JPH0150079B2 - - Google Patents
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- JPH0150079B2 JPH0150079B2 JP2967682A JP2967682A JPH0150079B2 JP H0150079 B2 JPH0150079 B2 JP H0150079B2 JP 2967682 A JP2967682 A JP 2967682A JP 2967682 A JP2967682 A JP 2967682A JP H0150079 B2 JPH0150079 B2 JP H0150079B2
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- resistor
- casing
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- lightning arrester
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Description
本発明は避雷器地絡防止器に関する。さらに詳
しくは、何らかの事情により避雷器が故障して漏
洩電流が生じたとき、その漏洩による停電などの
事故を回避するために避雷器からの地絡回路を遮
断すると同時に避雷器が故障していることを表示
する器具に関する。 落雷または異状サージによる配電線や配電設備
などの破損を防止するために、配電線には通常避
雷器が配備されている。しかしながら避雷器が耐
量以上の雷によつて破損したり、風雨のために劣
化したばあい、避雷器から電流が漏洩して地絡
し、停電などの事故を惹き起すことがある。そう
した事故を防止するために、地絡電流が発生する
と避雷器の地絡回路を遮断する器具を避雷器に配
備することが望ましい。 高圧の配電線方式として国内では、通常非接地
方式が採用されている。この方式の電線路におい
て流れる地絡電流は接地方式に比してきわめて微
少(約100mA〜15A程度)であり、そのため非
接地方式にも適用できる従来の避雷器地絡防止器
には火薬の爆発エネルギーを利用した動作方式が
用いられているものが多い。その構造および動作
原理を第1図および第2図により簡単に説明す
る。 無機絶縁套3の上面中央部に避雷器側端子8を
取付け、該端子8の下方に設けたフランジ8aと
電気的に接続された円筒形の抵抗体5の内側にカ
プセル薬品筒7aを装填し、その上面が前記フラ
ンジ8aとの間に放電間隙6を抵抗体と並列に形
成するように構成されている。 火薬7を入れたカプセル薬品筒7aの下部は栓
7bによつて密封され、栓7bの下端は絶縁カバ
ー4の底部中央を貫通するように設けられている
接地側端子9と接続され、前記絶縁カバー4は無
機絶縁套3の下方に嵌合してある。 避雷器1が正常に作動している間は、抵抗体5
の抵抗値が高いため抵抗体5には電流は流れず、
雷電流は抵抗体5と並列に設置された放電ギヤツ
プ6間で放電して避雷器地絡防止器は動作しな
い。避雷器に異常が生ずると漏洩電流が抵抗体5
を流れて抵抗体が発熱し、その熱によつてカプセ
ルの内圧が急上昇し、絶縁套3を脱離せしめ、避
雷器回路を切離すると同時に避雷器の異常を表示
するのである。 このように従来の地絡防止器では、微少電流に
より動作せしめるため火薬などを使用し、その火
薬の爆発エネルギーをケーシングの分離、すなわ
ち避雷器回路の切離し推力として利用しているの
である。 しかしながら火薬を使用するため安全性の面で
とくに注意を要し、また製造や取扱い上の制約が
大きく、価格の点でも不利であるなどの欠点があ
つた。 本発明者らは以上の現状に鑑み、火薬を使用せ
ずとも微少電流に感応して速やかに地絡回路を遮
断することのできる地絡防止器を提供するべく鋭
意研究を重ねた結果、ハウジングの構成部材間の
係止をホツトメルト接着剤を用いて行ない、地絡
電流の通電による抵抗体の発熱によりホツトメル
ト接着剤を融解せしめて構成部材間の係合を解除
すると共に、分離プロモータの助けによりハウジ
ングの2個の構成部材を容易にかつ微少電流に応
じて安全に分離することができることを見出し、
本発明を完成した。 すなわち本発明は、 一方の端が開放されている2個の中空体からな
るハウジング、 該ハウジングの空所に対面して配置されている
2個の端子、 中空体の内壁面と間隔をあけて設けられかつ両
端子間を接続している抵抗体、 該抵抗体の内側に該抵抗体と並列に放電ギヤツ
プを形成している1対の放電用電極、 前記中空体の内壁面と抵抗体との空間の一部ま
たは全部に充填され2個の中空体を接着固定して
いるホツトメルト接着剤、および 2個の中空体を分離せしめる力を付与する分離
プロモータ からなる避雷器地絡防止器に関する。 つぎに本発明の避雷器地絡防止器の実施例を図
面に基づいて詳細に説明するが、本発明はかかる
実施例のみに限定されるものではない。 第3a図に本発明の地絡防止器の一実施例の概
略縦断面図を、第4図にその一部分解斜視図を示
す。本実施例は基本的に、一方の端が開放されて
いる2個の円筒形の中空体ケーシング11,12
からなるハウジング10、避雷器側端子13、接
地側端子14、両端子を接続する円筒形の抵抗体
15、該抵抗体15の内側にこれと並列に放電ギ
ヤツプ16を形成している放電用電極17,1
8、抵抗体15を保持するための金属板接点19
に接地側端子14を押しつけているバネ20、お
よび2個のケーシング11,12の内壁と抵抗体
15の間の空間に充填されているホツトメルト接
着剤21から構成されている。 組立ては、ケーシング11に避雷器側端子13
を固定し、該端子13と接して、一端に放電用電
極17を他端に金属板接点19を嵌合した抵抗体
15を固定する。抵抗体15は内部に放電空間を
形成するため筒状のものが好ましいが、ホツトメ
ルト接着剤21が放電空間を埋めることのないよ
うな手段、たとえば筒状の内部ケーシング(図示
されていない)を抵抗体の内側に設けるばあいは
棒状のものでもよい。抵抗体15はケーシング1
1の内壁から離れて固定され、ホツトメルト接着
剤の充填空間を形成する。 ケーシング12にその底面の中央部に孔22を
設け、電極18が一体に形成されている接地側端
子14を該孔22中に摺動可能に挿入する。端子
14のフランジ23とケーシング12の底面との
間にコイルバネ20を設け、このバネを分離時の
分離プロモータとして用いる。 以上のようにそれぞれ組立てられたケーシング
11,12を電極18が金属板接点19の中央部
の孔24に貫入するように合わせ、両ケーシング
の開放端が接するまでバネ20に逆つて押し進め
る。その際金属板接点19の周縁は、ケーシング
12の内壁面と摺動可能に接しているかまたはわ
ずかな間隙で対面しているのが好ましい。ついで
注入口25からケーシング11,12と抵抗体1
5で形成されている空間にホツトメルト接着剤2
1を注入し、オーバーフロー孔25aからホツト
メルト接着剤がオーバーフローし始めたら注入を
やめ、ケーシング11,12を接着固定して地絡
防止器を組立てる。 この動作は、避雷器(図示されていない)が正
常に動作しているばあい避雷器からは雷電流以外
は流れず、雷電流が流れてきたばあいは放電ギヤ
ツプ16を放電して雷電流を地絡せしめる。避雷
器に異常が生じて配電線から微少の漏洩電流が流
れてきたばあい、放電ギヤツプ16での放電は起
らず、漏洩電流は抵抗体15を通り地絡する。そ
の際抵抗体15は漏洩電流により発熱し、ケーシ
ング11,12を接着しているホツトメルト接着
剤21を融解する。ホツトメルト接着剤21が融
解するとバネ20の力により端子14のフランジ
23が金属板接点19を押し、ケーシング12を
ケーシング11から分離せしめて端子14を接点
19から離し、地絡回路を遮断する。ケーシング
11から脱離したケーシング12は垂れ下がり、
避雷器に異常が発生したことを表示する。 ハウジングの形状は円筒形に限られず、箱形、
球形などでもよい。またハウジングの内面を第3
b図に示すように、ホツトメルト接着剤が充填さ
れる部分のみ抵抗体との間に空間を形成しうるよ
うな形状にすることもでき、そのばあいより一層
少量の接着剤量ですむと共にハウジングを小型化
することができる。材質は絶縁物であればよく、
無機絶縁物でも有機絶縁物でもよいが、成形が容
易でしかも安価な点からみてビニル系樹脂などの
熱可塑性樹脂が好ましい。 大きさは、第1〜2図に示す円筒形のハウジン
グを用いるばあいでは、外径32mmφ、高さ41mmで
あるが、抵抗体、バネ、ホツトメルト接着剤など
を適宜選択することによつてさらに小型化するこ
とも可能である。 また端子の避雷器への接続方法として、端子1
3を避雷器に接続するばあいについて述べたが、
逆にバネ20を有する端子14を避雷器に接続し
ても何ら支障はない。 放電用電極の形状、材質は従来から用いられて
いるいずれのものでもよい。 ホツトメルト接着剤は、避雷器故障時に予想さ
れる接地漏洩電流の大きさに応じて適宜選択すれ
ばよい。具体例としては、たとえばデユミラン
(エチレン−酢酸ビニル共重合体の変性物、武田
薬品工業(株)の商品名)、アドマー(変性ポリオレ
フイン系接着剤、三井石油化学工業(株)の商品名)、
エバフレツクス(エチレン−酢酸ビニル共重合体
の変性物、三井ポリケミカル(株)の商品名)または
これらにポリエチレンなどの樹脂をブレンドした
ものなどがあげられるが、それらのみに限られる
ものではない。 本発明において、ケーシングと抵抗体の間隙を
小さくし、両ケーシングの接合部のみに第3b図
のようにテーパーを設け、ホツトメルト接着剤が
入りやすいようにするなどケーシング同士の接合
の態様や分離プロモータの種類や位置などを種々
変更することができる。以下に本発明の地絡防止
器の別の実施例を説明するが、第3a〜4図に示
す実施例と同じ部分には同じ符号を付し、説明を
省略する。 第5図に概略縦断面図で示される実施例は、ケ
ーシング26とケーシング27の接合を簡単に行
なえるようにしたものであり、ケーシング26の
開放端にはフランジ部28が形成され、金属板接
点19と共にケーシング26の開放端を閉じてい
る。フランジ部28には貫通孔29が所定数穿孔
されている。ケーシング27の開放端面には突起
30が貫通孔29と同数設けられている。第6図
に第5図のA−A線断面図を示す。 組立ては貫通孔29に突起30を挿入し、注入
口25からホツトメルト接着剤21を注入するこ
とによつて行なわれる。動作は第3図に示す実施
例と同様であり、抵抗体15の発熱によりホツト
メルト接着剤を融解し、バネ20の力によりケー
シング27および端子14を脱離せしめる。 この実施例のごとく構成するときには組立てが
きわめて簡単となる。 第7図および第8図に、より一層コンパクトな
構造の別の実施例の概略縦断面図を示す。第7図
に示す実施例では、分離プロモータとしてバネに
代えて錘り31を用いている。ケーシング32の
構造は第3図に示す実施例のケーシング11と同
様の構造である。本実施例においては、接地側端
子14側の電極18は金属板接点34に一体に形
成されているが、第3図に示す実施例と同様に端
子14に電極18を一体に形成してもよい。他方
のケーシング33の内部は、その底面に端子が配
設されているだけである。ケーシング33の外側
にはケーシング33の分離を調節する錘り31が
装着されている。ケーシング33の重さを適当に
選ぶときは、錘り31は不要となる。すなわち、
本実施例における分離プロモータはケーシング3
3の自重である。 組立ては端子14と金属板接点34が密着する
ように両ケーシングを合わせ、注入口25からホ
ツトメルト接着剤21を注入すればよい。動作は
第3a図および第5図に示す実施例と、バネの代
わりに錘り31またはケーシング33の自重を分
離プロモータとして作用せしめるほかは同じであ
る。 第8図に示す実施例は、ハウジングの内部構造
は第7図に示す実施例と同じである。本実施例に
おいては、両ケーシング35,36の両閉塞端部
の周囲にそれぞれフランジ部37,38を設け、
それらに係止されハウジングを巻回するようにバ
ネ39を設けてある点に特徴がある。 組立ておよび動作は第7図に示す実施例と錘り
の代りにバネ39が分離プロモータとして働くほ
かは同じである。なお、バネ39をハウジングを
組立てたのちに装着してもよい。 以上、図面に基づいて本発明の地絡防止器を詳
細に説明したが、抵抗体や電極などの内部構造の
切離し個所はそれらの実施例のみに限定されるも
のではなく、種々の態様に設計変更できる。ま
た、本発明の地絡防止器を配電線路と避雷器の間
に設置してもよい。 本発明の避雷器地絡防止器において、抵抗体の
種類や抵抗の大きさ、ホツトメルト接着剤の種類
や量、バネ、錘りなどの分離プロモータの種類や
その力を適宜選定することにより、感応する電流
や分離に要する時間を任意に選ぶことができる。 たとえば第3a図に示す実施例において、抵抗
体として8kΩの円筒形のカーボン抵抗およびホ
ツトメルト接着剤としてデユミランD−219(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体の変性物(軟化点:76
℃)、武田薬品工業(株)の商品名)を用い、通電試
験を行なつたところ第1表に示す結果をえた。
しくは、何らかの事情により避雷器が故障して漏
洩電流が生じたとき、その漏洩による停電などの
事故を回避するために避雷器からの地絡回路を遮
断すると同時に避雷器が故障していることを表示
する器具に関する。 落雷または異状サージによる配電線や配電設備
などの破損を防止するために、配電線には通常避
雷器が配備されている。しかしながら避雷器が耐
量以上の雷によつて破損したり、風雨のために劣
化したばあい、避雷器から電流が漏洩して地絡
し、停電などの事故を惹き起すことがある。そう
した事故を防止するために、地絡電流が発生する
と避雷器の地絡回路を遮断する器具を避雷器に配
備することが望ましい。 高圧の配電線方式として国内では、通常非接地
方式が採用されている。この方式の電線路におい
て流れる地絡電流は接地方式に比してきわめて微
少(約100mA〜15A程度)であり、そのため非
接地方式にも適用できる従来の避雷器地絡防止器
には火薬の爆発エネルギーを利用した動作方式が
用いられているものが多い。その構造および動作
原理を第1図および第2図により簡単に説明す
る。 無機絶縁套3の上面中央部に避雷器側端子8を
取付け、該端子8の下方に設けたフランジ8aと
電気的に接続された円筒形の抵抗体5の内側にカ
プセル薬品筒7aを装填し、その上面が前記フラ
ンジ8aとの間に放電間隙6を抵抗体と並列に形
成するように構成されている。 火薬7を入れたカプセル薬品筒7aの下部は栓
7bによつて密封され、栓7bの下端は絶縁カバ
ー4の底部中央を貫通するように設けられている
接地側端子9と接続され、前記絶縁カバー4は無
機絶縁套3の下方に嵌合してある。 避雷器1が正常に作動している間は、抵抗体5
の抵抗値が高いため抵抗体5には電流は流れず、
雷電流は抵抗体5と並列に設置された放電ギヤツ
プ6間で放電して避雷器地絡防止器は動作しな
い。避雷器に異常が生ずると漏洩電流が抵抗体5
を流れて抵抗体が発熱し、その熱によつてカプセ
ルの内圧が急上昇し、絶縁套3を脱離せしめ、避
雷器回路を切離すると同時に避雷器の異常を表示
するのである。 このように従来の地絡防止器では、微少電流に
より動作せしめるため火薬などを使用し、その火
薬の爆発エネルギーをケーシングの分離、すなわ
ち避雷器回路の切離し推力として利用しているの
である。 しかしながら火薬を使用するため安全性の面で
とくに注意を要し、また製造や取扱い上の制約が
大きく、価格の点でも不利であるなどの欠点があ
つた。 本発明者らは以上の現状に鑑み、火薬を使用せ
ずとも微少電流に感応して速やかに地絡回路を遮
断することのできる地絡防止器を提供するべく鋭
意研究を重ねた結果、ハウジングの構成部材間の
係止をホツトメルト接着剤を用いて行ない、地絡
電流の通電による抵抗体の発熱によりホツトメル
ト接着剤を融解せしめて構成部材間の係合を解除
すると共に、分離プロモータの助けによりハウジ
ングの2個の構成部材を容易にかつ微少電流に応
じて安全に分離することができることを見出し、
本発明を完成した。 すなわち本発明は、 一方の端が開放されている2個の中空体からな
るハウジング、 該ハウジングの空所に対面して配置されている
2個の端子、 中空体の内壁面と間隔をあけて設けられかつ両
端子間を接続している抵抗体、 該抵抗体の内側に該抵抗体と並列に放電ギヤツ
プを形成している1対の放電用電極、 前記中空体の内壁面と抵抗体との空間の一部ま
たは全部に充填され2個の中空体を接着固定して
いるホツトメルト接着剤、および 2個の中空体を分離せしめる力を付与する分離
プロモータ からなる避雷器地絡防止器に関する。 つぎに本発明の避雷器地絡防止器の実施例を図
面に基づいて詳細に説明するが、本発明はかかる
実施例のみに限定されるものではない。 第3a図に本発明の地絡防止器の一実施例の概
略縦断面図を、第4図にその一部分解斜視図を示
す。本実施例は基本的に、一方の端が開放されて
いる2個の円筒形の中空体ケーシング11,12
からなるハウジング10、避雷器側端子13、接
地側端子14、両端子を接続する円筒形の抵抗体
15、該抵抗体15の内側にこれと並列に放電ギ
ヤツプ16を形成している放電用電極17,1
8、抵抗体15を保持するための金属板接点19
に接地側端子14を押しつけているバネ20、お
よび2個のケーシング11,12の内壁と抵抗体
15の間の空間に充填されているホツトメルト接
着剤21から構成されている。 組立ては、ケーシング11に避雷器側端子13
を固定し、該端子13と接して、一端に放電用電
極17を他端に金属板接点19を嵌合した抵抗体
15を固定する。抵抗体15は内部に放電空間を
形成するため筒状のものが好ましいが、ホツトメ
ルト接着剤21が放電空間を埋めることのないよ
うな手段、たとえば筒状の内部ケーシング(図示
されていない)を抵抗体の内側に設けるばあいは
棒状のものでもよい。抵抗体15はケーシング1
1の内壁から離れて固定され、ホツトメルト接着
剤の充填空間を形成する。 ケーシング12にその底面の中央部に孔22を
設け、電極18が一体に形成されている接地側端
子14を該孔22中に摺動可能に挿入する。端子
14のフランジ23とケーシング12の底面との
間にコイルバネ20を設け、このバネを分離時の
分離プロモータとして用いる。 以上のようにそれぞれ組立てられたケーシング
11,12を電極18が金属板接点19の中央部
の孔24に貫入するように合わせ、両ケーシング
の開放端が接するまでバネ20に逆つて押し進め
る。その際金属板接点19の周縁は、ケーシング
12の内壁面と摺動可能に接しているかまたはわ
ずかな間隙で対面しているのが好ましい。ついで
注入口25からケーシング11,12と抵抗体1
5で形成されている空間にホツトメルト接着剤2
1を注入し、オーバーフロー孔25aからホツト
メルト接着剤がオーバーフローし始めたら注入を
やめ、ケーシング11,12を接着固定して地絡
防止器を組立てる。 この動作は、避雷器(図示されていない)が正
常に動作しているばあい避雷器からは雷電流以外
は流れず、雷電流が流れてきたばあいは放電ギヤ
ツプ16を放電して雷電流を地絡せしめる。避雷
器に異常が生じて配電線から微少の漏洩電流が流
れてきたばあい、放電ギヤツプ16での放電は起
らず、漏洩電流は抵抗体15を通り地絡する。そ
の際抵抗体15は漏洩電流により発熱し、ケーシ
ング11,12を接着しているホツトメルト接着
剤21を融解する。ホツトメルト接着剤21が融
解するとバネ20の力により端子14のフランジ
23が金属板接点19を押し、ケーシング12を
ケーシング11から分離せしめて端子14を接点
19から離し、地絡回路を遮断する。ケーシング
11から脱離したケーシング12は垂れ下がり、
避雷器に異常が発生したことを表示する。 ハウジングの形状は円筒形に限られず、箱形、
球形などでもよい。またハウジングの内面を第3
b図に示すように、ホツトメルト接着剤が充填さ
れる部分のみ抵抗体との間に空間を形成しうるよ
うな形状にすることもでき、そのばあいより一層
少量の接着剤量ですむと共にハウジングを小型化
することができる。材質は絶縁物であればよく、
無機絶縁物でも有機絶縁物でもよいが、成形が容
易でしかも安価な点からみてビニル系樹脂などの
熱可塑性樹脂が好ましい。 大きさは、第1〜2図に示す円筒形のハウジン
グを用いるばあいでは、外径32mmφ、高さ41mmで
あるが、抵抗体、バネ、ホツトメルト接着剤など
を適宜選択することによつてさらに小型化するこ
とも可能である。 また端子の避雷器への接続方法として、端子1
3を避雷器に接続するばあいについて述べたが、
逆にバネ20を有する端子14を避雷器に接続し
ても何ら支障はない。 放電用電極の形状、材質は従来から用いられて
いるいずれのものでもよい。 ホツトメルト接着剤は、避雷器故障時に予想さ
れる接地漏洩電流の大きさに応じて適宜選択すれ
ばよい。具体例としては、たとえばデユミラン
(エチレン−酢酸ビニル共重合体の変性物、武田
薬品工業(株)の商品名)、アドマー(変性ポリオレ
フイン系接着剤、三井石油化学工業(株)の商品名)、
エバフレツクス(エチレン−酢酸ビニル共重合体
の変性物、三井ポリケミカル(株)の商品名)または
これらにポリエチレンなどの樹脂をブレンドした
ものなどがあげられるが、それらのみに限られる
ものではない。 本発明において、ケーシングと抵抗体の間隙を
小さくし、両ケーシングの接合部のみに第3b図
のようにテーパーを設け、ホツトメルト接着剤が
入りやすいようにするなどケーシング同士の接合
の態様や分離プロモータの種類や位置などを種々
変更することができる。以下に本発明の地絡防止
器の別の実施例を説明するが、第3a〜4図に示
す実施例と同じ部分には同じ符号を付し、説明を
省略する。 第5図に概略縦断面図で示される実施例は、ケ
ーシング26とケーシング27の接合を簡単に行
なえるようにしたものであり、ケーシング26の
開放端にはフランジ部28が形成され、金属板接
点19と共にケーシング26の開放端を閉じてい
る。フランジ部28には貫通孔29が所定数穿孔
されている。ケーシング27の開放端面には突起
30が貫通孔29と同数設けられている。第6図
に第5図のA−A線断面図を示す。 組立ては貫通孔29に突起30を挿入し、注入
口25からホツトメルト接着剤21を注入するこ
とによつて行なわれる。動作は第3図に示す実施
例と同様であり、抵抗体15の発熱によりホツト
メルト接着剤を融解し、バネ20の力によりケー
シング27および端子14を脱離せしめる。 この実施例のごとく構成するときには組立てが
きわめて簡単となる。 第7図および第8図に、より一層コンパクトな
構造の別の実施例の概略縦断面図を示す。第7図
に示す実施例では、分離プロモータとしてバネに
代えて錘り31を用いている。ケーシング32の
構造は第3図に示す実施例のケーシング11と同
様の構造である。本実施例においては、接地側端
子14側の電極18は金属板接点34に一体に形
成されているが、第3図に示す実施例と同様に端
子14に電極18を一体に形成してもよい。他方
のケーシング33の内部は、その底面に端子が配
設されているだけである。ケーシング33の外側
にはケーシング33の分離を調節する錘り31が
装着されている。ケーシング33の重さを適当に
選ぶときは、錘り31は不要となる。すなわち、
本実施例における分離プロモータはケーシング3
3の自重である。 組立ては端子14と金属板接点34が密着する
ように両ケーシングを合わせ、注入口25からホ
ツトメルト接着剤21を注入すればよい。動作は
第3a図および第5図に示す実施例と、バネの代
わりに錘り31またはケーシング33の自重を分
離プロモータとして作用せしめるほかは同じであ
る。 第8図に示す実施例は、ハウジングの内部構造
は第7図に示す実施例と同じである。本実施例に
おいては、両ケーシング35,36の両閉塞端部
の周囲にそれぞれフランジ部37,38を設け、
それらに係止されハウジングを巻回するようにバ
ネ39を設けてある点に特徴がある。 組立ておよび動作は第7図に示す実施例と錘り
の代りにバネ39が分離プロモータとして働くほ
かは同じである。なお、バネ39をハウジングを
組立てたのちに装着してもよい。 以上、図面に基づいて本発明の地絡防止器を詳
細に説明したが、抵抗体や電極などの内部構造の
切離し個所はそれらの実施例のみに限定されるも
のではなく、種々の態様に設計変更できる。ま
た、本発明の地絡防止器を配電線路と避雷器の間
に設置してもよい。 本発明の避雷器地絡防止器において、抵抗体の
種類や抵抗の大きさ、ホツトメルト接着剤の種類
や量、バネ、錘りなどの分離プロモータの種類や
その力を適宜選定することにより、感応する電流
や分離に要する時間を任意に選ぶことができる。 たとえば第3a図に示す実施例において、抵抗
体として8kΩの円筒形のカーボン抵抗およびホ
ツトメルト接着剤としてデユミランD−219(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体の変性物(軟化点:76
℃)、武田薬品工業(株)の商品名)を用い、通電試
験を行なつたところ第1表に示す結果をえた。
【表】
比較例として、従来の火薬を用いた地絡防止器
についても測定し、その結果をあわせて第1表に
示した。 第1表から明らかなように、本発明の地絡防止
器の方がより小さい電流で、より速く離脱するこ
とがわかる。 以上のごとく本発明の地絡防止器は火薬などの
危険物を一切使用しないため安全であり、かつ構
造を簡単にすることができる。したがつて、製造
上の制約が著しく緩和されると共に量産に適し、
取扱いや取りつけも安全にかつ迅速に行なうこと
ができる。さらにホツトメルト接着剤などの構成
要素を適宜選択して組合せることにより、従来よ
り高感度のものから低感度のものまでいかなる規
格の避雷器にも適用することができる。また、離
脱後の一方のケーシングは垂れ下がつたまま保持
されるので、容易に故障している避雷器を発見す
ることができる。
についても測定し、その結果をあわせて第1表に
示した。 第1表から明らかなように、本発明の地絡防止
器の方がより小さい電流で、より速く離脱するこ
とがわかる。 以上のごとく本発明の地絡防止器は火薬などの
危険物を一切使用しないため安全であり、かつ構
造を簡単にすることができる。したがつて、製造
上の制約が著しく緩和されると共に量産に適し、
取扱いや取りつけも安全にかつ迅速に行なうこと
ができる。さらにホツトメルト接着剤などの構成
要素を適宜選択して組合せることにより、従来よ
り高感度のものから低感度のものまでいかなる規
格の避雷器にも適用することができる。また、離
脱後の一方のケーシングは垂れ下がつたまま保持
されるので、容易に故障している避雷器を発見す
ることができる。
第1図は従来の避雷器地絡防止器の概略縦断面
図、第2図は第1図に示す地絡防止器の概略回路
図、第3a図は本発明の避雷器地絡防止器の一実
施例の概略縦断面図、第3b図は本発明に用いる
ケーシングの別の態様の部分断面図、第4図は第
3a図に示す実施例の一部分解斜視図、第5図は
本発明の地絡防止器の別の実施例の概略縦断面
図、第6図は第5図のA−A線断面図、第7図お
よび第8図はそれぞれ本発明の地絡防止器のさら
に別の実施例の概略縦断面図である。 (図面の主要符号)、1:避雷器、10:ハウ
ジング、11,12,26,27,32,33,
35,36:ケーシング、13:避雷器側端子、
14:接地側端子、15:抵抗体、16:放電ギ
ヤツプ、17,18:放電用電極、20,39:
バネ、21:ホツトメルト接着剤、31:錘り。
図、第2図は第1図に示す地絡防止器の概略回路
図、第3a図は本発明の避雷器地絡防止器の一実
施例の概略縦断面図、第3b図は本発明に用いる
ケーシングの別の態様の部分断面図、第4図は第
3a図に示す実施例の一部分解斜視図、第5図は
本発明の地絡防止器の別の実施例の概略縦断面
図、第6図は第5図のA−A線断面図、第7図お
よび第8図はそれぞれ本発明の地絡防止器のさら
に別の実施例の概略縦断面図である。 (図面の主要符号)、1:避雷器、10:ハウ
ジング、11,12,26,27,32,33,
35,36:ケーシング、13:避雷器側端子、
14:接地側端子、15:抵抗体、16:放電ギ
ヤツプ、17,18:放電用電極、20,39:
バネ、21:ホツトメルト接着剤、31:錘り。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一方の端が開放されている2個の中空体から
なるハウジング、 該ハウジングの空所に対面して配置されている
2個の端子、 中空体の内壁面と間隔をあけて設けられかつ両
端子間を接続している抵抗体、 該抵抗体の内側に該抵抗体と並列に放電ギヤツ
プを形成している1対の放電用電極、 前記中空体の内壁面と抵抗体との空間の一部ま
たは全部に充填され2個の中空体を接着固定して
いるホツトメルト接着剤、および 2個の中空体を分離せしめる力を付与する分離
プロモータ からなる避雷器地絡防止器。 2 前記分離プロモータが弾性体である特許請求
の範囲第1項記載の地絡防止器。 3 前記分離プロモータが錘りである特許請求の
範囲第1項記載の地絡防止器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2967682A JPS58145082A (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | 避雷器地絡防止器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2967682A JPS58145082A (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | 避雷器地絡防止器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58145082A JPS58145082A (ja) | 1983-08-29 |
| JPH0150079B2 true JPH0150079B2 (ja) | 1989-10-27 |
Family
ID=12282710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2967682A Granted JPS58145082A (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | 避雷器地絡防止器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58145082A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6135386U (ja) * | 1984-08-02 | 1986-03-04 | 株式会社サンコ−シャ | アレスタ地絡防止器 |
| JPS62243272A (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-23 | 中部電力株式会社 | 避雷器 |
-
1982
- 1982-02-24 JP JP2967682A patent/JPS58145082A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58145082A (ja) | 1983-08-29 |
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