JPH0214261Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0214261Y2 JPH0214261Y2 JP1986178666U JP17866686U JPH0214261Y2 JP H0214261 Y2 JPH0214261 Y2 JP H0214261Y2 JP 1986178666 U JP1986178666 U JP 1986178666U JP 17866686 U JP17866686 U JP 17866686U JP H0214261 Y2 JPH0214261 Y2 JP H0214261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- troughs
- slide
- cab
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、電話線や電力線あるいは光フアイバ
ー等の各種ケーブル類およびこれらに係る付帯設
備等を集約し地中に埋設する場合に利用されるキ
ヤブシステムに関するものである。
ー等の各種ケーブル類およびこれらに係る付帯設
備等を集約し地中に埋設する場合に利用されるキ
ヤブシステムに関するものである。
[従来の技術]
近時、地中の比較的狭いスペースに電話線や電
力線等のケーブル類を集約して収容するためのキ
ヤブシステムの研究開発が推進されている。しか
して、この種のキヤブシステムとしては、上面を
開口させた複数のトラフを配列させてなる溝形の
キヤブ本体と、上端を地表面部分に位置させてこ
のキヤブ本体の上端開口部に蓋着された蓋体とを
具備してなるものが開発されており、前記蓋体の
上面は歩道等として利用し得るようになつてい
る。
力線等のケーブル類を集約して収容するためのキ
ヤブシステムの研究開発が推進されている。しか
して、この種のキヤブシステムとしては、上面を
開口させた複数のトラフを配列させてなる溝形の
キヤブ本体と、上端を地表面部分に位置させてこ
のキヤブ本体の上端開口部に蓋着された蓋体とを
具備してなるものが開発されており、前記蓋体の
上面は歩道等として利用し得るようになつてい
る。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、従来のキヤブ本体は、全ての隣接す
るトラフ同士を帯板状の連結金具等により剛接合
している。すなわち、従来のものでは、前記連結
金具の両端を隣接するトラフにそれぞれ固定し
て、それらのトラフが相互に移動できないように
接合するようにしている。
るトラフ同士を帯板状の連結金具等により剛接合
している。すなわち、従来のものでは、前記連結
金具の両端を隣接するトラフにそれぞれ固定し
て、それらのトラフが相互に移動できないように
接合するようにしている。
ところが、このようにトラフ同士を剛接合して
おくと、地震等の際に、その接合部分に大きな応
力が作用することになり、前記連結金具や該連結
金具の固定部分が破壊されてトラフ同士に大きな
位置ずれが生じてしまうという問題を招き易い。
このような不具合に対処するために、柔軟接続構
造を採用して、部材の破壊を招き難くすることが
考えられる。その一例としては、例えば、実公昭
51−52191号公報に示唆されているように、連結
金具の端部に、円形のボルト挿通孔に代えて長孔
を設けておき、地震等が生じた場合には、連結金
具がトラフのインサートナツトに螺着したボルト
に対して一定の範囲内でスライド移動し得るよう
にしておくことが考えられる。
おくと、地震等の際に、その接合部分に大きな応
力が作用することになり、前記連結金具や該連結
金具の固定部分が破壊されてトラフ同士に大きな
位置ずれが生じてしまうという問題を招き易い。
このような不具合に対処するために、柔軟接続構
造を採用して、部材の破壊を招き難くすることが
考えられる。その一例としては、例えば、実公昭
51−52191号公報に示唆されているように、連結
金具の端部に、円形のボルト挿通孔に代えて長孔
を設けておき、地震等が生じた場合には、連結金
具がトラフのインサートナツトに螺着したボルト
に対して一定の範囲内でスライド移動し得るよう
にしておくことが考えられる。
ところが、単にこれだけのものでは、トラフの
周囲に土を埋め戻した際に、その長孔内に砂利等
が噛み込むことが少なくない。その結果、必要な
場合に、連結金具とボルトとが予定どおりスライ
ドし得ないことが起こり易い。そのため、このよ
うにしても、耐震性能に対する十分な信頼性が得
られない。また、このようなものでは、たまたま
うまくスライドした部分においては、連結金具
が、トラフのコンクリート面に沿つて摺動するこ
とになるが、金属製の連結金具が地震のゆれ等に
伴つて繰り返しコンクリート面に擦りつけられる
と、そのコンクリート面が破損し易い。そのた
め、一度地震が発生すると、直後の保守点検に多
大な手間がかかるという問題もある。
周囲に土を埋め戻した際に、その長孔内に砂利等
が噛み込むことが少なくない。その結果、必要な
場合に、連結金具とボルトとが予定どおりスライ
ドし得ないことが起こり易い。そのため、このよ
うにしても、耐震性能に対する十分な信頼性が得
られない。また、このようなものでは、たまたま
うまくスライドした部分においては、連結金具
が、トラフのコンクリート面に沿つて摺動するこ
とになるが、金属製の連結金具が地震のゆれ等に
伴つて繰り返しコンクリート面に擦りつけられる
と、そのコンクリート面が破損し易い。そのた
め、一度地震が発生すると、直後の保守点検に多
大な手間がかかるという問題もある。
本考案は、このような問題点を有効に解消する
ことを目的としている。
ことを目的としている。
[問題点を解消するための手段]
本考案は、以上のような目的を達成するために
次のような構成を採用したものである。
次のような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係るキヤブシステムは、上
面を開口させた複数のトラフを連結金具を介して
連結してなる溝形のキヤブ本体と、上端を地表面
部分に位置させてこのキヤブ本体の上端開口部に
蓋着された蓋体とを具備してなるものであつて、
前記連結金具の一端側を隣接するトラフの一方に
支承させるとともに、該連結金具の他端側を、隣
接するトラフの他方に取着され内部に土の侵入し
得ない空洞を形成する取付金具の外面に摺接さ
せ、この連結金具のボルト挿通孔と取付金具に設
けた長孔とに挿通させたボルトを前記空洞内に収
容したスライドアンカーに螺着し、そのボルトと
前記スライドアンカーとが、前記取付金具に対し
てキヤブ本体の長手方向にスライドし得るように
構成したことを特徴とするものである。
面を開口させた複数のトラフを連結金具を介して
連結してなる溝形のキヤブ本体と、上端を地表面
部分に位置させてこのキヤブ本体の上端開口部に
蓋着された蓋体とを具備してなるものであつて、
前記連結金具の一端側を隣接するトラフの一方に
支承させるとともに、該連結金具の他端側を、隣
接するトラフの他方に取着され内部に土の侵入し
得ない空洞を形成する取付金具の外面に摺接さ
せ、この連結金具のボルト挿通孔と取付金具に設
けた長孔とに挿通させたボルトを前記空洞内に収
容したスライドアンカーに螺着し、そのボルトと
前記スライドアンカーとが、前記取付金具に対し
てキヤブ本体の長手方向にスライドし得るように
構成したことを特徴とするものである。
[作用]
このような構成のものであれば、地震等により
各トラフに振動が加わつた場合には、連結金具の
少なくとも他端側が対応するトラフに対してスラ
イドすることになる。そのため、この連結金具に
より接続されているトラフ同士は、一定の範囲内
において、水平方向に異なつた動きをすることが
可能となる。そのため、その連結金具による接合
部分に大きな応力が集中的に作用することがなく
なり、その連結金具やその周辺部品が破壊されて
トラフ同士に大きな位置ずれが生じるというよう
な不具合を招き難い。特に、本考案の構成によれ
ば、長孔の一方の開口端面は連結金具とボルトに
より閉塞され、他方の開口端面は土の侵入のない
空洞に臨んでいるため、この長孔内に砂利等が噛
み込むことがなくなる。そのため、一定の外力が
作用すると、ボルトとナツトが取付金具に対して
円滑にスライドすることになり、各部に無理な応
力が作用するのを確実に緩和することが可能にな
る。しかも、連結金具は取付金具に摺接させてあ
り、その金属同士の摺接部分が摺動することにな
るので、スライド移動が生じても、コンクリート
表面等が破壊されることがない。
各トラフに振動が加わつた場合には、連結金具の
少なくとも他端側が対応するトラフに対してスラ
イドすることになる。そのため、この連結金具に
より接続されているトラフ同士は、一定の範囲内
において、水平方向に異なつた動きをすることが
可能となる。そのため、その連結金具による接合
部分に大きな応力が集中的に作用することがなく
なり、その連結金具やその周辺部品が破壊されて
トラフ同士に大きな位置ずれが生じるというよう
な不具合を招き難い。特に、本考案の構成によれ
ば、長孔の一方の開口端面は連結金具とボルトに
より閉塞され、他方の開口端面は土の侵入のない
空洞に臨んでいるため、この長孔内に砂利等が噛
み込むことがなくなる。そのため、一定の外力が
作用すると、ボルトとナツトが取付金具に対して
円滑にスライドすることになり、各部に無理な応
力が作用するのを確実に緩和することが可能にな
る。しかも、連結金具は取付金具に摺接させてあ
り、その金属同士の摺接部分が摺動することにな
るので、スライド移動が生じても、コンクリート
表面等が破壊されることがない。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を第1図〜第7図を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図〜第3図に示すように、このキヤブシス
テムは、地表面近傍に埋設されるキヤブ本体1
と、上端を地表面に表出させてこのキヤブ本体1
の上端開口部上に載設した蓋体2とを具備してな
る。
テムは、地表面近傍に埋設されるキヤブ本体1
と、上端を地表面に表出させてこのキヤブ本体1
の上端開口部上に載設した蓋体2とを具備してな
る。
キヤブ本体1は、複数のトラフ3を連結金具4
により連結してなる溝形のものである。トラフ3
は、底版5と両側壁6とを一体に成形してなるプ
レキヤスト製のもので鉄筋コンクリート構造をな
しており、その側壁6には、ケーブル導出口形成
用の凹陥部7や、ケーブル8等を架設するための
棚9等が設けられている。また、各トラフ3の一
方の接合端面3aの内縁側には係合凸部3bが突
設してあるとともに、他方の接合端面3cの内縁
側には係合凹部3dが形成されており、その係合
凸部3bを隣接するトラフ3の係合凹部3dに係
合させて順次配列させるようになつている。
により連結してなる溝形のものである。トラフ3
は、底版5と両側壁6とを一体に成形してなるプ
レキヤスト製のもので鉄筋コンクリート構造をな
しており、その側壁6には、ケーブル導出口形成
用の凹陥部7や、ケーブル8等を架設するための
棚9等が設けられている。また、各トラフ3の一
方の接合端面3aの内縁側には係合凸部3bが突
設してあるとともに、他方の接合端面3cの内縁
側には係合凹部3dが形成されており、その係合
凸部3bを隣接するトラフ3の係合凹部3dに係
合させて順次配列させるようになつている。
連結金具4は、帯板状のもので、その一端4a
側は隣接するトラフ3の一方に支承されていると
ともに、他端4b側は隣接するトラフ3の他方に
スライド可能に連設されている。詳述すれば、連
結金具4は、第4図〜第7図に示すように、帯板
状のものであり、その両端部4a,4bにボルト
挿通孔11,12が穿設してある。そして、一方
のトラフ3の側壁6の外面には、前記連結金具4
が遊嵌する偏平な凹部13が形成されており、こ
の凹部13の前記ボルト挿通孔11に対応する部
位にインサートナツト14が埋設してある。しか
して、この連結金具4の一端4a側は、前記ボル
ト挿通孔11に挿通させたボルト15を前記イン
サートナツト14に定着することによつて、その
一方のトラフ3に固定されている。隣接する他方
のトラフ3の側壁6の外面には偏平な第1凹部1
6と、比較的深い第2凹部17とが連続させて設
けてある。そして、この第2凹部17内に、取付
金具18を収容している。取付金具18は中間部
19aが外方にコ字形に脹出した金具本体19
と、この金具本体19の中間部19aの内側に土
が侵入しないようにその両側を閉塞する蓋部21
とからなるもので、その内部に空洞Sが形成され
ている。その金具本体19の両端部19bにはボ
ルト挿通孔22が穿設してある。そして、前記第
2凹部17の前記各ボルト挿通孔22に対応する
部位にインサートナツト23を埋設してあり、前
記各ボルト挿通孔22に挿通させたボルト24を
対応する各インサートナツト23に定着すること
によつて、この取付金具18が隣接する他方のト
ラフ3に固定されている。この取付金具18の中
間部19aには、キヤブ本体1の長手方向に伸び
る長孔25が穿設してあるとともに、その中間部
19aの内側にはナツト状のスライドアンカー2
6がスライド自在に配設してある。そして、前記
連結金具4のボルト挿通孔12および取付金具1
8の長孔25に挿通させたボルト27を前記スラ
イドアンカー26に螺着することによつて、この
連結金具4の他端4b側を隣接する他方のトラフ
3に対してスライド可能に連設している。長孔2
5の寸法は、前記連結金具4が前記取付金具18
に対してスライドしても前記係合凸部3bが前記
係合凹部3dから脱落しない範囲の値に設定して
ある。なお、以上の説明は、特定のトラフ3とそ
れに隣接するトラフ3との接合部分について説明
したが、この実施例では、他の全ての接合部分に
も同様な接合構造が採用されている。したがつ
て、各トラフ3に着目した場合には、その図中右
側の接合端部における両側壁6の外面に連結金具
4がスライド可能に連設され、図中左側の接合端
部における両側壁6の外面に連結金具4が固定さ
れるようになつている。
側は隣接するトラフ3の一方に支承されていると
ともに、他端4b側は隣接するトラフ3の他方に
スライド可能に連設されている。詳述すれば、連
結金具4は、第4図〜第7図に示すように、帯板
状のものであり、その両端部4a,4bにボルト
挿通孔11,12が穿設してある。そして、一方
のトラフ3の側壁6の外面には、前記連結金具4
が遊嵌する偏平な凹部13が形成されており、こ
の凹部13の前記ボルト挿通孔11に対応する部
位にインサートナツト14が埋設してある。しか
して、この連結金具4の一端4a側は、前記ボル
ト挿通孔11に挿通させたボルト15を前記イン
サートナツト14に定着することによつて、その
一方のトラフ3に固定されている。隣接する他方
のトラフ3の側壁6の外面には偏平な第1凹部1
6と、比較的深い第2凹部17とが連続させて設
けてある。そして、この第2凹部17内に、取付
金具18を収容している。取付金具18は中間部
19aが外方にコ字形に脹出した金具本体19
と、この金具本体19の中間部19aの内側に土
が侵入しないようにその両側を閉塞する蓋部21
とからなるもので、その内部に空洞Sが形成され
ている。その金具本体19の両端部19bにはボ
ルト挿通孔22が穿設してある。そして、前記第
2凹部17の前記各ボルト挿通孔22に対応する
部位にインサートナツト23を埋設してあり、前
記各ボルト挿通孔22に挿通させたボルト24を
対応する各インサートナツト23に定着すること
によつて、この取付金具18が隣接する他方のト
ラフ3に固定されている。この取付金具18の中
間部19aには、キヤブ本体1の長手方向に伸び
る長孔25が穿設してあるとともに、その中間部
19aの内側にはナツト状のスライドアンカー2
6がスライド自在に配設してある。そして、前記
連結金具4のボルト挿通孔12および取付金具1
8の長孔25に挿通させたボルト27を前記スラ
イドアンカー26に螺着することによつて、この
連結金具4の他端4b側を隣接する他方のトラフ
3に対してスライド可能に連設している。長孔2
5の寸法は、前記連結金具4が前記取付金具18
に対してスライドしても前記係合凸部3bが前記
係合凹部3dから脱落しない範囲の値に設定して
ある。なお、以上の説明は、特定のトラフ3とそ
れに隣接するトラフ3との接合部分について説明
したが、この実施例では、他の全ての接合部分に
も同様な接合構造が採用されている。したがつ
て、各トラフ3に着目した場合には、その図中右
側の接合端部における両側壁6の外面に連結金具
4がスライド可能に連設され、図中左側の接合端
部における両側壁6の外面に連結金具4が固定さ
れるようになつている。
一方、蓋体2は、両縁部を前記キヤブ本体1の
上端開口面の内縁側に設けた係止段部1aに係合
させた版状のもので、第1の蓋ブロツク28と第
2の蓋ブロツク29とを交互に配列させてなる。
第1の蓋ブロツク28は、プレキヤスト製の板状
ブロツクであつて鉄筋コンクリート構造をなして
おり、その両接合端面28aは、斜上方に向けて
形成されている。第2の蓋ブロツク29は、プレ
キヤスト製の板状ブロツクであつて鉄筋コンクリ
ート構造をなしており、その接合端面29aは斜
下方に向けて形成されている。そして、第1の蓋
ブロツク28と第2の蓋ブロツク29とを交互に
配列させることによつて、前記接合端面28aと
前記接合端面29aとがそれぞれ当接するように
なつている。
上端開口面の内縁側に設けた係止段部1aに係合
させた版状のもので、第1の蓋ブロツク28と第
2の蓋ブロツク29とを交互に配列させてなる。
第1の蓋ブロツク28は、プレキヤスト製の板状
ブロツクであつて鉄筋コンクリート構造をなして
おり、その両接合端面28aは、斜上方に向けて
形成されている。第2の蓋ブロツク29は、プレ
キヤスト製の板状ブロツクであつて鉄筋コンクリ
ート構造をなしており、その接合端面29aは斜
下方に向けて形成されている。そして、第1の蓋
ブロツク28と第2の蓋ブロツク29とを交互に
配列させることによつて、前記接合端面28aと
前記接合端面29aとがそれぞれ当接するように
なつている。
このような構成のものであれば、地震等により
各トラフ3に振動が加わつた場合には、連結金具
4の他端4b側のボルト27がスライドアンカー
26とともにトラフ3に固定した取付金具18に
対して長孔25の寸法に対応する範囲内において
スライドすることになる。そのため、この連結金
具4により接続されているトラフ3同士は、係合
凸部3bが係合凹部3dから外れない範囲内にお
いて、水平方向に異なつた動きをすることが可能
となる。したがつて、連結金具4による接合部分
に大きな応力が集中的に作用することがなく、そ
の接合部分が破壊されてトラフ3同士に大きな位
置ずれが生じるという不具合を有効に解消するこ
とができる。よつて、地震による被害を効果的に
抑制することが可能であり、高い耐震性能を得る
ことができる。特に、前記取付金具18の長孔2
5の一方の開口端面は連結金具4とボルト27に
より閉塞され、他方の開口端面は土の侵入のない
空洞Sに臨んでいるため、この長孔25内に砂利
等が噛み込むことがなくなる。そのため、一定の
外力が作用すると、ボルト27とナツト26が取
付金具18に対して円滑にスライドすることにな
り、各部に無理な応力が作用するのを確実に緩和
することが可能になる。しかも、連結金具4は取
付金具18に摺接させてあり、その金属同士の摺
接部分が摺動することになるので、スライド移動
が生じても、トラフ3のコンクリート表面が破壊
されることがない。したがつて、耐震性能に関す
る信頼性が高く、しかも、実際に地震等が発生し
てもその接合部分が損傷する可能性も少なくな
る。そのため、格別な補修を要することなしに、
柔軟接合構造を長期に亘つて適切に維持すること
ができるという効果が得られる。
各トラフ3に振動が加わつた場合には、連結金具
4の他端4b側のボルト27がスライドアンカー
26とともにトラフ3に固定した取付金具18に
対して長孔25の寸法に対応する範囲内において
スライドすることになる。そのため、この連結金
具4により接続されているトラフ3同士は、係合
凸部3bが係合凹部3dから外れない範囲内にお
いて、水平方向に異なつた動きをすることが可能
となる。したがつて、連結金具4による接合部分
に大きな応力が集中的に作用することがなく、そ
の接合部分が破壊されてトラフ3同士に大きな位
置ずれが生じるという不具合を有効に解消するこ
とができる。よつて、地震による被害を効果的に
抑制することが可能であり、高い耐震性能を得る
ことができる。特に、前記取付金具18の長孔2
5の一方の開口端面は連結金具4とボルト27に
より閉塞され、他方の開口端面は土の侵入のない
空洞Sに臨んでいるため、この長孔25内に砂利
等が噛み込むことがなくなる。そのため、一定の
外力が作用すると、ボルト27とナツト26が取
付金具18に対して円滑にスライドすることにな
り、各部に無理な応力が作用するのを確実に緩和
することが可能になる。しかも、連結金具4は取
付金具18に摺接させてあり、その金属同士の摺
接部分が摺動することになるので、スライド移動
が生じても、トラフ3のコンクリート表面が破壊
されることがない。したがつて、耐震性能に関す
る信頼性が高く、しかも、実際に地震等が発生し
てもその接合部分が損傷する可能性も少なくな
る。そのため、格別な補修を要することなしに、
柔軟接合構造を長期に亘つて適切に維持すること
ができるという効果が得られる。
なお、以上の実施例では、全てのトラフを連結
板によりスライド可能に接合した場合について説
明したが、本考案は必ずしもこのようなものに限
定されるものではなく、例えば、トラフの数個毎
にスライド可能な連結板で連結し、他の接合部分
は両端固定式の連結金具等により剛結合するよう
にしてもよい。
板によりスライド可能に接合した場合について説
明したが、本考案は必ずしもこのようなものに限
定されるものではなく、例えば、トラフの数個毎
にスライド可能な連結板で連結し、他の接合部分
は両端固定式の連結金具等により剛結合するよう
にしてもよい。
また、連結板はトラフの外面に添設するものに
限定されるものではなく、トラフの内面に添設し
たり、一端をコンクリート内に埋設した構造にす
る等、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
が可能である。
限定されるものではなく、トラフの内面に添設し
たり、一端をコンクリート内に埋設した構造にす
る等、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
が可能である。
さらに、連結板の他端側を対応するトラフにス
ライド可能に連設するための構成も、前記のもの
に限られず、例えば、第8図〜第10図に示すよ
うなものであつてもよい。すなわち、第8図に示
すものは、トラフ3に固定された取付金具18の
長孔25の開口縁部に内側へ突出する折曲部10
1を設けておき、該取付金具18とスライドアン
カー26とを線接触状態として両者間の摺動抵抗
を小さくするようにしたものであり、前記実施例
と同様な部分には同一の符号を付して説明を省略
する。また、第9図および第10図に示すもの
は、スライドアンカー26の表面に先の尖つた凸
部201を突設し、その凸部201の先端を取付
金具18の内面に摺接させるようにしたものであ
る。このようにすれば、そのスライドアンカー2
6と取付金具18との接触を点接触に近い状態に
することができるので、その摺動抵抗をさらに小
さくすることができるものである。
ライド可能に連設するための構成も、前記のもの
に限られず、例えば、第8図〜第10図に示すよ
うなものであつてもよい。すなわち、第8図に示
すものは、トラフ3に固定された取付金具18の
長孔25の開口縁部に内側へ突出する折曲部10
1を設けておき、該取付金具18とスライドアン
カー26とを線接触状態として両者間の摺動抵抗
を小さくするようにしたものであり、前記実施例
と同様な部分には同一の符号を付して説明を省略
する。また、第9図および第10図に示すもの
は、スライドアンカー26の表面に先の尖つた凸
部201を突設し、その凸部201の先端を取付
金具18の内面に摺接させるようにしたものであ
る。このようにすれば、そのスライドアンカー2
6と取付金具18との接触を点接触に近い状態に
することができるので、その摺動抵抗をさらに小
さくすることができるものである。
[考案の効果]
本考案は、以上のような構成であるから、キヤ
ブ本体を構成するトラフ同士を柔軟に接続するこ
とが可能であり、高い耐震性能を発揮させること
ができるキヤブシステムを提供できるものであ
る。特に、この考案では、連結金具をトラフの外
面側に配設した場合でも、その長孔に砂利等が噛
み込むことがないようにしてあるので、所定の外
力が作用した場合には、連結金具と取付金具との
間に相対偏位が確実に惹起されて各部に無理な応
力が作用するのを防止することができる。そのた
め、耐震性能に対する高い信頼性を確保すること
ができる。しかも、連結金具は、コンクリート面
に対して摺動するのではなく、金属面である取付
金具の外面に対して摺動するようにしてあるの
で、実際に地震等が発生した場合でも、金属との
摺接によりコンクリート表面が破損されるという
不具合がなく、柔軟接合構造を長期に亘つて適切
に維持することができるという効果が得られる。
ブ本体を構成するトラフ同士を柔軟に接続するこ
とが可能であり、高い耐震性能を発揮させること
ができるキヤブシステムを提供できるものであ
る。特に、この考案では、連結金具をトラフの外
面側に配設した場合でも、その長孔に砂利等が噛
み込むことがないようにしてあるので、所定の外
力が作用した場合には、連結金具と取付金具との
間に相対偏位が確実に惹起されて各部に無理な応
力が作用するのを防止することができる。そのた
め、耐震性能に対する高い信頼性を確保すること
ができる。しかも、連結金具は、コンクリート面
に対して摺動するのではなく、金属面である取付
金具の外面に対して摺動するようにしてあるの
で、実際に地震等が発生した場合でも、金属との
摺接によりコンクリート表面が破損されるという
不具合がなく、柔軟接合構造を長期に亘つて適切
に維持することができるという効果が得られる。
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示し、第
1図は側面図、第2図は第1図における−線
断面図、第3図は分解斜視図、第4図は連結金具
配設部分を示す拡大正面図、第5図は第4図にお
ける−線断面図、第6図は第4図における
−線断面図、第7図は連結金具配設部分を分解
して示す斜視図である。第8図は本考案の他の実
施例を示す第6図相当の断面図、第9図は更に他
の実施例を示す第6図相当の断面図、第10図は
第9図における−線断面図である。 1……キヤブ本体、1a……係止段部、2……
蓋体、3……トラフ、3a……接合端面、3b…
…係合凸部、3c……接合端面、3d……係合凹
部、4……連結金具、4a……一端、4b……他
端、5……底版、6……側壁、7……凹陥部、8
……ケーブル、9……棚、11……ボルト挿通
孔、12……ボルト挿通孔、13……凹部、14
……インサートナツト、15……ボルト、16…
…第1凹部、17……第2凹部、18……取付金
具、19……金具本体、19a……中間部、19
b……端部、21……蓋部、22……ボルト挿通
孔、23……インサートナツト、24……ボル
ト、25……長孔、26……スライドアンカー、
27……ボルト、28……第1の蓋ブロツク、2
8a……接合端面、29……第2の蓋ブロツク、
29a……接合端面、101……折曲部、201
……凸部、S……空洞。
1図は側面図、第2図は第1図における−線
断面図、第3図は分解斜視図、第4図は連結金具
配設部分を示す拡大正面図、第5図は第4図にお
ける−線断面図、第6図は第4図における
−線断面図、第7図は連結金具配設部分を分解
して示す斜視図である。第8図は本考案の他の実
施例を示す第6図相当の断面図、第9図は更に他
の実施例を示す第6図相当の断面図、第10図は
第9図における−線断面図である。 1……キヤブ本体、1a……係止段部、2……
蓋体、3……トラフ、3a……接合端面、3b…
…係合凸部、3c……接合端面、3d……係合凹
部、4……連結金具、4a……一端、4b……他
端、5……底版、6……側壁、7……凹陥部、8
……ケーブル、9……棚、11……ボルト挿通
孔、12……ボルト挿通孔、13……凹部、14
……インサートナツト、15……ボルト、16…
…第1凹部、17……第2凹部、18……取付金
具、19……金具本体、19a……中間部、19
b……端部、21……蓋部、22……ボルト挿通
孔、23……インサートナツト、24……ボル
ト、25……長孔、26……スライドアンカー、
27……ボルト、28……第1の蓋ブロツク、2
8a……接合端面、29……第2の蓋ブロツク、
29a……接合端面、101……折曲部、201
……凸部、S……空洞。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上面を開口させた複数のトラフを連結金具を介
して連結してなる溝形のキヤブ本体と、上端を地
表面部分に位置させてこのキヤブ本体の上端開口
部に蓋着された蓋体とを具備してなるキヤブシス
テムであつて、 前記連結金具の一端側を隣接するトラフの一方
に支承させるとともに、該連結金具の他端側を、
隣接するトラフの他方に取着され内部に土の侵入
し得ない空洞を形成する取付金具の外面に摺接さ
せ、この連結金具のボルト挿通孔と取付金具に設
けた長孔とに挿通させたボルトを前記空洞内に収
容したスライドアンカーに螺着し、そのボルトと
前記スライドアンカーとが、前記取付金具に対し
てキヤブ本体の長手方向にスライドし得るように
構成したことを特徴とするキヤブシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986178666U JPH0214261Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986178666U JPH0214261Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6383932U JPS6383932U (ja) | 1988-06-01 |
| JPH0214261Y2 true JPH0214261Y2 (ja) | 1990-04-18 |
Family
ID=31121013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986178666U Expired JPH0214261Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0214261Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50151040U (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-16 | ||
| JPS5351998Y2 (ja) * | 1974-10-18 | 1978-12-12 | ||
| JPS5930631U (ja) * | 1982-08-21 | 1984-02-25 | 住友電気工業株式会社 | ケ−ブル布設用トラフ |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP1986178666U patent/JPH0214261Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6383932U (ja) | 1988-06-01 |
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