JPH0215465Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0215465Y2 JPH0215465Y2 JP1984201467U JP20146784U JPH0215465Y2 JP H0215465 Y2 JPH0215465 Y2 JP H0215465Y2 JP 1984201467 U JP1984201467 U JP 1984201467U JP 20146784 U JP20146784 U JP 20146784U JP H0215465 Y2 JPH0215465 Y2 JP H0215465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- air bag
- supply pipe
- mat
- air supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は治療用マツト、特に寝たきり老人や重
病人寝床に適したマツトに関するものである。
病人寝床に適したマツトに関するものである。
(従来の技術)
従来より寝たきり老人や重症患者等の長期療養
患者に生じる褥瘡を防止するための種々のマツト
が開発されているがいずれも充分な褥瘡防止効果
を得ることはできなかつた。しかしながら最近褥
瘡の発生原因が(1)腰、踵等の骨隆起部が持続的な
圧迫を受けてその部位の毛細血管の流れが阻害さ
れて局部的な細胞の壊死を招くこと。(2)患者の発
汗による湿気と体熱とによつて壊死を起した部位
に細菌が増殖すること。などに起因することが解
明された。その結果患者の圧迫部位への体重によ
る加重を分散化させるとともに患者の皮膚を乾燥
させることが褥瘡の予防ないし治療に効果がある
ことがわかり、上部に微細孔を有する多数の空気
袋を並列に配列した空気マツトを用い、該空気袋
に空気を送入して微細孔より微風を漏出させなが
ら多数の空気袋を交互に膨張、収縮させる方法が
試みられている。(実公昭55−18008号など) (考案が解決しようとする問題点) 上記方法は褥瘡の防止に優れた効果を有してい
るがこの方法は空気袋から微風を漏出しつつ空気
袋を交互に膨張、収縮させてマツトの表面の半分
で体重またはその一部をささえることになるため
空気袋の内圧は比較的低くて20〜40mmHgでマツ
ト面がブカブカする程度で使用される。そのため
長期間寝たきりの患者が船酔い様の不快感に襲わ
れることが往々にして発生する。このような船酔
い症状は殊に体力が弱つている患者に発生しやす
く、食欲が更に減少し衰弱が激しくなるという問
題があつた。
患者に生じる褥瘡を防止するための種々のマツト
が開発されているがいずれも充分な褥瘡防止効果
を得ることはできなかつた。しかしながら最近褥
瘡の発生原因が(1)腰、踵等の骨隆起部が持続的な
圧迫を受けてその部位の毛細血管の流れが阻害さ
れて局部的な細胞の壊死を招くこと。(2)患者の発
汗による湿気と体熱とによつて壊死を起した部位
に細菌が増殖すること。などに起因することが解
明された。その結果患者の圧迫部位への体重によ
る加重を分散化させるとともに患者の皮膚を乾燥
させることが褥瘡の予防ないし治療に効果がある
ことがわかり、上部に微細孔を有する多数の空気
袋を並列に配列した空気マツトを用い、該空気袋
に空気を送入して微細孔より微風を漏出させなが
ら多数の空気袋を交互に膨張、収縮させる方法が
試みられている。(実公昭55−18008号など) (考案が解決しようとする問題点) 上記方法は褥瘡の防止に優れた効果を有してい
るがこの方法は空気袋から微風を漏出しつつ空気
袋を交互に膨張、収縮させてマツトの表面の半分
で体重またはその一部をささえることになるため
空気袋の内圧は比較的低くて20〜40mmHgでマツ
ト面がブカブカする程度で使用される。そのため
長期間寝たきりの患者が船酔い様の不快感に襲わ
れることが往々にして発生する。このような船酔
い症状は殊に体力が弱つている患者に発生しやす
く、食欲が更に減少し衰弱が激しくなるという問
題があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案者らは従来技術の上記欠点を解消すると
ともに使用者の快適感を著しく高めた治療用マツ
トを提供するため鋭意検討した結果本考案に到達
したものである。すなわち本考案は一端に空気供
給口と他端に空気排出口を設けた多数の空気袋を
配列して構成されたマツトの各空気袋内に収納さ
れた、断面が略円形状の柱状体が姿勢固定手段で
該空気袋の下部に固定され、かつ偶数列の空気袋
の空気供給口に第1の給気管を接続し、奇数列の
空気袋に第2の給気管を接続して、それぞれの給
気管の端部をポンプ装置に連結し、さらに該偶数
列の空気袋と奇数列の空気袋のそれぞれ少くとも
一つの空気排出口に、多数の細孔が穿設され、か
つ先端が封止された細管を接続して、該細管を空
気袋との間に配置するとともに、該ポンプ装置に
連結された第1の給気管と第2の給気管を交互に
開閉して細管から微風を漏出させながら偶数列の
空気袋と奇数列の空気袋を交互に膨張、収縮させ
る治療用のマツトである。
ともに使用者の快適感を著しく高めた治療用マツ
トを提供するため鋭意検討した結果本考案に到達
したものである。すなわち本考案は一端に空気供
給口と他端に空気排出口を設けた多数の空気袋を
配列して構成されたマツトの各空気袋内に収納さ
れた、断面が略円形状の柱状体が姿勢固定手段で
該空気袋の下部に固定され、かつ偶数列の空気袋
の空気供給口に第1の給気管を接続し、奇数列の
空気袋に第2の給気管を接続して、それぞれの給
気管の端部をポンプ装置に連結し、さらに該偶数
列の空気袋と奇数列の空気袋のそれぞれ少くとも
一つの空気排出口に、多数の細孔が穿設され、か
つ先端が封止された細管を接続して、該細管を空
気袋との間に配置するとともに、該ポンプ装置に
連結された第1の給気管と第2の給気管を交互に
開閉して細管から微風を漏出させながら偶数列の
空気袋と奇数列の空気袋を交互に膨張、収縮させ
る治療用のマツトである。
(作用)
従来の褥瘡の治療用マツトの船酔い症状の原因
はエアマツト上面、すなわち患者が横たわる側の
面の揺れにあるものと推測される。揺れはベクト
ル的に言つて上下方向の揺れ、横方向の揺れ、横
回転方向の揺れの成分などが合成されたものであ
るが、これら揺れの大きいものは船酔い症状が発
生しやすい。むろんマツトの揺れを小さくするた
めに空気室内圧を高くして充分固くすればよい
が、これでは褥瘡防止機能としての局所圧力分散
効果が妨げられ全く好ましくない。本考案では空
気袋内に略楕円形状の柱状体が空気袋内で移動し
ないように、空気袋の下部を固定することで局所
圧力分散効果を損することなく上記船酔い症状を
解決することができた。この理由は次のように考
えられる。空気袋内に設けた楕円柱状体は、隣接
する空気袋2個の間の空気袋外とうを強く挾むこ
とになり、楕円柱状体の動きが制限され事実上揺
れる部分は空気袋の楕円柱状体より上の部分だけ
であり、揺れる部分が空気袋の全体にわたる従来
のエアマツトに比較して揺れる部分が遥かに少な
く、それだけ揺れにくいものと考えられる。一方
空気袋内に断面円形の柱状体を収納したマツトで
も、該柱状体の直径を充分に大にして隣接する空
気袋に収納した柱状体同志がよく押し合うように
すれば同等の効果が得られる。しかし、かかるマ
ツトは円柱状体の上部に空気部が無くなつてエア
クツシヨン性が著しく阻害され褥瘡防止機能が損
われることになり実用的でない。
はエアマツト上面、すなわち患者が横たわる側の
面の揺れにあるものと推測される。揺れはベクト
ル的に言つて上下方向の揺れ、横方向の揺れ、横
回転方向の揺れの成分などが合成されたものであ
るが、これら揺れの大きいものは船酔い症状が発
生しやすい。むろんマツトの揺れを小さくするた
めに空気室内圧を高くして充分固くすればよい
が、これでは褥瘡防止機能としての局所圧力分散
効果が妨げられ全く好ましくない。本考案では空
気袋内に略楕円形状の柱状体が空気袋内で移動し
ないように、空気袋の下部を固定することで局所
圧力分散効果を損することなく上記船酔い症状を
解決することができた。この理由は次のように考
えられる。空気袋内に設けた楕円柱状体は、隣接
する空気袋2個の間の空気袋外とうを強く挾むこ
とになり、楕円柱状体の動きが制限され事実上揺
れる部分は空気袋の楕円柱状体より上の部分だけ
であり、揺れる部分が空気袋の全体にわたる従来
のエアマツトに比較して揺れる部分が遥かに少な
く、それだけ揺れにくいものと考えられる。一方
空気袋内に断面円形の柱状体を収納したマツトで
も、該柱状体の直径を充分に大にして隣接する空
気袋に収納した柱状体同志がよく押し合うように
すれば同等の効果が得られる。しかし、かかるマ
ツトは円柱状体の上部に空気部が無くなつてエア
クツシヨン性が著しく阻害され褥瘡防止機能が損
われることになり実用的でない。
(実施例)
次に本考案の治療用のマツトの一実施例を図面
にて説明する。第1図は本考案のマツトを説明す
る全体図であり、細長い空気袋1〜14の奇数番
群1,3,5,…,13と偶数番群2,4,6,
…,14にそれぞれ連結する給気管15,16に
エアポンプ部17から4〜10分間周期で交互に空
気が導入され奇数番群の空気袋1,3,5,…,
13と偶数番群の空気袋2,4,6,…,14は
4〜10分間周期で交互に膨張、収縮(つまり交互
上下動)を繰り返す。該空気袋の内部には断面が
略楕円形状の柱状体が収納されている。ここで断
面が略楕円形状とは長径と短径の比が1より大
(すなわち偏平)ということであり半楕円、長方
形状であつてもよい。通常長径と短径の比が1.3
〜2.5の範囲にあることが好ましい。
にて説明する。第1図は本考案のマツトを説明す
る全体図であり、細長い空気袋1〜14の奇数番
群1,3,5,…,13と偶数番群2,4,6,
…,14にそれぞれ連結する給気管15,16に
エアポンプ部17から4〜10分間周期で交互に空
気が導入され奇数番群の空気袋1,3,5,…,
13と偶数番群の空気袋2,4,6,…,14は
4〜10分間周期で交互に膨張、収縮(つまり交互
上下動)を繰り返す。該空気袋の内部には断面が
略楕円形状の柱状体が収納されている。ここで断
面が略楕円形状とは長径と短径の比が1より大
(すなわち偏平)ということであり半楕円、長方
形状であつてもよい。通常長径と短径の比が1.3
〜2.5の範囲にあることが好ましい。
該柱状体は第2図a〜cに示すようにポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリウレタン等プラスチツ
クスの発泡体を成形したもの、第2図d〜fに小
球状、スパゲツテイ状、マカロニ状、偏平片状、
繊維状、粉体状などのプラスチツクス発泡体やセ
ラミツクスの充填材20をプラスチツクスや布の
シート21より成る袋に詰めたものあるいは第2
図g〜iのプラスチツクス発泡体や竹、木、アル
ミニウムなどを素材とした円筒22や板状体23
などにポリウレタンラバー24やエアキヤツプな
どのシート25を捲回したものを用いることがで
きる。
レン、ポリエチレン、ポリウレタン等プラスチツ
クスの発泡体を成形したもの、第2図d〜fに小
球状、スパゲツテイ状、マカロニ状、偏平片状、
繊維状、粉体状などのプラスチツクス発泡体やセ
ラミツクスの充填材20をプラスチツクスや布の
シート21より成る袋に詰めたものあるいは第2
図g〜iのプラスチツクス発泡体や竹、木、アル
ミニウムなどを素材とした円筒22や板状体23
などにポリウレタンラバー24やエアキヤツプな
どのシート25を捲回したものを用いることがで
きる。
該柱状体は空気袋に収納されるが、そのまま収
納するだけでは柱状体が空気袋内において回転し
姿勢が定まらないので、例えば第3図に示すよう
な姿勢固定手段を設けることが好ましい。第3図
は姿勢固定前の状態であつて、ポリ塩化ビニル・
シートの空気袋外とう30に楕円柱状体を挿入し
つつある状態である。該楕円柱状体は2本の発泡
ポリスチレン円柱体31にポリウレタンラバー3
2を捲回し、その下部に塩化ビニルシートの姿勢
固定手段33をあてがい、さらにこれらの上から
エアキヤツプ・シート34を捲回して成る。該姿
勢固定手段は第4図に示すように、空気袋外とう
30の中に上記楕円柱状体を挿入して姿勢固定手
段33を空気袋外とうの端部35に挾み込んだ
まゝ、これまで開口されていた空気袋の端部を融
着して封じることにより、しつかり空気袋外とう
に固着される。
納するだけでは柱状体が空気袋内において回転し
姿勢が定まらないので、例えば第3図に示すよう
な姿勢固定手段を設けることが好ましい。第3図
は姿勢固定前の状態であつて、ポリ塩化ビニル・
シートの空気袋外とう30に楕円柱状体を挿入し
つつある状態である。該楕円柱状体は2本の発泡
ポリスチレン円柱体31にポリウレタンラバー3
2を捲回し、その下部に塩化ビニルシートの姿勢
固定手段33をあてがい、さらにこれらの上から
エアキヤツプ・シート34を捲回して成る。該姿
勢固定手段は第4図に示すように、空気袋外とう
30の中に上記楕円柱状体を挿入して姿勢固定手
段33を空気袋外とうの端部35に挾み込んだ
まゝ、これまで開口されていた空気袋の端部を融
着して封じることにより、しつかり空気袋外とう
に固着される。
上記の例で示した他に、柱状体40の底部を空
気袋外とう41に接着あるいは第5図aのような
溝42のはめ込み、第5図bのような空気袋内に
設けた押えシート43による押着、第5図cのよ
うな柱状体下部に固定されたシート44を空気袋
外とうと融着するなど種々の姿勢固定手段を採用
することができる。中でも第3図及び第4図に示
した空気袋外とうに融着可能なシートを楕円柱状
体の捲回形成時に捲回材料で押えて固定した舌状
体33より成る姿勢固定手段を用い、空気袋外と
うを封じる際に該外とうと共に融着固定するやり
方が材料コストも低く、製作の作業も容易で姿勢
固定効果も確かで好ましい。
気袋外とう41に接着あるいは第5図aのような
溝42のはめ込み、第5図bのような空気袋内に
設けた押えシート43による押着、第5図cのよ
うな柱状体下部に固定されたシート44を空気袋
外とうと融着するなど種々の姿勢固定手段を採用
することができる。中でも第3図及び第4図に示
した空気袋外とうに融着可能なシートを楕円柱状
体の捲回形成時に捲回材料で押えて固定した舌状
体33より成る姿勢固定手段を用い、空気袋外と
うを封じる際に該外とうと共に融着固定するやり
方が材料コストも低く、製作の作業も容易で姿勢
固定効果も確かで好ましい。
上記柱状体はエアマツトの空気袋内圧が低い場
合などの際には患者の体重を支えることもあるの
で、クツシヨン感触のある材料を用いることが好
ましく、このためにはポリウレタンラバー、シリ
コンラバーなどゴム弾性体やエアキヤツプシート
などのエア弾性体を材料に用いることが好まし
い。
合などの際には患者の体重を支えることもあるの
で、クツシヨン感触のある材料を用いることが好
ましく、このためにはポリウレタンラバー、シリ
コンラバーなどゴム弾性体やエアキヤツプシート
などのエア弾性体を材料に用いることが好まし
い。
船酔い症状を生じるマツトの揺れは、横揺れだ
けでなく、垂直方向の揺れや水平回転揺れなど複
数の揺れ方向の成分が合成された揺れが原因とな
り得る。このようないずれの揺れについても本考
案のマツトがうまい工合に抑制していることは次
のように説明される。第8図はかかる合成された
揺れの抑制の説明図で、シリンダー70の中に空
気が封入されピストン71は加重72に応じて滑
らかに上下する。第8図aと違つて第8図bはシ
リンダー70内部にシリンダー内の体積を占有す
る空間体積占有体73が挿入されているためにシ
リンダー内の空気量は少ない。(第8図aは従来
の褥瘡防止エアマツトの空気袋のモデルであり、
第8図bは本考案の褥瘡防止エアマツトの空気袋
のモデルである。)加重72が零のときのピスト
ンの高さを同じにしておき、ピストンに加重を加
えると、シリンダー内の空気が圧縮されるので、
シリンダー内の空気量がもともと多い方がピスト
ンが大きく沈み込む。言いかえれば、同じ加重に
対してピストンの揺れの大きさは空気量の多い方
が大である。
けでなく、垂直方向の揺れや水平回転揺れなど複
数の揺れ方向の成分が合成された揺れが原因とな
り得る。このようないずれの揺れについても本考
案のマツトがうまい工合に抑制していることは次
のように説明される。第8図はかかる合成された
揺れの抑制の説明図で、シリンダー70の中に空
気が封入されピストン71は加重72に応じて滑
らかに上下する。第8図aと違つて第8図bはシ
リンダー70内部にシリンダー内の体積を占有す
る空間体積占有体73が挿入されているためにシ
リンダー内の空気量は少ない。(第8図aは従来
の褥瘡防止エアマツトの空気袋のモデルであり、
第8図bは本考案の褥瘡防止エアマツトの空気袋
のモデルである。)加重72が零のときのピスト
ンの高さを同じにしておき、ピストンに加重を加
えると、シリンダー内の空気が圧縮されるので、
シリンダー内の空気量がもともと多い方がピスト
ンが大きく沈み込む。言いかえれば、同じ加重に
対してピストンの揺れの大きさは空気量の多い方
が大である。
上記の合成された揺れは、揺れによつて空気袋
の体積を変化させることになる。第8図のモデル
において、加重72の代わりに何らかの力とおき
かえ、またシリンダー70の方向をどのように傾
けても同じ結果となる。したがつて、空気袋内の
体積を変化させる力が作用すれば、空気袋内に空
間体積占有体73が設けられている方が、設けら
れていない場合よりも、同じ力に対する歪み(ピ
ストンの偏位)が明らかに小さい。すなわち、楕
円柱状体は空気袋の揺れ(偏位)を上記の空間体
積占有作用に加えて、先に述べた空気袋外とう固
定作用によつて有効に揺れを減少させるため船酔
い症状の発生の低減に有効である。次に本考案の
治療用空気マツトの作動について説明する。まず
第9図に示すように偶数列の空気袋2,4,6,
…に第1の給気管から空気が供給され、第2の給
気管からの空気の供給が停止している間は偶数列
の空気袋は各排出口(図示せず)に接続され、か
つ隣接する空気袋間に配設された細管66に穿設
された細孔64から空気を漏出させながら膨張す
る。そして偶数列の空気袋が膨張すると患者の体
重は膨張した偶数列の空気袋2,4,6,…でさ
さえられる。この間奇数列の空気袋1,3,5,
…は、該空気袋に接続された細管に穿設された細
孔64から空気袋内に残留する空気を漏出させな
がら収縮する。
の体積を変化させることになる。第8図のモデル
において、加重72の代わりに何らかの力とおき
かえ、またシリンダー70の方向をどのように傾
けても同じ結果となる。したがつて、空気袋内の
体積を変化させる力が作用すれば、空気袋内に空
間体積占有体73が設けられている方が、設けら
れていない場合よりも、同じ力に対する歪み(ピ
ストンの偏位)が明らかに小さい。すなわち、楕
円柱状体は空気袋の揺れ(偏位)を上記の空間体
積占有作用に加えて、先に述べた空気袋外とう固
定作用によつて有効に揺れを減少させるため船酔
い症状の発生の低減に有効である。次に本考案の
治療用空気マツトの作動について説明する。まず
第9図に示すように偶数列の空気袋2,4,6,
…に第1の給気管から空気が供給され、第2の給
気管からの空気の供給が停止している間は偶数列
の空気袋は各排出口(図示せず)に接続され、か
つ隣接する空気袋間に配設された細管66に穿設
された細孔64から空気を漏出させながら膨張す
る。そして偶数列の空気袋が膨張すると患者の体
重は膨張した偶数列の空気袋2,4,6,…でさ
さえられる。この間奇数列の空気袋1,3,5,
…は、該空気袋に接続された細管に穿設された細
孔64から空気袋内に残留する空気を漏出させな
がら収縮する。
次に第1の給気管からの空気の供給が停止さ
れ、第2の給気管から奇数列の空気袋1,3,
5,…への空気の供給が開始されると、第10図
に示すように偶数列の空気袋2,4,6,…内に
残留する空気が該空気袋に接続された細管に穿設
された細孔64から漏出するため偶数列の空気袋
は収縮する。一方奇数列の空気袋1,3,5,…
は該空気袋に接続された細管に穿設された細孔か
ら空気を漏出させながら膨張する。そして患者の
体重は膨張した奇数列の空気袋によつてささえら
れる。
れ、第2の給気管から奇数列の空気袋1,3,
5,…への空気の供給が開始されると、第10図
に示すように偶数列の空気袋2,4,6,…内に
残留する空気が該空気袋に接続された細管に穿設
された細孔64から漏出するため偶数列の空気袋
は収縮する。一方奇数列の空気袋1,3,5,…
は該空気袋に接続された細管に穿設された細孔か
ら空気を漏出させながら膨張する。そして患者の
体重は膨張した奇数列の空気袋によつてささえら
れる。
上記偶数列の空気袋と奇数列の空気袋がともに
膨張・収縮中であるときには患者の体重は空気袋
内に収納された断面が略楕円形状の柱状体80で
ささえられる。
膨張・収縮中であるときには患者の体重は空気袋
内に収納された断面が略楕円形状の柱状体80で
ささえられる。
本考案の治療用のマツトにおいては、患者の支
持領域は偶数列の空気袋→偶数列と奇数列の空気
袋内に収納された弾性体→奇数列の空気袋へと順
次移動する。
持領域は偶数列の空気袋→偶数列と奇数列の空気
袋内に収納された弾性体→奇数列の空気袋へと順
次移動する。
実施例1及び比較例1,2
本考案の治療用のマツトの効果を調べるために
第6図に示した空気袋をもつエアマツトを3種類
作製した。すなわち、第6図aに示す、本考案に
より成る楕円柱状体を内部に設けた空気袋を有す
る褥瘡防止エアマツト(実施例1)、第6図bに
示す円柱状体を有する褥瘡防止エアマツト(比較
例1)、第6図cに示す内部に何も設けない褥瘡
防止エアマツト(比較例2)である。第6図aの
空気袋は、厚さ0.5mmの軟質塩化ビニル・シート
を高周波接着して袋状に形成した空気袋外とう5
0により、長さ900mm、直径100mmのほゞ円筒状の
形状を有する。また、直径30mm、長さ840mmの発
泡ポリスチレン円柱の芯51を2本並列に配置し
た上へ、厚さ20mmの発泡ポリウレタンラバー52
を捲回し、さらにその上に直径約10mm、高さ約3
mmの多数の空気房を有するエアキヤツプ・シート
53を強く捲回し、上記芯51と発泡ポリウレタ
ンラバー52との間に挾み込んだ厚さ0.5mmの軟
質塩化ビニル・シートより成る姿勢固定手段54
を設けたものを厚さ0.1mmの軟質塩化ビニル・シ
ート55で袋状に密封した楕円柱状体(短径約80
mm、長径約110mmの楕円断面)を上記空気袋内部
に設けてある。第6図bの空気袋は、直径30mm、
長さ840mmの発泡ポリスチレン円柱の芯51に上
記と同様の発泡ポリウレタンラバー52およびエ
アキヤツプ・シート53を捲回した円柱状体を実
施例1と同様の空気袋外とう50の内部に設けた
ものである。第6図cの空気袋は上記と同様の空
気袋外とう50のみより成る。
第6図に示した空気袋をもつエアマツトを3種類
作製した。すなわち、第6図aに示す、本考案に
より成る楕円柱状体を内部に設けた空気袋を有す
る褥瘡防止エアマツト(実施例1)、第6図bに
示す円柱状体を有する褥瘡防止エアマツト(比較
例1)、第6図cに示す内部に何も設けない褥瘡
防止エアマツト(比較例2)である。第6図aの
空気袋は、厚さ0.5mmの軟質塩化ビニル・シート
を高周波接着して袋状に形成した空気袋外とう5
0により、長さ900mm、直径100mmのほゞ円筒状の
形状を有する。また、直径30mm、長さ840mmの発
泡ポリスチレン円柱の芯51を2本並列に配置し
た上へ、厚さ20mmの発泡ポリウレタンラバー52
を捲回し、さらにその上に直径約10mm、高さ約3
mmの多数の空気房を有するエアキヤツプ・シート
53を強く捲回し、上記芯51と発泡ポリウレタ
ンラバー52との間に挾み込んだ厚さ0.5mmの軟
質塩化ビニル・シートより成る姿勢固定手段54
を設けたものを厚さ0.1mmの軟質塩化ビニル・シ
ート55で袋状に密封した楕円柱状体(短径約80
mm、長径約110mmの楕円断面)を上記空気袋内部
に設けてある。第6図bの空気袋は、直径30mm、
長さ840mmの発泡ポリスチレン円柱の芯51に上
記と同様の発泡ポリウレタンラバー52およびエ
アキヤツプ・シート53を捲回した円柱状体を実
施例1と同様の空気袋外とう50の内部に設けた
ものである。第6図cの空気袋は上記と同様の空
気袋外とう50のみより成る。
第7図は第6図の空気袋の外観である。空気袋
外とう60は高周波接着部61で袋状に形成され
ており、エアポンプより送気された空気の導入口
62と導出口63が端部に設けられている。該導
出口63には空気噴出孔64を多数設け、一端6
5を高周波接着して閉じた軟質塩化ビニル管より
成る空気噴出部材66が連結される。これら空気
袋18個を第1図のように100mm/個で並列し、
たとえば5分間周期で空気袋内圧を20mmHgと40
mmHgの間で奇数番群の空気袋と偶数番群の空気
袋とを交互に内圧上下させ膨張、弛緩を繰返す。
外とう60は高周波接着部61で袋状に形成され
ており、エアポンプより送気された空気の導入口
62と導出口63が端部に設けられている。該導
出口63には空気噴出孔64を多数設け、一端6
5を高周波接着して閉じた軟質塩化ビニル管より
成る空気噴出部材66が連結される。これら空気
袋18個を第1図のように100mm/個で並列し、
たとえば5分間周期で空気袋内圧を20mmHgと40
mmHgの間で奇数番群の空気袋と偶数番群の空気
袋とを交互に内圧上下させ膨張、弛緩を繰返す。
上記比較のための3種類の褥瘡防止エアマツト
の上に人間1名を寝させ、身体を頭一足方向に押
し引きして揺らしたところ、揺らしやすさは第6
図cのマツトが最も容易で、次いで第6図bのマ
ツトが揺らしやすく、本考案により成るマツトは
最も揺らしにくい、言い換えれば船酔いが少ない
マツトであつた。
の上に人間1名を寝させ、身体を頭一足方向に押
し引きして揺らしたところ、揺らしやすさは第6
図cのマツトが最も容易で、次いで第6図bのマ
ツトが揺らしやすく、本考案により成るマツトは
最も揺らしにくい、言い換えれば船酔いが少ない
マツトであつた。
(効果)
以上のように本考案の治療用のマツトは揺れが
著しく少ないため患者が船酔い症状を起さない優
れた効果を有しているとともに寝心地(マツト
の固さ、やわらかさ)が非常に優れている、エ
アポンプの音が非常に静かである、長時間その
まゝ使用しても身体が頭あるいは足の方向に徐々
に移動してしまうことがない、などの効果を有し
実用上極めて有用である。
著しく少ないため患者が船酔い症状を起さない優
れた効果を有しているとともに寝心地(マツト
の固さ、やわらかさ)が非常に優れている、エ
アポンプの音が非常に静かである、長時間その
まゝ使用しても身体が頭あるいは足の方向に徐々
に移動してしまうことがない、などの効果を有し
実用上極めて有用である。
第1図は本考案の治療用マツトの全体図、第2
図は空気袋内に収納する柱状体の断面図、第3図
は空気袋内へ固定した柱状体の斜視図、第4図は
姿勢固定手段の設置状態を示す斜視図、第5図は
姿勢固定手段の断面図、第6図種々の空気袋の断
面図、第7図は空気袋の全体図及び第8図は合成
された揺れを説明する実験装置の断面図であり、
第9図及び第10図は上記治療用のマツトの作動
を示す断面図である。 1〜14……空気袋、15,16……給気管、
17……エアポンプ部。
図は空気袋内に収納する柱状体の断面図、第3図
は空気袋内へ固定した柱状体の斜視図、第4図は
姿勢固定手段の設置状態を示す斜視図、第5図は
姿勢固定手段の断面図、第6図種々の空気袋の断
面図、第7図は空気袋の全体図及び第8図は合成
された揺れを説明する実験装置の断面図であり、
第9図及び第10図は上記治療用のマツトの作動
を示す断面図である。 1〜14……空気袋、15,16……給気管、
17……エアポンプ部。
Claims (1)
- 一端に空気供給口と他端に空気排出口を設けた
多数の空気袋を配列して構成されたマツトの空気
袋内に収納された、断面が略楕円形状の柱状体が
姿勢固定手段で該空気袋の下部に固定され、かつ
偶数列の空気袋の空気供給口に第1の給気管を接
続し、奇数列の空気袋に第2の給気管を接続し
て、それぞれの給気管の端部をポンプ装置に連結
し、さらに該偶数列の空気袋と奇数列の空気袋の
それぞれ少くとも一つの空気排出口に、多数の細
孔が穿設され、かつ先端が封止された細管を接続
して、該細管を空気袋と空気袋との間に配置する
とともに、該ポンプ装置に連結された第1の給気
管と第2の給気管を交互に開閉して細管から微風
を漏出させながら偶数列の空気袋と奇数列の空気
袋を交互に膨張、収縮させることを特徴とする治
療用のマツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984201467U JPH0215465Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984201467U JPH0215465Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61115533U JPS61115533U (ja) | 1986-07-21 |
| JPH0215465Y2 true JPH0215465Y2 (ja) | 1990-04-25 |
Family
ID=30763285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984201467U Expired JPH0215465Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0215465Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0232264Y2 (ja) * | 1985-07-19 | 1990-09-03 | ||
| JP2787129B2 (ja) * | 1993-12-27 | 1998-08-13 | 利夫 西野 | エアーベッド |
| KR102145130B1 (ko) * | 2019-09-20 | 2020-08-14 | 주식회사 월드케어 | 욕창 방지 패드 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6136624U (ja) * | 1984-08-03 | 1986-03-06 | 株式会社クラレ | 治療用マツト |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP1984201467U patent/JPH0215465Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61115533U (ja) | 1986-07-21 |
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