JPH0196354A - 耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルト用鋼 - Google Patents
耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルト用鋼Info
- Publication number
- JPH0196354A JPH0196354A JP25168187A JP25168187A JPH0196354A JP H0196354 A JPH0196354 A JP H0196354A JP 25168187 A JP25168187 A JP 25168187A JP 25168187 A JP25168187 A JP 25168187A JP H0196354 A JPH0196354 A JP H0196354A
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- JP
- Japan
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- steel
- delayed fracture
- fracture resistance
- hydrogen
- strength
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、140〜160 kg f /malの引張
強さを有する耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルトに適
用する鋼である。
強さを有する耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルトに適
用する鋼である。
[従来の技術]
高強度ボルト(以下、ボルトという)は、機械、自動車
、橋、建物に多く使用されている。ボルトの強度が12
5 kg f / malを越えると遅れ破壊の危険性
が高まることはよく知られており、現在使用されている
ボルトの強度は90kg f / a+4あるいは11
0kg f /−級のものが主体となっている。
、橋、建物に多く使用されている。ボルトの強度が12
5 kg f / malを越えると遅れ破壊の危険性
が高まることはよく知られており、現在使用されている
ボルトの強度は90kg f / a+4あるいは11
0kg f /−級のものが主体となっている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら近年の構造物はますます大型化の傾向にあ
り、継手効率を高めるためあるいは軽量化の目的から、
ボルトをより高強度にしたい要求が強い。そこで、強度
が125)cgf/−を越えるボルトの遅れ破壊の問題
を解決させなければならない。
り、継手効率を高めるためあるいは軽量化の目的から、
ボルトをより高強度にしたい要求が強い。そこで、強度
が125)cgf/−を越えるボルトの遅れ破壊の問題
を解決させなければならない。
ボルトの遅れ破壊は、ボルト中の水素が原因していると
言われている。遅れ破壊に関わる水素は、鋼中組織間を
常温で容易に動きうる格子間隙または転位、あるいは結
晶粒界等に存在するいわゆる拡散性水素(以下、拡散性
水素という)である。
言われている。遅れ破壊に関わる水素は、鋼中組織間を
常温で容易に動きうる格子間隙または転位、あるいは結
晶粒界等に存在するいわゆる拡散性水素(以下、拡散性
水素という)である。
より高強度のボルトを使用する場合、水素特に拡散性水
素に対する抵抗力のある鋼でなければならない。
素に対する抵抗力のある鋼でなければならない。
[問題点を解決するための手段、作用コ本発明者らは、
鋼の化学成分の調整、特にSl。
鋼の化学成分の調整、特にSl。
C「を高めることにより、遅れ破壊に至らない限界の拡
散性水素(以下、限界拡散性水素という)が増加できる
ことが可能であるとの知見を得て、上記問題点を解決す
ることができたのである。
散性水素(以下、限界拡散性水素という)が増加できる
ことが可能であるとの知見を得て、上記問題点を解決す
ることができたのである。
本発明は、以上の知見にもとづいてなされたものであり
、熱処理を施すことにより、140kgf/−〜160
kgf/−の高強度において、従来鋼より高い限界拡散
性水素を示すことを特徴とする耐遅れ破壊特性の優れた
高強度ボルト用鋼に関わるものである。
、熱処理を施すことにより、140kgf/−〜160
kgf/−の高強度において、従来鋼より高い限界拡散
性水素を示すことを特徴とする耐遅れ破壊特性の優れた
高強度ボルト用鋼に関わるものである。
本発明者らは、耐遅れ破壊特性に及ぼす合金元素の影響
を調べたところ、従来のボルト用鋼に採用されているも
のと比べて、SiHの増加、特に、Crの増加が有効で
あることを見い出した。
を調べたところ、従来のボルト用鋼に採用されているも
のと比べて、SiHの増加、特に、Crの増加が有効で
あることを見い出した。
即ち、本発明のボルト用鋼の合金成分の範囲は、・次の
理由で決定した。
理由で決定した。
Cは、焼入れ一焼戻しにより高強度を得るためには、0
.18%以上必要とし、一方、0,35%を超えるとじ
ん性および耐遅れ破壊特性が低下し、高強度ボルトの特
性を満足しえないことから、0,18〜0.35%とし
た。
.18%以上必要とし、一方、0,35%を超えるとじ
ん性および耐遅れ破壊特性が低下し、高強度ボルトの特
性を満足しえないことから、0,18〜0.35%とし
た。
Siは、元来脱酸に必要であるが、ここでは特に鋼の耐
遅れ破壊特性を向上させる。しかし、その効果を十分に
発揮せしめるには、0.50%超必要であるが、一方こ
の増加による鋼のしん性の低下にもとづいて上限1.5
0%とした。
遅れ破壊特性を向上させる。しかし、その効果を十分に
発揮せしめるには、0.50%超必要であるが、一方こ
の増加による鋼のしん性の低下にもとづいて上限1.5
0%とした。
Mnは、脱酸及び脱硫に必要であり、焼入性の確保のた
めにも0.20%以上必要であるが、0.60%を超え
ると遅れ破壊特性が低下するため、0.20〜0.60
%とした。
めにも0.20%以上必要であるが、0.60%を超え
ると遅れ破壊特性が低下するため、0.20〜0.60
%とした。
Crは、前述のとおり、かつ焼入性の確保のために1.
50%超必要とした。また、140kgf/−以上の強
度を得るための焼戻温度を高める働きが有り、一般に、
遅れ破壊特性は、焼戻温度が高い方が優れている。しか
し、多量に添加しても効果が飽和するので上限を3.5
0%とした。
50%超必要とした。また、140kgf/−以上の強
度を得るための焼戻温度を高める働きが有り、一般に、
遅れ破壊特性は、焼戻温度が高い方が優れている。しか
し、多量に添加しても効果が飽和するので上限を3.5
0%とした。
Moは、鋼の強じん性を高めるに非常に有効な元素であ
って、この場合の必要量は0.10%以上である。しか
し、高価な元素であるため、その有効性を勘案して上限
を0.50%とした。
って、この場合の必要量は0.10%以上である。しか
し、高価な元素であるため、その有効性を勘案して上限
を0.50%とした。
■は、その炭窒化物の析出硬化により、鋼の強度を高め
るに有効な元素であって、その活用に0.05%以上を
必要とする。しかし、その量が多くなるとじん性が低下
するので、0.20%を上限とした。
るに有効な元素であって、その活用に0.05%以上を
必要とする。しかし、その量が多くなるとじん性が低下
するので、0.20%を上限とした。
上述の基本成分の材料に対して、更に、鋼の高強度化お
よび細粒化のために0.005〜0.030%のNb或
は”INを一種以上添加することができる。
よび細粒化のために0.005〜0.030%のNb或
は”INを一種以上添加することができる。
これらは、添加効果が飽和する量で上限とした。
[実 施 例]
共試鋼の化学成分を表1に示す。(A) 、 (I3)
、 (C) 。
、 (C) 。
(D)、(E)および(F)は本発明のボルト用鋼に従
ったものであり、(G) 、 (H) 、および(1)
は比較のために用意した既存の鋼であり、これらのφ2
01II+1の棒鋼を用イテ、引張強さが140kgr
/ mff1〜160kgf/ maiを目標に熱処理
(焼入れ一焼戻し)を行った。この時の熱処理条件およ
び引張性質を表2に示す。
ったものであり、(G) 、 (H) 、および(1)
は比較のために用意した既存の鋼であり、これらのφ2
01II+1の棒鋼を用イテ、引張強さが140kgr
/ mff1〜160kgf/ maiを目標に熱処理
(焼入れ一焼戻し)を行った。この時の熱処理条件およ
び引張性質を表2に示す。
これらの鋼が、遅れ破壊に対し、どれだけの拡散性水素
を許容しうるかを調べる。すなわち各欄の限界水素ユを
求める。
を許容しうるかを調べる。すなわち各欄の限界水素ユを
求める。
次に限界水素量を求める方法について述べる。
第1図に示したMIOボルトで軸部に2mmVの円周ノ
ツチを設けた試験片を作り、2本を組にして、水素を富
化するために、20%HC1溶液に20分間浸漬した後
大気中に放置し、その放置時間を種々変えることにより
、試験片中の水素量を変化させる。
ツチを設けた試験片を作り、2本を組にして、水素を富
化するために、20%HC1溶液に20分間浸漬した後
大気中に放置し、その放置時間を種々変えることにより
、試験片中の水素量を変化させる。
こうしてそのうちの1本は、熱的分析法により水素を測
定し、もう1本は、第2図に示した試験機で遅れ破壊を
行う。図において1は試験片、2はバランスウェイト、
3は支点を示す。
定し、もう1本は、第2図に示した試験機で遅れ破壊を
行う。図において1は試験片、2はバランスウェイト、
3は支点を示す。
なお、試験片を20%HCΩ溶液に20分間浸漬しても
水素侵入量が少ない場合は、浸漬時間およびHCil溶
液の濃度によって水素量を調整している。
水素侵入量が少ない場合は、浸漬時間およびHCil溶
液の濃度によって水素量を調整している。
また、遅れ破壊試験における試験荷重は、HC,9溶液
に浸漬する前の各試験片の破断荷重の70%と一定にし
た。
に浸漬する前の各試験片の破断荷重の70%と一定にし
た。
そして、浸漬時間および放置時間を種々変えた時の拡散
性水素量と、遅れ破壊試験における破断時間との関係を
表3に示す。
性水素量と、遅れ破壊試験における破断時間との関係を
表3に示す。
同表から、各欄の遅れ破壊を起こさない上限の拡散性水
素量、すなわち、限界拡散性水素量を推定すると表4の
ようになる。
素量、すなわち、限界拡散性水素量を推定すると表4の
ようになる。
これより、本発明の範囲にある(A) 、 (B) 、
(C) 。
(C) 。
(D) 、 (E) 、および(P)は、比較材である
(G) 、 (+1) 、および(1)に比べて限界水
素量が高く、遅れ破壊しにくいことを示している。
(G) 、 (+1) 、および(1)に比べて限界水
素量が高く、遅れ破壊しにくいことを示している。
表 4
[発明の効果]
本発明によって、140 kg f / m+a〜16
0kgf/mjの強度を有する耐遅れ破壊特性の優れた
ボルトが期待できる。これによって、ボルトの継手効率
を高めることができ、自動車等の軽量化に寄与し、工業
的効果は大きい。
0kgf/mjの強度を有する耐遅れ破壊特性の優れた
ボルトが期待できる。これによって、ボルトの継手効率
を高めることができ、自動車等の軽量化に寄与し、工業
的効果は大きい。
第1図は試験片の形状の説明図、第2図は遅れ破壊試験
装置の説明図である。
装置の説明図である。
Claims (1)
- (1)重量%で C:0.18〜0.35%、 Si:0.50超1.50%、 Mn:0.20〜0.60%、 Cr:1.50超3.50%、 Mo:0.10〜0.50%、 V:0.05〜0.20%、 残Fe及び不純物からなることを特徴とする耐遅れ破壊
特性の優れた高強度ボルト用鋼。(2)重量%で C:0.18〜0.35%、 Si:0.50超1.50%、 Mn:0.20〜0.60%、 Cr:1.50超3.50%、 Mo:0.10〜0.50%、 V:0.10〜0.20%を含みかつ0.005〜0.
030%のNbあるいはTiを一種以上含有し、残Fe
及び不純物からなることを特徴とする耐遅れ破壊特性の
優れた高強度ボルト用鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25168187A JPH0196354A (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルト用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25168187A JPH0196354A (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルト用鋼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0196354A true JPH0196354A (ja) | 1989-04-14 |
Family
ID=17226427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25168187A Pending JPH0196354A (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 耐遅れ破壊特性の優れた高強度ボルト用鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0196354A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009173245A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Nishikawa Rubber Co Ltd | オープニングトリム |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5594463A (en) * | 1979-01-12 | 1980-07-17 | Nippon Steel Corp | Petrochemical plant or high tensile bolt steel having hydrogen penetration preventing effect |
| JPS57161050A (en) * | 1981-03-31 | 1982-10-04 | Daido Steel Co Ltd | High-strength bolt steel |
| JPS58117856A (ja) * | 1982-01-06 | 1983-07-13 | Daido Steel Co Ltd | 高強度ボルト用鋼 |
| JPS596358A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-13 | Daido Steel Co Ltd | 高強度ボルト |
-
1987
- 1987-10-07 JP JP25168187A patent/JPH0196354A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5594463A (en) * | 1979-01-12 | 1980-07-17 | Nippon Steel Corp | Petrochemical plant or high tensile bolt steel having hydrogen penetration preventing effect |
| JPS57161050A (en) * | 1981-03-31 | 1982-10-04 | Daido Steel Co Ltd | High-strength bolt steel |
| JPS58117856A (ja) * | 1982-01-06 | 1983-07-13 | Daido Steel Co Ltd | 高強度ボルト用鋼 |
| JPS596358A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-13 | Daido Steel Co Ltd | 高強度ボルト |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009173245A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Nishikawa Rubber Co Ltd | オープニングトリム |
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