JPH0221298B2 - - Google Patents

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JPH0221298B2
JPH0221298B2 JP24835483A JP24835483A JPH0221298B2 JP H0221298 B2 JPH0221298 B2 JP H0221298B2 JP 24835483 A JP24835483 A JP 24835483A JP 24835483 A JP24835483 A JP 24835483A JP H0221298 B2 JPH0221298 B2 JP H0221298B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、パルス荷電型電気集塵装置に関する
ものである。
電気集塵装置の放電極に直流高電圧の代りに周
期的パルス高電圧を印加し、これによつてその集
塵性能を向上せしめる所の「パルス荷電方式」は
それ自体公知である。しかし乍ら従来の方式はす
べて、直流高電位にある放電極に更にパルス高電
圧を重畳印加するため、高圧パルス電源の出力側
と放電極との間にパルス変圧器、結合コンデンサ
ー、あるいは双方の組合せ等、直流的には両者を
遮断し、且つパルス電圧は自由に移行せしめる如
き何等かの結合用インターフエースを設けて高圧
パルス電源と放電極の直接的接続を避け、これに
よつて高圧パルス電源の出力側に放電極側の直流
高電圧が加わるのを防止するのが常であつた。し
かし乍ら、電気集塵装置の大型化に伴い、上記結
合用インターフエースの容量も極めて大きなもの
となり、そのコストが著るしく高くなるのみなら
ず、その部分での電力損失も過大となり、その結
果、パルス荷電方式自体の実用化が著るしく困難
となつていた。
本発明はこの困難を解決し、極めて安価、且つ
高効率のパルス荷電型電気集塵装置を実現供給す
ることを目的とする。
しかして本発明は、この目的を高圧パルス電源
の出力パルス波高値電圧をパルス荷電さるべき電
気集塵装置の放電極と集塵極間のパルス荷電時最
大所要尖頭電圧に相当する大きな値に設定した上
で、該高圧パルス電源の出力端子を該放電極と該
集塵極に何等の結合用インターフエースを介する
ことなく直接接続することによつて達成する。但
し、一般に該高圧パルス電源はパルス電圧成形用
コンデンサー、その充電電源、その充電電圧を負
荷に瞬時に接続するための高圧スイツチ素子より
成るが、そのまま上記の如く該出力端子を該放電
極と該集塵極間に接続する時は、該高圧スイツチ
素子のオン働作後に該充電電源が該放電極と該集
塵極に接続状態となり、該コンデンサーの瞬時放
電によるパルス高電圧印加後、該充電電源からの
続流が両電極間に供給され、その結果両電極間電
圧には常に直流充電電圧が加わつてパルス荷電働
作が失われてしまう。この点を解決するため本発
明にあつては、(1)該高圧スイツチ素子としてオン
働作後直ちにオフ状態に復帰可能なオン・オフ型
高圧スイツチ素子を用い、(2)該高圧スイツチ素子
のオン働作後、そのオフ状態が回復するまでの導
通期間には該充電電源からの出力電流を阻止し
て、その期間該パルス電圧成形用コンデンサーの
充電及び両電極への続流電流の供給を阻止すると
共に、該高圧スイツチ素子のオフ状態復帰後の非
導通期間には該出力充電電流の供給を復帰するた
めの電流阻止機構を該充電電源に具備せしめる。
この場合、該パルス電圧形成用コンデンサーの静
電容量Coは出来るだけ小さくするのが経済的で
あるが、余り小さくとると充分な出力パルス波高
値電圧が得られないので、少くとも該放電極と該
集塵極間の静電容量Cdと同程度とするのが望ま
しい。該高圧パルス電源の構造を上記の如くする
ことによつて得られるパルス荷電働作は次の通り
である。まず、該電流阻止機構の電流阻止機能が
働いている期間のある時点t1において該高圧スイ
ツチ素子をオン働作せしめる。その瞬間、該パル
ス電圧成形用コンデンサーの充電電圧Voが、該
放電極と該集塵極の間に、接続導線のインダクタ
ンスと抵抗及び該高圧スイツチ素子自体のインダ
クタンスと抵抗より成る全インダクタンスL及び
全抵抗Rを通して印加される。その結果まず、
Co−L−R−Cdの直列回路に高周波の過渡振動
が発生し、その最初のピーク電圧により第1図b
に示す如く該放電極と該集塵極の間に瞬間的にご
く短い尖頭パルス高電圧Vpが加わつて、放電極
全体にわたり一様なパルス的コロナ放電を生じ、
著るしく豊富な正・負イオンを含むプラズマが形
成される。図において、縦軸υdは両電極間の電圧
を、横軸tは時間を示している。この過渡振動に
よるピーク電圧の値Vpは、Co≫Cdの時最大とな
つてピーキングが発生しVp=2Vo−Vbになる
が、CoがCdに近づくにつれて低下しCo=Cdの時
VpVoとなる。この過渡現象は比較的短時間内
に減衰し、その後υdは初期電圧をV1=Vo/(Co
+Cd)とし、コロナ放電によつて緩慢にCR減衰
する。すなわち両電極間に形成された直流電界に
より、再結合過程にある上記プラズマから単極性
イオンが引き出されて集塵極へとイオン電流とし
て流れ、これに伴つてCoとCdに貯えられた電荷
が消費されて両電極間の電圧υdが低下してゆく。
この減衰のある時点t2で、該高圧スイツチ素子が
オフ状態となり、Coが切り離されるとυdの減衰
はCdの電荷消費のみによるものとなつてその減
衰速度が変化する。この時電圧υdの低下とともに
イオン電流自体も低下して、爾後の減衰速度はこ
の効果もうける。一方、該パルス電圧成形用コン
デンサーの電圧υcは第1図aに示す如く時点t2
おけるυdの値を次の充電時点t3まで保持する。υd
の減衰は次のパルス電圧印加時まで継続する場合
と、その前の時点で上記プラズマの消滅ないし、
υdの直流コロナ開始電圧値以下の値への低下によ
つてイオン電流が消滅し、これによつて途中でυd
の減衰が停止する場合とがあり得る。いづれにせ
よ、υdの値はパルス荷電直前に最低値Vbとなる。
該パルス電圧成形用コンデンサーは該高圧スイツ
チ素子のオフ復帰ののち、時点t3において該電流
阻止機構の電流阻止機能を解除することにより、
再びVoまで充電され、次いで時点t1に先立つ時
点t4において該電流阻止機構の電流阻止機能を再
復帰せしめたのち、時点t1で再び該高圧スイツチ
素子をオンせしめてパルス高電圧を両電極間に印
加し、以下この働作をくり返す。
この様な初期高周波過渡振動と、これにつづく
CR減衰部より成る第1図bに示す如き周期的パ
ルス高電圧が両電極間に印加される結果、両電極
間には平均としては図の如く平均直流電圧Vdcが
印加されることとなり、上記パルスコロナ放電に
より生じた単極性イオン流の射突により両電極間
に進入せるダスト粒子が荷電された上、上記Vdc
による平均直流電界によつて集塵極へ駆動され、
その上に除去されるのである。
この場合、該パルス高電圧の尖頭値を高め、そ
の立ち上りを速くするほど放電極全体に生ずるパ
ルスコロナが一様かつ強力となる。一方、その立
ち上りが過大となると該高圧スイツチ素子を損傷
することもある。したがつて上記初期高周波振動
は本パルス荷電方式に極めて重要な意味をもち、
その値と周期を調節するため必要に応じて該高圧
スイツチ素子に直列に適当な値のインダクタンス
を挿入することが出来る。この場合、立ち上り時
間が数百ns以下の時には理想的電流分布が得ら
れ、電流分布の均一性を保つには立上り時間は長
くても2μs以下とすることが望ましい。また、該
高圧スイツチ素子としてサイリスタ等の如く、逆
電圧の印加によりターン・オフする様な素子を選
ぶときは、上記過渡振動による逆電圧で自動的に
そのオン働作後に必要となるオフ働作を行わしめ
ることができ、その上、両電極間の初期尖頭電圧
を該パルス成形用コンデンサーの充電電圧Voよ
りも大巾に大きくすることが出来る。
すなわち、本発明による新規のパルス荷電型電
気集塵装置は、本体ケーシングと、これに接続さ
れた含塵ガス入口、清浄ガス出口、ダスト排出口
と、該ケーシング内のガス通路に配設せる接地の
集塵極及びこれと対向して絶縁配設された放電極
を有し、該放電極と該集塵極間に高電圧を印加し
て放電極にコロナ放電を行わしめるための高圧電
源を有する所の電気集塵装置において、該高圧電
源として一端接地のパルス電圧形成用コンデンサ
ーと、これを充電するためその両端に接続せる高
圧充電電源と、該コンデンサーの非接地端子と該
放電極の間に介入接続して両者を周期的に短時間
導通せしめ、その充電電圧をパルス高電圧として
該放電極と該集塵極の間に印加ののち直ちに非導
通状に復帰するための高速オン・オフ機能を具備
せる放電用高圧スイツチ素子とから成る所の高圧
パルス電源を使用し、且つ該放電用高圧スイツチ
素子の放電極側端子及び該パルス電圧成形用コン
デンサーの接地側端子にそれぞれ接続の該高圧パ
ルス電源の出力端子を、それぞれ該放電極及び該
集塵極に何等の結合用インターフエースを介する
ことなく直接接続し、且つ該放電用高圧スイツチ
素子のオン働作後、少くともそのオフ機能が回復
するまでのスイツチ導通期間の間、該充電電源か
らの出力電流を阻止して、該パルス電圧成形用コ
ンデンサーへの充電電流ならびに該放電極への続
流電流の発生を防止すると共に、該放電用高圧ス
イツチ素子の非導通期間には上記出力電流阻止機
能を解除して該パルス電圧成形用コンデンサーの
充電を可能ならしめる所の電流阻止機構を該充電
電源に具備せしめ、これにより該電流阻止機構の
電流阻止機能を働作せしめつつ、その間に該放電
用高圧スイツチ素子をオン及びオフせしめて該放
電極と該集塵極間にパルス高電圧を印加し、次い
で該電流阻止機構の電流阻止機能を解除せしめて
該パルス成形用コンデンサーを充電し、以後上記
の働作を周期的にくり返して該放電極にパルス的
コロナ放電を周期的に発生せしめ、これにより供
給されたイオンにより該含塵ガス入口よりガス流
と共に両電極間に進入せるダスト粒子を荷電し、
電気力によりこれを該集塵極上に捕集の上、下方
に剥離落下せしめて該ダスト排出口より外部に排
出し、清浄ガスを該清浄ガス出口より外部に排出
することを特徴とする。
この様な特徴の結果、本発明による所の新規の
パルス荷電型電気集塵装置にあつては高価かつ高
電力損失のパルス電源と放電極間の結合用インタ
ーフエースを用いることなくパルス荷電を行うこ
とが可能となり、極めて安価かつ高効率のパルス
荷電が可能となるという著るしい作用効果が達成
されるのである。
本発明の上記特徴を具現せしめるための根幹を
なす該電流阻止機構は、少くとも該高圧スイツチ
素子の導通期間は該充電電流からの該コンデンサ
ーへの充電と放電極への続流の発生を阻止すると
共に、その非導通期間において該充電電源からの
該コンデンサーへの充分な充電を可能ならしめる
機構ないし要素であれば、如何なるものでもよ
く、適当な回路要素、機械要素ないしそれらの組
合せより成る機構を用いることが出来る。また、
本発明に用いるべき放電用高圧スイツチ素子とし
ては、サイリスター、電力用トランジスター、そ
の他の固体スイツチ素子、サイラトロン、水素サ
イラトロン、その他の放電管スイツチ素子、火花
ギヤツプ、トリガー電極付火花ギヤツプ、レーザ
ートリガー型火花ギヤツプ、回転式火花ギヤツプ
等の機械的スイツチ素子、その他適当な如何なる
ものを用いてもよい。また、本発明に用いるべき
パルス形成用コンデンサーとしては、油浸紙コン
デンサー、セラミツクコンデンサー、ケーブル等
如何なるものを用いてもよいが、特に内部インダ
クタンスの少いセラミツクコンデンサーが好適で
ある。また、本発明に用いるべき充電電源は出力
電圧が一定、または可変の如何なるものを用いて
もよく、可変電圧を発生する方法としては入力側
交流電圧の値を誘導電圧調整器、可飽和リアクト
ル、ないし逆並列接続のサイリスタで位相制御に
より入力交流の電圧ないし電流を制御する方式
等、如何なる方式を用いてもよい。また、充電電
源の構成としては高圧変圧器の二次側(高圧側)
に半波整流器を附したもの、両波整流器を附した
もの、これに更にコンデンサーを附したもの、ま
た該整流器に直列に適当なインダクタンスを挿入
して共振充電により充電電圧を変圧器二次電圧の
波高値よりも高める方式のもの、あるいは倍圧整
流回路ないし数倍圧整流回路により充電電圧を高
めるものを用いることが出来る。また変圧器一次
側に接続すべき交流電源は、商用周波数電源の
他、インバーター回路等により構成せる商用以外
の周波数の電源、ないし可変周波数電源を用いて
もよいことも云うまでもない。
以下に、実施例および図面により本発明の特徴
をより詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例で、上記の電流阻止
機構を本発明者が別出願「高電圧極短パルス電源
装置」(特願昭57−172797号)にて提案せる如く、
整流器と充電電流交流側周波数と同期して回転す
る同期回転火花スイツチとの組合せにより実現せ
るものの例を示す図である。図において1は電気
集塵装置で、ケーシング2、含塵ガス入口3、清
浄ガス出口4、ダストホツパー5、ダスト排出口
6、ガス流方向に多数並列に等間隔に鉛直に配設
された接地の集塵極群7、その中間に金属フレー
ム8に張架されて絶縁配設された放電極群9を有
する。10,10′は横腕11を介して該フレー
ム8を支持する金属鉛直支柱で、それぞれ上部に
おいて碍管12,12′に支持され、該ケーシン
グ2の天井部を貫通している。13は本発明の特
徴をなす高圧パルス電源で、その出力端子14,
14′は導体15,15′を介してそれぞれ該支柱
10の上端と接地の集塵極11に直接接続され、
その出力パルス高電圧を該放電極9と該集塵極7
の間に直接印加する様になつている。16は高圧
パルス成形用コンデンサー、17は充電用高圧変
圧器、18はこの一次巻線(低圧側)、19はそ
の二次巻線(高圧側)で、一次巻線の入力端子2
0,20′は適当な任意の交流電源、例えば商用
周波交流電源またはインバーター等による非商用
周波数ないし可変周波数の交流電源に接続されて
いる。そして二次巻線19の出力端子21,2
1′の一つ21は整流器22を介して該コンデン
サー16の高圧側端子23に、また21′は該コ
ンデンサー16の接地側端子23′に接続されて
おり、23,23′は更に導線24,24′を介し
て出力端子14,14′に接続されている。但し、
導線24に介入して固定電極25,26と同期電
動機27により駆動される双互に導通せる回転電
極28,29より成る同期回転火花スイツチ30
が設けられており、該同期電動機は位相調整器3
1および導線32,32′を介して一次巻線側の
交流電源に接続されており、該交流電源の周波数
の1/2の毎秒回転数をもつて回転する様になつて
いる。いま本高圧パルス電源の働作を第3図に示
す。図において、横軸tは時間を示し、第3図a
の曲線υcはコンデンサー16の端子電圧、曲線υa
は高圧変圧器の二次側出力電圧を示し、また第3
図bのυdは放電極電圧を示す。各図の電圧は上方
を負極性とする。いま該高圧変圧器17の二次側
出力電圧υaが負極性の上昇期にある時、整流器2
2を介して該コンデンサー16が充電され、その
電圧υcはυaの負の波高値Voに至り、その後は該
整流器22の電流阻止作用によりυcはVoに保持
される。次いでυaの極性が正に反転した半周期の
適当な時点t1において、該同期回転火花スイツチ
30の回転電極28,29が固定電極25,26
ないし26,25に接近して火花を発生するよう
位相調整器31を調整しておくとにより、コンデ
ンサー16の端子電圧は、出力端子14,14′、
導線15,15′を介して放電極9と集塵極7の
間に瞬時に印加される。その結果、すべでに詳述
せる機構により両電極間には第1図及び第3図b
のυdに示す如き、直流平均電圧Vdcにパルス電圧
が重畳した波高値Vpの電圧があらわれる。但し
この場合、該整流器22の阻止作用により充電電
源からの続流は完全に阻止される。上記火花発生
の直後に該同期回転火花スイツチ30の回転電極
28,29は固定電極25,26ないし26,2
5を離れるので両者間の放電は消滅し、該スイツ
チ30は時点t2においてオフ状態を回復する。す
なわち、この様に該整流器22の阻止作用と該同
期回転火花スイツチのスイツチ働作の同期性及び
位相選択性及び機械的スイツチ・オフ機能を組合
せて該コンデンサーの充電交流電圧の極性反転半
周期中に選択的にスイツチ働作を行わせ、続流の
発生を防止するのが本実施例の特徴で、該整流
器、該同期回転火花スイツチ、該位相調整器の機
能的組合せによつて本発明の電流阻止機構が実現
されているのである。そして時点t2以後υcは一定
値を保ち、該充電交流電圧の極性が再び負に反転
し、この一定値をこえる時点t3からコンデンサー
16は再び荷電されてその電圧υcはVoに至るが、
放電極電圧υdはこの間は減衰を続け、次の時点t1
において再び該同期回転火花スイツチが半回転し
て火花発生によるパルス電圧を生じ、以後この働
作をくり返す。これにより該放電極9はパルス的
コロナ放電を行い、すでに詳述せる機構によりガ
ス入口3より進入せるダストの荷電、集塵極7へ
の捕集が行われ、清浄ガスはガス出口4よりスタ
ツクへと排出される。また集塵極7の機械的槌打
により、その上の堆積ダストは剥離して下方のホ
ツパー5に落下捕集され、ダスト排出口6より外
部に排出されるのである。この場合一般に、コン
デンサー16の静電容量Coは電極間容量Cdとほ
ぼ等しくするのが経済的である。また、コンデン
サー16より両電極に至る回路の途中に適当な低
い値のインダクタンスや抵抗を挿入することによ
り両電極間火花閉絡時サージのパルス電源への侵
入を防ぎ、またパルス電圧初期の過渡振動の周期
を調整することができるが、一般にこれを2マイ
クロセカンド以下とすると、放電極全体に均一な
パルスコロナを生じ、集塵極上のイオン電流密度
が均一となる。またコンデンサー充電電圧Voを
大きくすると放電極9に加わる瞬時尖頭電圧Vp
が上るが、その結果パルスコロナのプラズマ密度
が大きくなるので、コロナ電流が増加しυdの減衰
速度が増大し、放電極の直流平均電圧Vdcの値は
低くなるという傾向があらわれる。そこで、ダス
トの電気抵抗が著るしく高く逆コロナをはげしく
発生する恐れがある時はコンデンサー充電電圧
Voを低目にしてコロナ電流値を抑え、Vdcの値
を高くするのが良い。また、ダスト電気抵抗が余
り高くなく、逆コロナが軽度の時はVoを比較的
高くとつてコロナ電流の増大をはかり、ダストの
荷電速度の上昇をはかるのが良い。Voの調整は
該高圧変圧器17の一次側の交流電源の電圧の変
化によつて行うが、これには誘導電圧調整器、サ
イリスターによる一次電流の制御等適当な公知の
如何なる手段をも用いることが出来る。また、逆
電離発生の程度を正イオンのセンサー、アンテ
ナ、火花発生頻度、電圧電流特性等、適当なセン
サーないし方法で検出して、これにより上記一次
側交流電圧を適当に自動制御することが出来る。
また場合により、該一次側交流電源はインバータ
ー等で構成して商用周波数と異る周波数としたり
可変周波数とすることにより、該パルス電源の周
波数の商用周波数以外に設定したり、可変とする
ことも出来る。したがつて、イオン電流の制御は
この周波数を自動または手動により制御すること
によつても達成できる。また、該回転火花スイツ
チ30の回転電極は必ずしも2極とする必要はな
く、場合により4極、6極、8極…(一般に偶数
極数)としてよく、これに応じて該同期電動機2
7の回転数を1/2、1/3、1/4、…に低下すること
が出来る。また2極の場合でも、該同期電動機2
7の回転数を1/2、1/3、1/4、…に下げることに
より、出力パルス電圧の周波数を1/2、1/3、1/4、
…に切かえることが可能である。
第4図は、第2図の実施例において同期回転火
花スイツチ30の代りにサイリスタースイツチ3
3を用いた実施例を示す図で、同じく本発明者が
上記別発明において提案せる方式を利用したもの
である。図における1より24,24′までの番
号の要素の名稱と機能は第2図における同一番号
の要素のそれと同じであり、また34は一次側交
流電圧の大きさを調整するための任意の電圧調整
装置を示す。該サイリスタースイツチ33はサイ
リスター素子35、そのゲート36に制御電流を
供給するためのターン・オン回路37、サイリス
ター素子35に逆電圧を供給してその電流をゼロ
ならしめ、その導通をオフするためのターン・オ
フ回路38より成る。
本パルス電源の働作は第2図の実施例とまつた
く同一であつて、コンデンサー16を整流器22
を介して負の充電交流電圧波高値Voまで充電の
のち、該交流電圧の極性が正に反転した半周期中
の適当な時点t1においてターン・オン回路37よ
り制御電流をゲート36に供給して該サイリスタ
ー素子35をオンせしめ、コンデンサー16の電
圧を放電極9と集塵極7の間に印加してパルス電
圧を加えたのち、時点t2においてターン・オフ回
路を働作せしめて、サイリスター素子35をター
ン・オフさせ、コンデンサー16と放電極9との
間の導通を遮断する。以下の働作は第2図実施例
のとおりで、υc、υa、υdの波形も第3図の如くで
あることに変りがない。但し、この場合電流の立
ち上りを制限してサイリスター素子35を保護す
るため、わずかなインダクタンス39と抵抗40
が回路に直列に挿入してある。また、スイツチ速
度は火花スイツチが約数ナノセカンド程度である
のに比べて比較的おそく、数マイクセカンド程度
となる。この場合、すでに述べた如く初期のL・
C過渡振動でターン・オン直後にサイリスター素
子35には逆電圧がかかるので、その継続時間が
そのターン・オフ時間より長い時は該ターン・オ
フ回路を省略することが出来る。また、サイリス
ター素子35は交流充電電圧の2サイクルないし
数サイクル毎にターン・オンするように制御して
もよく、これによりパルス電圧の周波数を交流電
圧周波数の1/2ないし数分の一にして、コロナ電
流を低減することができる。
第5図は、電気集塵装置の電源として従来広く
用いられている両波整流回路の充電電源をそのま
ま活用し、且つ電流阻止機構として高圧変圧器一
次側に逆並列接続のサイリスター素子を挿入附加
することにより本発明を実施せる例を示す。図に
おいて1より40までの番号の要素の名稱と機能
は第4図の実施例の同一番号の要素のそれと同じ
である。但し、本例では第4図の単波整流器22
の代りにブリツヂ型両波整流器41が接続され、
これを介してコンデンサー16を充電する様にな
つている。また、42,43は高圧変圧器の一次
側の回路に挿入された電流阻止機構としての逆並
列接続のサイリスター素子で、それぞれのゲート
44,45に制御回路46より制御電流を供給す
ることにより、42,43はターン・オン状態と
なる。また各素子42,43に逆電圧がかかつて
素子電流がゼロとなるとそれぞれがターン・オフ
状態となる。したがつて、サイリスター素子4
2,43のゲートに一次交流電圧の順方向の半波
における位相時点t4、t4′に順次に制御電流を供給
し、その時点t4、t4′(第6図A参照)の位相を変
化することにより、変圧器17の二次電圧波高
値、したがつてパルス成形用コンデンサー16の
充電電圧Voを自由に変化することが出来、また、
該制御電流をゲート43,44に印加しない限り
該高圧変圧器の一次電流が阻止されて、その二次
側の電圧があらわれずコンデンサー16の充電も
行われず、放電極への続流発生もおこらない。い
ま本実施例の働作を第6図に示す。図の点線υa
はサイリスター素子42,43が常に導通状態に
あつたとするとき高圧変圧器17の二次側にあら
われるべき仮想出力電圧である。いま交流の正・
負の半サイクル(1)、(2)に、ゼロ電圧点よりある位
相だけおくれた時点t4、t4′で42,43を順次に
ターン・オンする。このとき両波整流器41の作
用で交流二次電圧の正・負にかかわらずコンデン
サー16には負電圧が印加され、その印加起電力
は曲線υrのようになる。したがつてコンデンサー
16は、この起電力により充電されてその端子電
圧は曲線υcの様になり、まず両波整流器41の阻
止作用で波高値電圧Voにホールドされる。つい
で、次の交流の正・負の半サイクルにはゲート4
4,45への制御電流の供給を休止し、サイリス
ター素子42,43をオンせしめないとこの休止
サイクルの間コンデンサー16への充電が絶たれ
る。そこで、この休止サイクルの間の適当な時点
t1に、サイリスター・スイツチ素子35をター
ン・オンせしめて、放電極9にパルス電圧を印加
し、その直後の時点t2に35をターン・オフせし
めてその導通を絶つ。この間、放電極には第6図
の曲線υdの如き電圧が加わり、コンデンサー16
は再び時点t4において充電が開始され、以下この
働作をくりかえす。この様にして放電極9には交
流電源周波数の1/2の周波数のパルス電圧の印加
が行われ、パルス荷電が行われる。
第7図は、やはり電気集塵装置の既設の両波整
流型電源を該充電電源として活用し、本発明を実
施せる別の例で、図における1より46に至る番
号の要素の名稱及び機能は第4図、第5図におけ
る同一番号の要素のそれと同じである。図におい
て両波整流器41と、パルス電圧成形用コンデン
サー16の間に、これよりも充分大きな静電容量
Ctを有するタンクコンデンサー48が16と並
列に挿入されており、且つ両コンデンサーの高圧
端子23,49の間に介入して本発明の電流阻止
機構としてのサイリスター素子50があり、その
ゲートは放電用高圧スイツチ素子としてのサイリ
スター素子35を制御する制御回路37より別個
の制御電流を供給される様になつている。いま本
実施例の働作を第8図に示す。充電電源によつて
該タンクコンデンサー48は負の直流電圧Vo′に
充電されており、その値は一次側の逆並列サイリ
スター素子42,43のゲート制御によつて自由
に変化できる。次にまず、時点t5においてサイリ
スター素子50をターン・オンすると、コンデン
サー48の電圧が共振用インダクタンス52及び
サイリスター素子50を介してパルス成形用コン
デンサー16に加えられ、16の端子電圧υcはそ
の容量Coと該インダクタンス52及びタンクコ
ンデンサー48の容量Ctとの間の過渡振動によ
つてVo′の2倍に近い負の電圧値Voに充電され、
その直後にサイリスター素子50は逆電圧が加わ
つてターン・オフするのでυcはVoにホールドさ
れる。次に時点t1において放電用高圧スイツチ素
子としてのサイリスター素子35をターン・オン
すると放電極には第8図の曲線υdに示す如きパル
ス電圧が印加されて、パルス荷電が行われる。こ
のとき電流阻止機構としてのサイリスター素子5
0はすでにターン・オフしているので、続流の発
生は完全に阻止される。その直後の時点t2におい
てターン・オフ回路38の働作により放電用高圧
サイリスター素子35はターン・オフし、コンデ
ンサー16と放電極7との導通が断たれる。そし
て次の時点t5において再びコンデンサー16の充
電がはじまり、以後この働作がくりかえされる。
この実施例では、t5−t1−t2−t5の一周期を交流
電源の周波数に関係なく自由に選べるので、出力
パルス電圧の周波数を自由に制御でき、またその
波高値電圧はサイリスター42,43のゲート信
号の位相制御によつて自由に調節できる。図の5
3はパルス電源出力端子14,14′間に挿入さ
れた分圧器で、放電極9の集塵極への火花よりア
ークへの移行による電圧低下をこれに接続のセン
サー54で検出し、その信号をサイリスター素子
の制御回路37に入力して放電用サイリスター素
子35のターン・オンを停止して、アークを消滅
せしめ、その後再び正常働作を続行する。
第9図は第7図の実施例において、サイリスタ
ー素子35,50の代りに回転電極が互に直交す
る如く連結された回転火花スイツチ30,55を
使用してコンデンサー16の充電、これのコンデ
ンサー48からの切りはなし、コンデンサー16
の放電極9への接続、これからの切りはなしを行
うことにより第7図の実施例とまつたく同一の働
作を行わせるもので、図における1より52まで
の番号の名稱と機能は第2図及び第7図の同一番
号の要素のそれとまつたく同じである。本例では
回転火花スイツチ55が電流阻止機構の役目を果
し、56,57は回転火花スイツチ55の固定電
極、58,59は回転電極で、60は両回転火花
スイツチの回転電極を相互に直交する如き位置関
係を保ちつつ同期回転せしめるための連結装置で
ある。この場合、出力パルス電圧の周波数は該回
転電極駆動用の可変速度電動機61の回転数の制
御により行うことが出来る。本実施例の働作は自
明であるので説明を省略する。本方式も既存の電
気集塵装置用電源をそのまま活用できる。本例
で、該回転火花スイツチ30と55は同軸とし、
それぞれの回転電極を同一のシヤフトに90°の電
気角度をもつてとりつけてもよいことは云うまで
もない。また、電気集塵装置の負荷の大きい場合
には、タンクコンデンサー48と回転火花スイツ
チ55は共通とし、これにパルス成形用コンデン
サー16と回転火花スイツチの組合せを多数接続
して分割荷電することも出来る。
第10図は第9図の実施例において、回転火花
スイツチ55の代りに本発明の電流阻止機構とし
てインダクタンス要素62を使用せる実施例で、
これも既存の電気集塵装置の電源を利用しうるも
のである。この場合、可変速度電動機61に駆動
された回転火花スイツチ30がオン働作してコン
デンサー16の充電電圧が放電極9に印加され、
両者が火花により導通状態となつてもインダクタ
ンス62の作用でコンデンサー16の充電及び続
流の発生が抑制され、その間に回転火花スイツチ
30の固定電極25,26と回転電極28,29
が離隔して、コンデンサー16と放電極9の導通
が絶たれる。そして、次に該火花スイツチ30が
オン働作するまでの間にコンデンサー16はイン
ダクタンス61を介してタンクコンデンサー48
より完全に充電され、以下上の働作をくり返す。
この場合、放電極と集塵極間にアーク短絡が生じ
たときはこれによる電圧低下信号が分圧器53、
センサー54を介して高圧変圧器17の一次側の
逆並列サイリスター素子42,43の制御回路4
6に入力され、直ちに一次電流を阻止してアーク
の消滅をはかる。次いで、アーク消滅ののち再び
42,43が導通を再開する。本実施例にあつて
も出力パルス電圧の値はサイリスター素子42,
43のゲートの位相制御で、またその周波数は電
動機61の回転数で制御することが出来る。
第11図は、第2図、第4図の実施例におい
て、半波整流器1個を用いる代りにブリツヂ型両
波整流器を分割した形で使用し、これにより該高
圧変圧器17の巻線に直流成分の電流が流れてそ
の鉄心に偏磁が出現するのを防止したものであ
り、図における1より46までの要素の名稱と機
能は第2図〜第5図の同一番号の要素と同じであ
る。但し、図示の如く高圧変圧器17の二次側に
接続されたブリツヂ接続の両波整流器41′は、
二次巻線19に接続されていない側の一端62を
接地し、またその他端は開いて63,63′に分
けて2個のパルス電圧成形用コンデンサー16,
16′の高圧側端子23,23″に接続されてい
る。そしてそれぞれがすでに詳述せる同期回転火
花スイツチ30ないしサイリスター素子35等よ
り成る所の放電用高圧スイツチ素子64,64′
を介して出力端子14,14″に接続され、更に
2個の電気集塵装置集塵室1,1′の放電極9,
9′に接続されている。また、該パルス成形用コ
ンデンサー16,16′の接地端子23′,23″
は出力端子14′,14を介してそれぞれの該
集塵室1,1′の集塵極7,7′に接続されてい
る。整流器41′を上記の如く分割の上接続する
ことによつて、パルス電圧形成用コンデンサー1
6と16′は高圧側端子23,23″は接地端子2
3′,23に対して高圧変圧器17の出力電圧
の負の半周期毎に交互に負に充電され、その充電
電圧は一次側の逆並列サイリスター素子42,4
3の位相制御により自由に調節できる。さて、1
6が負に充電されたのち、次の交流半周期におい
て該高圧スイツチ素子64をオン及びオフする時
は、集塵室1のみがパルス荷電されるが、続流の
発生は該整流器41′の16に直列につながる整
流素子の電流阻止作用で防止され、またこの交流
半周期には高圧スイツチ素子64′はオフ状態に
保たれ、16′が負に充電される。次の交流半周
期には16が充電されるが64はオンせず、1
6′に直列につながる整流素子の電流阻止状態の
もとで64′がオン及びオフして集塵室1′のみが
パルス荷電される。かくて該交流電圧の周波数を
もつて1,1′が交流電圧半周期ごとに交互にパ
ルス荷電されるが、高圧変圧器17の一次巻線1
8には交流電流が流れてその鉄心の偏磁が防止さ
れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるパルス荷電の働作原理を
示す。第2図は本発明の一実施例を示す図で、第
3図はその働作を示す。第4図は本発明の別の実
施例を示す。第5図は本発明のいま一つの実施例
を示し、第6図はその働作を示す。第7図は本発
明のいま一つの実施例を示し、第8図はその働作
を示す。第9図、第10図及び第11図は、それ
ぞれ本発明のいま一つの実施例を示す。図におけ
る主要な要素の名稱は次の通りである。 1,1′……電気集塵装置、2……仝上ケーシ
ング、3……含塵ガス入口、4……清浄ガス出
口、5……ホツパー、6……ダスト排出口、7,
7′……集塵極、9,9′……放電極、12,1
2′……碍管、13……高圧パルス電源、14,
14′,14″,14……仝上出力端子、15,
15′,24,24′,32,32′……導線、1
6,16′……パルス成形用コンデンサー、17
……高圧変圧器、20,20′……仝上一次側入
力端子、21,21′……仝上二次側出力端子、
22……単波整流器、25,26,56,57…
…固定火花電極、27……同期電動機、28,2
9,58,59……回転火花電極、30,55…
…回転火花スイツチ、31……位相調整器、34
……電圧調整器、35,42,43,50……サ
イリスター、37,46……サイリスター制御回
路、38……サイリスターのターン・オフ回路、
39,52,62……インダクタンス、41,4
1′……両波整流器、48……タンクコンデンサ
ー、53……分圧器、54……アーク検出器、6
1……電動機、64,64′……放電用高圧スイ
ツチ素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体ケーシングと、これに接続された含塵ガ
    ス入口、清浄ガス出口及びダスト排出口と、該ケ
    ーシング内のガス通路に配設せる接地の集塵極及
    びこれと対向して絶縁配設された放電極を有し、
    且つ該放電極と該集塵極間に高電圧を印加して放
    電極にコロナ放電を行わしめるための高圧電源を
    有する所の電気集塵装置において、該高圧電源と
    して一端接地のパルス電圧形成用コンデンサー、
    これを充電するためその両端に接続せる高圧充電
    電源、該コンデンサーの非接地端子と該放電極の
    間に介入接続して両者を周期的に短時間導通せし
    め、その充電電圧をパルス高電圧として該放電極
    と該集塵極の間に印加ののち、直ちに非導通状態
    に復帰するための高速オン・オフ機能を具備せる
    放電用高圧スイツチ素子より成る所の高圧パルス
    電源を使用し、且つ該放電用高圧スイツチ素子の
    放電極側端子及び該パルス電圧形成用コンデンサ
    ーの接地側端子にそれぞれ接続の該高圧パルス電
    源の出力端子を、それぞれ該放電極及び該集塵極
    に何等の結合用インターフエースを介することな
    く直接接続し、且つ該放電用高圧スイツチ素子の
    オン働作後、少くともそのオフ機能が回復するま
    でのスイツチ導通期間の間、該充電電源からの出
    力電流を阻止してパルス電圧成形用コンデンサー
    への充電電流ならびに該放電極への続流電流の発
    生を防止すると共に、該放電用高圧スイツチ素子
    の非導通期間には上記出力電流阻止機能を解除し
    て該パルス電圧成形用コンデンサーの充電を可能
    ならしめる所の電流阻止機構を該充電電源に具備
    せしめ、これにより該電流阻止機構の電流阻止機
    能を働作せしめつつ、その間に、該放電用高圧ス
    イツチ素子をオン及びオフせしめて該放電極と該
    集塵極間にパルス高電圧を印加し、次いで該電流
    阻止機構の電流阻止機能を解除せしめて該パルス
    成形用コンデンサーを充電し、以後上の働作を周
    期的にくり返して該放電極にパルス的コロナ放電
    を周期的に発生せしめ、これにより供給されたイ
    オンにより該含塵ガス入口よりガス流と共に両電
    極間に進入せるダスト粒子を荷電し、電気力によ
    りこれを該集塵極上に捕集の上、下方に剥離落下
    せしめて該ダスト排出口より外部に排出し、清浄
    ガスを該清浄ガス出口より外部に排出することを
    特徴とする所のパルス荷電型電気集塵装置。 2 該充電電源が交流電源に一次側(低圧側)を
    接続し、且つ二次側(高圧側)に整流器を接続せ
    る高圧変圧器より成り、該放電用高圧スイツチ素
    子が固定電極と該交流電源の周波数に同期して回
    転する回転電極より構成せる同期回転火花スイツ
    チより成り、且つ該高圧変圧器の二次側電圧の極
    性が該整流器の順方向をとる如き交流半周期区間
    には該固定電極と該回転電極の距離が充分離隔し
    て両者の間に火花を発生せず、またこれと逆の極
    性となる交流半周期区間には、両電極の距離が充
    分接近して両者の間に火花を発生する如く、該固
    定電極に対する該回転電極の回転位相を設定する
    ことにより該電流阻止機構を実現せることを特徴
    とする所の特許請求範囲1に記載のパルス荷電型
    電気集塵装置。 3 該充電電源が交流電源に一次側(低圧側)を
    接続し、且つ二次側(高圧側)に整流器を接続せ
    る高圧変圧器より成り、該放電用高圧スイツチ素
    子がサイリスタ・スイツチ素子より成り、該高圧
    変圧器の二次側電圧の極性が該整流器の順方向を
    とる如き交流半周期区間には該サイリスタ・スイ
    ツチ素子をターン・オンせしめずオフ状態を保
    ち、またこれと逆の極性をとる交流半周期区間に
    は該サイリスター素子をターン・オンせしめる如
    くそのゲートに供給する信号の供給位相を制御す
    ることにより該電流阻止機構を実現せることを特
    徴とする所の特許請求範囲1に記載のパルス荷電
    型電気集塵装置。 4 該充電電源がサイリスター素子を介して交流
    電源に一次側(低圧側)を接続し、且つ二次側
    (高圧側)に整流器を接続せる所の高圧変圧器よ
    り成り、該放電用高圧スイツチ素子がサイリス
    タ・スイツチ素子より成り、これをオフ状態に保
    つてその期間に該一次側サイリスタ素子をター
    ン・オンせしめ、該パルス電圧形成用コンデンサ
    ーを充電ののち、次に該一次側サイリスタ素子を
    オフ状態に保ち、この期間に該サイリスタ・スイ
    ツチ素子をターン・オンせしめる如く、各サイリ
    スタ素子に供給するゲート信号を制御することに
    より、該電流阻止機構を実現せることを特徴とす
    る所の特許請求範囲1に記載したパルス荷電型電
    気集塵装置。 5 該充電電源が交流電源に一次側(低圧側)を
    接続し、且つ二次側(高圧側)端子間に整流器を
    介してタンクコンデンサーを接続せる所の高圧変
    圧器より成り、該タンクコンデンサーの一端は該
    パルス電圧形成用コンデンサーの接地端に直接接
    続し、該タンクコンデンサーの他端は該電流阻止
    機構としての充電用スイツチ素子を介して該パル
    ス形成用コンデンサーの高圧端に接続し、該放電
    用高圧スイツチ素子をオフ状態に保ちつつ、その
    間に該充電用スイツチ素子をオンせしめて該パル
    ス電圧形成用コンデンサーを充電し、次に該充電
    用スイツチ素子をオフせしめて、そのオフ状態の
    もとに該放電用スイツチ素子をオンせしめること
    により、該充電用スイツチ素子をもつて該電流阻
    止機構を実現せることを特徴とする所の特許請求
    範囲1に記載のパルス荷電型電気集塵装置。 6 該放電用高圧スイツチ素子及び該充電用スイ
    ツチ素子の双方が、固定電極及び相互に同期して
    回転する所の回転電極を備えた回転火花スイツチ
    素子であることを特徴とする所の特許請求範囲5
    に記載のパルス荷電型電気集塵装置。 7 該回転火花スイツチ素子の双方の回転電極軸
    が相互に機械的に連結されていることを特徴とす
    る所の特許請求範囲5に記載のパルス荷電型電気
    集塵装置。 8 該回転火花スイツチの双方の回転電極が共通
    の回転軸に装置されていることを特徴とする所の
    特許請求範囲5に記載のパルス荷電型電気集塵装
    置。 9 該放電用高圧スイツチ素子及び該充電用スイ
    ツチ素子の双方がサイリスター素子であることを
    特徴とする所の特許請求範囲5に記載のパルス荷
    電型電気集塵装置。 10 該電流阻止機構がインダクタンス素子であ
    ることを特徴とする所の特許請求範囲1に記載の
    パルス荷電型電気集塵装置。 11 該整流器がブリツヂ接続の両波整流器であ
    り、その一端で該高圧変圧器の二次側と接続しな
    い端部を開いて該ブリツヂ接続を2分割の上、
    夫々別個のパルス電圧形成用コンデンサーの高圧
    端子に接続し、且つ該ブリツヂ接続の両波整流器
    の上記端部の対角部の端は上記各コンデンサーの
    接地端に接続し、且つ上記各コンデンサーの高圧
    端子をそれぞれ交流電圧の半周期毎に交互に、こ
    れに接続の整流子片のブロツク時にオン及びオフ
    する如き、放電用高圧スイツチ素子を介してそれ
    ぞれ別個の電気集塵装置集塵室の放電極に接続す
    ることを特徴とする所の特許請求範囲1に記載の
    パルス荷電型電気集塵装置。
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