JPH02138429A - 耐食性および耐応力腐食割れ性に優れた高強度β系チタン合金 - Google Patents
耐食性および耐応力腐食割れ性に優れた高強度β系チタン合金Info
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- JPH02138429A JPH02138429A JP10890889A JP10890889A JPH02138429A JP H02138429 A JPH02138429 A JP H02138429A JP 10890889 A JP10890889 A JP 10890889A JP 10890889 A JP10890889 A JP 10890889A JP H02138429 A JPH02138429 A JP H02138429A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、油井環境および地熱環境において使用され
るパイプ、アクセサリ−および生産数何機器用材料等に
用いられる、耐食性および耐応力腐食割れ性に優れた高
強度β系チダン合金に関するものである。
るパイプ、アクセサリ−および生産数何機器用材料等に
用いられる、耐食性および耐応力腐食割れ性に優れた高
強度β系チダン合金に関するものである。
[従来の技術]
近年、石油資源の開発環境は、高深度油井の開発に代表
されるように、高濃度のCLイオン、高い硫化水素ガス
および炭酸ガス分圧を有する高温且つ高圧環境となりつ
つある。また、単体の硫黄(以下、Soという)が存在
する腐食環境もあるといわれている。従来、このような
厳しい環境において使用することを目的とした合金とし
て、下記のものが提案されている。
されるように、高濃度のCLイオン、高い硫化水素ガス
および炭酸ガス分圧を有する高温且つ高圧環境となりつ
つある。また、単体の硫黄(以下、Soという)が存在
する腐食環境もあるといわれている。従来、このような
厳しい環境において使用することを目的とした合金とし
て、下記のものが提案されている。
(1)チタンは、一般に優れた耐食性を有し、且つ、熱
処理によって、高強度を得ることができる等、油井管に
必要な特性を備えている。このため、Ti−15V−3
A(1−3Cr−3Snなどの高強度チタン合金が、前
述のような油井環境および地熱環境で試験的に使用され
ている。
処理によって、高強度を得ることができる等、油井管に
必要な特性を備えている。このため、Ti−15V−3
A(1−3Cr−3Snなどの高強度チタン合金が、前
述のような油井環境および地熱環境で試験的に使用され
ている。
(2)実験室的には、Ti−3AfTi−3Afi−8
V−6Cr−4からなるβ−Cチタン合金(商品名)の
Cリング試験がオートクレーブ中で行なわれ、Soのな
い条件下で、良好な結果を示すことが、1986年、米
国において1発行された、’ Industrial
Application of Titanium a
ndZiruconium’第144〜161頁に開示
されている。
V−6Cr−4からなるβ−Cチタン合金(商品名)の
Cリング試験がオートクレーブ中で行なわれ、Soのな
い条件下で、良好な結果を示すことが、1986年、米
国において1発行された、’ Industrial
Application of Titanium a
ndZiruconium’第144〜161頁に開示
されている。
(3)NiをベースとするハステロイC−276(商品
名)が実用に供されている。
名)が実用に供されている。
(4)特開昭63−317637号公報には、TiをM
Oに3wt、%以上添加した合金が開示されている。
Oに3wt、%以上添加した合金が開示されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記(1)の合金は、耐食性および応力
腐食割れ性(以下、耐SCC性という)ともに不充分で
、厳しい油井環境および地熱環境での使用に耐えられな
かった。
腐食割れ性(以下、耐SCC性という)ともに不充分で
、厳しい油井環境および地熱環境での使用に耐えられな
かった。
(2)上記(2)の合金は、Soを含まない油井環境に
おいて使用可能であることが開示されているのみで、S
6を含む厳しい環境下での使用に耐えられるか否かは不
明である。
おいて使用可能であることが開示されているのみで、S
6を含む厳しい環境下での使用に耐えられるか否かは不
明である。
(3)上記(3)の合金は、密度が高いので、 600
0m以上の高深度油井ではその重量が問題となる。
0m以上の高深度油井ではその重量が問題となる。
また、80 kgf/ vts2の強度を得るのに50
%以上の冷間加工を施こす必要があるので、高強度を得
にくい。
%以上の冷間加工を施こす必要があるので、高強度を得
にくい。
(4)上記(4)の合金は、硬化深度が浅いために焼入
れが難しいα+β系Ti合金であるので、油井のアクセ
サリ−用素材として最も多用される厚肉製品において、
100 kgf/ m”以上の強度を均一に得ることが
困難である。
れが難しいα+β系Ti合金であるので、油井のアクセ
サリ−用素材として最も多用される厚肉製品において、
100 kgf/ m”以上の強度を均一に得ることが
困難である。
従って、この発明の目的は、高濃度のH,SやSoを含
む厳しい環境下で、十分な耐食性および耐SCC性を有
する高強度β系チタン合金を提供することにある。
む厳しい環境下で、十分な耐食性および耐SCC性を有
する高強度β系チタン合金を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
第1の発明は、
AQ:0.5から2.Owt、1未満。
Mo:5.Oから10.Ovt、%、
v ;8から12wt0%、
Zr:3から(3vt、%、
但し、Mo、VおよびZrは、下記関係式%式%)
を満足する。
残り、Tiおよび不可避的不純物。
但し、前記不可避的不純物としての、0、およびFeの
それぞれの含有量は、 0については、0.4すt、%以下。
それぞれの含有量は、 0については、0.4すt、%以下。
Feについては、1.Owt、Z以下。
からなることに特徴を有し、
第2の発明は、前記合金に、 5wt、%のNbおよび
/または5wt、%のTaが、更に付加的に含有され、
且つ、Mo、V、Zr、NbおよびTaは、下記関係式 %式%) を満足することに特徴を有するものである。
/または5wt、%のTaが、更に付加的に含有され、
且つ、Mo、V、Zr、NbおよびTaは、下記関係式 %式%) を満足することに特徴を有するものである。
本願発明者等は、高濃度のH,SやSoを含む厳しい環
境下で、十分な耐食性および耐SCC性を有する高強度
チタン合金を得べく、鋭意研究を重ねた。この結果、次
の知見を得た。即ち、M。
境下で、十分な耐食性および耐SCC性を有する高強度
チタン合金を得べく、鋭意研究を重ねた。この結果、次
の知見を得た。即ち、M。
を含むTi合金の素材について、これを、油井用材料の
使用温度域である200から250℃の温度域に144
0時間保持した後、その硬度を調べた。この結果、 β
相が不安定のα+β系Ti合金の素材は、使用中に硬度
変化が生じるために、油井用材料として使用するには問
題がある。これに対して、β相が安定なβ系チタン合金
は1時効処理によって高強度が容易に得られ且つ硬化深
度が深いので、強度面で、α+β系Ti合金より有利で
ある。
使用温度域である200から250℃の温度域に144
0時間保持した後、その硬度を調べた。この結果、 β
相が不安定のα+β系Ti合金の素材は、使用中に硬度
変化が生じるために、油井用材料として使用するには問
題がある。これに対して、β相が安定なβ系チタン合金
は1時効処理によって高強度が容易に得られ且つ硬化深
度が深いので、強度面で、α+β系Ti合金より有利で
ある。
この発明は、上述した知見に基づきなされ!已ものであ
る。
る。
次に、この発明のTi合金の化学成分組成を、上述のよ
うに限定した理由について以下に述べる。
うに限定した理由について以下に述べる。
(1)AQ:
AQは、時効の際、α相などの二次析出相を析出し、強
度の上昇に寄与する。この効果は、AQの含有量がQ、
5wt、対以上で認められる。一方、Anの含有量が2
tit、1以上では、耐SCC性が劣化する。従って、
AQ含有量はQ 、 5 wt、%以上2wt、Z未満
に限定すべきである。
度の上昇に寄与する。この効果は、AQの含有量がQ、
5wt、対以上で認められる。一方、Anの含有量が2
tit、1以上では、耐SCC性が劣化する。従って、
AQ含有量はQ 、 5 wt、%以上2wt、Z未満
に限定すべきである。
A Qの添加効果を調べるために、以下の試験を行った
。即ち、この発明の範囲内の成分組成からなるチタン合
金に異なる量のAQを添加し、このチタン合金の各々を
アーク溶解によって、長さ130mm、幅40画、厚さ
20nnの寸法のインゴットとし、 1050℃にて熱
間鍛造して長さ1701、幅30nn、厚さ20omの
寸法のスラブとした。
。即ち、この発明の範囲内の成分組成からなるチタン合
金に異なる量のAQを添加し、このチタン合金の各々を
アーク溶解によって、長さ130mm、幅40画、厚さ
20nnの寸法のインゴットとし、 1050℃にて熱
間鍛造して長さ1701、幅30nn、厚さ20omの
寸法のスラブとした。
次いで、このスラブに対して900℃で最終熱間圧延を
施して、厚さ6mの熱延板とし、β相領域で30分間保
持し、次いで、水冷の溶体化処理および550℃の温度
域で5時間、時効処理を施し、試験片を切り出した。そ
して、これらの試験片をビッカース硬さ試験に供して、
脆化相の析出に伴なうAQの影響について調べた。この
結果を第1図に示す。第1図において、O印は、TL−
9M。
施して、厚さ6mの熱延板とし、β相領域で30分間保
持し、次いで、水冷の溶体化処理および550℃の温度
域で5時間、時効処理を施し、試験片を切り出した。そ
して、これらの試験片をビッカース硬さ試験に供して、
脆化相の析出に伴なうAQの影響について調べた。この
結果を第1図に示す。第1図において、O印は、TL−
9M。
−6,5V−5Zr−0,2Fe−0,2(0)からな
るチタン合金であり1時効処理条件は、550’X5h
rである。そして、・印は、0印と同一の合金であり、
時効処理条件は、400℃X5brである。
るチタン合金であり1時効処理条件は、550’X5h
rである。そして、・印は、0印と同一の合金であり、
時効処理条件は、400℃X5brである。
第1図から明らかなように、550℃で時効処理を施し
たチタン合金Oは、AQ添加に伴い硬度が上昇した。こ
れに′より、AQは、α相の析出により強度の上昇に寄
与することが分る。一方、脆化領域にある、400℃で
時効処理を行ったチタン合金・は、AQ添加に伴い硬度
が低下した。これにより、AQ添加が脆化相の抑制に対
しても効果を有することが分る。
たチタン合金Oは、AQ添加に伴い硬度が上昇した。こ
れに′より、AQは、α相の析出により強度の上昇に寄
与することが分る。一方、脆化領域にある、400℃で
時効処理を行ったチタン合金・は、AQ添加に伴い硬度
が低下した。これにより、AQ添加が脆化相の抑制に対
しても効果を有することが分る。
(2) Mo:
Moは、 β相を安定化させる元素で油井環境及び地熱
環境中での耐食性を付与するものである。
環境中での耐食性を付与するものである。
しかしながら、MOの含有量が、10wt、%を超える
と、コスト及び溶解性が悪化する。一方、M。
と、コスト及び溶解性が悪化する。一方、M。
の含有量が5wt、1未満では所望の耐食性が得られな
い。従って、Mo含有量は、5wt、1以上、10wt
、x以下の範囲に限定すべきである。
い。従って、Mo含有量は、5wt、1以上、10wt
、x以下の範囲に限定すべきである。
(3)Zr:
Zrは、Tiに対し、全率固溶して強化に寄与する。ま
た、AQ共存下での高硫化水素分圧とS。
た、AQ共存下での高硫化水素分圧とS。
を含む油井環境で、耐SCC性の向上に寄与する。
しかし、Zrの含有量が3wt、1未満では耐SCCの
向上効果が得られない。一方、Zrの含有量が6wt、
%を超えるとコスト高及び脆化の原因となる。
向上効果が得られない。一方、Zrの含有量が6wt、
%を超えるとコスト高及び脆化の原因となる。
従って、 Zrの含有量は3wt、1以上6wt、%
以下に限定すべきである。
以下に限定すべきである。
(4)V:
■は、油井環境及び地熱環境中での耐食性に大きくは寄
与しないが、全率固溶型のβ安定化元素であるため、β
単相を得る際のβ相生成元素として、及び延性を改善す
るために添加される。
与しないが、全率固溶型のβ安定化元素であるため、β
単相を得る際のβ相生成元素として、及び延性を改善す
るために添加される。
Ti−9Mo−5Zr−0,2Fe−0,2(0)から
なるチタン合金にVを添加し、900℃で最終熱間圧延
を施し、β相領域で30分保持後、水冷の溶体化処理お
よび550℃の温度域で5時間、時効処理を施して試駆
片を調製し、これらの試験片に対して室温において延性
を調べた。この結果を第2図に示す。第2図から明らか
なように2vを添加することによって、室温における延
性が改善されることがわかる。しかしながら、■の含有
量が8wt、1未満では、伸びが小さく、一方、■の含
有量が12wt、%を超えるとコストおよび耐食性の点
から好ましくない、また、β系チタン合金において、そ
のβ相生成能が、 16wt、%)Mo+ 5/7(V
+Zr)の範囲にあるものは、230℃で保持するとα
相などの析出がみられ、相安定性に欠ける。従って。
なるチタン合金にVを添加し、900℃で最終熱間圧延
を施し、β相領域で30分保持後、水冷の溶体化処理お
よび550℃の温度域で5時間、時効処理を施して試駆
片を調製し、これらの試験片に対して室温において延性
を調べた。この結果を第2図に示す。第2図から明らか
なように2vを添加することによって、室温における延
性が改善されることがわかる。しかしながら、■の含有
量が8wt、1未満では、伸びが小さく、一方、■の含
有量が12wt、%を超えるとコストおよび耐食性の点
から好ましくない、また、β系チタン合金において、そ
のβ相生成能が、 16wt、%)Mo+ 5/7(V
+Zr)の範囲にあるものは、230℃で保持するとα
相などの析出がみられ、相安定性に欠ける。従って。
■の含有量は、8wt、%以上12tit、Z以下の範
囲で。
囲で。
16wt、%≦Mo+ 5/7(V+Zr)を満たす範
囲に限定すべきである。
囲に限定すべきである。
(5)Nb、Ta:
NbおよびTaは、油井および地熱環境中での耐食性を
改善する。しかしながら、NbおよびTaの含有量が5
wt、%を超えると、耐食性には寄与するがコストの点
で好ましくない。従って、NbおよびTaは、 β相生
成元素として補助的に使用されるべきであり、Nbの含
有量は5wt、%以下、Taの含有量は5wt、%以下
に限定する。但し1組織の安定性の点からNbおよびT
aの含有量は、16wt、%≦Mo+5/7(V+Zr
)+315(Nb+Ta)を満たす範囲に限定すべきで
ある。
改善する。しかしながら、NbおよびTaの含有量が5
wt、%を超えると、耐食性には寄与するがコストの点
で好ましくない。従って、NbおよびTaは、 β相生
成元素として補助的に使用されるべきであり、Nbの含
有量は5wt、%以下、Taの含有量は5wt、%以下
に限定する。但し1組織の安定性の点からNbおよびT
aの含有量は、16wt、%≦Mo+5/7(V+Zr
)+315(Nb+Ta)を満たす範囲に限定すべきで
ある。
第3図は、ダウンホールエージングによって、組織変化
を起さない領域および、本発明範囲を、β相生成能を持
つ合金元素の含有量との関係で示したグラフである。第
3図に示したTi合金のAQ含有量は、 いずれも0
、5 wt、%以上2wt、x未満の範囲にある。
を起さない領域および、本発明範囲を、β相生成能を持
つ合金元素の含有量との関係で示したグラフである。第
3図に示したTi合金のAQ含有量は、 いずれも0
、5 wt、%以上2wt、x未満の範囲にある。
第3図から明らかなように、ダウンホールエージングを
生じない領域は、 16wt、%≦Mo+5/7(V+
Zr)+315(Nb+Ta)を満たす範囲にあること
がわかる。
生じない領域は、 16wt、%≦Mo+5/7(V+
Zr)+315(Nb+Ta)を満たす範囲にあること
がわかる。
(6)O:
0は、合金中に不可避的に含まれるが、0.4wt、気
を超えると延性が劣化する。従って、○の含有量は、
0.4wt0%以下とすべきである。
を超えると延性が劣化する。従って、○の含有量は、
0.4wt0%以下とすべきである。
(7)Fe:
共析型β相安定化元素であるFeは、合金中に不可避的
に含まれる。Feは、高いβ相生成能を有し強度の上昇
に寄与する。しかしながら、Feの含有量が1wt、%
を超えると耐食性が劣化する。
に含まれる。Feは、高いβ相生成能を有し強度の上昇
に寄与する。しかしながら、Feの含有量が1wt、%
を超えると耐食性が劣化する。
従って、Feの含有量は、1tst、%以下に限定すべ
きである。
きである。
なお、Fe以外の共析型β相安定化元素としては、Ni
、Co、Cr、Wなどがあるが、これらの元素が添加さ
れると、ダウンホールエージングにより金属間化合物等
を析出して脆化を生じたり、加工性などの機械的性質が
害される。しかしながら、Ni、Co、Cr、Wのすく
なくとも1種の含有量が合計で4wt、%未満であれば
耐食性、耐SCC性に悪影響を及ぼすことはない。
、Co、Cr、Wなどがあるが、これらの元素が添加さ
れると、ダウンホールエージングにより金属間化合物等
を析出して脆化を生じたり、加工性などの機械的性質が
害される。しかしながら、Ni、Co、Cr、Wのすく
なくとも1種の含有量が合計で4wt、%未満であれば
耐食性、耐SCC性に悪影響を及ぼすことはない。
次に、この発明を実施例により更に詳細に説明する。
[実施例1]
第1表に示す、この発明の範囲内の成分組成を有する本
発明合金Na 1〜25およびこの発明の範囲外の成分
組成を有する比較合金Nα26〜35の各々をアーク溶
解によって、長さ130mm、I[40薗、厚さ2oI
II11の寸法のインゴットとし、1050℃にて熱間
鍛造して長さ170nwa、幅gonn+、厚さ20画
の寸法のスラブとした。次いで、このスラブに対して9
00℃で最終熱間圧延を施して、厚さ6Iの熱延板とし
、β相領域で30分間保持し、次いで、水冷の溶体化処
理および550℃の温度域で5時間1峙効処理を施し、
試験片を切り出した。
発明合金Na 1〜25およびこの発明の範囲外の成分
組成を有する比較合金Nα26〜35の各々をアーク溶
解によって、長さ130mm、I[40薗、厚さ2oI
II11の寸法のインゴットとし、1050℃にて熱間
鍛造して長さ170nwa、幅gonn+、厚さ20画
の寸法のスラブとした。次いで、このスラブに対して9
00℃で最終熱間圧延を施して、厚さ6Iの熱延板とし
、β相領域で30分間保持し、次いで、水冷の溶体化処
理および550℃の温度域で5時間1峙効処理を施し、
試験片を切り出した。
これらの試験片について、引張試験を実施して機械的性
質を調べた。また時効熱処理を施した後、硬度試験を行
って相安定性を調べた。そして、四点曲げ試験を実施し
て耐食性、耐SCC性を調べた。その結果を第1表に併
せて示す。
質を調べた。また時効熱処理を施した後、硬度試験を行
って相安定性を調べた。そして、四点曲げ試験を実施し
て耐食性、耐SCC性を調べた。その結果を第1表に併
せて示す。
引張試験による機械的性質については、降伏強度を示し
た。相安定性の評価は、232℃で1440時間時効熱
処理を施した後、硬度の変化しないものを0.硬度の変
化するものを×とした。
た。相安定性の評価は、232℃で1440時間時効熱
処理を施した後、硬度の変化しないものを0.硬度の変
化するものを×とした。
四点曲げ試験は、第4図に示すように、試験片の四点に
所定の荷重をかけた後、腐食環境に浸漬し、割れの有無
および腐食状態を評価するものである。この実施例にお
いて実施した四点曲げ試験の腐食環境は、232℃、9
0atmH2S−55ato+Co、、25%NaCQ
+1g/+23’とし、オートクレーブ中で60日間試
験を行なった。
所定の荷重をかけた後、腐食環境に浸漬し、割れの有無
および腐食状態を評価するものである。この実施例にお
いて実施した四点曲げ試験の腐食環境は、232℃、9
0atmH2S−55ato+Co、、25%NaCQ
+1g/+23’とし、オートクレーブ中で60日間試
験を行なった。
耐SCC性の評価は、割れ無しを○、割れ発生を×で示
した。また、耐食性の評価は、腐食速度が0.5+nm
/年未満をQ、0 、5 nwn /年以上を×で示し
た6 第1表から明らかなように1本発明合金は、何れも耐食
性および耐SCC性に優れ、しかも、高強度を有してい
る。
した。また、耐食性の評価は、腐食速度が0.5+nm
/年未満をQ、0 、5 nwn /年以上を×で示し
た6 第1表から明らかなように1本発明合金は、何れも耐食
性および耐SCC性に優れ、しかも、高強度を有してい
る。
これに対して、AQの含有量がこの発明の範囲から外れ
て高い比較合金Na31は耐SCC性が悪かった。Af
lが添加されていない比較合金Nα33は強度が低かっ
た。Moの含有量がこの発明の範囲から外れて低い比較
合金Nα29,30.およびMoが添加されていない比
較合金Nα32は耐食性が悪かった。 Zrの含有量が
この発明の範囲から外れて低いNα35は、耐SCC性
が悪かった。
て高い比較合金Na31は耐SCC性が悪かった。Af
lが添加されていない比較合金Nα33は強度が低かっ
た。Moの含有量がこの発明の範囲から外れて低い比較
合金Nα29,30.およびMoが添加されていない比
較合金Nα32は耐食性が悪かった。 Zrの含有量が
この発明の範囲から外れて低いNα35は、耐SCC性
が悪かった。
AQおよびMoの含有量がこの発明の範囲内であっても
AQ、Mo、VおよびZrの含有量が16≦Mo+5/
7(V+Zr)の範囲から外れて低い比較合金Nα26
.27および28は、室温でβ単相が得られないか、ま
たは、相安定性が悪かった。 Feの含有量がこの発明
の範囲を外れて高い比較合金Na34は、高強度ではあ
るが、耐食性が悪かった。
AQ、Mo、VおよびZrの含有量が16≦Mo+5/
7(V+Zr)の範囲から外れて低い比較合金Nα26
.27および28は、室温でβ単相が得られないか、ま
たは、相安定性が悪かった。 Feの含有量がこの発明
の範囲を外れて高い比較合金Na34は、高強度ではあ
るが、耐食性が悪かった。
[比較例]
第2表に示すこの発明の範囲外の成分組成を有する比較
Ti合金Nα1〜5、および、Nj、、Feベースの比
較合金Nα6から、上述した実施例と同一条件に従って
試験片を切り出し、これらの試験片の各々について、引
張試験を実施して機械的性質を調べた。この結果を第2
表に示す。また、これらの試験片の各々について四点曲
げ試験を、第3表に示すA−Eの5種類の異なる環境の
試験条件下でオートクレーブ中で30日間実施して、耐
食性および耐SCC性について調べた。その結果を第2
表に示す。耐食性および耐SCC性の評価は、割れ無し
を0、割れ発生を×で示した。また、各合金の母相組織
を第2表に併せて示す。
Ti合金Nα1〜5、および、Nj、、Feベースの比
較合金Nα6から、上述した実施例と同一条件に従って
試験片を切り出し、これらの試験片の各々について、引
張試験を実施して機械的性質を調べた。この結果を第2
表に示す。また、これらの試験片の各々について四点曲
げ試験を、第3表に示すA−Eの5種類の異なる環境の
試験条件下でオートクレーブ中で30日間実施して、耐
食性および耐SCC性について調べた。その結果を第2
表に示す。耐食性および耐SCC性の評価は、割れ無し
を0、割れ発生を×で示した。また、各合金の母相組織
を第2表に併せて示す。
第2表から明らかなように、比較合金No 1およびN
α6は降伏応力および破断強度とも100kgf/II
!112以下の低い数値を示した。比較合金Nα2〜5
は何れもSoを含む高温の腐食環境で割れが発生した。
α6は降伏応力および破断強度とも100kgf/II
!112以下の低い数値を示した。比較合金Nα2〜5
は何れもSoを含む高温の腐食環境で割れが発生した。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によれば、高濃度のH2
SやSoを含む厳しい環境下で、 十分な耐食性および
耐SCC性を有することは勿論、高い強度を有するβ系
チタン合金を得ることができるといった有用な効果がも
たらされる。
SやSoを含む厳しい環境下で、 十分な耐食性および
耐SCC性を有することは勿論、高い強度を有するβ系
チタン合金を得ることができるといった有用な効果がも
たらされる。
・・試験片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Al:0.5から2.0wt.未満、 Mo:5.0から10.0wt.%、 V:8から12wt.%、 Zr:3から6wt.%、 但し、Mo、VおよびZrは、下記関係式 16wt.%≦Mo+(5)/(7)(V+Zr)を満
足する。 残り、Tiおよび不可避的不純物、 但し、前記不可避的不純物としての、O、 およびFeのそれぞれの含有量は、 Oについては、0.4wt.%以下、 Feについては、1.0wt%以下。 からなることを特徴とする、耐食性および耐応力腐食割
れ性に優れた高強度β系チタン合金。 2 前記合金は、5wt.%のNbおよび/または5w
t.%のTaを、更に付加的に含有し、且つ、Mo,V
,Zr,NbおよびTaは、下記関係式 16wt%≦Mo+(5)/(7)(V+Zr)+(3
)/(5)(Nb+Ta)を満足することを特徴とする
、請求項1記載のチタン合金。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10501388 | 1988-04-27 | ||
| JP63-105013 | 1988-04-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02138429A true JPH02138429A (ja) | 1990-05-28 |
| JP2623826B2 JP2623826B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=14396185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10890889A Expired - Lifetime JP2623826B2 (ja) | 1988-04-27 | 1989-04-27 | 耐食性および耐応力腐食割れ性に優れた高強度β系チタン合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2623826B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110983102A (zh) * | 2019-12-02 | 2020-04-10 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种钛合金油管及其制造方法 |
| JP2022502568A (ja) * | 2018-09-25 | 2022-01-11 | チタニウム メタルズ コーポレーション | 中強度と高延性を備えたチタン合金 |
| CN120818716A (zh) * | 2025-09-17 | 2025-10-21 | 中国机械总院集团沈阳铸造研究所有限公司 | 高性能钛合金及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005005677A1 (ja) * | 2003-07-15 | 2005-01-20 | Minoru Fumoto | ばね特性にすぐれたチタン合金及びめがねフレーム |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP10890889A patent/JP2623826B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022502568A (ja) * | 2018-09-25 | 2022-01-11 | チタニウム メタルズ コーポレーション | 中強度と高延性を備えたチタン合金 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2623826B2 (ja) | 1997-06-25 |
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