JPH0220558Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220558Y2 JPH0220558Y2 JP1986165095U JP16509586U JPH0220558Y2 JP H0220558 Y2 JPH0220558 Y2 JP H0220558Y2 JP 1986165095 U JP1986165095 U JP 1986165095U JP 16509586 U JP16509586 U JP 16509586U JP H0220558 Y2 JPH0220558 Y2 JP H0220558Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- joint
- fibers
- binder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermal Insulation (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は熱パイプ等の保温の為に用いた保温材
間に生じる目地あき部に用いる鉱物繊維製目地用
保温材に関する。 〔従来の技術〕 従来、熱パイプ等の保温の為に、ロツクウー
ル、ガラスウール等の鉱物繊維にフエノール樹脂
等のバインダーを混合して成形し、バインダーを
硬化させることにより繊維間の接点を固結して所
定形状(例えば、半割筒状)を保たせるようにし
た成形保温材が使用されている。この成形保温材
は熱パイプを取り囲んで且つ長手方向には保温材
の端部と端部を突き合わせて取り付けられてい
る。 しかし、かかる成形保温材を使用した場合、熱
パイプの熱膨脹率と成形保温材の熱膨脹率とが異
なるため、高温時のパイプの熱膨脹により、保温
材間に目地あき部ができ、その部分より多量の熱
が散失するという問題があつた。このような目地
あき部の発生を防止するため、成形保温材を互い
に押し付けながら固定しても、成形保温材自体
は、内部の繊維間をフエノール樹脂等のバインダ
ーで固結しているため、あまり弾力性がなく、従
つて容易には圧縮できず、結局、パイプが熱くな
つて熱膨脹した時目地あき部が生じていた。 また、上記したような繊維成形体からなる保温
材の他にも、けい酸カルシウム等の成形保温材が
広く用いられており、この場合にも目地あき部が
発生していた。 このような目地あき部の発生を防止するため、
保温材の端部と端部との間の目地部に、ロツクウ
ール、カラスウール等の弾力性のあるマツト状物
を詰め込むことが知られている。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、弾力性のあるマツト状物は、繊維間を
バインダーで接着していないので、保形性が小さ
く、目地に対応した所定の形状とすることができ
ず、そのため、マツト状物を狭い目地部に外側か
ら詰め込むことによつて取付けており、取付作業
が面倒であると共に詰め込む際に繊維が折れて復
元力が低下するという問題があつた。 そこで、繊維質クツシヨン材を熱溶融性合成繊
維の糸条により縫合わせ、全周を熱溶融性合成樹
脂フイルムの被覆材により被覆し、所定形状とし
た目地材が提案されている(実開昭57−144691号
公報参照)。この目地材は、配管外周等の所定位
置に取付けると配管からの熱によつて糸条やフイ
ルムが溶融し、繊維質クツシヨン材が膨脹して目
地を塞ぐものである。また、復元弾性を有する防
熱材をポリエチレン等の気密性の袋内に封入し、
その袋内の空気を吸引して縮形状態とし、この状
態で所定の目地部に取付け、その後袋の気密を破
ることにより、内部の防熱材を膨脹させて目地を
塞ぐようにする方法も提案されている(例えば、
特開昭58−113695号公報参照)。 しかしながら、これらは、いずれも繊維質クツ
シヨン材や防熱材等の目地部への取付を容易にす
るため、糸条や被覆材を使用しており、コストア
ツプの原因となるばかりでなく、目地部にこれら
の糸条や被覆材が残り、配管を汚すという問題も
生じる。 本考案はかかる従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたもので、糸条で縫合わせたり、被覆材で被覆
しなくても所望の形状を保つ保形性を有し、しか
も大きい復元力を備え、目地部に容易に圧縮して
装着可能な且つ取扱容易な目地用保温材を提供す
ることを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本考案者等は上記問題点を解決すべく鋭意検討
した結果、ロツクウール、ガラスウール等の鉱物
繊維をフエノール樹脂等のバインダーで固結した
成形保温材であつても、これを予めロール、或い
はプレスによつて圧縮することにより、保温材中
のバインダーによつて固結されている繊維間の接
点を、或る程度破壊することができ、それによつ
てその保温材が容易に圧縮でき且つ圧縮力を除く
と90%以上回復する弾力性を有するようになるこ
とを見出した。 本考案はかかる知見に基づいてなされたもの
で、密度60〜100Kg/m3の鉱物繊維に全固形分に
対し0.8〜1.7重量%のバインダーを混合して成形
し、繊維間をバインダーで接着した保温材であつ
て、前記バインダーで接着されていた繊維間の接
点の一部が破壊されており、50%圧縮に対して90
%以上回復可能な弾力性を有することを特徴とす
る目地用保温材を要旨とする。 本考案の保温材に使用する鉱物繊維としては、
ロツクウール、ガラスウール、石綿等を挙げるこ
とができる。バインダーとしては、フエノール樹
脂が一般的であるが、これ以外にも尿素変性フエ
ノール樹脂を用いたり、或いはフエノール樹脂と
混合してアクリル樹脂エマルジヨン、でんぷん、
尿素ホルマリン樹脂等を使用することができる。 本考案の保温材の密度は、通常の成形保温材と
同様に、60〜100Kg/m3である。この密度が60
Kg/m2よりも小さいと、断熱性能が低下するばか
りでなく、全体がふわふわして保形性が悪くな
り、取り扱いが悪くなる。一方、100Kg/m3より
も大きくすると、重量が大きくなつて取扱性が悪
くなり、且つ使用材料の増加によつてコストアツ
プするが、断熱性能はあまり向上しない。このた
め、前記したように60〜100Kg/m3とする。 保温材中に使用するバインダーの量としても、
通常の成形保温材と同様であり、0.8〜1.7%程度
とする。0.8%よりも少ないと、繊維間の結合力
が弱く、全体がふわふわして保形性が不足し、
1.7%よりも大きくすると、結合力が強すぎて硬
くなり過ぎ、且つ使用材料量が増加して経済的で
ない。これらにより、上記の範囲とする。 上記のように密度60〜100Kg/m3の鉱物繊維に
全固形分に対し0.8〜1.7重量%のバインダーを混
合して成形し、繊維間をバインダーで接着しただ
けの保温材は、十分な保形性は有するが、弾力性
はあまり有していない。これに対し、本考案の保
温材では、前記バインダーで接着されていた繊維
間の接点の一部が破壊された構造となつており、
これにより、大きい弾力性が生じている。本考案
の目地用保温材に付与する弾力性としては、50%
圧縮に対して90%以上回復可能なものとする。回
復特性が90%よりも少ないと、被保温材の熱膨脹
による目地あきを十分カバーしきれなくなる場合
が生じる。また、この目地用保温材の柔らかさと
しては、体積を50%圧縮するのに要する力が50
g/cm2以下であることが好ましい。この力が50
g/cm2より大きいと、この目地用保温材を圧縮し
て成形保温材の目地部に装着した時、反発力によ
つて成形保温材が動いてしまい、それを防ぐには
成形保温材を押さえていなければならず、施工が
やりにくい。 繊維間の接点を破壊し弾力性を生じさせるに
は、バインダーで結合した繊維成形体を、バイン
ダーの硬化後において圧縮変形させればよい。こ
こで、上記のような弾力性、やわらかさを得るた
めに、バインダーで結合した繊維成形体を圧縮変
形させる量としては、元の体積の10〜75%とする
のが良い。75%よりも多く圧縮すると、繊維間の
接点が必要以上に破壊されるばかりでなく繊維ま
で破壊され、施工時の圧縮力は少なくて済むもの
の50%圧縮に対する弾性回復力は90%以下に低下
してしまう。また、10%よりも少ない圧縮量で
は、繊維間の接点の破壊が不十分であり、やわら
かさが不足する。そのため、10%よりも少ない圧
縮量で作つた目地用保温材は、施工時に圧縮変形
させて目地部に装着するのに大きい圧縮力を要
し、施工がやりにくい。 本考案の目地用保温材の形状は、取り付け部分
に合わせた形状、例えばパイプ外周に取り付ける
場合にはリング状としても良いし、或いは単に帯
状とし、施工時に施工場所に合わせて曲げて使用
してもよい。 リング状の目地用保温材は、平板状の大きい保
温材から型で打ち抜くことにより製造しても良い
し、或いは筒状の保温材を成形しそれを適当な厚
さに切断して製造してもよい。弾力性を付与する
ための圧縮は、最終形状に打ち抜いたり、切り出
したりした後に行つてもよいが、その前に大きい
保温材全体を一度に圧縮することが作業能率の点
で好ましい。 本考案の目地用保温材の一面に粗目布、例えば
寒冷紗等の補強材を貼着することは有効である。
特に、強く曲げて使用する場合には保温材の表面
割れを効果的に防ぐことができる。 〔作用〕 本考案の目地用保温材は上記のような構成より
なるものであるので、所定形状を保つ保形性を有
しながら、パイプ等の被保温体に取り付けた成形
保温材間の目地部に、圧縮して挿入可能であり、
この目地用保温材を目地部に圧縮挿入しておくこ
とにより、被保温体が熱膨脹し、成形保温材間が
広がり、従来なら目地あき部となるような場合で
も、保温材間に圧縮挿入された本考案の目地用保
温材が弾性回復により広がるため、目地あき部が
できることはない。従つて、熱がその部分より散
失することもない。 〔実施例 〕 第1図に示すように、ロツクウールにフエノー
ル樹脂を混合して成形したボード1を準備した。
このボード1の厚さは25mm、密度は80Kg/m3であ
る。このボード1をプレスによつて厚み方向に50
%まで圧縮変形させ、その後、プレスから取り出
し、型で符号2で示す形状に打ち抜き、リング状
の目地用保温材2を作つた。かくして得られた目
地用保温材2を厚み方向に、10%、20%、50%圧
縮し、その際必要な力及び圧縮解除後の回復量を
測定した。また、比較のため、圧縮をしないボー
ド1についても同様の圧縮を行い、その際必要な
力を測定した。その結果を次表に示す。
間に生じる目地あき部に用いる鉱物繊維製目地用
保温材に関する。 〔従来の技術〕 従来、熱パイプ等の保温の為に、ロツクウー
ル、ガラスウール等の鉱物繊維にフエノール樹脂
等のバインダーを混合して成形し、バインダーを
硬化させることにより繊維間の接点を固結して所
定形状(例えば、半割筒状)を保たせるようにし
た成形保温材が使用されている。この成形保温材
は熱パイプを取り囲んで且つ長手方向には保温材
の端部と端部を突き合わせて取り付けられてい
る。 しかし、かかる成形保温材を使用した場合、熱
パイプの熱膨脹率と成形保温材の熱膨脹率とが異
なるため、高温時のパイプの熱膨脹により、保温
材間に目地あき部ができ、その部分より多量の熱
が散失するという問題があつた。このような目地
あき部の発生を防止するため、成形保温材を互い
に押し付けながら固定しても、成形保温材自体
は、内部の繊維間をフエノール樹脂等のバインダ
ーで固結しているため、あまり弾力性がなく、従
つて容易には圧縮できず、結局、パイプが熱くな
つて熱膨脹した時目地あき部が生じていた。 また、上記したような繊維成形体からなる保温
材の他にも、けい酸カルシウム等の成形保温材が
広く用いられており、この場合にも目地あき部が
発生していた。 このような目地あき部の発生を防止するため、
保温材の端部と端部との間の目地部に、ロツクウ
ール、カラスウール等の弾力性のあるマツト状物
を詰め込むことが知られている。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、弾力性のあるマツト状物は、繊維間を
バインダーで接着していないので、保形性が小さ
く、目地に対応した所定の形状とすることができ
ず、そのため、マツト状物を狭い目地部に外側か
ら詰め込むことによつて取付けており、取付作業
が面倒であると共に詰め込む際に繊維が折れて復
元力が低下するという問題があつた。 そこで、繊維質クツシヨン材を熱溶融性合成繊
維の糸条により縫合わせ、全周を熱溶融性合成樹
脂フイルムの被覆材により被覆し、所定形状とし
た目地材が提案されている(実開昭57−144691号
公報参照)。この目地材は、配管外周等の所定位
置に取付けると配管からの熱によつて糸条やフイ
ルムが溶融し、繊維質クツシヨン材が膨脹して目
地を塞ぐものである。また、復元弾性を有する防
熱材をポリエチレン等の気密性の袋内に封入し、
その袋内の空気を吸引して縮形状態とし、この状
態で所定の目地部に取付け、その後袋の気密を破
ることにより、内部の防熱材を膨脹させて目地を
塞ぐようにする方法も提案されている(例えば、
特開昭58−113695号公報参照)。 しかしながら、これらは、いずれも繊維質クツ
シヨン材や防熱材等の目地部への取付を容易にす
るため、糸条や被覆材を使用しており、コストア
ツプの原因となるばかりでなく、目地部にこれら
の糸条や被覆材が残り、配管を汚すという問題も
生じる。 本考案はかかる従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたもので、糸条で縫合わせたり、被覆材で被覆
しなくても所望の形状を保つ保形性を有し、しか
も大きい復元力を備え、目地部に容易に圧縮して
装着可能な且つ取扱容易な目地用保温材を提供す
ることを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本考案者等は上記問題点を解決すべく鋭意検討
した結果、ロツクウール、ガラスウール等の鉱物
繊維をフエノール樹脂等のバインダーで固結した
成形保温材であつても、これを予めロール、或い
はプレスによつて圧縮することにより、保温材中
のバインダーによつて固結されている繊維間の接
点を、或る程度破壊することができ、それによつ
てその保温材が容易に圧縮でき且つ圧縮力を除く
と90%以上回復する弾力性を有するようになるこ
とを見出した。 本考案はかかる知見に基づいてなされたもの
で、密度60〜100Kg/m3の鉱物繊維に全固形分に
対し0.8〜1.7重量%のバインダーを混合して成形
し、繊維間をバインダーで接着した保温材であつ
て、前記バインダーで接着されていた繊維間の接
点の一部が破壊されており、50%圧縮に対して90
%以上回復可能な弾力性を有することを特徴とす
る目地用保温材を要旨とする。 本考案の保温材に使用する鉱物繊維としては、
ロツクウール、ガラスウール、石綿等を挙げるこ
とができる。バインダーとしては、フエノール樹
脂が一般的であるが、これ以外にも尿素変性フエ
ノール樹脂を用いたり、或いはフエノール樹脂と
混合してアクリル樹脂エマルジヨン、でんぷん、
尿素ホルマリン樹脂等を使用することができる。 本考案の保温材の密度は、通常の成形保温材と
同様に、60〜100Kg/m3である。この密度が60
Kg/m2よりも小さいと、断熱性能が低下するばか
りでなく、全体がふわふわして保形性が悪くな
り、取り扱いが悪くなる。一方、100Kg/m3より
も大きくすると、重量が大きくなつて取扱性が悪
くなり、且つ使用材料の増加によつてコストアツ
プするが、断熱性能はあまり向上しない。このた
め、前記したように60〜100Kg/m3とする。 保温材中に使用するバインダーの量としても、
通常の成形保温材と同様であり、0.8〜1.7%程度
とする。0.8%よりも少ないと、繊維間の結合力
が弱く、全体がふわふわして保形性が不足し、
1.7%よりも大きくすると、結合力が強すぎて硬
くなり過ぎ、且つ使用材料量が増加して経済的で
ない。これらにより、上記の範囲とする。 上記のように密度60〜100Kg/m3の鉱物繊維に
全固形分に対し0.8〜1.7重量%のバインダーを混
合して成形し、繊維間をバインダーで接着しただ
けの保温材は、十分な保形性は有するが、弾力性
はあまり有していない。これに対し、本考案の保
温材では、前記バインダーで接着されていた繊維
間の接点の一部が破壊された構造となつており、
これにより、大きい弾力性が生じている。本考案
の目地用保温材に付与する弾力性としては、50%
圧縮に対して90%以上回復可能なものとする。回
復特性が90%よりも少ないと、被保温材の熱膨脹
による目地あきを十分カバーしきれなくなる場合
が生じる。また、この目地用保温材の柔らかさと
しては、体積を50%圧縮するのに要する力が50
g/cm2以下であることが好ましい。この力が50
g/cm2より大きいと、この目地用保温材を圧縮し
て成形保温材の目地部に装着した時、反発力によ
つて成形保温材が動いてしまい、それを防ぐには
成形保温材を押さえていなければならず、施工が
やりにくい。 繊維間の接点を破壊し弾力性を生じさせるに
は、バインダーで結合した繊維成形体を、バイン
ダーの硬化後において圧縮変形させればよい。こ
こで、上記のような弾力性、やわらかさを得るた
めに、バインダーで結合した繊維成形体を圧縮変
形させる量としては、元の体積の10〜75%とする
のが良い。75%よりも多く圧縮すると、繊維間の
接点が必要以上に破壊されるばかりでなく繊維ま
で破壊され、施工時の圧縮力は少なくて済むもの
の50%圧縮に対する弾性回復力は90%以下に低下
してしまう。また、10%よりも少ない圧縮量で
は、繊維間の接点の破壊が不十分であり、やわら
かさが不足する。そのため、10%よりも少ない圧
縮量で作つた目地用保温材は、施工時に圧縮変形
させて目地部に装着するのに大きい圧縮力を要
し、施工がやりにくい。 本考案の目地用保温材の形状は、取り付け部分
に合わせた形状、例えばパイプ外周に取り付ける
場合にはリング状としても良いし、或いは単に帯
状とし、施工時に施工場所に合わせて曲げて使用
してもよい。 リング状の目地用保温材は、平板状の大きい保
温材から型で打ち抜くことにより製造しても良い
し、或いは筒状の保温材を成形しそれを適当な厚
さに切断して製造してもよい。弾力性を付与する
ための圧縮は、最終形状に打ち抜いたり、切り出
したりした後に行つてもよいが、その前に大きい
保温材全体を一度に圧縮することが作業能率の点
で好ましい。 本考案の目地用保温材の一面に粗目布、例えば
寒冷紗等の補強材を貼着することは有効である。
特に、強く曲げて使用する場合には保温材の表面
割れを効果的に防ぐことができる。 〔作用〕 本考案の目地用保温材は上記のような構成より
なるものであるので、所定形状を保つ保形性を有
しながら、パイプ等の被保温体に取り付けた成形
保温材間の目地部に、圧縮して挿入可能であり、
この目地用保温材を目地部に圧縮挿入しておくこ
とにより、被保温体が熱膨脹し、成形保温材間が
広がり、従来なら目地あき部となるような場合で
も、保温材間に圧縮挿入された本考案の目地用保
温材が弾性回復により広がるため、目地あき部が
できることはない。従つて、熱がその部分より散
失することもない。 〔実施例 〕 第1図に示すように、ロツクウールにフエノー
ル樹脂を混合して成形したボード1を準備した。
このボード1の厚さは25mm、密度は80Kg/m3であ
る。このボード1をプレスによつて厚み方向に50
%まで圧縮変形させ、その後、プレスから取り出
し、型で符号2で示す形状に打ち抜き、リング状
の目地用保温材2を作つた。かくして得られた目
地用保温材2を厚み方向に、10%、20%、50%圧
縮し、その際必要な力及び圧縮解除後の回復量を
測定した。また、比較のため、圧縮をしないボー
ド1についても同様の圧縮を行い、その際必要な
力を測定した。その結果を次表に示す。
第3図に示すように、ロツクウールにフエノー
ル樹脂を混合して成形したボード5を準備した。
このボード5の厚さは50mm、密度は100Kg/m3で
ある。このボード5上面にガラス寒冷紗6を貼
り、幅25mmに切断し、その後、矢印Aで示す方向
に50%圧縮して、帯状の目地用保温材7を得た。
この目地用保温材7を、第4図に示すように、パ
イプ3の外周に取り付けた成形保温材4の間に、
20%圧縮して施工した。この場合、目地用保温材
7の繊維は主としてパイプ3の外面に対して平行
方向に並んでいる。その後、第2図の場合と同様
に成形保温材4間の目地あきが4mm起こると想定
し、成形保温材4の一方を左右に動かして保温材
間隔を施工時より4mm広げたり狭めたりして、そ
の時の目地用保温材7の挙動を観察した。目地用
保温材7は保温材4の間隔の変化に従つて膨脹、
圧縮を繰り返し、この場合にも隙間は全然出来な
かつた。 〔考案の効果〕 上述のように、本考案の目地用保温材は、自身
の形状を保持する保形性は有しながら、弾力性を
有するものであるので、取り扱いが容易であり、
且つ容易に圧縮して保温材間の目地部に挿入する
ことが可能であり、被保温体の熱膨脹によつて保
温材間に生じる目地あき部を、自身の弾性回復に
より埋めることができ、被保温体の熱損失を防ぐ
ことができるという効果を有している。
ル樹脂を混合して成形したボード5を準備した。
このボード5の厚さは50mm、密度は100Kg/m3で
ある。このボード5上面にガラス寒冷紗6を貼
り、幅25mmに切断し、その後、矢印Aで示す方向
に50%圧縮して、帯状の目地用保温材7を得た。
この目地用保温材7を、第4図に示すように、パ
イプ3の外周に取り付けた成形保温材4の間に、
20%圧縮して施工した。この場合、目地用保温材
7の繊維は主としてパイプ3の外面に対して平行
方向に並んでいる。その後、第2図の場合と同様
に成形保温材4間の目地あきが4mm起こると想定
し、成形保温材4の一方を左右に動かして保温材
間隔を施工時より4mm広げたり狭めたりして、そ
の時の目地用保温材7の挙動を観察した。目地用
保温材7は保温材4の間隔の変化に従つて膨脹、
圧縮を繰り返し、この場合にも隙間は全然出来な
かつた。 〔考案の効果〕 上述のように、本考案の目地用保温材は、自身
の形状を保持する保形性は有しながら、弾力性を
有するものであるので、取り扱いが容易であり、
且つ容易に圧縮して保温材間の目地部に挿入する
ことが可能であり、被保温体の熱膨脹によつて保
温材間に生じる目地あき部を、自身の弾性回復に
より埋めることができ、被保温体の熱損失を防ぐ
ことができるという効果を有している。
第1図は本考案の実施例になる目地用保温材
を作るためのボードを示す斜視図、第2図はその
目地用保温材をパイプに取り付けた状態を示す断
面図、第3図は本考案の実施例になる目地用保
温材を作るためのボードを示す斜視図、第4図は
その目地用保温材をパイプに取り付けた状態を示
す断面図である。 1……ボード、2……目地用保温材、3……パ
イプ、4……成形保温材、5……ボード、6……
寒冷紗、7……目地用保温材。
を作るためのボードを示す斜視図、第2図はその
目地用保温材をパイプに取り付けた状態を示す断
面図、第3図は本考案の実施例になる目地用保
温材を作るためのボードを示す斜視図、第4図は
その目地用保温材をパイプに取り付けた状態を示
す断面図である。 1……ボード、2……目地用保温材、3……パ
イプ、4……成形保温材、5……ボード、6……
寒冷紗、7……目地用保温材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 密度60〜100Kg/m3の鉱物繊維に全固形分に
対し0.8〜1.7重量%のバインダーを混合して成
形し、繊維間をバインダーで接着した保温材で
あつて、前記バインダーで接着されていた繊維
間の接点の一部が破壊されており、50%圧縮に
対して90%以上回復可能な弾力性を有すること
を特徴とする目地用保温材。 (2) 前記鉱物繊維がロツクウールであることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
目地用保温材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986165095U JPH0220558Y2 (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986165095U JPH0220558Y2 (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6372394U JPS6372394U (ja) | 1988-05-14 |
| JPH0220558Y2 true JPH0220558Y2 (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=31094817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986165095U Expired JPH0220558Y2 (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0220558Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6233263Y2 (ja) * | 1980-08-21 | 1987-08-25 | ||
| JPS57144691U (ja) * | 1981-03-06 | 1982-09-10 | ||
| JPS58113695A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-06 | 日立造船株式会社 | 防熱被覆体間の間隙充填方法 |
-
1986
- 1986-10-29 JP JP1986165095U patent/JPH0220558Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6372394U (ja) | 1988-05-14 |
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