JPH02211119A - トーリック型眼内レンズの乱視度数及び眼内レンズ度数決定方法 - Google Patents

トーリック型眼内レンズの乱視度数及び眼内レンズ度数決定方法

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JPH02211119A
JPH02211119A JP1245871A JP24587189A JPH02211119A JP H02211119 A JPH02211119 A JP H02211119A JP 1245871 A JP1245871 A JP 1245871A JP 24587189 A JP24587189 A JP 24587189A JP H02211119 A JPH02211119 A JP H02211119A
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power
intraocular lens
corneal
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toric
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JP1245871A
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Genjiro Omi
近江 源次郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、白内障等の手術において、水晶体娩出後に使
用されるトーリック型眼内レンズの乱視度数及び眼内レ
ンズ度数の決定方法に関するものである。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]白内障の
手術の際に、水晶体の中にある核を娩出した後、後戻に
人工水晶体である眼内レンズを挿入して視力を矯正して
いる。
しかしながら、手術前に既に疾患等によって発生してい
る角膜乱視(以下、術前乱視という)を有している患者
の場合には、術前乱視が、手術後も残存するという問題
があった。
そのため、この乱視を矯正するため、従来より、メガネ
やハードコンタクトレンズ(以下、HCLという)を使
用したり、もしくは角膜切開等の手術手技をして乱視を
矯正している。
しかしながら、メガネやHCLは、3 Dlopter
(Dlopter:以下(D)という。)以上の乱視の
矯正が困難である上、メガネをかけることやH’CLの
装着が、患者にとっては不快となっている。
また、角膜切開する方法については、下記の問題がある
■ 白内障手術で一度角膜切開や角膜縫合した場合には
、同じ場所に対しては再度の手術は困難である。
■ 角膜に傷を意図的に作るため、角膜感染症になる可
能性が生じる。
■ 不正乱視が発生する可能性がある。
■ 白内障手術以外に、角膜切開という新たな手術をす
る必要が生じ患者にとっては苦痛である。
■ 健康な角膜を傷付けることは、倫理的に問題とされ
ている。
■ 乱視の度数は患者によって個人差があるが、術者の
矯正は感覚的な手技にたよっており、乱視を完全に矯正
できない場合がある。
以上の理由から、角膜切開をして乱視を矯正する方法は
一般的に行なわれていない。
また、眼内レンズによってこの角膜乱視を矯正する手段
がいくつか提案されている(米国特許第4277852
号、実開昭61−156915号)。これら発明は、眼
内レンズによって乱視を矯正できることは示唆してはい
るが、患者に実際に眼内レンズを使用する場合に、どの
ようにして球面度数や乱視度数の値を決定するか等の重
要な点において開示が全くなされていない。
そのため、この乱視度数の決定方法の1つとして、従来
より、手術の際に行なう強角膜部の切開、ナイロン糸等
の縫合により角膜形状が変化して発生する角膜乱視(以
下、術中乱視という。)の度数を予想して、この術中乱
視を矯正する眼内レンズが提案されている(米国特許第
4512039号)。この眼内レンズであると手術の影
響で発生する角膜乱視は矯正できる。
しかし、術前乱視は手術後も残存して、やはり、メガネ
やHCLによる矯正が必要である。
さらに、この術中乱視は、手術後3ケ月〜6ケ月では0
.5(D)であるが、はとんどの患者の場合、手術後約
1年で術中乱視が解消できるまでに手、術の手技が進歩
してきている。そのため、この術中乱視の発生は、現在
はとんど問題とならず、解決しなければいけない最大の
問題は、術前乱視の矯正となっている。
[発明の目的コ 本発明は、術前乱視を矯正することができるトーリック
型眼内レンズの乱視度数及び眼内レンズ度数決定方法を
提案するものである。
[課題を解決しようとする手段] 請求項1のトーリック型眼内レンズの乱視度数決定方法
は、手術前の角膜乱視度数データを、眼内レンズの乱視
度数に換算したものである。
請求項2のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、弾止径線方向の角膜曲率半径データR1又は
角膜屈折力データKlより眼内レンズの球面度数PLを
求め、弱主径線方向の角膜曲率半径データR2又は角膜
屈折力データに2より眼内レンズの球面度数P2を求め
、前記P2からPlを差し引いて円柱度数P3を求め、
弾止径線方向を乱視軸とし、PLを眼内レンズの球面度
数とするとともに、P3を眼内レンズの乱視度数とする
ものである。
請求項3のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、弾止径線方向の角膜曲率半径データR1又は
角膜屈折力データKlより眼内レンズの球面度数PLを
求め、弱主径線方向の角膜曲率半径データR2又は角膜
屈折力データに2より眼内レンズの球面度数P2を求め
、前記P1からP2を差し引いて円柱度数P3を求め、
弱主径線方向を乱視軸とし、P2を眼内レンズの球面度
数とするとともにP3を眼内レンズの乱視度数とするこ
とを特徴とするものである。
請求項4のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、 L−CN−K1  ・ C N−に2 −C N−に2  ・ C Kl  −1000(N−1) R2− N−L−に2 (L−C)  (1−C・ K2  /N)において、
Nを角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸長データ(
關)、Cを前房深度データ(mm ) 、K 1を弾止
径線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の角膜屈折
力、R1を弾止径線方向の角膜曲率半径データ(m11
)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半径データ(mm)
、PLとR2をそれぞれ球面度数とする請求項2もしく
は請求項3の記載のトーリック型眼内レンズの眼内レン
ズ度数決定方法である。
請求項5のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、 PL  鯛         N−L−Kl(L=C)
  (1−C−Kl  /N)において、Nを角膜、房
水、硝子体の屈折率、Lを眼軸長データ(mu)、Cを
前房深度データ(am)、Klを弾止径線方向の角膜屈
折力、K2を弱主径線方向の角膜屈折力、R1を弾止径
線方向の角膜曲率半径データ(+1111)、R2を弱
主径線方向の角膜曲率半径データ(mm)、PLとR2
をそれぞれ球面度数とする請求項2もしくは請求項3の
記載のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決定方
法である。
請求項6のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、 L−CN/Kl  −C 主径線方向の角膜曲率半径データ(mm)、PLとR2
をそれぞれ球面度数とする請求項2もしくは請求項3の
記載のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決定方
法である。
請求項7のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、 L−CN/に2 −C L−C(1/Kl  −C/N) −C (1/に2 −C/N) において、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸
長データ(am)、Cを前房深度データ(++i)、K
lを弾止径線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の
角膜屈折力、R1を弾止径線方向の角膜曲率半径データ
(mm)、R2を弱において、Nを角膜、房水、硝子体
の屈折率、Lを眼軸長データ(mm)、Cを前房深度デ
ータ(1ml)、K1を強主径線方向の角膜屈折力、K
2を弱主径線方向の角膜屈折力、R1を強主径線方向の
角膜曲率半径データ(w)、R2を弱主径線方向の角膜
曲率半径データ(IIll)、PlとP2をそれぞれ球
面度数とする請求項2もしくは請求項3記載のトーリッ
ク型眼内レンズの眼内レンズ度数決定方法である。
請求項8のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、 一タ(am)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半径デー
タ(mm)、PLとP2をそれぞれ球面度数とする請求
項2もしくは請求項3の記載のトーリック型眼内レンズ
の眼内レンズ度数決定方法である。
請求項9のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法は、 PL  −A−2,5L−0,9に1 P2 −A−2,5L−0,9に2 (L−C)   (N  拳 Rl  10.3333
−  C)において、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率
、Lを眼軸長データ(+m)、Cを前房深度データ(+
m)、R1を強主径線方向の角膜曲率半径デにおいて、
Aを眼内レンズ定数、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率
、Lを眼軸長データ(mm )、Klを弱主径線方向の
角膜屈折力、K2を強主径線方向の角膜屈折力、R1を
弱主径線方向の角膜曲率半径データ(w)、R2を弱主
径線方向の角膜曲率半径データ(mm)、PLとP2を
それぞれ球面度数とする請求項2もしくは請求項3記載
のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決定方法で
ある。
請求項10のトーリック型眼内レンズは、請求項1のト
ーリック型眼内レンズの乱視度数決定方法により製造さ
れたものである。
請求項11のトーリック型眼内レンズは、請求項2もし
くは請求項3記載のトーリック型眼内レンズの眼内レン
ズ度数決定方法により製造されたものである。
[作 用] 請求項1のトーリック型眼内レンズの乱視度数決定方法
であると、手術前の角膜乱視度数データを、眼内レンズ
の乱視度数に換算するため、手術後において、この手術
前の角膜乱視は眼内レンズによって矯正される。
請求項2のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法によって、眼内レンズ度数を決定するには、まず
、角膜の強主径線方向の角膜曲率半径データR1又は角
膜屈折力データに1よりこの方向の眼内レンズの球面度
数Plを求め、弱主径線方向の角膜曲率半径データR2
又は角膜屈折力データに2より眼内レンズの球面度数P
2を求める。次に、弱主径線方向の球面度数P2から強
主径線方向の球面度数P1を差し引いて円柱度数P3を
求める。
そして、強主径線方向を乱視軸として、ptを眼内レン
ズの球面度数とし、P3を眼内レンズの乱視度数とする
請求項3のトーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決
定方法によって、眼内レンズ度数を決定するには、請求
項2の作用の欄において記載したのと同じように、眼内
レンズのPL及びP2を求めて、PLからP2を差し引
いてP3を求める。そして、弱主径線方向を乱視軸とし
て、P2を眼内レンズの球面度数とし、P3を眼内レン
ズの乱視度数とする。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
符号10は、トーリック型眼内レンズであってPMMA
 (ポリメチルメタクリレート)等の高分子化合物を材
質とするレンズよりなるシェアリング型眼内レンズであ
る。
符号12は、眼内レンズの光学部であって、平面形状は
円形である。
符号14.14は、固定部であって、光学部12の相対
向する位置より突出している。
符号16.16は、ボジョニングホールであって、光学
部12の周縁部に開口している。この2つのボジョニン
グホール1B、1(iを結ぶ線は、円形の光学部12の
中心を横切る。
上記構成のトーリック型眼内レンズ]0において、術前
乱視を矯正できるようにするための光学部12の眼内レ
ンズ度数を決定する方法を下記に説明する。なお、ここ
で眼内レンズ度数とは、球面度数と乱視を矯正するため
の乱視度数とを組合せたもののことをいう。
この眼内レンズ度数決定方法は、いくつかあるが、まず
、5anders−Retzlaff−Krarf式(
以下、S■式という。)を用いる方法を説明する。
眼内レンズ10の球面度数をPLとR2とすると、 Pi  −A−2,5L−0,9Kl   ・・・・・
・(1)R2−A−2,5L−0,9に2   ・・・
・・・(2)となる。但し、Aを眼内レンズ定数、Nを
角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸長データ(+1
111 )K1を弾止径線方向の角膜屈折力(D)、K
2を弱主径線方向の角膜屈折力(D)、R1を弾止径線
方向の角膜曲率半径データ(Imm)、R2を弱主径線
方向の角膜曲率半径データ(關)である。
次に、乱視度数P3は、下記のようにして求める。
弾止径線方向を乱視軸とした場合には、R2からPlを
差引いた円柱度数が乱視度数P3となる。
弱主径線方向を乱視軸とした場合には、PLからR2を
差し引いた円柱度数が乱視度数P3となる。
以上により決定した眼内レンズ度数より、光学部12を
製作する。そして、手術によって患者に眼内レンズ10
を挿入すればよい。
たとえば、白内障の手術前に、角膜屈折力の測定によっ
て3(D)の直乱視を示していた患者の症例に対して、
手術後3か月以降の全乱視を0(D)にするために挿入
する後戻眼内レンズIOの眼内レンズ度数Sは下記のよ
うに決定する。
まず、患者の眼軸長りを、Aモード超音波測定器等で測
定する。
そして、角膜曲率半径R1,R2を角膜曲率半径測定器
や角膜形状Δ−j定器等により測定し、この711定し
た値R1とR2を(3) 、(4)式にそれぞれ代入し
て角膜屈折力に1とに2を算出する。また、この角膜屈
折力Kl  (90@方向とする。)とに2  (18
0”方向とする。)は角膜屈折力測定器等によって直接
測定してもよい。
ある患者の例として、L−23,2(Imm)、Kl 
−44(D) 、K2−41 (D)とする。また、眼
内レンズ10は、後戻眼内レンズであるため、眼内レン
ズ定数は、A−116,5とする。
(1)式にL −23、2(++++e)、K1−44
(D)、A−116,5を代入すると、P1噛18.9
(D)となる。(2)式にL −23、2(am)、K
2−41(D) 、A−116,5を代入するとR2−
21,6(D)となる。
したがって、この症例に必要な眼内レンズ度数は、90
°方向に+18.9(D) 、180”方向に+21.
6(D)となる。すなわち、球面度数+18.9(D)
、乱視度数+2.7(D)、乱視軸90″もしくは、球
面度数+21.6(D)、乱視度数−2,7(D)、乱
視軸180°となる。なお、ここで度数の簡略化のため
、最小単位を0.5(D)きざみとする。すなわち+1
8.9(D)を+19.0(D) 、+2.7(D)を
+2.5(D)等にすることもできる。
次に、乱視軸の方向の設定方法について説明する。乱視
軸を定める条件として、下記2つの条件が必要である。
■ 医師が、手術の際乱視軸の方向を容易に判断できな
ければならないこと。
■ 乱視軸が、円形の光学部12の中心を横切ること。
以上2つの条件を満たすため、本実施例では、ポジョニ
ングホールte、teを結ぶ線に設定する(第1図参照
)。この設定方法であると、手術の際、乱視軸の方向が
医師に容易に判断でき、乱視軸が光学部12の中心を横
切る。また、乱視軸の目印となるものを、光学部12に
特別に設ける必要がなく、眼内レンズ10の加工が容易
であるという効果もある。
なお、この乱視軸の方向と眼内レンズ度数の乱視度数と
の関係は、眼内レンズ度数を決定する際にあらかじめ決
めておく。
上記のように設定した眼内レンズ10を従来と同じ手術
の方法で挿入する。その眼内レンズ挿入方法は、たとえ
ば、コンプレッション法やダイアリング法、閉鎖系手技
で挿入することができる。この眼内レンズ10の挿入の
方向は、角膜の強主径線方向に眼内レンズの弱主径線方
向を合わせると共に、角膜の弱主径線方向に眼内レンズ
の強主径線方向を合わせる。第4図は、眼内レンズlO
の挿入後の状態を示すものである。
なお、18は弧角膜部、20は前嚢を示している。
これにより、後戻に挿入された眼内レンズlOは、固定
部14.14が毛様溝、または水晶体赤道部の前嚢と後
置との間で廠痕性に固定される。
そのため、光学部12が回転等の移動をすることなく永
久的に挿入部位でその位置を保つ。したがって、眼内レ
ンズ10の乱視軸が固定され、患者に発生した乱視を矯
正できる。
このため、従来のように、手術後メガネやHCLを装用
する必要がなく、患者に苦痛や不快感を与えることがな
い。また、患者が手術前に既に疾患等の理由により発生
し、ていた乱視を矯正することができるという効果があ
る。さらに、従来の角膜切開の方法と異なり、目的の乱
視の度数を確実に矯正できるという効果がある。
眼内レンズ10の乱視軸の設定は、上記実施例において
は、ポジショニングホール16.18間に設定したが、
これに代えて下記のような設定方法が考えられる。
■ 固定部14.14が光学部12へ固定された付は根
14a、14aとを結ぶ線を乱視軸x−xと設定する(
第5図参照)。
■ 光学部12にタブ22.22を設けて、このタブ2
2.22を結ぶ線を乱視軸x−x’の目印とする(第6
図参照)。
このタブ22.22は、光学部12における相対向する
周縁部において、外方に突設されている。
■ 光学部12の相対向する周縁部に、色素等によるマ
ーク24.24を着色するか、レーザ等によって刻印等
を設けて、このマーク24.24を結ぶ線を乱視軸x−
x’の目印とする(第7図参照)。
これら3つの方法であると、上記した条件である医師に
手術の際容易に乱視軸の方向がわかることと、乱視軸が
光学部12の中心を横切るという条件を満足できる。特
に■の方法の場合、乱視軸の目印となるものを特別に設
ける必要がないため、眼内レンズの加工が容易であると
いう効果がある。
また、上記眼内レンズ10はシェアリング型であるが、
これに代えてピアス型レンズ等のその他の後戻レンズ°
及び前房レンズの光学部に、本実施例の決定方法を使用
しても本発明の効果は十分に得られる。なお、この場合
(1)及び(2)式の眼内レンズ定数Aを変更すればよ
い。例えば、前房レンズの場合には、A−114,5〜
116.0とし、虹彩支持レンズの場合には、A−11
5,0〜116.5とし、後戻レンズの場合には、A−
116,0〜120.0とする。
上記実施例においては、SRK式から手術前より角膜乱
視を有する患者のための眼内レンズ度数を算出したが、
次に理論計算式によって、トーリック型眼内レンズの眼
内レンズ度数を求める。
第1の方法は、ピンクホルスト(R,D、Binkho
rst)方式を用いる方法であって、(5)式と(6)
式とよりまず球面度数PlとR2とを求める。
R2−100ON  (N  −R210,3333−
L)(L−C)  (N−R210,3333−C)・
・・・・・(6) 但し、Cは前房深度(論議)であり、Aモード超音波測
定器等でall定する。
そして、乱視度数P3は、上記球面度数ptからR2を
差し引いたものとなる。 すなわち、R3■ R2−P
I −100ON  (N  −R210J333− L 
)(L−C)  (N−R210,3333−C)(L
−C)  (N−R110,3333−C)PI  −
100ON  (N−R110,3333−L)(L−
C)  (N−R110,3333−C)333.3 
 N  −N  (1?2−Rl)(N−R2−0,3
333C)(N −R1−0,3333G  )となる
ここで、弾止径線方向を乱視軸とした場合、PLを眼内
レンズの球面度数とし、R3を眼内レンズの乱視度数と
する。
また、弱主径線方向を乱視軸とした場合、R2を眼内レ
ンズの球面度数とし、−R3を眼内レンズの乱視度数と
する。
例えば、角膜の弾止径線方向が横方向であって、pt−
25(D)であり、角膜の弱主径線方向が縦方向であっ
て、R2−30(D)である場合には、R3−R2−P
L−5(D)となる。
したがって、求める眼内レンズ度数S及び乱視軸の方向
は、下記の2種類に設定することができる。
■ 縦方向を乱視軸とした場合、球面度数は+ 30 
(D)であり、乱視度数は、−5(D)となる。
■ 横方向を乱視軸とした場合、球面度数は+ 25 
(D)であり、乱視度数は+5(D)となる。
以上により、術前乱視を矯正することができる眼内レン
ズをつくることができる。
第2の方法は、フィヨドルフ(Fyodorov、)方
式を用いる方法であって、(8)〜(11)式によりま
ず球面度数ptとR2とを求める。
(L−C)  (1−C−Kl/N)  ・・・(8)
(L−C)  (1−C−に2  /N)  ・・・(
9)・・・(10) K2−1000  (N−1) ・・・(11) 以下ピンクホルスト方式と同様にして、球面度数Plも
しくはP2に乱視度数P3もしくは−P3を加えたもの
が求める眼内レンズ度数となる。
第3の方法は、コレンブランダー(Colenbran
der)方式を用いる方法であって、(12)と(13
)式によりまず球面度数P1とP2とを求める。
n  der  He1jde)方式を用いる方法であ
って、(14)と(15)式により、まず球面度数P1
とP2とを求める。
−C (1/Kl  −C/N) ・・・(14) L−CN/Kl  −C・・・・・・(12)以下同様
にして、球面度数ptもしくはP2に乱視度数P3もし
くは−P3を加えたものが求める眼内レンズ度数となる
第4の方法は、パン ゾール ヘイジ(Va以下、ピン
クホルスト方式と同様にして、球面度PLもしくはP2
に乱視度数P3もしくは−P3を加えたものが求める眼
内レンズ度数となる。
なお、第1から第4の理論計算式を用いる方法は、いず
れも数学的に下記(16)式と(17)式に変形できる
ため、これら式より球面度数P1とP2とを求めてもよ
い。
Pl−N   −N−Kl L−CN−Kl−C−(1B) また、上記実施例以外に、光線追跡・誤差訂正法(Ra
y  Traping  ErrorCorrecti
ng  Method、以下RTEC法という。)を用
いても、トーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数は決
定できる。
この決定方法は、角膜の弾止径線方向と弱主径線方向の
球面度数をそれぞれRTEC法によって求めれば、ピン
クホルスト方式と同じように決定できる。
なお、上記の(1)〜(17)式の計算は、コンピュー
タ等によって行なえば容易に眼内レンズの度数を決定で
きる。
ところで、本発明は、術前乱視の矯正だけでなく、術中
乱視の矯正も同時にすることができる。
この場合の眼内レンズ度数は下記のように行う。
まず、手術後1年ぐらいの術中乱視を予想する。この予
想した術中乱視と術前乱視の強さをたした合計乱視度数
を求める。
そして、この合計乱視度数をもとにして、上記した方法
によって眼内レンズ度数を決定する。
さらに、人間は本来より軽い乱視を有しており、これに
より、目を細めたりして物をよく見ようとする生理的現
象がある。
このため、本発明は、眼内レンズによって乱視を全て解
消するのでなく、逆に上記の生理的現象をカバーできる
軽い乱視、をつくることもできる。
この場合の眼内レンズ度数決定方法は、術前乱視に意図
的につける軽い乱視度数をたした合計乱視度数を求める
そして、合計乱視度数によって眼内レンズ度数を決定す
ればよい。
なお、患者が近視もしくは遠視である場合には、この近
視または遠視を矯正するように球面度数を決定すればよ
い。また、片目のみに眼内レンズを挿入して、もう一方
の目に近視または遠視が残る場合には、眼内レンズによ
る近視または遠視の矯正は、両眼で物を見る場合のバラ
ンスを考慮して、多少の近視または遠視が残るように球
面度数を決定すればよい。
[発明の効果] 上記により本発明のトーリック型眼内レンズの乱視度数
及び眼内レンズ度数決定方法は、下記の効果が得られる
■ 患者が手術前に既に疾患等により発生していた角膜
乱視を矯正できる眼内レンズ度数を決定できる。
■ 目的の角膜乱視を確実に矯正できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す平面図、第2図は、
第1図におけるI−I線端面図、第3図は、第1図にお
ける■−■線端面図、第4図は、後戻に眼内レンズを挿
入した状態の平面図、 第5図〜第7図は、それぞれ他の方法によって乱視軸を
設定した眼内レンズの平面図であって、 第5図は、固定部の付は板間に乱視軸を設けた眼内レン
ズの平面図、 第6図は、タブ間に乱視軸を設けた眼内レンズの平面図
、 第7図は、マーク間に乱視軸を設けた眼内レンズの平面
図である。 [符号の説明] 10・・・・・・眼内レンズ 12・・・・・・光 学 部 14・・・・・・固 定 部 16・・・・・・ボジショニングホール第5図 第6図 第2図 第8図 第4v!J 第7図 z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.手術前の角膜乱視度数データを、眼内レンズの乱視
    度数に換算することを特徴とする トーリック型眼内レンズの乱視度数決定方法。
  2. 2.強主径線方向の角膜曲率半径データR1又は角膜屈
    折力データK1より眼内レンズの球面度数P1を求め、 弱主径線方向の角膜曲率半径データR2又は角膜屈折力
    データK2より眼内レンズの球面度数P2を求め、 前記P2からP1を差し引いて円柱度数P3を求め、 強主径線方向を乱視軸とし、 P1を眼内レンズの球面度数とし、 P3を眼内レンズの乱視度数とすることを特徴とするト
    ーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決定方法。
  3. 3.強主径線方向の角膜曲率半径データR1又は角膜屈
    折力データK1より眼内レンズの球面度数P1を求め、 弱主径線方向の角膜曲率半径データR2又は角膜屈折力
    データK2より眼内レンズの球面度数P2を求め、 前記P1からP2を差し引いて円柱度数P3を求め、 弱主径線方向を乱視軸とし、 P2を眼内レンズの球面度数とし、 P3を眼内レンズの乱視度数とすることを特徴とするト
    ーリック型眼内レンズの眼内レンズ度数決定方法。
  4. 4.P1=N/(L−C)−(N・K1)/(N−K1
    ・C)P2=N/(L−C)−(N・K2)/(N−K
    2・C)K1=1000(N−1)/R1 K2=1000(N−1)/R2 において、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸
    長データ(mm)、Cを前房深度データ(mm)、K1
    を強主径線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の角
    膜屈折力、R1を強主径線方向の角膜曲率半径データ(
    mm)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半径データ(m
    m)、P1とP2をそれぞれ球面度数とすることを特徴
    とする 請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼内レン
    ズの眼内レンズ度数決定方法。
  5. 5. P1=(N−L・K1)/(L−C)(1−C・K1/
    N)P2=(N−L・K2)/(L−C)(1−C・K
    2/N)K1=1000(N−1)/R1 K2=1000(N−1)/R2 において、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸
    長データ(mm)、Cを前房深度データ(mm)、K1
    を強主径線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の角
    膜屈折力、R1を強主径線方向の角膜曲率半径データ(
    mm)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半径データ(m
    m)、P1とP2をそれぞれ球面度数とすることを特徴
    とする 請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼内レン
    ズの眼内レンズ度数決定方法。
  6. 6. P1=N/(L−C)−N/(N/K1−C)P2=N
    /(L−C)−N/(N/K2−C)K1=1000(
    N−1)/R1 K2=1000(N−1)/R2 において、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸
    長データ(mm)、Cを前房深度データ(mm)、K1
    を強主径線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の角
    膜屈折力、R1を強主径線方向の角膜曲率半径データ(
    mm)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半径データ(m
    m)、PとP2をそれぞれ球面度数とすることを特徴と
    する 請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼内レン
    ズの眼内レンズ度数決定方法。
  7. 7. P1=N/(L−C)−1/(1/K1−C/N)P2
    =N/(L−C)−1/(1/K2−C/N)K1=1
    000(N−1)/R1 K2=1000(N−1)/R2 において、Nを角膜、房水、硝子体の屈折率、Lを眼軸
    長データ(mm)、Cを前房深度データ(mm)、K1
    を強主径線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の角
    膜屈折力、R1を強主径線方向の角膜曲率半径データ(
    mm)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半径データ(m
    m)、P1とP2をそれぞれ球面度数とすることを特徴
    とする 請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼内レン
    ズの眼内レンズ度数決定方法。
  8. 8. P1=1000N(N・R1/0.3333−L)/(
    L−C)(N・R1/0.3333−C)P2=100
    0N(N・R2/0.3333−L)/(L−C)(N
    ・R2/0.3333−C)において、Nを角膜、房水
    、硝子体の屈折率、Lを眼軸長データ(mm)、Cを前
    房深度データ(mm)、R1を強主径線方向の角膜曲率
    半径データ(mm)、R2を弱主径線方向の角膜曲率半
    径データ(mm)、P1とP2をそれぞれ球面度数とす
    ることを特徴とする 請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼内レン
    ズの眼内レンズ度数決定方法。
  9. 9. P1=A−2.5L−0.9K1 P2=A−2.5L−0.9K2 K1=1000(N−1)/R1 K2=1000(N−1)/R2 において、Aを眼内レンズ定数、Nを角膜、房水、硝子
    体の屈折率、Lを眼軸長データ(mm)、K1を強主径
    線方向の角膜屈折力、K2を弱主径線方向の角膜屈折力
    、R1を強主径線方向の角膜曲率半径データ(mm)、
    R2を弱主径線方向の角膜曲率半径データ(mm)、P
    1とP2をそれぞれ球面度数とすることを特徴とする 請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼内レン
    ズの眼内レンズ度数決定方法。
  10. 10.請求項1のトーリック型眼内レンズの乱視度数決
    定方法により製造されたことを特徴とするトーリック型
    眼内レンズ。
  11. 11.請求項2もしくは請求項3記載のトーリック型眼
    内レンズの眼内レンズ度数決定方法により製造されたこ
    とを特徴とするトーリック型眼内レンズ。
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