JPH02183006A - 地盤用排水部材、その製造方法および液状化対策工法 - Google Patents

地盤用排水部材、その製造方法および液状化対策工法

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JPH02183006A
JPH02183006A JP256389A JP256389A JPH02183006A JP H02183006 A JPH02183006 A JP H02183006A JP 256389 A JP256389 A JP 256389A JP 256389 A JP256389 A JP 256389A JP H02183006 A JPH02183006 A JP H02183006A
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毅 飯田
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼管、コンクリート管、合成樹脂パイプ、棒鋼
などの条鋼、その他の棒状体を利用した地盤用排水部材
、その製造方法および該地盤用排水部材を液状化対策杭
などとして利用する液状化対策工法に関するものである
〔従来の技術〕
従来、地盤の液状化対策などの目的で施工される排水工
法としては、例えば、 ■ 杭の周囲近傍に砕石などを充填して、地震時に地盤
の間隙水圧が上昇したとき、土粒子間の間隙水をこの砕
石などの部分を通して上方へ排出させ、杭の周囲地盤の
液状化を防止するもの(特公昭61−51093号公報
参照)■ 抗または孔あき管の周面に多数の小孔を°設
け、地震時、地盤の過剰間隙水圧が上昇したときの地盤
の間隙水をその小孔から杭内部へ排出させるもの(特開
昭57−146910号公報、特開昭62−21141
6号公報など参照) などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、■においては、杭の周囲近傍に砕石を充填する
作業が面倒な上、杭の周囲地盤を緩ませたり、乱すおそ
れがある。さらに、時間の経過に伴い、土の細粒分が間
隙水の排出路である透水性材料としての砕石などの間隙
に侵入し、目詰まりを生じることとなり、液状化防止機
能を失ってしまうという問題がある。
また、■においては、杭本体に多数の小孔を設けるので
、杭の耐荷力が減少するという問題がある。
本発明は上述のような従来技術における問題点の解決を
図ったものである。
〔課題を解決するための手段〕
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の地盤用排水部材は主として液状化対策用または
液状化対策用の排水部材として利用されるもので、その
他、地すべり抑止杭を兼ねた排水部材、排水機能を付与
したアースアンカーなどとしても利用することができる
本発明の地盤用排水部材はマット状またはパイプ状に成
形した立体網状構造体を鋼管などの棒状体外周に環状に
装着し、該立体網状構造体上に土砂流入防止用の透水性
のあるフィルターを被せてなる。
なお、ここで言う棒状体は、鋼管杭または鋼管、コンク
リート杭またはコンクリート管、銅管コンクリート複合
杭または鋼管コンクリート複合管の他、ポリエチレンな
どの合成樹脂管、鉄筋、棒鋼などの条鋼、グラスファイ
バーなどの繊維製棒状体、ポリエチレンなどの合成樹脂
製棒状体のいずれでもよい。また、棒状体として鋼管矢
板、H形鋼抗、鋼矢板などを用い、外周全面にまたは外
周半面など部分的に、同様の液状化対策を施すこともで
きる。
前記フィルター上にさらにフィルター破損防止用の防護
カバーとして、該フィールターの網目または間隙のより
大きい孔を多数有する防護板、または言亥フィルターの
網目または間隙より大きい綱目を有する防護ネットを設
けてもよい。
防護カバーとしては、あらかじめ孔あけ加工を施しであ
る熱収縮性チューブを用い、これを加熱収縮させること
により形成される孔あき板や、熱収縮性を有するネット
状チューブを加熱収縮させた防護ネットなどを用いるこ
ともできる。また、熱収縮性のネット状チューブは、上
記立体網状構造体を鋼管などの杭本体に固く留めるだけ
の目的に利用してもよい。
本発明の地盤用排水部材を液状化対策用として用いる場
合には、上述の地盤用排水部材を液状化の可能性のある
地盤に打設し、地震時に該地盤内に発生する過剰間隙水
圧を前記立体網状構造体部分を通して逸散させることに
より、液状化を防くことができる。
なお、立体網状構造体およびフィルターなどは棒状体の
長手方向全長にわたって装着する必要はなく、地震時に
液状化の可能性のある地層に位置する部分のみに、上記
構成による排水機構を設け、液状化の可能性のない地層
に位置する部分には立体網状構造体およびフィルターな
どを装着しない構造とすることもできる。例えば、液状
化の可能性のある地層が地盤上部のみである場合には、
この地層に位置する部分のみ液状化対策を施すよう構成
することができる。さらに、液状化の可能性のある地層
が地盤中間部にある場合などでは、この地層より上部に
ある液状化の可能性のない地層に位置する部分には、必
ずしも液状化の可能性のある地層に位置する部分と同じ
排水機構を設ける必要はない。例えば、孔または間隙の
ない防護カバーを用い、フィルターを省略してもよい。
要するに、液状化の可能性のない地層に位置する部分の
排水機構は、液状化の可能性のある地層から排水され、
前記棒状体側面に沿って、地盤上部へ流れる間隙水を円
滑に地盤上部へ排出する機構であればよい。
また、前述のように本発明の地盤用排水部材の用途は液
状化対策抗に限られず、地すべり抑止杭を兼ねた排水部
材、排水機能を付与したアースアンカーなどとしても利
用することができる。
〔作 用〕
上述のような構成により、本発明の地盤用排水部材を液
状化対策杭として用いた場合には、地震時、地盤の間隙
水圧が上昇したときの間隙水を杭の外周を通じて杭の上
部より排出するなどして、液状化対策を講じることがで
きる。
第24図は本発明に係る液状化対策抗と通常の杭につい
て、加振時の過剰間隙水圧比の経時変化を比較したもの
で、縦軸で示される過剰間隙水圧比(過剰間隙水圧と有
効鉛直応力の比)が0.3以下なら一般に液状化には至
らないとされており、本発明の地盤用排水部材による液
状化対策抗は十分この範囲に入っており、液状化対策効
果は大きい。
通常の抗(ajl管杭、コンクリート杭、鋼管コンクリ
ート複合杭など)を液状化する地盤に用いると、地震時
、杭を支持する地盤の抵抗が極めて低下するため、液状
化の程度に応じて土質定数(変形係数E、地盤反力係数
K)を低減させる必要がある。これに対し、本発明では
上述のように、液状化の発生を抑制できるため、土質定
数の低減が必要なくなり、その工学上のメリット、効果
は極めて大きい。
さらに、熱収縮性材料を用いることにより、本発明の地
盤用排水部材を容易に製造することができる。
一方、本発明の地盤用排水部材は液状化対策のみならず
、斜面安定のために使用することもできる。例えば、急
傾斜地の地すべり抑止杭として用いれば杭の強度のみな
らず、地すべりを誘起させる原因であるすべり層の間隙
水を排出させることができるので、地すべり抑止対策と
しては極めて効果的である。さらに、アースアンカーな
どとして利用する場合にも、地盤に浸透した雨水などを
アンカー材としての棒状体の外周を通じて排水すること
ができ、地盤の安定が図れる。
〔実施例〕
次に、主として本発明の地盤用排水部材を液状化対策杭
として適用した場合の実施例について説明する。
(1)タイプI 棒状体(杭本体)十立体網状構造体+フィルター十防護
カバー(孔あき板またはネット)・・・・・・第1図〜
第6図参照 第1図および第2図はタイプIにおける一実施例を示し
たもので、液状化対策抗1として、鋼管杭2の外周に立
体網状構造体3を環状に装着し、その上にフィルター4
を被せ、さらにその外周に防護カバーとして孔あき板5
を被せたものである。
第3図および第4図は上記実施例における要部の断面を
示したもので、第3図は孔あき板5の孔6が大きい場合
、第4図は孔あき板5の孔6が小さい場合である。
また、第5図および第6図はタイプ■における他の実施
例として、上記実施例の鋼管杭2に代え、芯材となる棒
状体として棒鋼2”を用いた場合である。この場合は通
常、杭としてではなく、単に地盤中へ打設される液状化
対策用の排水部材あるいは排水機能を有するアンカー材
などとして利用される。
このタイプ■の液状化対策杭1は、フィルター4の損傷
防止のために、最外周面に防護カバーを設けであるので
、運搬時や、杭1の地盤への設置時などにおける取り扱
いが容易である。
上述の鋼管杭2に代え、コンクリート杭、鋼管コンクリ
ート複合杭などの杭を使用することもでき、また棒鋼2
”の他、ポリエチレンなどの合成樹脂管、鉄筋なども使
用できる。さらに、芯材となる棒状体として鋼管矢板、
H形鋼杭、鋼矢板などを用いてもよい。
鋼管杭2、棒鋼2′などの外面に取り付ける立体網状構
造体3は、排水路を形成するものであり、例えばポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの熱可塑性
合成樹脂を加熱溶融し、ノズルより押し出して、繊條と
し、それを立体網状とし、接点を溶着または接着した構
造体などを用いることができる。この構造体表面の開孔
率は80%以上、構造体の空隙率は通常80〜95%あ
り、構造体表面から大きな荷重が作用した場合でも、空
隙率が50%以上あれば十分である。例えばポリプロピ
レン製で、繊條の径が約1〜2龍の立体網状構造体はL
ot/m2の載荷重に対しても空隙率は75%以上であ
る。
立体網状構造体3の鋼管杭2などへの取り付けは、上述
の立体網状構造体3をマット状に製作し、鋼管杭2など
の外周面に巻付け、装着すればよい。
ロープを環状、またはらせん状にしばり付け、鋼管杭2
などに固定してもよいし、立体網状構造体3の継ぎ部を
金具などで、該立体網状構造体3が鋼管杭2などの周面
に密着するよう固定してもよい。他の取り付は方法とし
ては、立体綱状構造体3をパイプ状とし、パイプの内径
と鋼管杭2などの芯材となる棒状体の外径をほぼ等くし
、この立体網状構造体3のパイプを鋼管杭2などに被せ
てもよい。
これらの場合、地盤への抗施工時に、立体網状構造体3
を有する鋼管杭2などの下端部からパイプ状またはマッ
ト状の立体網状構造体3が離脱しやすいので、留め金具
で端部を固定するなどの処置をしておくことが望ましい
。また、立体網状構造体3をより固く装着するために、
第12図に示すように留めバンド7を用いてもよい。こ
の場合、第18図に示すように、熱収縮性のネット状チ
ューブ7aを用い、加熱収縮させることにより、留めバ
ンド7とすることもできる。
液状化時、土粒子間の間隙水は、この立体網状構造体3
を通って液状化対策抗1の上部から排出されることとな
る。したがって、立体網状構造体3の杭軸に直角な断面
の断面積は、間隙水が排出されるに必要な大きさを有す
る必要がある。この断面積は、種々検討した結果、杭本
体の径や立体網状構造体3の空隙率、液状化地盤の性質
などにもよるが、杭本体すなわち鋼管杭2などの径が小
さいときでも、20〜1604以上あるのが好ましく、
杭本体の径が太き(なるにつれて、液状化対策抗1が地
盤に接する単位長さ当りの面積が大きくなり、立体網状
構造体3の確保すべき面積も20〜160cJより大き
くすることができる。すなわち、杭本体の径が40印の
ときで、この面積を40〜320 ct以上、杭本体の
径が100cmのときで、80〜640cJ以上確保す
るのが望ましい。
例えば、杭本体の外径が40cm、立体網状構造体3の
杭軸と直角な断面の断面積を40〜320d以上と設定
すれば、立体網状構造体3の杭径方向の厚みは、0.3
〜2.4 cm以上必要となる。また、杭本体の外径が
100cm、立体網状構造体3の杭軸と直角な断面の断
面積を250cII1以上と設定すれば、その杭径方向
の厚みは約0.8 cm以上となる。
以上の点を考慮した場合、液状化対策抗1の外周に装着
される立体網状構造体3の厚さは杭本体の径が300c
m以内なら、立体網状構造体1の製造可能範囲、取り付
けの容易さ、排水性能、施工性、杭の地盤への設置時な
どに受ける土圧を考慮して、−iには0.5 crn〜
150cmの範囲に設定するのが望ましい。
立体網状構造体3の外周上に設けられる土砂流入防止用
のフィルター4としては、合成繊維製のものや合成樹脂
製のものが好ましく、例えばナイロン類、ポリエチレン
七ノフィラメント製などの経編布や、ポリプロピレン製
、ポリエステル繊維製などの不織布などを用いることが
できる。また、合成繊維どうし、合成樹脂どうし、ある
いは合成繊維と合成樹脂を組み合せたり、重ね合せたり
して、フィルター4としてもよい。例えば、薄い経編布
や不織布からなる合成繊維製のフィルターの片面または
両面に、この合成繊維製フィルターより厚く、メツシュ
の大きい合成樹脂製のフィルタ、または合成繊維製フィ
ルターより厚く、そのメソシュより大きい小孔を多数有
する合成樹脂製のフィルターを重ね合せて補強したフィ
ルター4を用いることもできる。
フィルター4としての経編布や不織布などのメツシュ間
隔または間隙は、液状化防止などの対象とする地盤(一
般には砂地盤)の土の粒径分布を勘案して、土砂による
フィルター4の目詰まりを起こさないように設定するの
がよい。このメツシュ間隔または間隙は、液状化の可能
性のある地盤で、土の粒径が特別大きく、比較的均一に
分布している地盤では1〜3IllI11程度に大きく
設定することも可能であるが、こうした地盤は少なく、
液状化の可能性のある一般的な地盤では1〜3mm程度
よりかなり小さく設定するのがよい。
液状化対策におけるフィルター4の透水係数は、液状化
対策抗1などの設置地盤にもよるが、一般に10−”c
m/sec〜10− ’ crn / sec程度以上
のものが好ましい。
フィルター4の立体網状構造体3外周上への取付は方法
としては、フィルター4を立体網状構造体3の外周に巻
付け、フィルター4の端部を留め金具で留めるなどして
行うことができる。また、巻付けたフィルター4の外周
を針金、ロープなどでしばり付けて留めてもよいし、第
12図に示すように留めバンド7で留めてもよい。
防護カバーとしては、フィルター4の外周上に孔あき板
5または防護ネット5”を取り付ける。
孔あき仮は第13図に示すように多数の小孔6を有し、
小孔6の面積比率は液状化対策を講じる場合には、孔あ
き板5の面積の5%以上とするのが好ましい。この孔あ
き板5はフィルター4を防護する役割を果たすものであ
り、鋼、ステンレスなどの金属製、ポリエチレン、強化
プラスチックなどの合成樹脂製などからなる。小孔6の
大きさはフィルター4の網目または間隙より大きいもの
が好ましいが、液状化対策抗1の運搬、施工時に、中の
フィルター4の破損防止機能を失わない程度の大きさに
とどめるのがよい。孔あき板5の小孔6の大きさがフィ
ルター4の網目または間隙と同じであれば、フィルター
4を省略して孔あき板5をフィルターとして機能させて
もよいということになるが、液状化の可能性のある一般
の地盤の場合には、土砂流入防止用のフィルターとして
機能するために単一材料から成るフィルターは多数の小
さな網目または間隙を有し、一般に強度も低く、防護カ
バーの役割を兼ねることは難しい。
しかし、前述した合成繊維と合成樹脂などからなる重ね
合せフィルターを用いる場合は、合成樹脂製フィルタ一
部分が防護カバーの役割を果たすことも可能である。ま
た、液状化の可能性のある地盤で、土の粒子が大きく分
布する特別の地盤では、フィルターの網目または間隙は
一般の地盤より太き(でよいから、孔あき板または防護
ネットをフィルターとして兼用することが可能である。
孔あき板5のフィルター4上への取付けは、第15図に
示すように鋼管杭2などの杭本体の曲率に合うように成
形した孔あき板5をボルト9などで固定してもよいし、
ローブなどを孔あき板5の外周に回して、固定してもよ
い。なお、図中Aのルートは立体網状構造体3およびフ
ィルター4をあらかじめ、鋼管杭2などの杭本体の外周
に装着しておく場合であり、Bのルートは立体網状構造
体3およびフィルター4を孔あき板5の内側に装着して
おく場合である。
また、第14図に示すように、フィルターの防護用には
上述の孔あき板5の代りに、金属製または合成樹脂製な
どの防護ネット5゛を使用してもよい。合成樹脂製ネッ
トとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンエチ
レン−酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂を主な原
材料として、連続的に押出成形したものなどを用いるこ
とができる。防護ネット5′に多数設けられている間隙
の面積比率は、液状化対策を講じる場合には、防護ネッ
ト5゛の面積の5%以上とするのが好ましい。防護ネッ
ト5゛の網目または間隙は、孔あき板5の場合と同様に
、フィルター4の綱目または間隙より大きいものとする
。防護ネット5゛は、液状化対策杭1などの運搬、施工
時に容易に外れな゛いよう、十分緊張して取付ける。ま
た、防護ネット5゛の両端周面はバンドプレートなどで
固定しておくとよい。
以上、防護カバーとして、孔あきvi、5または防護ネ
ット5゛を用いる場合について述べたが、もちろん、フ
ィルター4上に防護ネット5°を取り付け、さらにその
上に孔あき板5を取付けるなど、防護ネット5゛と孔あ
き板5を併用し、防護機能を増加させることもできる。
孔あき板5の取り付は方法としては、前述したボルトな
どで固定する方法以外に、第16図に示すように、ポリ
エチレンなどの重合体からなる熱収縮性チューブ5aを
用いて孔あきJIFl、5とすることもできる。熱収縮
性チューブ5aの径は杭本体の径よりやや大きくしてお
き、杭本体に被せる。
熱収縮性チューブ5aにはあらかじめ孔あけ加工を施し
ておく。この孔6aも熱により収縮するので、孔6aの
大きさ、配置などについては、該チューブ5aの収縮率
を考慮する必要がある。この熱収縮性チューブ5aを被
せた後、150℃程度の熱を加えれば、熱収縮により、
強力に被覆することができる。このチューブ5aには、
多くの孔6aが穿設されているので、収縮作業時、杭本
体とチューブ5a間に空気が滞留することもなく、作業
性は良好である。
第17図(alに示すように、一体成形された継ぎ目な
しの円筒状チューブ5aの場合は、杭本体の端部から嵌
めてゆき、杭本体に熱収縮作業により被せる。
収縮前の被せ作業をより簡便化するために、第17図(
b)に示すようにチューブ5aの管軸方向にファスナー
8を設けてもよい。ファスナー付チューブは、杭本体が
長い場合には有効である。
この熱収縮性チューブ5aを用いて孔あき板5とする方
法は、作業性が良く確実に取り付けられるので利点が多
い方法である。
同様に、防護ネット5°の取り付は方法として、第18
図に示すように、ポリエチレンなどの重合体からなる熱
収縮性を持たせたネット状チューブ5°aを用いて、防
護ネット5゛を構成してもよい。
網目の大きさ、配置については同様に収縮率を考慮して
設定しておく。この防護ネット5゛の被覆作業は熱収縮
性チューブ5aの場合と同様である。
もちろん、この防護ネット5゛は継ぎ目なしの一体成形
としてもよいし、管軸方向にファスナーを設けてもよい
。また、ファスナーを用いずに、金属線、ロープなどで
管軸方向の継ぎ目を留めてもよい。この熱収縮性ネット
状チューブ5”aを用いて、防護ネット5゛を構成させ
る方法も、前述の熱収縮性チューブ5aを用いる場合と
同様に利点が多い。
(2)タイプ■ 棒状体(杭本体)十立体網状構造体+フィルター・・・
・・・第7図〜第11図参照 第7図〜第9図はタイプ■における一実施例を示したも
ので、液状化対策抗11として、鋼管杭2の外周に立体
網状構造体3を環状に装着し、その上にフィルター4を
被せたものである。
また、第10図および第11図はタイプ■における他の
実施例として、上記実施例の鋼管杭2に代え、芯材とな
る棒状体として棒wJ2”を用いた場合である。
タイプHの液状化対策抗11はタイプIにおいて最外周
の防護カバーを省略した構造を有し、立体網状構造体3
およびフィルター4の材料、鋼管杭2などの杭本体への
装着方法はタイプIの場合と同様である。
この液状化対策抗11は防護カバーがないので杭の取り
扱いには、フィルター4を破断しないように注意する必
要があるが、製作はタイプ■より簡単である。この杭の
施工においては、地盤へ直接打ち込むなどすると、フィ
ルター4の損傷の懸念がある。したがって、一般には以
下に述べる手順により、設置するのがよい。すなわち、
ますケーシングパイプを地盤に鉛直または斜め方向に設
置し、オーガーでケーシングパイプ内の土を排除し、次
にタイプ■の液状化対策抗11をケーシングパイプ内に
建込む。その後で、ケーシングパイプを地盤上に引抜け
ばよい。または、パイプ外面に螺旋状のリブが付き、パ
イプ先端に開閉式の蓋のついたケーシングパイプを鉛直
または斜め方向に地盤の所定深さまで、機械力により、
パイプ先端の蓋を閉じたまま、回転圧太し、次に、タイ
プ■の液状化対策抗11をケーシングパイプ内に建込む
。その後で、パイプ先端の蓋を開けて、ケーシングパイ
プを地盤上に引抜けばよい。
第19図〜第27図は本発明の地盤用排水部材の種々の
適用例を示したものであるゆ 第19図および第20図は上述のように構成される地盤
用排水部材13を、液状化のおそれのある地盤21内に
所要間隔で配置した状態を示したものである。この場合
は、必ずしも上部構造物を支持しないため、杭としてで
はなく単に液状化対策用の排水部材として使用している
。したがって、棒状体として合成樹脂管、鉄筋などの棒
鋼、グラスファイバーなどの繊維製棒状体、ポリエチレ
ンなどの合成樹脂製棒状体などを使用することもできる
第21図〜第23図の実施例は液状化対策用1をケーソ
ン22のマウンド23下、建物24下、橋脚25下など
の液状化のおそれのある地盤21゜21”に設置し、構
造物の基礎としても利用した場合の例である。
一方、本発明の地盤用排水部材は液状化対策のみならず
、斜面安定のためなどにも使用することができる。例え
ば、第25図に示すように急傾斜地の地すべり抑止杭1
2として用いれば杭の強度のみならず、地すべりを誘起
させる原因であるすべり層の間隙水を排出させることが
できるので、すべり抑止対策としては極めて効果的であ
る。この場合は、鋼管杭2などの杭本体に取り付けた立
体網状構造体3などによる排水対策処置は、間隙水を含
む地すべり層に設置される部分にのみ施してもよい。ま
た、立体網状構造体3の杭径方向の厚さは、すべり層の
性質に応じて適当に設定すればよい。
第26図は本発明の地盤用排水部材13を斜め方向に設
置し、アースアンカーとして兼用した場合の例である。
このように、本発明の地盤用排水部材を数多く用いる場
合には、経済性、剛性の点から芯材となる棒状体の材料
は鉄筋、鋼棒、小径管、グラスファイバーなどの繊維製
棒状体、ポリエチレンなどの合成樹脂製棒状体などが好
ましい。
なお、不動層にある地盤用排水部材13の先端口りには
、グラウト14などを注入して、先端を不動層に固定す
ることができる。また、排水対策はすべり層に位置する
部分にのみ施せばよい。
第27図は同じく地盤用排水部材15を水平方向に設置
し、盛土あるいは擁壁のアンカーとして兼用した場合の
例である。この場合も、土構造物の補強のみならず、地
盤中の間隙水を排出させることができるので極めて安定
した土構造物を築造することが可能である。この場合も
、経済性、剛性の点から棒状体の材料は鉄筋、鋼棒、小
径管、グラスファイバーなどの繊維製棒状体、ポリエチ
レンなどの合成樹脂製棒状体などが好ましい。
以上に述べたように、本発明の地盤用排水部材を斜面安
定のために使用する場合で、地盤用排水部材の構成部分
として防護カバーのあるときには、この防護カバー(孔
あき板5または防護ネソ)5’)の小孔または間隙の好
ましい面積比率は、必ずしも防護カバーの面積の5%以
上とする必要はなく、斜面安定の対象地盤の透水係数な
どを考慮して設定すればよい。
〔発明の効果〕
■ 本発明の地盤用排水部材周面の透水性材料としての
立体網状構造体の間隙率は極めて大きいので、流水抵抗
は砕石などと比べ極めて小さい。
したがって、本発明の地盤用排水部材を液状化の可能性
のある地盤に設置すれば、地震時に、地盤の過剰間隙水
圧が上昇したとき、間隙水を鋼管杭などの棒状体周面の
透水性材料を通じて、短時間に円滑に排出することがで
きるので、地盤の液状化防止効果は従来の方法Gご比べ
て大きい。
■ 従来の砕石などを用いた液状化対策工法における杭
周面の透水性材料の土粒子による目詰まりがなく、半永
久的に効果を発揮させることが可能である。
■ 棒状体が鋼管杭、コンクリート杭、鋼管コンクリー
ト杭などからなる場合、構造物の基礎杭として活用でき
る。特に、液状化の可能性のある砂地盤に液状化対策用
として適用すれば、地盤の液状化防止機能、地盤の側方
移動抑止機能を有する基礎杭として活用でき、効果的で
ある。
■ 本発明の地盤用排水部材は透水性材料を芯材となる
杭などの棒状部材と一体化しており、従来の杭施工と同
様のハンマー打込み工法、ケーシングオーガーなどによ
る中堀工法、ケーシングパイプなどによる埋設工法など
により施工することができ、施工が簡単かつ迅速に行え
る利点がある。
■ 前記タイプI、IIの液状化対策抗のうち、タイプ
Iのものは、杭の外周に防護カバーが付いており、運搬
、施工がタイプ■より容易である。
タイプ■のものは防護カバーがないので、運搬、施工時
にフィルターを損傷しないように留意する必要があるが
、製作が容易で経済的である。
■ 本発明の地盤用排水部材を地すべり抑止杭、アース
アンカーとして利用すれば、地盤の補強のみならず、地
盤中の間隙水を排出することができるので、地すべり地
帯、土構造物の斜面の安定化対策として効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるタイプIの実施例を示す斜視図
、第2図はその水平断面図、第3図は第2図の部分拡大
図、第4図は第3図の変形例としての部分拡大図、第5
図はタイプ■において鋼管の代わりに棒鋼を用いた場合
の実施例を示す斜視図、第6図はその水平断面図、第7
図は本発明におけるタイプ■の実施例を示す斜視図、第
8図はその水平断面図、第9図は第8図の部分拡大図、
第10図はタイプ■において鋼管の代わりに棒鋼を用い
た場合の実施例を示す斜視図、第11図はその水平断面
図、第12図は留めバンドを使用した場合の実施例を示
す側面図、第13図は防護カバーとして孔あき板を用い
た場合における防護カバーの表面を示す側面図、第14
図は防護カバーとして防護ネットを用いた場合における
防護カバーの表面を示す側面図、第15図は本発明の地
盤用排水部材の製造方法を示す工程図、第16図は熱収
縮性チューブを用いた場合の製造方法を示す斜視図、第
17図(al、 (b)は熱収縮性チューブの形態を示
す斜視図、第18図は熱収縮性ネット状チューブを用い
た場合の製造方法を示す斜視図、第19図および第20
図はそれぞれ液状化のおそれのある地盤への地盤用排水
部材の配置例を示す平面図および鉛直断面図、第21図
はケーソンマウンド周囲への配置例を示す鉛直断面図、
第22図および第23図はそれぞれ地盤用排水部材が建
物および橋脚の基礎杭を兼ねる場合の使用例を示す鉛直
断面図、第24図は本発明に係る液状化対策抗と通常の
杭について加振時の過剰間隙水圧比の経時変化を比較し
たグラフ、第25図は本発明の地盤用排水部材を地すべ
り抑止杭として利用した場合の実施例を示す鉛直断面図
、第26図は本発明の地盤用排水部材をアースアンカー
として利用した場合の実施例を示す鉛直断面図、第27
図は本発明の地盤用排水部材を盛土または擁壁の斜面安
定用のアンカーとして利用した場合の実施例を示す鉛直
断面図である。 ■・・・液状化対策抗、2・・・鋼管杭、2′・・・棒
鋼、3・・・立体網状構造体、4・・・フィルター 5
・・・孔あき板、5”・・・防護ネット、5a・・・熱
収縮性チューブ、5°a・・・熱収縮性ネット状チュー
ブ、6・・・孔、6a・・・孔、7・・・留めバンド、
8・・・ファスナー 9・・・ボルト、1工・・・液状
化対策杭、12・・・地すべり抑止杭、13.15・・
・地盤用排水部材、14・・・グラウト、21.21°
・・・液状化地盤、22・・・ケーソン、23・・・マ
ウンド、24・・・建物、25・・・橋脚第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 (a”1 第 図 第 1つ 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 加振

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立体網状構造体を棒状体外周に環状に装着し、該
    立体網状構造体上に土砂流入防止用の透水性のあるフィ
    ルターを被せたことを特徴とする地盤用排水部材。
  2. (2)立体網状構造体は線状合成樹脂を溶着し、マット
    状またはパイプ状に成形したものである請求項1記載の
    地盤用排水部材。
  3. (3)前記フィルター上にさらに防護カバーを被せてな
    る請求項1または2記載の地盤用排水部材。
  4. (4)孔または網目を有する熱収縮性チューブを前記フ
    ィルター上に被せ、該チューブを加熱収縮させて防護カ
    バーとして構成させる請求項3記載の地盤用排水部材の
    製造方法。
  5. (5)熱収縮性を有するネット状チューブを前記立体網
    状構造体上に被せ、該チューブを加熱収縮させて、前記
    立体網状構造体の前記棒状体への留めバンドとして構成
    させる請求項1または2記載の地盤用排水部材の製造方
    法。
  6. (6)請求項1、2または3記載の地盤用排水部材を液
    状化の可能性のある地盤に打設し、地震時に該地盤内に
    発生する過剰間隙水圧を前記立体網状構造体部分を通し
    て逸散させることを特徴とする液状化対策工法。
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