JPH0150831B2 - - Google Patents
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- JPH0150831B2 JPH0150831B2 JP59126554A JP12655484A JPH0150831B2 JP H0150831 B2 JPH0150831 B2 JP H0150831B2 JP 59126554 A JP59126554 A JP 59126554A JP 12655484 A JP12655484 A JP 12655484A JP H0150831 B2 JPH0150831 B2 JP H0150831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airtight container
- dried
- drying
- mounting plate
- cheese
- Prior art date
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、繊維類の一次、二次加工品、例えば
糸巻チーズ(綛、トツプ)、バラ毛、靴下、セー
タ等を高周波真空乾燥させる装置に関するもので
ある。
糸巻チーズ(綛、トツプ)、バラ毛、靴下、セー
タ等を高周波真空乾燥させる装置に関するもので
ある。
従来技術
繊維類の一次、二次加工品、例えば糸巻チーズ
を高周波真空乾燥させる技術として、特開昭58−
146236号公報記載のものが知られている。
を高周波真空乾燥させる技術として、特開昭58−
146236号公報記載のものが知られている。
この技術は、染色、脱水後の糸巻チーズを減圧
可能な密閉容器内の電極板の間に収容密閉した
後、該容器を減圧し、その一定減圧下で上記チー
ズに高周波誘電加熱を付与して糸巻チーズを低温
度で乾燥させることを特徴としているものであ
る。
可能な密閉容器内の電極板の間に収容密閉した
後、該容器を減圧し、その一定減圧下で上記チー
ズに高周波誘電加熱を付与して糸巻チーズを低温
度で乾燥させることを特徴としているものであ
る。
発明が解決しようとする問題点
高周波誘電加熱によつて物質の単位体積中に発
生する熱エネルギーは、発熱量をPとすると、 P=5/9・ε・tanδ・・(v/d)2×10-12
(watt/cm2) …(1)式によつて表わされる。
生する熱エネルギーは、発熱量をPとすると、 P=5/9・ε・tanδ・・(v/d)2×10-12
(watt/cm2) …(1)式によつて表わされる。
ここで、εは物質の誘電率、tanδは物質の誘電
力率、は周波数(Hz/sec)、vは電極間電圧、
dは電極間隔(cm)である。そして、高周波真空
乾燥において、物質(被乾燥物)を短時間に効率
よく乾燥させるためには、その設備の高周波発振
器の最大出力を乾燥初期から乾燥末期まで発振さ
せることが必要である。
力率、は周波数(Hz/sec)、vは電極間電圧、
dは電極間隔(cm)である。そして、高周波真空
乾燥において、物質(被乾燥物)を短時間に効率
よく乾燥させるためには、その設備の高周波発振
器の最大出力を乾燥初期から乾燥末期まで発振さ
せることが必要である。
そして、その手段として、
(1) 電極板間に供給している電圧Vを上げる。
例えば10KV→12KVに上げればよいのであ
るが、真空乾燥では電極間で放電しやすいた
め、12KV以上に供給電圧を上げることは困難
であるので、その電圧上昇には限界がある。
るが、真空乾燥では電極間で放電しやすいた
め、12KV以上に供給電圧を上げることは困難
であるので、その電圧上昇には限界がある。
(2) バリコン(バリアブルコンデンサ)の結合を
強くする(即ち容量Cの可変範囲を大きくと
る)。
強くする(即ち容量Cの可変範囲を大きくと
る)。
しかし、このようにすると、装置が非常に大き
くなる欠点がある。
くなる欠点がある。
等の問題があり、更に、被乾燥物の形状によつて
電極板の間隔も制約され、また、乾燥前の含水率
によつても左右され、最大出力を乾燥末期まで維
持することが困難である。
電極板の間隔も制約され、また、乾燥前の含水率
によつても左右され、最大出力を乾燥末期まで維
持することが困難である。
更に、(1)式により、従来の電極間隔が一定の場
合は、被乾燥物の容量を多くしてε・tanδ(損失
係数)を大きくする必要があり、(周波数)に
関しては通常1/8λ(λ=3×108/)と極板長
さが決まつているので、上げることができない。
合は、被乾燥物の容量を多くしてε・tanδ(損失
係数)を大きくする必要があり、(周波数)に
関しては通常1/8λ(λ=3×108/)と極板長
さが決まつているので、上げることができない。
従つて、従来の技術乾燥では、乾燥(含水率が
下がる)するにつれて、ε・tanδ(損失係数)が
小さくなつて発熱量Pが小さくなる。
下がる)するにつれて、ε・tanδ(損失係数)が
小さくなつて発熱量Pが小さくなる。
それ故、乾燥末期では第8図に示すように、高
周波発振器の出力(陽極電流)が大幅に低下し、
被乾燥物を短時間で効率よく乾燥させるという高
周波誘電加熱の利点の一部を欠除するに至る。
周波発振器の出力(陽極電流)が大幅に低下し、
被乾燥物を短時間で効率よく乾燥させるという高
周波誘電加熱の利点の一部を欠除するに至る。
本発明は、糸巻チーズ、バラ毛、靴下、等繊維
類の一次、二次加工品を短時間に効率よく高周波
真空乾燥させることを目的として開発したもので
ある。
類の一次、二次加工品を短時間に効率よく高周波
真空乾燥させることを目的として開発したもので
ある。
問題点を解決するための手段
糸巻チーズ、バラ毛、靴下等の繊維類の一次、
二次加工品を高周波真空乾燥させるに際して、減
圧可能に設けた気密容器の内部に、平行電極板を
多段に且つ夫々の電極板を上下平行移動させて該
電極板の間隔を同じように調節可能に設け、上記
気密容器内の電極板の間に被乾燥物を収容し、該
気密容器を密閉した後、該容器内を減圧し、その
減圧下において被乾燥物に高周波誘電加熱を付与
するとともに、乾燥するにつれて生ずる高周波発
振器の陽極電流の減少を検出し、その信号を電極
板の間隔を調節する駆動部に伝達して電極板の間
隔を狭めることにより、高周波発振回路の負荷イ
ンピーダンスをマツチングさせ、陽極電流が減少
しないようにし、高周波発振器を常に最大出力と
して被乾燥物を乾燥させるようにしたことを特と
するものである。
二次加工品を高周波真空乾燥させるに際して、減
圧可能に設けた気密容器の内部に、平行電極板を
多段に且つ夫々の電極板を上下平行移動させて該
電極板の間隔を同じように調節可能に設け、上記
気密容器内の電極板の間に被乾燥物を収容し、該
気密容器を密閉した後、該容器内を減圧し、その
減圧下において被乾燥物に高周波誘電加熱を付与
するとともに、乾燥するにつれて生ずる高周波発
振器の陽極電流の減少を検出し、その信号を電極
板の間隔を調節する駆動部に伝達して電極板の間
隔を狭めることにより、高周波発振回路の負荷イ
ンピーダンスをマツチングさせ、陽極電流が減少
しないようにし、高周波発振器を常に最大出力と
して被乾燥物を乾燥させるようにしたことを特と
するものである。
実施例
以下、添付図面に従つて本発明の実施例を説明
する。
する。
最初に、本発明に利用する高周波真空乾燥装置
の概要を第1図及び第2図により説明する。
の概要を第1図及び第2図により説明する。
第1図及び第2図に示すように、開閉可能な気
密容器2には、該容器内の圧力を制御する圧力調
節手段4と温度を測定する温度計5とが接続さ
れ、更に空気を導入及び遮断する自動弁6が連通
するよう設けられている。
密容器2には、該容器内の圧力を制御する圧力調
節手段4と温度を測定する温度計5とが接続さ
れ、更に空気を導入及び遮断する自動弁6が連通
するよう設けられている。
更に、容器2の外部位置には、被乾燥物に対す
る高周波印加装置として高周波発振器7を配設
し、高周波発振器に備えた導波管8を容器2の片
側を通して電極9へ接続し、更に容器内部に収容
された被乾燥物、本実施例では糸巻チーズ1の上
下両面に設けた電極板に夫々極性を変えて接続す
るように設け、高周波誘電加熱装置を構成してい
る。また、容器2の外部位置には、蒸気を凝縮さ
せるコンデーサ10を連通して設け、該コンデン
サは、容器2内を減圧させる真空ポンプ11と蒸
気を凝縮させた復水を貯溜する計量容器12とに
自動弁13,14を介して連通して接続するとと
もに、容器2の下部に設けた排水口15と計量容
器12とは、自動弁14を介して連通するよう設
け、減圧装置を構成している。
る高周波印加装置として高周波発振器7を配設
し、高周波発振器に備えた導波管8を容器2の片
側を通して電極9へ接続し、更に容器内部に収容
された被乾燥物、本実施例では糸巻チーズ1の上
下両面に設けた電極板に夫々極性を変えて接続す
るように設け、高周波誘電加熱装置を構成してい
る。また、容器2の外部位置には、蒸気を凝縮さ
せるコンデーサ10を連通して設け、該コンデン
サは、容器2内を減圧させる真空ポンプ11と蒸
気を凝縮させた復水を貯溜する計量容器12とに
自動弁13,14を介して連通して接続するとと
もに、容器2の下部に設けた排水口15と計量容
器12とは、自動弁14を介して連通するよう設
け、減圧装置を構成している。
第3図は本発明を実施する装置を扉を開けて正
面より見た図であり、第4図は側面より見た断面
図である。図に示すように、符号2は被乾燥物1
を収容する角型の気密容器、3は気密容器を開閉
する扉、20は最下部の平行電極板22を載せて
支持する架台であり、容器2内に固着している。
23は平行縁を有する支持片であつて、被乾燥物
載置板を形成するもので、同片両側端に縁と平行
する長溝25,25を夫々穿ち、前記長溝に中央
にて交叉・軸支する同じ長さのリンク26及びリ
ンク27の各一端部に立設した支軸を嵌着・摺動
させるようにした機構を複数段並設して、夫々の
支持片を上下方向に平行移動可能としたパンタグ
ラフ機構Aを構成している。前記パンタグラフ機
構は容器内で一対設けられ、その夫々の支持片2
3には平行電極板21,22を掛け渡し、夫々の
電極板21,22は、例えば最下部の電極板22
を負の極性にすると、その上の段の電極板21は
正の極性にするという具合に、交互に極性を変え
て取り付ける。
面より見た図であり、第4図は側面より見た断面
図である。図に示すように、符号2は被乾燥物1
を収容する角型の気密容器、3は気密容器を開閉
する扉、20は最下部の平行電極板22を載せて
支持する架台であり、容器2内に固着している。
23は平行縁を有する支持片であつて、被乾燥物
載置板を形成するもので、同片両側端に縁と平行
する長溝25,25を夫々穿ち、前記長溝に中央
にて交叉・軸支する同じ長さのリンク26及びリ
ンク27の各一端部に立設した支軸を嵌着・摺動
させるようにした機構を複数段並設して、夫々の
支持片を上下方向に平行移動可能としたパンタグ
ラフ機構Aを構成している。前記パンタグラフ機
構は容器内で一対設けられ、その夫々の支持片2
3には平行電極板21,22を掛け渡し、夫々の
電極板21,22は、例えば最下部の電極板22
を負の極性にすると、その上の段の電極板21は
正の極性にするという具合に、交互に極性を変え
て取り付ける。
更に、夫々の電極板は第4図に示す導波管8を
介し、次いでフイーダ線28を介して各電極に交
互に接続されており、導波管8は前述したよう
に、容器2の外部位置に配設している高周波発振
器7に接続されている。一方、最上端部の電極板
22及びその電極板を保持している支持片23に
は、電動シリンダ29のピストンロツド部30が
固着しており、該電動シリンダは気密容器2と気
密を保持できるようシールして気密容器2の外部
上方位置に取り付けてある。
介し、次いでフイーダ線28を介して各電極に交
互に接続されており、導波管8は前述したよう
に、容器2の外部位置に配設している高周波発振
器7に接続されている。一方、最上端部の電極板
22及びその電極板を保持している支持片23に
は、電動シリンダ29のピストンロツド部30が
固着しており、該電動シリンダは気密容器2と気
密を保持できるようシールして気密容器2の外部
上方位置に取り付けてある。
電動シリンダ29は、上記ピストンロツド部3
0を上下動させる駆動装置となつており、電動シ
リンダ29の駆動部に信号を送ることにより、該
駆動部と機械的に連結しているピストンロツド部
30を上方または下方へ移動させるよう設けたも
のである。
0を上下動させる駆動装置となつており、電動シ
リンダ29の駆動部に信号を送ることにより、該
駆動部と機械的に連結しているピストンロツド部
30を上方または下方へ移動させるよう設けたも
のである。
ここで、電動シリンダ29の駆動部への電気信
号は、前述の多段に設けた電極板の間に被乾燥物
を収容し乾燥させる際、乾燥状態の進行につれて
高周波発振器内の陽極電流が減少するため、その
電流の減少を検出して電動シリンダ29の駆動部
に送られるものである。即ち、前記駆動装置の制
御部は、高周波発振回路に設けた上・下限検出器
付電流計、例えば、上・下限接点付電流計(通称
メータリレーともいう)31と継電器より構成さ
れ、陽極電流が減少すると上・下限接点付電流計
31の下限接点に可動接点が接触し、電動シリン
ダ29の駆動部に信号を送るようにした継電器を
作動させる。
号は、前述の多段に設けた電極板の間に被乾燥物
を収容し乾燥させる際、乾燥状態の進行につれて
高周波発振器内の陽極電流が減少するため、その
電流の減少を検出して電動シリンダ29の駆動部
に送られるものである。即ち、前記駆動装置の制
御部は、高周波発振回路に設けた上・下限検出器
付電流計、例えば、上・下限接点付電流計(通称
メータリレーともいう)31と継電器より構成さ
れ、陽極電流が減少すると上・下限接点付電流計
31の下限接点に可動接点が接触し、電動シリン
ダ29の駆動部に信号を送るようにした継電器を
作動させる。
次に、平行電極板を移動させる必要性について
説明する。
説明する。
第3図の最下段を例にとると、第5図に示すよ
うに極性負の電極板22に被乾燥物である糸巻チ
ーズ1を載せ、その上に極性正の電極板21を所
要の間隔(インピーダンスマツチングできる間
隔)を設けて支持せしめている。この時、糸巻チ
ーズ1は、染色、脱水されているが未乾燥であり
高含水率の状態にある。
うに極性負の電極板22に被乾燥物である糸巻チ
ーズ1を載せ、その上に極性正の電極板21を所
要の間隔(インピーダンスマツチングできる間
隔)を設けて支持せしめている。この時、糸巻チ
ーズ1は、染色、脱水されているが未乾燥であり
高含水率の状態にある。
ところで、電極板21,22間の静電容量につ
いて考えるに、糸巻チーズの置いてある間隔C1
と、単なる空間間隔C2とでは、その間の誘電率
を異にしており、また、糸巻チーズが乾燥するに
つれて、間隔C1における誘電率が変化するため、
電極板間の静電容量が変化する。しかしながら、
高周波電流を効率よく通すためには、その静電容
量を一定に保つ必要がある。即ち、第6図に示す
ような電源と負荷と回路が構成されるが、内部イ
ンピーダンスがZ1(=R1+jX1)で起電力がEの
電源を負荷インピーダンスZ2(=R2+jX2)につ
なぐとき、R1=R2、X1=−X2の共役関係にある
場合、インピーダンスマツチングしたといい、こ
のとき、負荷に最大電力を供給することができ、
前述の(1)式の発熱量Pを最大にすることができ
る。従つて、発熱量Pを最大にするためには、内
部インピーダンスZ1を変えない場合、負荷インピ
ーダンスZ2も変えないようにしなければならな
い。即ち、各電極板間の静電容量の総和を一定に
しなければならない。
いて考えるに、糸巻チーズの置いてある間隔C1
と、単なる空間間隔C2とでは、その間の誘電率
を異にしており、また、糸巻チーズが乾燥するに
つれて、間隔C1における誘電率が変化するため、
電極板間の静電容量が変化する。しかしながら、
高周波電流を効率よく通すためには、その静電容
量を一定に保つ必要がある。即ち、第6図に示す
ような電源と負荷と回路が構成されるが、内部イ
ンピーダンスがZ1(=R1+jX1)で起電力がEの
電源を負荷インピーダンスZ2(=R2+jX2)につ
なぐとき、R1=R2、X1=−X2の共役関係にある
場合、インピーダンスマツチングしたといい、こ
のとき、負荷に最大電力を供給することができ、
前述の(1)式の発熱量Pを最大にすることができ
る。従つて、発熱量Pを最大にするためには、内
部インピーダンスZ1を変えない場合、負荷インピ
ーダンスZ2も変えないようにしなければならな
い。即ち、各電極板間の静電容量の総和を一定に
しなければならない。
ところが、上述のように、糸巻チーズが乾燥す
ると含水率が低下するため、糸巻チーズの誘電率
が変化し、静電容量一定という条件が成立しなく
なる。即ち、第6図の負荷インピーダンスZ2が大
きくなる。それ故、静電容量一定なる条件を満足
させるには、間隔C2を間隔C1における誘電率の
変化に応じて小さくする必要があり、間隔C2を
小さくする手段として、第5図の極性正の電極板
21を下げて糸巻チーズ(被乾燥物)との間隔を
狭めるようにしたものである。
ると含水率が低下するため、糸巻チーズの誘電率
が変化し、静電容量一定という条件が成立しなく
なる。即ち、第6図の負荷インピーダンスZ2が大
きくなる。それ故、静電容量一定なる条件を満足
させるには、間隔C2を間隔C1における誘電率の
変化に応じて小さくする必要があり、間隔C2を
小さくする手段として、第5図の極性正の電極板
21を下げて糸巻チーズ(被乾燥物)との間隔を
狭めるようにしたものである。
従つて、乾燥するにつれて、糸巻チーズ1の上
方にある電極板を下ることは、電極間の静電容量
一定なる条件を満足させるもので、常にインピー
ダンスマツチングさせた状態で被乾燥物である糸
巻チーズ1を前述の(1)式における発熱量最大なる
条件にして乾燥させることができる。
方にある電極板を下ることは、電極間の静電容量
一定なる条件を満足させるもので、常にインピー
ダンスマツチングさせた状態で被乾燥物である糸
巻チーズ1を前述の(1)式における発熱量最大なる
条件にして乾燥させることができる。
以上の構成による作用を説明する。
被乾燥物、本実施例においては糸巻チーズ1
を、第3図に示すように多段に支持した電極板2
1,22の間に収容し、気密容器2の扉3を閉鎖
した後、第1図に示す高周波真空乾燥装置の真空
ポンプ11を作動させ、糸巻チーズ1の水分の沸
騰点を下げるために、50Torr程度に減圧し、圧
力調節手段により乾燥終了時まで一定減圧下に保
持するように設定する。この減圧度は、40Torr
以下では気密容器内部で放電の恐れがあるため好
ましくない。
を、第3図に示すように多段に支持した電極板2
1,22の間に収容し、気密容器2の扉3を閉鎖
した後、第1図に示す高周波真空乾燥装置の真空
ポンプ11を作動させ、糸巻チーズ1の水分の沸
騰点を下げるために、50Torr程度に減圧し、圧
力調節手段により乾燥終了時まで一定減圧下に保
持するように設定する。この減圧度は、40Torr
以下では気密容器内部で放電の恐れがあるため好
ましくない。
この状態において、高周波発振器7を作動させ
て糸巻チーズ1を加熱し温度を上昇させる。糸巻
チーズの温度が38度程度に到達する頃より気密容
器2の内壁にドレンが付着し、糸巻チーズ1の水
分が蒸発する。水分が蒸発するにつれて、即ち、
乾燥するにつれて、高周波発振器7の陽極電流が
第8図に示すように減少する。これは、平行電極
板21,22の間に収容した糸巻チーズ1の誘電
率が変化したからである。
て糸巻チーズ1を加熱し温度を上昇させる。糸巻
チーズの温度が38度程度に到達する頃より気密容
器2の内壁にドレンが付着し、糸巻チーズ1の水
分が蒸発する。水分が蒸発するにつれて、即ち、
乾燥するにつれて、高周波発振器7の陽極電流が
第8図に示すように減少する。これは、平行電極
板21,22の間に収容した糸巻チーズ1の誘電
率が変化したからである。
陽極電流が減少すると、上・下限接点付電流計
31の下限に接点が接触し、継電器を作動させ、
その信号を電動シリンダ29の駆動部に送り、該
駆動部を作動させてピストンロツド部30を下降
させる。ピストンロツド30が下降すると、該ピ
ストンロツド部に連結しているパンタグラフ機構
Aが作動し、各電極板21,22を下降させる。
即ち、被乾燥物である糸巻チーズ1と上方の電極
板21または22との間隔を狭めることができ、
第5図に示す糸巻チーズ1と電極板21との間隔
C2が小さくなる。この間隔C2が小さくなると電
極間の静電容量が大となり、陽極電流が増加し、
上・下限接点付電流計31の上限の接点に接触
し、継電器の作動を解除し、電動シリンダ29の
駆動部は停止する。そして、パンタグラフ機構A
の作動が停止し、電極板21または22と糸巻チ
ーズ1との間隔をしばらく維持する。即ち、イン
ピーダンスマツチングした状態となる。
31の下限に接点が接触し、継電器を作動させ、
その信号を電動シリンダ29の駆動部に送り、該
駆動部を作動させてピストンロツド部30を下降
させる。ピストンロツド30が下降すると、該ピ
ストンロツド部に連結しているパンタグラフ機構
Aが作動し、各電極板21,22を下降させる。
即ち、被乾燥物である糸巻チーズ1と上方の電極
板21または22との間隔を狭めることができ、
第5図に示す糸巻チーズ1と電極板21との間隔
C2が小さくなる。この間隔C2が小さくなると電
極間の静電容量が大となり、陽極電流が増加し、
上・下限接点付電流計31の上限の接点に接触
し、継電器の作動を解除し、電動シリンダ29の
駆動部は停止する。そして、パンタグラフ機構A
の作動が停止し、電極板21または22と糸巻チ
ーズ1との間隔をしばらく維持する。即ち、イン
ピーダンスマツチングした状態となる。
さらに乾燥が進行すると、陽極電流が再び減少
して上記と同じ作用を繰り返して、常にインピー
ダンスマツチングできるように電極板21及び2
2を少しずつ下降させ、乾燥初期か乾燥末期ま
で、前述の各電極間の静電容量一定なる条件を、
第7図に示すように、常に満足させるようにして
乾燥が終了する。なお、乾燥終了時期は、計量容
器12に貯つたドレン量で検知される。
して上記と同じ作用を繰り返して、常にインピー
ダンスマツチングできるように電極板21及び2
2を少しずつ下降させ、乾燥初期か乾燥末期ま
で、前述の各電極間の静電容量一定なる条件を、
第7図に示すように、常に満足させるようにして
乾燥が終了する。なお、乾燥終了時期は、計量容
器12に貯つたドレン量で検知される。
乾燥が終了すると、高周波誘電加熱の付与を解
除し、空気導入用自動弁6を開放して気密容器2
内を大気圧に戻すとともに、電動シリンダ29を
逆作動させてパンタグラフ機構を上昇させて、糸
巻チーズ1と各電極板21,22との間隔を拡
げ、乾燥された糸巻チーズ1を搬送しやすくす
る。そして、扉3を開放し、糸巻チーズ1を取り
出し、1サイクルが完了する。
除し、空気導入用自動弁6を開放して気密容器2
内を大気圧に戻すとともに、電動シリンダ29を
逆作動させてパンタグラフ機構を上昇させて、糸
巻チーズ1と各電極板21,22との間隔を拡
げ、乾燥された糸巻チーズ1を搬送しやすくす
る。そして、扉3を開放し、糸巻チーズ1を取り
出し、1サイクルが完了する。
発明の効果
本発明は、以上説明したように構成されている
ので、下記のような効果を奏する。
ので、下記のような効果を奏する。
(1) 多段の平行電極板の間隔を乾燥状態に応じて
メータリレー・パンタグラフ機構を用いて自動
的に狭くできるようにすることによつて、負荷
電流の変化に応じてインピーダンスマツチング
がとれるため、乾燥初期から乾燥末期まで高周
波発振器の最大出力を出すことができ、従つ
て、被乾燥物を高効率で且つ短時間に乾燥させ
ることができ、生産性の向上が図れる。
メータリレー・パンタグラフ機構を用いて自動
的に狭くできるようにすることによつて、負荷
電流の変化に応じてインピーダンスマツチング
がとれるため、乾燥初期から乾燥末期まで高周
波発振器の最大出力を出すことができ、従つ
て、被乾燥物を高効率で且つ短時間に乾燥させ
ることができ、生産性の向上が図れる。
(2) 平行電極板を多段に且つ連動させることによ
つて、処理能力に比べて該電極板の幅及び奥行
寸法を小さくでき、従つて、電極板を内設する
気密容器の設置面積が小さくでき、また、被乾
燥物の挿入、取出しに際しては、各電極板間隔
を大きく開いた状態で行うことができるので、
作業効率が向上する。
つて、処理能力に比べて該電極板の幅及び奥行
寸法を小さくでき、従つて、電極板を内設する
気密容器の設置面積が小さくでき、また、被乾
燥物の挿入、取出しに際しては、各電極板間隔
を大きく開いた状態で行うことができるので、
作業効率が向上する。
第1図は本発明にする高周波真空乾燥装置の概
要を示す概略構成図、第2図は気密容器と高周波
発振器の結合状態を示す一部切断側面図、第3図
は本発明装置の気密容器の扉を開いた状態を示す
正面図、第4図は第3図の側面より見た断面図、
第5図は第3図における糸巻チーズと電極板との
相互関係を説明するための拡大図、第6図は電源
と負荷のインピーダンスマツチングを説明するた
めの回路図、第7図は本発明装置における被乾燥
物の含水率と高周波発振器陽極電流の変化を示す
線図、第8図は従来装置における第7図と同様の
線図、である。 1……被乾燥物、2……気密容器、3……扉、
4……圧力調節手段、7……高周波発振器、10
……コンデンサ、11……真空ポンプ、20……
架台、21,22……電極板、23……支持片、
25……長溝、26,27……リンク、28……
フイーダ線、29……電動シリンダ、30……ピ
ストンロツド部、31……上・下限接点付電流
計、A……パンタグラフ機構、Z1……内部インピ
ーダンス、Z2……負荷インピーダンス。
要を示す概略構成図、第2図は気密容器と高周波
発振器の結合状態を示す一部切断側面図、第3図
は本発明装置の気密容器の扉を開いた状態を示す
正面図、第4図は第3図の側面より見た断面図、
第5図は第3図における糸巻チーズと電極板との
相互関係を説明するための拡大図、第6図は電源
と負荷のインピーダンスマツチングを説明するた
めの回路図、第7図は本発明装置における被乾燥
物の含水率と高周波発振器陽極電流の変化を示す
線図、第8図は従来装置における第7図と同様の
線図、である。 1……被乾燥物、2……気密容器、3……扉、
4……圧力調節手段、7……高周波発振器、10
……コンデンサ、11……真空ポンプ、20……
架台、21,22……電極板、23……支持片、
25……長溝、26,27……リンク、28……
フイーダ線、29……電動シリンダ、30……ピ
ストンロツド部、31……上・下限接点付電流
計、A……パンタグラフ機構、Z1……内部インピ
ーダンス、Z2……負荷インピーダンス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 開閉可能で且つ減圧可能な気密容器; 気密容器内に設けられた上下動可能の多連パン
タグラフ機構; 気密容器内において上下方向に互に間隔をあけ
て多連パンタグラフに支承された多層の被乾燥物
載置板; 前記多層の載置板の各載置板に設けられた電
極;前記多層の載置板の電極を各層交互に陽陰異
極とした高周波印加装置; 多連パンタグラフを上下方向に伸縮駆動する駆
動装置; 高周波印加装置における陽極電流を計測する
上・下限検出器付電流計を備え、下限電流検知時
に多連パンタグラフを縮少し、上限電流検知時に
多連パンタグラフの縮少を停止するよう駆動装置
を制御する制御部; から構成された繊維類の一次、二次加工品の高周
波真空乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12655484A JPS616581A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 繊維類の一次,二次加工品の高周波真空乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12655484A JPS616581A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 繊維類の一次,二次加工品の高周波真空乾燥装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS616581A JPS616581A (ja) | 1986-01-13 |
| JPH0150831B2 true JPH0150831B2 (ja) | 1989-10-31 |
Family
ID=14938040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12655484A Granted JPS616581A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 繊維類の一次,二次加工品の高周波真空乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS616581A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4196138A (en) * | 1977-05-20 | 1980-04-01 | General Electric Company | Dicarbonyl chelate salts |
| JPH0668436B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1994-08-31 | 株式会社日阪製作所 | バッチ式高周波乾燥装置及びこれに用いる電極板 |
| JPH07872Y2 (ja) * | 1990-02-22 | 1995-01-11 | 株式会社日阪製作所 | 高周波乾燥装置 |
| JP6138477B2 (ja) * | 2012-12-13 | 2017-05-31 | 中部電力株式会社 | 真空凍結乾燥装置及び真空凍結乾燥方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56165882A (en) * | 1980-05-26 | 1981-12-19 | Ashida Mfg | Drying of wood veneer preventing cracking, warping and winckling |
-
1984
- 1984-06-21 JP JP12655484A patent/JPS616581A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS616581A (ja) | 1986-01-13 |
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