JPH0217579Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0217579Y2 JPH0217579Y2 JP1987161144U JP16114487U JPH0217579Y2 JP H0217579 Y2 JPH0217579 Y2 JP H0217579Y2 JP 1987161144 U JP1987161144 U JP 1987161144U JP 16114487 U JP16114487 U JP 16114487U JP H0217579 Y2 JPH0217579 Y2 JP H0217579Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- shape memory
- thread
- temperature
- memory alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は糸通しを簡単に行うようにした縫針、
ミシン針、毛糸針等の針に関するものである。
ミシン針、毛糸針等の針に関するものである。
(従来の技術)
一般に、縫針は細い鋼製の短い棒で、一端は布
に刺すために先鋭にし、他端は糸を通す針穴をあ
けてある。この針穴への糸通しに際しては糸の先
端がほつれないようにして径小の針穴に糸を通す
必要があり、一度で針穴に糸を通すことは熟練し
ないと難しく、特に眼の悪い者にとつては本来の
針仕事より糸通しの方が大仕事となり裁縫が敬遠
される一因ともなつている。このため、例えば実
公昭55−1571号公報等で開示されているように、
細い針金の輪をもつた糸通し器を用いて糸通しを
することもある。また実開昭58−88981号公報に
は少なくとも一部が形状記憶合金で構成された針
が提案されている。
に刺すために先鋭にし、他端は糸を通す針穴をあ
けてある。この針穴への糸通しに際しては糸の先
端がほつれないようにして径小の針穴に糸を通す
必要があり、一度で針穴に糸を通すことは熟練し
ないと難しく、特に眼の悪い者にとつては本来の
針仕事より糸通しの方が大仕事となり裁縫が敬遠
される一因ともなつている。このため、例えば実
公昭55−1571号公報等で開示されているように、
細い針金の輪をもつた糸通し器を用いて糸通しを
することもある。また実開昭58−88981号公報に
は少なくとも一部が形状記憶合金で構成された針
が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点)
前者従来技術の糸通し器を用いても本来針穴は
径小であるため、多少の助けにはなるがやはり難
しく、また糸通し器は高価で取扱いが面倒である
と共に、根本的には針と別に備えなければならな
いため一面かえつて手間がかかると言う問題点が
あつた。また後者従来の技術においては針穴自体
が径小なため糸通しが困難であつた。
径小であるため、多少の助けにはなるがやはり難
しく、また糸通し器は高価で取扱いが面倒である
と共に、根本的には針と別に備えなければならな
いため一面かえつて手間がかかると言う問題点が
あつた。また後者従来の技術においては針穴自体
が径小なため糸通しが困難であつた。
本考案は前記問題点に基づいて成されたもので
あり、針と一体的に設けられて糸が通しやすい針
を提供することを目的とするものである。
あり、針と一体的に設けられて糸が通しやすい針
を提供することを目的とするものである。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段)
本考案は針穴を有し、常温に設定した低温側変
態温度で前記針穴が径小となり、高温側変態温度
で前記針穴が径大となるように形状記憶させた形
状記憶合金を針本体に連設したものである。
態温度で前記針穴が径小となり、高温側変態温度
で前記針穴が径大となるように形状記憶させた形
状記憶合金を針本体に連設したものである。
(作用)
針穴に糸を通すときは形状記憶合金を温めて針
穴を径大にして糸を通しやすくし、裁縫時には形
状記憶合金が常温まで冷めて針穴が径小となり、
通常のように裁縫が可能となる。
穴を径大にして糸を通しやすくし、裁縫時には形
状記憶合金が常温まで冷めて針穴が径小となり、
通常のように裁縫が可能となる。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を詳述
する。1は縫針を対象とする針本体であり、鋼製
の棒の一端を先鋭にして形成される。2は針本体
1の他端に別体に形成して固着されている形状記
憶合金である。この形状記憶合金2はいつたんあ
る形状に記憶するとこれを変形しても設定の温度
になると記憶したもとの形状に戻る合金であつ
て、ニツケル−チタン(Ni−Ti)合金、銅−亜
鉛−アルミニウム(Cu−Zn−Al)合金、金−カ
ドミウム(Au−Cd)合金等が用いられるもので
あつて、この形状記憶合金2は第1図Aに示すよ
うに低温側変態温度を常温に設定して、形状記憶
合金2が針本体1と同程度の太さでかつ糸3を挿
通可能な径小な針穴4を形成するように形状記憶
し、また第1図Bに示すように高温側変態温度を
高温、例えば50〜100℃程度に設定して糸3を簡
単に通し得る程度の径大な針穴5を形成するよう
形状記憶する。
する。1は縫針を対象とする針本体であり、鋼製
の棒の一端を先鋭にして形成される。2は針本体
1の他端に別体に形成して固着されている形状記
憶合金である。この形状記憶合金2はいつたんあ
る形状に記憶するとこれを変形しても設定の温度
になると記憶したもとの形状に戻る合金であつ
て、ニツケル−チタン(Ni−Ti)合金、銅−亜
鉛−アルミニウム(Cu−Zn−Al)合金、金−カ
ドミウム(Au−Cd)合金等が用いられるもので
あつて、この形状記憶合金2は第1図Aに示すよ
うに低温側変態温度を常温に設定して、形状記憶
合金2が針本体1と同程度の太さでかつ糸3を挿
通可能な径小な針穴4を形成するように形状記憶
し、また第1図Bに示すように高温側変態温度を
高温、例えば50〜100℃程度に設定して糸3を簡
単に通し得る程度の径大な針穴5を形成するよう
形状記憶する。
以上のように構成される本考案の作用を説明す
る。
る。
針に糸3を通すには、50〜100℃程度の温度の
お湯の中に針本体1に連設されている形状記憶合
金2を浸して温める。これにより形状記憶合金2
の温度が前記高温側変態温度に達すると、形状記
憶合金2が該温度を感知し、径大な針穴5が形成
される。この針穴5は針本体1の太さすなわち外
径よりも径大にすることもでき、針本体1をお湯
から取り出して、この径大な針穴5に糸3を通
す。このため、糸3の通し作業が非常に簡単に行
える。
お湯の中に針本体1に連設されている形状記憶合
金2を浸して温める。これにより形状記憶合金2
の温度が前記高温側変態温度に達すると、形状記
憶合金2が該温度を感知し、径大な針穴5が形成
される。この針穴5は針本体1の太さすなわち外
径よりも径大にすることもでき、針本体1をお湯
から取り出して、この径大な針穴5に糸3を通
す。このため、糸3の通し作業が非常に簡単に行
える。
そして、お湯から取り出した形状記憶合金2の
温度が低下して常温になると、該温度を形状記憶
合金2が感知し、この結果形状記憶合金2は針本
体1と同程度の太さとなり、その針穴4も通常の
糸3が挿通して移動可能な程度の径となり、この
状態で裁縫することが可能となる。このように、
針本体1に糸3を通す際は、形状記憶合金2をお
湯に浸して温めて針穴5を大きくして糸3の通し
を簡単にし、裁縫の際は形状記憶合金2が常温に
戻つて針穴4も糸3が移動できる程度の通常の針
穴に戻るため裁縫には支障がない。従つて、針自
体が糸通し器を兼ねて針穴5が大きくなるため、
眼の悪い人でも容易に糸通しができ、非常に便利
である。また、熱源さえあれば他の付属具が不用
であり、取り扱いも容易である。尚、形状記憶合
金2を温めるにはお湯に浸す他、ドライヤーで熱
風を吹き付けたり、発熱体を接触させること等
種々方法がある。また、針本体1が鋼製であるた
め、針本体1と形状記憶合金2との接合は強力な
接着剤が開発されているのでこれを用いることが
できる。さらに、この形状記憶合金2の材質が針
を構成できるものであれば、針本体1と形状記憶
合金2とを一体的に形成することもできる。しか
も、低温側変態温度を常温に設定したことによ
り、裁縫時には自然に針穴4が径小となり簡単に
使用することができる。
温度が低下して常温になると、該温度を形状記憶
合金2が感知し、この結果形状記憶合金2は針本
体1と同程度の太さとなり、その針穴4も通常の
糸3が挿通して移動可能な程度の径となり、この
状態で裁縫することが可能となる。このように、
針本体1に糸3を通す際は、形状記憶合金2をお
湯に浸して温めて針穴5を大きくして糸3の通し
を簡単にし、裁縫の際は形状記憶合金2が常温に
戻つて針穴4も糸3が移動できる程度の通常の針
穴に戻るため裁縫には支障がない。従つて、針自
体が糸通し器を兼ねて針穴5が大きくなるため、
眼の悪い人でも容易に糸通しができ、非常に便利
である。また、熱源さえあれば他の付属具が不用
であり、取り扱いも容易である。尚、形状記憶合
金2を温めるにはお湯に浸す他、ドライヤーで熱
風を吹き付けたり、発熱体を接触させること等
種々方法がある。また、針本体1が鋼製であるた
め、針本体1と形状記憶合金2との接合は強力な
接着剤が開発されているのでこれを用いることが
できる。さらに、この形状記憶合金2の材質が針
を構成できるものであれば、針本体1と形状記憶
合金2とを一体的に形成することもできる。しか
も、低温側変態温度を常温に設定したことによ
り、裁縫時には自然に針穴4が径小となり簡単に
使用することができる。
第2図は本考案の第2実施例を示しており、針
本体1と形状記憶合金2とを接着剤により接合す
る場合には互いの斜めの接合面6を接合すればよ
り強固に接着できる。また、これらの接合面6に
互いに嵌合する凹凸を用いればより一層強固に接
着できる。
本体1と形状記憶合金2とを接着剤により接合す
る場合には互いの斜めの接合面6を接合すればよ
り強固に接着できる。また、これらの接合面6に
互いに嵌合する凹凸を用いればより一層強固に接
着できる。
第3図は本考案の第3実施例を示しており、ミ
シン針と対象とする針本体1の場合には基端がミ
シンに嵌合されるため、針本体1の中間部に針穴
4,5を有する形状記憶合金2が設けられること
になる。そして、糸3を通す毎に針本体1をミシ
ンから外すと大変であるため、この場合、ミシン
に特別の発熱体を備え、糸3を通す時にこの発熱
体を形状記憶合金2に当てると第3図Bに示すよ
うに径大な針穴5が得られ、常には第3図Aに示
すように普通の径小な針穴4となる。
シン針と対象とする針本体1の場合には基端がミ
シンに嵌合されるため、針本体1の中間部に針穴
4,5を有する形状記憶合金2が設けられること
になる。そして、糸3を通す毎に針本体1をミシ
ンから外すと大変であるため、この場合、ミシン
に特別の発熱体を備え、糸3を通す時にこの発熱
体を形状記憶合金2に当てると第3図Bに示すよ
うに径大な針穴5が得られ、常には第3図Aに示
すように普通の径小な針穴4となる。
以上、本考案の実施例について詳述したが、本
考案の要旨の範囲内で適宜変形可能である。例え
ば、形状記憶合金2の高温側変態温度を50〜100
℃程度にしたが、一般家庭で手軽に針に与えるこ
とができる程度の温度であればこれに限定されな
い。又、径大な針穴5の形状や大きさも糸3を簡
単に通すことができるものであれば種々変形でき
る。
考案の要旨の範囲内で適宜変形可能である。例え
ば、形状記憶合金2の高温側変態温度を50〜100
℃程度にしたが、一般家庭で手軽に針に与えるこ
とができる程度の温度であればこれに限定されな
い。又、径大な針穴5の形状や大きさも糸3を簡
単に通すことができるものであれば種々変形でき
る。
[考案の効果]
以上詳述したように本考案によれば針穴を有
し、常温に設定した低温側変態温度で前記針穴が
径小となり、高温側変態温度で前記針穴が径大と
なるように形状記憶させた形状記憶合金を針本体
に連設したことにより、針と一体的に設けられて
簡便に糸が通しやすい針を提供することができ
る。
し、常温に設定した低温側変態温度で前記針穴が
径小となり、高温側変態温度で前記針穴が径大と
なるように形状記憶させた形状記憶合金を針本体
に連設したことにより、針と一体的に設けられて
簡便に糸が通しやすい針を提供することができ
る。
第1図は第1実施例を示しており、第1図Aは
通常時の斜視図、第1図Bは糸通し時の斜視図、
第2図は第2実施例を示す斜視図、第3図は第3
実施例を示しており、第3図Aは通常時の正面
図、第3図Bは糸通し時の正面図である。 1……針本体、2……形状記憶合金、4……径
小な針穴、5……径大な針穴。
通常時の斜視図、第1図Bは糸通し時の斜視図、
第2図は第2実施例を示す斜視図、第3図は第3
実施例を示しており、第3図Aは通常時の正面
図、第3図Bは糸通し時の正面図である。 1……針本体、2……形状記憶合金、4……径
小な針穴、5……径大な針穴。
Claims (1)
- 針穴を有し、常温に設定した低温側変態温度で
前記針穴が径小となり、高温側変態温度で前記針
穴が径大となるように形状記憶させた形状記憶合
金を針本体に連設したことを特徴とする針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987161144U JPH0217579Y2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987161144U JPH0217579Y2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0166281U JPH0166281U (ja) | 1989-04-27 |
| JPH0217579Y2 true JPH0217579Y2 (ja) | 1990-05-16 |
Family
ID=31443836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987161144U Expired JPH0217579Y2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0217579Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5888981U (ja) * | 1981-12-11 | 1983-06-16 | シャープ株式会社 | 針 |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP1987161144U patent/JPH0217579Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0166281U (ja) | 1989-04-27 |
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