JPH019692Y2 - - Google Patents

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JPH019692Y2
JPH019692Y2 JP1982124903U JP12490382U JPH019692Y2 JP H019692 Y2 JPH019692 Y2 JP H019692Y2 JP 1982124903 U JP1982124903 U JP 1982124903U JP 12490382 U JP12490382 U JP 12490382U JP H019692 Y2 JPH019692 Y2 JP H019692Y2
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vibration
cylinder
piston
oil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用内燃機関の振動を減衰させる振
動ダンパーに係り、特に内燃機関の振動エネルギ
ーを有効に回収し得る車両用内燃機関の振動ダン
パーに関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来、自動車用の内燃機関(以下エンジンとも
いう)の振動対策として、エンジンマウントやエ
ンジンダンパーが採用されている。エンジンマウ
ントは、ゴム等の緩衝材を介してエンジンを車体
に取付け支持するものである。一方、エンジンダ
ンパーは、ダツシユポツト等からなりエンジンの
振動を吸収するものであり、これらはともにエン
ジン振動による車体振動を防止するものである。
このうち、エンジンマウントは、マウント系の
固有振動数(共振周波数)を低く設定し、その固
有振動数以上の周波数域においてエンジンから車
体への振動伝達を低下するものであり、また、エ
ンジンダンパーはエンジン振動自体を減衰させ、
エンジン振動を熱エネルギーに変換吸収するもの
である。しかしながら、エンジンマウントもエン
ジンダンパーもどちらもエンジンの振動エネルギ
ーを熱エネルギーや音響エネルギーとして外部に
散逸させるだけで、何らその有効な回収がなされ
ることなく無駄に拾てられていた。
そして一方、内燃機関に併設されるパワーステ
アリングなどの補機では、エンジンがアイドリン
グのときに、最も大きな駆動出力を必要としてい
る。しかしながら補機の駆動部たるオイルポンプ
は、エンジンにベルト伝動されているために、駆
動出力としてはエンジン回動数に比例したものに
なつてしまう。このため従来は、エンジンが低速
であるアイドリング中には、小出力しか得られな
かつた。所望の駆動とするには、エンジン低速時
にも大きな駆動力を与えることができるように、
オイルポンプを大型のものにすることが考えられ
るが、この場合、中・高速時のロスが大きい上
に、広いスペースが必要になつてしまうという問
題があつた。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、内燃機関の
振動エネルギーを回収すると共に、そのエネルギ
ーを有効に利用できる振動ダンパーを提供すべく
創案されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、機関の両側から延出したエンジンフ
ツト先端に、その振動を伝達する加振作動体を設
け、この作動体の加振力により圧縮・膨張される
流体を密閉状に収容する圧縮室を形成すると共
に、この圧縮室に、上記機関に併設された補機の
駆動部に接続する流体通路を設けたものである。
〔作用〕
上記構成によつて、機関がローリング振動をし
たときに、加振作動体は、この振動を減衰させる
と共に流体圧縮室内の流体を圧縮・膨張させる。
この流体は流体通路を通つて補機の駆動部に導か
れ、そのエネルギーにより駆動部を作動させる。
〔実施例〕
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て詳述する。
第1図において、1は機関たるエンジンであ
り、エンジン1の外壁からは、エンジン1のシヤ
フト2に直交する方向に水平に二本のエンジンフ
ツト3が左右対称に延出させて設けられている。
エンジン1は、エンジンフツト3先端部と車体側
マウント4との間にそれぞれ介設された本考案の
振動ダンパー5により車体に支承されている。
振動ダンパー5は、第2図に拡大示するよう
に、エンジンフツト3先端下面にボルト6により
固設されたブラケツト7にコンロツド8を介して
垂下された加振作動体たるピストン9と、車体側
マウント4上にボルト10により取り付け固定さ
れ上記ピストン9と嵌合しつつこれを摺動自在に
案内するシリンダ11とから主に構成されてい
る。
コンロツド8は、ピン12を介してブラケツト
7に枢支され、またピストン9もピン12を介し
てコンロツド8に枢支されている。コンロツド8
とシリンダ11上壁との間には、シール13が介
設されシリンダ11内は気密になつている。シリ
ンダ11内には、ピストン9下面、シリンダ11
側面およびシリンダ11下部のシリンダヘツド1
1a上面により圧縮室14が形成され、ピストン
9の上下動により圧縮室14にオイルを吸入し、
これを圧縮して吐出するようになつている。
圧縮室14には、第3図に示すオイルタンク1
5からオイルを導入するオイル導入路16が接続
されると共に、圧縮したオイルを、パワーステア
リング等の補機24に備えられたアキユムレータ
17に圧送するための、流体通路たるオイル排出
路18が接続されている。シリンダヘツド11a
にはオイル導入路16を開閉する吸入弁19と、
オイル排出路18を開閉する排出弁20とが設け
られている。また補機24には、アキユムレータ
17に蓄圧されたオイルを供給する供給路25と
補機24にて使用されたオイルをオイルタンク1
5に戻す還路26がそれぞれ接続されている。
このほか、シリンダ11上壁とエンジンフツト
3下面との間には、エンジンフツト3と車体側マ
ウント4との相対運動によるシリンダ11とエン
ジンフツト3との衝突を防止するスプリング21
が設けられると共に、シリンダ11上壁には、干
渉防止用ゴム22が設けられている。また、圧縮
室14に供給されピストン9とシリンダ11との
間からピストン9上部に洩れ出した洩れオイル
を、オイルタンク15に戻すための戻し路23
が、シリンダ11上部とオイルタンク15との間
に介設されている。
次に本実施例の作用についてのべる。
エンジン1(特にデイーゼルエンジン)は、ト
ルク変動により、ローリング振動をする。このロ
ーリング振動は、アイドリング時に最も大きく、
エンジン1は、第1図の如く振動しエンジンフツ
ト3は、このローリング振動により上下動する。
更に、このエンジンフツト3の上下動は、ブラケ
ツト7、コンロツド12を介してピストン9に伝
達され、ピストン9はシリンダ11内を往復運動
する。ピストン9の上昇により、圧縮室14は膨
張し、負圧となり吸入弁19は開成され、オイル
導入路16から圧縮室14内にオイルが吸入され
る。そして、ピストン9の下降により、圧縮室1
4は圧縮され、圧縮室14内のオイルは昇圧さ
れ、排出弁20を通つてオイル排出路18からア
キユムレータ17に圧送され蓄圧される。アキユ
ムレータ17に蓄えられたオイルは、必要に応じ
て駆動源として補機24に供給される。
このように、エンジン1と車体側マウント4と
の間に、エンジン1の振動により駆動される振動
ダンパー5を設けたので、エンジン1の振動エネ
ルギーは、振動ダンパー5のピストン9のポンプ
仕事に変換吸収され、エンジン1振動は減衰され
る。しかも、エンジン1の振動を動力としている
ので、エンジン1の出力を消費することなく油圧
を取り出せ、従来は無駄に捨てられたエンジン1
の振動エネルギーを有効に回収することができ
る。そして、補機24の駆動源が最も必要とする
アイドリング時には、エンジン1のローリング振
動が最も大きいので、振動ダンパー5から最大の
油圧パワーを取り出すことができる。即ち、大型
のポンプ等を必要とせず、簡単な構成にて駆動力
を供給できる。
更に、本実施例の振動ダンパー5は、従来のエ
ンジンマウントの機能を有するのでエンジンマウ
ントを省略することができる。なお、エンジン1
の高周波振動の車体側マウント4への振動伝達率
を低下させるため、車体側マウント4とシリンダ
ヘツド11aとの間に硬度の小さな防振ゴムを介
在させてもよい。
次に、本考案の第2実施例について述べる。
この実施例の振動ダンパー5aは、例えば第4
図に示すように、エンジン1のローリング振動に
よる左右変位の大きなエンジン1上部側壁に取り
付けられる。エンジン1は車体側マウント4上
に、車体側マウント4とエンジンフツト3との間
に介設されたエンジンマウント27により支承さ
れている。
この実施例の振動ダンパー5aを、第5図に拡
大示すると、振動ダンパー5aのシリンダヘツド
11aおよびシリンダ11はエンジン1側壁に固
設され、シリンダ11軸はエンジン1の振動方向
に沿つて水平に形成されている。シリンダ11内
には、これに嵌合し摺動自在なピストン9が設け
られている。ピストン9にはコンロツド8が連設
され、コンロツド8はシリンダ11底壁を貫通さ
せて水平に延出され、コンロツド8先端には質量
体28が取り付けられている。
シリンダ11底壁とピストン9との間およびシ
リンダ11底壁と質量体28側のコンロツド8と
の間には、それぞればね29,29が設けられて
いる。ピストン9、コンロツド8および質量体2
8はこのばね29,29により一体的に振動す
る。なお、第5図中、14は圧縮室、19は吸入
弁、20は排出弁、16はオイル導入路、18は
オイル排出路、23は戻し路、13シールであ
る。
エンジン1のローリング振動により、これと一
体にシリンダヘツド11aとシリンダ11が左右
に振動し、シリンダ11にばね29,29を介し
て連結されたピストン9、コンロツド8および質
量体28からなる質点が加振されピストン9はシ
リンダ11内を往復運動する。図示例では、ピス
トン9の右動により圧縮室14にオイルが吸入さ
れ、ピストン9の左動により圧縮されオイル排出
路18に吐出される。オイル排出路18に吐出さ
れたオイルは、直接補機駆動用ポンプに供給され
るか、あるいは一時アキユムレータに蓄えられ必
要なときに補機に供給される。
かくして、エンジン1の振動は、オイルポンプ
の機能を有する振動ダンパー5aによりポンプ動
力に変換吸収され、上記実施例と同様に、エンジ
ン1の振動は低減され、エンジン振動エネルギー
は有効に回収される。
また、ピストン9、コンロツド8および質量体
28からなる質点の固有振動数を、エンジン1の
アイドリング時でのローリング振動の振動数に一
致させるように、質量体28の質量とばね29,
29のばね定数とを選定すれば、アイドリング時
にピスト9は共振し、エンジン1のアイドリング
時の大きなローリング振動をポンプ動力として効
果的に取り出すことができる。
なお、第2図に示す上記第1実施例の振動ダン
パー5にあつては、ピストン9がエンジンフツト
3側に、シリンダ11およびシリンダヘツド11
aが車体側マウント4にそれぞれ取り付けられて
いるが、逆にピストン9を車体側マウント4側
に、シリンダ11およびシリンダヘツド11aを
エンジンフツト3側に取り付けて、シリンダ11
およびシリンダヘツド11aを加振作動体として
構成してもよい。
更に、振動ダンパーのエンジン1への装着位置
は、エンジン1のローリング振動等の振動振幅の
大きな所ならばいずれでもよい。エンジン1は第
6図に示すような、慣性主軸30を有し、図中、
ハツチングで示す部位Aはローリング振動による
左右変位の大きなところなので、上記第2実施例
の振動ダンパー5aは部位Aに取り付ければよ
い。
また、振動ダンパーの構造は上記実施例の振動
ダンパー5,5aに限らず、例えば、油圧ジヤツ
キのような構造にし油圧ジヤツキのレバーをエン
ジンの振動を伝達する加振作動体としたり、ある
いは、ベロー体により密閉状の流体圧縮室を形成
し、この流体圧縮室をエンジン振動により膨張・
圧縮駆動させるような構造にするなど自由であ
る。
更に、補機24としては、パワーステアリング
だけでなくオートマチツクドアロツク、ブレーキ
サーボなど、どのようなものでもよい。
〔考案の効果〕
以上要するに本考案によれば、次の如き優れた
効果が得られる。
機関のエンジンフツト先端に加振作動体を設
け、これにより圧縮・膨張される流体を密閉状に
収容する圧縮室を形成し、補機の駆動部に接続す
る流体通路を設けたので、機関のローリング振動
を減衰させつつそのエネルギーを回収して、補機
への有効な駆動力を簡単な構成にて供給できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の振動ダンパーをエ
ンジンに取り付けた状態を示す正面図、第2図は
同振動ダンパーの拡大断面図、第3図は同振動ダ
ンパーを含む油圧系の系統図、第4図は本考案の
第2実施例の振動ダンパーをエンジンに取り付け
た状態を示す正面図、第5図は同振動ダンパーの
拡大断面図、第6図はエンジンのローリング振動
による左右変位の大きな部位を説明するための側
面図である。 図中、1は機関たるエンジン、3はエンジンフ
ツト、5,5aは振動ダンパー、9は加振作動体
たるピストン、14は圧縮室、24は補機であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関の両側から延出したエンジンフツト先端
    に、その振動を伝達する加振作動体を設け、該作
    動体の加振力により圧縮・膨張される流体を密閉
    状に収容する圧縮室を形成すると共に、該圧縮室
    に、上記機関に併設された補機の駆動部に接続す
    る流体通路を設けたことを特徴とする車両用内燃
    機関の振動ダンパー。
JP12490382U 1982-08-20 1982-08-20 車両用内燃機関の振動ダンパ− Granted JPS5929440U (ja)

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JPS5929440U JPS5929440U (ja) 1984-02-23
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