JPH0220672B2 - - Google Patents
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- JPH0220672B2 JPH0220672B2 JP60150983A JP15098385A JPH0220672B2 JP H0220672 B2 JPH0220672 B2 JP H0220672B2 JP 60150983 A JP60150983 A JP 60150983A JP 15098385 A JP15098385 A JP 15098385A JP H0220672 B2 JPH0220672 B2 JP H0220672B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- adhesive
- polymer
- acid ester
- formaldehyde
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
本発明は2−シアノアクリル酸エステル系接着
剤、特に硬化した接着剤の溶解除去性が改良され
た2−シアノアクリル酸エステル系接着剤(以下
シアノ系接着剤と記す)に関するものである。 シアノ系接着剤は被着体表面に吸着されている
水分やアルカリにより常温で短時間に重合硬化し
て強固に接着させる為各種分野で金属、セラミツ
ク、プラスチツク、ゴム、木材等各種材料の接着
加工に利用されている。 この接着剤は2−シアノアクリル酸エステルを
主重合成分とし、これに安定剤、可塑剤、増粘剤
や他の変性剤を必要に応じて加えて調製されてい
る。 これらの変性手法により、接着剤本来の目的、
即ち速硬性、高接着性、耐熱性、耐水性、耐衝撃
性、耐剥離性や耐熱性等の諸性能の向上が計ら
れ、より速く、より強固に接着する組成物開発が
行われて来ている。 シアノ系接着剤の用法に於いては近年仮止め加
工、特に部材を接着した後所定の加工を施し、然
るのち部材を剥して回収し、部材本来の用途に供
すると言う加工作業用仮止め接着用法が急増して
いる。 この用途に従来のシアノ系接着剤を使用すると
接着速度や接着性は充分であるが、当該用法の主
目的である加工部材の剥離回収がし難く厳しい条
件下で長時間の剥離作業を要し、作業効率が悪い
のみならず、加工部材の変質、損傷を招く事が多
く実用上支障があつた。 そこで本発明者等は剥離性に優れ、部材の加工
作業用仮止め接着用法に適したシアノ系接着剤即
ち、シアノ系接着剤本来の速硬性と接着性を持
ち、加工作業に充分耐え、加工作業後はより緩や
かな処理条件で短時間に部材の変質、損傷を招く
心配の無い状態で剥離し部材の回収が出来る新た
なシアノ系接着剤組成物の検討を行つた結果、特
定の有機重合体を2−シアノアクリル酸エステル
に加えて変性した組成物が好ましい事を見出して
本発明に至つた。 よつて、本発明は、X−CH2−Y(式中X,Y
はCOOR(Rはアルキル基又はアルコキシアルキ
ル基)CN,NO2から選ばれた基で互いに同一ま
たは別異である)で示される活性メチレン化合物
とホルムアルデヒドを付加縮合して得られる重合
体と2−シアノアクリル酸エステルを含む接着剤
組成物を提供するものである。 本発明について詳しく説明すれば、本発明に於
いて用いられる2−シアノアクリル酸エステルと
しては通常のエステルの全てが含まれる。具体的
にその一部を例示すれば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、アリル、プロパギル、ベンジル、フエニ
ル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、2−
クロロエチル、フルオロエチル、フルオロプロピ
ル等のエステルが挙げられる。 本発明では上記の如き2−シアノアクリル酸エ
ステルに、活性メチレン化合物とホルムアルデヒ
ド乃至パラホルムアルデヒドを付加縮合してえら
れる重合体を加えて接着剤組成物を形成するので
あり、上記活性メチレン化合物としてはX,Yが
COOR,CN,NO2の中から選ばれた同一又は別
異の基を示し、そして上記Rが炭素数10又はそれ
以下のアルキル基又はアルコキシアルキル基を示
すとき、式X−CH2−Yで表わされる化合物が用
いられる。このような活性メチレン化合物として
は、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロ
ン酸ジプロピル、マロン酸ジブチル等のマロン酸
ジエステル、特に2−シアノアクリル酸エステル
に対する溶解性、安定性の点からC=1〜6のア
ルキル基を持つマロン酸ジエステルが好ましく、
この外マロンジニトリル、シアノ酢酸メチル、シ
アノ酢酸エチル、シアノ酢酸プロピル、シアノ酢
酸ブチル、シアノ酢酸オクテル、シアノ酢酸オク
タデシル、シアノ酢酸エトキシエチル、シアノ酢
酸ブトキシエチル等のシアノ酢酸エステル、ニト
ロ酢酸メチル、ニトロ酢酸エチル、ニトロ酢酸ブ
チル等のニトロ酢酸エステル等があげられる。 このような活性メチレン化合物とホルムアルデ
ヒド又はパラホルムアルデヒドを付加縮合させる
に当つてはこれら両化合物を溶剤に溶解し、触媒
の存在下に加温して反応させる。即ち、活性メチ
レン化合物とホルムアルデヒド又はパラホルムア
ルデヒドを水、アルコール、炭化水素、エーテル
等を溶剤にして単独又は2種以上混合して用い、
又触媒としては酸性物質、例えば硫酸、パラトル
エンスルホン酸、リン酸、強酸性イオン交換樹脂
等や塩基性物質例えばカセイソーダ、カセイカ
リ、炭酸ソーダ、炭酸カリ、水酸化カルシウム、
ピリジン、ピペリジン、トリエチルアミン、トリ
エチルアミンヒドロキシド、トリブチルアミンヒ
ドロキシド、塩基性イオン交換樹脂等を用いて付
加縮合させる。 このようにして得られた付加縮合重合体はその
まま用いても良いが、2−シアノアクリル酸エス
テルに対する溶解性や溶解組成物の安定性が欠け
る時は、付加重合体を脱水、乾燥したり、付着し
ている触媒残基等の除去等の精製処理を必要に応
じて行つた上使用する事も出来る。 本発明の接着剤組成物を得る場合には、前記の
活性メチレン化合物とホルムアルデヒドの付加縮
合によつて得られる付加重合体を2−シアノアク
リル酸エステル100部(重量)に対し10部以下で
は硬化した接着剤の溶解性が充分でなく、又180
部以上では、速硬性や接着強度が低下しすぎるの
で10〜180部、特に好ましくは50〜150部を溶解し
てつくられる。 この溶解物の安定性や他の物性改良の為に、
SO2、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸等の酸性物質やアジピン酸エステ
ル、フタル酸エステル、セバシン酸エステル、リ
ン酸エステル、クエン酸エステル、酒石酸エステ
ル、ポリアルキレングリコールジエーテル、ポリ
アルキレングリコールジエステル、ポリアルキレ
ングリコールエーテルエステル等を加えて変性す
る事も出来る。 又、更に希望するならば、メチルメタクリレー
トポリマー、ブチルアクリレートポリマー、2−
シアノアクリル酸エステルポリマー、ポリビニル
エーテル、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
セテート、セルローズエチル等の可溶性ポリマー
を流動性調整剤(増粘剤)として使用する事も出
来る。これらの増粘剤は多く加えすぎると硬化し
た接着剤の溶解性、剥離性が減少する事があるの
で、流動性調整に必要な範囲で使用する事が望ま
しい。 2−シアノクリル酸エステルに、可塑性、通常
のポリマー、溶剤、界面活性剤等の物質を加えて
得られる従来の組成物で硬化した接着剤の溶解性
を高めると、接着強度が極端に遅くなつたり、接
着強度が著しく小さくなる等の欠点が出て、加工
作業に耐えられなくなり好ましくない。 しかし、本発明によつて得られる2−シアノア
クリル酸エステルに特定の重合体、即ち活性メチ
レン化合物とホルムアルデヒドの付加縮合重合体
を加えて得られた組成物は、接着速度と常態での
接着強度は、従来の通常のシアノ系接着剤と大略
同程度であり接着作業と部材の加工性に優れてい
るが、更に加工後、有機溶剤例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、アセトニトリル、ニトロメタ
ン、ジメチルホルムアルデヒド、塩化メチレン、
トリクレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエ
ン、パーフロロエタン、クロロフロロブタン、シ
クロヘキサン、テトラヒドロフラン等や水を単独
又は2種以上混合し、更に必要があれば、アルカ
リや界面活性剤を加え常温又は加熱下に処理して
剥離したり空気中の不活性ガスの中で加熱処理し
て剥離し、部材を回収して作業する事が出来る。 かくて、本発明の接着剤組成物は2−シアノア
クリル酸エステルに特定の重合体特に活性メチレ
ン化合物とホルムアルデヒドの付加縮合重合体を
加える事を特徴とした接着剤組成物であり、通常
のシアノ系接着剤と同様に接着速度と常態強度を
持ち部材加工後は水、有機溶剤や空気又は不活性
ガス中での室温又は加熱処理して加工部材の変質
や損傷を起す事なく部材を剥離回収して部材本来
の用途に供する事の出来る新規な接着剤である。 本発明の組成物は機械部品、電子部品、セラミ
ツク、レンズ、ガラス等の加工作業用仮止め接着
剤として有用であり、電子部品、精密機械、光学
機器、音響機器等の分野で広く使用出来工業的に
有用である。 以下に本発明の実施例を合成例とともに示す。
ここに部はいずれも重量部を示す。 合成例 1 マロン酸ジエチル158部をメタノール300部に溶
解しこれにパラホルムアルデヒド33部を加えて均
一に混合する。この混合液にピペリジン5部を加
えて撹拌しつつ50℃に加熱する。発熱反応が起り
メタノール還流が起る。更にメタノール還流下に
1時間反応を行い淡黄色粘稠溶液を得る。この粘
稠溶液からメタノールを常圧で留去し、トルエン
300部を追加し加熱しこれを常圧で留去する。得
られた残留物を50〜10mmHgの減圧処理し、残留
していた溶剤等を除去し淡黄色透明重合体を得
る。これを400部のトルエンに溶解し、10部の
H2SO4を含むイオン交換水200部を加え室温で充
分に振盪する。静置して水相を分離し、更に同量
のイオン交換水で3回洗浄し、SO4 --の無い事を
確認する。 トルエン層を回収し、これを無水硫酸マグネシ
ウムで脱水したのちトルエンを常圧並びに減圧で
処理して留去し、淡黄色アメ状の重合体80部を得
た。 赤外線分析の結果マロン酸ジエチル−ホルムア
ルデヒド付加縮合重合体である事が判つた。 合成例 2 合成例−1に於いて硫酸水で洗浄する代りにス
ルホン酸形イオン交換樹脂を充填したカラムを通
過させて処理し、トルエンを留去して同様な重合
体75部を得た。 合成例 3 合成例−1に於いて、マロン酸ジエチルを用い
る代りにシアノ酢酸エチル114部を用いて同様に
反応させて処理し、65部の淡黄色固体を得た。 赤外線分析の結果、この固体はシアノ酢酸エチ
ルとホルムアルデヒドの付加縮合重合体である事
が判つた。 合成例 4 合成例に於いて、硫酸水洗浄の代りに合成例−
2と同様なイオン交換樹脂処理をし58部の淡黄色
の固体を得、合成例−3と同一の重合体を得た。 実施例 1 安定剤としてのSO2と0.06%(wt)のハイドロ
キノンを含むシアノアクリル酸エチル55部に(合
成例−1)で得られた重合体40部とクエン酸トリ
エチルエステル5部を加えて均一に溶解し、淡黄
色透明の接着剤組成物を得た。 この組成物をJISK6828に準じて接着性能を測
定したところセツトタイム15〜30秒、引張剪断強
さ230Kg/cm2(材質軟鋼)であり、通常のシアノ
等接着剤と同程度の性能を示した。 更に、この接着剤を用いて20×20×1mmのアル
ミナセラミツク板と鋼板を用い10×20mmに接着し
て室温で2時間養生したのち各種条件下で剥離作
業を行つた。比較のため従来品として松本製薬工
業株式会社製造の商品名「ビスカ18M」なる2−
シアノアクリル酸エチル系接着剤を用いた。 この結果は下記の通りであり、従来品に比べて
著しく剥離が容易であり、部材の破損、変質を生
ずる事なく、回収が出来良好であつた。
剤、特に硬化した接着剤の溶解除去性が改良され
た2−シアノアクリル酸エステル系接着剤(以下
シアノ系接着剤と記す)に関するものである。 シアノ系接着剤は被着体表面に吸着されている
水分やアルカリにより常温で短時間に重合硬化し
て強固に接着させる為各種分野で金属、セラミツ
ク、プラスチツク、ゴム、木材等各種材料の接着
加工に利用されている。 この接着剤は2−シアノアクリル酸エステルを
主重合成分とし、これに安定剤、可塑剤、増粘剤
や他の変性剤を必要に応じて加えて調製されてい
る。 これらの変性手法により、接着剤本来の目的、
即ち速硬性、高接着性、耐熱性、耐水性、耐衝撃
性、耐剥離性や耐熱性等の諸性能の向上が計ら
れ、より速く、より強固に接着する組成物開発が
行われて来ている。 シアノ系接着剤の用法に於いては近年仮止め加
工、特に部材を接着した後所定の加工を施し、然
るのち部材を剥して回収し、部材本来の用途に供
すると言う加工作業用仮止め接着用法が急増して
いる。 この用途に従来のシアノ系接着剤を使用すると
接着速度や接着性は充分であるが、当該用法の主
目的である加工部材の剥離回収がし難く厳しい条
件下で長時間の剥離作業を要し、作業効率が悪い
のみならず、加工部材の変質、損傷を招く事が多
く実用上支障があつた。 そこで本発明者等は剥離性に優れ、部材の加工
作業用仮止め接着用法に適したシアノ系接着剤即
ち、シアノ系接着剤本来の速硬性と接着性を持
ち、加工作業に充分耐え、加工作業後はより緩や
かな処理条件で短時間に部材の変質、損傷を招く
心配の無い状態で剥離し部材の回収が出来る新た
なシアノ系接着剤組成物の検討を行つた結果、特
定の有機重合体を2−シアノアクリル酸エステル
に加えて変性した組成物が好ましい事を見出して
本発明に至つた。 よつて、本発明は、X−CH2−Y(式中X,Y
はCOOR(Rはアルキル基又はアルコキシアルキ
ル基)CN,NO2から選ばれた基で互いに同一ま
たは別異である)で示される活性メチレン化合物
とホルムアルデヒドを付加縮合して得られる重合
体と2−シアノアクリル酸エステルを含む接着剤
組成物を提供するものである。 本発明について詳しく説明すれば、本発明に於
いて用いられる2−シアノアクリル酸エステルと
しては通常のエステルの全てが含まれる。具体的
にその一部を例示すれば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、アリル、プロパギル、ベンジル、フエニ
ル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、2−
クロロエチル、フルオロエチル、フルオロプロピ
ル等のエステルが挙げられる。 本発明では上記の如き2−シアノアクリル酸エ
ステルに、活性メチレン化合物とホルムアルデヒ
ド乃至パラホルムアルデヒドを付加縮合してえら
れる重合体を加えて接着剤組成物を形成するので
あり、上記活性メチレン化合物としてはX,Yが
COOR,CN,NO2の中から選ばれた同一又は別
異の基を示し、そして上記Rが炭素数10又はそれ
以下のアルキル基又はアルコキシアルキル基を示
すとき、式X−CH2−Yで表わされる化合物が用
いられる。このような活性メチレン化合物として
は、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロ
ン酸ジプロピル、マロン酸ジブチル等のマロン酸
ジエステル、特に2−シアノアクリル酸エステル
に対する溶解性、安定性の点からC=1〜6のア
ルキル基を持つマロン酸ジエステルが好ましく、
この外マロンジニトリル、シアノ酢酸メチル、シ
アノ酢酸エチル、シアノ酢酸プロピル、シアノ酢
酸ブチル、シアノ酢酸オクテル、シアノ酢酸オク
タデシル、シアノ酢酸エトキシエチル、シアノ酢
酸ブトキシエチル等のシアノ酢酸エステル、ニト
ロ酢酸メチル、ニトロ酢酸エチル、ニトロ酢酸ブ
チル等のニトロ酢酸エステル等があげられる。 このような活性メチレン化合物とホルムアルデ
ヒド又はパラホルムアルデヒドを付加縮合させる
に当つてはこれら両化合物を溶剤に溶解し、触媒
の存在下に加温して反応させる。即ち、活性メチ
レン化合物とホルムアルデヒド又はパラホルムア
ルデヒドを水、アルコール、炭化水素、エーテル
等を溶剤にして単独又は2種以上混合して用い、
又触媒としては酸性物質、例えば硫酸、パラトル
エンスルホン酸、リン酸、強酸性イオン交換樹脂
等や塩基性物質例えばカセイソーダ、カセイカ
リ、炭酸ソーダ、炭酸カリ、水酸化カルシウム、
ピリジン、ピペリジン、トリエチルアミン、トリ
エチルアミンヒドロキシド、トリブチルアミンヒ
ドロキシド、塩基性イオン交換樹脂等を用いて付
加縮合させる。 このようにして得られた付加縮合重合体はその
まま用いても良いが、2−シアノアクリル酸エス
テルに対する溶解性や溶解組成物の安定性が欠け
る時は、付加重合体を脱水、乾燥したり、付着し
ている触媒残基等の除去等の精製処理を必要に応
じて行つた上使用する事も出来る。 本発明の接着剤組成物を得る場合には、前記の
活性メチレン化合物とホルムアルデヒドの付加縮
合によつて得られる付加重合体を2−シアノアク
リル酸エステル100部(重量)に対し10部以下で
は硬化した接着剤の溶解性が充分でなく、又180
部以上では、速硬性や接着強度が低下しすぎるの
で10〜180部、特に好ましくは50〜150部を溶解し
てつくられる。 この溶解物の安定性や他の物性改良の為に、
SO2、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸等の酸性物質やアジピン酸エステ
ル、フタル酸エステル、セバシン酸エステル、リ
ン酸エステル、クエン酸エステル、酒石酸エステ
ル、ポリアルキレングリコールジエーテル、ポリ
アルキレングリコールジエステル、ポリアルキレ
ングリコールエーテルエステル等を加えて変性す
る事も出来る。 又、更に希望するならば、メチルメタクリレー
トポリマー、ブチルアクリレートポリマー、2−
シアノアクリル酸エステルポリマー、ポリビニル
エーテル、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
セテート、セルローズエチル等の可溶性ポリマー
を流動性調整剤(増粘剤)として使用する事も出
来る。これらの増粘剤は多く加えすぎると硬化し
た接着剤の溶解性、剥離性が減少する事があるの
で、流動性調整に必要な範囲で使用する事が望ま
しい。 2−シアノクリル酸エステルに、可塑性、通常
のポリマー、溶剤、界面活性剤等の物質を加えて
得られる従来の組成物で硬化した接着剤の溶解性
を高めると、接着強度が極端に遅くなつたり、接
着強度が著しく小さくなる等の欠点が出て、加工
作業に耐えられなくなり好ましくない。 しかし、本発明によつて得られる2−シアノア
クリル酸エステルに特定の重合体、即ち活性メチ
レン化合物とホルムアルデヒドの付加縮合重合体
を加えて得られた組成物は、接着速度と常態での
接着強度は、従来の通常のシアノ系接着剤と大略
同程度であり接着作業と部材の加工性に優れてい
るが、更に加工後、有機溶剤例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、アセトニトリル、ニトロメタ
ン、ジメチルホルムアルデヒド、塩化メチレン、
トリクレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエ
ン、パーフロロエタン、クロロフロロブタン、シ
クロヘキサン、テトラヒドロフラン等や水を単独
又は2種以上混合し、更に必要があれば、アルカ
リや界面活性剤を加え常温又は加熱下に処理して
剥離したり空気中の不活性ガスの中で加熱処理し
て剥離し、部材を回収して作業する事が出来る。 かくて、本発明の接着剤組成物は2−シアノア
クリル酸エステルに特定の重合体特に活性メチレ
ン化合物とホルムアルデヒドの付加縮合重合体を
加える事を特徴とした接着剤組成物であり、通常
のシアノ系接着剤と同様に接着速度と常態強度を
持ち部材加工後は水、有機溶剤や空気又は不活性
ガス中での室温又は加熱処理して加工部材の変質
や損傷を起す事なく部材を剥離回収して部材本来
の用途に供する事の出来る新規な接着剤である。 本発明の組成物は機械部品、電子部品、セラミ
ツク、レンズ、ガラス等の加工作業用仮止め接着
剤として有用であり、電子部品、精密機械、光学
機器、音響機器等の分野で広く使用出来工業的に
有用である。 以下に本発明の実施例を合成例とともに示す。
ここに部はいずれも重量部を示す。 合成例 1 マロン酸ジエチル158部をメタノール300部に溶
解しこれにパラホルムアルデヒド33部を加えて均
一に混合する。この混合液にピペリジン5部を加
えて撹拌しつつ50℃に加熱する。発熱反応が起り
メタノール還流が起る。更にメタノール還流下に
1時間反応を行い淡黄色粘稠溶液を得る。この粘
稠溶液からメタノールを常圧で留去し、トルエン
300部を追加し加熱しこれを常圧で留去する。得
られた残留物を50〜10mmHgの減圧処理し、残留
していた溶剤等を除去し淡黄色透明重合体を得
る。これを400部のトルエンに溶解し、10部の
H2SO4を含むイオン交換水200部を加え室温で充
分に振盪する。静置して水相を分離し、更に同量
のイオン交換水で3回洗浄し、SO4 --の無い事を
確認する。 トルエン層を回収し、これを無水硫酸マグネシ
ウムで脱水したのちトルエンを常圧並びに減圧で
処理して留去し、淡黄色アメ状の重合体80部を得
た。 赤外線分析の結果マロン酸ジエチル−ホルムア
ルデヒド付加縮合重合体である事が判つた。 合成例 2 合成例−1に於いて硫酸水で洗浄する代りにス
ルホン酸形イオン交換樹脂を充填したカラムを通
過させて処理し、トルエンを留去して同様な重合
体75部を得た。 合成例 3 合成例−1に於いて、マロン酸ジエチルを用い
る代りにシアノ酢酸エチル114部を用いて同様に
反応させて処理し、65部の淡黄色固体を得た。 赤外線分析の結果、この固体はシアノ酢酸エチ
ルとホルムアルデヒドの付加縮合重合体である事
が判つた。 合成例 4 合成例に於いて、硫酸水洗浄の代りに合成例−
2と同様なイオン交換樹脂処理をし58部の淡黄色
の固体を得、合成例−3と同一の重合体を得た。 実施例 1 安定剤としてのSO2と0.06%(wt)のハイドロ
キノンを含むシアノアクリル酸エチル55部に(合
成例−1)で得られた重合体40部とクエン酸トリ
エチルエステル5部を加えて均一に溶解し、淡黄
色透明の接着剤組成物を得た。 この組成物をJISK6828に準じて接着性能を測
定したところセツトタイム15〜30秒、引張剪断強
さ230Kg/cm2(材質軟鋼)であり、通常のシアノ
等接着剤と同程度の性能を示した。 更に、この接着剤を用いて20×20×1mmのアル
ミナセラミツク板と鋼板を用い10×20mmに接着し
て室温で2時間養生したのち各種条件下で剥離作
業を行つた。比較のため従来品として松本製薬工
業株式会社製造の商品名「ビスカ18M」なる2−
シアノアクリル酸エチル系接着剤を用いた。 この結果は下記の通りであり、従来品に比べて
著しく剥離が容易であり、部材の破損、変質を生
ずる事なく、回収が出来良好であつた。
【表】
(実施例 2〜4)
(実施例−1)の(合成例−1)の重合体の代
りに合成例2〜4の重合体を用いて同様に調製し
て接着剤組成物を得た。 これらの組成物の接着特性を(実施例−1)と
同様に測定したところ下記の通りであり通常品と
大差は無かつた。
りに合成例2〜4の重合体を用いて同様に調製し
て接着剤組成物を得た。 これらの組成物の接着特性を(実施例−1)と
同様に測定したところ下記の通りであり通常品と
大差は無かつた。
【表】
又(実施例−1)と同様にして剥離性を測定し
た結果は(表−3)の通りであり部材の変質、破
損を起す事なく剥離性は良好であつた。
た結果は(表−3)の通りであり部材の変質、破
損を起す事なく剥離性は良好であつた。
Claims (1)
- 1 X−CH2−Y(式中X,YはCOOR(Rはアル
キル基又はアルコキシアルキル基)CN,NO2か
ら選ばれた基で互いに同一または別異である)で
示される活性メチレン化合物とホルムアルデヒド
を付加縮合して得られる重合体と2−シアノアク
リル酸エステルを含む接着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15098385A JPS6211784A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15098385A JPS6211784A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6211784A JPS6211784A (ja) | 1987-01-20 |
| JPH0220672B2 true JPH0220672B2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=15508721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15098385A Granted JPS6211784A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6211784A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1985
- 1985-07-09 JP JP15098385A patent/JPS6211784A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6211784A (ja) | 1987-01-20 |
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