JPH0213383A - ヘルペスウイルスdnaポリメラーゼの発現およびその発現ベクター含有酵母株 - Google Patents

ヘルペスウイルスdnaポリメラーゼの発現およびその発現ベクター含有酵母株

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JPH0213383A
JPH0213383A JP9620889A JP9620889A JPH0213383A JP H0213383 A JPH0213383 A JP H0213383A JP 9620889 A JP9620889 A JP 9620889A JP 9620889 A JP9620889 A JP 9620889A JP H0213383 A JPH0213383 A JP H0213383A
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dna polymerase
yeast
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hsv
herpesvirus
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Mary L Haffey
マリー・エル・ハッフィー
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ER Squibb and Sons LLC
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
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    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼプラス
ミド発現ベクターおよび単純ヘルペスウィルスDNAポ
リメラーゼプラスミド発現ベクター、それを含有する酵
母株、およびそれを用いたヘルペスウィルスDNAポリ
メラーゼの製造方法に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)単純
ヘルペスウィルス(HSV)DNAポリメラーゼ(po
l)は、ウィルスDNAの複製に必要な約140キロダ
ルトン(kDa)のポリペプチドとして同定されている
。HSVpolは、アシクロビルのような抗ウィルス剤
の主要な目標である。ざらにHSVpolは、他のヘル
ペスウィルスDNAポリメラーゼ、および哺乳動物およ
び酵母のαポリメラーゼを含む種々の真核生物DNAポ
リメラーゼと相同のアミノ酸配列を有する。従って、H
SVpolの構造に関する理解を深めることは新規な抗
ウィルス剤を設計する上で有用なだけでなく、DNA合
成、ウィルス複製および細胞増幅の制御についての情報
を得ることをも可能するものである。
ヘルペスウィルスpolの構造についての理解を深める
ことのできる1つの方法は、機能性のpotタンパク質
を製造し精製することによるものである。過去において
polタンパク質の唯一の入手源は感染細胞であったが
、この入手源にはいくつかの限界がある。HSVpol
をコードするmRNAは感染細胞中に豊富に存在すると
思われるが、低いレベルのpolタンパク質しか産生さ
れない。加えて、精製工程中にいくつかの別のポリペプ
チドが〜140kDaポリペプチドに堅固に結合してし
まうように思われる。従って、大量の純粋な〜140k
Daタンパク質を研究用に感染細胞から得ることは困難
である。
以前、ドースキー(D orsky)ら[1987,J
、Virol、 6上(5):1704〜1707]は
機能性形態のH9Vpol遺伝子の哺乳動物細胞におけ
る発現に成功したが、この系では低いレベルの活性酵素
しか産生されず、発現されたpol酵素は、palに変
異を含む温度感受性H9Vの相補性によってのみ検出す
ることができた。ドースキーおよびクランバッカー(C
rt+mpacker)はまた、r150kDaJポリ
メラーゼポリペプチドのインビトロ翻訳系での発現を報
告しているが[1987,アブストラクツ・オブ・ザ・
ペーパーズ・ブリセンテッド・アット・ザ・ツウエルラ
ス・インターナシ9ナル・バーピーズパイラス・ワーク
ショップ(A bstractsof the pap
ers presented at the twe1
4th I nternational Herpes
virus Workshop)、63頁]、ここでも
低レベルしか産生されなかった。加えて、彼等はまた高
レベルのHSVpolタンパク質を大腸菌中で発現させ
ているが、発現されたタンパク質は不溶性であり、容易
に検出可能な酵素活性を有していなかった。
以前、マツクネイル(MacNeil)およびフリーセ
ン(F riesen)[1981、Mo1. Gen
、 G enet、 11±:386〜393]は、機
能性形態の他のヘルペスウィルス酵素(チミジンキナー
ゼ)を酵母中で発現させており、多くの他の外来遺伝子
が酵母中で発現されている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、酵母内で機能するプロモーターの下流域にヘ
ルペスウィルスDNAポリメラーゼ遺伝子を発現できる
ような態様でクローニングしたヘルペスウィルスDNA
ポリメラーゼ遺伝子を含むプラスミド発現ベクター; 酵母内で機能するプロモーターの下流域に単純ヘルペス
ウィルスDNAポリメラーゼ遺伝子を発現できるような
態様でクローニングした単純ヘルペスウィルスDNAポ
リメラーゼ遺伝子を含むプラスミド発現ベクター; 上記ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ遺伝子を含む
プラスミド発現ベクターを含み、機能性のヘルペスウィ
ルスDNAポリメラーゼ酵素を産生ずる酵母株; 上記単純ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ遺伝子を
含むプラスミド発現ベクターを含み、機能性の単純ヘル
ペスウィルスDNAポリメラーゼ酵素を産生ずる酵母株
; 酵母の組換え株から機能性のヘルペスウィルスDNAポ
リメラーゼを製造する方法;および酵母の組換え株から
機能性の単純ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼを製
造する方法を提供するものである。
上記方法は、 (i)酵母内で機能するプロモーターの制御下でクロー
ニングされたヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ遺伝
子を含むプラスミド発現ベクターを構築し、 (ii)該プラスミド発現ベクターを適当な酵母株中に
導入し、 (iii)得られた組換え体酵母株を、該ヘルペスウィ
ルスDNAポリメラーゼ遺伝子を制御する該プロモータ
ーが機能し、該ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ酵
素タンパク質が蓄積するような条件下で増殖させ、つい
で (iv)該酵母細胞を溶解して機能性のヘルペスウィル
スDNAポリメラーゼを放出させ、その特徴付けおよび
精製を行う ことを特徴とする。
本発明のプラスミド発現ベクターは、酵母(サツカロミ
セス・セレビシェ)中で機能するプロモーター[ガラク
トキナーゼ[GAL−11;[ジョンストン(John
ston、M)およびデイビス(Davis、R。
W、)の1984 、Mo1ecular and C
e1lular B i。
1ogy±(3);1440〜1448]コ制御下でヘ
ルペスウィルス(単純ヘルペスウィルス)pol遺伝子
を含むように構築したものである。このプラスミド発現
ベクターを酵母株[Y 294 [MA T a :1
eu2−3.112 ;ura3−52 ;trp −
1;his3△:G A L + ;cir+]][ブ
ラッグ(B rugge、 J 、 S 、)らの19
87 、Mo1ecular and Ce1lula
r B iology工(6):2180〜2187コ
中へ導入した。
得られた酵母の組換え株を、ヘルペスウィルス(単純ヘ
ルペスウィルス)polの機能性形態が発現できるよう
な条件下(ガラクトース中)で増殖させた。この株は、
他のウィルスタンパク質と識別可能で直接検出可能な機
能性のHSVpol酵素の入手源に対する必要性を満た
すものである。
以下に、実施例を含めて、発現ベクターの構築、組換え
体酵母の製造、ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼの
製造について、さらに具体的に説明する。
酵母発現ベクターpMH202の構築 HSV DNA pot酵母発現ベクターの横築は、第
1図にまとめである。第1図は、そのような発現ベクタ
ーをいかにして構築することができるかということの単
なる1つの例示に過ぎないものであり、他の例示として
は、 (1)単コピー(動原体)ベクターを使用すること;(
2)組込みベクターを使用すること;(3)GAL−1
プロモーターの代わりに異なるプロモーターを使用する
こと; (4)異なるターミネータ−配列を使用すること;また
は (5)異なる単純ヘルペスウィルスまたはヘルペスウィ
ルスpol遺伝子を使用すること 等が含まれる。
出発プラスミドのYep352は、酵母中で機能するプ
ロモーターを含む遺伝子の発現に用いる高コピー数の大
腸菌/酵母シャトルベクターである[ヒル(Hill、
 J 、 E 、)らの1986.Yeast2:L6
3〜167コ。Yep352は、アンピシリン含有培地
中で選択的に増殖することのできる大腸菌中のβ−ラク
タマーゼ遺伝子、およびウラシル欠乏培地中で選択的に
増殖することのできる酵母中のURA3遺伝子を含んで
いる。加えて、このベクターは細菌および酵母中で自律
複製するためのDNA配列を含んでいる。このベクター
は、調節可能な酵母プロモーターであるガラクトキナー
ゼプロモーター(GAL−1)の制御下で外来遺伝子を
発現するために修飾されている。GAL−1プロモータ
ーは他の箇所(ジョンストンおよびデイビスの上記文献
参照)に詳細に記載されており、外来タンパク質を発現
するために他の研究者により首尾よく用いられている[
ウエン(Wen、D)およびシュレシンガー(S ch
lesinger、M、 J 、)の1986、PNA
Sl  83:3639〜3643コ。 ジ副節回能な
プロモーターを使用することにより、外来タンパク質の
発現を誘導する前に細胞を高密度まで増殖させることが
可能になり、それゆえ外来タンパク質が蓄積することに
よって細胞の増殖が有害な影響を受ける可能性を回避す
ることができる。GAL−1プロモーターによって調節
された遺伝子の発現はガラクトースによって誘導され、
グルコースによって抑制され、ラフィノースによって逆
誘導される(uninduced)。
特に断らない限り、本発明に用いたすべての組換えDN
A技術は、マニアナイスらの文献[1982、モレキュ
ラー・クローニング(MolecularCtonin
g)ニア・ラボラトリ−・マニュアル(A Labor
atory Manual)、コールド・スプリング・
ハーバ−・ラボラトリ−(Cold Spring H
arborL aboratory)、コールド・スプ
リング・ハーバ−1NY]に見出すことができるもので
ある。クローニングに用いるYep352プラスミドD
NAの断片は、マルチクローニング部位(multip
le cloning 5ite、M CS )の部分
を除き突起状(overhang ing)5゛末端を
生じさせるために、制限エンドヌクレアーゼ[二ニー・
イングランド・バイオラブダ(New England
 Biolabs)、ベセスダ・リサーチ・ラブダ(B
ethesda Re5earch Labs)コEc
oRIおよびBalll1−11を用いて約5μ9のY
ep352プラスミドDNAを消化することにより得た
加えて、GAL  1−10プロモ一ター配列を含む約
810塩基対(bp)断片を、98M125の誘導体で
あるプラスミドYcp125Hから得た(ジョンストン
およびデイビスの上記文献参照XYcp125Hが98
M125と相異する点は、Ycp125Hが唯一のBa
m81部位に付加したHindnlオリゴヌクレオチド
リンカーを有しているということである)。
本発明に用いる810bp断片は、HindII[リン
カ−の付加によって影響を受けない。約810bp断片
は、約40μ9の精製Ycp125HプラスミドDNA
を制限エンドヌクレアーゼEcoRIおよびBamHI
で消化することによって得た。
DNA断片の精製は、消化したDNAを1%低融点温度
アガロース(ベセスダ・リサーチ・ラブダ)ゲルにかけ
、所望のバンドをスカベル(scapel)で切り取り
、マイクロヒュージ管(microfuge tube
)に移し、65℃に加熱し、1/2容量のフェノールを
37℃で加え、混合物を迅速に回転撹拌しくvorte
xed)、マイクロヒュージ管中で12.00Orpm
にて遠心分離することにより行った。水層を除き、1/
2容量のフェノールで再抽出し、再び水層を除き、l/
10容量の5M NaC1を加えた。混合物を再びマイ
クロヒュージ管中で12゜00 Orpmにて遠心分離
にかけ、水層を除き、2容量のエタノールを加えてDN
Aを沈澱させた。
水層/エタノール混合物をドライアイス上で30分間貯
蔵し、マイクロヒュージ管中で12,00Orpmにて
遠心分離を行うことによりDNAをペレット化した。D
NAペレットを70%エタノール/水ですすぎ、スピー
ド(S peed) V ac遠心管中で真空下で乾燥
させ、少量の10mM)リス−HC1,1mM EDT
A、pH8,0中に再溶解させナー− 2つの精製DNA断片(それぞれ約1μg)を、T4D
NAリガーゼ(ベセスダ・リサーチ・ラブダ)を用いて
13℃にて一夜一緒に結合させた。
この結合混合物の約l/10を用いて、凍結したコンピ
テントなXL−1ブルー(blue)大腸菌[ストラテ
ジーン・クローニング・システムズ(Stratgen
e Cloning Systems)コを形質転換し
た。プラスミド調製物の制限エンドヌクレアーゼ分析に
より、ランダムな形質転換体から組換え体コロニーを選
択した。この分析のために用いた制限エンドヌクレアー
ゼは上記と同じEcoRIおよびBaIIIHlであり
、これらは正しく組み立てられたベクターから約5to
bp挿入物を遊離した。
外来遺伝子の発現をよくするために、酵母の終止配列を
ベクター中に導入した。終止配列は2つの合成オリゴヌ
クレオチドからなっており(第1図参照)、これはアニ
ールして酵母イソー1−チトクロームc(CYC−1)
遺伝子終止配列[ザレット(Zaret、に、S 、)
およびジャーマン(S herman 。
F、)のf 982.Ce1128 :563〜573
]お上び3つの可能な解読わくにおける翻訳停止コドン
を含む断片を生成した。二本鎖オリゴヌクレオチドを、
pM)l l 00のMC8中のHindlll制限部
位中に直接挿入すべく設計した。挿入が正しい方向に行
なわれたならば、オリゴヌクレオチドは、MOS配列に
隣接し3つの停止コドンの上流の末端のみにおいてHi
ndI11部位を保持するであろう。
cyc−を終止配列を含む50塩基オリゴヌクレオチド
の合成を、本研究のためにβ−シアノエチルホスホラミ
ダイト(phosphoramidite)化学を用い
アプライド・バイオシステムズ・モデル(Applie
d B iosystems Model)380 B
 D N Aシンセサイザー(S ynthesize
r)上で行った。オリゴの精製は、上記手順[アプライ
ド・バイオシステムズ・ユーザー・プリテン(Appl
ied Biosystems User B ul 
let in)、発行#1311月9日、1984]に
従いセファロースG501d[上でクロマトグラフィー
にかけることにより行った。オリゴヌクレオチドの最終
濃度は、10+++M)リス−HC1,pH8,0、I
mMEDTA中で約7〜8μ9/jlf2であった。各
精製オリゴ約15μ9をマイクロヒュージ管中に入れ、
混合物を55℃に5分間加熱し室温に30分間冷却する
ことによりアニールした。
さらに、約2μ9の精製した直線状PMH100の調製
を、このプラスミドDNAを制限エンドヌクレアーゼH
indII[により消化して直線状分子を生成すること
により行い、上記のようにして直線状DNAの低融点温
度アガロースゲルからのゲル精製を行った。上記直線状
プラスミド(約2μg)およびオリゴDNA(30μ9
)を、T4DNAリガーゼ(上記)を用い13℃で一夜
結合させた。結合混合物の約l/10を用い、凍結した
コンピテントな)(B I OI大腸菌(ベセスダ・リ
サーチ・ラブダ)を形質転換した。
組換え体コロニーをランダムに選択し、プラスミド調製
物を制限エンドヌクレアーゼ分析することによりランダ
ムな形質転換体からスクリーニングし、組換え体プラス
ミドを適当な制限酵素で消化して生成したパターンの特
有の相異(pMH100と比較して)によって、挿入が
適当な方向に行なわれたものを決定した。この分析に用
いた制限エンドヌクレアーゼはEcoRIおよびNar
lであり、別のアッセイではNarlおよびHindI
I[であった。
両方の場合において、正しく構築されたものからは短い
DNA断片が生じ、これは50bpが付加しているとい
う点で出発のベクターpMH100から生じる断片とは
異なっていた。正しい方向に50bpオリゴヌクレオチ
ドを含有する新しい構築物は、pMHlolと命名した
pMHlotを制限エンドヌクレアーゼBamHI(上
記)で消化し、マニアナイスらの上記文献に記載のよう
に大腸菌DNAポリメラーゼ(クレノー断片)(ベセス
ダ・リサーチ・ラブダ)を用いて突起状5°末端を埋め
て平滑末端を生成した(これはHSVpol遺伝子を受
は入れることかできた)。
H3Vpol遺伝子をプラスミドpD 702から単離
した。制限酵素BamHlおよびS splを用いてプ
ラスミドpD702(ドースキーおよびクランバッカー
の上記文献参照)を消化し、上記のようにして突起状5
′末端を平滑末端にした。全HSV −1pol遺伝子
を含む5.8キロ塩基対(kb)のHind■−S s
pl断片、および直線状の平滑末端pM)IIOlをと
もに上記のようにして低融点温度アガロースから精製し
た。ついでベクター(2μg)およびpol挿入DNA
(1μ9)を13℃で一夜一緒に結合させた(上記のよ
うにして)。
結合混合物の約1/10を用い、凍結したコンピテント
なXL−1ブルー大腸菌(上記)を形質転換した。α−
”P−dCTP(3000Ci/ミリモルアマージャム
)で放射性標識した5 、 8 kb断片からなるプロ
ーブを用い、市販のニックトランスレーションキット(
ベセスダ・リサーチ・ラブダ)を用いてマニアナイスら
の上記文献に記載に従ってコロニーハイブリダイゼーシ
ョンを行うことにより、組換え体単離物を選択した。遺
伝子の挿入が正しい方向に行なわれているかどうかは、
適当な制限エンドヌクレアーゼで消化することにより決
定した。用いた制限酵素はEcoRlであり、これはベ
クターを1度だけ切断した。最終構築物はpMH202
と命名した。
酵母中での誘導条件下、HSVpol遺伝子の天然のA
TG開始コドンの前に〜140塩基の5゛非非翻訳列を
含み、転写終止オリゴヌクレオチド配列に達する前に天
然のUGA終止コドンの下流に約2.1キロ塩基を含む
転写物が得られるように、最終構築物(pMH202)
を設計した。従って、ベクターは、DNA配列から予測
されるように完全なHSV DNAポリメラーゼポリペ
プチドに翻訳することができるRNAをコードしていな
ければならない[キン(Q uin、 J 、 P 、
)およびマツクゲオック(MacGeoch、D、J 
、)の1985.Nucleic Ac1ds Res
、13:8143−8163]。
里 HSVpolタンパク質が発現奈れたかどうか、および
pMH202を含有する酵母中でH9V特異的DNAポ
リメラーゼ活性を検出することができたかどうかを決定
するために、以下の実験を行つた。ただし、この記載は
、そのような株がいかにして構築されるかの1つの例示
に過ぎない。他の例示としては、異なる酵母宿主および
/または異なる形質転換手順が含まれる。
発現ベクター含有酵母株の調製例: 酵母細胞(Y294)をpMH101(HSV pol
遺伝子を含まないコントロールプラスミド)DNAまた
はpMH202(HSV pot遺伝子を含む発現プラ
スミド)DNAで形質転換した。酵母細胞の形質転換は
、ベッグズ(J、D、Beggs)の方法(1978、
Nature275:104〜109)を用いて行った
形質転換体の選択は、ソルビトール(182,29/(
t)ニゲルコース(209/(り;ロイシン(30μ9
/JIf2)、ヒスチジン(20μ9IRQ)、トリプ
トファン(20μ9/祿)およびグルコース(2%)を
加えであるがウラシルは含有しない酵母窒素ベース(6
,7g/QXジフコ)を含む最小培地上で増殖させるこ
とによりウラシル原栄養について行った。各タイプ(そ
れぞれY−MHIOIまたはY−MH202と命名)の
コロニー1つをランダムに選び、さらに分析に供した。
酵母株によるHSV DNAポリメラーゼの発現例: これら2つの株から100jIQ−夜培養物を、上記の
必要なアミノ酸および2%ラフィノースを含む最小培地
(0,7%酵母窒素ベース[シフココ)中で増殖させた
。翌日、培養物を半分ずつに分け、細胞をベレット化さ
せ、2%ラフィノースかまたは2%グルコースを含む新
たな培地(100i12)中に再懸濁させ、再び一夜増
殖させた。翌日、4つの培養物を4℃でベレット化させ
た。
ノョンソンら(1985,Ce1143 :369−3
77)に記載のようにして、細胞溶解液を調製した。こ
れは、そのような溶解液をいかにして調製するかという
ことの1つの例示に過ぎない。細胞ベレットを、50m
Mトリス−HCl、pH8,0(1zf2);50mM
 NaC1;1%ジメチルスルホキサミド:10%グリ
セリン;5mM β−メルカプトエタノール;l Om
M EDTA;2mMベンズアミジン;および1mMフ
ェニルメチルスルホニルフルオライド(PMSF)中に
懸濁した。細胞溶解は、等容量の酸洗浄ガラスピーズの
存在下で細胞を1分間回転撹拌することを15〜20回
繰り返すことにより行った。溶解の程度は、顕微鏡によ
りモニターした。溶解抽出物をマイクロヒュージ管に移
し、12.000X9にて10分間遠心分離を行った。
抽出物は、使用するときまで15%グリセリン中に一8
0℃で貯蔵した。各抽出物の最終のタンパク質濃度は、
5〜6巧/村であった。
感染細胞抽出物の調製は、本質的にカーカス(Kark
as)ら(1986J、Med、Chem、29:84
2〜848)の方法により行った。細胞当たり10プラ
一ク形成単位の感染多重度でヒラS3細胞にHSV−I
  KOSを感染させ、感染16時間後に集めた。細胞
ベレット(〜I X 10’細胞)を−80℃で一夜凍
結し、氷上で解凍し、低張溶液A(10mM K*PO
4、りH7,0;10mM KCI;1mM PMSF
;1mMジチオトレイトール[D T T ])(22
0m12中に再懸濁し、時々撹拌しながら氷上で30分
間インキュベートした。等容最の溶液B(0,7M K
、PO,、pH7,o;2B%グリセリン:6mM D
TT;0.4%NP−40;1mM PMSF)を加え
、時々撹拌しながら混合物を水上でさらに30分間イン
キュベートした。混合物を125゜000×9にて1時
間遠心分離し、NP−40を最終濃度が0.4%となる
ように加えた。アリコートを一80℃で凍結貯蔵した。
抽出物の最終タンパク質濃度は、5〜6tg/xQであ
った。
生成タンパク質の分析および酵素活性の測定二組換え体
培養物のスクリーニングは、ハイネ(Heine)らの
手順(1974,J、Virol、↓±:640〜65
1)に従い、上記酵素抽出物溶解液を10%ポリアクリ
ルアミドゲル上で分析することにより、F(SV DN
Aポリメラーゼポリペプチドの産生について行った。溶
解液を5DS−PAGE上で処理した後、トービン(T
owbin)ら(1979゜PNAS76:4350〜
4354)の方法によりニトロセルロースに移し、バイ
オラド社からのイミューンープロット(I mmun 
−B 1ot)アッセイキットを用いてフィルターの加
工処理を行った。ただし、ゼラチンの代わりにウシ血清
アルブミン(BSA)を用いた。イムノブロッティング
は、高度に精製したHSV−I  DNAポリメラーゼ
調製物に対して調製した抗血清を用いて行った。抗血清
の産生は、投与当たり精製ポリメラーゼlOμ9を用い
た一連の5回の免疫によりニューシーラント白ウサギに
おいて行った。最初の注射では完全フロインドアジュバ
ントを、それ以後の注射では不完全フロインドアジュバ
ントを用いた。−次ウサギ抗体の1 :200希釈およ
び抗ウサギアルカリホスファターゼ結合体の1:100
0希釈を用いた。
イムノブロッティング手順の結果を第2図に示す。比較
のため、レーンlは、我々の抗血清を調製するために免
疫源として用いた高度に精製した調製物からのHSV−
I  DNA pot(約9μ9)を含んでおり、レー
ン2は、pol酵素アッセイのためにコントロールとし
て調製した感染ヒラ細胞からの粗製のHSV−1pol
調製物(60μ9)を含んでいる。レーン3〜6(約5
0〜60μ9/レーン)は、指示のごとく酵母細胞抽出
物を含んでいる。この結果は、誘導条件下で増殖したY
−MH202(レーン6)においてのみ約140kDa
の免疫反応性ポリペプチドの特異的な誘導があることを
示している。加えて、酵母発現ポリペプチドは、粗製の
感染細胞抽出物からのHSV−1polと同じ電気泳動
移動度を示している。レーンl中のp。
1ポリペプチド(HSV−Imp由来)は、レーン2中
の優性な高分子量polタンパク質バンド(HSV−I
  KO5株由来)に比べて電気泳動移動度がわずかに
遅いことに注意すべきである。加えて、我々の抗血清は
また、感染細胞中および精製DNApol免疫源中にみ
られるHSV特異的65kDaタンパク質とも反応する
ことに注意すべきである。
酵母細胞抽出物中において、この65kDaタンパク質
は140kDa HSV  DNAポリペプチドの分解
産物を表している。しかしながら、レーンIおよび2中
の65kDaタンパク質はまた、65kDa HSV 
DNA結合タンパク質をも含んでおり、このタンパク質
は精製手順中にしばしば140kDa DNA pot
ポリペプチドと強固に結合しているのが見られる。本発
明の抗血清は、この65kDa DNA結合タンパク質
と反応することが免疫沈降により示された。
DNAポリメラーゼ酵素活性についても、溶解液の分析
を行った。4つの酵母細胞抽出物のそれぞれについて、
2種の条件下でDNApol活性についてアッセイした
。酵母DNApolのアッセイ条件は、すべての溶解液
中に存在するαポリメラーゼを検出するようにした。H
SV DNA polのアッセイ条件は、高い塩(10
0mM硫酸アンモニウム)により高められるHSVに特
異的なりNA pal活性を検出するよう選択した。対
照的なことに、酵母のαDNApolはこれらの塩条件
下では抑制された。酵母DNAポリメラーゼのアッセイ
は、本質的にチェルニ力−(Celniker)および
キャンプベル(Campbel l)の方法(1982
,Ce1131、:201〜213)に従って行ったが
、リボヌクレオチド三リン酸は加えなかった。反応混合
物は、10mM)リス−HCL 1)H7,5;10m
MMgC1,:l OmM (NH,)ysO,;0.
1mM DTT;各100μMのdATP、dCTP、
dGTP。
100μM 3H−TTP(10cpm/ピコモル);
ニラキングしたウシ胸腺DNA(40μ9IRQ) ;
および最終容量50μgの2mMスペルミジン中に酵素
抽出物(タンパク質25〜30μ9)(5μQ)を含ん
でいた。
HSV −I  DNA polのアッセイは以下のよ
うにして行った。反応混合物は、50mM)リスHCl
1pH8,0;5mM MgC1y;100mM (N
H4)*S O−; l mM D T T ;各5μ
MのdATP、dCT P、 dGT P :5 uM
 3H−TT P(200cpm/ピコモル);ニラキ
ングしたウシ胸腺DNA(30μ9/IIQ) ;およ
び最終容量50μCのBSA(100μg/d)中に酵
素抽出物(タンパク質25μ9)(5μg)を含んでい
た。すべてのDNAポリメラーゼアッセイは、反応物を
37℃で15分間インキュベートすることにより行った
。反応混合物をガラス繊維フィルター上にスポットし、
5%TCA中の10mMピロリン酸ナトリウムを加える
ことにより反応を停止させた。IN MCIを用いて2
回、95%エタノールを用いて1回フィルターを充分洗
浄し、空気乾燥し、LKBI214ラックベータ(Ra
ckbeta)カウンターを用いt÷有効性63%のシ
ンチレーシッンカウンテイングにより定虫した。すべて
のアッセイは2回行った。
第1表は、誘導条件下(ガラクトース)で増殖させたH
SV DNA po1発現細胞であるY−MH202の
みが、有為量の高温DNApol活性を生じたことを示
している。加えて、第2表は、このY−MH202酵母
細胞における新規な高温活性がアシクロビル三リン酸(
ACVTP823μM)およびアフィジコリン(aph
idicolinX 5 、3 u M)(ともにHS
V DNA pol酵素のよく知られた阻害剤である)
により抑制されることを示している。
第2表はまた、試験したすべての抽出物における低塩D
NApol活性は、試験した濃度においてACVTPに
は感受性でないが、アフィジコリン(αポリメラーゼの
特性を有する)には感受性であることをも明らかにして
いる。
これらの結果は、ガラクトース誘導Y−MH202酵母
細胞中でHSV DNA polの活性形が首尾よく発
現したことを示している。
(注)a:ポリメラーゼ活性は、反応当たり組み込まれ
た’H−TTPのCplnとして表した。アッセイ条件
は上記の通りである。
b:rojはバックグラウンド未満の値を示す。
第2表(アシクロビル三リン酸およびアフイジコリン(
注)a:抽出物は上記のようにして調製した。酵母コン
トロール(Y−MH101)および発現体(Y−MH2
02)細胞抽出物は、ガラクトースの存在下で増殖させ
た培養液から調製した。
b=アブセイ条件は上記と同じである。
Cニアシクロピル二リン酸(ACVTP)およびアフィ
ジコリンは、それぞれ23μMおよび5.3μMで反応
液中に存在させた。%抑制は、相対活性(薬剤を用いた
反応当たりに導入されたcpm/薬剤なしの反応当たり
に導入されたcpn+の比)を1.0から差し引き、こ
れに100%を乗することにより決定した。0%値は、
相対活性が≧1.0であったことを示している。「−」
は、ポリメラーゼ活性が低いために統計的に有為な値が
得られなかったことを示す。
酵母中でのHSV DNA potの活性形の発現がこ
の酵素の構造についての研究を容易にすることは間違い
ないであろう。酵母発現HSV DNAポリメラーゼ酵
素は、基質特異性および阻害動力学に関して特徴付ける
ことができる。部位特異的突然変異は、そのような突然
変異が酵素活性に及ぼす影響および細胞内での位置を評
価するために遺伝子中に作製することができる。このタ
ンパク質の精製により、3次元構造および該タンパク質
の機能領域、すなわち基質/阻害剤結合部位に関する物
理的/化学的研究が可能となることは間違いないであろ
う。加えて、チャルバーグ(Challberg)によ
り記載されているように(1986,PNAS83:9
094〜9098)、HSV由来特異的DNA複製複合
体の他の成分をサツカロミセス中で発現させ、該成分の
I 40kDa DNAポリメラーゼタンパク質との相
互作用およびDNAポリメラーゼ活性に対する影響を評
価することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、酵母中にH9Vpolを産生させるための発
現ベクター(pMH202)の構築を示す模式図、 第2図は、ベクター(Y−MH202)を含む酵母細胞
中で産生されたHSVpolタンパク質のイムノブロッ
ティングを示す模式図である。 特許出願人 イー・アール・スクイブ・アンド・サンズ
・インコーホレイテッド 代理 人 弁理士 青 山 葆 ほか18舅2図 1オ千里  123456 97.5 45.0

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酵母内で機能するプロモーターの下流域にヘルペ
    スウィルスDNAポリメラーゼ遺伝子を発現できるよう
    な態様でクローニングしたヘルペスウィルスDNAポリ
    メラーゼ遺伝子を含むプラスミド発現ベクター。
  2. (2)酵母内で機能するプロモーターの下流域に単純ヘ
    ルペスウィルスDNAを発現できるような態様でクロー
    ニングした単純ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ遺
    伝子を含むプラスミド発現ベクター。
  3. (3)請求項(1)記載のプラスミド発現ベクターを含
    み機能性のヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ酵素を
    産生する酵母株。
  4. (4)請求項(2)記載のプラスミド発現ベクターを含
    み機能性の単純ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ酵
    素を産生する酵母株。
  5. (5)機能性のヘルペスウィルスDNAポリメラーゼを
    組換え体酵母から産生する方法であって、 (i)酵母内で機能するプロモーターの制御下でクロー
    ニングされたヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ遺伝
    子を含むプラスミド発現ベクターを構築し、 (ii)該プラスミド発現ベクターを適当な酵母株中に
    導入し、 (iii)得られた組換え体酵母株を、該ヘルペスウィ
    ルスDNAポリメラーゼ遺伝子を制御する該プロモータ
    ーが機能し、該ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼ酵
    素タンパク質が蓄積するような条件下で増殖さ、ついで (iv)該酵母細胞を溶解して機能性のヘルペスウィル
    スDNAポリメラーゼを放出させ、その特徴付けおよび
    精製を行うことを特徴とする方法。
  6. (6)ヘルペスウィルスDNAポリメラーゼが単純ヘル
    ペスウィルスDNAポリメラーゼである請求項(5)記
    載の方法。
JP9620889A 1988-04-14 1989-04-14 ヘルペスウイルスdnaポリメラーゼの発現およびその発現ベクター含有酵母株 Pending JPH0213383A (ja)

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EP0215987A1 (en) * 1985-09-20 1987-04-01 Director of National Institute of Agrobiological Resources Reverse transcriptase, gene, recombinant DNA, cell line and method

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EP0337441A3 (en) 1990-07-25
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