JPH0216955Y2 - - Google Patents
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- JPH0216955Y2 JPH0216955Y2 JP1984090124U JP9012484U JPH0216955Y2 JP H0216955 Y2 JPH0216955 Y2 JP H0216955Y2 JP 1984090124 U JP1984090124 U JP 1984090124U JP 9012484 U JP9012484 U JP 9012484U JP H0216955 Y2 JPH0216955 Y2 JP H0216955Y2
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- Japan
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- cable
- operating cable
- arm
- operating
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- Transmission Devices (AREA)
Description
この考案は、クランクに直結された複数枚の前
ギヤのうち、選択した一つのギヤにチエンを掛け
換えるための自転車用フロントデイレーラに関す
る。
ギヤのうち、選択した一つのギヤにチエンを掛け
換えるための自転車用フロントデイレーラに関す
る。
自転車用フロントデイレーラは、前ギヤ、すな
わち多段チエンホイール近傍のシートパイプに取
付けられ、かつ、たとえば平行四辺形パンタグラ
フリンク機構を用いて一対の略平行状ガイドプレ
ートからなるチエンガイドをクランク軸方向に平
行移動するように構成されている。上記ガイドプ
レートは、多段チエンホイールの上流側を走行す
るチエン、すなわち多段チエンホイールのスプロ
ケツトに掛かる直前のチエンを挟むように位置し
ており、したがつて、このガイドプレートをクラ
ンク軸方向に移動させると、チエンはガイドプレ
ートの内壁によつて掛け換えようとするスプロケ
ツトの方へ押され、かつそのスプロケツトの歯に
引つ掛かるようにして掛け換わる。 上記のフロントデイレーラは、通常、アウター
ケーブル内にインナーケーブルを挿通してなる操
作ケーブルの両端をそれぞれフロントデイレーラ
と自転車フレームの適所に取付けられた操作レバ
ーとに連結し、操作レバーを回動操作することに
より、上記インナーケーブルを牽引してパンタグ
ラフリンク機構を駆動し、チエンガイドを所定方
向に平行移動させるようになつている。これをさ
らに詳しく説明すると、一方向に変形するように
バネによつて弾性的な傾向を与えられた上記パン
タグラフリンク機構を操作レバーの基部に巻き掛
けられた操作ケーブルをレバー回動によつて牽引
することによつて強制的に変形させることができ
る一方、レバーを戻し回動させるとパンタグラフ
リンク機構はそれ自体が有するバネの変形力によ
つて復帰変形するようにし、これにより、操作レ
バーの回動方向および回動量に応じたパンタグラ
フリンク機構の変形を得てチエンガイドをクラン
ク軸方向の所望の方向に所望量平行移動できるよ
うになつている。 ところで、上記フロントレデイレーラのパンタ
グラフリンク機構をケーブルを介して操作するた
めに操作レバーには、たとえば、クリツク機構を
内蔵して、各スプロケツトに対するチエンガイド
の最適位置と対応する回動位置でレバーが係止さ
れるように構成し、初心者がレバーをラフに操作
してもチエンガイドを確実に最適位置に誘導し、
迅速的確な変速操作を可能としたものが見受けら
れる。このような操作レバーとフロントデイレー
ラとを連繋するケーブルは、インナーケーブルの
フロントデイレーラの連結部においてその有効長
を調節し、クリツク機構によるレバーの回動位置
とフロントレデイレーラのチエンガイドの位置と
を対応させるようになつている。しかしながら、
通常フロントデイレーラと操作ケーブルの連結部
は、ねじを用いた挟圧手段にケーブルの端部を挟
み込むように構成されているため、ケーブルをぴ
んと張つた状態でその有効長を微調節することが
非常に難しいという問題がある。すなわち、ケー
ブルの端部を引張り、このケーブルに張力を与え
ながら、しかもその有効長を微妙に加減しながら
挟圧手段のねじをしめこまなければならないの
で、その作業にはきわめて難渋するのである。 また、上記のように、操作ケーブルの連結部
は、ねじを用いた挟圧手段によつて強大な押圧力
で挟圧されている上、操作ケーブルの牽引操作力
が連結部に加わり、しかも、上記操作ケーブルの
連結部はリンク機構の揺動に伴い、繰り返し曲げ
変形を受ける。このため、上記操作ケーブルの連
結部近傍の一点に集中的に繰り返し応力が加わ
り、操作ケーブルが上記連結部近傍で疲労によつ
て切断してしまうことが多い。
わち多段チエンホイール近傍のシートパイプに取
付けられ、かつ、たとえば平行四辺形パンタグラ
フリンク機構を用いて一対の略平行状ガイドプレ
ートからなるチエンガイドをクランク軸方向に平
行移動するように構成されている。上記ガイドプ
レートは、多段チエンホイールの上流側を走行す
るチエン、すなわち多段チエンホイールのスプロ
ケツトに掛かる直前のチエンを挟むように位置し
ており、したがつて、このガイドプレートをクラ
ンク軸方向に移動させると、チエンはガイドプレ
ートの内壁によつて掛け換えようとするスプロケ
ツトの方へ押され、かつそのスプロケツトの歯に
引つ掛かるようにして掛け換わる。 上記のフロントデイレーラは、通常、アウター
ケーブル内にインナーケーブルを挿通してなる操
作ケーブルの両端をそれぞれフロントデイレーラ
と自転車フレームの適所に取付けられた操作レバ
ーとに連結し、操作レバーを回動操作することに
より、上記インナーケーブルを牽引してパンタグ
ラフリンク機構を駆動し、チエンガイドを所定方
向に平行移動させるようになつている。これをさ
らに詳しく説明すると、一方向に変形するように
バネによつて弾性的な傾向を与えられた上記パン
タグラフリンク機構を操作レバーの基部に巻き掛
けられた操作ケーブルをレバー回動によつて牽引
することによつて強制的に変形させることができ
る一方、レバーを戻し回動させるとパンタグラフ
リンク機構はそれ自体が有するバネの変形力によ
つて復帰変形するようにし、これにより、操作レ
バーの回動方向および回動量に応じたパンタグラ
フリンク機構の変形を得てチエンガイドをクラン
ク軸方向の所望の方向に所望量平行移動できるよ
うになつている。 ところで、上記フロントレデイレーラのパンタ
グラフリンク機構をケーブルを介して操作するた
めに操作レバーには、たとえば、クリツク機構を
内蔵して、各スプロケツトに対するチエンガイド
の最適位置と対応する回動位置でレバーが係止さ
れるように構成し、初心者がレバーをラフに操作
してもチエンガイドを確実に最適位置に誘導し、
迅速的確な変速操作を可能としたものが見受けら
れる。このような操作レバーとフロントデイレー
ラとを連繋するケーブルは、インナーケーブルの
フロントデイレーラの連結部においてその有効長
を調節し、クリツク機構によるレバーの回動位置
とフロントレデイレーラのチエンガイドの位置と
を対応させるようになつている。しかしながら、
通常フロントデイレーラと操作ケーブルの連結部
は、ねじを用いた挟圧手段にケーブルの端部を挟
み込むように構成されているため、ケーブルをぴ
んと張つた状態でその有効長を微調節することが
非常に難しいという問題がある。すなわち、ケー
ブルの端部を引張り、このケーブルに張力を与え
ながら、しかもその有効長を微妙に加減しながら
挟圧手段のねじをしめこまなければならないの
で、その作業にはきわめて難渋するのである。 また、上記のように、操作ケーブルの連結部
は、ねじを用いた挟圧手段によつて強大な押圧力
で挟圧されている上、操作ケーブルの牽引操作力
が連結部に加わり、しかも、上記操作ケーブルの
連結部はリンク機構の揺動に伴い、繰り返し曲げ
変形を受ける。このため、上記操作ケーブルの連
結部近傍の一点に集中的に繰り返し応力が加わ
り、操作ケーブルが上記連結部近傍で疲労によつ
て切断してしまうことが多い。
本考案は、上記の事情のもとで考え出されたも
ので、その目的は、一端を操作レバーに連結した
操作ケーブルの他端部とフロントデイレーラとの
連結部において、上記操作ケーブルの有効長の微
調節をきわめて容易に行なえるようにするととも
に、操作ケーブルの連結部近傍に繰り返し応力が
集中することを防止し、疲労による切断を防止し
て操作ケーブルの寿命をのばすことのできる自転
車用フロントデイレーラを提供することである。
ので、その目的は、一端を操作レバーに連結した
操作ケーブルの他端部とフロントデイレーラとの
連結部において、上記操作ケーブルの有効長の微
調節をきわめて容易に行なえるようにするととも
に、操作ケーブルの連結部近傍に繰り返し応力が
集中することを防止し、疲労による切断を防止し
て操作ケーブルの寿命をのばすことのできる自転
車用フロントデイレーラを提供することである。
上記の目的を達成するため、本考案においては
次の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案は、ベース部材と、これに揺
動可能に支持された一対の平行状リンク部材と、
これら一対のリンク部材の端部に揺動可能に支持
された可動部材とにより変形可能なパンタグラフ
リンク機構を構成し、かつ、一対のガイドプレー
トを有するチエンガイドを上記可動部材に取付け
てなる自転車用フロントデイレーラにおいて、 上記リンク部材のうち外リンク部材に、操作ケ
ーブルを円弧状に巻き掛けることのできる巻き掛
け手段を先端部に有するアームを一体形成すると
ともに、 上記巻き掛け手段に掛け回した操作ケーブルの
端部を、上記外リンク部材の外面側に導入し、 上記アームないし外リンク部材に、それらの外
面側から、上記操作ケーブルをねじ手段によつて
牽引調整操作しうる牽引手段を設けたこをを特徴
とする。
次の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案は、ベース部材と、これに揺
動可能に支持された一対の平行状リンク部材と、
これら一対のリンク部材の端部に揺動可能に支持
された可動部材とにより変形可能なパンタグラフ
リンク機構を構成し、かつ、一対のガイドプレー
トを有するチエンガイドを上記可動部材に取付け
てなる自転車用フロントデイレーラにおいて、 上記リンク部材のうち外リンク部材に、操作ケ
ーブルを円弧状に巻き掛けることのできる巻き掛
け手段を先端部に有するアームを一体形成すると
ともに、 上記巻き掛け手段に掛け回した操作ケーブルの
端部を、上記外リンク部材の外面側に導入し、 上記アームないし外リンク部材に、それらの外
面側から、上記操作ケーブルをねじ手段によつて
牽引調整操作しうる牽引手段を設けたこをを特徴
とする。
本考案の自転車用フロントデイレーラでは、上
記の手段を講じた結果、次の作用・効果を発揮す
る。 すなわち、従来の自転車用フロントデイレーラ
は、本考案の上記アームに相当する部材の先端部
に直接挟圧手段を介して操作ケーブルの端部を連
結しているのに対し、 本考案では、上記アーム
の先端部に操作ケーブルを円弧状に巻き掛けるこ
とのできる巻き掛け手段を設けるとともに、上記
巻き掛け手段に掛け回した操作ケーブルの端部を
上記外リンク部材の外面側に導入し、上記アーム
ないし外リンク部材、それらの外面側から、上記
操作ケーブルをねじ手段によつて牽引調整操作し
うる牽引手段を設けている。 操作ケーブルをアームの先端に直接止着するの
ではなく、操作ケーブルをアーム先端に巻き掛け
るように構成されているため、牽引力の作用点で
あるアーム先端部において操作ケーブルが挟圧止
着されることがなく、また円弧状に巻き掛けられ
るため、上記円弧の曲率以上の曲率で屈曲される
ことがない。しかも、外リンク部材の回動にとも
なつて、上記操作ケーブルの牽引力のアームに対
する作用点が上記円弧に沿つて変化する。このた
め、従来のように、操作ケーブルの連結部近傍の
一点に繰り返し曲げ応力が集中して、疲労し切断
するといつたことはなくなる。 また、操作ケーブルの端部が上記巻き掛け手段
に巻き掛けられるため、操作ケーブルの端部を車
体側方に牽引することにより、リンク機構の揺動
位置の設定を容易におこないつつ操作ケーブルの
止着を行うことができる。また、上記操作ケーブ
ルは外リンク部材の外面側に導入されるため、リ
ンク機構の揺動位置を設定した後、そのまま操作
ケーブルをリンク機構の外側部に止着することが
できる。このため、操作ケーブルの止着作業を車
体側面のみから行うことができ、操作ケーブルの
止着作業が従来に比べて格段に容易となる。 さらに、上記アームないし外リンク部材に、そ
れらの外面側から、上記操作ケーブルをねじ手段
によつて牽引調整操作しうる牽引手段が設けられ
ている。ねじは、その回転量に比べて送り量が小
さいので、操作ケーブルの有効長を微妙に調節す
ることができる。しかも、上記のねじは小さな力
によつて回転させることができる。また、本考案
のフロントデイレーラでの操作ケーブルの有効長
の調節は、牽引手段のねじを回すだけでよく、従
来のように操作ケーブルの端部をぴんと張つた状
態で保持しつつ挟圧手段を操作するといつた面倒
さがない。しかも、上記牽引手段は、上記アーム
ないし外リンク部材の外面から牽引調整操作しう
るように形成されており、車体側面からドライバ
等の工具等を用いて、きわめて容易に調整作業を
行うことができる。このため、従来の操作ケーブ
ルを取り外して調整を行うことに比べて格段に作
業性が向上する。 加えて、操作工具上記牽引手段は、上記巻き掛
け手段に巻き掛けられ、外リンク部材外面側に導
入された操作ケーブルの端部を牽引調整しうるよ
うに形成されている。このため、変速操作による
アームの揺動の影響が上記牽引手段および操作ケ
ーブルの連結部に及ぶことはなく、上記牽引手段
を設けた部分でリンク機構の揺動によつて操作ケ
ーブルが擦れたり、あるいは、上記牽引手段また
は止着部における操作ケーブルが繰り返し屈曲さ
れ、応力が一点に集中するといつたこともない。 上述のように、本考案によつて、操作ケーブル
の有効長の調整をきわめて容易に行うことができ
るとともに、操作ケーブルの寿命を従来に比べて
大幅のばすことのできる自転車用フロントデイレ
ーラを提供することができる。
記の手段を講じた結果、次の作用・効果を発揮す
る。 すなわち、従来の自転車用フロントデイレーラ
は、本考案の上記アームに相当する部材の先端部
に直接挟圧手段を介して操作ケーブルの端部を連
結しているのに対し、 本考案では、上記アーム
の先端部に操作ケーブルを円弧状に巻き掛けるこ
とのできる巻き掛け手段を設けるとともに、上記
巻き掛け手段に掛け回した操作ケーブルの端部を
上記外リンク部材の外面側に導入し、上記アーム
ないし外リンク部材、それらの外面側から、上記
操作ケーブルをねじ手段によつて牽引調整操作し
うる牽引手段を設けている。 操作ケーブルをアームの先端に直接止着するの
ではなく、操作ケーブルをアーム先端に巻き掛け
るように構成されているため、牽引力の作用点で
あるアーム先端部において操作ケーブルが挟圧止
着されることがなく、また円弧状に巻き掛けられ
るため、上記円弧の曲率以上の曲率で屈曲される
ことがない。しかも、外リンク部材の回動にとも
なつて、上記操作ケーブルの牽引力のアームに対
する作用点が上記円弧に沿つて変化する。このた
め、従来のように、操作ケーブルの連結部近傍の
一点に繰り返し曲げ応力が集中して、疲労し切断
するといつたことはなくなる。 また、操作ケーブルの端部が上記巻き掛け手段
に巻き掛けられるため、操作ケーブルの端部を車
体側方に牽引することにより、リンク機構の揺動
位置の設定を容易におこないつつ操作ケーブルの
止着を行うことができる。また、上記操作ケーブ
ルは外リンク部材の外面側に導入されるため、リ
ンク機構の揺動位置を設定した後、そのまま操作
ケーブルをリンク機構の外側部に止着することが
できる。このため、操作ケーブルの止着作業を車
体側面のみから行うことができ、操作ケーブルの
止着作業が従来に比べて格段に容易となる。 さらに、上記アームないし外リンク部材に、そ
れらの外面側から、上記操作ケーブルをねじ手段
によつて牽引調整操作しうる牽引手段が設けられ
ている。ねじは、その回転量に比べて送り量が小
さいので、操作ケーブルの有効長を微妙に調節す
ることができる。しかも、上記のねじは小さな力
によつて回転させることができる。また、本考案
のフロントデイレーラでの操作ケーブルの有効長
の調節は、牽引手段のねじを回すだけでよく、従
来のように操作ケーブルの端部をぴんと張つた状
態で保持しつつ挟圧手段を操作するといつた面倒
さがない。しかも、上記牽引手段は、上記アーム
ないし外リンク部材の外面から牽引調整操作しう
るように形成されており、車体側面からドライバ
等の工具等を用いて、きわめて容易に調整作業を
行うことができる。このため、従来の操作ケーブ
ルを取り外して調整を行うことに比べて格段に作
業性が向上する。 加えて、操作工具上記牽引手段は、上記巻き掛
け手段に巻き掛けられ、外リンク部材外面側に導
入された操作ケーブルの端部を牽引調整しうるよ
うに形成されている。このため、変速操作による
アームの揺動の影響が上記牽引手段および操作ケ
ーブルの連結部に及ぶことはなく、上記牽引手段
を設けた部分でリンク機構の揺動によつて操作ケ
ーブルが擦れたり、あるいは、上記牽引手段また
は止着部における操作ケーブルが繰り返し屈曲さ
れ、応力が一点に集中するといつたこともない。 上述のように、本考案によつて、操作ケーブル
の有効長の調整をきわめて容易に行うことができ
るとともに、操作ケーブルの寿命を従来に比べて
大幅のばすことのできる自転車用フロントデイレ
ーラを提供することができる。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ具体
的に説明する。 第1図ないし第5図は、本考案の第一実施例を
示す。フロントデイレーラを車体フレームに取付
けかつ後記するパンタグラフリンク機構ないしチ
エンガイドの機能部分を支持するベース部材1
は、自転車のシートパイプ2に適当な取付け金具
4を用いて固定される。この取付け金具4として
は、図示例のように、一対の半環状金具4a,4
bでシートパイプ2を挟着する形態のもののほ
か、取付けバンド(図示略)を用いることもでき
る。またベース部材1は、溶接などによりシート
パイプに直接固定することもできる。 上記ベース部材1には、内リンク部材6の上端
部6aおよび外リンク部材7の中間部7aがそれ
ぞれピン8,9を中心として揺動可能に支持さ
れ、かつ、内外リンク部材6,7の下端部6b,
7bには、可動部材10がピン11,12を介し
て揺動可能に支持されて、変形可能な平行四辺形
パンタグラフ機構Lを構成している。すなわち、
上記4個の部材、すなわち、ベース部材1、内外
一対のリンク部材6,7および可動部材10を互
いに揺動可能に連結する各ピン8,9,11,1
2は、第2図から明らかなように、平行四辺形の
各頂点を形成するように配置され、したがつて、
この平行四辺形パンタグラフリンク機構Lは、外
力を与えると、上記内外のリンク部材6,7がそ
れぞれ上記ピン8,9を中心として、互いに平行
関係を保つように揺動し、可動部材がその方向性
を一定に維持したまま平行移動するような変形を
する。この可動部材10には、内外一対のガイド
プレート13,14からなるチエンガイド15が
固定されており、したがつて、平行四辺形パンタ
グラフリンク機構Lが上記のように変形すると、
このチエンガイド15が前ギヤ(図示略)の軸方
向に平行移動し、これが多段チエンスプロケツト
に掛かろうとする部位のチエンを横方向に押すよ
うに作用してこのチエンを所望のスプロケツトに
掛け換える。 上記パンタグラフリンク機構Lは、第2図に表
れているように、たとえば、ピン11に套挿した
コイルバネ16の一端を固定側の部材に、すなわ
ち、たとえばベース部材1と内リンク部材6とを
連結するピン8に、他端を可動側の部材に、すな
わち、たとえば内ガイドプレート13の内側壁に
係着するなどすることにより、常に元の状態に弾
性的に復帰しうるようになつており、操作ケーブ
ルWの牽引力によつて上記バネ16の弾力に対抗
して強制的に変形させるとともに、操作ケーブル
Wの牽引力を解除すると上記バネ16の弾力によ
り復帰変形するようにし、可動部材10ないしこ
れと一体的なチエンガイド15を往復動させうる
ようになつている。 通常、上記操作ケーブルWは、内外のいずれか
のリンク部材6,7に一体的に延長させたアーム
17の端部に単に挟着手段等によつて止着される
だけであるが、本考案では、操作ケーブルWのパ
ンタグラフリンク機構Lへの連結部に次のような
特徴を与えている。すなわち、リンク部材6,7
のうち外リンク部材7にアーム17を一体形成す
るとともに、このアーム17の先端部に巻き掛け
手段18を設けている。そして、上記巻き掛け手
段18に掛け回した操作ケーブルWの端部を上記
外リンク部材7の外面側に導入し、上記アーム1
7ないし外リンク部材7に、それらの外面側か
ら、上記操作ケーブルWを牽引調整操作しうる牽
引手段20を設けている。上記巻き掛け手段18
は、たとえば、第3図によく表れているように、
アーム17の先端部に筒状面を有するケーブルガ
イド18aを設けることにより構成することがで
きる。そして、上記牽引手段20は、第1図ない
し第5図に示す本願の第一実施例では、次のよう
に構成している。 すなわち、上記アーム17の先端部に、ピン1
7aを中心として回動可能であり、かつ、上記ア
ーム17に沿うようにしてのびる回動部材21を
取付けるとともに、この回動部材21の先端部に
巻き掛け用ピン22を取付け、さらに、この回動
部材21の中間部に形成した突片23に開けた雌
ねじ24に雄ねじ25をねじこみ、この雄ねじの
先端を上記アーム17の外面に押し当てている。
一方、操作ケーブルWは、上記巻き掛け手段とし
てのケーブルガイド18a、回動部材21の巻き
掛け用ピン22にそれぞれ掛け回されたのち、外
リンク部材7の外面に対してたとえば、挟着手段
26によつて止着されている。 この実施例の作用は次の通りである。 上記回動部材21は、上記雄ねじ25をしめこ
むことにより、第2図矢印A方向に回動し、第4
図に示すようになる。このとき回動部材21の巻
き掛け用ピン22の位置は、第2図での位位置に
比べて相対的に外方へ変位しているので、巻き掛
へ手段18aから外リンク部材7への止着部まで
の操作ケーブルWの部分長さが第2図に示す状態
より第3図に示す状態の方が長くなり、結果的
に、巻き掛け手段18aから図示しない操作レバ
ーまでの操作ケーブルWの有効長が所定量短縮さ
れたことになる。逆に、操作ケーブルWの有効長
を延長する場合には、上記雄ねじ25をゆるめ、
回動部材21を第4図矢印B方向に戻せばよい。
たとえば、クリツク機構付きの操作レバー(図示
略)とこの実施例の自転車用フロントデイレーラ
とを操作ケーブルWで連結する場合、まず、一端
を操作レバーに連結し、パンタグラフリンク機構
Lが復帰している状態、すなわち第2図に示す状
態でのチエンガイド15の位置と対応するように
操作レバー(図示略)を回動し、次いで、上記操
作ケーブルWを上記巻き掛け手段18に掛け回し
てアーム17および外リンク部材7の外面側に導
入するとともに、上記操作ケーブルWの端部をラ
フに引張りながら外リンク部材7の外面に止着
し、最後に、上記回動部材21の雄ねじ25のね
じこみ量を調節しながら操作ケーブルWの有効長
を加減し、操作レバーの回動位置と正確に対応す
る位置に可動部材10が移行するようにすればよ
い。 第5図は、上記第1図ないし第3図に示した実
施例を摸式化して示している。これにより本考案
の第一実施例の要旨がより明確となるであろう。 第6図ないし第9図は、本考案の他の実施例を
摸式化して示している。 第6図に示す第二実施例では、第一実施例にお
ける回動部材21に相当する回動部材21aを、
外リンク部材7の揺動中心と同軸状に回動可能に
設け、アーム17の先端の巻き掛け手段18、回
動部材21aの先端の巻き掛け部27に掛け回し
て操作ケーブルWの端部を外リンク部材7の外面
に止着するとともに、外リンク部材7に開けた雌
ねじにねじ付けた雄ねじ25aの先端を回動部材
21の基部延長部に当接させている。この例によ
ると、上記雄ねじ25aをねじ込めば、このねじ
25aに押されて回動部材21は第6図矢印A方
向に回動し、巻き掛け手段18から端部止着部ま
での操作ケーブルの部分長さが延長されて、結果
的に操作ケーブルWの有効長が短縮される。 第7図に示す第三実施例では、第二実施例の回
動部材21aに相当する回動部材21bの端部に
操作ケーブルWの端部を止着している。また、回
動部材21bは、第二実施例と同様外リンク部材
7にねじつけられた雄ねじ25bのねじこみ量を
調節することにより、その回動量を調節しうるよ
うになつている。この例では、操作ケーブルWの
端部は、直接的にこの回動部材21bの回動によ
り有効長が調節される。 第8図に示す第四実施例では、操作ケーブルW
をアーム17の端部の巻き掛け手段18を掛け回
したのち外リンク部材7の外面に止着し、アーム
17に沿うように配されたケーブルの部位を、ア
ーム17に貫通状にねじつけられた雄ねじ25c
で直接的に押すようにしている。この例では、第
一ないし第三実施例にみるような回動部材21,
21a,21bを省略することができる。 また、第9図に示す第五実施例では、アーム1
7にブブラケツト28を設け、これに貫通状にね
じつけられた雄ねじ25dの先端に、アーム17
先端の巻き掛け手段18を掛け回された操作ケー
ブルWの端部を直接的に止着し、雄ねじ15dを
回すことによつて生じるこの雄ねじ25dの送り
量が直接的に操作ケーブルWの有効長の調節量に
反映されるようにしている。 以上のように、ねじの回し量により牽引量を調
節しながら牽引しうる牽引手段としては、種々の
態様が考えられるが、本考案の最も特徴的な点
は、リンク部材に一体的に形成したアームの先端
部に設けた巻き掛け手段に操作ケーブルWを掛け
回したのち、この操作ケーブルWを牽引手段で牽
引しうるようにしたことである。操作ケーブルを
アームの先端に直接連結するのではなく、操作ケ
ーブルを円弧状に巻き掛けることにより操作ケー
ブルの操作力がリンク機構に伝達されるアームの
先端部において、操作ケーブルを止着するための
挟圧力を作用させる必要がなく、また、リンク部
材の回動にともなつて、上記操作ケーブルの牽引
力のアームに対する作用点が上記円弧に沿つて変
化する。このため、従来のように、操作ケーブル
の連結部近傍に繰り返し曲げ応力が集中して、疲
労し切断するといつたことはなくなる。 また、上記巻き掛け手段に巻き掛けられたの
ち、外リンク部材外面側に導入された操作ケーブ
ルの端部を牽引調整しうるように形成されている
ため、変速操作によるアームの揺動の影響が上記
牽引手段および操作ケーブルの連結部に及ぶこと
はない。このため、上記牽引手段を設けた部分で
リンク機構の揺動によつて操作ケーブルが擦れた
り、あるいは、上記牽引手段または連結部におけ
る操作ケーブルが繰り返し屈曲され、応力が一点
に集中するといつたこともない。また、牽引調整
によつて、操作ケーブルのリンク機構に対する牽
引力の作用点に変化が生じないため、操作レバー
の回動にともなう操作ケーブルの牽引量に対応し
たリンク機構の変形特性に悪影響が生じることも
ない。 さらにまた、上記牽引手段は、上記アームない
し外リンク部材の外面側から牽引調整操作しうる
ように形成されているため、車体側面から、ドラ
イバ等を用いてきわめて容易に操作ケーブルの調
整ができる。 なお、本考案の範囲は、上述した実施例に限定
されないことは勿論である。たとえば、図示例で
は、パンタグラフリンク機構が自己の弾性により
復帰したとき、可動部材が最も内側の位置、すな
わち、多段チエンホイールの最小径スプロケツト
と対応する位置をとる、いわゆるローノーマル型
のフロントデイレーラに本考案を適用している
が、いわゆるトツプノーマル型のフロントデイレ
ーラにも同様に本考案を適用しうることはもちろ
んである。さらに、アームの先端にもうける巻き
掛け手段として図示例では、アーム先端部に形成
したケーブルガイドを例示しているが、ピンまた
はローラピンを付加することにより構成してもよ
い。
的に説明する。 第1図ないし第5図は、本考案の第一実施例を
示す。フロントデイレーラを車体フレームに取付
けかつ後記するパンタグラフリンク機構ないしチ
エンガイドの機能部分を支持するベース部材1
は、自転車のシートパイプ2に適当な取付け金具
4を用いて固定される。この取付け金具4として
は、図示例のように、一対の半環状金具4a,4
bでシートパイプ2を挟着する形態のもののほ
か、取付けバンド(図示略)を用いることもでき
る。またベース部材1は、溶接などによりシート
パイプに直接固定することもできる。 上記ベース部材1には、内リンク部材6の上端
部6aおよび外リンク部材7の中間部7aがそれ
ぞれピン8,9を中心として揺動可能に支持さ
れ、かつ、内外リンク部材6,7の下端部6b,
7bには、可動部材10がピン11,12を介し
て揺動可能に支持されて、変形可能な平行四辺形
パンタグラフ機構Lを構成している。すなわち、
上記4個の部材、すなわち、ベース部材1、内外
一対のリンク部材6,7および可動部材10を互
いに揺動可能に連結する各ピン8,9,11,1
2は、第2図から明らかなように、平行四辺形の
各頂点を形成するように配置され、したがつて、
この平行四辺形パンタグラフリンク機構Lは、外
力を与えると、上記内外のリンク部材6,7がそ
れぞれ上記ピン8,9を中心として、互いに平行
関係を保つように揺動し、可動部材がその方向性
を一定に維持したまま平行移動するような変形を
する。この可動部材10には、内外一対のガイド
プレート13,14からなるチエンガイド15が
固定されており、したがつて、平行四辺形パンタ
グラフリンク機構Lが上記のように変形すると、
このチエンガイド15が前ギヤ(図示略)の軸方
向に平行移動し、これが多段チエンスプロケツト
に掛かろうとする部位のチエンを横方向に押すよ
うに作用してこのチエンを所望のスプロケツトに
掛け換える。 上記パンタグラフリンク機構Lは、第2図に表
れているように、たとえば、ピン11に套挿した
コイルバネ16の一端を固定側の部材に、すなわ
ち、たとえばベース部材1と内リンク部材6とを
連結するピン8に、他端を可動側の部材に、すな
わち、たとえば内ガイドプレート13の内側壁に
係着するなどすることにより、常に元の状態に弾
性的に復帰しうるようになつており、操作ケーブ
ルWの牽引力によつて上記バネ16の弾力に対抗
して強制的に変形させるとともに、操作ケーブル
Wの牽引力を解除すると上記バネ16の弾力によ
り復帰変形するようにし、可動部材10ないしこ
れと一体的なチエンガイド15を往復動させうる
ようになつている。 通常、上記操作ケーブルWは、内外のいずれか
のリンク部材6,7に一体的に延長させたアーム
17の端部に単に挟着手段等によつて止着される
だけであるが、本考案では、操作ケーブルWのパ
ンタグラフリンク機構Lへの連結部に次のような
特徴を与えている。すなわち、リンク部材6,7
のうち外リンク部材7にアーム17を一体形成す
るとともに、このアーム17の先端部に巻き掛け
手段18を設けている。そして、上記巻き掛け手
段18に掛け回した操作ケーブルWの端部を上記
外リンク部材7の外面側に導入し、上記アーム1
7ないし外リンク部材7に、それらの外面側か
ら、上記操作ケーブルWを牽引調整操作しうる牽
引手段20を設けている。上記巻き掛け手段18
は、たとえば、第3図によく表れているように、
アーム17の先端部に筒状面を有するケーブルガ
イド18aを設けることにより構成することがで
きる。そして、上記牽引手段20は、第1図ない
し第5図に示す本願の第一実施例では、次のよう
に構成している。 すなわち、上記アーム17の先端部に、ピン1
7aを中心として回動可能であり、かつ、上記ア
ーム17に沿うようにしてのびる回動部材21を
取付けるとともに、この回動部材21の先端部に
巻き掛け用ピン22を取付け、さらに、この回動
部材21の中間部に形成した突片23に開けた雌
ねじ24に雄ねじ25をねじこみ、この雄ねじの
先端を上記アーム17の外面に押し当てている。
一方、操作ケーブルWは、上記巻き掛け手段とし
てのケーブルガイド18a、回動部材21の巻き
掛け用ピン22にそれぞれ掛け回されたのち、外
リンク部材7の外面に対してたとえば、挟着手段
26によつて止着されている。 この実施例の作用は次の通りである。 上記回動部材21は、上記雄ねじ25をしめこ
むことにより、第2図矢印A方向に回動し、第4
図に示すようになる。このとき回動部材21の巻
き掛け用ピン22の位置は、第2図での位位置に
比べて相対的に外方へ変位しているので、巻き掛
へ手段18aから外リンク部材7への止着部まで
の操作ケーブルWの部分長さが第2図に示す状態
より第3図に示す状態の方が長くなり、結果的
に、巻き掛け手段18aから図示しない操作レバ
ーまでの操作ケーブルWの有効長が所定量短縮さ
れたことになる。逆に、操作ケーブルWの有効長
を延長する場合には、上記雄ねじ25をゆるめ、
回動部材21を第4図矢印B方向に戻せばよい。
たとえば、クリツク機構付きの操作レバー(図示
略)とこの実施例の自転車用フロントデイレーラ
とを操作ケーブルWで連結する場合、まず、一端
を操作レバーに連結し、パンタグラフリンク機構
Lが復帰している状態、すなわち第2図に示す状
態でのチエンガイド15の位置と対応するように
操作レバー(図示略)を回動し、次いで、上記操
作ケーブルWを上記巻き掛け手段18に掛け回し
てアーム17および外リンク部材7の外面側に導
入するとともに、上記操作ケーブルWの端部をラ
フに引張りながら外リンク部材7の外面に止着
し、最後に、上記回動部材21の雄ねじ25のね
じこみ量を調節しながら操作ケーブルWの有効長
を加減し、操作レバーの回動位置と正確に対応す
る位置に可動部材10が移行するようにすればよ
い。 第5図は、上記第1図ないし第3図に示した実
施例を摸式化して示している。これにより本考案
の第一実施例の要旨がより明確となるであろう。 第6図ないし第9図は、本考案の他の実施例を
摸式化して示している。 第6図に示す第二実施例では、第一実施例にお
ける回動部材21に相当する回動部材21aを、
外リンク部材7の揺動中心と同軸状に回動可能に
設け、アーム17の先端の巻き掛け手段18、回
動部材21aの先端の巻き掛け部27に掛け回し
て操作ケーブルWの端部を外リンク部材7の外面
に止着するとともに、外リンク部材7に開けた雌
ねじにねじ付けた雄ねじ25aの先端を回動部材
21の基部延長部に当接させている。この例によ
ると、上記雄ねじ25aをねじ込めば、このねじ
25aに押されて回動部材21は第6図矢印A方
向に回動し、巻き掛け手段18から端部止着部ま
での操作ケーブルの部分長さが延長されて、結果
的に操作ケーブルWの有効長が短縮される。 第7図に示す第三実施例では、第二実施例の回
動部材21aに相当する回動部材21bの端部に
操作ケーブルWの端部を止着している。また、回
動部材21bは、第二実施例と同様外リンク部材
7にねじつけられた雄ねじ25bのねじこみ量を
調節することにより、その回動量を調節しうるよ
うになつている。この例では、操作ケーブルWの
端部は、直接的にこの回動部材21bの回動によ
り有効長が調節される。 第8図に示す第四実施例では、操作ケーブルW
をアーム17の端部の巻き掛け手段18を掛け回
したのち外リンク部材7の外面に止着し、アーム
17に沿うように配されたケーブルの部位を、ア
ーム17に貫通状にねじつけられた雄ねじ25c
で直接的に押すようにしている。この例では、第
一ないし第三実施例にみるような回動部材21,
21a,21bを省略することができる。 また、第9図に示す第五実施例では、アーム1
7にブブラケツト28を設け、これに貫通状にね
じつけられた雄ねじ25dの先端に、アーム17
先端の巻き掛け手段18を掛け回された操作ケー
ブルWの端部を直接的に止着し、雄ねじ15dを
回すことによつて生じるこの雄ねじ25dの送り
量が直接的に操作ケーブルWの有効長の調節量に
反映されるようにしている。 以上のように、ねじの回し量により牽引量を調
節しながら牽引しうる牽引手段としては、種々の
態様が考えられるが、本考案の最も特徴的な点
は、リンク部材に一体的に形成したアームの先端
部に設けた巻き掛け手段に操作ケーブルWを掛け
回したのち、この操作ケーブルWを牽引手段で牽
引しうるようにしたことである。操作ケーブルを
アームの先端に直接連結するのではなく、操作ケ
ーブルを円弧状に巻き掛けることにより操作ケー
ブルの操作力がリンク機構に伝達されるアームの
先端部において、操作ケーブルを止着するための
挟圧力を作用させる必要がなく、また、リンク部
材の回動にともなつて、上記操作ケーブルの牽引
力のアームに対する作用点が上記円弧に沿つて変
化する。このため、従来のように、操作ケーブル
の連結部近傍に繰り返し曲げ応力が集中して、疲
労し切断するといつたことはなくなる。 また、上記巻き掛け手段に巻き掛けられたの
ち、外リンク部材外面側に導入された操作ケーブ
ルの端部を牽引調整しうるように形成されている
ため、変速操作によるアームの揺動の影響が上記
牽引手段および操作ケーブルの連結部に及ぶこと
はない。このため、上記牽引手段を設けた部分で
リンク機構の揺動によつて操作ケーブルが擦れた
り、あるいは、上記牽引手段または連結部におけ
る操作ケーブルが繰り返し屈曲され、応力が一点
に集中するといつたこともない。また、牽引調整
によつて、操作ケーブルのリンク機構に対する牽
引力の作用点に変化が生じないため、操作レバー
の回動にともなう操作ケーブルの牽引量に対応し
たリンク機構の変形特性に悪影響が生じることも
ない。 さらにまた、上記牽引手段は、上記アームない
し外リンク部材の外面側から牽引調整操作しうる
ように形成されているため、車体側面から、ドラ
イバ等を用いてきわめて容易に操作ケーブルの調
整ができる。 なお、本考案の範囲は、上述した実施例に限定
されないことは勿論である。たとえば、図示例で
は、パンタグラフリンク機構が自己の弾性により
復帰したとき、可動部材が最も内側の位置、すな
わち、多段チエンホイールの最小径スプロケツト
と対応する位置をとる、いわゆるローノーマル型
のフロントデイレーラに本考案を適用している
が、いわゆるトツプノーマル型のフロントデイレ
ーラにも同様に本考案を適用しうることはもちろ
んである。さらに、アームの先端にもうける巻き
掛け手段として図示例では、アーム先端部に形成
したケーブルガイドを例示しているが、ピンまた
はローラピンを付加することにより構成してもよ
い。
第1図ないし第5図は本考案の第一実施例を示
し、第1図はその正面図、第2図は第1図の方
向矢視図、第3図は分解斜視図、第4図は作用説
明図、第5図はその摸式図、第6図は本考案の第
二実施例を示す摸式図、第7図は本考案の第三実
施例を示す摸式図、第8図は本考案の第四実施例
を示す摸式図、第9図は本考案の第五実施例を示
す摸式図である。 1……ベース部材、6……内リンク部材、7…
…外リンク部材、10……可動部材、13……内
ガイドプレート、14……外ガイドプレート、1
5……チエンガイド、17……アーム、18……
巻き掛け手段、20……牽引手段、L……パンタ
グラフリンク機構、W……操作ケーブル。
し、第1図はその正面図、第2図は第1図の方
向矢視図、第3図は分解斜視図、第4図は作用説
明図、第5図はその摸式図、第6図は本考案の第
二実施例を示す摸式図、第7図は本考案の第三実
施例を示す摸式図、第8図は本考案の第四実施例
を示す摸式図、第9図は本考案の第五実施例を示
す摸式図である。 1……ベース部材、6……内リンク部材、7…
…外リンク部材、10……可動部材、13……内
ガイドプレート、14……外ガイドプレート、1
5……チエンガイド、17……アーム、18……
巻き掛け手段、20……牽引手段、L……パンタ
グラフリンク機構、W……操作ケーブル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ベース部材と、これに揺動可能に支持された一
対の平行状リンク部材と、これら一対のリンク部
材の端部に揺動可能に支持された可動部材とによ
り変形可能なパンタグラフリンク機構を構成し、
かつ、一対のガイドプレートを有するチエンガイ
ドを上記可動部材に取付けてなる自転車用フロン
トデイレーラにおいて、 上記リンク部材のうち外リンク部材に、操作ケ
ーブルを円弧状に巻き掛けることのできる巻き掛
け手段を先端部に有するアームを一体形成すると
ともに、 上記巻き掛け手段に掛け回した操作ケーブルの
端部を、上記アームないし外リンク部材の外面側
に導入し、 上記アームないし外リンク部材に、それらの外
面側から、上記操作ケーブルをねじ手段によつて
牽引調整操作しうる牽引手段を設けたことを特徴
とする、自転車用フロントデイレーラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984090124U JPS615293U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 自転車用フロントデイレ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984090124U JPS615293U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 自転車用フロントデイレ−ラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS615293U JPS615293U (ja) | 1986-01-13 |
| JPH0216955Y2 true JPH0216955Y2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=30644839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984090124U Granted JPS615293U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 自転車用フロントデイレ−ラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS615293U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS607993Y2 (ja) * | 1980-09-19 | 1985-03-19 | 島野工業株式会社 | 自転車用デイレーラー |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP1984090124U patent/JPS615293U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS615293U (ja) | 1986-01-13 |
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