JPH0222501Y2 - - Google Patents
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- JPH0222501Y2 JPH0222501Y2 JP1985056348U JP5634885U JPH0222501Y2 JP H0222501 Y2 JPH0222501 Y2 JP H0222501Y2 JP 1985056348 U JP1985056348 U JP 1985056348U JP 5634885 U JP5634885 U JP 5634885U JP H0222501 Y2 JPH0222501 Y2 JP H0222501Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- side arm
- damping force
- communication path
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、自動車等のクラッチ装置に使用さ
れるクラツチデイスクに関する。
れるクラツチデイスクに関する。
従来の技術
最近、エンジンの出力軸側の駆動系に生ずる捩
り共振に伴うこもり音や車両の加減速時の振動を
効果的に防止するものとして、作動流体をダンパ
ー装置として用いたクラツチデイスクが提案され
ている(例えば、特公昭59−34895号公報)。この
クラツチデイスクは、互いに相対回動可能に連結
された入力部材と出力部材との間に配設されるダ
ンパー装置を、ダンパーシートを両端に固着した
弾性筒体と、この弾性筒体の内部を2つの中空室
に隔成すべく、前記出力部材に固定された仕切板
とから構成し、前記2つの中空室内には、作動流
体を封入するとともに、前記仕切板には、2つの
中空室間で行われるべき作動流体の置換流動に流
通抵抗を与えるオリフイスを形成した構成として
ある。
り共振に伴うこもり音や車両の加減速時の振動を
効果的に防止するものとして、作動流体をダンパ
ー装置として用いたクラツチデイスクが提案され
ている(例えば、特公昭59−34895号公報)。この
クラツチデイスクは、互いに相対回動可能に連結
された入力部材と出力部材との間に配設されるダ
ンパー装置を、ダンパーシートを両端に固着した
弾性筒体と、この弾性筒体の内部を2つの中空室
に隔成すべく、前記出力部材に固定された仕切板
とから構成し、前記2つの中空室内には、作動流
体を封入するとともに、前記仕切板には、2つの
中空室間で行われるべき作動流体の置換流動に流
通抵抗を与えるオリフイスを形成した構成として
ある。
このような構成を有する従来のクラツチデイス
クによれば、入力部材と出力部材との間に円周方
向の捩れが生じ、この捩れに伴つて一方のダンパ
ーシート側の中空室が急激に圧縮されると、その
圧縮に伴う一方の中空室内の急激な圧力上昇を、
仕切板に設けたオリフイスによつて徐々に他方の
中空室にリリースすることができ、そのため、駆
動系のトルク変動を有効に減衰させることができ
る。
クによれば、入力部材と出力部材との間に円周方
向の捩れが生じ、この捩れに伴つて一方のダンパ
ーシート側の中空室が急激に圧縮されると、その
圧縮に伴う一方の中空室内の急激な圧力上昇を、
仕切板に設けたオリフイスによつて徐々に他方の
中空室にリリースすることができ、そのため、駆
動系のトルク変動を有効に減衰させることができ
る。
考案が解決しようとする問題点
ところで、前記仕切板に設けたオリフイスで得
られる減衰力は、ある粘度をもつ作動流体の流通
抵抗で得られるのであるが、この作動流体の粘度
はその作動流体の流体温によつて変化する。した
がつて、例えば、作動流体の流体温が低下する
と、作動流体の粘度が高まり、それに伴つて前記
減衰力が増大して、過大なダンピング量が発生す
る場合があつた。
られる減衰力は、ある粘度をもつ作動流体の流通
抵抗で得られるのであるが、この作動流体の粘度
はその作動流体の流体温によつて変化する。した
がつて、例えば、作動流体の流体温が低下する
と、作動流体の粘度が高まり、それに伴つて前記
減衰力が増大して、過大なダンピング量が発生す
る場合があつた。
問題点を解決するための手段
このような従来の問題点を解決するため、この
考案は、出力部材に形成した出力側アームまたは
入力部材に形成した入力側アームのいずれか一方
に、相隣合う流体室間を連通する連通路を形成す
るとともに、この連通路に臨んで、前記各流体室
のいずれの流体室内の過大圧力にも作用して、こ
の連通路を開いて、過大な減衰力の発生を防止す
る減衰力調整弁を設けた構成としてある。
考案は、出力部材に形成した出力側アームまたは
入力部材に形成した入力側アームのいずれか一方
に、相隣合う流体室間を連通する連通路を形成す
るとともに、この連通路に臨んで、前記各流体室
のいずれの流体室内の過大圧力にも作用して、こ
の連通路を開いて、過大な減衰力の発生を防止す
る減衰力調整弁を設けた構成としてある。
作 用
このような構成を有するこの考案は、複数の流
体室内に封入されている作動流体の流体温の低下
した状態で入力部材と出力部材との間に相対回動
が生じ、隣合う流体室の一方の流体室に過大圧力
が発生すると、この過大圧力に応動して、出力部
材に形成した出力側アームまたは入力部材に形成
した入力側アームのいずれか一方に形成された減
衰力調整弁が前記連通路を開き、オリフイスを介
して各流体室間を置換流動すべき作動流体の一部
を、この連通路を通じてバイパス通過させること
により、オリフイスのみを通過することによる過
大な減衰力の発生を防止するように作用する。
体室内に封入されている作動流体の流体温の低下
した状態で入力部材と出力部材との間に相対回動
が生じ、隣合う流体室の一方の流体室に過大圧力
が発生すると、この過大圧力に応動して、出力部
材に形成した出力側アームまたは入力部材に形成
した入力側アームのいずれか一方に形成された減
衰力調整弁が前記連通路を開き、オリフイスを介
して各流体室間を置換流動すべき作動流体の一部
を、この連通路を通じてバイパス通過させること
により、オリフイスのみを通過することによる過
大な減衰力の発生を防止するように作用する。
実施例
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1a図はこの考案に係るクラツチデイスクの
一実施例を示す一部破砕正面図、第1b図は第1
a図における−線断面である。
一実施例を示す一部破砕正面図、第1b図は第1
a図における−線断面である。
第1a図及び第1b図に示すように、この実施
例に係るクラツチデイスクは、内周に出力軸結合
部たるスプライン結合部1を有するとともに、外
周に半径方向外方に突出するフランジ部2を有す
る出力部材3と、前記フランジ部2の外周側を囲
繞してその内部に液密空間Sを形成するカバー部
4を有する、前記出力部材3と相対回動可能な入
力部材5とを、この入力部材5の円周方向等間隔
位置において半径方向内方にそれぞれ突出する入
力側アーム6……と前記フランジ部2の円周方向
等間隔位置において半径方向外方にそれぞれ突出
する出力側アーム7……との間に配設された、弾
性体である圧縮ばね9……によつて相対回動可能
に連結してある。前記液密空間S内部はこれら入
力側アーム6……と出力側アーム7……とによつ
て区画され、入力部材5及び出力部材3の相対回
動によつてその容積が増減する流体室8……が形
成されており、この流体室8……の内部にはシリ
コンオイル等の作動流体が封入されている。ま
た、相対回動時に相互に容積が増減して対をなす
流体室8……間、この実施例では全ての隣合う流
体室8……間すなわち前記入力部材5の内周と前
記出力側アーム7……の外周との間、及び前記入
力側アーム6……の内周と出力部材3に形成した
出力側アーム7……の外周との間には、各流体室
8……間で行われるべき作動流体の置換流動に流
通抵抗を与えるためのオリフイス10a,10b
……がそれぞれ形成されている。
例に係るクラツチデイスクは、内周に出力軸結合
部たるスプライン結合部1を有するとともに、外
周に半径方向外方に突出するフランジ部2を有す
る出力部材3と、前記フランジ部2の外周側を囲
繞してその内部に液密空間Sを形成するカバー部
4を有する、前記出力部材3と相対回動可能な入
力部材5とを、この入力部材5の円周方向等間隔
位置において半径方向内方にそれぞれ突出する入
力側アーム6……と前記フランジ部2の円周方向
等間隔位置において半径方向外方にそれぞれ突出
する出力側アーム7……との間に配設された、弾
性体である圧縮ばね9……によつて相対回動可能
に連結してある。前記液密空間S内部はこれら入
力側アーム6……と出力側アーム7……とによつ
て区画され、入力部材5及び出力部材3の相対回
動によつてその容積が増減する流体室8……が形
成されており、この流体室8……の内部にはシリ
コンオイル等の作動流体が封入されている。ま
た、相対回動時に相互に容積が増減して対をなす
流体室8……間、この実施例では全ての隣合う流
体室8……間すなわち前記入力部材5の内周と前
記出力側アーム7……の外周との間、及び前記入
力側アーム6……の内周と出力部材3に形成した
出力側アーム7……の外周との間には、各流体室
8……間で行われるべき作動流体の置換流動に流
通抵抗を与えるためのオリフイス10a,10b
……がそれぞれ形成されている。
前記入力部材5は、前記フランジ部2の両側位
置に対向して配設された一対のドライブプレート
5a,5bと、これらドライブプレート5a,5
bの内部に、回り止め部6b……を介して嵌着さ
れたバツクプレート5cとから形成されている。
前記一対のドライブプレート5a,5bはその外
周部においてクツシヨニングプレート11……と
ともにクツシヨニングリベツト12……によつて
一体的に結合されている。前記バツクプレート5
cは、各ドライブプレート5a,5bの内周面に
沿う環状部5dと、この環状部5dの円周方向等
間隔位置において内方に突出する3個の入力側ア
ーム6……とから形成されており、入力側アーム
6は、前記環状部5d側から半径方向内方に向つ
て細くなる略くさび状となつている。一方、出力
部材3に形成した出力側アーム7……は、前記各
入力側アーム6……の間に位置しており、半径方
向外方に向つて広がる扇形形状となつている。こ
れら入力側アーム6……及び出力側アーム7……
間に配設された各圧縮ばね9……は、同芯上に配
置された大小2つの圧縮ばね9a,9bから形成
されており、各圧縮ばね9……の両端は、前記入
力側アーム6……及び出力側アーム7……にそれ
ぞれ形成したばね受け面6a,7a……に弾接さ
れている。また、前記出力側アーム7……には、
相隣合う流体室8,8間を連通する第1、第2の
2つの連通路13,13が形成されており、第1
の連通路13に臨んだ位置には、前記相隣合う流
体室8,8のいずれか一方の流体室8に生ずる過
大圧力で前記第1の連通路13を開いて、過大な
減衰力の発生を防止する第1の減衰力調整弁14
が設けられていると共に、第2の連通路13に臨
んだ位置には、他方の流体室8に生ずる過大圧力
で、前記第2の連通路13の開いて、過大な減衰
力の発生を防止する第2の減衰力調整弁14が設
けられている。この減衰力調整弁14……は、前
記連通路13を開閉するため、その連通路13,
13内に摺動可能に嵌挿されたチエツクボール1
4aと、このチエツクボール14aにて前記連通
路13を閉塞する方向に所定のばね力をもつて付
勢するスプリング14bとから構成されている。
このスプリング14bの一端は、スプリングスト
ツパー部材14cにて保持されている。また、前
記一対のドライブプレート5a,5b間、及び一
対のドライブプレート5a,5bと出力部材3に
形成したハブ部3aとの間には、各流体室8……
内に封入されている作動流体が外部に漏洩するの
を防止するため、シールリング15a及びシール
部材15bがそれぞれ介装されている。なお、第
1b図中、16は作動流体の注入排出口17を閉
塞する盲栓、18は前記クツシヨニングプレート
11に、フエーシングリベツト19……により取
付けられた環状のフリクシヨンフエーシング、2
0は出力部材3と入力部材5とを互いに円滑に回
動させるため、出力部材3に形成したハブ部3a
と各ドライブプレート5a,5bの中心孔側部分
との間に配設した軸受である。
置に対向して配設された一対のドライブプレート
5a,5bと、これらドライブプレート5a,5
bの内部に、回り止め部6b……を介して嵌着さ
れたバツクプレート5cとから形成されている。
前記一対のドライブプレート5a,5bはその外
周部においてクツシヨニングプレート11……と
ともにクツシヨニングリベツト12……によつて
一体的に結合されている。前記バツクプレート5
cは、各ドライブプレート5a,5bの内周面に
沿う環状部5dと、この環状部5dの円周方向等
間隔位置において内方に突出する3個の入力側ア
ーム6……とから形成されており、入力側アーム
6は、前記環状部5d側から半径方向内方に向つ
て細くなる略くさび状となつている。一方、出力
部材3に形成した出力側アーム7……は、前記各
入力側アーム6……の間に位置しており、半径方
向外方に向つて広がる扇形形状となつている。こ
れら入力側アーム6……及び出力側アーム7……
間に配設された各圧縮ばね9……は、同芯上に配
置された大小2つの圧縮ばね9a,9bから形成
されており、各圧縮ばね9……の両端は、前記入
力側アーム6……及び出力側アーム7……にそれ
ぞれ形成したばね受け面6a,7a……に弾接さ
れている。また、前記出力側アーム7……には、
相隣合う流体室8,8間を連通する第1、第2の
2つの連通路13,13が形成されており、第1
の連通路13に臨んだ位置には、前記相隣合う流
体室8,8のいずれか一方の流体室8に生ずる過
大圧力で前記第1の連通路13を開いて、過大な
減衰力の発生を防止する第1の減衰力調整弁14
が設けられていると共に、第2の連通路13に臨
んだ位置には、他方の流体室8に生ずる過大圧力
で、前記第2の連通路13の開いて、過大な減衰
力の発生を防止する第2の減衰力調整弁14が設
けられている。この減衰力調整弁14……は、前
記連通路13を開閉するため、その連通路13,
13内に摺動可能に嵌挿されたチエツクボール1
4aと、このチエツクボール14aにて前記連通
路13を閉塞する方向に所定のばね力をもつて付
勢するスプリング14bとから構成されている。
このスプリング14bの一端は、スプリングスト
ツパー部材14cにて保持されている。また、前
記一対のドライブプレート5a,5b間、及び一
対のドライブプレート5a,5bと出力部材3に
形成したハブ部3aとの間には、各流体室8……
内に封入されている作動流体が外部に漏洩するの
を防止するため、シールリング15a及びシール
部材15bがそれぞれ介装されている。なお、第
1b図中、16は作動流体の注入排出口17を閉
塞する盲栓、18は前記クツシヨニングプレート
11に、フエーシングリベツト19……により取
付けられた環状のフリクシヨンフエーシング、2
0は出力部材3と入力部材5とを互いに円滑に回
動させるため、出力部材3に形成したハブ部3a
と各ドライブプレート5a,5bの中心孔側部分
との間に配設した軸受である。
次に、このような構成を有するこの実施例に係
るクラツチデイスクの作用について説明する。
るクラツチデイスクの作用について説明する。
まず、エンジンからの駆動トルクにより、出力
部材3に対し入力部材5が円周方向に回動する
と、この入力部材5を構成しているバツクプレー
ト5cに形成した入力側アーム6……が同じ方向
に回動することになる。したがつて、これら入力
側アーム6……の両側に配設されている2つの圧
縮ばね9,9のうち、一方の圧縮ばね9が各入力
側アーム6……によつて圧縮される。そのため、
前記駆動トルクは一方の圧縮ばね9……を介して
出力部材3に伝達される。このとき、前記駆動ト
ルクの変動トルクは、一方の各圧縮ばね9…のば
ね反力により吸振される。これと同時に、各オリ
フイス10a,10b……を通る作動流体の流動
抵抗により減衰されることとなる。すなわち、出
力部材3に対し入力部材5が円周方向に急激に回
動すると、出力部材3に形成した各出力側アーム
7……によつて隔成された2つの流体室8……の
うち、前記一方の圧縮ばね9が配設された一方の
流体室8内の圧力は急激に上昇する一方、他方の
圧縮ばね9が配設された他方の流体室8内の圧力
は急激に降下することとなるので、これらの差圧
により、一方の流体室8内の作動流体は、前記出
力側アーム7……の外周と入力部材5の内周との
間、及び前記入力側アーム6……の内周と出力部
材3に形成したフランジ部2の外周との間にそれ
ぞれ形成された狭小な各オリフイス10a,10
b……内を通つて、他方の流体室8内に、所望の
流通抵抗をもつて置換流入する。そのため、その
ときに生ずる作動流体のエネルギ損失により、出
力部材3に対する入力部材5の回転方向の振動が
減衰されることとなる。
部材3に対し入力部材5が円周方向に回動する
と、この入力部材5を構成しているバツクプレー
ト5cに形成した入力側アーム6……が同じ方向
に回動することになる。したがつて、これら入力
側アーム6……の両側に配設されている2つの圧
縮ばね9,9のうち、一方の圧縮ばね9が各入力
側アーム6……によつて圧縮される。そのため、
前記駆動トルクは一方の圧縮ばね9……を介して
出力部材3に伝達される。このとき、前記駆動ト
ルクの変動トルクは、一方の各圧縮ばね9…のば
ね反力により吸振される。これと同時に、各オリ
フイス10a,10b……を通る作動流体の流動
抵抗により減衰されることとなる。すなわち、出
力部材3に対し入力部材5が円周方向に急激に回
動すると、出力部材3に形成した各出力側アーム
7……によつて隔成された2つの流体室8……の
うち、前記一方の圧縮ばね9が配設された一方の
流体室8内の圧力は急激に上昇する一方、他方の
圧縮ばね9が配設された他方の流体室8内の圧力
は急激に降下することとなるので、これらの差圧
により、一方の流体室8内の作動流体は、前記出
力側アーム7……の外周と入力部材5の内周との
間、及び前記入力側アーム6……の内周と出力部
材3に形成したフランジ部2の外周との間にそれ
ぞれ形成された狭小な各オリフイス10a,10
b……内を通つて、他方の流体室8内に、所望の
流通抵抗をもつて置換流入する。そのため、その
ときに生ずる作動流体のエネルギ損失により、出
力部材3に対する入力部材5の回転方向の振動が
減衰されることとなる。
この場合、各流体室8……内に封入されている
作動流体の流体温が低下し、それに伴つて作動流
体の粘度が高まると、その作動流体が各オリフイ
ス10a,10b内を通る際に生ずるエネルギ損
失は増大し、それに伴つて減衰力が増大すること
となる。即ち、作動流体の粘度が所定値以上に高
まると、各流体室8内に過大な圧力が発生し、過
大なダンピング量が生ずるおそれがある。
作動流体の流体温が低下し、それに伴つて作動流
体の粘度が高まると、その作動流体が各オリフイ
ス10a,10b内を通る際に生ずるエネルギ損
失は増大し、それに伴つて減衰力が増大すること
となる。即ち、作動流体の粘度が所定値以上に高
まると、各流体室8内に過大な圧力が発生し、過
大なダンピング量が生ずるおそれがある。
しかし、この実施例では、出力側アーム7に減
衰力調整弁14が設けられているので、一方の流
体室8に過大な圧力が生ずると、この一方の流体
室8の過大圧力とこの流体室8よりも低圧の他方
の流体室8の圧力との圧力差で、チエツクボール
14aがスプリング14bのばね力に抗して移動
し、前記連通路13を圧力差に応じて開口する。
そのため、過大圧力が生じている側の一方の流体
室8から低圧側の他方の流体室8内に置換流入す
る作動流体は、オリフイス10a,10bのほか
に、前記連通路14bをも通ることとなるので、
オリフイス10a,10bのみを通過することに
よる過大な減衰力の発生が防止され、したがつ
て、過大なダンピング量が生ずるのを未然に防止
することができる。また、相隣合う各流体室8…
…間の圧力差に応じてチエツクボール14aを所
要量移動させ、所要の開口面積をもつて連通路1
3を開口させることができるので、作動流体の温
度変化に伴う粘度変化に拘らず、略一定の減衰特
性を保持することができる。したがつて、加減速
時における車両のいわゆるガクガク振動を未然に
防止することができる。
衰力調整弁14が設けられているので、一方の流
体室8に過大な圧力が生ずると、この一方の流体
室8の過大圧力とこの流体室8よりも低圧の他方
の流体室8の圧力との圧力差で、チエツクボール
14aがスプリング14bのばね力に抗して移動
し、前記連通路13を圧力差に応じて開口する。
そのため、過大圧力が生じている側の一方の流体
室8から低圧側の他方の流体室8内に置換流入す
る作動流体は、オリフイス10a,10bのほか
に、前記連通路14bをも通ることとなるので、
オリフイス10a,10bのみを通過することに
よる過大な減衰力の発生が防止され、したがつ
て、過大なダンピング量が生ずるのを未然に防止
することができる。また、相隣合う各流体室8…
…間の圧力差に応じてチエツクボール14aを所
要量移動させ、所要の開口面積をもつて連通路1
3を開口させることができるので、作動流体の温
度変化に伴う粘度変化に拘らず、略一定の減衰特
性を保持することができる。したがつて、加減速
時における車両のいわゆるガクガク振動を未然に
防止することができる。
次に、第2a図及び第2b図はこの考案の他の
実施例を示す要部破砕正面図及び第2a図におけ
る−線断面図である。
実施例を示す要部破砕正面図及び第2a図におけ
る−線断面図である。
この実施例では、出力部材3に形成した出力側
アーム7に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路23が形成され、この連通路23に臨んだ
位置に、各流体室8……に生ずる過大圧力で、こ
の連通路23を開いて過大な減衰力の発生を防止
する減衰力調整弁24が設けられている。この減
衰力調整弁24は、前記出力側アーム7の外周に
形成した半径方向溝24a内に、半径方向に出没
可能に嵌挿されたチエツク弁24bと、このチエ
ツク弁24bにて前記連通路23を閉塞する方向
に所定のばね力をもつて付勢するスプリング24
cとから構成されている。
アーム7に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路23が形成され、この連通路23に臨んだ
位置に、各流体室8……に生ずる過大圧力で、こ
の連通路23を開いて過大な減衰力の発生を防止
する減衰力調整弁24が設けられている。この減
衰力調整弁24は、前記出力側アーム7の外周に
形成した半径方向溝24a内に、半径方向に出没
可能に嵌挿されたチエツク弁24bと、このチエ
ツク弁24bにて前記連通路23を閉塞する方向
に所定のばね力をもつて付勢するスプリング24
cとから構成されている。
このように構成した場合にも、前記各実施例の
場合と同様、各流体室8……内に封入されている
作動流体の粘度が所定以上に高くなり、一方の流
体室8に過大圧力が発生すると、この過大圧力に
より、減衰力調整弁24を構成しているチエツク
弁24bの頭部側が押圧され、そのためそのチエ
ツク弁24bがスプリング24cのばね力に抗し
て半径方向内方に向つて移動するので、連通路2
3が前記過大圧力に応じた分、開口する。したが
つて、一方の流体室8に過大圧力が発生しても、
入力部材5に形成した入力側アーム6……の内周
と出力部材3に形成したフランジ部2の外周との
間に形成したオリフイス10b……のほかに、前
記連通路23内をも通つて作動流体を、過大圧力
の一方の流体室8……から低圧の他方の流体室8
……内に流すことができるので、作動流体のエネ
ルギ損失を少なく抑えることができ、したがつ
て、過大な減衰力の発生を防止することができ
る。
場合と同様、各流体室8……内に封入されている
作動流体の粘度が所定以上に高くなり、一方の流
体室8に過大圧力が発生すると、この過大圧力に
より、減衰力調整弁24を構成しているチエツク
弁24bの頭部側が押圧され、そのためそのチエ
ツク弁24bがスプリング24cのばね力に抗し
て半径方向内方に向つて移動するので、連通路2
3が前記過大圧力に応じた分、開口する。したが
つて、一方の流体室8に過大圧力が発生しても、
入力部材5に形成した入力側アーム6……の内周
と出力部材3に形成したフランジ部2の外周との
間に形成したオリフイス10b……のほかに、前
記連通路23内をも通つて作動流体を、過大圧力
の一方の流体室8……から低圧の他方の流体室8
……内に流すことができるので、作動流体のエネ
ルギ損失を少なく抑えることができ、したがつ
て、過大な減衰力の発生を防止することができ
る。
なお、前記出力側アーム7には、チエツク弁2
4bが収容配置された半径方向溝24aと軸方向
に摺動可能なシール部材25が収容配置されたシ
ール室26とを連通するための空気抜き通路27
が形成されているので、チエツク弁24bが半径
方向溝24a内を半径方向内方に没入したとき、
そのチエツク弁24bの進入体積分だけその半径
方向溝24a内の空気をシール室26側に排出す
ることができる。そのため、チエツク弁24bを
半径方向溝24a内で半径方向内方に容易に没入
動作させることができる。
4bが収容配置された半径方向溝24aと軸方向
に摺動可能なシール部材25が収容配置されたシ
ール室26とを連通するための空気抜き通路27
が形成されているので、チエツク弁24bが半径
方向溝24a内を半径方向内方に没入したとき、
そのチエツク弁24bの進入体積分だけその半径
方向溝24a内の空気をシール室26側に排出す
ることができる。そのため、チエツク弁24bを
半径方向溝24a内で半径方向内方に容易に没入
動作させることができる。
次に、第3a図及び第3b図は、この考案のそ
の他の実施例を示す要部破砕正面図及び第3a図
における−線断面図である。
の他の実施例を示す要部破砕正面図及び第3a図
における−線断面図である。
この実施例では、入力部材5に形成した入力側
アーム6に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路33が形成され、この連通路33に臨んだ
位置に、各流体室8……に生ずる過大圧力で、こ
の連通路33を開いて過大な減衰力の発生を防止
する減衰力調整弁34が設けられている。この減
衰力調整弁34は、前記入力側アーム6の外周に
形成した半径方向溝34a内に、半径方向に出没
可能に嵌挿されたチエツク弁34bと、このチエ
ツク弁34bにて前記連通路33を閉塞する方向
に所定のばね力をもつて付勢するスプリング34
cとから構成されている。
アーム6に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路33が形成され、この連通路33に臨んだ
位置に、各流体室8……に生ずる過大圧力で、こ
の連通路33を開いて過大な減衰力の発生を防止
する減衰力調整弁34が設けられている。この減
衰力調整弁34は、前記入力側アーム6の外周に
形成した半径方向溝34a内に、半径方向に出没
可能に嵌挿されたチエツク弁34bと、このチエ
ツク弁34bにて前記連通路33を閉塞する方向
に所定のばね力をもつて付勢するスプリング34
cとから構成されている。
このように構成した場合でも、前記各実施例の
場合と同様、各流体室8……内に封入されている
作動流体の粘度が高くなり、それに伴つて一方の
流体室8に過大圧力が発生すると、この過大圧力
により、減衰力調整弁34を構成しているチエツ
ク弁34bがスプリング34cのばね力に抗して
半径方向内方に向つて移動するので、連通路33
が前記過大圧力に応じた分、開口する。したがつ
て、一方の流体室8に過大圧力が発生しても、出
力部材3に形成した出力側アーム7……の外周と
入力部材5の外周との間に形成したオリフイス1
0aのほかに、前記連通路33をも通つて作動流
体を、過大圧力の一方の流体室8……から低圧の
他方の流体室8……内に流すことができるので、
過大な減衰力の発生を防止することができる。
場合と同様、各流体室8……内に封入されている
作動流体の粘度が高くなり、それに伴つて一方の
流体室8に過大圧力が発生すると、この過大圧力
により、減衰力調整弁34を構成しているチエツ
ク弁34bがスプリング34cのばね力に抗して
半径方向内方に向つて移動するので、連通路33
が前記過大圧力に応じた分、開口する。したがつ
て、一方の流体室8に過大圧力が発生しても、出
力部材3に形成した出力側アーム7……の外周と
入力部材5の外周との間に形成したオリフイス1
0aのほかに、前記連通路33をも通つて作動流
体を、過大圧力の一方の流体室8……から低圧の
他方の流体室8……内に流すことができるので、
過大な減衰力の発生を防止することができる。
なお、入力側アーム6及び出力側アーム7に
は、各流体室8内に封入されている作動流体の温
度変化に伴う体積変化を補償する体積変化補償部
35が設けられており、例えば作動流体の温度上
昇に伴つて作動流体自身が熱膨張したとき、前記
体積変化補償部35を構成している中空弾性体3
5aがその熱膨張分、収縮して体積補償するよう
になつているが、この中空弾性体35aが収容配
置されている貫通孔35bと前記半径方向溝34
aとの間には、空気抜き孔36が形成されている
ので、チエツク弁34bが半径方向溝34a内を
半径方向内方に向つて没入したとき、そのチエツ
ク弁34bの進入体積分だけ、その半径方向溝3
4a内の空気を、前記貫通孔35b内に排出する
ことができ、そのため、チエツク弁34bを半径
方向内方に向つて円滑に没入動作させることがで
きる。
は、各流体室8内に封入されている作動流体の温
度変化に伴う体積変化を補償する体積変化補償部
35が設けられており、例えば作動流体の温度上
昇に伴つて作動流体自身が熱膨張したとき、前記
体積変化補償部35を構成している中空弾性体3
5aがその熱膨張分、収縮して体積補償するよう
になつているが、この中空弾性体35aが収容配
置されている貫通孔35bと前記半径方向溝34
aとの間には、空気抜き孔36が形成されている
ので、チエツク弁34bが半径方向溝34a内を
半径方向内方に向つて没入したとき、そのチエツ
ク弁34bの進入体積分だけ、その半径方向溝3
4a内の空気を、前記貫通孔35b内に排出する
ことができ、そのため、チエツク弁34bを半径
方向内方に向つて円滑に没入動作させることがで
きる。
次に、第4a図及び第4b図はこの考案のさら
にその他の実施例を示す要部破砕正面図及び第4
a図における−線断面図である。
にその他の実施例を示す要部破砕正面図及び第4
a図における−線断面図である。
この実施例では、出力部材3に形成した出力側
アーム7に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路43が形成され、この連通路43に臨んだ
位置に、各流体室8……に生ずる過大圧力で、こ
の連通路43を開いて過大な減衰力の発生を防止
する減衰力調整弁44が設けられている。この減
衰力調整弁44は、前記出力側アーム7の外周に
形成した半径方向溝44a内に、半径方向に出没
可能に嵌挿されたチエツク弁44bと、このチエ
ツク弁44bにて前記連通路43を閉塞する方向
に所定のばね力をもつて付勢するスプリング44
cとから構成されており、このチエツク弁44b
の略中央部には、前記連通路43と連通可能な連
絡孔44dが幅方向に貫通形成されている。
アーム7に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路43が形成され、この連通路43に臨んだ
位置に、各流体室8……に生ずる過大圧力で、こ
の連通路43を開いて過大な減衰力の発生を防止
する減衰力調整弁44が設けられている。この減
衰力調整弁44は、前記出力側アーム7の外周に
形成した半径方向溝44a内に、半径方向に出没
可能に嵌挿されたチエツク弁44bと、このチエ
ツク弁44bにて前記連通路43を閉塞する方向
に所定のばね力をもつて付勢するスプリング44
cとから構成されており、このチエツク弁44b
の略中央部には、前記連通路43と連通可能な連
絡孔44dが幅方向に貫通形成されている。
このように構成した場合にも、前記各実施例の
場合と同様、各流体室8……内に封入されている
作動流体の粘度が所定以上に高くなり、一方の流
体室8に過大圧力が発生すると、この過大圧力に
より、減衰力調整弁44を構成しているチエツク
弁44bの頭部側が押圧され、そのためそのチエ
ツク弁44bがスプリング44cのばね力に抗し
て半径方向内方に向つて移動するので、チエツク
弁44bに形成した連絡孔44dと出力側アーム
7に形成した連通路43とが互いに所定の開口面
積をもつて合致する。したがつて、出力部材3と
入力部材5との間に形成されたオリフイス10
a,10bのほかに、前記連通路43及び連絡孔
44dを通つて、過大圧力の一方の流体室8……
から低圧の他方の流体室8……内に作動流体を流
入させることができるので、過大な減衰力の発生
を防止することができる。
場合と同様、各流体室8……内に封入されている
作動流体の粘度が所定以上に高くなり、一方の流
体室8に過大圧力が発生すると、この過大圧力に
より、減衰力調整弁44を構成しているチエツク
弁44bの頭部側が押圧され、そのためそのチエ
ツク弁44bがスプリング44cのばね力に抗し
て半径方向内方に向つて移動するので、チエツク
弁44bに形成した連絡孔44dと出力側アーム
7に形成した連通路43とが互いに所定の開口面
積をもつて合致する。したがつて、出力部材3と
入力部材5との間に形成されたオリフイス10
a,10bのほかに、前記連通路43及び連絡孔
44dを通つて、過大圧力の一方の流体室8……
から低圧の他方の流体室8……内に作動流体を流
入させることができるので、過大な減衰力の発生
を防止することができる。
なお、第4b図に示すように、出力部材3に形
成したフランジ部2と軸受を兼ねるシール部材1
5c,15cとの間には、空気室26が形成され
ているが、この空気室26と前記半径方向溝44
aとの間には、空気抜き孔45が形成されている
ので、チエツク弁44bが半径方向溝44a内を
半径方向内方に向つて没入したとき、そのチエツ
ク弁44bの進入体積分だけ、その半径方向溝4
4a内の空気を、前記空気室26内に排出するこ
とができ、そのため、チエツク弁44bを半径方
向内方に向つて円滑に没入動作させることができ
る。
成したフランジ部2と軸受を兼ねるシール部材1
5c,15cとの間には、空気室26が形成され
ているが、この空気室26と前記半径方向溝44
aとの間には、空気抜き孔45が形成されている
ので、チエツク弁44bが半径方向溝44a内を
半径方向内方に向つて没入したとき、そのチエツ
ク弁44bの進入体積分だけ、その半径方向溝4
4a内の空気を、前記空気室26内に排出するこ
とができ、そのため、チエツク弁44bを半径方
向内方に向つて円滑に没入動作させることができ
る。
次に、第5a図はこの考案のさらにその他の実
施例を示す要部破砕正面図である。
施例を示す要部破砕正面図である。
この実施例では、入力部材5に形成した入力側
アーム6に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路53,53が形成され、この連通路53,
53に臨んだ位置に、各流体室8……に生ずる過
大圧力で、この連通路53,53を開いて過大な
減衰力の発生を防止する減衰力調整弁54が設け
られている。この減衰力調整弁54は、前記入力
側アーム6の略中央部に形成した円周方向孔54
a内に、移動可能に嵌挿された筒状部材54b
と、この筒状部材54bを軸方向両側から付勢す
るスプリング54cとから構成されている。前記
筒状部材54bは各連通路53,53を開閉制御
するようになつており、この筒状部材54bに
は、各流体室8……間で行われるべき作動流体の
置換流動に流通抵抗を与えるオリフイス54dが
形成されている。また、前記円周方向孔54aの
両端開口部には、各スプリング54c,54cの
一端を保持するストツパー部材54e,54eが
固着されている。
アーム6に、相隣合う流体室8……間を連通する
連通路53,53が形成され、この連通路53,
53に臨んだ位置に、各流体室8……に生ずる過
大圧力で、この連通路53,53を開いて過大な
減衰力の発生を防止する減衰力調整弁54が設け
られている。この減衰力調整弁54は、前記入力
側アーム6の略中央部に形成した円周方向孔54
a内に、移動可能に嵌挿された筒状部材54b
と、この筒状部材54bを軸方向両側から付勢す
るスプリング54cとから構成されている。前記
筒状部材54bは各連通路53,53を開閉制御
するようになつており、この筒状部材54bに
は、各流体室8……間で行われるべき作動流体の
置換流動に流通抵抗を与えるオリフイス54dが
形成されている。また、前記円周方向孔54aの
両端開口部には、各スプリング54c,54cの
一端を保持するストツパー部材54e,54eが
固着されている。
このように構成した場合も、前記各実施例の場
合と同様な作用、効果が得られる。すなわち、各
流体室8……内に封入されている作動流体の粘度
が所定以上に高くなり、一方の流体室8に過大圧
力が発生すると、この一方の流体室8の圧力と他
方の流体室8の圧力との圧力差により、第5b図
に示すように、筒状部材54bが一方のスプリン
グ54cのばね力に抗して円周方向孔54a内を
移動するので、この筒状部材54bによりいまま
で閉塞されていた各連通路53,53が所定の開
口面積をもつて開口する。したがつて、筒状部材
54bに形成したオリフイス54dのほかに、各
連通路53,53及び円周方向孔54aを通つ
て、一方の流体室8から他方の流体室8内に作動
流体を流入させることができるので、過大な減衰
力の発生を防止することができる。また、この実
施例の場合は、作動流体の粘度に応じて筒状部材
54bの移動量を変えることができるので、この
筒状部材54bにより開閉制御される各連通路5
3,53の開口面積を連続的に増減変化させるこ
とができる。したがつて、作動流体の粘度の大小
に拘わらず、略一定の減衰抵抗を得ることができ
る。
合と同様な作用、効果が得られる。すなわち、各
流体室8……内に封入されている作動流体の粘度
が所定以上に高くなり、一方の流体室8に過大圧
力が発生すると、この一方の流体室8の圧力と他
方の流体室8の圧力との圧力差により、第5b図
に示すように、筒状部材54bが一方のスプリン
グ54cのばね力に抗して円周方向孔54a内を
移動するので、この筒状部材54bによりいまま
で閉塞されていた各連通路53,53が所定の開
口面積をもつて開口する。したがつて、筒状部材
54bに形成したオリフイス54dのほかに、各
連通路53,53及び円周方向孔54aを通つ
て、一方の流体室8から他方の流体室8内に作動
流体を流入させることができるので、過大な減衰
力の発生を防止することができる。また、この実
施例の場合は、作動流体の粘度に応じて筒状部材
54bの移動量を変えることができるので、この
筒状部材54bにより開閉制御される各連通路5
3,53の開口面積を連続的に増減変化させるこ
とができる。したがつて、作動流体の粘度の大小
に拘わらず、略一定の減衰抵抗を得ることができ
る。
考案の効果
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、流体室を隔成する、出力部材に形成した出
力側アームまたは入力部材に形成した入力側アー
ムのいずれか一方に、相隣合う流体室間を連通す
る連通路を形成するとともに、この連通路に臨ん
で、前記各流体室のいずれの流体室内の過大圧力
にも作用して、この連通路を開いて過大な減衰力
の発生を防止する減衰力調整弁を設けているの
で、前記各流体室内に封入されている作動流体の
温度の低下に伴つてその作動流体の粘度が所定以
上に高まつた場合でも、前記減衰力調整弁の働き
により、過大な減衰力の発生を未然に防止するこ
とができる。したがつて、過大なダンピング量の
発生を未然に防止することができる。
れば、流体室を隔成する、出力部材に形成した出
力側アームまたは入力部材に形成した入力側アー
ムのいずれか一方に、相隣合う流体室間を連通す
る連通路を形成するとともに、この連通路に臨ん
で、前記各流体室のいずれの流体室内の過大圧力
にも作用して、この連通路を開いて過大な減衰力
の発生を防止する減衰力調整弁を設けているの
で、前記各流体室内に封入されている作動流体の
温度の低下に伴つてその作動流体の粘度が所定以
上に高まつた場合でも、前記減衰力調整弁の働き
により、過大な減衰力の発生を未然に防止するこ
とができる。したがつて、過大なダンピング量の
発生を未然に防止することができる。
第1a図はこの考案に係るクラツチデイスクの
一実施例を示す一部破砕正面図、第1b図は第1
a図における−線断面図、第2a図及び第2
b図はこの考案の他の実施例を示す要部破砕正面
図及び第2a図における−線断面図、第3a
図及び第3b図はこの考案のその他の実施例を示
す要部破砕正面図及び第3a図における−線
断面図、第4a図及び第4b図はこの考案のさら
にその他の実施例を示す要部破砕正面図及び第4
a図における−線断面図、第5a図はこの考
案のさらにその他の実施例を示す要部破砕正面
図、第5b図は一方の流体室の過大圧力で筒状部
材が移動させられている状態を示す破砕正面図で
ある。 1……スプライン結合部、2……フランジ部、
3……出力部材、4……カバー部、5……入力部
材、6……入力側アーム、7……出力側アーム、
8……流体室、9……弾性体(圧縮ばね)、10
a,10b,54d……オリフイス、13,2
3,33,43,53……連通路、14,24,
34,44,54……減衰力調整弁。
一実施例を示す一部破砕正面図、第1b図は第1
a図における−線断面図、第2a図及び第2
b図はこの考案の他の実施例を示す要部破砕正面
図及び第2a図における−線断面図、第3a
図及び第3b図はこの考案のその他の実施例を示
す要部破砕正面図及び第3a図における−線
断面図、第4a図及び第4b図はこの考案のさら
にその他の実施例を示す要部破砕正面図及び第4
a図における−線断面図、第5a図はこの考
案のさらにその他の実施例を示す要部破砕正面
図、第5b図は一方の流体室の過大圧力で筒状部
材が移動させられている状態を示す破砕正面図で
ある。 1……スプライン結合部、2……フランジ部、
3……出力部材、4……カバー部、5……入力部
材、6……入力側アーム、7……出力側アーム、
8……流体室、9……弾性体(圧縮ばね)、10
a,10b,54d……オリフイス、13,2
3,33,43,53……連通路、14,24,
34,44,54……減衰力調整弁。
Claims (1)
- 弾性体を介して相対回動可能に連結された入力
部材と出力部材との間に形成される液密空間を、
出力部材のフランジ部から半径方向外方に突出さ
せた出力側アームと入力部材の内周から半径方向
内方に延びる入力側アームとで区画して、これら
入力部材及び出力部材の相対回動によつてその容
積が増減する流体室を形成し、この流体室内には
作動流体を封入する一方、相互に容積が増減して
対をなす流体室間をオリフイースを介して連通さ
せてなるクラツチデイスクにおいて、前記出力側
アームまたは前記入力側アームのいずれか一方
に、相隣合う前記流体室間を連通する連通路を形
成するとともに、この連通路に臨んで、前記各流
体室のいずれの流体室内の過大圧力にも作用し
て、この連通路を開いて、過大な減衰力の発生を
防止する減衰力調整弁を設けたことを特徴とする
クラツチデイスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985056348U JPH0222501Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985056348U JPH0222501Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61172222U JPS61172222U (ja) | 1986-10-25 |
| JPH0222501Y2 true JPH0222501Y2 (ja) | 1990-06-18 |
Family
ID=30579860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985056348U Expired JPH0222501Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0222501Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6021252B2 (ja) * | 1980-02-28 | 1985-05-27 | 株式会社大金製作所 | ダンパ−デイスク |
| JPS5920025U (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | 日産自動車株式会社 | 衝撃トルクアブソ−バ |
-
1985
- 1985-04-16 JP JP1985056348U patent/JPH0222501Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61172222U (ja) | 1986-10-25 |
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