JPH02126705A - コレクタ負帰還法水晶発振器 - Google Patents

コレクタ負帰還法水晶発振器

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JPH02126705A
JPH02126705A JP27987688A JP27987688A JPH02126705A JP H02126705 A JPH02126705 A JP H02126705A JP 27987688 A JP27987688 A JP 27987688A JP 27987688 A JP27987688 A JP 27987688A JP H02126705 A JPH02126705 A JP H02126705A
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crystal oscillator
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電源電圧及び周囲温度の変化に対する発振周
波数変動率の極めて小さい水晶発振器に関するものであ
る。
〔従来の技術及び発明か解決しようとする課題〕
従来発表されているベース入力・エミッタ出力形のタラ
ップ形水晶発振器の実際回路例を第1図(C)に示す。
エミッタより容、IC,−C,−C3と水晶振動子から
なる周波数決定回路をベースへ正帰還さ仕て発振さ仕て
いる。トランジスタ増幅器として、コレクタ接地、ベー
ス入力・エミッタ出力形を使用しており、エミッタ・ア
ース間抵抗RE2=10にΩ、ベースブリーダ抵抗はそ
れぞれ100にΩ100にΩであり、直流的にも交流的
にも負帰還が全然施されていないので、電源電圧の約4
5%の変化に対して発振周波数変動率は、Δf/「(v
e)井+ 2.8x 10−’(Vc= 20〜40v
)程度となり、発振周波数変動率が相当に大きいという
欠点を有する。また第1図(a)、(b)に示すエミッ
タ・ホロワ−形らコルピッツ形水晶発振器も同様の欠点
を有する。
本発明は以上の欠点を除去してΔf、#(Vc、 Ta
)特性の良好な水晶発振器を実現したものである[以後
、電源電圧の変化に対する発振周波数変動率をΔf#(
vc)、周囲温度の変化に対する発振周波数変動率をΔ
f/f”(Ta)、両者によるものをΔf/f(Vc。
Ta)と表す。コ。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面、特に第2図、第12図、第15図を参照にし
て詳述すると次の通りである。
ベース入力・エミッタ出力形トランジスタ1段増幅器に
エミッタ・アース間に容量C,を接続して適当値となし
、ベース・アース間に水晶振動子を接続し、かつ、コレ
クタよりベースへ抵抗RFを介して直流と交流との負帰
還を施し、この抵抗RFの値をなるべく小さくし、コレ
クタ負荷抵抗RC、ベース・アース間抵抗RB+とエミ
ッタ・アース間抵抗1ン6.の抵抗値をそれぞれ適当値
にしたことを特徴とするトランジスタ・エミッタホロワ
ー形水晶発振器に係るものである。
ベース人力・エミッタ出力形トランジスタ1段増幅器に
エミッタよりベースへ容N2個と水晶振動子1個からな
る周波数決定回路を正帰還させ、コレクタよりベースへ
抵抗Ryを介して直流と交流との負帰還を施し、抵抗R
Fの値をなるべく小さくし、コレクタ負荷抵抗RCとベ
ース・アース間抵抗Ra+の抵抗値を夫々適当値にした
ことを特徴とするトランジスタ・コルピッツ形水晶発振
器に係るものである。
ベース人力・エミッタ出力形トランジスタ増幅器幅器に
エミッタよりベースへ水晶振動子1個と水晶振動子と直
列に接続される容1csと水晶振動子と並列に接続され
る容量C,,C,の計3個の容量とからなる周波数決定
回路を正帰還させ、コレクタよりベースへ抵抗RFを介
して直流と交流との負帰還を施し、抵抗RFの値をなる
べく小さくし、コレクタ負荷抵抗RCとベース・アース
間抵抗RBIとを夫々適当値にし、容量C3を他の容量
Ct、CIよりも小さい値にしたことを特徴とするトラ
ンジスタ・クラップ形水晶発振器に係る乙のである。
〔作 用〕
添付図面、特に第2図、第12図、第15図に示した実
施例に基づいて説明する。
請求項1の作用について説明する。
第2図において、エミッタ・アース間に抵抗RCtと容
量C,= 408pFを接続し、ベース・アース間に抵
抗RBIと水晶振動子とを接続し、コレクタ負荷抵抗R
C、コレクタ・ベース間抵抗1?、とを接続する。
この場合に第3図(C)に示すようにRF1lと水晶振
動子とが並列になった場合のインピーダンス2QRは ZQR= + RCX 十jYx          
  (1)となり、抵抗分とインダクタンス分との直列
となっている。
一方第2図の増幅器の等価回路図を第4図(a)に示す
。これよりユース゛よりみたベース入力インピーダンス
は、(2)式となり抵抗分(−RA)、  リアクタン
ス分(−jYA)で表される。即ち、ZII=  RA
  jYA、 (Y、s=1/ωcA)(2)となり、
負性抵抗と容t1(との直列となっている。
第4図(b)はRFをパラメータとしたときの、C3の
変化に対する入力抵抗(RA)と入力界tk (CA)
との特性曲線を示す。
ここで RCX−RA≦0   ・・・振幅決定条件 (3)Y
ニーYA      ・・・周波数決定条件(4)が容
易に成立するので、容易に発振する。
一方コレクタ負荷抵抗RCは実験的に第9図に示すよう
にΔf/l’(VC)が最小となるように、RC〜11
にΩとする。またコレクタよりベースへ負帰還抵抗りを
介して直流と交流との負帰還を施す。第7図(Δf/f
(VC)特性曲線)に示すようにRFが小さい程ΔI’
#(シ)か小さいので、発振可能な限り、なるべく小さ
い値としてRp=31.15にΩとする。
またREtを変化させると第5図に示すように、ΔI’
d(VC)特性曲線が、Lt”; 5.578k Q付
近で下に凸の極小値特性を示す。さらにR+:z勺5.
578にΩにおいて、RBIを変化させろと、第6図に
示すようにΔf/「(VC)特性曲線は下に凸の極小値
特性を実現し、Ra1勺27.208にΩで最小値とな
る。この場合にC1を変化させると、第8図に示すよう
にΔf/′r(VC)特性曲線は下に凸の極小値特性を
実現し、C,= 408pFで最小値となる。このよう
に、RC=io、911にΩ、 RF= 31.15に
Ω。
RE2= 5.578k Ω、R8,=27.208k
 Ω。
C+ = 408pF。
と設定することにより、Δ「/f(vc)特性は極小値
特性を示し、第io図に示すように、 Δf#(VC)”; −1,4X 10−” (VC=
 24〜44V)ΔF、#(T、): −5x 10−
’  (T、= −5〜+55℃)程度の高安定特性を
実現させろことができた。
ただし、水晶振動子と容量C,は室温で一定に保って実
験している。これは能動素子のトランジスタ汚パラメー
タの変化の影響を、どの程度減少させているかを観察す
ることに重点を置いたためである。なお参考までに、従
来発表されているところの第1図(a)のエミッタホロ
ワ−形水晶発振回路において、RE2とRBIとをそれ
ぞれ独立に変化させて実験したところ、Δr/rcVc
)特性が下に凸の極小値特性曲線を得ることは不可能で
あった。
従ッテΔf、#(VC)#3 x 1G−”(VC= 
20〜40V)程度と比較的悪い特性を示した。
このように本発明においては、RC、Rr、REt、R
al。
CI値を最適値にすることによって、Δf/「(VC)
の極小値特性を実現させ、Δf#(Vc、 T、)特性
を小さくし、vcやT、ノ変化に対してΔr/I’(V
C,T、)が極めて小さいところのトランジスタ・エミ
ッタホロワー形水晶発振器を実現する。
さらに第11図(a)に示すように、コレクタ容量cc
、  トランノシフン周波数fTの変化によるΔr/f
(Vc)は正方向に変化しており、エミッタ抵抗r・。
ベース抵抗r、の変化によるΔf/f(Vc)は負方向
に変化して互いに相段することによりΔI’、#(VC
)を極めて小さくしていることが判る。1曲線は実測値
と回折で同傾向である。これより理論と実験値との概略
の一致性を確かめることができる。
このように、RF、RCによる直交流の負帰還とRBI
RF2の値とを適当値にすることにより、トランジスタ
・パラメータの相殺作用によってΔl’、#(VC)を
下に凸の極小値特性を具現させることができて、Δf/
I’(VC,T、)を極めて小さい値にすることができ
るのである。
なお第5.6.7図の特性曲線上に示した+。
の記号はΔr/l’(VC)が正性あるいは負性になっ
ていることを示すものである。すなわち第11図(b)
より容易に証明できるように、トランジスタパラメータ
が互いに相殺しあっている結果、このような特性が得ら
れるのである。すなわち十の正性では、Ccの変化の影
響が、re、rb、hの変化の影響よりも大きくなって
いることを示しており、逆に−の負性では、re、rb
、bの変化の影響がCcの変化の影響よりも大きくなっ
ていることを示している。このことは第11図(b)に
より容易に証明できる。第11図(b)はC,= 30
0pFとしたときの7ユミレーシヨン結果である。すな
わちCcによるΔr/f(VC)は正性で、r @ I
  r b + f’ TによるΔF#(VC)は負性
であり、両者の差が1曲線となっている。ここで、1曲
線はr s + Cc +  r b + I’ rの
すべてかVcにたいして変化すると考えた場合、2曲線
はCc + r b 。
「7を一定値としてr、たけがvcに対して変化すると
した場合、3曲線は同様にCcだけ、4曲線はr。
だけ、5曲線はftだけの5つの場合について示してい
る。
この場合にC6による3曲線が、2,4.5曲線の和よ
りも大きくなり、全体としては正性の1曲線となってい
るのであり、この際Δr/r(vc); +7 X 1
0−’(Vc= 24〜44V)ノ値を示す。そして第
11図(a)に示す如く、極小値付近ではre、rbと
Cc。
fTとの両者の変化の影響がほぼ等しくなり、2゜4曲
線と3.5曲線との相殺効果が顕著に現れてΔr/r(
vc)特性が平坦特性となり、Δf、#(Vc)勺−I
X 1O−8(vC= 24〜44v)という小さい値
を示すこととなる次第である。
請求項2の作用について説明する。
第12図において、エミッタ・アース間に、C9:11
31pFをエミッタ・ベース間に、Ct#972pFを
接続し、ベース・アース間に水晶振動子と抵抗R8+と
を、エミッタ・アース間に抵抗RE、を、コレクタ負荷
抵抗R6,コレクタ・ベース間抵抗Rpとを接続する。
この場合には、水晶振動子と容量2個よりなる発振周波
数決定回路がエミッタよりベースへ正帰還している。第
4図より容易に類推できるように、a −a’よりみた
増幅器の入力インピーダンスは zx=−RA−jY^ 、(YA=1/ω CA)  
   (2)となり、入力抵抗(負性抵抗)と入力容量
との直列となっている。
ゆえに負性抵抗−RAが水晶振動子側の正抵抗分RCx
にたいして大きいので RCX  RA≦0  ・・・振幅決定条件   (3
)が容易に成立するので、容易に発振する。
コレクタ負荷抵抗R6は実験的に第9図に示すようにΔ
r、N(V、)が最小となるようにRC=ilkΩとす
る。またコレクタよりベースへ負帰還抵抗RFを介して
直流と交流との負帰還を施す。第7図(Δf#(Vc)
特性曲線)に示すようにRpが小さいほど八f/f(V
c)が小さいので、発振可能な隔り、なるべく小さい値
としてRF130,50にΩとする。またこの場合に、
エミッタ・アース間抵抗RE2を変化させても、Δr/
r(vc)特性は下に凸の極小値特性を得ることはでき
ないので、安定指数を考慮してRE2:11にΩとする
。さらにRE2= IO,898にΩにしておいて、ベ
ース・アース間抵抗RB+を変化さ仕ると、第13図に
示すように、Δf’/「(VC)特性曲線は下に凸の極
小値特性を実現し、RF、627,42にΩ。
RF= 30.50にΩ。
REv” IO,898にΩ、 RFI=27.42に
Ωと設定することにより、Δf#(Vc)特性は極小値
特性を示し、第14図に示すように Δf#(Vc)勺1.2X10−’  (Vc=24〜
44V)Δr、#(T、)井−3X to−” (T、
= −5〜+55°C)程度の高安定特性を実現させる
ことができた。
ただし水晶振動子と容量口、 Ctからなる周波数決定
回路は室温で一定に保って実現している。これは能動素
子のトランジス各パラメータの変化の影響を、どの程度
減少させているかを観察することに重点を置いたためで
ある。なお参考までに、従来発表されているところの第
1図(b)のコルピッツ形水晶発振回路において、RE
!とRatとをそれぞれ独立に変化さけて実験したとこ
ろ、Δr/r(vc)特性が下に凸の極小値特性を得る
ことは不可能であった。
従ッテΔf#(Vc)井2 X 10−”(Vc= 2
4〜44v)程度と比較的悪い特性を示した。
またΔf#(V)特性を小さくするためには、容量C1
とC1の値を大きくすれば良いことは公知の通りである
。しかしながC1,Ctを大きくすると減衰度(所要増
幅度)か大きくなり、発振か困難になる傾向がある。こ
こでは、発振する限りにおいて、なるべくC,とC2と
を大きくしており、C,−1131pF。
(:y=972pFとしティるため?、: Δf/f(
VC)ハ若干小さくなっている。
このように本発明においては、RC,RF、RE2.R
8I。
C,、C,値を最適値にすることによって、Δf/rc
V、)の極/1′値特性を実現すtl゛、Δ「/f’(
VC,T、)特性を小さくし、voやT、の変化に対し
てΔf/r(vc、 T、)の極めて小さいところのト
ランジス・コルピッツ形水晶発振器を実現できる。
さらに第11図(a)に示すように、(エミッタホロワ
−形水晶発振器の場合の図であるが、コルピッツ形にお
いてら同様の特性が得られるであろう事は容易に類推出
来るであろう。)コレクタ容量Cc。
トランジンヨン周波数f、の変化によるΔf/r(Vc
)は正方向に変化しており、ベース抵抗15.エミ、。
夕抵抗r。の変化によるΔf/f(Vc)は負方向に変
化して互いに相殺することによりΔI’、#(Vo)を
極めて小さくしていることが判る。このようにRF、 
RCによる直交流の負帰還とRa3. RE2の値とを
適当値にすることにより、トランジス・パラメータの相
殺作用によって、Δr/r(Vc)を下に凸の極小値特
性を具現させることができて、Δf/f(Vc、 T−
)を極めて小さい値にすることができるのである。
このことは、エミッタホロワ−の場合の第11図(a 
)&第11図(b)で容易に十分に説明かつ証明できて
いる。
ゆえに、第2図のエミッタホロワ−形と第12図のコル
ピッツ形と第15図のクラップ形との各抵抗値がほぼ等
しく、従って直流回路構成がほぼ同じであり、かつ第6
.13.16図のRBIによる極小値特性が同傾向を示
すことから、Δf、#(Vc)が下に凸の極小値特性を
示すのは、エミッタホロワ−形で証したゆに、各トラン
ジスタパラメータの相殺によって生じていることは容易
に類推できる次第である。
なお、第13図の特性曲線上に示した+、−の記号はΔ
r/r(vc)が正性あるいは負性になっていることを
示すものである。すなわち第11図(b)より容易に類
推できるように、トランジスタパラメータが互いに相殺
し合っている結果、このような特性が得られるのである
。すなわち十の正性ではCcの変化の影響が、re、 
 rb、 ftの変化の影響よりも大きくなっているこ
と示しており、逆に−の負性では、r 11+  r 
b、 I’tの変化のΔf/f(VC)への影響が、C
cの変化のΔf/f(VC>への影響よりも大きくなっ
ていることを示している。そして極小点付近では、両者
の変化の影響がほぼ等しくなり、相殺効果が顕著になっ
てΔf/fcVc)特性が平坦特性になることを示すも
のである。
請求項3の作用について説明する。
第15図において、エミッタ・アース間に、C1−11
319Fを、エミッタ・ベース間にCt=972pFを
、ベース・水晶振動子間にCs= 28.3pFを接続
し、C5とアース間に水晶振動子を接続し、ベース・ア
ース間に抵抗R8(を、エミッタ・アース間に抵抗RE
2を、コレクタ負荷抵抗RC、コレクタ・ベース間抵抗
RFとを接続する。この場合には、水晶振動子と容量3
個よりなる発振周波数決定回路がエミッタよりベースへ
正帰還している。この場合に、第4図より容易に類推で
きるように、a −a’よりみた増幅器の入力インピー
ダンスが 2+1=  RA  )YA、 (YA= 1/ωCA
)   (2)となり、負性抵抗と容量との直列となっ
ている。
ゆえに負性抵抗−RAが水晶振動子側の正抵抗分RCx
に対して大きいので RC=  RA≦0  ・・・振幅決定条件   (3
)が容易に成立するので、容易に発振する。
一方コレクタ負荷抵抗RCは実験的に第9図に示すよう
にΔr/l’(%lc)が最小となるようにRC〜ll
kΩとする。またコレクタよりベースへ負帰還抵抗RF
を介して直流と交流との負帰還を施す。第7図(ΔI’
/f(VC)特性曲線)に示すようにRFが小さいほど
Δf/f(Vc)が小さいので、発振可能な限り、なる
べく小さい値としてRF= 34.48にΩとする。
またこの場合に、R5を変化させても、Δr/r(vc
)特性は下に凸の極小値特性を得ることはできないので
、安定指数を考慮してRE2!=、llkΩとする。
さらにREt= IO,898にΩにしておいて、ベー
ス・アース間抵抗RBIを変化させると第16図に示す
ように、Δ171(VC>特性曲線は下に凸の極小値特
性を実現し、Rsl〜40.61にΩで最小値となる。
このように RC= IO,911にΩ、 RF= !t4.48に
Ω。
RE2= 10.898にΩ、 RC、=40.61に
Ω。
と設定することにより、Δr/r(Vc)特性は極小値
特性を示し、第17図に示すように、 Δf#(Vc)勺1 x 10−’(V、= 24〜4
4V)。
Δf#(T、)”i−2,5X 10−”(T、= −
5〜+ 55℃)程度の高安定特性を実現させることが
できた。
ただし水晶振動子と容1tC,,C,、C3からなる周
波数決定回路は室温で一定に保って実験している。
これは能動素子のトランジス各パラメータの変化の影響
を、どの程度減少させているかを観察することに重点を
置いたためである。なお参考までに、従来発表されてい
るところの第1図(C)のクラブプ形水晶発振回路にお
いて、RoとRBIとをそれぞれ独立に変化させて実験
したところ、Δf/r(VC)特性が下に凸の極小値特
性曲線を得ることは不可能であった。従ッテΔf/fc
Vc)”; 2.8x 10−”(Vc=20〜40v
)程度と比較的悪い特性を示した。
またΔf、#(Vc)特性を小さくするためには、容量
C8とC!の値を大きくし、C3を小さくすれば良いこ
とは周知の事実である。しかしながらCI+島を大きく
03を小さくすると減衰度(所定増幅度)が大きくなり
、発振が困難になる傾向がある。ここでは、発振する限
りにおいて、なるべくCIとC7とを大きく、C1を小
さくしており、C,=lH1pF、 Ct972pF、
 C,=28.3pFとしているためにΔf’/ [’
 (Vc)は若干小さくなっている。
このように本発明においては、RC,RF、REt、R
B。
C1,Ct、 Cs値を最適値にすることによって、Δ
f/f’(VC)の極小値特性を実現させ、Δr/r(
vc、 T、)特性を小さくし、VcやT1の変化に対
してΔI’/f’(VC。
T、)が極めて小さいところのトランジスタ・クラップ
形水晶発振器を実現できる。
さらに第11図(a)に示すように、(エミッタホロワ
−形水晶発振器の場合の図であるが、クラップ形におい
てら同様の特性が得られるであろう事は容易に類推でき
るであろう。)CCの変化によるΔ[’#(Vc)は正
方向に変化しており、rs+  rb、 frの変化に
よるΔr/fcVc)は負方向に変化して互いに相殺す
ることによりΔr/r(vc)を極めて小さくしている
ことが判る。このようにRF、 RCによる直交流の負
帰還とRBI+ Rr+2の値とを適当値にすることに
より、トランジスタ・パラメータの相殺作用によって、
Δ[’/I’(VC)を下に凸の極小値特性を具現させ
ることができて、Δr/r(v、、 T、)を極めて小
さい値にすることができるのである。
なお、第16図の特性曲線上に示した半、−の記号は八
f、#(VC)が正性あるいは負性になっていることを
示すものである。すなわち第11図(b)より容易に類
推できる。すなわちエミッタホロワ−の場合の第11図
(b)で容易に証明できている。
ゆえに第2図のエミッタホロワ−形と、第12図のコル
ピッツ形と、第15図のクラップ形との各抵抗値がほぼ
等しく、直流回路構成がほぼ同じであり、かつ第6. 
H,16図のRalによる極小値特性が同傾向を示すこ
とから、Δf’#(Vc)が下に凸の極小値特性を示す
のは、エミッタホロワ−形で証明したように各トランジ
スタパラメータの相殺によって生じていることは容易に
類推できる次第である。トランジスタパラメータが互い
に相殺し合っている結果、このような特性が得られるの
である。
すなわち、十の正性ではC6の変化の影響か、r。。
rb、ftの変化の影響よりも大きくなっていることを
示しており、逆に−の負性では、ra+rb+rTの変
化の影響がCcの変化の影響よりも大きくなっているこ
とを示している。
そして極小値付近では、両者の変化の影響がほぼ等しく
なり、相殺効果が顕著になってΔr/r(vc)特性が
平坦特性になることを示すものである。
〔実施例〕
[1]  請求項1についての具体的回路構成例につい
て説明する。
第2図はその一実施例を示したのらので、コレクタ負荷
抵抗R(:= IO,911にΩ、コレクタよりベース
への負帰還抵抗Rp=31.I5にΩ ベース・アース
間に水晶振動子(発振周波数的IMIIZ)と抵抗RC
+ = 27.208にΩとを接続し、エミッタ・アー
ス間にRE!= 5.578にΩとC,= 4089F
とを接続して構成したトランジスタ・エミッタホロワー
形水晶発振器を図示している。
[2コ  請求項2についての具体的回路構成例につい
て説明する。
第12図はその一実施例を示したのらので、コレクタ負
荷抵抗RC=10.911にΩ、コレクタよりベースへ
の負帰還抵抗RF= 30.50にΩ、ベース・アース
間に水晶振動子(発振周波数的IMIIZ)と抵抗RB
I= 27.42にΩとを接続し、エミッタ・アース間
にRE、= 10.818にΩとC,= 1131pF
、エミッタ・ベース間にCz=972pFとを接続して
構成したトランジスタ・コルピッツ形水晶発振器を図示
している。
[3]  請求項3についての具体的回路構成例例につ
いて説明する。
第15図はその一実施例を示したのらので、コレフタ負
荷抵抗RC= 10.911にΩ、コレクタよりベース
への負帰還抵抗RF= 34.48にΩ、ベース・アー
ス間に水晶振動子(発振周波数的IMIIZ)と直列に
C3=28.3pFを、また並列に抵抗Ral = 4
0.61にΩとを接続し、エミッタ・アース間にRgt
= IO,898にΩとC,= 1131pF、エミッ
タ・ベース間にC!=972pFとを接続して構成した
トランジスタ・クラップ形水晶発振器を図示している。
次に、以下に記載する[41においてエミッタホロワ−
形水晶発振器の理論と各素子値の実験的決定法について
述べ、Δf/f(Vc)値が理論と実験とほぼ一致する
ことを示すとともに、Δr/f(Vc)に影響を与える
トランジスタ・パラメータを明らかにする。さらにコル
ピッツ形とクラップ形水晶発振器について、ベース・ア
ース間抵抗Ra+を変化させることによって、Δf/f
(Vc)特性に極小値を実現させる方法等について述べ
る。すなわち、エミッタホロワ−形テハ、Δf’/f(
Vc)”; −1,4X 10−@(Vc= 24〜4
4V)、ΔI’/r(Ta)i−5、X 10−@(T
a5〜+55℃)であり、コルピッツ形では、Δf’/
f(Me)”; +1.2x 10−”(Vc= 24
〜44v)、Δf’/f(Ta)勺−3xlo−”(T
a= −5°〜+55℃)であり、クラップ形では、Δ
f/f(Vc):+ 1.ox 10−”(Vc= 2
4〜44V)、Δt/r(T、)# −2,5x 10
−’(Ta= −5〜+55℃)となり、かなり良好な
特性を得ている。
[4コ  水晶発振器の理論、各素子値の実験的決定方
法、Δr/r(vc)特性の極小値を実現させる方法等 [4・1] 請求項第1項(エミッタホロワ−形水晶発
振器)について [4・1・l]  発振回路構成の特長本発明は上記の
欠点を除去した新しい構成法によるエミッタホロワ−形
水晶発振器である。第2図に示すように本回路方式の特
長としては、(1)水晶振動子1個と容量1個のみを用
い、エミッタ・アース間に容量C8を、ベース・アース
間に水晶振動子を接続している。(2)コレクタ負荷抵
抗RCを適当値となし、コレクタよりベースへ抵抗RF
を介して直流と交流との負帰還を施している。(3)エ
ミッタ抵抗RE2を変化させてΔf/f(Vc)か極小
値になるようにR0値を適当値としている。(4)ベー
ス抵抗RBIを変化させてΔf/f(vc)が極小値に
なるようにRat値を適当値としている。(5)容里鈷
を変化させてΔr/f(Vc)が極小値になるように0
1値を適当値に選定している。その結果Δf#(Vc)
ξ−1,4x 10−”(Vc= 24〜44V)、Δ
f、#(Ta)’、−5x 10−”(Ta5〜+55
℃)という良好な特性を得た。電源電圧l■当タリノΔ
r/rハΔr/f/v=7×1O−10/vとなり極め
て小さい値となっている。これは従来知られている発振
方式に比較して同等あるいはそれ以上の周波数安定度で
ある。本発明ではこの提案方式の原理を述べ第2図の提
案回路の数式的解析を行い、発振周波数変動率の原因と
なる増幅用トランジスタバメラータを明らかにする。
[4・l・2] 理論 [4・1・2・−1] 発振回路 第2図は本発明の一実施例を示した具体的な発振回路で
ある。
RC,RF、 RBI、 Llはそれぞれコレクタ負荷
抵抗、コレクタ・ベース間の負帰還用抵抗、ベース・ア
ース間抵抗、エミッタ・アース間抵抗であり、容量C,
をエミッタ・アース間に水晶振動子をベースアース間に
接続して発振させている。第18図に示す表1に回路定
数を示4−0 [4・l・2・−2] 水晶振動子の等価回路本節では
水晶振動子の等価回路を導出する。
般に水晶振動子の等価回路は第3図(a)で表される。
ここでRx、 cx、 Lx、 cs、 RQ、 XQ
は水晶振動子の等価抵抗、等価容量、等価インダクタン
ス、並列容量、水晶振動子の抵抗分とりアクタンス分で
ある。これを第3図(b)のように等価変換することが
できる。すなわち水晶振動子のインピーダンスZQは、 そこで が言えるので =RQ+ jXq である。実際の発振周波数ro、sc、= 99990
9,912H2(32VC,+ 25℃)を(5)、(
6)式に代入スルト、RQ#74.608Ω、 LQ勺
5,396X 10°’+1となる。さらに第3図(C
)に示すように抵抗Ra+と水晶振動子とが並列になっ
た場合の実数分と虚数部分とを示すと次式となる。
2QB= RCX+ jYx ・・・・・(7°) 但し、Rs =Rat + R。
[4・1・2・−31発振周波数決定条件の導出本節で
はまず増幅器の解析を行い、入力インピーダンス2+1
を求め、さらにこれに第3図(C)の水晶振動子回路を
付加しへ回路全体の解析を行い、発振周波数決定条件式
を導出する。増幅器の等価回路図を第4図(a)に示す
。これよりベース入力インピーダンスを求めろと次式を
得る(計算式は紙面の関係で省略している。)。
RA= −(ω!(ω’CcC1C−C5)(Gs−ω
215)CBs  &l”CCASXD5  br″F
s))/ ((Ds  i++”F6)’+ ω’(0
,u’ls)’)jYA= −j ((B6− u’c
cAsXGs −il+’ +5) + (D5− v
’PsXω’CcC+C−−C5))×ω#(Ds  
、tp、)fi+ω’(cs−Ill’L)”)・・・
・・(9) 第4図(b)はRFをパラメータとしたときの、CIの
変化に対する入力抵抗(RA)と入力容jl(Cのとの
特性曲線を示す。
ここで、 RCX<l  RAI  (振幅決定条件)  −・・
(10)Y、=YA(周波数決定条件)   ・・・・
・(II)か発振条件である。(10)式は容易に満足
される。
ここでは(11)式を詳細に求めて、コンピュータシュ
ミレーションにより理論と実験との概略の一致性を確か
める。(11)式を計算すると次式を得る。
A、ωI4+86ω′″十06ω′。+Dllω8+E
6ω8+F6ω’+Ga&+″+H6=0・・・・・(
12) 但し、 八s”  (15”All+ A?Fll)B==(I
s”B−F?^m  GIA?  C?F11)Ca=
  (Is”Cs  F?BI+ H?A11+ H1
lA?+ C?Gll+ FsBt)Ds= (Is”
Ds  FtCs+HtBs−AsDs’  IIIA
?  CJ*  B?G11)E@= (PJs  I
s”Ee−)17c、+ B11D!’  JIIA?
  l5Ct’  nest)Fs=(HtDs P?Ell CsDs’  KIIA?  J9C?19B?) Ga =(DJs’  HtE* に9C7JIIB?) H*−、(E8D6’+ K8B7) ・・・・・(13) ^e=Lx’cs’ ^?=CC(A515  CTC−Fs)B?=(86
G5 DsCs) Ct= (DsCcCIC*+ FsCs−^5G5C
C1585)F7−(Fs”  2Gsls)。
(1゜ (G、′ 2D5F5) ・・・・・・(15) Is”C1C,CcP ・・・・・・(16) とする。
但しCc。
C0゜ r ・ α r5はそれぞれコ レクタ容虫、エミッタ容量、エミッタ抵抗、ベース接地
電流増幅率、ベース抵抗である。
(12)式が発振周波数決定条件式である。上式は14
次方程式で解析的に解くことは困難である。
そこで具体的な回路定数を代入することにより計算機で
発振周波数ω((“)を求め、さらにω(f)に対する
回路定数、トランノスタパラメータの影響を明らかにし
、理論と実験との概略の一致性を確認する。
[4・l・2・−4コ 各回路定数の決定方法本節では
Δf/r(VC,T、、)と極めて密接に関係する回路
構成素子である抵抗RE2、 R82,RF、 RC等
の決定方法を実験で吟味し選定する。
[414・4  a ]   Ratの決定第5図は実
験的にRE2を変化させた場合のΔIN(yc)特性曲
線を示す。(RFをなるべく小さ(して一定とし、RC
、を一定として実験している。)図示のように比較的鋭
い極小値を持つ曲線が得られる。
極小値で、RFt= 5,578にΩのときΔf/f(
VC)= −1,4X I(I” (vc= 24〜4
4V)となる。なお右曲線の+符号はΔr/rcVc)
がVcの上昇と共に上昇する曲線を示し、−符号はその
逆を示す。この鋭い極小値特性は、負帰還抵抗RFと密
接な関係を持っており、本発明の主眼の一つでもある。
なお第1図に示すような負帰還抵抗RFが無いところの
エミッタホロワ−形 コルピッツ形、クラップ形水晶発
振器で、REtやRF11をそれぞれ独立に変化させて
実験したが、極小値曲線は全然得られず、またΔf#(
Me)値は前述の如く極めて大きな値で悪い特性を示し
た。
[4・112・−+−b]  I?a、の決定第6図は
、実験でRBIを変化させた場合のΔr/f(VC)特
性曲線を示す。(RFをなるべく小さく一定値として実
験している。)図示のように比較的鋭い極小値を持つΔ
r/f(’/C)特性曲線を得ることができる。極小点
でRa1= 27,208にΩでΔr#(Vc) =−
1,2X 10−” (VC= 24〜44V) テあ
る。右曲線が−で左曲線が十となっている。
なお第5.6図”C’ Δr/r(vc)#1.4x 
10−” (Vc=24〜44v)程度を得るためのR
at、 RBI値の選定幅は約70〜220Ω程度ある
ので、抵抗値の固定化は比較的容易である。
[4・lL  4− c ]  RFの決定第7図は実
験でRFを変化させた場合のΔr/fcVc)特性曲線
を示す(RF2,RF、は共に一定値として実験してい
る。)。図示のようにRFの減少とともにΔr/f(V
c)が急減することが判る。ここではΔ「/!゛(Vc
)勾1.2X 10°8(Vc= 24〜44V)程度
を実現するようにRF=31.15にΩと決定する。
[4・I・2・−4−d]  C,の決定第8図の2曲
線は、実験でCIを変化した場合の八rNcVc)特性
曲線を示す。(RE、、 RF、、RFはそれぞれ一定
値として実験している。)図示のように01”= 40
8pFで極小値を示すので、01舛408pPと決定す
る。
このときΔr/r(VC>勺1.2X 10−@(Vc
= 24〜44V)である。なおコレクタ負荷抵抗RC
は(第9図に示すように)実験的に比較的なだらかな極
小曲線を示すことより、RC丼11にΩと選定する。
[4・1・3] 実験結果 第2図の実際回路でΔr/f(VC,T、)特性を測定
した結果を第10図に示す。電源電圧の約45%変化に
対して、Δf/f’(Vc)勺−1,4x tO−8(
Vc= 24〜44V)程度であり、発振周波数変動は
約0.014H2となっている。理論値と回折で同傾向
である。従って電源電圧!■当たりのΔf/fは、Δr
/f’/V= 7 x 10−”/Vとなり極めて小さ
い値となっている。この値は従来知られているトランジ
スタ、コレクタ・エミッタ間容量発振器、エミッタポロ
ワー形、クラップ形、コルピッツ形ベース・エミッタ、
コレクタ・エミゾタ間容量発振器1分圧帰還形5コレク
タ・エミッタ間容量発振器、 A、G、C,をかけたク
ラップ形、ベース・エミッタ、コレクタ・エミッタ間容
ち1発振器などにくらべて、Δr/f/Vはそれぞれ1
、/472〜l/142. l/94〜1/28. l
/9〜1/8程度小さい値となっている。これを発振周
波数安定度の観点よりみると、ΔIN/Vの逆数が周波
数安定度の目安となるから、本回路方式の周波数安定度
は従来知られているところの上記の各発振方式にくらべ
て、それぞれ約472〜142倍、94〜28倍、9〜
8倍良好な安定特性を得ている。表2は各文献での電源
電圧IV当たりのΔI’ / r / Vを示ず。
また周囲温度の変化に対してはΔf/I’(T、)”−
5X 10−”(Ta−−5〜4−55℃)程度である
。但し水晶振動子と容量とは室温で一定に保って実験し
ている。
これは能動素子のトランジスタ各パラメータの変化の影
響をどの程度減少させているかを観察することに重点を
おいたためである。安定指数S−θ1c/(アIco″
、2,2と小さくしており、またRFによる直交流の負
帰還を施しているので周囲温度の変化に対しては比較的
安定である。なお本発明の回路をIC3化することは罎
めて容易である。
[4・l、4]  考察 本節では前述の周波数決定条件式(12)式を用いて、
電#i電圧変化に対する発振周波数変動率特性曲線を計
算機を使って求める。まず第2図において、VCが24
〜44Vに変化した場合のトランジスタの各部電圧など
の変化によるトランジスタパラメータの変化を考慮した
(12)式の14次方程式を作る。
これをコンピュータで収束計算して発振周波数fを求め
る。この擦取に示した表1の回路定数はvcに対して変
化しないものとする。
一方トランジスタパラメータはVcに応じて増減する。
すなわちエミッタ直流電流I9はVcに対して実1jl
J ニ、k i ii’ lE= 1.668J!A(
Vc= 44V) 〜0.873J!A(VC24v)
と変化する。またコレクタ・ベース間の直流電圧vc6
= 11.74V(44Vc)〜6.5V(24vc)
と大きく変化する。CcOC’/(B −” ”と仮定
する。またr。−kT・103/e−1a(mA) =
 25.6Ω/+a(xA)としてV、よりIEを求め
r、を算出する。
ここでkはボルツマン定数、Tは絶対温度、eは電子電
荷である。例えばVc=32Vでは、r ll+ Cc
αの実測値やf T l  r bのカタログ値は表3
に示す値となる。これらの数値を(12)式に代入して
、ニュートン法により収束計算して発振周波数を得る。
するとVc= 32V、 Ta= 25℃での発振周波
数は、r、(、s、 = 999867.7014H2
となる。この際トランジション周波数ftはカタログの
fTIw特性曲線より求めている。第11図(a)はΔ
r/r(vc)の実測値と計W値とを示す。計算値は(
1)r 11.、 Cc、  r b、 Lrのすべて
がvcにたいして変化すると考えた場合、(2) Cc
、  rb、 fTを一定値としてr、たけがVcにた
いして変化するとした場合、(3)同様にccだけ、(
4)r−だけ、(5) 「Tだけの5つの場合について
示しティる。(3)ノCCニよルΔr/r(VC)と(
5)ノfrによるΔf#(vc)の曲線は、共に上昇曲
線であり、この2者の和と、(2)のr、によるΔf’
#(VC)と(4)のrbによるΔr/r(VC)曲線
は共に下降曲線であり、この2者の和とは互いに相殺し
てΔr/f(VC)を減少させている。(1)の曲線と
実測値とは同傾向でほぼ等しい値を示している(第1O
図参照)。このことより理論値と実測値との概略の一致
性を確かめることができた。従ってΔr/rcV、)特
性に対してはr a、Cc、r b+ ftの影響か最
も強い。すなわちΔr/r(vc)は本質的にΔrs#
e、ΔCC/CC、ΔfT/fTとΔrb/rb、と1
こより変化していることが判明した。ゆえにV。に対ず
ろΔf/f特性はエミッタ抵抗、コレクタ容量、ベース
抵抗、トランジンコン周波数の変化によって大きく影響
を受けていることが明らかとなった。すたREx、 R
B1、 C2の変化によるΔrNcVc)の鋭い極小値
特性曲線は、主として、Δrs/r*、ΔCc/Cc、
  Δr b/ r b +  Δ「T/fTとによる
Δr/r(vC)特性の相殺によって効果を発揮してい
ることが明らかとなった。しかも前述の如く、その極小
値を実現させるためのRBIの変化幅にはゆとりかある
ので実際回路の設計は比較的容易である。
さらに第8図の1曲線は計算機による理論値であって、
容量C1を変化さUた場合のΔI’/f(VC)の特性
曲線を示す。図示のようにC4〜404pFを中心にし
た鋭い極小値特性曲線を示している。またC1の増減と
とらにΔf/f(VC)は大きくなっている。
しかも計算値と実測値とはほどよい一致性を示して共に
鋭い極小値特性曲線を示している。ちなみに第1図に示
す従来の回路方式では、理論的にら実験的にも極小値特
性曲線を得ることは不可能なのである。よって本発明の
回路構成がΔI’/f(VC。
T、)を減少させることに秀れた方法であることか理論
的にも実験的にら証明された次第である。
以上述べた一連の傾向は次に述べるところのコルピッツ
形とクラップ形水晶発振器についてらおよその類推がで
きるであろう。
[4・2コ 請求項第2項(コルピッツ形水晶発振器)
について [4・2.■]  発振回路構成の特長と実際回路本発
明は、前述の従来の方法の欠点を除去した新しい構成法
によるコルピッツ形水晶発振器である。
第12図に示すように本回路方式の特長としては、(1
)水温振動子1個と8晴2個からなる周波数決定回路を
エミッタよりベースへ正帰還さ仕ている。
(2)コレクタ負荷抵抗11.を適当値となしコレクタ
よりベースヘ抵抗RFを介して直交流の負帰還を施して
いる。(3)ベース抵抗RBI値を選定している。
(4)容量C,,C,をかなり大きくシ、てΔf/f’
(V、)を小さくしている。
「4・2,21  回路定数決定法 まずコレクタ負荷抵抗RCは第9図よりRC#llkΩ
程度とする。次にコレクタよりベースへの直交流の負帰
還用抵抗RFは第7図と同じ方法によりRF30.50
にΩと決める。ここでREtを変化さけてらΔf/f(
VC)特性に極小値が現れないのである。ゆえに安定指
数Sを小さくするためRE2:10.898にΩと決め
る。第13図は実験的にRBIを変化させた場合のΔI
N(VC>特性曲線を示す(RPはなるべく小さくして
一定値とし、RCv、 RCを一定値として実験してい
る。)。図示のように比較的鋭い極小値を持つ曲線か得
られる。表・1に回路定数を示す。
[4・2.3]  実験結果 第12図の実際回路でΔf/f’(Vc、 T、)特性
を測定した結果を第14図に示す。電源電圧の約45%
の変化に対し ”CΔrN(Vc) 井+ 1.2X 
1O−8(Vo= 24〜44V)程度であり発振周波
数変動は約0.012H2となっている。従って電源電
圧1v当たりのΔf/fはΔIN/V= 6 X 10
−10/Vとなり、コノ値は従来知られている発振方式
等に比べて、Δr/r/Vはそれぞれ11550〜l/
165. !/109〜l/32.1/10〜l/9程
度小さい値となっている。一般にΔr/r/Vの逆数か
周波数安定度の目安となるから本回路方式の周波数安定
度は従来知られているところの上記の各発振方式に比べ
て、それぞれ約550〜165倍、109〜32倍、1
0〜9倍良好な安定特性を得ている。
また周囲温度の変化に対してはΔl’/f(T、)→3
 x 10−”(T、= −5〜+55℃)程度である
。ただし水温振動子と容量とは室温で一定に保って実験
している。これは能動素子のトランジスタパラメータの
変化の影響をどのf?度減少さ仕ているかを観察するこ
とに重点をおいたためである。安定指数S=θIC/θ
I co舛1.8と小さくしており、またRpによる直
交流の負帰還を施しているので比較的安定である。
なお第1図(b)に示すような、コレクタよりベースへ
のRrによる直交流の負帰還の無いところのいわゆる従
来方式によるコルピッツ形水晶発振器にて、REtとR
ollとを実験的に変化させてΔf/I’(VC)特性
を測定した結果、極小値特性曲線は得られなかった。
ゆえに本発明の回路構成がΔf/f’(VC,T、)を
減少させるための秀れた方式であることが実証された次
第である。
[4・3] 請求項第3項(クラップ形水晶発振器)に
ついて [4・3,1]  発振回路構成の特長と実際回路本発
明は前述の従来の方法の欠点を除去した新しい構成法に
よるクラップ形水晶発振器である。
第15図に示すように本回路方式の特長としては、(1
)水晶振動子1個と容量3個とからなる周波数決定回路
をエミッタよりベースへ正帰還させている。(2)コレ
クタ負荷抵抗RCを適当値となし、コレクタよりベース
へ抵抗RFを介して直交流の負帰還を施している。(3
)ベース抵抗RBIを変化させてΔf#(Vc)特性が
極小値になるようにRat値を選定している。(4)容
量C,,C,をかなり大きくし、C3値をかなり小さく
して、Δf#’(Vo)を小さくしている。
[4・3,2]  回路定数決定法 まずコレクタ負荷抵抗R6は第9図よりRC舛11にΩ
程度とする。次にコレクタよりベースへの直交流の負帰
還用抵抗RFは第7図と同じ方法によりR。
34.48にΩと決める。ここでRE2を変化させても
Δr/r<Vo>特性に極小値が現れない。ゆえに安定
指数Sを小さくするためRE、勺10.1l198にΩ
と決める。
次にRatを変化させるとΔr#(Vc)特性は第16
図に示すように極小値曲線となる(RFはなるべく小さ
くして一定値とし、RE2. RCを一定値として実験
している。)。図示のごとく、Δf/f(Vc)#1.
0x10−8(vc=24〜44v)を得るため(7)
Rat(7)許容範囲は1400Ωなので、実際回路の
設計は比較的容易である。表5に回路定数を示す。
[4・3.3]  実験結果 第15図の実験回路でΔf/f(VC,Ta)特性を測
定した結果を第17図に示W0電源電圧の約45%の変
化に対してΔr#(VC)# + 1.OX 10−’
(Vc= 24〜44V)程度であり発振周波数変動は
約0.01H2となっている。従って電源電圧!V当た
りのΔ「/fはΔfN/V5 x 10−”/Vとなり
、この値は従来知られている発振方式等に比べて、Δr
N/Vはそれぞれ17660〜1/198.1/131
〜1/39.1/12〜1/11程度小さい値となって
いる。これを発振周波数安定度の観点よりみると、Δr
N/Vの逆数が周波数安定度の目安となるから、本回路
方式の周波数安定度は従来知られているところの上記の
各発振方式に比べて、それぞれ約660〜198倍、1
31〜39倍、 12〜11倍良好な安定特性を得てい
る。表2は各文献での電源電圧tV当たりのΔIN/V
を示す−0また周囲温度の変化に対しては、Δf’/f
(T、) #2.5X 10−”(T、= −5〜+5
5℃)程度である。但し水晶振動子と容量とは室温で一
定に保って実験している。
これは能動素子のトランジスタ各パラメータの変化の影
響をどの程度減少させているかを観察することに重点を
おいたためである。安定指数S−θ+c/θIco井2
.0と小さくしており、またR、による直交流の負帰還
を施しているので周囲温度の変化に対しては比較的安定
である。なお本発明の回路を1.C,化することは極め
て良好である。
なお第1図(C)に示すような、コレクタよりベースへ
のRFによる直交流の負帰還の無いところのいわゆる従
来方式によるクラップ形水晶発振器において、RE!と
Ratとを実験的に変化させてΔI’/f(VC)特性
を測定した結果、極小値特性曲線は得られなかった。
ゆえに本発明の回路構成がΔf#(vc、 T、)を減
少させるための秀れた方式であることが実証された次第
である。
〔発明の効果〕
請求項1についての効果を説明する。
以上のように構成したエミッタ・ホロワ−形水晶発振器
においては、コレクタよりベー゛スヘ抵抗RC,RFを
介して直交流の負帰還を施し、かつΔf/f(vc)特
性曲線が下に凸の極小値特性を実現するように、エミッ
タ・アース間抵抗RI!2とベース・アース間抵抗Ra
lとを選定しているので、ΔI’/f’(V。
T、)特性は極めて小さい値となるから、電源電圧及び
周囲温度の変化に対セる発振周波数変動率が、従来の水
晶発振器に比べて極めて小さく、周波数安定度の良好な
トランジスタ・エミッタホロワー形水晶発振器を実現で
きた。
請求項2についての効果を説明する。
以上のように構成したコルピッツ水晶発振器においては
、コレクタよりベースへ抵抗R6,RFを介して直交流
の負帰還を施し、RE2を比較的大きくして、Δr/f
(VC)特性曲線が下に凸の極小値特性を実現するよう
に、ベース・アース間抵抗Rh+を適当値に選定したの
で、Δf#(VC,T、)特性は極めて小さい値となる
から、電源電圧及び周囲温度の変化に対する発振周波数
変動率が、従来の水晶発振器に比べて極めて小さく、周
波数安定度の良好なトランジスタ・コルピッツ形水温発
振器となる。
請求項3についての効果を説明する。
以上のように構成したクラップ水晶発振器においては、
コレクタよりベースへ抵抗RC、 RFを介して直交流
の負帰還を施し、RE!を比較的大きな値とし、Δr/
l’(VC)特性曲線が下に凸の極小値特性を実現する
ように、ベース・アース間抵抗RF11を過当値に選定
したので、Δr/f(vo、 T、)特性は極めて小さ
い値となるから、電源電圧及び周囲温度の変化に対する
発振周波数変動率が、従来の水晶発振器に比べて極めて
小さく、周波数安定度の良好なトランジスタ・クラップ
形水晶発振器となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(c)は、トランジス水晶発振
器の一例を示す回路図。 第2図は、本発明の一実施例を示す具体的回路図。 第3図(a)、(b)、(c)は、水晶振動子の等価回
路を示す図。 第4図(a)は、第2図の交流的等価回路を示す図。 第4図(b)は、ベース入力インピーダンスを示す図。 第5図は、抵抗RE2に対する発振周波数変動率特性曲
線を示す図。 第6図は、抵抗RB□に対する発振周波数変動率特性曲
線を示す図。 第7図は、抵抗RFに対する発振周波数変動率特性曲線
を示す図。 第8図は、8債C3に対する発振周波数変動率特性曲線
を示す図。 第9図は、抵抗RCに対する発振周波数変動率特性曲線
を示す図。 第10図は、第2図に示した回路の電源電圧と周囲温度
の変化に対する発振周波数変動率特性を示す図。 第11図(a)、(b)は、第2図に示した回路の電源
電圧の変化に対する発振周波数変動率特性を示す図。 第12図は、本発明の一実施例を示す具体的回路図。 第13図は、抵抗Ralに対する発振周波数変動率特性
曲線を示す図。 第14図は、第12図に示した回路の電源電圧と周囲温
度の変化に対する発振周波数変動率特性を示す図。 第15図は、本発明の一実施例を示す具体的回路図。 第16図は、抵抗Ralに対する発振周波数変動率特性
曲線を示す図。 第17図は、第15図に示した回路の電源電圧と周囲温
度の変化に対する発振周波数変動率特性を示す図。 第18図は、第2図に示した回路の回路定数と水晶振動
子の定数を示を表。 第19図は、従来知ら机でいるところの各トランジス水
晶発振器の電源1は圧IV当たりの発振周波数変動率値
を示す表。 第20図は、第2図に示した回路のし一32Vの際のト
ランジス・パラメータ値を表す表。 第21図は、第12図に示した回路の回路定数と水晶振
動子の定数を示す表。 第22図は、第15図に示した回路の回路定数と水晶振
動子の定数を示す表。 昭和63年11月5日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 2 特許登録請求の範囲 1 ベース入力・エミッタ出力形トランジスタ1段増幅
    器にエミッタ・アース間に容量C_1を接続して適当値
    となし、ベース・アース間に水晶振動子を接続し、かつ
    、コレクタよりベースへ抵抗R_Fを介して直流と交流
    との負帰還を施し、この抵抗R_Fの値をなるべく小さ
    くし、コレクタ負荷抵抗R_C、ベース・アース間抵抗
    R_B_1とエミッタ・アース間抵抗R_E_2の抵抗
    値をそれぞれ適当値にしたことを特徴とするトランジス
    タ・エミッタホロワー形水晶発振器。 2 ベース入力・エミッタ出力形トランジスタ1段増幅
    器にエミッタよりベースへ容量2個と水晶振動子1個か
    らなる周波数決定回路を正帰還させ、コレクタよりベー
    スへ抵抗R_Fを介して直流と交流との負帰還を施し、
    抵抗R_Fの値をなるべく小さくし、コレクタ負荷抵抗
    R_Cとベース・アース間抵抗R_B_1の抵抗値を夫
    々適当値にしたことを特徴とするトランジスタ・コルピ
    ッツ形水晶発振器。 3 ベース入力・エミッタ出力形トランジスタ1段増幅
    器にエミッタよりベースへ水晶振動子1個と水晶振動子
    と直列に接続される容量C_3と水晶振動子と並列に接
    続される容量C_1、C_2の計3個の容量とからなる
    周波数決定回路を正帰還させ、コレクタよりベースへ抵
    抗R_Fを介して直流と交流との負帰還を施し、抵抗R
    _Fの値をなるべく小さくし、コレクタ負荷抵抗R_C
    とベース・アース間抵抗R_B_1とを夫々適当値にし
    、容量C_3を他の容量C_2、C_1よりも小さい値
    にしたことを特徴とするトランジスタ・クラップ形水晶
    発振器。
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JPS5232255U (ja) * 1975-08-29 1977-03-07
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