JPH0219355B2 - - Google Patents
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- JPH0219355B2 JPH0219355B2 JP59069728A JP6972884A JPH0219355B2 JP H0219355 B2 JPH0219355 B2 JP H0219355B2 JP 59069728 A JP59069728 A JP 59069728A JP 6972884 A JP6972884 A JP 6972884A JP H0219355 B2 JPH0219355 B2 JP H0219355B2
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- sub
- valve
- valve body
- closing
- water
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K47/00—Means in valves for absorbing fluid energy
- F16K47/02—Means in valves for absorbing fluid energy for preventing water-hammer or noise
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Check Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はポンプ停止時の水撃を防止する緩閉
式副弁付き急閉逆止め弁に関する。
式副弁付き急閉逆止め弁に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)
揚水中のポンプが停電その他の理由でポンプ駆
動力を急に遮断された場合、通常の逆止め弁では
大きな逆流が生じてから弁が衝撃的に閉鎖される
ため、水撃が発生して危険である。この場合の水
撃を防止するために種々の方法があるが、それら
のうち水撃防止逆止め弁を用いる方法は、簡便な
ことから最も広く用いられている。これには急閉
式と緩閉式の2種類があつて、急閉式は主に中小
口径に、緩閉式は主に大中口径のポンプ設備に用
いられている。
動力を急に遮断された場合、通常の逆止め弁では
大きな逆流が生じてから弁が衝撃的に閉鎖される
ため、水撃が発生して危険である。この場合の水
撃を防止するために種々の方法があるが、それら
のうち水撃防止逆止め弁を用いる方法は、簡便な
ことから最も広く用いられている。これには急閉
式と緩閉式の2種類があつて、急閉式は主に中小
口径に、緩閉式は主に大中口径のポンプ設備に用
いられている。
急閉式逆止め弁は、弁箱に弁体を設けるととも
にかかる弁体に対してばね力等による閉鎖力を加
えたもので、ポンプによる揚水が停止した後、管
路の水が逆流を開始し始めた初期段階、即ち未だ
逆流が大きくなる前の弱い段階で弁体を速やかに
閉じて水撃を軽減するものである。逆流が大きく
なつた段階で弁体を急激に閉じることになると水
撃が発生することから、できる限り早い段階で弁
体を閉じることにより、水撃を可及的に小さく抑
えようというものである。
にかかる弁体に対してばね力等による閉鎖力を加
えたもので、ポンプによる揚水が停止した後、管
路の水が逆流を開始し始めた初期段階、即ち未だ
逆流が大きくなる前の弱い段階で弁体を速やかに
閉じて水撃を軽減するものである。逆流が大きく
なつた段階で弁体を急激に閉じることになると水
撃が発生することから、できる限り早い段階で弁
体を閉じることにより、水撃を可及的に小さく抑
えようというものである。
しかしながらこの急閉式逆止め弁の場合には、
弁体を速やかに閉じる必要があるために、弁体に
加える閉鎖力を大きくする必要があり、而して閉
鎖力を大きくすると揚水時の弁抵抗、即ち正流の
際の弁抵抗が大きくなつてしまう問題が生ずる。
更に理想的に閉鎖遅れなく閉鎖できたとしても、
水力学上よく知られているように、圧力ヘツドは
実揚程から逆止め弁が閉鎖される直前の圧力ヘツ
ドを差し引いた分だけ実揚程に加えた値まで上昇
するので、管路の長い場合にはこれによる圧力上
昇はかなり大きい。
弁体を速やかに閉じる必要があるために、弁体に
加える閉鎖力を大きくする必要があり、而して閉
鎖力を大きくすると揚水時の弁抵抗、即ち正流の
際の弁抵抗が大きくなつてしまう問題が生ずる。
更に理想的に閉鎖遅れなく閉鎖できたとしても、
水力学上よく知られているように、圧力ヘツドは
実揚程から逆止め弁が閉鎖される直前の圧力ヘツ
ドを差し引いた分だけ実揚程に加えた値まで上昇
するので、管路の長い場合にはこれによる圧力上
昇はかなり大きい。
一方緩閉式逆止め弁は、主弁体に副弁を設けて
その副弁を緩閉装置と連動させ、ポンプによる揚
水が停止した後管路の水が逆流を開始したとき、
その逆流によつて主弁体を閉じる一方(主弁体に
はばね力等による閉鎖力は加えられていない)、
主弁体の閉鎖による圧力上昇を、そのとき開いた
ままとなつている副弁で緩和させ、その後で水撃
が生じないように副弁を緩やかに閉鎖させるもの
である。
その副弁を緩閉装置と連動させ、ポンプによる揚
水が停止した後管路の水が逆流を開始したとき、
その逆流によつて主弁体を閉じる一方(主弁体に
はばね力等による閉鎖力は加えられていない)、
主弁体の閉鎖による圧力上昇を、そのとき開いた
ままとなつている副弁で緩和させ、その後で水撃
が生じないように副弁を緩やかに閉鎖させるもの
である。
ここで従来の緩閉式逆止め弁は、この方法を実
現させるため、流水口(主通路)を開閉するスイ
ング形主弁体を弁軸に自由に揺動できるように取
り付け、主弁体の一部に設けた比較的大きな口径
の通水穴を開閉する副弁体を弁軸に固定し、弁軸
の一端は弁箱を貫通して弁箱の外に取り付けられ
た大形の油圧ダツシユポツトと連結した構造とな
つている。
現させるため、流水口(主通路)を開閉するスイ
ング形主弁体を弁軸に自由に揺動できるように取
り付け、主弁体の一部に設けた比較的大きな口径
の通水穴を開閉する副弁体を弁軸に固定し、弁軸
の一端は弁箱を貫通して弁箱の外に取り付けられ
た大形の油圧ダツシユポツトと連結した構造とな
つている。
しかしながらこの構造では、主弁体が、逆流が
大きくなつてからその逆流により急激に閉じるこ
とから、副弁の口径を大きくしたとしても主弁体
閉鎖時の水撃を完全には防止できず、しかも副弁
の口径を大きくした場合副弁が全閉されるとき、
そこでの水撃が非常に大きくなる問題があり、加
えて副弁が全閉されるまでの逆流量も大きくなつ
てしまう問題がある外、副弁口径が大きいことか
ら、大形の油圧ダツシユポツトを弁箱の外へ設置
することが必要となる。
大きくなつてからその逆流により急激に閉じるこ
とから、副弁の口径を大きくしたとしても主弁体
閉鎖時の水撃を完全には防止できず、しかも副弁
の口径を大きくした場合副弁が全閉されるとき、
そこでの水撃が非常に大きくなる問題があり、加
えて副弁が全閉されるまでの逆流量も大きくなつ
てしまう問題がある外、副弁口径が大きいことか
ら、大形の油圧ダツシユポツトを弁箱の外へ設置
することが必要となる。
このためかかる緩閉式逆止め弁は、緩閉機構が
複雑になることと併せて非常に高価なものとな
る。
複雑になることと併せて非常に高価なものとな
る。
更に油圧ダツシユポツトを弁箱の外に置くた
め、弁軸が弁箱を貫通する個所における摩擦及び
漏洩が問題となる。即ち漏洩を少なくするためパ
ツキンを強く締めれば、摩擦の増大によつて副弁
の働きが不確実となり、場合によつてはポンプ停
止後も副弁全開のままで、ここから長期間に亘つ
て逆流が生じ、逆止め弁の機能を果たさないこと
になる。
め、弁軸が弁箱を貫通する個所における摩擦及び
漏洩が問題となる。即ち漏洩を少なくするためパ
ツキンを強く締めれば、摩擦の増大によつて副弁
の働きが不確実となり、場合によつてはポンプ停
止後も副弁全開のままで、ここから長期間に亘つ
て逆流が生じ、逆止め弁の機能を果たさないこと
になる。
(課題を解決するための手段)
本発明の逆止め弁はこのような課題を解決する
ために案出されるものであり、その要旨は、 (A) 主弁箱と、 (B) 逆流防止のための一方向性の弁体であつて該
主弁箱内の水の主通路を正流方向に開き逆流方
向に閉じるとともに、付勢手段によつて該主通
路を閉じる方向に付勢される主弁体と、 (C) 該主弁体に形成された開口部に配設された副
弁と、 (D) 前記主弁体の上流側の面において一端側が該
主弁体に固定された揺動可能な受水板とを含
み、且つ該副弁は、 (イ) 該主弁体に取り付けられた副弁箱と、 (ロ) 該副弁箱内の水の副通路を正流方向に開き
逆流方向に閉じる一方向性の副弁体と、 (ハ) 該副弁箱に固定されたシリンダと、 (ニ) 該シリンダ内に摺動可能に嵌合されたピス
トンと、 (ホ) 該ピストンにより該シリンダ内部に形成さ
れた緩衝室と、 (ヘ) 該ピストンと副弁体とを連結し且つ該副弁
体の閉鎖時に先端が前記主弁体の開口よりそ
の上流側に突出させられる副弁軸と、 (ト) 前記緩衝室の内部と外部とを連通させて該
緩衝室内の水をピストンの移動により出入り
させるとともに、その際に流動抵抗を生ぜし
める通路面積の小さい連通路とを備えてお
り、 前記副弁軸の先端に対して前記受水板の自由
端部側が接触させられていて、該副弁軸が正方
向の流れを受けた受水板により前記副弁体を開
く方向に押動されるように成されていることに
ある。
ために案出されるものであり、その要旨は、 (A) 主弁箱と、 (B) 逆流防止のための一方向性の弁体であつて該
主弁箱内の水の主通路を正流方向に開き逆流方
向に閉じるとともに、付勢手段によつて該主通
路を閉じる方向に付勢される主弁体と、 (C) 該主弁体に形成された開口部に配設された副
弁と、 (D) 前記主弁体の上流側の面において一端側が該
主弁体に固定された揺動可能な受水板とを含
み、且つ該副弁は、 (イ) 該主弁体に取り付けられた副弁箱と、 (ロ) 該副弁箱内の水の副通路を正流方向に開き
逆流方向に閉じる一方向性の副弁体と、 (ハ) 該副弁箱に固定されたシリンダと、 (ニ) 該シリンダ内に摺動可能に嵌合されたピス
トンと、 (ホ) 該ピストンにより該シリンダ内部に形成さ
れた緩衝室と、 (ヘ) 該ピストンと副弁体とを連結し且つ該副弁
体の閉鎖時に先端が前記主弁体の開口よりそ
の上流側に突出させられる副弁軸と、 (ト) 前記緩衝室の内部と外部とを連通させて該
緩衝室内の水をピストンの移動により出入り
させるとともに、その際に流動抵抗を生ぜし
める通路面積の小さい連通路とを備えてお
り、 前記副弁軸の先端に対して前記受水板の自由
端部側が接触させられていて、該副弁軸が正方
向の流れを受けた受水板により前記副弁体を開
く方向に押動されるように成されていることに
ある。
(作用及び発明の効果)
以上のように本発明の逆止め弁は、従来の急閉
式逆止め弁と緩閉式逆止め弁とを組み合せ、その
主弁体を急閉式の弁体として構成するとともに、
これに対して緩閉式の逆止め弁に備えられる副弁
を組み込んだものである。
式逆止め弁と緩閉式逆止め弁とを組み合せ、その
主弁体を急閉式の弁体として構成するとともに、
これに対して緩閉式の逆止め弁に備えられる副弁
を組み込んだものである。
即ち従来の急閉式の逆止め弁においては単一の
弁体のみが設けられ、これがばね力等にて閉鎖方
向に付勢されており、また緩閉式逆止め弁におい
ては主弁体と副弁体とが設けられ、そしてその主
弁体には閉鎖方向の付勢力は加えられず、これが
管路の逆流によつて閉じられるとともに、そのあ
と副弁がゆつくりと閉じて水撃を緩和するように
構成されていたのであるが、本発明では主弁体を
従来の急閉式の逆止め弁のそれとして、また副弁
を従来の緩閉式の副弁として夫々構成したもので
ある。そしてこれにより、ポンプ停止時の水撃を
完全になくすことが可能となつたのである。
弁体のみが設けられ、これがばね力等にて閉鎖方
向に付勢されており、また緩閉式逆止め弁におい
ては主弁体と副弁体とが設けられ、そしてその主
弁体には閉鎖方向の付勢力は加えられず、これが
管路の逆流によつて閉じられるとともに、そのあ
と副弁がゆつくりと閉じて水撃を緩和するように
構成されていたのであるが、本発明では主弁体を
従来の急閉式の逆止め弁のそれとして、また副弁
を従来の緩閉式の副弁として夫々構成したもので
ある。そしてこれにより、ポンプ停止時の水撃を
完全になくすことが可能となつたのである。
具体的には、本発明の逆止め弁では主弁体が管
路の逆流によつて閉じられるのではなく、ばね力
等の付勢力によつて閉じるが、本発明の逆止め弁
では副弁が設けられているため、従来の急閉式逆
止め弁のそれと異つて、ポンプ停止後慣性によつ
て水の流れが正方向に流れている段階で、即ち逆
流が始まる以前に主弁体を閉じることが可能であ
る(開いたままとなつている副弁を通じて水を一
部通過させることができるから)。従つてその段
階での水撃の発生を完全に防止できる。
路の逆流によつて閉じられるのではなく、ばね力
等の付勢力によつて閉じるが、本発明の逆止め弁
では副弁が設けられているため、従来の急閉式逆
止め弁のそれと異つて、ポンプ停止後慣性によつ
て水の流れが正方向に流れている段階で、即ち逆
流が始まる以前に主弁体を閉じることが可能であ
る(開いたままとなつている副弁を通じて水を一
部通過させることができるから)。従つてその段
階での水撃の発生を完全に防止できる。
本発明の逆止め弁では、従来の緩閉式逆止め弁
と同様、逆流が開始したとき副弁がゆつくりと閉
じることによつて水撃の発生を防止するが、従来
の緩閉式逆止め弁の場合、逆流がある程度大きく
なつてから主弁体が急激に閉じ、その際の圧力上
昇を副弁体がゆつくりと閉じることによつて水撃
を緩和するため、副弁の口径を相当大きくとる必
要がある。これに対して本発明の逆止め弁では、
上記のように主弁体が逆流を始める以前に閉じる
ことができるため、主弁体閉鎖による圧力上昇を
逃がして水撃防止するための副弁の口径は小さく
ても十分効果がある。そしてこのように副弁口径
が小さくて良いために、しかも副弁が閉じる際の
逆流の程度も大きくないから、従来の緩閉式逆止
め弁と異なつて副弁を閉じたときの水撃の発生も
全くないのである。これはまさしく機能が正反対
の急閉式逆止め弁と緩閉式逆止め弁とを組み合せ
て構成したことによりもたらされる効果である。
と同様、逆流が開始したとき副弁がゆつくりと閉
じることによつて水撃の発生を防止するが、従来
の緩閉式逆止め弁の場合、逆流がある程度大きく
なつてから主弁体が急激に閉じ、その際の圧力上
昇を副弁体がゆつくりと閉じることによつて水撃
を緩和するため、副弁の口径を相当大きくとる必
要がある。これに対して本発明の逆止め弁では、
上記のように主弁体が逆流を始める以前に閉じる
ことができるため、主弁体閉鎖による圧力上昇を
逃がして水撃防止するための副弁の口径は小さく
ても十分効果がある。そしてこのように副弁口径
が小さくて良いために、しかも副弁が閉じる際の
逆流の程度も大きくないから、従来の緩閉式逆止
め弁と異なつて副弁を閉じたときの水撃の発生も
全くないのである。これはまさしく機能が正反対
の急閉式逆止め弁と緩閉式逆止め弁とを組み合せ
て構成したことによりもたらされる効果である。
更にまた、主弁体に副弁が組み付けられること
によつて、かかる副弁より水を逃しつつ主弁体を
閉じることができるため、これを閉鎖方向に付勢
するための力を従来の急閉式逆止め弁のそれより
も弱くすることができ、而してその付勢力を弱く
することができれば、揚水時の弁抵抗も小さくな
る。
によつて、かかる副弁より水を逃しつつ主弁体を
閉じることができるため、これを閉鎖方向に付勢
するための力を従来の急閉式逆止め弁のそれより
も弱くすることができ、而してその付勢力を弱く
することができれば、揚水時の弁抵抗も小さくな
る。
更にまた本発明によればシリンダ、ピストン及
び緩衝室等から成る緩衝機構を主弁箱内に配し得
るため、主弁箱を貫通して弁軸を外部に延び出さ
せて緩衝装置と連動させて成る従来の緩閉式逆止
め弁と異なつて構造簡素且つコストも安価とな
り、加えて弁軸の貫通部分における摩擦の問題や
漏洩の問題も生じない。
び緩衝室等から成る緩衝機構を主弁箱内に配し得
るため、主弁箱を貫通して弁軸を外部に延び出さ
せて緩衝装置と連動させて成る従来の緩閉式逆止
め弁と異なつて構造簡素且つコストも安価とな
り、加えて弁軸の貫通部分における摩擦の問題や
漏洩の問題も生じない。
本発明の逆止め弁は、この他、受水板を備え、
管路内の正方向の流れを受水板で受けてかかる受
水板により副弁を開くようにしている点で従来の
逆止め弁にない特長を有している。
管路内の正方向の流れを受水板で受けてかかる受
水板により副弁を開くようにしている点で従来の
逆止め弁にない特長を有している。
即ち本発明の逆止め弁では、管路内を正方向に
水が流れているとき受水板がこの流れを受けて副
弁の弁軸先端、つまり副弁体を開方向に押動す
る。
水が流れているとき受水板がこの流れを受けて副
弁の弁軸先端、つまり副弁体を開方向に押動す
る。
副弁が本来の機能を発揮するためには、逆流開
始時に開いた状態にあることが必要であり、その
ために副弁体をばねにより常時開方向に付勢する
ことが行われているが、このようにすると揚程が
大きいときには良いが、揚程が小さいときにはポ
ンプ停止により主弁体が閉じた後、逆流により副
弁体がばねの付勢力に打ち勝つて閉じることがで
きず、副弁が開いたままとなつて逆流方向の漏れ
が生ずる。
始時に開いた状態にあることが必要であり、その
ために副弁体をばねにより常時開方向に付勢する
ことが行われているが、このようにすると揚程が
大きいときには良いが、揚程が小さいときにはポ
ンプ停止により主弁体が閉じた後、逆流により副
弁体がばねの付勢力に打ち勝つて閉じることがで
きず、副弁が開いたままとなつて逆流方向の漏れ
が生ずる。
これに対して本発明では、管路内の正方向の流
れを利用して受水板により副弁体を強制的に開く
ようにしているため、上記のようにこれを開方向
に付勢するためのばねは不用である。従つて逆流
を開始したときに確実に副弁体を閉鎖することが
できる。むしろ本発明においては副弁体を閉方向
に付勢することが可能であり、このようにすれば
逆流時に副弁をより確実に閉鎖し得て、逆止め弁
としての本来の機能が損なわれるのを完全に防止
できる。
れを利用して受水板により副弁体を強制的に開く
ようにしているため、上記のようにこれを開方向
に付勢するためのばねは不用である。従つて逆流
を開始したときに確実に副弁体を閉鎖することが
できる。むしろ本発明においては副弁体を閉方向
に付勢することが可能であり、このようにすれば
逆流時に副弁をより確実に閉鎖し得て、逆止め弁
としての本来の機能が損なわれるのを完全に防止
できる。
(実施例)
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
明する。
第1図は本発明の緩閉式副弁付き急閉逆止め弁
の第1実施例を主弁体の背面側(下流側)から見
た図、第2図は同図の縦断面図である。1は2本
の取付片2を備えたスイング形主弁体であり、取
付片2の基部はフランジ間はさみ込み形主弁箱3
の側壁に貫通挿入された主弁軸4に緩く嵌合され
ている。主弁体の外周の形状は、ほぼトンネル断
面形にして、主弁の開口面積及び全開時の弁開き
角を大きく取れるようにしてある。主弁体1の中
央より先端寄りに、緩閉式副弁装置を内蔵した副
弁箱5が主弁体1の背面側に取り付けられてい
る。緩閉式副弁装置については後に詳述する。6
はポンプが揚水していて主弁体1が開いている場
合、水流による力を受ける受水板で、主弁体1の
正面側(上流側)の主弁軸近くへ一端7を固定
し、その他端は主弁体1から引き離して副弁軸8
の先端へ軽く触れさせてある。受水板6は小口径
の逆止め弁では全体を厚さの薄い板ばねとし、主
弁体1に取り付けた固定端の近くで折り曲げてあ
る。大口径の逆止め弁では、主弁体1への固定端
7と受水板6とを蝶番で連結し、更に揚水停止中
に受水板6が副弁軸8の先端から離れないよう
に、主弁体1に受水板6の止め金等を設ける。
の第1実施例を主弁体の背面側(下流側)から見
た図、第2図は同図の縦断面図である。1は2本
の取付片2を備えたスイング形主弁体であり、取
付片2の基部はフランジ間はさみ込み形主弁箱3
の側壁に貫通挿入された主弁軸4に緩く嵌合され
ている。主弁体の外周の形状は、ほぼトンネル断
面形にして、主弁の開口面積及び全開時の弁開き
角を大きく取れるようにしてある。主弁体1の中
央より先端寄りに、緩閉式副弁装置を内蔵した副
弁箱5が主弁体1の背面側に取り付けられてい
る。緩閉式副弁装置については後に詳述する。6
はポンプが揚水していて主弁体1が開いている場
合、水流による力を受ける受水板で、主弁体1の
正面側(上流側)の主弁軸近くへ一端7を固定
し、その他端は主弁体1から引き離して副弁軸8
の先端へ軽く触れさせてある。受水板6は小口径
の逆止め弁では全体を厚さの薄い板ばねとし、主
弁体1に取り付けた固定端の近くで折り曲げてあ
る。大口径の逆止め弁では、主弁体1への固定端
7と受水板6とを蝶番で連結し、更に揚水停止中
に受水板6が副弁軸8の先端から離れないよう
に、主弁体1に受水板6の止め金等を設ける。
受水板6の作用は、ポンプが揚水して主弁体1
が開いている場合、第2図の矢印に沿つた水の流
れにより、受水板6は主弁体1の方へ押されるの
で、それに接している副弁軸8が押し上げられ、
副弁9が全開される。
が開いている場合、第2図の矢印に沿つた水の流
れにより、受水板6は主弁体1の方へ押されるの
で、それに接している副弁軸8が押し上げられ、
副弁9が全開される。
10は2重巻ねじりコイルばねであつて、主弁
軸4に外嵌され、その端部を主弁箱3の側壁と主
弁体1に係止し、主弁軸4の中央を境に対称的に
配置され、主弁体1を閉鎖方向に付勢するように
取り付けられている。緩閉式副弁付きの逆止め弁
は、急閉式逆止め弁に比べ、主弁の閉鎖力はかな
り小さくて良く、更にねじりコイルばね10を2
重巻にすることによりばね定数を小さくして、揚
水時の主弁体1の開き角度を大きくすることによ
り弁の損失ヘツドを小さくすることができる。ま
たコイルばね10を2重巻にすることにより、そ
の端部の主弁体1へ係止する部分と主弁箱3の側
壁へ係止する部分とが、コイルの軸方向に対して
互いに接近させることができるので、コイルばね
10に捩りを加えてから両部分をしばることによ
り主弁軸4への取付けが容易となる。また逆止め
弁を取り付けた給水管路が長く、その口径も大き
く、逆止め弁の取付管が垂直で上方へ流れる場
合、緩閉式副弁を取り付けることにより、主弁体
1の付勢力は主弁体1の自重程度の僅かの値でも
水撃を防ぐことができるので、この場合には捩り
コイルばね10を省略することができる。即ち主
弁体1の自重を以て付勢力と成すこともできる。
軸4に外嵌され、その端部を主弁箱3の側壁と主
弁体1に係止し、主弁軸4の中央を境に対称的に
配置され、主弁体1を閉鎖方向に付勢するように
取り付けられている。緩閉式副弁付きの逆止め弁
は、急閉式逆止め弁に比べ、主弁の閉鎖力はかな
り小さくて良く、更にねじりコイルばね10を2
重巻にすることによりばね定数を小さくして、揚
水時の主弁体1の開き角度を大きくすることによ
り弁の損失ヘツドを小さくすることができる。ま
たコイルばね10を2重巻にすることにより、そ
の端部の主弁体1へ係止する部分と主弁箱3の側
壁へ係止する部分とが、コイルの軸方向に対して
互いに接近させることができるので、コイルばね
10に捩りを加えてから両部分をしばることによ
り主弁軸4への取付けが容易となる。また逆止め
弁を取り付けた給水管路が長く、その口径も大き
く、逆止め弁の取付管が垂直で上方へ流れる場
合、緩閉式副弁を取り付けることにより、主弁体
1の付勢力は主弁体1の自重程度の僅かの値でも
水撃を防ぐことができるので、この場合には捩り
コイルばね10を省略することができる。即ち主
弁体1の自重を以て付勢力と成すこともできる。
第3図に緩閉式副弁装置の縦断面図を詳細に示
す。5は副弁箱でその内部に副弁体9、副弁軸
8、閉鎖ばね11が収められている。副弁箱5の
基底部12は主弁体1へねじ込みによつて固定さ
れる。大口径の場合には、基底部12はフランジ
形とし、主弁体1へボルト締めにする。基底部1
2の内側に通水穴13、基底部12のすぐ上側
で、副弁体9が収容される部分の側壁に側穴14
を設ける。副弁体9が上昇して開弁した場合、主
弁体1が開いている間は少量の流体が通水穴1
3、側穴14を通つて下から上へ流れ、ポンプの
電源を遮断して主弁体1が閉鎖した後は、多量の
流体が側穴14、通水穴13を通つて上から下へ
逆流する。
す。5は副弁箱でその内部に副弁体9、副弁軸
8、閉鎖ばね11が収められている。副弁箱5の
基底部12は主弁体1へねじ込みによつて固定さ
れる。大口径の場合には、基底部12はフランジ
形とし、主弁体1へボルト締めにする。基底部1
2の内側に通水穴13、基底部12のすぐ上側
で、副弁体9が収容される部分の側壁に側穴14
を設ける。副弁体9が上昇して開弁した場合、主
弁体1が開いている間は少量の流体が通水穴1
3、側穴14を通つて下から上へ流れ、ポンプの
電源を遮断して主弁体1が閉鎖した後は、多量の
流体が側穴14、通水穴13を通つて上から下へ
逆流する。
副弁箱5の上部にはシリンダ15が取り付けら
れ、シリンダ底16には軸穴17があいており、
副弁軸8が軸穴17を通つてシリンダ15内のピ
ストン18に取り付けられている。
れ、シリンダ底16には軸穴17があいており、
副弁軸8が軸穴17を通つてシリンダ15内のピ
ストン18に取り付けられている。
ピストン18の外周は漏れ止めのためのパツキ
ン19が装着される。パツキン19はゴム又はテ
フロン等で作られ、できるだけ摩擦が少なくて漏
れを完全に止めることが必要である。一般に副弁
口径は小さいので、パツキン19も小さくなるた
め、通常ピストン18とパツキン19は一体で作
られる。軸穴17と副弁軸8との隙間は、副弁体
9が全開した状態では大きくなるように、副弁軸
8を細くし、副弁体9が降下して閉鎖されるよう
に伴なつて隙間が小さくなり、全閉状態でほぼ零
となるように漸次太くする。また副弁軸8の軸径
を緩やかに変化させる代りに、円周上の一部を削
り取つても良い。
ン19が装着される。パツキン19はゴム又はテ
フロン等で作られ、できるだけ摩擦が少なくて漏
れを完全に止めることが必要である。一般に副弁
口径は小さいので、パツキン19も小さくなるた
め、通常ピストン18とパツキン19は一体で作
られる。軸穴17と副弁軸8との隙間は、副弁体
9が全開した状態では大きくなるように、副弁軸
8を細くし、副弁体9が降下して閉鎖されるよう
に伴なつて隙間が小さくなり、全閉状態でほぼ零
となるように漸次太くする。また副弁軸8の軸径
を緩やかに変化させる代りに、円周上の一部を削
り取つても良い。
閉鎖ばね11は、副弁体9とシリンダ底16の
間に収められたばね力の弱い押しばねである。副
弁体9の開弁中、即ち副弁体9及びピストン18
が上の方へ押し上げられていた状態から、ポンプ
の揚水が止まつて主弁体1が閉鎖されると、直ち
に逆流が生じ、それは副弁箱3の周囲から側穴1
4、通水穴13を通つて下の方へ流される。この
逆流水によつて、副弁体9は下の方へ引つ張られ
閉鎖を開始するが、ポンプの実揚程が小さい場
合、またはパツキン19の摩擦が大きい場合に
は、副弁体9の閉鎖行程が不確実となり、時には
副弁体9が全閉しないことも予測される。そこで
主弁体1の閉鎖後、副弁体9を必ず閉鎖させるた
め、パツキン19の摩擦に打ち勝つ程度のばね力
の弱い閉鎖ばね11を装着させるが、ポンプ実揚
程が大きく、パツキン19の摩擦が小さい場合に
は不用である。
間に収められたばね力の弱い押しばねである。副
弁体9の開弁中、即ち副弁体9及びピストン18
が上の方へ押し上げられていた状態から、ポンプ
の揚水が止まつて主弁体1が閉鎖されると、直ち
に逆流が生じ、それは副弁箱3の周囲から側穴1
4、通水穴13を通つて下の方へ流される。この
逆流水によつて、副弁体9は下の方へ引つ張られ
閉鎖を開始するが、ポンプの実揚程が小さい場
合、またはパツキン19の摩擦が大きい場合に
は、副弁体9の閉鎖行程が不確実となり、時には
副弁体9が全閉しないことも予測される。そこで
主弁体1の閉鎖後、副弁体9を必ず閉鎖させるた
め、パツキン19の摩擦に打ち勝つ程度のばね力
の弱い閉鎖ばね11を装着させるが、ポンプ実揚
程が大きく、パツキン19の摩擦が小さい場合に
は不用である。
次に、緩閉式副弁付き急閉逆止め弁の動作を説
明する。
明する。
主弁体1と副弁体9が共に閉鎖状態にあると
き、ポンプが揚水を開始すると、主弁体1は水圧
により2重巻ねじりコイルばね10の閉鎖方向の
付勢力に打ち勝つて開弁し始める。主弁体1が開
弁すると、ポンプから吐出された水は、主弁体1
の正面側に沿つて第2図の矢印の方向に流れるの
で、主弁体1の正面側に一側を固定した受水板6
の自由端側は、水流に押されて副弁軸8を押し上
げ、副弁軸8に取り付けられている副弁体9及び
ピストン18を押し上げて副弁が全開する。
き、ポンプが揚水を開始すると、主弁体1は水圧
により2重巻ねじりコイルばね10の閉鎖方向の
付勢力に打ち勝つて開弁し始める。主弁体1が開
弁すると、ポンプから吐出された水は、主弁体1
の正面側に沿つて第2図の矢印の方向に流れるの
で、主弁体1の正面側に一側を固定した受水板6
の自由端側は、水流に押されて副弁軸8を押し上
げ、副弁軸8に取り付けられている副弁体9及び
ピストン18を押し上げて副弁が全開する。
一方ポンプの駆動力が遮断されると、ポンプの
揚水量は急速に減少を始めるが、主弁体1には閉
鎖方向に付勢する2重巻ねじりコイルばね10の
付勢力が加えられていることと、揚水量の一部は
副弁の全開により通水穴13、側穴14を通過で
きることから、主弁体1は流量が減じて零となる
前に全閉する。このように主弁体1に閉鎖方向の
付勢力が加えられていれば、副弁口径がかなり小
さくても、逆流開始前に主弁を閉鎖させることが
できる。従つて主弁体1の閉鎖時には逆流は発生
していないから、水撃は全く発生しない。次いで
逆止め弁の下流側の管内圧力が実揚程の圧力ヘツ
ドまで回復すると、管内の水は圧縮されるために
逆流を始めるが、この逆流量を副弁から逃がすこ
とによつて水撃の発生を完全に防ぐことができ
る。
揚水量は急速に減少を始めるが、主弁体1には閉
鎖方向に付勢する2重巻ねじりコイルばね10の
付勢力が加えられていることと、揚水量の一部は
副弁の全開により通水穴13、側穴14を通過で
きることから、主弁体1は流量が減じて零となる
前に全閉する。このように主弁体1に閉鎖方向の
付勢力が加えられていれば、副弁口径がかなり小
さくても、逆流開始前に主弁を閉鎖させることが
できる。従つて主弁体1の閉鎖時には逆流は発生
していないから、水撃は全く発生しない。次いで
逆止め弁の下流側の管内圧力が実揚程の圧力ヘツ
ドまで回復すると、管内の水は圧縮されるために
逆流を始めるが、この逆流量を副弁から逃がすこ
とによつて水撃の発生を完全に防ぐことができ
る。
副弁を通過する逆流量は、主弁両側の圧力差が
大きいので、副弁口径が主弁口径に比べて著しく
小さいけれども、それに比較すれば大きい。従つ
て副弁を通る逆流量を急激に減少させると、水撃
により圧力上昇を生ずる。特に副弁体9が全閉す
る際の流量減少割合を小さくする必要がある。副
弁体9が全開して、そのリフトが最大のとき、逆
流量は側穴14、通水穴13を通つて逆止め弁の
上流側へ流れる。副弁体9はこの逆流によつて生
ずる流体力及び閉鎖ばね11のばね力によつて下
降を始める。しかし副弁体9が下降するには、こ
れと連結しているピストン18も同時に下降しな
ければならないが、それにはピストン18とシリ
ンダ底16との間に形成されたA室の水が、流出
しなければならない。ピストン18には周囲には
パツキン19が装着されていて、ここからの漏れ
はないので、A室の水が流出するには軸穴17を
通らなければならない。軸穴17には副弁軸8が
貫通しているので、両者の隙間を通つて水がA室
から流出し、それに応じてピストン18と副弁体
9は緩やかに降下する。即ち、副弁体9が全開し
た際A室へ流入した水が再び流出する際、軸穴1
7と副弁軸8の間の隙間は抵抗となり、副弁体9
の下降運動を緩やかにするので、この水が緩衝液
となる。更にピストン18が降下するに伴ない、
軸穴17へ進入する副弁軸8の軸径は次第に太く
なるので、両者の間の隙間はそれに伴なつて小さ
くなり、全閉近くなるとほぼ零となる。従つて副
弁体9の降下は、次第に著しく緩やかになつて遂
には全閉に至る。このため副弁閉鎖時の水撃は全
く発生しない。また副弁軸8は、副弁が開閉する
際には、必ず軸穴17内を往復するので、軸穴が
ごみ等によつて塞がれる恐れがなくなる。尚副弁
体9に作用する流体力は、全閉近くなると著しく
大きくなるが、上述の副弁軸8と軸穴17の間の
隙間を、副弁体が閉鎖するに伴ない、漸次小さく
し、全閉時にはこの隙間をほぼ零にしてあるので
全閉時近くの流量減少割合を極めて小さくするこ
とができる。
大きいので、副弁口径が主弁口径に比べて著しく
小さいけれども、それに比較すれば大きい。従つ
て副弁を通る逆流量を急激に減少させると、水撃
により圧力上昇を生ずる。特に副弁体9が全閉す
る際の流量減少割合を小さくする必要がある。副
弁体9が全開して、そのリフトが最大のとき、逆
流量は側穴14、通水穴13を通つて逆止め弁の
上流側へ流れる。副弁体9はこの逆流によつて生
ずる流体力及び閉鎖ばね11のばね力によつて下
降を始める。しかし副弁体9が下降するには、こ
れと連結しているピストン18も同時に下降しな
ければならないが、それにはピストン18とシリ
ンダ底16との間に形成されたA室の水が、流出
しなければならない。ピストン18には周囲には
パツキン19が装着されていて、ここからの漏れ
はないので、A室の水が流出するには軸穴17を
通らなければならない。軸穴17には副弁軸8が
貫通しているので、両者の隙間を通つて水がA室
から流出し、それに応じてピストン18と副弁体
9は緩やかに降下する。即ち、副弁体9が全開し
た際A室へ流入した水が再び流出する際、軸穴1
7と副弁軸8の間の隙間は抵抗となり、副弁体9
の下降運動を緩やかにするので、この水が緩衝液
となる。更にピストン18が降下するに伴ない、
軸穴17へ進入する副弁軸8の軸径は次第に太く
なるので、両者の間の隙間はそれに伴なつて小さ
くなり、全閉近くなるとほぼ零となる。従つて副
弁体9の降下は、次第に著しく緩やかになつて遂
には全閉に至る。このため副弁閉鎖時の水撃は全
く発生しない。また副弁軸8は、副弁が開閉する
際には、必ず軸穴17内を往復するので、軸穴が
ごみ等によつて塞がれる恐れがなくなる。尚副弁
体9に作用する流体力は、全閉近くなると著しく
大きくなるが、上述の副弁軸8と軸穴17の間の
隙間を、副弁体が閉鎖するに伴ない、漸次小さく
し、全閉時にはこの隙間をほぼ零にしてあるので
全閉時近くの流量減少割合を極めて小さくするこ
とができる。
第4図は緩閉式副弁装置の第2実施例を詳細に
示す。シリンダ15は、第3図とは逆にシリンダ
底16を上にして、副弁箱5を装着するので、ピ
ストン18とシリンダ底16との間のA室は、ピ
ストン18の上側にある。副弁体9が押し上げら
れ副弁が全開する場合、副弁軸8を介して副弁体
9と連結したピストン18は同時に押し上げら
れ、A室の水はピストン18に設けられた小穴2
0を通つて外へ押し出される。ポンプ駆動力が遮
断され、主弁体1が閉鎖されて逆流が開始する
と、逆流による流体力及びA室へ設けられた閉鎖
ばね11のばね力により、副弁体9及びピストン
18は下方へ押し下げられる。しかしこの両者の
力によつて下方、即ち閉鎖方向へ動くには、小穴
20を通つて水がA室へ流入しなければならな
い。水が小穴20を通るには大きな抵抗があるの
で、ピストン18及び副弁体9は緩やかに下降
し、水撃を発生することなく全閉される。副弁体
9が閉鎖するとき、副弁体9に作用する流体力は
非常に大きいので、ピストン18の面積を副弁体
9の面積より大きくしないと、A室内に空洞現象
が生じて、副弁体9が衝撃的に閉鎖される危険が
ある点に注意する必要がある。また小穴20は、
ピストン18へ設ける代りに、シリンダ底16へ
設けることもできる。
示す。シリンダ15は、第3図とは逆にシリンダ
底16を上にして、副弁箱5を装着するので、ピ
ストン18とシリンダ底16との間のA室は、ピ
ストン18の上側にある。副弁体9が押し上げら
れ副弁が全開する場合、副弁軸8を介して副弁体
9と連結したピストン18は同時に押し上げら
れ、A室の水はピストン18に設けられた小穴2
0を通つて外へ押し出される。ポンプ駆動力が遮
断され、主弁体1が閉鎖されて逆流が開始する
と、逆流による流体力及びA室へ設けられた閉鎖
ばね11のばね力により、副弁体9及びピストン
18は下方へ押し下げられる。しかしこの両者の
力によつて下方、即ち閉鎖方向へ動くには、小穴
20を通つて水がA室へ流入しなければならな
い。水が小穴20を通るには大きな抵抗があるの
で、ピストン18及び副弁体9は緩やかに下降
し、水撃を発生することなく全閉される。副弁体
9が閉鎖するとき、副弁体9に作用する流体力は
非常に大きいので、ピストン18の面積を副弁体
9の面積より大きくしないと、A室内に空洞現象
が生じて、副弁体9が衝撃的に閉鎖される危険が
ある点に注意する必要がある。また小穴20は、
ピストン18へ設ける代りに、シリンダ底16へ
設けることもできる。
第5図は緩閉式リフト形副弁装置をフランジ形
急閉式リフト弁に装着した、第3実施例を示す。
急閉式リフト弁に装着した、第3実施例を示す。
21はリフト形主弁体、22はリフト形主弁
軸、23は主弁軸支え、24は主弁箱、25は圧
縮コイルばねである。副弁体9の開閉機構は、第
1図、第2図のスイング形主弁の場合と同様であ
る。
軸、23は主弁軸支え、24は主弁箱、25は圧
縮コイルばねである。副弁体9の開閉機構は、第
1図、第2図のスイング形主弁の場合と同様であ
る。
第1図は本発明の第1実施例の緩閉式副弁付き
急閉逆止め弁を主弁体の背面側から見た図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は第1図及び第2
図の緩閉式副弁装置の詳細縦断面図、第4図は本
発明の他の実施例に係る緩閉式副弁装置の縦断面
図、第5図は本発明の更に他の実施例の緩閉式副
弁付き急閉逆止め弁の縦断面図である。 1:主弁体、3:主弁箱、6:受水板、5:副
弁箱、8:副弁軸、9:副弁体、10:2重巻捩
りコイルばね、11:閉鎖ばね、18:ピスト
ン。
急閉逆止め弁を主弁体の背面側から見た図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は第1図及び第2
図の緩閉式副弁装置の詳細縦断面図、第4図は本
発明の他の実施例に係る緩閉式副弁装置の縦断面
図、第5図は本発明の更に他の実施例の緩閉式副
弁付き急閉逆止め弁の縦断面図である。 1:主弁体、3:主弁箱、6:受水板、5:副
弁箱、8:副弁軸、9:副弁体、10:2重巻捩
りコイルばね、11:閉鎖ばね、18:ピスト
ン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 主弁箱と、 (B) 逆流防止のための一方向性の弁体であつて該
主弁箱内の水の主通路を正流方向に開き逆流方
向に閉じるとともに、付勢手段によつて該主通
路を閉じる方向に付勢される主弁体と、 (C) 該主弁体に形成された開口部に配設された副
弁と、 (D) 前記主弁体の上流側の面において一端側が該
主弁体に固定された揺動可能な受水板とを含
み、且つ該副弁は、 (イ) 該主弁体に取り付けられた副弁箱と、 (ロ) 該副弁箱内の水の副通路を正流方向に開き
逆流方向に閉じる一方向性の副弁体と、 (ハ) 該副弁箱に固定されたシリンダと、 (ニ) 該シリンダ内に摺動可能に嵌合されたピス
トンと、 (ホ) 該ピストンにより該シリンダ内部に形成さ
れた緩衝室と、 (ヘ) 該ピストンと副弁体とを連結し且つ該副弁
体の閉鎖時に先端が前記主弁体の開口よりそ
の上流側に突出させられる副弁軸と、 (ト) 前記緩衝室の内部と外部とを連通させて該
緩衝室内の水をピストンの移動により出入り
させるとともに、その際に流動抵抗を生ぜし
める通路面積の小さい連通路とを備えてお
り、 前記副弁軸の先端に対して前記受水板の自由
端部側が接触させられていて、該副弁軸が正方
向の流れを受けた受水板により前記副弁体を開
く方向に押動されるように成されていることを
特徴とする緩閉式副弁付き急閉逆止め弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6972884A JPS60211173A (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 緩閉式副弁付き急閉逆止め弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6972884A JPS60211173A (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 緩閉式副弁付き急閉逆止め弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60211173A JPS60211173A (ja) | 1985-10-23 |
| JPH0219355B2 true JPH0219355B2 (ja) | 1990-05-01 |
Family
ID=13411180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6972884A Granted JPS60211173A (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 緩閉式副弁付き急閉逆止め弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60211173A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103347778B (zh) * | 2011-02-07 | 2016-06-29 | 三菱重工业株式会社 | 液体吸入装置 |
| KR101523430B1 (ko) * | 2013-09-06 | 2015-05-27 | 부경대학교 산학협력단 | 초저온 유체의 역류 차단형 듀얼 체크 밸브 |
| JP6056067B2 (ja) * | 2015-04-08 | 2017-01-11 | アック東北株式会社 | 仕切弁及び急閉式逆止弁と、緩閉式副弁及び負圧時作動空気吸気弁を有するウォーターハンマー防止機能とを有する多機能バルブ。 |
| CN107035898A (zh) * | 2017-05-15 | 2017-08-11 | 中广核研究院有限公司 | 防腐蚀旋启式逆止阀 |
| CN110273875B (zh) * | 2019-05-30 | 2021-06-01 | 武汉船用机械有限责任公司 | 自动补充流体的单向阀活塞 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5430533A (en) * | 1977-08-10 | 1979-03-07 | Kraftwerk Union Ag | Check valve |
| CH661777A5 (de) * | 1981-05-25 | 1987-08-14 | Sulzer Ag | Rueckschlagventil. |
-
1984
- 1984-04-05 JP JP6972884A patent/JPS60211173A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60211173A (ja) | 1985-10-23 |
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