JPH0215215B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0215215B2 JPH0215215B2 JP61179204A JP17920486A JPH0215215B2 JP H0215215 B2 JPH0215215 B2 JP H0215215B2 JP 61179204 A JP61179204 A JP 61179204A JP 17920486 A JP17920486 A JP 17920486A JP H0215215 B2 JPH0215215 B2 JP H0215215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spermicide
- condom
- test
- spermicidal
- condom body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はコンドームに関する。
(従来の技術分野)
この種殺精子剤付きコンドームの先行例は特公
昭26−1528号公報にみる如く、殺精子剤を使用す
ることは古くから考えられてはいるが、この発明
ではその殺精子剤の基剤は、トラガントゴム、グ
リセリンである。実公昭35−24300号公報の考案
は精液溜部のコンドーム本体に対する密着を主に
するものであり、殺精子剤の基剤は潤滑性の乏し
い単なるゼリーである。同様に特公昭52−7672号
公報の発明もゼリー剤からなる水溶の潤滑剤に水
溶性の避妊薬を混入し、更にシリコン油で該潤滑
剤の表面を覆う技術の開示である。又、特開昭58
−92350号公報発明も、主として殺精子剤の塗布
方法に関するもので殺精子剤の基剤はポリエチレ
ングリコールである。これ等はコンドームの特性
と殺精子剤との効果を主題に考えたものではな
く、単に殺精子剤を添着させるもので、理想に近
いコンドームではなかつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は理想のコンドーム本体を得るための問
題点を、殺精子添着潤滑性基剤の改善に求めた。
それは、 殺精子剤の効果を阻害しないこと。 潤滑性の良好なものであること。 精液との親和混合性、溶解性が良好であるこ
と。 コンドーム本体ゴムを長期間劣化させないも
のであること。 コンドーム本体に対する添着作業、操作性の
良いものであること。 であるが、先に示した従来の先行技術に記載され
ている基剤シリコン油、グリセリン、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、アルギン
酸塩、等は、殺精子効果の発現の点で完全なもの
ではなく、いずれも殺精子効果を阻害する作用が
あり不満足であつた。 本発明はコンドーム用殺精子剤基剤としてすべ
ての好ましい条件を具備したアルコキシル化グル
コース誘導体を発見し、これを使用することによ
つて、殺精子効果を長期間阻害することなく、潤
滑性に優れ精液との混合性が良好で且つコンドー
ム本体ゴムを劣化させることもなく更に人体に無
害で粘性も無水珪酸等の粘度調整剤の配合により
容易に調整できるので使用感、製造時の添着作業
性も良好な理想的な殺精子剤付きコンドームを完
成したものである。 (発明の構成) アルコキシル化グルコース誘導体を潤滑性基剤
とし、これに殺精子剤を混入してコンドーム本体
の先端部内面又は外面及び内外両面に付着せしめ
たもので、コンドーム本体は通常の方法で浸漬成
型加硫したものを用い、潤滑性基剤としては、 ポリオキシエチレンメチルグルコース例えば
グルカム(GLUCAM)E20〔商品名:アマコー
ル(Amerchol)社〕 ポリオキシプロピレンメチルグルコース、例
えばグルカム(GLUCAM)P20〔商品名:アマ
コール(Amerchol)社〕 等のアルコキシル化グルコース誘導体が用いられ
る。 殺精子剤としてはパラメンタニルフエニルポリ
オキシエチレン(8.8)エーテル(メンフエゴー
ル)、ノニルフエニルポリオキシエチレン(9.0)
エーテル、オクチルフエニルポリオキシエチレン
(9.0)エーテル等、通常避妊薬として用いられる
殺精子剤が使用されることは勿論である。コンド
ーム本体は一配合一例を示せば、 天然ゴムラテツクス 100部 硫 黄 1.0部 加硫助剤 0.5部 老化防止剤 0.5部 加硫促進剤 0.5部 安定剤 0.2部 に配合したものを用い、これを温度約60℃以内3
時間加熱加硫処理した後72時間程度放置する。 しかる後上記配合物中に型を入れて上記配合物
を附着し、加熱加硫後乾燥してコンドーム本体と
する。 (実施例) 本発明の殺精子剤と潤滑性基剤の調合は例えば
下記に示す比率で混合調整する。 薬品名実施例1 の配合 実施例2 の配合 メンフエゴール 10.0 10.0 メチルパラペン 0.15 0.15 プロピルパラペン 0.05 0.05 無水珪酸 7.0 7.0 Glucam E20 82.8 (グルカン) Glucam P20 82.5 計 100 100 この実施例1の配合物又は実施例2の配合物を
コンドーム本体の先端内面に80℃に加温し、低粘
度流動性を高めた状態で600mg滴下し、常温冷却
でゼリー状にして付着せしめるものである。 試験例 1 殺精子試験を実施例1、実施例2によつて作成
したコンドーム及び比較例AとしてGLUCAMの
代りにシリコン油を配合して作成したコンドーム
とを用いて行つた。 試験方法は、各製品から殺精子剤混合潤滑性基
剤を採取し、夫々日本薬局方5%ブドウ糖液で10
倍〜50倍に希釈した後、国家検定基準厚生省告示
第118号に記載された方法により、所定の毛細管
ピペツトを用いて、等量のヒト精液および検体希
釈液をとり、くぼみガラス上に吹き出してよく混
合し、その1滴をのせ、ガラス上に滴下したカバ
ーグラスをかけ直ちに鏡検する。鏡検は200倍で
行い、20視野内の精子がすべて運動を停止するま
での時間を測定し、これを殺精子時間とした。 また、本試験においては、ヒト精子の固体差を
考慮し、各試料の殺精子効果についてより客観的
なデータを得るために2名の健常な男性から得ら
れた射出精液を用いた。殺精子時間(分)のデー
タは1試料について2名の男性の精液に対し、そ
れぞれ3回の試験を行つて得たそれぞれの平均値
の最小値と最大値の範囲で表現した。結果は次表
1に示す通り
昭26−1528号公報にみる如く、殺精子剤を使用す
ることは古くから考えられてはいるが、この発明
ではその殺精子剤の基剤は、トラガントゴム、グ
リセリンである。実公昭35−24300号公報の考案
は精液溜部のコンドーム本体に対する密着を主に
するものであり、殺精子剤の基剤は潤滑性の乏し
い単なるゼリーである。同様に特公昭52−7672号
公報の発明もゼリー剤からなる水溶の潤滑剤に水
溶性の避妊薬を混入し、更にシリコン油で該潤滑
剤の表面を覆う技術の開示である。又、特開昭58
−92350号公報発明も、主として殺精子剤の塗布
方法に関するもので殺精子剤の基剤はポリエチレ
ングリコールである。これ等はコンドームの特性
と殺精子剤との効果を主題に考えたものではな
く、単に殺精子剤を添着させるもので、理想に近
いコンドームではなかつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は理想のコンドーム本体を得るための問
題点を、殺精子添着潤滑性基剤の改善に求めた。
それは、 殺精子剤の効果を阻害しないこと。 潤滑性の良好なものであること。 精液との親和混合性、溶解性が良好であるこ
と。 コンドーム本体ゴムを長期間劣化させないも
のであること。 コンドーム本体に対する添着作業、操作性の
良いものであること。 であるが、先に示した従来の先行技術に記載され
ている基剤シリコン油、グリセリン、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、アルギン
酸塩、等は、殺精子効果の発現の点で完全なもの
ではなく、いずれも殺精子効果を阻害する作用が
あり不満足であつた。 本発明はコンドーム用殺精子剤基剤としてすべ
ての好ましい条件を具備したアルコキシル化グル
コース誘導体を発見し、これを使用することによ
つて、殺精子効果を長期間阻害することなく、潤
滑性に優れ精液との混合性が良好で且つコンドー
ム本体ゴムを劣化させることもなく更に人体に無
害で粘性も無水珪酸等の粘度調整剤の配合により
容易に調整できるので使用感、製造時の添着作業
性も良好な理想的な殺精子剤付きコンドームを完
成したものである。 (発明の構成) アルコキシル化グルコース誘導体を潤滑性基剤
とし、これに殺精子剤を混入してコンドーム本体
の先端部内面又は外面及び内外両面に付着せしめ
たもので、コンドーム本体は通常の方法で浸漬成
型加硫したものを用い、潤滑性基剤としては、 ポリオキシエチレンメチルグルコース例えば
グルカム(GLUCAM)E20〔商品名:アマコー
ル(Amerchol)社〕 ポリオキシプロピレンメチルグルコース、例
えばグルカム(GLUCAM)P20〔商品名:アマ
コール(Amerchol)社〕 等のアルコキシル化グルコース誘導体が用いられ
る。 殺精子剤としてはパラメンタニルフエニルポリ
オキシエチレン(8.8)エーテル(メンフエゴー
ル)、ノニルフエニルポリオキシエチレン(9.0)
エーテル、オクチルフエニルポリオキシエチレン
(9.0)エーテル等、通常避妊薬として用いられる
殺精子剤が使用されることは勿論である。コンド
ーム本体は一配合一例を示せば、 天然ゴムラテツクス 100部 硫 黄 1.0部 加硫助剤 0.5部 老化防止剤 0.5部 加硫促進剤 0.5部 安定剤 0.2部 に配合したものを用い、これを温度約60℃以内3
時間加熱加硫処理した後72時間程度放置する。 しかる後上記配合物中に型を入れて上記配合物
を附着し、加熱加硫後乾燥してコンドーム本体と
する。 (実施例) 本発明の殺精子剤と潤滑性基剤の調合は例えば
下記に示す比率で混合調整する。 薬品名実施例1 の配合 実施例2 の配合 メンフエゴール 10.0 10.0 メチルパラペン 0.15 0.15 プロピルパラペン 0.05 0.05 無水珪酸 7.0 7.0 Glucam E20 82.8 (グルカン) Glucam P20 82.5 計 100 100 この実施例1の配合物又は実施例2の配合物を
コンドーム本体の先端内面に80℃に加温し、低粘
度流動性を高めた状態で600mg滴下し、常温冷却
でゼリー状にして付着せしめるものである。 試験例 1 殺精子試験を実施例1、実施例2によつて作成
したコンドーム及び比較例AとしてGLUCAMの
代りにシリコン油を配合して作成したコンドーム
とを用いて行つた。 試験方法は、各製品から殺精子剤混合潤滑性基
剤を採取し、夫々日本薬局方5%ブドウ糖液で10
倍〜50倍に希釈した後、国家検定基準厚生省告示
第118号に記載された方法により、所定の毛細管
ピペツトを用いて、等量のヒト精液および検体希
釈液をとり、くぼみガラス上に吹き出してよく混
合し、その1滴をのせ、ガラス上に滴下したカバ
ーグラスをかけ直ちに鏡検する。鏡検は200倍で
行い、20視野内の精子がすべて運動を停止するま
での時間を測定し、これを殺精子時間とした。 また、本試験においては、ヒト精子の固体差を
考慮し、各試料の殺精子効果についてより客観的
なデータを得るために2名の健常な男性から得ら
れた射出精液を用いた。殺精子時間(分)のデー
タは1試料について2名の男性の精液に対し、そ
れぞれ3回の試験を行つて得たそれぞれの平均値
の最小値と最大値の範囲で表現した。結果は次表
1に示す通り
【表】
【表】
ものを0分と表現した。
その結果は10倍では差は判定出来ないが20倍、
30倍では大差があり、不測の事態における殺精子
力の効果、安全率を考慮した場合の効果が極めて
大きいことが立証された。 試験例 2 コンドーム本体ゴムに対する劣化影響試験は、
次の通りであつた。 ピンホール試験は実施例1及び実施例2により
作成したコンドーム及び比較例Aとして
GLUCAMの代りにシリコン油を配合して作成し
たコンドームを5ケ月常温保管後、夫々常温にお
ける誘導試験を日本工業規格I−9111 5.5に規定
するピンホール試験法に準じて行い、測定はJIS
C 1202(回路計)に規定する回路計によつた。
結果は表2に示す通りである。 熱促進老化試験は70℃ 72H JIS T−9111
5.3(1)に規定する引張試験及び5.4に規定する空気
熱老化試験に準じて行い測定はJIS K−6301 3
によつて行つた。比較例AはGLUCAMの代りに
シリコン油を配合して作成したコンドームであ
る。結果は表3に示す通りである。 更に40℃長期間熱老化試験を下記により行つ
た。 40±1℃で1〜9ケ月後の物性を測定した。測
定はJIS K−6301 3によつて行つた。比較例B
として、潤滑剤未処理のコンドーム、比較例Cは
潤滑剤としてシリコン処理したものである。結果
は表4に示す通りである。 又、本発明実施品において約9ケ月間経過した
時点で、コンドームの外観及び殺精子剤の外観
に、変色等の異常は認められなかつたものであ
る。
その結果は10倍では差は判定出来ないが20倍、
30倍では大差があり、不測の事態における殺精子
力の効果、安全率を考慮した場合の効果が極めて
大きいことが立証された。 試験例 2 コンドーム本体ゴムに対する劣化影響試験は、
次の通りであつた。 ピンホール試験は実施例1及び実施例2により
作成したコンドーム及び比較例Aとして
GLUCAMの代りにシリコン油を配合して作成し
たコンドームを5ケ月常温保管後、夫々常温にお
ける誘導試験を日本工業規格I−9111 5.5に規定
するピンホール試験法に準じて行い、測定はJIS
C 1202(回路計)に規定する回路計によつた。
結果は表2に示す通りである。 熱促進老化試験は70℃ 72H JIS T−9111
5.3(1)に規定する引張試験及び5.4に規定する空気
熱老化試験に準じて行い測定はJIS K−6301 3
によつて行つた。比較例AはGLUCAMの代りに
シリコン油を配合して作成したコンドームであ
る。結果は表3に示す通りである。 更に40℃長期間熱老化試験を下記により行つ
た。 40±1℃で1〜9ケ月後の物性を測定した。測
定はJIS K−6301 3によつて行つた。比較例B
として、潤滑剤未処理のコンドーム、比較例Cは
潤滑剤としてシリコン処理したものである。結果
は表4に示す通りである。 又、本発明実施品において約9ケ月間経過した
時点で、コンドームの外観及び殺精子剤の外観
に、変色等の異常は認められなかつたものであ
る。
【表】
【表】
【表】
(効果)
以上述べたように本発明はアルコキシル化グル
コース誘導体を潤滑性基剤とし、これに殺精子剤
を混入してコンドーム本体の先端部内面又は外面
及び内外両面に付着せしめたので所期の効果が得
られるものである。
コース誘導体を潤滑性基剤とし、これに殺精子剤
を混入してコンドーム本体の先端部内面又は外面
及び内外両面に付着せしめたので所期の効果が得
られるものである。
Claims (1)
- 1 アルコキシル化グルコース誘導体を潤滑性基
剤とし、これに殺精子剤を混入してコンドーム本
体の先端部内面又は外面及び内外両面に付着せし
めてなる事を特徴とする殺精子剤付きコンドー
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61179204A JPS6335250A (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | 殺精子剤付きコンド−ム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61179204A JPS6335250A (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | 殺精子剤付きコンド−ム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6335250A JPS6335250A (ja) | 1988-02-15 |
| JPH0215215B2 true JPH0215215B2 (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=16061747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61179204A Granted JPS6335250A (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | 殺精子剤付きコンド−ム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6335250A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01299219A (ja) * | 1988-05-25 | 1989-12-04 | Eisai Co Ltd | メンフェゴールからなるヒト免疫不全ウイルス感染予防剤 |
| JPH04227257A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-08-17 | Eisai Co Ltd | 殺精子剤付きコンドーム |
-
1986
- 1986-07-29 JP JP61179204A patent/JPS6335250A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6335250A (ja) | 1988-02-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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