JPH0214800B2 - - Google Patents

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JPH0214800B2
JPH0214800B2 JP61200109A JP20010986A JPH0214800B2 JP H0214800 B2 JPH0214800 B2 JP H0214800B2 JP 61200109 A JP61200109 A JP 61200109A JP 20010986 A JP20010986 A JP 20010986A JP H0214800 B2 JPH0214800 B2 JP H0214800B2
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Tsutomu Oohayashi
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は非アモルフアス金属積層シートに関す
るものである。更に詳しく述べるならば、本発明
は強靭で防水性があり、かつ、電磁波に対しシー
ルド効果を有し、しかも実用上十分な機械的強度
を有する非アモルフアス金属積層シートに関する
ものである。ここで、非アモルフアス金属と云う
のは、アモルフアス金属を除き、上記効果を有す
る金属を云う。 〔従来の技術〕 従来、繊維シートを基布とし、その少くとも1
面を可撓・防水性樹脂で被覆して得られる防水シ
ートは天幕地、構造物膜体、床シート或は被覆用
シート材料などとして知られている。 近年エレクトロニクス機器の発達および普及に
伴いこれらの機器を、静電気および/又は電磁波
の悪影響から保護することができ、かつ、実用上
十分な機械的強度を有するシート材料が必要にな
つてきた。従来、エレクトロニクス機器を静電気
から保護するためには、カーボン粉末又は繊維、
或は金属箔又は粉を含有する導電性材料を含有す
る導電性シートが用いられているが、このような
従来の導電性シートは、電磁波からエレクトロニ
クス機器を保護するためには十分に効果的である
とは云えないものであり、また、機械的強度にお
いても十分とは云えないものであつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、非アモルフアス金属薄膜を利用して
静電気および電磁波の両方に対して十分な遮蔽お
よび保護効果を有し、かつ防大性がすぐれてお
り、しかも、非アモルフアス金属薄膜を補強して
実用上十分な機械的強度を有する積層シート材料
を提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の非アモルフアス金属積層シートは、上
記問題点を解決できるものであつて、非アモルフ
アス金属含有芯層と、この芯層の両面上に粘着さ
れ、かつそれが少なくとも一枚の繊維シートから
なる補強層と、前記繊維シート補強層の少なくと
も一層上を被覆している可撓・防水性樹脂層と、
を含み、前記繊維シートの一枚が130Kg/mm2以上
の引張り強さと、および5%以下の破断伸度を有
する高強度繊維からなり、他の一枚が130Kg/mm2
より低い引張り強さと、5%より高い破断伸度と
を有する高伸度繊維からなる、ことを特徴とする
ものである。 最近非アモルフアス金属薄膜(箔)を、その特
性に基いて種々の用途に利用することが試みられ
ている。一般に非アモルフアス金属薄膜は巾70cm
以下であり殆んどのものが5〜60cmの細幅状材料
として供給されている。最近、例外として、幅96
cmの圧延鉄箔、幅120cmの電解鉄箔が供給される
ようになつたが、その供給量は少ない。また、一
般に市場にある非アモルフアス金属薄膜(箔)
は、厚さ50μm〜20μm程度である。 従来は、上述のようなリボン状、又は小(細)
幅材料を100〜300cmの広幅が要求される被覆シー
トなどに利用することは殆んど不可能と考えられ
ていた。 本発明においては、非アモルフアス金属材料を
所望の幅のシート状体として使用するものであ
る。 本発明の積層シートにおいて非アモルフアス金
属含有芯層は、非アモルフアス金属シート単独か
ら形成されたものであつてもよいし、或は、非ア
モルフアス金属シートと、その少なくとも1面を
被覆している導電性金属メツキ層とからなるもの
であつてもよい。導電性金属としては、例えば
銅、ニツケル、コバルト、鉄、アルミニウム、
金、銀、錫、亜鉛およびこれらから選ばれた2種
以上の合金などを用いることができる。 本発明に用いられる非アモルフアス金属の種類
については、それが、静電気および電磁波から、
エレクトロニクス機器を保護する効果を有してい
る限り、格別の限定はなく、市販材料から選択す
ることができる。 上述のエレクトロニクス機器の保護効果とは、
電磁波シールド手段により電磁波エネルギーを吸
収したり、或は反射したりして、エレクトロニク
ス機器に電磁波エネルギー影響が及ばないように
する効果を云う。この電磁波シールド手段による
電磁波エネルギー減衰の程度は単位デンベル
(dB)で表わされ、電磁波シールド材料としては
この数値が大きい程減衰効果が大きく、好ましい
ことになる。 本発明の積層シートにおいて、その電磁波シー
ルド効果は、それに含まれている金属薄膜のシー
ルド効果にほぼ依存し、一般に、10dB以上であ
ることが好ましく、30dB以上であることがより
好ましく、60dB以上であることが更に好ましく、
90dB以上であることがより一層好ましい。 上述の一般市販非アモルフアス金属薄膜材料と
しては、チタン、ベリリウム、銅、ステンレスス
チール、その他の幅6cm程度、厚さ1.4μm〜4.9μ
mの超極薄金属箔、チタン、ベリリウム銅、銅合
金(燐青銅、黄銅、青銅)、洋白、アルミニウム
合金、ステンレススチール、ニツケル、パーマロ
イ、ニツケル−クロム合金、ニオブ、42アロイ、
パラジウム、タンタル、錫、鉛、亜鉛、鉄、金、
銀、銀合金、白金、その他の幅10cm程度厚さ5〜
100μmの一般金属箔、チタン、ベリリウム銅、
ニツケル、金、銀、白金、パラジウム、アルミニ
ウム、丹銅、銀合金、その他の幅3〜4cm程度、
厚さ0.3〜1.0μm程度の超極々薄箔、チタン、銅
及び銅合金(ベリリウム銅、丹銅、燐青銅、黄
銅、インコネル、コンスタンタン)、ニツケル及
びニツケル合金、アルミ及びアルミ合金、ニオ
ブ、タンタル、鉄、ステンレススチール、金、
銀、白金、パラヂウム、希金属合金、亜鉛、鉛、
錫、その他の幅5cm程度、厚さ1.0〜1.5μmの超
極薄箔、および、その他金属薄膜(箔)などから
選択して使用することができる。また、金属薄膜
は、その電磁波シールド性に実質的な影響のない
範囲内で、有孔薄膜であつてもよい。 これらの非アモルフアス金属材料は、前述のよ
うにリボン又は細幅シートの形状で供給されてい
る場合が多いので、本発明の積層シートに、これ
らを使用するためには、複数個のリボン状、又は
細幅シート状の非アモルフアス金属材料を並列に
配列して、広幅シート状体とし、または必要によ
りそれらの対向する側縁部を接着剤又は半田によ
り接着して、所望の幅を有する広幅シート状体と
する。また、非アモルフアス金属シートは、非ア
モルフアス金属の粉末を使用して形成してもよ
い。或は、非アモルフアス金属からなる細線から
編織物状、又は不織布状シートとして、これを非
アモルフアス金属シートとして用いてもよい。 前述のような非アモルフアス金属は磁性体であ
るものもあり、磁界に対しすぐれたシールド効果
を有している。 非アモルフアス金属シートの少なくとも1面上
に導電性金属をメツキすると、得られる芯層は前
記磁界シールド性に、メツキ層による電界シール
ド性が加算され、芯層全体として、低周波から高
周波までの広範囲の電磁波に対して、すぐれたシ
ールド効果を示すことができる。また、導電性金
属メツキ層は、非アモルフアス金属シートの半田
接着性を向上させる効果も有している。 本発明の積層シートにおいて、非アモルフアス
金属含有芯層は、200μm以下の厚さを有するこ
とが好ましく、1〜100μmの厚さを有すること
がより好ましく、5〜100μmの厚さを有するこ
とが更に好ましく、10〜50μmの厚さを有するこ
とが更に一層好ましい。 また、非アモルフアス金属含有芯層中に含まれ
る導電性金属メツキ層は、0.1μm以上の厚さを有
することが好ましく、0.1〜5μm程度の厚さを有
することがより好ましい。 非アモルフアス金属含有芯層の厚さが200μm
より大きくなると、芯層の剛性が過大となり、変
形しにくく、ドレープ性が不十分となり、鋭利な
切断面を形成して作業上危険を生ずることがあ
る。また非アモルフアス金属又は金属メツキされ
た非アモルフアス金属の表面に防錆剤その他の薄
い保護膜が形成されたものであつても良い。 この様な非アモルフアス金属を前述のように薄
いシートとして使用すると、その引裂き強さは殆
んど0に等しい程低く、低い負荷で容易に裂断す
る。またこのような非アモルフアス金属の薄いシ
ートは引張強さにおいても比較的弱く、かつ、強
度のバラツキが大きい。例えば厚さ25μmの非ア
モルフアス鉄箔の引張り強さを、JIS−L−1096
(1979).「一般織物試験方法」の6.12、引張り強
さ及び伸び率6.12.1(1)A法(ストリツプ法)に準
拠し、巾:3cm、把み間隔:20cm、引張りスピー
ド:200mm/分での条件で測定すると、その引張
り強さは、65〜125Kg/3cm、平均100Kg/3cmで
あつて、比較的弱く、また測定値にバラツキが大
きい。また、非アモルフアス金属は、一般に幅の
狭い状態で提供されているので、これらを並列に
配列して広幅シート状にすると、たとえ、これら
を、その対向している側縁部で、半田により、或
は接着剤で接着しても、このシートの横方向の引
張り強さは不十分であり、しかもそのバラツキが
大きいという問題がある。 上記の問題点を解消するためには、非アモルフ
アス金属含有芯層に対し、その両面上に、それぞ
れ1枚以上の繊維シートからなる補強層を結着す
ることが有効である。この補強層は金属シートの
引張強さ、および引裂強さを補強して繊維シート
に実用上好ましい性質を付与することができる。 上記の目的に使用される補強層の繊維シートの
引張り強さは、芯層の引張り強さよりも高いこと
が好ましい。このような補強層は、芯層の引張り
強さを補強し、かつそのばらつきを少なくするこ
とができる。 補強層を構成する繊維シートとして破断伸度が
5%以下のものを用いると、芯層の補強層との伸
長性の差が小さくなり、従つて、両者のS−S荷
重曲線が近似し、このため得られる芯層と補強層
からなる基層は、比較的大きな引張り強さを示す
ことができる。また破断伸度が、芯層の非アモル
フアス金属のそれと等しいか、或は、破断伸度が
5%以下の繊維シートを補強層として芯層と合体
すると、芯層の形成に当り、リボン状又は細幅金
属シートを並列に配置しただけでよく、半田によ
る、或は接着剤によるリボンの接着は必ずしも必
要でなくなる。このような接着目のない非アモル
フアス金属シートを含む芯層は、継ぎ目が目立た
ず良好な外観を示す。 このような繊維シートの1枚を構成する繊維と
して130Kg/mm2以上の引張り強さと5%以下の破
断伸度を有するものが用いられる。このような性
能を有する繊維の種類に格別の限定はないが下記
のものが例示される。
【表】 これらの高強度繊維は、上記の補強効果を達成
するのに有効なものであるが、低伸度を有し、屈
曲強度の低いものである。従つて、繊維シートが
耐屈曲性の高いことを要求される用途に用いられ
る場合は、上記高強度繊維シートとともに、高伸
度の、屈曲強度の高い他の繊維からなるシートを
併用することが有効である。このような高伸度繊
維の種類に格別の限定はないが、それらを例示す
れば下記の通りである。
〔実施例〕
本発明の積層シートを実施例により更に説明す
る。 実施例1および比較例1 実施例1において厚さ4.9μm、幅10cmのステン
レススチール金属膜リボンの全表面に、厚さ1μ
mの銅メツキを施した。このリボの引張強さおよ
び伸度をJIS−L−1096(1979)、6.12.1(1)A法に
準じて測定したところ、引張り強さは12〜20Kg/
3cm(平均18Kg/3cm)、破断伸度0.7%であつ
た。 この銅メツキされたステンレススチール金属膜
リボンの11枚を、互に並列に配列し、それぞれの
側縁端を1cmづつ重ね合わせ、接着することなく
広幅シート状に形成した。 この広巾ステンレススチールシートの両面に合
成ゴム系接着剤(商標:SC 12N、ソニーケミカ
ル社製)を塗布し、その一面にFRP用ガラス繊
維布帛(商標:KS−2671、カネボウ硝子繊維社
製、厚さ0.22mm、目付210g/m2、平織径19本/
25.4mm、緯19本/25.4mm、繊維引張り強さ350
Kg/mm2繊維破断伸度3%、布帛引張り強さ、経緯
両方向共に111.6Kg/3cm、布帛破断伸度、経緯
両方向ともに3.0%)を貼着し、他の一面に下記
組識のポリエステルフイラメント平織粗布: 500デニール×500デニール/7本/25.4mm×7本
/25.4mm を貼着し、基層シートを作成した。この平織布帛
は、厚さ:0.3mm、目付:40g/m2、布帛引張り
強さ:経、緯ともに25Kg/3cm、布帛破断伸度:
経緯両方向ともに15%、繊維引張り強さ110Kg/
mm2、繊維破断伸度13%であつた。 上記基層シートを下記組成の可撓・防水性樹脂
被覆液に浸漬した。 成 分 ポリ塩化ビニル樹脂 80重量部 ブチルベンジルフタレート 68重量部 エポキシ化大豆油 7重量部 炭酸カルシウム 20重量部 カドミウムバリウム系安定剤 3重量部 顔 料 8重量部 トルエン(溶剤) 130重量部 上記の被覆液を含有した基層シートをニツプロ
ーラーで絞り、被覆液の付着量を100%に調節し、
乾燥機中で90℃で1分間乾燥した。次に、この被
覆層を180℃で1分間熱処理してポリ塩化ビニル
をゲル化固着した。 得られた可撓・防水性樹脂基礎層の厚さは0.3
mmであつた。 この積層シートの一面上に防汚・耐候性樹脂フ
イルム(商標:KFCシート、呉羽化学工業社製、
ポリ弗化ビニリデン樹脂層(2〜3μm)/ポリ
アクリル樹脂層(2〜4μm)/ポリ塩化ビニル
樹脂層(45μm)の積層シート)のポリ塩化ビニ
ル樹脂層面を加熱貼着し、他の一面にポリアクリ
ル樹脂フイルム(三菱レイヨン社製、25μm)を
加熱貼着した。得られたステンレススチール金属
膜積層シートは良好な、電磁波に対するシールド
性と、すぐれた防水性、防汚性および耐候性を有
し、また、熱融着接合の可能なものであつた。こ
のようなすぐれた熱融着接合性によつて、従来考
えられなかつたステンレススチール金属膜をシー
ト材料(例えば大型テント用シート)に使用する
ことを可能にし従来縫合できなかつたステンレス
スチール金属膜の縫合を可能にし、その利用を簡
易化し、かつ利用分野を拡大することが出来るよ
うになつた。 この積層シートの引張り強さを測定したところ
タテ:113.8Kg/3cm、ヨコ:118.5Kg/3cm、で
あり、破断伸度はタテ:3.3%、ヨコ:3.6%であ
つて実用上十分なものであり、引張り強さのバラ
ツキ値はタテ・ヨコそれぞれ3Kg/3cm程度であ
り、ステンレススチール金属膜単独シートの性能
を上回る許りでなく、強さのバラツキも少なかつ
た。また本実施例の積層体において、並列配置さ
れたステンレススチール金属膜リボンは、半田接
合されていなかつたが、金属膜リボンが定位置か
ら滑つて欠落部分を生じることもなく、また、半
田接合のときの側縁部の重ね合せに伴う凹凸の形
成がなく好ましい外観を有していた。 比較例1において、ポリエステル布を併用せ
ず、実施例1と同様にして積層シートを作成し
た。実施例1および比較例1の積層シートの耐屈
曲性をJIS−K−6328、スコツト法を適用し荷
重:1Kg、屈曲:1000回の処理を施し、処理前に
対する処理後の強力保持率を測定したところ、実
施例1のポリエステル布併用のものが85%、であ
つたのに対し、併用しないものは30%であつた。
ポリエステル布を含む積層シートは、屈曲の反復
される用途に適するものであるが、ポリエステル
布を含まない積層シートは折り曲げのない用途に
適するが、屈曲される用途には不適当なものであ
つた。 実施例1および比較例1の積層シートはいづれ
も60dBの電磁波シールド効果を有していた。 実施例 2 実施例1と同様にメツキされたステンレススチ
ール金属膜リボンを11枚並例し、それぞれの側縁
端を半田接合して巾約1mの広幅シートを作成し
た。半田接合部の引張り強さは8〜16Kg/3cm
(平均13.2Kg/3cm)で半田接合部の引張り強さ
はかなり低いものであつた。 この広巾シートに、実施例1と同様の補強層貼
着操作を施した。但し、ガラス繊維布の代りに、
それと同一組織の高弾性炭素繊維糸条による布帛
(引張り強さは、タテ、ヨコ共に72.8Kg/3cm、
70.5Kg/3cmであり、破断伸度は経0.6%、緯0.5
%、繊維引張り強さ210Kg/mm2、破断伸度0.6%)
を用いた。 得られた基層シートを下記組成の樹脂組成物を
含む塗工液に浸漬した。 成 分 ポリ塩化ビニル樹脂ペースト 100重量部 D.O.P.(可塑剤) 70重量部 ホウ酸バリウム(減煙剤) 20重量部 水酸化アルミニウム(難燃剤) 100重量部 硫酸バリウム(難燃剤) 200重量部 バリウム−亜鉛系安定剤 2重量部 ケチンブラツクEC 30重量部 樹脂液含浸シートを絞り率100%に絞り、150℃
で2分間乾燥して希釈剤を除去し、次に185℃で
1分間の熱処理を施し、70g/m2の樹脂組成物を
基層シートに被覆固着した。 次に、得られた積層シートの片面上に、上記と
同一組成(但し、ポリ塩化ビニル樹脂ストレート
を使用し、ケチンブラツクECの使用量を30重量
部とした。)の樹脂組成物からなるフイルムを、
カレンダーで貼着し、基層シートに被覆された樹
脂含量を200g/m2とした。 得られた積層シートは70dBの良好な電磁波シ
ールド効果および良好な防水性を示した。また、
積層シートの樹脂フイルム貼着面および、その反
対面は、それぞれ3.2×10Ω−cm、および5.8×108
Ω−cmの体積固有抵抗値を示した。 この基層シートの引張り強さはタテ:5.8Kg/
3cm、ヨコ:4.5Kg/3cmであつて、半田接合部
分の弱さを十分にカバーしていた。また引張り強
さのバラツキも各々3Kg/3cm程度で極めて安定
した好ましいシートを得た。 上記積層シートの樹脂フイルムを貼着面上に、
実施例1記載の同一のKFCフイルムを貼着した
ところ、この貼着面は良好な防汚性および耐候性
を示した。 実施例 3 実施例1記載のものと同一のステンレススチー
ル金属膜リボン(但しメツキなし)11枚を並列し
て広幅シート状体となし、このシートの両面に、
接着剤(SC−12N)を塗布し、実施例2記載の
ものと同一の繊維シート及び繊維組成を有する樹
脂フイルム(但し、ケチンブラツクECの含有率
を15重量部とした)の厚さ0.3mmのものおよび0.2
mmのものを各面に貼着した。更に、貼着された厚
さ0.3mmの樹脂フイルムの表面に実施例1記載の
ものと同一のKFCフイルムを貼着した。アモル
フアス金属リボンは半田接合されておらず、単に
部分的に重ねただけであつたが、実施例2記載と
同様の良好な引張り強さを有する積層シートが得
られた。 実施例 4 それぞれ、厚き約5μmの銅、銅合金、アルミ
ニウム、アルミニウム合金、ニツケル、錫、鉛、
亜鉛、の薄膜を用い、その他は実施例2と同一の
操作を行つた。ほぼ同様の好ましい結果が得られ
た。 実施例 5 実施例1〜4の各々において、薄膜に径1mmの
穴を3ケ/cm2宛有するするものを用いて同様に実
施したがシールド効果はほぼ同様で好ましく被覆
樹脂は薄膜を貫通して密着し極めて好ましい膜体
が得られた。 〔発明の効果〕 本発明の非アモルフアス金属積層シートは良好
な電磁波シールド効果を有するものであり、更
に、実用上良好な引張り強さを有するので、簡易
シールドルームの形成に有利である。また、本発
明は、非アモルフアス金属膜が、その高剛性、他
の材料に対する低い適応性、および縫製、続合の
困難性などから、従来は利用できないとされてい
た分野、すなわち、テント、シートハウスなどの
屋外膜構造物、エレクトロニクス機器を備えた部
屋の床シートなどの床材、壁材、ブラインドなど
の屋内内装材、および各種被覆シートなどの包装
材、梱包材などの用途に、非アモルフアス金属積
層シートが広く実用されることを可能にしたもの
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非アモルフアス金属含有芯層と、 この芯層の両面上に結着され、かつそれぞれが
    少なくとも一枚の繊維シートからなる補強層と、 前記繊維シート補強層の少なくとも一層上を被
    覆している可撓・防水性樹脂層と、 を含み、 前記繊維シートの一枚が130Kg/mm2以上の引張
    り強さと、および5%以下の破断伸度を有する高
    強度繊維からなり、他の一枚が130Kg/mm2より低
    い引張り強さと、5%より高い破断伸度とを有す
    る高伸度繊維からなる、ことを特徴とする、非ア
    モルフアス金属積層シート。 2 前記非アモルフアス金属含有芯層が非アモル
    フアス金属シートと、その少なくとも1面を被覆
    している導電性金属メツキ層とからなる、特許請
    求の範囲第1項記載の積層シート。 3 前記非アモルフアス金属含有芯層が、互に並
    列に配置された複数個の非アモルフアス金属シー
    トを含んでなる、特許請求の範囲第1項記載の積
    層シート。 4 前記非アモルフアス金属含有芯層が、互に並
    列に配置された複数個の非アモルフアス金属シー
    トを、それらの側縁部において互に半田接着して
    形成されたシート状体である、特許請求の範囲第
    1項記載の積層シート。 5 前記繊維シート補強層と前記非アモルフアス
    金属含有芯層とが接着剤接合されている、特許請
    求の範囲第1項記載の積層シート。 6 前記可撓・防水性樹脂被覆層が、可撓・防水
    性樹脂よりなる基礎層と、この基礎層の上に形成
    され、かつ、防汚・耐候性合成樹脂よりなる表面
    層とを含んでなる、特許請求の範囲第1項記載の
    積層シート。 7 前記可撓・防水性樹脂被覆層中の防汚・耐候
    性合成樹脂表面層が、弗素含有合成樹脂およびポ
    リアクリル樹脂から選ばれた少なくとも1種によ
    り形成されている、特許請求の範囲第6項記載の
    積層シート。 8 前記非アモルフアス金属含有層が200μm以
    下の厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の
    積層シート。 9 前記非アモルフアス金属含有芯層中の導電性
    金属メツキ層が0.1μm以上の厚さを有する、特許
    請求の範囲第2項記載の積層シート。 10 前記可撓・防水性樹脂被覆層が少なくとも
    50μmの厚さを有する、特許請求の範囲第1項記
    載の積層シート。 11 前記繊維シート補強層の引張り強さが、前
    記芯層の引張り強さよりも高いことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の積層シート。 12 前記繊維シート補強層が5%以下の破断伸
    度を有する、特許請求の範囲第1項記載の積層シ
    ート。
JP20010986A 1986-08-28 1986-08-28 非アモルフアス金属積層シ−ト Granted JPS6356999A (ja)

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