JPH0152448B2 - - Google Patents
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- JPH0152448B2 JPH0152448B2 JP12350681A JP12350681A JPH0152448B2 JP H0152448 B2 JPH0152448 B2 JP H0152448B2 JP 12350681 A JP12350681 A JP 12350681A JP 12350681 A JP12350681 A JP 12350681A JP H0152448 B2 JPH0152448 B2 JP H0152448B2
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- JP
- Japan
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- steel
- annealing
- temperature
- magnetic flux
- flux density
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、無方向性電気鉄板の製造方法に関
し、さらに詳しくは、優れた鉄損と磁束密度を有
する無方向性電気鉄板の製造方法に関する。 [従来技術] 一般に、無方向性電気鉄板は、主として、モー
ターや小型トランスのコアー材として使用されて
おり、鉄損が少ないことと、磁束密度の高いこと
が要求されている。 この無方向性電気鉄板は通常、3%以下のSiを
含有する鋼を熱間圧延し、脱スケールの後、冷間
圧延及び焼鈍を行なつて製造されるものである
が、さらに、この焼鈍板に僅かの歪を与え、これ
を再度焼鈍する、所謂、2回冷間圧延法を採用す
ることによつて、鉄損を著しく低下させる場合も
ある。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明した無方向性電気鉄板の特
性をさらに向上させたものであつて、優れた鉄損
と磁束密度を得ることのできる無方向性電気鉄板
の製造方法を提供するものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る無方向性電気鉄板の製造方法は、 (1) C0.06%以下、 Si1〜3.5%(1%を含まず)、 P0.03%未満、Mn0.1〜0.5%、 Zr0.005〜0.5% を含み、残部鉄及び不純物よりなる鋼を熱間圧
延及び冷間圧延した後、最終焼鈍を連続焼鈍に
より750〜900℃のフエライト域で行なうことを
特徴とする磁気特性の優れた無方向性電気鉄板
の製造方法を第1の発明とし、 (2) C0.06%以下、 Si1〜3.5%(1%を含まず)、 P0.03%未満、Mn0.1〜0.5%、 Zr0.005〜0.5%、Al0.1〜1% を含み、残部鉄及び不純物よりなる鋼を熱間圧
延及び冷間圧延した後、最終焼鈍を連続焼鈍に
より750〜900℃のフエライト域で行なうことを
特徴とする磁気特性の優れた無方向性電気鉄板
の製造方法を第2の発明とする2つの発明より
なるものである。 本発明に係る無方向性電気鉄板の製造方法(以
下単に本発明に係る方法ということがある。)に
ついて具体的に説明する。 先ず、本発明に係る方法において使用する鋼に
ついて、その含有成分及び成分割合を説明する。 Cは磁気特性に影響を与える元素であり、多量
に含有されると磁気特性を劣化させるようになる
ので、含有量は0.06%以下とする。そして、この
C含有量を望ましくは0.015%以下に低減させる
ことにより、さらに、良好な磁気特性を得ること
ができ、例えば、溶鋼におけるC含有量を0.015
%以下としてもよく、また、熱間圧延板を脱炭焼
鈍して0.015%以下程度のC含有量としてもよい。 Zrは鉄損及び磁束密度を改善するための最も
重要で、かつ、有効な元素であり、含有量が
0.005%未満では鉄損、磁束密度を改善する効果
がなく、また、0.5%を越えて含有されると再結
晶温度が高くなり過ぎて、再結晶が不充分とな
り、逆に上記の特性が劣化するようになる。よつ
て、Zr含有量は0.005〜0.5%とする。 電気鉄板は鉄損並びに磁束密度が優れているこ
とが望まれる。これに対して、Siは重要な働きを
する元素である。 鉄損を低下するためには、履歴損及び渦電流損
を低下する必要がある。履歴損を低下するには結
晶粒径の増大が有効であり、一般的には、焼鈍温
度を上昇することにより目的が達成される。しか
し、鋼にはα→γ変態があるため、α→γ変態温
度以上の温度で焼鈍すると、高温焼鈍であつても
所望の粗大結晶粒が得られないと共に、集合組織
がランダム化するため磁束密度が劣化する。 Siは鋼のα→γ変態点を上昇させる元素であ
り、このことにより、高温α域焼鈍が可能とな
り、目的とする結晶粒の粗大化が図られ、履歴損
を低下でき、かつ、高磁束密度を維持することが
できる。一方、Siは鉄に置換型に固溶する元素で
あり、鋼の固有抵抗を増大させることにより、渦
電流損を低下することができる。このように、Si
は鉄損、磁束密度の両者の観点から重要である。 さらにSiは、上記説明したZrとの関係において
も重要な元素であり、即ち、Zrを含有させると
再結晶温度が上昇するので、Zr含有鋼では高温
で再結晶並びに粒成長させる必要があるが、高温
となり過ぎると上記したようにオーステナイト域
(γ域)に入り、集合組織がランダム化するため
圧延方向と板幅方向との平均の磁束密度が低下す
るようになる。このランダム化を防止するために
は、フエライト域(α域)を高温側に拡げる、即
ち、α→γ変態点を上昇させることにより、Zr
含有鋼の高再結晶温度をα域にするようにしなけ
ればならない。ここにSiはα→γ変態点を上昇さ
せるのに有効な元素であり、そこで、Siを1%を
越えて含有させて最終焼鈍におけるZr含有鋼の
再結晶、粒成長をα域で行なえるようにしている
のである。なお、Si含有量の上限は3.5%であり、
これはSi含有量がこれ以上になると冷間圧延が困
難になるためである。 Pは本発明に係る方法により得られた鋼板をモ
ーター等のコアーとして使用する場合、打抜き、
積層後の溶接時に割れ発生の原因になるため、P
含有量は0.03%未満に規制しなければならない。 Mnは熱間圧延工程における赤熱脆性を防止す
る目的で、0.1%以上含有させる必要があり、一
方、Mnは鋼の固有抵抗を増大して渦電流損を改
善する効果を有するが、過多に含有する場合には
磁束密度が低下することになる。また、Mnには
鋼のα→γ変態温度を低下する性質があり、多量
に含有させた場合、本発明に係る無方向性電気鉄
板の製造方法におけるZr含有Si鋼をα域の温度で
最終焼鈍を行なつて、再結晶および結晶粒を成長
させることにより、低鉄損、かつ、高磁束密度を
達成することができなくなる。このような観点か
らMnの上限は0.5%とする。よつて、Mn含有量
は0.1〜0.5%とする。 また、本発明に係る方法において磁気特性の一
層の向上のため、Al0.1〜1%を含有させること
ができる。そして、このAlは粒成長の促進及び
渦電流損の低減を目的として0.1%以上含有させ
るが、1%を越えて含有されるとZrの効果が相
対的に小さくなる。よつて、Al含有量は0.1〜1
%とする。 次に、本発明に係る方法における上記鋼の製造
条件について説明する。 鋼スラブは常法に従つて熱間圧延及び冷間圧延
されるが、望ましくは、加熱温度を1200℃以下、
特に、1100℃以下として熱間圧延する。熱間圧延
後脱スケールし、次いで、1回或いは中間焼鈍を
行なう冷間圧延を2回以上行なつて所望の厚さの
薄板を得る。この鋼板の最終焼鈍は連続焼鈍によ
りフエライト域、望ましくは、750〜900℃で行な
われる。 この連続焼鈍によるフエライト域での最終焼鈍
により、再結晶、粒成長が図られ、ランダム化す
ることなく所定のの集合組織を得ることができ
る。 その他必要に応じて、連続鋳造、直接圧延、ス
ラブ低温加熱、熱間圧延板焼鈍等の工程を採用す
ることができる。 磁束密度を向上するためには、最終焼鈍を連続
焼鈍で実施する必要があり、この連続焼鈍は箱焼
鈍と比較して加熱速度が大きいことが特徴であ
り、このことが、磁束密度にとつて望ましい集合
組織を形成する原因であると考えられる。 [実施例] 本発明に係る無方向性電気鉄板の製造方法の実
施例を比較例と共に説明する。 実施例 1
し、さらに詳しくは、優れた鉄損と磁束密度を有
する無方向性電気鉄板の製造方法に関する。 [従来技術] 一般に、無方向性電気鉄板は、主として、モー
ターや小型トランスのコアー材として使用されて
おり、鉄損が少ないことと、磁束密度の高いこと
が要求されている。 この無方向性電気鉄板は通常、3%以下のSiを
含有する鋼を熱間圧延し、脱スケールの後、冷間
圧延及び焼鈍を行なつて製造されるものである
が、さらに、この焼鈍板に僅かの歪を与え、これ
を再度焼鈍する、所謂、2回冷間圧延法を採用す
ることによつて、鉄損を著しく低下させる場合も
ある。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明した無方向性電気鉄板の特
性をさらに向上させたものであつて、優れた鉄損
と磁束密度を得ることのできる無方向性電気鉄板
の製造方法を提供するものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る無方向性電気鉄板の製造方法は、 (1) C0.06%以下、 Si1〜3.5%(1%を含まず)、 P0.03%未満、Mn0.1〜0.5%、 Zr0.005〜0.5% を含み、残部鉄及び不純物よりなる鋼を熱間圧
延及び冷間圧延した後、最終焼鈍を連続焼鈍に
より750〜900℃のフエライト域で行なうことを
特徴とする磁気特性の優れた無方向性電気鉄板
の製造方法を第1の発明とし、 (2) C0.06%以下、 Si1〜3.5%(1%を含まず)、 P0.03%未満、Mn0.1〜0.5%、 Zr0.005〜0.5%、Al0.1〜1% を含み、残部鉄及び不純物よりなる鋼を熱間圧
延及び冷間圧延した後、最終焼鈍を連続焼鈍に
より750〜900℃のフエライト域で行なうことを
特徴とする磁気特性の優れた無方向性電気鉄板
の製造方法を第2の発明とする2つの発明より
なるものである。 本発明に係る無方向性電気鉄板の製造方法(以
下単に本発明に係る方法ということがある。)に
ついて具体的に説明する。 先ず、本発明に係る方法において使用する鋼に
ついて、その含有成分及び成分割合を説明する。 Cは磁気特性に影響を与える元素であり、多量
に含有されると磁気特性を劣化させるようになる
ので、含有量は0.06%以下とする。そして、この
C含有量を望ましくは0.015%以下に低減させる
ことにより、さらに、良好な磁気特性を得ること
ができ、例えば、溶鋼におけるC含有量を0.015
%以下としてもよく、また、熱間圧延板を脱炭焼
鈍して0.015%以下程度のC含有量としてもよい。 Zrは鉄損及び磁束密度を改善するための最も
重要で、かつ、有効な元素であり、含有量が
0.005%未満では鉄損、磁束密度を改善する効果
がなく、また、0.5%を越えて含有されると再結
晶温度が高くなり過ぎて、再結晶が不充分とな
り、逆に上記の特性が劣化するようになる。よつ
て、Zr含有量は0.005〜0.5%とする。 電気鉄板は鉄損並びに磁束密度が優れているこ
とが望まれる。これに対して、Siは重要な働きを
する元素である。 鉄損を低下するためには、履歴損及び渦電流損
を低下する必要がある。履歴損を低下するには結
晶粒径の増大が有効であり、一般的には、焼鈍温
度を上昇することにより目的が達成される。しか
し、鋼にはα→γ変態があるため、α→γ変態温
度以上の温度で焼鈍すると、高温焼鈍であつても
所望の粗大結晶粒が得られないと共に、集合組織
がランダム化するため磁束密度が劣化する。 Siは鋼のα→γ変態点を上昇させる元素であ
り、このことにより、高温α域焼鈍が可能とな
り、目的とする結晶粒の粗大化が図られ、履歴損
を低下でき、かつ、高磁束密度を維持することが
できる。一方、Siは鉄に置換型に固溶する元素で
あり、鋼の固有抵抗を増大させることにより、渦
電流損を低下することができる。このように、Si
は鉄損、磁束密度の両者の観点から重要である。 さらにSiは、上記説明したZrとの関係において
も重要な元素であり、即ち、Zrを含有させると
再結晶温度が上昇するので、Zr含有鋼では高温
で再結晶並びに粒成長させる必要があるが、高温
となり過ぎると上記したようにオーステナイト域
(γ域)に入り、集合組織がランダム化するため
圧延方向と板幅方向との平均の磁束密度が低下す
るようになる。このランダム化を防止するために
は、フエライト域(α域)を高温側に拡げる、即
ち、α→γ変態点を上昇させることにより、Zr
含有鋼の高再結晶温度をα域にするようにしなけ
ればならない。ここにSiはα→γ変態点を上昇さ
せるのに有効な元素であり、そこで、Siを1%を
越えて含有させて最終焼鈍におけるZr含有鋼の
再結晶、粒成長をα域で行なえるようにしている
のである。なお、Si含有量の上限は3.5%であり、
これはSi含有量がこれ以上になると冷間圧延が困
難になるためである。 Pは本発明に係る方法により得られた鋼板をモ
ーター等のコアーとして使用する場合、打抜き、
積層後の溶接時に割れ発生の原因になるため、P
含有量は0.03%未満に規制しなければならない。 Mnは熱間圧延工程における赤熱脆性を防止す
る目的で、0.1%以上含有させる必要があり、一
方、Mnは鋼の固有抵抗を増大して渦電流損を改
善する効果を有するが、過多に含有する場合には
磁束密度が低下することになる。また、Mnには
鋼のα→γ変態温度を低下する性質があり、多量
に含有させた場合、本発明に係る無方向性電気鉄
板の製造方法におけるZr含有Si鋼をα域の温度で
最終焼鈍を行なつて、再結晶および結晶粒を成長
させることにより、低鉄損、かつ、高磁束密度を
達成することができなくなる。このような観点か
らMnの上限は0.5%とする。よつて、Mn含有量
は0.1〜0.5%とする。 また、本発明に係る方法において磁気特性の一
層の向上のため、Al0.1〜1%を含有させること
ができる。そして、このAlは粒成長の促進及び
渦電流損の低減を目的として0.1%以上含有させ
るが、1%を越えて含有されるとZrの効果が相
対的に小さくなる。よつて、Al含有量は0.1〜1
%とする。 次に、本発明に係る方法における上記鋼の製造
条件について説明する。 鋼スラブは常法に従つて熱間圧延及び冷間圧延
されるが、望ましくは、加熱温度を1200℃以下、
特に、1100℃以下として熱間圧延する。熱間圧延
後脱スケールし、次いで、1回或いは中間焼鈍を
行なう冷間圧延を2回以上行なつて所望の厚さの
薄板を得る。この鋼板の最終焼鈍は連続焼鈍によ
りフエライト域、望ましくは、750〜900℃で行な
われる。 この連続焼鈍によるフエライト域での最終焼鈍
により、再結晶、粒成長が図られ、ランダム化す
ることなく所定のの集合組織を得ることができ
る。 その他必要に応じて、連続鋳造、直接圧延、ス
ラブ低温加熱、熱間圧延板焼鈍等の工程を採用す
ることができる。 磁束密度を向上するためには、最終焼鈍を連続
焼鈍で実施する必要があり、この連続焼鈍は箱焼
鈍と比較して加熱速度が大きいことが特徴であ
り、このことが、磁束密度にとつて望ましい集合
組織を形成する原因であると考えられる。 [実施例] 本発明に係る無方向性電気鉄板の製造方法の実
施例を比較例と共に説明する。 実施例 1
【表】
【表】
この第1表に示す含有成分、成分割合のスラブ
を製造し、このスラブを1200℃に加熱後熱間圧延
して得られた熱間圧延板を脱スケール後、仕上冷
間圧延により板厚0.5mmとし、次いで、800℃の温
度で1時間の最終焼鈍及び連続焼鈍により850℃
の温度で3分間の最終焼鈍を行なつた。この焼鈍
材からエブスタイン試験片を採取し、磁気測定し
た結果を第2表および第1図に示す。第1図中、
○、△は最終焼鈍が箱焼鈍の場合、●、▲は最終
焼鈍の場合を示し、○、●はW15/50、△、▲は
B50を示している。 第1図から明らかなように、鋼種No.2〜No.5の
Zr含有量が0.005〜0.5%の範囲内にある本発明に
係る方法による鋼はNo.1のZr無含有鋼及びZr含
有量0.5%を越える鋼のNo.6、No.7に比較して、
鉄損が優れており、また、磁束密度についてもNo.
2〜No.5の本発明に係る方法による鋼は安定して
良好な値が得られる。さらに、本発明に係る方法
による鋼において、最終焼鈍が箱焼鈍の場合に比
べて、最終焼鈍では高い磁束密度が得られること
がわかる。 実施例 2
を製造し、このスラブを1200℃に加熱後熱間圧延
して得られた熱間圧延板を脱スケール後、仕上冷
間圧延により板厚0.5mmとし、次いで、800℃の温
度で1時間の最終焼鈍及び連続焼鈍により850℃
の温度で3分間の最終焼鈍を行なつた。この焼鈍
材からエブスタイン試験片を採取し、磁気測定し
た結果を第2表および第1図に示す。第1図中、
○、△は最終焼鈍が箱焼鈍の場合、●、▲は最終
焼鈍の場合を示し、○、●はW15/50、△、▲は
B50を示している。 第1図から明らかなように、鋼種No.2〜No.5の
Zr含有量が0.005〜0.5%の範囲内にある本発明に
係る方法による鋼はNo.1のZr無含有鋼及びZr含
有量0.5%を越える鋼のNo.6、No.7に比較して、
鉄損が優れており、また、磁束密度についてもNo.
2〜No.5の本発明に係る方法による鋼は安定して
良好な値が得られる。さらに、本発明に係る方法
による鋼において、最終焼鈍が箱焼鈍の場合に比
べて、最終焼鈍では高い磁束密度が得られること
がわかる。 実施例 2
【表】
※1:比較鋼、※2:本発明に係る方法による
鋼
鋼
【表】
第3表に示すような含有成分、成分割合の本発
明に係る方法による鋼(No.9)と比較鋼(No.8)
のスラブを1100℃及び1250℃に加熱して熱間圧延
し、熱間圧延板を脱スケール後、700℃の温度で
2時間の脱炭焼鈍を行ない、その後、仕上冷間圧
延により板厚0.5mmとした。この冷間圧延板に800
℃の温度で1時間の最終焼鈍及び連続焼鈍により
850℃の温度で3分間の最終焼鈍を行ない、エプ
スタイン試験片を採取し、測定した磁気特性を第
4表に示す。 この第4表から明らかであるが、熱間圧延板脱
炭焼鈍を行なう場合にもZr含有及び低温加熱が
鉄損に非常に有効であり、また、連続焼鈍で高い
磁束密度が得られており、なお、脱炭焼鈍後のC
含有量は0.002〜0.004%まで低下している。 実施例 3
明に係る方法による鋼(No.9)と比較鋼(No.8)
のスラブを1100℃及び1250℃に加熱して熱間圧延
し、熱間圧延板を脱スケール後、700℃の温度で
2時間の脱炭焼鈍を行ない、その後、仕上冷間圧
延により板厚0.5mmとした。この冷間圧延板に800
℃の温度で1時間の最終焼鈍及び連続焼鈍により
850℃の温度で3分間の最終焼鈍を行ない、エプ
スタイン試験片を採取し、測定した磁気特性を第
4表に示す。 この第4表から明らかであるが、熱間圧延板脱
炭焼鈍を行なう場合にもZr含有及び低温加熱が
鉄損に非常に有効であり、また、連続焼鈍で高い
磁束密度が得られており、なお、脱炭焼鈍後のC
含有量は0.002〜0.004%まで低下している。 実施例 3
【表】
【表】
第5表に示す含有成分、成分割合のスラブを作
り、このスラブを1100℃に加熱して熱間圧延し、
次いで、冷間圧延により仕上板厚0.5mmとした後、
連続焼鈍により850℃の温度で3分間最終焼鈍を
行なつた。この鋼板からエプスタイン試験片を採
取した。 試験結果を第6表に示す。 この第6表から明らかであるが、Alの含有に
より鉄損が低下していることがわかる。 実施例 4
り、このスラブを1100℃に加熱して熱間圧延し、
次いで、冷間圧延により仕上板厚0.5mmとした後、
連続焼鈍により850℃の温度で3分間最終焼鈍を
行なつた。この鋼板からエプスタイン試験片を採
取した。 試験結果を第6表に示す。 この第6表から明らかであるが、Alの含有に
より鉄損が低下していることがわかる。 実施例 4
【表】
※1:本発明に係る方法による鋼、※2:比較
鋼
鋼
【表】
第7表に示す含有成分、成分割合のスラブを作
成し、このスラブを1100℃の温度に加熱して熱間
圧延し、引き続き仕上板厚を0.5mmに冷間圧延し
た後、750℃の温度で1時間(箱焼鈍)及び850℃
の温度で3分間(連続焼鈍)の最終焼鈍を行なつ
た。この焼鈍材からエプスタイン試験片を作成し
て磁気特性を測定した。 その結果を第8表に示す。 比較鋼No.15の場合、高温度で連続焼鈍しても鉄
損の改善量は小さく、かつ、磁束密度が低下す
る。これは、低Si鋼であり、α→γ変態点が低い
ため高温度での連続焼鈍ではα+γ域焼鈍とな
り、結晶粒の成長が促進されず、かつ、集合組織
がランダム化したためであると考えられる。これ
に対して、本発明に係る方法による鋼No.14は高温
度における連続焼鈍により鉄損、磁束密度共に向
上することがわかる。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る無方向性電
気鉄板の製造方法は上記の構成を有しているもの
であるから、得られた電気鉄板は磁気特性、特
に、磁束密度に優れ、さらに、鉄損も著しく低い
という優れた効果を奏するものである。
成し、このスラブを1100℃の温度に加熱して熱間
圧延し、引き続き仕上板厚を0.5mmに冷間圧延し
た後、750℃の温度で1時間(箱焼鈍)及び850℃
の温度で3分間(連続焼鈍)の最終焼鈍を行なつ
た。この焼鈍材からエプスタイン試験片を作成し
て磁気特性を測定した。 その結果を第8表に示す。 比較鋼No.15の場合、高温度で連続焼鈍しても鉄
損の改善量は小さく、かつ、磁束密度が低下す
る。これは、低Si鋼であり、α→γ変態点が低い
ため高温度での連続焼鈍ではα+γ域焼鈍とな
り、結晶粒の成長が促進されず、かつ、集合組織
がランダム化したためであると考えられる。これ
に対して、本発明に係る方法による鋼No.14は高温
度における連続焼鈍により鉄損、磁束密度共に向
上することがわかる。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る無方向性電
気鉄板の製造方法は上記の構成を有しているもの
であるから、得られた電気鉄板は磁気特性、特
に、磁束密度に優れ、さらに、鉄損も著しく低い
という優れた効果を奏するものである。
第1図はZr含有量とW15/50及びB50との関係
を示す図である。
を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C0.06%以下、 Si1〜3.5%(1%を含まず)、 P0.03%未満、Mn0.1〜0.5%、 Zr0.005〜0.5% を含み、残部鉄及び不純物よりなる鋼を熱間圧延
及び冷間圧延した後、最終焼鈍を連続焼鈍により
750〜900℃のフエライト域で行なうことを特徴と
する磁気特性の優れた無方向性電気鉄板の製造方
法。 2 C0.06%以下、 Si1〜3.5%(1%を含まず)、 P0.03%未満、Mn0.1〜0.5%、 Zr0.005〜0.5%、Al0.1〜1% を含み、残部鉄及び不純物よりなる鋼を熱間圧延
及び冷間圧延した後、最終焼鈍を連続焼鈍により
750〜900℃のフエライト域で行なうことを特徴と
する磁気特性の優れた無方向性電気鉄板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12350681A JPS5825426A (ja) | 1981-08-05 | 1981-08-05 | 無方向性電気鉄板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12350681A JPS5825426A (ja) | 1981-08-05 | 1981-08-05 | 無方向性電気鉄板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5825426A JPS5825426A (ja) | 1983-02-15 |
| JPH0152448B2 true JPH0152448B2 (ja) | 1989-11-08 |
Family
ID=14862303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12350681A Granted JPS5825426A (ja) | 1981-08-05 | 1981-08-05 | 無方向性電気鉄板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825426A (ja) |
-
1981
- 1981-08-05 JP JP12350681A patent/JPS5825426A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5825426A (ja) | 1983-02-15 |
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