JPH0214107B2 - - Google Patents

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JPH0214107B2
JPH0214107B2 JP4278484A JP4278484A JPH0214107B2 JP H0214107 B2 JPH0214107 B2 JP H0214107B2 JP 4278484 A JP4278484 A JP 4278484A JP 4278484 A JP4278484 A JP 4278484A JP H0214107 B2 JPH0214107 B2 JP H0214107B2
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JP
Japan
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fluid nozzle
fluid
liquid
nozzle
spray
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JP4278484A
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Hiroshi Ikeuchi
Kazuhiro Fukushima
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H Ikeuchi and Co Ltd
Original Assignee
H Ikeuchi and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) この発明は、ビニールハウス内等において、濃
厚液を常温で一流体ノズルを用いて無入散布する
新規なシステムに関する。
(従来技術) 通常、温室やビニールハウスの花卉・野菜・果
樹裁培において、薬剤による病害虫防除は安定し
た生産に欠かせない。これらの密閉された室内で
ば高温多湿となり作物は一般に病害虫の被害を受
けやすいため、勢い露地栽培より薬剤散布回数が
多くなつている。
しかしながら、従来の動力式噴霧機を使用する
在来の散布法では室内面積が増すにつれ、また散
布回数が重なるにつれ、さらには作物が繁茂する
につれて作業性が悪化し、作業者の安全性にも問
題が生じてきた。その対策として作業者が温室や
ビニールハウスの室内に立入らないで、散布作業
が可能な新しい常温煙霧機が実用化されはじめて
いる。
この種、従来の常温煙霧機では、旧来の動力噴
霧機で使用する薬剤をそれほど希釈することな
く、濃厚液のまま煙霧のような超微粒化し、少量
散布するのを特徴としている。ここでは薬液を高
温にさらして変質させることなしに煙霧化するた
めに、圧さく空気で働く二流体ノズルが使用され
るのが一般である。その基本的な構造はエアコン
プレツサー、エンジンまたはモーター、二流体ノ
ズル、薬液タンクおよび送風器からなつている。
圧さく空気の働きにより、ノズルを通過する薬液
は平均粒子径が10〜30ミクロンの煙霧となり、送
風器によつて強制的に遠方まで放出され、室内に
拡散される。
ところが、この常温煙霧機の普及が遅々として
進まない。これには2,3の理由があり、その最
たるものが二流体ノズルに見られ勝ちな噴口の目
詰りと摩耗の問題である。農薬には殺虫剤と殺菌
剤とがあるが、後者は薬効を持続させるため一般
に小量の固形粉末を含み、これがトラブルを惹起
している。噴霧を一旦停止すると、ノズル内に残
留した薬液中の液体が蒸発するにともない固形粉
末は固着しはじめ、微小な噴口は乾燥した固形物
によつて容易に閉塞されてしまう。二流体ノズル
にあつては、一般に圧さく空気が液体噴出孔に対
し、これをシエアリングする直角方向に働くた
め、一旦閉塞した噴口が圧さく空気によつて再通
することはまずあり得ない。
また、固形粉末が高速で噴口を通過するため、
微小な噴口やその周辺の部位に急激な摩耗の発生
があり、これがノズルの性能の急速な劣化をきた
し、噴霧粒子が肥大して作物に薬害をもたらして
いる。また、現在のいずれの常温煙霧機にあつて
もすべて地上からあるいは低いスタンドから斜め
上方に向け、送風器で遠方に強制散布するが、作
物が伸長し繁茂すると室内を均等に散布し難くな
り、ビニールダクト等を用いるなどして、その対
策に苦慮することが多い。
(発明の目的) この発明はこれら二流体ノズルを採用したこと
により、現在の常温煙霧機が回避し得ない数々の
困難さを一挙に解決し、温室やビニールハウス栽
培農家に濃厚液の常温無人散布の効果的実施を可
能ならしめんとするものである。
さて、この目的を達成しようとすれば、現在の
圧さく空気で駆動される二流体ノズルを排し、中
高圧ポンプだけで働く一流体ノズルを採用すれば
足りるという点については、一般に十分理解され
るところであつた。一旦、目詰りをじたノズル噴
口でも加圧された薬液により容易に再通されて噴
霧を再開するであろうし、噴口が多少摩耗しても
二流体ノズルのように、粒子径の急速な肥大と、
それに伴なう作物への薬害という重大事を惹起す
ることには少ないであろう。しかるに、現存する
一流体ノズルが、その構造理論上、濃厚液の無人
防除用として使用するに足る量の平均粒子径10〜
30ミクロンという微粉を発生し得ない事実が周知
のものであるため、こぞつて二流体ノズルに解決
を求められ、その必然の結果として上述の困難に
逢着しているわけである。
この発明では、その盲点を突き、敢えて一流体
ノズルを採用するという大前提に立ち、これに付
随する前記の困難を解決する手段を考案し、以
て、二流体ノズルでは解決し得ない困難を解消
し、実用に足る濃厚液無人防除法ならびに具体化
された噴霧散布液散布システを提供しようとする
ものである。
(発明の構成) すなわち、この発明にかかる温室やビニールハ
ウス用等の噴霧液散布システムは、流入した圧力
流体を微粒子として噴霧する少くとも1個以上の
一流体ノズルと、該一流体ノズルの前方一定距離
の位置にあつて、一流体ノズルから噴霧される微
粒子の中で径の大なる粗粒子のみを捕捉するトラ
ツプ部材と、上記一流体ノズルから一定距離後方
に位置して一流体ノズルから噴霧される全微粒子
をより前方へ飛翔させるような風の流れを発生さ
せる送風装置と、該送風装置の風量を調節する手
段と、上記一流体ノズル、トラツプ部材、送風装
置を夫々一定の距離関係で散布場所に定置させる
フレーム部材と、上記一流体ノズルで噴霧させる
液体を大量に貯蔵する液槽と、該液槽の液体を上
記一流体ノズルへ連続して流入させる高圧ポンプ
及び開閉バルブを含む流入回路と、上記トラツプ
部材で捕捉した粗粒子の液体を液槽へもどす回収
回路との組合せからなり、フレーム部材で散布場
所の上部に定置させる少なくとも1個以上の一流
体ノズルで噴霧される微粒子のうち径の大なる粗
粒子を捕捉回収して、微粒子のみを送風装置で室
内にほぼ均一に散布するようにしたものである。
さらに、この発明の好ましい実施態様として、上
記のシステムにおいて、上記流入回路に空気を吸
収するエジエクタを設けて一流体ノズルへ送る圧
力流体に気体を混入させる一方、流入回路から分
枝する分岐管上に備える開閉バルブを経由して圧
力流体の一部を液槽へもどすようにすると、一流
体ノズルで噴霧する液の圧力を調整しながらエジ
エクタからの空気吸入を良好に行なわしめること
が同時に可能となるのである。
以下、この発明を図面に示す実施例について詳
細に説明する。
第1図は、この発明にかかる噴霧液散布システ
ムをビニールハウスHに装備した場合を示し、ビ
ニールハウスHの室内に設ける室内設置部Mと室
外に設ける屋外設置部Nとよりなり、両者を接続
手段で連結している。第2図は、噴霧液散布シス
テムをビニールハウスHに設置した状態を平面図
として示し、矩形状両側中央に一対の室内設置部
M1,M2を、夫々の噴霧方向を反対に向けて設
け、ビニールハウスHの室内全体の領域に室内設
置部M1,M2からの噴霧が矢印で示す如く、大略
均一に循環されるようにしている。
第3図は、噴霧液散布システムの概略の構成を
示し、室内設置部Mはフレーム10を中心として
ユニツト化されると共に、屋外設置部Nは液槽2
1を中心にして設置される。
室内設置部Mは、第4図に示す如く、フレーム
10上に送風器11、5個の一流体ノズル12、
5個のトラツプ13、5個の調節部材14よりな
り、屋外設置部Nは、液槽21に接続した高圧ポ
ンプ22、開閉バルブ23、エジエクタ24及び
配管25,26,27よりなる。いいかえると、
室内設置部Mは、流入した圧力流体を微粒子とし
て噴霧する平列に配置した5個の一流体ノズル1
2と、該各一流体ノズル12の前方一定距離の位
置にあつて、一流体ノズル12から噴霧される微
粒子の中で大径の粗粒子のみを傾斜面15で捕捉
して開口16より排出するトラツプ13と、上記
一流体ノズル12から一定距離後方に位置して一
流体ノズル12から噴霧される全微粒子をより前
方へ飛翔させるような風の流れを発生させるフア
ンとモーターを内蔵した送風器11と、該送風器
の風量を各一流体ノズル12の後方で調節する手
段14と、上記一流体ノズル12、トラツプ1
3、送風器11を夫々一定の距離関係で散布場所
Hに定置させるフレーム部材10とで構成され
る。また、屋外設置部Nは、上記一流体ノズル1
2で噴霧させる液体を大量に貯蔵する液槽21
と、該液槽21の液体を上記各一流体ノズル12
へ連続して流入させる高圧ポンプ22を含む流入
管25系回路と、上記各トラツプ13の傾斜面1
5で捕捉した粗粒子の液体をその開口16から回
収管26を介して液槽21へもどす回収管26系
回路と、上記流入管25系回路に介挿した外部よ
り空気を吸収して一流体ノズル12へ送る圧力流
体に気体を混入させるエジエクタ24と、上記流
入管25系回路から分枝し途中に開閉バルブ23
を含んで、高圧ポンプ22で圧送される圧力流体
の一部を液槽21へもどす循環系27系回路とで
構成される。
上記各構成要素について、第5図乃至第15図
について詳述する。
第5図に示す如く、各一流体ノズル12は対応
するトラツプ13と対で設けられる。一流体ノズ
ル12は、第7図に示す構造よりなり、第8図、
第9図、第11図の如きものでもよい。第10図
は第7図のチツプ1を示す。
一般に、一流体ノズル12の中最も微細な霧を
安定して発生できるのは、ドーナツ状の中空状ス
プレーパターンを有する所謂空円錐ノズルである
この中にあつても最も微細な霧は微量噴霧形の第
7図乃至第9図で例示されるような、0.2mm程度
の微小な噴口を持つものである。(これ以下では、
実用的にも経済的にも困難がともなう。)これら
の微量噴霧形空円錐ノズルは、第7図に示す如く
トレーナーメツシユ6を通過した液は、ストレー
ナホルダ7上に加工された流入口8を経由してノ
ズル本体9内に入り、ノズルチツプ1上に加工さ
れた旋流溝から旋流室3へ切線状に流入し、此処
で高速回転流と化し、遠心力によつて噴口5から
微霧となり噴出する。なお、旋流溝や旋流室3を
後方から水密に閉塞するため、スプリング4によ
つてクローザー2がノズルチツプ1の背面に圧着
される。また第8図はノズルチツプ1とクローザ
ー2とを傘状の接面で密着させた同種のノズル
を、第9図はストレーナホルダ7内にチエツクバ
ルブ17を組み込み、噴霧開始時の前だれや停止
時の後だれを防止しようとするノズルである。
この発明にあつては、噴霧粒子の微細さならび
に経済的噴霧量の観点から微量噴霧形空円錐ノズ
ルを特定したが、これに拮抗できる一流体ノズル
であれば、他のどのようなものであつてもよい。
例えば、第11図示す所謂ピンノズルであつても
よい。ピンノズルは微細な直噴口5から噴出した
小さな直進棒状流がピン18の先端に激突して傘
状の噴霧をなすものである。
さて、上記の微量噴霧形空円錐ノズル(以下単
にノズルと呼ぶ)のうち、噴口径がほぼ0.2mmの
ものを使用するとし、これに13Kg/cm2の液圧をか
けて噴霧すると、約2.7/hrの微霧を発生する。
この霧をノズル先端から500mmの解放位置で液浸
法により捕集して各粒子径(μ)に対する粒子個
数(%)をみると、第13図ハのようである。
この分布中、粗大な粒子としては最大粒子径
130ミクロンから80ミクロンに分布している。上
述のように一流体ノズルが今日まで常温無人散布
用として使用できなかつた理由がこれら粗大粒子
の存在にあつた。これらを極力減殺させ得れば、
また、その場合煙霧量が実用に足るものであるな
らば、一流体ノズルを採用することが可能にな
り、現在の二流体ノズルの使用にともなう前述の
ような欠点・困難も一挙に解決することができる
であろう。
そこで、第5図に示すようなトラツプ13を用
いて、これに噴霧を通過せしめることで、粗大粒
子だけをその傾斜面15で捕捉し、希望する微細
な粒子のみを前方へ放出する手段を見出した。仮
りに、図中の寸法のU字管を試みたが、これは必
らずしもこれら寸法に合致する要はなく、また、
形状も第14図、第15図で例示するよう各種の
トラツプが考えられよう。第14図はトラツプと
して固定の円弧板13′を用いたものであり、第
15図はトラツプとして可動のバタフライ板1
3″を用いて再度の調整を可能としたトラツプで
ある。U字管形円管トラツプ13は、これら1
3′,13″に対して最も加工容易で製作コストが
安価であり、また、性能が安定し、粗大粒子を正
確に捕捉する点において最も信頼性が大であり、
さらに複数個を併用する場合、集束が容易でコン
パクトにまとめ上げられる等の利点を有するもの
である。
さて、第5図のトラツプ13に比較検討のた
め、先の噴霧と同条件、つまりKB60063ノズル
を13Kg/cm2の液圧で噴霧させ、U字管トラツプの
出口の直下流位置で同様に霧を捕集し、各粒子径
(μ)に対する粒子個数(%)をみると、第13
図ロを得た。なお、この時の噴霧量は0.23/hr
と10分の1程度にまで激減した。しかし、粗大粒
子は姿を消し、最大85ミクロンの数個の粒子が数
えられた。因に、常温無人防除用としては最大粒
子でも約90ミクロンが限度1杯の大きさで、これ
を越えると付近の作物に直接落下して濃厚液によ
る薬害を発生することが、今日の経験から知られ
ている。よつて、このようなトラツプ13を援用
することで一流体ノズル12であつても、有効に
使用されることが確認されるところとなつた。こ
の種のトラツプその寸法、たとえば直径、U字の
深さ、導入直孔部や噴出直孔部の長さの組み合わ
せにより、最善の寸法形状を得られるであろう
が、法則的に言るのは、粗大粒子を除去しようと
すればするほど、噴霧量が急減して実用性が乏し
くなるということである。
噴霧量が少ないならばU字管の本数を増やして
使用上十分な合計量を出すべきであろうが、経済
性の点で好ましくなく、U字管乃至他のトラツプ
の本数や個数を可及的に減殺し、しかも必要な噴
霧量を確保したい。このために、液中に微小な気
泡を導入し、噴霧噴出時に破裂する力を活用し
て、さらに微粒化を促進する方法として、第12
図に示すようなエジエクタ24を用意し、これを
配管系統の中に挿入した。その位置は第3図中に
示されるよう、ポンプ22とリターン液分岐管と
の間とした。周知の如く、エジエクタ24は一側
から絞り部29に対して液体を送る一方、周囲か
ら絞り部29の開口に対して空気を吸引させて気
液混合とする。なお、ここで23はリターン液量
調整用開閉バルブ、22は高圧ポンプ、21は薬
液槽、25は噴霧拡散ユニツトへの流入管、26
はドレン回収管であり、リターン液量調整バルブ
23の開閉度を調整して流入管からノズルへ流入
させる噴霧圧力が決められる。
さて、該エジエクタの効用を前以て確認するた
め、先の噴霧と同条件下でエジエクタ24を流入
管系内に挿入して、KB60063ノズルを13Kg/cm2
の液圧で空気を混入した状態で噴霧させ、U字管
トラツプの出口の直下流位置で同様に霧を捕集
し、各粒子径(μ)に対する粒子個数(%)をみ
ると第13図イのようになる。この状態では、最
大粒子の85ミクロン粒子の数は半減したが、それ
にも増して重要なのは全体的に粗粒子が一段と微
粒化されている事実が判明した点である。これは
噴霧量をさらに増加させ得る余地が新たに生れた
ことを暗示しているからである。
以上の3つの結果において得たそれぞれの粒径
分布の棒グラフから、U字管トラツプの採用とエ
ジエクタの採用とにより、微粒化が大巾に改善さ
れた事実を再確認できた。
しかしながら、常温煙霧無人防除機にあつて
は、通例でも最小2.5/hr程度の噴霧量が必要
とされているから、U字管1本当り0.23/hrと
いう噴霧量の可及的増加を図りたい。幸い、この
発明はその構成部分のひとつとして送風器11が
が必要とされていて、発生した微霧を遠距離飛翔
させ、温室やハウス内にできるだけ均等に散布す
るために用いられる。そこで、この追い風の一部
をU字管の入口に導入し、本来管内壁に付着すべ
き霧の微粒子の一部を管出口まで運び出させ、噴
霧量を増加させようとした。この場合にもまた、
風速と風量の如何によりU字管から噴出する最大
粒子と噴霧量とが相関的に変化し、噴霧量を増加
しようとすれば、必然的に粗大粒子が混入する危
険がある。そこで、第6図に示すような円板を2
枚重ねて回転させ、通過面積を加減調整できるよ
うにした風量調整手段14をU字管13入口に装
着した。送風器11とU字管13入口との距離を
仮りに500mmにセツトし、管の出口で最大粒子径
を測定しながら風量調整手段14によつて風量を
絞り込んでゆき、風速9m/sec、風量調整手段1
4における開口面積約680mm2のとき、使用可能限
度一杯の最大粒径90ミクロンの噴霧0.48/hrを
得ることに成功した。なお、風量調整板14をや
や変形させて管内空気に旋回を与えると、最大粒
子径を変えずに噴霧量をさらに少々増加させるこ
とが可能であろうが、ここでは特に実施しなかつ
た。
この成功を基礎に、第4図のような微霧散布ユ
ニツトを組み上げた。ここで、11は送風器、1
9は高圧液配管ヘツダー、20は下向きに装着さ
れた液圧計、14は風量調整入口板、16はドレ
ン流入管で、この向う側の管端はホースに接続さ
れて集められたドレンを薬液槽21に戻すように
なつている。13はU字管トラツプで試作機では
5連装とされ、0.48/hr×5=2.4/hrの噴
量を得たが、使用条件次第では上下あるいは横方
向へ管数を増加し、電扇器との距離を拡げればよ
い。
この発明の実施例の全体構成を第1図で示して
いるが、微霧発生形一流体ノズル12と、任意の
形状のトラツプ13とを組み合せたもの複数セツ
トを束ねあわせ、その後方に送風器11を備えた
形状で、温室やビニールハウスHの側端に近い任
意の高さに装着する。ノズルヘツダーを一般農家
が防除用その他の目的ですでに手持ちの高圧ポン
プ22に連結し、途中、ポンプ側から微霧散布ユ
ニツトにかけて、圧力計28、エジエクタ24、
リターン配管27を挿入し、ポンプ22の吸入口
とリターン配管端27を液槽21に連結する。ト
ラツプ13でとらえられた粗大粒子はドレンとな
つてドレン流入管16に集められ、ホースか配管
26により再び液槽21に戻入する。
以上のように配された実施例のシステムにあつ
ては、高圧ポンプ22を約36Kg/cm2程度に昇圧
し、リターン流量調整バルブ23を開きながらノ
ズル手前の液圧計20が13Kg/cm2程度を示すよう
調圧すると、エジエクタ24が空気を吸入しはじ
める。同時にノズル12は噴霧を開始する。送風
器11も動きはじめる。防除剤の中でも水和剤は
沈殿物を生じるから、リターン液の排出口を液槽
の中の任意の位置にセツトして、気泡を含んだ液
流により撹拌を行なう。すると、既説の如く、最
大90ミクロンの粒子を含む約2.4/hrの微霧が
追い風に乗つて室内を飛翔しつつ、大きい粒子か
ら次第に落下するが、第2図で示すよう、反対側
の側端にもう1セツトの当ユニツトを反対向きに
装着して同時に駆動すれば、室内の空気がゆるや
かに回転流となつて移動するから、微細な粒子は
この風に乗つて長駆飛翔し、室内の作物は可及的
均等に防除されることになる。
温室ハウスHの大きさにより微霧散布ユニツト
セツトの数を増し、室内の回転気流が円滑に行な
われ、均等な防除が可能なようセツトアツプす
る。第16図はその数例を示すものである。
上記実施例のシステムを用いると、従来の装置
に比して下記する如き秀れた効果を奏し得る。
(1) 従来用いられている圧さく空気使用の二流体
ノズルでは、避け得ないノズルの目詰りを実用
上において放念できるまでに改善できた。
(2) ノズルの磨耗については、一流体ノズルを採
用したため、ノズル噴口や旋流室をセラミツク
化可能となり大巾に改善できた。
(3) 強力な電扇器によつて高所から拡散散布でき
るから、やや粗大な霧の粒子も、空中飛翔巾に
微粒化されるからその分を噴霧量の増量に転化
でき、また高所から噴霧するから、作物の成長
によつてさまたげられることも少く、均等散布
が可能になることが期待できる。
(4) 在来の常温煙霧機よりも遥かに安価に製作で
きるから、温室やハウス各室に定備でき、きわ
めて容易に、いつでも迅速に使用できる。一
方、在来のものは高価で、1室内の適切な位置
に移動し、そこで駆動した後は空気中を浮遊す
る濃厚液の微霧を吸引せぬため、一夜間放置し
て薬霧が沈静するのを待つてから入室し、機械
を引き出してから次の室の防除にかかる。害虫
や病菌は突然かつ一斎に発生するのが普通であ
るから、かように1台の機械を一昼夜という長
時間のサイクルで稼動させていては、重大な防
除のタイミングを失し易く、過重な労働も強要
されることになる。
(5) 上掲の説明では触れていないが、第6図の風
量調整板の形状をやや変更して開口面積を大巾
に大小に調節できるようにし、最大開口の状態
で風量を最大限に取り入れる如くし、防除剤の
代りに水を用いて、粗大粒子を含めて大量に噴
量させると、洋蘭などのように葉温を引下げる
必要のある温室内などでは、きわめて容易にミ
スト冷房用として兼用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる噴霧液散布システム
の概略の構成を示す斜視図、第2図は第1図のシ
ステムをビニールハウスに配置した場合の概略を
示す平面図、第3図は第1図のシステムの概略の
構成を示す説明図、第4図は第3図の一部の斜視
図、第5図は第3図の一部の拡大図、第6図は第
3図の一部の拡大斜視図、第7図イ,ロは第3図
のシステムに用いる一流体ノズルの正面図と断面
図、第8図イ,ロ及び第9図イ,ロ並びに第11
図イ,ロは夫々第7図イ,ロの変形例を示す正面
図と断面図、第10図イ,ロは第7図イ,ロの一
流体ノズルに用いるノズルチツプを示す断面図と
正面図、第12図は第3図の一部の断面図、第1
3図イ,ロ,ハは夫々一流体ノズル単独時、一流
体ノズルとトラツプ付加時、一流体ノズルとトラ
ツプ及びエジエクタ付加時における各噴霧の粒子
径と粒子個数の関係図、第14図及び第15図は
夫々第5図の変形例を示す斜視図、第16図イ,
ロ,ハは夫々第2図の変形例である。 10……フレーム、11……送風器、12……
一流体ノズル、13……トラツプ、14……調節
手段、21……液槽、22……ポンプ、23……
バルブ、24……エジエクタ、25,26,27
……配管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流入した圧力流体を微粒子として噴霧する少
    くとも1個以上の一流体ノズルと、該一流体ノズ
    ルの前方一定距離の位置にあつて、一流体ノズル
    から噴霧される微粒子の中で粗粒子のみを捕捉す
    るトラツプ部材と、上記一流体ノズルから一定距
    離後方に位置して一流体ノズルから噴霧される全
    微粒子をより前方へ飛翔させるような風の流れを
    発生させる送風装置と、該送風装置の風量を調節
    する手段と、上記一流体ノズル、トラツプ部材、
    送風装置を夫々一定の距離関係で散布場所に定置
    させるフレーム部材と、上記一流体ノズルで噴霧
    させる液体を大量に貯蔵する液槽と、該液槽の液
    体を上記一流体ノズルへ連続して流入させる高圧
    ポンプ及び開閉バルブを含む流入回路と、上記ト
    ラツプ部材で捕捉した粗粒子の液体を液槽へもど
    す回収回路とからなるビニールハウス用等の噴霧
    液散布システム。 2 特許請求の範囲第1項記載のシステムにおい
    て、上記流入回路に空気を吸収するエジエクタを
    設けて一流体ノズルへ送る圧力流体に気体を混入
    させる一方、流入回路に分岐管を開け開閉バルブ
    を経由して圧力流体の一部を液槽へもどし槽内の
    液の撹拌を行なわすようにしたことを特徴とする
    もの。
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