JPH02132299A - 防水工法 - Google Patents
防水工法Info
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- JPH02132299A JPH02132299A JP63288394A JP28839488A JPH02132299A JP H02132299 A JPH02132299 A JP H02132299A JP 63288394 A JP63288394 A JP 63288394A JP 28839488 A JP28839488 A JP 28839488A JP H02132299 A JPH02132299 A JP H02132299A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、トンネル,導水路等における地層からの漏
水を防止するための防水工法に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、地層を貫通ずるトンネルの内壁面には、コンク
リート層が形成されており、このコンクリート層によっ
てトンネルの崩壊等が防止ざれるようになっている。こ
のような、トンネルのコンクリート層から地層の水が漏
水すると、冬期の場合、その水が氷柱となってトンネル
の天井面から垂下し、走行する自動車の障害になったり
、水の凍結によってコンクリート層に亀裂が入ったりす
ることがある。さらに、その亀裂から地山の土砂がトン
ネル内に流出し、時には、その土砂の流出によりトンネ
ルが崩壊してしまうという事態が生じる場合もある。そ
のため、上記コンクリート層を2層に形成し、その層間
にポリ塩化ビニル,ポリエチレン等からなるシートを膜
状に埋設するシート防水工法や、ゴムアスファルト乳剤
,ウレタン樹脂等をコンクリ−1・層の壁面に吹き付け
塗膜層を形成する塗布防水工法等の防水工法が行われて
いる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のうちシート防水工法は、第9図に示すように、ま
ず、地山に形成されたトンネル穴エの内壁面に、吹き付
け等により一次覆エコンクリート層2を形成し、その一
次覆エコンクリート層2の表面に防水シートを釘等を用
いて張着し防水層3を形成する。そして、その防水層3
の表面に二次覆エコンクリート層4を打設することによ
り行われている。しかしながら、上記のようなトンネル
穴1は掘削機械等によって穿孔されるため、その内壁面
は平滑でな《凹凸面になっている。したがって、その内
壁面に形成される一次覆エコンクリート層2の表面も、
上記内壁面の凹凸面に沿った凹凸面に形成される。その
結果、一次覆エコンクリート層2の表面に防水シートを
張り付ける際、第10図の鎖線Aに囲われた部分に示す
ように、防水シ一ト3aを引き延ばした状態で、釘5で
固定すると、二次覆エコンクリート層4の打設時に、コ
ンクリートの流圧により防水シ一ト3aが破断され、そ
の部分から漏水するという問題が生じる。また、第10
図の鎖線B部分に囲われた部分に示すように、防水シ一
ト3aを余裕をもたせて弛ませた状態で、一次覆エコン
クリート層2の表面に取り付けると、二次覆エコンクリ
ート層4の打設時に、コンクリートの流圧により防水シ
一ト3aの弛んだ部分が折り重なった状態で一方側に引
っ張られ、その引っ張り力と釘5とによって破断され、
その破断部分から漏水するという問題が生じる。さらに
、第11図に示すように、一次覆エコンクリート層2の
表面から支保工6等の突起物が露出している場合にも、
二次覆エコンクリト層4の打設の際に、防水シ一ト3a
が支保工6等の凹部または凸部に押さえ付けられて破断
しやすくなる。また、上記一次覆エコンクリート層2を
形成したのち、その表面から漏水が発生すると、防水シ
一ト3aの釘打ち作業が困難になる。さらに、一次覆エ
コンクリート層2の表面と防水層3との間に地山から漏
水した水が溜まった場合、二次覆エコンクリート層4の
厚みを充分にとることができなくなり二次覆エコンクリ
ート層4の強度が低下するという問題も生じる。さらに
、上記一次覆エコンクリート層2の凹凸面により、防水
シー}3aにかかる荷重が不均一になり防水シー1−3
a全体が破断しやすくなるという問題も有している。上
記工法において、このような防水シ一ト3aの破断を防
止するためには、一次覆エコンクリート層2の凹凸面に
沿って防水シ一ト3aを当て、これに小刻みに釘5等を
打ち付けることによって固定するか、または一次覆エコ
ンクリート層2の凹凸面の凹部にモルタルを埋める等し
て平滑面にし、その状態で防水シ一ト3aを張り付ける
等しなければならず、防水シー}3aの張り付け作業が
煩雑であるとともに、施工コストが高くなる。一方、塗
布防水工法では、コンクリート層に亀裂が入ると、その
亀裂に沿って塗膜層が破断され、その破断部から漏水す
るという問題や、ゴムアスファルト乳剤やウレタン樹脂
の塗布の際に、他山からの漏水があると、その水によっ
て上記塗布剤が流され塗布剤を膜状に形成することが困
難であるという問題を有している。また、湿度が高いと
塗布剤が乾燥しにくいため施工に長時間を要するという
問題も有している。 この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、確
実な防水ができるとともに、施工が容易で、かつそのコ
ストが安価になる防水工法の堤供をその目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の防水工法は、地
層を貫いて設けられた穴の内壁面にコンクリート層を形
成しそのコンクリート層の内周面に、高強度を有ずる弾
性板状体を上記内周面の円周に沿って湾曲させた状態で
配設するとともに、その反発弾性を利用して上記弾性板
状体を、上記コンクリート層の内周面に密着させ、その
状態で所定間隔で固着具を打ち付けることにより、上記
弾性板状体をコンクリーI−層の内周面に固定するとい
う構成をとる。 〔作用〕 すなわち、この発明の防水工法では、防水層として、従
来例のような、強度が弱く破断しやすいシートや塗膜層
を用いるのではなく、高強度を有する弾性板状体を用い
ている。したがって、コンクリート層の内周面が凹凸面
になっていても防水層が破断ずることなく、地層からの
漏水を完全に防止できる。また、弾性板状体の取り付け
の際に、弾性板状体を上記コンクリート層の内周面に沿
って湾曲させた状態でトンネル等の内部に配設し、その
反発弾性を利用してコンクリート層の内周面に密着させ
固定するようになっている。したがって、弾性板状体の
設置作業が容易になるとともに、固着具による弾性板状
体の固定箇所を少なくすることができる。その結果、従
来例のシート防水工法のように、釘等を小刻みに打ち付
けるというような煩雑な防水シートの固定作業等を行う
必要がなくなり取り付け作業が容易になる。また、工事
に要する費用も安価になる。 つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。 〔実施例〕 第1図は、この発明の一実施例によって得られ導水管を
示している。すなわち、図において、7は地層8内に穿
孔された縦断面形状が円形の穴部であり、その内壁面全
体にコンクリート層9が形成されている。10はコンク
リート層9の内周面に設けられた防水層であり、ポリ塩
化ビニル製の弾性仮10aが上記内周面の円周に沿って
丸められて円筒状に形成されている。この防水層10は
、円筒状に形成された一定長さの弾性板10aを円筒状
のコンクリート層9の長手方向に沿って複数個並設し、
その隣接する端部同士を、第2図または第3図に示すよ
うにホットメタル系接着剤11を用いて熱融着すること
により連結し連続的に形成されている。 この導水管は、つぎのようにして得られる。すなわち、
まず、地層8に貫通穴7を穿孔したのら、その内壁面に
、吹き付け等によりコンクリート層9を形成する。つい
で、コンクリート層9の内周面の円周の長さに合わせて
弾性板10aを切断し、これを丸めて上記内周面に沿う
ように湾曲させ、その重なり合った両端部をコンクリー
ト層9の上端に位置決めした状態で、コンクリート層9
内に内嵌させる。その結果、上記弾性+Fi. 1 0
aは、それ自身の反発弾性によってコンクリート層9
の内周面に密着する。つぎに、第4図に示すように、弾
性板10aの上端の一端部側に、ゴムパッキング12お
よび押さえ用の座金13を介してエア式釘打ち銃で釘1
4を打ち込み、上記一端部をコンクリート層9の上端に
固定する。ついで、上記反発弾性を利用して、弾性仮1
0aをコンクリート層9の内周面に、より密着させなが
ら上記一端部側から他端部に向けて、所定間隔で釘14
を打ち付け弾性板10aをコンクリート層9の内周面に
固定する。そして、この固定された弾性板10aの閂に
他の弾性板10aを同様にして取り付け、その隣接する
O:;1部同士をホットメタル系接着剤11を用いて熱
融着する。この場合、第3図に示すように、上記両端部
を重ね合わせて接合するときには、その重ね合わせ代を
10cm程度に設定しておく。これを繰り返し、コンク
リート層9の全内周面に対して弾性板10aを固定する
。なお、コンクリート層9内の上端で、接触した状態で
対峙している弾性板10aの両端部もホットメタル系接
着剤11を用いて熱融箔しておく。 このように、この防水工法では、防水層10として、高
強度を有するポリ塩化ビニル製の弾性板10aを用い、
これを湾曲させた状態でコンクリート層9の内周面に配
設している。したがって、コンクリート層9の内周面が
凹凸面であっても、防水層10が破断ずることがなく、
完全な防水がなされるとともに、弾性板10aがコンク
リ−1・層9の補強材としても機能する。なお、コンク
リート層9の内周面と弾性Fj.10aとの間に隙間が
あっても何ら問題を生じさせないが、必要であれば、弾
性体10aの裏面にマットを貼着し、上記隙間が生じな
いようにすることもできる。また、弾性板10aの取り
付けの際、弾性仮10aの反発弾性を利用してコンクリ
ート層9の内周面に密着させることができるため、弾性
板10aの設置作業が容易になるどともに、釘14の打
ち込みが容易にできるようになり、かつその個数が少な
くてすむ。したがって、従来のシート防水工法のように
、防水シー1−3aを凹凸面に沿わせた状態で、釘5等
を小刻みに打ち付けたり、一次覆エコンクリ一ト層2表
面の凹部にモルタルを埋めて平滑面にするというような
煩雑な作業を行う必要がなくなる。その結果、工事に要
する費用も安価になる。さらに、隣接する弾性板10a
の端部は、ホットメタル系接着剤11を用いた熱融着に
より接合されているため、より完璧な防水が行えるよう
になる。また、従来の塗布防水工法のような乾燥を必要
としないため、作業中に地層8から多少の漏水が生じて
も問題とはならない。 第5図は、この発明の他の実施例により得られた1・ン
ネル構造を示している。すなわち、このトンネル構造は
、支保構造にロックボルトの打ち込みおよびコンクリー
トの吹き付けを用いる、いわゆるN A T M工法に
よって構築されており、地層8を貫通して穿孔されたト
ンネル穴l5の内壁面に、一次1!エコンクリート層1
6,ポリエチレン製の弾性板17aからなる防水層17
および二次覆エコンクリート層18を外周側から内周側
に順に形成して構成されている。19はトンネルの底部
に設けられた道路であり、両脇に排水路20が設けられ
ている。このトンネル構造は、上記実施例と同様、まず
、地層8にトンネル穴15を穿孔したのち、その内壁面
に、吹き付け等により一次覆エコンクリート層16を形
成し、一次覆エコンクリート層16の内壁面に合わせて
切断された弾性板17aを湾曲させた状態で一次覆エコ
ンクリート層16の内側に配設し、その反発弾性を利用
して一次覆エコンクリート層16の内壁面に圧着させる
。ついで、この弾性板17aを適正位置に位置決めし、
その状態の弾性板17aに所定間隔で、第6図に示すよ
うに、ゴムパッキング12および座金13aを介して釘
14を打ち込んで一次覆エコンクリート層16に固定す
る。つぎに、ごの釘14の頭部にゴム変性エチレン酢酸
ビニル系ホットメルト接着剤をハンドガン等の躬出装置
を用いて射出し、釘14の頭部を熱融着性物質21の被
膜で被覆する。ついで、この固定された弾性板17aの
隣に他の弾性板17aを同様にして取り付け、上記両弾
性板17aの端部同士を重ね合わせた状態で、携帯式熱
風溶接器を用いて溶接し連結し、さらに、他の弾性仮1
7aを取り付けるというように、順次弾性板17aを取
り付け、複数の弾性仮17aを第7図に示すように連結
する。そして、この弾性板17aからなる防水層17の
内面に、二次:Wエコンクリート層18を形成する。作
用効果については、上記実施例と同様である。 第8図は、この発明のさらに他の実施例によって得られ
る1−ンネル構造の防水層22を示している。この防水
層22は、側面部23と天井部24とが別体からなるガ
ラス繊維強化不飽和ポリエステル製の弾性板で構成され
ている。この防水層22が用いられるトンネル構造の防
水層22以外の構成は、第5図に示すトンネル構造と同
様である。このように、構成することにより、断面の大
きなトンネルに利用することができるようなる。それ以
外の作用効果については、上記実施例と同様である。 なお、防水層に使用する弾性板は、上記実施例で用いた
ものの外、ボリブロピレン,酢酸ビニルエチレン酸ビニ
ル,ポリアクリレート.ポリメタアクリレート,ポリエ
ステル,不飽和ポリエステル,尿素.メラミン,フェノ
ール,エボキシ,ポリカーボネート,ナイロン,ポリス
ルフオン.ポリエーテルスルフオン,ポリアセタール,
ポリイミド,ポリアラミド,ポリスチレン等の合成樹脂
からなるもの、ブタジエン,イソブレン,アクリル,ア
クリ口ニトリルーブタジエン,エチレン・プロピレン.
エチレンー塩化ビニル,エチレンクロルヒドリン.ウレ
タン,シリコン,フツソ等のゴムからなるもの、上記合
成樹脂やゴムを、繊維材料やウイスカ一で強化したもの
、鉄,鋼,アノレミ,銅,黄寡同.青t同.ジュラノレ
ミン,チタン,錫合金.亜鉛合金等の金属からなるもの
等が使用できる。また、上記繊維材料としては、レーヨ
ンアセテート.ボリアミド.ポリエステル,ポリプロピ
レン,塩化ビニル,塩化ビ,ニリデン,ポリアクリロニ
トリル,ポリビニルアルコール,ポリウレタン,ガラス
,セラミック,ロックウール炭素,アラミド.スチール
,ボロン等が使用でき、ウイスカ一としては、チタン酸
カリウム2炭化珪累.窒化珪素,酸窒化珪素,塩基性硫
酸マグネシウム.チタン酸バリウム,β−サイアロン,
高分子ウイスカ一等が使用できる。なお、不銹性を有し
ない金属板を使用する場合には、表面に防錆塗料等を塗
布しておく。また、この発明の防水工法は、トンネル等
を新たに構築する場合だけではなく、老朽化したトンネ
ル等の改修にも利用できるものである。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の防水工法は、防水層に高強度
を有する弾性板状体を用いているため、破断することが
なくなり、地層からの漏水を完全に防止できるようにな
る。また、その取り付けの際に、反発弾性を利用して弾
性板状体をコンクリート層の内周面に密着させ、その状
態で固定できるため、弾性板状体の設置が容易になると
ともに、釘等による固定箇所を少なくすることができる
。その結果、従来例のような煩雑な固定作業等を行う必
要がなくなり取り付け作業が容易になる。 また、それによって工事に要する費用も安価になる。
水を防止するための防水工法に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、地層を貫通ずるトンネルの内壁面には、コンク
リート層が形成されており、このコンクリート層によっ
てトンネルの崩壊等が防止ざれるようになっている。こ
のような、トンネルのコンクリート層から地層の水が漏
水すると、冬期の場合、その水が氷柱となってトンネル
の天井面から垂下し、走行する自動車の障害になったり
、水の凍結によってコンクリート層に亀裂が入ったりす
ることがある。さらに、その亀裂から地山の土砂がトン
ネル内に流出し、時には、その土砂の流出によりトンネ
ルが崩壊してしまうという事態が生じる場合もある。そ
のため、上記コンクリート層を2層に形成し、その層間
にポリ塩化ビニル,ポリエチレン等からなるシートを膜
状に埋設するシート防水工法や、ゴムアスファルト乳剤
,ウレタン樹脂等をコンクリ−1・層の壁面に吹き付け
塗膜層を形成する塗布防水工法等の防水工法が行われて
いる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のうちシート防水工法は、第9図に示すように、ま
ず、地山に形成されたトンネル穴エの内壁面に、吹き付
け等により一次覆エコンクリート層2を形成し、その一
次覆エコンクリート層2の表面に防水シートを釘等を用
いて張着し防水層3を形成する。そして、その防水層3
の表面に二次覆エコンクリート層4を打設することによ
り行われている。しかしながら、上記のようなトンネル
穴1は掘削機械等によって穿孔されるため、その内壁面
は平滑でな《凹凸面になっている。したがって、その内
壁面に形成される一次覆エコンクリート層2の表面も、
上記内壁面の凹凸面に沿った凹凸面に形成される。その
結果、一次覆エコンクリート層2の表面に防水シートを
張り付ける際、第10図の鎖線Aに囲われた部分に示す
ように、防水シ一ト3aを引き延ばした状態で、釘5で
固定すると、二次覆エコンクリート層4の打設時に、コ
ンクリートの流圧により防水シ一ト3aが破断され、そ
の部分から漏水するという問題が生じる。また、第10
図の鎖線B部分に囲われた部分に示すように、防水シ一
ト3aを余裕をもたせて弛ませた状態で、一次覆エコン
クリート層2の表面に取り付けると、二次覆エコンクリ
ート層4の打設時に、コンクリートの流圧により防水シ
一ト3aの弛んだ部分が折り重なった状態で一方側に引
っ張られ、その引っ張り力と釘5とによって破断され、
その破断部分から漏水するという問題が生じる。さらに
、第11図に示すように、一次覆エコンクリート層2の
表面から支保工6等の突起物が露出している場合にも、
二次覆エコンクリト層4の打設の際に、防水シ一ト3a
が支保工6等の凹部または凸部に押さえ付けられて破断
しやすくなる。また、上記一次覆エコンクリート層2を
形成したのち、その表面から漏水が発生すると、防水シ
一ト3aの釘打ち作業が困難になる。さらに、一次覆エ
コンクリート層2の表面と防水層3との間に地山から漏
水した水が溜まった場合、二次覆エコンクリート層4の
厚みを充分にとることができなくなり二次覆エコンクリ
ート層4の強度が低下するという問題も生じる。さらに
、上記一次覆エコンクリート層2の凹凸面により、防水
シー}3aにかかる荷重が不均一になり防水シー1−3
a全体が破断しやすくなるという問題も有している。上
記工法において、このような防水シ一ト3aの破断を防
止するためには、一次覆エコンクリート層2の凹凸面に
沿って防水シ一ト3aを当て、これに小刻みに釘5等を
打ち付けることによって固定するか、または一次覆エコ
ンクリート層2の凹凸面の凹部にモルタルを埋める等し
て平滑面にし、その状態で防水シ一ト3aを張り付ける
等しなければならず、防水シー}3aの張り付け作業が
煩雑であるとともに、施工コストが高くなる。一方、塗
布防水工法では、コンクリート層に亀裂が入ると、その
亀裂に沿って塗膜層が破断され、その破断部から漏水す
るという問題や、ゴムアスファルト乳剤やウレタン樹脂
の塗布の際に、他山からの漏水があると、その水によっ
て上記塗布剤が流され塗布剤を膜状に形成することが困
難であるという問題を有している。また、湿度が高いと
塗布剤が乾燥しにくいため施工に長時間を要するという
問題も有している。 この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、確
実な防水ができるとともに、施工が容易で、かつそのコ
ストが安価になる防水工法の堤供をその目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の防水工法は、地
層を貫いて設けられた穴の内壁面にコンクリート層を形
成しそのコンクリート層の内周面に、高強度を有ずる弾
性板状体を上記内周面の円周に沿って湾曲させた状態で
配設するとともに、その反発弾性を利用して上記弾性板
状体を、上記コンクリート層の内周面に密着させ、その
状態で所定間隔で固着具を打ち付けることにより、上記
弾性板状体をコンクリーI−層の内周面に固定するとい
う構成をとる。 〔作用〕 すなわち、この発明の防水工法では、防水層として、従
来例のような、強度が弱く破断しやすいシートや塗膜層
を用いるのではなく、高強度を有する弾性板状体を用い
ている。したがって、コンクリート層の内周面が凹凸面
になっていても防水層が破断ずることなく、地層からの
漏水を完全に防止できる。また、弾性板状体の取り付け
の際に、弾性板状体を上記コンクリート層の内周面に沿
って湾曲させた状態でトンネル等の内部に配設し、その
反発弾性を利用してコンクリート層の内周面に密着させ
固定するようになっている。したがって、弾性板状体の
設置作業が容易になるとともに、固着具による弾性板状
体の固定箇所を少なくすることができる。その結果、従
来例のシート防水工法のように、釘等を小刻みに打ち付
けるというような煩雑な防水シートの固定作業等を行う
必要がなくなり取り付け作業が容易になる。また、工事
に要する費用も安価になる。 つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。 〔実施例〕 第1図は、この発明の一実施例によって得られ導水管を
示している。すなわち、図において、7は地層8内に穿
孔された縦断面形状が円形の穴部であり、その内壁面全
体にコンクリート層9が形成されている。10はコンク
リート層9の内周面に設けられた防水層であり、ポリ塩
化ビニル製の弾性仮10aが上記内周面の円周に沿って
丸められて円筒状に形成されている。この防水層10は
、円筒状に形成された一定長さの弾性板10aを円筒状
のコンクリート層9の長手方向に沿って複数個並設し、
その隣接する端部同士を、第2図または第3図に示すよ
うにホットメタル系接着剤11を用いて熱融着すること
により連結し連続的に形成されている。 この導水管は、つぎのようにして得られる。すなわち、
まず、地層8に貫通穴7を穿孔したのら、その内壁面に
、吹き付け等によりコンクリート層9を形成する。つい
で、コンクリート層9の内周面の円周の長さに合わせて
弾性板10aを切断し、これを丸めて上記内周面に沿う
ように湾曲させ、その重なり合った両端部をコンクリー
ト層9の上端に位置決めした状態で、コンクリート層9
内に内嵌させる。その結果、上記弾性+Fi. 1 0
aは、それ自身の反発弾性によってコンクリート層9
の内周面に密着する。つぎに、第4図に示すように、弾
性板10aの上端の一端部側に、ゴムパッキング12お
よび押さえ用の座金13を介してエア式釘打ち銃で釘1
4を打ち込み、上記一端部をコンクリート層9の上端に
固定する。ついで、上記反発弾性を利用して、弾性仮1
0aをコンクリート層9の内周面に、より密着させなが
ら上記一端部側から他端部に向けて、所定間隔で釘14
を打ち付け弾性板10aをコンクリート層9の内周面に
固定する。そして、この固定された弾性板10aの閂に
他の弾性板10aを同様にして取り付け、その隣接する
O:;1部同士をホットメタル系接着剤11を用いて熱
融着する。この場合、第3図に示すように、上記両端部
を重ね合わせて接合するときには、その重ね合わせ代を
10cm程度に設定しておく。これを繰り返し、コンク
リート層9の全内周面に対して弾性板10aを固定する
。なお、コンクリート層9内の上端で、接触した状態で
対峙している弾性板10aの両端部もホットメタル系接
着剤11を用いて熱融箔しておく。 このように、この防水工法では、防水層10として、高
強度を有するポリ塩化ビニル製の弾性板10aを用い、
これを湾曲させた状態でコンクリート層9の内周面に配
設している。したがって、コンクリート層9の内周面が
凹凸面であっても、防水層10が破断ずることがなく、
完全な防水がなされるとともに、弾性板10aがコンク
リ−1・層9の補強材としても機能する。なお、コンク
リート層9の内周面と弾性Fj.10aとの間に隙間が
あっても何ら問題を生じさせないが、必要であれば、弾
性体10aの裏面にマットを貼着し、上記隙間が生じな
いようにすることもできる。また、弾性板10aの取り
付けの際、弾性仮10aの反発弾性を利用してコンクリ
ート層9の内周面に密着させることができるため、弾性
板10aの設置作業が容易になるどともに、釘14の打
ち込みが容易にできるようになり、かつその個数が少な
くてすむ。したがって、従来のシート防水工法のように
、防水シー1−3aを凹凸面に沿わせた状態で、釘5等
を小刻みに打ち付けたり、一次覆エコンクリ一ト層2表
面の凹部にモルタルを埋めて平滑面にするというような
煩雑な作業を行う必要がなくなる。その結果、工事に要
する費用も安価になる。さらに、隣接する弾性板10a
の端部は、ホットメタル系接着剤11を用いた熱融着に
より接合されているため、より完璧な防水が行えるよう
になる。また、従来の塗布防水工法のような乾燥を必要
としないため、作業中に地層8から多少の漏水が生じて
も問題とはならない。 第5図は、この発明の他の実施例により得られた1・ン
ネル構造を示している。すなわち、このトンネル構造は
、支保構造にロックボルトの打ち込みおよびコンクリー
トの吹き付けを用いる、いわゆるN A T M工法に
よって構築されており、地層8を貫通して穿孔されたト
ンネル穴l5の内壁面に、一次1!エコンクリート層1
6,ポリエチレン製の弾性板17aからなる防水層17
および二次覆エコンクリート層18を外周側から内周側
に順に形成して構成されている。19はトンネルの底部
に設けられた道路であり、両脇に排水路20が設けられ
ている。このトンネル構造は、上記実施例と同様、まず
、地層8にトンネル穴15を穿孔したのち、その内壁面
に、吹き付け等により一次覆エコンクリート層16を形
成し、一次覆エコンクリート層16の内壁面に合わせて
切断された弾性板17aを湾曲させた状態で一次覆エコ
ンクリート層16の内側に配設し、その反発弾性を利用
して一次覆エコンクリート層16の内壁面に圧着させる
。ついで、この弾性板17aを適正位置に位置決めし、
その状態の弾性板17aに所定間隔で、第6図に示すよ
うに、ゴムパッキング12および座金13aを介して釘
14を打ち込んで一次覆エコンクリート層16に固定す
る。つぎに、ごの釘14の頭部にゴム変性エチレン酢酸
ビニル系ホットメルト接着剤をハンドガン等の躬出装置
を用いて射出し、釘14の頭部を熱融着性物質21の被
膜で被覆する。ついで、この固定された弾性板17aの
隣に他の弾性板17aを同様にして取り付け、上記両弾
性板17aの端部同士を重ね合わせた状態で、携帯式熱
風溶接器を用いて溶接し連結し、さらに、他の弾性仮1
7aを取り付けるというように、順次弾性板17aを取
り付け、複数の弾性仮17aを第7図に示すように連結
する。そして、この弾性板17aからなる防水層17の
内面に、二次:Wエコンクリート層18を形成する。作
用効果については、上記実施例と同様である。 第8図は、この発明のさらに他の実施例によって得られ
る1−ンネル構造の防水層22を示している。この防水
層22は、側面部23と天井部24とが別体からなるガ
ラス繊維強化不飽和ポリエステル製の弾性板で構成され
ている。この防水層22が用いられるトンネル構造の防
水層22以外の構成は、第5図に示すトンネル構造と同
様である。このように、構成することにより、断面の大
きなトンネルに利用することができるようなる。それ以
外の作用効果については、上記実施例と同様である。 なお、防水層に使用する弾性板は、上記実施例で用いた
ものの外、ボリブロピレン,酢酸ビニルエチレン酸ビニ
ル,ポリアクリレート.ポリメタアクリレート,ポリエ
ステル,不飽和ポリエステル,尿素.メラミン,フェノ
ール,エボキシ,ポリカーボネート,ナイロン,ポリス
ルフオン.ポリエーテルスルフオン,ポリアセタール,
ポリイミド,ポリアラミド,ポリスチレン等の合成樹脂
からなるもの、ブタジエン,イソブレン,アクリル,ア
クリ口ニトリルーブタジエン,エチレン・プロピレン.
エチレンー塩化ビニル,エチレンクロルヒドリン.ウレ
タン,シリコン,フツソ等のゴムからなるもの、上記合
成樹脂やゴムを、繊維材料やウイスカ一で強化したもの
、鉄,鋼,アノレミ,銅,黄寡同.青t同.ジュラノレ
ミン,チタン,錫合金.亜鉛合金等の金属からなるもの
等が使用できる。また、上記繊維材料としては、レーヨ
ンアセテート.ボリアミド.ポリエステル,ポリプロピ
レン,塩化ビニル,塩化ビ,ニリデン,ポリアクリロニ
トリル,ポリビニルアルコール,ポリウレタン,ガラス
,セラミック,ロックウール炭素,アラミド.スチール
,ボロン等が使用でき、ウイスカ一としては、チタン酸
カリウム2炭化珪累.窒化珪素,酸窒化珪素,塩基性硫
酸マグネシウム.チタン酸バリウム,β−サイアロン,
高分子ウイスカ一等が使用できる。なお、不銹性を有し
ない金属板を使用する場合には、表面に防錆塗料等を塗
布しておく。また、この発明の防水工法は、トンネル等
を新たに構築する場合だけではなく、老朽化したトンネ
ル等の改修にも利用できるものである。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の防水工法は、防水層に高強度
を有する弾性板状体を用いているため、破断することが
なくなり、地層からの漏水を完全に防止できるようにな
る。また、その取り付けの際に、反発弾性を利用して弾
性板状体をコンクリート層の内周面に密着させ、その状
態で固定できるため、弾性板状体の設置が容易になると
ともに、釘等による固定箇所を少なくすることができる
。その結果、従来例のような煩雑な固定作業等を行う必
要がなくなり取り付け作業が容易になる。 また、それによって工事に要する費用も安価になる。
第1図はこの発明の一実施例によって得られた道水路の
縮断面図、第2図および第3図はその連結部の縦断面図
、第4図は弾性板の固定方法を示す紺断面図、第5図は
他の実施例によって得られたトンネル構造を示す緬断面
図、第6図はそれに用いる弾性板の固定方法を示す縦断
面図、第7図はその防水層の斜視図、第8図はさらに他
の実施例によって得られたトンネル構造の防水層の斜視
図、第9図は従来例によるトンネル構造を示す縦断面図
、第lO図および第11図は従来例の防水シートの取り
付け方法を説明する縦断面図である。 8・・・地層 9・・・コンクリート層 10・・・防
水層10a・・・弾性板 特許出願人 東海ゴム工業株式会社 日曹商事株式会社 代理人 弁理士 四 込 征 彦 第 4 図 第1図 ・弯5図 第 3 図 第6図 第10図 1.19牛のあ玉 雅1631叫寺1午勘!2 8 8 3 9 4号2.
発明の名称 防水工法 3. 補正をする者 朋牛との関係 特許出願人 住所 愛知県小牧市大字北外山字■津3600名称 東
海ゴム工業株式会社 代表者 柴 崎 守 正 住 所 東京都中央区日本橋本町三丁目3番6号名称
日曹商事株式会社 代表者 代表取締役 花 崎 健6.補正の内容 (1)明細書の全文を別紙全文訂正明細書のとおり訂正
する。 7.添付書類の目録 (1) 別紙全文訂正明細書 1通 全文訂正明細書 l. 発明の名称 防水工法 2.特許請求の範囲 (1)地層を貫いて設けられた六夏ユス久ユニ上古呈−
面ぶ2、高強度を有する弾性板状体を上記ユlノ1−ト
ダ の.、壁に沿って湾曲させた状態で配設するとと
もに、その反発弾性を利用して上記弾性板状体を、上記
−ツ彰寝乙l:二L丙一璧1Bζ密着させ、その状態て
門着具を打ち付けることにより、上記弾性板状体をユノ
lユ=]諧屋皿員固定することを特徴とする防水工法。 3. 発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、1−ンネル,導水路等における地層からの
浸透漏水およびトンネル.導水路等からの地層への漏水
を防止するだめの防水工法に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、地層を貫通するトンネルの内壁面には、コンク
リート層が形成されており、このコンクリート層によっ
てトンネルの崩壊等が防止されるようになっている。こ
のような、トンネルのコンクリート層から地層の水が漏
水すると、冬期の場合、その水が氷柱となってトンネル
の天井面から垂下し、走行する自動車の障害になったり
、水の凍結によってコンクリート層に亀裂が入ったりす
ることがある。さらに、その亀裂から他山の土砂がトン
ネル内に流出し、時には、その土砂の流出によりトンネ
ルが崩壊してしまうという事態が生じる場合もある。そ
のため、上記コンクリート層を2層に形成し、その層間
にポリ塩化ビニル,ポリエチレン等からなるシートを膜
状に埋設するシート防水工法や、ゴムアスファルト乳剤
,ウレタン樹脂等をコンクリート層の壁面に吹き付け塗
膜層を形成する塗布防水工法等の防水工法が行われてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のうちシート防水工法は、第9図に示すように、ま
ず、他山に形成されたトンネル穴1の内壁面に、吹き付
け等により一次覆エコンクリ−1・層2を形成し、その
一次覆エコンクリート層2の表面に防水シートを釘等を
用いて張着し防水層3を形成する。そして、その防水層
3の表面に二次覆エコンクリート層4を打設することに
より行われている。しかしながら、上記のようなトンネ
ル穴1は掘削機械等によって穿孔されるため、その内壁
面は平滑でな《凹凸面になっている。したがって、その
内壁面に形成される一次覆エコンクリート層2の表面も
、上記内壁面の凹凸面に沿った凹凸面に形成される。そ
の結果、一次覆エコンクリート層2の表面に防水シート
を張り付りる際、第10図の鎖線Aに囲われた部分に示
すように、防水シー1−3aを引き延ばした状態で、釘
5で固定すると、二次覆エコンクリート層4の打設時に
、コンクリートの流圧により防水シ一ト3aが破断され
、その部分から漏水するという問題が生じる。また、第
10図の鎖線B部分に囲われた部分に示すように、防水
シ一ト3aを余裕をもたせて弛ませた状態で、一次覆エ
コンクリーl・層2の表面に取り付けると、二次覆エコ
ンクリート層4の打設時に、コンクリートの流圧により
防水シ一ト3aの弛んだ部分が折り重なった状態で一方
側に引っ張られ、その引っ張り力と釘5とによって破断
され、その破断部分から漏水するという問題が生じる,
さらに、第11図に示すように、一次覆エコンクリート
層2の表面から支保工6等の突起物が露出している場合
にも、二次覆エコンクリート層4の打設の際に、防水シ
一ト3aが支保工6等の凹部または凸部に押さえ付けら
れて破断しやすくなる。また、上記一次覆エコンクリー
ト層2を形成したのち、その表面から漏水が発生すると
、防水シーt−3aの釘打ち作業が困難になる。さらに
、一次覆エコンクリート層2の表面と防水層3との間に
地山がら漏水した水が溜まった場合、二次覆エコンクリ
ート層4の厚みを充分にとることができなくなり二次覆
エコンクリート層4の強度が低下するという問題も生じ
る。さらに、上記一次覆エコンクリート層2の凹凸面に
より、防水シ一ト3aにかかる荷重が不均一になり防水
シ−ト3a全体が破断しやすくなるという問題も有して
いる。上記工法において、このような防水シ一ト3aの
破断を防止するためには、一次覆エコンクリート層2の
凹凸面に沿って防水シ一ト3aを当て、これに小刻みに
釘5等を打ち付けることによって固定するか、または一
次覆エコンクリ−1・N2の凹凸面の凹部にモルタルを
埋める等して平滑面にし、その状態で防水シ一ト3aを
張り付ける等しなければならず、防水シ一ト3aの張り
付け作業が煩雑であるとともに、施工コストが高くなる
。一方、塗布防水工法では、コンクリート層に亀裂が入
ると、その亀裂に沿って塗膜層が破断され、その破断部
から漏水するという問題や、ゴムアスファルト乳剤やウ
レタン樹脂の塗布の際に、地山がらの漏水があると、そ
の水によって上記塗布剤が流され塗布剤を膜状に形成す
ることが困難であるという問題を有している。また、湿
度が高いと塗布剤が乾燥しにくいため施工に長時間を要
するという問題も存している。 この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、確
実な防水ができるとともに、施工が容易で、かつそのコ
ストが安価になる防水工法の提供をその目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の防水工法は、地
層を貫いて設けられた穴のコンクリート内壁面に、高強
度を存する弾性板状体を上記コンクリート内壁面の周壁
に沿って湾曲させた状態で配設するとともに、その反発
弾性を利用して上記弾性板状体を、上記コンクリート内
壁面に密着させ、その状態で固着具を打ち付けることに
より、上記弾性板状体をコンクリート内壁面に固定する
という構成をとる。 (作用〕 すなわち、この発明の防水工法では、防水層として、従
来例のような、強度が弱く破断しやすいシートや塗膜層
を用いるのではなく、高強度を有する弾性板状体を用い
ている。したがって、地層に設けられた穴のコンクリー
ト内壁面が凹凸面になっていても防水層が破断ずること
なく、地層からの穴内への漏水または穴から地層への漏
水を完全に防止できる。また、弾性板状体の取り付けの
際に、弾性板状体を上記コンクリート内壁面に沿って湾
曲させた状態でトンネル等の内部に配設し、その反発弾
性を利用してコンクリート内壁面に密着させ固定するよ
うになっている。したがって、弾性板状体の設置作業が
容易になるとともに、固着具による弾性板状体の固定箇
所を少なくすることができる。その結果、従来例のシー
ト防水工法のように、釘等を小刻みに打ち付けるという
ような煩雑な防水シートの固定作業等を行う必要がなく
なり取り付け作業が容易になる。また、工事に要する費
用も安価になる。 つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。 〔実施例〕 第1図は、老朽化した導水管の一部をこの発明の一実施
例によって補修した状態を示している。 すなわら、図において、7は地層8内に穿孔された丸形
の穴部であり、その内壁面全体にコンクリ一ト層9が形
成されている。10はコンクリート層9の内周面に設け
られた防水層であり、ポリ塩化ビニル製の弾性板10a
が上記内周面の円周に沿って丸められて円筒状に形成さ
れている。この防水層10は、円筒状に形成され・た一
定長さの弾性板10aを円筒状のコンクリート層9の長
手方向に沿って複数個並設し、その隣接する端部同士を
、第2図または第3図に示すようにホットメタル系接着
剤11を用いて熱融着することにより連結し連続的に形
成されている。 この導水管の補修は、つぎのようにして行われる。すな
わち、まず、導水管の老朽化した部分の防水層を取り除
き、コンクリート層9を露呈させる。ついで、コンクリ
ート層9の内周面の円周の長さに合わせて弾性板10a
を切断し、これを丸めて上記内周面に沿うように湾曲さ
せ、その重なり合った両端部をコンクリート層9の上端
に位置決めした状態で、コンクリート層9内に内嵌させ
る。その結果、上記弾性板10aは、それ自身の反発弾
性によってコンクリート層9の内周面に密着する。つぎ
に、第4図に示すように、弾性板10aの上端の一端部
側に、ゴムハツキング12および押さえ用の座金13を
介してエア式釘打ち銃で釘14を打ち込み、上記一端部
をコンクリート層9の上端に固定する。ついで、上記反
発弾性を利用して、弾性板10aをコンクリート層9の
内周面に、より密着させながら上記一端部側から他端部
に向けて、所定間隔で釘14を打ち付け弾性板]Oaを
コンクリート層9の内周面に固定する.そして、この固
定された弾性板10aの隣に他の弾性板10aを同様に
して取り付け、その隣接する端部同士をホットメタル系
接着剤11を用いて熱融着する。この場合、第3図に示
すように、上記両端部を重ね合わせて接合するときには
、その重ね合わせ代を10cm程度に設定しておく。こ
れを繰り返し、露呈しているコンクリ−1一層9の全内
周面に対して弾性板10aを固定する。なお、コンクリ
ート層9内の上端で、当接している弾性板10aの両端
部もホットメタル系接着剤11を用いて熱融着しておく
。 このように、この防水工法では、防水層10として、高
強度を有するポリ塩化ビニル製の弾性板10aを用い、
これを湾曲させた状態でコンクリート層9の内周面に配
設している。したがって、コンクリート層9の内周面が
凹凸面であっても、防水層10が破断することがなく、
完全な防水がなされるとともに、弾性板10aがコンク
リート層9の補強材としても機能する。なお、コンクリ
ート層9の内周面と弾性板10aとの間に隙間があって
も何ら問題を生じさせないが、必要であれば、弾性体1
0aの裏面にマットを貼着し、上記隙間が生じないよう
にすることもできる.また、弾性板10aの取り付けの
際、弾性板10aの反発弾性を利用してコンクリート層
9の内周面に密着させることができるため、弾性板10
aの設置作業が容易になるとともに、釘14の打ち込み
が容易にできるようになり、かつその個数が少な《てす
む。したがって、従来のシート防水工法のように、防水
シ一ト3aを凹凸面に沿わせた状態で、釘5等を小刻み
に打ち付けたり、一次覆エコンクリ一ト層2表面の四部
にモルタルを埋めて平滑面にするというような煩雑な作
業を行う必要がなくなる。その結果、工事に要する費用
も安価になる。さらに、隣接する弾性板10aの端部は
、ホットメタル系接着剤l1を用いた熱融着により接合
されているため、より完璧な防水が行えるようになる。 また、従来の塗布防水工法のような乾燥を必要としない
ため、作業中に地N8から多少の漏水が生じても問題と
はならない。 第5図は、この発明の他の実施例により得られたトンネ
ル構造の補修部分を示している。すなわち、このトンネ
ル構造は、支保構造にロックボルトの打ち込みおよびコ
ンクリートの吹き付けを用いる、いわゆるNATM工法
によって構築されており、地層8を貫通して穿孔された
トンネル穴15の内壁面に、一次覆エコンクリート層1
6,ポリエヂレン製の弾性板17aからなる防水層17
および二次覆エコンクリート層18を外周側から内周側
に順に形成して構成ざれている。19はトンネルの底部
に設けられた道路であり、両脇に排水路20が設けられ
ている。このトンネル構造の補修は、上記実施例と同様
、まず、トンネルの老朽化した部分の表面層を除去して
一次一次覆エコンクリート層16を露呈させたのち、一
次覆エコンクリート層16の内壁面に合わ゛せて切断さ
れた弾性仮17aを湾曲させた状態で一次覆エコンクリ
ートN16の内側に配設し、その反発弾性を利用して一
次覆エコンクリート層16の内壁面に圧着させる。つい
で、この弾性板17aを適正位置に位置決めし、その状
態の弾性板17aに所定間隔で、第6図に示すように、
ゴムパッキング12および座金13aを介して釘14を
打ち込んで一次覆エコンクリート層16に固定する。つ
ぎに、この釘14の頭部にゴム変性エチレン酢酸ビニル
系ホットメルト接着剤をハンドガン等の射出装置を用い
て射出し、釘14の頭部を熱融着性物質21の被膜で被
覆する。ついで、この固定された弾性板17aの隣に他
の弾性板17aを同様にして取り付け、上記両弾性板1
7aの端部同士を重ね合わせた状態で、携帯式熱風溶接
器を用いて溶接し連結し、さらに、他の弾性板17aを
取り付けるというように、順次弾性板17aを取り付け
、複数の弾性板17aを第7図に示すように連結する。 そして、この弾性板17aからなる防水層17の内面に
、二次覆エコンクリート層18を形成する。作用効果に
ついては、上記実施例と同様である。 第8図は、この発明のさらに他の実施例によって得られ
るトンネル構造の防水層22を示している。この防水N
22は、側面部23と天井部24とが別体からなるガラ
ス繊維強化不飽和ポリエステル製の弾性板で構成されて
いる。この防水層22が用いられるトンネル構造の防水
層22以外の構成は、第5図に示す1−ンネル構造と同
様である。このように、構成することにより、断面の大
きなトンネルに利用することができるようなる。それ以
外の作用効果については、上記実施例と同様である。 なお、防水層に使用する弾性板は、上記実施例で用いた
ものの外、ポリプロピレン,酢酸ビニルエチレン酸ビニ
ル,ポリアクリレート,ポリメタアクリレート,ポリエ
ステル,不飽和ポリエステル.尿素,メラミン,フェノ
ール,エボキシ,ボリカーボネート,ナイロン,ポリス
ルフオン,ポリエーテルスルフオン,ボリアセタール
ポリイミド,ポリアラミド,ボリスチレン等の合成樹脂
からなるもの、ブタジエン,イソプレン,アクリル.ア
クリロニトリルーブタジエン共重合ゴム,エチレンープ
ロピレン共重合ゴム,エチレンー塩化ビニル共重合ゴム
,エチレンクロルヒドリンウレタン,シリコン,フッソ
等のゴムからなるもの、上記合成樹脂やゴムを、繊維材
料やウィスカ一で強化したもの、鉄,鋼,アルミ,51
,黄銅,青銅,ジュラルミン,チタン,錫合金,亜鉛合
金等の金属からなるもの等が使用できる。また、上記繊
維材料としては、レーヨン,アセテート.ボリアミド,
ポリエステル,ポリプロピレン,塩化ビニル,塩化ビニ
リデン,ポリアクリロニトリル.ポリビニルアルコール
,ポリウレタン,ガラス,セラミック,ロックウール,
炭素,アラミドスチール,ボロン等が使用でき、ウイス
カ一としては、チタン酸カリウム,炭化珪素,窒化珪素
.酸窒化珪素,塩基性硫酸マグネシウム,チタン酸バリ
ウム,β−サイアロン.高分子ウイスカ一等が使用でき
る。なお、不銹性を有しない金属板を使用する場合には
、表面に防錆塗料等を塗布しておく。また、この発明の
防水工法は、老朽化したトンネル等の改修だけではなく
、トンネル等を新たに構築する場合にも利用できるもの
である。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の防水工法は、防水層に高強度
を有する弾性板状体を用いているため、破断ずることが
なくなり、地層から穴内への漏水および穴から地層への
漏水を完全に防止できるようになる。また、その取り付
けの際に、反発弾性を利用して弾性板状体をコンクリー
ト内壁面に密着させ、その状態で固定できるため、弾性
板状体の設置が容易になるとともに、釘等による固定箇
所を少なくすることができる。その結果、従来例のよう
な煩雑な固定作業等を行う必要がなくなり取り付け作業
が容易になる。また、それによって工事に要する費用も
安価になる。
縮断面図、第2図および第3図はその連結部の縦断面図
、第4図は弾性板の固定方法を示す紺断面図、第5図は
他の実施例によって得られたトンネル構造を示す緬断面
図、第6図はそれに用いる弾性板の固定方法を示す縦断
面図、第7図はその防水層の斜視図、第8図はさらに他
の実施例によって得られたトンネル構造の防水層の斜視
図、第9図は従来例によるトンネル構造を示す縦断面図
、第lO図および第11図は従来例の防水シートの取り
付け方法を説明する縦断面図である。 8・・・地層 9・・・コンクリート層 10・・・防
水層10a・・・弾性板 特許出願人 東海ゴム工業株式会社 日曹商事株式会社 代理人 弁理士 四 込 征 彦 第 4 図 第1図 ・弯5図 第 3 図 第6図 第10図 1.19牛のあ玉 雅1631叫寺1午勘!2 8 8 3 9 4号2.
発明の名称 防水工法 3. 補正をする者 朋牛との関係 特許出願人 住所 愛知県小牧市大字北外山字■津3600名称 東
海ゴム工業株式会社 代表者 柴 崎 守 正 住 所 東京都中央区日本橋本町三丁目3番6号名称
日曹商事株式会社 代表者 代表取締役 花 崎 健6.補正の内容 (1)明細書の全文を別紙全文訂正明細書のとおり訂正
する。 7.添付書類の目録 (1) 別紙全文訂正明細書 1通 全文訂正明細書 l. 発明の名称 防水工法 2.特許請求の範囲 (1)地層を貫いて設けられた六夏ユス久ユニ上古呈−
面ぶ2、高強度を有する弾性板状体を上記ユlノ1−ト
ダ の.、壁に沿って湾曲させた状態で配設するとと
もに、その反発弾性を利用して上記弾性板状体を、上記
−ツ彰寝乙l:二L丙一璧1Bζ密着させ、その状態て
門着具を打ち付けることにより、上記弾性板状体をユノ
lユ=]諧屋皿員固定することを特徴とする防水工法。 3. 発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、1−ンネル,導水路等における地層からの
浸透漏水およびトンネル.導水路等からの地層への漏水
を防止するだめの防水工法に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、地層を貫通するトンネルの内壁面には、コンク
リート層が形成されており、このコンクリート層によっ
てトンネルの崩壊等が防止されるようになっている。こ
のような、トンネルのコンクリート層から地層の水が漏
水すると、冬期の場合、その水が氷柱となってトンネル
の天井面から垂下し、走行する自動車の障害になったり
、水の凍結によってコンクリート層に亀裂が入ったりす
ることがある。さらに、その亀裂から他山の土砂がトン
ネル内に流出し、時には、その土砂の流出によりトンネ
ルが崩壊してしまうという事態が生じる場合もある。そ
のため、上記コンクリート層を2層に形成し、その層間
にポリ塩化ビニル,ポリエチレン等からなるシートを膜
状に埋設するシート防水工法や、ゴムアスファルト乳剤
,ウレタン樹脂等をコンクリート層の壁面に吹き付け塗
膜層を形成する塗布防水工法等の防水工法が行われてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のうちシート防水工法は、第9図に示すように、ま
ず、他山に形成されたトンネル穴1の内壁面に、吹き付
け等により一次覆エコンクリ−1・層2を形成し、その
一次覆エコンクリート層2の表面に防水シートを釘等を
用いて張着し防水層3を形成する。そして、その防水層
3の表面に二次覆エコンクリート層4を打設することに
より行われている。しかしながら、上記のようなトンネ
ル穴1は掘削機械等によって穿孔されるため、その内壁
面は平滑でな《凹凸面になっている。したがって、その
内壁面に形成される一次覆エコンクリート層2の表面も
、上記内壁面の凹凸面に沿った凹凸面に形成される。そ
の結果、一次覆エコンクリート層2の表面に防水シート
を張り付りる際、第10図の鎖線Aに囲われた部分に示
すように、防水シー1−3aを引き延ばした状態で、釘
5で固定すると、二次覆エコンクリート層4の打設時に
、コンクリートの流圧により防水シ一ト3aが破断され
、その部分から漏水するという問題が生じる。また、第
10図の鎖線B部分に囲われた部分に示すように、防水
シ一ト3aを余裕をもたせて弛ませた状態で、一次覆エ
コンクリーl・層2の表面に取り付けると、二次覆エコ
ンクリート層4の打設時に、コンクリートの流圧により
防水シ一ト3aの弛んだ部分が折り重なった状態で一方
側に引っ張られ、その引っ張り力と釘5とによって破断
され、その破断部分から漏水するという問題が生じる,
さらに、第11図に示すように、一次覆エコンクリート
層2の表面から支保工6等の突起物が露出している場合
にも、二次覆エコンクリート層4の打設の際に、防水シ
一ト3aが支保工6等の凹部または凸部に押さえ付けら
れて破断しやすくなる。また、上記一次覆エコンクリー
ト層2を形成したのち、その表面から漏水が発生すると
、防水シーt−3aの釘打ち作業が困難になる。さらに
、一次覆エコンクリート層2の表面と防水層3との間に
地山がら漏水した水が溜まった場合、二次覆エコンクリ
ート層4の厚みを充分にとることができなくなり二次覆
エコンクリート層4の強度が低下するという問題も生じ
る。さらに、上記一次覆エコンクリート層2の凹凸面に
より、防水シ一ト3aにかかる荷重が不均一になり防水
シ−ト3a全体が破断しやすくなるという問題も有して
いる。上記工法において、このような防水シ一ト3aの
破断を防止するためには、一次覆エコンクリート層2の
凹凸面に沿って防水シ一ト3aを当て、これに小刻みに
釘5等を打ち付けることによって固定するか、または一
次覆エコンクリ−1・N2の凹凸面の凹部にモルタルを
埋める等して平滑面にし、その状態で防水シ一ト3aを
張り付ける等しなければならず、防水シ一ト3aの張り
付け作業が煩雑であるとともに、施工コストが高くなる
。一方、塗布防水工法では、コンクリート層に亀裂が入
ると、その亀裂に沿って塗膜層が破断され、その破断部
から漏水するという問題や、ゴムアスファルト乳剤やウ
レタン樹脂の塗布の際に、地山がらの漏水があると、そ
の水によって上記塗布剤が流され塗布剤を膜状に形成す
ることが困難であるという問題を有している。また、湿
度が高いと塗布剤が乾燥しにくいため施工に長時間を要
するという問題も存している。 この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、確
実な防水ができるとともに、施工が容易で、かつそのコ
ストが安価になる防水工法の提供をその目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、この発明の防水工法は、地
層を貫いて設けられた穴のコンクリート内壁面に、高強
度を存する弾性板状体を上記コンクリート内壁面の周壁
に沿って湾曲させた状態で配設するとともに、その反発
弾性を利用して上記弾性板状体を、上記コンクリート内
壁面に密着させ、その状態で固着具を打ち付けることに
より、上記弾性板状体をコンクリート内壁面に固定する
という構成をとる。 (作用〕 すなわち、この発明の防水工法では、防水層として、従
来例のような、強度が弱く破断しやすいシートや塗膜層
を用いるのではなく、高強度を有する弾性板状体を用い
ている。したがって、地層に設けられた穴のコンクリー
ト内壁面が凹凸面になっていても防水層が破断ずること
なく、地層からの穴内への漏水または穴から地層への漏
水を完全に防止できる。また、弾性板状体の取り付けの
際に、弾性板状体を上記コンクリート内壁面に沿って湾
曲させた状態でトンネル等の内部に配設し、その反発弾
性を利用してコンクリート内壁面に密着させ固定するよ
うになっている。したがって、弾性板状体の設置作業が
容易になるとともに、固着具による弾性板状体の固定箇
所を少なくすることができる。その結果、従来例のシー
ト防水工法のように、釘等を小刻みに打ち付けるという
ような煩雑な防水シートの固定作業等を行う必要がなく
なり取り付け作業が容易になる。また、工事に要する費
用も安価になる。 つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。 〔実施例〕 第1図は、老朽化した導水管の一部をこの発明の一実施
例によって補修した状態を示している。 すなわら、図において、7は地層8内に穿孔された丸形
の穴部であり、その内壁面全体にコンクリ一ト層9が形
成されている。10はコンクリート層9の内周面に設け
られた防水層であり、ポリ塩化ビニル製の弾性板10a
が上記内周面の円周に沿って丸められて円筒状に形成さ
れている。この防水層10は、円筒状に形成され・た一
定長さの弾性板10aを円筒状のコンクリート層9の長
手方向に沿って複数個並設し、その隣接する端部同士を
、第2図または第3図に示すようにホットメタル系接着
剤11を用いて熱融着することにより連結し連続的に形
成されている。 この導水管の補修は、つぎのようにして行われる。すな
わち、まず、導水管の老朽化した部分の防水層を取り除
き、コンクリート層9を露呈させる。ついで、コンクリ
ート層9の内周面の円周の長さに合わせて弾性板10a
を切断し、これを丸めて上記内周面に沿うように湾曲さ
せ、その重なり合った両端部をコンクリート層9の上端
に位置決めした状態で、コンクリート層9内に内嵌させ
る。その結果、上記弾性板10aは、それ自身の反発弾
性によってコンクリート層9の内周面に密着する。つぎ
に、第4図に示すように、弾性板10aの上端の一端部
側に、ゴムハツキング12および押さえ用の座金13を
介してエア式釘打ち銃で釘14を打ち込み、上記一端部
をコンクリート層9の上端に固定する。ついで、上記反
発弾性を利用して、弾性板10aをコンクリート層9の
内周面に、より密着させながら上記一端部側から他端部
に向けて、所定間隔で釘14を打ち付け弾性板]Oaを
コンクリート層9の内周面に固定する.そして、この固
定された弾性板10aの隣に他の弾性板10aを同様に
して取り付け、その隣接する端部同士をホットメタル系
接着剤11を用いて熱融着する。この場合、第3図に示
すように、上記両端部を重ね合わせて接合するときには
、その重ね合わせ代を10cm程度に設定しておく。こ
れを繰り返し、露呈しているコンクリ−1一層9の全内
周面に対して弾性板10aを固定する。なお、コンクリ
ート層9内の上端で、当接している弾性板10aの両端
部もホットメタル系接着剤11を用いて熱融着しておく
。 このように、この防水工法では、防水層10として、高
強度を有するポリ塩化ビニル製の弾性板10aを用い、
これを湾曲させた状態でコンクリート層9の内周面に配
設している。したがって、コンクリート層9の内周面が
凹凸面であっても、防水層10が破断することがなく、
完全な防水がなされるとともに、弾性板10aがコンク
リート層9の補強材としても機能する。なお、コンクリ
ート層9の内周面と弾性板10aとの間に隙間があって
も何ら問題を生じさせないが、必要であれば、弾性体1
0aの裏面にマットを貼着し、上記隙間が生じないよう
にすることもできる.また、弾性板10aの取り付けの
際、弾性板10aの反発弾性を利用してコンクリート層
9の内周面に密着させることができるため、弾性板10
aの設置作業が容易になるとともに、釘14の打ち込み
が容易にできるようになり、かつその個数が少な《てす
む。したがって、従来のシート防水工法のように、防水
シ一ト3aを凹凸面に沿わせた状態で、釘5等を小刻み
に打ち付けたり、一次覆エコンクリ一ト層2表面の四部
にモルタルを埋めて平滑面にするというような煩雑な作
業を行う必要がなくなる。その結果、工事に要する費用
も安価になる。さらに、隣接する弾性板10aの端部は
、ホットメタル系接着剤l1を用いた熱融着により接合
されているため、より完璧な防水が行えるようになる。 また、従来の塗布防水工法のような乾燥を必要としない
ため、作業中に地N8から多少の漏水が生じても問題と
はならない。 第5図は、この発明の他の実施例により得られたトンネ
ル構造の補修部分を示している。すなわち、このトンネ
ル構造は、支保構造にロックボルトの打ち込みおよびコ
ンクリートの吹き付けを用いる、いわゆるNATM工法
によって構築されており、地層8を貫通して穿孔された
トンネル穴15の内壁面に、一次覆エコンクリート層1
6,ポリエヂレン製の弾性板17aからなる防水層17
および二次覆エコンクリート層18を外周側から内周側
に順に形成して構成ざれている。19はトンネルの底部
に設けられた道路であり、両脇に排水路20が設けられ
ている。このトンネル構造の補修は、上記実施例と同様
、まず、トンネルの老朽化した部分の表面層を除去して
一次一次覆エコンクリート層16を露呈させたのち、一
次覆エコンクリート層16の内壁面に合わ゛せて切断さ
れた弾性仮17aを湾曲させた状態で一次覆エコンクリ
ートN16の内側に配設し、その反発弾性を利用して一
次覆エコンクリート層16の内壁面に圧着させる。つい
で、この弾性板17aを適正位置に位置決めし、その状
態の弾性板17aに所定間隔で、第6図に示すように、
ゴムパッキング12および座金13aを介して釘14を
打ち込んで一次覆エコンクリート層16に固定する。つ
ぎに、この釘14の頭部にゴム変性エチレン酢酸ビニル
系ホットメルト接着剤をハンドガン等の射出装置を用い
て射出し、釘14の頭部を熱融着性物質21の被膜で被
覆する。ついで、この固定された弾性板17aの隣に他
の弾性板17aを同様にして取り付け、上記両弾性板1
7aの端部同士を重ね合わせた状態で、携帯式熱風溶接
器を用いて溶接し連結し、さらに、他の弾性板17aを
取り付けるというように、順次弾性板17aを取り付け
、複数の弾性板17aを第7図に示すように連結する。 そして、この弾性板17aからなる防水層17の内面に
、二次覆エコンクリート層18を形成する。作用効果に
ついては、上記実施例と同様である。 第8図は、この発明のさらに他の実施例によって得られ
るトンネル構造の防水層22を示している。この防水N
22は、側面部23と天井部24とが別体からなるガラ
ス繊維強化不飽和ポリエステル製の弾性板で構成されて
いる。この防水層22が用いられるトンネル構造の防水
層22以外の構成は、第5図に示す1−ンネル構造と同
様である。このように、構成することにより、断面の大
きなトンネルに利用することができるようなる。それ以
外の作用効果については、上記実施例と同様である。 なお、防水層に使用する弾性板は、上記実施例で用いた
ものの外、ポリプロピレン,酢酸ビニルエチレン酸ビニ
ル,ポリアクリレート,ポリメタアクリレート,ポリエ
ステル,不飽和ポリエステル.尿素,メラミン,フェノ
ール,エボキシ,ボリカーボネート,ナイロン,ポリス
ルフオン,ポリエーテルスルフオン,ボリアセタール
ポリイミド,ポリアラミド,ボリスチレン等の合成樹脂
からなるもの、ブタジエン,イソプレン,アクリル.ア
クリロニトリルーブタジエン共重合ゴム,エチレンープ
ロピレン共重合ゴム,エチレンー塩化ビニル共重合ゴム
,エチレンクロルヒドリンウレタン,シリコン,フッソ
等のゴムからなるもの、上記合成樹脂やゴムを、繊維材
料やウィスカ一で強化したもの、鉄,鋼,アルミ,51
,黄銅,青銅,ジュラルミン,チタン,錫合金,亜鉛合
金等の金属からなるもの等が使用できる。また、上記繊
維材料としては、レーヨン,アセテート.ボリアミド,
ポリエステル,ポリプロピレン,塩化ビニル,塩化ビニ
リデン,ポリアクリロニトリル.ポリビニルアルコール
,ポリウレタン,ガラス,セラミック,ロックウール,
炭素,アラミドスチール,ボロン等が使用でき、ウイス
カ一としては、チタン酸カリウム,炭化珪素,窒化珪素
.酸窒化珪素,塩基性硫酸マグネシウム,チタン酸バリ
ウム,β−サイアロン.高分子ウイスカ一等が使用でき
る。なお、不銹性を有しない金属板を使用する場合には
、表面に防錆塗料等を塗布しておく。また、この発明の
防水工法は、老朽化したトンネル等の改修だけではなく
、トンネル等を新たに構築する場合にも利用できるもの
である。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の防水工法は、防水層に高強度
を有する弾性板状体を用いているため、破断ずることが
なくなり、地層から穴内への漏水および穴から地層への
漏水を完全に防止できるようになる。また、その取り付
けの際に、反発弾性を利用して弾性板状体をコンクリー
ト内壁面に密着させ、その状態で固定できるため、弾性
板状体の設置が容易になるとともに、釘等による固定箇
所を少なくすることができる。その結果、従来例のよう
な煩雑な固定作業等を行う必要がなくなり取り付け作業
が容易になる。また、それによって工事に要する費用も
安価になる。
第1図はこの発明の一実施例によって得られた道水路の
縦断面図、第2図および第3図はその連結部の縦断面図
、第4図は弾性板の固定方法を示す縦断面図、第5図は
他の実施例によって得られたトンネル構造を示す縦断面
図、第6図はそれに用いる弾性板の固定方法を示す緬断
面図、第7図はその防水層の斜視図、第8図はさらに他
の実施例によって得られたトンネル構造の防水層の斜視
図、第9図は従来例によるトンネル構造を示す縦断面図
、第10図および第11図は従来例の防水シートの取り
付け方法を説明する縦断面図である。 8・・・地層 9・・・コンクリート層 10・・・防
水層10a・・・弾性板 特許出願人 東海ゴム工業株式会社 日曹商事株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦
縦断面図、第2図および第3図はその連結部の縦断面図
、第4図は弾性板の固定方法を示す縦断面図、第5図は
他の実施例によって得られたトンネル構造を示す縦断面
図、第6図はそれに用いる弾性板の固定方法を示す緬断
面図、第7図はその防水層の斜視図、第8図はさらに他
の実施例によって得られたトンネル構造の防水層の斜視
図、第9図は従来例によるトンネル構造を示す縦断面図
、第10図および第11図は従来例の防水シートの取り
付け方法を説明する縦断面図である。 8・・・地層 9・・・コンクリート層 10・・・防
水層10a・・・弾性板 特許出願人 東海ゴム工業株式会社 日曹商事株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦
Claims (1)
- (1)地層を貫いて設けられた穴の内壁面にコンクリー
ト層を形成しそのコンクリート層の内周面に、高強度を
有する弾性板状体を上記内周面の円周に沿つて湾曲させ
た状態で配設するとともに、その反発弾性を利用して上
記弾性板状体を、上記コンクリート層の内周面に密着さ
せ、その状態で所定間隔で固着具を打ち付けることによ
り、上記弾性板状体をコンクリート層の内周面に固定す
ることを特徴とする防水工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63288394A JPH02132299A (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | 防水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63288394A JPH02132299A (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | 防水工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132299A true JPH02132299A (ja) | 1990-05-21 |
Family
ID=17729636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63288394A Pending JPH02132299A (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | 防水工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02132299A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010001633A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Maeda Corp | トンネル、トンネル構築方法、及び覆工コンクリートのひび割れ抑制装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5633385B2 (ja) * | 1976-06-12 | 1981-08-03 |
-
1988
- 1988-11-14 JP JP63288394A patent/JPH02132299A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5633385B2 (ja) * | 1976-06-12 | 1981-08-03 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010001633A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Maeda Corp | トンネル、トンネル構築方法、及び覆工コンクリートのひび割れ抑制装置 |
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