JPH022365B2 - - Google Patents
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- JPH022365B2 JPH022365B2 JP55039405A JP3940580A JPH022365B2 JP H022365 B2 JPH022365 B2 JP H022365B2 JP 55039405 A JP55039405 A JP 55039405A JP 3940580 A JP3940580 A JP 3940580A JP H022365 B2 JPH022365 B2 JP H022365B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulated conductor
- sleeve
- twisting
- cable
- twisted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高強度の放射状に対する遮蔽壁に使用
される、放射線遮蔽性能に優れた電気的貫通スリ
ーブを提供するものである。
される、放射線遮蔽性能に優れた電気的貫通スリ
ーブを提供するものである。
最近原子力プラントの設計においては安全面の
考慮から安全防護関連の機器・系統が増加し、使
用されるケーブルの条数も著しく増加している。
これに伴ない放射線遮蔽壁を貫通するいわゆる電
気的貫通スリーブの使用個数が増加し、またスリ
ーブの各々においても貫通導体の本数が非常に増
えている。
考慮から安全防護関連の機器・系統が増加し、使
用されるケーブルの条数も著しく増加している。
これに伴ない放射線遮蔽壁を貫通するいわゆる電
気的貫通スリーブの使用個数が増加し、またスリ
ーブの各々においても貫通導体の本数が非常に増
えている。
近時国内外で開発が重要視されている液体ナト
リウム冷却高速増殖炉の如く原子炉周囲が極めて
強い放射線の環境にさらされる可能性がある場合
には放射線遮蔽に対する十分な考慮を行う必要が
ある。従つて放射線遮蔽壁用電気的貫通スリーブ
内に多数本のケーブルを貫通せしめる場合、この
放射線の漏洩がないようにいかにして防止するか
が極めて重要な課題となつている。
リウム冷却高速増殖炉の如く原子炉周囲が極めて
強い放射線の環境にさらされる可能性がある場合
には放射線遮蔽に対する十分な考慮を行う必要が
ある。従つて放射線遮蔽壁用電気的貫通スリーブ
内に多数本のケーブルを貫通せしめる場合、この
放射線の漏洩がないようにいかにして防止するか
が極めて重要な課題となつている。
而して従来この種電気的貫通スリーブにおいて
は、第1図に示す如く耐圧のスリーブ本体1例え
ば直径300〜400mm、長さ1500〜3000mm程度のステ
ンレス鋼パイプの一端に鍔部2を設け、この鍔部
2を介して遮蔽壁本体に溶接或はボルト止めをし
ているものである。即ちこのスリーブ本体1内に
複数本(図では簡略化して6本としている)の絶
縁導体4を貫通せしめ且つ本体内に遮蔽壁と同一
の材料又はコンクリート、モルタル、鉛などの遮
蔽材3を充填してスリーブを形成しているもので
ある。なお上記絶縁導体に沿つて気体の漏洩がな
いようにスリーブ内部または端部で一般にハーメ
チツクシールにより気密シールされる。
は、第1図に示す如く耐圧のスリーブ本体1例え
ば直径300〜400mm、長さ1500〜3000mm程度のステ
ンレス鋼パイプの一端に鍔部2を設け、この鍔部
2を介して遮蔽壁本体に溶接或はボルト止めをし
ているものである。即ちこのスリーブ本体1内に
複数本(図では簡略化して6本としている)の絶
縁導体4を貫通せしめ且つ本体内に遮蔽壁と同一
の材料又はコンクリート、モルタル、鉛などの遮
蔽材3を充填してスリーブを形成しているもので
ある。なお上記絶縁導体に沿つて気体の漏洩がな
いようにスリーブ内部または端部で一般にハーメ
チツクシールにより気密シールされる。
然しながら放射線の漏洩に関しては、このよう
な構造では放射線例えばγ線は導体と遮蔽材との
界面に沿つて直進しつつ漏出するおそれがある。
これを防止するため第2図に示す如く該絶縁導体
をその所望部分において折曲げ段差部5を設けて
放射線の直進を阻止せしめんとしているものであ
る。
な構造では放射線例えばγ線は導体と遮蔽材との
界面に沿つて直進しつつ漏出するおそれがある。
これを防止するため第2図に示す如く該絶縁導体
をその所望部分において折曲げ段差部5を設けて
放射線の直進を阻止せしめんとしているものであ
る。
而して従来の水冷却炉或はガス冷却炉における
放射線漏洩防止にはこのような構造にて十分その
目的を達成しうるも、前記の如く溶融金属冷却原
子炉においては更に厳しい漏洩防止を要求されて
いるものである。
放射線漏洩防止にはこのような構造にて十分その
目的を達成しうるも、前記の如く溶融金属冷却原
子炉においては更に厳しい漏洩防止を要求されて
いるものである。
なお第2図の如き電気的貫通スリーブにおいて
は、その段差部分5を中心としてその左右の絶縁
導体の最外層の位置は異り段差部分5を設けるこ
とにより全体の絶縁導体の集合束径が大きくな
り、従つて貫通スリーブの寸法がそれだけ大さく
なり重量も増大するため遮蔽壁への取付け上及び
経済性の面で不利であつた。しかも放射線の漏洩
防止を十分行おうとすると段差を十分大きくとる
か、又はスリーブに中心線から見てその円周方向
に絶縁導体を折曲げなくてはならないが、本数が
多いため加工も容易でなくさらにスリーブの中心
線に近い位置の絶縁導体ではこれも困難であつ
た。
は、その段差部分5を中心としてその左右の絶縁
導体の最外層の位置は異り段差部分5を設けるこ
とにより全体の絶縁導体の集合束径が大きくな
り、従つて貫通スリーブの寸法がそれだけ大さく
なり重量も増大するため遮蔽壁への取付け上及び
経済性の面で不利であつた。しかも放射線の漏洩
防止を十分行おうとすると段差を十分大きくとる
か、又はスリーブに中心線から見てその円周方向
に絶縁導体を折曲げなくてはならないが、本数が
多いため加工も容易でなくさらにスリーブの中心
線に近い位置の絶縁導体ではこれも困難であつ
た。
本発明はかかる欠点を改善せんとして鋭意研究
を行つた結果、スリーブ本体内を貫通する絶縁導
体に何等の段差を設けることなく且つ比較的容易
な撚り加工により放射線の漏洩を防止しうるスリ
ーブを見出したものである。即ち、本発明は放射
線遮蔽壁貫通スリーブ本体内に複数本の絶縁導体
を貫通せしめる電気的貫通スリーブにおいて、該
スリーブ本体内に、金属シースを有する絶縁導体
又は金属保護管内に挿通した絶縁導体を複数本そ
の長手方向に沿つて所定間隔毎に所望のピツチに
よる右巻きら旋及び左巻きら旋を交互に形成せし
めて同心状に撚回し、その外周に遮蔽材を充填し
たことを特徴とするものである。
を行つた結果、スリーブ本体内を貫通する絶縁導
体に何等の段差を設けることなく且つ比較的容易
な撚り加工により放射線の漏洩を防止しうるスリ
ーブを見出したものである。即ち、本発明は放射
線遮蔽壁貫通スリーブ本体内に複数本の絶縁導体
を貫通せしめる電気的貫通スリーブにおいて、該
スリーブ本体内に、金属シースを有する絶縁導体
又は金属保護管内に挿通した絶縁導体を複数本そ
の長手方向に沿つて所定間隔毎に所望のピツチに
よる右巻きら旋及び左巻きら旋を交互に形成せし
めて同心状に撚回し、その外周に遮蔽材を充填し
たことを特徴とするものである。
本発明の実施例を図面にもとづき詳細に説明す
る。
る。
第3図に示す如くスリーブ本体1内を挿通した
絶縁導体4を、スリーブの鍔部(図では右側)よ
り見た時に、各絶縁導体がその長手方向の位置6
を境として、その右側部を例えば右巻きら旋7と
し、左側部分を左巻きら旋8となるように交互に
逆方向の撚回をあたえるものである。この外周に
充填材3例えばコンクリートを挿入し、これを固
化して該絶縁導体の外周を充填し該導体に沿つて
放射線の直進を阻止したものである。
絶縁導体4を、スリーブの鍔部(図では右側)よ
り見た時に、各絶縁導体がその長手方向の位置6
を境として、その右側部を例えば右巻きら旋7と
し、左側部分を左巻きら旋8となるように交互に
逆方向の撚回をあたえるものである。この外周に
充填材3例えばコンクリートを挿入し、これを固
化して該絶縁導体の外周を充填し該導体に沿つて
放射線の直進を阻止したものである。
なお、ここで同心状に撚回すると言うことは、
スリーブの両端鍔部近傍において、同軸同一円周
上に絶縁導体が配位するように撚回することであ
る。つまり撚回を与えようとする複数本の絶縁導
体を同心撚することである。
スリーブの両端鍔部近傍において、同軸同一円周
上に絶縁導体が配位するように撚回することであ
る。つまり撚回を与えようとする複数本の絶縁導
体を同心撚することである。
すなわち、放射線の直進による漏洩を防止する
には、絶縁導体を一方向に撚回するだけで十分で
あるが、本発明ではこのほかさらに組立、製造を
容易にするために所定間隔(例えば第3図に示す
如く位置6の右側撚回区間では1ピツチ長換言す
れば360゜回転であり、他方位置6の左側撚回区間
では1/2ピツチ長、換言すれば180゜回転である)
による右巻きら旋と左巻きら旋が交互に与えられ
ているものである。
には、絶縁導体を一方向に撚回するだけで十分で
あるが、本発明ではこのほかさらに組立、製造を
容易にするために所定間隔(例えば第3図に示す
如く位置6の右側撚回区間では1ピツチ長換言す
れば360゜回転であり、他方位置6の左側撚回区間
では1/2ピツチ長、換言すれば180゜回転である)
による右巻きら旋と左巻きら旋が交互に与えられ
ているものである。
したがつて、本発明では交互に右巻きら旋と左
巻きら旋とを設けるに当つてその間隔(すなわち
ピツチ長×ピツチ数)はいずれも限定がなくどの
ようにしてもよく任意である。例えば後述する如
く、1/4長すなわち回転角(又は撚回角と言うこ
ともできる)で表現すれば90゜、1/3ピツチ長
(120゜)1/2ピツチ長(180゜)、1ピツチ長(360゜)
のように所望の間隔でよい。しかも右巻きら旋と
左巻きら旋とは同じ間隔である必要はなく、例え
ば第3図の如く、右巻きら旋の間隔が1ピツチ長
であり、左巻きら旋の間隔が1/2ピツチ長である
ようにそれぞれ異なる間隔で設けることができ
る。また、第3図の如く、右巻きら旋部と左巻き
ら旋部とを各1個だけ設けた場合に限らず、両ら
旋部を交互に繰返して2個、3個の如く複数個設
けてもよい。
巻きら旋とを設けるに当つてその間隔(すなわち
ピツチ長×ピツチ数)はいずれも限定がなくどの
ようにしてもよく任意である。例えば後述する如
く、1/4長すなわち回転角(又は撚回角と言うこ
ともできる)で表現すれば90゜、1/3ピツチ長
(120゜)1/2ピツチ長(180゜)、1ピツチ長(360゜)
のように所望の間隔でよい。しかも右巻きら旋と
左巻きら旋とは同じ間隔である必要はなく、例え
ば第3図の如く、右巻きら旋の間隔が1ピツチ長
であり、左巻きら旋の間隔が1/2ピツチ長である
ようにそれぞれ異なる間隔で設けることができ
る。また、第3図の如く、右巻きら旋部と左巻き
ら旋部とを各1個だけ設けた場合に限らず、両ら
旋部を交互に繰返して2個、3個の如く複数個設
けてもよい。
又第4図は本発明における他の例を示すもので
あり、a,b,cにおける6本の絶縁導体を3ブ
ロツクに分けて各ブロツク毎に撚回をあたえてい
るものである。なおこの場合においても撚回の位
置は第3図と同様にスリーブ本体内の位置6を境
としてその左右にて逆になつているものである。
この場合も第3図と同様に撚回された絶縁導体の
外周に遮蔽材3を充填する。
あり、a,b,cにおける6本の絶縁導体を3ブ
ロツクに分けて各ブロツク毎に撚回をあたえてい
るものである。なおこの場合においても撚回の位
置は第3図と同様にスリーブ本体内の位置6を境
としてその左右にて逆になつているものである。
この場合も第3図と同様に撚回された絶縁導体の
外周に遮蔽材3を充填する。
また、本発明で用いる絶縁導体とは、金属シー
スを有する絶縁導体又は金属保護管内に挿通した
絶縁導体であり、前者の例としては例えば第5図
及び第6図に示すような絶縁導体である。すなわ
ち、第5図は電力用または計装用の絶縁導体を示
すものであり、9は銅の芯線、10は酸化グネシ
ウム粉末等の無機物質絶縁体、11はステンレス
などの金属シースである。又第6図は同軸ケーブ
ル用絶縁導体を示すものであり図において9,1
0,11は上記と同様のものであり、12は外部
導体である。
スを有する絶縁導体又は金属保護管内に挿通した
絶縁導体であり、前者の例としては例えば第5図
及び第6図に示すような絶縁導体である。すなわ
ち、第5図は電力用または計装用の絶縁導体を示
すものであり、9は銅の芯線、10は酸化グネシ
ウム粉末等の無機物質絶縁体、11はステンレス
などの金属シースである。又第6図は同軸ケーブ
ル用絶縁導体を示すものであり図において9,1
0,11は上記と同様のものであり、12は外部
導体である。
また、後者の金属保護管内に挿通した絶縁導体
の例としては、通常のゴム・プラスチツク絶縁導
体をステンレス管などの金属保護管内に挿通した
ものである。
の例としては、通常のゴム・プラスチツク絶縁導
体をステンレス管などの金属保護管内に挿通した
ものである。
本発明において用いられるスリーブ本体は、そ
の形状寸法は特に限定されないが通常は第3図及
び第4図に示すような鍔部とパイプから構成さ
れ、その片端若しくは両端を気密シール構造とす
る。パイプの外周と壁間の放射線漏洩を防止する
ために第2図に示すような1ケ所または2ケ所以
上で外径の差を設けたパイプを使用してもよい
が、本発明貫通スリーブでは第2図に示す場合の
ように絶縁導体に沿つた放射線漏洩が少ないので
この外径差は比較的僅かな幅でとつておけばよ
く、通常は半径方向に10mm以内で十分な効果がえ
られる。
の形状寸法は特に限定されないが通常は第3図及
び第4図に示すような鍔部とパイプから構成さ
れ、その片端若しくは両端を気密シール構造とす
る。パイプの外周と壁間の放射線漏洩を防止する
ために第2図に示すような1ケ所または2ケ所以
上で外径の差を設けたパイプを使用してもよい
が、本発明貫通スリーブでは第2図に示す場合の
ように絶縁導体に沿つた放射線漏洩が少ないので
この外径差は比較的僅かな幅でとつておけばよ
く、通常は半径方向に10mm以内で十分な効果がえ
られる。
絶縁導体としては通常耐放射線性の優れたゴ
ム、プラスチツク絶縁導体や、ガラスマイカなど
の無機絶縁導体を使用出来るが本発明の目的に特
に好適なのは、導体芯線の外側に所望の間隙部を
設けて金属シースを被覆し、該間隙部に絶縁性無
機物質を充填したケーブル(MIケーブルと略す)
である。即ち無機粉末の充填率が100%近いMIケ
ーブルを用いればこの絶縁層自体は放射線を遮蔽
するので直線的であつても問題はなく残るはMI
ケーブルの金属シースと遮蔽材との僅かな間隙を
通しての漏洩であるので、これには極く僅かな撚
りによつて放射線漏洩を容易に防止できる利点が
ある。
ム、プラスチツク絶縁導体や、ガラスマイカなど
の無機絶縁導体を使用出来るが本発明の目的に特
に好適なのは、導体芯線の外側に所望の間隙部を
設けて金属シースを被覆し、該間隙部に絶縁性無
機物質を充填したケーブル(MIケーブルと略す)
である。即ち無機粉末の充填率が100%近いMIケ
ーブルを用いればこの絶縁層自体は放射線を遮蔽
するので直線的であつても問題はなく残るはMI
ケーブルの金属シースと遮蔽材との僅かな間隙を
通しての漏洩であるので、これには極く僅かな撚
りによつて放射線漏洩を容易に防止できる利点が
ある。
従つて本発明構造のスリーブにおいてMIケー
ブルを用いた場合には、絶縁層を通しての放射線
漏洩はなく、MIケーブルの金属シースと充填遮
蔽材との僅かな間隙を通しての放射線漏洩のみを
考慮すればよく、これには僅かな撚り即ち長いピ
ツチで撚れば十分である。
ブルを用いた場合には、絶縁層を通しての放射線
漏洩はなく、MIケーブルの金属シースと充填遮
蔽材との僅かな間隙を通しての放射線漏洩のみを
考慮すればよく、これには僅かな撚り即ち長いピ
ツチで撚れば十分である。
然しながら比較的僅かな撚回であつても特に第
5図及び第6図に示すようにステンレスシース
MIケーブルにおいては、スリーブ本体内例えば
3000mmの長さに亘つて剛直な多数本のケーブルに
撚回をあたえることは加工上極めて困難であるば
かりでなく、ステンレスへの残留歪がその長年月
の布設寿命期間内にケーブルの損傷や電気的性能
の低下をまねくおそれがあるため、撚回によるシ
ースの歪をなるべく低く抑えなければならない。
5図及び第6図に示すようにステンレスシース
MIケーブルにおいては、スリーブ本体内例えば
3000mmの長さに亘つて剛直な多数本のケーブルに
撚回をあたえることは加工上極めて困難であるば
かりでなく、ステンレスへの残留歪がその長年月
の布設寿命期間内にケーブルの損傷や電気的性能
の低下をまねくおそれがあるため、撚回によるシ
ースの歪をなるべく低く抑えなければならない。
然るに本発明によれば、(1)回転治具を用いるこ
とにより加工しやすい同心状の撚回を与えること
が可能、(2)金属シース又は金属保護管を有する絶
縁導体に座屈や割れを発生させない程度の回転角
度を保持しつつ均一にかつ撚回の方向を交互に施
工することが可能であることなどにより撚回加工
が極めて容易に行うことが出来ると共に撚回の応
力をケーブルに対して均一にあたえやすいためス
テンレスに対する歪は極めて小さいという利点が
ある。なお第4図の如くブロツク別に撚回をあた
えることにより更にステンレスへの歪は軽減され
る。さらに、MIケーブルが撚回加工による賦形
性に富むことを利用できる点も本発明の長所であ
り、スリーブ中に収納すべきケーブル全数を同時
に撚回加工しようとするとその加工には極めて大
きな力を要するが、本発明では上述の如く右巻き
ら旋部と左巻きら旋部とを交互に設けているので
ケーブルを1本毎に予じめ所定の撚回加工を行つ
ておき、こうして賦形されたケーブルを第3図、
第4図に示すスリーブに容易に組立てることがで
き、撚回加工も組立も容易になる利点がある。
とにより加工しやすい同心状の撚回を与えること
が可能、(2)金属シース又は金属保護管を有する絶
縁導体に座屈や割れを発生させない程度の回転角
度を保持しつつ均一にかつ撚回の方向を交互に施
工することが可能であることなどにより撚回加工
が極めて容易に行うことが出来ると共に撚回の応
力をケーブルに対して均一にあたえやすいためス
テンレスに対する歪は極めて小さいという利点が
ある。なお第4図の如くブロツク別に撚回をあた
えることにより更にステンレスへの歪は軽減され
る。さらに、MIケーブルが撚回加工による賦形
性に富むことを利用できる点も本発明の長所であ
り、スリーブ中に収納すべきケーブル全数を同時
に撚回加工しようとするとその加工には極めて大
きな力を要するが、本発明では上述の如く右巻き
ら旋部と左巻きら旋部とを交互に設けているので
ケーブルを1本毎に予じめ所定の撚回加工を行つ
ておき、こうして賦形されたケーブルを第3図、
第4図に示すスリーブに容易に組立てることがで
き、撚回加工も組立も容易になる利点がある。
また絶縁導体としてゴム、プラスチツク絶縁導
体を用いる場合にはこれをステンレス管などの金
属保護管内に挿通し、上記MIケーブルの場合と
同様に金属保護管内に挿通したゴム・プラスチツ
ク絶縁導体又は挿通前の保護管を1本毎に予じめ
撚回加工で賦形しこれをスリーブ内に組立てるこ
とができる。この場合においても撚回の程度を高
めることにより放射線遮蔽性能を向上することが
でき、MIケーブルの場合と同様の利点が十分に
発揮される。
体を用いる場合にはこれをステンレス管などの金
属保護管内に挿通し、上記MIケーブルの場合と
同様に金属保護管内に挿通したゴム・プラスチツ
ク絶縁導体又は挿通前の保護管を1本毎に予じめ
撚回加工で賦形しこれをスリーブ内に組立てるこ
とができる。この場合においても撚回の程度を高
めることにより放射線遮蔽性能を向上することが
でき、MIケーブルの場合と同様の利点が十分に
発揮される。
次に本発明においてスリーブの製造工程の1例
としてスリーブ本体内を貫通する絶縁導体として
MIケーブルを使用した場合について説明する。
としてスリーブ本体内を貫通する絶縁導体として
MIケーブルを使用した場合について説明する。
すなわち第7図において、右端鍔部2側に近い
屈曲が始まる部分(固定区間の終端)にケーブ
ル4が貫通しうる貫通孔を有する固定貫通板(ケ
ーブル位置固定板)13を取付け、これを外力に
よりその位置を固定支持し、次にスリーブ全長の
ほぼ中間位置(左巻きら旋区間と右巻きら旋区
間との中間)に別のケーブル撚回用貫通板14
を取付ける。さらに、スリーブの左端部側に近い
屈曲が終る部分(固定区間の始端)に固定貫通
板(ケーブル位置固定板)15を取付ける。この
ようにした状態でケーブル撚回用貫通板14を一
方向(図では矢印を付した右向きに180゜の角度
で)回転させることによりこの貫通板14の左右
両側に近い部分からケーブルの撚回が円滑に進行
し、この貫通板14の左右両側において、その撚
回方向が夫々逆になるものである。この回撚時に
は撚回用貫通板14と固定貫通板15とは撚回と
ともに鍔部2の方向に適宜スライドさせる。
屈曲が始まる部分(固定区間の終端)にケーブ
ル4が貫通しうる貫通孔を有する固定貫通板(ケ
ーブル位置固定板)13を取付け、これを外力に
よりその位置を固定支持し、次にスリーブ全長の
ほぼ中間位置(左巻きら旋区間と右巻きら旋区
間との中間)に別のケーブル撚回用貫通板14
を取付ける。さらに、スリーブの左端部側に近い
屈曲が終る部分(固定区間の始端)に固定貫通
板(ケーブル位置固定板)15を取付ける。この
ようにした状態でケーブル撚回用貫通板14を一
方向(図では矢印を付した右向きに180゜の角度
で)回転させることによりこの貫通板14の左右
両側に近い部分からケーブルの撚回が円滑に進行
し、この貫通板14の左右両側において、その撚
回方向が夫々逆になるものである。この回撚時に
は撚回用貫通板14と固定貫通板15とは撚回と
ともに鍔部2の方向に適宜スライドさせる。
この方法によればMIケーブルのような金属シ
ースを有するケーブルを用いる場合又はプラスチ
ツクシースケーブルでも金属のケーブル保護管を
用いる場合に、その金属シース又は保護管に加え
られる歪を適度に調節しやすく、しかも加工装置
の能力(例えば回転角)の点でも極めて有利であ
る。
ースを有するケーブルを用いる場合又はプラスチ
ツクシースケーブルでも金属のケーブル保護管を
用いる場合に、その金属シース又は保護管に加え
られる歪を適度に調節しやすく、しかも加工装置
の能力(例えば回転角)の点でも極めて有利であ
る。
なお第7図では、全スリーブ間で右巻きら旋部
分と左巻きら旋部分とを各1個有する場合につい
て説明したが、第3図に示す如く右巻きら旋部分
と左巻きら旋部分とがそれぞれ交互に複数ある場
合についてもほぼ同様に行なえばよい。次にこの
場合について簡単に説明する。
分と左巻きら旋部分とを各1個有する場合につい
て説明したが、第3図に示す如く右巻きら旋部分
と左巻きら旋部分とがそれぞれ交互に複数ある場
合についてもほぼ同様に行なえばよい。次にこの
場合について簡単に説明する。
即ち第7図の場合と同様に右端鍔部側に近い屈
曲が始まる部分にケーブルが貫通しうる貫通孔を
有する固定貫通板(ケーブル位置固定用板)を取
付け、これを外力によりその位置を固定支持し、
スリーブ全長のほぼ中間位置に別のケーブル撚回
用貫通板を取付ける。この撚回用貫通板を外力に
より所望の角度(第3図のものを得るには360゜)
回転せしめる。次いでこの貫通板を外力によりそ
の状態に固定支持し、ケーブル左端の屈曲が終る
部分にケーブルを撚回するための別の撚回用貫通
板を取付け、上記と同様にして逆の方向に回転せ
しめる。従つて鍔部と対向する側にてケーブルは
撚回がほぼ元の状態にもどる。この場合回転方向
の切換を更に多くすることにより撚回の角度を
360゜から例えば180゜、120゜、90゜の如く自由に減ら
すことが出来る。このことは貫通板を回転させる
装置の能力の点で、極めて有利になる。
曲が始まる部分にケーブルが貫通しうる貫通孔を
有する固定貫通板(ケーブル位置固定用板)を取
付け、これを外力によりその位置を固定支持し、
スリーブ全長のほぼ中間位置に別のケーブル撚回
用貫通板を取付ける。この撚回用貫通板を外力に
より所望の角度(第3図のものを得るには360゜)
回転せしめる。次いでこの貫通板を外力によりそ
の状態に固定支持し、ケーブル左端の屈曲が終る
部分にケーブルを撚回するための別の撚回用貫通
板を取付け、上記と同様にして逆の方向に回転せ
しめる。従つて鍔部と対向する側にてケーブルは
撚回がほぼ元の状態にもどる。この場合回転方向
の切換を更に多くすることにより撚回の角度を
360゜から例えば180゜、120゜、90゜の如く自由に減ら
すことが出来る。このことは貫通板を回転させる
装置の能力の点で、極めて有利になる。
これに対し撚回の方向を所定個所にて逆転せし
めることなく一方向のみに撚回した場合には、撚
回の角度を大きくとる必要があると共に貫通板を
回転させる装置として回転角を十分にとりうる能
力のものが必要である。又ケーブル全長のある部
分に応力が集中しやすく、座屈或はケーブルシー
スに割れを生ずる原因となるなど好ましくない。
めることなく一方向のみに撚回した場合には、撚
回の角度を大きくとる必要があると共に貫通板を
回転させる装置として回転角を十分にとりうる能
力のものが必要である。又ケーブル全長のある部
分に応力が集中しやすく、座屈或はケーブルシー
スに割れを生ずる原因となるなど好ましくない。
すなわち、交互に右巻き螺旋と左巻き螺旋を形
成するように撚回した場合には、一方向巻き(右
巻き又は左巻きのどちらか一方)に撚回した場合
に比べて、撚回によつて絶縁導体の最も弱い部分
に受ける集中的局部歪は著しく小さい。従つて、
座屈や割れが防止される。
成するように撚回した場合には、一方向巻き(右
巻き又は左巻きのどちらか一方)に撚回した場合
に比べて、撚回によつて絶縁導体の最も弱い部分
に受ける集中的局部歪は著しく小さい。従つて、
座屈や割れが防止される。
撚回によつて各絶縁導体は捻れ歪を受けるが、
一方向巻きで1ピツチの撚回を行う場合を例にと
り上げると、1ピツチ間で各絶縁導体には1回転
の捻れを生じることになる。
一方向巻きで1ピツチの撚回を行う場合を例にと
り上げると、1ピツチ間で各絶縁導体には1回転
の捻れを生じることになる。
しかしながら、本発明で使用する「金属シース
を有する絶縁導体又は金属保護管内に挿通した絶
縁導体」は、金属シース又は金属保護管を有する
ので、これを撚回することにより捻れを与える
と、力学的に弱い部分に捻れ応力が集中し、そこ
が座屈したり割れが生じたりする。
を有する絶縁導体又は金属保護管内に挿通した絶
縁導体」は、金属シース又は金属保護管を有する
ので、これを撚回することにより捻れを与える
と、力学的に弱い部分に捻れ応力が集中し、そこ
が座屈したり割れが生じたりする。
ところが、一方向巻で撚回すると、第8図に示
す如く、各絶縁導体に1ピツチ間で一回転の捻れ
が生じるので、この一回転分の捻れ応力が1ピツ
チ間の最も弱い部分に集中する。
す如く、各絶縁導体に1ピツチ間で一回転の捻れ
が生じるので、この一回転分の捻れ応力が1ピツ
チ間の最も弱い部分に集中する。
すなわち、第8図は絶縁導体の1本に着目し均
一に撚回した状態を示す。第8図イは絶縁導体4
を仮想の同軸円筒20上に左巻き螺旋で1ピツチ
撚回した状態を示してある。第8図ロは、第8図
イにおける絶縁導体4のシース11が撚回につれ
てどのように捻れた状態になつているかを示して
いる。つまり、第8図イの絶縁導体4の左端aの
位置から右端に向つて、撚回の角度が90゜の位置
b、180゜の位置c、270゜の位置d、360゜の位置e
の夫々の位置におけるシース11の断面を第8図
ロに示している。シース11の各断面に示した●
印と×印とはシース11が1ピツチの撚回の間で
どのように捻れた状態になつているかを判りやす
く図示するために仮りに付けた仮想のしるしであ
り、●印の近くに付けた記号Tは左端の位置aで
の頂部を示し、×印の近くに付けた記号Bは位置
aでの底部を示している。位置bではTとBはそ
れぞれ90゜回転すなわち1/4回転していることを示
している。同様に、位置c,d,eではTとBは
それぞれ180゜(1/2回転)、270゜(3/4回転)、360゜
(1
回転)回転した状態になつている。
一に撚回した状態を示す。第8図イは絶縁導体4
を仮想の同軸円筒20上に左巻き螺旋で1ピツチ
撚回した状態を示してある。第8図ロは、第8図
イにおける絶縁導体4のシース11が撚回につれ
てどのように捻れた状態になつているかを示して
いる。つまり、第8図イの絶縁導体4の左端aの
位置から右端に向つて、撚回の角度が90゜の位置
b、180゜の位置c、270゜の位置d、360゜の位置e
の夫々の位置におけるシース11の断面を第8図
ロに示している。シース11の各断面に示した●
印と×印とはシース11が1ピツチの撚回の間で
どのように捻れた状態になつているかを判りやす
く図示するために仮りに付けた仮想のしるしであ
り、●印の近くに付けた記号Tは左端の位置aで
の頂部を示し、×印の近くに付けた記号Bは位置
aでの底部を示している。位置bではTとBはそ
れぞれ90゜回転すなわち1/4回転していることを示
している。同様に、位置c,d,eではTとBは
それぞれ180゜(1/2回転)、270゜(3/4回転)、360゜
(1
回転)回転した状態になつている。
したがつて、実際に一方向巻で撚回すると絶縁
導体に1ピツチ間で一回転の捻れが生じ、この一
回転分の捻れ応力が1ピツチ間の最も弱い部分に
集中し座屈又は割れが発生する。他方、本発明で
は、第9図に示す如く上記同一の1ピツチ間で右
巻きと左巻きの螺旋撚りであるので、1/2ピツチ
間で半回転分の捻れが生じるが、この1/2ピツチ
間で最も弱い部分に捻れ応力が集中したとして
も、その応力は1/2回転分の捻れによつて生じる
応力であり、上記の一方向巻きで生じる1回転分
の捻れ応力の1/2となる。すなわち、第9図は絶
縁導体の1本に着目し均一に撚回した状態を示
す。第9図イは第8図の場合と同様に絶縁導体4
仮想の同軸円筒20上に撚回した状態を示してい
るが、第8図イと異なるのは円筒20の左端から
右端に向つて1/2ピツチの区間では、右巻き螺旋
で撚回し、1/2ピツチの位置から右端までの区間
(1/2ピツチ)では右巻き螺旋で撚回した状態にな
つていることである。第9図ロは第8図ロの場合
のように第9図イにおける絶縁導体4のシース1
1が撚回につれてどのように捻れた状態になつて
いるかを示している。番号及び記号はいずれも第
8図と同じである。
導体に1ピツチ間で一回転の捻れが生じ、この一
回転分の捻れ応力が1ピツチ間の最も弱い部分に
集中し座屈又は割れが発生する。他方、本発明で
は、第9図に示す如く上記同一の1ピツチ間で右
巻きと左巻きの螺旋撚りであるので、1/2ピツチ
間で半回転分の捻れが生じるが、この1/2ピツチ
間で最も弱い部分に捻れ応力が集中したとして
も、その応力は1/2回転分の捻れによつて生じる
応力であり、上記の一方向巻きで生じる1回転分
の捻れ応力の1/2となる。すなわち、第9図は絶
縁導体の1本に着目し均一に撚回した状態を示
す。第9図イは第8図の場合と同様に絶縁導体4
仮想の同軸円筒20上に撚回した状態を示してい
るが、第8図イと異なるのは円筒20の左端から
右端に向つて1/2ピツチの区間では、右巻き螺旋
で撚回し、1/2ピツチの位置から右端までの区間
(1/2ピツチ)では右巻き螺旋で撚回した状態にな
つていることである。第9図ロは第8図ロの場合
のように第9図イにおける絶縁導体4のシース1
1が撚回につれてどのように捻れた状態になつて
いるかを示している。番号及び記号はいずれも第
8図と同じである。
第9図から明らかな如く、位置a,b,cでは
シース11の断面はそれぞれ0゜、90゜(1/4回転)、
180゜(1/2回転)捻れているが、位置d,eではそ
れぞれ90゜(1/4回転)、0゜(0回転)捻れているこ
とを示している。
シース11の断面はそれぞれ0゜、90゜(1/4回転)、
180゜(1/2回転)捻れているが、位置d,eではそ
れぞれ90゜(1/4回転)、0゜(0回転)捻れているこ
とを示している。
したがつて、この場合1ピツチ間で左巻きと右
巻き螺旋を交互に行うことにより、絶縁導体には
1/2回転の捻れしか生じないので、実際の撚回時
に絶縁導体が受ける捻れ応力は1/2回転分の応力
であり、一方向巻き撚回に比べて1/2の応力とな
り、座屈や割れの発生が極度に防止される。
巻き螺旋を交互に行うことにより、絶縁導体には
1/2回転の捻れしか生じないので、実際の撚回時
に絶縁導体が受ける捻れ応力は1/2回転分の応力
であり、一方向巻き撚回に比べて1/2の応力とな
り、座屈や割れの発生が極度に防止される。
つまり、一方向巻き撚回では絶縁導体の最も弱
い部分に捻れ応力が集中する場合には、そこに1
回転分の捻れ応力が集中するのに対して、左右交
互巻き撚回の場合(本発明)には、絶縁導体の最
も弱い部分に1/2回転分の捻れ応力しか集中しな
いことになり、座屈や割れの生じる可能性が著し
く低減される。
い部分に捻れ応力が集中する場合には、そこに1
回転分の捻れ応力が集中するのに対して、左右交
互巻き撚回の場合(本発明)には、絶縁導体の最
も弱い部分に1/2回転分の捻れ応力しか集中しな
いことになり、座屈や割れの生じる可能性が著し
く低減される。
さらに、本発明では左右交互巻き撚回であるの
で、この撚回の程度(撚回角)を自由に選択で
き、それによつて各絶縁導体が1/2ピツチ間で受
ける捻れ応力を小さくすることができる。すなわ
ち、絶縁導体に与える撚回角を1/2ピツチ間で180
度以下にすることができるので、それだけ各絶縁
導体が受ける捻れ角を小さくできる。その結果、
捻れ応力を小さくできる。したがつて絶縁導体の
耐加工性の大小などの種々の条件に応じて撚回角
を調整して適切な加工ができる利点がある。
で、この撚回の程度(撚回角)を自由に選択で
き、それによつて各絶縁導体が1/2ピツチ間で受
ける捻れ応力を小さくすることができる。すなわ
ち、絶縁導体に与える撚回角を1/2ピツチ間で180
度以下にすることができるので、それだけ各絶縁
導体が受ける捻れ角を小さくできる。その結果、
捻れ応力を小さくできる。したがつて絶縁導体の
耐加工性の大小などの種々の条件に応じて撚回角
を調整して適切な加工ができる利点がある。
なお上記製造工程の説明において貫通板として
ケーブルが貫通しうる孔を有する板状体を用いた
が撚回後この板状体を撤去したい場合にはケーブ
ルが貫通しうる格子体の枠体を用い、撚回使用後
格子を構成する棧をはずすことにより枠体を解体
すればよい。このようにすればスリーブ本体内へ
の遮蔽材の充填が容易となるなどの利点がある。
ケーブルが貫通しうる孔を有する板状体を用いた
が撚回後この板状体を撤去したい場合にはケーブ
ルが貫通しうる格子体の枠体を用い、撚回使用後
格子を構成する棧をはずすことにより枠体を解体
すればよい。このようにすればスリーブ本体内へ
の遮蔽材の充填が容易となるなどの利点がある。
以上2つの例でスリーブの鍔部の貫通したケー
ブルに撚回を与えるスリーブの製造工程を示した
がこれは絶縁導体がMIケーブルであり、その端
末としてスリーブ製造の前工程としてケーブルと
一体化したコネクターの取付加工が行われる場合
に一般に採用される。一方このような端末の前工
程がない場合には予めケーブル(または保護管)
に撚回をあたえておいて鍔部に取付ければよい。
その1例として第4図に示す如く絶縁導体をブロ
ツク別に分けて撚回をあたえる場合には、予め絶
縁導体をブロツク毎に撚回を与えた後(またはこ
のブロツク別の場合も前述の如く、MIケーブル
や金属保護管を1本毎に予じめ撚回賦形しこれを
スリーブ内に組立てることができる)、右側鍔部
側に取付けることが出来るため加工装置の能力の
点で更に有利となりケーブルの座屈やシース割れ
を回避出来るので加工上好ましい。
ブルに撚回を与えるスリーブの製造工程を示した
がこれは絶縁導体がMIケーブルであり、その端
末としてスリーブ製造の前工程としてケーブルと
一体化したコネクターの取付加工が行われる場合
に一般に採用される。一方このような端末の前工
程がない場合には予めケーブル(または保護管)
に撚回をあたえておいて鍔部に取付ければよい。
その1例として第4図に示す如く絶縁導体をブロ
ツク別に分けて撚回をあたえる場合には、予め絶
縁導体をブロツク毎に撚回を与えた後(またはこ
のブロツク別の場合も前述の如く、MIケーブル
や金属保護管を1本毎に予じめ撚回賦形しこれを
スリーブ内に組立てることができる)、右側鍔部
側に取付けることが出来るため加工装置の能力の
点で更に有利となりケーブルの座屈やシース割れ
を回避出来るので加工上好ましい。
本発明において絶縁導体として特にMIケーブ
ルを用いることが望ましいが、MIケーブルとし
ては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、ま
たはシリカなどの粉末を絶縁体とし、ステンレス
鋼、銅またはインコネルなどの耐食性金属パイプ
をシースとするものが好適である。導体としては
電力、制御用、計測用などにより銅合金、コンス
タンタン、アルメル、クロメルなどを選定する。
線心数については特に限定しないが前述したよう
にMIケーブルの場合絶縁導体自体の放射線漏洩
問題の解決は比較的容易なので多心ケーブルを使
用できる点が特長である。またMIケーブルの端
末を気密シールして用いた場合ケーブル自体を貫
通導体として使用出来る点も大きな長所である。
即ちシースとして金属パイプを持たない一般の絶
縁導体ではそれ自体を気密シールできないのでス
リーブ端部などで端末を加工した上で絶縁性の無
機または有機材料を用いハーメチツクシールなど
の気密構造をとるなどの厄介な手段をとらなけれ
ばならないのである。
ルを用いることが望ましいが、MIケーブルとし
ては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、ま
たはシリカなどの粉末を絶縁体とし、ステンレス
鋼、銅またはインコネルなどの耐食性金属パイプ
をシースとするものが好適である。導体としては
電力、制御用、計測用などにより銅合金、コンス
タンタン、アルメル、クロメルなどを選定する。
線心数については特に限定しないが前述したよう
にMIケーブルの場合絶縁導体自体の放射線漏洩
問題の解決は比較的容易なので多心ケーブルを使
用できる点が特長である。またMIケーブルの端
末を気密シールして用いた場合ケーブル自体を貫
通導体として使用出来る点も大きな長所である。
即ちシースとして金属パイプを持たない一般の絶
縁導体ではそれ自体を気密シールできないのでス
リーブ端部などで端末を加工した上で絶縁性の無
機または有機材料を用いハーメチツクシールなど
の気密構造をとるなどの厄介な手段をとらなけれ
ばならないのである。
なおMIケーブルを用いない場合であつても、
絶縁導体として放射線漏洩量が比較的少ないもの
を選ぶとか、他の絶縁導体自体の漏洩防止対策を
併用することにより本発明の目的は達せられるの
で、本発明はMIケーブルに限定されないことは
いうまでもない。
絶縁導体として放射線漏洩量が比較的少ないもの
を選ぶとか、他の絶縁導体自体の漏洩防止対策を
併用することにより本発明の目的は達せられるの
で、本発明はMIケーブルに限定されないことは
いうまでもない。
本発明において、スリーブ本体内を貫通する絶
縁導体の本数は特に限定されないが少くとも6本
以上通常は10本以上の多本数を貫通せしめるもの
である。
縁導体の本数は特に限定されないが少くとも6本
以上通常は10本以上の多本数を貫通せしめるもの
である。
本発明におけるスリーブ本体内にて行う絶縁導
体の撚回角については、導体のサイズ或は撚回の
中心線からの距離に依存するため、これを限定す
ることは出来ないが、通常は右巻き、左巻きとも
に45゜以上好ましくは90゜以上の回転角であること
が望ましい。また撚回方向が逆転する箇所は夫々
の絶縁導体について1箇所以上あればよく、特に
限定するものではない。なお撚回はスリーブ本体
内の全長に亘つて行う必要はなく少くともスリー
ブ本体内の遮蔽材充填部分の2/3以上であればよ
い。
体の撚回角については、導体のサイズ或は撚回の
中心線からの距離に依存するため、これを限定す
ることは出来ないが、通常は右巻き、左巻きとも
に45゜以上好ましくは90゜以上の回転角であること
が望ましい。また撚回方向が逆転する箇所は夫々
の絶縁導体について1箇所以上あればよく、特に
限定するものではない。なお撚回はスリーブ本体
内の全長に亘つて行う必要はなく少くともスリー
ブ本体内の遮蔽材充填部分の2/3以上であればよ
い。
又絶縁導体の外周に充填する遮蔽材は密度が大
きく均一に充填できるものであればよく、且つそ
の密度によりスリーブ本体内の全長にわたつて充
填しなくてよく、部分的に充填し十分な遮蔽効果
をあげることも出来る。又絶縁導体を例えば金属
管に挿通せしめるなど他の薄肉の物質を介在せし
めて遮蔽材と接触せしめてもよい。なお遮蔽材は
単一種類のものでなく、二種類を混合したものを
使用してもよい。
きく均一に充填できるものであればよく、且つそ
の密度によりスリーブ本体内の全長にわたつて充
填しなくてよく、部分的に充填し十分な遮蔽効果
をあげることも出来る。又絶縁導体を例えば金属
管に挿通せしめるなど他の薄肉の物質を介在せし
めて遮蔽材と接触せしめてもよい。なお遮蔽材は
単一種類のものでなく、二種類を混合したものを
使用してもよい。
以上詳述した如く本発明は高強度の放射線に対
し優れた遮蔽性を有し、その信頼性が極めて高い
と共に製作上有利である等顕著な効果を有する。
し優れた遮蔽性を有し、その信頼性が極めて高い
と共に製作上有利である等顕著な効果を有する。
第1図及び第2図は従来の電気的貫通スリーブ
の1例を示すものであり、Aは側断面図、Bは鍔
部方向からの側面図、第3図及び第4図は本発明
電気的貫通スリーブの1例を示すものであり、A
は側断面図、Bは鍔部方向からの側面図、第5図
及び第6図は本発明における貫通導体の他の例を
示す断面図、第7図は本発明におけるスリーブの
製造工程を説明するための要部斜視図であり、第
8図は従来技術による電気的貫通スリーブを構成
する絶縁導体の1本を均一に撚回した場合の状態
を説明するための説明図であり、第9図は、本発
明の一実施例による電気的貫通スリーブを構成す
る絶縁導体の1本を均一に撚回した場合の状態を
説明するための説明図である。 1……スリーブ本体、2……鍔部、3……遮蔽
材、4……絶縁導体、5……段差部分、6……中
心部、7……右巻きら旋部、8……左巻きら旋
部、9……芯線、10……絶縁体、11……シー
ス、12……外部導体、13……固定貫通板、1
4……ケーブル撚回用貫通板、15……固定貫通
板。
の1例を示すものであり、Aは側断面図、Bは鍔
部方向からの側面図、第3図及び第4図は本発明
電気的貫通スリーブの1例を示すものであり、A
は側断面図、Bは鍔部方向からの側面図、第5図
及び第6図は本発明における貫通導体の他の例を
示す断面図、第7図は本発明におけるスリーブの
製造工程を説明するための要部斜視図であり、第
8図は従来技術による電気的貫通スリーブを構成
する絶縁導体の1本を均一に撚回した場合の状態
を説明するための説明図であり、第9図は、本発
明の一実施例による電気的貫通スリーブを構成す
る絶縁導体の1本を均一に撚回した場合の状態を
説明するための説明図である。 1……スリーブ本体、2……鍔部、3……遮蔽
材、4……絶縁導体、5……段差部分、6……中
心部、7……右巻きら旋部、8……左巻きら旋
部、9……芯線、10……絶縁体、11……シー
ス、12……外部導体、13……固定貫通板、1
4……ケーブル撚回用貫通板、15……固定貫通
板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 放射線遮蔽壁貫通スリーブ本体内に複数本の
絶縁導体を貫通せしめる電気的貫通スリーブにお
いて、該スリーブ本体内に、金属シースを有する
絶縁導体又は金属保護管内に挿通した絶縁導体を
複数本その長手方向に沿つて所定間隔毎に所望の
ピツチによる右巻きら旋及び左巻きら旋を交互に
形成せしめて同心状に撚回し、その外周に遮蔽材
を充填したことを特徴とする放射線遮蔽壁用電気
的貫通スリーブ。 2 金属シースを有する絶縁導体が導体芯線の外
周に間隙部を設けて金属シースを被覆し、該間隙
部に無機物質粉末を充填したことを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の放射線遮蔽壁用電気的
貫通スリーブ。 3 金属保護管内に挿通した絶縁導体が金属管内
に挿通したゴム・プラスチツク絶縁導体であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射
線遮蔽壁用電気的貫通スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3940580A JPS56136107A (en) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | Electric through sleeve |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3940580A JPS56136107A (en) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | Electric through sleeve |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56136107A JPS56136107A (en) | 1981-10-24 |
| JPH022365B2 true JPH022365B2 (ja) | 1990-01-17 |
Family
ID=12552074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3940580A Granted JPS56136107A (en) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | Electric through sleeve |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56136107A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6073315U (ja) * | 1983-10-26 | 1985-05-23 | 三菱重工業株式会社 | ケ−ブル貫通構造 |
| JPS60113614A (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-20 | 古河電気工業株式会社 | 放射線遮蔽壁用電気的貫通スリ−ブ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53143992A (en) * | 1977-05-21 | 1978-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | Cable peneration sleeve |
| JPS53146089A (en) * | 1977-05-23 | 1978-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | Cable penetrating device |
-
1980
- 1980-03-27 JP JP3940580A patent/JPS56136107A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56136107A (en) | 1981-10-24 |
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