JPH02232057A - 骨補填材用接着剤及びこれを用いた骨補填材 - Google Patents

骨補填材用接着剤及びこれを用いた骨補填材

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JPH02232057A
JPH02232057A JP1054178A JP5417889A JPH02232057A JP H02232057 A JPH02232057 A JP H02232057A JP 1054178 A JP1054178 A JP 1054178A JP 5417889 A JP5417889 A JP 5417889A JP H02232057 A JPH02232057 A JP H02232057A
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Yasusuke Ono
大野 康亮
Kenichi Michi
道 健一
Kenji Ichizuka
市塚 健司
Yasuhiko Hirayama
平山 泰彦
Masaya Sumida
政哉 澄田
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「利用分野」 本発明は、全体がリン酸カルシウム系セラミックスから
成るか、又は金属部分を有し、リン酸カルシウム系セラ
ミックス同士又はこれと金属面とを接着して得られる骨
補填材と、その製造の際に用いる骨充填材用接着剤に関
する. 「従来技術及びその問題点」 骨折、骨腫瘍、歯槽膿漏などの手術により生じた骨の欠
損部を埋めるには、従来、自家骨移植法が用いられ、主
として腸骨が自家骨として使用されてきた.しかし、腸
骨を摘出する手術を必要とするため、患者への負担が大
きい。そのため、近年、リン酸カルシウム系セラミック
スが生体親和性を有する点に着目し、これを自家骨の代
わりに人工の骨補填材として使用することが検討されて
いる. リン酸カルシウム系セラミックスは、高い強度を有する
が、加工性に欠けており、例えばねし穴を開けることは
困難であり、仮に開けたとしてもねじ止めの過程で破壊
される虞がある。したがって、生体の骨に人工の骨補填
材を適切に固定しうる手段の開発が求められている。こ
のような手段として、金属性接合プレートなどを骨補填
材と接着することが考えられ、接着剤としてポリメチル
メタクリレート系接着剤が提案されている。この種の接
着剤を用いると、高い接着強度は得られるが、体内でモ
ノマーの溶出が起こり、生体組織に悪影響を及ぼすとい
う問題点があった。
[発明の目的」 したがって、本発明は、生体為害性がなく、高い接着強
度を有する接着剤及び骨補填材を提供することを目的と
する。
「発明の構成」 本発明者は、α−リン酸三カルシウム及び/又はリン酸
四カルシウムを含む粉剤と酸性水溶液との混線物が、リ
ン酸カルシウム系セラミックス同士又はリン酸カルシウ
ム系セラミックスと金属とを強固に接着しながら硬化す
ることを見出した。
本発明は、このような知見に基づいて完成したものであ
る。
すなわち、本発明は、α−リン酸三カルシウム及び/又
はリン酸四カルシウムを含む粉剤と酸性水溶液とから成
ることを特徴とする接着剤を提供するとともに、さらに
、両方の接着面がリン酸カルシウム系セラミックスから
成るか、一方の接着面がリン酸カルシウム系セラミック
スから成り、他方の接着面が金属から成る接合部が本発
明の接着剤で接着されている骨補填材を提供するもので
ある。
本発明において使用する粉剤は、α−リン酸三カルシウ
ム若し《はリン酸四カルシウム又はこれらの混合物を必
須成分として含むものであり、場合によりさらにハイド
ロキシアバタイトあるいはβ−リン酸三カルシウムを含
んでいてもよいが、α−リン酸三カルシウム及び/又は
リン酸四カルシウムを全体の1/3以上含むことを必要
とする.これらの成分が1/3未満であると、組成物が
充分に硬化しない。ハイドロキシアパタイトあるいはβ
−リン酸三カルシウムを添加すると、硬化後の強度が改
善されるため、これらを含む粉剤を用いるのが好ましい
。また、これらの粉剤成分は、完全には純粋でなくても
よく、合成中に生じた少量の不純物を含んでいてもよい
粉剤は、具体的には(i)α−リン酸三カルシウム、(
 ii )リン酸四カルシウム、(ji)α−リン酸三
カルシウムとリン酸四カルシウムとの混合L  (iv
)α−リン酸三カルシウムとハイドロキシアパタイトと
の混合物、(V)リン酸四カルシウムとハイドロキシア
パタイトとの混合物、(vi)リン酸四カルシウムとβ
−リン酸三カルシウムとの混合物あるいは(vi)α−
リン酸三カルシウムとβ−リン酸三カルシウムとの混合
物から成るものであるのが好ましい. 粉剤に使用するα−リン酸三カルシウムは、公知の乾式
法で、炭酸カルシウムと、リン酸水素カルシウム2水和
物を550゜Cで2時間加熱して得られたピロリン酸カ
ルシウムを、1200゜Cで1時間反応させることによ
って製造するか、又は湿式法で、リン酸と水酸化カルシ
ウムを反応させ、1120〜1180゜C以上の温度で
焼成することによって製造することができる。
また、β−リン酸三カルシウムは、公知の乾式法で、炭
酸カルシウムとピロリン酸カルシウムを1000゜Cで
反応させることによって製造するか、又は湿式法で、リ
ン酸と水酸化カルシウムを反応させ、800“Cで1時
間焼成することによって製造することができる。
α−リン酸三カルシウムとβ−リン酸三カルシウムの製
造方法は、反応させた後の焼成温度が異なる。β一態か
らα一態に変わる温度は1120〜1180゜Cである
リン酸四カルシウムは、炭酸カルシウムとピロリン酸カ
ルシウムとを1500℃で反応させる乾式法で製造する
ことができる. ハイドロキシアパタイトは、炭酸カルシウムとピロリン
酸カルシウムとを水蒸気中で反応させる乾式法で製造す
るか、又はリン酸と水酸化カルシウムとを反応させる湿
式法で製造することができる。
α−リン酸三カルシウムとリン酸四カルシウムの混合粉
剤は、熱分解法により、Ca/P比が1.5を超え、1
.8以下であるリン酸カルシウムを減圧条件下に115
0℃〜1450℃の温度で焼成するか(特願昭62−1
72445号明細書)、又は湿式合成法で得たハイドロ
キシアパタイトを大気中で1500゜Cで24時間焼成
することによって製造することができる。α−リン酸三
カルシウムとリン酸四カルシウムの混合粉剤は、別々に
合成したα−リン酸三カルシウムとリン酸四カルシウム
を混合して調製することもできる.また、α−リン酸三
カルシウムとハイドロキシアバタイトの混合粉剤は、熱
分解法により、CaZP比が1. 5を超え、1.67
未満であるリン酸カルシウムをiooo゜C以上、好ま
しくは1150℃〜1450゜Cの温度で焼成するか又
は別々に合成したα−リン酸三カルシウムとハイドロキ
シアパタイトを混合することによって得られる(特開昭
59−182263号公報). リン酸四カルシウムとハイドロキシアパタイトの混合粉
剤は、別々に合成したリン酸四カルシウムとハイドロキ
シアパタイトとを混合することによって調製される。
リン酸四カルシウムとβ−リン酸三カルシウムの混合粉
剤は、別々に合成したリン酸四カルシウムとβ−リン酸
三カルシウムとを混合することによって調製される(特
開昭59−182263号公報)。
さらに、α−リン酸三カルシウムとβ−リン酸三カルシ
ウムの混合粉剤は、リン酸と水酸化カルシウムを反応さ
せ、α−リン酸三カルシウムとβリン酸三カルシウムが
混在する温度で焼成するか、又は別々に合成したα−リ
ン酸三カルシウムとβ−リン酸三カルシウムを混合する
ことによって調製される。
一方、本発明において硬化液として使用する酸性水溶液
は、無機及び有機の各種の酸を溶解して含むものであっ
てよい。酸としては、例えばリン酸などの無機酸、又は
酢酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸
、グルタル酸、酒石酸などの有機酸が挙げられる.本発
明においては、これらの酸を好ましくは25重量%以上
、より好ましくは25〜55重量%の酸濃度の水溶液と
して用いる。酸性水溶液の酸濃度が25重量%未満であ
ると、粉剤と混合することによって得られる接着剤が硬
化後に所望の強度を示さない。
好ましい酸性水溶液は、例えば、約40重量%の酸濃度
を有するクエン酸溶液、約40重量%の酸濃度を有する
リンゴ酸溶液及び約4011%の酸濃度を有するリン酸
溶液である. 本発明において、ガム状の接着剤が望ましい場合には、
前記のような各種の酸性水溶液中に多糖類を添加・溶解
させた硬化液を使用するとよい。
この場合に使用しうる多*類としては、カルボキシメチ
ルキチン、グリコールキチン、プルラン、ベクチン、特
に高メトキシ化ペクチン及びキトサンが挙げられ、特に
キトサンが好ましい.本明細書において、「キトサン」
とは、部分的又は完全に脱アセチル化されたキチンを意
味するものとする。キトサンの脱アセチル化度及びカル
ボキシメチルキチン及びグリコールキチンの置換度は、
特に制限されない。
多糖類は、生じる硬化液が室温で70cp以上、好まし
くは100cp〜20000cp,さらに好ましくは5
 0 0cp=1 0 0 0 0cpの粘度を有する
ような量で酸性水溶液に溶解する。硬化液の粘度が70
cpより低いと、展延性を有するガム状練和物が得られ
ない. 多糖類を含有する酸性水溶液を硬化液として用いること
により、接着剤は、充分な展延性を有するガム状となる
ので、接着剤が流れ落ちることが不都合な場合に好適で
ある。他方、任意の複雑な形状の接着面に適用したり、
穴など、流れ落ちる心配のない部分に適用するには、多
1!類を含まない酸性水溶液を用い、これを流し込めば
よい。
本発明においては、酸性水溶液中に又は多tag含有酸
性水溶液中にさらに単糖類、少糖類、糖アルコール及び
多価アルコールのうちの1種以上を添加・溶解した硬化
液を用いることができ、これにより、硬化反応を穏和に
進行させることができる。
単糖類としては、例えばグルコース、フルクトース等が
挙げられ、これらを単独で又は混合して使用することが
できる.少糖類としては、例えばサツ力ロース、マルト
ース、ラクトース、ラフイノース等が挙げられ、これら
を単独で又は混合して用いることができる.また、糖ア
ルコールとしては、例えばソルビット、マンニット、キ
シリット等が挙げられ、これらを単独で又は混合して用
いることができる.また、多価アルコールとしては、例
えばグリコール(例えばエチレングリコール)、グリセ
リン等が挙げられ、これらを単独で又は混合して用いる
ことができる。単1!類、少糖類、糖アルコール及び多
価アルコールを単独で又は複数種を組み合わせて用いて
もよい。
単糖類、少tI類、糖アルコール及び多価アルコールの
うちの少なくとも1種を多tJ!類と組み合わせて使用
すると、高い活性を有する粉剤、例えばα−リン酸三カ
ルシウムとリン酸四カルシウムとの混合物及びα−リン
酸三カルシウムとハイドロキシアパタイトとの混合物(
熱分解により製造される)を使用した場合にも、硬化反
応は、穏和に充分に進行することができる。
硬化液中の単糖類、少糖類、糖アルコール及び多価アル
コールの総濃度は、好ましくは約5〜40重量%、より
好ましくは約10〜30重量%である.これらの添加物
の濃度が約40重量%を超えると、これらの添加物が酸
性水溶液に溶解しにくくなる. 本発明においては、上記のようにして調製された粉剤と
硬化液とを、硬化液に対する粉剤の比が重量比で約0.
4〜2.7、より好ましくは約0.4〜2.0となるよ
うに混練することが好ましい。硬化液に対する粉剤の比
が約0.4未満であると、固形分が少ないため、得られ
る接着剤の硬化後の強度が弱くなり、一方、約2.7を
超えると、粉剤と硬化液の均一な練和が困難となるため
である。
本発明の接着剤は、リン酸カルシウム系セラミックスに
対してはもちろん、金属に対しても高い接着強度を示す
. したがって、本発明による接着剤を用いれば両方の接着
面がリン酸カルシウム系セラミックスから成るか、一方
の接着面がリン酸カルシウム系セラミックスから成り、
他方の接着面が金属から成る接合部を有する、様々な構
造の骨補填材を得ることができる. 骨補填材の部材として使用され、本発明の接着剤により
接着しうる金属素材としては、チタン、タンタル、ステ
ンレスなどが挙げられる.また、リン酸カルシウム系セ
ラミックスの原料として用いるリン酸カルシウム系化合
物は、特に制限はなべ、例えばハイドロキシアパタイト
、フッ素アパタイトなどの各種のアバタイト、α一及び
β−リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウムなどが挙
げられ、これらの混合物を用いることもできる.上記の
ようなリン酸カルシウム系化合物のうち、特にハイドロ
キシアバタイトが好ましい.リン酸カルシウム系セラミ
ックスは、上記のようなリン酸カルシウム系化合物を焼
成して得られ、緻密質であっても、多孔質であってもよ
い。多孔質セラミックスは、自体公知の方法で製造する
ことができ、例えば、セラミックス原料に発泡剤、例え
ば過酸化水素を添加して焼成するか又はポリスチレンビ
ーズなど、加熱により分解除去される粒子を混合してお
き、これを熱分解によって除去し、さらに焼成すること
によって製造することができる。
「発明の実施例」 次に、図面に示した骨補填材に基づいて本発明の実施態
様を詳述する. 第1図は、ねじ穴を有する金属埋込体を有する本発明の
骨補填材を顎骨の欠損部に補填した状態で示す断面図で
ある。第1図に示した骨補填材は、主としてリン酸カル
シウム系セラミックス成形体1、金属埋込体2及び接着
剤層3から成る。リン酸カルシウム系セラミックス成形
体lには、ねじ穴を有する金属埋込体2を埋め込む凹部
が設けられ、この凹部の表面に本発明の接着剤を、巻き
つける(ガム状接着剤の場合)か、塗布するか又は流し
込んだ後、金属埋込体2を埋め込む。接着剤は、短時間
で硬化して接着剤層3を形成する。
こうして得られた骨補填材は、顎骨6の欠損部に補填さ
れた後、接合プレート4を設置し、ねじ5を金属埋込体
2のねじ穴に差し込み、ねじ止めすることによって固定
される. 顎骨6など、自家骨は比較的高い強度を有し、自家骨自
体にねじ穴を開け、ねじ止めすることができる. なお、上記の金属埋込体は、接着面が平滑であるもの(
第2A図)より、接着強度、引き抜き強度などを向上さ
せるため、接着面の少なくとも一部をプラストしたもの
(第2B図)、波状にしたもの(第2C図)、テーパー
を付けたもの(第2D図)などを用いるのが好ましい. 一般に、骨補填材を骨の欠損部に補填する場合には、そ
の都度、欠損部の寸法、形状などに適合したものを作製
するより、小片を組み合わせて欠損部の寸法、形状など
に適合させることができれば、好都合である。
本発明の接着剤は、リン酸カルシウム系セラミックスを
好適に接着させることができるので、小片からなる骨補
填材の製造にも使用することができる。第3図は、この
ような小片から成る骨補填材を示す正面図である。この
骨補填材は、リン酸カルシウム系セラミックスから成る
成形小片AI、A2及びA3を接着剤層3で接着して得
られるものであり、これは針金7などによって顎骨6に
固定される。
本発明の骨補填材の構造は、上記の態様に限定されるも
のではない。
次に、実施例に基づいて本発明を説明する。なお、部、
比及び%は、特に断らない限り、すべて重量で示す。
実施例1 (1)骨補填材,の製造 リン酸水溶液と水酸化カルシウム懸濁液を公知の方法で
湿式合成したハイドロキシアバタイトスラリーを噴霧乾
燥して乾燥粉末とし、過酸化水素水溶液で再びスラリー
化してポリプロピレン容器に流し込み、乾燥後、ケーキ
を得た.このケーキを機械加工した後、l200゜Cで
焼成し、中心部に直径9ml、深さl8■の穴を開けた
30X30X20++aの試験片を作製した.この試験
片の気孔率は、約47%であった。
(2)接着剤の製造及び接着試験 減圧熱分解で調製したα−リン酸三カルシウムとリン酸
四カルシウムの混合物を粉剤とし、45%リンゴ酸水溶
液を硬化液とし、これらを1=1で混練し、接着剤とし
た. 混線後直ちに試験片の穴に流し込み、チタン棒を挿入し
た.チタン棒としては、第2A図〜第2C図に示したも
のを用いた.1日後、トルク試験を行ったところ、結果
は下記のとおりであった。
無処理の棒    0. 0 5 kg − cmブラ
スト付き棒  3. 2 kg−am波状付きの棒  
lOkg−o以上 実施例2 減圧熱分解で調製したα−リン酸三カルシウムとリン酸
四カルシウムの混合物を粉剤とし、45%クエン酸水溶
液(グルコース30%を含む)にキトサン0.2gを溶
解した液を硬化液とし、これらを2二1で混練し、チュ
ーインガム状としたものを接着剤とした。
混練後直ちに、実施例lで製造したのと同じ試験片の穴
に入れ、チタン棒を挿入した。チタン棒としては、第2
A図〜第2D図に示したものを用いた。引き抜き強度を
測定し、剥離の状況を観察し、結果を第1表に示す。
第  1  表 注本 引き抜き強度の測定に用いた治具の使用限度が1
00kgであった. 第1表から明らかなとおり、無処理のチタン棒を用いた
場合には、チタン棒はアンカリングに全く寄与しないの
で、セラミックス試験片の気孔内に接着剤が入り込み、
接合が強固になり、チタン棒は接着剤層から剥離して抜
ける。ブラスト処理は、殆どアンカリング効果を示さな
いが、チタン表面との接着性を多少改善すると思われる
。波状を付けたチタン捧は、アンカリングに適している
ため、チタン棒とセラミックス試験片との接合が強固と
なり、接着剤と試験片の間が剥離してチタン棒が抜ける
。また、テーバーを付けたチタン棒は、アンカリングに
は寄与しないが、接着剤層が「つっかえ棒」となり、さ
らに力をかけることによりセラミックス試験片が接着剤
層と共に破壊され、チタン棒が抜ける。
殊に、気孔率の大きい多孔体から成るセラミックス試験
片に、波状付きのチタン棒を組み合わせた場合には、接
着剤がチタン棒とセラミックス多孔体の両方にアンカリ
ングしているため、高い引き抜き強度が得られるものと
考えられる。
また、同じ試験片及び接着剤を用いて、トルクメータに
よりトルク試験を行ったところ、ブラスト付きチタン棒
を接着したもののトルクは、4.6廟・CI1であった
のに対し、波状付きチタン棒を接着したもののトルクは
、用いたトルクメータの使用限界の1 0 kg−cm
以上であった.このように、波状を付けたチタン棒を用
いた場合には、トルク試験においても最も高い値が認め
られ、好適な形態であることが判った。
実施例3 上記の実施例と同様にして下記の組成を有する接着剤を
製造し、同様に強固な接着を行うことができた。
挫1lLOD一 粉剤 リン酸カルシウムの熱分解により製造したαーリン酸三
カルシウムとハイドロキシアバタイトとの混合物(以下
、粉剤aと記す)硬化液 40%クエン酸水溶液    10g サツ力ロース          3g粉剤(a):硬
化液=1:1(重量比)投l剋{工Y 粉剤(a) 硬化液 40%リン酸水溶液      10gサツ力ロース 
          1g粉剤(a):硬化液=1:l
(重量比)11剋』又) 粉剤(a) 硬化液 40%クエン酸水溶液     10gグルコース  
          2.5g粉剤(a):硬化液=1
:1(重量比)この硬化液のグルコースの代わりにソル
ビット又はグリセリンを用いても同様の接着剤が得られ
る。
接j』LL(と 粉剤(a) 硬化液 40%クエン酸水溶液     10gキトサン   
         0. 0 5 g粉剤(a):硬化
液=1:1(重量比)キトサン(商品名フローナックN
:共和油脂工業■製)を含む上記硬化液の粘度はl00
0cpであった。
接1』しし虹と 粉剤(a) 硬化液 40%リンゴ酸水溶液     Logグリセリン  
        2.5g粉剤(a):硬化液=1:1
(重量比)上記硬化液中のグリセリンの代わりにサツ力
ロースを用いても同様の接着剤が得られた。
接」U■■ゴD一 粉剤(a) 硬化液 40%リン酸水溶液      10gグリセリン  
        3g 粉剤(a):硬化液=1:1(重量比)上記硬化液中の
グリセリンの代わりにキトサン0. 0 5 gを用い
ると、チューイが得られた。
損JILLLL 粉剤(a) 硬化液 40%クエン酸水溶液 サッカロース キトサン 粉剤(a):硬化液=1:1 禮m 粉剤(a) 硬化液 40%リン酸水溶液 サッカロース キトサン 粉剤(a):硬化液=1=1 1豊剋』土Y 粉剤(a) 硬化液 40%リンゴ酸水溶液 ンガム状の接着剤 10g 2.5g 0. 0 5 g (重量比) 10g 2.5g 0. 0 5 g (重量比) 10g グリセリン          2.5gキトサン  
          0. 0 5 g粉剤(a):硬
化液=1:1(重量比)接1済L●J一 粉剤 α−リン酸三カルシウムとリン酸四カルシウムとの混合
物(以下、粉剤bと記す) 硬化液 45%リンゴ酸水溶液     10gグルコース  
          3 gr力ルボキシメチルキチン
     0.2g粉剤(b):硬化液=2:1(重量
比)カルボキシメチルキチン(商品名CM−キチン10
0,■加ト吉製)を含む硬化液は200cpの粘度を示
し、得,られる接着剤はガム状を呈した。
カルボキシメチルキチンの代わりにグリコールキチン(
■加ト吉製)あるいは高メトキシ化ペクチン(商品名R
apid Set Baking 150SAG Me
roRousselot Satia製)O..2gを
用いても同様の接着剤が得られた。
摺1]LLLL 粉剤(b) 硬化液 45%リンゴ酸水溶液 グルコース プルラン(商品名PF2 粉剤(b):硬化液=2= 11ILOロ− 粉剤 α−リン酸三カルシウム す) 硬化液(粘度6000cp) 40%クエン酸水溶液 キトサン 粉剤(C):硬化液=2: 接W 粉剤(c) 硬化液 40%クエン酸水溶液 10g 3g o、林原■製) log 1(重量比) (以下、 粉剤Cと記 Log O. l g l(重量比) 10g キトサン            0. 1 gサッカ
ロース          3g粉剤(C):硬化液=
2:1(重量比)接1■{且L 粉剤 リン酸四カルシウム(以下、粉剤dと記す)硬化液(粘
度16000cp) 40%クエン酸水溶液     10gキトサン   
         0.2gグルコース       
     3g粉剤(d):硬化液=2:1(重量比)
捜1五ユ土Y 粉剤 α−リン酸三カルシウムとリン酸四カルシウムとの1:
1混合物(以下、粉剤eと記す)硬化液 40%クエン酸水溶液     10gキトサン   
         0. 1 g粉剤(e):硬化液=
2:1(重量比)接1』LLLL 粉剤(e) 硬化液 40%クエン酸水溶液     10gキトサン   
         0. 1 gサッカロース    
       3g粉剤(e):硬化液=11(重量比
) 援l剋ユlと 粉剤(c) 硬化液 40%リンゴ酸水溶液     10gキトサン   
         0.1g粉剤(C):硬化液=2:
1(重量比)正」1理m 粉剤(C) 硬化液 40%リンゴ酸水溶液     10gキトサン   
         0.1gグルコース       
     3g粉剤(C):硬化液=l1(重量比) 長1jLLLと 粉剤(d) 硬化液 40%リンゴ酸水溶液     10gキトサン   
         0. 1 gグリセリン     
     3g 粉剤(d):硬化液=2:1(重量比)援I五m 粉剤(e) 硬化液 40%リンゴ酸水溶液     10gキトサン   
         0. 1 gソルビット     
       3g粉剤(e):硬化液=2:1(重量
比)援潰1口O一 粉剤(c) 硬化液 40%リン酸水溶液      10gキトサン   
         0. 1gサツ力ロース     
      3gグリセリン          3g 粉剤(C):硬化液=2:1(重量比)「発明の効果」 本発明の接着剤は、リン酸カルシウム系セラミックス同
士あるいはリン酸カルシウム系セラミックスと金属との
接着性に優れており、この接着剤を用いることにより、
固定性に優れた骨補填材が得られる.また、本発明の骨
補填材は、生体組織為害性のない材料及び接着剤から成
るので、医科用あるいは歯科用骨補填材として有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施態様を示す骨補填材の断面図
、第2A図〜第2D図は、第1図の骨補填材に使用した
金属埋込体の正面図、第3図は本発明の別の実施態様を
示す骨補填材の正面図である。 符号の説明 1・・・リン酸カルシウム系セラミックス成形体、2・
・・金埋込体、3・・・接着剤層、4・・・接合プレー
ト、5・・・ねじ、6・・・顎骨、・成形小片 大 道 旭光学工業株式会社

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 両方の接着面がリン酸カルシウム系セラミックス
    から成るか、一方の接着面がリン酸カルシウム系セラミ
    ックスから成り、他方の接着面が金属から成る接合部を
    有する骨補填材用の接着剤において、α−リン酸三カル
    シウム及び/又はリン酸四カルシウムを含む粉剤と、酸
    性水溶液とから成ることを特徴とする骨補填材用接着剤
  2. 2. 酸性水溶液がカルボキシメチルキチン、グリコー
    ルキチン、プルラン、ペクチン及びキトサンから成る群
    から選択された多糖類少なくとも1種を、粘度が70c
    p以上になるような量で溶解して含むものである請求項
    1記載の骨補填材用接着剤。
  3. 3. 酸性水溶液がさらに、単糖類、少糖類、糖アルコ
    ール及び多価アルコールのうち少なくとも1種を含む請
    求項1又は2記載の骨補填材用接着剤。
  4. 4. 粉剤がα−リン酸三カルシウム及び/又はリン酸
    四カルシウムを粉剤全体の1/3以上含む請求項1又は
    2記載の骨補填材用接着剤。
  5. 5. 両方の接着面がリン酸カルシウム系セラミックス
    から成るか、一方の接着面がリン酸カルシウム系セラミ
    ックスから成り、他方の接着面が金属から成る接合部を
    有し、その接合部が請求項1記載の接着剤で接着されて
    いることを特徴とする骨補填材。
  6. 6. ネジ穴を有する金属埋込体と該埋込体を収容し、
    接合する凹部を有するリン酸カルシウム系セラミックス
    成形体から成る、該成形体の凹部と金属埋込体の接合部
    が請求項1記載の接着剤で接着された請求項5記載の骨
    補填材。
  7. 7. 複数のリン酸カルシウム系セラミックス成形体か
    ら成り、それらの接合部が請求項1記載の接着剤で接着
    されている請求項5記載の骨補填材。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323671A (ja) * 1986-03-10 1988-01-30 株式会社アドバンス 医療用硬化性組成物
JPS63143071A (ja) * 1986-12-03 1988-06-15 永瀬 守 リン酸三カルシウムと酸と多糖類と水を混合する事により硬化生成した人工骨
JPS6422255A (en) * 1987-07-20 1989-01-25 Dainippon Toryo Kk Medical and dental curable composition
JPH0277261A (ja) * 1987-12-28 1990-03-16 Asahi Optical Co Ltd リン酸カルシウム系硬化体の製造用複合組成物及び硬化体の製造方法

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