JPH019639Y2 - - Google Patents

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JPH019639Y2
JPH019639Y2 JP12800082U JP12800082U JPH019639Y2 JP H019639 Y2 JPH019639 Y2 JP H019639Y2 JP 12800082 U JP12800082 U JP 12800082U JP 12800082 U JP12800082 U JP 12800082U JP H019639 Y2 JPH019639 Y2 JP H019639Y2
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gas
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気集じん装置の入口ガスを調節する
ための硫酸熱分解装置に関するものである。
本考案を詳細に説明するために本考案の実施例
の一つとして、石炭または石炭と重油の混合物の
燃料をボイラ設備に供給する場合について詳細に
説明する。
近年、エネルギ源多様化の一環として石炭焚き
ボイラへの転換が進められている。
一方、環境規制も次第に厳しくなる傾向にある
石炭焚きボイラの排ガス中のダスト(一般にフラ
イアツシユと呼ばれている)の固有電気抵抗値は
炭質の違いや、石炭中の硫黄含有率等によつて異
なつた値を示すが、一般には108〜1013Ω−cmと
いわれている。
そして、電気集じん装置に正常な機能を発揮さ
せるためには、ダストの固有電気抵抗値は105
1010Ω−cmの範囲以内でなければならないこと
も、よく知られている。
固有電気抵抗値が1012〜1013Ω−cmと高い値の
ダストは、電気集じん装置において逆電離現象と
呼ばれる現象を示し、集じん率の極端な低下が起
る。
この逆電離現象を抑制するために一般的にはガ
ス調質と呼ばれる処置を施し、ダストの固有電気
抵抗値の見掛けの値を下げ、集じん機能を発揮さ
せているのが実情である。
ガス調質方法にはボイラ排ガス中に異種の気体
を注入する、いわゆる、SO3ガス注入法、蒸気注
入法、アンモニアガス注入法等があり、そのほか
排ガス中に水をスプレイする水スプレイ法をはじ
め多くの方法が実施されている。
本考案はダストの固有電気抵抗値が約1013Ω−
cm程度の石炭をボイラで燃焼した排ガス中にSO3
を注入する、いわめるSO3注入法を適用し、非常
に良好な結果を得た硫酸熱分解装置を提供するも
のである。
なお、本考案におけるSO3ガス注入法は電気集
じんにとつて最も有効な方法といわれている。し
かし、SO3ガスを安定した組成で、さらに安全に
得るためには高度の技術、とくにその制御に優れ
た技術を必要としている。
従来より本用途に使用されている硫酸熱分解装
置について説明する。第1図はそのプロセスを示
す系統図である。
本図において、1はボイラの燃料タンクを示
し、2はボイラ用バーナを示す。
3はボイラ本体であるが、本図ではボイラ付属
設備の給水配管や蒸気配管などは省略する。
4は空気予熱器、5は電気集じん装置である。
電気集じん装置5ではボイラによつて燃焼された
石炭の燃焼排ガス中のダストを排ガスから分離・
集じんし、排ガスを清浄にする機能をもつてい
る。
6は誘引フアンである。誘引フアン6がプロセ
スの最後に設けられているので、ボイラ3、空気
予熱器4、電気集じん装置5およびこれらの装置
部配管、煙道等はすべて大気より低い圧力とな
る。7は煙突、8は押込フアンである。
以上、第1図において、ボイラの燃料タンク1
から押込フアン8までのすべての機器、装置は完
全なボイラ設備としては必須のものである。
この他に脱硫設備や脱硝設備を設けたシステム
もあるが、本考案には、これらの設備の有無は直
接の関係がないので省略する。
つぎに硫酸熱分解装置について説明する。
10は硫酸貯蔵タンクであり、11は硫酸を輸
送するポンプを示す。また、12は燃料タンクを
示し、13は燃料(主として重油)を輸送するプ
ンプを示す。なお、プロパンガス等を使用する場
合は、燃焼タンク12およびポンプ13は不要と
なる。14は熱風発生炉、15は連結ダクト、1
6は硫酸熱分解炉、17は硫酸スプレイノズルで
あり、18は空気予熱器4より電気集じん装置5
に送られるボイラ排ガス中に硫酸熱分解炉16か
らSO3を注入するノズルである。
19は燃焼用空気の流入路を示し、20は熱ガ
ス希釈空気の流入路を示す。
21は燃焼空気フアン、22は熱風発生炉14
に設けたノズル、23は熱風発生炉16で発生し
たSO3ガスを電気集じん装置5に入る直前の含じ
ん排ガス中に導入する導管である。
つぎに、第1図に示す工程図によつて従来の硫
酸熱分解装置によるボイラ排ガスの調質操作につ
いて説明する。
ボイラ本体3内に、微粉炭と、空気予熱器4内
で加熱された空気とを、ボイラ用バーナ2によつ
て噴入し、微粉炭を完全燃焼させる。
ボイラ本体3内で完全燃焼した微粉炭の灰分
(フライアツシユ)は排ガス中に含まれる。
このボイラ排ガスは誘引フアン6によつてボイ
ラ本体3内より誘出され、空気予熱器4内に送入
される。
ボイラ排ガスは空気予熱器4内で、同じく押込
フアン8によつて送入された大気中の空気との間
で熱交換が行なわれる。
空気予熱器4内で適当に冷却されたボイラ排ガ
スは、さらに誘引フアン6によつて誘出されて電
気集じん装置5内に入る。
空気予熱器4内でボイラ排ガスと熱交換した空
気は上記したようにボイラ用バーナ2に導かれ、
微粉炭燃焼用の空気としてボイラ本体3内に噴入
される。
一方、燃料タンク12より重油をポンプ13に
よつて輸送してバーナ22に送る。また、燃焼空
気フアン21によつて大気中の空気を誘引し、空
気の流路19を経てバーナ22に送る。
この両者(重油と大気中の空気)をバーナ22
によつて熱風発生炉14内に噴射し、重油を燃焼
させて熱風を発生させる。
この熱風が所定の温度より高いときは、流路2
0によつて大気中の空気の一部を熱風発生炉14
内に送つて炉内に発生した熱風を希釈して適温の
熱風にし、連結ダクト15を経て硫酸熱分解炉1
6に導入される。一方、ポンプ11によつて硫酸
貯蔵タンク10内より硫酸液を輸送し、硫酸スプ
レイノズル17によつて硫酸分解炉16内に噴射
する。
そうすると、硫酸分解炉16内で噴霧状の硫酸
液が熱風によつて熱分解され、SO3ガスが発生す
る。
このSO3ガスは電気集じん装置5に入る直前の
ボイラ排ガス中に、導管23および導管23の先
端のノズル18によつて噴入される。
SO3ガスの噴入によつてボイラ排ガスは、適度
に調質されつつ誘引フアン6によつて電気集じん
装置5内に誘引される。
ボイラ排ガスは電気集じん装置5内で逆電離現
象と呼ばれるダストの抵抗を受けることなく、円
滑なダストの分離・集じんが行なわれる。
ダスト(フライアツシユ)を除かれたボイラ排
ガスは、さらに誘引フアン6によつて電気集じん
装置5外に誘出され、煙突7によつて大気中に放
散される。
一方、ボイラ排ガスより除かれたダストは、電
気集じん装置5下部のホツパより装置外に排出さ
れる。
なお、熱風発生炉14からの熱風の誘引や、硫
酸熱分解炉16からボイラ排ガス中へのSO3ガス
の噴入はすべて押込フアン21によつて行なわれ
る。
第2図は本考案の硫酸熱分解装置を使用したボ
イラ排ガス調質プロセスを示す系統図である。
図中、第1図と同一部分または相当する部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。
第1図に示す従来の技術と相異する点はつぎの
とおりである。すなわち、 燃焼空気フアン21を不要とし、大気中の空気
を直接、熱風発生炉14へ、重油熱焼用または熱
ガス希釈用として噴入することを廃止し、ボイラ
設備に設けた押込フアン8より空気予熱器4を経
て加熱された熱空気の一部を熱風発生炉14に導
き、重油燃焼用または熱ガス希釈用として使用す
る。
このため第1図に示す燃焼空気フアン21およ
び燃焼用空気の流入路19および熱ガス希釈空気
の流入路をなくし、その代り第2図に示すよう
に、空気予熱器4とボイラ本体3のボイラ用バー
ナ2とを結ぶ熱空気導管24の途中から熱風発生
炉14のバーナ22までの間を燃焼用空気の流入
路19で連結し、燃焼用空気の流入路19の途中
から熱風発生炉14の吸気口までを熱ガス希釈空
気の流入路20で連結した構成とした。
本考案の特徴をさらに詳細に説明すると、つぎ
のとおりである。
まず第1点は、従来の装置(第1図参照)では
熱風発生炉14から硫酸分解炉16を経てSO3
注入するノズル18までの間における圧力損失が
約500mmAqであつたものを、考案者はSO3を注入
するノズル18をはじめ、熱風発生炉14、硫酸
熱分解炉16等の性能、機能を確保するなかで圧
力低減に取組み、理論検討後さまざまな実験を繰
返した結果、200mm以下に低減することに成功し
た。この結果、第1図の燃焼空気フアン21が不
要となつた。
第2点は制御性の問題で、硫酸熱分解法は高濃
度のSO3を得るためには、温度制御が重要な要因
である。
硫酸を熱分解すれば化学反応は H2SO4→SO3+H2Oとなるが、硫酸熱分解炉1
6の出口温度が例えば1000℃となるとSO3は完全
にSO2に分解する。
そもそも電気集じん装置の性能向上のためのガ
ス調質は、電気集じん装置の入口ダクト中へSO3
を注入することによつてダスト表面で SO3+H2O→H2SO4の反応を起こさせ、ダスト
表面に導通性の硫酸層を形成させることが目的で
ある。それが、SO2に分解してしまうと、この効
果は失なわれる。このために、硫酸熱分解炉16
の出口温度を450±10℃の範囲内で制御している。
また、硫酸熱分解炉16の入口温度も780±20
℃に制御することによつて硫酸熱分解炉16内で
の温度分布を、できるだけ小さくコントロールす
ることができた。
以上述べたように本考案は、空気予熱器4とボ
イラ用バーナ2とを結ぶ熱空気導管24の途中よ
り分岐して熱風発生炉14のバーナ22に至る燃
焼用空気の流入路と、燃焼用空気の流入路より分
岐して熱風発生炉14の吸気口に至る熱ガス希釈
空気の流入路を設けて、硫酸の熱分解用熱ガス源
に、ボイラ本体3で発生したダストを含む燃焼排
ガスとの熱交換により加熱された空気を利用する
ようにした。
したがつて、希釈空気の温度が従来の約20℃に
比べて280℃となつたことで、制御特性上、かえ
つて急激な変動が起り得なくなり精度が向上し
た。
また、熱風発生炉での燃料の燃焼に加熱空気を
利用したことによつて噴霧が良好となり、燃焼が
非常に安定した。
燃料が従来の約50%に低減できるので、熱風発
生炉の大きさを半分以下にすることができるなど
多くの効果をあげることができた。
また、本発明で使用する空気量は押込フアン8
からの空気量の0.5%以下であるので、ボイラ設
備に与える影響は全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は石炭焚きボイラの排ガスの電気集じん
において、硫酸熱分解装置を使用して排ガスの調
質を行なう従来のプロセスを示す系統図、第2図
は第1図における本考案のプロセスを示す系統図
である。 1はボイラの燃料タンク、2はボイラ用バー
ナ、3はボイラ本体、4は空気予熱器、5は電気
集じん装置、6は誘引フアン、7は煙突、8は押
込フアン、10は硫酸貯蔵タンク、11は硫酸を
輸送するポンプ、12は燃料タンク、13は燃料
を輸送するポンプ、14は熱風発生炉、15は連
結ダクト、16は硫酸熱分解炉、17は硫酸スプ
レイノズル、18はSO3を注入するノズル、19
は燃焼用空気の流入路、20は熱ガス希釈空気の
流入路、21は燃焼空気フアン、22はバーナ、
23は導管、24は熱空気導管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気予熱器とボイラー用バーナとを結ぶ熱空気
    導管の途中より分岐して熱風発生炉のバーナに至
    る燃焼用空気の流入路と、燃焼用空気の流入路よ
    り分岐して熱風発生炉の吸気口に至る熱ガス希釈
    空気の流入路を設けたことを特徴とする硫酸熱分
    解装置。
JP12800082U 1982-08-26 1982-08-26 硫酸熱分解装置 Granted JPS5936841U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12800082U JPS5936841U (ja) 1982-08-26 1982-08-26 硫酸熱分解装置

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JP12800082U JPS5936841U (ja) 1982-08-26 1982-08-26 硫酸熱分解装置

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Publication Number Publication Date
JPS5936841U JPS5936841U (ja) 1984-03-08
JPH019639Y2 true JPH019639Y2 (ja) 1989-03-16

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