JPH02204317A - 黒鉛粉並びにこれを用いた潤滑剤および黒インキ - Google Patents

黒鉛粉並びにこれを用いた潤滑剤および黒インキ

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JPH02204317A
JPH02204317A JP1019725A JP1972589A JPH02204317A JP H02204317 A JPH02204317 A JP H02204317A JP 1019725 A JP1019725 A JP 1019725A JP 1972589 A JP1972589 A JP 1972589A JP H02204317 A JPH02204317 A JP H02204317A
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graphite powder
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出山 貞夫
Masato Hakoiwa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 この発明は、潤滑特性の優れた微粒子黒鉛粉並びにこれ
を利用した潤滑剤およびドツトプリンタの印字リボン用
インキに関する。
〔従来の技術J 黒鉛は、その性質の一つに襞間性があり、これを活用し
て固体潤滑剤として用いられている。
潤滑剤用黒鉛は、潤滑面に均一に存在することが望まし
く、一般に微粒の状態で用いられる。
黒鉛の微粒は、乾式または湿式のボールミル粉砕により
得ることができ、−射的には振動ボールミルが用いられ
ることが多い。
粉砕された黒鉛粉の形状は薄板状(鱗片状)をして右り
、潤滑塗布面に付青し易く、襞間によって潤滑性が良い
とされており、耐熱性もあることから高温環境で用いら
れる摺動部の潤滑剤、金属の熱間鍛造用の押型潤滑剤、
高面圧摺動部の潤滑剤等に用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこの場合、用途が多様化する中で、特に高面圧の
潤滑用途で所望する程には潤滑効果が得られないという
評価があり、用途の拡大が困難な状況にあった。
この発明は、黒鉛の持つ潤滑特性を更に引き出すことに
よって黒鉛潤滑剤の品質を高め、以て用途の拡大を図る
ことを目標としてなされた。
〔課題を解決するための手段] 発明者は、固体潤滑の機構を考察する中で、黒鉛の粒子
形状および結晶粒子の形状が潤滑性のかなりの部分を支
配しているという知見に基づいて、その結晶粒子の形状
を従来の鱗片状から塊状に近いものを用いることにより
従来の問題点を解決したものである。
即ち、この黒鉛粉は、結晶粒子の形状比(X!!回折分
析により測定したC軸方向の厚さに対するC軸に直角方
向の厚さの比をいう)が1.1〜2.0であり、かつ粉
体の平均粒子径が1.4〜2.5μmであることを特徴
とするものである。
用途例としては、分散媒として水または有機剤を用い、
乾燥潤滑膜で用いられる金属の塑性加工用やカメラのズ
ーム機構などの潤滑剤1分散媒として油を用い、歯車や
軸受なとJll械要素の潤滑油等として用いられる塗布
潤滑剤の他、ドツトプリンタの印字リボン用黒インキに
添加する等が挙げられる。
なお、前記の用途例における黒鉛の添加量は、産業上そ
の使用目的に応じて数%から数十%と広範囲であり、本
発明においても添加量を特に限定するものではない。
〔作m] 本発明に係る潤滑剤用黒鉛は、結晶粒子の形状比が11
〜2.0で、且つ粉体の平均粒子径が1.4〜2.5μ
mである。
潤滑特性は結晶粒子の形状比が1に近づくほど良い性能
を示すが、後述する粒度を得るための扮砕劾率を考慮す
ると下限は1.1に止どめるべきである。結晶粒子の形
状比が2を越えると、従来の片状黒鉛粉の性質と差がな
(なる。
即ち、従来用いられていた黒鉛の結晶粒子の形状は片手
状であり、l’111!面に付着した黒鉛は摩擦方向の
応力によって結晶の襞間および移動が起こりにくいのに
比較して、結晶粒子の形状比が1に近い黒鉛の場合、襞
間しやすいと共に粒子が移動しやすいことが相俟って潤
滑特性が改丑されるものと考えられる。
また、前記の結晶粒子の形状比に加え平均粒子径(換言
すると比表面積)も潤滑特性に作用し。
2.5μm以下の時潤滑性が良好である。2.5μmを
越える大きさでは結晶粒子の形状比が2を越えてしまい
従来の黒鉛粉の性質と大差なくなる。
一方、黒鉛粉の平均粒子径が小さいほど(比表面積が大
きいほど)n滑剤として好ましいとされているが、平均
粒径が1.4μm以下の微粉末を得るには粉砕に24時
間以上を要し、生産効率が悪く好ましくない。
なお、この発明における潤滑性の良い微粒子黒鉛を得る
には、振動ミルによる乾式粉砕で行われ、その際、粉砕
室内を真空ポンプによって積極的に減圧するか、または
粉砕室を密閉状態とし。
黒鉛の粉砕過程で比表面積増加による黒鉛のガス吸着を
活用して減圧状態で粉砕すると、粉砕された黒鉛の粒子
形状および結晶粒子の形状は塊状に近くなる。
被粉砕黒鉛粉(出発原料)は、市販されている平均粒子
径が約5〜50μm程度の一般的な鱗片状のものが用い
られる。
f実施例] 先ず、第1表に示すように、本発明潤滑剤の実施例黒鉛
粉A−Ci3よび比較例D−Gを作製した。
被粉砕黒鉛粉は、平均粒子径が8.8μm、比表面積が
3.5rn”/g、結晶粒子の形状比が2.6の天然鱗
片状黒鉛を用いた。
ここで、平均粒子径は、コールタ−カウンタと呼ばれて
いる電気抵抗法により粉体の粒度分布を測定した平均値
をいい、比表面積はBET法による通常の比表面積計に
よる測定値、結晶粒子の形状比は、前述したようにX線
回折分析により測定したC軸に直角方向の結晶粒子厚さ
をC軸方向の結晶粒子厚さで割算した値である。
なお、平均粒子径は光透過法で測定した場合より約2.
4倍程度大きい値を示す傾向がある。
また、湿式粉砕の試料Gの比表面積は除水か困難なため
測定せず、xi回折用にはスラリーを減圧中和熱乾燥し
て測定した。
用いた振動ミルは、円筒状の粉砕室を円周方向に偏心回
転することにより振動を与える機構で、円筒室内に鋼球
な入れである。
粉砕室の上部に材料出し入れ口があり、バルブ付きの蓋
で覆い密封状態にすることが出来る。
下記に示す粉砕条件により被粉砕黒鉛粉を粉砕するにあ
たり、粉砕黒鉛試料A−Cは粉砕容器を密閉状態で乾式
粉砕したもの、試料D−Fはバルブを開放状態で乾式粉
砕したもの、および試料Gは被粉砕黒鉛粉と共に水を投
入しスラリー状で粉砕したものである。
粉砕容器の内容積:3.4リットル 鋼球直径   :10mm 鋼球の充填量 :68% 黒鉛粉の投入fl: 600g 振動R:1600cpm 振幅     ;7mm 第1表に各粉砕された黒鉛試料の性状を示す。
試料A−Cを見ると、他の試料に比べ粉末粒子が細かく
結晶粒子の形状比が小さい、即ち塊状をしていることが
分る。結晶粒子はC軸に直角方向の厚さが240〜40
0人、C軸方向の厚さが185〜220人である。
試料D−Fは、粉砕時間と共に微粉化するが結晶粒子の
形状比は2程度であり、試料Gにおいては形状比が3以
上を示している。
表 実施例−1(鍛造用潤滑剤) 次に、前記試料A−Gの7種類の微細黒鉛をそれぞれ重
量比で3%、カルボキシメチルセルロース(CMC)1
%、および残り水からなる水分散潤滑剤とし、熱間鍛造
に各々適用した。
第1図は鍛造方法を説明する要部断面図で。
(a)は加圧するゝの状態、(b)は加圧した後の状態
を示している。鍛造品1はフランジ2の外周に歯車3を
持ち、鍛造する前の歯車3は押型5のキャビティより小
径で、軸方向に圧縮して径方向へ塑性変形させる。圧縮
後の歯部4は、図中下側がR形状をしている。材料はS
CM2O1N材を用いた。
押型5を150℃に加熱しておき、押型5のキャビテイ
面6に前記潤滑剤を塗布した後、800℃に加熱した被
鍛造品1をキャビティ内に入れ、加圧速度を100mm
/秒、軸方向変形量を15%で鍛造した。
そして、第2図に示すように、押型5の歯部7の曲率寸
法と鍛造品の歯部8の曲率寸法をとり、その比を百分率
で表わし、(以下、R精度率という)潤滑性を評価した
ここにr:押型の歯部の曲率半径 X:鍛造品の歯部の曲率のX方向長さ Y:鍛造品の歯部の曲率のY方向長さ R精度率の数値が大きいはど押型5のキャビテイ面6に
鍛造品lが塑性流動していることを示し、潤滑剤の特性
が良いことを表わす。
第3図および第4図はその結果をグラフにしたもので、
結晶粒子の形状比が2以下で、かつ平均粒子形が265
μm以下の試料A−Cの潤滑剤が優れている。試料Fの
ように平均粒子径が2.5μm以下であっても結晶粒子
の形状比が2を越えるようでは潤滑特性が劣ることが分
かる。
次に、黒鉛の分散媒に有機剤を用い、トルエンとキシレ
ンとメチルエチルケトンの混合溶剤70%にポリメチル
メタアクリレートを10%、および微細黒鉛20%を添
加調整した潤滑剤を作製し、冷間塑性加工に適用した。
組成が0.2%C,2%Ni、0.5%Mo、残りFe
からなり、密度6−6g1crdの円柱形状の焼結合金
の表面に前記の潤滑剤を塗布乾燥した後。
断面減少率20%で前方押出し塑性加工した時の押出荷
重を比較したところ、前述したと同様な傾向を示した。
実施例−2(潤滑剤) 前記試料A−Gの7種の黒鉛のうち試料BとEの黒鉛を
準備し、SAE  15W−50鉱物油(API  S
Fグレード)に重量比で黒鉛2.5%および分散材0.
2%を配合した。
使用した試験装置は、ファレックス・モデルNo、 l
試験機で、試験油に半分だけ浸漬され回転するリングと
、その上方に加圧されて接触するブロックとを備えたも
ので、両者の摩擦係数および油温度を測定できる。
回転リングは停止状態から直線的に回転数を上昇させ1
5分間後に4300rpmとし、その後同じ回転数で1
5分間維持した。このときの滑り速度は、7.85m/
秒、ブロックの荷重は27.3kgである。
第5図はその結果を示すグラフで、黒鉛を添加しない鉱
物油と比較して示しである。黒鉛を添加した潤滑油は油
温の上昇が少なく、摩擦係数も小さい、特に粒径が小さ
く結晶粒子の形状比が小さい試料Bの黒鉛を用いたもの
が優れていることが分かる。
このような黒鉛分散潤滑油は、例えばエンジンオイルの
ように、歯車潤滑、軸受潤滑等に好適である。
実施例−3(インキリボン用インキ) 次に、前記試料A−Gの7種の黒鉛のうち試料BとEの
黒鉛をドツトプリンタのインキリボン用インキに添加し
、そのインキを幅13mm、長さ15mのエンドレスに
接合したナイロン基布に含浸し、印字試験を行った。リ
ボンは、印字数がlOO万字に達したら同じ種類の新し
いリボンと交換し、それぞれ3子方字印字した。
第2表はインキの組成と印字後のドツトワイヤ長さの摩
耗量を示したもので、試料Pは前記試料Bの黒鉛を添加
したもの、試料Qは前記試料Eの黒鉛を添加したもの、
試FlRは黒鉛無添加のものである。黒鉛の添加量は、
色材のカーボンブラックの一部と置換して3%とした。
なお、この実験方法は特開昭59−86671号公報記
載と同様であり、その目的はプリンタの印字速さが高速
化するに伴いドツトワイヤの摩耗が問題になっているこ
とから、ワイヤを摩耗させないインキリボンを開発する
ことにある。
第2表に示す印字試験結果によれば、黒鉛を含まない試
料Rはワイヤ摩耗量が一番大きい。黒鉛を添加すると著
しくワイヤ摩耗量が減少し、試料Pが最も優れていると
判断される。
[発明の効果I 以上説明したように1本発明は特定の結晶粒子形状およ
び特定の平均粒子径を有する微粒黒鉛粉を用いることに
より、黒鉛の持つ優れた潤滑性をさらに発揮させるもの
である。従って、現用の黒鉛入り潤滑剤の品質を向上し
、減摩擦を求める産業に大きく寄与すると共に、従来、
要求特性を満たさないという評価のあった産業分野にも
適用が拡大するなど、奏する効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の熱間鍛造方法を説明する要部断面図、
第2図はa造におけるR精度率の説明図、第3図は黒鉛
の結晶粒子の形状比とR精度率の関係を示すグラフ、第
4図は黒鉛の平均粒子径とR精度率の関係を示すグラフ
、第5図は潤滑油のファレックス・モデル&、1試験に
よる油温と摩擦係数を示したグラフである。 l・・・鍛造品 2・・−フランジ 3・・・歯車 4・−・歯部 5・−・押型 6・・・キャビテイ面 7・・・押をの歯部 8・−・波敢造品の歯部 出 代 願 理 人 人 日立粉末冶金株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結晶粒子の形状比(結晶粒子のC軸に直角方向の厚
    さ÷C軸方向の厚さ)が1.1〜2.0で、且つ粉体の
    平均粒子径が1.4〜2.5μmであることを特徴とす
    る黒鉛粉。2 液状の分散媒中に請求項1記載の黒鉛粉
    を分散したことを特徴とする潤滑剤。 3 請求項2記載の潤滑剤において、分散媒が水または
    有機剤であることを特徴とする乾燥被膜形成潤滑剤。 4 請求項2記載の潤滑剤において、分散媒が油である
    ことを特徴とする機械要素の潤滑剤。 5 所要の色調を現わす色材をビヒクル中に分散させて
    なる印字用インキにおいて、ビヒクル中に請求項1記載
    の黒鉛を添加したことを特徴とするドットプリンタの印
    字リボン用黒インキ。
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