JPH02193053A - 排ガスセンサ及びその製造方法 - Google Patents
排ガスセンサ及びその製造方法Info
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- JPH02193053A JPH02193053A JP1171537A JP17153789A JPH02193053A JP H02193053 A JPH02193053 A JP H02193053A JP 1171537 A JP1171537 A JP 1171537A JP 17153789 A JP17153789 A JP 17153789A JP H02193053 A JPH02193053 A JP H02193053A
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- G01N27/02—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の利用分野]
この発明は、BaSnO3やSrSnO3,Ca5nO
s等の金属酸化物半導体を用いた排ガスセンサとその製
造方法とに関する。この発明は特に、排ガスセンサの応
答特性の劣化の防止と、金属酸化物半導体とセンサの電
極との固相反応の防止とに関する。
s等の金属酸化物半導体を用いた排ガスセンサとその製
造方法とに関する。この発明は特に、排ガスセンサの応
答特性の劣化の防止と、金属酸化物半導体とセンサの電
極との固相反応の防止とに関する。
[従来技術]
発明者らは、BaSnO3を用いた排ガスセンサを開発
してきた。主な先行出願を以下に示す。
してきた。主な先行出願を以下に示す。
米国特許4,701,739゜
ヨーロッパ特許157,328゜
特開昭60−205.342号。
米国特許出願101,762゜
ヨーロッパ特許出願87 114147.9゜特開昭6
3−83.653号。
3−83.653号。
米国特許出願323,898゜
ヨーロッパ特許出願89 104423.2゜特願昭6
3−61.222号 この排ガスセンサは、自動車エンジンの空燃比制御の他
に、例えばボイラーの空燃比制御等に用いられる。また
B a S n O3の類似物には、CaSnO3や5
rSn03がある。
3−61.222号 この排ガスセンサは、自動車エンジンの空燃比制御の他
に、例えばボイラーの空燃比制御等に用いられる。また
B a S n O3の類似物には、CaSnO3や5
rSn03がある。
排ガスセンサへの最も基本的な要求特性は、その応答特
性にある。そしてこれに関連して、応答特性の劣化の防
止が重要となる。排ガスセンサの応答速度一般に、低温
では遅く、高温では速い。
性にある。そしてこれに関連して、応答特性の劣化の防
止が重要となる。排ガスセンサの応答速度一般に、低温
では遅く、高温では速い。
モしてBaSnO3等の場合、低温での応答特性が経時
的にドリフトする。
的にドリフトする。
次に、BaSnO3や5rSnOs、CaSnO3等の
排ガスセンサに固有の問題として、半導体中のSnが高
活性で、貴金属電極を腐食する点が有る。腐食は、半導
体中のSn元素が電極中に拡散し、Snと貴金属との合
金を形成する形で進行する。合金の形成が進行すると、
電極は脆弱化する。
排ガスセンサに固有の問題として、半導体中のSnが高
活性で、貴金属電極を腐食する点が有る。腐食は、半導
体中のSn元素が電極中に拡散し、Snと貴金属との合
金を形成する形で進行する。合金の形成が進行すると、
電極は脆弱化する。
発明者らは、これへの対策として、結晶粒界にZrO,
を析出させたPtを電極材料とすることを提案した(米
国特許4,816,800.特開昭62−14.047
号) @ Z r OHの添加により、ptの結晶粒界
を介してのSnの拡散を防止し、電極の腐食を抑制する
ことができる。しかしながら極めて苛酷な雰囲気では、
この方法を用いても電極の保護は不完全であり、電極内
部へのSnの拡散が生じる。
を析出させたPtを電極材料とすることを提案した(米
国特許4,816,800.特開昭62−14.047
号) @ Z r OHの添加により、ptの結晶粒界
を介してのSnの拡散を防止し、電極の腐食を抑制する
ことができる。しかしながら極めて苛酷な雰囲気では、
この方法を用いても電極の保護は不完全であり、電極内
部へのSnの拡散が生じる。
これらのことのため、Ba5nOB等の排ガスセンサの
実用化のためには、センサの応答特性の劣化の防止と、
電極のより完全な保護とが必要である。
実用化のためには、センサの応答特性の劣化の防止と、
電極のより完全な保護とが必要である。
[発明の課題]
この発明の課題は、ペロブスカイト化合物 ASnO3
を用いた排ガスセンサの、応答性能の劣化を防止するこ
とに有る。
を用いた排ガスセンサの、応答性能の劣化を防止するこ
とに有る。
またこの発明の他の課題は、電極へのSnの拡散を抑制
し、電極の脆弱化を防止することに有る。
し、電極の脆弱化を防止することに有る。
この発明の更に他の課題は、上記の課題を充たす排ガス
センサの製造方法を確立する点に有る。
センサの製造方法を確立する点に有る。
[発明の構成]
この発明では、ペロブスカイト化合物ASn03(ここ
にAはBa、Sr、Caからなる群の少なくとも一員の
元素を現す。)に少なくとも一対の貴金属電極を接続し
、排ガスセンサとする。
にAはBa、Sr、Caからなる群の少なくとも一員の
元素を現す。)に少なくとも一対の貴金属電極を接続し
、排ガスセンサとする。
ここでASnO,と貴金属電極との接触部の電極表面に
、A S n Osのいずれの構成元素とも異なる卑金
属元素の酸化物とASnO,との導電性複合酸化物の膜
を形成する。
、A S n Osのいずれの構成元素とも異なる卑金
属元素の酸化物とASnO,との導電性複合酸化物の膜
を形成する。
このようにすると、貴金属電極とASnO,との界面の
経時劣化を防止し、センサの応答特性の劣化を防止する
ことができる。
経時劣化を防止し、センサの応答特性の劣化を防止する
ことができる。
また電極表面に形成した導電性複合酸化物の膜は、AS
nO,と電極との接触をやわらげ、あるいはAsno、
と電極との緩衝層として作用し、その結果電極の腐食を
防止することができる。
nO,と電極との接触をやわらげ、あるいはAsno、
と電極との緩衝層として作用し、その結果電極の腐食を
防止することができる。
電極の表面に導電性の複合酸化物膜が生成していること
を、発明者は次の方法で確認した。P(電極線の表面に
Mgのエチラートを被覆し、これを熱分解してMgOの
被覆とする。この電極線をBaSnO3の粉体中に埋設
してプレス成型し、焼結して排ガスセンサとする。Mg
Oは絶縁体であるにもかかわらず、pt線はBaSnO
3の電極として作用し、センサの抵抗値は余り変化しな
い。このことは電極表面にMgO膜が存在するとしては
説明できない。この場合の最も単純な説明は、Ba5n
Ozの焼結過程でMgOとBaSnO3とが反応し、M
gOと13aSn03とが複合した導電性の複合酸化物
の膜が生成したと考えることである。考えられる複合酸
化物としては、例えばB a S n Os中のBaサ
イトを一部Mgで置換したものとMgOとの混合物膜や
、MgtSnO。
を、発明者は次の方法で確認した。P(電極線の表面に
Mgのエチラートを被覆し、これを熱分解してMgOの
被覆とする。この電極線をBaSnO3の粉体中に埋設
してプレス成型し、焼結して排ガスセンサとする。Mg
Oは絶縁体であるにもかかわらず、pt線はBaSnO
3の電極として作用し、センサの抵抗値は余り変化しな
い。このことは電極表面にMgO膜が存在するとしては
説明できない。この場合の最も単純な説明は、Ba5n
Ozの焼結過程でMgOとBaSnO3とが反応し、M
gOと13aSn03とが複合した導電性の複合酸化物
の膜が生成したと考えることである。考えられる複合酸
化物としては、例えばB a S n Os中のBaサ
イトを一部Mgで置換したものとMgOとの混合物膜や
、MgtSnO。
とBaSnO3との混合物がある。
発明者はMgO以外にも、種々多様な卑金属の酸化物膜
を検討した。いずれの場合にも、Pt電極線の表面にこ
れらの卑金属の酸化物膜を形成し、これをBaSnO3
中に埋設して、焼結した。いずれの場合にも、卑金属酸
化物膜を設けたpt電極線は、センサの電極として作用
した。応答特性の劣化防止の効果や、電極の腐食防止の
効果は材質により異なったが、センサの抵抗値には大差
は見られなかった。仮に形成した卑金属酸化物の膜が単
味でそのまま存在するのであれば、用いる酸化物の種類
によりセンサ抵抗に大差が生じるはずである。センサの
抵抗値が卑金属酸化物の材質に鈍感であることは、卑金
属酸化物の膜がそのまま存在するとしては説明できない
。
を検討した。いずれの場合にも、Pt電極線の表面にこ
れらの卑金属の酸化物膜を形成し、これをBaSnO3
中に埋設して、焼結した。いずれの場合にも、卑金属酸
化物膜を設けたpt電極線は、センサの電極として作用
した。応答特性の劣化防止の効果や、電極の腐食防止の
効果は材質により異なったが、センサの抵抗値には大差
は見られなかった。仮に形成した卑金属酸化物の膜が単
味でそのまま存在するのであれば、用いる酸化物の種類
によりセンサ抵抗に大差が生じるはずである。センサの
抵抗値が卑金属酸化物の材質に鈍感であることは、卑金
属酸化物の膜がそのまま存在するとしては説明できない
。
発明者は更に、La−Tiの複合酸化物膜をPt電極上
に形成した。BaSnO3と接触していない部分では、
膜の存在状態はLa2TiiOyである。発明者はこの
ことをX線回折で確認した。
に形成した。BaSnO3と接触していない部分では、
膜の存在状態はLa2TiiOyである。発明者はこの
ことをX線回折で確認した。
またこの膜は絶縁体である。にもかかわらず、La−T
iの複合酸化物膜を形成しても、センサの抵抗値はあま
り変わらなかった。BaSnO3との接触部の電極表面
に単純なLa2Ti、O,膜が存在するとしては、セン
サ抵抗が余り変化しないことを説明できない。
iの複合酸化物膜を形成しても、センサの抵抗値はあま
り変わらなかった。BaSnO3との接触部の電極表面
に単純なLa2Ti、O,膜が存在するとしては、セン
サ抵抗が余り変化しないことを説明できない。
発明者はLa−Tiの複合酸化物膜を設けたセンサを自
動車の排気管に装着して、実際に使用した。使用後のL
a−Ti複合酸化物膜を、La。
動車の排気管に装着して、実際に使用した。使用後のL
a−Ti複合酸化物膜を、La。
13a、Sn、Ptの4元素について元素分析すると、
BaとSnとが各40atm%、Laがloatm%、
PLが10atm%含まれていた。膜の主成分はBaS
nO3を母材とするものである。次にこの膜の厚さの初
期値(製造時の厚さ)は1μmであるが、使用後には2
μmに膨張していた。
BaとSnとが各40atm%、Laがloatm%、
PLが10atm%含まれていた。膜の主成分はBaS
nO3を母材とするものである。次にこの膜の厚さの初
期値(製造時の厚さ)は1μmであるが、使用後には2
μmに膨張していた。
このことは、使用過程で膜が何等かの形で BaSnO
3を吸収したことを意味する。膜厚が2倍に増したこと
を考慮すると、Ba/LaやSn/Laの4倍の元素比
は、製造直後の膜の Ba/LaやS n / L a
の元素比が2程度であることを意味する。このことは最
初から、La−Tiの複合酸化物の膜中にBaSnO3
が何等かの形で含まれていたことを意味する。次にこの
センサの場合、実使用による抵抗値や応答速度のドリフ
トはほとんど生じていない。このことは膜の初期状態と
最終状態とが連続したもので、この間に本質的変化はな
いことを意味する。従って最初はLaとTiとのみの複
合酸化物膜が存在し、後にLaやTi七BaやSnとの
複合酸化物膜に変質したと考えるのは不自然である。
3を吸収したことを意味する。膜厚が2倍に増したこと
を考慮すると、Ba/LaやSn/Laの4倍の元素比
は、製造直後の膜の Ba/LaやS n / L a
の元素比が2程度であることを意味する。このことは最
初から、La−Tiの複合酸化物の膜中にBaSnO3
が何等かの形で含まれていたことを意味する。次にこの
センサの場合、実使用による抵抗値や応答速度のドリフ
トはほとんど生じていない。このことは膜の初期状態と
最終状態とが連続したもので、この間に本質的変化はな
いことを意味する。従って最初はLaとTiとのみの複
合酸化物膜が存在し、後にLaやTi七BaやSnとの
複合酸化物膜に変質したと考えるのは不自然である。
これらのことを整理して検討する。発明者は、Pt電極
の表面に卑金属酸化物の膜を形成し、これをBaSnO
3に埋設して焼結した。BaSnO3は、5rSn03
やCa S n Osと同様に、種々の卑金属酸化物と
固相反応し易い物質である。
の表面に卑金属酸化物の膜を形成し、これをBaSnO
3に埋設して焼結した。BaSnO3は、5rSn03
やCa S n Osと同様に、種々の卑金属酸化物と
固相反応し易い物質である。
例えばMgOと反応するとMg25nO,が生成する。
BaSnO3のBaサイトはLaやMg、Sr。
Caで置換し得る。BaSnO3のSnサイトは、Ti
等の遷移金属元素で置換し得る。そして固相反応により
生じる物質の多くは導電性である。そこでBaSnO3
の焼結過程で、BaSnO3と卑金属酸化物膜との反応
が生じ、これらの間の複合酸化物膜が生成したと考えら
れる。このように考えることにより、絶縁性の卑金属酸
化物を用い得ることや、La−Ti膜の元素分析結果を
説明できる。まI;多種多用の卑金属酸化物を用いたに
もかかわらず、センサ抵抗への影響が小さいことを説明
し得る。
等の遷移金属元素で置換し得る。そして固相反応により
生じる物質の多くは導電性である。そこでBaSnO3
の焼結過程で、BaSnO3と卑金属酸化物膜との反応
が生じ、これらの間の複合酸化物膜が生成したと考えら
れる。このように考えることにより、絶縁性の卑金属酸
化物を用い得ることや、La−Ti膜の元素分析結果を
説明できる。まI;多種多用の卑金属酸化物を用いたに
もかかわらず、センサ抵抗への影響が小さいことを説明
し得る。
形成した酸化物膜は、電極とASnO3との接触部の性
質を改変し、応答特性の劣化を防止する。
質を改変し、応答特性の劣化を防止する。
またA S n Osと電極との間の緩衝膜として作用
し、電極へのSnの拡散を防止する。そしてこの間に膜
は徐々にB a S n Osを吸収する。
し、電極へのSnの拡散を防止する。そしてこの間に膜
は徐々にB a S n Osを吸収する。
実験の結果によれば、特に好ましい卑金属酸化物の材料
は、LaとTiとの複合酸化物、ASnO1中のアルカ
リ土類元素とは異種のアルカリ土類元素とFeとの複合
酸化物、A S n Os中のアルカリ土類元素とは異
種のアルカリ土類元素である。これ以外に、例えば単味
のLara化物、LaとCoやLaとNi、LaとCu
との複合酸化物も用い得る。更にFeとCoとの複合酸
化物も用い得る。
は、LaとTiとの複合酸化物、ASnO1中のアルカ
リ土類元素とは異種のアルカリ土類元素とFeとの複合
酸化物、A S n Os中のアルカリ土類元素とは異
種のアルカリ土類元素である。これ以外に、例えば単味
のLara化物、LaとCoやLaとNi、LaとCu
との複合酸化物も用い得る。更にFeとCoとの複合酸
化物も用い得る。
ASnO3をBaSnO3とした場合について、更に好
ましい材料はLa−Tiの複合酸化物、5r−Feの複
合酸化物、及びMgの酸化物である。
ましい材料はLa−Tiの複合酸化物、5r−Feの複
合酸化物、及びMgの酸化物である。
これらのうちで、La−Tiの複合酸化物を用いた場合
に、最も均一でボアの少ない導電性複合酸化物膜が生成
する。そして恐らくは均一な膜が生成することと関係し
て、La−Ti系の膜を用いた場合に、最も高い電極の
腐食防止効果が得られる。La−Ti系以外の導電性複
合酸化物膜の場合、生成する膜はボアの多い、あるいは
酸化物がクラスター状に電極表面に付着した膜である。
に、最も均一でボアの少ない導電性複合酸化物膜が生成
する。そして恐らくは均一な膜が生成することと関係し
て、La−Ti系の膜を用いた場合に、最も高い電極の
腐食防止効果が得られる。La−Ti系以外の導電性複
合酸化物膜の場合、生成する膜はボアの多い、あるいは
酸化物がクラスター状に電極表面に付着した膜である。
これらの膜の厚さは実使用により徐々に増す。
製造時の膜厚は例えば実施例では1μm程度のものを用
いたが、好ましい膜厚は0.01〜3μmである。
いたが、好ましい膜厚は0.01〜3μmである。
この発明の排ガスセンサは、例えば次のように製造する
。例えばワイヤ状等の貴金属電極の表面に、卑金属酸化
物の膜を形成する。次にこの電極をBaSnO3の粉体
中に埋設してプレス成型し、焼結する。焼結の過程で卑
金属酸化物はBa5nO1と反応し、導電性の複合酸化
物膜に変質する。
。例えばワイヤ状等の貴金属電極の表面に、卑金属酸化
物の膜を形成する。次にこの電極をBaSnO3の粉体
中に埋設してプレス成型し、焼結する。焼結の過程で卑
金属酸化物はBa5nO1と反応し、導電性の複合酸化
物膜に変質する。
なお排ガスセンサの形状や構造自体は任意である。例え
ば耐熱絶縁性基板に貴金属電極の膜を設け、その表面に
卑金属酸化物の膜を設けた後に、BaSnO3等を積層
して反応させても良い。また貴金属電極の材質には、実
施例に示したPt−Zr0.系の他に、I r、Rh、
Pt−Rhや単味のPt等を用い得る。
ば耐熱絶縁性基板に貴金属電極の膜を設け、その表面に
卑金属酸化物の膜を設けた後に、BaSnO3等を積層
して反応させても良い。また貴金属電極の材質には、実
施例に示したPt−Zr0.系の他に、I r、Rh、
Pt−Rhや単味のPt等を用い得る。
【実施例1
センサの構造
第7図に、実験に用いた排ガスセンサの構造を示す。図
において、2はアルミナ等の耐熱絶縁性基板で、先端に
はキャビティ4が設けである。キャビティ4には、Ba
SnO3,5rSn03、Ca5nO,等のペロブスカ
イト系金属酸化物半導体の焼結体6を収容する。焼結体
6には一対の電極8、lOを埋設し、Pi等の膜状電極
12.14を介して、外部リード16.18に接続する
。20は緻密質の溶射膜で、焼結体6をキャビティ4に
保持させるためと、電極8.10の露出部を排ガスから
遮断するためとのものである。ここでは溶射膜20を膜
厚2002℃程度のMgAl、O。
において、2はアルミナ等の耐熱絶縁性基板で、先端に
はキャビティ4が設けである。キャビティ4には、Ba
SnO3,5rSn03、Ca5nO,等のペロブスカ
イト系金属酸化物半導体の焼結体6を収容する。焼結体
6には一対の電極8、lOを埋設し、Pi等の膜状電極
12.14を介して、外部リード16.18に接続する
。20は緻密質の溶射膜で、焼結体6をキャビティ4に
保持させるためと、電極8.10の露出部を排ガスから
遮断するためとのものである。ここでは溶射膜20を膜
厚2002℃程度のMgAl、O。
とじ、焼結体6の表面の約20%を被覆するように設け
た。
た。
ロット1
発明者らが先に提案した製造方法(特開昭63−83.
653号、米国特許出願101,762.:1−ロッパ
特許出願87 114147.9)に従い、Ba5nO
1の焼結体6を調製した。即ち強アルカリ雰囲気中でス
ズ酸ナトリウムの水溶液と塩化バリウムの水溶液とを反
応させ、BaSnO3・7H80を沈澱させた。この沈
澱を水洗しながら昇温させ、BaSnO3・5H,0を
介して、Ba5nO1・3H,Oの針状結晶を得た。こ
の結晶を1200℃の空気中で熱分解し、B a S
n O3とした。得られたBaSnO3はBa5nO塩
・3H20の形態を維持し、針状の外観を呈する。
653号、米国特許出願101,762.:1−ロッパ
特許出願87 114147.9)に従い、Ba5nO
1の焼結体6を調製した。即ち強アルカリ雰囲気中でス
ズ酸ナトリウムの水溶液と塩化バリウムの水溶液とを反
応させ、BaSnO3・7H80を沈澱させた。この沈
澱を水洗しながら昇温させ、BaSnO3・5H,0を
介して、Ba5nO1・3H,Oの針状結晶を得た。こ
の結晶を1200℃の空気中で熱分解し、B a S
n O3とした。得られたBaSnO3はBa5nO塩
・3H20の形態を維持し、針状の外観を呈する。
線径(直径)60μmのZrO,添加Pt線、(特開昭
62−14.047号、米国特許4,816.800)
、を電極線に用いた。この電極線はPtに約0.06w
t%のZrO,を添加したもので、ZrO,はPtの結
晶粒界に析出し、粒界を介してのSn等の拡散を防止す
る。
62−14.047号、米国特許4,816.800)
、を電極線に用いた。この電極線はPtに約0.06w
t%のZrO,を添加したもので、ZrO,はPtの結
晶粒界に析出し、粒界を介してのSn等の拡散を防止す
る。
電極線を卑金属酸化物原料のエチラート溶液に浸し、乾
燥後に熱分解して、卑金属の酸化物を電極線表面に析出
させた。原料エチラートはエタノール溶媒に溶解させ、
濃度は卑金属の酸化物換算で4.5wL%とした。卑金
属の酸化物は最も安定な酸化物で換算し、例えばLaの
場合La1O。
燥後に熱分解して、卑金属の酸化物を電極線表面に析出
させた。原料エチラートはエタノール溶媒に溶解させ、
濃度は卑金属の酸化物換算で4.5wL%とした。卑金
属の酸化物は最も安定な酸化物で換算し、例えばLaの
場合La1O。
に、La−Tiの場合La3Ti207に、La −C
oやLa−Ni、La−Cu、5r−Feの場合ペロブ
スカイト型のL a Co Os等に換算した。またF
e−Coの場合、スピネル型の FeCo10aに換算
した。熱分解の条件は、空気中800℃(低温処理型)
と、800℃の旭理の後、再度空気中1400℃処理(
高温処理型)の2種である。なお以下、特に断らない場
合、データは高am理型のものである。
oやLa−Ni、La−Cu、5r−Feの場合ペロブ
スカイト型のL a Co Os等に換算した。またF
e−Coの場合、スピネル型の FeCo10aに換算
した。熱分解の条件は、空気中800℃(低温処理型)
と、800℃の旭理の後、再度空気中1400℃処理(
高温処理型)の2種である。なお以下、特に断らない場
合、データは高am理型のものである。
1400°Cで熱処理した電極線の表面を、電子顕微鏡
で観察した。この観察は、BaSnO3との反応前に、
電極単独で行った。最も均一な膜が生成するのはLa−
Tiの複合酸化物の場合で、この場合はほぼ均一な膜が
生成する。これ以外の材料の場合、膜は不完全でクラス
ター状をなし、クラスターとクラスターとの間にはポア
ーや電極線の露出部が認められた。またクラスター状の
膜では、表面にしわが有った。800℃で熱処理した材
料の場合は、いずれの材料でもより均一な膜が生成しt
;。
で観察した。この観察は、BaSnO3との反応前に、
電極単独で行った。最も均一な膜が生成するのはLa−
Tiの複合酸化物の場合で、この場合はほぼ均一な膜が
生成する。これ以外の材料の場合、膜は不完全でクラス
ター状をなし、クラスターとクラスターとの間にはポア
ーや電極線の露出部が認められた。またクラスター状の
膜では、表面にしわが有った。800℃で熱処理した材
料の場合は、いずれの材料でもより均一な膜が生成しt
;。
1400°Cで熱処理したLa−Tiの複合酸化物をX
線解析すると、パイロクロア化合物LagTizO7が
生成していることが分かった。またこの膜は絶縁性であ
った。1400℃で熱処理したLa−Ni、La−Co
、5r−Fe、Fe−Coの複合酸化物をX線解析して
も、LaNiO3゜LaCoO3等の生成は認められな
かった。更にこれらの材料の元素分析値は非化学量論的
で、部の元素の揮散が見られた。電極単独の場合での酸
化物膜の厚さは、800℃処理、1400°C処理のい
ずれも、0.5〜lpmである。
線解析すると、パイロクロア化合物LagTizO7が
生成していることが分かった。またこの膜は絶縁性であ
った。1400℃で熱処理したLa−Ni、La−Co
、5r−Fe、Fe−Coの複合酸化物をX線解析して
も、LaNiO3゜LaCoO3等の生成は認められな
かった。更にこれらの材料の元素分析値は非化学量論的
で、部の元素の揮散が見られた。電極単独の場合での酸
化物膜の厚さは、800℃処理、1400°C処理のい
ずれも、0.5〜lpmである。
B a S n Osの針状の粒子を粉砕せずに電極線
とともに金をに充填し、4Ton/cm”のプレス圧で
2mm×2mm×厚さ1mmに成型した。
とともに金をに充填し、4Ton/cm”のプレス圧で
2mm×2mm×厚さ1mmに成型した。
プレス成型後に、空気中で1400℃、2時間の焼結を
行い、第7図の焼結体6とした。勿論BaSnO3の針
状形骸粒子を粉砕した後に、焼結しても良い。好ましい
焼結条件は、温度が1200〜1600℃、時間が1時
間〜12時間、雰囲気は空気中、酸素中、N、中等の非
還元性雰囲気である。
行い、第7図の焼結体6とした。勿論BaSnO3の針
状形骸粒子を粉砕した後に、焼結しても良い。好ましい
焼結条件は、温度が1200〜1600℃、時間が1時
間〜12時間、雰囲気は空気中、酸素中、N、中等の非
還元性雰囲気である。
焼結過程において、電極表面の卑金属酸化物膜はB a
S n Osと反応し、B a S n Osとの複
合酸化物膜となる。またこの膜は導電性である。例えば
絶縁性のMgOやLa、Ti、Oy膜は、BaSnO3
との反応によって導電性の膜に変化する。
S n Osと反応し、B a S n Osとの複
合酸化物膜となる。またこの膜は導電性である。例えば
絶縁性のMgOやLa、Ti、Oy膜は、BaSnO3
との反応によって導電性の膜に変化する。
MgOの場合に考えられる生成物は、Mg25nO1や
BaSnO3のBaサイトをMgで置換した・化合物で
ある。La1Ti20アの場合は、BaSnO3との反
応により、LaとSnの化合物やBaとTiとの化合物
の生成が考えられる。またBaSnO3のBaサイトへ
のLa置換や、SnサイトへのTi置換も考えられる。
BaSnO3のBaサイトをMgで置換した・化合物で
ある。La1Ti20アの場合は、BaSnO3との反
応により、LaとSnの化合物やBaとTiとの化合物
の生成が考えられる。またBaSnO3のBaサイトへ
のLa置換や、SnサイトへのTi置換も考えられる。
BaSnO3の焼結体6の内部での電極線の表面を、L
a −Ti系膜について観察した。1400℃熱処理の
場合、膜厚の初期値は約1μmであった。
a −Ti系膜について観察した。1400℃熱処理の
場合、膜厚の初期値は約1μmであった。
なお卑金属の酸化物は、例えばスパッタリングやイオン
ブレーティング、あるいは卑金属の水酸化物ゾルの熱分
解等で形成しても良い。またセンサの構造は任意で、例
えば膜状の電極の表面に卑金属酸化物を析出させた後に
、排ガス検出用の金属酸化物半導体を積層して、センサ
としたものでも良い。電極材料にはPt系のものを例示
したが、RhやIr、あるいはPt−Rh、Pt−Au
。
ブレーティング、あるいは卑金属の水酸化物ゾルの熱分
解等で形成しても良い。またセンサの構造は任意で、例
えば膜状の電極の表面に卑金属酸化物を析出させた後に
、排ガス検出用の金属酸化物半導体を積層して、センサ
としたものでも良い。電極材料にはPt系のものを例示
したが、RhやIr、あるいはPt−Rh、Pt−Au
。
Rh−1r等のものでも良い。
排ガスセンサの劣化原因としては、排ガス中のPや51
Zn、Pb、CI等による被毒と、高温での強い還元性
雰囲気や酸化性雰囲気との接触がある。これらの内設も
影響が著しいものは、高温での還元性雰囲気による劣化
である。そこでセンサを900℃で当量比λが0.85
の雰囲気でエージングし、センサ特性の劣化への加速テ
ストとした。エージング雰囲気にはメタンと空気との燃
焼排ガス(λ−0,85)を用い、排ガスを一旦冷却し
て露点を60°Cに調整したのち、電気炉で900℃に
再加熱してエージング雰囲気とした。
Zn、Pb、CI等による被毒と、高温での強い還元性
雰囲気や酸化性雰囲気との接触がある。これらの内設も
影響が著しいものは、高温での還元性雰囲気による劣化
である。そこでセンサを900℃で当量比λが0.85
の雰囲気でエージングし、センサ特性の劣化への加速テ
ストとした。エージング雰囲気にはメタンと空気との燃
焼排ガス(λ−0,85)を用い、排ガスを一旦冷却し
て露点を60°Cに調整したのち、電気炉で900℃に
再加熱してエージング雰囲気とした。
第1図に、200時間のエージングによる、センサ抵抗
Rの変化を示す。図中Refの記号は、卑金属酸化物を
析出させなかった比較例を現す。
Rの変化を示す。図中Refの記号は、卑金属酸化物を
析出させなかった比較例を現す。
La等の記号は、BaSnO3との反応前の膜の金属成
分を現す(以下同じ)。まf;La膜等の用語で、La
酸化物膜とBaSnO3とを反応させた導電性複合酸化
物膜を意味させるものとする(以下同じ)。図には、卑
金属の酸化物を高温(1400℃)で処理した際の結果
を示すが、800℃で処理した際も結果は同等であった
。測定雰囲気にはλが0.98 (Red)とλが1.
02 (Ox)の2種を用い、排ガス温度は500℃と
850℃の2種とした。図の白抜き記号に各条件での抵
抗値の定常値を示し、黒抜き記号に雰囲気をOxとRe
dの間で1秒毎に2秒周期で切り替えI;際の抵抗値を
示す。結果は、図の上から500℃のOxレベル、85
0℃のOxレベル、500°CのRedレベル、850
℃のRedレベルに対応し、500℃のRedレベルと
850℃のOxレベルとの差は、センサ温度がランダム
に変動した際の空燃比への検出感度を現す。また動特性
(黒抜き記号)と静止値(白抜き記号)との差は、セン
サの応答遅れを現す。
分を現す(以下同じ)。まf;La膜等の用語で、La
酸化物膜とBaSnO3とを反応させた導電性複合酸化
物膜を意味させるものとする(以下同じ)。図には、卑
金属の酸化物を高温(1400℃)で処理した際の結果
を示すが、800℃で処理した際も結果は同等であった
。測定雰囲気にはλが0.98 (Red)とλが1.
02 (Ox)の2種を用い、排ガス温度は500℃と
850℃の2種とした。図の白抜き記号に各条件での抵
抗値の定常値を示し、黒抜き記号に雰囲気をOxとRe
dの間で1秒毎に2秒周期で切り替えI;際の抵抗値を
示す。結果は、図の上から500℃のOxレベル、85
0℃のOxレベル、500°CのRedレベル、850
℃のRedレベルに対応し、500℃のRedレベルと
850℃のOxレベルとの差は、センサ温度がランダム
に変動した際の空燃比への検出感度を現す。また動特性
(黒抜き記号)と静止値(白抜き記号)との差は、セン
サの応答遅れを現す。
比較例では200時間のエージングにより動特性がドリ
フトし、500°CのRedレベルは850℃のOxレ
ベルを越えてしまう。動特性のドリフトは、特に低温(
500’O)のRedレベルで著しい。一方いずれの実
施例でも動特性のドリフトは僅かであり、850℃のO
xレベルと500℃のRedレベルとの差は広いままに
保たれる。
フトし、500°CのRedレベルは850℃のOxレ
ベルを越えてしまう。動特性のドリフトは、特に低温(
500’O)のRedレベルで著しい。一方いずれの実
施例でも動特性のドリフトは僅かであり、850℃のO
xレベルと500℃のRedレベルとの差は広いままに
保たれる。
第1図から明らかなように、センサ特性の劣化の主因は
応答速度の低下にある。第2図に、他の実施例に関する
応答速度の変化状況を示す。なお図の意味や測定条件は
、エージング時間を106時間とした他は、第1図と同
様である。また試料の電極線は高温処理型を用いたが、
低温処理型でも同様であった。第2図の上部にはOx側
からRed側への10%−90%応答の時間を、下部に
はRed側からOx側への10%−90%応答の時間を
示す。比較例では、100時間程度のエージングで、応
答速度が低下する。実施例では、応答速度の低下は小さ
いか、もしくは応答速度は変化しない。なおLa−Co
、La−Niでは、応答速度の初期値が低い。例えば5
00℃のOx側からRed側への応答時間は、1秒弱に
も達している。しかしエージングを行うと、応答速度は
むしろ向上するとの結果が得られた。従ってこれらの材
料を用いる場合、実使用前にエージングが必要である。
応答速度の低下にある。第2図に、他の実施例に関する
応答速度の変化状況を示す。なお図の意味や測定条件は
、エージング時間を106時間とした他は、第1図と同
様である。また試料の電極線は高温処理型を用いたが、
低温処理型でも同様であった。第2図の上部にはOx側
からRed側への10%−90%応答の時間を、下部に
はRed側からOx側への10%−90%応答の時間を
示す。比較例では、100時間程度のエージングで、応
答速度が低下する。実施例では、応答速度の低下は小さ
いか、もしくは応答速度は変化しない。なおLa−Co
、La−Niでは、応答速度の初期値が低い。例えば5
00℃のOx側からRed側への応答時間は、1秒弱に
も達している。しかしエージングを行うと、応答速度は
むしろ向上するとの結果が得られた。従ってこれらの材
料を用いる場合、実使用前にエージングが必要である。
ロット2
0ツト1と全く同じ条件で、別のBaSnO3粉体を調
製した。次に同じ電極線に対して、酸化物の被覆処理を
行わないものと(比較例)、La−Ti処理(La−T
i) 、Mg処理(Mg)、La−Cr処理(La−C
r) 、N i処理(Ni)の、4種の被覆処理を施し
たものとを調製した。
製した。次に同じ電極線に対して、酸化物の被覆処理を
行わないものと(比較例)、La−Ti処理(La−T
i) 、Mg処理(Mg)、La−Cr処理(La−C
r) 、N i処理(Ni)の、4種の被覆処理を施し
たものとを調製した。
またこれ以外に、La−Cu処理を施した電極線と5r
−Fe処理を施した電極線を設けた。被覆の形成工程は
、ロッHの場合と同様である。これらの電極線をBaS
nO3の粉体中に埋設し、同じ条件でプレス成型と焼結
とを行い、 La−Ti等の被覆をBaSnO3と反応
させて、導電性の複合鹸化物膜とした。
−Fe処理を施した電極線を設けた。被覆の形成工程は
、ロッHの場合と同様である。これらの電極線をBaS
nO3の粉体中に埋設し、同じ条件でプレス成型と焼結
とを行い、 La−Ti等の被覆をBaSnO3と反応
させて、導電性の複合鹸化物膜とした。
製造したセンサを、900℃でλが0.85の雰囲気(
メタン−空気の燃焼排ガス)で、150時間エージング
した。第3図に比較例の場合の処理の前後での応答波形
の変化を示し、第4図(A)〜(F)に、実施例での応
答波形の変化を示す。
メタン−空気の燃焼排ガス)で、150時間エージング
した。第3図に比較例の場合の処理の前後での応答波形
の変化を示し、第4図(A)〜(F)に、実施例での応
答波形の変化を示す。
図の実線はエージング前の応答波形を、破線はエージン
グ後の応答波形を現す。応答波形の測定温度は500℃
と850℃で、λを0.98と1.02の間で0.5秒
毎に1秒周期で切り替えて測定した。図示した試料の内
容を表1に示す。
グ後の応答波形を現す。応答波形の測定温度は500℃
と850℃で、λを0.98と1.02の間で0.5秒
毎に1秒周期で切り替えて測定した。図示した試料の内
容を表1に示す。
表 1 第3図、第4図
第3図 比較例
第4図(A) La−Ti
第4図(B) La−Cu
第4図(C) Mg
第4図(D) 5r−Fe
第4図(E) La−Cr
第4図(F) N i
* 実線1はエージング前の500℃の応答特性を、実
線3はエージング前の850°Cの応答特性を、破線2
はエージング後の500℃の応答特性を、破線4はエー
ジング後の850°Cの応答特性を示す。
線3はエージング前の850°Cの応答特性を、破線2
はエージング後の500℃の応答特性を、破線4はエー
ジング後の850°Cの応答特性を示す。
比較例では500℃での応答特性が劣化し、特に還元側
への応答特性が低下する。また実施例の中でも、L a
−T i 、Mg、S r −F eで特に優れた結
果が得られる。
への応答特性が低下する。また実施例の中でも、L a
−T i 、Mg、S r −F eで特に優れた結
果が得られる。
第5図に、同時に測定した各種の実施例に付いて、エー
ジングの前後での抵抗値の動特性の変化を示す。エージ
ング条件や測定法は第3図、第4図と同様であり、雰囲
気をIHzで変化させた際の抵抗値の最大値をOxレベ
ル、最小値をRedレベルとして示す。図の実線(黒抜
き記号)がエージング後の結果を、破線(白抜き記号)
がエージング前の結果を現す。なお第5図は2個のセン
サの平均値で、第3図、第4図は1個のセンサの結果で
あり、第5図の結果は第3図、第4図の結果に厳密には
一致しない。
ジングの前後での抵抗値の動特性の変化を示す。エージ
ング条件や測定法は第3図、第4図と同様であり、雰囲
気をIHzで変化させた際の抵抗値の最大値をOxレベ
ル、最小値をRedレベルとして示す。図の実線(黒抜
き記号)がエージング後の結果を、破線(白抜き記号)
がエージング前の結果を現す。なお第5図は2個のセン
サの平均値で、第3図、第4図は1個のセンサの結果で
あり、第5図の結果は第3図、第4図の結果に厳密には
一致しない。
第5図の結果は、第3因、第4図の結果と定性的に一致
し、電極線の被覆処理により動特性の変化を抑制できる
こと、La−TiやMgの処理はLa−CrやNiの処
理よりも好ましいことを示している。
し、電極線の被覆処理により動特性の変化を抑制できる
こと、La−TiやMgの処理はLa−CrやNiの処
理よりも好ましいことを示している。
第5図に示したセンサに付いて、同じ処理でのセンサ抵
抗の定常値の変化を第6図に示す。動特性の変化に比べ
て、センサ抵抗の定常値の変化は僅かである。
抗の定常値の変化を第6図に示す。動特性の変化に比べ
て、センサ抵抗の定常値の変化は僅かである。
電極の腐食
ロットlのセンサを試料に用い、200時間の高温還元
性雰囲気でのエージング後に分解し、PL電極線の断面
へのSnの固溶状況を調べた。
性雰囲気でのエージング後に分解し、PL電極線の断面
へのSnの固溶状況を調べた。
なおこのテストでは、Snの固溶が容易な材料として単
味のPt線(ZrO,無添加)を用いた。
味のPt線(ZrO,無添加)を用いた。
また電極線へのSnの拡散は、陽極側よりも陰極側で著
しかった。電極線の周囲の切断面でのSnの分布を、第
8図〜第1O図に示す。第8図は比較例の結果で、第9
図はLa−Ti被覆を設けた際の結果、第1O図は単味
のLa被覆を設けた際の結果である。各図の倍率は60
0倍で、図は陰極側の電極線を示す。
しかった。電極線の周囲の切断面でのSnの分布を、第
8図〜第1O図に示す。第8図は比較例の結果で、第9
図はLa−Ti被覆を設けた際の結果、第1O図は単味
のLa被覆を設けた際の結果である。各図の倍率は60
0倍で、図は陰極側の電極線を示す。
第9図(La−Ti)の、中心の黒い部分が本来の電極
線を現し、周囲の白い部分は BaSnO3中のSnで
ある。La処理の場合、電極線の右上と左下とにSnの
固溶領域が見られる。La−Ti以外の他の被覆の場合
も、結果はほぼ同等である。La−Ti膜で電極の腐食
防止効果が最も高いとの結果は、La−Tiで最も均一
な膜が生成することと対応する。比較例の場合、電極線
の中央部を残して、Snは電極線のほぼ全面に拡散し、
電極線はSnとの合金形成により膨張している。
線を現し、周囲の白い部分は BaSnO3中のSnで
ある。La処理の場合、電極線の右上と左下とにSnの
固溶領域が見られる。La−Ti以外の他の被覆の場合
も、結果はほぼ同等である。La−Ti膜で電極の腐食
防止効果が最も高いとの結果は、La−Tiで最も均一
な膜が生成することと対応する。比較例の場合、電極線
の中央部を残して、Snは電極線のほぼ全面に拡散し、
電極線はSnとの合金形成により膨張している。
La−Ti膜の分析
第11図〜12図(D)に、50.000マイルの実車
走行後のLa−Ti膜やLa、Sn、Ptの元素分布を
示す。膜厚2μmのLa−Ti膜を、第11図(300
0倍の電子顕微鏡写真)に示す。
走行後のLa−Ti膜やLa、Sn、Ptの元素分布を
示す。膜厚2μmのLa−Ti膜を、第11図(300
0倍の電子顕微鏡写真)に示す。
この膜の膜厚の初期値はlpmで、BaやSnの吸収に
より2μmに膨張している。第12図(A)は50,0
00マイル走行後の他のLa−Ti膜(800倍)を示
し、第12図(B)〜(D)は同じ試料でのLa、Pt
、Snの分布(各800倍)を示す。これらの実験では
、ZrO2を添加したPt線を電極材料に用いた。電極
へのSnの拡散は、La−Ti膜により完全に防止され
る。
より2μmに膨張している。第12図(A)は50,0
00マイル走行後の他のLa−Ti膜(800倍)を示
し、第12図(B)〜(D)は同じ試料でのLa、Pt
、Snの分布(各800倍)を示す。これらの実験では
、ZrO2を添加したPt線を電極材料に用いた。電極
へのSnの拡散は、La−Ti膜により完全に防止され
る。
第12図の試料(50,000マイル走行後)に付いて
、Ba、Sn、Pt、Laの局所元素分析を行った。結
果をatm%単位で表2に示す。
、Ba、Sn、Pt、Laの局所元素分析を行った。結
果をatm%単位で表2に示す。
表 2 La−Ti膜の元素分布
電極内部 ・・・ 100 ・・・
膜の内部 40 40 10 10膜の外部
1 50 50 ・・・ ・・・膜の外部
2 50 50 ・・・ ・・・膜の外部
3 50 50 ・・・ −・・・* 分析
位置のスポット径(直径)は1.5μm1分析位置は電
極の内部から外部へ直線状に配置。
膜の内部 40 40 10 10膜の外部
1 50 50 ・・・ ・・・膜の外部
2 50 50 ・・・ ・・・膜の外部
3 50 50 ・・・ −・・・* 分析
位置のスポット径(直径)は1.5μm1分析位置は電
極の内部から外部へ直線状に配置。
La−Ti膜の主成分はBaやSnであり、B a /
L a 、 S n / L aの比は4である。膜
内部のPtは、電極からのPtの揮発により生じたもの
である。50.000マイルの走行により膜が2倍に膨
張したことを考慮しても、La−Ti膜には最初からB
aやSnが含まれている。このことは単純なLa−Ti
の膜ではなく、La−TiとBaSnO3との複合酸化
物の膜が生成したことを意味している。そして導電性の
複合酸化物膜の生成により、La1Ti207が絶縁性
であるのに、生成した膜が導電性であることを説明でき
る。
L a 、 S n / L aの比は4である。膜
内部のPtは、電極からのPtの揮発により生じたもの
である。50.000マイルの走行により膜が2倍に膨
張したことを考慮しても、La−Ti膜には最初からB
aやSnが含まれている。このことは単純なLa−Ti
の膜ではなく、La−TiとBaSnO3との複合酸化
物の膜が生成したことを意味している。そして導電性の
複合酸化物膜の生成により、La1Ti207が絶縁性
であるのに、生成した膜が導電性であることを説明でき
る。
またBaSnO3&の反応により膜が2倍に膨張しても
、センサ特性の変化が小さいことを説明できる。生成し
た膜の初期状態がLa−Tiのみの膜であれば、BaS
nO3の吸収によりセンサ特性に著しい変化が生じるは
ずである。センサ特性の変化が小さいのは、膜の初期状
態も最終状態もLa−TiとBaSnO3と複合膜で、
その間の性質が連続的に変化するからである。
、センサ特性の変化が小さいことを説明できる。生成し
た膜の初期状態がLa−Tiのみの膜であれば、BaS
nO3の吸収によりセンサ特性に著しい変化が生じるは
ずである。センサ特性の変化が小さいのは、膜の初期状
態も最終状態もLa−TiとBaSnO3と複合膜で、
その間の性質が連続的に変化するからである。
[発明の効果]
この発明では、ペロブスカイト化合物ASnO。
を用いた排ガスセンサの、応答特性の劣化を防止できる
。
。
またこの発明では、ASnO,中のSnによる貴金属電
極の腐食を防止できる。
極の腐食を防止できる。
更にこの発明では、応答特性が安定で貴金属電極の腐食
を防止した排ガスセンサの製造方法を提供する。
を防止した排ガスセンサの製造方法を提供する。
第1図〜第6図は、高温の還元性雰囲気への排ガスセン
サの耐久性を示す特性図である。 第1図は実施例でのセンサの動特性と静特性の変化を示
し、 第2図は実施例での応答速度の変化を示す。 第3図〜第4図(F)は応答波形の変化を示し、第3図
は従来例での変化を、 第4図(A)、(B)はそれぞれ、電極にLa−Ti系
膜やLa−Cu系膜を設けた実施例での結果を、 第4図(C)、(D)はそれぞれ、電極にMg系膜や5
r−Fe系膜を設けた実施例での結果を、第4図(E)
、(F)はそれぞれ、電極にLa−Cr系膜やNi系膜
を設けた実施例での結果を示す。 第5図は、実施例の排ガスセンサでの動特性の変化を現
す。 第6図は、実施例の排ガスセンサでの静特性の変化を現
す。 第7図は、実施例の排ガスセンサの平面図を現第8図〜
第10図は、排ガスセンサの電極へのSnの固溶状態を
現す元素分析写真で、第8図は電極への酸化物被覆を設
けない従来例での結果を、 第9図、第1θ図はそれぞれ、La−Ti系膜を設けた
実施例での結果と、La系膜を設けた実施例での結果を
現す。 第11図は、実施例でのLa−Ti系膜の3000倍の
電子顕微鏡写真で、 第12図(A)は、実施例でのLa−Ti系膜の800
倍の電子顕微鏡写真、 第12図(B)〜(D)はそれぞれ、第12図(A)と
同じ位置での、La分布、pt分布、Sn分布を示す元
素分析写真である。
サの耐久性を示す特性図である。 第1図は実施例でのセンサの動特性と静特性の変化を示
し、 第2図は実施例での応答速度の変化を示す。 第3図〜第4図(F)は応答波形の変化を示し、第3図
は従来例での変化を、 第4図(A)、(B)はそれぞれ、電極にLa−Ti系
膜やLa−Cu系膜を設けた実施例での結果を、 第4図(C)、(D)はそれぞれ、電極にMg系膜や5
r−Fe系膜を設けた実施例での結果を、第4図(E)
、(F)はそれぞれ、電極にLa−Cr系膜やNi系膜
を設けた実施例での結果を示す。 第5図は、実施例の排ガスセンサでの動特性の変化を現
す。 第6図は、実施例の排ガスセンサでの静特性の変化を現
す。 第7図は、実施例の排ガスセンサの平面図を現第8図〜
第10図は、排ガスセンサの電極へのSnの固溶状態を
現す元素分析写真で、第8図は電極への酸化物被覆を設
けない従来例での結果を、 第9図、第1θ図はそれぞれ、La−Ti系膜を設けた
実施例での結果と、La系膜を設けた実施例での結果を
現す。 第11図は、実施例でのLa−Ti系膜の3000倍の
電子顕微鏡写真で、 第12図(A)は、実施例でのLa−Ti系膜の800
倍の電子顕微鏡写真、 第12図(B)〜(D)はそれぞれ、第12図(A)と
同じ位置での、La分布、pt分布、Sn分布を示す元
素分析写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ペロブスカイト化合物ASnO_3に、(ここにA
はBa、Sr、Caからなる群の少なくとも一員の元素
を現す。)、少なくとも一対の貴金属電極を接続した排
ガスセンサにおいて、 ASnO_3と貴金属電極との接触部の電極表面に、A
SnO_3のいずれの構成金属元素とも異なる卑金属元
素の酸化物とASnO_3との導電性複合酸化物膜を設
けたことを特徴とする、排ガスセンサ。 2 前記卑金属元素の酸化物を、Laの酸化物、Laと
遷移金属元素との複合酸化物、FeとCoとの複合酸化
物、ASnO_3中のA元素とは異なるアルカリ土類元
素とFeとの複合酸化物、及びASnO_3中のA元素
とは異なるアルカリ土類元素の酸化物からなる群の少な
くとも一員の酸化物としたことを特徴とする、請求項1
に記載の排ガスセンサ。 3 前記ASnO_3をBaSnO_3とすると共に、
前記卑金属の酸化物を、LaとTiの複合酸化物、Sr
とFeの複合酸化物、及びMgの酸化物からなる群の少
なくとも一員の酸化物としたことを特徴とする、請求項
2に記載の排ガスセンサ。 4 前記の卑金属酸化物をLaとTiの複合酸化物とし
たことを特徴とする、請求項3に記載の排ガスセンサ。 5 化合物BaSnO_3のプレス成型体に少なくとも
一対の貴金属電極を接続した、排ガスセンサの製造方法
において、 電極の表面に、Ba及びSnとは異種の卑金属の酸化物
を付着させた後に、 この電極をBaSnO_3の粉体中に埋設してプレス成
型し、 次いでこのプレス成型体を加熱することにより、BaS
nO_3を焼結すると共に、電極表面の卑金属酸化物と
BaSnO_3とを反応させて、BaSnO_3と前記
の卑金属酸化物との導電性の複合酸化物膜を電極表面に
形成することを特徴とする、排ガスセンサの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17558988 | 1988-07-14 | ||
| JP63-175589 | 1988-07-14 |
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|---|---|
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ID=15998724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1171537A Pending JPH02193053A (ja) | 1988-07-14 | 1989-07-03 | 排ガスセンサ及びその製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH02193053A (ja) |
| DE (1) | DE3922989A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024169888A (ja) * | 2023-05-26 | 2024-12-06 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 揮発性有機化合物を感知するガスセンサ、及び前記ガスセンサの製造方法 |
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-
1989
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- 1989-07-12 DE DE3922989A patent/DE3922989A1/de not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|---|
| JP2024169888A (ja) * | 2023-05-26 | 2024-12-06 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 揮発性有機化合物を感知するガスセンサ、及び前記ガスセンサの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| DE3922989A1 (de) | 1990-05-03 |
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