JPH0221556B2 - - Google Patents
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- JPH0221556B2 JPH0221556B2 JP56066060A JP6606081A JPH0221556B2 JP H0221556 B2 JPH0221556 B2 JP H0221556B2 JP 56066060 A JP56066060 A JP 56066060A JP 6606081 A JP6606081 A JP 6606081A JP H0221556 B2 JPH0221556 B2 JP H0221556B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は沸騰水形原子力炉の原子炉再循環系ポ
ンプのキヤビテーシヨンの発生を検出する装置に
関する。 一般に沸騰水形原子炉を用いた原子力発電設備
は第1図に示す如く構成されている。すなわち、
1は原子炉圧力容器であつて、この原子炉圧力容
器1内には炉心2が収容されている。そして、こ
の炉心2で発生した蒸気は気水分離器3、蒸気乾
燥器4を通つて主蒸気管5に流れ、主蒸気隔離弁
6および主蒸気加減弁7を介してタービン8に供
給されこのタービン8を駆動する。そして、この
タービン8によつて発電機9を駆動して発電をな
す。また、上記タービン8を駆動した蒸気は復水
器10内で凝縮して復水となり、給水ポンプ11
によつて給水スパージヤ12から上記の原子炉圧
力容器1内に戻されるように構成されている。ま
た、13は原子炉再循環系であつて、原子炉圧力
容器1内に設けられたジエツトポンプ14…と原
子炉圧力容器1外に設けられた再循環ポンプ15
…とから構成されている。なお、16…は再循環
ポンプ15…を駆動する駆動用モータ、17…は
その制御回路である。そして、原子炉圧力容器1
内上部の炉水の一部は再循環ポンプ15…に吸込
まれて高圧に昇圧され、ジエツトポンプ14…の
ノズル部に供給されて噴出し、周囲の炉水を吸引
してこのジエツトポンプ14…を通つて原子炉圧
力容器内下部に供給される。そして、この原子炉
圧力容器1内下部に送られた炉水は炉心2を上方
に流れ、水と蒸気の2相流となつて気水分離器3
に送られて水と蒸気に分離される。そして、この
分離された水は原子炉圧力容器1内上部に流出
し、再循環ポンプ15…およびジエツトポンプ1
4…によつて原子炉圧力容器1内下部に送られ、
以下この径路を循環する。ところで、上記気水分
離器3で分離された炉水の温度はこの原子炉圧力
容器1内の蒸気の飽和温度に近い温度すなわちサ
ブクールが少ない状態であるが、この炉水がジエ
ツトポンプ14…に吸込まれるまでの径路の途中
には給水スパージヤ12が設けられており、この
給水スパージヤ12から供給される比較的低温の
給水と混合されるため温度が低下し、またこれら
ジエツトポンプ14…のノズル部には炉内水面か
らの水頭圧が加わるので、これらジエツトポンプ
14…では通常の状態ではキヤビテーシヨンを生
じない。しかし、何らかの原因で上記ジエツトポ
ンプ14…のノズル部に流れる炉水のサブクール
が小さくなつたような場合、たとえば給水スパー
ジヤ12からの給水の供給が停止したような場合
や、ジエツトポンプ14…のノズル部の静圧が減
少したような場合、たとえば炉内水位が減少した
ような場合にはこれらのジエツトポンプ14…で
キヤビテーシヨンが発生する可能性がある。たと
えば第2図から第6図までには全給水流量喪失の
場合の状態を示す。すなわち、第2図に示す如く
給水流量aが全喪失すると炉心2に流入する冷却
材の温度が上昇し、炉心2内のボイド率が増大す
るため第2図に示す如く中性子束bは漸減してゆ
く。そして給水流量aの喪失により第3図に示す
如く原子炉水位dが低下し、この原子炉水位低下
信号により原子炉がスクラムされて中性子束bは
急減する。そして、この原子炉のスクラムにより
炉心2内に制御棒が挿入されて反応度が減少する
のでボイド率が減少し、炉心2内を通過する冷却
材の圧力損失が低下してゆくので、第2図の如く
炉心流量cは少しずつ増加してゆくが、原子炉水
位dの低下によつて再循環ポンプ15…がトリツ
プされ炉心流量cは低下してゆく。また、第3図
に示す如く原子炉水位dとともに低下してゆき、
スクラムに続く主蒸気隔離弁6の閉弁によりこの
原子炉圧力eは急速に上昇する。そして、このよ
うな場合におけるジエツトポンプ14…の各種の
吸込水頭すなわちNPSHを解折したところ第4
図の如き結果を得た。すなわち、これらジエツト
ポンプ14…のノズル部において必要とされる静
圧すなわち必要吸込水頭fは漸減してゆくが、実
際にこのジエツトポンプ14…のノズル部近傍に
作用する静圧すなわち有効吸込水頭gは原子炉水
位dや原子炉圧力eの低下により途中で大幅に低
下し、このため有効吸込水頭から必要吸込水頭を
減じた余裕吸込水頭h(ΔNPSH)は約8秒〜23
秒の間で負となる。このため、この期間内ではジ
エツトポンプ14…のキヤビテーシヨンを生じる
可能性があり、キヤビテーシヨンを生じた場合に
はジエツトポンプ14…の流量が低下する。そし
て、このようにキヤビテーシヨンを生じた場合に
は第5図に示す如くキヤビテーシヨンが生じた場
合の炉心入口流量c2はキヤビテーシヨンを生じな
い場合の炉心入口流量c1に対して過渡的に大幅に
低下する。このため、燃料の冷却が一時的に低下
する。したがつて、第6図に示す如く燃料の最小
限界出力比の余裕(ΔMCPR)はキヤビテーシヨ
ンを生じない場合はi1の如く正の値を維持するが
キヤビテーシヨンを生じた場合はi2の如く一時的
に負の値となり、燃料の健全性を損なう可能性が
あつた。また、このようにキヤビテーシヨンを生
じれば振動等によりジエツトポンプを破損する可
能性もある。しかし、このようなキヤビテーシヨ
ンは多くの場合には上述の如く一時的に短時間だ
け発生する場合が多く、これを確実に検出しかつ
防止することは困難であり、従来は高度に熟練し
た運転員がこのようなキヤビテーシヨンの発生を
予測し、一時的にジエツトポンプ14…や再循環
ポンプ15…等の原子炉再循環系ポンプの運転状
態を変更してこれらキヤビテーシヨンを防止する
ようにしていたが、このようなキヤビテーシヨン
を確実に検出することは困難であつた。 本発明は以上の事情にもとづいてなされたもの
で、その目的とするところは原子炉再循環系ポン
プに生じるキヤビテーシヨンを自動的かつ確実に
検出することができるキヤビテーシヨン検出装置
を得ることにある。 以下本発明を図面に示す実施例にしたがつて説
明する。 第7図ないし第10図は本発明の第1実施例を
示す。図中101は原子炉圧力容器であつて、こ
の原子炉圧力容器101内には炉心102が収容
されている。そして、炉水すなわち冷却材はこの
炉心102を下方から上方に通過して蒸気と水の
2相流となり、気水分離器103に送られる。そ
してこの気水分離器103では水と蒸気を分離
し、分離された蒸気は蒸気乾燥器104に送られ
て湿分が除去され、主蒸気管105を介してター
ビン106に送られる。そして、この主蒸気管1
05の途中には主蒸気隔離弁107および主蒸気
加減弁108が設けられている。そして上記主蒸
気隔離弁107は事故時等において閉弁され、原
子炉を隔離する。また上記主蒸気加減弁108は
圧力制御回路109によつて制御され、原子炉圧
力容器101内からタービン106へ送られる主
蒸気の流量を調整し、この原子炉圧力容器101
内の圧力を一定の圧力に維持するように構成され
ている。そして、上記タービン106によつて発
電機110が駆動され、発電をなすように構成さ
れている。また、このタービン106を駆動した
蒸気は復水器111で凝縮されて復水となり、給
水ポンプ112によつて給水スパージヤ113に
送られ、原子炉圧力容器101内に給水されるよ
うに構成されている。また、114は原子炉再循
環系であつて、原子炉圧力容器101内に設けら
れている複数のジエツトポンプ115…と原子炉
圧力容器101外に設けられている再循環ポンプ
116…およびこれらを連結する管路から構成さ
れている。なお、上記再循環ポンプ116…は駆
動モータ117…によつて駆動され、これら駆動
モータ117…は再循環制御回路118…によつ
て制御されている。そして、上記気水分離器10
3で分離された炉水は給水スパージヤ113から
供給される低温の給水と混合して炉心102の外
方に流れ、その一部は再循環ポンプ116…に吸
込まれて高圧に昇圧され、ジエツトポンプ15…
のノズル部に供給される。そして、このノズル部
に供給された高圧炉水は高速で噴射され、周囲の
炉水とともにジエツトポンプ115…内に流入
し、このジエツトポンプ115…を通つて原子炉
圧力容器101内下部に送られる。そして、この
原子炉圧力容器101内下部に送られた炉水は炉
心102を下方から上方に向つて流れ、炉心10
2で発生する熱により加熱されて水と蒸気の2相
流となつて炉心102の上面から流出する。そし
て、この炉心102の上面から流出した水と蒸気
の2相流は気水分離器103で水と蒸気に分離さ
れ、分離された炉水は給水とともにふたたび炉心
102の外方に流れ、以下この径路を循環する。
そして、このような原子炉には上記ジエツトポン
プ115…のキヤビテーシヨンの発生を検出する
キヤビテーシヨン検出装置119とこのキヤビテ
ーシヨン検出装置119からの信号を受けて原子
炉圧力容器101内の圧力を上昇させ、キヤビテ
ーシヨンを防止するキヤビテーシヨン防止装置1
20とが設けられている。以下、まず上記キヤビ
テーシヨン検出装置119の構成を説明する。す
なわち、121は原子炉圧力検出器であつて、原
子炉圧力容器101内の圧力すなわち原子炉圧力
を検出する。また、122は水位検出器であつ
て、原子炉圧力容器101内の炉水位すなわち原
子炉水位を検出する。また、123は炉水圧力検
出器であつて、この炉水圧力検出器123はジエ
ツトポンプ115…のノズル部の近傍に設けら
れ、この部分の静圧を検出する。また、124は
温度検出器であつて、この温度検出器124はジ
エツトポンプ115…のノズル部近傍に配置され
この部分の炉水温度を検出する。また、125は
流量検出器であつて、ジエツトポンプ115…を
通過する炉水の流量を検出するように構成されて
いる。そして、これら原子炉圧力検出器121、
水位検出器122、炉水圧力検出器123、温度
検出器124および流量検出器125からの信号
はそれぞれキヤビテーシヨン検出回路126に送
られるように構成されている。そして、このキヤ
ビテーシヨン検出回路126はこれら信号をもと
にして以下の如き演算をおこなつてキヤビテーシ
ヨンの発生を検出するように構成されている。す
なわち、温度検出器124で検出したジエツトポ
ンプ115…のノズル部近傍の炉水温度から蒸気
表もしくは状態方程式によりこの部分の冷却材の
飽和圧力PJPを求め、また上記炉水温度から蒸気
表もしくは状態方程式によりこの部分の冷却材比
容積VJPを求める。なお、比容積とは密度の逆数
(ρ〕1/VJP)である。また、水位検出器122
で検出した原子炉水位から炉水面よりジエツトポ
ンプ115…のノズル部までの高さすなわち炉水
の水頭Hを求める。また、これらジエツトポンプ
115…のキヤビテーシヨン係数をK、ジエツト
ポンプ115…の吸込部の断面積をAJP、重力加
速度をGとし、これらはあらかじめ求められ、入
力されている。原子炉圧力検出器121の信号か
ら求めるか、または炉水圧力検出器123の信号
から演算により求めた原子炉圧力をP、流量検出
器125で検出したジエツトポンプ115…の流
量をFJPとすると、これらジエツトポンプ115
…の吸入部に作用する有効吸込水頭NPSH1は NPSH1=(P−PJP)VJP+H ……(1) であり、またこれらジエツトポンプ115…の必
要吸込水頭NPSH0 NPSH0=K/2G・(VJP・FJP/AJP)2 ……(2) で求められる。そして、この有効吸込水頭
NPSH1から必要NPSH0を減じて ΔNPSH=NPSH1−NPSH0 ……(3) なる余裕吸込水頭ΔNPSHを求める。したがつ
て、この余裕吸込水頭ΔNPSHが正であればジエ
ツトポンプ115…のキヤビテーシヨン発生の条
件に対して余裕があり、キヤビテーシヨンの生じ
る可能性は少なく、またこの余裕吸込水頭
ΔNPSHが負になるとキヤビテーシヨンが発生す
るものである。そして、このキヤビテーシヨン検
出回路126では常にこの余裕吸込水頭ΔNPSH
を監視し、このΔNPSHが所定の正の値たとえば
+50〔m〕以下となつた場合にはキヤビテーシヨ
ン予告信号を出力して表示器127に送り、その
旨を表示するように構成されている。また、この
ΔNPSHが所定の負の値たとえば−10〔m〕以下
となつた場合にはキヤビテーシヨンが発生したと
みなしてキヤビテーシヨン発生信号を出力するよ
うに構成されている。なお、128は記録器、1
29は入出力器であつて上記キヤビテーシヨン発
生信号はこれら記録器128および入出力器12
9を介して出力されるように構成されている。ま
た、設定値の変更等の指令信号もこの入出力器1
29を介して上記のキヤビテーシヨン検出回路1
26に入力されるように構成されている。そし
て、このキヤビテーシヨン発生信号はキヤビテー
シヨン防止装置120に送られ、キヤビテーシヨ
ンの発生を防止するように構成されている。次に
このキヤビテーシヨン防止装置120の構成を説
明する。すなわち、130は制御器であつて、上
記キヤビテーシヨン検出装置119から送られて
来たキヤビテーシヨン発生信号はこの制御器13
0に入力される。そして、この制御器130はキ
ヤビテーシヨン発生信号を記録・表示器131に
送つて記録・表示するとともに、このキヤビテー
シヨン発生信号を原子炉圧力変更回路132に送
る。そして、この原子炉圧力変更回路132はこ
のキヤビテーシヨン発生信号に対応して圧力変更
信号を出力し、これを前述の主蒸気加減弁108
を制御する圧力制御回路109に送り、その設定
値を変更し、主蒸気加減弁108の弁開度を減少
させて原子炉圧力を上昇させるように構成されて
いる。また、この原子炉圧力変更回路132には
水位検出回器133からの原子炉水位信号、再循
環制御回路118から送られる再循環ポンプ11
6の回転数信号、および炉内中性子検出器134
から送られる中性子束信号すなわち原子炉出力に
対応した信号がそれぞれ入力するように構成され
ている。そして、この原子炉圧力変更回路132
ではこれらの信号に対応して圧力変更信号に補正
を加え、たとえば再循環ポンプ116…の回転数
が高い場合、原子炉の出力が高い場合、原子炉水
位が低い場合には圧力変更信号の圧力変更値を高
くするように構成されている。 以上の如く構成された本発明の第1実施例はキ
ヤビテーシヨン検出装置119のキヤビテーシヨ
ン検出回路126により常時余裕吸込水頭
ΔNPSHが監視されており、このΔNPSHが所定
の正の値以下となるとキヤビテーシヨンの予告信
号を出力するので運転員はこのキヤビテーシヨン
予告の表示にしたがつて設備の運転状態を変更
し、キヤビテーシヨンの発生を未然に防止するこ
とができる。そして、このΔNPSHが所定の負の
値以下となるとキヤビテーシヨン発生とみなして
キヤビテーシヨン発生信号をキヤビテーシヨン防
止装置120に送る。そしてこのキヤビテーシヨ
ン防止装置120はこの信号に対応して原子炉圧
力変更回路132から圧力変更信号が圧力制御回
路109に送られて主蒸気加減弁108の弁開度
を減少し、原子炉圧力をPを高める。したがつて
前記(1)式によつて有効吸込水頭NPSH1が上昇す
るので余裕吸込水頭ΔNPSHが増大して正の値と
なり、キヤビテーシヨンを防止する。なお、この
第1実施例では原子炉圧力変更回路132から既
設の圧力制御回路109に圧力変更信号を送るよ
うに構成したので、上記原子炉圧力変更回路13
2はただ圧力変更信号だけを出力すればよく、そ
の構造が簡単ですむ。また、原子炉圧力変更回路
132には原子炉水位、再循環ポンプ116…の
回転数、原子炉の出力にそれぞれ対応した信号が
入力され、圧力変更信号はこれらの信号に対応し
て補正されるので、原子炉圧力の上昇は必要最小
限ですみ、設備に不必要な負担をかけることがな
い。なお、この第1実施例の装置を設けた原子力
発電設備において原子炉給水流量が完全に喪失し
た場合についての特性を第8図から第10図に示
す。すなわち、第8図に示す如く給水流量a、中
性子束bはそれぞれ従来と同様な特性を示し、ま
た炉心流量eは中間の段階で原子炉圧力の上昇が
生じるので炉心流量cは一時的に上昇せず単調に
減少する。また、第9図に示す如く原子炉水位d
の低下の特性も従来と大差はないが、原子炉圧力
eはキヤビテーシヨン防止装置120が作動した
時点ePから昇する。そして、この原子炉圧力の上
昇によつて有効吸込水頭NPSH1が上昇するため
第10図に示す如く余裕吸込水頭ΔNPSHは従来
の場合h1では一時的に−100〔m〕近くまで低下す
るのに対してこの第1実施例の場合h2では常に正
の値となり、キヤビテーシヨンの発生を有効に防
止する。 なお、本発明は上記の第1実施例には限定され
ない。 たとえば第11図ないし第14図には本発明の
第2実施例を示す。この第2実施例は主蒸気隔離
弁107の駆動機構135を制御する原子炉圧力
変更回路136に制御器130を介してキヤビテ
ーシヨン発生信号を送り、キヤビテーシヨン発生
の場合には主蒸気隔離弁107の開度を零すなわ
ち閉弁するものである。そして、この第2実施例
の場合には第12図に示す如く給水流量a、中性
子束b、炉心流量cの特性は第1実施例と略等し
く、また第13図に示す如く原子炉水位dの特性
もあまり変ならい。しかし、この第2実施例はキ
ヤビテーシヨン発生信号により主蒸気隔離弁10
7を閉弁して主蒸気を遮断するので原子炉圧力e
の上昇が大きく、よつて第14図に示す如くこの
第2実施例の場合の余裕吸込水頭h2は常に比較的
大きな正の値となり、余裕が大となる。なお、こ
の第2実施例は上記の点以外は前記第1実施例と
同様の構成で第11図中第1実施例と対応する部
分には同符号を附してその説明を省略する。 さらに本発明は上記の実施例にも限定されな
い。 たとえばキヤビテーシヨン防止装置は必らずし
も上記のものには限らない。 また、キヤビテーシヨン検出回路は必らずしも
キヤビテーシヨン予告信号を出力するものに限ら
ず、キヤビテーシヨン発生信号のみを出力するも
のであつてもよい。 また、前記実施例のものはジエツトポンプのキ
ヤビテーシヨンを検出するものであるが、この他
の原子炉再循環系ポンプ、すなわち再循環ポンプ
やインターナルポンプを有するものではそのイン
ターナルポンプのキヤビテーシヨン検出回路とし
ても同様に適用できることはもちろんである。 さらに上記実施例では、原子炉圧力容器内の圧
力、水位、温度および原子炉再循環系ポンプの流
量を、原子炉圧力検出器121または炉水出力検
出器123、水位検出器122、温度検出器12
4および流量検出器125で求めているが、これ
らを求める手段も上記実施例に限られるものでは
ない。 上述の如く本発明は、原子炉圧力容器内の水位
を求める手段と、原子炉圧力容器内の圧力を求め
る手段と、原子炉圧力容器内の温度を求める手段
と、原子炉再循環系ポンプの流量を求める手段
と、上記各手段で求めた水位、圧力、温度および
流量のうち水位と圧力と温度から上記原子炉再循
環系ポンプの吸入側の有効吸込水頭を求め上記温
度と流量から上記原子炉再循環系ポンプの必要吸
込水頭を求めるとともに上記有効吸込水頭から必
要吸込水頭を減じて余裕吸込水頭を算出してこの
余裕吸込水頭が負の値となつた場合にキヤビテー
シヨン発生信号を出力するキヤビテーシヨン検出
回路とを具備したものである。したがつて、原子
炉再循環系ポンプのキヤビテーシヨンを確実に検
出でき、キヤビテーシヨンを有効に防止すること
ができる等その効果は大である。
ンプのキヤビテーシヨンの発生を検出する装置に
関する。 一般に沸騰水形原子炉を用いた原子力発電設備
は第1図に示す如く構成されている。すなわち、
1は原子炉圧力容器であつて、この原子炉圧力容
器1内には炉心2が収容されている。そして、こ
の炉心2で発生した蒸気は気水分離器3、蒸気乾
燥器4を通つて主蒸気管5に流れ、主蒸気隔離弁
6および主蒸気加減弁7を介してタービン8に供
給されこのタービン8を駆動する。そして、この
タービン8によつて発電機9を駆動して発電をな
す。また、上記タービン8を駆動した蒸気は復水
器10内で凝縮して復水となり、給水ポンプ11
によつて給水スパージヤ12から上記の原子炉圧
力容器1内に戻されるように構成されている。ま
た、13は原子炉再循環系であつて、原子炉圧力
容器1内に設けられたジエツトポンプ14…と原
子炉圧力容器1外に設けられた再循環ポンプ15
…とから構成されている。なお、16…は再循環
ポンプ15…を駆動する駆動用モータ、17…は
その制御回路である。そして、原子炉圧力容器1
内上部の炉水の一部は再循環ポンプ15…に吸込
まれて高圧に昇圧され、ジエツトポンプ14…の
ノズル部に供給されて噴出し、周囲の炉水を吸引
してこのジエツトポンプ14…を通つて原子炉圧
力容器内下部に供給される。そして、この原子炉
圧力容器1内下部に送られた炉水は炉心2を上方
に流れ、水と蒸気の2相流となつて気水分離器3
に送られて水と蒸気に分離される。そして、この
分離された水は原子炉圧力容器1内上部に流出
し、再循環ポンプ15…およびジエツトポンプ1
4…によつて原子炉圧力容器1内下部に送られ、
以下この径路を循環する。ところで、上記気水分
離器3で分離された炉水の温度はこの原子炉圧力
容器1内の蒸気の飽和温度に近い温度すなわちサ
ブクールが少ない状態であるが、この炉水がジエ
ツトポンプ14…に吸込まれるまでの径路の途中
には給水スパージヤ12が設けられており、この
給水スパージヤ12から供給される比較的低温の
給水と混合されるため温度が低下し、またこれら
ジエツトポンプ14…のノズル部には炉内水面か
らの水頭圧が加わるので、これらジエツトポンプ
14…では通常の状態ではキヤビテーシヨンを生
じない。しかし、何らかの原因で上記ジエツトポ
ンプ14…のノズル部に流れる炉水のサブクール
が小さくなつたような場合、たとえば給水スパー
ジヤ12からの給水の供給が停止したような場合
や、ジエツトポンプ14…のノズル部の静圧が減
少したような場合、たとえば炉内水位が減少した
ような場合にはこれらのジエツトポンプ14…で
キヤビテーシヨンが発生する可能性がある。たと
えば第2図から第6図までには全給水流量喪失の
場合の状態を示す。すなわち、第2図に示す如く
給水流量aが全喪失すると炉心2に流入する冷却
材の温度が上昇し、炉心2内のボイド率が増大す
るため第2図に示す如く中性子束bは漸減してゆ
く。そして給水流量aの喪失により第3図に示す
如く原子炉水位dが低下し、この原子炉水位低下
信号により原子炉がスクラムされて中性子束bは
急減する。そして、この原子炉のスクラムにより
炉心2内に制御棒が挿入されて反応度が減少する
のでボイド率が減少し、炉心2内を通過する冷却
材の圧力損失が低下してゆくので、第2図の如く
炉心流量cは少しずつ増加してゆくが、原子炉水
位dの低下によつて再循環ポンプ15…がトリツ
プされ炉心流量cは低下してゆく。また、第3図
に示す如く原子炉水位dとともに低下してゆき、
スクラムに続く主蒸気隔離弁6の閉弁によりこの
原子炉圧力eは急速に上昇する。そして、このよ
うな場合におけるジエツトポンプ14…の各種の
吸込水頭すなわちNPSHを解折したところ第4
図の如き結果を得た。すなわち、これらジエツト
ポンプ14…のノズル部において必要とされる静
圧すなわち必要吸込水頭fは漸減してゆくが、実
際にこのジエツトポンプ14…のノズル部近傍に
作用する静圧すなわち有効吸込水頭gは原子炉水
位dや原子炉圧力eの低下により途中で大幅に低
下し、このため有効吸込水頭から必要吸込水頭を
減じた余裕吸込水頭h(ΔNPSH)は約8秒〜23
秒の間で負となる。このため、この期間内ではジ
エツトポンプ14…のキヤビテーシヨンを生じる
可能性があり、キヤビテーシヨンを生じた場合に
はジエツトポンプ14…の流量が低下する。そし
て、このようにキヤビテーシヨンを生じた場合に
は第5図に示す如くキヤビテーシヨンが生じた場
合の炉心入口流量c2はキヤビテーシヨンを生じな
い場合の炉心入口流量c1に対して過渡的に大幅に
低下する。このため、燃料の冷却が一時的に低下
する。したがつて、第6図に示す如く燃料の最小
限界出力比の余裕(ΔMCPR)はキヤビテーシヨ
ンを生じない場合はi1の如く正の値を維持するが
キヤビテーシヨンを生じた場合はi2の如く一時的
に負の値となり、燃料の健全性を損なう可能性が
あつた。また、このようにキヤビテーシヨンを生
じれば振動等によりジエツトポンプを破損する可
能性もある。しかし、このようなキヤビテーシヨ
ンは多くの場合には上述の如く一時的に短時間だ
け発生する場合が多く、これを確実に検出しかつ
防止することは困難であり、従来は高度に熟練し
た運転員がこのようなキヤビテーシヨンの発生を
予測し、一時的にジエツトポンプ14…や再循環
ポンプ15…等の原子炉再循環系ポンプの運転状
態を変更してこれらキヤビテーシヨンを防止する
ようにしていたが、このようなキヤビテーシヨン
を確実に検出することは困難であつた。 本発明は以上の事情にもとづいてなされたもの
で、その目的とするところは原子炉再循環系ポン
プに生じるキヤビテーシヨンを自動的かつ確実に
検出することができるキヤビテーシヨン検出装置
を得ることにある。 以下本発明を図面に示す実施例にしたがつて説
明する。 第7図ないし第10図は本発明の第1実施例を
示す。図中101は原子炉圧力容器であつて、こ
の原子炉圧力容器101内には炉心102が収容
されている。そして、炉水すなわち冷却材はこの
炉心102を下方から上方に通過して蒸気と水の
2相流となり、気水分離器103に送られる。そ
してこの気水分離器103では水と蒸気を分離
し、分離された蒸気は蒸気乾燥器104に送られ
て湿分が除去され、主蒸気管105を介してター
ビン106に送られる。そして、この主蒸気管1
05の途中には主蒸気隔離弁107および主蒸気
加減弁108が設けられている。そして上記主蒸
気隔離弁107は事故時等において閉弁され、原
子炉を隔離する。また上記主蒸気加減弁108は
圧力制御回路109によつて制御され、原子炉圧
力容器101内からタービン106へ送られる主
蒸気の流量を調整し、この原子炉圧力容器101
内の圧力を一定の圧力に維持するように構成され
ている。そして、上記タービン106によつて発
電機110が駆動され、発電をなすように構成さ
れている。また、このタービン106を駆動した
蒸気は復水器111で凝縮されて復水となり、給
水ポンプ112によつて給水スパージヤ113に
送られ、原子炉圧力容器101内に給水されるよ
うに構成されている。また、114は原子炉再循
環系であつて、原子炉圧力容器101内に設けら
れている複数のジエツトポンプ115…と原子炉
圧力容器101外に設けられている再循環ポンプ
116…およびこれらを連結する管路から構成さ
れている。なお、上記再循環ポンプ116…は駆
動モータ117…によつて駆動され、これら駆動
モータ117…は再循環制御回路118…によつ
て制御されている。そして、上記気水分離器10
3で分離された炉水は給水スパージヤ113から
供給される低温の給水と混合して炉心102の外
方に流れ、その一部は再循環ポンプ116…に吸
込まれて高圧に昇圧され、ジエツトポンプ15…
のノズル部に供給される。そして、このノズル部
に供給された高圧炉水は高速で噴射され、周囲の
炉水とともにジエツトポンプ115…内に流入
し、このジエツトポンプ115…を通つて原子炉
圧力容器101内下部に送られる。そして、この
原子炉圧力容器101内下部に送られた炉水は炉
心102を下方から上方に向つて流れ、炉心10
2で発生する熱により加熱されて水と蒸気の2相
流となつて炉心102の上面から流出する。そし
て、この炉心102の上面から流出した水と蒸気
の2相流は気水分離器103で水と蒸気に分離さ
れ、分離された炉水は給水とともにふたたび炉心
102の外方に流れ、以下この径路を循環する。
そして、このような原子炉には上記ジエツトポン
プ115…のキヤビテーシヨンの発生を検出する
キヤビテーシヨン検出装置119とこのキヤビテ
ーシヨン検出装置119からの信号を受けて原子
炉圧力容器101内の圧力を上昇させ、キヤビテ
ーシヨンを防止するキヤビテーシヨン防止装置1
20とが設けられている。以下、まず上記キヤビ
テーシヨン検出装置119の構成を説明する。す
なわち、121は原子炉圧力検出器であつて、原
子炉圧力容器101内の圧力すなわち原子炉圧力
を検出する。また、122は水位検出器であつ
て、原子炉圧力容器101内の炉水位すなわち原
子炉水位を検出する。また、123は炉水圧力検
出器であつて、この炉水圧力検出器123はジエ
ツトポンプ115…のノズル部の近傍に設けら
れ、この部分の静圧を検出する。また、124は
温度検出器であつて、この温度検出器124はジ
エツトポンプ115…のノズル部近傍に配置され
この部分の炉水温度を検出する。また、125は
流量検出器であつて、ジエツトポンプ115…を
通過する炉水の流量を検出するように構成されて
いる。そして、これら原子炉圧力検出器121、
水位検出器122、炉水圧力検出器123、温度
検出器124および流量検出器125からの信号
はそれぞれキヤビテーシヨン検出回路126に送
られるように構成されている。そして、このキヤ
ビテーシヨン検出回路126はこれら信号をもと
にして以下の如き演算をおこなつてキヤビテーシ
ヨンの発生を検出するように構成されている。す
なわち、温度検出器124で検出したジエツトポ
ンプ115…のノズル部近傍の炉水温度から蒸気
表もしくは状態方程式によりこの部分の冷却材の
飽和圧力PJPを求め、また上記炉水温度から蒸気
表もしくは状態方程式によりこの部分の冷却材比
容積VJPを求める。なお、比容積とは密度の逆数
(ρ〕1/VJP)である。また、水位検出器122
で検出した原子炉水位から炉水面よりジエツトポ
ンプ115…のノズル部までの高さすなわち炉水
の水頭Hを求める。また、これらジエツトポンプ
115…のキヤビテーシヨン係数をK、ジエツト
ポンプ115…の吸込部の断面積をAJP、重力加
速度をGとし、これらはあらかじめ求められ、入
力されている。原子炉圧力検出器121の信号か
ら求めるか、または炉水圧力検出器123の信号
から演算により求めた原子炉圧力をP、流量検出
器125で検出したジエツトポンプ115…の流
量をFJPとすると、これらジエツトポンプ115
…の吸入部に作用する有効吸込水頭NPSH1は NPSH1=(P−PJP)VJP+H ……(1) であり、またこれらジエツトポンプ115…の必
要吸込水頭NPSH0 NPSH0=K/2G・(VJP・FJP/AJP)2 ……(2) で求められる。そして、この有効吸込水頭
NPSH1から必要NPSH0を減じて ΔNPSH=NPSH1−NPSH0 ……(3) なる余裕吸込水頭ΔNPSHを求める。したがつ
て、この余裕吸込水頭ΔNPSHが正であればジエ
ツトポンプ115…のキヤビテーシヨン発生の条
件に対して余裕があり、キヤビテーシヨンの生じ
る可能性は少なく、またこの余裕吸込水頭
ΔNPSHが負になるとキヤビテーシヨンが発生す
るものである。そして、このキヤビテーシヨン検
出回路126では常にこの余裕吸込水頭ΔNPSH
を監視し、このΔNPSHが所定の正の値たとえば
+50〔m〕以下となつた場合にはキヤビテーシヨ
ン予告信号を出力して表示器127に送り、その
旨を表示するように構成されている。また、この
ΔNPSHが所定の負の値たとえば−10〔m〕以下
となつた場合にはキヤビテーシヨンが発生したと
みなしてキヤビテーシヨン発生信号を出力するよ
うに構成されている。なお、128は記録器、1
29は入出力器であつて上記キヤビテーシヨン発
生信号はこれら記録器128および入出力器12
9を介して出力されるように構成されている。ま
た、設定値の変更等の指令信号もこの入出力器1
29を介して上記のキヤビテーシヨン検出回路1
26に入力されるように構成されている。そし
て、このキヤビテーシヨン発生信号はキヤビテー
シヨン防止装置120に送られ、キヤビテーシヨ
ンの発生を防止するように構成されている。次に
このキヤビテーシヨン防止装置120の構成を説
明する。すなわち、130は制御器であつて、上
記キヤビテーシヨン検出装置119から送られて
来たキヤビテーシヨン発生信号はこの制御器13
0に入力される。そして、この制御器130はキ
ヤビテーシヨン発生信号を記録・表示器131に
送つて記録・表示するとともに、このキヤビテー
シヨン発生信号を原子炉圧力変更回路132に送
る。そして、この原子炉圧力変更回路132はこ
のキヤビテーシヨン発生信号に対応して圧力変更
信号を出力し、これを前述の主蒸気加減弁108
を制御する圧力制御回路109に送り、その設定
値を変更し、主蒸気加減弁108の弁開度を減少
させて原子炉圧力を上昇させるように構成されて
いる。また、この原子炉圧力変更回路132には
水位検出回器133からの原子炉水位信号、再循
環制御回路118から送られる再循環ポンプ11
6の回転数信号、および炉内中性子検出器134
から送られる中性子束信号すなわち原子炉出力に
対応した信号がそれぞれ入力するように構成され
ている。そして、この原子炉圧力変更回路132
ではこれらの信号に対応して圧力変更信号に補正
を加え、たとえば再循環ポンプ116…の回転数
が高い場合、原子炉の出力が高い場合、原子炉水
位が低い場合には圧力変更信号の圧力変更値を高
くするように構成されている。 以上の如く構成された本発明の第1実施例はキ
ヤビテーシヨン検出装置119のキヤビテーシヨ
ン検出回路126により常時余裕吸込水頭
ΔNPSHが監視されており、このΔNPSHが所定
の正の値以下となるとキヤビテーシヨンの予告信
号を出力するので運転員はこのキヤビテーシヨン
予告の表示にしたがつて設備の運転状態を変更
し、キヤビテーシヨンの発生を未然に防止するこ
とができる。そして、このΔNPSHが所定の負の
値以下となるとキヤビテーシヨン発生とみなして
キヤビテーシヨン発生信号をキヤビテーシヨン防
止装置120に送る。そしてこのキヤビテーシヨ
ン防止装置120はこの信号に対応して原子炉圧
力変更回路132から圧力変更信号が圧力制御回
路109に送られて主蒸気加減弁108の弁開度
を減少し、原子炉圧力をPを高める。したがつて
前記(1)式によつて有効吸込水頭NPSH1が上昇す
るので余裕吸込水頭ΔNPSHが増大して正の値と
なり、キヤビテーシヨンを防止する。なお、この
第1実施例では原子炉圧力変更回路132から既
設の圧力制御回路109に圧力変更信号を送るよ
うに構成したので、上記原子炉圧力変更回路13
2はただ圧力変更信号だけを出力すればよく、そ
の構造が簡単ですむ。また、原子炉圧力変更回路
132には原子炉水位、再循環ポンプ116…の
回転数、原子炉の出力にそれぞれ対応した信号が
入力され、圧力変更信号はこれらの信号に対応し
て補正されるので、原子炉圧力の上昇は必要最小
限ですみ、設備に不必要な負担をかけることがな
い。なお、この第1実施例の装置を設けた原子力
発電設備において原子炉給水流量が完全に喪失し
た場合についての特性を第8図から第10図に示
す。すなわち、第8図に示す如く給水流量a、中
性子束bはそれぞれ従来と同様な特性を示し、ま
た炉心流量eは中間の段階で原子炉圧力の上昇が
生じるので炉心流量cは一時的に上昇せず単調に
減少する。また、第9図に示す如く原子炉水位d
の低下の特性も従来と大差はないが、原子炉圧力
eはキヤビテーシヨン防止装置120が作動した
時点ePから昇する。そして、この原子炉圧力の上
昇によつて有効吸込水頭NPSH1が上昇するため
第10図に示す如く余裕吸込水頭ΔNPSHは従来
の場合h1では一時的に−100〔m〕近くまで低下す
るのに対してこの第1実施例の場合h2では常に正
の値となり、キヤビテーシヨンの発生を有効に防
止する。 なお、本発明は上記の第1実施例には限定され
ない。 たとえば第11図ないし第14図には本発明の
第2実施例を示す。この第2実施例は主蒸気隔離
弁107の駆動機構135を制御する原子炉圧力
変更回路136に制御器130を介してキヤビテ
ーシヨン発生信号を送り、キヤビテーシヨン発生
の場合には主蒸気隔離弁107の開度を零すなわ
ち閉弁するものである。そして、この第2実施例
の場合には第12図に示す如く給水流量a、中性
子束b、炉心流量cの特性は第1実施例と略等し
く、また第13図に示す如く原子炉水位dの特性
もあまり変ならい。しかし、この第2実施例はキ
ヤビテーシヨン発生信号により主蒸気隔離弁10
7を閉弁して主蒸気を遮断するので原子炉圧力e
の上昇が大きく、よつて第14図に示す如くこの
第2実施例の場合の余裕吸込水頭h2は常に比較的
大きな正の値となり、余裕が大となる。なお、こ
の第2実施例は上記の点以外は前記第1実施例と
同様の構成で第11図中第1実施例と対応する部
分には同符号を附してその説明を省略する。 さらに本発明は上記の実施例にも限定されな
い。 たとえばキヤビテーシヨン防止装置は必らずし
も上記のものには限らない。 また、キヤビテーシヨン検出回路は必らずしも
キヤビテーシヨン予告信号を出力するものに限ら
ず、キヤビテーシヨン発生信号のみを出力するも
のであつてもよい。 また、前記実施例のものはジエツトポンプのキ
ヤビテーシヨンを検出するものであるが、この他
の原子炉再循環系ポンプ、すなわち再循環ポンプ
やインターナルポンプを有するものではそのイン
ターナルポンプのキヤビテーシヨン検出回路とし
ても同様に適用できることはもちろんである。 さらに上記実施例では、原子炉圧力容器内の圧
力、水位、温度および原子炉再循環系ポンプの流
量を、原子炉圧力検出器121または炉水出力検
出器123、水位検出器122、温度検出器12
4および流量検出器125で求めているが、これ
らを求める手段も上記実施例に限られるものでは
ない。 上述の如く本発明は、原子炉圧力容器内の水位
を求める手段と、原子炉圧力容器内の圧力を求め
る手段と、原子炉圧力容器内の温度を求める手段
と、原子炉再循環系ポンプの流量を求める手段
と、上記各手段で求めた水位、圧力、温度および
流量のうち水位と圧力と温度から上記原子炉再循
環系ポンプの吸入側の有効吸込水頭を求め上記温
度と流量から上記原子炉再循環系ポンプの必要吸
込水頭を求めるとともに上記有効吸込水頭から必
要吸込水頭を減じて余裕吸込水頭を算出してこの
余裕吸込水頭が負の値となつた場合にキヤビテー
シヨン発生信号を出力するキヤビテーシヨン検出
回路とを具備したものである。したがつて、原子
炉再循環系ポンプのキヤビテーシヨンを確実に検
出でき、キヤビテーシヨンを有効に防止すること
ができる等その効果は大である。
第1図ないし第6図は従来例を示し、第1図は
原子力発電設備の概略構成図、第2図は給水流量
全喪失の場合の給水流量、中性子束、炉心流量の
特性を示す線図、第3図は同原子炉水位と原子炉
圧力の特性を示す線図、第4図は同吸込水頭の特
性を示す線図、第5図は同炉心入口流量の特性を
示す線図、第6図は同最小限界出力比の特性を示
す線図である。第7図ないし第10図は本発明の
第1実施例を示し、第7図は概略構成図、第8図
は給水流量全喪失の場合の給水流量、中性子束、
炉心流量の特性を示す線図、第9図は同原子炉水
位、原子炉圧力の特性を示す線図、第10図は同
余裕吸込水頭の特性を示す線図である。また、第
11図ないし第14図は本発明の第2実施例を示
し、第11図は概略構成図、第12図は給水流量
全喪失の場合の給水流量、中性子束、炉心流量の
特性を示す線図、第13図は同原子炉水位および
原子炉圧力の特性を示す線図、第14図は同余裕
吸込水頭の特性を示す線図である。 101…原子炉圧力容器、102…炉心、10
5…主蒸気管、106…タービン、107…主蒸
気隔離弁、108…主蒸気加減弁、113…給水
スパージヤ、114…原子炉再循環系、115…
ジエツトポンプ(原子炉再循環系ポンプ)、11
6…再循環ポンプ(原子炉再循環系ポンプ)、1
19…キヤビテーシヨン検出装置、126…キヤ
ビテーシヨン検出回路、120…キヤビテーシヨ
ン防止装置、132…原子炉圧力変更回路、13
6…原子炉圧力変更回路。
原子力発電設備の概略構成図、第2図は給水流量
全喪失の場合の給水流量、中性子束、炉心流量の
特性を示す線図、第3図は同原子炉水位と原子炉
圧力の特性を示す線図、第4図は同吸込水頭の特
性を示す線図、第5図は同炉心入口流量の特性を
示す線図、第6図は同最小限界出力比の特性を示
す線図である。第7図ないし第10図は本発明の
第1実施例を示し、第7図は概略構成図、第8図
は給水流量全喪失の場合の給水流量、中性子束、
炉心流量の特性を示す線図、第9図は同原子炉水
位、原子炉圧力の特性を示す線図、第10図は同
余裕吸込水頭の特性を示す線図である。また、第
11図ないし第14図は本発明の第2実施例を示
し、第11図は概略構成図、第12図は給水流量
全喪失の場合の給水流量、中性子束、炉心流量の
特性を示す線図、第13図は同原子炉水位および
原子炉圧力の特性を示す線図、第14図は同余裕
吸込水頭の特性を示す線図である。 101…原子炉圧力容器、102…炉心、10
5…主蒸気管、106…タービン、107…主蒸
気隔離弁、108…主蒸気加減弁、113…給水
スパージヤ、114…原子炉再循環系、115…
ジエツトポンプ(原子炉再循環系ポンプ)、11
6…再循環ポンプ(原子炉再循環系ポンプ)、1
19…キヤビテーシヨン検出装置、126…キヤ
ビテーシヨン検出回路、120…キヤビテーシヨ
ン防止装置、132…原子炉圧力変更回路、13
6…原子炉圧力変更回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原子炉圧力容器内の水位を求める手段と、 原子炉圧力容器内の圧力を求める手段と、 原子炉圧力容器内の温度を求める手段と、 原子炉再循環系ポンプの流量を求める手段と、 上記各手段で求めた水位、圧力、温度および流
量のうち水位と圧力と温度から上記原子炉再循環
系ポンプの吸入側の有効吸込水頭を求め、上記温
度と流量から上記原子炉再循環系ポンプの必要吸
込水頭を求めるとともに、上記有効吸込水頭から
必要吸込水頭を減じて余裕吸込水頭を算出して、
この余裕吸込水頭が負の値となつた場合にキヤビ
テーシヨン発生信号を出力するキヤビテーシヨン
検出回路と、 を具備したことを特徴とする原子炉再循環系ポン
プのキヤビテーシヨン検出装置。 2 前記キヤビテーシヨン検出回路は前記余裕吸
込水頭が所定の正の値以下となつた場合にキヤビ
テーシヨン予告信号を出力し、また前記余裕吸込
水頭が所定の負の値以下となつた場合にキヤビテ
ーシヨン発生信号を出力するものであることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の原子炉再循
環系ポンプのキヤビテーシヨン検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56066060A JPS57179796A (en) | 1981-04-30 | 1981-04-30 | Device for detecting cavitation of reactor circulation pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56066060A JPS57179796A (en) | 1981-04-30 | 1981-04-30 | Device for detecting cavitation of reactor circulation pump |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57179796A JPS57179796A (en) | 1982-11-05 |
| JPH0221556B2 true JPH0221556B2 (ja) | 1990-05-15 |
Family
ID=13304934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56066060A Granted JPS57179796A (en) | 1981-04-30 | 1981-04-30 | Device for detecting cavitation of reactor circulation pump |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57179796A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6655922B1 (en) * | 2001-08-10 | 2003-12-02 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | System and method for detecting and diagnosing pump cavitation |
-
1981
- 1981-04-30 JP JP56066060A patent/JPS57179796A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57179796A (en) | 1982-11-05 |
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