕で分離された。いくつかの断片が 配列決定された。配列のうち1つはIeu−pro−ala−1eu−pro− glu−X−gly−ala−phe−pro−pro−gly (Xは未確認 のアミノ酸部分である)であることが判明した。このヒトHDGF配列とウシ及 びヒトFGFのアミノ末端配列との比較は、第4図で示されている。その3番目 のアミノ酸残基(p r o)からみていった場合に、HDGF断片の配列はウ シFGFのアミノ酸15個のアミノ末端配列と相同的であることが判明した。H DGF配列は、ヒトFGFがその6位にglu残基を有していることを除き、ヒ トFGFと同様の相同性を示している。HDGFはその中にFGFのアミノ酸1 5個の末端配列を有していることが、配列データから結論付けられた。しかしな がらHDGFにおいて、この配列は内部的なものであって、アミノ末端側に少な くとも更に2個のアミノ酸を有している。しかもHDGFのN末端における封鎖 性は、HDGFが、アミノ末端FGF配列のN末端側に更に2個より多いアミノ 酸を有していることを示唆している。
HDCFに関するN末端延長配列は次のアミノ酸配列を含む: (a 1 a/s e r) −(1eu/a rg) −p ro −(al a/gly)−(leu/pro)−ala−gly−thr−met−ala −(ala)−gly−ser −(Lsoleu)−thr−thr−1eu 。
抗体の交差反応性及びタンパク質配列データは、HDGF及びFGF間にある程 度の構造的相同性があることを明確にしている。バイオレックス70及びヘパリ ン−セファ0−スによるクロマトグラフィー的挙動の如き他の性質における強度 の類似性も、構造的相同性を裏付けている。
HDGF及びFGF間の相同性は、脈管形成及びその制御のメカニズムに関して 密接な関連性を有している。
腫瘍由来内皮細胞成長因子及びFGFの双方は脈管形成を誘導する。HDCF及 びFGF間の構造的相同性は、構造類似タンパク質が腫瘍誘導性脈管形成及び正 常な増殖中に生じる脈管形成の双方に関与しうろことを示唆している。したがっ て、腫瘍の導管化は天然タンパク質の異常産生に起因している可能性がある。
■、ヘパドーム由来成長因子の用途 実質上精製されたヘパドーム由来成長因子は、いくつかの分野において臨床的利 用性を有している。HDGFは抗体産生を促進させるために使用することができ る。
しかも、免疫原性でかつ免疫特異性である実質上精製されたHDGFのペプチド 断片も、抗体を産生させるために使用しうる。
特に重要なものは下記式のHDGFペプチドである:〔上記式中、RはCys− CO−R2、OH10M又は−NR3R4である; Mは薬学上許容される陽イオン又は低級(C1−06)分岐状もしくは非分岐状 アルキル基である;R、R及びR4は同一でも異なっていてもよく、水素及び低 級(C,−C6)分岐状もしくは非分岐状アルキル基からなる群より選択される ;及びXは第4図に記載されているような免疫原性かつ免疫特異性のHDGFペ プチド断片又はHDGFの他の免疫原性かつ免疫特異性のペプチド断片である〕  ;2) その酸付加塩;及び 3)その保護又は部分的保護誘導体。
当業界で公知のように、アミノ酸残基は適切なアミノもしくはカルボキシル保護 基を用いたそれらの保護型であっても又は未保護型であってもよい。
使用される陽イオンMは、アルカリもしくはアルカリ土類金属陽イオン(即ち、 Nas K、L ix 1/2Ca。
1 / 28 a等)又はアミン陽イオン〔即ち、テトラアルキルアンモニウム 、トリアルキルアンモニウム(アルキルはC1−012である)〕である。
様々な鎖長のペプチドは、遊離アミン(N末端)でもその酸付加塩の形であって もよい。通常の酸付加塩はハロゲン化水素酸塩、即ちHBr、HI又は、更に好 ましくはHCIである。
HDGFの免疫原性かつ免疫特異性のペプチド断片は、当業界で公知の手段によ り調べることができる。例えば、HDCFはペプチド断片に切断されて、ペプチ ド断片のアミノ酸配列が決定される。好まI7い態様において、ペプチド断片は 、参考のため本明細書に組込まれるメリフィールド費ジャーナルΦオブ伊アメリ カン−ケミカル・ソサエテー、第85@、第2149頁、1962年(Merr lfield、journal of American Chemlcal  5oc1ety85:2149(1982) )及びスチコ、ワード及びヤング 、固相ペプチド合成(フリーマン、サンフランシスコ、1969年)、第27− 62頁[5tevart and Young、in 5olidPhase  Peptide 5ynthesis(FreeIIan、 San Fran cisco。
1989)pp−27−62)に記載された周知の同相合成法によって合成され る。次いで、様々なペプチド断片は、免疫原性(物質に体液性免疫応答誘起能を 付与する性質及び物質がこの性質を有している度合)及び免疫特異性(免疫応答 によりてHDGF又はHDCFペプチド断片との結合が誘起される抗体の能力) を調べるために評価される。
しかる後これらのペプチド断片は、ペプチド断片の抗体産生促進能を評価するこ とにより、免疫原性及び免疫特異性を調べるために当業者で公知の方法において 使用される。
抗体を産生させるために、HDGF又はペプチド断片は、当業界で周知かつ常用 される方法を適用して、アルブミン又はキーホールカサガイヘモシアニン(K  L H)のような担体タンパク質に結合させてもよい。更に、HDGF又はペプ チド断片は免疫学的に不活性又は活性な担体と混合させてもよい。免疫応答を促 進又は誘起する、フロイント完全アジュバントのような担体も使用可能である。
抗原性物質(HDGF又はペプチド断片−担体タンパク質複合体)は、抗体が産 生されるべき動物の免疫系中に導入される。周知の技術により産生せしめられ、 HDGF又はHDGFの免疫原性ペプチド配列に応答して生ぜしめられたポリク ローナル抗体及びモノクローナル抗体はいずれも様々な方法において使用するこ とができる。
これらの抗体は、ヘパドーム由来成長因子を同定かつ定量するための免疫アッセ イにおいて使用可能である。
本発明の範囲内に属する免疫アッセイには、酵素結合イムノソルベントアッセイ (ELISA)の競合アッセイ法及びサンドイツチ法の双方が含まれる。これら のアッセイ法は当業界で周知であって、例えばボラ−ゆニーら、酵素結合イムノ ソルベントアッセイ(ELISA)、(ダイナチック・ヨーロッパ、1979年 ) (Voller。
^、et al、、The Enzyme Llnked Immunosor bent As5ay(ELISA) 、(Dynatech Europe  1979))に記載されている。
当業者であれば理解しうるように、これら免疫診断アッセイの適用に際しては、 HDGF又はHDGFの免疫原性ペプチド断片に応答して産生された抗体を必要 とする。
更にアッセイでは、ペプチド断片及び抗体を検出可能に標識しておくことを要す る。抗体を産生させかつペプチド断片及び抗体を検出可能に標識しておくための 技術は当業界で周知であって、当業者であれば知っているであろう。
しかも、本発明のアッセイにおいて使用される物質は、キット製造のためにも理 想的に適している。このようなキットは、バアイル、試験管等のような1以上の 容器手段を緊密に収容しうるように仕切られた運搬手段からなる。上記の各容器 は前記方法で使用される別々の要素のうち1種を含有している。
例えば、上記容器手段の1つは上記HDGFに対する抗体を含有することができ る。このような断片は、別の固相免疫吸着剤に又は直接容器内壁に結合せしめら れている。第二の容器は、検出可能に標識された抗−抗体を凍結乾燥された形で 又は溶液として含有していてもよい。
運搬手段は更に、各々が異なる既知量の抗体を含有した複数個の容器を収容して いてもよい。この場合にこれら後者の容器は標準曲線を作成するために使用され 、未知量のHDGFを含有する試料から得られた結果はこの標準曲線にあてはめ られる。
これらの抗体は、治療有効量のポリクローナル抗体又は好ましくはモノクローナ ル抗体を患者に投与することによって、肝腫瘍癌細胞(ヘパドーム)の脈管形成 に病む患者を治療するためにも使用することができる。
HDGF又はその治療用断片は、損傷組織又は移植組織をもつ患者を治療するた めに使用することができる。
これらのタイプの組織は、治癒を促進させるために導管化が必要な代表例であろ う。したがって、HDGF又はその治療用断片は、新鮮な血液の供給量の増大を 促進させるために投与することができる。典型的にはHDGF又はその治療用断 片は、中性もしくは不活性の担体及びHDGFもしくはHDGFの治療用断片を 含んでなる医薬組成物として投与される。HDGFの治療用断片は、新血管成長 を促進させうるものであれば、いかなる断片であってもよい。好ましくは、これ らの断片は、第4図に示されているようなHDCFペプチド断片である。
下記例は、本発明を実施するために用いられる物質及び方法について記載してい る。下記例はいかなる態様においても本発明を制限するようなものではない。
例 1 第1図は、ヘパドーム由来成長因子(HDGF)の単離及び部分的精製について 示している。ヒトへパトーム5K−HEP−1細胞を、ダブル−アール・トルバ ートら、バイオテクノロジー・アンド・バイオエンジニアリング、第24巻、第 1671頁、1982年(W、R,Tol−bert et al、、Blot echnoIog)’ and Bloeng1neer1ng、24:167 1(1982))で記載されているように懸濁状態で増殖させた。約5X101 1個の細胞を遠心分離によって回収した。ペレット約150m1を凍結し、解凍 し、IMNaCl、0.OIM)リスMCI、pH7,5,1500mlに再懸 濁させた。ヘパドーム細胞をウェアリング(Warl ng)ブレングー中室温 で1分間ホモゲナイズすることにより破砕した。ホモゲネートを4℃で一夜撹拌 し、しかる後25,000gで30分間遠心分離して清澄化させた。清澄な上澄 を0.015M NaC1゜0、OIM)リスEelに対して透析し、同様の緩 衝液で平衡化されたバイオレックス70〔バイオラッド(BloRad) 、2 00−400メツシーL)1750mlと4℃で一夜撹拌することにより混合さ せた。バイオレックス70を回収し、カラム(5X100cm)中に注ぎ、平衡 化用緩衝液2000m1次いで0.6M NaC1,0、OIM)リスHCI、 pa7.5.2000m1により4℃において流速60m1/hrで洗浄した。
画分を回収し、ケー・ニー・トーマスら、ジャーナル・オブーバイオロジカル・ ケミストリー、第255巻、第5517頁、1980年及びエム拳クラゲスプラ ンら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンスU SA、第82巻、第805頁、1985年で前記したように、BALB/c 3 T3細胞におけるDNA合成及び毛細血管内皮細胞の増殖性を促進させる能力に ついてモニターした。HDGF含有Ii分をプールしくエム争クラゲスプランら 、プロシーディング・オブφナショナル舎アカデミーΦオブ・サイエンスUSA %第82巻、第805頁、1985年の定義によると1.5×106成長因子活 性単位:約300m1)0.6M NaCl、0.OIM)リスHCI、pH7 ,5、で平衡化されたヘパリン−セファロースカラム〔ファルマシア(Phar macia)、2X13cm、40m1)に直接材した。平衡化用緩衝液200 m1で洗浄後、0.6M NaC1,O,OIM)リスMCI、pH7,5、勾 配液400m1を4℃にて流速40m1/hrでカラムに供した。両分(7ml )を回収し、373細胞におけるDNA合成及び毛細血管内皮細胞の増殖性を促 進させる能力及び導電性に関して試験した。
結果は第1図に報告されているが、黒丸はカウント数(X I Q−’) /g +inで測定されたDNA合成について示しており、白丸は内皮細胞数(XIO ’)として測定された毛細血管内皮細胞増殖性について示している。第1図によ れば、両分28−32がHDCF生物学的活性のピークを証明していることがわ かる。
第1図のインセットは、両分の分子量について示している。各活性画分(28〜 31)の約10%が蒸留水に対して透析され、凍結乾燥され、SDSポリアクリ ルアミドゲル電気泳動〔レムリ、ネーチャー、第277巻、第680頁、197 0年(Lae+n11.Nature、277:680(197G)) )及び 銀染色〔オークレーら、アナライティカル・バイオケスミトリー、第105巻、 第362頁、1975年 (Oakley et al、+Analyi1ea l Biochemistry。
105:3B2(1975)))により分析された。生物学的活性なタンパク質 は約18.500の分子量を有している。
例 2 第2図はHDGFの逆相クロマトグラフィーについて示している。バイオレック ス70及びヘパリン−セファロースクロマトグラフィーの組合せによって単離か つ部分精製されたHDGF (例1)は、ベックマン(Beck園−an)モデ ル334HPLC勾配系を用いた逆相高性能液体クロマトグラフィー(HP L  C)により脱塩された。
HDGF (約400,000単位、80ug、60m1)を室温で流速1.0 ml/a+inにて別個のミニポンプ[LDC/ミニロイ(Miniroy)ポ ンプ〕を介してRPSCCBカラム(0,46x 7.5 c m、ベックマン ・インストルメン゛ソ(Beckman In5trusents)) lこ供 した。0.1%トリフルオロ酢酸(T F A)で洗浄後、0.1%TFA中ア セトニアセトニトリル/2−プロパツール/ 50 v/v)の0〜60%直線 勾配液60m1を流速0.5ml/winでカラムに供し、画分(1ml)を回 収した。生物学的活性の測定のために、各画分の一部を、pHを中性化させるた めに血清アルブミン1mg/mlを補充したリン酸緩衝液で約20倍に直ちに希 釈した。結果は第2図に報告されている。黒丸は373細胞におけるDNA合成 の促進性を示している。白丸は毛細血管内皮細胞の増殖促進性を示している。第 2図のインセットは、生物学的活性画分の分子量が約18.500ドルトンであ ることを示している。かかる分子量11PJ定を行なうために、画分32〜37 をプールし、スピードバック・コンセントレータ−(Speedvac con c−entrator) (サバント・インストルメンツ(Savant In −5trusents))中で乾燥した。HDGF約800ngを5DS−PA GE及び銀染色によって分析した。
例 3 第3図は、ウシFGFのアミノ末端配列に対して産生された抗体によるHDGF の免疫検出について示している。ウシFGFのアミノ末端側の15個のアミノ酸 (デー・ゴスボダロウィクツら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデ ミ−・オブ争すイエンスUSA、第81巻、第6963頁、1984年)に相当 するペプチドを、自動アプライド・バイオシステムス430を用いてメリフィー ルドの固相法〔アール・ビー・メリフィールド、ジャーナル・オブ争アメリカン ・ケミカル番ソサエテー、第85巻、第2149頁、1963年(R,B。
Merrlfield、Journal of Amerlcan Chemi cal 5ociety、85 :2149(1963)) )によって合成し た。ペプチド合成されたt−ブトキシカルボニル(Boa)−glyをヒドロキ シメチル−フェニルアセドアミツドメチル(phenylaee−t、aiin odollethy+) (Pam) −ポリスチレン樹脂に結合させ、ペプチ ドの組立てをBoa−アミノ酸〔ベニンシュラ・ラボラトリーズ(Penins ula Laboratories)を用いて行ない、Boc−pro−ala −1eu−pr。
−glu−asp (OBzl)−giy gly−s e r −(OBz  l) −g 1 y−a 1 a−phe −pro−pro−gly−OCH 2−Pam−樹脂1gを製造した。樹脂(0,97g)をp−クレゾール1.0 rnl及びp−チオクレゾール1.0gの存在下0℃で1時間無水フッ化水素1 .0mlで処理し、ジエチルエーテル及び30%氷酢酸で抽出した。ペプチドを 1M氷酢酸で平衡化されたセファデックスG−25カラム(2,5X90cm) で脱塩し、0.1%TFA中0〜60%アセトニトリルの直線勾配をかけHPL Cヴイダック(Vydac) C4逆相カラム(0,46X 25 c m)で 分別した。合成ペプチドのアミノ酸組成はウシFGFのアミノ末端配列の組成と 一致した。合成FGFペプチドを1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ ル)カルボジイミドを用いてキーホールカサガイヘモシアニン(K L H)と 複合させた。ウサギを、完全フロインドアジュバントで乳化されたKLH−ペプ チド複合体(500μg)の複数部位皮内注射、次いで3及び6週間後における 不完全フロインドアジュバントで乳化されたKLH−ペプチド複合体200μg の皮下注射によって免疫した。二次追加免疫注射後におC′jる抗血清の力価は 、抗原として未複合化F G Fペプチドを用いたELISAアッセイで測定し たところ、約1:4000〜1 : 9000であった。
A、免疫ドツトアッセイ:HDGFは、例1に記載されたバイオレックス70及 びヘパリン−セファロースクロマトグラフィー並びに例2に記載されたC3逆相 クロマトグラフイーの組合せによって精製した。逆相クロマトグラフィー後に回 収された各画分を、3T3における成長因子活性及び免疫ドツトアッセイにおけ る免疫反応性に関して試験した。結果は第3A図に報告されているが、黒丸はB ALBc/3T3細胞におけるDNA合成を表わし、白丸は免疫反応性を表わし ている。免疫ドツトアッセイにおいて、各カラム画分2μlを蒸留水100μm で希釈し、96ウエル微量ン濾過マニホールド(バイオドツト装置、バイオラッ ド・ラボラトリーズ)ヲ介しBA−830,2μmニトロセルロース紙〔シュラ イヒア・アンド・シスエル(Schleicher and 5chu−el+ ))上でン濾過した。タンパク質“ドツト“をアフィニティー精製抗FGF抗血 清と共に(1:1500)インキュベートし、結合した免疫グロブリンをビオチ ニル化ヤギ抗ウサギ抗体、ペルオキシダーゼ複合化ストレプトアビジン及び4− クロロ−1−ナフトール基質との連続的インキュベートにより視覚化させた。“ ドツト′の強度を反射濃度測定法により調べ、0(免疫反応なし、反射率100 %)〜1(最大免疫反応、反射率0%)の任意的スケールでプロットした。
B、ウェスターンプロット分析:タンパク質を18%5DS−ポリアクリルアミ ドゲル上で電気泳動に付し、BA−83ニトロセルロ一ス紙〔トランス−プロッ トセル(Trans−Blot cell)、パイオーラッド〕に電気泳動で移 動させた。ニトロセルロース紙の各部分をタンパク質に関し“オーロダイ(Au rodye)金コロイド試薬″ 〔ジャンセン・ライフ・サイエンシス・プロダ クツUanssenLife 5ciences Pr0ducts) )で染 色するか又は抗FGF抗血清と共にインキュベートし、例3Aの免疫ドツトアッ セイで記載されているようにして視覚化させた。結果は第3B図で報告されてい る。バイオレックス及びヘパリン−セファ0−スクロマトグラフイーにより精製 されたHDGFの同型試料をタンパク質染色しく第1列)かつ抗FGF抗血清で 染色した(第3列)。バイオレックス70クロマトグラフイー単独で部分的に精 製された粗HDGFの同型試料をタンパク質染色しく第2列)かっ抗体染色した (第4列)。
例 4 第4図は、HDGFペプチド断片の配列とウシ及びヒ)FGFのアミノ末端配列 とを比較している。HDGFは、例1及び2で記載されているバイオレックス7 0、ヘパリン−セファロース及びC3逆相クロマトグラフイーの組合せによって 精製した。逆相クロマトグラフィー後、HDGF (約27μg)をスピードバ ックコンセントレータ−中で乾燥し、0.2M炭酸水素アンモニウム緩衝液0. 5mlに再懸濁し、トリプシン[クーパー・バイオメディカル(Cooper  Biomedical)]で消化し、37℃で8時間TPCK処理した(酵素対 基質比1/40 vt/wt)。消化物をスピードバックコンセントレータ−中 で乾燥し、6MグアニジンHC1,0,1%TFA0.2mlに溶解し、ヴイダ ックHPLC逆相フェニルカラム(セパレーションズ書グループ、0.46×2 5cm)に供した。トリプシン断片を流速1m1/giinで0.1%TFA中 0〜60%アセトニトリル直線勾配液120m1により分離した。ペプチドビー クを回収し、スピードバックコンセントレータ−中で乾燥し、0.5%TFA1 0.1%5DSO,1mlに溶解し、ポリブレン処理カートリッジフィルターに 供し、エム・ダブル・バンカピラーら、メソッズ・イン・エンサイモロジー、第 91巻、第486頁、1968年[MJ、Hun−kap目far et al 、、Methods 1n Enzysology、91:48B(198g) )に記載されているようにして配列分析のためにアプライド・バイオシステムス 470Aセクエネーターに供した。
HDGFの17個のアミノ酸断片の配列は第1列に示されている。(3文字に省 略された)アミノ酸残基を囲む括弧は、残基がエドマン分解サイクルにおいて優 勢的な残基であったことを示している。含まれるアミノ酸残基のない括弧は、ア ミノ酸残基が明確に確認できないことを示している。第2列は、公表されたウシ FGFのアミノ末端配列を示している〔デー・ゴスポダロウィクツら、プロシー ディング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンスUSA、第81巻 、第6963頁、1984年及びエシュら、プロシーディング・オブ・ナショナ ル・アカデミ−・オブ・サイエンスUSA、第82巻、第6507頁、1985 年〕。第3列は、公表されたヒトFGFのアミノ末端配列を示している〔ビー・ ボーレンら、ジャーナル・オブ・セルラー・バイオケミストリー(アブストラク ト)、第9a増刊号、第133頁、1985年〕。
以上十分に本発明を説明してきたが、当業者であればその精神又は範囲に影響を 与えることなく多くの変更及び改良が本発明に加えられうることは容易に明らか となるであろう。
cpm x 10−4 (−) (−一−)有り◆n4ン灯」ジ% ミ 避 ご さ く) 6 −、 −− − 9 9 ゆ 補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の7第1功昭和 62年 12月 8  日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、 特許出願の表示 PCT/US 871000793 2、発明の名称 〜くドーム由来成長因子 3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国マサチ5(ツツ州、ボストン、フルーツ、ストリート、 (バー−3)(番地ない 名 称 ザ、ゼネラル、ホスピタル、コーポレーション4、代理人 (郵便番号100) 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 5、 補正書の提出年月日 1987年9月7日 6、 添付書類の目録 (1) 補正書の翻訳文 1 通 浄仕”(″r′−ビ:二亡Y;なし) 補正された請求の範囲 13、分子量18.000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も実質上 含有しないヘパドーム由来成長因子(HDGF)の製造方法であって、1)へパ トームから粗製へバトーム由来成長因子CHDGF)を回収し; if) 3T3細胞においてDNA合成を半最大刺激に促進させるために必要な 成長因子濃度として規定される部分精製されたHDGF活性画分を得るために、 工程(1)力Sらの上記粗製HDGFを陽イオン交換に付し; 11i)HDGFを得るために、工程(II)からの上記部分精製されたHDC F活性画分をヘパリン−セファロースアフィニティークロマトグラフィーに付し :1v) 分子量約18,000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も 実質上含有していないHDGFを得るために、工程(111)からの上記HDG Fを逆相高圧液体クロマトグラフィーに付すことによって均一にHDGFを精製 する;ことからなることを特徴とする方法。
14、HDGFが約18,500ドルトンの分子量を有する、請求の範囲第13 項記載の方法。
15、最初の16個のアミノ酸が: leu−pro−ala−1eu−pro−glual)−gly−gly−x −gly−ala −phe−p ro−p ro−g 1 y(Xは未確認ア ミノ酸部分である) であるN末端アミノ酸配列を有するHDGFペプチド断片の製造方法であって、 HDGFをトリプシンで切断し、かつ断片をHPLCフェニル逆相カラムで分離 することを特徴とする方法。
16、ペプチド断片が、下記の配列を含むN末端アミノ酸延長配列: (ala/5er)−(leu/arg)−pr。
−(ala/gly)−(Ieu/pro)−ala−gly−thr−met −ala−(ala)−gly−ser−(isoleu)−thr−thr− 1eu を有する、請求の範囲第15項記載の方法。
17、請求の範囲第13項もしくは第14項記載に従い得られるHDGF又は請 求の範囲第15項もしくは第16項記載に従い得られる断片を免疫原として用い ることからなる抗体の製造方法。
18、請求の範囲第15項又は第16項記載に従い得られるHDGFの免疫原性 かつ免疫特異性ペプチド断片が使用される、請求の範囲第17項記載の方法。
19、試料中のHDGFの検出方法であって、HDGFを含有していると推測さ れる上記試料を上記HDCFに対する抗体と接触させ、かつ免疫診断アッセイ法 を用いて抗原−抗体複合体の形成を測定することによりHDGFを検出すること からなる方法。
手続補正書(方式) 昭和63年10月フ日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.分子量約18,000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も実質上 含有していないヘパトーム由来成長因子(HDGF)であって、 上記HDGFが約18,500ドルトンの分子量を有することを特徴とするヘパ トーム由来成長因子。 2.最初の16個のアミノ酸が: 【配列があります】 (上記式中、Xは未確認アミノ酸部分である)であるN末端アミノ酸配列を有す るヘパトーム由来成長因子ペプチド断片。 3.分子量約18,000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も実質上 含有していないヘパトーム由来成長因子(HDGF)であって、 上記HDGFが: i)ヘパトームから粗製ヘパトーム由来成長因子(HDGF)を回収し; ii)3T3細胞においてDNA合成を半最大刺激に促進させるために必要な成 長因子濃度として規定される部分精製されたHDGF活性面分を得るために、工 程(i)からの上記粗製HDGFを陽イオン交換に付し; iii)HDGFを得るために、工程(ii)からの上記部分精製されたHDG F活性面分をヘパリン−セファロースアフィニティークロマトグラフィーに付し ;及び iv)分子量約18,000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も実質 上含有していないHDGFを得るために、工程(iii)からの上記HDGFを 逆相高圧液体クロマトグラフィーに付すことによって均一にHDGFを精製する ;ことからなるプロセスによって得ることができることを特徴とするヘパトーム 由来成長因子。 4.請求の範囲第1項記載のヘパトーム由来成長因子を含んでなる免疫原を用い ることにより誘導される抗体。 5.請求の範囲第1項記載のヘパトーム由来成長因子の免疫原性かつ免疫特異性 ペプチド断片を用いることにより誘導される抗体。 6.請求の範囲第2項記載のペプチド断片を含んでなる免疫原を用いることによ り誘導さる抗体。 7.標識された形の請求の範囲第4項、第5項又は第6項に記載の抗体。 8.中性担体及び請求の範囲第1項記載のヘパトーム由来成長因子を含んでなる 医薬組成物。 9.中性担体及び請求の範囲第2項記載のヘパトーム由来成長因子ペプチド断片 を含んでなる医薬組成物。 10.下記式を有するペプチド: 1)H2N−X−CO−R1 〔上記式中、R1はCys−CO−R2、OH、OM又は−NR3R4である; Mは薬学上許容される陽イオン又は低級(C1−C6)分岐状もしくは非分岐状 アルキル基である;R2、R3及びR4は同一でも異なっていてもよく、水素及 び低級(C1−C6)分岐状もしくは非分岐状アルキル基からなる群より選択さ れる;及びXは請求の範囲第1項記載のヘパトーム由来成長因子の免疫原性かつ 免疫特異性のペプチド断片又は請求の範囲第2項記載のペプチド断片である〕; 2)その酸付加塩;及び 3)その保護又は部分的保護誘導体。 11.試料中のヘパトーム由来成長因子の検出方法であって、 ヘパトーム由来成長因子(HDGF)を含有していると推測される上記試料を上 記HDGFに対する抗体と接触させ、かつ免疫診断アッセイ法を用いて抗原−抗 体複合体の形成を測定することによりHDGFを検出することからなる方法。 12.下記の配列を含むN末端アミノ酸延長配列:【配列があります】 を有するヘパトーム由来成長因子ペプチド断片。 13.分子量18,000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も実質上 含有しないヘパトーム由来成長因子(HDGF)の製造方法であって、i)ヘパ トームから粗製ヘパトーム由来成長因子(HDGF)を回収し; ii)3T3細胞においてDNA合成を半最大刺激に促進させるために必要な成 長因子濃度として規定される部分精製されたHDGF活性面分を得るために、工 程(i)からの上記粗製HDGFを陽イオン交換に付し; iii)HDGFを得るために、工程(ii)からの上記部分精製されたHDG F活性画分をヘパリン−セファロースアフィニティークロマトグラフィーに付し ;及び iv)分子量約18,000ドルトン未満のいかなるタンパク質性不純物も実質 上含有していないHDGFを得るために、工程(iii)からの上記HDGFを 逆相高圧液体クロマトグラフィーに付すことによって均一にHDGFを精製する ;ことからなることを特徴とする方法。 15.HDGFが約18,500ドルトンの分子量を有する、請求の範囲第14 項記載の方法。 16.最初の16個のアミノ酸が: 【配列があります】 (Xは未確認アミノ酸部分である) であるN末端アミノ酸配列を有するHDGFペプチド断片の製造方法であって、 HDGFをトリプシンで切断し、かつ断片をHPLCフェニル逆相カラムで分離 することを特徴とする方法。 17.ペプチド断片が、下記の配列を含むN末端アミノ酸延長配列: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第16項記載の方法。 18.請求の範囲第13項もしくは第14項記載に従い得られるHDGF又は請 求の範囲第16項もしくは第17項記載に従い得られる断片を免疫原として用い ることからなる抗体の製造方法。 19.請求の範囲第16項又は第17項記載に従い得られるHDGFの免疫原性 かつ免疫特異性ペプチド断片が使用される、請求の範囲第18項記載の方法。 20.試料中のHDGFの検出方法であって、HDGFを含有していると推測さ れる上記試料を上記HDGFに対する抗体と接触させ、かつ免疫診断アッセイ法 を用いて抗原−抗体複合体の形成を測定することによりHDGFを検出すること からなる方法。
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EP0241830A3 (en) 1990-01-10
EP0241830A2 (en) 1987-10-21
WO1987006239A1 (en) 1987-10-22

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